JP2009000875A - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 印刷ロール11は、外周面に開口部を有すると共に、内部に開口部と外部の気圧コントロールユニットとを連通する流路を有する。版12は伸縮性を有し、印刷ロール11の外周面上に巻設されている。印刷時においては、気圧コントロールユニットにより、版12のガラス基板16に対向する位置の流路を加圧状態にし、版12を印刷ロール11から離反させてガラス基板16に接触させる。版12の接触圧力は、気圧コントロールユニットの加圧状態によって調整する。これにより、印刷時における印刷対象物に対する版12の接触圧のむらが低減され、高精度に印刷される。
【選択図】 図5
Description
ーフィルタ材料)が必要となり、材料自体に大きな粘性が要求される。この場合には、粘性が大きくなることより塗膜ロール上で薄膜化することが困難になり、その結果、高精度の印刷が困難になる。また、材料自体が大きな粘性をもつ場合には、その粘性を考慮した機構設計が必要となり、装置が複雑化するという問題も生じてしまう。
である。版12の表面には凸部12Aと凹部が形成されており、この凸部が転写時の転写部となる。版12は伸縮性(あるいは弾性)を有するシート状の樹脂素材からなり、通常では気圧コントロールユニット17により真空減圧され、印刷ロール11の外周面上に吸着されているが、転写時には気圧コントロールユニット17から圧縮空気を送り込むことにより印刷ロール11から離反して外側に膨らむようになっている。版12は、例えば、露光および現象プロセスやレーザ加工プロセスを用いて平面的に形成されることが一般的である。そのため、例えば図4に示したように、版の外周部12Bをシール部材11Dによって印刷ロール11に抑え付けて、印刷工程での機密性を保つようにしている。なお、図4(A)は、印刷ロール11に版12を取り付けた状態の側端面図であり、図4(B)は正面図である。
を塗膜するものである。例えばブレード13Aを、その先端が塗膜ロールから僅かに離れるように配置することにより、インク15の塗膜量をコントロールすることができる。
端面に形成された複数の接続ポート11Bに接続されている。各接続ポート11Bは、印刷ロール11の内部の流路11Cを介して、その外周面の開口部11Aと連通している。これにより、気圧コントロールユニット17は各流路11Cに対して個別に給気または排気(加圧または減圧)を行うことができるようになっている。なお、気圧コントロールユニット17と印刷ロールの開口部11Aとの間には、回転自在継手(図示せず)が設けられ、印刷ロール11が回転しても気体の流通に支障が生じないようになっている。
印刷装置 : 基本的な構成は図7に示したものである。
スリットコータ13B
塗膜ロール13 : 凹凸のないもの
印刷ロール11 : 真空溝、加圧溝は、別系統でそれぞれ20mm間隔で設置した。
ステージ14
印刷版 : APR樹脂版(凸版) (APR樹脂は、旭化成ケミカルズ社製)
パターンは、ライン/スペースがそれぞれ30μmのストライプ
印刷プロセス、条件
工程1 スリットコータ13Bによる塗膜ロール13上へのレジスト塗膜
工程2 塗膜ロール13から印刷ロール11へのレジスト転写
ロールの押し込み量0.2mm
工程3 印刷ロール13からガラス基板16へのレジスト転写
転写圧力、5kPa(空気)
以上のようなプロセスにより、印刷面積が100mm×100mmの大きさで、線幅30μmで厚み3μmのレジストパターンを膜厚ばらつき±4%で形成することができた。
Claims (16)
- 印刷対象物を搬送する搬送手段と、
外周面に複数の開口部を有すると共に、前記開口部と外部の気体圧力源とを連通させる流路を内部に有し、回転可能に配置されたロールと、
前記ロールの外周面に沿って巻設された伸縮性を有する版と
を備え、
前記気体圧力源を減圧状態にすることにより前記版が前記ロールの外周面に吸着されて版と印刷対象物との間に間隙が形成される一方、前記気体圧力源を加圧状態にすることにより前記版が前記ロールの外周面から離反して前記印刷対象物に接触する
ことを特徴とする印刷装置。 - 前記ロールの回転に同期したタイミングで、前記印刷対象物と対向する位置の開口部に連通する流路を次々と加圧状態にすることにより、前記版を前記印刷対象物に順次接触させるように制御を行う制御手段をさらに備えた
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 前記印刷対象物と対向する位置の開口部に連通する流路への加圧力を調整することにより、前記版の前記印刷対象物への接触圧を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 前記ロールの側端面に、前記流路を介して前記開口部に連通する接続ポートが複数設けられ、各接続ポートに対する加減圧が前記気体圧力源によって独立に行われる
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 前記開口部が、前記ロールの外周方向および軸方向に沿って点在配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 前記ロールの軸方向に沿って並んだ1列分の複数の開口部が1つの接続ポートに連通している
ことを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。 - 前記接続ポートと前記開口部とが1対1で連通している
ことを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。 - 前記開口部が、前記ロールの軸方向に延びるスリット形状を有し、これがロールの外周方向に沿って複数配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 前記開口部の大きさが前記軸方向に沿って異なる
ことを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。 - 外周面に複数の開口部を有すると共に前記開口部と外部の気体圧力源とを連通させる流路を内部に有するロールを回転可能に配置し、
前記ロールの外周面に沿って伸縮性を有する版を巻設し、
前記ロールを回転させながら印刷対象物を搬送し、前記気体圧力源を減圧状態にすることにより前記版を前記ロールの外周面に吸着させて版と印刷対象物との間に間隙を形成する一方、前記気体圧力源を加圧状態にすることにより版をロールの外周面から離反させて印刷対象物に接触させる
ことを特徴とする印刷方法。 - 印刷対象物を搬送する搬送手段と、
外周面に複数の開口部を有すると共に、前記開口部と外部の気体圧力源とを連通させる流路を内部に有し、回転可能に配置された転写ロールと、
前記転写ロールの外周面に沿って巻設された伸縮性を有するブランケットと、
剛体からなり、または、剛体に平版を巻設してなり、前記転写ロールに巻設されたブランケットに当接しながら回転可能に配置された平版ロールと
を備え、
前記気体圧力源を減圧状態にすることにより前記ブランケットが前記転写ロールの外周面に吸着されてブランケットと印刷対象物との間に間隙が形成される一方、前記気体圧力源を加圧状態にすることにより前記ブランケットが前記転写ロールの外周面から離反して前記印刷対象物に接触する
ことを特徴とする印刷装置。 - 外周面に複数の開口部を有すると共に前記開口部と外部の気体圧力源とを連通させる流路を内部に有する転写ロールを回転可能に配置し、
前記ロールの外周面に沿って伸縮性を有するブランケットを巻設し、
剛体からなる平版ロール、または、剛体に平版を巻設してなる平版ロールを、前記転写ロールに巻設されたブランケットに当接しながら回転可能に配置し、
前記平版ロールおよび転写ロールを回転させながら印刷対象物を搬送し、前記気体圧力源を減圧状態にすることにより前記ブランケットを前記転写ロールの外周面に吸着させてブランケットと印刷対象物との間に間隙を形成する一方、前記気体圧力源を加圧状態にすることによりブランケットを転写ロールの外周面から離反させて印刷対象物に接触させる
ことを特徴とする印刷方法。 - 伸縮性の版と、
圧縮気体によって前記版を印刷対象物に押し付けるように加圧する加圧手段と
を備えたことを特徴とする印刷装置。 - 前記版が凸版であることを特徴とする印刷装置。
- 前記版が凹版であることを特徴とする印刷装置。
- 前記版が平版であることを特徴とする印刷装置。
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