JP2001049476A - タンクのパージ方法 - Google Patents

タンクのパージ方法

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JP2001049476A
JP2001049476A JP11225252A JP22525299A JP2001049476A JP 2001049476 A JP2001049476 A JP 2001049476A JP 11225252 A JP11225252 A JP 11225252A JP 22525299 A JP22525299 A JP 22525299A JP 2001049476 A JP2001049476 A JP 2001049476A
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JP
Japan
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tank
gas
liq
valve
liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP11225252A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Sekihara
章司 関原
Naoko Takeuchi
直子 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
Original Assignee
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
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Publication date
Application filed by Japan Oxygen Co Ltd, Nippon Sanso Corp filed Critical Japan Oxygen Co Ltd
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間でかつ少量のパージガスで確実にタン
ク内のパージを行うことができるタンクのパージ方法を
提供する。 【解決手段】 タンク内を液体で満たしてタンク内の空
気を排気した後、液体を排出しながらタンク内にパージ
ガスを導入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンクのパージ方
法に関し、例えば、食品加工用水、日本酒やワイン等の
アルコール飲料、ジュース等の清涼飲料、醤油等の調味
料、食用油等の液体状食品、写真現像液等の液体状薬品
類を貯留するタンク内の酸素分をパージして窒素等の不
活性ガスに置換する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液体中の溶存酸素によって成分が酸化し
たり、最近が増殖したりすることを防止するため、液体
中の溶存酸素を除去(低減)することが行われている。
このような溶存酸素の除去処理を施した液体は、適当な
タンク内に一時的に貯留されるが、タンク内のガスに酸
素が含まれていると、この酸素が液中に溶解して再び溶
存酸素が増加してしまう。このため、タンクに液体を注
入する前に、タンク内の酸素をあらかじめパージしてお
く必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来行われて
いるタンク内のパージは、通常、タンク内に窒素ガス等
の不活性ガスを供給して空気等の酸素含有ガスを追い出
すようにして行っていたため、酸素濃度を所定濃度以下
にするために長時間を要するだけでなく、パージガスと
して用いる窒素ガスの量も膨大なものとなっていた。例
えば、パージガス所要量は、通常、タンク容積の数倍に
も達しており、ガス置換に長時間を要すると言う問題が
あった。
【0004】そこで本発明は、短時間でかつ少量のパー
ジガスで確実にタンク内のパージを行うことができるタ
ンクのパージ方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のタンクのパージ方法は、タンク内のガス、
通常は空気をパージガスに置換するパージ方法であっ
て、前記タンク内を液体で満たしてタンク内の空気を排
気した後、該液体を排出しながらタンク内に前記パージ
ガスを導入することを特徴とし、特に、前記パージガス
が不活性ガスであること、前記液体がタンク内を洗浄す
るための洗浄液であることを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】図は本発明のタンクのパージ方法
を実施する過程を説明するための図であって、図1はタ
ンク内が空の状態、図2はタンク内に液体を注入してタ
ンク内を液体で満たした状態、図3はタンク内から液体
を排出しながらパージガスを導入している状態、図4は
タンク内をパージガスで置換した状態、溶存酸素除去装
置で溶存酸素低減処理を行った液をタンク内に導入して
いる状態、をそれぞれ示している。
【0007】まず、図1に示すように、タンク1が空の
状態、即ち空気が充満している状態で、タンク1に設け
られた液体注入弁2及び排気弁3を開くとともに、ガス
導入弁4及び排液弁5を閉じた状態とし、液体注入弁2
から所定の液体Lをタンク内に注入して排気弁3からタ
ンク内のガス(空気A)を排出する。このようにタンク
内に液体Lを注入することにより、タンク内の空気A
は、比重差によってタンク上部に接続した排気管6から
外部に排気されることになる。
【0008】タンク1に注入する液体Lは、タンク内を
洗浄するための薬液、例えば苛性ソーダや亜硫酸水等の
消毒剤や殺菌剤あるいは熱湯や、薬液を洗い流すための
水又は湯を利用することにより、注入用として別途液体
を準備する必要がなくなる。なお、液体注入弁2を設け
た液体注入経路は、タンク1の底部に限らず、上部に接
続していてもよい。
【0009】図2に示すように、タンク内が液体Lで満
たされたら、液体注入弁2及び排気弁3を閉じて液体L
の注入を停止する。続いて、ガス導入弁4及び排液弁5
を開き、図3に示すように、排液弁5からタンク内の液
体Lを排出しながらガス導入弁4から所定のパージガス
Gをタンク内に導入する。
【0010】このときタンク内に導入するパージガスG
は、タンク1に貯留する液(貯留液)の種類、性状、望
ましい雰囲気によって異なるが、通常は、貯留液の酸化
や細菌の増殖等を防止するため、酸素をほとんど含まな
い不活性ガス、例えば、窒素ガス、アルゴンガス、二酸
化炭素等を用いることができる。
【0011】このように、密閉状態のタンク1に対し
て、タンク内の液体Lを排液弁5から排出しながらガス
導入弁4からパージガスGを導入することにより、図4
に示すように、タンク内の排液を終了した時点でタンク
内が所定のパージガスGに置換された状態となる。した
がって、置換すべきパージガスGの量が、タンク1の容
積と略同一となり、置換に要する時間も、排液あるいは
ガス導入に要する時間だけとなるため、従来のパージ方
法に比べて窒素ガス等のパージガス消費量を大幅に削減
できるとともに、パージに要する時間も大幅に短縮する
ことができる。
【0012】このようにしてタンク1のパージを行った
後、図5に示すように、ガス導入弁4及び排液弁5を閉
じ、排気弁3を開いて溶存酸素除去装置7で事前に溶存
酸素低減処理を行った液(貯留液)を液体注入弁2から
タンク内に導入することにより、貯留液と酸素との接触
を抑制して貯留液中の溶存酸素濃度が上昇することを防
止できる。
【0013】また、排気弁3としてタンク内の圧力が所
定圧力以上になったときに開弁する一次圧制御弁を使用
し、ガス導入弁4としてタンク内の圧力が所定圧力以下
になったときに開弁する二次圧制御弁を使用することに
より、液体注入時のタンク内空気の排気と、液体排出時
のタンク内へのパージガスの導入とを自動的に行うこと
ができ、さらに、貯留液の導入による圧力上昇や貯留液
の導出による圧力低下の際にも、自動的にガス(パージ
ガス)の給排気を行い、タンク内を所定圧力範囲に保つ
ことができる。
【0014】
【実施例】酸素濃度21vol%の空気が充満した容積
2mのタンク内に水を注入して空気を排除し、タンク
内を水で満たした後、タンク内から水を排水すると同時
に窒素ガスを導入してタンク内のパージを行った。使用
した水は、常温(約20℃)、粘度は0.001Pa・
s、溶存酸素濃度は9.0mg/Lであった。また、使
用した窒素ガスの酸素含有量は0.1volppm以下
であった。
【0015】その結果、パージ後のタンク内の酸素濃度
は0.4vol%となった。この酸素濃度における水の
溶存酸素濃度は0.2mg/Lであるから、事前に溶存
酸素除去装置で溶存酸素を除去した液体を貯留しても溶
存酸素濃度を上昇させることはほとんどない。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のタンクの
パージ方法によれば、パージガス量の削減やパージ時間
の短縮が図れ、効果的なパージを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 タンク内が空の状態を示す説明図である。
【図2】 タンク内に液体を注入してタンク内を液体で
満たした状態を示す説明図である。
【図3】 タンク内から液体を排出しながらパージガス
を導入している状態を示す説明図である。
【図4】 タンク内をパージガスで置換した状態を示す
説明図である。
【図5】 溶存酸素除去装置で溶存酸素低減処理を行っ
た液をタンク内に導入している状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…タンク、2…液体注入弁、3…排気弁、4…ガス導
入弁、5…排液弁、6…排気管、7…溶存酸素低減装
置、G…パージガス、L…液体
フロントページの続き Fターム(参考) 3B116 AA33 AB51 BB03 3E070 AA01 AB01 AB09 AB10 BK10 GB01 GB04 VA01 VA30 4K053 PA18 QA06 QA07 RA05 RA07 RA15 RA22 RA61 SA06 SA19 TA18 ZA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク内のガスをパージガスに置換する
    パージ方法であって、前記タンク内を液体で満たしてタ
    ンク内のガスを排気した後、該液体を排出しながらタン
    ク内に前記パージガスを導入することを特徴とするタン
    クのパージ方法。
  2. 【請求項2】 前記パージガスが不活性ガスであること
    を特徴とする請求項1記載のタンクのパージ方法。
  3. 【請求項3】 前記液体がタンク内を洗浄するための洗
    浄液であることを特徴とする請求項1記載のタンクのパ
    ージ方法。
JP11225252A 1999-08-09 1999-08-09 タンクのパージ方法 Pending JP2001049476A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005517598A (ja) * 2002-02-19 2005-06-16 フィッシャー・ソシエダッド・アノニマ−アグロインドゥストリア 殺菌済製品を無菌で貯蔵する方法
JP2012228648A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Tonengeneral Sekiyu Kk タンク内の残油の回収方法
CN114623384A (zh) * 2022-03-14 2022-06-14 长鑫存储技术有限公司 一种储液瓶的处理系统及其处理储液瓶的方法

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CN114623384B (zh) * 2022-03-14 2023-10-20 长鑫存储技术有限公司 一种储液瓶的处理系统及其处理储液瓶的方法

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