JP2022158430A - 車両用シート装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シート本体20のシートクッション20Aは、一般位置を基準として、その前部をなす第一クッション部21と、第一クッション部21の後方に位置して着座した乗員のヒップポイントを支持可能な第二クッション部22と、第一クッション部21と第二クッション部22とを回動可能に連結する連結機構23とを有し、乗降位置のシート本体20のシートバック20B及び第二クッション部22の姿勢を維持した状態で、第一クッション部21は、連結機構23によって第二クッション部22に対して座面角度を変えられるように回動可能である。
【選択図】図7
Description
図1に示す車両用シート装置10は、車両の車室内の前部左側に設置されるシート装置である。この車両用シート装置10の前側にはフロントガラスFGが設けられ、車両用シート装置10の左側にはドア開口部Dが設けられている。そして車両用シート装置10は、シート本体20を車両前後方向にスライドさせる前後スライド機構30と、その前後スライド機構30の上側でシート本体20を回転させる回転機構40と、シート本体20の回転移動をロックする回転ロック機構50とを備えている。ここで前後スライド機構30は、車室内のフロアF上に固定されて車両前後方向に延びる左右一対のロアレール32と、左右一対のロアレール32に沿って前後スライドする左右の一対のアッパレール33とを備えている(図1では、便宜上、各ロアレールに共通の符号32を付し、各アッパレールに共通の符号33を付す)。各アッパレール33は、多段式ロック機構(図示省略)にて、各ロアレール32に対して多段階でスライドロックできるように構成されている。
図1~図3に示すシートクッション20Aは、上方視で概ね矩形に形成されており、第一クッション部21と、第二クッション部22と、分割された両クッション部21,22を連結する連結機構23と、オットマン機構26とを備えている。図3に示す第一クッション部21は、一般位置を基準としてシートクッション20Aの前部をなす部分であり、着座した乗員CMの脚部側、特に膝部の上側を支持することが可能である。また第二クッション部22は、シートクッション20Aの後部をなす部分であり、着座状態の乗員CMのヒップポイントHPを支持することが可能である。ここで第一クッション部21と第二クッション部22の寸法は、例えばSAE規格に準拠した乗員模型を基に設定することが可能である。即ち、AM95乗員模型とJF05乗員模型の間のサイズの乗員模型を選択し、この乗員模型のヒップポイントHPや脚部の位置を基に両クッション部21,22の寸法を設定することができる。
連結機構23は、図4を参照して、第二クッション部22に対して第一クッション部21の座面角度を変えられるように連結する機構である。連結機構23は、前部回転軸24と前部駆動部25とから構成されている。即ち、第一クッション部21の左右の第一フレーム21Fの後端部に、シート幅方向に延びる前部回転軸24が固定され、この前部回転軸24は、第二クッション部22の左右の第二フレーム22Fの前端部に回動可能に連結されている。そして第二フレーム22Fには前部駆動部25が固定されており、この前部駆動部25にて前部回転軸24を軸心周りに回転させることで、図5に示すように第一フレーム21Fを第二フレーム22Fに対して上下回動させられるようになっている。
図3及び図8に示すオットマン機構26は、乗員脚部(膝下部分)を押し上げ可能な機構であり、第一クッション部21の前端部に上下回動可能に連結されている。このオットマン機構26は、図3及び図4を参照して、オットマン本体27と、駆動機構(オットマン回転軸28,オットマン駆動部29)とを備えている。オットマン本体27は、その骨格をなす左右一対のリンクアーム271と、各リンクアーム271間に渡された支持板272とを有している(図4では、便宜上、左右のリンクアームに共通の符号271を付す)。これら各リンクアーム271と支持板272上には、オットマン用の弾性部27Pが配設されている。またオットマン本体27の左右のリンクアーム271の後端部には、それぞれシート幅方向に延びるオットマン回転軸28が固定され、各オットマン回転軸28は、第一クッション部21の左右の第一フレーム21Fの前端部に回動可能に連結されている。そしてオットマン回転軸28を、第一フレーム21Fに固定されたオットマン駆動部29にて軸心周りに回転させる。こうすることでオットマン本体27の各リンクアーム271を、図3及び図8に示すように、第一クッション部21の各第一フレーム21Fに対して上下回動させられるようになっている。
図1及び図2に示す回転機構40は、シート本体20を一般位置と乗降位置との間で回転移動させる機構であり、ベース部材41と支持部材42との間に配設されている。ここでベース部材41は、シート本体20の回転移動に追従しない部位であり、左右のアッパレール33間に渡された上方視で矩形の板材で構成されている。また支持部材42は、シート本体20を支持する上方視で矩形の部材であり、シート本体20の回転移動に追従することができる。そして回転機構40は、図9に示すように、ベース部材41上に固定された内輪43と、内輪43(外周側)に対して回転可能に支持された外輪44とを備え、この外輪44の上に支持部材42が固定されている。またベース部材41又は支持部材42には、内輪43に対して外輪44を回転させる駆動部(図示省略)が設けられている。これにより、支持部材42に支持されたシート本体20を、ベース部材41に対して内輪43及び外輪44の軸心回りに回転(上方視で略90°回転)させられるようになっている。そして回転機構40によるシート本体20の回転移動は、後述する回転ロック機構50によってロックすることが可能となっている。
図1及び図10に示す回転ロック機構50は、回転機構40によるシート本体20の回転移動を予め決められた位置、即ち、一般位置でロックする機構である。この回転ロック機構50は、シート本体20側に設けられたロック部51と、シート本体20の回転移動に追従しない被ロック部52とを有している。ここで被ロック部52は、回転機構40のベース部材41の車両左側に設けられ、車幅方向に延びる横ピン521と、この横ピン521の左右端から下側に延びてベース部材41に固定されている縦ピン522とから構成されている。またロック部51は、一般位置のシート本体20を基準として前後方向に長尺な部材であり、支持部材42の左側部に上下回動可能に設けられている。このロック部51の後端部には、下側に屈曲する係止部511が設けられ、ロック部51の前端部の近傍位置には、板状の荷重受け部512が設けられている。そしてロック部51は、その後端部と前端部の中央部分に挿設された回転中心ピン513を介して支持部材42に上下回動可能に連結されている。
図1及び図2を参照して、乗員降車時においては、一般位置のシート本体20を、回転機構40によって乗降位置に回転移動させて、シート本体20上の乗員CMをドア開口部Dに向ける。そしてシート本体20から乗員CMが立ち上がって車両から降車するのであるが、この種のシート構成では、乗降性に関する各種の性能(例えば足付き性と着座感)の両立が望まれている。そこで車両用シート装置10では、上述したように、シートバック20B及び第二クッション部22の姿勢を維持した状態で、第一クッション部21が、連結機構23によって第二クッション部22に対して座面角度を変えられるように回動可能となっている。
また図7を参照して、乗員乗車時には、乗降位置のシート本体20において第一クッション部21を下向き姿勢とした状態で乗員CMを着座させる。そしてシート本体20の回転移動の開始に伴って第一クッション部21を下向き姿勢から上向き姿勢となるように制御する。つづいてシート本体20が乗降位置から一般位置に回転移動する間、図6に示すように、第一クッション部21が第二クッション部22に対して上向き姿勢で維持される。こうして乗員乗車時のシート本体20が回転移動する間において、上向き姿勢の第一クッション部21によって乗員脚部を支持することにより、乗員脚部とフロアF等との意図しない接触を極力回避することができる。
20 シート本体
20A シートクッション
20B シートバック
21 第一クッション部
21F 第一フレーム
21P 第一弾性部
22 第二クッション部
22F 第二フレーム
22P 第二弾性部
23 連結機構
24 前部回転軸
25 前部駆動部
26 オットマン機構
27 オットマン本体
27P オットマン用の弾性部
271 リンクアーム
272 支持板
28 オットマン回転軸
29 オットマン駆動部
30 前後スライド機構
32 ロアレール
33 アッパレール
40 回転機構
41 ベース部材
42 支持部材
43 内輪
44 外輪
50 回転ロック機構
51 ロック部
511 係止部
512 荷重受け部
513 回転中心ピン
52 被ロック部
521 横ピン
522 縦ピン
D ドア開口部
F フロア
FG フロントガラス
HP ヒップポイント
R リクライナ
RS 路面
T 回転軌跡
VL 仮想線
θ トルソ角
Claims (5)
- シート本体を車両前向きの一般位置とドア開口部を向く乗降位置との間で回転移動させる回転機構を備えた車両用シート装置において、
前記シート本体のシートクッションは、一般位置を基準として、その前部をなす第一クッション部と、前記第一クッション部の後方に位置して着座した乗員のヒップポイントを支持可能な第二クッション部と、前記第一クッション部と前記第二クッション部とを回動可能に連結する連結機構とを有し、
乗降位置において前記シート本体のシートバック及び前記第二クッション部の姿勢を維持した状態で、前記第一クッション部は、前記連結機構によって前記第二クッション部に対して座面角度を変えられるように回動可能である車両用シート装置。 - 前記第一クッション部の姿勢は、前記第二クッション部に対して上側に傾斜する上向き姿勢と、前記第二クッション部に対して下側に傾斜する下向き姿勢との間で調整可能とされているとともに、
乗員降車時において、前記シート本体が前記一般位置から乗降位置に回転移動する間の前記第一クッション部が上向き姿勢で維持され、乗降位置の前記シート本体にて前記第一クッション部が上向き姿勢から下向き姿勢となるように制御されている請求項1に記載の車両用シート装置。 - 前記第一クッション部の姿勢は、前記第二クッション部に対して上側に傾斜する上向き姿勢と、前記第二クッション部に対して下側に傾斜する下向き姿勢との間で調整可能とされており、
乗員乗車時において、乗降位置の前記シート本体にて前記第一クッション部が下向き姿勢となり、前記シート本体の回転移動の開始に伴って前記第一クッション部が下向き姿勢から上向き姿勢となるとともに、前記シート本体が乗降位置から一般位置に回転移動する間の前記第一クッション部が上向き姿勢で維持されるように制御されている請求項1又は2に記載の車両用シート装置。 - 前記シートクッションは、一般位置を基準として、前記第一クッション部の前側に延びる展開位置と前記第一クッション部の下側に延びる格納位置との間を移動可能であるオットマン機構を有している請求項1~3のいずれか一項に記載の車両用シート装置。
- 格納位置の前記オットマン機構は、その骨格となるリンクアームが、前記第一クッション部の前端から垂直に下方に延びる仮想線よりもシート後方位置に配置されている請求項4に記載の車両用シート装置。
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