JP2005518887A - 調整可能なレッグレストを備えた車両シート - Google Patents
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Abstract
本発明は、直立座位とリクライニングした休息位置との間で自由に調整できる車両シート(1)に関する。車両シート(1)は、傾斜可能な背もたれ(11)と、調整可能な座面の奥行きを有するシートクッション(2)と、下腿用レスト(3)とを具備する。できる限り心地良い休息が得られ、かつ車両シート(1)をコンパクトにするために、シートクッション(2)は、傾斜調整装置(26)を介して傾斜でき、シートクッション(2)及び下腿用レスト(3)の詰め物の役目をする連続したシート詰め物要素(25)が設けられる。
Description
本発明は、請求項1の前文の特徴による車両シートに関する。
特許文献1では、車両用の後部シートについて開示している。このシートは、リクライニングシート取付部品及び延長可能なフットレストによって傾斜できる背もたれを備える。このシートは、背もたれを傾斜させ、フットレストを伸ばすことにより、直立座位から横臥位置に動かすことができる。しかし、横臥位置においては、シートで身体を十分に支持することができず、したがって乗り心地が不十分である。特に、非常に大きい人及び/又は非常に小さい人が、横臥位置において得られる支持は、非常に不十分なものである。
特許文献2では、座面奥行き調整手段を備えた車両シートについて開示している。シート面の前部領域内に調整要素を挿入して、この調整要素を、座面の奥行きを広く伸ばした位置と座面の奥行きを狭く引っ込めた位置との間で動かすことができる。しかし、このシートは、1つの直立座位しかとれず、余り楽ではない。
特許文献3では、座面の奥行きの調整が可能な、さらなる自動車のシートについて開示している。この自動車のシートは、座面の前部の縁の周囲で引いて降ろされる、詰め物をしたシート要素を、座面の奥行き調整用として備えており、座面の奥行きを調整する場合には、これに対応して、この詰め物をしたシート要素を伸ばしたり又は引っ込めたりすることができる。このシートも、ただ1つの直立座位しかとることができない。
本発明の目的は、コンパクトな設計であり、高水準の乗り心地を有する車両シートを提供することである。特に、このシートは、様々な大きさの人に対して、等しく高水準の乗り心地を与えるものである。
この目的は、本発明に従って、請求項1の特徴を有する車両シートにより達成される。
車両シートは、調整可能な座面の奥行き及び調整可能な傾斜を有するシートクッションを備える。したがって、傾斜を調整できる背もたれと調整可能な下腿用レストとを組み合わることにより、シートを様々に調整することができる。下腿用レストが畳んでしまい込まれている、及び/又は背もたれが直立位置にある、及び/又はシートクッションが水平である場合には、車両シートは、心地良い直立座位にある。背もたれを休息位置に動かす場合には、座面が傾斜し、下腿用レストが上がり、車両シートの心地良い横臥及び/又は休息位置が得られる。
背もたれ、シートクッション、及び下腿用レストなどの、個々のシート構成部品を無段式に調節できるために、可能な多くの座位及び横臥位置を設定することができる。その結果、大きい人も小さい人も、自分にとって最も心地良い位置を自由に設定することができる。シートクッションは、下腿用レストとシートクッションとの詰め物の役目をするよう設計された、連続するシート詰め物要素を備える。その結果、隙間の全くない、連続的に詰め物をした座面が形成され、その結果、座っている人の、特に上腿及び下腿部分に対して、心地良い支持が得られる。シート詰め物要素は、たとえば、革及び/又は材料及び/又はプラスチック製のカバーで包まれた詰め物面を有することが好ましい。心地良い直立座位において、できる限り小さい設置空間をとるようにするために、下腿用レストは、空間をとらない収容位置と伸ばした使用位置とを有するように設計される。収容位置において、下腿用レストをシートクッションに対して密着させて横たえて配置できるので、直立座位が可能となり、同時に、利用できる足空間にも悪影響が及ばない。
身体が、調整可能なシートクッションで支持され、かつ下腿用レストが隙間なく隣接することにより、車両シートは、最適な方法で調整され得る。異なるサイズの人が、常に、各人の身体の大きさにぴったりと一致する座面を有するように、シートを設定することができる。この設定は、座っている人とシートとの間に非常に大きい支持面を有し、身体全体について支持が得られるので、座っている人は、最も心地良い設定であると認識する。同時に、衝突が起きた場合にも、大きな面全体で身体が支持されることにより、生じる力が、シート詰め物要素及び背もたれにより、大きな面全体に渡って吸収されるので、座っている人は、非常にうまく保護される。
シート詰め物要素の一端を、シートクッションに、特に背もたれの領域内で永続的に接続し、シート詰め物要素の他端を、下腿用レストに移動可能に取付けられた往復台により、下腿用レストに接続することができる。座面の奥行き及び/又は傾斜を調整する場合には、シート詰め物要素が、座面に対して動かされる。次いで、移動可能に取付けられた往復台により、シート詰め物要素を動かすことができるので、このシート詰め物要素が圧縮されたことによる、過度に強い締付け及び/又は硬化が起きるのが回避される。
本発明の一実施形態においては、シート詰め物要素をぴんと張った状態に保持するために、シート詰め物要素及び/又は往復台に、できる限り一定の力が加えられることが望ましい。シートクッションのフレームに装着されたテンションベルトを介して、往復台及び/又はシート詰め物要素に、引張力が加わる。シート詰め物要素と比べ、テンションベルトを異なる形で結合し及び/又は案内する結果、座位を調整する場合に、前記ベルト及び前記シート詰め物要素は、異なる距離を移動する。テンションベルトは、これらの距離の差を調整するために、バネ又はゴムベルトを有し得る。
好ましい一実施形態においては、下腿用レストの傾斜調整装置、及び/又はシートクッション奥行き調整装置に接続されており、異なる距離を調整するよう設計された偏向装置を、テンションベルトが備えることが望ましい。たとえば、すべての座位において一定の力を、シート詰め物要素に加えることができ、シート詰め物要素に一定の当接感が得られることが好ましい。
一実施形態においては、シートクッションは、シート詰め物要素を支持する、2つの構成部品からなるフレームを備える。締め付け固定された固定フレームが、シート詰め物要素に永続的に接続され、座面の奥行きを調整するために、引っ込めたり又は伸ばしたりできる支持プロファイルを支持する。この支持プロファイルを引っ込めたり伸ばしたりすることにより、座面の奥行きを設定し、したがって、座面の奥行きを、座っている人の大腿の長さに最適な方法で適合させることができる。下腿用レストは、上記支持プロファイルに回動可能に取付けられる。前記下腿用レストは、座面に直接隣接するので、上腿及び下腿部分の、連続する及び/又は途切れのない支持が確実に得られる。
下腿を心地良く支持するために、下腿用レストの長さ及び傾斜を調整可能にすることが好ましい。下腿用レストは、伸縮式に調整され得る下腿用レストとして具現化できる。電気式スピンドルドライブを用いて、その長さを変えることができ、したがって、下腿の長さに適合できる。傾斜を調整することにより、座っている人は、自分にとって快適な、下腿用レストの高さ及び/又は傾斜を選択することができる。
シートクッションの奥行き、並びに/又は下腿用レストの長さ及び/若しくは傾斜を、最適な方法で設定する場合には、シートクッションの支持プロファイル上に配置された下腿用レストの枢軸点を、座っている人の膝関節に対応させることが好ましい。その結果、脚は長さ全体に渡って支持され得る。
乗用車やバスや船舶、又は列車において、本発明による車両シートを使用することができる。本発明による車両シートを、飛行機の心地良い乗客用シートとして使用することもできる。
本発明のさらなる特徴及び実施形態が、特許請求の範囲、図面、及び図面の説明に記載されている。上述した、そして以下に説明する特徴及び特徴の組み合わせは、本発明の範囲から逸脱することなく、それぞれに記載されている組み合わせだけでなく、他の組み合わせと共に、又は単独でも使用され得る。
本発明のさらなる実施形態を、図面に示して、説明する。
図1は、直立座位における車両シート1を示す図である。車両シート1は、ヘッドレスト12を含む背もたれ11と、下腿用レスト3を含むシートクッション2とを備える。車両シート1は、レール14により、車両内、たとえば乗用車の後部内に移動可能に取付けられる。3点ベルト用のシートベルト取付具13が、背もたれ11の中に組み込まれている。背もたれ11及びシートクッション2は、革製のカバーを有する詰め物要素を備える。シートクッションのシート詰め物要素25は、シートクッション及び下腿用レスト3の詰め物の役目をし、連続した設計となっている。これは、途切れのない、詰め物をした座面を形成する。例示されている直立座位においては、下腿用レスト3は、空間をとらないやり方で、シートクッションの前部領域に寄りかかった形で配置される。このような収容位置は、車両内の利用可能な足空間に悪影響を及ぼさない。
図2は、休息位置又は横臥位置における車両シート1を示す図である。車両シート1は、背もたれ11を後ろに回動するための空間を得るために、図1の図面と比べ、レール14上で前方に動かされている。図2においては、下腿用レスト3は、前方に動かされて、使用位置となっている。下腿用レスト3は、下腿に対して良好な支持を形成するよう、前方かつ上方に回動され、伸ばされている。フットプレート38は、下腿用レスト3の下端に配置されている。フットプレート38を使用位置まで引き出すと、足に心地良い支持が得られる。シート詰め物要素25は、シートクッション2及び下腿用レスト3を被覆する役目をする。シート詰め物要素25の一端は上記シートクッションに、他端は下腿用レスト3上を移動可能に案内される往復台31に装着される。シート詰め物要素25は、被覆材料を縫い合わせることによって構成された、連続する隙間のない詰め物面を有する。
図3は、車両シート1の休息位置及び/又は横臥位置を示す概略図である。背もたれ11は、座面に対して横方向に配置された軸を中心として後ろに回動される。レール14とシートクッションフレーム21との間を係合するシートクッション傾斜調整装置26がシートクッション2の前端を上げることにより、シートクッション2の座面が上方に傾斜する。下腿用レスト3は、シートクッション2の前端に直接隣接して配置される。下腿用レスト3は、下腿を支持するために伸ばすことのできる、3つの部分からなる伸縮構成要素32、33、34を備える。足を支持するよう設計された、延長可能なフットプレート38が、下腿用レスト3の下端に配置される。
図3に示されている最適な座位を得るために、下腿用レスト3の長さが、下腿の長さに適合される。さらに、シートクッションの奥行きも、大腿の長さに適合される。膝の枢軸点は、下腿用レスト3の枢軸点28の上にある。背中は、背もたれ11に寄りかかっている。一方では、座面を上腿及び下腿の長さに適合でき、他方では、下腿用レスト3及び膝の枢軸点28並びに骨盤支持を、座っている人の解剖学的構造に対応させる、又は一致できることにより、車両シート1は、身体の解剖学的構造に一致する。その結果、身体が最適な方法で支持され、車両シート1は、身体のための大きな支持面を有する。比較的小さい人及び/又は比較的大きい人が、座面の奥行き及び/又は下腿用レスト3の長さを自動的に調整することにより、自分にとって最適な座位を容易に設定することができる。
シートクッションフレーム21が、図4に詳細に表されている。シートクッションフレーム21は、複数の構成部品に分割され、それぞれ左側と右側に固定フレーム22を備え、この固定フレーム22は、回転軸受け58によりレール14上に回動可能に取付けられる。固定フレーム22は、座面の奥行きを調整するために、直線的に動くことのできる支持プロファイル23を支持する。シートの両側に配置されたレール14は、それぞれの場合において、2つの部品からなる設計であり、車両に永続的にネジ締めされた下部部品14bと、移動可能な上部部品14aとを備える。それぞれの上部部品14aは、回転軸受け58により固定フレーム22を締め付け固定する。
固定フレーム22は、確実に係止するように、支持プロファイル23の周囲に係合する外形を有する。シートクッションの奥行きを調整するために、上記支持プロファイルは、電動モータ29によって駆動される固定フレーム22の中に引っ込める、又はこの固定フレーム22から外に伸ばすことができる。上記支持プロファイルは、その前端に、下腿用レスト3が回転可能となるように装着される取付具27を備える。2つの支持プロファイル23の取付具27は、下腿用レスト3を回動させる枢軸点28を形成する。その結果、一方では、下腿用レスト3はシートクッション2に直接隣接して配置され、他方では、シートクッションの奥行き及び/又はシートクッションの傾斜を調整する場合には、下腿用レスト3を回動させる枢軸点28も調整されることが確実となる。
図5は、一方、収容位置においては、引っ込められた伸縮構成部品32、33、34、他方、使用位置においては、いっぱいに伸ばされた伸縮構成部品32、33、34を備えた、下腿用レスト3を示す図である。下腿用レスト3は、自動駆動傾斜調整装置(電動駆動装置)39により、支持プロファイル23の取付具27に回動可能に接続される。前記下腿用レスト3は、上部の伸縮要素32と、中央の伸縮要素33と、下部の伸縮要素34との3部品からなる伸縮構成部品を備える。フットプレート38は、下部の伸縮要素34に、旋回可能に装着される。これらの伸縮要素は、一方から他方に大きく動くことのできるように、具現化されかつ寸法を有し、最も上部の伸縮要素32が、他の伸縮要素を保持する。このようにして、下腿用レスト3は、収容位置内では、ほんの小さい収容空間しか必要とせず、同時に使用位置では、使用可能な大きな長さを有する。上部の伸縮要素32は、往復台31を締め付け固定する、水平方向に配置されたガイドを備える。シート詰め物要素25に面する往復台31の上部側には、シート詰め物要素25を装着するための結合要素が備えられている。往復台31は、シート詰め物要素25を締付けるために、できる限り一定でありかつフットプレートの方に向いた力を往復台31に加えるテンションベルト55に、接続される。
下腿用レスト3の長さを容易に無理なく調整できるようにするために、下腿用レスト3は、電動のドライブを備える。図6は、引っ込められた伸縮構成部品を備えた、このドライブを示す図であり、図7は、伸ばされた伸縮構成部品を備えた、このドライブを示す図である。このドライブは、スピンドルドライブとして具現化され、第1のスピンドルドライブ36及び第2のスピンドルドライブ37を駆動する電動モータ35を備える。このドライブは、中央の伸縮要素33に橋渡しされて接続される。第1のスピンドルドライブ36は、中央の伸縮要素33と上部の伸縮要素32との間を係合し、第2のスピンドルドライブ37は、中央の伸縮要素33と下部の伸縮要素34との間を係合する。上部の伸縮要素32及び下部の伸縮要素34は、同時に、第1及び第2のスピンドルドライブ36、37により、中央の伸縮要素33から離れる方向に、又は中央の伸縮要素33の方に動かされる。
電動モータ35は、歯車機構を介して、第1のスピンドルドライブに接続された第1のスピンドルナット41を駆動する。この第1のスピンドルナット41は、第2のスピンドルドライブ37に接続された第2のスピンドルナット42と噛み合う。噛み合っているスピンドルナットにより、電動モータ35は、第1のスピンドルドライブ36の回転と反対の方向に、第2のスピンドルドライブ37を駆動する。その結果、電動モータ35は伸縮構成部品32、33、34を駆動し、1方向においては、上部の伸縮要素32及び下部の伸縮要素34が、中央の伸縮要素33から離れ、反対方向においては、上部の伸縮要素32及び下部の伸縮要素34が、中央の伸縮要素33の方に近づく。
図8〜図11は、テンションベルト55を案内する偏向装置5を示す図である。テンションベルト55の一端は、往復台31に接続される。テンションベルト55の他端は、固定点52で、シートクッション2の固定フレーム22に装着される。テンションベルト55は、シート詰め物要素25を一定に締付けるために、往復台31に、したがってシート詰め物要素25に一定の力を加える。車両シートの奥行き及び/又は下腿用レストの長さ及び/又は下腿用レストの傾斜を調整する場合には、シート詰め物要素25が、上記車両シートのフレームに対して動く。異なる座位において、シート詰め物要素25を締付けるための一定の力が加えられるので、同時に上記テンションベルトを調整しなければならない。テンションベルト55が上記車両シート内で異なる移動量を案内されるので、上記偏向装置は、回転軸53を中心として回転するよう取付けられた調整レバー51を備える。この調整レバー51は、下腿用レスト3の自動駆動傾斜調整装置39に接続されており、下腿用レスト3が枢軸点28を中心に傾斜している場合には、シート詰め物要素25及びテンションベルト55の異なる移動量を調整する。このため、調整レバー51は、下腿用レスト3の傾斜角に応じて回転軸53を中心として回動され、これにより、テンションベルト55から、必要以上の又は必要に満たないベルトのたるみ分が巻取られたり伸ばされたりする。
図8は、座面の奥行きが小さい状態の偏向装置5、及び収容位置内で下方に回動される下腿用レスト3を示す図である。図9においては、図8と同様、下腿用レスト3は収容位置にあるが、ここでは座面の奥行きが大きくなっている。支持プロファイルは、伸ばされており、この支持プロファイルにより、シート詰め物要素25を支持している偏向している詰め物要素54が移動して、より大きい座面の奥行きが作られる。直線的に移動している間中は、テンションベルト55とシート詰め物要素25との間には移動量に差がないので、調整レバー51も、支持している詰め物要素54と同じ移動量だけ直線的に移動する。
これに対して、図10は、上方に回動され、座面の奥行きが大きい状態の下腿用レスト2を備えた偏向装置5を示す図である。ここでは、調整レバー51は、回転軸53を中心として回動される。このようにして、シート詰め物要素25及びテンションベルト55の異なる曲線半径のために生じる移動量の差が調整される。図11は、上方に回動され、座面の奥行きが小さい状態の下腿用レスト3を備えた偏向装置5を示す図である。ここでは、純粋に直線移動であることにより、シート詰め物要素25とテンションベルト55との間に移動量の差がないので、調整レバー51は、支持プロファイル23により、支持している詰め物要素54と共に直線的に移動する。
Claims (16)
- 直立座位とリクライニングした休息位置とを有し、前記直立座位と前記休息位置との間を、無段式に調整でき、自動的に駆動でき、リクライニング可能であり、
傾斜の調整できる背もたれと、調整可能な座面の奥行きを有するシートクッションと、下腿用レストとを備えた車両シートであって、
前記シートクッション(2)の傾斜を、シートクッション傾斜調整装置(26)によって調整でき、前記シートクッション(2)が、該シートクッション(2)と前記下腿用レスト(3)との詰め物の役目をするよう設計された連続したシート詰め物要素(25)を備え、前記下腿用レスト(3)が、調整可能であり、空間をとらない収容位置と、使用位置と、を有することを特徴とする車両シート。 - 前記下腿用レスト(3)が、前記シートクッション(2)及び/又は前記シートクッション(2)の長さに対して、前記下腿用レスト(3)の傾斜を調整できるように設計されることを特徴とする請求項1に記載の車両シート。
- 前記シート詰め物要素(25)が、該シート詰め物要素(25)の一端で前記シートクッション(2)に固定され、前記シート詰め物要素(25)の他端で、移動可能に取付けられた往復台(31)により、前記下腿用レスト(3)に接続されることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の車両シート。
- 前記シート詰め物要素(25)が、包まれた詰め物面を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両シート。
- 前記シートクッション(2)が、2つの構成部品からなるフレーム(21)を備え、前記シート詰め物要素(25)と、前記座面の奥行きを調整するために直線的に伸ばし及び/又は引っ込めることのできる支持プロファイル(23)とに接続されて締め付け固定された固定フレーム(22)を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両シート。
- 前記固定フレーム(22)が、前記支持プロファイル(23)を支持し、前記支持プロファイル(23)を引っ込めて、前記固定フレーム(22)の外形の中に入れる、及び/又は前記固定フレーム(22)の外形から伸ばすことができることを特徴とする請求項5に記載の車両シート。
- 前記支持プロファイル(23)が、前記下腿用レスト(3)を固定し、前記下腿用レスト(3)を前記支持プロファイル(23)の一端に回動可能に取付けることにより、前記下腿用レスト(3)の傾斜が調整できることを特徴とする請求項5あるいは6に記載の車両シート。
- 自動伸縮式のドライブ、好ましくは電動スピンドルドライブを用いて、伸縮式に調整できる3つの伸縮要素(32、33、34)を有する伸縮構成部品を備えることにより、前記下腿用レスト(3)の長さが調整できることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両シート。
- 前記自動伸縮式のドライブは、中央の伸縮要素(33)内に配置され、該中央の伸縮要素(33)に永続的に接続された電動モータ(35)を備えており、第1のスピンドルドライブ(36)を用いて上部の前記伸縮要素(32)、及び第2のスピンドルドライブ(37)を用いて下部の前記伸縮要素(34)を駆動することを特徴とする請求項8に記載の車両シート。
- 一方の回転方向においては、前記電動モータ(35)が駆動して、上部の前記伸縮要素(32)及び下部の前記伸縮要素(34)を、中央の前記伸縮要素(33)から離し、反対方向においては、前記電動モータ(35)が駆動して、上部の前記伸縮要素(32)及び下部の前記伸縮要素(34)を、前記中央の伸縮要素(33)の方に近づけることを特徴とする請求項9に記載の車両シート。
- 前記電動モータ(35)は、前記第1のスピンドルドライブ(36)の第1のスピンドルナット(41)を駆動することにより、前記第2のスピンドルドライブ(37)と反対方向に前記第1のスピンドルドライブ(36)を駆動し、前記第1のスピンドルナットが、前記第2のスピンドルドライブ(37)の第2のスピンドルナット(42)と反対方向に噛み合うことを特徴とする請求項10に記載の車両シート。
- 前記シート詰め物要素(25)は、前記下腿用レスト(3)の前記往復台(31)に結合され、前記シート詰め物要素(25)を締付けるために、前記往復台(31)が、テンションベルト(55)を介して前記シートクッションフレーム(21)に接続されることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の車両シート。
- すべての座位において、前記テンションベルト(55)が前記往復台(31)に一定の力を加えるよう設計された偏向装置(5)により、前記テンションベルト(55)が案内されることを特徴とする請求項12に記載の車両シート。
- 前記偏向装置(5)は、前記テンションベルト(55)と前記シート詰め物要素(25)との間の相対的な移動量を調整するよう設計された、回動可能な調整レバー(51)を備えることを特徴とする請求項12あるいは13に記載の車両シート。
- 前記下腿用レスト(3)は、前記下腿用レスト(3)を前記支持プロファイル(23)に回動可能に接続し、自動的に駆動して、前記下腿用レスト(3)の傾斜を調整するよう設計された自動駆動傾斜調整装置(39)を備えることを特徴とする請求項7〜14のいずれか一項に記載の車両シート。
- 前記調整レバー(51)は、前記下腿用レスト(3)の前記自動駆動傾斜調整装置(39)に接続されることを特徴とする請求項14あるいは15に記載の車両シート。
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