JPH04280495A - 凹版オフセット印刷方法及び凹版オフセット印刷装置 - Google Patents

凹版オフセット印刷方法及び凹版オフセット印刷装置

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JPH04280495A
JPH04280495A JP4330791A JP4330791A JPH04280495A JP H04280495 A JPH04280495 A JP H04280495A JP 4330791 A JP4330791 A JP 4330791A JP 4330791 A JP4330791 A JP 4330791A JP H04280495 A JPH04280495 A JP H04280495A
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JP
Japan
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ink
intaglio
pattern
blanket
intaglio plate
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Pending
Application number
JP4330791A
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English (en)
Inventor
Hiroharu Nishimura
西村 弘治
Makoto Ogawa
誠 小川
Katsumi Sasaki
勝美 佐々木
Hiromitsu Tagi
多木 宏光
Toru Yamamoto
徹 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子部品等を搭載する回
路基板等にパターンを形成する凹版オフセット印刷方法
及び凹版オフセット印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報機器等の急速な普及に伴い各
種電子部品は高品質,高精密化されてきている。これを
実現するために、回路基板にみられる高密度実装等が不
可欠であり、中でも微細パターン形成技術は高密度実装
の重要な分野である。
【0003】例えば、イメージセンサ,液晶パネル,ハ
イブリッドIC等の電子デバイスには幅が100μm以
下の微細パターンが必要である。従来、10μm以下の
微細パターンは、蒸着やスパッタリングによる成膜の後
、フォトリソグラフィーによるフォトレジストのパター
ン形成とエッチングとを組み合わせたパターニング法が
中心に行われてきた。一方100μm以上のパターンは
凹版印刷法、平版印刷法やスクリーン印刷法、なかでも
凹版オフセット印刷法によれば、50μm程度の細線も
広い領域に渡り比較的厚く形成される事が見いだされて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の構成では、20μm以下の微細パターンを形成する場
合には上述したように、フォトリソグラフィー等による
方法で形成していたが、このフォトリソグラフィー法は
、その製造設備が高価であり、しかも製造工程もレジス
ト塗布,露光,現像,エッチング,水洗と工数が掛かり
製造コストが高くなるという問題点があった。また印刷
法においては量産性に優れコストの点では非常に有利で
あるが、微細パターンが形成しにくいという問題点があ
った。
【0005】本発明は前記従来の問題点を解決するもの
で、20μm以下の微細パターンを形成する事ができる
凹版オフセット印刷方法及び凹版オフセット印刷装置を
提供する事を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、多孔質材料でできた凹版に背圧をかけながら中間転
写体にインクを転写した。
【0007】
【作用】この方法により、凹版のパターン中に充填され
たインクがスムーズにパターンから離形するようになる
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例における凹版オフセ
ット印刷装置を示す断面図である。図1において1は多
孔質の炭化珪素でできた凹版で、凹版1は厚さ3mm程
度の平均細孔径2μm以下の細孔を有する気孔率75%
の多孔質の炭化珪素でできた基板にイオントリミングに
よってパターン形成がなされており、そのパターンの中
には金レジネートインク2が充填される。又凹版1のパ
ターンが形成されている面以外は樹脂モールドされてい
る。3は送風機で、送風機3は管4を介して空気を凹版
1に送り込んでいる。この時送風機3は凹版1に2気圧
〜15気圧の背圧を掛け得るものを選んだ。また凹版1
及び送風機3は凹版取付台5上にそれぞれ取り付けられ
ている。6は凹版1に当接し、凹版1から金レジネート
インク2が転写される円筒状のブランケットで、ブラン
ケット6は直径6cmのステンレス製のシリンダー表面
に厚さ1mmのシリコンゴム層を形成した構成となって
いる。7は厚さ約1mmのガラス基板で、ガラス基板7
とブランケット6は当接し、ブランケット6に転写され
た金レジネートインクがガラス基板7に印刷される。8
はガラス基板7を取り付けた基板取付台、9は凹版取付
台5及び基板取付台8を搭載した移動台である。
【0009】以上のように構成された凹版オフセット印
刷装置について以下その印刷特性について説明する。
【0010】印刷特性を説明するために、凹版1には溝
幅が10μm,20μm,40μm,60μm,100
μmでしかもそれぞれの溝深さが10μmとなるような
パターンを有したサンプルを作成した。また実験に用い
る凹版オフセット印刷装置は恒温恒湿(23℃  50
%RH)のクリーンルーム内に配置し、装置への塵の付
着や凹版への結露を防止した。又凹版1に充填する金レ
ジネートインク2は、室温(23℃)での粘度が200
〜400psであった。
【0011】印刷工程としては、凹版1上へ金レジネー
トインクを塗布した後、セラミック製のヘラで余分な金
レジネートインクをかき落し、凹版1のパターン内に金
レジネートインクを充填する。次にブランケット6をこ
の凹版1上に少し圧力をかけながら降ろし、送風機3を
用いて凹版1に5気圧の背圧をかけながら移動台9をゆ
っくり移動させ、ブランケット6を滑らないように凹版
1上を転がしてブランケット6表面に凹版1から金レジ
ネートインクを転写させる。さらに移動台9をさらに移
動させて、ブランケット6を被印刷物のガラス基板7上
で転がしてガラス基板7上に金レジネートインクを印刷
した。
【0012】上記のような工程でガラス基板7に印刷さ
れた性状を上述の各サンプルにおいて測定し、その結果
を(表1)にまとめた。
【0013】
【表1】
【0014】この(表1)から、本実施例によればパタ
ーン線幅が9μmでパターン膜厚が7μmのパターンを
ガラス基板7上に形成できる事が解った。従来の方法で
はガラス基板7のパターンがかすれるためにパターン線
幅が25μmでパターン膜厚が3μm程度が限界であっ
た。
【0015】以下本実施例がなぜこのように従来例より
もパターン線幅が細くパターン膜厚が厚いかを説明する
。送風機3によって多孔質の凹版1に空気を送り込むと
、空気は凹版1内の孔を通してパターン内に充填された
金レジネートインクを外に押しだそうとするために、パ
ターン内の金レジネートインクは離形しやすくなり、パ
ターンの形状を精度よく、深いところからブランケット
6に金レジネートインクが転写されるようになるためで
あると考えられる。
【0016】この際、凹版1への背圧が3気圧以下であ
る場合には、パターン内の金レジネートインクに加わる
圧力が低いために金レジネートインクが十分に凹版1か
ら離形しなくなり、ブランケット6上に金レジネートイ
ンクが転写しにくくなり、印刷パターンがかすれる事と
なり、印刷性の向上は認められなかった。また凹版1へ
の背圧が10気圧以上の場合、金レジネートインクに加
わる圧力が高いためにパターン内の金レジネートインク
があふれる事となるためにブランケット6上の転写され
る金レジネートインクがにじみ印刷パターンが崩れ、印
刷性の向上は認められなかった。この事から凹版1に加
える背圧は本実施例においては3気圧〜10気圧が望ま
しい事が解る。
【0017】また凹版を平均細孔径2μm以上の細孔を
有し、気孔率75%の炭化珪素で構成して、上述の工程
を行ったところ最小パターン線幅は35μmであった。 これは2μm以上の細孔から金レジネートインクがにじ
みだし、ブランケット6上の印刷パターンが広くなって
しまうためである。またにじまないように背圧を3気圧
以下にしてもやはり印刷性の向上は得られなかった。こ
の事から凹版を構成する材料には平均細孔径は2μm以
下が望ましい事が解る。
【0018】又凹版を平均細孔径2μm以下の細孔を有
し気孔率60%以下の炭化珪素で構成して、上述の工程
を行ったところ、最小パターン線幅は40μmであった
。これは凹版の気孔率が低いために背圧の効果が十分に
得られずインクの離形性が悪いためである。また背圧を
10気圧以上にしても効果はなかった。さらに気孔率が
85%以上の炭化珪素によって凹版を形成すると、凹版
に余分な金レジネートインクが付着してその余分な金レ
ジネートインクを凹版からセラミック製のヘラでかき落
とす際に、凹版が欠ける事があった。これは凹版の気孔
率が大きいために凹版自体の強度が弱くなってしまうた
めである。これらの事から凹版を構成する材料の気孔率
は60%〜85%が望ましい事が解る。
【0019】また凹版の材料をいろいろ検討した結果、
アルミナ基板,窒化金属化合物の窒化アルミ基板等を用
いても良好な結果を得る事ができた。また上述したよう
に本実施例では凹版の材料は炭化珪素を用いたが、これ
はイオントリミングによるパターン形成の容易性、背圧
の効果が十分に得られ、且つ多孔質での高硬度を有する
事からである。また炭化金属化合物でも同様の効果を得
る事ができる。
【0020】以上のように本実施例によれば、金レジネ
ートインクを充填する凹版に平均細孔径2μm以下の細
孔を有する気孔率60%〜85%の多孔質材料を用い、
送風機によってこの凹版に3気圧〜10気圧の背圧をか
けながら凹版のパターン中のインクをブランケット表面
に転写する事により、多孔質材料より形成された凹版の
パターン内に充填された金レジネートインクが送風機か
らの空気圧より外に押し出されるようになり、パターン
内の金レジネートインクが凹版からスムーズに離形する
ようになるために、凹版からブランケットに金レジネー
トインクを厚く転写でき、膜厚の均一なしかも再現精度
,位置精度もともに良好な微細パターンの形成が容易と
なった。
【0021】なお本実施例では、インクとして金レジネ
ートインクを用いたが、従来の凹版オフセット用のイン
クを用いても同様の効果を得る事ができた。
【0022】またこの実施例では凹版の気孔率,背圧等
の最適範囲を記載しているけれども、用途や仕様または
構成部品等の違い等によってこの最適範囲は異なる事が
あるので、それは必要に応じて気孔率や背圧等の最適範
囲をきめる必要がある。
【0023】また本実施例では凹版のパターンを形成し
た面以外は樹脂モールドしているけれども、これは送風
機からの空気を効率よくインクをパターンから押し出す
ように働かせるためであって、この樹脂モールドがなく
ても従来例よりは特性が良くなる事が解る。また樹脂モ
ールドでなくても、凹版のパターンを形成した面以外か
ら空気が漏れないようにしてあればよい。
【0024】また本実施例では凹版へのインク塗布及び
余ったインクの除去は手動で行ったが、インク塗布手段
等を用いて自動的にインク塗布及び余ったインクの除去
を行える。
【0025】
【発明の効果】本発明は多孔質材料でできた凹版に背圧
をかけながら中間転写体にインクを転写させた事により
、凹版のパターン中に充填されたインクがスムーズにパ
ターンから離形するようになるので、精度の良好な微細
パターンを所定の基板に形成させる事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における凹版オフセット印刷
装置を示す断面図
【符号の説明】
1  凹版 2  金レジネートインク 3  送風機 4  管 5  凹版取付台 6  ブランケット 7  ガラス基板 8  基板取付台 9  移動台

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多孔質材料よりなり、所定のパターンを設
    けた凹版にインクを塗布して前記パターン内にインクを
    充填させ、前記パターン内のインクを外の方に押すよう
    な背圧を前記凹版に加えながら前記パターン内のインク
    を中間転写体に転写し、その後前記中間転写体から基板
    にインクを印刷する事を特徴とする凹版オフセット印刷
    方法。
  2. 【請求項2】多孔質材料よりなる凹版に空気を送り込ん
    でパターン内のインクを外の方に押すような背圧を発生
    させる事を特徴とする請求項1記載の凹版オフセット印
    刷方法。
  3. 【請求項3】多孔質材料よりなり、所定のパターンを設
    けた凹版と、前記凹版に空気を送り込む送風手段と、前
    記凹版よりインクが転写されるブランケットとを備え、
    前記パターン内にインクを充填し、前記送風手段によっ
    て前記インクを外の方へ押し出す背圧を前記凹版に加え
    ながら前記ブランケットにインクを転写し、前記ブラン
    ケットから所定の基板にインクを印刷させる事を特徴と
    する凹版オフセット印刷装置。
  4. 【請求項4】凹版を多孔質炭化珪素で構成した事を特徴
    とする請求項3記載の凹版オフセット印刷装置。
JP4330791A 1991-03-08 1991-03-08 凹版オフセット印刷方法及び凹版オフセット印刷装置 Pending JPH04280495A (ja)

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