JP2006002308A - 情報記録用紙 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 金属ロール1の少なくとも一つに対して、幅方向に分割制御可能な外部電磁誘導作用による外部加熱装置10及び/又は幅方向に分割制御可能なロール冷却装置を前記金属ロール近傍に設けて高温ニップ域が構成されたカレンダー処理設備によって、オゾン漂白及び/又は過酸化水素漂白を施した漂白古紙パルプを、全パルプの質量に対して50〜100質量%含有する原紙をカレンダー処理する工程を有する情報記録用紙の製造方法において、上記漂白古紙パルプが、叩解処理によって、そのカヤニ平均繊維長が0.70mm〜1.00mmとなるように調整されており、上記高温ニップ域の金属ロールの表面温度が230〜500℃である。
【選択図】 図1
Description
古紙利用率が向上することによる問題の顕著な例として、嵩、剛度の低下、及び古紙利用を阻害するプラスチック等の禁忌品の混入が挙げられる。
また紙の剛度を向上させる技術として、特許文献1に、ポリビニアルコールとポリアクリルアミドとの共重合物を用いる技術が開示されている。
そこで、本出願人は、特許文献2に、ホットメルトやCD等の熱溶融性かつアルカリ溶融性の材料を含む古紙を選別せずにそのまま利用することができる、経済的な古紙パルプの製造方法を提案した。
従って、本発明の目的は、原料として古紙パルプを用いた場合であっても、均一な品質の情報記録用紙を得ることのできる情報記録用紙の製造方法、及び均一な品質の情報記録用紙を提供することにある。
また、本発明は、上記情報記録用紙の製造方法によって得られた情報記録用紙を提供する。
上記情報記録用紙は、Z軸方向に均等にまたはほぼ均等に2分割し、分割した表面及び裏面におけるカヤニ平均繊維長の差異が0.2mm以下であることが好ましい。
上記情報記録用紙は、表面に塗工液が塗工されていてもよい。
本発明の情報記録用紙の製造方法は、金属ロールと弾性ロールとからなる組み合わせによる2ロール1ニップの段が構成され、前記金属ロールのそれぞれは、金属ロール幅方向に分割制御可能な電磁誘導作用による内部加熱装置を装備し、さらに、前記金属ロールの少なくとも一つに対して、幅方向に分割制御可能な外部電磁誘導作用による外部加熱装置及び/又は幅方向に分割制御可能なロール冷却装置を前記金属ロール近傍に設けて高温ニップ域が構成されたカレンダー処理設備によって、オゾン漂白及び/又は過酸化水素漂白を施した漂白古紙パルプを、全パルプの質量に対して50〜100質量%含有する原紙をカレンダー処理する工程を有し、上記漂白古紙パルプが、叩解処理によって、そのカヤニ平均繊維長が0.70mm〜1.00mmとなるように調整されている。
上記古紙パルプは、古紙を離解して得られるものであり、そのカヤニ平均繊維長が0.70mm〜1.00mmとなるように、調整されている。なお、古紙を離解して古紙パルプを得る方法に特に制限はなく、従来公知の方法を特に制限なく用いることができる。例えば、パルパーを用いて実施することができる。
古紙パルプのオゾン漂白は、古紙パルプをそのままの状態でオゾン漂白することもできるが、通常はアルカリの存在下における酸素による、いわゆる酸素漂白を行った後に、オゾン漂白を行うのが効果的である。オゾン漂白を行う際のオゾンの添加量は、古紙パルプのスラリーに対し、好ましくは0.1〜1.0質量%であり、更に好ましくは0.3〜0.8質量%である。オゾンの添加量が0.1質量%未満であると、後段の漂白段における負荷が高くなり、薬品添加率の上昇及びパルプ強度の低下を招く場合があり、一方、オゾン添加量が1.0質量%を超えると、やはりパルプ強度が低下する場合がある。
従って、全パルプの50質量%までは、上述した漂白古紙パルプ以外のパルプを含有してもよく、このようなパルプとしては、例えば、GP、PGW、RMP、TMP、CTMP、CMP、CGP等の機械パルプ、LBKP、NBKP等の化学パルプ等の木材パルプ、ケナフ、バガス、麻、葦、竹、藁、リンター等の非木材パルプ等の公知のパルプが挙げられる。
抄紙して得られた原紙の坪量は、好ましくは37〜250g/m2であり、更に好ましくは45〜210g/m2である。
金属ロールの表面温度の制御としては、金属ロール内部に温水や油を循環させる方法が挙げられる。更に、非回転部としての内側に設けた鉄芯1Cの周囲に誘導コイルを設け、その誘導コイル1Bに交流電流1Eを流すことにより、誘導コイル1Bに磁束を発生させ、回転部としての外側のシェル(外筒)1Aの内側に誘導電流を誘起させ、その抵抗熱によって外側のシェル(外筒)1A自身を自己発熱(誘導発熱)させる、いわゆる「電磁誘導作用による内部加熱装置」により、金属ロールの表面温度が制御されている。この内部加熱装置によれば、誘導コイル1Bを金属ロール1の幅方向(ロール自体の長手方向)に分割(例えば、3〜6分割)し、シェル1Aに設けられた温度センサ1Dによる温度信号に基づき、対応する誘導コイルに流す交流電流1Eの量を制御し、ロール1の幅方向の、特に表面温度の制御が高精度で可能となる。
外部加熱装置について、図2を参照しつつ説明する。外部加熱装置10は、電磁誘導加熱に原理を応用したもので、図2に示すように、ワークコイル10Aに交流電源(インバータ)10Bからの交流電流(たとえば3〜20kHzの高周波)を流し、磁界を発生させて、シェル10A表面部に渦電流を生成させ、自己発熱させるものである。ワークコイル10Aとシェル10A表面との離間距離は、好ましくは2〜20mmであり、更に好ましくは2〜5mmである。
また、図3に示すように、単位ワークコイルは、金属ロール1に軸心に対して交差する斜め配置とすることが、加熱用プロフィールの均一化のために好ましい。ロール幅方向のゾーン制御ピッチは、好ましくは75〜150mm程度であり、ゾーン当たりの定格電力は好ましくは4〜20kW程度である、またその他加熱ユニットに純水を流す冷却装置を併設してもよい。
ニップ圧は、125〜350KN/mであることが好ましい。また、通紙速度は、400〜3000m/分であることが好ましく、1400〜2300m/分であることが更に好ましい。
顔料としては、例えば、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、カオリン、クレー、デラミネーテッドクレー、タルク、サチンホワイト、シリカ、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、酸化亜鉛、二酸化チタンなどの無機顔料、プラスチックピグメント等の有機顔 料が挙げられる。上記顔料は、単独で用いてもよく、又は2種以上を混合して用いてもよい。
塗工液中の顔料の含有量は、好ましくは25〜90質量%であり、更に好ましくは35〜80質量%である。塗工液中の顔料の含有量が25質量%未満であると、例えばインクジェット用紙であればインク吸収性等、情報用紙としての要求品質満たせなくなる場合があり、一方、90質量%を超えると接着剤成分が不足する為、表面強度が著しく低下し、粉落ちが発生して問題となる場合がある。
本発明は、上述した情報記録用紙の製造方法によって製造された情報記録用紙を提供する。次に、本発明の情報記録用紙について説明する。 本発明の情報記録用紙は、上述した情報記録用紙の製造方法によって製造され、そのZ軸方向(紙の厚み方向)に均等にまたはほぼ均等に2分割し、分割した表面及び裏面におけるカヤニ平均繊維長の差異が0.2mm以下であることが好ましく、0.1mm以下であることが更に好ましい。昨今の情報記録用紙は、片面のみで使用されることは少なく、例えば、ツインワイヤー方式による抄紙方法によって抄紙される際の表裏面の格差の改善が試みられているが、印字、記録のために用いられる情報記録用紙においては、情報記録用紙曲表面を構成するパルプ繊維を表裏均一なパルプ繊維で構成することが好ましい。従って、上質紙を、そのZ軸方向に均等にまたはほぼ均等に2分割し、分割した表面、裏面におけるカヤニ平均繊維長の差異が0.2mm以下であることが好ましく、0.1mm以下であることが更に好ましい。
Z軸方向に均等にまたはほぼ均等に2分割し、分割した表面及び裏面におけるカヤニ平均繊維長の差異を上記範囲とするには、ツインワイヤー方式によって抄紙する際に、ウエットエンドでの表裏面脱水調整や濃度調整付きインレット装置を採用する方法が挙げられる。
カヤニ平均繊維長は、ほぼ均等に2層分離した表裏層を標準のTappi離解機(JIS P 8209に準拠)を用いて、固形分濃度1質量%、25分間離解調整した離解パルプを用いて測定することができる。
実施例1
無選別原料古紙(雑誌系古紙を92%及び上質系古紙を8%を含む)を、パルパーで離解してパルプ繊維懸濁液を得た。次いで、パルプ繊維懸濁液からCD、ビニール等の夾雑物を除去した後、フローターターでインキ・未離解古紙、軽量異物等の夾雑物を除去し、次いで脱水し、H2O2を2.1質量%(対パルプ絶乾質量あたり)、NaOHを2.2質量%、及びNa2SiO3を0.7質量%になるように加えて60℃で3時間漂白し、更にフローテーターで再脱墨した後、パルプ繊維懸濁液のpHを6に調製し、カチオン系凝結剤としてポリジアリルジメチルアンモニウムクロライドを50ppm濃度となるように添加した。次いで、2500rpmの叩解速度で、温度60℃の条件下で叩解処理を行い、カヤニ繊維長が0.7mmであり、ISO白色度が80%である、漂白古紙パルプを得た。
得られた漂白古紙パルプ80質量部、及びNBKP20質量部からなる原料を、ツインワイヤー抄紙機を用いて抄紙を行い、ドライヤーパート通過後、図1及び図2に示すカレンダー処理装置を用いて、ニップ圧を250KN/mとし、高温ニップ域の金属ロールの表面温度を230℃としてカレンダー処理を行い、坪量が120g/m2の原紙を得た。
一方、クレー70部、炭酸カルシウム30部、分散剤(ポリアクリルソーダ)0.2部、カルボキシ変性ラテックス11部、酸化澱粉1部及び潤滑剤(サンノプコ製、商品名OJK−55)1部を混合して、塗料固形分含量が62%である塗工液を得た。
得られた塗工液を、上述のようにして得られた原紙に、塗工量が15g/m2となるように塗工して情報記録用紙を得た。
得られた情報記録用紙について、下記評価を行った。評価結果を表1に示す。
(1)漂白古紙パルプのカヤニ平均繊維長
カヤニ平均繊維長測定機(カヤニーオートメーション(株)製、FS−100)により測定した。
(2)カチオン要求量
漂白古紙パルプを乾燥質量で5g分採取し、これに1kgの蒸留水を加え、パルプ試験用手すき紙調製方法に用いる標準離解機にて試料を離解し、米国CyberMEtrics社製粒子表面電荷量測定装置名称サイバーチャージによりカチオン要求量を測定した。
得られた記録用紙を、シートスプリッター(熊谷理機工業(株)製)を用いてZ軸方向に2分割し、分割した表面及び裏面におけるカヤニ平均繊維長を、(1)と同様にして測定し、それぞれの差を求めた。
同じ条件でテスト生産を3回実施し、以下の品質についてバラツキを確認した。
(i)地合評価
目視にて、地合を評価した。下記評価基準に従って評価を行った。
○:地合が均一であった。
△:地合むらがあるが、許容できるレベルであった。
×:地合ムラが大きかった。
(ii)インクジェットプリンター印字品質評価
Canon製インクジェット(IJ)プリンター PIXUS 990iにて印字評価し、限度見本と比較することにより目視にてにじみを評価した。
○:にじみがなかった。
△:ややにじみがあった。
×:著しくにじみがあった。
(iii)ウエットエンド操業安定性
テストマシンにおける濾水性の変動有無を、目視にて判断した。下記評価基準に従って評価を行った。
○:バラツキが生じなかった。
△:バラツキがあったが、許容できるレベルのものであった。
×:バラツキが大きかった。
なお、バラツキは、3回の評価結果の違いにより、下記評価基準に従って評価を行った。
○:3回とも同じ評価結果であった。
△:3回の評価のうち、1回だけ、結果がワンランク落ちた。1回ワンランク落ちる
×:2ランク以上の差があった。
叩解処理前に、パルプ繊維懸濁液にカチオン系凝結剤を濃度が100ppm濃度となるように添加し、パルプ繊維懸濁液の叩解処理時の温度を40℃とし、叩解速度を2000rpmとし、パルプ繊維のカヤニ平均繊維長が0.8mmとなるように叩解処理を行った以外は、実施例1と同様に操作を行い、漂白古紙パルプを得た。
得られた漂白古紙パルプ70質量部、LBKP20質量部、及びNBKP10質量部からなる原料を、ツインワイヤー抄紙機を用いて抄紙を行い、実施例1と同様にカレンダー処理を行い、坪量が120g/m2の原紙を得た。
得られた原紙について、実施例1と同様に操作を行い、情報記録用紙を得た。
得られた情報記録用紙について、実施例1と同様に評価を行った。評価結果を表1に示す。
叩解処理前に、パルプ繊維懸濁液にカチオン系凝結剤を濃度が500ppm濃度となるように添加し、パルプ繊維懸濁液の叩解処理時の温度を40℃とし、叩解速度を1600rpmとし、パルプ繊維のカヤニ平均繊維長が0.9mmとなるように叩解処理を行った以外は、実施例1と同様に操作を行い、漂白古紙パルプを得た。
得られた漂白古紙パルプ70質量部、LBKP10質量部、及びNBKP20質量部からなる原料を、ツインワイヤー抄紙機を用いて抄紙を行い、実施例1と同様にカレンダー処理を行い、坪量が120g/m2の原紙を得た。
得られた原紙について、実施例1と同様に操作を行い、情報記録用紙を得た。
得られた情報記録用紙について、実施例1と同様に評価を行った。評価結果を表1に示す。
叩解処理前に、パルプ繊維懸濁液にカチオン系凝結剤を濃度が1000ppm濃度となるように添加し、パルプ繊維懸濁液の叩解処理時の温度を40℃とし、叩解速度を1000rpmとし、パルプ繊維のカヤニ平均繊維長が1.0mmとなるように叩解処理を行った以外は、実施例1と同様に操作を行い、漂白古紙パルプを得た。
得られた漂白古紙パルプ80質量部、及びNBKP20質量部からなる原料を、ツインワイヤー抄紙機を用いて抄紙を行い、実施例1と同様にカレンダー処理を行い、坪量が120g/m2の原紙を得た。
得られた原紙について、実施例1と同様に操作を行い、情報記録用紙を得た。
得られた情報記録用紙について、実施例1と同様に評価を行った。評価結果を表1に示す。
パルプ繊維懸濁液の叩解処理を実施せず、カチオン系凝結剤を添加しなかった以外は、実施例1と同様に操作を行い、漂白古紙パルプを得た。
得られた漂白古紙パルプ80質量部、及びNBKP20質量部からなる原料を、ツインワイヤー抄紙機を用いて抄紙を行い、坪量が120g/m2の原紙を得た。
得られた原紙について、実施例1の記載において、ドライヤーパート通過後、図1及び図2に示すカレンダー処理装置を用いて、ニップ圧を250KN/mとし、高温ニップ域の金属ロールの表面温度を120℃としてカレンダー処理を行なった以外は実施例1と同様に操作を行い、情報記録用紙を得た。
得られた情報記録用紙について、実施例1と同様に評価を行った。評価結果を表2に示す。
パルプ繊維懸濁液の叩解処理時の温度を30℃とし、カチオン系凝結剤を濃度が45ppmとなるように添加し、叩解速度を3000rpmとし、パルプ繊維のカヤニ平均繊維長が0.55mmとなるように叩解処理を行った以外は、実施例1と同様に操作を行い、漂白古紙パルプを得た。
得られた漂白古紙パルプ70質量部、LBKP20質量部及びNBKP10質量部からなる原料を、ツインワイヤー抄紙機を用いて抄紙を行い、坪量が120g/m2の原紙を得た。
得られた原紙について、実施例1と同様に操作を行い、情報記録用紙を得た。
得られた情報記録用紙について、実施例1と同様に評価を行った。評価結果を表2に示す。
パルプ繊維懸濁液の叩解処理時の温度を40℃とし、カチオン系凝結剤を添加せず、叩解速度を800rpmとし、パルプ繊維のカヤニ平均繊維長が1.1mmとなるように叩解処理を行った以外は、実施例1と同様に操作を行い、漂白古紙パルプを得た。
得られた漂白古紙パルプ70質量部、LBKP10質量部、及びNBKP20質量部からなる原料を、ツインワイヤー抄紙機を用いて抄紙を行い、坪量が120g/m2の原紙を得た。
得られた原紙について、実施例1と同様に操作を行い、情報記録用紙を得た。
得られた情報記録用紙について、実施例1と同様に評価を行った。評価結果を表2に示す。
パルプ繊維懸濁液の叩解処理時の温度を45℃とし、カチオン系凝結剤を添加せず、叩解速度を3500rpmとし、パルプ繊維のカヤニ平均繊維長が0.60mmとなるように叩解処理を行った以外は、実施例1と同様に操作を行い、漂白古紙パルプを得た。
得られた漂白古紙パルプ80質量部、及びNBKP20質量部からなる原料を、ツインワイヤー抄紙機を用いて抄紙を行い、坪量が120g/m2の原紙を得た。
得られた原紙について、実施例1と同様に操作を行い、情報記録用紙を得た。
得られた情報記録用紙について、実施例1と同様に評価を行った。評価結果を表2に示す。
1A シェル(外筒) 1B 誘導コイル
1C 鉄芯 1D 温度センサ
1E 交流電流 1F ジャケット路
10 外部加熱装置 10A ワークコイル
10B 交流電源(インバータ)
Claims (5)
- 金属ロールと弾性ロールとからなる組み合わせによる2ロール1ニップの段が構成され、
前記金属ロールのそれぞれは、金属ロール幅方向に分割制御可能な電磁誘導作用による内部加熱装置を装備し、
さらに、前記金属ロールの少なくとも一つに対して、幅方向に分割制御可能な外部電磁誘導作用による外部加熱装置及び/又は幅方向に分割制御可能なロール冷却装置を前記金属ロール近傍に設けて高温ニップ域が構成されたカレンダー処理設備によって、
オゾン漂白及び/又は過酸化水素漂白を施した漂白古紙パルプを、全パルプの質量に対して50〜100質量%含有する原紙をカレンダー処理する工程を有する情報記録用紙の製造方法において、
上記漂白古紙パルプが、叩解処理によって、そのカヤニ平均繊維長が0.70mm〜1.00mmとなるように調整されており、
上記高温ニップ域の金属ロールの表面温度が130〜300℃であることを特徴とする、情報記録用紙の製造方法。 - 古紙パルプを叩解処理する前に、該古紙パルプを含むパルプ繊維懸濁液にカチオン系凝結剤を添加する工程を有する、請求項1に記載の情報記録用紙の製造方法。
- 請求項1又は2に記載の情報記録用紙の製造方法によって得られた情報記録用紙。
- Z軸方向に均等にまたはほぼ均等に2分割し、分割した表面及び裏面におけるカヤニ平均繊維長の差異が0.2mm以下である、請求項3に記載の情報記録用紙。
- 表面に塗工液が塗工されている、請求項3又は4に記載の情報記録用紙。
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