JP2005527406A - スタンプから基板にパターンを転写する方法及び装置 - Google Patents

スタンプから基板にパターンを転写する方法及び装置 Download PDF

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Abstract

この発明は、スタンプ(30)のスタンピング面(31)から基板(20)の受容面(21)にパターンを転写する方法に関する。パターンは、パターンがスタンピング面(31)から受容面(21)に局所的に転写されるような受容面(21)の範囲内にパターンの部分を一定の期間連続的にもたらすことにより、受容面(21)に転写される。個々の部分は、個々のアクチュエーター(59)を用いて動かすことができる。この方法を適用することにより、パターンの転写が、例えばリング状であり、受容面(21)の中心から周辺に移動するか、又は直線状であり、受容面(21)の側面から他の側面に移動する波に従って行われ得る。

Description

この発明は、スタンプのスタンピング面から基板の受容面にパターンを転写する方法に関する。
このような方法は一般に、転写されるべきパターンの特徴がミクロン及びサブミクロン領域にある、ソフトリソグラフ印刷の分野に適用される。
最新技術によれば、スタンプから基板にパターンを転写する方法を実行することのできる印刷原理は2つある。
第1の印刷原理は2枚のシートを互いに押し付けあうことを含み、この際、2枚のシートが面を介して互いに接触するというものである。この第1の印刷原理の重要な利点は、互いに関する2枚のシートの整列を非常に正確に行うことができるという点である。さらに、シートを押し付けあった後は、ファンデルワールス力の結果として、これらが互いにくっつきあい、容易には分離できない。この印刷原理の重要な欠点は、シートを互いに向かって動かす際に、シートの間に空気が捕捉され得る点にある。この結果、パターンの転写が不完全となり得る。
第2の印刷原理は、シートに沿ってシリンダを転動させることを含み、この際、シリンダとシートが直線に沿って互いに接触するというものである。この印刷原理の重要な利点は、シリンダの転動の際に空気が移動され、シリンダとシートの間に気泡の捕捉が発生せず、パターンの転写が妨害されない点にある。また、2枚のシートの場合とは対照的に、シリンダとシートは互いにくっつくことがない。この第2の印刷原理の重要な欠点は、シリンダとシートを互いに関して高精度に整列することが非常に困難である点にある。したがって、基板に2層以上を設けることが必要な場合に必要となる、シートに沿ったシリンダの動きを2回以上再現することが非常に困難である。
実際には、前記の第1及び第2の印刷原理の利点を組み合わせ、かつ欠点を克服することを試みて、幾つかの方法が開発されている。
このような方法は、例えば特許文献1から公知である。公知の方法において、パターンを含むスタンピング面を有する可撓性スタンプが適用される。ここで、スタンピング面は応力を受けていない状態では平面である。平面スタンプは、スタンピング面が支持構造体の表面に対向するように支持構造体の上方に配置され、その周辺に沿って固定される。さらに、物体を支持構造体の面上に置き、物体の表面をスタンピング面に対向させる。スタンピング面及び物体の双方はガスを充填した圧力制御チャンバ内にある。初期には、チャンバ内の圧力は、可撓性スタンプの背面に作用する圧力である大気圧に等しい。スタンピング面が液体で濡れた後は、チャンバ内のガスの圧力を下げることによって、スタンピング面を物体の表面と接触させる。圧力を下げる工程は制御下で行われ、スタンピング面と物体の表面の間の接触は、可撓性スタンプの中心で始まり、中心から離れて外方に進む。このように、このように、スタンピング面は物体の表面と制御可能に接触され、スタンピング面のパターンが物体の表面にスタンプされる。
チャンバ内の圧力が下がると、差圧が可撓性スタンプにわたって発生する。その結果、可撓性スタンプが物体の方向に膨張し、この際、可撓性スタンプの中心が最初に物体に接触する。物体の表面上に全パターンが押された後、チャンバ内のガスの圧力を増加することにより物体から可撓性スタンプを取り外す。圧力を増加する工程は制御下で行い、これにより液体の層のパターンを変形することなく物体の表面から可撓性スタンプを剥がす。
上記のことから、公知の方法は、シートに沿ってシリンダを転動する印刷原理と2枚のシートを互いに対して押圧する印刷原理の双方の利点を組み合わせていることが理解されよう。スタンピング面が初期状態では平面であるので、物体に関するスタンプの整列を正確に行うことができる。スタンピング面と物体の表面の間の接触が可撓性スタンプの中心で始まり、中心から離れて外方に進むので、気泡の捕捉が起こらない。しかし、公知の方法には重大な欠点があり、それは前記の第1及び第2の印刷原理の一方だけでは起こらない。スタンプと物体の間の接触がスタンプの中心から周辺に向かう方向に発生し、かつスタンプの剥離がこの反対方向に行われるので、中心付近の物体の表面の部分が周辺付近の部分に比べて長時間にわたりパターンと接触することは容易に理解されよう。これにより、物体上の液体層のパターンが不均一となる。
米国特許第5,669,303号明細書
この発明の目的は、前記の第1及び第2の印刷原理の不都合、並びにスタンプから基板にパターンを転写する公知の方法の前記の欠点を克服することにある。
上記の目的は、スタンピング面及び基板の受容面の少なくとも一方が可撓性である、スタンプのスタンピング面から基板の受容面にパターンを転写する新規な方法において、該新規な方法が、スタンピング面と受容面が互いに対向するような形で、スタンプ及び基板を互いに対して位置決めするステップと、受容面が延在する方向に、スタンプ及び基板の位置を互いに対して固定するステップと、第1転写期間中にスタンピング面と受容面の間に第1転写領域を形成し、スタンプが基板にパターンを局所的に転写することができるように、実質的に受容面に直交する方向に、スタンピング面及び受容面の少なくとも一方の第1部分を前後に移動させるステップと、その後、第2転写期間中にスタンピング面と受容面の間に第2転写領域を形成し、スタンプが基板にパターンを局所的に転写することができるように、実質的に受容面に直交する方向に、スタンピング面及び受容面の少なくとも一方の第2部分を前後に移動させるステップとを含む方法により達成される。
この発明によれば、時間の経過につれて、スタンピング面と受容面の少なくとも一方の部分を実質的に受容面に直交する方向に連続的に移動させることにより、個々の転写領域がスタンピング面と受容面の間に作られる。特許文献1から公知の最新技術によれば、当初拡大し後に縮小する一つの転写領域が作られる、異なる工程が起こる。
この発明に従う方法を適用する際に、転写時間がいずれの部分でも同じとなるように、スタンピング面及び受容面の少なくとも一方の部分の動きを制御することができる。このことはこの発明の重要な利点である。なぜなら、このようにして受容面上に均一なパターンを得ることができるからである。
この発明の他の利点は、部分が連続的に移動されるという事実により、パターンを転写する間、スタンピング面と受容面の間に捕捉される気泡がないということである。スタンピング面と受容面の双方が平面である場合においてさえ、転写領域を作る間に空気を移動させることができるので、転写領域内に空気が存在しない。
この発明のさらに他の利点は、押圧力を正確に制御できる点にある。この発明は、パターンの各部に対して押圧力を個別に制御する可能性を提供する。
この発明に従う方法を適用する際に、全スタンピング面と全受容面の間の接触は起こらない。この結果、第1の印刷原理から公知の問題、すなわちシートを互いに押圧した後に、これらが互いにくっつき、容易に離すことができないという問題が起こらない。第1転写期間の持続時間及び第2転写期間の持続時間が実質的に互いに等しい場合に、これは有利である。これはパターンの均一な転写を提供する。この方法によれば、圧力の制御に優れているので、この転写期間の持続時間の均等性は容易に達成できる。一方、従来技術においては、かかる均等性は慎重な操作を要する。
一実施態様において、第1転写期間と第2転写期間が部分的に重複する。これは、パターンの転写に必要な時間を減らす上で利点となる。さらに、これが転写を安定させ得る。
他の実施態様において、第1部分と第2部分が隣接する部分である。これが、特に転写期間の部分的な重複と組み合わせた場合に、印刷手順を横波の流れに類似させる。
これに関し、種々の形状に従ってパターンを転写することができる。したがって、第2転写領域をリング状とし、波状転写の環状伝達を与えることができる。あるいは、第1及び第2領域が直線状で、かつ互いに平行に整列される。
しかし、形状は波に限定されない。特に、個々の部分又は転写された個々の部分の組が隣接する必要はない。特に、これが一個のスタンプの使用を可能とし、このスタンプの点を所望により印刷することができる。公知の制御装置、特に受容面に印刷されるべき少なくとも一つの所望のパターンを有する制御プログラムを具えるコンピュータを用いて、印刷されるべき点のパターンを規定することができる。これは、従来のデスクトップ又はインクジェット印刷に匹敵する印刷様式となり、典型的には現在のところ1μmの解像度を達成する。しかし、この解像度はさらに向上され得る。これをマイクロコンタクトプリンティングと呼ぶことができる。この実施態様はさらに、基板の受容面にパターンを施した幾つかの層を連続的に印刷可能とする。これらの層は、異なる層が異なるパターンを有しており、全ての層が単一のスタンプを用いることによって印刷される。
他の実施態様において、スタンピング面が第1の軸線及び第2の軸線の回りを転動するロールとして設けられており、これら軸線が実質的に受容面に直交する。この実施態様において、実質的に直線状であり、かつ互いに平行に整列されたスタンピング面の複数の部分が実際にある。この方法において、これらの部分のそれぞれが最初前方に動き、転写領域を作り、最終的に後方に動く。当然のことながら、この部分は前後に動きながら、角の回りを回転する。
転写領域が利用可能である間に、多数の他の転写領域が形成され消滅する。それと共にある具体的転写領域は、最後のものから最初のものに向かって変化するか、又はその逆に変化する一列の場所を有する。それと共にあるスタンプは、軸線に直交する方向に受容面上を動く。スタンピング面を受容面に向かって押圧することは、第1及び第2の軸線によって実現することができる。しかし、より強固な圧力を可能とするために、さらなる軸線が存在してもよい。
この実施態様の利点は、スタンピング面の部分に対応する転写期間が実質的に重複するという点にある。この結果、受容面にパターンを転写するのに必要な時間が減少するであろう。この実施態様のさらなる利点は、可撓性の受容面へのリールツーリール式印刷に好適であるという点にある。このリールツーリール式印刷は、ディスプレイや他の比較的大領域の家庭用電子機器の印刷に対する興味深いオプションと考えられている。
この発明に従う基板の受容面にパターンを転写する方法を、所望により任意の電子機器の製造の一部として用いることができる。かかる機器の例は、ディスプレイ、集積回路、光学式記録媒体、バイオセンサー、プリント基板、並びにカプラ、スイッチ、及び音波フィルタ等の超小型電子部品を含む。集積回路の場合、薄膜トランジスタ系集積回路に特に好適である。基板材料は重要ではない。この方法の利点は、完全に平面ではない基板面上に適用可能である点である。この利点は、個々の部分が実質的に基板面に直交する方向に移動し、かつこれらの部分が基板上のある位置において他の位置よりもある程度大きく動くことができるという点に起因する。完全に平面ではない面上に層を設けることができるので幾つかの研摩工程を省略することができ、基板面とその上に適用されるべき層との間の接着性を向上することができる。
この方法のさらなる利点は、適用にクリーンルーム条件を必要としない点にある。これにより、この方法をより広い環境下で使用することが可能となる。好適な例は、電子機器パッケージ、特に集積回路の組立工場及びプリント基板の工場を含む。
この方法の他の利点は、マイクロコンタクトプリンティングの場合と同様に、単層の転写に限定されないという点にある。この方法は、バルク層、特に液体層の転写の成功に適用可能であることが分かっている。これらの層は、スタンピング面又は受容面のどちらかに適用することができる。
この方法のこの実施態様の重要かつ驚くべき特徴は、実際のパターンの転写の間に液体層を構成することができるという点にある。次いで、転写の前に、液体層は非パターン化され、実質的に全表面にわたって延びる。液体層は、局所領域にて他方の面と接触することによりパターン化される。これは、スタンピング面の個々の部分の前後への動きを用いたことによるものと仮定される。この動きを介して液体層に圧力が発生するが、この圧力は液体層自体の凝集力に打ち勝つのに十分大きい。次いで、実際の転写が、第1面と他方の面との間の表面エネルギーの差の結果として起きる。無論、転写を二段階法とすることもできる。この二段階法では、まず、スタンピング面に存在するか又は用いられるパターンに従って液体層をキャリアからスタンピング面に液体層を転写し、その後、パターンを受容面に転写する。
液体層を適用後の粘度が十分となるように作るか、適用後に粘度を十分にした場合に、優れた転写が達成される。その後、表面の横方向における液体の流れは実質的に不在である。粘度の増加は、溶媒の能動的又は受動的蒸発により実現することができる。スタンプへの溶媒の拡散は、代替的方法又は付加的要因となり得る。
液体層が極性溶媒を含むこと、及び第1の面が他方の面よりも強求電子性でない特性を有することが好ましい。好適な極性溶媒は、アルコール、アルコキシエーテル及び水を含む。求電子性の違いにより、力のバランスを適当に管理し、パターンの転写を適正化することができる。この方法により、1マイクロメーターのオーダーの解像度が達成され、解像度の限界は主として適当な整列にある。高さの小さな相違が十分と思われる。所望により、スタンプは、スタンピング面からの距離が増加するにつれて断面積の小さくなる凹部をスタンピング面に有していてもよい。かかるスタンプは、国際公開第01/59523号から公知であり、パターンの安定性に優れている。液体バルク層の転写を、例えば誘電性又は半導体特性を有する前駆体ポリマー、ゾル−ゲル材料、フォトレジスト材料及び有機材料を含む種々の用途に用いることができる。
この発明の方法のさらなる利点は、転写の間にごく限られた自由度しかないという点がある。特に、スタンプと基板の間の整列は、受容面の平面及び面内回転に平行な2つの横方向において達成されなければならない。転写中の受容面、液体層及びスタンピング面の間の接触を考慮すると、受容面に直交する方向の自由はない。理想的な状況では受容面に完全に直交する方向にのみ液体が一定の距離噴出されるジェット印刷に比べて、この接触はさらに解像度を向上する。
また、この発明は、スタンプのスタンピング面から基板の受容面にパターンを転写する装置にも関する。この発明の方法に好適な装置は、パターンを含むスタンピング面を有するスタンプと、スタンピング面と受容面の少なくとも一方の個々の部分を実質的に受容面に直交する方向に連続的に前後に動かすことができるように配置された手段を具える。
この手段は個別に制御可能であると有利である。さらに、実質的に受容面に直交する方向に作用するようにこの手段が配置されていることが好ましい。
実質的に受容面に直交する方向に圧力を与えるために、この手段を種々の手段とすることができる。例えば、この手段は、真空チャンバと関連したチャネルを含むことができる。
ここでの実施は3層システムを含む装置である。その第1層は、スタンピング面を有するスタンプを含む。例えばポリジメチルシロキサン(PDMS)材料からなるスタンプは可屈曲性層に取り付けられることが好ましい。この層は例えばポリマー層であるが、代替的にガラスの薄層とすることもできる。第2層は、空気又は他の液体又は特に気体が流れるノズルを具える。ノズルは、例えば実質的に層に直交する方向のチャネルであり、第1及び第2層の界面がチャネルの広がった部分である。第3層はバルブと供給チャネルを具える。また、この層はバルブを個別に向ける手段も具える。これは、ガラス板に必要な構造を設けることにより好適に実施することができる。第1及び第2層は真空により一緒に保持される。
この装置は次のようにして操作される。パターンの転写を開始する前に、スタンピング面を基板に対して約0.01〜1mm、好ましくは0.1〜0.3mm程度の距離に近づける。この状態で、ノズルは標準圧力より小さい圧力、特には大気圧より小さい圧力下にある。所望のパターン、特に直線状又は円形状波にしたがってバルブを向けた状態で、バルブを個別に開閉する。ガス又は空気がノズルに流入し、スタンピング面を基板に対して押圧する結果としてバルブが開く。圧縮空気を用いることが特に好ましい。バルブが開いた際にガス圧力が依然として大気圧以下であることが好ましい。閉鎖状態で25〜40mbarの負圧であり開放状態で5〜10mbarの負圧である負圧によって良好な結果が得られる。ガス圧力及びバルブを開く時間、特に0.001〜0.1秒の間を、所望により適正化することができる。
この実施態様の利点は、ガス圧力を容易に変更できる点にある。この圧力変動を、横方向(印刷方向を横断する方向)、主方向(印刷方向に沿う方向)及び/又は一時的(印刷工程中の時間による変動)とすることができる。このようにして、局所的印刷圧力を、印刷すべき特徴の要求に容易に適合させることができ、同時に印刷可能な特徴の位置及び寸法において高度な自由度を可能とする。これは、比較的小さい寸法(マイクロメーター又はサブミクロン領域)及び大きい寸法(10〜100ミクロンのオーダー)の両方のパターンを印刷する必要があり、個々のパターン間の距離がサブミクロン領域からミリメートル領域にまで変動することのある集積回路、ディスプレイ及びバイオセンサーのパターン化層等の電子機器に特に重要である。
好適な実施態様において、この手段は複数のアクチュエーターを含み、各アクチュエーターが、スタンピング面及び受容面の少なくとも一方の個々の部分に対応する。さらなる実施態様において、各アクチュエーターはピンを具える。これは、パターンを受容面に波状の様式で転写するために有利である。
この発明の装置は、スタンピング面及び受容面を互いに関して整列する整列手段をさらに具えてもよい。例えば透明な点検窓がスタンプに設けられていてもよい。
また、この発明は、パターンを含むスタンピング面を有するスタンプにも関する。
パターンを含むスタンピング面を有するスタンプは、例えば特許文献1から公知である。公知のスタンプは可撓性で、かつシート状に形成されている。応力を受けていない状態で、スタンピング面は平面である。
気泡を捕捉することなく、基板の受容面にパターンを転写する方法に用いることができるようにするために、可撓性スタンプは周辺に沿って固定され、受容面の方向に膨張される必要がある。スタンピング面及び受容面は、スタンプを膨張した際にスタンピング面が受容面に接触するように、互いに関して配置される必要がある。このようにして、スタンピング面と受容面の間の接触はスタンプの中心から始まり、中心から離れて外方に進むので、気泡の捕捉が抑制される。
最新技術によれば、スタンプの膨張は、スタンピング面を圧力制御チャンバ内に置くことにより行われる。チャンバ内の圧力がスタンプの背面に作用する圧力、すなわち大気圧に等しい場合、スタンピング面は平面である。チャンバ内の圧力が大気圧よりも低いレベルに下げられた場合に、スタンプは内方、すなわち受容面に向かう方向に膨張する。
公知のスタンプの重大な欠点は、スタンプが用いられるべき方法に関する。実施が必要な各スタンピング動作のために、スタンプを通して差圧を発生する必要がある。
公知のスタンプの前記の欠点を克服することが、この発明の目的である。
受容面に幾つかのパターン化した層を設ける公知の方法の前記の不都合を少なくとも克服することが、この発明の目的である。この目的は、ベース層を具えるスタンプであって、該ベース層がアクチュエーターと、ベース層の少なくとも一部を覆う可撓性スタンピング層を含むスタンプにおいて、スタンピング層の底面が部分的にベース層に対して保持されており、スタンピング層の頂面がスタンピング面を含むことを特徴とするスタンプにおいて達成される。
スタンピング層は、アクチュエーターの下部を除き、全ての場所でベース層に対して保持される。この発明に従うスタンプを用い、まずスタンピング面を受容面に十分近い領域に移動し、次いでアクチュエーター、例えば個々の部分を前後に動かすことのできる手段を作動することにより印刷を行う。アクチュエーターを外方、すなわち受容面に向かう方向に作動させることにより、あるアクチュエーターに対応するスタンピング面のある部分が押し出されるのに対し、アクチュエーターを内方、すなわち外方と反対の方向、すなわち受容面から遠ざかる方向に作動させることにより、この部分が引っ込められる。押し出された部分のみが、受容面と接触するか、少なくとも受容面上に印刷を離すのに十分に近い領域に近づく。
このような印刷方法において、経時的に、スタンピング面の部分を受容面に向かって連続的に動かすことにより、スタンピング面と受容面の間に個々の印刷領域を作ることができる。
この発明に従うスタンプを使用することには多くの利点があり、その幾つかを以下に説明する。
この発明の第1の利点は、上記のように、スタンプの特有の形状がスタンピング面の部分の連続的な動きを可能にするという事実に関する。この結果、印刷動作の間、スタンピング面と受容面の間に気泡が捕捉されないであろう。スタンピング面と受容面の双方が実質的に平面である場合でさえ、印刷領域を作る間に空気を移動させることが可能となる。
また、この発明の第2の利点は、全スタンピング面31と全受容面21の間で接触を起こさずに、部分を連続的に動かすことができるという事実に関する。この結果、第1の印刷原理から公知の問題、すなわちシートが互いに押圧された後にこれらが互いにくっつき、簡単に離すことができないという問題が起きない。
この発明の第3の利点は、押圧力を正確に制御できるという点にある。この発明は、アクチュエーターにより加えられる力を個別に制御することにより、スタンピング層の各部に対する押圧力を個別に制御する可能性を提供する。
この発明の第4の利点は、単一のスタンプを用いて任意のパターンを適用できるという点にある。アクチュエーターに対応する部分が十分に小さい限り、どの部分を押し出す必要があり、どの部分を用いる必要がないかを決めることにより、任意のパターンを作ることができる。
この発明の第5の利点は、スタンピング面の一部分と受容面の間の接触を容易に検出できるという点にある。なぜなら、この部分が受容面に触れると、この部分に対応するアクチュエーターが急激に上昇する反力を受けるであろうからである。これは各部分の移動を別々に制御することを可能とし、これによって非平面基板及び/又はスタンプに対する印刷動作の感度が小さくなる。
この発明の第6の利点は、スタンピング面の部分の移動をコンピュータにより制御でき、よって単に他の部分を用いることによって整列エラーを修正できるという点にある。さらに、例えば伸びや熱の結果として基板が変形すると、やはり異なる部分を用いることによって変形を調整できる。
第7の利点は、アクチュエーターが、インクチャネルとして用いることのできる毛細管を具え、よってスタンプを介した分散により印刷分子が常に供給されているという点にある。
図面を参照して、この発明をより詳細に説明する。図中、類似の部品は同一の参照番号で示す。
図1及び2は、この発明の第1の好適な実施態様に従う、スタンプから基板にパターンを転写する装置1を概略的に示す。
装置1は、受容面21を有する基板20を支持する支持面11を有するテーブル10を具える。さらに、この装置は可撓性スタンプ30を含む。スタンプ30はシート状に形成されており、スタンピング面31及び外面32を有する。
図3を参照して、スタンピング面31は、基板20の受容面21に転写されるべきパターンを画定する転写面33を含む。パターン34の特徴はミクロン及びサブミクロン領域とすることができる。
スタンプ30は、スタンピング面31が支持面11と対向するように配置される。基板20が支持面11の上に配置される場合には、図2に示すように、スタンピング面31が受容面21に対向する。
パターン34と、支持面11上に配置された基板20の受容面21とを整列させるために、スタンプ30には透明の点検窓35が設けられる。テーブル10に対するスタンプ30の位置を、3個の位置決めホイール60、61、62を用いて調整することができる。このホイール60、61、62のそれぞれは、所定の方向にスタンプ30全体を移動するための装置(図示せず)の一部である。図示の例において、スタンプ30は、スタンピング面31の平面の第1方向には位置決めホイール60を用いて、前記第1の方向に直交する、前記平面の第2方向には位置決めホイール61を用いて、及び前記平面に直交する第3の方向には位置決めホイール62を用いて移動される。以下、第1の方向をx方向と呼び、第2の方向をy方向と呼び、第3の方向をz方向と呼ぶ。図1において、x方向は矢印xで示されており、y方向は矢印yで示されており、z方向は矢印zで示されている。
より複雑な実施態様では、3個より多い位置決めホイール、特には6個の位置決めホイールが存在する。3個の位置決めホイールからなる最初の組は、スタンプをx方向、y方向、及びz軸の回りの角に関して位置決めすることを可能とする。3個の位置決めホイールからなる第2の組は、スタンプをz方向、並びにx軸及びy軸の回りの角に関して位置決めすることを可能とする。無論、当業者に明白な他の実施を同様に用いることができる。
スタンプと表面の整列を向上するために、半導体装置の分野で公知の付加的な整列手段を用いることができる。整列手段としてカメラを、基板及びスタンピング面のパターンの整列機構と共に用いることが特に好ましい。装置が透明な場合には、かかるカメラを装置の内部又は背部に設けることができる。特に個々の部分が差圧により駆動される実施態様においては、材料をこのように選択することができる。
整列機構は、対応するか、または相補的とすることができ、かつ所望の形状、例えば星形、縞形若しくは十字形等を有する。整列機構を、完全なパターンの端部付近のみならずパターン内、特に個々のデバイス又はデバイス部品(例えばディスプレイ画素)の間に設けることが特に好ましい。
このように、かかる印刷に対して、印刷すべきパターン内にかかる整列機構を設けることが可能であり、写真平板とは対照的に、パターン内の細部の一つ一つを転写する必要はなく、例えばパターンの幾つかの部分を、波状印刷中に省略することができる。
また、かかる整列機構の設置はかかる波状印刷に特に有用である。スタンピング面に実質的に直交する方向への部品の移動は、特にスタンプが連続(すなわち完全に又は主に途切れのない)層である場合に、印刷中に未制御でかつ望ましくない変位を招く。この変位は、マイクロスリップ及び補正エラーにより発生し、15cmプレートに対して約1ミクロンのオーダーである。個々の部品又はデバイスの間でかかる整列機構を実施し、かつ印刷中に整列をすることにより、この誤整列を0.1ミクロン以下のオーダーに低減することができる。この微小な誤整列は、基板とスタンピング面の間の距離、したがって整列すべきパターンの間の距離が、例えば一般に0.01〜1mmのオーダー、特に約0.05〜0.2mのオーダーと微小になることを達成する。
かかる改善した整列及び所望により圧力を変更する能力により、スタンピング面の特徴の解像度がサブミクロン領域にまで改善され、写真平板を用いたパターン転写の能力の先端である分野に対応することができる。
この発明によれば、装置1はスタンピング面31及び/又は受容面21の部分を制御された形で個別に移動する手段を具える。具体的実施態様において、かかる手段は、スタンプ30の外面32の側部に配置された複数のアクチュエーターを具える。各アクチュエーターは個々のスタンプ部と関連している。
この発明の重要な側面によれば、各アクチュエーターを個別に作動させることができる。このため、各アクチュエーターはアクチュエーターの動作を制御する制御デバイスに連結されているが、この制御デバイスは単純化のために図示されていない。原則的に、任意の好適な型式のアクチュエーターを用い得る。
図示の例において、アクチュエーターは、それぞれ頭部51及び底部52を有するピン50等の単純な機械式アクチュエーターであり、底部52はスタンプ30の外面32に向けられている。ピン50は実質的にz方向に延在しており、前記z方向に移動可能なように配置されている。ピン50の移動を個別に制御することができる。ピン50は、単純化のために図示していない好適なホルダー内に移動可能に装着される。
好ましくは、ピン50は腰部53を具えており、x方向及びy方向への小調整を可能とする。
装置1を用いて行われるスタンピング動作を以下に説明する。
まず、基板20を支持面11上に配置し、これにより受容面21がスタンピング面31に対向する。基板20を任意の好適な形で支持面11に対して固定する。
z方向において、スタンプ30は、位置決めホイール62を回転することにより、受容面21に対する適正な位置にもたらされる。一般に、適正な位置において、スタンピング面31と受容面21の間の距離はミクロン領域にある。パターン34が少なくとも1回の以前のスタンピング動作で受容面21に転写されている場合には、スタンプ30上のパターン34を受容面21上のパターンに対して整列する必要がある。かかる場合には、スタンプ30は位置決めホイール60、61を回転することによりそれぞれx方向及びy方向に移動され、一方、受容面21上のパターンの位置に対するスタンピング面31上のパターンの位置は、点検窓35を介して点検される。スタンプ30が、スタンピング面31条のパターン34が受容面21上のパターンと一致するまで移動される。続いて、スタンプ30の位置を基板20に対して固定する。実際には、前述のようにして整列を行う場合には、少なくとも1μmの精度を達成することができる。
この例において、転写面33にそれ自体公知のインクが与えられている。インクは、拡散により転写面33に供給される分子を含む。転写面33が受容面21と近距離にある場合には、分子が転写面33から受容面21に流れる。このようにして、パターン34が、転写面33と受容面21の間の物理的接触を必要とすることなく、受容面21に転写される。受容面21が分子を受容するのに好適な材料で作られることは理解されよう。
基板20を支持面11上に配置し、スタンプ30を基板20に対して位置決めした後に、パターン34の部分を、パターン34がスタンピング面31から受容面21に局所的に転写されるような受容面21の範囲内に一定期間連続的に置くことによって、パターン34は受容面21に転写される。この工程において、個々の部分は、個々のアクチュエーターを用いてz方向に移動される。
部分が連続的に移動される順序に関して多くの可能性がある。例えば、スタンプ30の中心のアクチュエーターを最初に作動させ、次いでスタンプ30の周辺方向に隣接するアクチュエーターを連続的に作動させて、周辺の中心から波状移動に従ってパターン34の転写を行うことができる。かかる波はリング状に形成され、ここでリングは、アクチュエーターの配置により決まる、円状又は長方形状の円周を有する。
アクチュエーターがピン50を具える図示の例において、ピン50の列は、例えばシリンダを頭部51上に転がすことにより、連続的に移動することができる。その場合、パターン34の転写は、スタンプ30の一方の側部からスタンプ30の対向する側部に向かう直線状波移動に従って行われる。このピン50の具体的な動きをシートに沿ったシリンダの回転と比較できることは理解されよう。しかし、シートに対してシリンダを整列させることに関する問題点は、この発明に従う装置1の欠如である。シリンダの代わりに、凸面を有するボール又は任意の他の要素をピン50の頭部51に沿って転動させることができる。
好ましくは、装置1はバネ又は他の好適な手段を具えており、ピン50がスタンプ30の方向に強制された後に、ピン50を初期位置に戻す。
この発明の範囲内で、アクチベーターの動作を制御して、第1の部分が初期位置に復帰する前に、パターン34の第2の部分が動かないようにすることができる。第1の部分を、パターン34の局所転写が起きた位置に静止させつつ、第2の部分を動かすこともできる。かかる場合には、パターン34の第2の位置が局所的に転写される期間が、パターン34の第1の部分が局所的に転写される期間と部分的に重複する。
前述のことから、この発明に従う装置1の使用が、アクチュエーターを連続的に動かすことのできる全ての可能な順序に対して、重要な長所を有することは明白であろう。アクチュエーターが連続的に移動されるので、スタンピング面31の全ての部分が同時に受容面21の近接領域内にもたらされるという状況は決して起きないであろう。従って、パターン34を受容面21に転写する必要のある部分への気泡の捕捉は決して起きないであろう。さらに、スタンピング面31及び受容面21の双方を平面とすることができるので、整列を正確に行うことができる。パターン34がスタンピング面31から受容面21に局所的に転写される時間の量は、パターン34の全ての部分で同じとすることができる。
前述のスタンピング動作において、使用するインクの種類によっては、転写面33を受容面21と物理的に接触させる必要はない。この発明の範囲内において、全ての好適な種類のインクを用いることができる。従って、この発明に従う装置1の多くの用途において、スタンピング面31又は転写面33と受容面21が互いに接触する必要が実際にはある。かかる用途において、この発明に従う装置1は、転写されるべきパターン34の個々の部分に作用する押圧力を制御する可能性を提供する。そのようにして、押圧力を全ての個々の部分に対して等しくすることができる。押圧力の制御は、例えば各ピン50に対して力検出器を割り当てることにより実現可能である。
一般に、受容面21が転写面33のみならず中間面36によっても接触されるのを避けるためには、押圧力を比較的低くすべきである。
点検窓35は装置1の必須の部品とみなすべきではない。任意の好適な整列手段を装置1に組み込むことができる。単純な代替例によれば、スタンプ30は全体が透明である。
この発明に従う装置1において、基板20及びスタンプ30の位置は交換可能であり、換言すれば、スタンプ30は支持面11上に配置可能であり、かつ基板20はスタンプ30とアクチュエーターの間に配置可能である。かかる場合には、アクチュエーターは基板20に作用し、受容面21の個々の部分は、連続的にスタンピング面31上のパターン34の近接領域内にもたらされるか又はこれと接触される。かかる場合には、少なくとも基板20が可撓性であることは理解されよう。
図4〜7は、この発明の第2の好適な実施態様に従う、スタンプから基板にパターンを転写する装置2を概略的に示す。
図1及び2に示す装置1とこの装置2の間の主たる相違は、スタンピング面31及び/又は受容面21の部分を制御された形で個別に移動させる手段に関する。
装置2は、支持面71を有する真空チャック70を具える。真空チャック70には複数の個別の真空チャンバ72が設けられており、真空チャンバ72内の圧力は個別に制御することができる。各真空チャンバ72は、少なくとも1つのチャネル73の通った真空チャック70の支持面71で終端する。
さらに、この装置はスタンピング面31を有するスタンプ30を含む。装置2において、スタンプ30は、スタンピング面31が支持面71に対向するような形で配置される。受容面21を有する基板20が支持面71上に配置される場合には、スタンピング面31は、図4に示すように、受容面21に対向する。
図5及び6に示すような、この発明に従う装置2の可能な用途において、真空チャック70の中心にあるチャネル73に関連する真空チャンバ72は、最初大気圧に対して過圧に接続され、一方、他方の真空チャンバ72は大気圧に対して負圧に接続される。図5から分かるように、これにより基板20の中心部がスタンピング面31に接触することになる。真空チャック70の中心のチャネル73に関連する前記真空チャンバ72内の圧力を減らす一方、基板20の周辺の方向に隣接するチャネル73に関連する真空チャンバ72内の圧力を増やし、その後減らす。この工程を、基板20の中心から周辺に向かう方向に数回行い、スタンピング面31と受容面21の間の接触を、基板20の中心から周辺への波状移動に従って確立する。この波が基板20の中心と周辺の間に置かれた位置を図6に示す。
図7に示す、この発明に従う装置2の他の可能な用途において、真空チャック70の周辺にあるチャネル73に関連する真空チャンバ72は、大気圧に対して負圧に接続され、一方、他の全ての真空チャンバ72は、大気圧に対して実質的に同一の過圧に接続される。これにより、基板20がスタンプ30の方向に膨張する。スタンプ30がz方向で基板20に向かって移動されると、スタンピング面31と受容面21の間の接触が基板20の中心で始まり、中心から離れて外方に進む。好ましくは、スタンプ30は、可撓性であり、スタンピング動作の終わりに受容面21から剥がすことができる。
この発明に従う装置2において、基板20及びスタンプ30の位置は、装置1の場合と同様に交換可能である。
この発明の装置において、種々のスタンプを用いることができる。かかるスタンプの好適な実施態様を、図8、9、10、15〜17、及び18〜20を参照して説明する。
図8は、この発明の第1の好適な実施態様に従う、パターン34を含むスタンピング面31を有するスタンプ301を示す。
スタンプ301は、閉ループ状に形成され、好ましくは、図8に示すように、2つのシリンダ38に装着されたベースシート37を具える。ベースシート37の外周には、転写面33及び中間面36により画定されたパターン34を含むスタンピング層39が設けられる。スタンピング層39は隣接する個々のスタンピング部40に分けられ、この頂部41にはパターン34の一部が設けられ、この底部はベースシート37に連結される。スタンピング層39を個々のスタンピング部40に分割することは、スタンプ301の比較的高い可撓性に貢献しており、かつスタンプ301の連続する部分のz方向への動きを容易にする。閉ループの一部のみが平坦面に近接又は接触可能であるので、スタンピング層39はベースシート37全体を覆う必要はない。
スタンプ301は、例えば、ピン50がベースシート37により囲まれた領域内に配置されている装置1に非常に良好に使用することができる。かかる場合には、個別のスタンピング部40のそれぞれが1個のピン50に関連することが好ましい。
ベースシート37は、必ずしも閉ループ状に形成する必要はなく、必ずしも2個のシリンダ38に装着する必要もない。その代わりに、スタンプ301を、その周辺に沿って固定可能なシート状に形成することができる。
図9は、この発明の第2の好適な実施態様に従うパターン34を含むスタンピング面31を有するスタンプ302を示す。
スタンプ302は、スタンピングシート39、ベースシート37及び圧力シート43を具えており、ベースシート37は一方の側面にあるスタンピングシート39と他方の側面にある圧力シート43の間に配置される。好ましくは、ベースシート37、スタンピングシート39及び圧力シート43が実質的に平面である。少なくともベースシート37及びスタンピングシート39が可撓性である。
圧力シート43には複数のチャネル44が設けられる。このチャネルはベースシート37及びスタンピングシート39に直交する方向に延在することが好ましい。図示の例において、チャネル44の長さは圧力シート43の厚さに相当する。
スタンプ302の可能な用途において、各チャネル44は、チャネル44内の圧力を制御する単独圧力デバイス(図示せず)に関連する。スタンプ302のスタンピング面31を受容面21の近傍に持ってきた際に、1つ以上の特定のチャネル44に過圧を適用することにより、パターン34が受容面21から局所的に転写される個々の転写領域が作られる。特定のチャネル44内の過圧の結果として、その特定のチャネル44に関連するスタンピング面31の部分が受容面21の方向に移動されるからである。過圧が特定のチャネル44に適用される場合、スタンピング面31の部分を、受容面21から特定の距離で前記他のチャネル44に関連させ続けるために、他のチャネル44が減圧を受ける。
以上のことから、各チャネル44内の圧力変動を経時的に制御することにより、スタンピング面31の部分が受容面21の方向に連続的に移動される順序が決まる。スタンプ302の前記した可能な用途において、各チャネル44は単独圧力デバイスに関連し、このため転写領域が作られる順序に対する多くの可能性がある。あまり複雑でない用途では、より少ない圧力デバイスが用いられ、チャネル44は一緒にグループ化され、1つのグループを構成する全チャネル44は同一の圧力デバイスに関連する。グループは、例えば転写領域の連続的な作成が、スタンプ302の中心から周辺に広がる波に従って行われるように選択され得る。
図10は、この発明の第3の好適な実施態様に従うパターン34を含むスタンピング面31を有するスタンプ303を示す。
スタンプ303のスタンピング面31は僅かに凸状であり、凸曲率は50〜100μmの領域にあり、凸曲率は、z方向における、スタンプ30の中心にあるスタンピング面31の最高部分と、スタンプ30の周辺にあるスタンピング面31の最低部分の間の差として定義される。
凸状スタンプ303の第1の可能な用途において、凸状スタンプ303はその周辺に沿って固定され、スタンピング面31が好適な受容面21に対向するように配置される。スタンピング動作は、受容面21の方向に凸状スタンプ303全体を移動することによってスタンピング面31の中心部と受容面21の間に転写領域を作ることにより開始される。続いて、凸状スタンプ303が圧力を受け、スタンピング面31が、スタンピング面31の中心から始まって、徐々に凸状から凹状に変化する。スタンピング面31の形状を、スタンピング面31の側面でスタンプ303に作用する圧力を増加することにより、変えることができる。また、スタンピング面31の形状を、他方の側面でスタンプ303に作用する圧力を減少することにより、又はスタンプ303の両側面の圧力を変更することにより、変えることもできる。スタンピング面31の形状が変わるにつれて、スタンプ303が受容面21の方向に動かされ、スタンピング面31の部分が受容面21に十分に近づいて、パターン34の適正な転写が確保される。
上記に関して、スタンピング動作中に凸状スタンプ303のみを動かす必要はない。凸状スタンプ303及び受容面21を有する基板20を、互いに近づくような形で互いに対して動かすことが重要である。
この第1の可能な用途において、スタンピング面31の形状が凸状から凹状に変化するにつれて、転写領域が、スタンプ303の中心から周辺に広がる波に従って作られる。この用途の重要な利点は、スタンピング面31の全ての部分に対して実質的に同じ転写期間を有することが可能であるという点にある。
凸状スタンプ303の第2の可能な用途において、スタンピング動作は、スタンプ303を受容面21の方向に移動することにより行われ、スタンピング面31と受容面21の間の接触はスタンプ303の中心から始まり、中心から離れて外方に進む。スタンプ303の周辺にある部分が受容面21にパターンを転写した後、スタンプ303は受容面21から離される。
上記に関して、スタンピング動作中に凸状スタンプ303のみを動かす必要はない。凸状スタンプ303及び受容面21を有する基板20を、最初は互い向かって動き、後に互いに離れるような形で互いに対して動かすことが重要である。
図11〜14は凸状スタンプ303を製造する方法のステップを示す。
図11に示す第1ステップにおいて、パターン化された面81を有するシリコンマスター80が真空チャック90の支持面91上に配置される。真空チャック90は、2つの個別の真空チャンバ92を具える。各真空チャンバ92はチャネル93の通った真空チャック90の支持面91で終端する。金属箔102で支持されたポリウレタンレプリカ層101が、マスター80のパターン化面81に適用される。
図12に示す第2ステップにおいて、真空チャック90の周辺にあるチャネル93に関連する真空チャンバ92が大気圧に対して減圧に接続され、一方、他の真空チャンバ92が大気圧に対して過圧に接続される。この結果、マスター80がレプリカ層101の方向に膨張し、レプリカ層101にはマスター80のパターン化面81の凹状痕が設けられる。以下、レプリカ層101と支持金属箔102の組合せを凹状レプリカ100と呼ぶ。
第3ステップにおいて、凹状レプリカ100はマスター80から分離される。凹状レプリカ100を図13に示す。
図14に示す第4ステップにおいて、石英ベースシート37により支持されるポリジメチルシロキサン・スタンピング層39が凹状レプリカ100に適用される。凹状レプリカ並びにベースシート37及びスタンピング層39の組合せの双方を真空チャック(図示せず)に装着し、それ自体公知の方法でこれらを接触させる。この方法において、スタンピング層39には凸状パターン34が設けられ、ベースシート37とスタンピング層39の組合せを具える凸状スタンプ303が得られる。
第5ステップにおいて、凸状スタンプ303が凹状レプリカ100から分離される。
マスター80、凹状レプリカ100及び凸状スタンプ303は、材料が製造方法及び凸状スタンプ303の可能な用途に好適である限り、上記したもの以外の他の材料から作ることができる。
この発明によれば、前記の方法は、50〜100μmの領域にある凸曲率を有する凸状スタンプ303の製造に特に用いられる。これらのスタンプは幾つかの重要な利点を有しており、それは使用中に明らかとなる。例えば、基板20の受容面21に対する凸状スタンプ303の整列は、非常に正確に行うことができる。凸曲率が比較的微小であるという事実により、整列を、平坦なスタンピング面を有するスタンプの整列と実質的に同一の方法で行うことができるからである。しかし、凸曲率は、スタンピング動作中にスタンピング面31と受容面21の間に気泡の捕捉が発生しないことを確保するのには十分大きい。
図15〜17は、この発明の第4の好適な実施態様に従うスタンプ30を概略的に示す。
図1及び2に示すスタンプ1に準拠して、スタンプ30は、ベース層110及び可撓性スタンピング層120を具える。ベース層110は、特定の相互距離でベース層110を貫いて延在する毛細管170を含有しており、各毛細管170はスタンピング層120の個々の部分に関連する。これら個々の部分には、印刷ドットの役割を果たす、長方形状周辺を有する突起23が設けられる。図示の例において、ベース層110の上面111の側面にある端部171に、各毛細管170は漏斗部172を具える。毛細管170の長さはベース層110の厚さに相当する。
ベース層110は、毛細管170がエッチングされた1つ以上のシリコンウエハーから製造することができる。好ましくは、ベース層110の底面12にある端部173で、各毛細管170が、第2のシリコンウエハー上に構成することのできる圧電要素(図示せず)により閉鎖される。
スタンピング層120の全底面22が、毛細管170に関連する部分を除いて、ベース層110の上面111に対して保持される。スタンピング層120をベース層110上に添付するために、真空吸引を用いることができる。これは、スタンピング層120が保守又は摩耗のために交換する必要がある場合に特に有利である。
印刷動作は、毛細管170内の圧力を変えることにより行われる。関連する毛細管170内の圧力を大気圧よりも大きくすることにより特定の印刷ドット123を押し出すことができ、反対に、毛細管170内の圧力を大気圧よりも小さくすることにより印刷ドット123を引っ込めることができる。印刷ドット123の押し出し位置を図16に示し、印刷ドット123の引っ込み位置を図17に示す。
毛細管170を液体又は気体で満たすことができる。液体はパターン化インクとなるように選択することができるので、液体が好ましい。かかる場合に、スタンピング層120を液体に対して浸透性として、毛細管170内の液体が、スタンピング層120の部分に対する押圧力を発揮する役目を果たすのみならず、スタンプ30を含浸する役目を果たす。印刷動作中に毛細管170内の圧力が増やされる場合には、多孔質スタンピング層120内の圧力損失が駆動に必要な圧力よりも高い限りは、関連する印刷ドット123が外方に動かされる。同時に、インクが多孔質スタンピング層120を滲出し、スタンピング面31に出る。スタンピング面31と受容面21の物理的接触の間に受容面21の印刷が起こり、インクがスタンピング面31から受容面21に転写される。過渡時間の後、インクが多孔質スタンピング層120を流れたため、又は毛細管170内の圧力が下げられたため、圧力が下げられ、印刷ドット123が引っ込められる。
毛細管170内の圧力は、適当な制御デバイス(図示せず)により個別に制御され、このデバイスはコンピュータを具えてもよい。
図示の例において、印刷ドット123は長方形状周辺を有しているので、長方形状の局所接触が、スタンピング面31と受容面21の間に印刷動作中に確立される。しかし、他の可能性は、印刷ドット123の周辺が異なる形状を有しているか、又は印刷ドット123が完全に出しっぱなしである。後者の場合、毛細管170の漏斗部の外周は円形であるので、円形の局所接触が、スタンピング面31と受容面21の間に印刷動作中に確立される。
図18〜20は、この発明の第5の好適な実施態様に従うスタンプ30の部分を概略的に示す。
この実施態様において、毛細管170に関連するスタンピング面31の部分が内方に休止状態で座屈されている。休止位置にあるかかる部分を図18に示す。この具体的な休止位置は、例えばスタンピング層120をベース層110に作動温度よりも低い温度で接触させることにより得ることができる。印刷動作のために温度を動作温度にすると、スタンピング層120は拡張し、毛細管170の漏斗部172に座屈される。
座屈は双安定性であることは周知である。したがって、特定の毛細管170内の圧力が増加すると、ある点にあるスタンピング層の関連する座屈された部分が押し出し位置に切り替わる。図19において、押し出し位置にある座屈された部分が示されており、基板20の受容面21に接触している。
座屈された部分が図19に示す押し出し位置にあり、関連する毛細管170により発揮された圧力が依然として増加する場合には、座屈された部分を、座屈された部分と受容面21の間の接触面が図20に示すように増加する、強化押し出し位置に動かす。この依然として圧力が増加する方法を用いると、受容面21上の単一の印刷ドットの大きさを調整することが可能であり、よって受容面21全体の印刷を適正化し、かつ速度を上げることができる。
図21はスタンプ30の部分の断面図を概略的に示しており、図中、ベース層110には、スタンピング層120の底面22に置かれた突起124を受容する切り欠き113が設けられている。このようにして、スタンピング層120のベース層110上への良好な固定が確保される。
1つの印刷ドット123から隣接する印刷ドット123へ圧力が漏れるのを防止するために、切り欠き113及び突起124は、印刷ドット123及び関連する漏斗部172を完全に包囲する溝にすることが好ましい。溝は、スタンプ4の部分の底面図である図22に示すように、長方形状の周辺を有してもよく、図中、切り欠き13、突起24及び漏斗部172の上側周辺は破線を用いて示した。
一方、特にスタンピング層120に印刷ドット23が設けられていない場合には、毛細管170に関連する1つの部分から隣接する部分に圧力を漏洩させ、例えば毛細管170内の圧力を制御することにより印刷を連続線とし、毛細管170に関連するスタンピング層120の部分の列が多かれ少なかれ同一の圧力を受けることが望ましい。かかる場合には、溝として形成された切り欠き113及び突起124を割愛することができる。
正方形印刷ドット23を整列する可能性を図23に示す。この可能性において、印刷ドット23の側部の長さLは1μmであり、印刷ドット23は2μmの相互距離Dで対をなして配置される。印刷ドット23の後続の対は、0.5μmの有効ピッチPで相互にずらされる。印刷ドット23は各6対からなる2列で配置され、2つの列は1.5μmの相互距離Rで配置される。
図23には示していない基板30を、図23では矢印Mで示されている、印刷ドット23の対が列に配置されている方向に動かす。基板30が1μmの離散ステップで動かされてもよい。
1列に6対があるので、基板30の移動方向に直角な方向の可能な印刷の全てが網羅される。6対の第1の印刷ドット123が前記方向の第1対の第2印刷ドット123と重複するからである。2つの列の間の1.5μmの相互距離により、基板30の移動方向の可能な印刷の全てが網羅される。
図23は、印刷ドット23を配置することのできる多くの可能なパターンのうちの1つのみを示していることは理解されよう。さらに、対応するパターンに従ってアクチュエーターが配置されることは理解されよう。印刷ドット23が存在しない場合には、アクチュエーター60の整列は印刷されるべきパターンの可能性を決定する。
図24に、図23に示すような形で配置された印刷ドット23を有するスタンプを用いることにより得られた印刷パターンの例を示す。パターン内の線は、用いられた印刷ドット23の側面の印刷を示す。得られたパターンのこの例において、線の間の最大処理は両方向において0.5μmであり、重複した印刷ドット23を用いたことが示されている。
実際には、設計の制約から、ピッチPは印刷ドット23の側面の長さLの10倍の大きさとすることができる。長さLが1μmの場合、ピッチPは10μmとなる。印刷ドット23のかかる整列では、印刷ドット23は、受容面21全体を網羅するために100箇所で印刷される必要がある。印刷ドット23が50Hzの周波数で動かされる場合、基板20の印刷は2秒を要する。
実施例1:
図1に示す種類であるが、図15に示す毛細管を有する波印刷装置を用いて液体層を転写した。毛細管は低圧の空気で満たした。ベース層及びスタンピング層を真空吸引により一緒に保持した。スタンピング面は、毛細管に空気を供給することを介して、受容面に向かって運ばれた。Fe(NO9HOの水溶液をスタンピング面に供給した。その後、溶媒を約30秒間受動的に蒸発させた。スタンピング面の局所領域が、波パターンに従って次々と受容面に移動された。約2×2ミクロンの正方形を含むスタンピング面のパターンに従い、硝酸鉄の液体層が受容面に転写された。続いて、カーボンナノチューブが選択的に育成された。転写領域のみに付着することが分かった。これは、液体層の転写が成功し、所望のパターンが与えられたことを示す。
実施例2:
実施例1に用いたものと同一の波印刷が、線の印刷に好適なパターンを有するスタンピング面に設けられた。この実施例において、有機金属化合物の極性溶媒溶液が用いられた。この場合、金属化合物は銀であった。コロイド銀(6g、メルクから)を水20gに加え、ローラーコンベア上で一晩回転させ、ゾル分散液を20nmフィルタでろ過した。組成物は、40mgのメチルトリメトキシシラン(MTMS)、0.86gのテトラエトキシシラン(TES)、32gの水、4.5gのエタノール及び0.14gの氷酢酸を含有していた。これを48時間加水分解した。0.09gのこの加水分解混合物を、連続的な撹拌の下で4gの上記の銀ゾル分散液に加えると、10体積%のMTMS(密度が2g/molのMTMSと仮定した)を含む銀含有層が得られた。銀含有層は、1%HFで洗浄した板ガラス上にスピンコートした。この層を100℃で乾燥した。その後、スタンピング面を、銀ゾルを局所領域に有する板ガラスに接触させた。スタンピング面のパターンに従い、銀ゾルがスタンプのスタンピング面に転写された。銀ゾルの付着は、幾つかの材料をスタンピング面に堆積させるのに十分であり、かつ印刷可能な材料を受容面に転写するのに十分低い。この転写は引き続いて行われた。最後に、銀ゾルを250℃で30分間硬化させた後、350、450、500及び550℃で30分間の熱処理を行った。得られたパターンは、約40μmの幅を有する銀線を示した。線の膨らみや変形は見られなかった。
当業者には、この発明の範囲が前記して説明した例に限定されず、添付の特許請求の範囲で定義された発明の範囲から離れることなしに、それらの幾つかの修正及び変形が可能であることは明らかであろう。
基板20及びスタンプ30は任意の好適な形状を有することができる。この発明は、そもそもは、実質的に平板の受容面21を有する基板20が用いられる状況に適用されることを意図するものであるが、この発明は、例えば凸状受容面21を有する基板が用いられる他の状況に適用するのにも好適である。好ましくは、この発明に従う前記の装置において、実質的に受容面21に直交する方向に作動するようアクチュエーターを配置する。
前記して説明したように、スタンピング面31と受容面21の間の転写領域は、スタンピング面31の部分を受容面21の方向に連続的に動かすか、又は受容面21の部分をスタンピング面31の方向に連続的に動かすことにより作られる。また、スタンピング面31及び受容面21の対応する部分を同時に動かして転写領域を作ることもできる。
周辺に沿って固定する代わりに、スタンプ30をキャリアに装着することができる。かかるキャリアは、例えば比較的大きな直径を有する円筒又は円筒の一部のような形状とすることができる。好ましくは、かかるキャリアはスタンプ30にx方向及びy方向の剛性を与えるが、z方向には与えない。
この発明の第1の好適な実施態様に従う、スタンプから基板にパターンを転写する装置の斜視図を概略的に示す。 図1に示す装置の断面図を概略的に示す。 図2に従う装置の細部Aを概略的に示す。 この発明の第2の好適な実施態様に従う、スタンプから基板にパターンを転写する装置の断面図を概略的に示す。 図4に示す装置の可能な用途を図示する。 図4に示す装置の可能な用途を図示する。 図4に示す装置の可能な他の用途を図示する。 この発明の第1の好適な実施態様に従う、パターンを含むスタンピング面を有するスタンプの断面図を概略的に示す。 この発明の第2の好適な実施態様に従う、パターンを含むスタンピング面を有するスタンプの断面図を概略的に示す。 この発明の第3の好適な実施態様に従う、パターンを含むスタンピング面を有するスタンプの断面図を概略的に示す。 図10に示すスタンプを製造する方法の工程を示す。 図10に示すスタンプを製造する方法の工程を示す。 図10に示すスタンプを製造する方法の工程を示す。 図10に示すスタンプを製造する方法の工程を示す。 この発明の第4の好適な実施態様に従うスタンプの断面図を概略的に示す。 押し出し位置における、この発明の第4の好適な実施態様に従うスタンプの一部分の断面図を概略的に示す。 後退位置における、この発明の第4の好適な実施態様に従うスタンプの一部分の断面図を概略的に示す。 休止位置における、この発明の第5の好適な実施態様に従うスタンプの一部分の断面図を概略的に示す。 押し出し位置における、この発明の第5の好適な実施態様に従うスタンプの一部分、及び基板の一部分の断面図を概略的に示す。 強化された押し出し位置における、この発明の第5の好適な実施態様に従うスタンプの一部分、及び基板の一部分の断面図を概略的に示す。 この発明に従うスタンプのスタンピング面をスタンプのベース層に固定する好適な方法を示す。 この発明に従うスタンプのスタンピング面をスタンプのベース層に固定する好適な方法を示す。 この発明に従うスタンプのスタンピング面に設けられた印刷ドットの可能な配列を示す。 図23に従う方法で整列された印刷ドットを有するスタンプを用いて得られるパターンの可能性を示す。

Claims (21)

  1. スタンピング面を有するスタンプが用いられ、前記スタンピング面及び基板の受容面の少なくとも一方が可撓性である、基板の受容面にパターンを転写する方法において、該方法が、
    スタンピング面と受容面が互いに対向するような形で、スタンプ及び基板を互いに対して位置決めするステップと、
    受容面が延在する方向に、スタンプ及び基板の位置を互いに対して固定するステップと、
    第1転写期間中にスタンピング面と受容面の間に第1転写領域を形成し、スタンプが基板にパターンを局所的に転写することができるように、実質的に受容面に直交する方向に、スタンピング面及び受容面の少なくとも一方の第1部分を前後に移動させるステップと、
    その後、第2転写期間中にスタンピング面と受容面の間に第2転写領域を形成し、スタンプが基板にパターンを局所的に転写することができるように、実質的に受容面に直交する方向に、スタンピング面及び受容面の少なくとも一方の第2部分を前後に移動させるステップとを含む方法。
  2. 第1転写期間の持続時間及び第2転写期間の持続時間が実質的に互いに等しい、請求項1に記載の方法。
  3. 第1転写期間と第2転写期間が部分的に重複する、請求項2に記載の方法。
  4. 第1部分と第2部分が隣接する部分である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. パターンがスタンプのスタンピング面に設けられる、請求項1に記載の方法。
  6. 少なくとも第2転写領域がリング状に形成される、請求項1に記載の方法。
  7. 第1転写領域と第2転写領域が直線状である、請求項1に記載の方法。
  8. 第1部分と第2部分に連続的に圧力をかけて、第1部分と第2部分を連続的に移動させる、請求項1に記載の方法。
  9. 特に請求項1〜8に記載の方法に従い、スタンプのスタンピング面から基板の受容面にパターンを転写する装置において、
    パターンを含むスタンピング面を有するスタンプと、
    スタンピング面と受容面の少なくとも一方の個々の部分を実質的に受容面に直交する方向に連続的に前後に移動させることができるように配置された手段とを具えることを特徴とする装置。
  10. スタンピング面を有するスタンプを用いる、基板の受容面にパターンを転写する装置において、
    スタンピング面を有するスタンプと、
    スタンピング面と受容面の少なくとも一方の個々の部分を実質的に受容面に直交する方向に連続的に前後に移動させることができるように配置された手段と、
    所望のパターンに関連する制御プログラムを記憶し、前述の手段を制御する制御デバイスとを具えることを特徴とする装置。
  11. 前記手段が個別に制御可能である、請求項9又は10に記載の装置。
  12. 前記手段は、実質的に受容面に直交する方向に作用するように配置される、請求項9又は10に記載の装置。
  13. 前記手段が複数のアクチュエーターを具え、各アクチュエーターはスタンピング面と受容面の少なくとも一方の個々の部分と連動する、請求項9又は10に記載の装置。
  14. 前記手段が真空チャンバに関連するチャネルを具える、請求項9又は10に記載の装置。
  15. スタンピング面及び受容面を互いに対して整列させる整列手段をさらに具える、請求項9又は10に記載の装置。
  16. パターンを含むスタンピング面を有するスタンプにおいて、
    ベースシートと、
    頂部にパターンの一部が設けられ、底部がベースシートに連結された、ベースシートの少なくとも一部を覆う、隣接する個々のスタンピング部とを具えることを特徴とするスタンプ。
  17. ベースシートが閉ループ状に形成されている、請求項16に記載のスタンプ。
  18. チャネルを設けた圧力シートを具え、パターンを含むスタンピング面を有するスタンプ。
  19. チャネルが実質的にスタンピング面に直交する方向に延びる、請求項18に記載のスタンプ。
  20. チャネルの長さが圧力シートの厚みに対応する、請求項18又は19に記載のスタンプ。
  21. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の基板の受容面にパターンを転写するステップを具える、電子機器を製造する方法。
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