JP2007220641A - 多極ヒューズ - Google Patents

多極ヒューズ Download PDF

Info

Publication number
JP2007220641A
JP2007220641A JP2006043221A JP2006043221A JP2007220641A JP 2007220641 A JP2007220641 A JP 2007220641A JP 2006043221 A JP2006043221 A JP 2006043221A JP 2006043221 A JP2006043221 A JP 2006043221A JP 2007220641 A JP2007220641 A JP 2007220641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuse
multipolar
housing
fuse element
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006043221A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4870999B2 (ja
Inventor
Itsuki Murakami
巖 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pacific Engineering Corp
Original Assignee
Pacific Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pacific Engineering Corp filed Critical Pacific Engineering Corp
Priority to JP2006043221A priority Critical patent/JP4870999B2/ja
Publication of JP2007220641A publication Critical patent/JP2007220641A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4870999B2 publication Critical patent/JP4870999B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fuses (AREA)

Abstract

【課題】多極ヒューズを各種電気系装備に柔軟に対応して効率良く安価に製造するとともに小型化する。
【解決手段】所定間隔をおいて並置された一対の導電板12と、前記各導電板12の一端部に形成された端子13と、前記一対の導電板12間に設けられた溶断部14とを有する複数のヒューズ素子11、及び絶縁性を有し、前記複数のヒューズ素子11を前記各端子13が露出した状態で一体に格納するハウジング21を備え、前記ハウジング21内には、前記各ヒューズ素子11を負荷側の回路に対応して自在に配置した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車、トラック等の車両のヘッドランプ、パワーウィンド、ワイパ等の車両機器或いはカーオーディオ、カーナビゲーション、エアーコンディショナ等の電装品などの負荷である電気系装備に取付けられ、これらの電気系装備に対応して多数の端子を備えた多極ヒューズに関するものである。
従来、車両等には負荷である前記電気系装備が回路の短絡事故等によって過電流が生じ、発煙、溶損するのを防止すべく多数のヒューズが設けられており、これらのヒューズはヒューズボックス、リレーブロック、ジャンクションブロック等に一括して格納されている。この種のヒューズは一般には小電流用に薄型に形成されたブレード形ヒューズが用いられており、前記ヒューズボックス等に交換可能に取付けられている。前記ブレード形ヒューズに関しては、例えば、特開2003−317605公報等に開示されている。
図14は従来からのブレード形ヒューズを示し、ヒューズ41は導電性を有する金属板からなるヒューズ素子42と、絶縁性を有し、前記ヒューズ素子42をその端子44を除いて格納するハウジング46とで構成されている。更に、前記ヒューズ素子42は、所定間隔をおいて対向する一対の導電板43と、前記各導電板43の一端部に形成された前記端子44と、前記一対の導電板43間に架設された溶断部45とで構成されている。
このように構成されたヒューズは、溶断部45の板厚、幅等を異ならせることによって5A、10A、15A等各種の容量のものが備えられており、電気系装備の回路に対応して1個のヒューズボックス、ジャンクションブロック等の内部に複数配列されている。前記各種容量のヒューズは、ヒューズの製造メーカーにおいて製造された後、箱詰め、梱包されて電気系装備の組付メーカーやその部品メーカーなどのヒューズの納入先に納入され、そこで各電気系装備に配策する回路に対応した配置でヒューズボックス、ジャンクションブロック等に順次組付けられ、多数の端子を有する多極ヒューズに製造されている。
特開2003−317605公報
しかし、電気系装備の組付メーカー等のヒューズの納入先において、多数のしかも容量の異なるヒューズをヒューズボックス等に予め定められた位置に1個ずつ順次組付けていくのは多大な手間及び時間を要するし、コスト高ともなっていた。更に、電気系装備の組付メーカー毎に、ヒューズを組付機に順次送給するパーツフィーダ等の各種設備を設置する必要もあった。
また、車両内の容積が一定であるため、搭載される電気系装備に許容されるスペースも制約されるところ、各種電気系装備に備わる機能の増加に伴って使用されるヒューズの挿着数も増加している。その結果、ヒューズボックス、ジャンクションブロック等が大型化し、収納スペース上の不具合を生じていた。
なお、予め、電気系装備毎に、導電性を有する1枚の金属板を前記電気系装備に配策する回路に対応して打抜き成形し、多数の溶断部及び端子を形成したマルチタイプのヒューズ装置やヒュージブルリンクユニットが、特開2001−54223公報、特開2004−186005公報等に開示されている。しかし、この種のヒューズ装置等は、導電性の金属板を個々の電気系装備に配策する回路に定められたパターンに従って打抜いて製造されるものであって、当該電気系装備の回路に固有のものである。即ち、ヒューズは溶断部を異ならせることによって容量が異なるのであるが、前記ヒューズ装置等は1枚の導電性の金属板における溶断部の位置が個々の電気系装備に対応して予め設定されている。このため、別の電気系装備用のヒューズ装置を製造する際には、金属板の打抜き成形型を新たに作成するか改造して新規に導電性の金属板を作り直す必要があり、そのために、設計自由度が小さく、各種電気系装備に柔軟に対応して製造することができないものであった。
そこで、本発明は、各種電気系装備に柔軟に対応して効率良く安価に製造できるとともに小型化できる多極ヒューズの提供を課題とするものである。
請求項1の多極ヒューズは、所定間隔をおいて並置された一対の導電板と、前記各導電板の一端部に形成された端子と、前記一対の導電板間に設けられた溶断部とを有するヒューズ素子、及び絶縁性を有し、複数の前記ヒューズ素子を前記各端子が露出した状態で一体に格納するハウジングを備え、前記ハウジングには、前記各ヒューズ素子が負荷側の回路に対応して自在に配置されたものである。
前記ヒューズ素子は導電性を有する金属板等で一体に形成される。前記ハウジングは絶縁性を有する合成樹脂等で形成され、複数のヒューズ素子をその端子が露出した状態で一体に格納する。つまり、一のハウジングに複数のヒューズ素子の溶断部が格納され、前記ハウジングから多数の端子が露出した多極ヒューズとなっている。前記ハウジングによるヒューズ素子の格納は合成樹脂の一体成形によって行なうことができる。また、前記ハウジングを挿入開口を有する箱状に形成し、この挿入開口からヒューズ素子を挿入した後、前記挿入開口を蓋部材等で閉塞して格納してもよい。後者の場合には、使用中に前記ハウジング内のいずれかのヒューズ素子が溶断したとき、該ヒューズ素子のみを個別に交換することができる。
前記ハウジングには、各ヒューズ素子が互いに独立して負荷側即ち電気系装備側の回路に対応して自在に配置される。即ち、製造後のヒューズ素子はそのまま前記ハウジングの所定位置に自在に格納される。これにより、負荷側の回路に対応して各種容量のヒューズを組合わせた多極ヒューズが得られる。また、負荷側の回路に対応して前記ヒューズ素子の格納数を任意に設定することもできる。したがって、ヒューズ素子の配置の設計自由度が大きい。なお、複数のヒューズ素子の容量は基本的には各種混在するが、全て同一であってもよい。
請求項2の多極ヒューズは、請求項1に記載のハウジングに、各種容量のヒューズ素子が負荷側の回路に対応して自在に配置されたものであり、各種容量のヒューズが混在する。
請求項3の多極ヒューズは、複数のヒューズ素子の入力側の端子が互いに電気的に連結されたものである。ここで、前記入力側の端子は全てのヒューズ素子について電気的に連結されていてもよく、区分したヒューズ回路群毎に電気的に連結されていてもよい。これにより、入力側の端子を共通化することができる。
請求項4の多極ヒューズは、請求項3に記載のヒューズ素子の入力側の端子が、区分したヒューズ回路群毎に互いに電気的に連結されている。ここで、区分したヒューズ回路群とは、各種電気系装備などにおいて関連する一連のヒューズ回路群を意味する。
請求項5の多極ヒューズは、請求項3または請求項4に記載のヒューズ素子の入力側の端子が、バスバーを介して互いに電気的に連結されている。具体的には、例えば、バスバーに切欠部を形成し、この切欠部においてヒューズ素子の端子を挟持して連結する構成とすることができる。或いは、バスバーと端子とをビス締めによって連結する構成とすることもできる。
請求項6の多極ヒューズは、一のヒューズ素子を一のハウジングに格納してなるヒューズ単体を一のケースに連鎖状に隣接させて複数収納したものであり、前記ヒューズ素子は請求項1のヒューズ素子と同様の構成となっている。請求項6の多極ヒューズは、即ち、請求項1の多極ヒューズが複数のヒューズ素子を一のハウジングに格納したものであるのに対し、ヒューズ素子が個別にハウジングに格納された従来のブレード形ヒューズと同様のヒューズ単体を一のケースに連鎖状に隣接させて複数収納したものである。ここで、前記ヒューズ単体は、使用中にいずれかが溶断したとき、該ヒューズ単体のみを個別に交換することも可能である。なお、複数のヒューズ単体の容量は基本的には各種混在するが、全て同一であってもよい。
請求項7の多極ヒューズは、請求項6に記載のケースに、各種容量のヒューズ単体が負荷側の回路に対応して自在に配置されたものである。
請求項8の多極ヒューズは、ヒューズ素子の一対の導電板が、平面板で形成され、平面が互いに対向する状態で並置されたものである。
請求項9の多極ヒューズは、ヒューズ素子及びヒューズ単体が、交換可能にハウジングに格納またはケースに収容されている。
請求項10乃至請求項12の多極ヒューズは、ヒューズ素子及びヒューズ単体が、ハウジングまたはケースに、それぞれ、縦並び、横並び、等間隔に配置されている。
請求項1の多極ヒューズは、製造されたヒューズ素子をそのままハウジング内の所定位置に自在に格納するものであるから、ヒューズの製造メーカーにおいて各種容量のヒューズ素子を多様に組合わせたり、ヒューズ素子の格納数を任意に設定することができる。このため、ヒューズ素子の配置の設計自由度が大きく、各種電気系装備に柔軟に対応して多極ヒューズを製造することができる。
また、ヒューズの製造メーカーにおいて、製造した複数のヒューズ素子を直接ハウジングに組付けて1個の多極ヒューズを製造し、これを電気系装備の組付メーカーに納入することにより、電気系装備の組付メーカーにおいては単に前記1個の多極ヒューズを電気系装備内に装着するだけでよい。このため、ヒューズの製造メーカーにおける複数のヒューズの箱詰め、梱包作業、及び納入先の製造メーカーにおける箱からの取出し、組付機までの供給作業を省くことができる。その結果、全体として、多極ヒューズを効率良くかつ安価に製造することができる。
更に、複数のヒューズ素子を一のハウジングに一体に組付けるため、前記ヒューズ素子の実装密度が増し、従来からの、一のヒューズ素子毎に一のハウジングに格納したヒューズ単体を1個ずつヒューズボックス等に収容するものと比較して小型化される。その結果、電気系装備も小型化が可能となり、占有スペースを小さくすることができる。
請求項2の多極ヒューズは、ハウジングに各種容量のヒューズ素子が負荷側の回路に対応して自在に配置されているから、請求項1と同様の効果を奏する。
請求項3の多極ヒューズは、ヒューズ素子の入力側の端子が互いに電気的に連結されているから、入力側の端子が共通化し、ヒューズ回路が簡素化される。
請求項4の多極ヒューズは、ヒューズ素子の入力側の端子が、区分したヒューズ回路群毎に互いに電気的に連結されているから、複数のヒューズ素子を系統的に配列できる。
請求項5の多極ヒューズは、ヒューズ素子の入力側の端子が、バスバーを介して互いに電気的に連結されているから、簡易な構造で端子同士を電気的に連結できる。
請求項6の多極ヒューズは、ヒューズ素子が個別にハウジングに格納されてなるヒューズ単体の複数をそのまま一のケースに連鎖状に隣接させて自在に収納したものであるから、請求項1と同様に、各種容量のヒューズを多様に組合わせたり、ヒューズ単体の収納数を任意に設定することができ、各種電気系装備に柔軟に対応して多極ヒューズを製造することができる。
また、ヒューズの製造メーカーにおける箱詰め、梱包作業、及び納入先の製造メーカーにおける箱からの取出し、組付機までの供給作業を省くことができるため、全体として、多極ヒューズを効率良くかつ安価に製造することができる。
更に、複数のヒューズ単体を一のケースに連鎖状に隣接させて収納することにより、単に複数のヒューズ単体をヒューズボックス等の内部に個別に配列したものに比べて、連鎖状に隣接させることによって密に収納される分、全体容積が小さくなる。その結果、電気系装備も小型化が可能となり、占有スペースを小さくすることができる。
請求項7の多極ヒューズは、ケース内に各種容量のヒューズ単体が負荷側の回路に対応して自在に配置されているから、請求項6と同様の効果を奏する。
請求項8の多極ヒューズは、特に、ヒューズ素子の導電板が、平面板で形成され、平面が互いに対向する状態で並置されているから、一対の導電板の間隔を小さくすることができ、一層小型化できる。
請求項9の多極ヒューズは、使用中に溶断したとき、該溶断したヒューズ素子またはヒューズ単体のみを交換すればよい。
請求項10乃至請求項12の多極ヒューズは、ヒューズ素子またはヒューズ単体をハウジングまたはケースに見栄えよく配置することができる。
〈第1実施形態〉
以下、本発明の第1実施形態の多極ヒューズを図1乃至図6に基づいて説明する。ここで、図1は本発明の第1実施形態の多極ヒューズの斜視図を示し、図2(a)はその多極ヒューズの平面図、同(b)は正面図、図3(a)は図1のヒューズ素子の平面図、同(b)は正面図、同(c)は側面図である。
図1乃至図3において、多極ヒューズ1は導電性を有する複数のヒューズ素子11をそれぞれの端子13を除いて絶縁性を有するハウジング21の内部に配列して一体に格納したものである。この多極ヒューズ1は多数の端子13が1個の前記ハウジング21の底面から外部に垂直方向に露出して多極が形成されたヒューズであり、ヒューズボックス、ジャンクションブロックなどと同様に、車両のヘッドランプ、ワイパ等の機器、カーオーディオ、エアーコンディショナ等の電装品などの電気系装備に配策される回路に装着される。なお、図1及び図2においては、前記ヒューズ素子11はハウジング21内に縦横に整列して、11個×3列=33個格納されている。
前記ヒューズ素子11は1枚の導電性を有する金属板を打抜き成形してなり、図3に示すように、所定間隔をおいて並置された一対の細板状の導電板12と、前記各導電板12の一端部に形成された端子13と、前記一対の導電板12間に架設された溶断部14とで構成されている。
前記ヒューズ素子11は、長尺の亜鉛合金製の導電性板材の中央部を長手方向に沿って一定幅に切削して薄肉部を形成し、次いで、前記長尺の導電性板材を移送しながらプレス成形によって順次ヒューズ素子11となる部分を打抜いた後、境界部分を切断して単体となし、端子13の先端部にテーパ部13aを形成して、1個ずつ連続的に製造される。前記ヒューズ素子11はこのように形成され、全体が1つの平面内に形成されている。なお、前記端子13のテーパ部13aは被装着部への挿入を容易ならしめるものである。
前記ヒューズ素子11を構成する溶断部14は、打抜きによって略S字状或いは略逆U字状に形成され、所定間隔をおいて並置された前記一対の導電板12間に一体に架設されている。前記溶断部14は前述のように薄肉に切削され、各種の板厚に形成されており、これにより、ヒューズ素子11は5A、10A、15A等溶断時の電流値即ち容量が設定される。なお、前記一対の導電板12にはそれぞれ2箇所に貫通孔15が設けられており、この貫通孔15はハウジング21の一部が入り込むことによってヒューズ素子11がハウジング21内でずれないよう安定保持するものである。
前記ハウジング21は、絶縁性を有する合成樹脂等で形成されており、前記ヒューズ素子11における端子13を除く部分、即ち、導電板12の一部及び溶断部14を内部に格納し、前記ヒューズ素子11を所定位置に保持するとともに外部から保護している。なお、図2の一部破断図において、前記ハウジング21の切断面を示す平行斜線の記載は省略してある。以下の一部破断図等において同じである。
次に、前述のようにして形成された複数のヒューズ素子11を一個のハウジング21に格納して多極ヒューズ1を形成するには以下のようにして行なうことができる。
図4に示すように、ハウジング21は、直方体状に形成されて図4における上部側が開口したハウジング本体22と、前記ハウジング本体22の上部側の開口を閉塞する蓋体23とで構成されている。前記ハウジング本体22は取付けられるヒューズ素子11に対応して内部に複数の保持孔22aが一体に形成されている。この保持孔22aは前記ヒューズ素子11の導電板12の板厚より僅かに小さい溝幅を有する凹部溝形状に形成されていて前記ヒューズ素子11の導電板12が強制的に圧入されると、これを弾性的に挟持するようになっている。
一方、前記蓋体23は略平板状に形成され、前記ハウジング本体22の保持孔22aと対向する位置に前記ヒューズ素子11の端子13が挿通するスリット状の挿通孔23aが形成されている。更に、前記蓋体23の挿通孔23aにおけるハウジング本体22と対向する側には前記ヒューズ素子11の端子13の挿入を案内するため、挿入間口をテーパ面によって広くしたガイド部23bが形成されている。そして、図示しないが、前記ハウジング本体22及び蓋体23の各周縁部には両者をかしめ、嵌合、接着或いは溶着等の手段によって一体化する構造となっている。
そこで、ハウジング21にヒューズ素子11を格納するには、まず、各容量のヒューズ素子11を前記ハウジング本体22に供給し、次いで、前記ハウジング本体22において予め容量について指定された保持孔22aに順次圧入して挿着する。ここで、ハウジング本体22へのヒューズ素子11の供給はホッパー或いは保管容器等からパーツフィーダ等の搬送装置によって順次行なうことができる。前記ヒューズ素子11を挿着した後は、前記ヒューズ素子11の端子13がハウジング本体22の上部の開口から外部に突出する。次に、全てのヒューズ素子11の挿着が完了したら、前記ヒューズ素子11の端子13を蓋体23のガイド部23bを案内として挿通孔23a内に挿通させつつ、蓋体23をハウジング本体22の上部の開口に取付ける。この状態ではヒューズ素子11の端子13は蓋体23から外部に垂直方向に突出する。そこで、ハウジング本体22の上部の開口の周縁部と蓋体23の周縁部とをかしめ、嵌合、接着或いは溶着等の手段によって接合し、一体化する。これにより、ハウジング21内に複数のヒューズ素子11が整列して格納された多極ヒューズ1が完成する。
なお、前記多極ヒューズ1では、ハウジング本体22と蓋体23とに2分割したハウジング21にヒューズ素子11を格納するものを示したが、ヒューズ素子11とハウジング21とを樹脂のインサート成形により一体に形成することもできる。即ち、図示しないが、樹脂成形のキャビティ型にヒューズ素子11の端子13が挿入、保持される保持凹部を複数設け、電気系装備に配策する回路に従って所定の前記保持凹部に対応する容量のヒューズ素子11の端子13を挿着する。キャビティの保持凹部へのヒューズ素子11の供給は、前述の2分割のハウジング21の場合と同様に、ホッパー或いは保管容器等からパーツフィーダ等の搬送装置によって順次行なうことができる。そして、キャビティ型の全ての保持凹部にヒューズ素子11の端子13が挿着されたら、樹脂成形のコア型を前進させて型締めし、ゲートから樹脂を注入して型内に充填する。硬化後、型を開けば、ヒューズ素子11の端子13を除いた部分がハウジング21内に一体に埋設された多極ヒューズ1が完成する。
以上、2種類の製造方法を説明したが、これらの製造方法に限定されるものではない。なお、前者のハウジング本体22と蓋体23との一体化による場合は、前記蓋体23を取外して該当するヒューズ素子11のみを交換することができる。一方、後者のインサート成形による場合は、複数のヒューズ素子11をハウジング21内に安定して保持できる。
ここで、通常、容量の異なるヒューズ素子11は互いに薄肉にした溶断部14の厚さが僅かに異なるのみで導電板12及び端子13の外郭形状は異ならないから、容量が互いに異なっていても前記ハウジング本体22の保持孔22a及び樹脂成形のキャビティ型の保持凹部に共通してヒューズ素子11を挿着することができる。したがって、ヒューズ素子11の配置が電気系装備に配策される回路毎に異なっていても前記ハウジング本体22及び前記樹脂成形のキャビティ型は負荷側の回路毎に製作する必要はなく共通に使用でき、汎用性を有する。
ところで、各ヒューズ素子11の配列は、図1及び図2においては、ヒューズ素子11は全て横に並置する状態で一定方向に等間隔で配設されているが、これに限られるものではなく、縦並び、或いは、斜めに並置してもよく、或いは、配置向きが混在していてもよい。また、ハウジング21内へのヒューズ素子11の格納数も任意に設定することができる。
このようにして製造された多極ヒューズ1は、電気系装備の組付メーカーにおいては、負荷側にワンタッチで装着することができる。
ここで、前記多極ヒューズ1はランプ類、ワイパ類等の各電気系装備に配策する回路の複数を単位として1個のハウジング21に多数のヒューズ素子11を格納した比較的大規模のものであるが、前記各電気系装備を単位として1個のハウジング21に数個程度のヒューズ素子11を格納する小規模のものとすることもできる。
図5の多極ヒューズ1は小規模の例を示すものであり、ハウジング21内には3個のヒューズ素子11が横並びに格納されている。各ヒューズ素子11の容量は互いに異なっていてもよく、全て同一であってもよい。このような小規模の多極ヒューズ1は更に別の小規模の多極ヒューズとともに1個のボックス等に一体に収納されることにより、図1及び図2に示すような比較的大規模の多極ヒューズ1とすることができる。このように小規模の多極ヒューズ1を単位としてこの複数を1個のボックス等に収納する場合は、小規模の多極ヒューズ1を各電気系装備毎に装着するために、全体として装着頻度は増すが、複数の小規模の多極ヒューズ1を適宜組合わせることにより多種多様な中、大規模の多極ヒューズ1に任意に対応してこれを製造することができ、中、大規模の多極ヒューズ1の設計自由度が増す。
ところで、上記各実施形態の多極ヒューズ1のヒューズ素子11は、1枚の導電性を有する金属板を打抜き成形し、これをハウジング21内において平面状に3個並置したものを示しているが、図6に示すように、細幅平板状の導電性を有する金属板を略U字状に屈曲加工し、両側に形成された一対の導電板12を平面が対向する状態に並置したものとすることもできる。このヒューズ素子11は略U字状に屈曲させた両側の一対の導電板12の各先端側に端子13が形成され、略U字状の屈曲部分の頂部における幅寸法を小さくして溶断部14を形成している。前記ヒューズ素子11は一対の導電板12の間隔を小さくして幅寸法を短縮することにより、更に小型化できる。
このように形成されたヒューズ素子11はハウジング21内に間隔をおいて縦向きに3個並置した状態で格納される。これによって形成された多極ヒューズ1は3個のヒューズ素子11を縦向きに並置しているので、図5に示した多極ヒューズ1が扁平な形状に形成されているのに対し、全長が短かく幅が大きい形状となっている。図5及び図6に示した多極ヒューズ1は外形状がこのように相違するので、装着されるスペースの状況により適宜選択して使用するとよい。ここで、図6に示した多極ヒューズ1は請求項8の態様に相当する。
なお、このように多数のヒューズ素子11が1個のハウジング21に格納されてなる多極ヒューズ1において、いずれかのヒューズ素子11が過電流によって溶断したときは、多極ヒューズ1の全体が交換される。但し、溶断の頻度がある程度高い場合には、溶断し易い少数のヒューズ素子11を集めて別途に1個のハウジング21に格納した多極ヒューズ1を設けてもよい。また、溶断したヒューズ素子11のみを交換できるようにすることも可能である。
次に、前記多極ヒューズ1の作用を説明する。
前記多極ヒューズ1は製造後のヒューズ素子11をそのまま用いてハウジング21内の所定位置に自在に格納されるから、各種容量のヒューズ素子11を多様に組合わせることができ、また、ヒューズ素子11の格納数を任意に設定することができ、ヒューズ素子11の配置の設計自由度が大きい。このため、各種電気系装備に柔軟に対応して多極ヒューズ1を製造できる。
また、多数の導電性を有するヒューズ素子11は1個のハウジング21内に格納されるから、多極ヒューズ1を小型化できる。このため、各種電気系装備の占めるスペースも縮小できる。
更に、ヒューズの製造メーカーにおいて、1個のハウジング21にヒューズの半完成品であるヒューズ素子11を複数組付けるのであるから、前記ヒューズ素子11を製造後、これをパーツフィーダ、コンベア等を介して直接ハウジング21まで搬送、供給してハウジング21に組付けることができる。したがって、従来のような、1個のヒューズ素子11を1個のハウジングに格納してなるヒューズ単体を単位として梱包していた作業が不要となり、梱包容器も不要となってコストも低減する。
そして、納入先の電気系装備の組付メーカーにおいては、ヒューズの製造メーカーで製造された多極ヒューズ1を単に電気系装備にワンタッチで取付けるだけでよく、ヒューズボックス、ジャンクションブロック等にヒューズ単体を順次挿着して組付ける作業が不要となる。
〈第二実施形態〉
次に、本発明の第二実施形態の多極ヒューズを図7乃至図9に基づいて説明する。ここで、図7は第二実施形態の多極ヒューズを示し、図8は第二実施形態の多極ヒューズの回路図、図9は第二実施形態の別の多極ヒューズを示す。なお、この第二実施形態は請求項3乃至請求項5の態様に相当する。
図7において、多極ヒューズ2は1個のハウジング21内に第一実施形態の多極ヒューズ1と同様のヒューズ素子11が縦向きに等間隔で計13個並置して格納されている。更に、各ヒューズ素子11は所定個数毎に隣合う入力側の端子13同士をバスバー31によって連結され、電気的に接続されている。図7においては、左側端部から順に3個、3個、1個、6個単位で隣合うヒューズ素子11同士が連結されている。即ち、第二実施形態の多極ヒューズ2は、第一実施形態と比較して、ヒューズ素子11が横向きでなく、縦向きに配列されている点、前記ヒューズ素子11の入力側の端子13が所定個数毎にバスバー31によって連結されている点において相違する。
ここで、前記バスバー31は銅合金からなる細長平板状に形成され、一側の長辺にはヒューズ素子11に対応する位置に略Ω状に切欠してなる挟持部32と、前記挟持部32間に略逆U字状に切欠してなる切欠部33とが等間隔で形成されている。前記バスバー31の挟持部32の先端部は円弧状に形成された一対の対向する押圧部32aが形成されており、この一対の押圧部32aの隙間は前記ヒューズ素子11の端子13の板厚より僅かに小さい間隔に形成され、その内部に端子13が圧入されると、前記押圧部32aが弾性的に側方の切欠部33側に拡張して該端子13の挟持部32内への進入を許容し、その後、前記一対の押圧部32aが端子13の両面を弾性的に押圧して挟持するようになっている。これにより、ヒューズ素子11の入力側の端子13はバスバー31と接続し、前記バスバー31を介して所定個数のヒューズ素子11を単位として隣合う該ヒューズ素子11の入力側の端子13同士が電気的に接続される。
この第二実施形態の多極ヒューズ2は、多数の、図7においては13個のヒューズ素子11を複数に区分し、区分毎に1〜数個単位で前記ヒューズ素子11の入力側の端子13をバスバー31によって電気的に接続しており、その区分は電気系装備毎或いはその他の関連する分類毎に任意に設定される。この区分内においては、複数のヒューズ素子11は入力側の端子13は一つに共通化され、出力側の端子が分岐した構成となる。これを回路図で示せば、図8(a)のようになる。なお、図9は別の区分けによる多極ヒューズ2を示し、これを回路図で示せば、図8(b)のようになる。
このように、第二実施形態の多極ヒューズ2は多数のヒューズ素子11が複数に区分され、バスバー31の連結によって区分内の複数のヒューズ素子11の入力側の端子13が一つに共通化されるので、ヒューズ回路が簡潔になるとともに、多数のヒューズ素子11が系統的に把握され易くなる。
なお、図7及び図9に示した実施形態では、ヒューズ素子11の入力側の端子13はバスバー31の挟持部32に挟持されることによって電気的に接続されるものとなっているが、これに限られるものではなく、例えば、端子13とバスバー31とをビスによって連結することもできる。また、バスバー31の形状も細長平板状に限られない。
〈第三実施形態〉
次に、本発明の第三実施形態の多極ヒューズを図10に基づいて説明する。なお、この図10の第三実施形態は請求項6及び請求項7の態様に相当する。
図10において、多極ヒューズ3は1個のヒューズ素子11を1個のハウジング21内に格納してなるヒューズ単体4を複数個、図10では3個連鎖状に横並びに配置して、1個のケース34に収納したものである。前記ヒューズ単体4は従来のブレード形ヒューズであるヒューズ41と同様のものである。
前記ケース34は合成樹脂で形成され、上面に挿入開口35を有する矩形箱状をなし、内部に3個のヒューズ単体4のハウジング21が緊密に収納されるようになっているとともに、底面36にヒューズ単体4の端子13が挿通する端子孔37が設けられている。前記ケース34は対向する側壁の間隔が底面に接近する程狭く形成され、前記ケース34の内部空間の下方における幅は前記ヒューズ単体4のハウジング21の幅より僅かに小さく形成されており、上部の挿入開口35から前記ヒューズ単体4を強制的に押込むことにより、前記ケース34内に弾性的に挟持され、安定して保持されるようになっている。したがって、前記3個のヒューズ単体4を単にケース34の挿入開口から挿入するだけの操作で簡単に多極ヒューズ3を製造することができる。なお、前記ケース34には3個のヒューズ単体4が収納されているが、この個数に限られないことは当然である。
この多極ヒューズ3の場合は、ヒューズ素子11を個々にハウジング21に格納し、更にケース34内に収容しているため、ハウジング21の個数が多い分、上記第一実施形態の多極ヒューズ1、第二実施形態の多極ヒューズ2と比較して大きくなるが、複数のヒューズ単体4をケース34内に連鎖状に緊密に収納しているので、従来のヒューズ41を単に1個ずつヒューズボックス等に収納したものと比較して小型となっている。また、従来のブレード形ヒューズと同様のヒューズ単体4をそのまま利用して多極ヒューズ3を形成することができる。
なお、いずれかのヒューズ単体4が過電流によって溶断したときは、該ヒューズ単体4のみを交換すればよい。
次に、第三実施形態の別の多極ヒューズ3を図11及び図12に示す。
図11に示す多極ヒューズ3は図12に示すヒューズ単体4を1個のケース34に3個縦並びで連鎖状に配置して収納したものである。ここで、前記ヒューズ単体4を構成するヒューズ素子11は図6に示した多極ヒューズ1のヒューズ素子11と同様のものである。また、前記ケース34は図10のケース34と同様に、上面に挿入開口35を有し、底部からはヒューズ単体4の端子13が突出している。なお、ヒューズ単体4の頂部には窓部39が設けられている。
ここで、前記ケース34は二方の側面38に細板状の嵌合凸部38aが前記側面38に沿って上下方向に設けられているとともに、これらの二方の側面38のそれぞれ反対側の側面38における前記嵌合凸部38aとの反対位置に細溝状の嵌合凹部38bが前記壁面38に沿って上下方向に形成されている。この嵌合凸部38a及び嵌合凹部38bにより、複数の小規模の多極ヒューズ3同士を1個のボックス等に連鎖状に収納するとき、隣合う小規模の多極ヒューズ3はその嵌合凸部38aと嵌合凹部38bとが互いに嵌合して位置決めされ、1個のボックス等の内部で前記小規模の多極ヒューズ3同士が互いにずれるのが防止され、より安定して保持される。なお、これらの嵌合凸部38a及び嵌合凹部38bは図10に示したケース34についても同様に設けてもよく、また、第一実施形態の少数個のヒューズ素子11を格納してなる多極ヒューズ1などについても同様に設けてもよい。
この多極ヒューズ3は3個のヒューズ単体4を縦向きに並置しているので、図10に示した多極ヒューズ3が扁平な形状に形成されているのに対し、全長が短かく幅が大きい形態となっている。両者は外形状がこのように相違するので、装着されるスペースの状況により適宜選択して使用するとよい。
なお、図示しないが、前記ケース34は上面が開口するとともに底面に端子13の挿通孔を有した箱状のケース本体と、前記ケース本体の上面の開口を閉塞する蓋体とで形成し、前記ケース本体と蓋体とを薄肉のヒンジ部によって開閉自在に連結したものとすることもできる。このケースの場合は、前記ケース本体内に複数のヒューズ単体4を連鎖状に並置した後、前記蓋体を閉じて端部同士を係合、溶着等の手段により接合して収納することができる。
ところで、上記各実施形態のヒューズ素子11はその端子13がハウジング21の底面から外部に垂直方向に突出して負荷側の雌端子部にそのまま挿入されるものを示しているが、本発明は、図13に示すように、端子13が導電板12の端部側において互いに反対方向に直角に屈曲形成され、回路基板51上に半田52がリフローされることによって実装される形態のヒューズにおけるヒューズ素子11の場合においても同様にして適用することができる。即ち、図13に示すヒューズ素子11の複数を1個のハウジング内に格納して多極ヒューズを形成したり、1個のヒューズ素子11を1個のハウジング内に格納してなるヒューズ単体の複数を1個のケース内に収容して多極ヒューズを形成することができる。
また、上記各実施形態のハウジング21またはケース34は、透明体または半透明体で形成し、或いは、窓部を形成すれば、内部のヒューズ素子11またはヒューズ単体4の収納数、配置状態を外部から確認することができる。
更に、上記各実施形態の多極ヒューズは、車両関係の電気系装備に配策する回路に適用したものを示しているが、本発明を実施する場合には、これに限られるものではなく、家電製品等の負荷に配策する回路にも同様に適用できる。
本発明の第一実施形態の多極ヒューズを示す斜視図である。 図1の多極ヒューズを示し、(a)は一部破断平面図、(b)は一部破断正面図である。 図2のヒューズ素子を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 図1の多極ヒューズを製造する方法を示す一部破断正面図である。 本発明の第一実施形態の別の多極ヒューズを示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。 本発明の第一実施形態の更に別の多極ヒューズを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 本発明の第二実施形態の多極ヒューズを示し、(a)は一部破断平面図、(b)は一部破断正面図、(c)は一部破断側面図である。 本発明の第二実施形態の多極ヒューズの回路図を示し、(a)は図7の多極ヒューズの回路図、(b)は図9の多極ヒューズの回路図を示す。 本発明の第二実施形態における別の多極ヒューズの一部破断平面図である。 本発明の第三実施形態の多極ヒューズを示し、(a)平面図、(b)は(a)のA−A切断線による断面図である。 本発明の第三実施形態の別の多極ヒューズを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は一部破断側面図である。 図11のヒューズ単体を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 図3と別のヒューズ素子を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 従来のブレード形ヒューズを示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
符号の説明
1、2、3 多極ヒューズ
4 ヒューズ単体
11 ヒューズ素子
12 導電板
13 端子
14 溶断部
21 ハウジング
31 バスバー
34 ケース

Claims (12)

  1. 所定間隔をおいて並置された一対の導電板と、前記各導電板の一端部に形成された端子と、前記一対の導電板間に設けられた溶断部とを有するヒューズ素子と、
    絶縁性を有し、複数の前記ヒューズ素子を前記各端子が露出した状態で一体に格納するハウジングとを備え、
    前記ハウジングには、前記各ヒューズ素子が負荷側の回路に対応して自在に配置されたことを特徴とする多極ヒューズ。
  2. 前記ハウジングには、各種容量のヒューズ素子が負荷側の回路に対応して自在に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の多極ヒューズ。
  3. 前記ヒューズ素子の入力側の端子は、互いに電気的に連結されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の多極ヒューズ。
  4. 前記ヒューズ素子の入力側の端子は、区分したヒューズ回路群毎に互いに電気的に連結されていることを特徴とする請求項3に記載の多極ヒューズ。
  5. 前記ヒューズ素子の入力側の端子は、バスバーを介して互いに電気的に連結されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の多極ヒューズ。
  6. 所定間隔をおいて並置された一対の導電板と、前記各導電板の一端部に形成された端子と、前記一対の導電板間に設けられた溶断部とを有するヒューズ素子、及び、絶縁性を有し、前記ヒューズ素子を前記端子が露出した状態で格納するハウジングを備えたヒューズ単体と、
    複数の前記ヒューズ単体を連鎖状に隣接させて一体に収納するケースと
    を具備し、
    前記ケースには、前記各ヒューズ単体が負荷側の回路に対応して自在に配置されたことを特徴とする多極ヒューズ。
  7. 前記ケースには、各種容量のヒューズ単体が負荷側の回路に対応して自在に配置されたことを特徴とする請求項6に記載の多極ヒューズ。
  8. 前記ヒューズ素子の一対の導電板は、平面板で形成され、平面が互いに対向する状態で並置されたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の多極ヒューズ。
  9. 前記ヒューズ素子及びヒューズ単体は、交換可能にハウジングに格納またはケースに収容されていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の多極ヒューズ。
  10. 前記ヒューズ素子及びヒューズ単体は、ハウジングまたはケースに縦並びに配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の多極ヒューズ。
  11. 前記ヒューズ素子及びヒューズ単体は、ハウジングまたはケースに横並びに配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の多極ヒューズ。
  12. 前記ヒューズ素子及びヒューズ単体は、ハウジングまたはケースに等間隔に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の多極ヒューズ。
JP2006043221A 2006-02-20 2006-02-20 多極ヒューズ Active JP4870999B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006043221A JP4870999B2 (ja) 2006-02-20 2006-02-20 多極ヒューズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006043221A JP4870999B2 (ja) 2006-02-20 2006-02-20 多極ヒューズ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007220641A true JP2007220641A (ja) 2007-08-30
JP4870999B2 JP4870999B2 (ja) 2012-02-08

Family

ID=38497660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006043221A Active JP4870999B2 (ja) 2006-02-20 2006-02-20 多極ヒューズ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4870999B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021145219A1 (ja) * 2020-01-14 2021-07-22 住友電装株式会社 基板構造体

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6441177A (en) * 1987-08-07 1989-02-13 Nec Corp Electrical part terminal for printed circuit board
JPH09282999A (ja) * 1996-04-17 1997-10-31 Sumitomo Wiring Syst Ltd ヒューズ素子とその製造方法及びヒューズ装置
JP2002175755A (ja) * 2000-12-06 2002-06-21 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk ヒューズ装置
JP2002190246A (ja) * 2000-12-21 2002-07-05 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk ヒューズ及びヒューズ回路
JP2002209322A (ja) * 2001-01-11 2002-07-26 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk ヒューズモジュール
JP2005519453A (ja) * 2002-03-04 2005-06-30 リッテルフューズ,インコーポレイティド マルチエレメントヒューズアレイ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6441177A (en) * 1987-08-07 1989-02-13 Nec Corp Electrical part terminal for printed circuit board
JPH09282999A (ja) * 1996-04-17 1997-10-31 Sumitomo Wiring Syst Ltd ヒューズ素子とその製造方法及びヒューズ装置
JP2002175755A (ja) * 2000-12-06 2002-06-21 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk ヒューズ装置
JP2002190246A (ja) * 2000-12-21 2002-07-05 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk ヒューズ及びヒューズ回路
JP2002209322A (ja) * 2001-01-11 2002-07-26 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk ヒューズモジュール
JP2005519453A (ja) * 2002-03-04 2005-06-30 リッテルフューズ,インコーポレイティド マルチエレメントヒューズアレイ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021145219A1 (ja) * 2020-01-14 2021-07-22 住友電装株式会社 基板構造体

Also Published As

Publication number Publication date
JP4870999B2 (ja) 2012-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4917927B2 (ja) 車両用多連型ヒューズ装置
JP6265865B2 (ja) 電子部品
JP6374416B2 (ja) 電子部品ユニット、及び電気接続箱
CN111164795A (zh) 电池模块
US9589756B2 (en) Fusible link mounting structure and electrical junction box
CN112956068B (zh) 电池模块
WO2012144569A1 (ja) ヒューズ
JP2015208124A (ja) インサートバスバープレート及びその製造方法
US20130120101A1 (en) Fuse block device
US6511331B2 (en) Electrical junction box for a vehicle
EP2867914B1 (en) Fuse apparatus and manufacturing method thereof
JP4870999B2 (ja) 多極ヒューズ
JP6836380B2 (ja) 電気接続箱、及び、ワイヤハーネス
JP2016149466A (ja) バスバープレート、電子部品ユニット及びワイヤハーネス
JP2011259609A (ja) 電気接続箱
JP5800229B2 (ja) 多極型ヒューズ装置
US20160285244A1 (en) Electronic component unit and electric connection box
JP5965763B2 (ja) 電気接続箱
KR20110107169A (ko) 멀티퓨즈
JP2022190602A (ja) 電気接続箱
JP2004328959A (ja) 自動車用リレーボックス
JP7019237B2 (ja) 電子部品ユニット
JP2002051432A (ja) ヒューズ機能付バスバー及びバスバー回路基板
JP6969907B2 (ja) 電気接続箱、及び、ワイヤハーネス
JP2005185036A (ja) バスバー構造とそれを備えた電気接続箱及びバスバーの形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4870999

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3