JP3042373B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP3042373B2
JP3042373B2 JP7160759A JP16075995A JP3042373B2 JP 3042373 B2 JP3042373 B2 JP 3042373B2 JP 7160759 A JP7160759 A JP 7160759A JP 16075995 A JP16075995 A JP 16075995A JP 3042373 B2 JP3042373 B2 JP 3042373B2
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竜治 中西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ワイヤハーネ
スに用いる電気接続箱に関し、特に、各種電装品に対す
る分岐回路を集中的に高密度で配置するジャンクジョン
ボックス等の電気接続箱において、自動車の車種の相違
により、選択回路が相違する場合に、簡単に対応する分
岐回路を構成することが出来るようにするものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用ワイヤハーネスにおいて、分岐
回路を形成するためワイヤハーネスの電線にスプライス
接続して支線を分岐させていく場合、ワイヤハーネス径
が肥大すると共に、スプライス接続は手数およびコスト
がかかる欠点があり、そのため、分岐回路を集中的にま
とめたジャンクジョンボックス等の電気接続箱が用いら
れている。
【0003】上記電気接続箱では、必要とする分岐回路
に対応して、バスバー等の内部配線材の形状および該内
部配線材と外部回路との接続態様を変更させている。よ
って、例えば、車種の相違により、選択回路が異なる毎
に、バスバー等の内部配線材および電気接続箱のケース
を新規に設計して、形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記バ
スバーおよびケースを新たに形成する場合、それぞれ成
形用金型を必要とし、非常にコスト高になる欠点があ
る。上記バスバーに代えて、内部回路を単芯線と該単芯
線に圧接する圧接端子とで構成する場合もあるが、この
場合も、回路変更に対応して、その都度、新規に設計し
なければならならず、ケースは新たに成形用金型で形成
する必要があると共に、回路に対応した布線用金型も必
要となる。
【0005】また、内部配線材とバスバーの他に、PC
B(プリント・サーキット・ボード)やFPC(フレキ
シブル・プリンテッド・サーキット)等があるが、いず
れの場合も、電気接続箱内で同一層に交差させて配置し
た場合にはショートが発生しやすい問題があるため、同
一層での回路の取り回しに限界があり、多層の配索とな
らざるをえず、電気接続箱の内部構成が複雑になると共
に大型化する欠点がある。さらに、大電流回路が必要な
場合、PCBおよびFPCの導体を厚くする必要があ
り、その場合、刃型を用いたダイスタッピング法により
製造しなけらばならず、作業手数がかかる問題がある。
【0006】このように、従来、自動車の車種により選
択回路が変更する毎に、電気接続箱の内部分岐回路を変
更しなければならず、新たな回路設計が必要で、かつ、
電気接続箱の上下ケース、内部回路を構成するバスバー
等の配線材の製造に必要な金型の設計、製造も行う必要
があり、開発期間の長期化、経費の増大が生じる問題が
あった。特に、少量生産の車種についてはコスト高にな
る欠点があった。
【0007】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、自動車の車種により選択回路が変更しても、電気
接続箱のケースおよび内部回路を変更する必要がなく、
所要のコネクタを選択して電気接続箱に取り付けるだけ
で対応できるようにした電気接続箱を提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、自動車用の電気接続箱のケース内部に、
複数の車種間で共用となる共通回路と、各車種毎に必要
な専用回路を全て構成するバスバーからなる選択回路と
を前以て収容しており、上記選択回路の一部に非連続部
を設け、該非連続部の両端にオスタブを屈折して立設す
る一方、これらオスタブと対向する位置のケース外壁に
使用回路選択用のコネクタ収容部を設け、該コネクタ収
容部の底面の両側から、上記非連続部の両端に立設した
オスタブを一定間隔をあけてそれぞれ突設し、電線の両
端に接続した雌端子を端子収容室内に収容している使用
回路選択用コネクタを上記コネクタ収容部に嵌合し、該
コネクタ収容部の両側に突設している上記オスタブに上
記電線両端の雌端子を接続し、所要の選択回路は、上記
バスバーの非連続部を上記電線で連続させる構成として
いる電気接続箱を提供している。
【0009】上記使用回路選択用コネクタは、複数の端
子収容室を一列もうけた2つの第一、第二コネクタから
なり、上記電線の両端の雌端子を第一、第二コネクタに
挿入係止した構成とし、上記第一コネクタ内の雌端子を
上記コネクタ収容室の一側のオスタブに、第二コネクタ
内の雌端子を他側のオスタブに嵌合接続している。ある
いは、上記使用回路選択用コネクタは、多数の端子収容
室を二列並列に設けた1つのコネクタからなり、電線の
両端の雌端子を異なる列の端子収容室に挿入係止した構
成とし、一方の列の端子収容室内の雌端子上記コネクタ
収容室の一側のオスタブを、他方の列の端子収容室内の
雌端子を他側のオスタブと嵌合接続している。上記使用
回路選択用コネクタでは、上記両端の雌端子を接続する
電線を平行あるいはクロス配線している。さらに、上記
電線による非連続部の接続に代えてバスバーを用いても
よい。即ち、両端に雌端子部を一体的に設けたバスバー
を複数枚用意し、これらバスバーの両端の雌端子部を、
上記コネクタ収容部の両側に突設している上記オスタブ
に接続し、所要の選択回路は、上記非連続部としたバス
バーの間を上記両端に雌端子部を設けたバスバーで連続
させる構成としている。
【0010】また、上記共通回路にも、その一部に非連
続部を設け、該非連続部の両端に端子を設ける一方、こ
れら端子と対向する位置のケース外壁に共通回路接続用
のコネクタ収容部を設け、上記非連続部の両端の端子と
接続する端子を備えている電線あるいはバスバーを収容
した共通回路接続用コネクタを上記コネクタ収容部に嵌
合し、共通回路を接続させる構成としてもよい。
【0011】上記使用回路選択用のコネクタ収容部を複
数個設け、これらコネクタ収容部に選択して使用回路選
択用のコネクタを嵌合するようにしている。また、各コ
ネクタ収容部には、コネクタを嵌合している場合および
嵌合していない場合のいずれも閉鎖する蓋を取り付ける
ことが好ましい。詳しくは、上記コネクタ収容部の開口
周縁部に蓋ガイド溝を設け、蓋ガイド溝で案内しながら
蓋をスライドさせて、上記使用回路選択用コネクタを嵌
合していないコネクタ収容部を閉鎖させる構成としてい
る。
【0012】上記電気接続箱のケース内部に予め収容し
ている内部回路のうち、共通回路に設けた外部回路接続
用端子を、ケースに設けた共通回路用コネクタ収容部に
突出させる一方、内部回路のうちの選択回路に設けた外
部回路接続用端子を、ケースに設けた選択回路外部接続
用コネクタ収容部に突出させ、夫々外部回路のワイヤハ
ーネスと外部回路接続用端子を介して接続する構成とし
ている。上記選択回路外部接続用コネクタ収容部は各選
択回路毎に形成してもよいし、複数の選択回路を1つの
コネクタ収容部にまとめてもよい。
【0013】上記電気接続箱のケース内部に予め収容し
ている共通回路は、バスバー、単芯線と圧接端子の組み
合わせ、FPC、PCBあるいは、これらを組み合わせ
て形成してもよい。尚、上記内部回路は車種毎に設計変
更する必要がないため、バスバーで形成してもバスバー
打抜用金型費用がかからず、かつ、バスバーは絶縁板を
介して多層配置できるため、バスバーを用いることが好
ましい。
【0014】
【0015】
【作用】上記請求項1に記載の電気接続箱によれば、車
種毎に、所要の電線あるいはバスバーを収容した使用回
路選択用コネクタをコネクタ収容部に嵌合すると、電気
接続箱の内部に設けた選択回路の非連続部がつながり、
各車種毎に必要とする専用回路が、多数の選択回路から
選択して形成できる。一方、全車種に共用の共通回路は
設けられているため、各車種毎に必要な共通回路と専用
回路との両方が予め電気接続箱の内部に収容している回
路より構成できる。よって、車種に対応して、電気接続
箱の内部回路を設計変更する必要はなく、単に、使用回
路選択用コネクタを選択してコネクタ収容部に嵌合する
だけでよくなる。
【0016】上記請求項2乃至4に記載の構成とする
と、使用回路選択用コネクタに取り付ける電線をクロス
させ、コネクタの端子収容室への端子金具の挿入位置を
変えると、選択回路の非連続部の両端に並設する端子と
の接続形態を変えることができる。即ち、連続させる回
路を変えることができ、選択する回路を多様に変えるこ
とが可能となる。
【0017】また、共通回路の一部もコネクタで接続す
る構成とすると、電気接続箱の内部で積層配置するより
も、電気接続箱の小型化を図ることが出来る場合があ
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の電気接続箱を図面に示す実施
例により詳細に説明する。図1から図4は第1実施例の
電気接続箱を示し、上ケース1aと下ケース1bとを嵌
合してロックし、ボックス形状の電気接続箱のケース1
を構成している。ケース1の内部には図2に示すよう
に、バスバー2Aと2Bを絶縁板3Bを介して積層配置
し、上面のバスバー2Aの上面に上側の絶縁板3Aを配
置している。
【0019】上記ケース1の内部に収容するバスバー2
A、2Bにより、全車種で共用する共通回路4を形成し
ていると共に、いずれかの車種で使用する選択回路5
A、5B、5C、5D、…、5Nを全て備えた選択回路
5を形成している。本実施例では、上記共通回路4の主
要部分は下層のバスバー2Bで形成すると共に、選択回
路5の主要部分は上層のバスバー2Aで形成し、図1の
左上側部分には選択回路5を配置している。尚、図3に
示すように、共通回路4と選択回路5の一部は接続され
ているため、同一層に均等に形成している場合もある。
【0020】上記共通回路4および全選択回路5を形成
するバスバー2A、2Bには夫々ワイヤハーネスと接続
するための外部回路接続用端子のオスタブを突設してお
り、共通回路4のオスタブ6をケース1に形成した共通
回路外部接続用コネクタ収容部7に突出させると共に、
全選択回路5のオスタブ8を選択回路外部接続用コネク
タ収容部9に突出させている。これらコネクタ収容部
7、9は上ケース1aの一方側(図1中で右側)に並設
している。
【0021】上記全選択回路5を構成する各選択回路5
A、5B、…、5Nの回路は、所要の選択回路を1つの
グループにまとめ、本実施例では4つのグループを形成
し、これら各グループの選択回路を図4に示すように平
行に配列している。この平行配列部分に、図4中に一点
鎖線で示すように不連続部Xを設け、不連続部Xの両端
にタブ10A、10Bを屈折して形成している。即ち、
1つのグループで、不連続部Xの両端に夫々複数のタブ
10A、10Bを一定間隔をあけて立設している。
【0022】上記4つの選択回路のグループG1、G
2、G3、G4が配置される位置と対応する電気接続箱
の上ケース1aには、図1に示すように、使用回路選択
用のコネクタ収容部12A〜12Dを形成している。こ
れらコネクタ収容部12A〜12Dは四角形状の開口か
らなり、その対向する2辺に沿って、上記タブ10Aと
10Bを位置させている。
【0023】上記上ケース1aに形成するコネクタ収容
部12A〜12Dは上ケース1aの他方側(図1中で左
側)に並設しており、各コネクタ収容部12A〜12D
の開口周縁部に蓋ガイド溝14を設けている。これらコ
ネクタ収容部12A〜12Dは、上ケース1aの側壁に
形成した取付孔1cに挿入した蓋13A〜13Dを上記
ガイド溝14で案内しながらスライドさせて閉鎖するよ
うにしている。これらスライド式蓋13A〜13Dには
それぞれケース固定用のロック爪16を突設し、コネク
タ収容部12A〜12Dを閉鎖した時にケース側に形成
したロック溝(図示せず)と係止するようにしている。
【0024】上記コネクタ収容部12A〜12Dには、
図1及び図6(A)あるいは図6(B)、図7に示す使
用回路選択用のコネクタ20を嵌合するようにしてい
る。図1および図6(A)(B)に示すコネクタ20
は、タブ10A側とタブ10B側とに夫々嵌合する第一
コネクタ20Aと第二コネクタ20Bとからなる。これ
ら第一、第二コネクタ20A、20Bは、夫々一列の端
子収容室21A、21Bを備え、電線Wの両端に夫々圧
着した雌型端子金具22A、22Bを挿入している。
【0025】上記第一コネクタ20Aをタブ10A側に
嵌合すると、複数(実施例では3個)のタブ10Aは夫
々雌型端子金具22Aと接続する。同様に、第二コネク
タ20Bをタブ10B側に嵌合すると、タブ10Bは雌
型端子金具22Bと接続する。よって、不連続となって
いたタブ10Aとタブ10Bとは端子金具22A、電線
W、端子金具22Bを介して連続されることとなる。
【0026】図6(A)では電線Wをクロスさせず、第
一コネクタ20Aと第二コネクタ20Bの対向する端子
収容室21Aと21Bと端子金具22A、22Bを挿入
しているが、図6(B)では電線Wをクロスさせ、第二
コネクタ20Bの端子収容室21Bへの端子金具22B
の挿入位置を図6(A)と変えている。このようにする
と、コネクタ20を介して連続させる回路を変えること
が出来る。
【0027】図7のコネクタ20’は、第一コネクタと
第二コネクタとを分離せずに、一体化し、端子収容室2
1A’と21B’とを並列に配置している。コネクタ収
容部12A〜12Dには1つのコネクタ20’のみを挿
入すれば良く、かつ、図4に示す不連続部Xより不連続
部の長さを短くできる。
【0028】上記第一コネクタ20A、第二コネクタ2
0Bあるいはコネクタ20’をコネクタ収容部12A〜
12Dに嵌合した後、スライド式の蓋13A〜13Dを
スライドさせて、閉鎖するようにしている。なお、コネ
クタ収容部12A〜12Dの全てにコネクタ20が嵌合
される場合もあるが、コネクタが嵌合されないコネクタ
収容部もあり、コネクタが嵌合されない場合も、スライ
ド式蓋を閉鎖するようにしている。
【0029】上記構成の電気接続箱では、車種に対応し
て、使用回路選択用のコネクタ収容部12A〜12Dを
選択して、コネクタ20を嵌合する。コネクタ20を嵌
合したコネクタ収容部では不連続となった選択回路が連
続することとなる。さらに、共通回路外部接続用のコネ
クタ収容部7および選択回路外部接続用のコネクタ収容
部9に夫々電装品側と接続するワイヤハーネスに取り付
けた外部回路接続用のコネクタ(図示せず)を嵌合す
る。
【0030】上記構成とすると、各車種において、共通
回路4はコネクタ収容部7に嵌合するコネクタを介して
外部回路と接続すると共に、各車種専用の専用回路はコ
ネクタ20を介して連続させた選択回路より形成され、
該選択回路がコネクタ収容部9に嵌合するコネクタを介
して外部回路と接続する。よって、各車種において必要
な共通回路および専用回路とも電気接続箱の内部回路、
さらに、電気接続箱のケースを変えることなく対応でき
る。
【0031】図8は第2実施例を示し、選択回路5の不
連続部Xを、使用回路選択用のコネクタ(図示せず)に
収容した複数枚のバスバー30で接続している。これら
バスバー30の両端には雌型端子部30aを形成し、不
連続部の両端のタブ10A、10Bと嵌合して接続させ
ている。これらバスバー30はコネクタ内部で互いに接
触させずに収容している。バスバー30を用いる場合
も、上記電線と圧着端子との組み合わせの場合と同様
に、クロスさせて任意のタブ10Aと10Bとを接続さ
せることができ、回路構成の自由度を高めることができ
る。
【0032】図9は第3実施例を示す。第1実施例との
相違点は、電気接続箱の上ケース1aに、2個の共通回
路接続用のコネクタ収容部40A、40Bを追加して設
けている点である。電気接続箱の内部にバスバーからな
る共通回路4を収容しているが、回路の取り回しの関係
で同一平面上にバスバーを配置することが困難で、多層
となる場合がある。その場合には、共通回路4の一部
に、上記選択回路と同様な不連続部を設け、該不連続部
を上記コネクタ収容部40Aと40Bとに嵌合する共通
回路接続用のコネクタ41A、41Bで接続している。
このように、共通回路4の一部を共通回路接続用のコネ
クタ41A、41Bで接続する方が、電気接続箱が小型
化できると共に、回路構成を単純化できる場合がある。
【0033】なお、上記実施例では、いずれも、電気接
続箱の内部回路をバスバーとし、回路の不連続部の両端
で、バスバーからタブを突設する一方、使用回路選択用
のコネクタに取り付けた電線圧着端子あるいはバスバー
に雌型端子を設けているが、これを雄型端子とし、中継
端子を介して接続してもよい。また、電気接続箱の内部
回路はバスバーに限定されず、電線と圧着端子とから構
成してもよいし、フレキシブル・プリンテッド・サーキ
ットあるいはフレキシブル・ワイヤリング・サーキット
等のフラット・ハーネスから構成してもよく、さらに
は、バスバーと組み合わせ構成してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1の電気接続箱では、車種が相違して、専用回
路が相違しても、電気接続箱を変更する必要はなく、電
気接続箱の上下ケースおよび該ケース内に収容する内部
回路を一種類だけ設けておくと、複数の車種に対応させ
ることができる。これに対して、従来は選択回路が相違
する車種毎に、対応するケースおよび該ケース内に収容
する内部回路を必要としたために、夫々ケース成形用お
よび回路形成用の金型を必要としていたが、本発明で
は、一種類の金型で複数の車種に対応でき、コストの大
幅な低減と、生産性の飛躍的な向上を図ることができ
る。
【0035】また、使用回路選択部材として、電線ある
いはバスバーを収容したコネクタを用いるため、簡単に
形成できると共に、コネクタは共用とし、該コネクタに
取り付ける電線あるいはバスバーを変更するだけで、各
車種に簡単に対応させることができる。
【0036】また、使用回路選択用コネクタに収容する
電線あるいはバスバーをクロス配線して端子位置を変
え、不連続部との接続位置を変えることにより、簡単に
回路構成を変えることが出来る。よって、各車種に対応
した専用回路および、同一車種の専用回路でもグレー
ド、仕向地により回路が変わる場合など、多様な回路の
変化に対応させることができる。
【0037】さらに、共通回路にも不連続部を設けて、
コネクタで連続させるようにすると、電気接続箱の内部
回路の取り回しを単純にすることが出来ると共に、多層
化を抑制して、電気接続箱の小型化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の電気接続箱の分解斜視
図である。
【図2】 図1の電気接続箱にコネクタ20を嵌合した
状態の要部断面図である。
【図3】 第1実施例の内部回路を構成するバスバーの
斜視図である。
【図4】 第1実施例の選択回路の不連続部を示す斜視
図である。
【図5】 (A)(B)は図4の不連続部をコネクタに
取り付ける電線で接続する状態を示す斜視図である。
【図6】 (A)(B)は上記不連続部を連続する使用
回路選択用のコネクタの斜視図である。
【図7】 使用回路選択用のコネクタの変形例を示す斜
視図である。
【図8】 第2実施例を示す要部斜視図である。
【図9】 第3実施例の電気接続箱の分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ケース 1a 上ケース 2(2A、2B) 内部回路を構成するバスバー 3(3A、3B) 絶縁板 4 共通回路 5(5A〜5D) 選択回路 6 共通回路のオスタブ 7 共通回路外部接続用コネクタ収容部 8 選択回路のオスタブ 9 選択回路外部接続用コネクタ収容部 12(12A〜12D) 使用回路選択用のコネクタ収
容部 13(13A〜13D) 蓋 20(20A〜20D) 使用回路選択用のコネクタ 21A、21B 端子収容室 22A、22B 圧着端子金具 30 バスバー 40A、40B 共通回路接続用のコネクタ収容部 41A、41B 共通回路接続用のコネクタ W 電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−12321(JP,A) 特開 平1−212641(JP,A) 特開 平5−227632(JP,A) 特開 昭55−47931(JP,A) 特開 平5−83828(JP,A) 特開 平8−265936(JP,A) 実開 平4−66061(JP,U) 実開 平3−77223(JP,U) 実開 平3−91017(JP,U) 実開 平6−50252(JP,U) 実開 平6−84732(JP,U) 実公 平1−35529(JP,Y2) 実公 昭61−38350(JP,Y2) 実公 平1−30815(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/08 - 3/20

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用の電気接続箱のケース内部に、
    複数の車種間で共用となる共通回路と、各車種毎に必要
    な専用回路を全て構成するバスバーからなる選択回路と
    前以て収容しており上記 選択回路の一部に非連続部を設け、該非連続部の両
    端にオスタブを屈折して立設する一方、これらオスタブ
    と対向する位置のケース外壁に使用回路選択用のコネク
    タ収容部を設け、該コネクタ収容部の底面の両側から、
    上記非連続部の両端に立設したオスタブを一定間隔をあ
    けてそれぞれ突設し、 電線の両端に接続した雌端子を端子収容室内に収容して
    いる使用回路選択用コネクタを上記コネクタ収容部に嵌
    合し、該コネクタ収容部の両側に突設している上記オス
    タブに上記電線両端の雌端子を接続し、所要の選択回路
    は、上記バスバーの非連続部を上記電線で連続させる
    成としている電気接続箱。
  2. 【請求項2】 上記使用回路選択用コネクタは、複数の
    端子収容室を一列もうけた2つの第一、第二コネクタか
    らなり、上記電線の両端の雌端子を第一、第二コネクタ
    に挿入係止した構成とし、 上記第一コネクタ内の雌端子を上記コネクタ収容室の一
    側のオスタブに、第二コネクタ内の雌端子を他側のオス
    タブに嵌合接続している 請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 【請求項3】 上記使用回路選択用コネクタは、多数の
    端子収容室を二列並列に設けた1つのコネクタからな
    り、電線の両端の雌端子を異なる列の端子収容室に挿入
    係止した構成とし、 一方の列の端子収容室内の雌端子上記コネクタ収容室の
    一側のオスタブを、他方の列の端子収容室内の雌端子を
    他側のオスタブと嵌合接続している請求項1に記載 の電
    気接続箱。
  4. 【請求項4】 上記使用回路選択用コネクタでは、上記
    両端の雌端子を接続する電線を平行あるいはクロス配線
    している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の
    電気接続箱。
  5. 【請求項5】 自動車用の電気接続箱のケース内部に、
    複数の車種間で共用となる共通回路と、各車種毎に必要
    な専用回路を全て構成するバスバーからなる 選択回路と
    を前以て収容し、 上記選択回路の一部に非連続部を設け、該非連続部の両
    端にオスタブを立設する一方、これらオスタブと対向す
    る位置のケース外壁に使用回路選択用のコネクタ収容部
    を設け、該コネクタ収容部の底面の両側から、上記非連
    続部の両端に立設したオスタブを一定間隔をあけてそれ
    ぞれ突設し、 両端に雌端子部を一体的に設けたバスバーを複数枚用意
    し、これらバスバーの両端の雌端子部を、上記コネクタ
    収容部の両側に突設している上記オスタブに接続し、所
    要の選択回路は、上記非連続部としたバスバーの間を上
    記両端に雌端子部を設けたバスバーで連続させる構成と
    している電気接続箱
  6. 【請求項6】 上記共通回路の一部に非連続部を設け、
    該非連続部の両端に端子を設ける一方、これら端子と対
    向する位置のケース外壁に共通回路接続用のコネクタ収
    容部を設け、上記非連続部の両端の端子と接続する端子
    を備えている電線あるいはバスバーを収容した共通回路
    接続用コネクタを上記コネクタ収容部に嵌合し、共通回
    路を接続させる構成としている請求項1乃至請求項5の
    いずれか1項に記載の電気接続箱
  7. 【請求項7】 上記コネクタ収容部の開口周縁部に蓋ガ
    イド溝を設け、蓋ガイド溝で案内しながら蓋をスライド
    させて、コネクタ収容部を閉鎖させる構成としている請
    求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の電気接続
    箱。
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