JP2005533629A - 電子レンジ用の耐熱食器 - Google Patents

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Abstract

サセプタと熱可塑性または熱硬化性ポリマーとを含む組成物を含有する電子レンジ用の耐熱食器が、前記組成物が約0.7W/m°K以上の熱伝導率をも有するときに改良される。前記サセプタによるマイクロ波放射線の吸収によって生成された熱が、前記組成物の熱伝導率が高いとき、特に前記サセプタを含有する部分が比較的厚いときに、調理される食品に、より容易に伝導される。この組成物を含有する様々な耐熱食器の設計もまた記載される。

Description

十分な高耐熱性を有するポリマーと、電子レンジによって生成されたマイクロ波エネルギーのためのサセプタとを含有し、比較的高い熱伝導率を有する組成物が、電子レンジ中の耐熱食器として有用である。このような耐熱食器のための新規な構造体もまた記載される。
ポット、フライパン、およびベーキングティンなどの通常の調理用容器は通常は金属から製造される。用いられる調理方法および生み出される食品の味ときめの両方のために、金属容器での調理が一般的である。さらに最近は電子レンジの使用が普及し、マイクロ波の性質のため、金属容器は概してこのようなオーブンで使用できない。
ここ20年ぐらいで、もっと良い高耐熱性を有する熱可塑性ポリマー(TP)が開発されたので、耐熱食器のためにこれらのポリマーの使用が提案されており、例えば米国特許公報(特許文献1)、米国特許公報(特許文献2)、米国特許公報(特許文献3)、米国特許公報(特許文献4)、および米国特許公報(特許文献5)、および(特許文献6)(それらの全てを参照によって本願明細書に組み入れるものとする)を参照のこと。同様な品目が熱硬化性ポリマーから製造されている。これらのポリマーの調理用容器は、熱処理および/または電子レンジにおいて使用でき、しばしば、オーブンにおいて通常用いられる最も高い温度、例えば約290℃(約550°F)以上の温度に耐えることができる。これらの容器はいろいろな利点を有する。容易に密封されかつ内容物を冷蔵または冷凍できるように、実際的見地からそれらをどんな形状にも成形することができる。又、それらは比較的壊れにくく、比較的軽量である。しかしながら、これらの容器中で、特に電子レンジ中で食品を調理するとき、調理方法(例えば時間および/または温度)を金属容器のために用いた方法とは変える必要がある場合があり、さもなければ食品が通常、同じ味および/またはきめを有しない。例えば、電子レンジ内のプラスチック容器内で調理されたパンまたはキャセロールは、外表面が褐色にならない場合がある。これは、電子レンジにおいては、表面から行われるのとは対照的に、調理される品目の深さに熱が比較的均一に伝達されるという事実のためである。又、電子レンジにおいて、調理される品目を褐変させる高温の表面が通常、存在しない。
(特許文献7)に記載されているように、電子レンジにおいて褐変がないことに対処するために、サセプタ含有セラミックスが耐熱食器に混入されている。しばしば、サセプタ含有セラミックは、セラミック耐熱食器の一部であるプレートの形態である。この耐熱食器は、重くて脆いという欠点を有する。又、この耐熱食器用の材料は高価であり、成形が困難である。
(特許文献8)および(特許文献9)において、高温に対して耐性であるポリマー、特に液晶ポリマー(LCP)に、サセプタである材料を充填することが示唆された。用いられた材料が、チタン酸バリウムと少量のカーボンファイバーとを含有する。得られた組成物は、耐熱食器に形成されて電子レンジ内で用いられるとき、耐熱食器に接触している調理される品目の表面に褐変を引き起こすと言われている。ポリマー中のサセプタがマイクロ波エネルギーを吸収するので、これらの表面が加熱される。
電子レンジに使用する様々なサセプタ含有組成物の使用が周知である。例えば米国特許公報(特許文献10)、米国特許公報(特許文献11)、米国特許公報(特許文献12)、米国特許公報(特許文献13)および米国特許公報(特許文献14)を参照のこと。これらの特許の実施例において、サセプタ含有層は典型的に非常に薄い。
米国特許第4,626,557号明細書 米国特許第4,503,168号明細書 米国特許第4,585,823号明細書 米国特許第5,308,913号明細書 米国特許第5,141,985号明細書 欧州特許出願第846,419号明細書 国際特許出願01/34720号明細書 特願昭63−141591号公報 国際特許出願第01/34702号明細書 米国特許第5,021,293号明細書 米国特許第5,049,714号明細書 米国特許第4,518,651号明細書 米国特許第4,851,632号明細書 米国特許第4,933,526号明細書 米国特許第4,118,372号明細書 米国特許第5,110,896号明細書 Y.S.トゥルーキン(Touloukian)ら著、「物質の熱物理的性質(Thermophysical Properties of Matter)」,Vol.2,IFI/プレナム,ニューヨーク(New York),1970年
本発明は、電子レンジにおいて使用するようになっている耐熱食器に関する。耐熱食器、またはその一部が、融点および/またはガラス転移点が約250℃以上である熱可塑性ポリマーまたは軟化点が約250℃以上である熱硬化性ポリマーと加熱有効量のマイクロ波サセプタとの混合物を含む組成物から製造され、前記組成物が、前記組成物の平面貫通方向に測定した時に約0.70W/m°K以上の熱伝導率を有する。
この発明はまた、融点および/またはガラス転移点が約250℃以上である熱可塑性ポリマーまたは軟化点が約250℃以上である熱硬化性ポリマーと加熱有効量のマイクロ波サセプタとの混合物を含む組成物を含む、電子レンジで使える耐熱食器に関するものであり、前記組成物の少なくとも一部がインサートの形態である。
この発明はまた、調理される品目を、上に記載した組成物と接触させ、前記食品および前記組成物をマイクロ波放射線に暴露することを含む、電子レンジでの調理方法を包含する。
本明細書中で用いるとき、次の用語は下記の意味をもつものとする。
「サセプタ」または「マイクロ波サセプタ」は、電子レンジにおいて用いられる周波数のマイクロ波放射線(MR)を吸収する物質を意味する。典型的に、このような周波数は、食品を調理および/または加熱するために用いられるオーブンにおいて約2450MHzである。または、前記周波数は、特に市販の電子レンジにおいて、950MHzまたは896MHzであってもよい。サセプタは、このようなMRを吸収するそれらの効率において変化する場合がある。サセプタがマイクロ波放射線を吸収するとき、MRのエネルギーが熱に変換される。
「加熱有効量の(マイクロ波)サセプタ」の意味は、サセプタを含有する耐熱食器部分がMRに暴露されるとき、その部分をMRによって加熱することができ、前記部分と接触している食品または飲料品が加熱され、好ましくは調理され、より好ましくは褐変、焦げ目を付けられるか、または同様なプロセスを経る(一括して本明細書中では、褐変される、とする)。
本明細書中で「耐熱食器」の意味は、食品または飲料品がオーブン、好ましくは電子レンジ内で調理および/または加熱される間、それと接触している器具である。それは、ボウル、(側面を有する)パン、円筒(すなわち、飲料用コップの形状)などの「容器」であってもよく、またはそれは、例えばピザなどを調理するためのフラットストーンの形状と同様に、平らであってもよい。いくつかの場合には、前記器具が、MRを吸収してもしなくてもよいカバーを有してもよい。1つの好ましい形態において耐熱食器が再利用可能であり、すなわち、その設計および耐久性は、それが、金属フライパンが何度も再利用され得るのとほとんど同じように多数回、再利用され得る。好ましくは調理用具は少なくとも5回、より好ましくは少なくとも10回、調理/加熱方法で用いられる。
本明細書中で「インサート」の意味は、通常、耐熱食器であるが組成において耐熱食器の他の部分と異なっている比較的大きな器具の一部を意味する。インサートは、前記耐熱食器に永久的に取付られるか、または取り外し可能であるかまたは耐熱食器成形品の他の部分にはまったく取付られなくてもよい。例えば、耐熱食器の他の部分がまた、熱可塑性ポリマーを含有する組成物である場合、丸い調理パンを形成するために、最初に、サセプタ含有組成物のディスクを形成し、次に、ディスクがパンの底部内面を形成するように、サセプタを含有しない第2の組成物でディスクをオーバーモールドしてもよい。ディスクが第2の組成物によってオーバーモールドされるとき、ディスクの端縁を、所定の位置に固定するために面取してもよい(図1を参照)。別の実施例は、サセプタ含有材料の丸いディスクを成形し、第2の組成物のディスクの上に単に配置することができ、調理される食品または飲料品をサセプタ含有ディスクの上に配置することができる(図2を参照)。両方の場合において、サセプタを含有する部分がインサートであると考えられる。
本明細書中で「混合物」は、好ましくはかなり均一に混合される成分(例えば、ポリマー、サセプタ、充填剤)の混合物を意味する。それは、成分の全てではないが1つ以上の層を含有する品目を含めない。
本明細書中で「食品」は、調理済みまたは未調理の食品および/または調理および/または加熱するのが望ましい飲料品を意味する。
サセプタを含有する本明細書の組成物はまた、熱可塑性ポリマー(TP)または熱硬化性ポリマー(TSP)を含有する。
熱可塑性樹脂を溶融し、次いで、それをその融点および/またはガラス転移温度より低い温度に冷却することによって、TPを改質することができる。かかるポリマーは架橋されない。示差走査熱量測定によって測定したとき、TPは約250℃、好ましくは約300℃より高い温度、より好ましくは約340℃より高い温度、特に好ましくは約370℃より高い温度の融点および/またはガラス転移温度を有し、融点を溶融吸熱のピークとし、ガラス転移温度を転移の中間とする。このような測定をASTM方法 D3418に従って実施することができる。ポリマーが融点を有さず(非晶質である場合)ガラス転移温度を有さない場合、その分解点を用いるものとする。
本発明において有用なTPは、設計される通り、食品および/または飲料品を容れるときに電子レンジ内でMRに暴露されるとき、溶融しないように、十分な耐熱性を有するのが好ましい。より好ましくは、耐熱食器が電子レンジ内でMRに暴露され、食品または飲料品が存在していないとき、それらは溶融しないのがよい。典型的に、家庭用のこのようなオーブンは、約1500ワットのマイクロ波エネルギーの最大出力を有する。
有用な熱可塑性樹脂には、ポリオレフィン;ポリ(エチレンテレフタレート)およびポリ(エチレン2,6−ナフタレート)などのポリエステル;ナイロン−6,6およびヘキサメチレンジアミンとイソフタル酸とから誘導されたポリアミドなどのポリアミド;ポリ(フェニレンオキシド)などのポリエーテル;ポリ(エーテル−スルホン);ポリ(エーテル−イミド);ポリ(p−フェニレンスルフィド)などのポリスルフィド;芳香族ポリエステル、ポリ(エステル−イミド)、およびポリ(エステル−アミド)などの液晶ポリマー(LCP);ポリ(エーテル−エーテル−ケトン);ポリ(エーテル−ケトン);ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレンとペルフルオロ(メチルビニルエーテル)とのコポリマー、およびテトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレンとのコポリマーなどのフルオロポリマー;およびその混合物ならびにブレンドなどがある。
好ましいタイプのTPはLCPである。「液晶ポリマー」の意味は、米国特許公報(特許文献15)(その内容を参照によって本願明細書に組み入れたものとする)に記載されているように、TOT試験またはそれらのどれかの適当な変型を用いて試験されるとき、異方性であるポリマーである。有用なLCPには、ポリエステル、ポリ(エステル−アミド)とポリ(エステル−イミド)などがある。ポリマーの好ましい形態の1つは、“すべて芳香族”、すなわち、(エステル基などの結合基を除いて)ポリマーの主鎖中の基のすべてが芳香族であるが、芳香族ではない側基が存在していてもよい。
TSPがサセプタ含有組成物中でTPの代わりに用いられてもよい。1.82MPaの負荷においてASTM方法 D648(熱撓み温度)、方法Aによって測定したとき、TSPが約250℃以上、好ましくは約300℃より高い温度、より好ましくは約340℃より高い温度、特に好ましくは約370℃より高い温度の軟化温度を有するのがよい。有用なTSPには、高温用途であるエポキシ樹脂、およびビス(マレイミド)トリアジンなどがある。
TPは、本発明に使用するための好ましいタイプのポリマーである。
上に記載されたそれらのタイプを含めてほとんどすべてのTPおよびTSPの熱伝導率は概して、<<1W/m°Kである。マイクロ波がサセプタ含有材料の深さに吸収されるので、材料の厚さにわたってかなりの温度勾配を有することが可能である。これらの勾配は、外面が固体状態のままである間に、サセプタ含有材料の内部が溶融するほど十分大きい場合がある。このような状態を避けるために、サセプタ含有材料が約0.7W/m°K以上の熱伝導率を有するのがよい。
約10W/m°K以上、より好ましくは約20W/m°K以上など、比較的高い熱伝導率をそれ自体が有する粒状材料(充填剤)をTPまたはTSPと混合することによって、サセプタ含有組成物の熱伝導率を上げることができる。(非特許文献1)に記載されているように、有用な充填剤を約273°Kにおいてのそれらのおよその熱伝導率を括弧内に入れて以下に記載する。有用な充填剤には、黒鉛(カーボンブラックおよびカーボンファイバーなど)(50〜200、広範囲に変化する)、MgO(60)、BeO(200)、アルミナ(45〜150)、酸化亜鉛(28)、CaF(700)、およびSiC(約100〜500)などがある。好ましい熱伝導性充填剤は黒鉛、MgO、およびアルミナ、カーボンブラックおよびカーボンファイバーである。特に好ましい熱伝導性充填剤は黒鉛、カーボンブラックおよびカーボンファイバーである。
1つより多いこのような充填剤を用いてもよい。一般的にいえば、用いられる熱伝導性充填剤の量が多くなると、TPまたはTSP組成物の熱伝導率が高くなる。用いることができる熱伝導性充填剤の上限は、達成された実際の熱伝導率によるよりも組成物の物理的強度および靭性に対するその効果によって決定される場合がある。これらの熱伝導性充填剤、特にサセプタではない熱伝導性充填剤を場合によりサセプタ含有組成物に添加して所望のレベルに熱伝導率を増大させてもよい。
有用なサセプタが本技術分野において周知である。有用なサセプタである材料には、選択された無機化合物、半導体および炭素などの低い電気導体および金属などがある。具体的な材料には、アルミニウム(粉末または粉塵)、炭素(カーボンブラック、黒鉛粉末、およびカーボンファイバーなどの様々な形態)、チタン酸バリウム、および酸化亜鉛などの金属酸化物、および磁鉄鉱などの酸化鉄などがある。いくつかの場合には、金属がサセプタの好ましい形態ではない場合がある。
TPまたはTSPベースの組成物中のサセプタの濃度が(組成物の質量およびサセプタの効率とともに)、MRのどのくらいの率が吸収されるかを決定する。サセプタ含有組成物によって吸収される率が高くなると、個々のあらゆる調理状態の食品または飲料品によって直接に吸収される率を少なくすることができる。サセプタ含有組成物によって吸収されるMRの率が高くなると、その組成物はより高温になる。
1つの材料が、サセプタおよび熱伝導性充填剤の両方として機能するように役立つことがある。例えば、様々な形状の炭素がサセプタであり、高い熱伝導率を有する。例えば、黒鉛粉末、炭素、カーボンファイバーまたはカーボンブラックの形態の炭素が、好ましい兼用サセプタおよび熱伝導性充填剤である。粉末または粉塵の形態の金属もまたサセプタであり、高い熱伝導率を有する。
好ましくは充填剤およびサセプタは比較的小さい粒子であるのがよい。典型的に粒状材料の最大寸法は(平均して)約500μm未満であるのがよく、繊維材料が用いられる場合、長さは(平均して)1mm未満であるのがよい。充填剤およびサセプタはTPまたはTSP中に均一に分散されるのが好ましい。それらは、標準溶融混合技術および一軸または二軸スクリュー押出機などの装置を用いてTPに混合されてもよい。未架橋TSPのために用いた標準混合方法によって、TSPが架橋される前にTSP中にそれらを混合してもよい。
いくつかの場合、組成物の熱伝導率が約0.7W/m°K以上、好ましくは約1.0W/m°K以上、より好ましくは約2.0W/m°K以上、非常に好ましくは約3.0W/m°K以上、特に好ましくは約5.0W/m°K以上でなければならない。しかしながら、本明細書中に記載したようなサセプタ含有インサートは、例えば、インサートが比較的薄く、およびまたはそれが一部分となる耐熱食器中で効率的に冷却される場合、あらゆる場合において比較的高い熱伝導率を有する必要はない。TPまたはTSPが組成物中に連続した相として存在しているのが好ましい。典型的には、高い熱伝導率の充填剤(またはサセプタもまた高い熱伝導率を有する場合、サセプタ)が、組成物の約5〜約65重量%である。前記組成物の熱伝導率は、ASTM方法D5930を用いて、耐熱食器の試験部分または試験片の平面(最も薄い断面)貫通方向に測定される。
耐熱食器用の前述のポリマー組成物(サセプタの相当な量を含有しない)の熱伝導率は典型的に、非常に低い。例えば、以下の実施例1〜4に用いたのと同じLCPを用いて、51.6%のLCPと、前記LCP中の青色顔料濃厚物13%と、35%のタルクと、0.56%のウルトラノックス(Ultranox)(登録商標)酸化防止剤とを含有する組成物(すべてのパーセンテージは全組成物の重量に基づいている)を製造し、ディスクに成形した。100℃においてディスクの平面貫通方向の熱伝導率は0.40W/m°Kであった。
サセプタを含有する耐熱食器の設計での1つの重要な問題点は、サセプタによるMRの吸収によって生成される熱を、調理される食品に移送することである。これは、厚さが(少なくとも当該部分の一部において)約50μm以上である部分にサセプタが含有される時に特に当てはまり、厚さが約100μm以上である時にはさらに、厚さが約200μm以上である時には非常に当てはまる。ポリマーは概して低い熱伝導率を有する。サセプタ含有材料中の熱がその材料から伝導されない場合、その温度は、特に内部で上昇し、調理される食品に効率的に熱が伝達されない。これはもちろん、サセプタ含有材料を用いる利点の一部を失わせる。おそらく非常に重要であることだが、サセプタ含有材料の温度が組成物のTPまたはTSPの融点またはガラス転移温度に上昇する場合(どちらもそれ以上の温度)、サセプタ含有材料が溶融し、分解するか、または燃焼する場合もあり、または調理される食品がだめになり、および/または燃焼する場合がある。同じことが、サセプタ含有材料に接触している組成物、例えば、図1〜6に示したようなインサートに接触している材料について当てはまる場合がある。このため、上に記載したようにサセプタ含有材料が厚さを有するとき、サセプタ含有組成物もまた、比較的高い熱伝導率を有することが有利である。
図1〜6は、本発明によって構成された様々な耐熱食器を示す。図1は、上部から(図1a)および断面(図1b)のフライパンまたは調理パンを示す。図1aにおいて、1は上面5を有するサセプタ含有インサートである。2は、サセプタを有さず、比較的低い熱伝導率の熱可塑性樹脂組成物から製造されたフライパンの本体である。本体2が、1の端縁の上にオーバーモールドされ、3の両方が(任意の)成形柄である。図1bが断面の1、2、および3を示し、特に、1の面取端4を示し、どのように2がこの面取端上にオーバーモールドされて1を適所に保持するのかを示す。さらに、図1のパンはまた、2の組成物の足(図示しない、2の一部分として成形されてもよい)を有して電子レンジ底部の上にパンを保持し、それによって、電子レンジの金属底部から撥ね上がらせることによって、1の底部中心をMRが容易に加熱することができる。柄3が、サセプタを含有しない組成物から製造され、比較的低い熱伝導率を有するので、それらは調理プロセスにわたって比較的冷たいままであり、しばしば、調理者の指を火傷させることなく、パンを取り上げることを可能にする。インサート1の高い熱伝導率により、熱が上面5に、したがって、調理されている食品に容易に流れることを可能にする。これは、1および/または2の加熱を妨ぐ。図1のパンをフライパンとして用いて(付加される油またはグリースの有無にかかわらず)調理する間に食品の下部を褐変させることができ、またはレンジ台上面でポットとしても用いることができる。図1のパンについての記載の大部分が、他の図に示された耐熱食器に適用できる。
図2は、図1のパンに似たパンの断面を示すが、ただし、インサート6が「逆面取」される端縁7を有し、6を本体8から除去することができ、6および/または8を簡単に清浄にし、6および/または8を簡単に交換することができる。
図3は、「ピザストーン」の平面図(図3a)および断面図(図3b)を示し、インサート9が、柄11を有する基部10上にある。前記基部は、パンにおいても任意選択であるような、電子レンジの底部の上に前記ストーンを保持するための成形足(図示しない)を、場合により有してもよい。基部10は、(テーブルに)移す間にピザストーンが傾斜される場合、9が10から容易に滑り落ちないように、9の直径よりわずかにより大きいわずかな窪みを有してもよい。図3cが、隆起端縁12を有する9の別の構造を示す。これらの隆起端縁が、ピザが9から滑り落ちるのを防ぎ、および/または、ピザの端縁の褐変を促進することができる(図示しない)。
図4は、いろいろな矩形のパン13の上面図を示し、各々のパンが、様々なパターンで存在している2つ以上のインサート14を有する。これらのインサートが、図1のパンのインサートと同様にオーバーモールドされてもよく、14の各々が、4に似た面取端縁を有してもよい。
図5が、電子レンジ用中華鍋の断面図を示し、インサート16が、柄18を有する本体17でオーバーモールドされる略球形の中華鍋の底部にある(中華鍋のための熱源は通常、中華鍋の下にある)
図6が、柄21を有する本体20の内側にインサート19を有する円筒型耐熱食器の平面図(図6a)および断面図(図6b)を示す。図6に示されるように、インサートが、底部全体および内部側面の大部分を覆ってもよく、内部底部および/または側面の一部を覆ってもよい(図示しない)。低いパワーレベルの電子レンジを用いることによって、このタイプの耐熱食器はいわゆるスロークッカーまたはクロッククッカーに似せて調理される食品を加熱するだけではなく、調理用容器の側面および/または底部と接触している食品を褐変させる傾向がある。
(図1〜6のような)耐熱食器品目はまた、耐熱食器品目の上にまたは耐熱食器品目内の食品の上に直接に取付ける上蓋を有してもよい(図7を参照のこと)。上蓋を通常の金属ポット上に用いるのと同様に、この上蓋を耐熱食器品目の上部を仕切るために簡単に用いることができる。しかしながら、前記上蓋は、特に食品に直接接触しているとき、特定の最小熱伝導率を有する、サセプタを含有する本明細書に記載した組成物であってもよい。サセプタ含有組成物が、図1〜6に示したインサートに似たインサートとして上蓋に存在してもよい。いくつかの場合には、特に目的が調理される食品品目の上部を褐変させることであるとき、上蓋だけがサセプタ含有材料を含有してもよい。その場合、耐熱食器品目が、今日用いられるような普通の耐熱食器品目であってもよい。図7は、柄24を有しサセプタを含有しない別の組成物23でオーバーモールドされたインサート22として存在するサセプタ含有組成物を有する上蓋を示す。いくつかの場合には、上蓋が食品(図示しない)の上部と直接に接触するように、25が食品(図示しない)を保有する容器より小さいことが好ましい場合がある。本明細書に記載したサセプタ含有組成物を含有する上蓋もまた、本明細書の耐熱食器であると考えられる。
別のタイプの耐熱食器において、特に商用の用途については、サセプタ含有材料がコンベヤベルト、特にコンベヤベルト上にある食品に接触するコンベヤベルトの表面であってもよい。これは、従って、コンベヤベルトの表面に接触している食品の表面を褐変させるための機構である。
いくつかの場合には、サセプタ含有ポリマーと接触して調理および/または加熱される食品の表面は、調理/加熱が終了する時にパリパリしていることが好ましい場合がある。例えばピザの外皮および多くのパン菓子類がしばしばパリパリした表面を有するのが好ましい。食品に接触しているサセプタ含有ポリマーの表面が平滑である場合、調理/加熱方法の間に形成された水蒸気がすぐに逃げることができ、それによって軟質(粥状/生焼け)テクスチャー化食品表面をもたらすことができる。表面が「水蒸気逃がし路」を有する場合、食品の表面がしばしば、もっとパリパリしていることが発見された。これらの路は、調理/加熱方法において形成された水蒸気が食品の表面とサセプタ含有ポリマー表面との間から逃げることができる溝、表面のむら、刻み目のあるパターン路、孔あるいは他の「路」を意味する。このような路を通常の手段によって形成してもよく、例えばそれらをサセプタ含有ポリマーの表面に機械加工あるいはエンボス加工してもよく、インサート、あるいは食品表面に接触しているサセプタの他の表面の成形方法の間にこれらの路が形成されることが好ましい。
本明細書に記載された調理用具を使用する、および/または本明細書に記載された調理方法において好ましいタイプの食品はピザである。
上記の調理用具品目の製造が、従来の溶融形成技術、例えば、射出成形によって実施されてもよい。インサートが耐熱食器品目に「固定」されるとき、例えば、図1におけるように、インサートが、サセプタを含有しないポリマー組成物によってオーバーモールドされてもよい。このタイプの状態においてインサートの、およびオーバーモールド組成物のTPまたはTSPが同じかあるいはほとんど同じ組成(もし存在するならばポリマーと混合された充填剤および他の材料ではなく、ポリマーそれ自体)を有することが好ましい。これは、インサートの他と異なる縮化および後続の割れおよび/または緩みを回避するのに役立つ。LCPが両方の部分に用いられる場合、成形作業からこれらの部分の全延伸は最終耐熱食器品目において同じ方向であることが好ましい。インサートおよびオーバーモールド組成物のポリマーの融点あるいはガラス転移点が同じであるかあるいは似ている場合、オーバーモールド作業の間にインサートを著しく溶融するかまたは他の仕方で変形させないように注意しなくてはならない。
本明細書に記載されたポリマー組成物のすべてが、充填剤、補強剤、可塑剤、難燃剤、顔料、酸化防止剤、オゾン亀裂防止剤、および潤滑剤など、熱可塑性樹脂(あるいは熱硬化性物質)に一般に添加される他の成分を含有してもよい。これらの添加剤は、熱伝導率にある程度影響を及ぼすことがあり、どんな熱伝導率の制限条件をもやはり満たさなくてはならない。
調理される食品が耐熱食器に粘着するのを防ぎ、および/またはより容易に耐熱食器を清浄にすることを可能にする様々なタイプの剥離コーティングで(サセプタ含有組成物のコーティングを含めて)完全にあるいは部分的に耐熱食器品目をコートしてもよい。例えば、テフロン(Teflon)(登録商標)および商標名シルバーストーン(Silverstone)として入手できるようなフルオロポリマー含有コーティングの様々なタイプを用いてもよい。
サセプタ含有組成物(図1〜6のインサートなど)が望ましいレベルの耐久性を再利用可能な耐熱食器において有するために、それは少なくとも約0.25mmの厚さであるのが好ましく、少なくとも約0.50mmの厚さであるのが、より好ましい。
本明細書に記載された耐熱食器品目は電子レンジ内で特に有用であり、そこにおいて、通常の調理モード(ここで調理は、食品と飲料品との最初の調理および簡単な(再)加熱との両方を含める)は、調理あるいは加熱される食品あるいは飲料品によるMRの吸収である。たいていの電子レンジは、MRだけを用いて熱エネルギーを提供するが、対流(熱)源を有するものもある。本明細書に記載された耐熱食器は、これらのタイプの電子レンジの両方において用いられてもよい。耐熱食器品目はまた、これらの品目が十分な耐熱性をも有するので、「普通の」対流オーブンにおいて用いられてもよい。
対流オーブンあるいは電子レンジで調理するとき、食品の質量の全熱履歴と、通常1つ以上の表面で生じる褐変との兼ね合いをはかりたいと考える。例えば対流オーブン内で、オーブンの温度が高すぎる場合、食品品目の外表面が褐変しすぎる、すなわち、前記品目の内部が十分に調理される前に焦げる場合がある。従って、塊の内部が完全に焼ける前に、一塊のパンの外側を焦がすことがあり得る。対流オーブン内のかかる要因を制御するために、経験と実験により調理者は、食品のレシピ、調理温度、調理用容器(材料)、および調理される食品の形状および質量を調節して、褐変に対する調理の相対的な量を制御することを学んでいる。似た問題点が、本耐熱食器を用いて電子レンジで調理する時に生じる。ある程度、調理される食品によって直接に吸収されるMRの量を、サセプタによって吸収されて熱に変換されているMRの量との兼合いをはかるのが好ましい。サセプタからのこの熱は、調理される食品の表面に比較的高い熱伝導組成物によって伝導され、熱が食品の表面に移動される。食品およびサセプタによって直接に吸収されたMRの相対的な量は、食品およびサセプタの相対的な質量、形状および配置、並びにオーブン内のMRのパターンによって影響される。そして次に、サセプタの質量、形状および配置は、サセプタ含有組成物中のサセプタの濃度、この組成物の容積および特に厚さ、サセプタ含有組成物の熱伝導率、およびオーブン内の食品の位置に対するこの組成物の相対的な位置によって決定される。調理の程度に対して褐変の量に影響を及ぼすことがある別の変数は、食品それ自体のレシピである。若干の実験が必要とされることがあるが、食品の新規な調理用容器および/またはレシピを設計するとき、これは通常の方法である。
サセプタ含有組成物において性質、特にMR吸収効率と熱伝導率との望ましいバランスを得るために、サセプタとしておよび熱伝導性充填剤として作用する別個の材料を用いることができ、別々に各々の性質のバランスをとることができるか(各々が組成物の容積パーセンテージを占めるので、これらの2つの材料の存在はある程度他の性能に影響を与える)、またはサセプタであり且つ高度に熱伝導性である単一材料を使用することが可能な場合があり、あるいはこれらの何れかの組合せを使用することが可能な場合がある。
実施例において、用いられたLCPは米国特許公報(特許文献16)(その内容を参照によって本願明細書に組み入れたものとする)のLCP−4と同じ組成物であった。このLCPは、50/50/70/30/320ヒドロキノン/4,4’−ビフェノール/テレフタル酸/2,6−ナフタレンジカルボン酸/4−ヒドロキシ安息香酸の組成(モル部)を有した。用いられたカーボンファイバー(CF)はパネックス(Panex)(登録商標)33CFカーボンファイバー(ゾルテック・コーポレーション(Zoltek Corp.)から入手可能)、用いられたガラスファイバー(GF)は、オーエンズ・コーニング(Owens Corning)銘柄408(米国、オハイオ州、トレドのオーエンズ・コーニング・ファイバーグラス(Owens Corning Fiberglass(Toledo,OH,USA))製)であり、用いられた他のカーボンファイバー、CF300は、米国、テキサス州、ヒューストンのコノコ社(Conoco,Inc.(Houston,TX,USA))から入手可能なピッチカーボンファイバーである。すべてのポリマー組成物のパーセンテージは、重量パーセントである。
引張強度および伸びをASTM方法D638によって測定した。曲げ弾性率および曲げ強度をASTM方法D790によって測定し、(試験片の平面貫通方向の)熱伝導率をASTM方法D5930によって測定した。
(実施例1〜4)
バレルを340〜350℃に設定した、30mmのワーナー&プフライダー(Werner & Pfleiderer)二軸スクリュー押出機中で表1に示された成分(示した量は全組成物の重量パーセントである)を溶融混合することによってLCP試料を製造した。押出されたストランドを冷却し、ペレットに切断した。ペレットをプラックおよび試験片に射出成形し、試験結果を表1に示す。
Figure 2005533629
(実施例5)
実施例4の組成物を、厚さ0.32cmおよび直径5.1cmの寸法を有する円形ディスクに射出成形し、240ミリリットルの水を保有するガラスコップと共に、ゼネラル・エレクトリック(General Electric)電子レンジ内に配置した。電子レンジは、1.58kwの電力定格を有するモデル番号JVM1440AA 001であった。マイクロ波を2分間、最高出力設定において送った。その時間の経過時に、水のコップを取り去り、水に触れて温度について試験した。温度は体温よりかなり高いが、高温すぎて指を漬けたままにすることができないわけではなかった。次いで、ディスクを温度について試験すると、高温すぎて触れ続けることができなかった。
(実施例6)
13.6kg/時間(合計)の公称供給速度、300rpmのスクリュー速度、および350℃のバレル温度整定値で、実施例1〜4に記載した方法と同様な方法によって、35%のLCP、55%のCF300、および10%のグラスファイバーを含有するマスターバッチを製造した。押出されたストランドを冷却し、ペレットに切断した。ペレットブレンドが70%のLCP、25%のCF300、および5%のグラスファイバーを含有するように、これらのペレットをペレットブレンドに混入した高純度LCPのペレットで「稀釈した」。次に、337℃の後部領域温度、および340℃の中央および前部領域温度、および117rpmのスクリュー速度でこのペレットブレンドを射出成形し(1.0MPaの背圧を用いてペレットブレンド中でペレットの2つのタイプの十分な混合を確実にする)、厚さ0.32cmおよび直径10.2cmのディスクを製造する。
(実施例7)
市販の薄い外皮の冷凍ピザを食品マーケットで買い、スライスに切り分けた。ピザを実施例6のディスクの上に置き、ターンテーブルを備えた、1.54kwの電力定格(入力)を有するパナソニックモデルNN−6470A電子レンジ内に配置した。オーブンを(出力全開で)1.5〜25分間、電源投入し、ピザを調理してピザの下部(外皮)の褐変をもたらした。しかしながら、平滑な表面を有するディスクを用いるとき、下部外皮は概して、褐変が低減される傾向があった。水蒸気逃がし路を有するディスクを用いる(例えば孔を開けるか、あるいは「V」溝を機械加工した)とき、ピザの下部外皮表面は概してより多く褐変された。
比較的高い熱伝導率を有するサセプタ含有インサートを備える様々な電子レンジ用耐熱食器を示す。 比較的高い熱伝導率を有するサセプタ含有インサートを備える様々な電子レンジ用耐熱食器を示す。 比較的高い熱伝導率を有するサセプタ含有インサートを備える様々な電子レンジ用耐熱食器を示す。 比較的高い熱伝導率を有するサセプタ含有インサートを備える様々な電子レンジ用耐熱食器を示す。 比較的高い熱伝導率を有するサセプタ含有インサートを備える様々な電子レンジ用耐熱食器を示す。 比較的高い熱伝導率を有するサセプタ含有インサートを備える様々な電子レンジ用耐熱食器を示す。 同様な構造の耐熱食器の上蓋を示す。

Claims (26)

  1. 融点および/またはガラス転移点が約250℃以上である熱可塑性ポリマーまたは軟化点が約250℃以上である熱硬化性ポリマーと加熱有効量のマイクロ波サセプタとの混合物を含む組成物を含み、前記組成物が、前記組成物の平面貫通方向に測定した時に約0.70W/m°K以上の熱伝導率を有することを特徴とする耐熱食器。
  2. 前記耐熱食器中の前記組成物の少なくとも一部が約100μm以上の厚さを有することを特徴とする請求項1に記載の耐熱食器。
  3. 前記組成物を含む上蓋をも含むことを特徴とする請求項1に記載の耐熱食器。
  4. 上蓋および底部を含むことを特徴とする請求項1に記載の耐熱食器。
  5. 前記熱可塑性ポリマーが用いられていることを特徴とする請求項1に記載の耐熱食器。
  6. 前記熱可塑性ポリマーが液晶ポリマーであることを特徴とする請求項6に記載の耐熱食器。
  7. 前記熱伝導率が約2.0W/m°K以上であることを特徴とする請求項1に記載の耐熱食器。
  8. 水蒸気逃がし路をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の耐熱食器。
  9. 約20W/m°K以上の熱伝導率を有する充填剤をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の耐熱食器。
  10. 前記サセプタが黒鉛を含むことを特徴とする請求項1に記載の耐熱食器。
  11. 融点および/またはガラス転移点が約250℃以上である熱可塑性ポリマーまたは軟化点が約250℃以上である熱硬化性ポリマーと加熱有効量のマイクロ波サセプタとの混合物を含む組成物を含み、前記組成物の少なくとも一部がインサートの形態であることを特徴とする耐熱食器。
  12. 前記耐熱食器中の前記組成物の少なくとも一部が約100μm以上の厚さを有することを特徴とする請求項11に記載の耐熱食器。
  13. 前記組成物を含む上蓋をも含むことを特徴とする請求項11に記載の耐熱食器。
  14. 上蓋であることを特徴とする請求項11に記載の耐熱食器。
  15. 前記熱可塑性ポリマーが存在し、かつ液晶ポリマーであることを特徴とする請求項11に記載の耐熱食器。
  16. 前記インサートが水蒸気逃がし路をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の耐熱食器。
  17. 前記マイクロ波サセプタが黒鉛を含むことを特徴とする請求項11に記載の耐熱食器。
  18. 融点および/またはガラス転移点が約250℃以上である熱可塑性ポリマーまたは軟化点が約250℃以上である熱硬化性ポリマーと加熱有効量のマイクロ波サセプタとの混合物を含む組成物であって、前記組成物の平面貫通方向に測定した時に約0.70W/m°K以上の熱伝導率を有する組成物と、調理される品目を接触させる工程と、
    前記組成物と接触している食品をマイクロ波放射線に暴露する工程と
    を含むことを特徴とする電子レンジでの調理方法。
  19. 前記耐熱食器中の前記組成物の少なくとも一部が約100μm以上の厚さを有することを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記熱可塑性ポリマーが用いられていることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  21. 前記熱可塑性ポリマーが液晶ポリマーであることを特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. 前記熱伝導率が約2.0W/m°K以上であることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  23. 前記組成物が水蒸気逃がし路をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
  24. 前記マイクロ波サセプタが黒鉛を含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
  25. 前記組成物を含む調理用具が再利用されることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  26. 方法を実施する間、ピザが調理および/または加熱されることを特徴とする請求項18に記載の方法。
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