JP3130252B2 - 座席のヘッドレスト装置 - Google Patents

座席のヘッドレスト装置

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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/80Head-rests
    • B60N2/885Head-rests provided with side-rests

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  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腰掛け、および背
ずりを備えて成る座席のヘッドレスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の座席のヘッドレスト装置として
は、例えば、航空機などの乗り物に腰掛けが据え付けら
れ、背ずりがリクライニング動作可能であり、背ずりに
装着されているものである。ヘッドレスト装置はヘッド
レスト体が上下位置調節可能なものや、前後方向への傾
き角度調節可能なものがある。また、ヘッドレスト装置
と共に、着座者の耳辺りや側頭部を支持するための一対
のイヤーサポート体が備えられ、一対のイヤーサポート
体がそれぞれ回動可能であって、一対のイヤーサポート
体の開き角度が調整可能なものがある。一対のイヤーサ
ポート体は、隣りの着座者の視界を遮り、プライベート
空間を確保することが可能であり、一種のプライベート
保護の目的にも利用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の座席のヘッドレスト装置では、ヘッドレスト
体が上下位置調節不能なものでは、背丈などが異なる着
座者の体格に応じてヘッドレスト体を上下移動調整する
ことができない、また、ヘッドレスト体が前後方向へ傾
き角度調節不能なものでは、着座者が背ずりを深く後倒
してリクライニング姿勢をとっている時に、テレビを見
たり本を読んだりすべく頭を起こす場合に、ヘッドレス
ト体の傾き角度を調整することができず、着座者が頭を
ヘッドレスト体に適切に支持されない状態で頭を起こし
てテレビを見続けたりすると、首などが疲れ、使い勝手
がよくない。さらに、イヤーサポート体が開き角度のみ
を調節可能なものでは、例えばヘッドレスト体の上下移
動位置に応じてイヤーサポート体を上下移動することが
できず、イヤーサポート体が元の上下位置を維持したま
まであり、イヤーサポート体が着座者の耳辺りや側頭部
から外れて、着座者の耳辺りや側頭部を適切に支持しに
くくなるとともに、イヤーサポート体がプライベート空
間を確保しにくくなり、プライベート保護が十分になさ
れないという問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、ヘッドレスト体を、起立状態と前
傾状態と傾き角度調節可能、かつ、上下位置調節可能に
支持するようにして、背丈などが異なる着座者の体格に
応じてヘッドレスト体を上下移動調整することができる
とともに、ヘッドレスト体の傾き角度を調節して、着座
者がリクライニング姿勢をとっている時に、ヘッドレス
ト体が着座者の頭部を起こした姿勢に支持可能にして、
リクライニング姿勢をとっている時に楽な姿勢でテレビ
を見たり本を読んだりすることができ、使い勝手をよく
することができる。また、イヤーサポート体を開き角度
調節ばかりでなく上下位置調節可能にして、例えばヘッ
ドレスト体の上下移動位置に応じてイヤーサポート体を
上下移動し、着座者の後頭部の位置に、ヘッドレスト体
を上下移動するとともに、着座者の耳辺りや側頭部の位
置にイヤーサポート体を上下移動し、着座者の後頭部ば
かりでなく耳辺りや側頭部を適切に支持することがで
き、さらにプライベート空間を確保した状態に維持し
て、プライベートを十分に保護することができる座席の
ヘッドレスト装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項に記載され
た事項に存する。 [1]腰掛け(10)、および背ずり(20)を備えて
成る座席のヘッドレスト装置において、前記ヘッドレス
ト装置(30)は、前記背ずり(20)の上端部に装着
され、着座者の後頭部を支持するヘッドレスト体(4
0)と、着座者の耳辺りや側頭部を支持する一対のイヤ
ーサポート体(50)とを有して成り、前記ヘッドレス
ト体(40)はガイド孔(47)を備えて成り、前記一
対のイヤーサポート体(50)は、それぞれヘッドレス
ト体(40)側に前記ガイド孔(47)に挿入可能な枢
支軸(57)を備えて成り、前記ヘッドレスト体(4
0)および前記一対のイヤーサポート体(50)は、そ
れぞれ前記ガイド孔(47)と前記枢支軸(57)とか
ら生じる摩擦力により、上下位置調節可能に支持されて
いることを特徴とする座席のヘッドレスト装置。
【0006】[2][1]項記載の座席のヘッドレスト
装置において、前記ガイド孔(47)と前記枢支軸(5
7)とから生じる摩擦力は、調節可能に構成されている
ことを特徴とする座席のヘッドレスト装置。
【0007】[3][1]または[2]項記載のヘッド
レスト装置において、前記一対のイヤーサポート体(5
0)は、前記ヘッドレスト体(40)に対して上下位置
調節可能に支持されていることを特徴とする座席のヘッ
ドレスト装置。
【0008】[4][1]または[2]項記載のヘッド
レスト装置において、前記一対のイヤーサポート体(5
0)は、前記ガイド孔(47)と前記枢支軸(57)と
から生じる摩擦力により、前記ヘッドレスト体(40)
側に互いに閉じて両者の間隔を狭めた閉じ状態と、互い
に開いて両者の間隔を広げた開き状態とに開き角度調節
可能に支持されていることを特徴とする座席のヘッドレ
スト装置。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】次に、前記各項に記載された発明の作用に
ついて説明する。ヘッドレスト体(40)および一対の
イヤーサポート体(50)が、それぞれ上下位置調節可
能に支持されているので、例えばヘッドレスト体(4
0)の上下移動位置に応じてイヤーサポート体(50)
を上下移動し、着座者の後頭部の位置に、ヘッドレスト
体(40)を上下移動するとともに着座者の耳辺りや側
頭部の位置にイヤーサポート体(50)を上下移動する
ことができ、それにより、着座者の後頭部ばかりでなく
耳辺りや側頭部を常に適切に支持することができ、ま
た、常に隣りの着座者の視界をイヤーサポート体(5
0)が遮るようになり、着座者の様子が隣りの着座者か
らは見えないようになり、プライベート空間を確保した
状態に維持することができ、プライベートを十分に保護
することができる。また、ガイド孔(47)と枢支軸
(57)とから生じる摩擦力に抗して、ヘッドレスト体
(40)とイヤーサポート体(50)とを相互に上下移
動すれば、ガイド孔(47)に対して枢支軸(57)が
上下移動し、このようにして、ヘッドレスト体(40)
およびイヤーサポート体(50)の各上下位置を調節す
ることができる。さらに、ガイド孔(47)と枢支軸
(57)とから生じる摩擦力は、例えば、アジャスタネ
ジにより調節される。それにより、回転方向の摩擦力
は、イヤーサポート体が着座者の耳辺りを支持した際の
反力では、イヤーサポート体が開閉動作しないで、その
開き角度が変わらない程度の力以上に設定され、軸方向
の摩擦力は、イヤーサポート体がその自重によって落下
する方向の力以上の大きさに設定される。
【0013】
【0014】
【0015】一対のイヤーサポート体(50)は、前記
ヘッドレスト体(40)に対して上下位置調節可能に支
持されているので、一対のイヤーサポート体(50)と
ヘッドレスト体(40)とを同じように上下方向へ移動
調節した際に、例えば着座者の好みから一対のイヤーサ
ポート体(50)の上下位置に多少違和感がある場合
に、一対のイヤーサポート体(50)の上下位置を微調
整することができる。
【0016】一対のイヤーサポート体(50)は、前記
ヘッドレスト体(40)側に互いに閉じて両者の間隔を
狭めた閉じ状態と、互いに開いて両者の間隔を広げた開
き状態とに開き角度調節可能に支持されているので、一
対のイヤーサポート体(50)の開き角度調節すること
で、イヤーサポート体(50)の支持感を着座者の好み
に適合させることができるとともに、隣りの着座者の視
界をイヤーサポート体(50)が遮る程度を変えること
ができ、プライベートを適宜確保することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。各図は本発明の一実施の形態を示
している。図1〜図3に示すように、航空機の客室内に
は多数の座席10aが列設されている。2つの座席10
aが相互に隣接しており、各座席10aの腰掛け10
は、ボトムフレーム11にシートクッション12が支持
されて成り、各ボトムフレーム11は台枠13に支持さ
れている。ボトムフレーム11の後端部には背ずり20
が起立した起立状態(図2にて実線で示した状態)と後
方へ倒れたリクライニング状態(図2にて想像線で示し
た状態)とに起倒可能に支持されている。
【0018】ボトムフレーム11には隣接する側にセン
タアームレストである肘掛け14が固設され、隣接する
側とは反対側にサイドアームレストである同じく肘掛け
14aが固着されている。台枠13には、レッグサッポ
ート部材15が腰掛け10の前位置で垂下した収納位置
と、シートクッション12の前方へ展開した使用位置と
に揺動可能に支持されている。レッグサッポート部材1
5には足載せ台であるステップ部材16が後ろへ倒れた
格納状態(図2にて想像線で示した状態)と、前方へ傾
斜した使用状態(図2にて実線で示した状態)とに揺動
可能に支持されている。
【0019】背ずり20は、バックストラクチャ21を
バッククッション22および表示部材23が前方から覆
って成る。背ずり20の前面の中央部には、着座者の腰
椎から背中にわたる部分を支持するサポート部26が形
成されている。図1および図4〜図7に示すように、バ
ッククッション22の上端部には後方へ凹入する収容凹
部27が形成されている。バックストラクチャ21は、
細長い矩形状の水平断面形に形成され、前パネル21
a、後パネル21b、側パネル21cおよび上パネル2
1dを有する。前パネル21aと後パネル21bとの間
に細長い内部空間21eが形成されている。
【0020】バックストラクチャ21の前パネル21a
には矩形状の開口28が形成され、バックストラクチャ
21の後パネル21bの内面には、上下方向にそれぞれ
延びる一対のガイドレール24が固設されている。バッ
クストラクチャ21の上パネル21dには、上方へ開い
た移動用の溝25が形成されている。バッククッション
22の収容凹部27には、ヘッドレスト装置30および
ヘッドレスト装置30の両側に位置する一対のイヤーサ
ポート体50が収容されている。ヘッドレスト装置30
は、本体となるヘッドレスト体40を有してなり、ヘッ
ドレスト体40は、前記移動用の溝25を通って、バッ
クストラクチャ21の外部空間側と内部空間21e側と
に上下移動可能な上下動ベース41と、上下動ベース4
1にラチェット機構を介して傾動可能に支持された傾動
ベース42と、傾動ベース42を前方から覆うヘッドク
ッション43および表皮部材44とから成る。
【0021】ラチェット機構は、傾動ベース42を着座
者の好みに応じた各傾動位置にそれぞれ拘束するもの
で、その外周に歯が連設されたラチェット車と、ヘッド
レスト体40を傾動していくとラチェット車の各歯に段
階的に係合していく爪部材とを有している。上下動ベー
ス41の裏面側には、一対のガイドレール24に対応し
て一対のスライドレール45が固定されている。ガイド
レール24とスライドレール45とは、両者の間に摩擦
抵抗力が生じるように固めに嵌合している。各スライド
レール45は、各ガイドレール24に摩擦抵抗力に抗し
て無段階に上下移動するものであり、該摩擦抵抗力は、
ヘッドレスト体40がその自重によって落下する方向の
力以上の大きさに設定されている。
【0022】すなわち、ヘッドレスト体40は無段階に
上下位置調節可能なものであるが、例えば、ガイドレー
ル24に係合溝をレールの長手方向に複数連設し、複数
の係合溝にロック部材が適宜係合するように構成して、
ヘッドレスト体40を有段階に上下位置調節可能にして
もよい。上下動ベース41の両側縁部にはブロック形状
のイヤーサポートガイド46が固着され、イヤーサポー
トガイド46には、上下方向へ延びるガイド孔47が穿
設されている。上下動ベース41の下縁には、該下縁に
沿って補強部材48が延設されている。
【0023】一対のイヤーサポート体50は、イヤーフ
レーム51をイヤークッション52および表皮部材53
が覆って成り、イヤーフレーム51には、ガイド孔47
に嵌入する枢支軸57が固着されている。ガイド孔47
と枢支軸57とは、両者の間に摩擦力が生じるように固
めに嵌合している。該摩擦力は、枢支軸57が軸回りに
回動する際の回動方向の摩擦力と、枢支軸57が軸方向
に移動する際の軸方向の摩擦力との両方である。回動方
向の摩擦力は、イヤーサポート体50が着座者の耳辺り
を支持した際の反力では、イヤーサポート体50が開閉
動作しないで、その開き角度が変わらない程度の力以上
に設定され、軸方向の摩擦力は、イヤーサポート体50
がその自重によって落下する方向の力以上の大きさに設
定されている。該両方の摩擦力は、図8に示すように、
アジャスタネジ58の締め付け力によって調節される。
また、枢支軸57は図示省略したコイルバネにより上方
向へ付勢されている。
【0024】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。ヘッドレスト体40を背丈などが異なる着座者の体
格に応じて上下移動調整するには、ヘッドレスト体40
を把持して、ガイドレール24とスライドレール45と
の間の摩擦力に抗して、ヘッドレスト体40を上下移動
すればよい。ヘッドレスト体40を着座者の好みの上下
位置に合わせると、ヘッドレスト体40は、ガイドレー
ル24とスライドレール45との間の摩擦力で該好みの
上下位置に拘束される。このとき、ヘッドレスト体40
の両側一対のイヤーサポート体50もヘッドレスト体4
0と一体的に上下移動する。
【0025】ヘッドレスト体40の傾き角度を調整する
には、ヘッドレスト体40を把持してヘッドレスト体4
0を前後方向に傾動させればよい。それにより、ラチェ
ット機構のラチェット車の各歯に爪部材が次々に係合し
ていき、ヘッドレスト体40を着座者の好みの傾き角度
に傾動させると、その傾き角度に相当するラチェット車
の歯に爪部材が係合して、ヘッドレスト体40がラチェ
ット機構によりその傾き角度位置に拘束される。それに
より、着座者がリクライニング姿勢をとって、頭を起こ
した場合であっても、頭の起こし具合に応じて頭をヘッ
ドレスト体40が適宜支持することができ、着座者は、
頭をヘッドレスト体40で支持された楽な姿勢でテレビ
を見たり本を読んだりすることができる。
【0026】また、ヘッドレスト体40の両側一対のイ
ヤーサポート体50がヘッドレスト体40と共に上下移
動することにより、着座者の後頭部の位置に、ヘッドレ
スト体40を上下移動すれば、着座者の耳辺りや側頭部
の位置にイヤーサポート体50が上下移動するようにな
る。それにより、着座者の後頭部ばかりでなく耳辺りや
側頭部を常に適切に支持することができ、また、常に隣
りの着座者の視界をイヤーサポート体50が遮るように
なり、着座者の様子が隣りの着座者からは見えないよう
になり、プライベート空間を確保した状態に維持するこ
とができ、プライベートを十分に保護することができ
る。
【0027】また、ヘッドレスト体40の両側一対のイ
ヤーサポート体50がヘッドレスト体40と共に上下移
動するので、ヘッドレスト体40を上下方向へ移動調節
すれば、同時に、一対のイヤーサポート体50も上下方
向へ移動調節することができ、別個に位置調節する手間
が省けて、使い勝手を良くすることができる。
【0028】一方、一対のイヤーサポート体50をヘッ
ドレスト体40と一体的に上下方向へ移動調節した際
に、例えば着座者の好みから一対のイヤーサポート体5
0の上下位置に多少違和感がある場合には、一対のイヤ
ーサポート体50の上下位置を微調整すればよい。すな
わち、イヤーサポート体50を把持して、イヤーサポー
ト体50を枢支軸57を中心にしてガイド孔47と枢支
軸57との間の摩擦力に抗して上下移動すればよい。そ
れにより、ガイド孔47に対して枢支軸57が上下移動
し、このようにして、一対のイヤーサポート体50をヘ
ッドレスト体40に対して上下移動することができる。
【0029】さらに、一対のイヤーサポート体50の開
き角度を調整して、イヤーサポート体50の支持感を着
座者の好みに適合させるには、一対のイヤーサポート体
50の一方あるいは両方を把持して、イヤーサポート体
50を枢支軸57を中心にして回動すればよい。それに
より、イヤーサポート体50がガイド孔47と枢支軸5
7との間の摩擦力に抗して回動し、イヤーサポート体5
0が着座者の好みの開き角度に調節される。
【0030】また、イヤーサポート体50の開き角度を
変えることで、隣りの着座者の視界をイヤーサポート体
50が遮る程度を変えることができ、必要により、プラ
イベートを確保することもできる。前記実施の形態にお
いては、ヘッドレスト体40側のイヤーサポートガイド
46のガイド孔47にイヤーサポート体50側の枢支軸
57を嵌合支持したものを示したが、背ずり20側にイ
ヤーサポート体50を直接的に支持するようにしてもよ
い。
【0031】
【発明の効果】本発明にかかる座席のヘッドレスト装置
によれば、ヘッドレスト体を、起立状態と前傾状態と傾
き角度調節可能、かつ、上下位置調節可能に支持するよ
うにしたので、背丈などが異なる着座者の体格に応じて
ヘッドレスト体を上下移動調整することができるととも
に、ヘッドレスト体の傾き角度を調節して、着座者がリ
クライニング姿勢をとっている時に、ヘッドレスト体が
着座者の頭部を起こした姿勢に支持可能にして、リクラ
イニング姿勢をとっている時に楽な姿勢でテレビを見た
り本を読んだりすることができ、使い勝手をよくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す座席のヘッドレス
ト装置の分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す座席の側面図であ
る。
【図3】本発明の一実施の形態を示す座席の正面図であ
る。
【図4】本発明の一実施の形態を示す座席の背ずりの正
面図である。
【図5】本発明の一実施の形態を示す座席の背ずりの要
部断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態を示す座席のヘッドレス
ト装置の平面図である。
【図7】本発明の一実施の形態を示す座席のイヤーサポ
ート体の構造説明図である。
【図8】本発明の一実施の形態を示す座席のヘッドレス
ト装置の要部斜視図である。
【符号の説明】
10a…座席 10…腰掛け 11…ボトムフレーム 12…シートクッション 13…台枠 15…レッグサッポート部材 20…背ずり 21…バックストラクチャ 22…バッククッション 23…表示部材 24…ガイドレール 25…移動用の溝 30…ヘッドレスト装置 40…ヘッドレスト体 41…上下動ベース 43…ヘッドクッション 44…表皮部材 45…スライドレール 46…イヤーサポートガイド 47…ガイド孔 50…イヤーサポート体 51…イヤーフレーム 52…イヤークッション 53…表皮部材 57…枢支軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−158128(JP,A) 特開 昭60−148727(JP,A) 実開 平7−39606(JP,U) 実開 平3−125443(JP,U) 実開 平6−61153(JP,U) 実開 平4−131351(JP,U) 実開 平2−6560(JP,U) 実開 平3−70535(JP,U) 実開 昭59−120951(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 7/38 B60N 2/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】腰掛け、および背ずりを備えて成る座席の
    ヘッドレスト装置において、 前記ヘッドレスト装置は、前記背ずりの上端部に装着さ
    れ、着座者の後頭部を支持するヘッドレスト体と、着座
    者の耳辺りや側頭部を支持する一対のイヤーサポート体
    とを有して成り、 前記ヘッドレスト体はガイド孔を備えて成り、 前記一対のイヤーサポート体は、それぞれヘッドレスト
    体側に前記ガイド孔に挿入可能な枢支軸を備えて成り、 前記ヘッドレスト体および前記一対のイヤーサポート体
    は、それぞれ前記ガイド孔と前記枢支軸とから生じる摩
    擦力により、上下位置調節可能に支持されていることを
    特徴とする座席のヘッドレスト装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の座席のヘッドレスト装置に
    おいて、 前記ガイド孔と前記枢支軸とから生じる摩擦力は、調節
    可能に構成されていることを特徴とする座席のヘッドレ
    スト装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のヘッドレスト装置
    において、 前記一対のイヤーサポート体は、前記ヘッドレスト体に
    対して上下位置調節可能に支持されていることを特徴と
    する座席のヘッドレスト装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載のヘッドレスト装置
    において、 前記一対のイヤーサポート体は、前記ガイド孔と前記枢
    支軸とから生じる摩擦力により、前記ヘッドレスト体側
    に互いに閉じて両者の間隔を狭めた閉じ状態と、互いに
    開いて両者の間隔を広げた開き状態とに開き角度調節可
    能に支持されていることを特徴とする座席のヘッドレス
    ト装置。
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