JP2005517598A5 - - Google Patents

Claims (13)

1. 殺菌済品を輸送するために設計された静止貯蔵タンク内または静止貯蔵容器内に、上記殺菌済品を無菌で貯蔵する方法であって、
   ａ）少なくとも１つの化学洗浄剤を上記静止貯蔵容器または上記静止貯蔵タンクの内部表面に吹き付けることにより上記静止貯蔵タンクまたは上記静止貯蔵容器を洗浄するステップ；
   ｂ）上記静止貯蔵タンクまたは上記静止貯蔵容器が液体殺菌剤で完全には一杯にならないように、洗浄された上記静止貯蔵タンクまたは洗浄された上記静止貯蔵容器の全ての内部表面へ高圧噴流により液体殺菌剤を吹き付けるステップ；
   ｃ）上記静止貯蔵タンクまたは上記静止貯蔵容器の上記内部表面へ吹き付けられた液体殺菌剤を排出するステップ；
   ｄ）殺菌された上記静止貯蔵タンクまたは上記静止貯蔵容器を殺菌済液で完全に満たし、容器内に含まれる全ての空気を大気中へ追い出すステップ；
   ｅ）不活性ガスで上記静止貯蔵タンクまたは上記静止貯蔵容器を封止および加圧し、殺菌済液をその静止貯蔵タンクまたは静止貯蔵容器から追い出し、上記静止貯蔵タンクまたは上記静止貯蔵容器内に加圧された不活性ガス雰囲気を作るステップ；
   ｆ）上記加圧された不活性雰囲気を維持して、上記静止貯蔵タンクまたは上記静止貯蔵容器の内部容量の少なくとも一部を占めるある量の殺菌済品を、殺菌された上記静止貯蔵タンクまたは上記静止貯蔵容器の中へ供給するステップ；および
   ｇ）上記静止貯蔵タンクまたは上記静止貯蔵容器内に上記加圧された不活性ガス雰囲気を維持するように上記殺菌済品を含む殺菌された上記静止貯蔵タンクまたは上記静止貯蔵容器を封止するステップ
   を備えることを特徴とする方法。
2. ステップ（ｄ）で使用される上記殺菌済液が殺菌された水であることを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 上記殺菌済品がフルーツジュースで成ることを特徴とする請求項１に記載の方法。
4. 上記化学洗浄剤が、ｐＨが３から４の範囲内のリン酸溶液、７５℃まで加熱された苛性ソーダ溶液、またはこれらの混合物、からなる集合から選択されることを特徴とする請求項１に記載の方法。
5. 上記不活性ガスが窒素であることを特徴とする請求項１に記載の方法。
6. 上記不活性ガスが二酸化炭素であることを特徴とする請求項１に記載の方法。
7. 上記不活性ガスがアルゴンであることを特徴とする請求項１に記載の方法。
8. 上記不活性ガスの正の圧力が１０ｈＰａから２６ｈＰａであることを特徴とする請求項１に記載の方法。
9. 上記殺菌剤がオキソニア溶液を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
10. 上記殺菌剤がヨードホルム溶液を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
11. 請求項１に記載の方法であって、上記洗浄ステップ（ａ）が、
    ａ１）飲料水で上記静止貯蔵タンクまたは上記静止貯蔵容器（１０）の内部を洗い流すステップ；
    ａ２）７５℃まで温められた苛性ソーダ溶液を上記静止貯蔵タンクまたは上記静止貯蔵容器（１０）の内部表面に吹き付けるステップ；および
    ａ３）飲料水によりステップ（ａ２）で処理された上記静止貯蔵タンクまたは上記静止貯蔵容器（１０）の内部を洗い流し、３から４のｐＨのリン酸溶液である第２の洗浄剤を吹き付けるステップ
    を含むことを特徴とする方法。
12. 請求項１に記載の方法において、上記静止貯蔵タンクまたは上記静止貯蔵容器（１０）を洗浄および殺菌する複数の上記ステップが、上記容器（１０）の内部表面に対して高圧噴流を噴霧することにより実行され、ここで、上記高圧噴流が、上記容器（１０）の上部に、内側に取り付けられた噴霧装置（３０）から供給されることを特徴とする方法。
13. 貯蔵される上記殺菌済品が上記静止貯蔵タンクまたは上記静止貯蔵容器（１０）内に注入されると同時に不活性ガスの対応する体積が除かれることを特徴とする請求項１に記載の方法。