JP2005535427A - スキーを構成するための多層フイルム - Google Patents

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Abstract

本発明は、スキーを構成するための多層フイルム(15)、この多層フイルム(15)を有するスキー(1)およびこの多層フイルムとスキーを製造する方法に関する。多層フイルム(15)は、二層以上の薄層を有してなる多層転写または積層フイルムを有する。好ましくは高弾性率を有する機械的負荷担持層が多層転写または積層フイルムの表面に配置されている。カバー層が、多層転写または積層フイルムの別の表面に配置されている。このように形成された多層フイルムがここでスキー(1)の本体に施される。

Description

本発明は、スキーを構成するための、特に、アルペンスキー、水上スキー、ウェイクボード、カイトボード、サーフボードまたはスノーボードのスキー本体に施すための多層フイルム;スキー、特に、アルペンスキーまたはスノーボード;スキーを構成するための多層フイルムの製造方法、およびスキーの製造方法に関する。
スキーの製造において、スキーの真の意味での本体に、一方では構造部材としてスキーの滑走特性を改善し、他方では視覚的に魅力のある独創的なデザインのオプションを与える薄い金属層を施すのが都合よいことが分かっている。
本発明は、特許文献1に記載されたようなスキーの構造に基づくものである。
耐ねじれ性、所望の重量分布および所望の曲げ特性を改善するために、薄い金属層をスキーの頂面に施すことが提案されている。
スキーは、木片から形成される本体および本体に施される複数の要素を有してなる。本体は、裏面に薄い金属層を、裏面の両側に二本のスチールエッジ要素を有する。金属層の下には、プラスチック材料から製造されたソールすなわち滑走面が配されている。本体の表面には、グラスファイバー・クロスを有してなり、その上に配置された金属層および本体に樹脂によって接着される結合層が施される。次いで、金属層に図柄要素を施しても差し支えない。
金属層は、スチール、アルミニウム、アルミニウム合金またはチタンからなる。金属層の厚さは、0.008インチ(約0.2mm)から0.02インチ(約0.5mm)までである。
スキーの製造に含まれる工程は以下のとおりである:金属層を結合ストリップにより側部に接着する。樹脂が含浸された結合層を本体に施す。既に述べたように、そのように提供された結合層は接着特性を有する。ここで、金属層、側部および結合ストリップからなる既製要素を結合層に施し、既製要素が結合層により本体に連結されるように成形型によって、そこに圧力を加える。
国際公開第02/28491号パンフレット
ここで、本発明の目的は、スキー、特に、アルペンスキーおよびスノーボードの製造を改良することにある。
この目的は、二層以上の薄層を有してなり、一方の表面には、好ましくは高弾性率を持つ機械的負荷担持層が配置され、他方の表面には、カバー層が配置された多層転写または積層フイルムを有する、スキーを構成するための多層フイルムにより達成される。本発明はさらに、そのような多層フイルムがスキー本体に施されてなるスキー、特に、アルペンスキーまたはスノーボードに関する。本発明はさらに、スキーを構成するための多層フイルムを製造する方法であって、二層以上の薄層を有してなる多層転写または積層フイルムを、高弾性率を持つ機械的負荷担持層の表面に施し、機械的負荷担持層の反対側の多層転写または積層フイルムの表面にカバー層を施す各工程を有してなる方法に関する。本発明はさらに、スキーを製造する方法であって、上述した多層フイルムをスキー本体に施す工程を有してなる方法に関する。
本発明による転写または積層フイルムという用語は、転写または積層フイルムの機能的フィルム体を意味するために用いられ、これには、そのような転写または積層フイルムを製造するため、またはそれらを製品に施すために使用されることのある(そして、少なくとも転写フイルムの場合には、その後、通常除去される)支持フイルムまたはキャリアフイルムを含まない。本発明によるスキーという用語は、考えられる全ての種類のスキー、例えば、アルペンスキー、クロスカントリースキー、スノーボード、水上スキー、ウェイクボード、カイトボードまたはサーフボードの全てを意味するために用いられる。
本発明は、高い機能水準を維持しながら、視覚的に独創的な多くの異なるデザインのオプションが得られるという利点を与える。装飾方法が単純になり、多くの異なるデザイン要素を、高度な複雑さや高額の出費を要さずに組み込むことができる。さらに、例えば、上述した耐ねじれ性、所望の重量分布および所望の曲げ特性などのスキーの機能的特性が、本発明による多層フイルムにより増進される。
さらに別の利点は、図柄的に魅力のある構成のスキーを製造する方法で、製造速度が増し、コストが減少することである。
さらに別の利点は、激しく使用しても、スキーの図柄デザイン要素を長期に亘り維持できることであり、このことは、これまでの一般的な方法によっては達成できなかった。
本発明の都合のよい構成が、添付の特許請求の範囲に記載されている。
使用される転写または積層フイルムは、接着層、機能層および剥離層を有する転写フイルムの形態にあることが望ましい。接着層は、フイルム構造体を機械的負荷担持層に接着するように働く。剥離層は、カバー層に良好に結合できる層から製造されることが都合よい。それゆえ、使用される剥離層は、特に使用されるカバー層がPMMA層またはPC層(PMMA=ポリメチルメタクリレート、PC=ポリカーボネート)またはABSまたはABSブレンドの層である場合、優れた結合を保証する透明なラッカー層であって差し支えない。
機能層は、一層以上の層から構成されていても差し支えない。以下の層の内の一つ以上が単独または組合せで機能層として使用される場合、スキーのための特に十分な効果のあるデザインオプションが得られる:
金属層、干渉により色ずれを生じる薄いフイルム層の連続体、回折構造またはマクロ構造がそこにエンボスされ、金属層および/またはHRI層またはLRI層(HRI=高屈折率、LRI=低屈折率)と組み合わされた複製層、またはカラーラッカー層。
カラーラッカー層は、良好な外観と輝きを保証する。装飾プリントと組み合わされた金属層は、さらに別のデザイン要素として働くことができる。金属層を用いて、金属の視覚的外観を達成することができ、その点に関して、着色金属を用いるか、または着色ラッカー層が金属層の前方に配置されている場合、さらに視覚的に極めて魅力のある要素が達成される。
薄いフイルム層の連続体を使用することにより、視覚に依存し、関係するそれぞれの視角に応じて、異なる外観をスキーに与えることのできる色ずれを生じさせることができる。回折構造を有する複製層を使用する場合、例えば、さらに別のデザイン要素としてホログラム表示を使用することができる。
転写または積層フイルムとして熱成形用フイルム、特に、深絞り用フイルムを使用することが都合よい。このようにして、スキー製造方法をさらに効率的にすることができる。
スキーの機能的特性を保証し、スキーの機械的、化学的および気候的要望を満足するために、カバー層および機械的負荷担持層を、転写または積層フイルムよりも厚くする、好ましくは、各場合で、転写または積層フイルムよりも少なくとも5倍厚くすることが有利である。カバー層にとって都合よい厚さ範囲は、50から125μmの範囲にある。機械的負荷担持層にとって都合よい厚さ範囲は、100μmから2mmの範囲にある。
多層フイルムがスキーの本体に結合されるそれぞれの様式に応じて、機械的負荷担持層またはカバー層がエンボス加工されている、または構造を持つものであることが都合よい。そのような構成により、一方では、機能的性質および特性が増進され、他方では、魅力のある独創的な光学デザイン要素として働くことができる。
機械的負荷担持層および/またはカバー層が透明であることがさらに望ましい。この点に関して、両方の層が透明であることが特に都合よい。それゆえ、このフイルムは、「両面」で使用でき、これにより使用範囲が広がる。
カバー層を、熱可塑性材料から、もしくはスクリーン印刷用インクまたは流延用ラッカーから製造するのが有利であることが分かった。このことにより、良好な機械抵抗および耐薬品性が保証される。さらに、このことにより、下にある層との接着が確実に良好になる。
さらに別の層を施す前に、多層転写または積層フイルム上に追加の装飾をプリントすると、さらに別のデザインのオプションが得られる。
それぞれの所望の機能的特性に応じて、多層フイルムの機械的負荷担持層または多層フイルムのカバー層をスキー本体に結合することができる。カバー層をスキー本体に結合する場合、一般に、装飾要素の耐引掻性を、機械的負荷担持層の一般に一層厚い層厚によって向上させられる。
添付の図面を参照して、本発明を多数の実施の形態を用いて以下の実施例により説明する。
図1はアルペンスキー1を示している。スキーは、二本のエッジ要素12、ソールまたは滑走表面要素11、金属層13、スキー本体14および多層フイルム15を有する。
滑走表面要素11は、プラスチック材料から製造されている。エッジ要素12はスチールからなる。これらのエッジ要素は、アルペンスキーのスチールエッジの機能を果たすような一般的な形状に形成されている。金属層13は、高強度スチール、高強度アルミニウム合金またはチタンからなることが好ましい。金属層13の厚さは0.25から0.5mmであることが好ましい。スキー本体14は木製である。
しかしながら、スキー本体14が別の材料、例えば、プラスチック材料からなることも可能である。さらに、スキー本体14を複数の層から製造することもできる。スキー本体は、例えば、グラスファイバークロスにより被覆された木製コアからなる。その被覆が、木製コアの全面を取り囲まず、それゆえ、部分的にのみ取り囲むことも可能である。
さらに、スキー本体を、ことによるとTitanalの層と組み合わせた、グラスファイバークロスまたは積層体の下にあるアッパーウェブを有する熱可塑性材料の表面から製造することも可能である。これらの層は、木製コアまたはPU射出成形発泡コアのいずれかに施される。
多層フイルム15は、スキー本体14の側面および、アルペンスキー1のソール滑走表面の反対側にあるスキー本体14の頂面を覆うような形状となっている。多層フイルム15は、0.25から2mmの厚さであることが好ましい。多層フイルム15が、平坦な形態であり、したがって、例えば、スキー本体14の側面またはソール滑走表面の反対側の表面のみに施すことも可能である。さらに、多層フイルム15がスキー本体14を完全に包囲することも可能である。
多層フイルム15を、熱成形プロセスにより適切な形状にし、次いで、スキー本体14に接着により固定することが好ましい。しかしながら、多層フイルム15をスキー本体14にプレスすることもでき、そのプレス操作において、フイルム15は、図1に示した形状をとると同時にスキー本体14に接着される。
ここで、多層フイルム15の正確な構造を図2および3を参照してより詳しく説明する。これらの各図は、多層フイルム15として使用できるフイルムの構造を開示している。
図2は、機械的負荷担持層24、二層以上の薄層を有してなる多層転写または積層フイルム23、および二層のカバー層21と22を備えた多層フイルム2を示している。
機械的負荷担持層24は、高弾性率を有する熱可塑性材料からなる。この場合、機械的負荷担持層24の弾性率は800から2500MPaの範囲にあることが好ましい。使用される熱可塑性材料は、具体的に、例えば、ABS(ABS=アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン)、M−ABS+TPU(TPU=ポリウレタンベースの熱可塑性エラストマー)、ABS+PC(PC=ポリカーボネート)などのスチレンポリマー並びにTPUなどのポリウレタンであって差し支えない。PCプラスチック材料またはPSプラスチック材料(PC=ポリカーボネート、PS=ポリスチレン)を使用することも可能である。機械的負荷担持層の厚さは100μmから2mmの間にあることが好ましい。図2に示した好ましい実施の形態において、機械的負荷担持層24の厚さは1.8mmである。
転写または積層フイルム23はVFクロムフイルム(VF=真空成形用)を有してなる。使用されるVFクロムフイルムの厚さは約5μmである。この転写または積層フイルムは四層からなる。さらに、厚さが約2μmの透明ラッカー層(ポリアクリレート)により形成された剥離層がある。それに加え、厚さが約1μmの層により形成され、蒸着に適したラッカーおよび薄い蒸着クロム層を有してなる機能層がある。クロム層の代わりに、他の金属層を使用することもできる。最後に、厚さが約2μmの接着層が施されている。
その点に関して、追加のUV保護層(例えば、酸化セリウム、TiO2、HALSなど)を剥離層および/または蒸着用ラッカー層に加えることもできる。
転写フイルム23には、スクリーン印刷を用いて追加の印刷を施しても、熱転写プロセスを用いて追加に装飾しても差し支えない。転写フイルム23は、凹版印刷プロセスまたはフレキソ印刷プロセスまたは別の通常の印刷プロセスにより印刷することもできる。
カバー層22はスクリーン印刷用インクまたは流延用ラッカーを有してなる。この点に関して、二成分ポリウレタンインクをスクリーン印刷用インクまたは流延用ラッカーとして使用することが好ましい。カバー層22が、熱可塑性材料、例えば、PCプラスチック材料(PC=ポリカーボネート)、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、またはABS/TPUブレンドの層からなることも可能である。
図2に示すように、二層のカバー層を転写フイルム23に施すこともできる。それゆえ、例えば、カバー層22は、ある状況下で、パターンの形に形成された、スクリーン印刷用インクまたは流延用ラッカーを有してなる着色層であって差し支えない。カバー層21は、透明な流延用ラッカーを有してなる溶液、透明なスクリーン印刷用インクまたは熱可塑性材料、例えば、PMMAを有してなる層である。
カバー層全体の厚さは50から125μmの間にあることが好ましい。図2に示した実施の形態において、カバー層22は50μmの厚さであり、カバー層21は70μmの厚さである。
カバー層は、滑らかであっても、構造を有するものであって差し支えない。同様に、機械的負荷担持層は、滑らかであっても、構造、例えば、エンボス処理、ブラシ処理および/またはスクラッチ処理されていても差し支えない。
多層フイルム2をスキー本体に施すときに、機械的負荷担持層24により形成された多層フイルム2の外面がスキー本体に結合される。
図3は、多層フイルム15としてスキー本体14に施すことのできる多層フイルム3の構造を示している。
多層フイルム3は、カバー層33、多層転写または積層フイルム32および機械的負荷担持層31を有する。この実施の形態において多層フイルム3をスキー本体14に施すときに、カバー層33がスキー本体14に結合される。
機械的負荷担持層31は、図2に示した層24と同様であり、それゆえ、高弾性率を有するプラスチック材料の機械的負荷担持熱可塑性層からなる。転写または積層フイルム32は、図2に示した転写または積層フイルム23と同様である。カバー層33は、図2に示したこれに相当する層と同様のスクリーン印刷用または流延用ラッカー層を備えている。カバー層33が印刷用インクの層を備えることも可能である。
上述した層構造により、多層フイルムの個々の層を、接着剤を追加に使用せずに、一緒に結合することが可能になる。機械的負荷担持層は、押出プロセスまたはホットプレス・プロセスまたはホットスタンピング・プロセスにより転写フイルムまたは積層フイルムに結合される。次いで、例えば、スクリーン印刷プロセスにより、カバー層を施す。他のプロセス、例えば、浸漬、吹付け、フレキソ印刷、タンポン印刷、凹版印刷、オフセット印刷などを用いることもできる。
図4は、転写または積層フイルム23および32に使用できる転写フイルムの構造を示している。
図4は、転写フイルム4および支持体41を示している。この場合、支持体は、PETからなることが好ましく、転写フイルム4を多層フイルムの機械的負荷担持層に施す際に、取り除かれる。転写フイルム4は、剥離層42、複製層43、二層の薄いフイルム層連続体44と45、金属層46および接着層47を有する。
剥離層42は、転写フイルム4が支持体41から剥離されるのをできるだけ確実にするように働く。既に述べたように、この点に関して、剥離層42に、多層フイルムのカバー層と確実に良好に接着する材料を使用することが都合よい。このことは、ポリアクリレート層を剥離層42として使用することにより達成される。剥離層42の好ましい厚さは、1から3μmの範囲にある。
それゆえ、剥離層42は、第一に、支持体41から多層フイルム4を確実に剥離するために剥離層として、第二に、多層フイルムのカバー層の結合層として、二重の機能を果たす。
複製層43は複製ラッカーまたは熱可塑性材料からなることが好ましい。複製層43の厚さは、1から20μmの範囲、好ましくは、5から12μmの範囲にある。ポリカーボネートまたはポリアクリレートを複製層43のための熱可塑性材料として使用しても差し支えない。
転写器具により、複製層43に一つ以上の回折構造をエンボス加工する。それゆえ、例えば、ホログラムを、その回折構造による光学回折効果によって発生させることができる。さらに、例えば、ブレーズ構造などの、マクロ構造または対称無彩色構造または非対称無彩色構造をエンボス加工することもできる。複製層43にマット構造を施すことも可能である。
薄いフイルム層44および45が薄いフイルム層連続体を形成し、それによって、視角による色ずれを生じさせることができる。フイルム層44は、例えば、非常に薄い金属層により形成された吸収層である。フイルム層45は、光学的厚さがλ1/4またはλ1/2条件に相当するスペーサ層である。このように得られた光学干渉現象により、観察者の視点から、視角による色ずれが生じる。
吸収層44は、真空コーティング、例えば、PVD(PVD=物理蒸着)またはスパッタリングにより施すことが好ましい。吸収層44の厚さは約30から150Åの間にある。この場合、吸収層は、ほとんど不透明の材料、例えば、クロム、ニッケル、チタン、バナジウム、コバルトまたはパラジウムの合金により形成される。このほとんど不透明の材料は、金属フッ化物、金属酸化物、金属硫化物または金属窒化物により形成しても差し支えない。
スペーサ層45は透明材料からなる。この層は、高屈折率層(HRI=高屈折率)または低屈折率層(LRI=低屈折率)の形態であって差し支えない。使用できる高屈折率材料の例としては、硫化亜鉛(ZnS)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、酸化マグネシウム(MgO)および窒化ケイ素(Si34)が挙げられる。低屈折率層に使用できる材料の例としては、酸化ケイ素(SiOx)、酸化アルミニウム(Al23)およびフッ化マグネシウム(MgF2)などの金属フッ化物が挙げられる。
スペーサ層45を着色することもできる。さらに、二層の薄いフイルム層44および45の代わりに、高屈折率と低屈折率の薄いフイルム層が複数交互に配されてなる薄いフイルム層連続体を配置することもできる。このように、視角による色ずれを達成することができる。
金属層46は、例えば、クロム層またはアルミニウム層により形成される。
接着層47は、アクリルベースのポリマーなどにより形成することができる。
転写フイルム4を使用する代わりに、積層フイルムを使用することもできる。そのような積層フイルムの場合、剥離層42は、例えば、接着層47のような構成の結合層により置き換えられる。積層フイルムを使用することにより、カバー層として使用される熱可塑性材料の層を、追加に接着剤を施さずに、積層フイルムに結合することができる。
図5は多層フイルム5の構造を示している。多層フイルム5は、カバー層51、転写フイルム56および機械的負荷担持層57を有する。転写フイルム56は、剥離層52、着色ラッカー層、金属層54および接着層55を有する。
カバー層51は、厚さ75μmのABS/TPUブレンドの層からなる。剥離層52は層厚が約2μmのポリアクリレート層からなる。着色ラッカー層53は、蒸着用ラッカーを有してなり、約1μmの厚さである。金属層54は、クロムを有してなり、約10nmの厚さである。接着層55は、感圧性接着剤を有してなり、約2μmの層厚である。機械的負荷担持層57は、100μmの厚さのABS層からなり、高弾性率を有することが好ましい。
本発明により設計したスキーの断面図 第一の実施の形態に関する本発明による多層フイルムの構造の斜視図 第二の実施の形態に関する本発明による多層フイルムの構造の斜視図 本発明による多層フイルムに用いられる転写フイルムの概略図 本発明による多層フイルムの断面図
符号の説明
1 アルペンスキー
2、3、5、15 多層フイルム
4、23、32、56 転写または積層フイルム
11 ソールまたは滑走表面要素
12 エッジ要素
13、46、54 金属層
14 スキー本体
21、22、33、51 カバー層
24、31、57 機械的負荷担持層
41 支持体
42、52 剥離層
43 複製層
47、55 接着層

Claims (22)

  1. スキー(1)を構成するための多層フイルム(15,2,3,5)において、
    前記多層フイルム(15,2,3,5)が、二層以上の薄層を有してなる多層転写または積層フイルム(23,32,4,56)を有し、機械的負荷担持層(24,31,57)が前記多層転写または積層フイルムの表面に配置され、カバー層(22,33,51)が前記多層転写または積層フイルムの別の表面に配置されていることを特徴とする多層フイルム(15,2,3,5)。
  2. 前記転写または積層フイルム(23,32,4,56)が、接着層(47,55)、機能層(43から46、53および54)および剥離層(42,52)を有することを特徴とする多層フイルム(15,2,3,5)。
  3. 前記剥離層(42,52)が、前記カバー層(22,33,51)に関する結合層として作用する透明ラッカー層であることを特徴とする請求項2記載の多層フイルム(15,2,3,5)。
  4. 前記機能層が金属層(46,55)を有することを特徴とする請求項2記載の多層フイルム(15,2,3,5)。
  5. 前記機能層が、干渉により色ずれを生じる薄いフイルム層連続体(44,45)を有することを特徴とする請求項2記載の多層フイルム(15,2,3,5)。
  6. 前記機能層が、回折構造またはマクロ構造がエンボス加工される複製層(43)を有することを特徴とする請求項2記載の多層フイルム(15,2,3,5)。
  7. 前記機能層がHRI層を有することを特徴とする請求項1記載の多層フイルム。
  8. 前記機能層が着色ラッカー層(53)を有することを特徴とする請求項1記載の多層フイルム(15,2,3,5)。
  9. 前記転写または積層フイルム(23,32,4,56)が深絞り用であることを特徴とする請求項1記載の多層フイルム(15,2,3,5)。
  10. 前記カバー層(22,33,51)および前記機械的負荷担持層(24,31,57)の各々が、前記転写または積層フイルム(23,32,4,56)より厚く、前記カバー層(22,33,51)が特に50から125μmの厚さであり、前記機械的負荷担持層(24,31,57)が特に100μmから2mmの厚さであることを特徴とする請求項1記載の多層フイルム(15,2,3,5)。
  11. 前記機械的負荷担持層がエンボス加工または構造化されていることを特徴とする請求項1記載の多層フイルム。
  12. 前記機械的負荷担持層(31)が透明であることを特徴とする請求項1記載の多層フイルム(3)。
  13. 前記カバー層(22,51)が透明であることを特徴とする請求項1記載の多層フイルム(15,2,5)。
  14. 前記カバー層が熱可塑性材料からなることを特徴とする請求項1記載の多層フイルム。
  15. 前記カバー層(22,33,51)が印刷用インクまたはラッカー、特に、流延用ラッカー、浸漬ラッカーまたは吹付けラッカーを有してなることを特徴とする請求項1記載の多層フイルム(15,2,3,5)。
  16. 前記カバー層が構造化されていることを特徴とする請求項1記載の多層フイルム。
  17. 前記多層転写または積層フイルムに追加の装飾が印刷されていることを特徴とする請求項1記載の多層フイルム。
  18. 一層以上を有してなる、スキー本体(14)を有するスキー(1)において、請求項1から17いずれか1項記載の多層フイルム(15)が、ソール滑走表面(11)とは反対のスキー(1)の側にある前記スキー本体(14)に施されていることを特徴とするスキー。
  19. 前記機械的負荷担持層(24,57)が前記スキー本体(14)に結合されていることを特徴とする請求項18記載のスキー。
  20. 前記カバー層(32)が前記スキー本体(14)に結合されていることを特徴とする請求項18記載のスキー。
  21. スキー(1)を構成するための多層フイルム(15,2,3,5)を製造する方法において、
    二層以上の薄層を有してなる多層転写または積層フイルム(23,32,4,56)を、機械的負荷担持層(24,31,57)の表面に施し、カバー層(22,33,51)を、前記機械的負荷担持層(24,31,57)の反対側の前記多層転写または積層フイルム(23,32,4,56)の表面に施す各工程を有してなることを特徴とする方法。
  22. スキー(1)を製造する方法において、
    請求項1から17いずれか1項記載の多層フイルム(15,2,3,5)を、ソール滑走表面(11)の反対のスキー(1)の側にあるスキー本体(14)に施す工程を有してなることを特徴とする方法。
JP2004531673A 2002-08-13 2003-08-09 スキーを構成するための多層フイルム Pending JP2005535427A (ja)

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