JP2005519453A - マルチエレメントヒューズアレイ - Google Patents
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Abstract
本発明は、複数のヒューズ接続を有するヒューズブロックを提供する。複数のヒューズ接続は、最初に設けられる複数のヒューズエレメント(80)に接触する嵌め込まれた複数の端子(50a)の配列を含んでいる。複数のヒューズエレメントのうちの1つが開放したとき、オペレーターは、外部交換ヒューズ(26)を挿入することによって開放した接続を修復する。したがって、複数のヒューズ接続は、最初に複数の別個の外部ヒューズを設ける必要を取り除く。実施形態において、複数の端子は、1つの自動車用ヒューズブロックを受けるフォーク形状の突起(52,54)を含んでいる。ヒューズブロックは単純であり、複数のロード装置から従来の中央に配置された1つのヒューズブロックへ延びる長いワイヤの長さを削減するために、複数のヒューズブロックを自動車内に設けることができる。
Description
本発明は、電気的保護の分野に関するものである。より詳しくは、本発明は、複数のヒューズ接続に関するものである。
自動車用の電流ヒューズブロック及び接続ボックスは、複雑になっている。図1を参照すると、従来接続ボックス10が示されている。従来接続ボックスは、従来ヒューズブロック12、カバー14及び下部ハウジング16のような、いくつかの主要な構成部品を含んでいる。従来ヒューズブロック12は、下部圧入層20に係合する上部圧入層18を含んでいる。上部及び下部圧入層18,20は、上部ハウジング22に係合している。上部ハウジング22は、上部圧入層18及び下部圧入層20に係合し、ひとまとめにして下部ハウジング16に係合している。カバー14は、上部ハウジング22に係合している。
従来ヒューズブロック12は、いくつかの電気装置24を含んでいる。例えば、複数の電気装置24は、この発明の譲受人によって供給されるJCASE(登録商標)ヒューズ及びMINI(登録商標)ヒューズと、小型で微小な継電器と、半導体継電器とを含むことができる。複数のヒューズは、複数のブレードヒューズとすることができる。
複数のヒューズ26はそれぞれ、上部圧入層18に接続されるものとして示された1対の雌インサート28に挿入されている。上部ハウジング22は複数の開口部を形成しており、複数の雌インサート28が複数の開口部を通過して延びていることにより、最初あるいはヒューズが開放した後の状態のいずれかにおいて、オペレーターがヒューズ26を1対の雌インサート28内に配置することができる。複数の雌インサート28は、それ自体機械的に端子30上に圧入することによって上部圧入層18に接続されているか、あるいは、上部圧入層18に圧入されている。
図2を参照すると、従来端子30が仮想線で示されている。従来端子30は、上部圧入層18から下部圧入層20及び下部ハウジング16を通過して延びる突起32を含んでいる。従来端子30はまた、突起32と同じ方向へ向けてより小さい距離で延びる突起34を含んでいる。下部圧入層は、突起32,34が滑らかに滑り込む複数の開口部を形成している。
従来端子30はまた、上部圧入層18に嵌り込んでいる。上方へ延びる突起38は、上部圧入層18によって形成される複数の開口部を通過して嵌り込んでいる。下方へ延びる突起32,34と同様に、上方へ延びる突起38は、第2の突起36よりもより遠くへ延びている。突起38は、上部圧入層18から上方及び外方へ延びて、雌インサート28に係合している。
したがって、従来接続ボックス10の従来ヒューズブロック12は、一緒に圧入しなければならない多数の構成部品を含んでいることが理解されるべきである。従来技術は、コスト、複雑さ及び重さのために望ましくない、別個の複数の雌インサート28を必要としている。さらに、従来接続ボックス10の従来ヒューズブロック12の組み立てが比較的複雑であるため、自動車メーカーは、1つの車両につき1つの接続ボックス10のみを供給する傾向を有している。これは、車両内のロード装置(load device)の位置に関わらず、様々な電気装置から延びる複数のロードワイヤがわざわざ1つの接続ボックス10に延びなければならない状況を生じさせる。複数のロードワイヤの長さが延長されることは、重さ、コスト及び短絡の可能性を増大させる。
したがって、簡略化された自動車用ヒューズブロック及びこれを用いた接続ボックスを提供する必要が存在している。
1つの観点において、本発明は、ヒューズブロックを提供する。前記ヒューズブロックは、複数のヒューズ接続を含んでいる。前記複数のヒューズ接続は、最初に別個の複数の外部ヒューズを設ける必要を取り除く。前記複数のヒューズ接続のうちの1つが開放したとき、オペレーターは、外部交換ヒューズを挿入することによって開放した接続を修復する。1つの実施形態において、前記複数のヒューズエレメントは、前記ヒューズ本体とは別個のものである。そのような場合、前記複数のヒューズエレメントは、従来のヒューズのために使用されるいかなるタイプの材料及び形状のものであってもよい。1つの実施形態において、前記ヒューズエレメントは、前記ヒューズブロックの動作に時間遅延の特徴を付与する螺旋巻線である。
他の実施形態において、前記複数のヒューズエレメントは、“薄型フィルム”タイプあるいは表面実装型である。ここで、前記複数のヒューズエレメントは、複数の開口部あるいはスロットを形成する別個の基材の上に表面実装されることができ、複数の開口部あるいはスロットは、前記基材及び複数の表面実装型ヒューズに前記複数の端子を滑り込ませるとともに前記基材及び複数の表面実装型ヒューズを前記複数の端子に電気的に接続することを可能にしている。前記表面実装エレメントは、別個の並列な複数のストランド(strands)を有するように設けられ、前記ヒューズブロックの動作に対して高電流伝送の特徴を付与する。
前記ヒューズブロックは、本体を含んでいる。前記本体は、プラスチックのような絶縁材料からなる。実施形態における前記本体は1つの部材であるが、他の実施形態は、例えばスナップフィットあるいはボルトによって一緒に固定される複数の部材を有している。多数の端子は、前記本体に固定されている。実施形態において、多数の端子は、プラスチック本体に嵌め込まれている。前記複数の端子は、しっかりとした取付のために液状プラスチックが通過して流れるようにする1つ以上の開口部を有することができる。
前記ヒューズブロックの前記本体は、いくつかの他の部材に接続している。例えば、多数のワイヤが接続するように構成されたモジュールが設けられる。本発明のヒューズブロックの1つの用途は自動車用である。したがって、モジュールに接続する複数のワイヤは、自動車内で見られる任意のタイプの電気構成部品へ延びる複数の自動車用ワイヤとすることができる。複数のワイヤはまた、他の複数のヒューズブロックにおける他の複数のモジュールへ延びることができる。
前記モジュールは、スナップフィット及び/またはボルトによって前記ヒューズブロックの前記本体に固定される。前記モジュールは、前記多数のワイヤと前記本体内に固定されるいくつかの端子のようなものとの間の電気接続をつくる。したがって、実施形態における前記複数の端子は、前記本体の2つの対向する側面から延びている。前記複数の端子は、1つの側面から延びて、前記複数のヒューズエレメントに電気的に係合している。前記複数の端子は、前記本体の反対側の側面から延びて、モジュール内のプラグにおける前記複数のワイヤに電気的に結合している。
前記複数のヒューズエレメントは、少なくとも1つのヒューズ接続を生じるために、少なくとも2つの前記端子に電気的に接続している。前記ヒューズブロックは、多くのヒューズ接続を含み、したがって複数対のヒューズ結合された端子を含んでいる。前記ヒューズブロックは、前記複数の端子からなる複数の組あるいは列を含み、隣接する複数の組あるいは列からの複数の端子が、複数のヒューズエレメントによって接続している。実施形態において、複数の列のうちの1つにおける前記複数の端子は、電源ライン、例えば共通電源ラインに電気的に接続されている。このように、複数の端子からなる1つの組あるいは列は、前記共通供給ラインに電気的に接続する一方、ヒューズ接続される組あるいは列は、例えば自動車内の様々な異なる複数のロード装置に電気的に接続している。
実施形態において、前記ヒューズエレメントに電気的に接続している前記ヒューズブロックの前記本体から延びる前記端子の前記側面はまた、外部交換ヒューズからの端子の受け部を提供する。つまり、最初に設けられたヒューズエレメントが開放したとき、オペレーターは、標準のヒューズ、例えば標準の自動車ヒューズを挿入することによって故障を直す。
前記ヒューズブロックの前記本体はまた、いくつかの保護部分に接続している。保護部材は、前記複数の端子における前記ヒューズエレメントの取付部分と前記複数の端子における前記交換ヒューズの挿入部分との間に、前記本体から離間して取り付けられている。前記保護部材は、前記複数の端子の上及び周囲に嵌り込むとともに前記本体から突出する複数の取付台の上及び周囲に嵌り込む複数の開口部を形成している。前記部材は、例えばかしめプロセス(staking process)を通して、前記複数の取付台に固定されている。前記保護部材は、前記複数のヒューズエレメントを覆い、かつ、人が前記複数の端子における前記複数の第2の部分へ複数の交換ヒューズを安全に取り付けることができるようにする。実施形態において、前記保護部材は、オペレーターがヒューズが開放されたかどうかを見ることができるように、透明あるいは半透明である。
前記ヒューズブロックの前記本体はまた、保護カバーに係合して取り付いている。前記保護カバーは、前記保護部材とは異なり、前記複数の端子を完全に覆うように嵌り込んでいる。
前記ヒューズブロックは、複数の異なる方法で電気的に配置されることができる。第1に、前記ヒューズブロックの前記本体内における前記複数の端子は、前記複数のヒューズエレメントを含むことができるが、複数の電源接続、つまりいわゆる“バッシング(bussing)”を含んでいない。前記本体内に嵌り込む前記複数の端子が前記バッシングを提供するとき、それは複数の方法によってなされることができる。1つの例において、前記本体は、複数の端子からなる複数の組あるいは列を含んでおり、前記複数の組あるいは列における隣接する複数の端子がヒューズエレメントによって互いに接続されている。ここで、前記複数の列のうちの1つは、共通ラインのような電源供給ラインにバスあるいは電気的に接続されることができる。この実施形態では、複数のヒューズの複数の列からなる異なる対のそれぞれが、異なる定格のヒューズエレメントを有することができる。
他の実施形態において、複数の端子からなる3つの隣接する組あるいは列における3つの端子の複数の組が、少なくとも1つのヒューズエレメントに一緒に接続されている。前記バッシングは、電源供給ラインに複数の列のうちの1つの複数の端子を電気的に接続することによって生じる。実施形態において、中央の列の前記複数の端子は、1つ以上のヒューズエレメントを通して、2つの前記外側の列における前記複数の端子に電源を供給するように互いにバスされている。もし前記中央ヒューズと前記外側ヒューズのうちの1つとの間でヒューズが開放しても、前記中央ヒューズと前記他の隣接する端子との間にヒューズ連結がまだ存在している。
1つの実施形態における前記バッシングは、別個の複数の端子に代えて、物理的及び電気的に接続された複数の端子からなる細片を前記ヒューズ本体内に挿入あるいは嵌め込むことによって提供される。前記複数の端子を製造する1つの方法は、そのような複数の端子からなる細片を製造し、それから個々の端子に分離させることである。
しかしながら、バスされる複数の列のために、前記細片がそのまま残されて、前記複数の端子が適度に離間するような大きさとされる。
しかしながら、バスされる複数の列のために、前記細片がそのまま残されて、前記複数の端子が適度に離間するような大きさとされる。
本発明の他の観点において、ヒューズブロックのための端子が提供される。前記端子は、前記ヒューズブロックの側面から延びるとともにヒューズエレメントに接触する第1の部分を含んでいる。前記端子の第2の部分は、前記第1の部分と同様に前記ヒューズブロックの同じ側面から延びる。前記第2の部分は、別個に取り付けられる交換ヒューズの端子を受ける。
実施形態における前記端子は、“音叉”形態であり、複数の突起が前記ヒューズブロックから延びている。このタイプの端子は、ブレードヒューズ、例えばMINI(登録商標)ヒューズのような雄交換ヒューズの前記端子を受ける切欠あるいは溝を生じさせる。前記端子の第1の部分は、前記ヒューズエレメントに接触する。前記ヒューズエレメントが螺旋巻線ヒューズエレメントのような別個のヒューズエレメントであるとき、前記第1の部分は、中央突起及び外側突起によって形成される第1の溝を含んでいる。前記ヒューズエレメントが表面実装形態であるとき、端子の前記第1の部分は、前記表面実装型エレメントに電気的に接触する前記ヒューズエレメントの中間区域を含んでいる。
別個に取り付けられる交換ヒューズの端子を受ける前記端子の第2の部分は、前記中央突起及び第2の外側突起によって形成される第2の溝あるいは切欠を含んでいる。別個に取り付けられる交換ヒューズの端子を受ける前記第2の部分は、前記ヒューズブロックから前記第1の部分よりもさらに遠くへ延びている。これにより、前記第1の部分に接触する前記ヒューズエレメントが、前記交換ヒューズよりも前記ヒューズブロックに近接した状態を維持することができる。このように、保護部材は、交換ヒューズを配置するためにオペレーターによるアクセス性が必要となる前記第2の部分の下を除いた前記複数のヒューズエレメントの上に配置されることができる。
他の実施形態において、前記端子は雄突起を含んでいる。前記雄突起は、JCASE(登録商標)ヒューズのような雌タイプヒューズを受ける。ここで、前記ヒューズエレメントが別個のタイプ、例えば螺旋巻線ヒューズエレメントであるとき、前記ヒューズエレメントに接触する前記第1の部分はまた、雄突起及び外側突起によって形成される第1の溝を含んでいる。前記ヒューズエレメントが表面実装形態であるとき、外側突起は必要ではない。別個に取り付けられた雌交換ヒューズの前記雌端子を受ける前記雄突起端子の前記第2の部分は、外側突起を介して別個の溝を形成するのではなく、単に雄突起を含んでいる。
前記端子の前記第1及び第2の部分の他に、上述した複数の端子はまた、電気リードに接触する他の領域あるいは部分を含んでいる。前記電気リードは、バスワイヤあるいはロード装置へのワイヤとすることができる。バッシングのため、1つの実施形態における前記追加の領域あるいは部分は、上述したように、複数のヒューズからなる細片に沿った接続領域となっている。複数のロードワイヤのため、実施形態における前記端子の前記追加の部分は、前記第1及び第2の部分が延びる前記側面とは反対側の前記ヒューズブロックの側面から延びる突起を含んでいる。ここで、前記追加の部分あるいは突起は、プラグインモジュール内で終端するワイヤあるいは電気リードに電気的に接続している。前記モジュールは、スナップフィットあるいはボルトによって前記ヒューズブロックの反対側の側面に固定される。
本発明のさらなる観点において、ヒューズ保護を設ける方法が提供される。前記方法は、本体を設ける工程と、複数の端子が前記本体の少なくとも1つの側面に露出するように前記本体へ複数の端子を固定する工程とを含んでいる。前記方法はまた、少なくとも2つの前記複数の端子をヒューズエレメントに接触させる工程を含んでいる。さらに、複数の端子上の場所が、前記ヒューズエレメントが開放したときに交換ヒューズの端子を受けるように設けられている。前記交換ヒューズの前記端子は、雄あるいは雌端子とすることができる。
前記複数の端子は、複数の組あるいは列に配置され、前記ヒューズエレメントが、前記複数の組あるいは列のうちの1つからの前記複数の端子のうちの1つに接触し、かつ、隣接する組あるいは列からの前記複数の端子の他の1つに接触している。前記第1及び第2の列は、前記複数の列における前記複数の端子が雄あるいは雌交換ヒューズを受けることができるように、離間して配置されかつ配列されている。
前記方法は、複数の電気接続を生じさせるために、前記複数の列からの隣接する複数の端子を複数の固有のヒューズエレメントに接触させる工程を含んでいる。前記方法は、複数の交換ヒューズが各組あるいは列からの固有の端子によって受けられるように、複数の端子からなる前記複数の組あるいは列を配置及び配列する工程を含んでいる。
前記方法は、複数の端子からなる特定の組あるいは列における少なくとも2つあるいはすべての複数の端子を、電源供給ライン及び特に共通ラインに電気的に接続する工程を含んでいる。他の実施形態において、前記方法は、複数のヒューズの3つの列あるいは組を配列する工程を含み、1つ以上のヒューズエレメントが各列からの3つの端子に接触する。従来の実施形態では、2つの電気接続をつくるために4つの端子を必要としていたが、前記3つの端子は、2つの別個の電気接続を生じさせる。実施形態における前記中央の組あるいは列における複数の端子は、共通電源ラインに電気的に接続している。
本発明のさらに他の観点において、自動車内に複数のヒューズ接続を設ける方法が提供される。前記方法は、自動車内で局在する複数のロードに近接する、ヒューズ結合された複数の端子を有する複数の接続ボックスを配置する工程を含む。前記方法は、前記ヒューズ結合された複数の端子からの複数の端子のうちの1つを、前記局在する複数のロードに電気的に接続する工程を含んでいる。さらに、前記方法は、前記ヒューズ連結された複数の端子からの前記複数の端子のうちの他の1つに電源を供給する工程を含んでいる。
本発明のマルチエレメントアレイは特に自動車に適しているが、本発明が特にそのような用途に限定されないことは理解されるべきである。例えば、本発明のマルチエレメントアレイは、多数のヒューズを用いている2輪、3輪、4輪あるいは多輪のいかなるタイプの乗物にも適用できる。さらに、本発明のマルチエレメントアレイは、多数のヒューズを用いるいかなる装置においても使用されることができる。
したがって、本発明の利点は、自動車に装着する必要のあるワイヤの量及び重さを減らすために、複数個を自動車内の重要箇所に配置することができるような大きさ及び配置の自動車用ヒューズアレイを提供することである。
本発明の他の利点は、簡略化されたヒューズブロックを提供することである。
本発明のさらに他の利点は、簡略化された接続ボックスを提供することである。
また、本発明の他の利点は、ヒューズブロック及び容易に組み立てられる接続ボックスを提供することである。
また、本発明のさらに他の利点は、必要な構成部品の数が減るヒューズブロックを提供することである。
本発明のさらなる特徴及び利点は、以下の発明の詳細な説明及び図面に記載されており、これらから明らかになるであろう。
複数の図面、特に図2〜図5を参照すると、本発明の様々な端子が示されている。図2は、仮想線で示された従来端子30上に実線で重ね合わされた端子50aを示している。従来端子30に対して、本発明の端子50aは、従来端子30における上方へ延びる1つの突起38とは異なって、上方へ延びる分岐した突起52,54を含んでいる。以下に示されるように、分岐した突起52,54は、外部から取り付けられる交換ヒューズの端子を受けるように配置及び配列されている。分岐した突起52,54は、従来端子30における突起38に対して、より遠くの上方へ延びている。
従来端子30はまた、配線のために使用される上方へ延びる突起36を含んでいる。図2から理解できるように、突起36がその高さを低くされることにより、本発明の端子50aにおける上方へ延びる突起56が形成されている。以下に示されるように、突起56は、例えば半田付けされることによって固定的に取り付けられたヒューズエレメントを保持するために、分岐した突起52,54と協働する。
端子50aの中間部58は、以下により完全に示されるように、端子50aがヒューズブロック本体に取り付けられるのを補助するための穴あるいは開口部60を形成している。実施形態における開口部60は、プラスチック成形作業における液状プラスチックが端子50aを貫通してこれをよりしっかりと取り付けることを可能にしている。従来端子30に対して、下方へ延びる突起34は取り除かれている。また、中間部58から下方へ延びる突起62は、特定部分において狭まっている。
図2の端子50aは、ブレードヒューズ、例えばMINI(登録商標)ヒューズのような雄タイプ交換ヒューズとともに使用される。図2の端子50aはまた、螺旋巻線ヒューズエレメントのような別個のヒューズエレメントが用いられるときに使用される。図3を参照すると、端子50bはまた、雄タイプ交換ヒューズとともに使用されるものであり、したがって分岐した突起52,54を含んでいる。しかしながら、端子50bは、別個の溝あるいは切欠の必要がない表面実装型ヒューズエレメントとともに使用される。したがって、端子50bは、突起56が設けられていないか、あるいは、突起56を含んでいない。
本発明の1つの実施形態は、ここに記載された他の特徴及び利点を有する自動車用ヒューズブロックに現在用いられているバッシング配置(bussing arrangements)を使用することを含んでいる。そのような場合、ここに述べられた複数の端子50a〜50dのためのいかなる実施形態でも、バッシング(bussing)のために現在使用されている突起34を代わりに含むことができる。
図4を参照すると、端子50cは、JCASE(登録商標)ヒューズのような雌タイプ交換ヒューズとともに使用される。したがって、端子50cは、雌ヒューズの雌端子を受けるための1つの突起53のみを含んでいる。図2の端子50cはまた、螺旋巻線ヒューズエレメントのような別個のヒューズエレメントが用いられるときに使用される。したがって、端子50cは、別個のヒューズエレメントが電気的に接続する余分の突起56を含んでいる。
図5を参照すると、端子50dは、雌タイプ交換ヒューズとともに使用されるものであり、したがって雌ヒューズの雌端子を受けるための1つの突起53を含んでいる。しかしながら、端子50dは、別個の溝あるいは切欠の必要がない表面実装型ヒューズエレメントとともに使用される。したがって、端子50dは、突起56が設けられていないか、あるいは、突起56を含んでいない。
図6を参照すると、複数の端子の配置70は、複数の組あるいは列に配列された複数の本発明の端子を含んでいる。配置70は、複数の端子50a及び雄タイプブレードヒューズ26とともに示されているが、任意の他の端子50b〜50d及び/または雌タイプ交換ヒューズが代わりに使用されて示されることができる。配置70は、2つの組あるいは列72,74を有するものとして示されている。各組あるいは列72,74は、2つの端子50aを含んでいる。本発明は、複数の端子50aからなる任意の数の組あるいは列を有するために適応し、各組あるいは列は、任意の数の端子50aを有することができる。複数の組72,74における複数の端子50aは、ヒューズブロック本体76に永久的に固定されており、該ヒューズブロック本体76は、図6において利便さのために切断作用を有するように示されている。
1つの実施形態におけるヒューズブロック本体は、電気及び自動車用途に適した任意のタイプのプラスチックからなる。ヒューズブロック本体76に適したプラスチックは、限定されないが、ポリアミド、ポリエチレンテレフタラート及びポリフタルアミドを含んでいる。ヒューズブロック本体76は、いかなる適当な形状及び厚みを有していてもよく、実施形態において分岐した突起52,54及び第3の突起56がそこから突出する相対的に平坦な表面78を含んでいる。複数の端子50aは導電性を有している。複数の端子50aは、C151,C425及びC7025合金のような自動車用ヒューズエレメントに適した任意の金属からなっていてもよい。
配置70において、列72からの複数の端子50aのうちの1つは、ヒューズエレメント80を介して、列74からの複数の端子のうちの1つとの電気接続をつくっている。ヒューズエレメント80は、当業者に周知の任意の材料からなっていてもよい。ヒューズエレメント80は、当業者に周知の任意の形状からなっていてもよい。実施形態において、ヒューズエレメント80は抵抗ワイヤを含んでいる。実施形態において、ヒューズエレメント80は穴付きエレメントを含んでいる。
1つの実施形態において、ヒューズエレメント80は螺旋巻線である。例えば、ヒューズエレメント80は、基材の周囲に巻かれたスズメッキ銅ワイヤを使用することができる。螺旋巻線ヒューズエレメント80は、時間遅延ヒューズエレメントを生じさせる。米国特許第4,409,729号明細書、米国特許第4,560,971号明細書及び米国特許第4,736,180号明細書は、螺旋巻線ヒューズエレメントに関連しており、それらの教示が参照によってここに取り入れられる。
配置70において、列72の各端子50aは、ヒューズエレメント80を介して、列74の隣接する端子50aとの電気接続をつくっている。このように、複数の組72,74における複数の端子50aは、ヒューズブロック本体76に嵌め込まれてヒューズエレメント80と結合し、マルチエレメントヒューズアレイを構成している。実際には、複数の列72,74のそれぞれからの複数対の端子50aは、ヒューズエレメント80と電気的に結合して、複数のヒューズあるいは複数のヒューズ接続を構成している。配置70における各列72,74は、同一の数の端子を含んでいるが、複数の列が同一の数の端子50aを有していないこともあり得る。
実施形態において、ヒューズエレメント80は、複数の端子50aに半田付けされるか、複数の端子50aに機械的に結合されるか、あるいは、別の方法で複数の端子50aとの固定的な電気接続を維持している。配置70のための図示された実施形態では、ヒューズエレメント80が半田ジョイント82を介して複数の端子50aに半田付けされている。したがって、複数の端子50aは、ヒューズエレメント80に接触するあるいは電気的に接続する第1の部分を有していることが理解されるべきである。図示された実施形態における第1の部分は、突起56と突起54とそれらの間に形成される溝あるいは切欠とを含んでいる。
各端子50aはまた、交換ヒューズ26の端子を受けるための第2の部分を含んでいる。実施形態における交換ヒューズ26は、標準の自動車用ブレードヒューズである。例えば、1つの実施形態において、交換ヒューズ26は、本発明の譲受人によって製造されるMINI(登録商標)ヒューズである。周知のように、ヒューズ26のような自動車用交換ヒューズは、1対の端子92とこれらを取り囲むプラスチックハウジング94とを含んでいる。
交換ヒューズ26の複数の端子92に電気的に係合する端子50aの第2の部分は、分岐した突起52,54とそれらの間に形成される溝あるいは切欠とを含んでいる。分岐した突起52,54は、複数の端子92に摩擦的に係合するために離間して配置され、それによって交換ヒューズ26を適所にしっかりと保持する。そのような摩擦的な圧入、係合を補助するため、実施形態における複数の端子50aは、分岐した突起52,54からこれらによって形成される溝へ向けて内方及び側方へ延びる複数の突起84を含んでいる。分岐した端子52,54は、1つ以上のこれらの内方へ延びる突起84を含むことができる。
動作の際、配置70のヒューズブロックは、最初にいかなる別個の交換ヒューズ26も必要としない。ここに、図1に示されたような従来ヒューズブロックを超える本発明の1つの利点が存在する。複数のヒューズエレメント80のうちの1つが過電流状態のために開放したとき、それからオペレーターは、ヒューズが開放した状態を有する複数の端子50aにおける分岐した突起52,54の間に交換ヒューズ26を挿入するだけでよい。
交換ヒューズ26の1対の端子92が、それらの間隔に関して、そのような交換ヒューズを製造する異なるメーカーによって一般的に標準化されているという事実により、本発明が促進されることが理解されるべきである。したがって、隣接する列72,74における1対の端子50aの突起52,54が、与えられたアンペア数定格あるいはアンペア数定格範囲のために製造されたいかなる交換ヒューズ26の1対の端子92の両方にも係合するように、1対の端子50aを予め規定された距離だけ離間して配置することができる。
もし交換ヒューズ26が開放したならば、交換ヒューズ26は、周知の技術のように、他の交換ヒューズ26と交換される。本発明は、複数のヒューズエレメント80のために別個の複数のヒューズを最初に備え付ける必要を取り除くだけではなく、配置70のヒューズブロックが図1に示される複数の雌インサートを必要としない。つまり、複数の端子50aが突起52,54によって形成される雌の溝あるいは切欠を含んでいるため、従来ヒューズブロックでなされているように、雄端子を雌端子に変換する必要がない。
図7を参照すると、図6の配置70を有するヒューズブロック100の断面図が示されている。より詳しくは、図7は図6におけるX方向から見たときの断面図を示している。図示されたヒューズブロック100は、図6では2つのみを示しているが、多数の端子50aを含んでいる。上述したように、実施形態において、各端子50aは、突起54,56の間に形成された端子50aの一部分にヒューズエレメント80が半田付けされている。図示されるように、複数のヒューズエレメント80は、ヒューズブロック本体76の表面78上における相対的に低い箇所で、複数の端子50aに接触している、あるいは、複数の端子50aに保持されている。実際には、複数のヒューズエレメント80は、保護部材102の下の複数の端子50aに半田付けされるか、あるいは電気的に接続される。
実施形態における保護部材102の材料は、薄いプラスチック部材である。保護部材102は、任意の適当な材料からなっていてもよいが、好ましい実施形態において、保護部材102は、クリア、半透明あるいは透明である。保護部材102は、オペレーターがヒューズブロック100の上あるいは外からヒューズエレメント80を見ることができるようにする。保護部材102はまた、オペレーターが、交換ヒューズ26を複数の端子50aのうちの2つに挿入するときに複数のヒューズエレメントに接触したり、複数のヒューズエレメントを損傷させたりすることを妨げる。
分岐した突起52,54は、保護部材102を越えて延びており、オペレーターが、保護部材102を取り外す必要なく交換ヒューズ26を複数の端子50aに挿入することができるようにする。したがって、保護部材102は、分岐した突起52,54の上及び周囲に嵌り込むいくつかの開口部を形成している。図7に示されるように、左から1,3,4番目のヒューズエレメント80が、あるタイプの過電流現象のために先に開放しており、オペレーターが、ヒューズブロック100からカバー104を取り外して、複数の端子からなる隣接する列における複数の端子50aに交換ヒューズ26を挿入している。
いくつかの支柱あるいは取付台106が、ヒューズブロック100の表面78から延びている。保護部材102は、複数の取付台106の一部分の上に嵌り込む複数の開口部を形成している。1つの実施形態において、保護部材102は、かしめプロセス(staking process)によって適所に永久的に保持される。つまり、保護部材102が、複数の取付台106の一部分の上に着座しており、複数の取付台106の他の部分が、保護部材102によって形成される複数の開口部を通過して延びている。実施形態における複数の取付台106は、プラスチック、あるいは、熱で変形する他のものからなる。保護部材102が適所に設置されたとき、組立者は、部材102を通過して延びる取付台106の前記部分に熱を加え、該部分を変形させて保護部材102の上面上で外方へ移動させる。かしめられた部分(staked portion)が冷えて硬くなると、複数の取付台106は、保護部材102を適所にしっかりと保持する。このプロセスは、一般に“ホットリベット(hot rivet)”と称されている。もちろん、他の実施形態において、保護部材102が、当業者に周知の任意のプロセスを通して複数の取付台16にボルトで固定されたり、接着されたり、他の方法で永久的に固定されることができる。
図7の断面は、端子50aの中間部58によって形成される複数の開口部が図示されるように、複数の端子50aの中央を切断している。実施形態において、ヒューズブロック100は、プラスチック成形プロセスによって製造される。成形プロセスにおいて、複数の端子50aはダイ内に配置され、ヒューズブロック100を構成する液状プラスチックあるいは他の材料が複数の端子50aの周囲に注がれる。溶解したプラスチックはまた、開口部60を通過して流れることができる。このように、ヒューズブロック100は、単に複数の端子50aの周囲を形づくって複数の端子50aに摩擦的に係合するのとは対照的に、複数の端子50aを通過して機械的に結合する。
図8を参照すると、図6に示されるY方向から見たときのヒューズブロック100の配置70の断面図が示されている。前記断面は複数のエレメント80の中央を通っており、一般に中間部58の中心に配置される複数の開口部60は、図8で示される断面部分の後ろに存在して見られない。図8における端子50aに沿った断面はまた、ヒューズブロック100におけるヒューズブロック本体76の下面86の下まで延びている下方へ延びる突起62を切断している。
図8は、複数の取付台106における複数のかしめられた表面(staked surface)を介して、複数のヒューズエレメント80の上に取り付けられたクリアあるいは透明な保護部材102を示している。図8は、複数の取付台106から離間したY方向を示している。図7及び図8は、複数の端子50aからなる複数の組あるいは列74,72のような8個の組あるいは列を有する配置を示している。配置70における複数の列は、4つの電気接続を生じさせる。図7に示される各列は、7個の端子50aを含んでいる。このように、図6の配置70を有している図7及び図8のヒューズ本体100は、多くとも28個の交換ヒューズ26を保持することができる。
図8は、左から2番目のヒューズエレメント80が開放していることを示しており、オペレーターが、開放したヒューズエレメント80に半田付けされているかあるいは電気的に接続されている複数の端子50aに交換ヒューズ26を挿入している。交換ヒューズ26における複数の端子92は、図8の断面で見られる突起54の後ろに挿入されている。
図8に示されるように、カバー104は、ヒューズが開放した状態を修復するために交換ヒューズ26が挿入されたときに、該カバーが交換ヒューズ26のハウジング94に接触しないかあるいはハウジング94の障害とならないように、ヒューズブロック100の上に適合する大きさとされている。
図9を参照すると、本発明の表面実装型ヒューズエレメント88の実施形態が示されている。ヒューズブロックは、図6、図7及び図8に示されたようなものと同一の端子配置70を含んでいる。ここでは、複数の列72,74のような複数の端子50bからなる複数の組あるいは列が設けられている。ヒューズエレメント88が表面実装されるため、複数の端子50aあるいは50cにおける突起56は必要ではない。図示された実施形態は、ブレードタイプ交換ヒューズ26を示している。他の実施形態においては、複数の端子が端子50dとされて、雌交換ヒューズが使用される。
実施形態における表面実装型ヒューズエレメント88は、当業者に周知の1つ以上の銅のトレース(traces)を含んでいる。しかしながら、ヒューズエレメント88は、いかなるタイプの導電性材料あるいはその組み合わせを含んでいてもよいことが理解されるべきである。ヒューズエレメント88は、異なる複数の列における隣接する2つの端子50bの間に延びる部分90と、複数の端子50bの周囲に延びる部分96とを含んでいる。
実施形態において、別個の部材あるいは基材110が、ヒューズエレメント88のために設けられている。複数の端子50bはやはり、上述したようにヒューズブロック本体76内に嵌め込まれている。配列された複数の端子50bの周囲に嵌り込む複数の開口部を形成している基材110は、複数の端子50bの上に配置されるとともに、本体76の表面78に対して密着している。実施形態において、複数の端子50bは、複数の半田ジョイント98を介して複数のヒューズエレメント88における複数の部分96に半田付けされている。
実施形態における基材110は、FR−4エポキシシートからなっている。FR−4エポキシシートは、アライド・シグナル・ラミネート・システムズ社(フーシック・フォールズ、ニューヨーク)によって、その両面に銅メッキを有して製造される。基材110は、当業者に周知の任意の適当な方法を介して、ヒューズブロック本体76の表面78に取り付けられている。例えば、実施形態における基材110は表面78に接着されている。他の実施形態において、基材110は、本体76にボルトで固定されるか、あるいは他の方法で機械的に固定される。他の実施形態において、基材110は表面78に半田付けされる。さらに代わりに、これらの実施形態のいかなる組み合わせが用いられていてもよい。
他の実施形態においては、表面実装型ヒューズのトレースを、本体76の表面78上に直接配置することができる。しかしながら、フォトレジストプロセスのような表面実装プロセスを通して基材110を配置することは、一般的な3次元かつプラスチックのヒューズブロック本体76よりも、おそらく容易である。また、基材110を使用することは、複数の端子50bにメッキするかどうかを決定する問題を回避する。複数のヒューズエレメント88は、基材の上に銅のトレースを配置するための任意の適当な方法を介して、基材110に設けることができる。実施形態において、ヒューズエレメント88は、フォトレジストプロセスを介して基材110に設けられる。
フォトレジストプロセスの1つの実施形態において、基材110は、最初に銅が取り除かれてから、銅の層が再メッキされる。銅の再塗布は、無電解銅メッキ槽への基材110の浸漬を通して生じる。この銅メッキの方法は、周知の技術である。銅メッキステップは、基材110の露出する表面すべてに均一な厚みを有する銅の層を配置することになる。実施形態において、複数の端子50bが滑り込む複数の開口部は、複数の開口部壁面をメッキするためにメッキステップの前に形成される。メッキされた複数の壁面は、銅が取り除かれてもよいし、取り除かれなくてもよい。さらなる実施形態において、複数の開口部は、複数の開口部壁面をメッキしないように、前記プロセスの終了時に形成される。
銅の塗布の後、基材110は、いわゆるフォトレジストポリマーによって覆われている。基材110がフォトレジストで覆われた後、クリアなマスクが、基材110及びフォトレジストの複数の部分上に配置される。マスクされた複数の部分は、導電性金属の層あるいはトレースを有することのない、基材110上のすべての領域を含んでいる。クリアなマスクは、紫外線不透過性物質からなる。銅メッキされた基材110とフォトレジストとにおける複数の部分上にマスクを配置することは、紫外線の影響からこれらの部分を効果的に保護する。また、これら複数の部分あるいは領域は、ヒューズエレメント88によっても覆われることのないすべての領域を含んでいる。
したがって、マスクされた複数の領域は、ヒューズエレメント88の形状及び大きさを規定する。ヒューズエレメント88の幅、長さ、形状、配置及び数値は、複数の紫外線不透過領域の大きさ及び形状の変化によって変えることができる。例えば、図示されたヒューズエレメント88は、前記部分90を前記部分96に並列に接続するために機能する複数の銅のストランド(strands)95を含んでいる。複数のストランド95は、螺旋状に巻かれたヒューズエレメント80と同様に、ヒューズエレメント88に時間遅延の特徴を付与する。
メッキされ、フォトレジストで覆われ、かつ部分的にマスクされた基材110はそれから、マスクされた複数の領域によって覆われていないすべてのフォトレジストを確実に硬化させるのに十分な時間の間、紫外線を当てられる。その後、複数のマスクが基材110から取り除かれる。複数のマスクの下に位置していたフォトレジストは、硬化していないままであり、基材110の複数の部分から洗い流される。
メッキされた基材シート110における残りの部分上の硬化したフォトレジストは、前記プロセスにおける次のステップに対する保護物となる。特に、メッキされた基材110上の硬化したフォトレジストは、該硬化したフォトレジストの複数の領域の下に位置する銅が除去されることを防止する。複数のマスクの下にかつて位置していた複数の領域は、硬化したフォトレジスト及びそのような保護物を有していない。それから、エッチングプロセスが基材110の複数の部分から銅を除去するために使用される。エッチングは、周知のエッチング概念で適用される塩化鉄溶液を含んでいる。
マスクされた複数の領域の下にかつて位置していた複数の領域から銅が取り除かれた後、これら複数の領域に残るすべてのものは、基材110のFR−4あるいは他の材料となる。基材110は、硬化したフォトレジストを取り除いて本発明のヒューズエレメント88における銅のトレーシング(tracing)を発現させるために、最終的に化学電解槽中に配置される。
完成された基材は、それから複数の端子50b上に配置され、複数の部分96が、複数の半田ジョイント98を介して複数の端子50bに半田付けされる。米国特許第5,552,757号明細書、米国特許第5,790,008号明細書及び米国特許第5,884,477号明細書は、表面実装型あるいは薄型フィルム型ヒューズエレメントに関連しており、それらの教示が参照によってここに取り入れられる。
図10を参照すると、多数の端子をこれらあるいは列に電気的に接続するための1つの実施形態が示されている。図10は、雄タイプブレードヒューズ26のための複数の端子50aを使用することを示しているが、任意の他の端子50b〜50d及び/または雌タイプ交換ヒューズが代わりに使用されて示されることができる。
図10は、図7で示されたものと同一の構成部品を含んでいる。ヒューズブロック100は、本体76を含んでいる。カバー104は、ヒューズブロック100の頂上に着座している。いくつかの支柱あるいは取付台106は、ヒューズブロック100から延びて、保護部材102が取り付けられている。ヒューズブロック100は、複数の端子50aにおける複数の中間部58によって形成される複数の開口部60を介して、複数の端子50aに機械的に結合している。
複数の端子50aは、複数の端子からなる1つの細片として設けられており、複数のブリッジ部108が、隣接する複数の端子50aにおける複数の中間部58に結合している。複数の端子からなる細片を設け、個々の端子を分離させたり折り取ったりすることは一般的である。ここで、複数の端子50aは、細片120の形態のままとされており、細片120全体がヒューズブロック100の本体76内に嵌め込まれている。実施形態において、複数のブリッジ部108は、液状プラスチックが通過して流れることを可能にする1つ以上の開口部112を含んでおり、複数の端子50aからなる細片120がヒューズブロック100の本体76内に固定されるのを補助している。
細片120は、一般に“バッシング(bussing)”と称される複数の端子50aを電気的に接続することを可能にしている。従来技術の図1において、バッシングは、上部圧入層18及び下部圧入層20の一方あるいは両方の表面上に設けられる。バッシングは一般に複雑な連続する複数の溝を含んでおり、銅ワイヤが複数の溝を通過して延びて特定の端子と特定箇所で接続する。図10は、バッシングが、ヒューズブロック本体76内に設けられることによってより容易に生じることができることを示している。
複数の端子は、一般に複数のヒューズ接続の一方側へ電源を供給するためにバスされ(bussed)ている。一般に、バッシングは、電気接続の一方側へ延びる共通電源ラインを設け、複数のヒューズエレメントの他方側の端子が、ロード装置(load device)へ延びるワイヤと電気的に接続している。したがって、実施形態における複数の端子50aからなる細片120は、共通電源ラインに電気的に接続しており、細片120が、該細片120へのヒューズ接続を有する複数の端子のそれぞれへ電源を供給する。
細片120における複数のブリッジ部108は、複数の端子50aが前記組あるいは列において所望の距離だけ離間するような大きさに設定されている。細片120は、組あるいは列における選択された複数の端子50aあるいは選択された複数の端子50aの複数のグループのみが電気的に接続されるように、1つ以上の場所で分断されていることができる。
実施形態において、ヒューズ結合された複数の端子からなる多数対の列のそれぞれは、共通電源供給ラインに電気的に接続された複数の端子からなる細片120を有する1つの列を含んでいる。例えば、図6及び図9において、図示された複数の列72あるいは74のうちの1つは、複数の端子からなる細片120を含んでいる。図8は、他の例を示している。ヒューズエレメント80によって結合された複数対の端子50aのそれぞれにおいて、複数の端子50aのうちの1つは、複数の端子からなる細片120に属している。これらの各例において、電源は、細片120に沿って、複数のヒューズエレメント(別個のヒューズエレメント80あるいは表面実装型ヒューズエレメント88)と、ヒューズ結合された列における複数の端子とへ伝導し、これら複数の端子が、例えば自動車内の様々なロード装置へ延びる複数のワイヤに電気的に接続する。一旦、複数のヒューズエレメント80あるいは88が開放すると、交換ヒューズ26(あるいは雌交換ヒューズ)が、ヒューズ結合された電源接続を修復する。
他の実施形態において、バッシングは、別個の複数のワイヤによってあるいは複数の表面実装型トレースを通して設けられることができる。もし別個の複数のワイヤによってならば、実施形態における複数のワイヤが複数の端子に半田付けされる。もし複数の表面実装型トレースによってならば、バッシングは、複数の表面実装型ヒューズエレメントを有する基材に付け加えられることができる。
図11を参照すると、本発明の複数の端子のための他の配置140が示されている。他の配置140は、配置70の2重の列に対して複数の端子からなる3つの列142,144,146が互いに協働して機能する点で、配置70とは異なっている。複数の列142,144,146における3つの隣接する端子は、2つの電気接続を構成するために一緒に機能するのに対し、配置70は、2つの電気接続を構成するために4つの隣接する列を必要としている。このように、配置140は、同じ数のヒューズ接続のために必要なスペースの量を約25%減少させる。
配置140は、2つの異なるタイプの端子、すなわち複数の外側の列に配置される複数の端子50aを設けている。これに代えて、配置140は、複数の端子50bが複数の外側の列に配置され、表面実装型ヒューズエレメント88を有する基材110と同様の基材とともに機能できることが理解されるべきである。さらにこれに代えて、配置140は、複数の端子50cあるいは50dが複数の外側の列に配置され、雌交換ヒューズとともに機能できる。
配置140はまた、中央の列144に配置される複数の二重端子150を含んでいる。複数の二重端子150は、例えば複数の半田ジョイント82を介して2つの別個のエレメント80を保持するための第1及び第2の部分が設けられた、ミラーリングされた突起154,156を含んでいる。複数の二重端子150は、2つの交換ヒューズのための2つのスロットを設けるために、複数のミラーリングされた突起154と協働する1つの中央の突起152を含んでいる。したがって、他の配置140は、開放した複数のヒューズエレメントが交換ヒューズ26に取って代わられた、隣接する複数の列における隣接する複数の端子を許容している。
他の実施形態において、配置140は、図4及び図5で示される2つの雄突起53のような2つの雄突起を設けており、配置140は、開放した複数のヒューズエレメントがJCASE(登録商標)ヒューズのような雌交換ヒューズに取って代わられた、隣接する複数の列における隣接する複数の端子を許容している。
他の配置140において、3つ組の列における複数の外側の列142,146は、複数の突起154,156によって形成されるミラーリングされた複数の溝から複数のヒューズエレメント80を受けるために、千鳥状に配置されている。また、複数の列142,146における複数の端子50aは、複数の突起52,54によって形成される切欠あるいは溝を、二重端子150における複数の突起152,154によって形成される切欠あるいは溝に位置合わせするように、反対向きに配置されている。
配置140は、配置70に関して上述された利点及び実施形態のそれぞれを含んでいる。例えば、複数の端子150からなる中央の列144は、例えば細片として形成されるかあるいは細片に取り付けられることによって、電気的に結合あるいはバスされることができる。複数の端子150からなる細片は、例えば自動車内の様々なロード(loads)へ導かれるように電気的に接続された複数の端子における2つの異なる列に対して、共通ラインが電源を供給することを可能にしている。
他の実施形態(図示されない)において、別個に取り付けられる1つのより長いヒューズエレメントは、曲がりくねって進むとともに二重端子150に多数箇所で半田付けされることができ、それから上述したように半田ジョイント82を介して2つの外側の隣接する端子50aに電気的に接続することができる。実施形態におけるより長いヒューズエレメントは、ヒューズエレメント80と同一の直径を有し、ヒューズエレメント80のために上述された任意の材料からなる。より長いヒューズエレメントはまた、時間遅延の特徴を示す螺旋巻線とすることができる。
図12及び図13を参照すると、本発明の端子配置を用いた接続ボックス160が示されている。接続ボックス160は、カバー104と保護部材102とヒューズブロック100とプラグインワイヤモジュール164とを含んでいる。プラグインワイヤモジュール164は、例えば自動車内の複数のロードのような様々なロードに接続されている複数のワイヤに接続している。複数のワイヤ166はまた、1つ以上の電源ワイヤを含んでいる。
接続ボックス160の構成部品のそれぞれは、プラスチックのような様々な所望の材料からなっていてもよい。ヒューズブロック100は、1つの部材として鋳造されていてもよいし、複数の部材から組み立てられていてもよい。好ましい実施形態において、複数の端子は、上述した複数の部材のうちの1つ内に嵌め込まれている。ヒューズブロック100は、複数対の端子のそれぞれのための1つのヒューズ接続を設けるために協働する複数の端子からなる2つの列を含んだ、配置70を用いるものとして示されている。しかしながら、ヒューズブロック100は、上述したいかなる端子配置でも代わりに用いられることが理解されるべきである。
プラグインモジュール164は、複数のワイヤ166が複数の端子50(図2〜5)における複数の下方へ延びる突起62と速やかに電気接続を行うことを可能にしている。
実施形態におけるモジュール164は、ヒューズブロック152にスナップフィットあるいはボルトで固定される。1つの好ましい実施形態におけるモジュール164は、オペレーターが複数のワイヤ166をモジュール164に容易に接続したり接続を解除したりできるように、取り外し可能である。
実施形態におけるモジュール164は、ヒューズブロック152にスナップフィットあるいはボルトで固定される。1つの好ましい実施形態におけるモジュール164は、オペレーターが複数のワイヤ166をモジュール164に容易に接続したり接続を解除したりできるように、取り外し可能である。
図13は、組み立てられた接続ボックス160を示しており、モジュールがヒューズブロック100の後ろに隠れ、カバーが取り外し可能とされている。図13はまた、複数の端子からなる複数の列168,170,172,174,176,178が、異なる定格を有する複数のヒューズエレメントを含んでいることを示している。これらの定格は、図示されているように、保護部材102上にはっきりとマークされている。他の実施形態において、複数対の列は、異なるヒューズ定格を代わりに有することができる。例えば、複数の列168,170の間の複数のヒューズエレメントのそれぞれが30アンペアに定格されることができ、一方で、複数の列172,174の間の複数のヒューズエレメントが20アンペアに定格されることができ、さらに一方で、複数の列176,178の間の複数のヒューズエレメントが10アンペアに定格されることができる。
複数の端子は、様々な直径を有する別個の複数のヒューズエレメント80と電気的に接続するか、あるいは、様々な幅あるいは重さを有する表面実装型ヒューズエレメント88の複数のトレースに電気的に接続する。もちろん、接続ボックス160のヒューズ定格は、自動車メーカーあるいは本発明の接続ボックスのヒューズブロック100の他のユーザーにとって好都合なように、任意の配列で設けられることができ、かつ、任意の量が設定されることができる。また、複数の端子50a〜50dのための様々な実施形態を混合及びマッチさせることと、雄及び雌交換ヒューズ両方を使用することが可能である。
接続ボックス160は、自動車内の多数の異なる位置に同時に配置されるのに十分単純かつ軽量である。したがって、同一あるいは異なるヒューズ定格の組み合わせを有する多数の接続ボックス160は、それらが電源を供給する複数のロードに近接して配置されることができる。1つ共通電源供給ラインは、各モジュール164に電源を供給する。複数のロードへ延びる多数のワイヤは、現在の大多数の自動車の場合のように1つのマスター接続ボックスから延びる必要がないためにより短くなる。したがって、本発明は、車両内で必要とされているワイヤの長さ及び重さを削減する。これは、コストとショートの可能性とを減らす一方、信頼性と燃料効率とを増やす。
ここに記述された好ましい本実施形態に対する様々な変更及び修正は、当業者にとって明らかであることが理解されるべきである。そのような変更及び修正は、本発明の思想及び範囲から離れることなく、かつ、その意図される利点を減少させることなく、なされることができる。したがって、そのような変更及び修正が、添付された請求の範囲によって保護されるように意図されている。
50a,50b,50c,50d 端子
100 ヒューズブロック
160 接続ボックス
100 ヒューズブロック
160 接続ボックス
Claims (64)
- ヒューズブロックにおいて、
本体と;
前記本体の少なくとも1つの側面に固定されるとともに該側面に露出する複数の端子と;
少なくとも2つの前記複数の端子に接触するヒューズエレメントと;
を含んでいるヒューズブロック。 - 請求項1に記載のヒューズブロックにおいて、
前記本体が、プラスチック部材を含んでいるヒューズブロック。 - 請求項1に記載のヒューズブロックにおいて、
前記ヒューズエレメントが、抵抗ワイヤ、穴付きエレメントあるいは螺旋巻線を含んでいるヒューズブロック。 - 請求項1に記載のヒューズブロックにおいて、
前記ヒューズエレメントが、表面実装型であるヒューズブロック。 - 請求項4に記載のヒューズブロックにおいて、
前記表面実装型ヒューズエレメントが、複数のストランド(strands)を含んでいるヒューズブロック。 - 請求項4に記載のヒューズブロックにおいて、
前記表面実装型ヒューズエレメントが、該ヒューズエレメントを前記複数の端子に電気的に接続するための手段を有する基材上に設けられているヒューズブロック。 - 請求項1に記載のヒューズブロックにおいて、
複数の端子からなる第1の組と複数の端子からなる第2の組とを含み、前記ヒューズエレメントが前記第1及び第2の組からの前記複数の端子のうちの1つに接触しているヒューズブロック。 - 請求項7に記載のヒューズブロックにおいて、
複数の端子からなる第1及び第2の組が、分離した列に配列されているヒューズブロック。 - 請求項7に記載のヒューズブロックにおいて、
前記第1及び第2の組からの前記複数の端子のうちの固有の1つにそれぞれ接触する複数のヒューズエレメントを含んでいるヒューズブロック。 - 請求項9に記載のヒューズブロックにおいて、
少なくとも2つの前記複数のヒューズエレメントが、異なる定格を有しているヒューズブロック。 - 請求項7に記載のヒューズブロックにおいて、
複数の端子からなる前記第1の組からの少なくとも2つの端子が、電気的に接続されているヒューズブロック。 - 請求項7に記載のヒューズブロックにおいて、
複数の端子からなる前記第1の組からの少なくとも2つの端子が、細片上に設けられているヒューズブロック。 - 請求項7に記載のヒューズブロックにおいて、
複数の端子からなる前記第1の組における前記各端子が、電源供給ラインに電気的に接続されているヒューズブロック。 - 請求項1に記載のヒューズブロックにおいて、
複数対で機能する複数の端子からなる複数の組を含み、各対の各組の少なくとも2つの端子が、ヒューズエレメントによって電気的に接続されているヒューズブロック。 - 請求項14に記載のヒューズブロックにおいて、
複数の組の各対における前記複数の組のうちの1つからの少なくとも2つの端子が、電気的に接続されているヒューズブロック。 - 請求項14に記載のヒューズブロックにおいて、
複数の組の各対における前記複数の組のうちの1つからの少なくとも2つの端子が、細片上に設けられているヒューズブロック。 - 請求項14に記載のヒューズブロックにおいて、
複数の組の各対における前記複数の組のうちの1つからの前記各端子が、電源供給ラインに電気的に接続されているヒューズブロック。 - 請求項14に記載のヒューズブロックにおいて、
複数の端子からなる前記複数対の組のそれぞれが、所望のアンペア数定格のために定格されているヒューズブロック。 - 請求項14に記載のヒューズブロックにおいて、
複数の端子からなる隣接する複数対の組が、異なるヒューズアンペア数定格のために定格されているヒューズブロック。 - 請求項1に記載のヒューズブロックにおいて、
複数の端子からなる第1、第2及び第3の組を含み、前記第1、第2及び第3の組からの少なくとも1つの端子が、少なくとも1つのヒューズエレメントによって電気的に接続されているヒューズブロック。 - 請求項20に記載のヒューズブロックにおいて、
複数の端子からなる前記第1、第2及び第3の組が、分離した列に配列されているヒューズブロック。 - 請求項20に記載のヒューズブロックにおいて、
前記第1及び第3の列が、外側の列であるとともに千鳥状に配置されているヒューズブロック。 - 請求項20に記載のヒューズブロックにおいて、
複数の端子からなる前記第1、第2及び第3の組からの少なくとも2つの端子にそれぞれ接触する複数のヒューズエレメントを含んでいるヒューズブロック。 - 請求項20に記載のヒューズブロックにおいて、
複数の端子からなる前記第1、第2及び第3の組のうちの1つからの少なくとも2つの端子が、電気的に接続されているヒューズブロック。 - 請求項20に記載のヒューズブロックにおいて、
複数の端子からなる前記第1、第2及び第3の組のうちの1つからの少なくとも2つの端子が、細片上に設けられているヒューズブロック。 - 請求項20に記載のヒューズブロックにおいて、
複数の端子からなる前記複数の組のうちの1つにおける前記各端子が、電源供給ラインに電気的に接続されているヒューズブロック。 - 請求項20に記載のヒューズブロックにおいて、
複数の端子からなる前記第2の組が、前記他の2つの組の間に配置され、前記第2の組における前記複数の端子が、電源供給ラインに電気的に接続されているヒューズブロック。 - 請求項20に記載のヒューズブロックにおいて、
複数の端子からなる前記第1、第2及び第3の組のうちの1つが、2つの別個の交換ヒューズをそれぞれ受けることが可能な二重端子を含んでいるヒューズブロック。 - 請求項28に記載のヒューズブロックにおいて、
前記二重端子が、2つの別個のヒューズエレメントを受けているヒューズブロック。 - ヒューズブロックを有する接続ボックスにおいて、
本体と;
前記本体の少なくとも1つの側面に固定されるとともに該側面から延びる複数の端子であって、ヒューズエレメントに接触する第1の部分と交換ヒューズの端子を受ける第2の部分とを有する複数の端子と;
を含んでいる接続ボックス。 - 請求項30に記載の接続ボックスにおいて、
前記ヒューズブロックが、複数の接続部材を含んでいる接続ボックス。 - 請求項30に記載の接続ボックスにおいて、
複数のワイヤの一端を保持するモジュールであって、前記ヒューズブロックに係合するとともに前記複数のワイヤと前記複数の端子との間の電気接続をつくるように構成されたモジュールを含んでいる接続ボックス。 - 請求項30に記載の接続ボックスにおいて、
前記第1及び第2の部分が前記本体の一方の側面から延び、前記複数の端子の第3の部分が前記本体の反対側の側面から延びている接続ボックス。 - 請求項30に記載の接続ボックスにおいて、
前記複数の端子が、少なくとも2つの前記複数の端子に接触する第3の部分を含んでいる接続ボックス。 - 請求項30に記載の接続ボックスにおいて、
前記複数の端子の前記第1及び第2の部分の間に取り付けられる保護部材を含んでいる接続ボックス。 - 請求項30に記載の接続ボックスにおいて、
少なくとも1つのヒューズエレメントを覆うとともに、人が前記複数の端子の第2の部分へ交換ヒューズを安全に取り付けることができるようにする保護部材を含んでいる接続ボックス。 - 請求項30に記載の接続ボックスにおいて、
複数の開口部を形成する保護部材を含み、前記複数の開口部が前記複数の端子の周囲に嵌り込むように配置及び配列されている接続ボックス。 - 請求項30に記載の接続ボックスにおいて、
前記保護部材が、前記本体から突出する複数の取付台を受けるように配置及び配列された複数の開口部を形成している接続ボックス。 - 請求項30に記載の接続ボックスにおいて、
前記複数の端子の上に適合するとともに前記本体に係合する保護カバーを含んでいる接続ボックス。 - 請求項30に記載の接続ボックスにおいて、
前記複数の端子が、前記本体内に嵌め込まれている接続ボックス。 - 請求項30に記載の接続ボックスにおいて、
少なくとも2つの前記複数の端子が、前記本体内に嵌め込まれる細片上に設けられている接続ボックス。 - 請求項30に記載の接続ボックスにおいて、
前記第2の部分が、前記交換ヒューズの雄端子を受ける溝を形成している接続ボックス。 - 請求項30に記載の接続ボックスにおいて、
前記第2の部分が、前記交換ヒューズの雌端子を受ける突起を含んでいる接続ボックス。 - 請求項30に記載の接続ボックスにおいて、
前記第1の部分が、前記ヒューズエレメントに電気的に接触する溝を形成している接続ボックス。 - 請求項30に記載の接続ボックスにおいて、
前記第1の部分が、表面実装型ヒューズエレメントに電気的に接触している接続ボックス。 - ヒューズブロックのための端子において、
前記ヒューズブロックから延びるとともにヒューズエレメントに接触する第1の部分と;
前記ヒューズブロックから延びるとともに交換ヒューズの端子を受ける第2の部分と;
を含んでいる端子。 - 請求項46に記載の端子において、
複数の突起を含み、前記第1の部分が前記複数の突起によって形成される第1の溝を含み、前記第2の部分が前記複数の突起によって形成される第2の溝を含んでいる端子。 - 請求項46に記載の端子において、
複数の突起を含み、前記第1の部分が表面実装型ヒューズエレメントに電気的に接触し、前記第2の部分が前記複数の突起によって形成される溝を含んでいる端子。 - 請求項46に記載の端子において、
複数の突起を含み、前記第1の部分が前記複数の突起によって形成される溝を含み、前記第2の部分が前記複数の突起のうちの1つを含んでいる端子。 - 請求項46に記載の端子において、
前記第1の部分が表面実装型ヒューズエレメントに電気的に接触し、前記第2の部分が突起を含んでいる端子。 - 請求項46に記載の端子において、
前記第2の部分が、前記ヒューズブロックの前記側面から前記第1の部分よりもより遠くへ延びている端子。 - 請求項46に記載の端子において、
前記端子が前記ヒューズブロック内にしっかりと嵌め込まれるように補助する開口部を形成している端子。 - 請求項46に記載の端子において、
前記ヒューズブロックから延びるとともに電気リードに接触する第3の部分を含んでいる端子。 - 請求項46に記載の端子において、
前記第1及び第2の部分が前記ヒューズブロックの同じ側面から延びている端子。 - 請求項46に記載の端子において、
他の端子に電気的に接続する第3の部分を含んでいる端子。 - 請求項55に記載の端子において、
前記第3の部分が、前記端子が前記ヒューズブロック内にしっかりと嵌め込まれるように補助する開口部を形成している端子。 - ヒューズ保護を設ける方法において、
本体と、前記本体の少なくとも1つの側面に固定されるとともに該側面に露出する複数の端子と、少なくとも2つの前記複数の端子に接触するヒューズエレメントとを設ける工程と、
前記ヒューズエレメントが開放したときに、交換ヒューズの端子を受けるための複数の端子上の場所を設ける工程と、
を含んでいる方法。 - 請求項57に記載の方法において、
複数の端子からなる第1の組と複数の端子からなる第2の組とを設ける工程を含み、前記ヒューズエレメントが前記第1の組からの第1の端子と前記第2の組からの第2の端子とに接触し、前記第1及び第2の端子が前記交換ヒューズの端子を受けることが可能なように配置及び配列されている方法。 - 請求項58に記載の方法において、
前記第1の組からの端子と前記第2の組からの端子とにそれぞれ接触する複数のヒューズエレメントを設ける工程を含んでいる方法。 - 請求項58に記載の方法において、
複数の交換ヒューズが各組からの固有の端子によって受けられるように、複数の端子からなる前記第1及び第2の組を配置及び配列する工程を含んでいる方法。 - 請求項58に記載の方法において、
前記第1の組における第1の端子を前記第1の組における少なくとも1つの他の端子に電気的に接続する工程を含んでいる方法。 - 請求項58に記載の方法において、
複数の端子からなる第3の組と、前記第1の組からの前記第1の端子と前記第3の組からの第3の端子とに接触する他の交換ヒューズとを設ける工程を含み、前記第1及び第3の組が、前記第1及び第3の端子が他の交換ヒューズを受けることが可能なように配置及び配列されている方法。 - 自動車内に複数のヒューズ接続を設けるための方法において、
自動車内で局在する複数のロードに近接するヒューズ結合された複数の端子を有する複数の接続ボックスを配置する工程と、
前記ヒューズ結合された複数の端子を前記局在する複数のロードに電気的に接続する工程と;
前記ヒューズ結合された複数の端子に電源を供給する工程と;
を含んでいる方法。 - 請求項63に記載の方法において、
複数の接続ボックスが、異なる定格のヒューズ結合を有している方法。
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