JP7428169B2 - 無菌充填機により密封された容器の洗浄方法及び無菌充填機 - Google Patents

無菌充填機により密封された容器の洗浄方法及び無菌充填機 Download PDF

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Description

本開示は、PETボトル等の容器に飲料を充填する無菌充填機において、容器の洗浄に使用された無菌水を回収し、回収された無菌水を無菌充填機により密封された容器の洗浄に再利用する、無菌充填機により密封された容器の洗浄方法及び無菌充填機に関する。
無菌充填機では、容器を過酢酸又は過酸化水素等を含む殺菌剤により殺菌する。殺菌に使用された殺菌剤は容器に付着しており、付着した殺菌剤を除去するために、殺菌された容器を無菌水によりリンスする。また、内容物が充填された容器を蓋材により密封する。使用する蓋材も密封する前に殺菌剤により殺菌される。殺菌に使用された殺菌剤は蓋材に付着しており、付着した殺菌剤を除去するために、蓋材を無菌水によりリンスする。さらに、密封された容器の外面、特に蓋材と容器の口部の間に内容物が付着していることがあり、付着している内容物を除去するために、容器の外面を無菌水により洗浄する。これらの工程に無菌水が大量に使用されるために、無菌充填機には飲料を殺菌する殺菌装置以外に無菌水を製造する殺菌装置が必要である。
蓋材のリンス及び密封された容器の外面の洗浄に使用される無菌水の量に比べ、容器を殺菌した後のリンスに使用される無菌水は大量であり、リンスに使用された無菌水をそのまま排出するのではなく、再利用する提案がなされている。容器をリンスした無菌水を回収し、殺菌剤に含まれる過酸化物を活性炭により分解し、再度殺菌処理を行い、容器のリンスに使用するシステム及び方法が開示されている(特許文献1)。また、容器のリンスゾーンを2以上に分割し、下流でリンスに使用した無菌水を上流のリンスゾーンで再使用する方法も提案されている(特許文献2)。
容器及び蓋材に付着する殺菌剤をリンスした無菌水を回収し、回収された無菌水を活性炭で処理し、無菌水に含まれる殺菌剤を分解して容器の外面を洗浄する水として再利用する方法及び装置が開示されている(特許文献3)。
殺菌された容器の無菌水によるリンス、及び殺菌された蓋材の無菌水によるリンスは、無菌水の吹き付け又は無菌水への浸漬により行われる。密封された容器の外面の洗浄、特に蓋材と容器の口部の間の洗浄は、特許文献4及び特許文献5により開示されている。
特開2006-122728号公報 特開2012-1238号公報 特開2008-93511号公報 特許第294494号公報 特開2004-66076号公報
無菌充填機では、殺菌後の容器のリンス、殺菌後のキャップのリンス及び飲料充填後の容器口部外面の洗浄が必要であり、これらの工程に無菌水が大量に使用される。使用される無菌水を製造するために、無菌充填機には飲料を殺菌する殺菌装置以外に無菌水を製造する殺菌装置が必要である。
無菌充填機の容器リンス部チャンバー及び蓋材殺菌部チャンバー内に供給される大量の無菌水を、使用後にそのまま排出することは無駄であり、容器を殺菌した後の容器をリンスする無菌水を再使用する方法が、特許文献1及び特許文献2に開示されている。しかし、リンス後の無菌水に含まれる殺菌剤を分解し、再度殺菌すること、及びリンス装置を2以上にする必要があり、方法が煩雑であり、装置も付加しなければならない。
また、特許文献3に開示されている方法は、回収された無菌水を容器の外面の洗浄に使用しており、回収された無菌水を殺菌する必要がない。しかし、多くの殺菌剤に対応するためには、回収された無菌水中の殺菌剤を分解しなければならないため、分解装置を必要とする。
無菌充填機において、殺菌された容器をリンスする無菌水は必要であるが、容器をリンスした無菌水を使用後に排出するのはエネルギーの無駄となる。使用される無菌水をエネルギーの無駄とならないように、再利用する必要があり、付加する設備を極力少なくし、使用される無菌水を再利用する無菌充填機が求められている。
本開示は、無菌充填機において殺菌後の容器のリンスに使用される無菌水を回収し、回収された無菌水をそのまま密封後の容器の洗浄に再使用する、無菌充填機により密封された容器の洗浄方法、及び殺菌後の容器のリンスに使用される無菌水の回収装置並びに回収された無菌水により密封後の容器を洗浄する洗浄装置を備える無菌充填機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本開示は次のような構成を採用する。
なお、本開示を理解しやすくするため図面の符号を示すが、本開示はこれに限定されるものではない。
すなわち、本開示に係る無菌充填機により密封された容器の洗浄方法は、搬送される容器を、過酸化水素を含む殺菌剤を前記容器の内面に、過酸化水素を35質量%含む過酸化水素水の量として、30μL/容器以上、150μL/容器以下付着させることにより殺菌し、殺菌された前記容器を無菌水製造装置により製造された40℃以上80℃以下にすることで、前記容器に残存する殺菌剤を除去するリンス能力を向上させた無菌水を前記容器の内面に、前記容器の表面積に対して、0.15ml/cm2以上、1.25ml/cm2以下吹き付けることによりリンスし、前記無菌水の温度、吹き付け量を調整することにより、前記容器をリンスした前記無菌水の過酸化水素を0.1ppm以上、50ppm以下の濃度となるようにして、前記無菌水を回収し、リンスされた前記容器に殺菌された内容物を無菌雰囲気で充填し、前記内容物が充填された前記容器を殺菌された蓋材により無菌雰囲気で密封し、密封されたベントスロットを設けた前記容器を回収され、異物を除去するフィルタに通した前記無菌水により洗浄し、前記蓋材と前記容器の口部の間に0.1MPa以上、0.5MPa以下の圧力のエアを吹き付け、前記無菌水を除去し、前記容器表面に残存する過酸化水素を分解及び気散させる。
また、本開示に係る無菌充填機により密封された容器の洗浄方法において、密封された前記容器の、前記蓋材と前記容器の口部の間を回収された前記無菌水により洗浄すると好適である。
また、本開示に係る無菌充填機により密封された容器の洗浄方法において、前記蓋材と前記容器の口部の間を回収された前記無菌水により洗浄した後、高圧エアを吹き付けて前記蓋材と前記容器の口部の間に残存する前記無菌水を押し流すと好適である。
また、本開示に係る無菌充填機により密封された容器の洗浄方法において、前記蓋材の内側及び前記容器の口部の少なくともいずれか一方のねじ山部にベントスロットを設けると好適である。
本開示に係る無菌充填機は、搬送される容器を、過酸化水素を含む殺菌剤を前記容器の内面に、過酸化水素を35質量%含む過酸化水素水の量として、30μL/容器以上、150μL/容器以下付着させることにより殺菌する殺菌装置、殺菌された前記容器を無菌水製造装置により製造された40℃以上80℃以下にすることで、前記容器に残存する殺菌剤を除去するリンス能力を向上させた無菌水を前記容器の内面に、前記容器の表面積に対して、0.15ml/cm2以上、1.25ml/cm2以下吹き付けることによりリンスするリンス装置、前記無菌水の温度、吹き付け量を調整することにより、前記リンス装置により前記容器をリンスした前記無菌水の過酸化水素を0.1ppm以上、50ppm以下の濃度となるようにして、前記無菌水を回収する無菌水回収装置、 リンスされた前記容器に殺菌された内容物を無菌雰囲気で充填する充填装置、前記内容物が充填された前記容器を殺菌された蓋材により無菌雰囲気で密封する密封装置、回収され、異物を除去するフィルタに通した前記無菌水を密封されたベントスロットを設けた前記容器に吹き付ける水噴射装置及び前記蓋材と前記容器の口部の間に0.1MPa以上、0.5MPa以下の圧力のエアを吹き付け、前記無菌水を除去し、前記容器表面に残存する過酸化水素を分解及び気散させる高圧エア吹き付け装置、が設けられた、密封された前記容器を洗浄する密封容器洗浄装置を備える。
また、本開示に係る無菌充填機において、前記密封容器洗浄装置が密封された前記容器の、前記蓋材と前記容器の口部の間に回収された前記無菌水を噴射する水噴射装置を備えると好適である。
また、本開示に係る無菌充填機において、前記蓋材と前記容器の口部の間を回収された前記無菌水により洗浄した後、前記蓋材と前記容器の口部の間に残存する前記無菌水を押し流すために高圧エアを吹き付ける高圧エア吹き付け装置を備えると好適である。
本開示によれば、無菌充填機において殺菌された容器をリンスする無菌水を回収し、内容物が充填され、密封された容器の洗浄に再利用することで、無菌水を無駄に排出することがなく、エネルギーの利用効率を高めることができる。
本開示の実施の形態に係る無菌充填機の概略を示す平面図である。 本開示の実施の形態に係る無菌充填機の加熱部及び成形部の工程に供給されるプリフォームを示す。 上記無菌充填機の加熱部及び成形部の工程のうち、プリフォーム加熱工程を示す。 上記無菌充填機の加熱部及び成形部の工程のうち、ブロー成形工程を示す。 上記無菌充填機の加熱部及び成形部の工程のうち、容器取り出し工程を示す。 本開示の実施の形態に係る無菌充填機の殺菌部、リンス部及び充填部の工程のうち、容器をトンネルにより遮蔽して行う殺菌剤ガス吹き付け工程を示す。 殺菌剤ガス吹き付けノズルを容器に挿入して行う殺菌剤ガス吹き付け工程を示す。 容器が正立状態での無菌水リンス工程を示す。 容器が倒立状態での無菌水リンス工程を示す。 充填工程を示す。 密封工程を示す。 本開示の実施の形態に係る容器のリンスに使用する回収装置を示す。 本開示の実施の形態に係る無菌充填機に備えられる、蓋材と容器の口部の間を回収された無菌水により洗浄する水噴射装置及び高圧エア吹き付け装置を示す。 本開示の実施の形態に係る蓋材と容器の口部の間を回収された無菌水により洗浄する工程を示す。 本開示の実施の形態に係るリンス装置チャンバーの回転する可動壁の端部を浸漬する浸漬槽を示す。
以下に本開示を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1に本開示に係る実施の形態の無菌充填機を示す。供給されたプリフォームを加熱するプリフォームの加熱装置、加熱されたプリフォームを容器に成形する成形装置、成形された容器の検査装置、容器を殺菌する殺菌装置、殺菌された容器を無菌水によりリンスするリンス装置、リンスされた容器に殺菌された内容物を無菌雰囲気で充填する充填装置、内容物が充填された容器を殺菌された蓋材により無菌雰囲気で密封する密封装置及び密封された容器を排出する排出装置からなる無菌充填機であって、各装置を遮蔽するチャンバー内に無菌水を供給する無菌水製造装置、殺菌された容器をリンスした無菌水を回収する無菌水回収装置及び回収された無菌水により密封された容器を洗浄する密封容器洗浄装置を備える無菌充填機の概要を図1により説明し、各装置の詳細を図2、図3、図4及び図5により説明する。この実施の形態によれば、殺菌された容器のリンスに使用した無菌水を回収し、回収された無菌水をそのまま密封された容器の洗浄に再利用することにより、エネルギー消費を減少させることができる。
(実施の形態の概要)
図1に示すように、実施の形態に係る無菌充填機は、プリフォーム1を供給するプリフォーム供給装置4、プリフォーム1を容器2に成形する温度に加熱する加熱装置6、加熱されたプリフォーム1を容器2に成形する成形装置10、成形された容器を検査する検査ホイール14、成形された容器2を殺菌する殺菌装置17、殺菌された容器2をリンスするリンス装置19、リンスされた容器2に殺菌された内容物を無菌雰囲気で充填する充填装置21、密封部材である蓋材3を殺菌する蓋材殺菌装置31、内容部が充填された容器2を殺菌された蓋材3により無菌雰囲気で密封する密封装置24、密封された容器2を排出コンベヤ30に載置する排出装置28及び排出コンベヤ30により容器2を非無菌ゾーンに排出する出口部を備える。ここで、検査ホイール14は備えなくても構わない。
加熱装置6は加熱装置チャンバー7、成形装置10及び検査ホイール14は成形装置チャンバー11、殺菌装置17は殺菌装置チャンバー18、リンス装置19はリンス装置チャンバー20、充填装置21は充填装置チャンバー23、密封装置24は密封装置チャンバー25、排出装置28は排出装置チャンバー29により各々遮蔽されている。殺菌装置17で発生する殺菌剤のガス若しくはミスト又はこれらの混合物が成形装置10に流入しないように、成形装置チャンバー11と殺菌装置チャンバー18の間には雰囲気遮断チャンバー16が設けられている。殺菌装置チャンバー18で発生する殺菌剤のガス若しくはミスト又はこれらの混合物は、雰囲気遮断チャンバー16が排気されることで、成形装置チャンバー11内に流入することはない。ここで、加熱装置6と成形装置10は単一のチャンバーにより遮蔽されても構わない。また、蓋材殺菌装置31と密封装置24も単一のチャンバーにより遮蔽されても構わない。さらに、密封装置24と排出装置28も単一のチャンバーにより遮蔽されても構わない。
無菌充填機を稼働する前に、各チャンバー内の洗浄を行い、さらに各チャンバー内の殺菌を行う。チャンバー内の洗浄には洗浄剤が使用される。殺菌には殺菌剤が使用される。洗浄剤及び殺菌剤は、各チャンバー内に噴霧される。噴霧された洗浄剤及び殺菌剤を洗い流すために各チャンバー内に無菌水が供給される。図1に示すように、水供給タンク33から無菌水製造装置35に水を供給し、供給された水を無菌水製造装置35により加熱することにより殺菌し、無菌水にして、無菌水供給配管36により殺菌装置チャンバー18,リンス装置チャンバー20、充填装置チャンバー23、密封装置チャンバー25及び排出装置チャンバー29に供給する。各チャンバーに供給される無菌水は洗浄効果及び殺菌効果を高めるために加熱されている。
無菌充填機の稼働中に無菌水が供給されるのは、リンス装置チャンバー20及び蓋材殺菌装置31である。リンス装置チャンバー20では、殺菌された容器2が無菌水によりリンスされ、容器2に残存する殺菌剤が洗い流され、容器2内の異物が除去される。蓋材殺菌装置31では、殺菌された蓋材3が無菌水によりリンスされ、蓋材3に残存する殺菌剤が洗い流され、蓋材3に付着する異物が除去される。
リンス装置チャンバー20に供給される無菌水は、蓋材殺菌装置31に供給される無菌水に比べ、洗浄すべき面積を考慮すれば、圧倒的に大量であることは明らかである。実施の形態では、大量に使用される殺菌された容器2のリンス用無菌水を回収して再利用する。蓋材殺菌装置31のリンス用無菌水を回収して再利用しても構わない。
殺菌装置チャンバー18及びリンス装置チャンバー20は内容物により汚染の懸念がないためチャンバー内の洗浄を行わなくても構わない。また、洗浄後の洗浄剤の洗い流しは無菌水でなくても構わない。
無菌充填機の稼働中には、チャンバー内の殺菌が行われた殺菌装置チャンバー18、リンス装置チャンバー20、充填装置チャンバー23、密封装置チャンバー25及び排出装置チャンバー29は、除菌フィルタにより無菌化された無菌エアが供給され、各チャンバー内の圧力を陽圧にすることで、無菌充填機の無菌性が維持される。陽圧に保持する圧力は、充填装置チャンバー23内が最も高く、リンス装置チャンバー20、殺菌装置チャンバー18と上流に行くほど低く設定される。また、密封装置チャンバー25、排出装置チャンバー29と下流に行くにほど低く設定される。雰囲気遮断チャンバー16が排気されることで、雰囲気遮断チャンバー16内の圧力は、大気圧とほぼ同一に保持される。例えば、充填装置チャンバー23内の圧力を20Pa以上、40Pa以下とすると、他のチャンバー内の圧力は充填装置チャンバー23内の圧力よりも低い。
無菌充填機稼働時に無菌雰囲気を保持しなければならない殺菌装置チャンバー18、リンス装置チャンバー20、充填装置チャンバー23、密封装置チャンバー25及び排出装置チャンバー29内は無菌充填機の稼働前に殺菌される。その後、無菌エアが供給されることにより各チャンバー内は無菌雰囲気に保持される。殺菌装置チャンバー18は無菌充填機稼働中に殺菌剤のガス若しくはミスト又はこれらの混合物が噴霧されるため、無菌充填機の稼働前に殺菌されなくても構わない。
(実施の形態の詳細)
図2Aに示すプリフォーム1が、図1に示すプリフォーム供給装置4から、プリフォーム供給コンベヤ5により所望の速度で連続的に加熱装置6に搬送される。
本実施形態におけるプリフォーム1は試験管状の有底筒状体であり、図2Dに示した容器2と同様な口部1aがその成形当初に付与される。この口部1aにはプリフォーム1の成形と同時に雄ネジが形成される。また、プリフォーム1には口部1aの下部に搬送のためのサポートリング1bが形成される。プリフォーム1又は容器2はこのサポートリング1bを介してグリッパ32により把持され、無菌充填機内を走行する。プリフォーム1は射出成形、圧縮成形等によって成形される。プリフォーム1の材質はポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンフラノエート、ポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂からなり、これらの樹脂単体又は混合物であっても構わないし、リサイクルされた熱可塑性樹脂を含んでも構わない。また、バリア性を付与するために、エチレン-ビニルアルコール共重合体、メタキシリレンジアミンのような芳香族アミンをモノマーとするポリアミド等の熱可塑性樹脂を層として、又は混合物として含んでも構わない。
加熱装置6に供給されたプリフォーム1は、一定ピッチで多数のグリッパ32が設けられたホイールにより搬送される。ここで、図2Bのようにグリッパ32から解放され、プリフォーム1の口部1aにスピンドル9が挿入されて搬送される。
プリフォーム1は、図2Bに示すように、赤外線ヒータ8又はその他の加熱手段によって、後のブロー成形に適した温度まで加熱される。この温度は90℃から130℃であると好適である。
なお、プリフォーム1の口部1aの温度は、変形等を防止するため70℃以下の温度に抑えられる。
プリフォーム1は図2Bに示すように、口部1aにスピンドル9が挿入され、赤外線ヒータ8により加熱され、回転しながら無端チェーンにより搬送される。スピンドル9は無端チェーンに一定間隔で設けられている。無端チェーンはプーリにより回転する。プリフォーム1を転倒させてスピンドル9に挿入し、プリフォーム1を倒立状態で回転させつつ搬送することも可能である。
加熱されたプリフォーム1は、スピンドル9から解放され、グリッパ32に把持されて、成形装置10の成形ホイール12に搬送される。成形ホイール12に備えられた金型13により、図2Cに示すように、プリフォーム1は容器2にブロー成形される。金型13及びブローノズルは、成形ホイール12の回りに複数個配置され、成形ホイール12の回転とともに成形ホイール12の周りを一定速度で旋回する。加熱されたプリフォーム1が到来すると、金型13はプリフォーム1を挟み込む。続いてブローノズルがプリフォーム1に接合され、図示しない延伸ロッドがブローノズルに設けられた孔に導かれ、プリフォーム1内に挿入される。挿入される延伸ロッドがプリフォーム1の底部を伸ばすことによりプリフォーム1は縦延伸され、同時にブローノズルからプリフォーム1内に空気等の気体が吹きこまれ横延伸される。プリフォーム1は金型13内で縦延伸及び横延伸され、容器2が成形される。成形された容器2は、図2Dに示すように、金型13から取り出され、検査ホイール14に設けられたグリッパ32によりサポートリング1bを把持され、検査ホイール14に受け渡される。
成形された容器2は、検査ホイール14の周辺に備えられた検査装置15により、容器温度、容器胴部、サポートリング1b、容器口部天面、容器底部等が検査され、異常と判断された場合は、図示しない排出装置により、無菌充填機の外部に排出される。容器の検査は成形装置チャンバー11内で行われるが、検査装置として別個のチャンバーにより遮蔽されても構わない。
容器2の温度検査は、容器2の表面温度を検査して、容器2の良否を判断する。温度センサは、例えば赤外線放射温度計(赤外線放射カメラ)であるが、他の温度計を使用することも可能である。容器成形時の余熱が容器2に残存することが、容器2を適正に殺菌するために必要である。温度センサにより検出される温度は50℃以上であることが好ましい。
また、容器胴部、サポートリング1b、容器口部天面、容器底部はカメラにより撮像され、各箇所の状態が検査される。撮像された画像は画像処理装置により処理され、傷、異物、変形、変色等の異常の存否について判断される。許容範囲を超えた容器2は異常と判断される。
検査装置15による検査により異常と判断されなかった容器2は、殺菌装置17で発生する殺菌剤のガス若しくはミスト又はこれらの混合物が成形装置10に流入しないように、成形装置10と殺菌装置17の間に設けられた雰囲気遮断チャンバー16内のホイールを経て、殺菌装置17に搬送される。
殺菌装置17に搬送された容器2は殺菌される。容器2を殺菌するための容器2への殺菌剤のガス吹き付け工程を図2E-1に示す。容器2に殺菌剤のガスを吹き付けるため、殺菌剤ガス吹き付けノズル38が設けられる。殺菌剤ガス吹き付けノズル38は、その先端のノズル孔が直下を走行する容器2の口部1aの開口に正対し得るように固定される。また、必要に応じて殺菌剤ガス吹き付けノズル38の下方に容器2の走行路に沿って、図2E-1に示すように殺菌剤ガス吹き付けトンネル39が設けられる。殺菌剤ガス吹き付けノズル38は一本であっても複数本であっても構わない。容器2に吹き付けられた殺菌剤のガスが容器2の内部に流入し、容器2の内面を殺菌する。このとき、容器2が殺菌剤ガス吹き付けトンネル39内を走行することで、殺菌剤のガス若しくはミスト又はこれらの混合物が、容器2の外面にも流れて、容器2の外面が殺菌される。
また、図2E-2に示すように、殺菌剤ガス吹き付けノズル38を容器2の搬送に追従させ、殺菌剤吹き付けノズル38を容器2の内部に挿入して、殺菌剤のガス若しくはミスト又はこれらの混合物を容器2の内面に直接吹き付けても構わない。容器2から溢れた出た殺菌剤のガス若しくはミスト又はこれらの混合物は、殺菌剤ガス吹き付けノズル38を囲繞して設けた案内部材38aに衝突し、容器2の外面に流れ容器2の外面に接触する。案内部材38aには殺菌剤ガス吹き付けノズル38と同軸のフランジ部とフランジ部から外周に突出する環状壁部が設けられている。
殺菌剤のガス若しくはミスト又はこれらの混合物は、殺菌剤ガス生成器によりガス化される殺菌剤又はガス化された殺菌剤が凝結したミスト又はこれらの混合物である。殺菌剤ガス生成器は、殺菌剤を滴状にして供給する二流体スプレーノズルである殺菌剤供給部と、この殺菌剤供給部から供給された殺菌剤を分解温度以下に加熱して気化させる気化部とを備える。殺菌剤供給部は、殺菌剤供給路及び圧縮空気供給路からそれぞれ殺菌剤と圧縮空気を導入して殺菌剤を気化部内に噴霧するようになっている。気化部は、内外壁間にヒータを挟み込んだパイプであり、このパイプ内に吹き込まれた殺菌剤を加熱し気化させる。気化した殺菌剤のガスは殺菌剤ガス吹き付けノズル38から気化部外に噴出する。ヒータに換えて誘導加熱により気化部を加熱しても構わない。
殺菌剤ガス生成器は上述のような構造に限定されず、液状の殺菌剤をガス化できるものであれば、どのようなものでも構わない。
図2E-1、図2E-2に示すように、殺菌剤のガスは、殺菌剤ガス吹き付けノズル38から容器2に吹き付けられる。殺菌剤のガス若しくはミスト又はこれらの混合物の吹き付け量は任意であり、吹き付け量は、殺菌剤ガス生成器に供給される殺菌剤の量と吹き付け時間により決まる。殺菌剤ガス生成器は複数備えても構わない。吹き付け量は容器2の大きさによっても変動する。
殺菌剤は少なくとも過酸化水素を含有する。その含有量は0.5質量%以上、65質量%以下の範囲が適当である。0.5質量%未満では殺菌力が不足する場合があり、65質量%を超えると安全上、扱いが困難となる。また、さらに好適なのは0.5質量%以上、40質量%以下であり、40質量%以下では扱いがより容易であり、低濃度となるために殺菌後の容器2への殺菌剤の残留量を低減できる。
殺菌剤を過酸化水素水とした場合、過酸化水素水のガスの吹き付け量は以下の通りとなる。殺菌剤ガス吹き付けノズル38から容器2の内面に吹き付けられる過酸化水素水のガスにより、容器2の内面に付着する過酸化水素の量は、過酸化水素を35質量%含む過酸化水素水の量として、30μL/容器以上、150μL/容器以下が好ましく、より好ましくは50μL/容器以上、100μL/容器以下である。また、容器2に吹き付けられる過酸化水素水のガスの過酸化水素濃度は、2mg/L以上、20mg/L以下が好ましく、より好ましくは5mg/L以上、10mg/L以下である。
また、殺菌剤は水を含んでなるが、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ノルマルプロピルアルコール、ブチルアルコールなどのアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、アセチルアセトンなどのケトン類、グリコールエーテル類等の1種又は2種以上を含んでも構わない。
さらに、殺菌剤は過酢酸、酢酸等の有機酸、次亜塩素酸ナトリウム等の塩素化合物、オゾン等の殺菌効果を有する化合物、陽イオン界面活性剤、非イオン系界面活性剤、リン酸化合物等の添加剤を含んでも構わない。
殺菌剤が吹き付けられた容器2は必要に応じて、無菌エアが吹き付けられる。無菌エアは、ブロワによるエアを無菌フィルタに通したものであり、エアは40℃以上70℃以下に加熱されていることが好ましい。加熱されたエアを吹き付けることにより殺菌剤が活性化し、殺菌効果が高まる。エアを吹き付けることにより、容器2に残存する余剰の殺菌剤は除去される。
無菌エアの吹き付け量及び吹き付け速度により容器2の表面に残存する殺菌剤の量は変化する。殺菌後の容器2をリンスする無菌水は回収されるが、回収される無菌水に含まれる過酸化水素の量を低減させるためには、無菌エアの吹き付け量を増やし、吹き付け速度を上げ、無菌エアの温度を上げる必要がある。これらの条件を調整することにより、回収される無菌水に含まれる過酸化水素を0.1ppm以上、50ppm以下とすることができる。
図1に示すように、殺菌装置17で殺菌された容器2はリンス装置19に搬送される。図2F-1に示すように、容器リンスノズル40により、正立状態の容器2に無菌水が吹き付けられる。無菌水は図1に示すように、無菌水製造装置35により製造され、無菌水供給配管36によりリンス装置チャンバー20に供給される。無菌水は常温でも構わないが、加熱されることが好ましい。無菌水は、容器2の内部に残存する殺菌剤を排出し、残存する殺菌剤を分解してさらに殺菌効果を高め、容器2の内部に異物が存在する場合は排除する効果もある。容器2の内部に吹き付けられた無菌水はグリッパ32を回転させ、容器2を転倒させることで排出される。
無菌水製造装置35は、例えば複数個のシェル&チューブ式熱交換器を直列で連結してなる第1段加熱部で水を20℃から65℃まで加熱し、第1段加熱部より多くのシェル&チューブ式熱交換器を直列で連結してなる第2段加熱部で水を65℃から140℃まで加熱し、140℃に加熱された水をホールディングチューブで140℃に保持して殺菌する装置である。殺菌された無菌水は、さらに無菌水製造装置35に備えられる冷却部で常温まで冷却される。無菌水は常温まで冷却せずに加温された状態で供給されても構わない。また、製造された無菌水は貯留タンクに貯留されたのち、リンス装置チャンバー20に供給されても構わない。
図1に示すように、無菌水は、水供給タンク33から無菌水製造装置35に水を供給し、供給された水を無菌水製造装置35により加熱することにより殺菌し、無菌水を製造する。水の加熱は少なくとも120℃で4分以上行われる。又は、充填される内容物の殺菌条件以上の殺菌価で殺菌された水でも構わない。加熱されて殺菌された無菌水は常温まで冷却されて、殺菌された容器2のリンスに使用される。無菌水は常温まで冷却せずに、加温された状態で殺菌された容器2のリンスに使用しても構わない。常温を超える温度とすることで、無菌水のリンス能力が向上する。好ましくは40℃以上80℃以下にすることで、無菌水の容器2に残存する殺菌剤を除去するリンス能力を向上させることができる。
図2F-2に示すように、容器2が倒立状態にされて、無菌水が容器2内に吹き付けられても構わない。この場合、異物の排除には正立状態よりも効果的である。容器リンスノズル40は上下動可能とし、容器2内に挿入されて無菌水を容器2内に吹き込んでも構わない。
殺菌された容器には、過酸化水素を35質量%含む過酸化水素水の量として、30μL/容器以上150μL/容器以下の殺菌剤が吹付けられている。無菌水のリンスにより、容器に付着した過酸化水素を含む殺菌剤が洗い流される。
無菌水は40℃以上80℃以下に調温される。無菌水を吹き付ける容器リンスノズル40の1本当たりの流量は、3L/min.以上、15L/min.以下、好ましくは5L/min.以上、10L/min.以下が適当である。また、吹き付け時間は0.2秒以上、5秒以下が適当である。容器2への無菌水の吹き付け量は、ノズルの流量と吹き付け時間によって決定されるが、容器2の表面積に対して、0.15ml/cm2以上、1.25ml/cm2以下であることが好ましい。0.15ml/cm2未満ではリンスが不十分となり、1.25ml/cm2を超えると過大であり、エネルギーの浪費となる。
図1に示すように、無菌水製造装置35で製造される無菌水は、無菌水供給配管36によりリンス装置チャンバー20に供給される。図2F-1又は図2F-2に示すように、供給される無菌水は殺菌された容器2に吹き付けられる。容器2に吹き付けられた無菌水は図3に示すように、無菌水回収装置49により回収され、再利用される。殺菌された容器2のリンスに使用された無菌水は、リンス装置チャンバー20内で容器2から排出され、図3に示すように無菌水回収溝50に集められ、無菌水回収溝50からバルブを経て無菌水回収ポンプ51により、無菌水回収配管37に回収された無菌水を送液する。無菌水回収装置49は少なくとも、無菌水回収溝50、バルブ及び無菌水回収ポンプ51を備える。
容器2に吹き付けられる無菌水は回収される。回収される無菌水に含まれる過酸化水素は0.1ppm以上、50ppm以下である。前述のように容器2に吹き付けられる過酸化水素を含む殺菌剤の量は規定される。その後、容器中に付着及び吸着した一定量の過酸化水素は、容器2をリンスする無菌水により洗い流され、洗い流された無菌水は回収され、回収される無菌水中の過酸化水素は0.1ppm以上50ppm以下になるように、殺菌後のエアリンスと無菌水リンスの条件を調整する。回収される無菌水に含まれる過酸化水素が0.1ppm以上、50ppm以下であれば、容器2の外面に吹き付けられた後、過酸化水素は分解及び気散により、容器2の外表面及び蓋材3と容器2の口部1aとの間に残存することはない。したがって、回収される無菌水中の過酸化水素を分解する必要はない。
図6に示すように、リンス装置チャンバー20の回転する可動部に壁を設け、可動する壁及び外側の固定壁によりリンス装置チャンバー20内の無菌雰囲気と非無菌雰囲気を隔てる場合、壁の下端を殺菌剤を含む液体に浸漬して回転させることもある。このとき、浸漬槽56に容器2に吹き付けられる無菌水が混入し、殺菌剤の濃度が低下しないようにする必要がある。また、殺菌剤を含む液体が適切な水位を保持することを監視するためレベルセンサーLを浸漬槽56に設ける。
図4に示すように、無菌水回収配管37に送液される無菌水は、排出コンベヤ30に設けられる、密封された容器2に口部を洗浄するために回収された無菌水を噴射する水噴射装置52に供給される。供給される回収された無菌水は、容器2に付着する異物を含むことがあり、フィルタを通すことが好ましい。水噴射装置52では既に密封された容器の口部の洗浄に回収された無菌水を使用するため、フィルタは菌を除去するものでなくて、異物を除去できるもので構わない。回収した無菌水の水量が容器2の外面を洗浄するのに十分でない場合、回収される無菌水に水を加え、混合して使用しても構わない。
図1に示すように、リンス装置19でリンスされた容器2は充填装置21に搬送される。充填装置21では、図1に示す充填ホイール22にて、図2Gに示す充填工程のように、充填ノズル41により容器2に内容物が充填される。内容物はあらかじめ殺菌されており、容器2と同期的に走行する充填ノズル41により、容器2内に一定量の飲料等の内容物が充填される。
調合装置で調合され、内容物殺菌装置で殺菌された内容物はアセプティックサージタンクに貯留され、さらに充填装置21の近傍に備えられるヘッドタンクに送液され、ヘッドタンクから充填ノズル41に供給されて容器2に充填される。
内容物が充填された容器2は、図1に示す充填ホイール22を経て密封装置24に搬送される。密封装置24に設けられた密封ホイール26では、図2Hに示す密封工程のように、蓋材殺菌装置31により殺菌された密封部材である蓋材3が、蓋材供給ホイールを経て、密封ホイール26に供給され、図示しないキャッパーにより、容器2の口部1aに巻き締められ、容器2は密封される。
密封された容器2は、密封ホイール26のグリッパ32から排出装置28の排出ホイール27のグリッパ32に受け渡される。排出ホイール27に受け渡された容器2は排出コンベヤ30に載置される。排出コンベヤ30に載置された容器2は無菌充填機の外部に排出される。
殺菌装置チャンバー18,リンス装置チャンバー20、充填装置チャンバー23、密封装置チャンバー25及び排出装置チャンバー29の各チャンバー内は、無菌充填機の稼働前に洗浄及び殺菌が行われる。
各チャンバー内の殺菌の前に内容物が充填される充填装置チャンバー23から下流のチャンバー内は洗浄される。内容物がチャンバー内に飛散して汚染が激しいチャンバー内は温水、熱水、又は苛性ソーダを主成分とするアルカリ性洗浄液又は酸性洗浄液を噴射することで洗浄される。殺菌装置チャンバー18,リンス装置チャンバー20及び排出装置チャンバー29は汚染が限定的であるため、洗浄しなくても構わない。
無菌充填機の稼働中には、チャンバー内の殺菌後の各チャンバー内の無菌性を維持するために、図3に示すように、チャンバーには無菌エア供給装置44が設けられる。無菌エア供給装置44は、ブロワ45によるエアを除菌フィルタ46により無菌化されたエアをチャンバー内に供給する。エアを加熱装置47により加熱しても構わない。除菌フィルタ46のチャンバー側表面は殺菌剤が噴射されることで殺菌される。また、チャンバー内の圧力を適正に保持するために、排気装置48をチャンバーの下部に設けても構わない。
洗浄剤、殺菌剤及び無菌水をチャンバー内に噴射する場合、例えば、洗浄を行うために洗浄剤を噴射し、洗浄剤を洗い流すために無菌水を噴射し、殺菌を行うために殺菌剤を噴射し、殺菌剤を洗い流すために無菌水を噴射する。洗浄剤を洗い流すとき、後に殺菌を行うため、無菌水を使用しなくても構わない。しかし、菌によりチャンバー内の汚染を抑制するために無菌水を使用することが好ましい。
排出コンベヤ30に載置された容器2は非無菌雰囲気に排出される。排出コンベヤ30により非無菌雰囲気である空間を搬送される密封された容器2に、回収された無菌水が噴射される。密封された容器2への回収された無菌水の吹き付けは、水噴射装置52により行われる。水噴射装置52は非無菌雰囲気にある排出コンベヤ30に設けられており、水噴射装置52に供給される回収された無菌水は過酸化水素を0.1ppm以上、50ppm以下含み、活性炭又はその他の手段により過酸化水素を分解又は除去しなくても、回収された無菌水に含まれる過酸化水素は常温で分解される。
図5に示すように、水噴射装置52は、排出コンベヤ30により搬送される蓋材3により密封された容器2の蓋材3と容器2の口部1aの間に、回収された無菌水を噴射し、蓋材3と容器2の口部1aの間を洗浄し、残存する内容物を洗い流す。水噴射装置52に供給される回収された無菌水は、搬送される容器2の口部に向かって、搬送方向に対して直交するように噴射される。回収された無菌水を容器2の口部に向かって噴射する無菌水噴射ノズル53が、搬送される容器2に向かって排出コンベヤ30の両側に多数設けられる。
容器2の口部1aは蓋材3が覆いかぶさっているため、容器2の口部1a以外の箇所と異なり、乾燥されずに湿度の高い状態が維持されやすい。そのため、糖を含んだ内容物の場合、容器2の口部1aで菌が繁殖しやすい。回収された無菌水は少なくとも密封された蓋材3と容器2の口部1aの間に噴射されるが、密封された容器2の蓋材3の外面及び密封された容器2の蓋材3より下方のネック部、胴部及び底部に噴射されても構わない。容器2に内容物を充填するとき、容器2の口部1a以外の外面にも内容物が付着するおそれもあり、密封された容器2の蓋材3と容器2の口部1aの間以外の容器2の外面に回収された無菌水を噴射することが好ましい。
無菌充填機の生産中、外部から菌が浸入しないよう排出コンベヤ30が過酢酸や過酸化水素等の殺菌剤に浸漬することで殺菌されている。容器2を無菌充填機から排出するとき、容器2の底部に殺菌剤が付着する。底部に付着した殺菌剤を包装ラインに持ち込まないように、低濃度で過酸化水素を含む回収された無菌水を水噴射装置52により容器2に噴射することで洗い流す。
図5に示すように、容器2に向かって噴射される回収された無菌水は、蓋材3の下部とサポートリング1bの間に噴射させる角度を、容器2の中心軸の下方を起点として、80度から100度の角度で噴射される。蓋材3と容器2の口部1aの間を洗浄するためには、回収された無菌水を蓋材3と容器2の口部1aの間に流し込まなければならない。蓋材3と容器2の口部1aの間に回収された無菌水が流れ込むように、蓋材3に向けて角度を設ける。すなわち、上側に向けて回収された無菌水を噴射することが好ましい。蓋材3と容器2の口部1aの間に流れ込んだ無菌水は口部1aに付着した内容物を洗い流して排出される。
容器2と無菌水噴射ノズル53の先端との距離は、10mm以上、100mm以下である。10mm未満では、容器2の載置位置がずれて搬送されるとき、容器2と無菌水噴射ノズル53の先端が接触する恐れがある。100mmを超えて離れると、容器2の口部1aのネジ部の洗浄性が低下する。無菌水を噴射するときの送液圧は、0.5MPa以上、3MPa以下が好ましい。0.5MPa未満では十分な洗浄効果が得られず、3MPaを超える場合、噴射圧により容器が倒れる恐れがある。
蓋材3と容器2の口部1aの間に流れ込んだ無菌水は、蓋材3の凹部と容器2の口部1aの天面が密着していることから、容器2の内部に侵入することはない。
噴射された回収された無菌水が、蓋材3と容器2の口部1aの間に流れ込み、さらに流出し易いように、蓋材3の内側と容器2の口部1aの少なくともいずれか一方のねじ山部の一部を欠くベントスロットを設けることが好ましい。ベントスロットは容器2又は蓋材3の中心軸に平行に蓋材3又は容器2のねじ山部を直線的に欠くものである。ベントスロットの幅は1mm以上3mm以下が好ましい。1mm未満では回収された無菌水の流れがスムーズでなく、3mmを超えると、ねじ山部が欠けるおそれがある。ベントスロットを設けることで、噴射される回収された無菌水が蓋材3と容器2の口部1aの間にスムーズに流れ、また、スムーズに排出される。よって、蓋材3と容器2の口部1aの間の洗浄効果を高めることができる。ベントスロットを設けなくても、蓋材3と容器2の口部1aの間に無菌水を流し込むことは可能である。
無菌水を噴射した後、蓋材3と容器2の口部1aの間に残存する無菌水を押し流すために高圧エアを吹き付けることが好ましい。図4に示すように、水噴射装置52の下流に高圧エア吹き付け装置54を設ける。高圧エア吹き付け装置54は搬送される容器2の口部に向かって、搬送方向に対して直交するように高圧エアを噴射する。高圧エアを容器2の口部に向かって噴射する高圧エア噴射ノズル55が搬送される容器2に向かって排出コンベヤ30の両側に多数設けられる。
蓋材3と容器2の口部1aの間に高圧エアが吹き付けられることにより、吹き付けられる回収された無菌水は、蓋材3と容器2の口部1aとの間にから除去される。回収された無菌水には過酸化水素が含まれるが、高圧エアを吹き付けることにより、容器2の外面から除去され、容器2の表面に残存しても、過酸化水素は分解及び気散する。
容器2と高圧エア噴射ノズル55の先端との距離は、10mm以上、100mm以下が好ましい。10mm未満では、容器2の載置位置がずれて搬送されるとき、容器2と高圧エア噴射ノズル55の先端が接触する恐れがある。100mmを超えて離れると、蓋材3と容器2の口部1aの間に残存する無菌水の除去効果が低下する。また高圧エア噴射ノズル55のエア圧は、0.1MPa以上、0.5MPa以下が好ましい。0.1MPa未満では無菌水の除去効果が十分得られず、0.5MPaを超える場合、エア使用量が増し、経済性が低下する。
容器2に高圧エアを吹き付ける位置及び角度は、回収された無菌水を吹き付ける位置及び角度と同一である。高圧エアにより無菌水を押し流すためにはベントスリットを容器2の口部1aに設けることが好ましい。
リンス装置19で使用された無菌水を回収し、0.1ppm以上50ppm以下の過酸化水素を含む回収された無菌水を、蓋材3と容器2の口部1aの間の洗浄に使用することで、蓋材3と容器2の口部1aの間のネジ山部の菌が増殖するリスクを低減でき、無菌水を製造して使用するよりもエネルギー消費を抑制することができる。
1…プリフォーム
1a…口部
1b…サポートリング
2…容器
3…蓋材
17…殺菌装置
18…殺菌装置チャンバー
19…リンス装置
20…リンス装置チャンバー
21…充填装置
23…充填装置チャンバー
24…密封装置
25…密封装置チャンバー
28…排出装置
29…排出装置チャンバー
30…排出コンベヤ
33…水供給タンク
35…無菌水製造装置
36…無菌水供給配管
37…無菌水回収配管
40…容器リンスノズル
49…無菌水回収装置
50…無菌水回収溝
51…無菌水回収ポンプ
52…水噴射装置
53…無菌水噴射ノズル
54…高圧エア吹き付け装置
55…高圧エア吹き付けノズル

Claims (7)

  1. 搬送される容器を、過酸化水素を含む殺菌剤を前記容器の内面に、過酸化水素を35質量%含む過酸化水素水の量として、30μL/容器以上、150μL/容器以下付着させることにより殺菌し、
    殺菌された前記容器を無菌水製造装置により製造された40℃以上80℃以下にすることで、前記容器に残存する殺菌剤を除去するリンス能力を向上させた無菌水を前記容器の内面に、前記容器の表面積に対して、0.15ml/cm2以上、1.25ml/cm2以下吹き付けることによりリンスし、
    前記無菌水の温度、吹き付け量を調整することにより、前記容器をリンスした前記無菌水の過酸化水素を0.1ppm以上、50ppm以下の濃度となるようにして、前記無菌水を回収し、
    リンスされた前記容器に殺菌された内容物を無菌雰囲気で充填し、
    前記内容物が充填された前記容器を殺菌された蓋材により無菌雰囲気で密封し、
    密封されたベントスロットを設けた前記容器を回収され、異物を除去するフィルタに通した前記無菌水により洗浄し、
    前記蓋材と前記容器の口部の間に0.1MPa以上、0.5MPa以下の圧力のエアを吹き付け、前記無菌水を除去し、前記容器表面に残存する過酸化水素を分解及び気散させる無菌充填機により密封された容器の洗浄方法。
  2. 前記請求項1記載の無菌充填機により密封された容器の洗浄方法において、
    密封された前記容器の、前記蓋材と前記容器の口部の間を回収された前記無菌水により洗浄する無菌充填機により密封された容器の洗浄方法。
  3. 請求項2に記載の無菌充填機により密封された容器の洗浄方法おいて、
    前記蓋材と前記容器の口部の間を回収された前記無菌水により洗浄した後、高圧エアを吹き付けて前記蓋材と前記容器の口部の間に残存する前記無菌水を押し流す無菌充填機により密封された容器の洗浄方法。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の無菌充填機により密封された容器の洗浄方法において、
    前記蓋材の内側及び前記容器の口部の少なくともいずれか一方のねじ山部にベントスロットを設ける無菌充填機により密封された容器の洗浄方法。
  5. 搬送される容器を、過酸化水素を含む殺菌剤を前記容器の内面に、過酸化水素を35質量%含む過酸化水素水の量として、30μL/容器以上、150μL/容器以下付着させることにより殺菌する殺菌装置、
    殺菌された前記容器を無菌水製造装置により製造された40℃以上80℃以下にすることで、前記容器に残存する殺菌剤を除去するリンス能力を向上させた無菌水を前記容器の内面に、前記容器の表面積に対して、0.15ml/cm2以上、1.25ml/cm2以下吹き付けることによりリンスするリンス装置、
    前記無菌水の温度、吹き付け量を調整することにより、前記リンス装置により前記容器をリンスした前記無菌水の過酸化水素を0.1ppm以上、50ppm以下の濃度となるようにして、前記無菌水を回収する無菌水回収装置、
    リンスされた前記容器に殺菌された内容物を無菌雰囲気で充填する充填装置、
    前記内容物が充填された前記容器を殺菌された蓋材により無菌雰囲気で密封する密封装置、
    回収され、異物を除去するフィルタに通した前記無菌水を密封されたベントスロットを設けた前記容器に吹き付ける水噴射装置及び
    前記蓋材と前記容器の口部の間に0.1MPa以上、0.5MPa以下の圧力のエアを吹き付け、前記無菌水を除去し、前記容器表面に残存する過酸化水素を分解及び気散させる高圧エア吹き付け装置、が設けられた、密封された前記容器を洗浄する密封容器洗浄装置を備える無菌充填機。
  6. 請求項5に記載の無菌充填機において、
    前記密封容器洗浄装置が密封された前記容器の、前記蓋材と前記容器の口部の間に回収された前記無菌水を噴射する水噴射装置を備える無菌充填機。
  7. 請求項6に記載の無菌充填機において、
    前記蓋材と前記容器の口部の間を回収された前記無菌水により洗浄した後、前記蓋材と前記容器の口部の間に残存する前記無菌水を押し流すために高圧エアを吹き付ける高圧エア吹き付け装置を備える無菌充填機。
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