JP2008097192A - 工作機械の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オペレータがより安心して作業することができる工作機械の制御装置を提供する。
【解決手段】工作機械の制御装置1は、移動体の動作指令を基に送り機構部の作動を制御して移動体の移動位置を制御する駆動制御部13と、移動体及び構造体のモデルデータを記憶するモデルデータ記憶部15と、移動体の移動位置などを基に、移動体を移動位置に移動させた状態のモデルデータを生成し、生成したモデルデータに応じた画像データを生成して画面表示装置47に画面表示させる画面表示処理部20とを備える。画面表示処理部20は、移動体を画面表示する際の基準となる位置であって、移動体の、構造体と干渉する恐れのある部分に設定された表示基準位置と、画面表示装置47の画面表示領域の中心位置とが一致するように画像データを生成して画面表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体と、前記移動体を駆動して移動させる送り機構部と、前記移動体の移動領域内に配設された構造体と、画像データの表示を行うための画面表示手段とを備えた工作機械に設けられ、前記移動体の移動に応じた、前記移動体及び構造体の画像データを生成して前記画面表示手段に画面表示させる工作機械の制御装置に関する。
前記工作機械の制御装置として、従来、例えば、特開平5−19837号公報に開示されたものが知られており、この制御装置は、例えば、ワークをそれぞれ保持する第1主軸及び第2主軸と、工具をそれぞれ保持する第1刃物台及び第2刃物台と、第1刃物台及び第2刃物台をそれぞれ所定の送り方向に移動させる送り機構部と、ワーク及び工具の画像データを画面表示するためのディスプレイなどを備えた旋盤に設けられる。
前記制御装置は、例えば、第1刃物台の工具で第1主軸のワークが、第2刃物台の工具で第2主軸のワークが加工される場合、ディスプレイの画面表示領域を2つの表示領域に分割して、一方の表示領域に第1主軸のワーク及び第1刃物台の工具を、他方の表示領域に第2主軸のワーク及び第2刃物台の工具をそれぞれ表示する。
尚、前記制御装置は、各工具をディスプレイに画面表示させるに当たり、加工プログラムから各工具(各刃物台)の動作指令を認識し、認識した動作指令に係る移動位置に工具を移動させた状態の画像データを生成してディスプレイのそれぞれの表示領域に画面表示させる。また、各表示領域の中央部にはワークが固定された状態で常に表示されるようになっており、各工具は、ディスプレイの画面表示領域の都合上、ワーク近傍の一定領域内に位置しているときのみ画面表示されるようになっている。
そして、工作機械のオペレータは、ディスプレイの表示画面を通して各工具の動作を確認することで、工具とワークの位置関係や工具の移動状況、工具によるワークの加工状況を確認し、工具とワークとが相互に干渉するか否かなどを確認することができる。
特開平5−19837号公報
しかしながら、上記従来の制御装置では、工具がワークから離れているときには、ワークのみがディスプレイに画面表示されて工具がディスプレイに画面表示されないため、オペレータは、工具がどのような状況下にあるのかを認識することができず、不安感を抱くという問題があった。工具とワークが離れていれば、通常、これらが干渉する恐れはないと考えられるものの、どういう状況にあるのかをオペレータが常に確認することができる方が好ましい。また、例えば、工具がワークの端部を加工している場合、加工部分が表示領域の端部に表示されることがあり、当該加工部分を確認し難いという問題もある。
本発明は、以上の実情に鑑みなされたものであって、オペレータがより安心して作業することができる工作機械の制御装置の提供をその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、
1つの移動体と、前記移動体を駆動して移動させる送り機構部と、前記移動体の移動可能な領域内に配設された1以上の構造体と、画像データの表示を行うための画面表示手段とを備えた工作機械に設けられる制御装置であって、
前記移動体の動作指令を基に前記送り機構部の作動を制御して前記移動体の少なくとも移動位置を制御する制御実行処理部と、
前記移動体及び構造体の2次元モデル又は3次元モデルに関するデータであり、これら移動体及び構造体の形状を定義する形状データを少なくとも含んだモデルデータを記憶するモデルデータ記憶部と、
前記制御実行処理部から前記移動体の移動位置を受信し、受信した移動位置、及び前記モデルデータ記憶部に格納されたモデルデータを基に、前記移動体を前記移動位置に移動させた状態のモデルデータを生成するとともに、生成したモデルデータに応じた2次元画像データ又は3次元画像データを生成して前記画面表示手段に画面表示させる画面表示処理部とを備えてなり、
前記画面表示処理部は、前記画像データを生成して画面表示させるに当たり、前記移動体を画面表示する際の基準となる位置であって、前記移動体の、前記構造体と干渉する恐れのある部分に予め設定された表示基準位置と、前記画面表示手段の画面表示領域の中心位置とが一致するように前記画像データを生成して画面表示させるように構成されてなることを特徴とする工作機械の制御装置に係る。
この発明によれば、まず、移動体及び構造体の2次元モデル又は3次元モデルに関するデータであって、これら移動体及び構造体の形状を定義する形状データを少なくとも含んだモデルデータが、予め適宜生成された後、モデルデータ記憶部に格納される。
尚、前記移動体及び構造体としては、例えば、工作機械が旋盤である場合には、ベッド、ベッド上に配設された主軸台、主軸台によって回転自在に支持された主軸、主軸に取り付けられ、ワークを保持するチャック、ワーク、ベッド上に移動可能に配設されたサドル、サドル上に配設され、工具を保持する刃物台、工具、ベッド上に移動可能に配設された心押台、心押台に保持された心押軸などが該当し、工作機械がマシニングセンタである場合には、ベッド、ベッド上に配設されたコラム、コラムに移動可能に支持された主軸頭、主軸頭によって回転自在に支持され、工具を保持する主軸、工具、ベッド上に移動可能に配設され、ワークを保持するテーブル、ワークなどが該当する。また、更に、工作機械には、一般的に、切りくずや切削液などの侵入を防止すべく、カバー体が適宜設けられるため、このようなカバー体を含めても良い。
また、工作機械を構成するすべての移動体及び構造体のモデルデータを格納する必要はなく、画面表示手段に画面表示する移動体及び構造体のモデルデータを少なくとも格納すれば良い。具体的には、例えば、旋盤において、工具及びワークを画面表示する場合には、工具及びワークのモデルデータを格納すれば良く、また、刃物台,工具,主軸台,主軸,チャック,ワーク,心押台及び心押軸を画面表示する場合には、刃物台,工具,主軸台,主軸,チャック,ワーク,心押台及び心押軸のモデルデータを格納すれば良い。また、例えば、マシニングセンタにおいて、工具及びワークを画面表示する場合には、上記と同様に、工具及びワークのモデルデータを格納し、主軸頭,主軸,工具,テーブル及びワークを画面表示する場合には、主軸頭,主軸,工具,テーブル及びワークのモデルデータを格納すれば良い。
また、前記モデルデータは、移動体及び構造体の実際の大きさで生成されていても、移動体及び構造体の実際の大きさよりも少し大き目に生成されていても良い。
そして、制御実行処理部により、移動体の自動運転や手動運転に係る動作指令を基に送り機構部の作動が制御されて、少なくとも移動位置が制御されつつ移動体が移動せしめられると、画面表示処理部は、制御実行処理部から受信した移動体の移動位置、及びモデルデータ記憶部に格納されたモデルデータを基に、移動体を前記移動位置に移動させた状態のモデルデータを生成し、生成したモデルデータに応じた2次元画像データ又は3次元画像データを画面表示手段に画面表示させる処理を行う。
尚、前記画像データは、移動体を画面表示する際の基準となる位置であって、移動体の、構造体と干渉する恐れのある部分に予め設定された表示基準位置と、画面表示手段の画面表示領域の中心位置とが一致するように構成され、これにより、移動体の、構造体と干渉する恐れのある部分を常に画面表示手段の表示画面の中央部に表示することができる。
また、前記表示基準位置は、例えば、移動体が工具である場合にはその先端位置、移動体がサドル,刃物台,心押台,心押軸,主軸頭,主軸,テーブル,ワークなどである場合にはこれらの端面や重心位置に設定することなどが考えられるが、これに限られるものではなく、移動体の、構造体と干渉する恐れのある部位の外面やその内部領域など、移動体を効果的に表示することが可能な部分であれば、どこに設定しても良い。
斯くして、本発明に係る工作機械の制御装置によれば、画面表示処理部が、移動体の表示基準位置と画面表示手段の画面表示領域の中心位置とが一致するように構成された画像データを生成して画面表示手段に画面表示させるようにしたので、移動体と構造体との間の距離が離れていても、移動体の、構造体と干渉する恐れのある部分を常に画面表示手段の表示画面の中央部に表示することができ、オペレータは、画面表示手段の表示画面を通して、移動体と構造体の位置関係や移動体の移動状況、工具によるワークの加工状況などを常に把握することができる。これにより、オペレータは、移動体と構造体とが相互に干渉するか否かなどを常時確認することができ、常に安心して作業を行うことができる。
尚、前記制御装置は、前記移動体を複数備えた工作機械に設けられていても良く、この場合、前記画面表示処理部は、前記画像データを生成して画面表示させるに当たり、前記生成したモデルデータを基に、前記複数の移動体の内、移動している移動体を確認し、移動している移動体を複数確認した場合には、前記確認した各移動体がそれぞれ表示されるように前記画面表示手段の画面表示領域を複数の表示領域に分割し、この分割した各表示領域の中心位置と、前記各移動体を画面表示する際の基準となる位置であって、これら各移動体の、前記構造体と干渉する恐れのある部分に予め設定された表示基準位置とがそれぞれ一致するように前記画像データを生成して画面表示させる一方、移動している移動体を1つ確認した場合には、前記画面表示手段の画面表示領域の中心位置と、前記確認した移動体を画面表示する際の基準となる位置であって、この移動体の、前記構造体と干渉する恐れのある部分に予め設定された表示基準位置とが一致するように前記画像データを生成して画面表示させるように構成される。
このようにすれば、複数の移動体の移動が確認された場合には、確認された各移動体がそれぞれ表示されるように画面表示手段の画面表示領域が複数の表示領域に分割され、この分割された各表示領域の中心位置と、確認された各移動体の表示基準位置とがそれぞれ一致するように画像データが生成されて画面表示され、1つの移動体の移動が確認された場合には、画面表示手段の画面表示領域の中心位置と、確認された移動体の表示基準位置とが一致するように画像データが生成されて画面表示される。したがって、上記と同様、オペレータは、移動体の位置などを常に把握し、常に安心して作業を行うことができる。
また、前記画面表示処理部は、前記画面表示手段に画面表示される表示画像を、前記画面表示手段に前記複数の移動体をそれぞれ画面表示する第1表示形式、又は、前記画面表示手段に前記移動体の1つを画面表示する第2表示形式のどちらで表示するのかに関する表示形式特定信号、及び前記第2表示形式で表示するときにどの移動体を表示するのかに関する移動体特定信号を、外部から受け付けるように構成され、更に、前記画像データを生成して画面表示させるに当たり、前記表示形式特定信号を基にどちらの表示形式で表示させるのかを認識して、認識した表示形式が前記第1表示形式である場合には、前記画面表示手段の画面表示領域を前記各移動体がそれぞれ表示されるように複数の表示領域に分割し、この分割した各表示領域の中心位置と、前記各移動体を画面表示する際の基準となる位置であって、前記各移動体の、前記構造体と干渉する恐れのある部分に予め設定された表示基準位置とがそれぞれ一致するように前記画像データを生成して画面表示させる一方、前記認識した表示形式が前記第2表示形式である場合には、前記移動体特定信号を基にどの移動体を表示するのかを更に認識して、前記画面表示手段の画面表示領域の中心位置と、前記認識した移動体を画面表示する際の基準となる位置であって、前記移動体の、前記構造体と干渉する恐れのある部分に予め設定された表示基準位置とが一致するように前記画像データを生成して画面表示させるように構成されていても良い。
この場合、第1表示形式の場合には、各移動体がそれぞれ表示されるように画面表示手段の画面表示領域が複数の表示領域に分割され、この分割された各表示領域の中心位置と各移動体の表示基準位置とがそれぞれ一致するように画像データが生成されて画面表示され、第2表示形式の場合には、画面表示手段の画面表示領域の中心位置と、表示すべく選択された1つの移動体の表示基準位置とが一致するように画像データが生成されて画面表示されるので、このようにしても、上記と同様、オペレータは、移動体の位置などを常に把握し、常に安心して作業を行うことができる。
また、前記制御装置は、前記移動体の表示基準位置を設定する表示基準位置設定処理部を更に備え、前記画面表示処理部は、前記画像データを生成して画面表示させるに当たり、前記表示基準位置設定処理部により設定された表示基準位置を基に前記画像データを生成して画面表示させるように構成されていても良い。このようにすれば、例えば、オペレータが表示基準位置設定処理部に外部から入力した信号に基づいて表示基準位置を設定することができるなど、表示基準位置をオペレータが任意に設定したり、適宜設定変更することができ、使い勝手が向上する。
また、前記制御装置は、前記制御実行処理部から前記移動体の移動位置を受信し、受信した移動位置、及び前記モデルデータ記憶部に格納されたモデルデータを基に、前記移動体を前記移動位置に移動させた状態のモデルデータを生成して、前記移動体と構造体とが相互に干渉するか否かを確認し、干渉すると判断した場合には、前記生成したモデルデータを基に前記移動体の、前記構造体との干渉位置を認識して、認識した干渉位置を前記表示基準位置設定処理部に送信するとともに、アラーム信号を前記制御実行処理部に送信する干渉確認処理部を更に備え、前記表示基準位置設定処理部は、前記干渉確認処理部から前記干渉位置を受信すると、受信した干渉位置を基に、前記表示基準位置を、前記移動体の、前記構造体との干渉位置に設定するように構成され、前記制御実行処理部は、前記干渉確認処理部から前記アラーム信号を受信すると、前記移動体の移動を停止させるように構成されていても良い。
この場合、制御実行処理部により送り機構部の作動が制御されて移動体が移動せしめられると、干渉確認処理部は、制御実行処理部から受信した移動体の移動位置、及びモデルデータ記憶部に格納されたモデルデータを基に、移動体を前記移動位置に移動させた状態のモデルデータを生成して移動体と構造体とが相互に干渉するか否かを確認する処理を行う。
移動体と構造体とが干渉するか否かについては、例えば、移動体のモデルデータと構造体のモデルデータとの間で接触又は重なり合う部分が存在するか否かを基に判断する。モデルデータ間で接触又は重なり合う部分が生じている場合には、移動体と構造体とが干渉すると判断される。また、移動体及び構造体が工具及びワークであり、これらのモデルデータが重なり合っている場合には、この重なり合いが、工具の刃部とワークとの間に生じたものでなければ、当該工具とワークとが干渉すると判断される。
このような干渉確認の結果、移動体と構造体とが干渉すると判断すると、前記生成したモデルデータを基に移動体の、構造体との干渉位置を認識して、認識した干渉位置を表示基準位置設定処理部に送信するとともに、アラーム信号を制御実行処理部に送信する。この干渉位置を受信した表示基準位置設定処理部は、受信した干渉位置を基に、表示基準位置を、移動体の、構造体との干渉位置に設定し、このアラーム信号を受信した制御実行処理部は、送り機構部の作動を停止して移動体の移動を停止させる。
このように、表示基準位置設定処理部が干渉位置を受信すると、表示基準位置を構造体との干渉位置に設定することで、移動体の干渉部分を画面表示手段の表示画面の中央部に表示することができ、干渉部分をより容易に特定することができるなど、オペレータの作業の効率化を図ることができる。
また、前記制御装置は、前記制御実行処理部から前記移動体の少なくとも現在位置を受信し、受信した現在位置を基に、予め設定された時間経過後における前記移動体の移動位置を推定する移動位置推定部を更に備え、前記画面表示処理部及び干渉確認処理部は、前記移動体を移動させた状態のモデルデータを生成するに当たり、前記移動位置推定部から前記移動体の推定移動位置を受信し、受信した推定移動位置、及び前記モデルデータ記憶部に格納されたモデルデータを基に、前記移動体を前記推定移動位置に移動させた状態のモデルデータを生成するように構成されていても良い。
このようにすれば、移動位置推定部によって推定された、予め設定された時間経過後における移動体の移動位置を基に、画像データを生成して画面表示したり、移動体と構造体とが相互に干渉するか否かを確認することができ、制御実行処理部による制御の下、送り機構部が駆動されて移動体が実際に移動する前に、移動体と構造体の位置関係や移動体の移動状況を予め確認したり、干渉の有無を予め確認することができる。これにより、干渉が生じるのを確実に防止することができるなど各種作業を行うのに好都合である。
ここで、前記推定移動位置は、例えば、移動体の現在位置と現在速度とを基に推定したり、移動体の現在位置と、加工プログラムの解析により得られた移動体の動作指令や手動操作に係る移動体の動作指令とを基に推定することができる。
このように、本発明に係る工作機械の制御装置によれば、従来のように、ワーク(構造体)を基準とした画像データを生成して画面表示させるのではなく、移動体を基準とした画像データを生成して画面表示させるようにしたので、移動体と構造体との間の距離に関係なく、移動体の、構造体と干渉する恐れのある部分を常に画面表示することができ、オペレータに移動体と構造体の位置関係や移動体の移動状況、工具によるワークの加工状況などを常に把握させて、常に安心して作業させることができる。
また、表示基準位置設定処理部を設けて、表示基準位置をオペレータが任意に設定可能にしたり、干渉確認処理部から干渉位置を受信したときに表示基準位置を構造体との干渉位置に設定するようにすれば、使い勝手を向上させることができる。また、移動位置推定部によって推定された移動体の移動位置を基に移動体の画面表示や干渉確認を行うようにすれば、移動体が実際に移動する前に移動体の画面表示や干渉確認を行うことができ、各種作業を行うのに好都合である。
以下、本発明の具体的な実施形態について、添付図面に基づき説明する。尚、図1は、本発明の一実施形態に係る工作機械の制御装置などの概略構成を示したブロック図である。
図1に示すように、本例の工作機械の制御装置(以下、単に制御装置という)1は、プログラム記憶部11,プログラム解析部12,駆動制御部13,移動位置推定部14,モデルデータ記憶部15,干渉データ記憶部16,干渉確認処理部17,表示基準位置設定処理部18,表示基準位置データ記憶部19及び画面表示処理部20などから構成され、例えば、図2に示したNC旋盤30に設けられる。
まず、前記NC旋盤30について説明すると、このNC旋盤30は、図1及び図2に示すように、ベッド31と、ベッド31上に配設された主軸台(図示せず)と、主軸台(図示せず)によって水平軸中心に(Z軸回りに)回転自在に支持された主軸32と、主軸32に取り付けられたチャック33と、Z軸方向に移動可能にベッド31上に配設された第1サドル34と、Z軸と水平面内で直交するY軸方向に移動可能に第1サドル34上に配設された第2サドル35と、Y軸及びZ軸の双方と直交するX軸方向に移動可能に第2サドル35上に配設された上刃物台36と、Z軸方向に移動可能にベッド31上に配設された第3サドル37と、X軸方向に移動可能に第3サドル37上に配設された下刃物台38と、第1サドル34をZ軸方向に移動させる第1送り機構部39と、第2サドル35をY軸方向に移動させる第2送り機構部40と、上刃物台36をX軸方向に移動させる第3送り機構部41と、第3サドル37をZ軸方向に移動させる第4送り機構部42と、下刃物台38をX軸方向に移動させる第5送り機構部43と、主軸32を軸中心に回転させる主軸モータ44と、前記制御装置1に接続した操作盤45と、各送り機構部39,40,41,42,43及び主軸モータ44の作動を制御する前記制御装置1などを備える。
前記チャック33は、チャック本体33aと、ワークWを把持する複数の把持爪33bとからなる。前記上刃物台36は、刃物台本体36aと、工具T1を保持する工具主軸36bとを備え、前記下刃物台38は、刃物台本体38aと、工具T2を保持するタレット38bとを備える。また、工具T1は、バイトなどの旋削工具であり、工具本体Taと、ワークWを加工するためのチップ(刃部)Tbとから構成され、下刃物台38に装着された工具T2は、ドリルやエンドミルなどの回転工具であり、工具本体Taと、ワークWを加工するための刃部Tbとから構成される。
前記操作盤45は、制御装置1に対して各種信号を入力するための操作キーや、制御装置1に対してパルス信号を入力するための手動パルス発生器などの入力装置46と、制御装置1による制御状態などを画面表示するための画面表示装置47などからなる。
前記操作キーには、運転モードを自動運転や手動運転に切り換えるための運転モード選択スイッチ、送り軸(X軸,Y軸及びZ軸)を選択するための送り軸切換スイッチ、送り軸切換スイッチによって選択された送り軸方向に第1サドル34,第2サドル35,上刃物台36,第3サドル37又は下刃物台38を移動させるための移動ボタン、送りオーバライドを調整するための調整ツマミ、画面表示装置47に画面表示される表示画像を全体表示,分割表示又は選択表示に切り換えるための表示形式選択ボタン、後述する表示基準位置を設定するための設定ボタンなどが含まれており、これら運転モード選択スイッチ、送り軸切換スイッチ、移動ボタン、調整ツマミ、表示形式選択ボタン,設定ボタンからの信号は制御装置1に送信されるようになっている。
尚、前記全体表示とは、例えば、チャック33、ワークW、各工具T1,T2、工具主軸36bの一部、タレット38bの一部などを含む全体画像を1つの画面表示領域Hに表示することであり(図7参照)、前記分割表示とは、例えば、画面表示領域を2つの表示領域H1,H2に分割してその各表示領域に各工具T1,T2などの画像をそれぞれ表示することであり(図8、図11(a)参照)、前記選択表示とは、例えば、任意に選択された方の工具T1,T2などの画像を1つの画面表示領域Hに表示することである(図9、図10、図11(b)、図11(c)参照)。
前記手動パルス発生器は、送り軸(X軸,Y軸及びZ軸)を選択するための送り軸切換スイッチや、1パルス当たりの移動量を切り換えるための倍率切換スイッチ、軸中心に回転せしめられることによりその回転量に応じたパルス信号を生成するパルスハンドルなどを備えており、これら送り軸切換スイッチや、倍率切換スイッチ、パルスハンドルからの操作信号は制御装置1に送信されるようになっている。
次に、前記制御装置1について説明する。上述のように、この制御装置1は、プログラム記憶部11,プログラム解析部12,駆動制御部13,移動位置推定部14,モデルデータ記憶部15,干渉データ記憶部16,干渉確認処理部17,表示基準位置設定処理部18,表示基準位置データ記憶部19及び画面表示処理部20を備える。尚、前記プログラム記憶部11,プログラム解析部12,駆動制御部13が特許請求の範囲に言う制御実行処理部として機能する。
前記プログラム記憶部11には、予め作成されたNCプログラムが格納される。前記プログラム解析部12は、プログラム記憶部11に格納されたNCプログラムをブロック毎に順次解析して、上刃物台36(第1サドル34,第2サドル35)の移動位置や送り速度、下刃物台38(第3サドル37)の移動位置や送り速度、主軸モータ44の回転速度などに関する動作指令を抽出し、抽出した動作指令を駆動制御部13及び移動位置推定部14に送信する。
前記駆動制御部13は、運転モード選択スイッチが自動運転であるときには、プログラム解析部12から受信した動作指令を基に主軸32の回転や各刃物台36,38の移動などを制御する。具体的には、主軸32の回転については、前記主軸モータ44からフィードバックされる現在回転速度データ及び動作指令を基に制御信号を生成し、生成した制御信号を主軸モータ44に送信してこれを制御する。また、上刃物台36の移動については、各送り機構部39,40,41からフィードバックされる上刃物台36の現在位置データ及び動作指令を基に制御信号を生成し、生成した制御信号を各送り機構部39,40,41に送信してこれを制御する。また、下刃物台38の移動については、各送り機構部42,43からフィードバックされる下刃物台38の現在位置データ及び動作指令を基に制御信号を生成し、生成した制御信号を各送り機構部42,43に送信してこれを制御する。
また、駆動制御部13は、運転モード選択スイッチが手動運転であるときには、入力装置46から受信した操作信号を基に各送り機構部39,40,41,42,43についての動作信号を生成してこれらの作動を制御する。例えば、移動ボタンが押されると、送り軸切換スイッチによる送り軸選択状況から、作動させるべき送り機構部39,40,41,42,43を認識するとともに、調整ツマミによる調整状況から送りオーバライドの調整値を認識して、認識した送り機構部39,40,41,42,43に関する情報及び認識した調整値に応じた移動速度に関する情報を含む動作信号を生成してこの動作信号を基に制御する。また、手動パルス発生器のパルスハンドルが操作されると、送り軸切換スイッチによる送り軸選択状況から、作動させるべき送り機構部39,40,41,42,43を認識するとともに、倍率切換スイッチによる倍率選択状況から、1パルス当たりの移動量を認識して、認識した送り機構部39,40,41,42,43に関する情報、認識した1パルス当たりの移動量に関する情報、及びパルスハンドルによって生成されたパルス信号を含む動作信号を生成してこれを基に制御する。
尚、駆動制御部13は、干渉確認処理部17から送信されたアラーム信号を受信すると、各送り機構部39,40,41,42,43及び主軸モータ44の作動を停止させる。また、上刃物台36に装着された工具T1を新たな工具T1と交換したり、下刃物台38の加工位置に割り出された工具T2を変更した場合には、当該工具T1,T2に係る情報を干渉確認処理部17及び画面表示処理部20に送信する。また、駆動制御部13は、各送り機構部39,40,41,42,43から受信した第1サドル34,第2サドル35,上刃物台36,第3サドル37及び下刃物台38の現在位置及び現在速度や生成した動作信号を移動位置推定部14に送信する。
前記移動位置推定部14は、各刃物台36,38の移動位置及び送り速度に関する動作指令をプログラム解析部12から受信するとともに、第1サドル34,第2サドル35,上刃物台36,第3サドル37及び下刃物台38の現在位置及び現在速度や動作信号を駆動制御部13から受信し、受信した動作指令又は動作信号及び現在位置や、受信した現在位置及び現在速度を基に、予め設定された時間経過後における第1サドル34,第2サドル35,上刃物台36,第3サドル37及び下刃物台38の移動位置を推定し、推定した移動位置や前記受信した動作指令、前記受信した動作信号を干渉確認処理部17及び画面表示処理部20に送信する。尚、この移動位置推定部14では、プログラム解析部12により解析されて駆動制御部13で実行されるブロックの動作指令よりも1ブロック以上進んだ(先の)ブロックの動作指令が順次処理されるようになっている。
前記モデルデータ記憶部15には、例えば、予め適宜生成された、少なくとも各工具T1,T2、ワークW、主軸32、チャック33、第1サドル34、第2サドル35、上刃物台36、第3サドル37及び下刃物台38に係る3次元モデルデータが格納される。この3次元モデルデータは、各工具T1,T2、ワークW、主軸32、チャック33、第1サドル34、第2サドル35、上刃物台36、第3サドル37及び下刃物台38の3次元形状を定義した形状データを少なくとも含んで構成される。
尚、これらの3次元モデルデータは、後述のように、干渉確認時に干渉領域として用いられるもので、実際の大きさで生成されていても、実際の大きさよりも少し大き目に生成されていても良い。
前記干渉データ記憶部16には、予め設定された、各工具T1,T2、ワークW、主軸32、チャック33、第1サドル34、第2サドル35、上刃物台36、第3サドル37及び下刃物台38の相互間における干渉関係を定義した干渉データが格納される。
前記NC旋盤30では、主軸32,チャック33及びワークWが一体的となった状態で主軸32が主軸台(図示せず)に支持され、第1サドル34,第2サドル35,上刃物台36及び工具T1が一体的となった状態で第1サドル34がベッド31上に配設され、第3サドル37,下刃物台38及び工具T2が一体的となった状態で第3サドル37がベッド31上に配設される。したがって、主軸32,チャック33及びワークW間、第1サドル34,第2サドル35,上刃物台36及び工具T1間、第3サドル37,下刃物台38及び工具T2間においては、それぞれ干渉関係は生じず、主軸32,チャック33及びワークWと、第1サドル34,第2サドル35,上刃物台36及び工具T1と、第3サドル37,下刃物台38及び工具T2との間においてのみ干渉関係が成立する。
また、各工具T1,T2とワークWとの間における干渉は、各工具T1,T2によるワークWの加工(即ち、干渉ではない)とみなすことができるが、工具T1のチップTb又は工具T2の刃部TbとワークWとの間に生じる干渉でなければ、これを加工とみなすことはできず、干渉である。
そこで、前記干渉データは、具体的には、図3に示すように、各工具T1,T2、ワークW、主軸32、チャック33、第1サドル34、第2サドル35、上刃物台36、第3サドル37及び下刃物台38の内、一体的となるもの同士を1つの同じグループにグループ分けするとともに、これらが干渉関係又は切削関係のいずれを構成するのかを示すデータとして設定されている。
そして、この干渉データにより、主軸32,チャック33及びワークWが第1グループに、第1サドル34,第2サドル35,上刃物台36及び工具T1が第2グループに、第3サドル37,下刃物台38及び工具T2が第3グループにグループ分けされる。尚、上述のように、各グループの構成物間では干渉を生じず、異なるグループの構成物間でのみ干渉関係が生じ、また、異なるグループに属する構成物同士の干渉であっても、これらの構成物が互いに切削関係を構成し且つ第1グループと第2グループ又は第3グループに属するものである場合には、即ち、当該各干渉構成物が工具T1のチップTb又は工具T2の刃部Tb及びワークWである場合には、干渉ではない。
前記干渉確認処理部17は、第1サドル34,第2サドル35及び上刃物台36や、第3サドル37及び下刃物台38の推定移動位置を移動位置推定部14から順次受信し、受信した推定移動位置、並びにモデルデータ記憶部15及び干渉データ記憶部16に格納された各データなどを基に、工具T1,T2、ワークW、主軸32、チャック33、第1サドル34、第2サドル35、上刃物台36、第3サドル37及び下刃物台38が相互に干渉するか否かを確認する。
具体的には、図4及び図5に示すような一連の処理を順次実行するように構成されており、まず、駆動制御部13から受信する、各刃物台36,38に保持された工具T1,T2に関する情報を基に、各刃物台36,38に保持された工具T1,T2を認識するとともに、モデルデータ記憶部15に格納された工具T1,T2、ワークW、主軸32、チャック33、第1サドル34、第2サドル35、上刃物台36、第3サドル37及び下刃物台38の3次元モデルデータ、並びに干渉データ記憶部16に格納された干渉データを読み込む(ステップS1)。尚、工具T1,T2の3次元モデルデータを読み込むに当たっては、前記認識した各工具T1,T2の3次元モデルデータを読み込む。
次に、読み込んだ干渉データを参照して、工具T1,T2、ワークW、主軸32、チャック33、第1サドル34、第2サドル35、上刃物台36、第3サドル37及び下刃物台38が属するグループをそれぞれ認識するとともに、これらが切削関係及び干渉関係のいずれを構成するのかを認識する(ステップS2)。
ついで、移動位置推定部14から各刃物台36,38の推定移動位置、及び移動速度に係る動作指令や動作信号(速度指令信号)を受信し(ステップS3)、前記読み込んだ3次元モデルデータ及び前記受信した推定移動位置を基に、第1サドル34,第2サドル35,上刃物台36及び工具T1並びに第3サドル37,下刃物台38及び工具T2を前記推定移動位置に移動させた状態の3次元モデルデータを生成する(ステップS4)。
この後、前記読み込んだ干渉データ、及び前記生成した3次元モデルデータを基に、第1サドル34,第2サドル35,上刃物台36及び工具T1並びに第3サドル37,下刃物台38及び工具T2の移動により、工具T1,T2、ワークW、主軸32、チャック33、第1サドル34、第2サドル35、上刃物台36、第3サドル37及び下刃物台38が相互に干渉するか否か、即ち、異なるグループに属する各構成物の3次元モデルデータ間で(第1グループに属する主軸32,チャック33及びワークWの3次元モデルデータと、第2グループに属する第1サドル34,第2サドル35,上刃物台36及び工具T1の3次元モデルデータと、第3グループに属する第3サドル37,下刃物台38及び工具T2の3次元モデルデータとの間で)接触又は重なり合う部分が存在するか否かを確認する(ステップS5)。
ステップS5で接触又は重なり合うと判断した場合には、その接触又は重なり合いが、互いに切削関係を構成する構成物同士間に生じ且つ第1グループと第2グループ又は第3グループに属するものであるか、即ち、工具T1のチップTb又は工具T2の刃部TbとワークWとの間に生じたものであるのかを確認し(ステップS6)、そうであると判断した場合には、前記受信した指令速度が最大切削送り速度以内であるか否かを確認する(ステップS7)。
ステップS7で指令速度が最大切削送り速度以内であると判断した場合には、前記3次元モデルデータの接触又は重なり合いは、工具T1,T2によりワークWが加工されることによって生じたものであると判断して、その重なり合う領域(干渉(切削)領域)を算出する(ステップS8)。
一方、ステップS6で接触又は重なり合いが、互いに切削関係を構成する構成物同士間に生じたものでない(工具T1のチップTb又は工具T2の刃部TbとワークWとの間に生じたものでない)と判断した場合には、主軸32,チャック33及びワークWと、第1サドル34,第2サドル35,上刃物台36及び工具T1と、第3サドル37,下刃物台38及び工具T2との間で干渉を生じると判断して、また、ステップS7で指令速度が最大切削送り速度よりも速いと判断した場合には、工具T1,T2によるワークWの加工とみなすことはできず、干渉であると判断して、アラーム信号を駆動制御部13及び画面表示処理部20に送信して(ステップS9)、一連の処理を終了する。
また、このステップS9では、各工具T1,T2がワークW,チャック33,工具主軸36b及びタレット38bと干渉するときには、工具T1の、ワークW,チャック33,工具T2及びタレット38bとの干渉位置や、工具T2の、ワークW,チャック33,工具T1及び工具主軸36bとの干渉位置を認識して、認識した干渉位置を表示基準位置設定処理部18に送信する。尚、各工具T1,T2がワークW,チャック33,工具主軸36b及びタレット38bと干渉するときに限定しているのは、本例では、画面表示処理部20によって、チャック33、ワークW、各工具T1,T2、工具主軸36bの一部、タレット38bの一部しか画面表示装置47に画面表示されないからである。
また、ステップS5で接触又は重なり合う部分は存在しない(干渉は生じない)と判断した場合、及びステップS8の処理を終えると、ステップS10に進み、前記ステップS4で生成した3次元モデルデータで前記ステップS1で読み込んだ3次元モデルデータを更新するとともに、工具T1,T2とワークWとの間に切削部分があった場合には、ワークWの3次元モデルデータについて、ステップS8で算出した切削領域をワークWから削除するように当該3次元モデルデータを更新する。
この後、ステップS11では、処理終了か否かを確認して、処理終了でない場合には、前記ステップS3以降の処理を繰り返し、処理終了と判断した場合には、上記一連の処理を終了する。
前記表示基準位置設定処理部18は、入力装置46の設定ボタンからの入力信号などに基づき、各工具T1,T2を画面表示する際に基準となる位置(表示基準位置)を、工具T1の、ワークW,主軸32,チャック33,第3サドル37,下刃物台38及び工具T2と干渉する恐れのある部分に設定したり、工具T2の、ワークW,主軸32,チャック33,第1サドル34,第2サドル35,上刃物台36及び工具T1と干渉する恐れのある部分に設定し、設定した各工具T1,T2についての表示基準位置に関するデータを前記表示基準位置データ記憶部19に格納する。尚、本例において、前記表示基準位置は、例えば、工具T1,T2の先端位置に設定されているものとする。
また、表示基準位置設定処理部18は、干渉確認処理部17から干渉位置を受信すると、受信した干渉位置を基に、前記表示基準位置を、工具T1の、ワークW,チャック33,工具T2及びタレット38bとの干渉位置や、工具T2の、ワークW,チャック33,工具T1及び工具主軸36bとの干渉位置に設定して、設定した各工具T1,T2についての表示基準位置に関するデータを表示基準位置データ記憶部19に格納し、入力装置46からの入力信号に基づいて設定された表示基準位置を更新する。
前記画面表示処理部20は、第1サドル34,第2サドル35及び上刃物台36や、第3サドル37及び下刃物台38の推定移動位置を移動位置推定部14から順次受信し、受信した推定移動位置、並びにモデルデータ記憶部15及び表示基準位置データ記憶部19に格納されたデータなどを基に3次元画像データを生成して、生成した3次元画像データを画面表示装置47に画面表示させる。
具体的には、画面表示処理部20は、図6に示すような一連の処理を順次行い、全体表示で表示する場合には、例えば、図7に示すように、チャック33、ワークW、各工具T1,T2、工具主軸36bの一部、タレット38bの一部などを含む全体画像に係る画像データを生成して画面表示装置47の1つの画面表示領域Hに表示し、分割表示(第1表示形式)で表示する場合には、例えば、図8や図11(a)に示すように、画面表示装置47の画面表示領域を2つの表示領域H1,H2に分割し、前記表示基準位置Pと前記分割した各表示領域H1,H2の中心位置とがそれぞれ一致するように画像データを生成して画面表示装置47の各表示領域H1,H2に表示し、選択表示(第2表示形式)で表示する場合には、例えば、図9,図10,図11(b)又は図11(c)に示すように、任意に選択された工具T1,T2の前記表示基準位置Pと画面表示装置47の画面表示領域Hの中心位置とが一致するように画像データを生成して画面表示装置47に表示する。尚、図9及び図11(b)は工具T1についての選択表示を、図10及び図11(c)は工具T2についての選択表示をそれぞれ示している。
また、画面表示処理部20は、入力装置46の表示形式選択ボタンから入力される表示形式特定信号や移動体特定信号を受け付けて、受け付けた表示形式特定信号を基に、前記全体表示,分割表示及び選択表示の内、どの表示形式で表示するのかを認識するとともに、受け付けた移動体特定信号を基に、選択表示で表示する場合に、どちらの工具T1,T2を表示するのかを認識する。
図6に示すように、画面表示処理部20は、まず、表示形式選択ボタンによって入力された表示形式特定信号や移動体特定信号を基にどの表示形式で表示するのか(選択表示が選択されているときには、更にどちらの工具T1,T2を表示するのか)を認識した後(ステップS21)、駆動制御部13から受信する、各刃物台36,38に保持された工具T1,T2に関する情報を基に、各刃物台36,38に保持された工具T1,T2を認識するとともに、モデルデータ記憶部15に格納された工具T1,T2、ワークW、主軸32、チャック33、第1サドル34、第2サドル35、上刃物台36、第3サドル37及び下刃物台38などの3次元モデルデータを読み込む(ステップS22)。尚、工具T1,T2の3次元モデルデータを読み込むに当たっては、前記認識した各工具T1,T2の3次元モデルデータを読み込む。
ついで、移動位置推定部14から各刃物台36,38の推定移動位置を受信し(ステップS23)、前記読み込んだ3次元モデルデータ及び前記受信した推定移動位置を基に、第1サドル34,第2サドル35,上刃物台36及び工具T1並びに第3サドル37,下刃物台38及び工具T2を前記推定移動位置に移動させた状態の3次元モデルデータを生成する(ステップS24)。尚、工具T1,T2とワークWとが重なって切削領域がある場合には、この切削領域を算出して、この切削領域がワークWから削除されるようにワークWの3次元モデルデータを生成する。
この後、例えば、生成した3次元モデルデータと、前記ステップS22で読み込んだ3次元モデルデータ又は後述のステップS27で更新する3次元モデルデータとを比較することなどにより刃物台36,38が移動しているか否かを確認する(ステップS25)。尚、前記認識した表示形式が全体表示及び分割表示であるときには、各刃物台36,38の少なくとも一方が移動しているか否かを確認し、前記認識した表示形式が選択表示であるときには、前記認識した、画面表示させる方の工具T1,T2を保持する刃物台26,38が移動しているか否かを確認する。
そして、ステップS25で移動していないと判断した場合には、ステップS28に進み、ステップS25で移動していると判断した場合には、前記認識した表示形式に対応する画像データを生成して画面表示装置47に画面表示させる(図7乃至図11参照)。尚、分割表示又は選択表示の画像データ生成に当たっては、表示基準位置データ記憶部19に格納されたデータを基に表示基準位置を認識し、認識した表示基準位置に基づいて画像データを生成する。また、表示基準位置は、当初、工具T1,T2の先端位置に設定されている(図8乃至図10参照)が、干渉確認処理部17によって干渉が確認されると、干渉確認処理部17から受信した干渉位置を基に、表示基準位置設定処理部18によって設定された位置となる(図11参照)。また、図7乃至図10は、刃物台36,38(工具T1,T2)が主軸32(ワークW)方向に移動する様子を示したものである。
この後、前記生成した3次元モデルデータを基に3次元モデルデータを更新し(ステップS27)、ステップS28では、処理終了か否かを確認して、処理終了でない場合には、前記ステップS23以降の処理を繰り返し、処理終了と判断した場合には、上記一連の処理を終了する。
また、画面表示処理部20は、干渉確認処理部17からアラーム信号を受信すると、例えば、表示画像を点滅させるなどしてアラーム表示をする。
以上のように構成された本例の制御装置1によれば、少なくとも工具T1,T2、ワークW、主軸32、チャック33、第1サドル34、第2サドル35、上刃物台36、第3サドル37及び下刃物台38に係る3次元モデルデータがモデルデータ記憶部15内に予め格納され、各工具T1,T2、ワークW、主軸32、チャック33、第1サドル34、第2サドル35、上刃物台36、第3サドル37及び下刃物台38の相互間における干渉関係を定義した干渉データが干渉データ記憶部16内に予め格納される。
また、表示基準位置設定処理部18により、入力装置46からの入力信号を基に、各工具T1,T2の表示基準位置に関するデータが表示基準位置データ記憶部19内に格納される。
各刃物台36,38の移動は、NCプログラムや手動操作による動作指令に基づき、各送り機構部39,40,41,42,43が駆動制御部13によって制御されることで制御されるが、このとき、移動位置推定部14によって第1サドル34、第2サドル35、上刃物台36、第3サドル37及び下刃物台38の移動位置が推定され、推定された移動位置、指令速度、並びにモデルデータ記憶部15及び干渉データ記憶部16に格納された各データなどを基に、干渉確認処理部17により、各工具T1,T2、ワークW、主軸32、チャック33、第1サドル34、第2サドル35、上刃物台36、第3サドル37及び下刃物台38が相互に干渉するか否かが確認されるとともに、推定された移動位置、並びにモデルデータ記憶部15及び表示基準位置データ記憶部19に格納されたデータなどを基に、画面表示処理部20により、適宜選択された表示形式に応じた画像データが生成されて画面表示装置47に画面表示される。
尚、画像データの表示に当たり、表示形式が全体表示となっている場合には、チャック33、ワークW、各工具T1,T2、工具主軸36bの一部、タレット38bの一部などを含む全体画像に係る画像データが生成されて表示され(図7参照)、表示形式が分割表示となっている場合には、各工具T1,T2の先端位置Pと、分割された各画面表示領域H1,H2の中心位置とがそれぞれ一致するように画像データが生成されて表示され(図8参照)、表示形式が選択表示となっている場合には、任意に選択された工具T1,T2の先端位置Pと画面表示領域Hの中心位置とが一致するように画像データが生成されて表示される(図9及び図10参照)。
そして、上記干渉確認において干渉すると判断された場合には、アラーム信号が駆動制御部13及び画面表示処理部20に送信されて、駆動制御部13により送り機構部39,40,41,42,43が停止され、画面表示処理部20によりアラーム画像が生成されて画面表示装置47に画面表示される。
また、工具T1の、ワークW,チャック33,工具T2及びタレット38bとの干渉位置や、工具T2の、ワークW,チャック33,工具T1及び工具主軸36bとの干渉位置が認識されて、認識された干渉位置が表示基準位置設定処理部18に送信され、この表示基準位置設定処理部18により、受信した干渉位置を基に、前記表示基準位置が工具T1の干渉位置や工具T2の干渉位置に設定されて表示基準位置データ記憶部19に格納される(更新される)。これにより、画面表示装置47には、干渉位置Pと画面表示領域H,H1,H2の中心位置とがそれぞれ一致するように画像データが生成されて表示される(図11参照)。尚、図11(a)では、工具T1側がワークWと干渉している。
このように、本例の制御装置1によれば、表示形式が分割表示又は選択表示である場合に、画面表示処理部20が工具T1,T2の先端位置(表示基準位置)Pと、画面表示装置47の画面表示領域Hの中心位置、又は画面表示装置47の、分割された各画面表示領域H1,H2の中心位置とが一致するように構成された画像データを生成して画面表示装置47に画面表示させるようにしたので、工具T1,T2とワークWとの間の距離が離れていても、常に工具T1,T2を画面表示装置47の表示画面の中央部に表示することができ、オペレータは、画面表示装置47の表示画面を通して、工具T1,T2とワークWの位置関係や工具T1,T2の移動状況、工具T1,T2によるワークWの加工状況などを常に把握することができる。これにより、オペレータは、工具T1,T2やワークWが相互に干渉するか否かなどを常時確認することができ、常に安心して作業を行うことができる。
また、入力装置46の設定ボタンにより、各工具T1,T2の表示基準位置をオペレータが任意に設定することができるので、使い勝手を高めることができる。また、干渉確認処理部17が干渉を確認したときに認識されて送信される、工具T1の、ワークW,チャック33,工具T2及びタレット38bとの干渉位置や、工具T2の、ワークW,チャック33,工具T1及び工具主軸36bとの干渉位置を表示基準位置設定処理部18が受信すると、受信した干渉位置を基に、前記表示基準位置を工具T1の干渉位置や工具T2の干渉位置に設定するように構成したので、工具T1,T2の干渉部分を画面表示装置47の表示画面の中央部に表示することができ、干渉部分をより容易に特定することができるなど、オペレータの作業の効率化を図ることができる。
また、移動位置推定部14によって推定された、予め設定された時間経過後における第1サドル34,第2サドル35,上刃物台36,第3サドル37及び下刃物台38の移動位置などを基に、各工具T1,T2、主軸32、チャック33、第1サドル34、第2サドル35、上刃物台36、第3サドル37及び下刃物台38が相互に干渉するか否かを確認したり、画像データを生成して画面表示するようにしたので、駆動制御部13による制御の下、送り機構部39,40,41,42,43が駆動されて第1サドル34,第2サドル35,上刃物台36,第3サドル37及び下刃物台38が実際に移動する前に、干渉の有無を予め確認したり、工具T1,T2とワークWの位置関係や工具T1,T2の移動状況を予め確認することができる。これにより、干渉が生じるのを確実に防止することができるなど各種作業を行うのに好都合である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の採り得る具体的な態様は、何らこれに限定されるものではない。
上例では、工作機械としてNC旋盤30を一例に挙げて説明したが、本例の制御装置1は、他の構成を備えた旋盤やマシニングセンタなど各種の工作機械に設けることが可能である。例えば、下刃物台38が省略されたNC旋盤の場合、前記画面表示処理部20は、前記表示形式特定信号や移動体特定信号を入力装置46から受け付けることなく、選択表示で工具T1が選択されたときと同様に、画面表示装置47の画面表示領域に、チャック33、ワークW、工具T1、工具主軸36bの一部などを画面表示するように構成すると良い。
また、前記画面表示処理部20は、前記表示形式特定信号や移動体特定信号を入力装置46から受け付けることなく、前記ステップS25と同様の処理を行って両方の刃物台36,38が移動しているか否かを確認し、両方とも移動している場合には、上述した分割表示のときと同様、画面表示装置47の画面表示領域を2つの表示領域H1,H2に分割して、工具T1,T2の表示基準位置Pと前記分割した各表示領域H1,H2の中心位置とがそれぞれ一致するように画像データを生成して画面表示装置47の各表示領域H1,H2に表示し、一方のみ移動している場合には、上述した選択表示のときと同様に、移動している刃物台36,38に保持された工具T1又は工具T2の表示基準位置Pと画面表示装置47の画面表示領域Hの中心位置とが一致するように画像データを生成して画面表示装置47に表示するように構成されていても良い。
また、更に、前記画面表示処理部20は、前記表示形式特定信号や移動体特定信号を入力装置46から受け付ける場合であっても、分割表示の場合には、前記ステップS25と同様の処理を行い、両方の刃物台36,38が移動しているか否かを確認して、両方とも移動しているときには、上記と同様にして画面表示し、一方のみ移動しているときには、移動している刃物台36,38に保持された工具T1又は工具T2の表示基準位置Pと画面表示装置47の画面表示領域Hの中心位置とが一致するように画像データを生成して画面表示装置47に表示し、選択表示の場合には、前記ステップS25と同様の処理を行い、選択表示に係る工具T1,T2を保持する刃物台36,38が移動しているか否かを確認して、移動しているときに、工具T1,T2の表示基準位置Pと画面表示装置47の画面表示領域Hの中心位置とが一致するように画像データを生成して画面表示装置47に表示するように構成されていても良い。
また、モデルデータ記憶部15に格納される3次元モデルデータは、どのようにして生成されたものであっても良いが、干渉判定や画像データ生成などを高精度に行うために、簡易的に生成されたものよりも、正確に作成されたものを用いることが好ましい。また、モデルデータ記憶部15には、3次元モデルに代えて2次元モデルに係るデータを格納しても良い。
また、上例では、干渉確認処理部17及び画面表示処理部20が、移動位置推定部14によって推定された第1サドル34,第2サドル35,上刃物台36,第3サドル37及び下刃物台38の移動位置を用いて、移動後の3次元モデルデータを生成するように構成したが、これに限られるものではなく、移動位置推定部14を省略し、駆動制御部13から第1サドル34,第2サドル35,上刃物台36,第3サドル37及び下刃物台38の現在位置などを受信して、これを基に移動後の3次元モデルデータを生成するようにしても良い。
また、上例では、図7乃至図11に示すように、チャック33、ワークW、各工具T1,T2、工具主軸36bの一部、タレット38bの一部などを画面表示するように構成したが、これらは一例を示したものであり、表示態様は何らこれに限定されるものではない。例えば、刃物台36,38の全体を表示したり、第1サドル34や第2サドル35、第3サドル37、主軸32、主軸台(図示せず)なども表示するようにしても良い。
また、図8の分割表示や、図9又は図10の選択表示において二点鎖線で示すように、工具T1の表示画像に工具T2の画像を加えるようにしたり、工具T2の表示画像に工具T1の画像を加えるようにしても良い。
また、上例では、前記表示基準位置を工具T1,T2の先端位置としたが、これに限られるものではなく、画面表示装置47に刃物台36,38や第1サドル34、第2サドル35、第3サドル37なども表示する場合には、例えば、刃物台36,38や第1サドル34、第2サドル35、第3サドル37の端面や重心位置に設定したり、刃物台36,38と工具T1,T2を含めた構造物の重心位置に設定しても良い。また、オペレータが表示基準位置を設定するのではなく、表示基準位置設定処理部18が工具T1,T2や刃物台36,38、第1サドル34、第2サドル35、第3サドル37の形状などに応じて適宜自動的に設定するように構成されていても良い。
本発明の一実施形態に係る工作機械の制御装置などの概略構成を示したブロック図である。 本実施形態に係る制御装置が設けられるNC旋盤の概略構成を示した正面図である。 本実施形態に係る干渉データ記憶部に格納される干渉データのデータ構成を示した説明図である。 本実施形態に係る干渉確認処理部における一連の処理を示したフローチャートである。 本実施形態に係る干渉確認処理部における一連の処理を示したフローチャートである。 本実施形態に係る画面表示処理部における一連の処理を示したフローチャートである。 本実施形態に係る画面表示処理部によって生成され、画面表示装置上に表示される表示画面の一例を示した説明図である。 本実施形態に係る画面表示処理部によって生成され、画面表示装置上に表示される表示画面の一例を示した説明図である。 本実施形態に係る画面表示処理部によって生成され、画面表示装置上に表示される表示画面の一例を示した説明図である。 本実施形態に係る画面表示処理部によって生成され、画面表示装置上に表示される表示画面の一例を示した説明図である。 本実施形態に係る画面表示処理部によって生成され、画面表示装置上に表示される表示画面の一例を示した説明図である。
符号の説明
1 工作機械の制御装置
11 プログラム記憶部
12 プログラム解析部
13 駆動制御部
14 移動位置推定部
15 モデルデータ記憶部
16 干渉データ記憶部
17 干渉確認処理部
18 表示基準位置設定処理部
19 表示基準位置データ記憶部
20 画面表示処理部
30 NC旋盤
31 ベッド
32 主軸
33 チャック
34 第1サドル
35 第2サドル
36 上刃物台
37 第3サドル
38 下刃物台
39 第1送り機構部
40 第2送り機構部
41 第3送り機構部
42 第4送り機構部
43 第5送り機構部
45 操作盤
46 入力装置
47 画面表示装置
T1,T2 工具
W ワーク
P 表示基準位置

Claims (6)

  1. 1つの移動体と、前記移動体を駆動して移動させる送り機構部と、前記移動体の移動可能な領域内に配設された1以上の構造体と、画像データの表示を行うための画面表示手段とを備えた工作機械に設けられる制御装置であって、
    前記移動体の動作指令を基に前記送り機構部の作動を制御して前記移動体の少なくとも移動位置を制御する制御実行処理部と、
    前記移動体及び構造体の2次元モデル又は3次元モデルに関するデータであり、これら移動体及び構造体の形状を定義する形状データを少なくとも含んだモデルデータを記憶するモデルデータ記憶部と、
    前記制御実行処理部から前記移動体の移動位置を受信し、受信した移動位置、及び前記モデルデータ記憶部に格納されたモデルデータを基に、前記移動体を前記移動位置に移動させた状態のモデルデータを生成するとともに、生成したモデルデータに応じた2次元画像データ又は3次元画像データを生成して前記画面表示手段に画面表示させる画面表示処理部とを備えてなり、
    前記画面表示処理部は、前記画像データを生成して画面表示させるに当たり、前記移動体を画面表示する際の基準となる位置であって、前記移動体の、前記構造体と干渉する恐れのある部分に予め設定された表示基準位置と、前記画面表示手段の画面表示領域の中心位置とが一致するように前記画像データを生成して画面表示させるように構成されてなることを特徴とする工作機械の制御装置。
  2. 複数の移動体と、前記各移動体を駆動して移動させる送り機構部と、前記各移動体の移動可能な領域内にそれぞれ配設された1以上の構造体と、画像データの表示を行うための画面表示手段とを備えた工作機械に設けられる制御装置であって、
    前記各移動体の動作指令を基に前記送り機構部の作動を制御して前記各移動体の少なくとも移動位置を制御する制御実行処理部と、
    前記各移動体及び構造体の2次元モデル又は3次元モデルに関するデータであり、これら各移動体及び構造体の形状を定義する形状データを少なくとも含んだモデルデータを記憶するモデルデータ記憶部と、
    前記制御実行処理部から前記各移動体の移動位置を受信し、受信した移動位置、及び前記モデルデータ記憶部に格納されたモデルデータを基に、前記各移動体を前記移動位置に移動させた状態のモデルデータを生成するとともに、生成したモデルデータに応じた2次元画像データ又は3次元画像データを生成して前記画面表示手段に画面表示させる画面表示処理部とを備えてなり、
    前記画面表示処理部は、前記画像データを生成して画面表示させるに当たり、前記生成したモデルデータを基に、前記複数の移動体の内、移動している移動体を確認し、移動している移動体を複数確認した場合には、前記確認した各移動体がそれぞれ表示されるように前記画面表示手段の画面表示領域を複数の表示領域に分割し、この分割した各表示領域の中心位置と、前記各移動体を画面表示する際の基準となる位置であって、これら各移動体の、前記構造体と干渉する恐れのある部分に予め設定された表示基準位置とがそれぞれ一致するように前記画像データを生成して画面表示させる一方、移動している移動体を1つ確認した場合には、前記画面表示手段の画面表示領域の中心位置と、前記確認した移動体を画面表示する際の基準となる位置であって、この移動体の、前記構造体と干渉する恐れのある部分に予め設定された表示基準位置とが一致するように前記画像データを生成して画面表示させるように構成されてなることを特徴とする工作機械の制御装置。
  3. 複数の移動体と、前記各移動体を駆動して移動させる送り機構部と、前記各移動体の移動可能な領域内にそれぞれ配設された1以上の構造体と、画像データの表示を行うための画面表示手段とを備えた工作機械に設けられる制御装置であって、
    前記各移動体の動作指令を基に前記送り機構部の作動を制御して前記各移動体の少なくとも移動位置を制御する制御実行処理部と、
    前記各移動体及び構造体の2次元モデル又は3次元モデルに関するデータであり、これら各移動体及び構造体の形状を定義する形状データを少なくとも含んだモデルデータを記憶するモデルデータ記憶部と、
    前記制御実行処理部から前記各移動体の移動位置を受信し、受信した移動位置、及び前記モデルデータ記憶部に格納されたモデルデータを基に、前記各移動体を前記移動位置に移動させた状態のモデルデータを生成するとともに、生成したモデルデータに応じた2次元画像データ又は3次元画像データを生成して前記画面表示手段に画面表示させる画面表示処理部とを備えてなり、
    前記画面表示処理部は、前記画面表示手段に画面表示される表示画像を、前記画面表示手段に前記複数の移動体をそれぞれ画面表示する第1表示形式、又は、前記画面表示手段に前記移動体の1つを画面表示する第2表示形式のどちらで表示するのかに関する表示形式特定信号、及び前記第2表示形式で表示するときにどの移動体を表示するのかに関する移動体特定信号を、外部から受け付けるように構成され、
    更に、前記画像データを生成して画面表示させるに当たり、前記表示形式特定信号を基にどちらの表示形式で表示させるのかを認識して、認識した表示形式が前記第1表示形式である場合には、前記画面表示手段の画面表示領域を前記各移動体がそれぞれ表示されるように複数の表示領域に分割し、この分割した各表示領域の中心位置と、前記各移動体を画面表示する際の基準となる位置であって、前記各移動体の、前記構造体と干渉する恐れのある部分に予め設定された表示基準位置とがそれぞれ一致するように前記画像データを生成して画面表示させる一方、前記認識した表示形式が前記第2表示形式である場合には、前記移動体特定信号を基にどの移動体を表示するのかを更に認識して、前記画面表示手段の画面表示領域の中心位置と、前記認識した移動体を画面表示する際の基準となる位置であって、前記移動体の、前記構造体と干渉する恐れのある部分に予め設定された表示基準位置とが一致するように前記画像データを生成して画面表示させるように構成されてなることを特徴とする工作機械の制御装置。
  4. 前記移動体の表示基準位置を設定する表示基準位置設定処理部を更に備え、
    前記画面表示処理部は、前記画像データを生成して画面表示させるに当たり、前記表示基準位置設定処理部により設定された表示基準位置を基に前記画像データを生成して画面表示させるように構成されてなることを特徴とする請求項1乃至3記載のいずれかの工作機械の制御装置。
  5. 前記制御実行処理部から前記移動体の移動位置を受信し、受信した移動位置、及び前記モデルデータ記憶部に格納されたモデルデータを基に、前記移動体を前記移動位置に移動させた状態のモデルデータを生成して、前記移動体と構造体とが相互に干渉するか否かを確認し、干渉すると判断した場合には、前記生成したモデルデータを基に前記移動体の、前記構造体との干渉位置を認識して、認識した干渉位置を前記表示基準位置設定処理部に送信するとともに、アラーム信号を前記制御実行処理部に送信する干渉確認処理部を更に備え、
    前記表示基準位置設定処理部は、前記干渉確認処理部から前記干渉位置を受信すると、受信した干渉位置を基に、前記表示基準位置を、前記移動体の、前記構造体との干渉位置に設定するように構成され、
    前記制御実行処理部は、前記干渉確認処理部から前記アラーム信号を受信すると、前記移動体の移動を停止させるように構成されてなることを請求項4記載の工作機械の制御装置。
  6. 前記制御実行処理部から前記移動体の少なくとも現在位置を受信し、受信した現在位置を基に、予め設定された時間経過後における前記移動体の移動位置を推定する移動位置推定部を更に備え、
    前記画面表示処理部及び干渉確認処理部は、前記移動体を移動させた状態のモデルデータを生成するに当たり、前記移動位置推定部から前記移動体の推定移動位置を受信し、受信した推定移動位置、及び前記モデルデータ記憶部に格納されたモデルデータを基に、前記移動体を前記推定移動位置に移動させた状態のモデルデータを生成するように構成されてなることを特徴とする請求項1乃至5記載のいずれかの工作機械の制御装置。
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