JPH11272721A - 干渉チェック結果表示方法および干渉チェック結果表示装置ならびに干渉チェック結果表示プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

干渉チェック結果表示方法および干渉チェック結果表示装置ならびに干渉チェック結果表示プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体

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JPH11272721A
JPH11272721A JP10071047A JP7104798A JPH11272721A JP H11272721 A JPH11272721 A JP H11272721A JP 10071047 A JP10071047 A JP 10071047A JP 7104798 A JP7104798 A JP 7104798A JP H11272721 A JPH11272721 A JP H11272721A
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Yuichi Arita
裕一 有田
Naoyuki Nozaki
直行 野崎
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2210/00Indexing scheme for image generation or computer graphics
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 干渉チェック結果表示方法において、その表
示形態に工夫を施すことにより、接触/干渉が発生した
代表点の概略的な位置とともに正確な位置を容易に認識
でき、又、物体を移動・回転させながら干渉チェックを
行なうような、リアルタイム性が求められる場合におい
ても、同様に、接触/干渉が発生した代表点の概略的な
位置とともに正確な位置を容易に認識でき、更に、複数
の代表点が存在する際においても、指定した代表点を容
易に他の代表点と識別できるほか、各物体の影に隠れた
状態にある代表点をも容易に確認できるようにする。 【解決手段】 仮想三次元空間内の物体110,120
間において接触もしくは干渉が発生した代表点100
の、概略的な位置とともに正確な位置を同時に表示する
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術(図22) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図3) 発明の実施の形態 (A)本発明の各実施形態にかかる干渉チェック結果表
示装置のハードウェア構成および機能構成の説明(図
4) (B)第1実施形態の説明(図5〜図7) (B−1)第1実施形態の第1変形例の説明〔図8
(a)〕 (B−2)第1実施形態の第2変形例の説明〔図8
(b)〕 (B−3)第1実施形態の第3変形例の説明(図9) (B−4)第1実施形態の第4変形例の説明(図10) (B−5)第1実施形態の第5変形例の説明(図10) (C)第2実施形態の説明(図11〜図15) (D)第3実施形態の説明(図16〜図20) (E)その他(図21) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機上に設定さ
れた仮想三次元空間内に構築した複数の物体間の干渉チ
ェック処理の結果表示に用いて好適な干渉チェック結果
表示方法および干渉チェック結果表示装置ならびに干渉
チェック結果表示プログラムが記録されたコンピュータ
読取可能な記録媒体に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、機器・装置等の設計において、三
次元CADを用いた設計手法が用いられるようになって
きているが、このような三次元CADを用いた設計にお
いて、実際に試作を行なう前に、コンピュータ上に設定
された仮想三次元空間内に構築した物体間の干渉チェッ
クを行なうことは必要不可欠である。
【0004】さて、従来の三次元CADにおける干渉チ
ェック機能は処理に時間がかかるため、干渉チェック対
象の各物体モデルを静止させた状態で干渉チェックを行
ない、干渉チェック処理終了後にその結果をモニタ等に
表示して確認したり、又、物体モデルが回転・移動する
場合には予め物体の動きを定義しておき、物体モデルの
所定の単位移動量毎に干渉チェックを実行し、全ての干
渉チェック処理終了後にその結果をモニタ等に表示して
確認するという方法が用いられている。
【0005】また、これらの干渉チェックの結果を確認
する手法としては、専ら干渉が発生した各物体モデル間
の共有空間(体積)をモニタ等に表示する方法が用いら
れており、このような干渉チェック結果表示方法として
は、具体的には、共有空間の外形形状を線画で表示した
り、色を変えて表示したり、共有空間のみを表示する等
の手法が用いられている。
【0006】図22は従来の干渉チェック結果表示方法
を示す図であり、特開平9−54792号公報に記載さ
れた干渉部表示装置における画面表示状態を示す図であ
るが、この図22に示すように、従来の干渉チェック結
果表示方法は、物体モデル間の干渉部分(共有空間)に
網掛け表示を施すほか、干渉部分が小さいため干渉部の
確認が非常に難しいと判断したときには、モニタ100
0上に、干渉部代表点(干渉部の重心点,図心点,任意
の頂点の何れか)を中心として、円、直方体、多角形等
の干渉部を囲む所定形状の領域を描画して表示するとと
もに、干渉部分の拡大表示を行なったり(図22中符号
1001参照)、複数方向から見た干渉部の子画面10
02(正面,側面,上面方向から見た2次元画面)を表
示したりするものであり(図22右上側参照)、更に、
干渉箇所数が2つ以上存在する場合等においては、必要
に応じてバルーン表示により干渉チェック結果を表示す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】さて、近年、干渉チェ
ックの方法として、物体モデルを複数枚の平面的な表面
多角形(ポリゴン)により表現し、干渉チェック処理の
結果としてポリゴンの格子点、辺上もしくはポリゴン面
上に干渉点もしくは最近接点を算出し、接触/干渉発生
時には、これらの干渉点もしくは最近接点をチェック結
果として返す、非常に高速な干渉チェック方式が用いら
れるようになってきている。
【0008】このような高速な干渉チェック方法によ
り、複雑な機器・装置の設計において、物体の移動・回
転や干渉チェックおよび干渉チェック結果の表示を、1
秒間に数サイクルから数十サイクル程度も行なうことが
でき、物体を任意に移動・回転させながら干渉チェック
を行ない、干渉している箇所をリアルタイムに確認する
等、従来では干渉チェック処理に時間がかかるために、
あまり行なわれなかったような操作を行なうことも生じ
てきた。
【0009】このように、物体モデル間の位置関係が刻
々と変化し表示される場合において干渉箇所の状態をリ
アルタイムに確認するためには、高速に切り替え可能な
表示機能を持つシステムに適した、物体モデル間の干渉
状態を容易に確認可能な干渉チェック結果表示方法が求
められている。しかしながら、前述の従来の干渉チェッ
ク結果表示方法は、物体モデル間の干渉部分(共有空
間)を求める手法の一環としての結果表示方法であり、
干渉チェックを行なった結果求められた共有空間を如何
に見やすくするかという観点から創案されたものである
ため、仮想三次元空間内で物体モデルを任意に移動・回
転させながら干渉チェックを行ない、リアルタイムに干
渉チェック処理の結果を表示させる場合において、表示
装置に表示された干渉部分の位置等を識別し難いという
課題がある。
【0010】また、複数の干渉箇所(代表点)が存在す
る際において、特定の1点の代表点を指定する場合に、
この指定した代表点を他の代表点と表示上判別したり、
複数の代表点を連続して確認するための表示方法も求め
られている。更に、複数の代表点が存在する際におい
て、指定した特定の代表点以外の代表点は、表示上、各
物体モデルの影に隠れて遮られる確率が高いことから、
そのような各物体モデルの影に隠れた状態にある代表点
をも容易に確認可能な干渉チェック結果表示方法も求め
られている。
【0011】さらに、干渉ではないが、物体を移動・回
転させる際の、特定の物体間の位置関係の変化をほぼリ
アルタイムで監視するために適した表示方法も求められ
ている。本発明は、このような課題に鑑み創案されたも
ので、その表示形態に工夫を施すことにより、接触/干
渉が発生した代表点の概略的な位置とともに正確な位置
を容易に認識でき、又、物体を移動・回転させながら干
渉チェックを行なうような、リアルタイム性が求められ
る場合においても、同様に、接触/干渉が発生した代表
点の概略的な位置とともに正確な位置を容易に認識で
き、更に、複数の代表点が存在する際においても、指定
した代表点を容易に他の代表点と識別できるほか、各物
体の影に隠れた状態にある代表点をも容易に確認できる
ようにした、干渉チェック結果表示方法および干渉チェ
ック結果表示装置ならびに干渉チェック結果表示プログ
ラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の干渉
チェック結果表示方法は、仮想三次元空間内に存在する
物体間の干渉チェック処理を行なった結果として、物体
間の接触/干渉時の代表点を表示装置にて表示する際
に、仮想三次元空間内の物体間において接触もしくは干
渉が発生した代表点の、概略的な位置とともに正確な位
置を同時に表示することを特徴としている(請求項
1)。
【0013】なお、請求項1記載の干渉チェック結果表
示方法において、代表点を形状の中心として表示装置上
にて一定の大きさを保つべく計算された微小な透明度の
比較的低い第1形状を正確な位置として表示するととも
に、第1形状の外側に、第1形状よりも大きく透明度の
比較的高い第2形状を概略的な位置として表示してもよ
く(請求項2)、又、表示装置上にて一定の大きさで視
認しうる複数の片を代表点を中心に放射状に配置し、複
数の片の中心を正確な位置とし、放射状の領域を概略的
な位置として表示してもよい(請求項3)。
【0014】さらに、請求項3記載の干渉チェック結果
表示方法において、複数の片のうちの少なくとも一つが
他の片と表示効果が異なるように表示することを特徴と
してもよい(請求項4)。また、本発明の干渉チェック
結果表示方法は、仮想三次元空間内に存在する物体間の
干渉チェック処理を行なった結果を表示装置にて表示す
る際に、物体間で接触が発生する位置の指標,干渉が発
生する範囲の指標および接触または干渉が発生しない範
囲内で予め指定された範囲の指標のうちの少なくとも一
つとともに、干渉チェック結果としての最近接点間距離
または物体間の最近接点の関係について表現された可変
形状を表示することを特徴としている(請求項5)。
【0015】さらに、本発明の干渉チェック結果表示方
法は、仮想三次元空間内に存在する物体間の干渉チェッ
ク処理を行なった結果として、物体間の接触/干渉時の
代表点を表示装置にて表示する際に、干渉チェック処理
を行なった結果、複数の代表点が発生した場合に、それ
らの複数の代表点のうちのいずれか一点を特定点として
指定し、その特定点を特定点以外の他の代表点と判別可
能に表示し、特定点を上記仮想三次元空間において見る
ための視点と、物体が上記仮想三次元空間を占める領域
とを基準として表示上の断面を算出し、その算出された
表示上の断面とともに特定点を表示することを特徴とし
ている(請求項6)。
【0016】なお、請求項6記載の干渉チェック結果表
示方法において、特定点を中心とした球面上で視点を移
動させた場合に、その都度表示上の断面を算出して、特
定点とともに表示してもよく(請求項7)、又、特定点
としての指定を他の代表点に変更した場合に、変更先の
代表点における表示上の断面を算出しながら、表示上の
視覚的連続性とともに特定の拘束条件を保持しつつ移動
表示してもよい(請求項8)。
【0017】図1は本発明の原理ブロック図で、この図
1に示すように、本発明の干渉チェック結果表示装置
は、仮想三次元空間内に存在する物体間の干渉チェック
処理を行なう干渉チェック部1と、干渉チェック部1に
おける干渉チェック処理の結果、仮想三次元空間内の物
体間において接触もしくは干渉が発生した代表点の、概
略的な位置とともに正確な位置を同時に表示すべく表示
制御する表示制御部2とをそなえて構成されている(請
求項9)。
【0018】このような構成により、干渉チェック部1
に入力された仮想三次元空間内に存在する物体データ
は、干渉チェック部1において干渉チェック処理が行な
われ、この干渉チェック部1による干渉チェックの結
果、仮想三次元空間内の物体間において接触もしくは干
渉が発生した代表点の位置の情報等が表示制御部2に送
られ、更に、この表示制御部2により、代表点の、概略
的な位置とともに正確な位置を同時に表示すべく表示制
御が行なわれる。
【0019】また、図2は本発明の他の原理ブロック図
であり、この図2に示すように、本発明の干渉チェック
結果表示装置は、仮想三次元空間内に存在する物体間の
干渉チェック処理を行なう干渉チェック部3と、その干
渉チェック部3における干渉チェック処理の結果とし
て、物体間で接触が発生する位置の指標,干渉が発生す
る範囲の指標および接触または干渉が発生しない範囲内
で予め指定された範囲の指標のうちの少なくとも一つと
ともに、干渉チェック結果としての最近接点間距離につ
いて表現された可変形状を表示すべく表示制御する表示
制御部4とをそなえて構成されている(請求項10)。
【0020】このような構成により、干渉チェック部3
に入力された仮想三次元空間内に存在する物体データ
は、干渉チェック部3において干渉チェック処理が行な
われ、この干渉チェック部3による干渉チェックの結果
としての物体間の最近接点間距離の情報等が表示制御部
4に送られる。この表示制御部4において、干渉チェッ
ク部3から送られた物体間の最近接点間距離の情報に基
づき、物体間で接触が発生する位置の指標,干渉が発生
する範囲の指標および接触または干渉が発生しない範囲
内で予め指定された範囲の指標のうちの少なくとも一つ
とともに、干渉チェック結果としての最近接点間距離が
表現された可変形状を表示すべく表示制御が行なわれ
る。
【0021】さらに、図3も本発明の他の原理ブロック
図であり、この図3に示すように、本発明の干渉チェッ
ク結果表示装置は、仮想三次元空間内に存在する物体間
の干渉チェック処理を行なう干渉チェック部5と、その
干渉チェック部5における干渉チェック処理を行なった
結果として、物体間の接触/干渉時の代表点を表示装置
にて表示すべく表示装置を制御する表示制御部6とをそ
なえて構成されており、更に、表示制御部6は判別可能
表示制御部61および断面算出部62をそなえて構成さ
れている。
【0022】判別可能表示制御部61は、干渉チェック
処理を行なった結果、複数の代表点が発生した場合に、
複数の代表点のうちのいずれか一点の代表点を特定点と
して指定すると、その特定点を確認すべく、その特定点
を特定点以外の他の代表点と判別可能となるように表示
装置7を制御するものであり、又、断面算出部62は、
指定された特定点を仮想三次元空間において見るための
視点と物体が仮想三次元空間を占める領域とを基準に表
示上の断面を算出するものである。
【0023】また、表示制御部6は、断面算出部62に
て算出された表示上の断面とともに特定点を表示すべく
表示装置7を制御するように構成されている(請求項1
1)。このような構成により、干渉チェック部5に入力
された仮想三次元空間内に存在する物体データは、干渉
チェック部5において干渉チェック処理が行なわれ、こ
の干渉チェック部5による干渉チェックの結果として、
物体間の接触/干渉時の代表点の位置の情報等が表示制
御部6に送られる。
【0024】ここで、干渉チェックを行なった結果、複
数の代表点が発生した場合に、これらの複数のうちのい
ずれか一点の代表点を特定点として指定すると、表示制
御部6における判別可能表示制御部61が、この特定点
を特定点以外の他の代表点と判別可能となるように表示
装置7を制御するとともに、表示制御部6における断面
算出部62により、指定された特定点を仮想三次元空間
において見るための視点と物体が仮想三次元空間を示す
領域とを基準に表示上の断面が算出される。
【0025】さらに、表示制御部6により、この断面算
出部62にて算出された表示上の断面とともに特定点を
表示すべく表示装置7が制御される。ところで、本発明
の干渉チェック結果表示プログラムが記録されたコンピ
ュータ読取可能な記録媒体は、コンピュータに、仮想三
次元空間内に存在する物体間の干渉チェック処理を行な
う干渉チェック機能と、その干渉チェック機能における
干渉チェック処理の結果、仮想三次元空間内の物体間に
おいて接触もしくは干渉が発生した代表点の、概略的な
位置とともに正確な位置を同時に表示すべく制御する表
示制御機能とを実現させるための干渉チェック結果表示
プログラムが記録されたことを特徴としている(請求項
12)。
【0026】また、本発明の干渉チェック結果表示プロ
グラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体に
おいて、コンピュータに、仮想三次元空間内に存在する
物体間の干渉チェック処理を行なう干渉チェック機能
と、物体間で接触が発生する範囲の距離,干渉が発生す
る範囲の距離および予め指定された距離範囲のうちの少
なくとも一つとともに、干渉チェック結果としての最近
接点間距離について表現された可変形状を表示すべく制
御する表示制御機能とを実現させるための干渉チェック
結果表示プログラムが記録されたことを特徴としている
(請求項13)。
【0027】さらに、本発明の干渉チェック結果表示プ
ログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体
において、コンピュータに、仮想三次元空間内に存在す
る物体間の干渉チェック処理を行なう干渉チェック機能
と、その干渉チェック機能における干渉チェック処理を
行なった結果として、物体間の接触/干渉時の代表点を
表示すべく制御する表示制御機能とを実現させるための
干渉チェック結果表示プログラムが記録されたコンピュ
ータ読取可能な記録媒体であって、表示制御機能が、干
渉チェック処理を行なった結果、複数の代表点が発生し
た場合に、複数の代表点のうちのいずれか一点の代表点
を特定点として指定すると、その特定点を確認すべく、
その特定点を特定点以外の他の代表点と判別可能となる
ように表示制御する判別可能表示制御機能をそなえると
ともに、上記指定された特定点を仮想三次元空間におい
て見るための視点と、物体が仮想三次元空間を占める領
域を基準に表示上の断面を算出する断面算出機能と、そ
の断面算出機能にて算出された表示上の断面とともに上
記特定点を表示すべく制御する断面・特定点表示機能と
をそなえて構成されたことを特徴としている(請求項1
4)。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (A)本発明の各実施形態にかかる干渉チェック結果表
示装置のハードウェア構成および機能構成の説明 図4は本発明の各実施形態にかかる干渉チェック結果表
示装置のハードウェア構成および機能構成を示す図であ
るが、この図4に示すように、本発明の実施の形態とし
ての干渉チェック結果表示装置は、計算機11,キーボ
ード15,マウス14,モニタ13および記憶装置12
をそなえて構成されている。
【0029】計算機11は、図示しないCPU(Central
Processing Unit:中央処理装置)やメモリ等をそなえ
て構成され、この計算機11に各種データを保持しうる
記憶装置12や、キーボード15およびマウス14等の
外部入出力装置を接続して用いることにより本装置の中
核をなすものである。キーボード15およびマウス14
はともに入力手段として用いられるものであり、干渉チ
ェック対象である物体モデルを三次元空間上で回転・移
動させるための指示や、必要な各種情報等を入力するた
めに用いられる。
【0030】記憶装置12はハードディスク等の記憶媒
体であり、本装置を動作させるための各種プログラム
や、干渉チェックの結果等の各種データが記憶されるよ
うになっている。モニタ13は計算機11による演算の
結果を表示するための表示装置であり、干渉チェックの
結果もこのモニタ13に表示されるようになっている。
【0031】また、計算機11は、図4に示すように、
三次元CADシステム16,全体制御部17,画像デー
タ形成部18および干渉チェック部19としての機能を
そなえて構成されている。三次元CADシステム16
は、干渉チェック処理を行なう対象である仮想三次元空
間内に存在する物体(物体モデル)を形成するものであ
り、図示しないメモリ等に仮想三次元空間を展開し、こ
の仮想三次元空間内において物体モデルを取り扱うもの
である。又、この三次元CADシステム16で形成した
物体モデルのデータは、計算機11のメモリ(図示せ
ず)等を介して全体制御部17に送られるようになって
いる。
【0032】全体制御部17は、計算機11における入
出力等の各種制御を行なうもので、例えば、コンピュー
タシステムにおけるOS(Operating System:オペレー
ティングシステム)等に相当するものであり、記憶装置
12やメモリ(図示せず)等に予め記憶された命令や、
キーボード15やマウス14等の外部入出力装置からの
入力に従って各種演算処理を行なうようになっている。
【0033】また、全体制御部17は、画像データ形成
部18や干渉チェック部19等の動作を制御したり、画
像データ形成部18や干渉チェック部19等との間で各
種データの授受を行なうようになっており、例えば、三
次元CADシステム16によって形成された物体モデル
のデータを干渉チェック部19に送って、この干渉チェ
ック部19により干渉チェック処理を行なったり、この
干渉チェック処理の結果を画像データ形成部18に送
り、表示用の画像データを作成したりするようになって
いる。
【0034】さらに、全体制御部17は、モニタ13や
記憶装置12等を制御することにより、演算結果を表示
装置であるモニタ13に表示させたり、記憶装置12に
記憶させたりするようになっている。干渉チェック部1
9は、全体制御部17による制御に従って、三次元CA
Dシステム16により形成された物体モデルのデータに
ついて干渉チェック処理を行なうものであり、この干渉
チェック処理の結果を全体制御部17や画像データ形成
部18等に送るようになっている。
【0035】なお、この干渉チェック部19は、特開平
9−27046号公報,特開平7−134735号公報
および特開平8−77210号公報等に記載された干渉
チェック方法を用いて、仮想三次元空間内に存在する物
体モデル間の干渉チェック処理を行なうものである。す
なわち、仮想三次元空間内に存在する物体モデルの移動
量や移動速度、若しくは、物体モデル間の距離等を監視
し、これらの値が設定値以上となった場合に干渉チェッ
ク処理の演算を行ない、接触/干渉点や物体モデル間の
最接近点距離等を干渉チェック結果として得ることがで
きるようになっている。
【0036】すなわち、仮想三次元空間内に存在する物
体モデルを、キーボード15やマウス14等によって移
動させることにより、随時、物体モデル間の干渉チェッ
ク処理が行なわれるようになっているのである。また、
この干渉チェック処理は、各物体モデルを複数枚の平面
的な表面多角形(ポリゴン)により表現して実行するも
ので、例えば、これらのポリゴンを三角形に分割した状
態で干渉チェック処理を行ない、この干渉チェック処理
の結果として、三角形ポリゴンの格子点,辺上もしくは
三角ポリゴンの面上に、接触/干渉点もしくは最近接点
を得るものである。又、接触/干渉発生時において、こ
の接触/干渉部分における三角形ポリゴンの格子点,辺
上もしくは三角ポリゴンの面上の点(接触/干渉点)を
代表点とする。
【0037】従って、干渉チェック部19は、干渉チェ
ック処理の結果、接触/干渉が発生した場合には、代表
点情報を画像データ形成部18や全体制御部17に送る
ようになっている。画像データ形成部18は、モニタ1
3に表示するための画像データを形成するものであり、
干渉チェック部19から送られてくる干渉チェック結果
等から、各種画像データを形成するものである。
【0038】また、画像データ形成部18における干渉
状態形状生成手段20は、干渉発生状態を示す形状を生
成するもので、干渉チェック部19から送られる代表点
情報に基づき、干渉発生状態を示す形状をモニタ13に
表示させるべくモニタ13を制御するようになってい
る。なお、干渉チェック部19により検出された代表点
や画像データ形成部18により形成された画像データは
記憶装置12に記憶されるようになっている。
【0039】キーボード15およびマウス14はともに
代表点指定手段としても機能するようになっており、こ
れらのキーボード15およびマウス14を用いて特定の
代表点を指定したり、後述するように、適切な視点、注
視点、表示ボリューム等の情報を入力したりする。ま
た、モニタ13には、画像データ形成部18や全体制御
部17により干渉チェック結果が表示され、この表示に
より、作業者は接触/干渉の発生を確認することができ
る。
【0040】上述のように構成された干渉チェック結果
表示装置を用いた干渉チェック結果表示方法について、
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。 (B)第1実施形態の説明 さて、本発明の第1実施形態としての干渉チェック結果
表示方法は、図4に示した干渉チェック結果表示装置に
より表示されるもので、本第1実施形態においては、三
次元CADシステム16により干渉チェック処理対象で
ある物体モデルが形成され、この三次元CADシステム
16から干渉チェック部19に仮想三次元空間内に存在
する物体データが送られるようになっており、この干渉
チェック部19において、仮想三次元空間内に存在する
物体モデル間の干渉チェック処理を行なうようになって
いる。
【0041】また、干渉チェック部19による干渉チェ
ック処理の結果として、代表点の位置の情報等が画像デ
ータ形成部18に送られ、この画像データ形成部18に
おける干渉状態形状生成手段20により干渉発生マーク
900(図5参照)が生成される。ここで、干渉状態形
状生成手段20により生成される干渉発生マーク900
(図5参照)は、代表点の概略的な位置とともに正確な
位置を同時に表示するものであり、画像データ形成部1
8によって、この干渉発生マーク900(図5参照)を
干渉チェック処理を行なった物体モデルとともに表示す
るように制御し、全体制御部17を介してモニタ13に
表示させることにより、仮想三次元空間内の物体間にお
いて接触もしくは干渉が発生した代表点の、概略的な位
置とともに正確な位置を同時に表示する。すなわち、こ
れらの画像データ形成部18と全体制御部17とが図1
に示す表示制御部2に相当するものである。
【0042】本発明の第1実施形態としての干渉チェッ
ク結果表示装置は上述のごとく構成されており、このよ
うな干渉チェック結果表示装置による干渉チェック結果
の表示態様を図を用いて説明する。図5(a),(b)
はともに本発明の第1実施形態としての干渉チェック結
果表示方法を示す図であり、図5(a)はその干渉状態
表示形状を拡大して示す図、図5(b)はその表示形状
を示す図である。
【0043】本発明の第1実施形態としての干渉チェッ
ク結果表示方法は、図5(a)に示すように、干渉発生
状態を示す形状である干渉発生マーク900を表示する
もので、この干渉発生マーク900は、代表点100を
形状の中心とした微小な透明度の比較的低い球である第
1球101を第1形状として表示するとともに、この第
1形状の第1球101の外側に、第1球101よりも大
きく透明度の比較的高い球である第2球102を第2形
状として表示することにより形成される。なお、これら
の第1球101および第2球102の表示には互いに異
なる色を用いることが望ましい。
【0044】ここで、本表示方法においては、図5
(b)に示すように、物体モデル110と物体モデル1
20との間で干渉チェック処理を行なった結果、代表点
100において干渉が発生していることを示しているも
ので、第1形状としての第1球101は代表点100の
正確な位置を示しており、又、第2形状としての第2球
102は代表点100の概略的な位置を示している。
【0045】また、図6(a),(b)もともに本発明
の第1実施形態としての干渉チェック結果表示方法を示
す図であり、ともに物体モデル110と物体モデル12
0との間で行なった干渉チェック処理の結果をモニタ1
3に表示している様子を示すものであり、図6(a)は
干渉チェック対象の物体モデルの全体像とともに干渉チ
ェック処理の結果表示形状を示す図、図6(b)は図6
(a)における干渉発生部分の拡大図とともに干渉チェ
ック処理の結果表示形状を示す図である。
【0046】これらの図6(a),(b)に示すよう
に、本発明の第1実施形態としての干渉チェック結果表
示方法は、代表点100において干渉が発生しているこ
とを示すものであるが、干渉発生マーク900は、モニ
タ13上に表示される物体モデル110,120の表示
倍率(Zoom比率)を変更した場合においても、干渉状態
形状生成手段20により常に一定の大きさを保持すべく
制御されるようになっている。
【0047】なお、図5,図6中に示す代表点100そ
のものは説明の便宜上付加したものであり、実際に表示
されるものではなく、代表点100の正確な位置はあく
までも第1形状としての第1球101により表示され
る。本発明の第1実施形態としての干渉チェック結果表
示方法は上述のごとく構成されているので、図4に示す
干渉チェック部19により干渉チェック処理が行なわれ
た結果が画像データ形成部18に送られ、この画像デー
タ形成部18における干渉状態形状生成手段20により
干渉発生マーク900が形成される。
【0048】さらに、この干渉状態形状生成手段20に
より形成された干渉発生マーク900が物品データ11
0,120の画像データとともに表示されるように、画
像データ形成部18によって表示画像データが形成さ
れ、これらの画像がモニタ13に表示されるのである。
ここで、図7は本発明の第1実施形態としての干渉チェ
ック結果表示方法を説明するためのフローチャートであ
るが、この図7に示すフローチャート(ステップA1〜
A15)を用いて、干渉チェック処理を行ない、その結
果を表示する様子を説明する。
【0049】三次元CADシステム16によって形成さ
れた、仮想三次元空間内に存在する物体モデル110,
120を、マウス14およびキーボード15を用いて、
移動・回転させる(ステップA1)。又、物体モデル1
10,120をマウス14等を用いて移動・回転させる
と、干渉チェック部19により干渉チェック処理が行な
われる(ステップA2)。
【0050】干渉チェック部19による干渉チェック処
理の結果、接触/干渉が発生していない場合には(ステ
ップA3のNOルート参照)、再度、ステップA1に戻
る。又、干渉が発生している場合には(ステップA4の
YESルート参照)、干渉チェック部19による干渉チ
ェック処理の結果として、代表点100の位置の情報等
が取得され(ステップA4)、この代表点100の情報
が画像データ形成部18に送られる。ここで、画像デー
タ形成部18における干渉状態形状生成手段20におい
て、その干渉チェック処理の結果が、干渉であるのか接
触であるのかが判断される(ステップA5)。
【0051】ここで、干渉チェック処理の結果が干渉で
あった場合には(ステップA5のYESルート参照)、
モニタ13に代表点100を表示するための干渉発生マ
ーク900を干渉を示す属性(表示色等)に設定する
(ステップA6)。一方、干渉チェック処理の結果が接
触であった場合には(ステップA5のNOルート参
照)、モニタ13に代表点100を表示するための干渉
発生マーク900を接触を示す属性(表示色等)に設定
する(ステップA7)。
【0052】また、画像データ形成部18により、干渉
チェック対象である物体モデル110,120をモニタ
13に表示させるための画面拡大率の情報を取得する
(ステップA8)。ここで、画像データ形成部18は、
前回干渉チェック結果表示を行なった結果と異なる画面
拡大率が、マウス14やキーボード15等により入力さ
れていないかどうかを調べる(ステップA9)。
【0053】入力された画面拡大率が、あらたにマウス
14やキーボード15により入力され、前回、干渉チェ
ック結果表示を行なった際と異なる場合には(ステップ
A9のYESルート参照)、全体制御部17を介して、
記憶装置12に記録されている画像拡大率の値を、今
回、あらたに入力された画像拡大率の値に更新する(ス
テップA10)。
【0054】また、あらたに設定された画像拡大率が既
定範囲内かどうかを調べ(ステップA11)、あらたに
設定された画像拡大率が既定範囲内であれば(ステップ
A11のYESルート参照)、入力された画像拡大率に
基づいて、干渉状態形状生成手段20により、代表点1
00を表示する干渉発生マーク900が一定の大きさで
モニタ13に表示されるように計算する(ステップA1
2)。
【0055】ここで、設定された画像拡大率が既定範囲
内でなければ(ステップA11のNOルート参照)、干
渉状態形状生成手段20により、予め定義された干渉状
態表示形状が用いられる(ステップA13)。一方、画
面拡大率が、前回、干渉チェック結果表示を行なった際
と同じ場合には(ステップA9のNOルート参照)、前
回、代表点100の表示に用いた干渉発生マーク900
の画像データを用いる(ステップA14)。
【0056】このようにして設定された干渉発生マーク
900の画像データを、干渉状態形状生成手段20によ
り形成し、この干渉発生マーク900を物体モデル11
0,120の画像データとともに表示するように、画像
データ形成部18において画像データを形成し、全体制
御部17を介してモニタ13に表示する(ステップA1
5)。
【0057】このように、本発明の第1実施形態として
の干渉チェック結果表示方法によれば、干渉発生マーク
900において第1形状としての第1球101よりも大
きく透明度の比較的高い第2球102により代表点10
0の概略的な位置を把握することができることから、干
渉の発生および干渉発生位置(代表点100)を容易に
認識できる他、代表点100を形状の中心とした微小な
透明度の比較的低い第1球101を表示することにより
代表点100の正確な位置を確認することができ、これ
らにより三次元CADを用いた設計における作業効率を
向上させることができる。
【0058】さらに、代表点100を、形状の中心とし
た微小な透明度の比較的低い第1球101を表示すると
ともに、この第1球101の外側に、第1球101より
も大きく透明度の比較的高い第2球102を表示するこ
とにより、代表点100の位置と全体に対する大まかな
位置とを同時に表示することができ、干渉の発生状態を
容易に把握することができる。
【0059】また、本干渉チェック結果表示方法は、干
渉状態形状生成手段20により、干渉チェック対象であ
る物体モデル110,120の表示倍率(Zoom比率)に
係わらず、干渉発生マーク900を常に一定の大きさで
表示することから、三次元CADを用いた設計におい
て、画面表示の拡大/縮小を繰り返しても干渉位置(代
表点100)を見失うことなく、複雑な装置の設計作業
においても干渉の発生状態を容易に把握することができ
る。
【0060】(B−1)第1実施形態の第1変形例の説
明 図8は本発明の第1実施形態としての干渉チェック結果
表示方法の第1変形例を示す図であり、図8(a)はそ
の干渉発生マークの構成を模式的に示す正面図である。
本発明の第1実施形態としての干渉チェック結果表示方
法の第1変形例の干渉発生マーク800は、図8(a)
に示すように、三角形形状を有する複数の片201を代
表点100を中心に放射状に配置するとともに、各片2
01をそれぞれ中心軸201aを軸に、角度θ1 捩じっ
て配置しているものであり、複数の片201の中心が干
渉が発生している正確な位置すなわち代表点の正確な位
置を示すとともに、各片201が形成する放射状の領域
が干渉が発生している概略的な位置を示すようになって
いる。
【0061】また、干渉発生マーク800は、表示装置
であるモニタ13上にて一定の大きさで視認しうるよう
に干渉状態形状生成手段20により制御されており、モ
ニタ13上に表示される物体モデル110,120の表
示倍率(Zoom比率)を変更した場合においても、常に一
定の大きさで表示されるようになっている。このよう
に、本発明の第1実施形態としての干渉チェック結果表
示方法の第1変形例によれば、三角形形状を有する複数
の片201を代表点100を中心に放射状に配置し、各
片201により形成される放射状の領域が干渉が発生し
ている概略的な位置を示すことにより、干渉の発生およ
び干渉発生位置(代表点100)を容易に認識できる
他、複数の片201の中心が干渉が発生している正確な
位置を示すことにより、代表点100の正確な位置を確
認することができ、これらにより三次元CADを用いた
設計における作業効率を向上させることができ、干渉の
発生状態を容易に把握することができる。
【0062】また、干渉発生マーク800は、干渉状態
形状生成手段20により、干渉チェック対象である物体
モデル110,120の表示倍率(Zoom比率)に係わら
ず、常に一定の大きさで表示されることから、三次元C
ADを用いた設計において、画面表示の拡大/縮小を繰
り返しても干渉位置(代表点100)を見失うことな
く、複雑な装置の設計作業においても干渉の発生状態を
容易に把握することができる。
【0063】なお、上記第1実施形態としての干渉チェ
ック結果表示方法の第1変形例では、各片201をそれ
ぞれ中心軸201aを軸に、角度θ1 捩じって配置して
いるが、それに限定されるものではなく、各片201
は、代表点100を中心に放射状に配置される際に、そ
れぞれ中心軸201aを軸として異なる角度となるよう
に捩じって配置されてもよい。
【0064】(B−2)第1実施形態の第2変形例の説
明 また、図8(b)は、本発明の第1実施形態としての干
渉チェック結果表示方法の第2変形例を示すものであ
り、この図8(b)に示す第2変形例においては、干渉
発生マーク810は代表点100を中心に、三角形形状
を有した複数の片201,202を放射状に配置するこ
とにより構成されている。
【0065】複数の片201はそれぞれ中心軸201a
を軸に回転角θ2 捩じって配置されており、又、複数の
片202はそれぞれ中心角202aを軸に回転角θ3
じって配置されており、これらの複数の片201と20
2とが、代表点100を中心にして放射状に交互に配設
されている。すなわち、複数の片201と片202との
表示効果が互いに異なるように表示されている。
【0066】このように、図8(b)に示す本発明の第
1実施形態としての干渉チェック結果表示方法の第2変
形例によれば、上述した第1実施形態と同様の作用効果
を得ることができる他、複数の片201はそれぞれ中心
軸201aを軸に回転角θ2捩じって配置されており、
又、複数の片202はそれぞれ中心角202aを軸に回
転角θ3 捩じって配置され、これらの複数の片201と
202とが、代表点100を中心にして放射状に交互に
配設されていることから、複数の片201,202によ
り形成される放射状の領域の視認性を向上させることが
でき、干渉の発生状態を容易に把握することができる。
【0067】(B−3)第1実施形態の第3変形例の説
明 図9は本発明の第1実施形態としての干渉チェック結果
表示方法の第3変形例を示す図であり、図9(a)はそ
の干渉状態表示形状の構成を模式的に示す正面図、図9
(b)は図9(a)の側面図である。図9(a),
(b)に示す第3変形例においても、干渉発生マーク8
20は代表点100を中心に、三角形形状を有した複数
の片201を放射状に配置することにより構成されてい
る。
【0068】ここで、図9(a),(b)に示す干渉発
生マーク820も、代表点100を中心に複数の片20
1を放射状に配置することにより構成されており、又、
これらの複数の片201は、図9(b)に示すように、
視線方向(図9(b)中左側方向)に向かって、角度α
を有して傾斜するように配置されている。このように、
図9(a),(b)に示す本発明の第1実施形態として
の干渉チェック結果表示方法の第3変形例によっても、
上述した第1実施形態の各変形例と同様の作用効果を得
ることができる他、複数の片201が、視線方向(図9
(b)中左側方向)に向かって、角度αを有して傾斜す
るように配置されていることからも視認性を向上させる
ことができ、干渉の発生状態を容易に把握することがで
きる。
【0069】(B−4)第1実施形態の第4変形例の説
明 また、図10(a)〜(c)は本発明の第1実施形態と
しての干渉チェック結果表示方法の第4および第5変形
例を示す図であり、図10(a)は第4および第5変形
例における干渉状態表示形状の構成を模式的に示す正面
図、図10(b),(c)はそれぞれ第4および第5変
形例を示す図であり、ともに図10(a)の側面図であ
る。
【0070】図10(a),(b)に示す干渉発生マー
ク830も、代表点100を中心に、三角形形状を有し
た複数の片201,202を放射状に配置することによ
り構成されており、これらの複数の片201と202と
が、代表点100を中心にして放射状に交互に配設され
ている。ここで、複数の片201は、視線方向〔図10
(b)中左側方向〕に向かって、それぞれ角度αを有し
て傾斜するように配置されており、又、複数の片202
は、視線方向に向かって、それぞれ角度βを有して傾斜
するように配置されている。
【0071】このように、図10(a),(b)に示す
本発明の第1実施形態としての干渉チェック結果表示方
法の第4変形例によっても、上述した第1実施形態の各
変形例と同様の作用効果を得ることができる他、図10
に示す干渉発生マーク830においては、複数の片20
1と202とが、代表点100を中心にして放射状に交
互に配設されているとともに、各片201と202と
が、互いに視線方向に向かって異なる角度で配置されて
いることからも、複数の片201,202により形成さ
れる放射状の領域の視認性を向上させることができ、干
渉の発生状態を容易に把握することができる。
【0072】(B−5)第1実施形態の第5変形例の説
明 さらに、図10(a),(c)に示す干渉状態表示形状
は本発明の第1実施形態としての干渉チェック結果表示
方法の第5変形例としての干渉状態表示形状を示すもの
であり、この図10(a),(c)に示す干渉発生マー
ク840も、代表点100を中心に、三角形形状を有し
た複数の片201,201′,202および202′を
放射状に配置することにより構成されており、これらの
複数の片201,201,202および202′が、代
表点100を中心にして放射状に交互に配設されてい
る。
【0073】ここで、複数の片201は、視線方向〔図
10(c)中左側方向〕に向かって、それぞれ角度γを
有して傾斜するように配置されており、又、これらの片
201と、代表点100に対して点対象となる位置に配
設された片201′とは、代表点100を通る同一平面
を形成するように配置されている。一方、複数の片20
2は、視線方向〔図10(c)中左側方向〕に向かっ
て、角度εを有して傾斜するように配置されており、
又、これらの角度εを有して傾斜するように配設された
片202と、代表点100に対して点対象となる位置に
配設された各片202′とは、代表点100を通る同一
平面を形成するように配置されている。
【0074】このように、図10(a),(c)に示す
本発明の第1実施形態としての干渉チェック結果表示方
法の第5変形例によっても、上述した第1実施形態の各
変形例と同様の作用効果を得ることができる他、図10
に示す干渉発生マーク840においては、複数の片20
1と202とが、代表点100を中心にして放射状に交
互に配設されているとともに、各片201′と202′
とが、互いに視線方向に向かって異なる角度で配置され
ていることからも、複数の片201′,202′により
形成される放射状の領域の視認性を向上させることがで
き、干渉の発生状態を容易に把握することができる。
【0075】なお、上記第1実施形態の各変形例では、
片201(201′)および片202(202′)はそ
れぞれ三角形形状を有して構成されているが、それに限
定されるものではなく、三角形以外の形状となるように
構成してもよく、又、個々の片の形状や模様、色彩、お
よびこれらの組み合わせが互いに異なるように構成して
もよく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施することができる。
【0076】また、上記第1実施形態の第4変形例およ
び第5変形例では、片201(201′)と202(2
02′)とを代表点100を中心に放射状に交互に配置
する際に、それぞれ視線方向に対する角度を変えている
が、それに限定されるものでなく、個々の片の形状,大
きさ,模様,色彩および反射率等を変えたりして構成し
てもよく、更に、これらの片201(201′),20
2(202′)を1つおきに変えて配置する等、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更してもよく、特に、
何らかの規則性を持たせて配置することが望ましい。
【0077】なお、各片201(201′),202
(202′)が各中心軸201a202aを中心にそれ
ぞれ回転するような動画として表示してもよく、又、各
片201(201′),202(202′)が、代表点
100を中心にそれぞれ回転するように動画として表示
してもよく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施することができる。
【0078】また、上記第1実施形態の第3変形例〜第
5変形例では、各片201(201′),202(20
2′)はそれぞれ視線方向に向かって傾斜するように配
置されているが、本実施形態ではそれに限定されるもの
でなく、視線方向に向かって傾斜するように配置された
各片201(201′),202(202′)を、図8
(a),(b)に示す上記第1実施形態の第1変形例や
第2変形例のように、それぞれ中心軸201a,202
aを中心に捩じって配置してもよく、又、この際、片2
01(201′),202(202′)の個々の片の形
状,大きさ,模様,色彩および反射率等を変えたりして
構成してもよく、更に、これらの片201(20
1′),202(202′)を1つおきに変えて配置す
る等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更しても
よく、特に、何らかの規則性を持たせて配置することが
望ましい。
【0079】さらに、上記第1実施形態の各変形例で
は、代表点の概略的な位置を表示するために複数の片を
代表点を中心に放射上に配置しているが、それに限定す
るものではなく、例えば、代表点を中心とする同心円状
や渦巻き状の形状を配置してもよく、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で種々変形して実施することができる。 (C)第2実施形態の説明 さて、三次元CADシステムを用いた設計において、仮
想三次元空間内に存在する物体モデル間の干渉チェック
処理を行なった結果を表示装置にて表示し、物体モデル
どうしの位置関係を把握する際に、それらの物体モデル
間に発生している接触や干渉の有無のみならず、それら
の物体モデルどうしが特定の距離や範囲内に収まってい
るか否かが重要な場合があり、このような物体モデル間
の最近接点間距離又は最近接点の関係を表現する干渉チ
ェック結果表示方法について図を用いて説明する。
【0080】図11〜図13は本発明の第2実施形態と
しての干渉チェック結果表示方法を示すもので、図11
(a),(b)はともにその干渉チェック結果表示方法
を示す図、図12はその干渉チェック結果表示手法を説
明するためのフローチャート、図13(a),(b)は
それぞれ図11(a),(b)に示す干渉状態表示形状
を一部変更して模式的に示す図である。
【0081】本干渉チェック結果表示方法に用いられる
干渉状態を示す形状としての干渉状態表示形状700
は、図11(a)に示すように、長方形形状300、接
触点目印310、干渉領域320、指定領域330、そ
の他の領域340および現在値350により構成される
可変形状である。長方形形状300は物体モデル間の最
近接点間の関係を示すものであり、この長方形形状30
0中には、物体モデル間で接触が発生する位置の指標で
ある接触点目印310が、長方形形状300の短尺側を
縦断するように形成されている。
【0082】また、長方形形状300における、接触点
目印310と長方形形状300の一端〔図11(a)中
左側端〕との間の領域は干渉領域320として形成さ
れ、物体間で干渉が発生する範囲の指標として機能して
いる。さらに、長方形形状300における、接触点目印
310と長方形形状300の他端〔図11(a)中右側
端〕との間の領域には、予め指定された範囲の指標であ
る指定領域330が形成されている。この指定領域33
0は、干渉チェック対象である物体モデル間の最近接点
どうしが特定の距離や範囲内に収まっているかどうかを
判定するために、必要に応じて予め設定する領域であ
り、可変、且つ、可動の領域として形成されるようにな
っている。
【0083】ここで、指定領域330が可変であると
は、この指定領域330の範囲を任意に設定することが
できることを示しており、例えば、指定領域330を、
最近接点間距離が30mm〜100mmの区間として設
定したり、物体モデル間の最近接点間距離が10mm〜
20mmの区間として設定したりすることができ、これ
らの最近接点間距離が30mm〜100mmの区間と、
10mm〜20mmの区間とでは、モニタ13上に表示
される指定領域330の形状の幅(長方形形状300に
おける長軸方向長さ)が異なることを示している。
【0084】また、指定領域330が可動であるとは、
この指定領域330の位置を任意に設定することができ
ることを示しており、例えば、物体モデル間の最近接点
間距離が90mm〜100mmの区間と、10mm〜2
0mmの区間とでは、モニタ13上に表示される指定領
域330の形状の幅(長方形形状300における長軸方
向長さ)は同じであるが、これらの指定領域330の存
在する位置が異なることを示している。
【0085】さらに、長方形形状300内には、モニタ
13に表示されている物体モデル間の最近接点の相対的
な位置関係を示す現在値350が表示されるようになっ
ている。この現在値350は、干渉チェック部19によ
る干渉チェック処理の結果としての物体モデル間の最近
接点の関係について表現された可変形状であり、マウス
14やキーボード15による物体モデルの移動・回転に
伴って、長方形形状300内を、その長軸側方向〔図1
1(a)中左右方向〕に移動するようになっている。
【0086】ここで、図11(a)に示す干渉状態表示
形状700において、長方形形状300中の干渉領域3
20以外の領域では、現在値350が干渉領域320す
なわち接触点目印310に近づく程物体モデル間の最近
接点間距離が近いことを示しており、又、現在値350
が干渉領域320すなわち接触点目印310から遠ざか
る程物体モデル間の最近接点間距離が遠くなることを示
している。
【0087】また、接触点目印310,干渉領域32
0,指定領域330,その他を示す領域340および現
在値350は、それぞれ異なる表示色や模様もしくは反
射率等で表示されている。上述の干渉状態表示形状70
0は、干渉状態形状生成手段20により形成され、又、
画像データ形成部18により物体モデルの画像データと
ともにモニタ13に表示するための画像データが形成さ
れる。又、この画像データは全体制御装置17によりモ
ニタ13に表示されるようになっている。
【0088】すなわち、本実施形態において、画像デー
タ形成部18と全体制御部17とが図2に示す表示制御
部4に相当するのである。本発明の第2実施形態の干渉
状態表示形状700は上述のごとく構成されているの
で、干渉チェック処理を行ないながらマウス14やキー
ボード15等を用いて物体モデルを移動・回転させる場
合において、物体モデル間の最近接点の関係を、長方形
形状300における接触点目印310や指定領域330
の領域と現在値350との位置関係を干渉状態形状生成
手段20により成形し、干渉チェック対象の物体モデル
ととに表示するよう画像データを画像データ形成部18
により形成し、モニタ13により表示するようになって
いる。
【0089】ここで、本発明の第2実施形態の干渉チェ
ック結果表示方法を図12に示すフローチャート(ステ
ップB1〜ステップB11)を用いて説明する。利用者
によるマウス14やキーボード15からの入力により、
干渉チェック処理を行なう旨の指示を受けると(ステッ
プB1)、先ず、移動・回転を行なう対象の物体モデル
を、現在選択されているものから、他の物体モデルへ変
更するかどうかの確認を行なう(ステップB2)。
【0090】移動・回転を行なう物体モデルを変更する
場合には(ステップB2のYESルート参照)、全体制
御部17等により移動・回転対象である物体モデルから
指定領域330に関する情報を取得し(ステップB
3)、この情報に基づいて干渉状態表示形状700をモ
ニタ13に表示させる際の、干渉状態表示形状700に
おける指定領域330の相対的な大きさを決定する(ス
テップB4)。なお、ここで、マウス14やキーボード
15等を用いて指定領域330に関する情報を入力して
もよい。
【0091】干渉チェック部19による干渉チェック処
理の結果に基づいて、干渉状態形状生成手段20によ
り、長方形形状300上における接触点目印310、干
渉領域320および指定領域330の状態を一瞥できる
ような干渉状態表示形状700を形成し(ステップB
5)、再び、利用者による指示の入力を待つべくステッ
プB1に戻る。
【0092】一方、移動・回転を行なう物体モデルを変
更しない場合には(ステップB2のNOルート参照)、
その物体モデルに対して移動・回転を行なわせるかどう
かの確認を行ない(ステップB6)、移動・回転を行な
うのであれば(ステップB6のYESルート参照)、モ
ニタ13に表示されている三次元空間内に存在する物体
モデルの移動・回転を、マウス14やキーボード15を
用いて行なう(ステップB7)。
【0093】物体モデルをマウス14やキーボード15
等を用いて移動・回転させると、干渉チェック部19に
より干渉チェック処理が行なわれる(ステップB8)。
干渉チェック部19による干渉チェック処理の結果とし
て、代表点や最近接点の位置の情報が取得される(ステ
ップB9)。すなわち、干渉チェック部19による干渉
チェック処理の結果、干渉もしくは接触が生じている場
合には代表点の位置の情報が取得され、干渉および接触
が生じていない場合には、各物体モデルにおける最近接
点がそれぞれ取得されるのである。
【0094】さらに、この代表点もしくは最近接点の情
報が画像データ形成部18に送られ、画像データ形成部
18における干渉状態形状生成手段20において、モニ
タ13に表示すべく、干渉状態表示形状700における
現在値350の位置等が算出される(ステップB1
0)。このようにして算出された情報に基づいて、干渉
状態形状生成手段20により干渉状態表示形状700を
形成し、この干渉状態表示形状を各物体モデルの画像デ
ータとともに表示するように、画像データ形成部18に
おいて画像データを形成し、全体制御部17を介してモ
ニタに表示した後(ステップB11)、再び、利用者に
よる指示の入力を待つべくステップB1に戻る。
【0095】このように、本発明の第2実施形態として
の干渉チェック結果表示方法によれば、接触点目印31
0および干渉領域320とともに、現在値350を表示
することにより、干渉もしくは接触が発生するまでの物
体モデル間の距離を一瞥することができ、例えば、物体
モデルが連続して動いている場合においても、物体モデ
ル間の位置関係を容易に把握することができ、干渉が発
生する様子を連続的に監視することができる。
【0096】また、接触点目印310、指定領域330
および干渉領域320とともに、現在値350を表示す
ることにより、干渉チェック対象である物体モデル間の
最近接点が、特定の距離範囲内に存在しているか否かを
一瞥して確認することができ、例えば、干渉チェック対
象である物体モデルどうしの間が一定の距離を保持して
いなければならない場合等においても、容易に物体モデ
ル間の位置関係を容易に把握することができる。
【0097】なお、上記第2実施形態では、干渉チェッ
ク部19による干渉チェック結果に基づいて、接触点目
印310,干渉領域320,指定領域330および現在
値350により物体モデル間の最近接点の相対的な位置
関係を示すようになっているが、これに限定されるもの
ではなく、最近接点間距離等を表示してもよく、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが
できる。
【0098】また、上記第2実施形態では、干渉状態表
示形状700において、現在値350が、図11(a)
中右側へ行くほど物体モデル間の最近接点間距離が遠く
なることを示しているが、現在値350の移動方向が上
下左右や斜めなどの方向によって表示方式が限定される
ものではなく、図11(b)に示すように、干渉状態表
示形状700において、現在値350が、図11(a)
中左側へ行くほど物体モデル間の最近接点間距離が遠く
なるようにしてもよく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で種々変形して実施することができる。
【0099】さらに、上記第2実施形態では、干渉状態
表示形状は平面的な長方形形状により形成されている
が、それに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例
えば、干渉状態表示形状は、図11(b)に示す干渉状
態表示形状710のように立体的に表示してもよく、
又、図13に示す干渉状態表示形状700′,710′
のように、物体モデル間の最近接点間距離が遠くなる
程、短軸方向の長さが長くなるように表示してもよい。
なお、図13(a),(b)に示す700,700′,
710,710′においては、便宜上、指定領域330
を省略して示している。
【0100】また、干渉状態表示形状における遠近方向
を示す手段としては、表示上パースをかける(奥に行く
ほど小さく表示する)ことにより同様な効果を与えても
よい。さらに、図14,図15に示すように、干渉状態
表示形状を円形形状により形成してもよい。これらの図
14,図15もともに本発明の第2実施形態としての干
渉チェック結果表示方法の変形例を示す図であり、図1
4(a)はその干渉状態表示形状を示す図、図14
(b),(c)はそれぞれ表示の例を示す図、図15は
干渉チェック結果表示方法を説明するための図である。
【0101】これらの図14,図15に示す干渉状態表
示形状600は、図11に示す本発明の干渉チェック結
果表示方法における干渉状態表示形状を円形にして構成
したものであり、円の中心を軸にして扇状に干渉領域3
20′,指定領域330′,その他の領域340′等が
形成されているものである。また、図14(b)は、こ
のような円形形状を有する干渉状態表示形状において、
指定領域330′が可動である様子を示しており、この
指定領域330′の位置を任意に変更することができる
様子を示している。又、図14(c)は円形形状を有す
る干渉状態表示形状600において、指定領域330′
が可変である様子を示しており、この指定領域330′
の範囲を任意に変更することができる様子を示してい
る。
【0102】図15(a)〜(c)は、それぞれ本発明
の第2実施形態としての干渉チェック結果表示方法が、
モニタ13に表示される様子を示す図であり、これらの
図においては、モニタ13上に干渉チェック対象である
物体モデル110,120とともに干渉状態表示形状が
表示されている。さて、干渉チェック対象である物品モ
デル110,120が互いに十分離れている時には、図
15(a)に示すように、干渉状態表示形状において
は、現在値350′はその他の領域340′に位置して
おり、物体モデル110,120が互いに近づくにつれ
接触点目印310′に向かって、時計回りに移動する。
【0103】物体モデル110,120が近づき、物体
モデル110,120間の最近接点間距離が、予め設定
された範囲に到達している場合には、図15(b)に示
すように、干渉状態表示形状において、現在値350′
は指定領域340′に位置する。さらに、物体モデル1
10,120が近づき、物体モデル110,120間で
干渉が発生した場合には、図15(c)に示すように、
干渉状態表示形状において、現在値350′は干渉領域
320′に位置する。又、この場合、干渉発生位置に
は、図5に示した干渉状態表示形状が表示されている。
【0104】(D)第3実施形態の説明 図16〜図19は、本発明の第3実施形態としての干渉
チェック結果表示方法を示す図であり、図16は本発明
の第3実施形態としての干渉チェック結果表示方法を説
明するための図、図17(a)は、図17(b)の全体
を模式的に示す図、図17(b)は本発明の第3実施形
態を模式的に示す図、図18(a)は図18(b)の上
面図、図18(b)は複数の代表点が存在する際におけ
る干渉チェック結果表示方法を示す正面図、図18
(c)は図18(b)の側面図、図19(a)は複数の
代表点を表示するリストを示す図、図19(b)は複数
の代表点が存在する際における干渉チェック結果表示方
法を示す図である。
【0105】本発明の第3実施形態としての干渉チェッ
ク結果表示方法は、図16に示すように、物体モデル1
10,120間における干渉チェック処理の結果により
代表点100が形成されている場合において、この代表
点100を特定点(注視点)として断面450ととも
に、表示装置であるモニタ13に表示するようになって
いる。
【0106】ここで、断面450は、代表点100を仮
想三次元空間において見るための視点410と、物体モ
デル110,120が三次元空間を占める領域である物
体群領域440とを基準として計算される表示上の断面
であって、代表点100をとおり、且つ、視点410と
代表点100とを結ぶ直線と直交する面として形成され
ている。
【0107】また、断面450と視点410との間の空
間はモニタ13に表示されないようになっており、断面
450に対して視点410とは反対側(図16中右側)
の領域がモニタ13に表示されるよう、干渉状態形状生
成手段20により制御されており、この断面450が干
渉発生状態を示す形状に相当するものである。また、本
実施形態において、全体制御部17と画像データ形成部
18とが、図3に示す表示制御部6に相当するものであ
り、更に、干渉状態形状生成手段20が図3に示す断面
算出部62に相当するとともに、画像データ形成部18
が判別可能表示制御部61に相当するものである。
【0108】なお、図16においては、代表点100は
図5(a)に示した干渉発生マーク900により示され
ている。さらに、本干渉チェック結果表示方法において
は、図17(a)に示すように、代表点100を中心と
した球面上で視点410を移動させることができるよう
になっている。この場合においても、図17(b)に示
すように、断面450と視点410との間の空間はモニ
タ13に表示されないようになっており、断面450に
対して視点410とは反対側の領域がモニタ13に表示
されるよう、干渉状態形状生成手段20により制御され
ている。
【0109】ここで、マウス14やキーボード15等に
より、視点410を代表点100を中心とした球面上で
移動させると、画像データ形成部18より、代表点10
0を通る断面450の画像データが形成され、全体制御
部17を介してモニタ13に表示される。なお、これら
の図17(a),(b)においても、代表点100は図
5(a)に示した干渉発生マーク900により示されて
いる。
【0110】また、複雑な物体モデルにおける干渉チェ
ック処理や、複数の物体モデル間における干渉チェック
処理を行なう場合においては、干渉もしくは接触が複数
箇所で発生し、代表点が複数箇所存在する場合が考えら
れる。図18(a)〜(c)に示すように、仮想三次元
空間内に複数の代表点100A,100Bが存在する場
合において、代表点100Aでの接触/干渉状態を確認
している状態から、代表点100Bでの接触/干渉状態
の確認を行なうようにする場合には、マウス14やキー
ボード15を用いて注視点を代表点100Aから代表点
100Bへ変更する。
【0111】また、この指定された注視点(代表点10
0B)を他の代表点100Aから判別できるようにする
ため、代表点100Bを示す干渉発生マーク900を、
他の代表点100Aを示す干渉発生マーク900と表示
色を変える等の手段により判別可能に表示する。すなわ
ち、図5(a)や図8〜図10に示した干渉発生マーク
等を用いるとともに、注視点における干渉発生マークの
色や大きさ、形状等を変えて表示するとよい。
【0112】なお、図18,19においては、代表点1
00を表示するための干渉発生マークは便宜上、省略し
ている。さて、複数の代表点が発生した場合に、これら
の複数の代表点100から、干渉状態を確認する代表点
100、すなわち注視点となるべき代表点100を選択
する。ここで、自動的に全ての代表点100を連続して
指定するように予め設定してもよく、又、図19(a)
に示すように、複数の代表点100をリスト表示し、こ
のリストの中から特定の一点を特定点(注視点)として
指定してもよい。
【0113】ここで、図19(a)に示すリストは、干
渉チェック処理の結果を階層構造として表示するように
なっており、例えば、部品aと干渉した部品として部品
cと部品eとが表示され、又、部品cと干渉した代表点
として代表点100Aが表示されている。更に、部品e
と干渉チェック処理した代表点としては、代表点100
B,100C,100Dが表示されている。
【0114】また、仮想三次元空間内に、立方体や直方
体もしくは球体等の適当な立体を配置し、その立体内部
にあるか否かを条件として代表点100の絞り込みを行
なってもよい。注視点となるべき代表点100の絞り込
みを行なった後には、マウス14やキーボード15を用
いて、これらの代表点100の中からいずれか一点を注
視点として選択する。
【0115】ここで、接触/干渉の状態をモニタ13を
通して確認するには、視点の位置はそのままで注視点を
変更したり、注視点を変更するとともに、この注視点の
変更に伴って視点を移動させ、画像データ形成部18に
より、干渉チェック結果確認用の画像を生成し、この画
像を全体制御部17を介してモニタ13に表示させる。
【0116】ここで、画像データ形成部18により画像
データを形成するにあたり、注視点を他の代表点100
に変更した場合に、変更先の代表点100における表示
上の断面を算出しながら、表示上の視覚的連続性ととも
に特定の拘束条件を保持しつつ移動表示するようになっ
ている。すなわち、代表点100Aを注視点として設定
した後に、代表点100Bに次の注視点を変更する場合
に、これらの注視点における干渉の様子を断面450に
より確認する場合においては、代表点100Aにおける
干渉を確認するための断面450の画像の次に、代表点
100Bにおける干渉を確認する断面450の画像を表
示するのではなく、仮想三次元空間に示す物体モデル群
の領域、代表点100間の距離および画像の拡大率等か
ら算出する刻み幅に基づいて、視覚的連続性を保持した
状態で断面450を移動表示するようのである。
【0117】例えば、代表点100Aと代表点100B
との間の距離が200mmであって、画像の拡大率が1
である場合には、代表点100Aから代表点100Bへ
の注視点の移動表示を行なう際の移動量は20mm刻と
なるように断面450の画像を形成し、又、画像の拡大
率が0.8である場合には、移動量が50mm刻みとな
るように画像を形成する。
【0118】さらに、画像の拡大率によっては、一旦、
拡大率を既定値に戻して注視点の移動表示を行なった
後、元の拡大率に戻すのが望ましい。上述の構成によ
り、代表点100における干渉の状態を、代表点100
を通る断面450をモニタ13に表示することにより確
認する。又、複数の代表点100が存在する際には、注
視点を移動させて各複数の代表点100における断面4
50を表示することにより干渉状態を確認する。更に、
注視点を移動させて各代表点100における干渉状態を
表示させる際においても、視覚的連続性を保った状態
で、断面450を移動表示して接触/干渉の状態を確認
するのである。
【0119】ここで、図19(b)に示すように、代表
点100Aから代表点100Bへと注視点を変更して、
干渉の状態を確認する過程を図20に示すフローチャー
ト(ステップC1〜C17)を用いて説明する。まず、
例えば、モニタ13上に表示された干渉する代表点のリ
ストから、マウス14やキーボード15を用いて、注視
点とする代表点100Bを選択する(ステップC1)。
現在の注視点(代表点100A)と選択された注視点
(代表点100B)との間の距離(代表点間距離)を算
出するとともに、断面450に表示するため仮想三次元
空間内に物体モデル群が占める領域の画像データを取得
する(ステップC2)。
【0120】また、画像データ形成部18および全体制
御部17により、現在、モニタ13に表示すべく設定さ
れている画像データの画像拡大率のデータを取得し、こ
の画像拡大率を画像拡大率Aとして記憶装置12に記憶
させる(ステップC3)。さらに、この取得した画像拡
大率Aが、予め設定した既定値範囲内であるかを判断し
(ステップC4)、この画像拡大率Aが既定値範囲内で
はない場合には(ステップC4のNOルート参照)、画
像拡大率Aから刻み幅を算出する(ステップC6)。
【0121】ここで、画像データ形成部18により、ス
テップC6で算出された刻み幅に基づいて、画像拡大率
を変更して(ステップC7)、画像データを形成する
(ステップC8)。新たに設定した画像拡大率が既定範
囲内であるかを判断し(ステップC9)、この拡大率が
既定範囲内ではない場合には(ステップC9のNOルー
ト参照)、再度、ステップC7に戻る。
【0122】画像拡大率が既定範囲内である場合(ステ
ップC4のYESルート参照)や、既定範囲内になった
場合(ステップC9のYESルート参照)には、ステッ
プC2で算出した、現在の注視点と選択された注視点と
の間の距離や、現在の画像拡大率に基づいて、断面45
0を移動表示する際の移動刻み幅を算出する(ステップ
C5)。
【0123】この移動刻み幅に従って断面450を移動
させた後(ステップC10参照)、画像データ形成部1
8により断面450の画像データを形成する(ステップ
C11)。更に、ステップC2で算出した、代表点10
0Aと代表点100Bとの間の距離(代表点間距離)分
移動したかどうかを判断し(ステップC12)、代表点
間距離分移動するまでステップC10〜ステップC12
を繰り返す(ステップC12のNOルート参照)。
【0124】断面450が代表点間距離分移動し、移動
先の注視点である代表点100Bに到達したときには
(ステップC12のYESルート参照)、現在の画像拡
大率とステップC3で設定した画像拡大率Aとが等しい
かどうかを比較し(ステップC13)、等しくない場合
には(ステップC13のNOルート参照)、先程のステ
ップC6〜C9の逆の工程を繰り返し実行する。
【0125】すなわち、現在の画像拡大率から刻み幅を
算出し(ステップC14)、画像データ形成部18によ
り、ステップC14で算出された刻み幅に基づいて、画
像拡大率を変更して(ステップC15)、画像データを
形成する(ステップC16)。ここで、現在の画像拡大
率がステップC3で取得した画像拡大率Aと等しいかど
うかを判断し(ステップC17)、現在の画像拡大率が
画像拡大率Aと等しくない場合には(ステップC17の
NOルート参照)、再度、ステップC15に戻る。
【0126】現在の画像拡大率が画像拡大率Aと等しい
場合(ステップC13のYESルート参照)や、画像拡
大率Aと等しくなった場合(ステップC17のYESル
ート参照)には、モニタ13に表示されている表示画面
には、注視点の変更前と等しい拡大率で代表点100B
における干渉状態が表示され、注視点の移動表示を終了
する。
【0127】このように、本発明の第3実施形態として
の内容によれば、代表点100を注視点として指定し、
この注視点を断面450とともに表示することにより、
代表点100における接触/干渉の状態を容易に把握す
ることができる。また、干渉チェック処理の結果、複数
の代表点100が発生した場合においても、複数の代表
点100をリスト表示させ、このリストの中から干渉状
態を確認する代表点100を注視点として指定し、この
注視点を他の代表点100と判別可能に表示させること
により、複雑な形状を有する物体モデルにおいても容易
に干渉の状態を確認することができ、設計作業の効率化
を図ることができる。
【0128】さらに、干渉チェック処理の結果、複数の
代表点100が発生した場合において、注視点を移動さ
せて各代表点100における干渉状態を表示させる際
に、視覚的連続性を保った状態で、断面450を移動表
示することにより、干渉の状態を把握し易く、又、モニ
タ13に表示されている画像において現在位置を見失う
こともなく、更に、複数の代表点100が存在する場合
においても効率よく干渉状態を確認することができる。
【0129】また、断面450を表示して代表点100
における干渉状態を確認する際に、マウス14やキーボ
ード15を用いて代表点100を中心とした球面上で視
点410を移動させる都度、画像データ形成部18によ
り断面450を算出しながら表示させることから、本
来、他の部品等により表示を妨げられ、モニタ13上に
表示されることのない干渉状態をも表示することがで
き、設計作業における効率化を図ることができる他、設
計段階で干渉の発生状態を把握でき、試作工程の低減に
よる低コスト化に貢献することができる。
【0130】さらに、干渉チェック処理の結果、複数の
代表点100が発生した場合においても、断面450を
表示して代表点100における干渉状態を確認する際
に、マウス14やキーボード15を用いて代表点100
を中心とした球面上で視点410を移動させる都度、画
像データ形成部18により断面450を算出しながら表
示させることから、複雑な機器・装置等の内部に存在す
る代表点100をも容易に確認することができる。
【0131】またさらに、干渉チェック処理の結果、複
数の代表点100が発生した場合において、注視点を移
動させて各代表点100における干渉状態を表示させる
際に、画像拡大率が既定範囲内でない時、一旦、拡大率
を既定値に戻した状態で注視点の移動表示を行ない、移
動表示の終了後、元の画像拡大率に戻すことにより、常
に最適な画像拡大率でモニタ13に干渉状態を表示する
ことができ、干渉状態をより把握し易くすることができ
る。
【0132】(E)その他 なお、上述した各実施形態では、三次元CADシステム
16が計算機12上で可動しているが、これに限定する
ものではなく、図21に示すように、他の計算機上で可
動していてもよく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々変形して実施することができる。
【0133】図21は本発明の各実施形態の変形例とし
ての干渉チェック結果表示装置のハードウェア構成およ
び機能構成を示す図であるが、三次元CADシステムを
用いた設計では、対象機器・装置毎に異なる部品群のモ
デリングや配置作業を行なうことが多いことから、図2
1に示すように、他の計算機(図示せず)に構築された
三次元CADシステム16で物体モデルを作成し、この
物体モデルのデータを設計対象物データ10を介してフ
ァイル等の形式で計算機11′に取込み、干渉チェック
部19において干渉チェックを行なってもよい。
【0134】このような場合においては、計算機11′
において、干渉チェック部19や画像データ形成部18
等によりメモリ(図示せず)等に仮想三次元空間が展開
され、この仮想三次元空間内において、設計対象物デー
タ10を介して取り込まれた物体モデルのデータが取り
扱われるものである。また、上記実施形態では、干渉チ
ェック処理に、特開平9−27046号公報,特開平7
−134735号公報および特開平8−77210号公
報等に記載された干渉チェック方法を用いているが、こ
れに限定するものではなく、高速に干渉チェック処理を
行なうことが可能な干渉チェック方法であれば、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが
できる。
【0135】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の干渉チェ
ック結果表示方法によれば、仮想三次元空間内の物体間
において接触もしくは干渉が発生した代表点の、概略的
な位置とともに正確な位置を同時に表示することによ
り、接触もしくは干渉の発生を容易に認識することがで
きるとともに、代表点の正確な位置を認識することがで
きる利点がある(請求項1,請求項12)。
【0136】なお、代表点を形状の中心として表示装置
上にて一定の大きさを保つべく計算された微小な透明度
の比較的低い第1形状を正確な位置として表示するとと
もに、第1形状の外側に、第1形状よりも大きく透明度
の比較的高い第2形状を概略的な位置として表示するこ
とにより、接触もしくは干渉の発生を容易に認識するこ
とができるとともに、代表点の正確な位置が確認し易く
なる他、表示装置上にて、物体の表示倍率にかかわらず
常に一定の大きさで表示されることから、画面表示の拡
大/縮小を繰り返しても代表点を見失うことがなく、
又、物体を移動させながら干渉チェックを行ない、その
結果を表示する場合においても、動画のように次々に変
化しながら表示される干渉チェック結果においても代表
点の位置を容易に確認することができ、更に、複雑な装
置の設計作業においても干渉の発生状態を容易に把握す
ることができる利点もある(請求項2)。
【0137】また、表示装置上にて一定の大きさで視認
しうる複数の片を代表点を中心に放射状に配置し、複数
の片の中心を正確な位置とし、放射状の領域を概略的な
位置として表示することもでき、このようにしても、接
触もしくは干渉の発生を容易に認識することができると
ともに、代表点の正確な位置が確認し易くなる他、表示
装置上にて、物体の表示倍率にかかわらず常に一定の大
きさで表示されることから、画面表示の拡大/縮小を繰
り返しても代表点を見失うことがなく、又、物体を移動
させながら干渉チェックを行ない、その結果を表示する
場合においても、動画のように次々に変化しながら表示
される干渉チェック結果においても代表点の位置を容易
に確認することができ、更に、複雑な装置の設計作業に
おいても干渉の発生状態を容易に把握することができる
利点もある(請求項3)。
【0138】さらに、複数の片のうちの少なくとも一つ
が他の片と表示効果が異なるように表示することによ
り、視認性を向上させることができ、代表点の概略的な
位置が認識し易くなるという利点もある(請求項4)。
また、本発明の干渉チェック結果表示方法によれば、物
体間で接触が発生する位置の指標,干渉が発生する範囲
の指標および接触または干渉が発生しない範囲内で予め
指定された範囲の指標のうちの少なくとも一つととも
に、干渉チェック結果としての最近接点間距離または物
体間の最近接点の関係について表現された可変形状を表
示することにより、物体を移動させながら干渉チェック
を行ない、その結果を表示する場合において、物体間の
最近接点間距離または物体間の最近接点の関係の状態を
容易に視認することができ、接触/干渉が発生する様子
を連続的に監視することができることから、設計変更等
に迅速に反映させることができ設計時間を短縮できる利
点がある(請求項5,請求項13)。
【0139】さらに、本発明の干渉チェック結果表示方
法によれば、干渉チェック処理を行なった結果、複数の
代表点が発生した場合に、これらの複数の代表点のうち
のいずれか一点を特定点として指定し、この特定点を特
定点以外の他の代表点と判別可能に表示し、特定点を仮
想三次元空間において見るための視点と、物体が仮想三
次元空間を占める領域とを基準として表示上の断面を算
出し、算出された表示上の断面とともに特定点を表示す
ることにより、特定点における接触/干渉の状態を容易
に確認でき、設計変更等に迅速に反映させることができ
設計時間を短縮できる利点がある(請求項6,請求項1
4)。
【0140】なお、特定点を中心とした球面上で視点を
移動させた場合に、その都度表示上の断面を算出して、
特定点とともに表示してもよく、これにより、特定点に
おける接触/干渉の状態をより詳細に確認することがで
きることからも設計変更等に迅速に反映させることがで
き設計時間を短縮できる利点がある(請求項7)。ま
た、特定点としての指定を他の代表点に変更した場合
に、変更先の代表点における表示上の断面を算出しなが
ら、表示上の視覚的連続性とともに特定の拘束条件を保
持しつつ移動表示してもよく、これにより、接触/干渉
の状態を把握し易く、又、表示装置に表示されている画
像において現在位置を見失うこともなく、更に、複数の
代表点が存在する場合においても効率よく接触/干渉の
状態を確認することができる(請求項8)。
【0141】さらに、本発明の干渉チェック結果表示装
置によれば、干渉チェック部と、代表点の、概略的な位
置とともに正確な位置を同時に表示すべく表示制御する
表示制御部とをそなえて構成することにより、接触もし
くは干渉の発生を容易に認識することができるととも
に、代表点の正確な位置を認識することができる利点が
ある(請求項9)。
【0142】またさらに、本発明の干渉チェック結果表
示装置によれば、干渉チェック部と、物体間で接触が発
生する位置の指標,干渉が発生する範囲の指標および接
触または干渉が発生しない範囲内で予め指定された範囲
の指標のうちの少なくとも一つとともに、最近接点間距
離について表現された可変形状を表示すべく表示制御す
る表示制御部とをそなえて構成することにより、物体を
移動させながら干渉チェックを行ない、その結果を表示
する場合において、物体間の最近接点間距離または物体
間の最近接点の関係の状態を容易に視認することがで
き、接触/干渉が発生する様子を連続的に監視すること
ができることから、設計変更等に迅速に反映させること
ができ設計時間を短縮できる利点がある(請求項1
0)。
【0143】さらにまた、本発明の干渉チェック結果表
示装置によれば、特定点を特定点以外の他の代表点と判
別可能となるように表示装置を制御する判別可能表示制
御部と、表示上の断面を算出する断面算出部とをそなえ
て構成された表示制御部が、断面算出部にて算出された
表示上の断面とともに特定点を表示すべく表示装置を制
御することから、特定点における接触/干渉の状態を容
易に確認でき、設計変更等に迅速に反映させることがで
き設計時間を短縮できる利点がある(請求項11)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の他の原理ブロック図である。
【図3】本発明の他の原理ブロック図である。
【図4】本発明の各実施形態にかかる干渉チェック結果
表示装置のハードウェア構成および機能構成を示す図で
ある。
【図5】(a),(b)はともに本発明の第1実施形態
としての干渉チェック結果表示方法を示す図である。
【図6】(a),(b)はともに本発明の第1実施形態
としての干渉チェック結果表示方法を示す図である。
【図7】本発明の第1実施形態としての干渉チェック結
果表示方法を説明するためのフローチャートである。
【図8】(a),(b)はそれぞれ本発明の第1実施形
態としての干渉チェック結果表示方法の第1および第2
変形例を示す図である。
【図9】(a),(b)はともに本発明の第1実施形態
としての干渉チェック結果表示方法の第3変形例を示す
図である。
【図10】(a)〜(c)は本発明の第1実施形態とし
ての干渉チェック結果表示方法の第4および第5変形例
を示す図である。
【図11】(a),(b)はともに本発明の第2実施形
態としての干渉チェック結果表示方法を示す図である。
【図12】本発明の第2実施形態としての干渉チェック
結果表示手法を説明するためのフローチャートである。
【図13】(a),(b)はそれぞれ図11(a),
(b)に示す干渉状態表示形状を一部変更して模式的に
示す図である。
【図14】(a)〜(c)はそれぞれ本発明の第2実施
形態としての干渉チェック結果表示方法の変形例を示す
図である。
【図15】(a)〜(c)はそれぞれ本発明の第2実施
形態としての干渉チェック結果表示方法を説明するため
の図である。
【図16】本発明の第3実施形態としての干渉チェック
結果表示方法を説明するための図である。
【図17】(a),(b)はともに本発明の第3実施形
態を説明するための図である。
【図18】(a)〜(c)はそれぞれ本発明の第3実施
形態を説明するための図である。
【図19】(a),(b)はともに本発明の第3実施形
態を説明するための図である。
【図20】本発明の第3実施形態を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図21】本発明の各実施形態の変形例としての干渉チ
ェック結果表示装置のハードウェア構成および機能構成
を示す図である。
【図22】従来の干渉チェック結果表示方法を示す図で
ある。
【符号の説明】
1,3,5 干渉チェック部 2,4,6 表示制御部 61 判別可能表示制御部 62 断面算出部 7 表示装置 11,11′ 計算機 12 記憶装置 13 モニタ(表示装置) 14 マウス 15 キーボード 16 三次元CADシステム 17 全体制御部 18 画像データ形成部 19 干渉チェック部 20 干渉形状生成手段 100,100A,100B 代表点 101 第1球(第1形状) 102 第2球(第2形状) 110,120 物体モデル(物体) 201,201′,202,202′ 片 310,310′ 接触点目印 320,320′ 干渉領域 330,330′ 指定領域 350,350′ 現在値(可変形状) 410 視点 420 表示領域 440 物体群領域 450 断面 700,710 干渉状態表示形状 800,810,820,830,840,900 干
渉発生マーク

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮想三次元空間内に存在する物体間の干
    渉チェック処理を行なった結果として、上記物体間の接
    触/干渉時の代表点を表示装置にて表示する際に、 上記の仮想三次元空間内の物体間において接触もしくは
    干渉が発生した代表点の、概略的な位置とともに正確な
    位置を同時に表示することを特徴とする、干渉チェック
    結果表示方法。
  2. 【請求項2】 上記代表点を形状の中心として該表示装
    置上にて一定の大きさを保つべく計算された微小な透明
    度の比較的低い第1形状を上記正確な位置として表示す
    るとともに、該第1形状の外側に、該第1形状よりも大
    きく透明度の比較的高い第2形状を上記概略的な位置と
    して表示することを特徴とする、請求項1記載の干渉チ
    ェック結果表示方法。
  3. 【請求項3】 該表示装置上にて一定の大きさで視認し
    うる複数の片を上記代表点を中心に放射状に配置し、上
    記の複数の片の中心を正確な位置とし、上記の放射状の
    領域を概略的な位置として表示することを特徴とする、
    請求項1記載の干渉チェック結果表示方法。
  4. 【請求項4】 上記複数の片のうちの少なくとも一つが
    他の片と表示効果が異なるように表示することを特徴と
    する、請求項3記載の干渉チェック結果表示方法。
  5. 【請求項5】 仮想三次元空間内に存在する物体間の干
    渉チェック処理を行なった結果を表示装置にて表示する
    際に、 上記物体間で接触が発生する位置の指標,干渉が発生す
    る範囲の指標および接触または干渉が発生しない範囲内
    で予め指定された範囲の指標のうちの少なくとも一つと
    ともに、上記干渉チェック結果としての最近接点間距離
    または上記物体間の最近接点の関係について表現された
    可変形状を表示することを特徴とする、干渉チェック結
    果表示方法。
  6. 【請求項6】 仮想三次元空間内に存在する物体間の干
    渉チェック処理を行なった結果として、上記物体間の接
    触/干渉時の代表点を表示装置にて表示する際に、 上記干渉チェック処理を行なった結果、複数の代表点が
    発生した場合に、上記複数の代表点のうちのいずれか一
    点を特定点として指定し、 上記特定点を上記特定点以外の他の代表点と判別可能に
    表示し、 上記特定点を上記仮想三次元空間において見るための視
    点と、物体が上記仮想三次元空間を占める領域とを基準
    として表示上の断面を算出し、 上記算出された表示上の断面とともに上記特定点を表示
    することを特徴とする、干渉チェック処理結果表示方
    法。
  7. 【請求項7】 上記特定点を中心とした球面上で視点を
    移動させた場合に、その都度上記表示上の断面を算出し
    て、上記特定点とともに表示することを特徴とする、請
    求項6記載の干渉チェック結果表示方法。
  8. 【請求項8】 特定点としての指定を他の代表点に変更
    した場合に、上記変更先の代表点における表示上の断面
    を算出しながら、表示上の視覚的連続性とともに特定の
    拘束条件を保持しつつ移動表示することを特徴とする、
    請求項6記載の干渉チェック結果表示方法。
  9. 【請求項9】 仮想三次元空間内に存在する物体間の干
    渉チェック処理を行なう干渉チェック部と、 該干渉チェック部における干渉チェック処理の結果、上
    記の仮想三次元空間内の物体間において接触もしくは干
    渉が発生した代表点の、概略的な位置とともに正確な位
    置を同時に表示すべく表示制御する表示制御部とをそな
    えて構成されたことを特徴とする、干渉チェック結果表
    示装置。
  10. 【請求項10】 仮想三次元空間内に存在する物体間の
    干渉チェック処理を行なう干渉チェック部と、 該干渉チェック部における干渉チェック処理の結果とし
    て、上記物体間で接触が発生する位置の指標,干渉が発
    生する範囲の指標および接触または干渉が発生しない範
    囲内で予め指定された範囲の指標のうちの少なくとも一
    つとともに、上記干渉チェック結果としての最近接点間
    距離について表現された可変形状を表示すべく表示制御
    する表示制御部とをそなえて構成されたことを特徴とす
    る、干渉チェック結果表示装置。
  11. 【請求項11】 仮想三次元空間内に存在する物体間の
    干渉チェック処理を行なう干渉チェック部と、該干渉チ
    ェック部における上記干渉チェック処理を行なった結果
    として、上記物体間の接触/干渉時の代表点を表示装置
    にて表示すべく該表示装置を制御する表示制御部とをそ
    なえてなる干渉チェック結果表示装置であって、 該表示制御部が、上記干渉チェック処理を行なった結
    果、複数の代表点が発生した場合に、上記複数の代表点
    のうちのいずれか一点の代表点を特定点として指定する
    と、上記特定点を確認すべく、上記特定点を上記特定点
    以外の他の代表点と判別可能となるように該表示装置を
    制御する判別可能表示制御部をそなえるとともに、 上記指定された特定点を上記仮想三次元空間において見
    るための視点と物体が上記仮想三次元空間を占める領域
    とを基準に表示上の断面を算出する断面算出部とをそな
    え、 該断面算出部にて算出された表示上の断面とともに上記
    特定点を表示すべく該表示装置を制御するように構成さ
    れたことを特徴とする、干渉チェック結果表示装置。
  12. 【請求項12】 コンピュータに、 仮想三次元空間内に存在する物体間の干渉チェック処理
    を行なう干渉チェック機能と、 該干渉チェック機能における干渉チェック処理の結果、
    上記の仮想三次元空間内の物体間において接触もしくは
    干渉が発生した代表点の、概略的な位置とともに正確な
    位置を同時に表示すべく制御する表示制御機能とを実現
    させるための干渉チェック結果表示プログラムが記録さ
    れたことを特徴とする、干渉チェック結果表示プログラ
    ムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 コンピュータに、 仮想三次元空間内に存在する物体間の干渉チェック処理
    を行なう干渉チェック機能と、 上記物体間で接触が発生する範囲の距離,干渉が発生す
    る範囲の距離および予め指定された距離範囲のうちの少
    なくとも一つとともに、上記干渉チェック結果としての
    最近接点間距離について表現された可変形状を表示すべ
    く制御する表示制御機能とを実現させるための干渉チェ
    ック結果表示プログラムが記録されたことを特徴とす
    る、干渉チェック結果表示プログラムが記録されたコン
    ピュータ読取可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 コンピュータに、 仮想三次元空間内に存在する物体間の干渉チェック処理
    を行なう干渉チェック機能と、該干渉チェック機能にお
    ける上記干渉チェック処理を行なった結果として、上記
    物体間の接触/干渉時の代表点を表示すべく制御する表
    示制御機能とを実現させるための干渉チェック結果表示
    プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒
    体であって、 該表示制御機能が、上記干渉チェック処理を行なった結
    果、複数の代表点が発生した場合に、上記複数の代表点
    のうちのいずれか一点の代表点を特定点として指定する
    と、上記特定点を確認すべく、上記特定点を上記特定点
    以外の他の代表点と判別可能となるように表示制御する
    判別可能表示制御機能をそなえるとともに、 上記指定された特定点を上記仮想三次元空間において見
    るための視点と、物体が上記仮想三次元空間を占める領
    域を基準に表示上の断面を算出する断面算出機能と、 該断面算出機能にて算出された表示上の断面とともに上
    記特定点を表示すべく制御する断面・特定点表示機能と
    をそなえて構成されたことを特徴とする、干渉チェック
    結果表示プログラムが記録されたコンピュータ読取可能
    な記録媒体。
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