JP2022135777A - 無菌充填方法及び無菌充填機 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリフォームからボトルを成形し、成形されたボトルを殺菌し、殺菌されたボトルに内容物を充填する無菌充填機において、成形されたボトルを殺菌するまでにホットエアを吹き付けて短時間に加熱することができる方法及び装置が求められる。【解決手段】成形された前記ボトルが搬送される搬送路の少なくとも上流の左右2箇所及び下流の左右2箇所から、同時にボトルの胴部の外形に接し、ボトルの外周を一定方向に回転するように、ボトルにホットエアを吹き付ける。【選択図】図5

Description

本発明は、プリフォームからボトルを成形し、成形されたボトルに殺菌剤を吹き付けることによりボトルを殺菌し、殺菌されたボトルに殺菌された内容物を無菌雰囲気で充填し、内容物が充填されたボトルを殺菌された蓋材により密封する無菌充填機において、ボトルに殺菌剤を吹き付ける前にボトルを加熱し、殺菌効果を上げる無菌充填方法及び無菌充填機に関する。
従来の無菌充填機として、プリフォームからブロー成形によりボトルを成形する成形部と、成形部で成形されたボトルを殺菌剤により殺菌する殺菌部と、殺菌部で殺菌されたボトルをエアリンスするエアリンス部と、エアリンス部でエアリンスされたボトルに内容物を充填し密封する充填部とが連結され、成形部から殺菌部及びエアリンス部を経て充填部へとボトルを連続走行させる走行手段が設けられ、成形部から充填部に至る箇所がチャンバーで覆われたものが知られている。この無菌充填機によれば、ボトルが成形段階で加えられた熱を利用して、殺菌剤としての過酸化水素のミストによる殺菌効果を高めることができる(特許文献1参照。)。
また、プリフォームから成形されたボトルの表面温度を検査し、ボトルの表面温度が一定温度以上であることが確認されたボトルのみを殺菌部に搬送し、一定温度未満であるボトルを除去する無菌充填機も知られている(特許文献2参照。)。
成形されたボトルに過酸化水素を吹き付ける前に、ボトルにノズルを挿入し、ノズルから熱風が送り込まれて、ボトルを予熱することで殺菌効果を高めることも提案されている(特許文献3参照)。
さらに、トンネル状の走行路を搬送されるボトルに、トンネルの上流で無菌のホットエアを吹き付け、中央部で過酸化水素を吹き付け、下流で無菌ホットエアを吹き付けることも行われている(特許文献4参照)。上流での無菌ホットエアの吹き付けは微生物の侵入を阻止し、ボトルの清浄性を保持するとあるが、殺菌効果も高めることが推定される。
特開2006-111295号公報 特開2010-155631号公報 特開2001-39414号公報 特開2015-116814号公報
プリフォームからボトルを成形し、成形されたボトルを殺菌し、殺菌されたボトルに内容物を充填する無菌充填機によれば、ボトルの成形から殺菌剤によるボトルの殺菌を経て飲料の充填に至るまでを連続的に行うことができる。しかし、成形されたボトルをすべて殺菌工程及び充填工程へと送るので、殺菌工程時に温度が低く殺菌剤の殺菌効果が十分でないボトルにも飲料が充填され、殺菌不良を生じるおそれがある。
そこで、特許文献2のように、成形されたボトルの表面温度を測定し、一定温度以上のボトルのみ殺菌部に搬送することが行われている。しかし、殺菌効果を高めるために一定温度を高く設定すると排出されるボトルが多くなり、無駄が発生する。一定温度を低く設定すると殺菌不良を生じるおそれがある。
プリフォームからボトルを成形し、成形されたボトルを殺菌し、殺菌されたボトルに内容物を充填する成形から充填までを連続して行う連続無菌充填機において、成形されたボトルの温度を成形時の予熱のみにより殺菌に適した温度とするのは殺菌不良を生じるおそれがある。加熱されたプリフォームからボトルへの成形時の温度低下、及び成形から殺菌までの搬送によるボトルの温度低下を補完するために、成形されたボトルを殺菌するまでにホットエアを吹き付けて加熱することが有効である。
連続無菌充填機は充填速度が速く、成形後の温度低下は少ないがホットエアを吹き付ける時間も短くなる。長時間吹き付けるとすると、ホットエアを吹き付ける装置部分が長大となり装置のコンパクトに反することとなる。
従来、ボトルにホットエアを吹き付ける方法としては、特許文献3のようにボトル内にノズルを挿入してホットエアをボトル内部に吹き付ける方法があった。しかし、ボトル内にノズルを挿入するためには、そのためにホイールが少なくとも一つ増え、装置コストもアップとなる。
また、トンネル内を搬送されるボトルの上部からボトルにホットエアを吹き付ける特許文献4の方法では、ボトルが十分に加熱されない。
プリフォームからボトルを成形し、成形されたボトルを殺菌し、殺菌されたボトルに内容物を充填する連続無菌充填機において、成形されたボトルを殺菌するまでにホットエアを吹き付けて加熱することで、殺菌を確実に行うことができる。そのためには、簡便な装置により短時間でボトルを加熱することができる方法及び装置を備える無菌充填方法及び無菌充填機が求められる。
本発明は、上記の問題点を解消することができる無菌充填方法及び無菌充填機を提供することを目的とする。
本発明に係る無菌充填方法は、プリフォームを加熱し、加熱された前記プリフォームをボトルにブロー成形し、成形された前記ボトルが搬送される搬送路の少なくとも上流の左右2箇所及び下流の左右2箇所から、同時に前記ボトルの胴部の外形に接し、前記ボトルの外周を一定方向に回転するように、前記ボトルにホットエアを吹き付け、前記ホットエアが吹き付けられた前記ボトルに殺菌剤を吹き付けて殺菌し、殺菌された前記ボトルに殺菌された内容物を無菌雰囲気で充填することを特徴とする。
また、本発明に係る無菌充填方法において、前記搬送路の2箇所以上で前記ホットエアを吹き付けると好適である。
また、本発明に係る無菌充填方法において、前記ボトルの胴部の全てに前記ホットエアを吹き付けると好適である。
また、本発明に係る無菌充填方法において、前記ホットエアの温度が50℃~70℃であると好適である。
本発明に係る無菌充填機は、プリフォームを加熱する加熱装置、加熱された前記プリフォームをボトルにブロー成形するブロー成形装置、成形された前記ボトルが搬送される搬送路の少なくとも上流の左右2箇所及び下流の左右2箇所から、同時に前記ボトルの胴部の外形に接し、前記ボトルの外周を一定方向に回転するように、前記ボトルにホットエアを吹き付けるホットエア吹き付けノズル、前記ホットエアが吹き付けられた前記ボトルに殺菌剤を吹き付ける殺菌剤吹き付けノズル、及び殺菌された前記ボトルに殺菌された内容物を無菌雰囲気で充填する充填装置を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る無菌充填機において、前記ホットエア吹き付けノズルを、前記搬送路の2箇所以上に設けると好適である。
また、本発明に係る無菌充填機において、前記ホットエア吹き付けノズルを、前記ボトルの胴部の全てに前記ホットエアを吹き付けるように構成すると好適である。
また、本発明に係る無菌充填機において、前記ホットエア吹き付けノズルが50℃~70℃のホットエアを吹き付けるように構成されると好適である。
加熱されたプリフォームをブロー成形することにより得られるボトルに、成形されたボトルが搬送される搬送路の少なくとも上流の左右2箇所及び下流の左右2箇所から、ボトルの胴部の外形に接し、ボトルの外周を一定方向に回転するように、ボトルにホットエアを吹き付ける。このボトルへのホットエアの吹き付けにより、ボトル周辺でホットエアが乱流し、ホットエアがボトルを包み込むこととなり、短時間でボトルの温度を上昇させることが可能となる。ボトルの温度が上昇することにより、ボトルに吹き付けられる殺菌剤の殺菌効果を高めることができる。
本発明の実施の形態に係る無菌充填機の概略を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る無菌充填機のプリフォームの加熱装置及びブロー成形装置における工程を示し、(A)はプリフォーム供給工程を、(B)はプリフォーム加熱工程を、(C)はブロー成形工程を、(D)はボトル取り出し工程を示す。 本発明の実施の形態に係る無菌充填機のボトル殺菌装置及び充填装置における工程を示し、(E-1)はボトルをトンネルにより遮蔽して行う殺菌剤吹き付け工程を、(E-2)は殺菌剤吹き付けノズルをボトルに挿入して行う殺菌剤吹き付け工程を、(F-1)はボトルを正立状態でエアリンスするエアリンス工程を、(F-2)はボトルを倒立状態でエアリンスするエアリンス工程を、(G)は充填工程を、(H)は密封工程を示す。 本発明の実施の形態に係る無菌充填機に組み込まれる殺菌剤ガス生成器を示す。 本発明の実施の形態に係る無菌充填方法における、丸形ボトルに対するホットエア吹き付け工程を示す。 本発明の実施の形態に係る無菌充填方法における、角形ボトルに対するホットエア吹き付け工程を示す。 本発明の実施の形態に係る無菌充填機に備えられるホットエア吹き付けノズルを示す。
以下に本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1に本発明に係る無菌充填機を示す。プリフォームの供給から加熱装置、ブロー成形装置、ボトルにホットエアを吹き付けるホットエア吹き付けノズル、ボトル殺菌装置、充填装置及び密封装置からなる無菌充填機の概要を図1により説明し、各装置における工程の詳細を図2-図7により説明する。本実施形態によれば、プリフォームから成形されたボトルにホットエアを吹き付けることで、ボトルの殺菌効果を高めることができる。
図1に示すように、実施の形態に係る無菌充填機は、プリフォーム1を供給するプリフォーム供給装置4、プリフォーム1をボトル2に成形する温度に加熱する加熱装置6、加熱されたプリフォーム1をボトル2に成形するブロー成形装置16、ブロー成形されたボトル2の外観を検査するボトル検査装置24、外観が不良と認められるボトルを除去するボトル除去装置17、ボトル2にホットエアを吹き付けるホットエア吹き付けノズル54、ボトル2を殺菌するボトル殺菌装置30、殺菌されたボトル2をエアリンスするエアリンス装置34、エアリンスされたボトル2に殺菌された内容物を充填する充填装置39、密封部材である蓋材3を殺菌する蓋材殺菌装置52、内容物が充填されたボトル2を殺菌された蓋材3により密封する密封装置44、密封されたボトル2を無菌充填機の外部に排出する排出装置47を備える。
無菌充填機は、加熱装置6から密封装置44までプリフォーム1又はボトル2を搬送する搬送装置を備える。
プリフォーム1を加熱する加熱装置6、ブロー成形装置16及びボトル検査装置24は成形部チャンバー12により、ボトル殺菌装置30は殺菌部チャンバー33により、エアリンス装置34はエアリンス部チャンバー36により、充填装置39は充填部チャンバー41により、密封装置44は密封部チャンバー46により、及び排出装置47及び排出コンベア50は排出部チャンバー49により各々遮蔽されている。
ボトル検査装置24を成形部チャンバー12内に設けず、成形部チャンバー12とは別なチャンバー内に設けても構わない。
ボトル殺菌装置30で発生する殺菌剤のガス若しくはミスト又はこれらの混合物がブロー成形装置16に流入しないように、ブロー成形装置16とボトル殺菌装置30の間には雰囲気遮断チャンバー27を設けても構わない。ボトル殺菌装置30で発生する殺菌剤のガス若しくはミスト又はこれらの混合物は、雰囲気遮断チャンバー27が排気されることで、ブロー成形装置16に流入することはない。殺菌部チャンバー33に排気装置を設け、殺菌部チャンバー33内に発生する余剰の殺菌剤のガス若しくはミスト又はこれらの混合物を排気しても構わない。
図1では、ホットエア吹き付けノズル54を雰囲気遮断チャンバー27内のホイール26に設けているが、ボトル2を殺菌する箇所の上流であれば、いずれの箇所にホットエア吹き付けノズル54を設けても構わない。例えば、殺菌部チャンバー33内のホイール28に設けても構わない。ボトル2に殺菌剤を吹き付ける殺菌剤吹き付けノズル31の直前に設けることが好ましい。すなわち、ボトル2に殺菌剤を吹き付ける直前に、ボトル2にホットエアを吹き付け、昇温したボトルを昇温直後に殺菌することが好ましい。
ここで、充填装置39及び密封装置44は単一のチャンバーにより遮蔽されても構わない。また、蓋材殺菌装置52と密封装置44は単一のチャンバーにより遮蔽されても構わない。さらに、密封装置44と排出装置47も単一のチャンバーにより遮蔽されても構わない。
無菌充填機の稼働中には、殺菌部チャンバー33、エアリンス部チャンバー36、充填部チャンバー41、密封部チャンバー46及び排出部チャンバー49は、除菌フィルタにより無菌化された無菌エアが供給され、各チャンバー内の圧力を無菌エアの供給により陽圧にすることで、無菌充填機の無菌性が維持される。陽圧にする圧力は、充填部チャンバー41内が最も高く、エアリンス部チャンバー36、殺菌部チャンバー33と上流に行くほど低く設定される。また、密封部チャンバー46、排出部チャンバー49と下流に行くにほど低く設定される。雰囲気遮断チャンバー27を排気することで、雰囲気遮断チャンバー27内の圧力は、大気圧とほぼ同一又は大気圧以下に保持される。例えば、充填部チャンバー41内の圧力を20Pa~40Paとすると、他のチャンバー内の圧力は充填部チャンバー41内の例示した圧力値よりも低い。
無菌充填機の加熱装置6でプリフォーム1を加熱し、加熱されたプリフォーム1をブロー成形装置16が備える2個の胴部金型20a及び底部金型20bからなる金型20に封入し、金型20に封入されたプリフォーム1をボトル2にブロー成形する。ボトルの外観をボトル検査装置24により検査する。外観検査結果が許容範囲内のボトル2をボトル殺菌装置30に搬送する。外観検査結果が許容範囲を超えるボトル2は、ボトル除去装置17により無菌充填機外に除去される。
ボトル除去装置17は、図1において雰囲気遮断チャンバー27内に設けられているが、ボトル2を殺菌する前であればいずれの箇所に設けられても構わない。外観不良が認められなかったボトル2に、ホットエア吹き付けノズル54によりホットエアが吹き付けられる。ホットエアが吹き付けられたボトル2に、殺菌剤のガス若しくはミスト又はこれらの混合物を吹き付けてボトル2を殺菌する。
ボトル殺菌装置30に搬送されるボトル2に、殺菌剤のガス若しくはミスト又はこれらの混合物をボトル殺菌装置30により吹き付けて、ボトル2の内側及び外側の表面を殺菌し、殺菌されたボトル2に殺菌された内容物を充填装置39により充填し、内容物が充填されたボトル2を殺菌された蓋材3を密封部材として密封装置44により密封する無菌充填方法及び無菌充填機について以下に説明する。
図2(A)に示すプリフォーム1が、図1に示すプリフォーム供給装置4から、プリフォーム供給コンベア5により所望の速度で連続的に加熱装置6に搬送される。
プリフォーム1は試験管状の有底筒状体であり、図2(D)に示したボトル2と同様な口部1aがその成形当初に付与される。口部1aにはプリフォーム1の成形と同時に雄ネジが形成される。また、プリフォーム1には口部1aの下部に搬送のためのサポートリング1bが形成される。プリフォーム1又はボトル2はこのサポートリング1bを介してグリッパ22により把持され、無菌充填機内を走行する。
プリフォーム1は射出成形、圧縮成形等によって成形される。プリフォーム1の材質はポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂からなり、これらの樹脂単体又は混合物であっても構わないし、リサイクルされた熱可塑性樹脂を含んでも構わない。また、バリア性を付与するために、エチレン-ビニルアルコール共重合体、メタキシリレンジアミンのような芳香族アミンをモノマーとするポリアミド等の熱可塑性樹脂を層として、又は混合物として含んでも構わない。
加熱装置6に供給されるプリフォーム1は、一定ピッチで多数のグリッパ22が設けられたホイール7、8により搬送され、加熱装置搬送ホイール9に達する。ここで、図2(B)に示すようにグリッパ22から解放され、プリフォーム1の口部1aにスピンドル19が挿入されて搬送される。
プリフォーム1は、図2(B)に示すように、赤外線ヒータ14又はその他の加熱手段によって、後のブロー成形に適した温度まで加熱される。この温度は90℃から130℃であると好適である。
なお、プリフォーム1の口部1aの温度は、変形等を防止するため70℃以下の温度に抑えられる。
プリフォーム1は図2(B)に示すように、口部1aにスピンドル19が挿入され、赤外線ヒータ14により加熱され、回転しながら無端チェーン13により搬送される。スピンドル19は無端チェーン13に一定間隔で設けられている。無端チェーン13はプーリ10及び11により回転する。スピンドル19に代えてマンドレルをプリフォーム1に挿入することにより、プリフォーム1を倒立状態で回転させつつ搬送することも可能である。
加熱されたプリフォーム1は、スピンドル19から解放され、グリッパ22に把持されて、ホイール15を経て、ブロー成形装置16の成形ホイール18に搬送される。成形ホイール18に備えられた金型20により、図2(C)に示すように、プリフォーム1はボトル2にブロー成形される。金型20は、胴部金型20a及び底部金型20bを有する。胴部金型20aは割型となっており、対を成し、通常は2個である。底部金型20bは通常単数である。金型20及びブローノズル21は、成形ホイール18の回りに複数個配置され、成形ホイール18の回転とともに成形ホイール18の周りを一定速度で旋回する。
加熱されたプリフォーム1が到来すると、金型20はプリフォーム1を挟み込み、封入する。続いてブローノズル21がプリフォーム1の口部1aに接合され、図示しない延伸ロッドがブローノズル21に設けられた孔に導かれ、プリフォーム1内に挿入され、挿入される延伸ロッドによりプリフォーム1は縦延伸され、同時にブローノズル21からプリフォーム1内に高圧の空気等の気体が吹きこまれ横延伸されることにより、金型20内でボトル2が成形される。成形されたボトル2は、図2(D)に示すように、金型20が開き、金型20から取り出され、検査ホイール23に設けられたグリッパ22によりサポートリング1bを把持され、検査ホイール23に受け渡される。
検査ホイール23に受け渡されたボトル2は、ボトル検査装置24によりボトル2の外観が検査される。成形されたボトル2は、ボトル2の胴部、サポートリング1b、ボトル2の口部1aの天面、ボトル2の底部等が検査され、異常と判断された場合は、ボトル除去装置17により、無菌充填機の外部に除去される。
ボトル2の胴部、サポートリング1b、ボトル2の口部1aの天面、ボトル2の底部はカメラにより撮像され、各箇所の状態が検査される。撮像された画像は画像処理装置により処理され、傷、異物、変形、変色等の異常の存否について判断される。許容範囲を超えたボトル2は異常と判断される。
ボトル検査装置による外観検査により異常と判断されなかったボトル2は、ボトル殺菌装置30で発生する殺菌剤のガス若しくはミスト又はこれらの混合物がブロー成形装置16に流入しないように、ブロー成形装置16とボトル殺菌装置30の間に設けられた雰囲気遮断チャンバー27内のホイール25、26を経て、ボトル殺菌装置30に搬送される。
ボトル除去装置17とボトル殺菌装置30の間にホットエア吹き付けノズル54を設け、ボトル2にホットエアを吹き付ける。図5に示すように、成形されたボトル2が搬送される搬送路の中心線55に位置するボトル2の搬送路の少なくとも上流の左右2箇所及び下流の左右2箇所から、同時にボトル2の胴部の外形に接し、ボトル2の外周を一定方向に回転するように、ボトル2にホットエアを吹き付ける。
成形されたボトル2が搬送される搬送路の中心線55に位置するボトル2の搬送路の少なくとも上流の左右2箇所及び下流の左右2箇所から、同時に前記ボトル2の胴部の外形に接し、ボトル2の外周を一定方向に回転するように、ボトル2にホットエアを吹き付けるホットエア吹き付けノズル54が設けられる。
ホットエア吹き付けノズル54は上述のように、4個を1セットとして複数のセットを設けても構わない。すなわち、ボトル2の搬送路の2箇所以上にホットエア吹き付けノズル54のセットを設けても構わない。
ホットエア吹き付けノズル54は、搬送されるボトル2が図3(E-1)に示すようなトンネル内を搬送されるとき、トンネル内に設けられても構わない。
ホットエア吹き付けノズル54は、ボトル除去装置17とボトル殺菌装置30の殺菌剤吹き付けノズル31の間に設けられる。図1では雰囲気遮断チャンバー27内のホイール26に設けられるが、殺菌部チャンバー33内であっても、殺菌剤吹き付けノズル31の上流であれば、ホイール28又はホイール29に設けても構わない。
ボトル2は、ホイールの周辺に一定間隔で設けられるサポートリング1bをグリッパ22に把持され、ホイールを旋回する。ボトル2が搬送される搬送路の中心線55とは、把持されるボトル2の円形の口部の中心点が移動する軌跡である。ボトル2は搬送路の中心線55を描くように移動する。図5に示すように、移動するボトル2に、ボトル2の搬送路の上流側2箇所及び下流側2箇所にボトル2に向かってホットエアを吹き付けるホットエア吹き付けノズル54が4個設けられる。
少なくとも4個のホットエア吹き付けノズル54から、同時にボトル2の胴部の外形の面に接するようにボトル2にホットエアが吹き付けられる。吹き付けられるホットエアは、ボトル2の外形の面に接する前に他のホットエア吹き付けノズル54から吹き付けられるホットエアと交差しないように吹き付けられる。したがって、ボトル2の胴部の外形に接し、ボトル2の外周を一定方向に回転するようにホットエアは吹き付けられる。隣接するホットエア吹き付けノズル54から吹き付けられるホットエアの吹き付ける向きが直交するように、ホットエアを吹き付ける。対向するホットエア吹き付けノズル54同士のホットエアの吹き付ける向きは逆向きで平行となる。
図5は、ボトル2が停止した状態でのホットエアを吹き付ける向きを示している。実際には、ボトル2は高速で搬送される。しかし、図5のようにボトル2にホットエアを吹き付けることにより、ボトル2の周辺でホットエアは乱流し、ボトル2を抱き込むようにボトル2の周辺を旋回する。ボトル2を回転することなく、ボトル2の外面全体をホットエアにより加熱することができる。図5に示すような向きへのホットエアの吹き付けにより、ボトル2を短時間に昇温することができる。
図5は丸形のボトルを示しているが、図6は角型のボトル2に対するホットエアの吹き付けを示している。角型でも丸形と同様にボトル2の胴部の外形に接し、ボトル2の外周を一定方向に回転するようにホットエアは吹き付けられる。角型の場合、グリッパ22がボトル2を把持する位置により、ホットエアの吹き付ける向きに対してボトル2の胴部の面が異なるが、ホットエア吹き付けノズル54の吹き付ける向きを図6に示すようにすることにより、ボトル2の加温状態に差異はない。
図5及び図6では、ホットエア吹き付けノズル54は搬送路の上流の左右2箇所及び下流の左右2箇所に設けるとしているが、左右3箇所以上でも構わない。左右に3箇所設ける場合、ボトル2の胴部の外形に接し、ボトル2の胴部の外周を一定方向に回転するように、ボトル2にホットエアを吹き付けるが、隣接するホットエア吹き付けノズル54から吹き付けられるホットエアの吹き付ける向きが、60°で交わるようにホットエアを吹き付ける。対向するホットエア吹き付けノズル54同士のホットエアの吹き付ける向きは逆向きで平行となる。
ホットエア吹き付けノズル54は、ボトル2の垂直軸に直交する向きにホットエアを吹き付けることが好ましい。ホットエア吹き付けノズル54は、図7に示すように、ホットエアをホットエア供給導管56から供給される。ホットエアは、ブロワにより発生するエアを加熱装置により加熱し、供給される。ホットエアの温度は40℃~130℃である。ボトル2がポリエチレンテレフタレートからなる場合、ガラス転移点以上の温度に加熱すると変形するおそれがあるため、ホットエアの温度は好ましくは50℃~70℃である。
ホットエアは無菌フィルタを通し、無菌エアとすることが好ましい。ボトル2及びボトル殺菌装置30より下流の無菌充填機の汚染を防止すためである。ボトル2を殺菌する前であるため、ホットエアを無菌エアとしなくても構わない。
図7に示すように、ホットエア吹き付けノズル54に供給されるホットエアは、ホットエア吹き付けノズル54により吹き付ける幅に広げられる。ホットエアが吹き付けられるのは、少なくともボトル2の垂直軸方向の胴部全てである。ホットエアはボトル2のネック部、口部1a及び底部に吹き付けられても構わない。ネック部、口部1a及び底部は肉厚であり、プリフォーム1の状態で成形するために加熱された温度から低下していないため、ホットエアを吹き付けなくても構わない。図7に示すように、ボトル2はサポートリング1bをグリッパ22に把持されて搬送される。ホットエア吹き付けノズル54はグリッパ22の旋回領域の障害とならないように設けられる。
ホットエア吹き付けノズル54の先端部には、ボトル2の垂直軸と平行にスリットが設けられ、スリットからホットエアが吹き付けられる。スリットは0.5mm~5mmの幅が好ましい。0.5mm未満ではボトル2が十分加熱されない。5mmを超えると吹き付け幅が広くなり、ホットエアの乱流が生じにくくなる。
吹き付けるホットエアの流速を一定とするために、スリットの幅が中心部を広く、上端又は下端に向かって狭くしても構わない。また、スリットではなく、円形の孔をボトル2の垂直軸と平行に多数設けても構わない。円形の孔の径は0.5mm~5mmが好ましい。理由はスリットと同様である。また、径を中心部が大きく、上端又は下端に向かって小さくしても構わない。
ボトル2の表面に殺菌剤のガス若しくはミスト又はこれらの混合物を吹き付けるとき、吹き付けられる殺菌剤の殺菌効果を十分に得るためには、殺菌剤が吹き付けられる際、ボトル2の内側及び外側の表面温度は、40℃以上、好ましくは50℃以上でなければならない。ブロー成形され、金型20から取り出されたボトル2はボトル殺菌装置30に搬送されるまでに温度が低下する。温度低下したボトル2にホットエアを吹き付けることにより40℃以上、好ましくは50℃以上に昇温することにより、十分な殺菌効果を得ることができる。
ボトル殺菌装置30に搬送されたボトル2は、ホイール28において殺菌される。殺菌はボトル2に殺菌剤のガス若しくはミスト又はこれらの混合物を吹き付ける。ボトル2を殺菌するためのボトル2への殺菌剤の吹き付け工程を図3(E-1)に示す。ボトル2に殺菌剤を吹き付けるため、殺菌剤吹き付けノズル31が設けられる。殺菌剤吹き付けノズル31は、その先端のノズル孔が直下を走行するボトル2の口部1aの開口に正対し得るように固定される。また、必要に応じて殺菌剤吹き付けノズル31の下方にボトル2の走行路に沿って、図3(E-1)に示すように殺菌剤吹き付けトンネル32が設けられる。殺菌剤吹き付けノズル31は一本であっても複数本であっても構わない。ボトル2に吹き付けられた殺菌剤がボトル2の内部に流入し、ボトル2の内面を殺菌する。このとき、ボトル2が殺菌剤吹き付けトンネル32内を走行することで、殺菌剤のガス若しくはミスト又はこれらの混合物が、ボトル2の外面にも流れて、ボトル2の外面が殺菌される。
また、図3(E-2)に示すように、殺菌剤ガス吹き付けノズル31をボトル2の搬送に追従させ、殺菌剤吹き付けノズル31をボトル2の内部に挿入して、殺菌剤のガス若しくはミスト又はこれらの混合物をボトル2の内面に直接吹き付けても構わない。ボトル2から溢れた出た殺菌剤のガス若しくはミスト又はこれらの混合物は、殺菌剤ガス吹き付けノズル31を囲繞して設けた案内部材31aに衝突し、ボトル2の外面に流れボトル2の外面に接触する。案内部材31aにはノズル31と同軸のフランジ部とフランジ部から外周に突出する環状壁部が設けられている。
殺菌剤のガス若しくはミスト又はこれらの混合物は、図4に示す殺菌剤ガス生成器57によりガス化される殺菌剤又はガス化された殺菌剤が凝結したミスト又はこれらの混合物である。殺菌剤ガス生成器57は、殺菌剤を滴状にして供給する二流体スプレーノズルである殺菌剤供給部58と、この殺菌剤供給部58から供給された殺菌剤を分解温度以下に加熱して気化させる気化部59を備える。殺菌剤供給部58は、殺菌剤供給路58a及び圧縮空気供給路58bからそれぞれ殺菌剤と圧縮空気を導入して殺菌剤を気化部59内に噴霧するようになっている。気化部59は、内外壁間にヒータ59aを挟み込んだパイプであり、このパイプ内に吹き込まれた殺菌剤を加熱し気化させる。気化した殺菌剤のガスは殺菌剤吹き付けノズル31から気化部59外に噴出する。ヒータ59aに換えて誘導加熱により気化部59を加熱しても構わない。
殺菌剤供給部58の運転条件としては、例えば圧縮空気の圧力は0.05MPa~0.6MPaの範囲で調整される。また、殺菌剤は重力落下であっても圧力を加えられても構わないし、供給量は自由に設定することができ、例えば殺菌剤は殺菌剤供給路58aに、1g/min.~100g/min.の範囲で供給される。また、気化部59の内表面は140℃から450℃に加熱されることで噴霧された殺菌剤が気化する。
殺菌剤のガスは、図3(E)に示すように殺菌剤吹き付けノズル31からボトル2に吹き付けられる。殺菌剤のガス若しくはミスト又はこれらの混合物の吹き付け量は任意であるが、吹き付け量は、殺菌剤ガス生成器57に供給される殺菌剤の量と吹き付け時間により決まる。殺菌剤ガス生成器57は複数備えても構わない。吹き付け量はボトル2の大きさによっても変動する。
殺菌剤は少なくとも過酸化水素を含有することが好ましい。その含有量は0.5質量%~65質量%の範囲が適当である。0.5質量%未満では殺菌力が不足する場合があり、65質量%を超えると安全上、扱いが困難となる。また、さらに好適なのは0.5質量%~40質量%であり、40質量%以下では扱いがより容易であり、低濃度となるために殺菌後のボトル2への殺菌剤の残留量を低減できる。
殺菌剤を過酸化水素水とした場合、過酸化水素水のガスの吹き付け量は以下の通りとなる。殺菌剤吹き付けノズル31からボトル2の内面に吹き付けられる過酸化水素水により、ボトル2の内面に付着する過酸化水素の量は、過酸化水素を35質量%含む過酸化水素水の量として、30μL/ボトル~150μL/ボトルが好ましく、より好ましくは50μL/ボトル~100μL/ボトルである。また、ボトル2に吹き付けられる過酸化水素水のガスの過酸化水素濃度は、2mg/L~20mg/Lが好ましく、より好ましくは5mg/L~10mg/Lである。
また、殺菌剤は水を含んでなるが、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ノルマルプロピルアルコール、ブチルアルコールなどのアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、アセチルアセトンなどのケトン類、グリコールエーテル類等の1種又は2種以上を含んでも構わない。
さらに、殺菌剤は過酢酸、酢酸等の有機酸、次亜塩素酸ナトリウム等の塩素化合物、オゾン等の殺菌効果を有する化合物、陽イオン界面活性剤、非イオン系界面活性剤、リン酸化合物等の添加剤を含んでも構わない。
ボトル殺菌装置30で殺菌されたボトル2は図1に示すように、ホイール29を経て、エアリンス装置34に搬送される。ボトル2は、図1に示すエアリンスホイール35において、図3(F-1)に示すようにエアリンスノズル38により正立状態のボトル2に無菌エアが吹き付けられる。無菌エアは常温でも構わないが、加熱されることが好ましい。無菌エアは、ボトル2の内部に残存する殺菌剤を排出し、残存する殺菌剤を分解してさらに殺菌効果を高め、ボトル2の内部に異物が存在する場合は排除する効果もある。また、図3(F-2)に示すようにボトル2を倒立状態にして無菌エアをボトル2内に吹き付けても構わない。この場合、異物の排除には正立状態よりも効果的である。さらに、図(E-2)の殺菌剤吹き付けノズル31と同様に、エアリンスノズル38を囲繞して案内部材を設けることで、ボトル2の内部に導入され、口部1aから溢れ出る無菌エアが案内部材に衝突し、口部1aの外周部もリンスすることとなり、口部1aの外周部の温度が上昇し、口部1aの外周部の殺菌効果が高まる。
エアリンスノズル38は上下動可能として、無菌エアをボトル2内に吹き込んでも構わない。また、無菌エアではなく、無菌水をボトル2の内部に導入して、ボトル2の内部をリンスしても構わない。さらに無菌エアと無菌水を併用してボトル2をリンスしても構わない。
エアリンス装置34でエアリンスされたボトル2は図1に示すように、ホイール37を経て、充填装置39に搬送される。充填装置39では、図1に示す充填ホイール40にて、図3(G)に示す充填工程のように、充填ノズル42によりボトル2に内容物が充填される。内容物はあらかじめ殺菌されており、ボトル2と同期的に走行する充填ノズル42により、ボトル2内に一定量の飲料等の内容物が充填される。
内容物が充填されたボトル2は、図1に示すホイール43を経て密封装置44に搬送される。密封装置44に設けられた密封ホイール45では、図3(H)に示す密封工程のように、蓋材殺菌装置52により殺菌された密封部材である蓋材3が、殺菌蓋材搬送路51により蓋材供給ホイール53a及び蓋材受け取りホイール53bを経て、密封ホイール45に供給され、図示しないキャッパーにより、ボトル2の口部1aに巻き締められ、ボトル2は密封される。
密封されたボトル2は、密封ホイール45のグリッパ22から排出装置47の排出ホイール48のグリッパ22に受け渡される。排出ホイール48に受け渡されたボトル2は排出コンベア50に載置される。排出コンベア50に載置されたボトル2は無菌充填機の外部に排出される。
殺菌部チャンバー33、エアリンス部チャンバー36、充填部チャンバー41、密封部チャンバー46、排出部チャンバー49内は無菌充填機の稼働前に殺菌される。
殺菌が必要な各チャンバー内の全域に殺菌剤が付着するように各チャンバー内に殺菌剤が吹き付けられる。吹き付けられた殺菌剤により、各チャンバー内が殺菌される。殺菌剤はボトル2を殺菌するために使用される殺菌剤と同様のものが使用でき、過酢酸や過酸化水素を含む殺菌剤を使用することが好ましい。殺菌剤の吹き付けは、異なる殺菌剤を複数回吹き付けても構わない。
本発明は以上説明したように構成されるが、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨内において種々変更可能である。
1…プリフォーム
1a…口部
2…ボトル
6…加熱装置
16…ブロー成形装置
17…ボトル除去装置
20…金型
24…ボトル検査装置
30…ボトル殺菌装置
39…充填装置
44…密封装置
49…排出部チャンバー
54…ホットエア吹き付けノズル

Claims (8)

  1. プリフォームを加熱し、
    加熱された前記プリフォームをボトルにブロー成形し、
    成形された前記ボトルが搬送される搬送路の少なくとも上流の左右2箇所及び下流の左右2箇所から、同時に前記ボトルの胴部の外形に接し、前記ボトルの外周を一定方向に回転するように、前記ボトルにホットエアを吹き付け、
    前記ホットエアが吹き付けられた前記ボトルに殺菌剤を吹き付けて殺菌し、
    殺菌された前記ボトルに殺菌された内容物を無菌雰囲気で充填することを特徴とする無菌充填方法。
  2. 請求項1に記載の無菌充填方法において、
    前記搬送路の2箇所以上で前記ホットエアを吹き付けることを特徴とする無菌充填方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の無菌充填方法において、
    前記ボトルの胴部の全てに前記ホットエアを吹き付けることを特徴とする無菌充填方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の無菌充填方法において、
    前記ホットエアの温度が50℃~70℃であることを特徴とする無菌充填方法。
  5. プリフォームを加熱する加熱装置、
    加熱された前記プリフォームをボトルにブロー成形するブロー成形装置、
    成形された前記ボトルが搬送される搬送路の少なくとも上流の左右2箇所及び下流の左右2箇所から、同時に前記ボトルの胴部の外形に接し、前記ボトルの外周を一定方向に回転するように、前記ボトルにホットエアを吹き付けるホットエア吹き付けノズル、
    前記ホットエアが吹き付けられた前記ボトルに殺菌剤を吹き付ける殺菌剤吹き付けノズル、及び
    殺菌された前記ボトルに殺菌された内容物を無菌雰囲気で充填する充填装置を備えることを特徴とする無菌充填機。
  6. 請求項5に記載の無菌充填機において、
    前記ホットエア吹き付けノズルを前記搬送路の2箇所以上に設けることを特徴とする無菌充填機。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の無菌充填機において、
    前記ホットエア吹き付けノズルを、前記ボトルの胴部の全てに前記ホットエアを吹き付けるように構成することを特徴とする無菌充填機。
  8. 請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載の無菌充填機において、
    前記ホットエア吹き付けノズルが50℃~70℃のホットエアを吹き付けるように構成されることを特徴とする無菌充填機。
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