JP2019064682A - 無菌充填機における殺菌方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】無菌充填機においてプリフォーム又は容器を液状殺菌剤により短時間に殺菌する。【解決手段】プリフォーム又は容器を少なくとも過酢酸1000ppm〜2000ppm及び過酸化水素10000ppm〜50000ppmを有し、過酢酸と過酸化水素の比が1/7〜1/20である液状殺菌剤に接触させることにより殺菌する。【選択図】図1

Description

本発明は、プリフォームを加熱し、加熱されたプリフォームを容器に成形し、成形された容器に殺菌された飲料等の内容物を充填し、内容物が充填された容器を殺菌された蓋材により密封する無菌充填機における、プリフォーム若しくはプリフォームから成形された容器又はプリフォームと容器を殺菌する殺菌方法に関する。
従来、飲料水、ジュース、茶飲料、ミルク入りコーヒー・紅茶等の各種飲料を容器に無菌充填する装置では、容器を過酢酸系殺菌剤により殺菌することが提案されている(特許文献1)。過酢酸の残留を抑えるために過酢酸の濃度を低くする必要はあるが、過酢酸の濃度を下げて殺菌効果を得るには、殺菌剤の温度を上げなければならない。この場合、過酸化水素も配合されるが、その重量比は過酢酸1に対し過酸化水素は1ないし4が好ましいとされている。
過酢酸系殺菌剤を使用して容器を殺菌する場合、過酢酸系殺菌剤を容器にスプレーした後、殺菌剤を回収循環させて再利用することで殺菌を経済的に行うことも提案されている(特許文献2)。
また、ミネラルウォーターの製造に際し、PETボトルを過酢酸系殺菌剤で殺菌することも提案されている(特許文献3)。この場合、過酸化水素の濃度が高ければ、殺菌剤の温度はやや低くてもかまわないが、過酸化水素が高濃度では、殺菌剤による殺菌後に高温無菌水による洗浄も必要としている。これは過酸化水素のPETボトルへの残留を抑えるためである。ここで、過酸化水素/過酢酸の比はなるべく小さいものが好ましく、例えば1.5のような小さい数字が好ましいとされている。
過酸化水素濃度/過酢酸濃度比が0.7以下で過酢酸の濃度が500ppmないし3000ppmとすることで、優れた殺菌効果を発揮するという提案もある(特許文献4)。このような組成にすることで、従来の過酢酸系殺菌剤に比べ、過酸化水素の使用量を少なくし、経済性に優れ、殺菌後の清浄も短時間で少量の無菌水で行えるというメリットがあるとしている。
一方、無菌充填機において過酢酸系殺菌剤を使用せず、過酸化水素水をガス化し生成した過酸化水素のガス若しくはミスト又はこれらの混合物により容器を殺菌する方法も提案されている(特許文献5)。
さらに、容器を殺菌するのではなく、容器に成形する前のプリフォームを殺菌し、殺菌されたプリフォームをブロー成形し、成形された容器に無菌雰囲気で殺菌された内容物を充填する方法も提案されている(特許文献6)
特開平8−58744号公報 特開平11−342919号公報 特開2004−217309号公報 国際公開第2007/148410号 特開2006−111295号公報 特開2009−274740号公報
プリフォームを供給し、供給されたプリフォームをブロー成形する温度まで加熱し、加熱されたプリフォームをボトルにブロー成形し、成形されたボトルを殺菌し、殺菌されたボトルに無菌雰囲気で殺菌された内容物を充填し、内容物が充填されたボトルを殺菌されたキャップにより密封する無菌充填機において、殺菌剤として過酢酸系殺菌剤を使用してボトルを殺菌することが行われてきた。しかし、過酢酸系殺菌剤のよるボトルの殺菌は特許文献1のように、殺菌剤をボトルの内外面に一定時間接触させなければならない。よって、無菌充填製品の生産速度が低下し、速度を上げるために殺菌部が過大となるという欠点があった。
殺菌速度を上げようとすると、過酢酸濃度を高くするか、殺菌剤の温度を上げなければならない。このような方法を行う場合、過酸化水素の除去や残留を抑えるために、特許文献3に記載のように無菌水による洗浄を十分行わなければならなくなる。
一方、特許文献5のように、ボトルに過酸化水素水のガス若しくはミスト又はこれらの混合物を吹き付けることにより殺菌する方法は、高速で殺菌することができ、経済的であるが、ボトルに過酸化水素が残留するおそれがある。ボトルに充填する内容物がミネラルウォーターの場合、残留する過酸化水素が消滅しないことがあり、過酸化水素が残留しない殺菌方法が求められている。
無菌充填機において、過酢酸系殺菌剤により短時間でボトルを殺菌することができ、過酢酸や過酸化水素の残留も少なく、少量の無菌水により洗浄を完了することができる殺菌方法が求められている。
本発明は、上記問題点を解消することを課題とする。すなわち、プリフォームを供給し、供給されたプリフォームをブロー成形する温度まで加熱し、加熱されたプリフォームを容器にブロー成形し、成形された容器に無菌雰囲気で殺菌された内容物を充填し、内容物が充填された容器を殺菌されたキャップにより密封する無菌充填機において、過酢酸系殺菌剤を使用し、プリフォーム若しくは容器又はプリフォーム及び容器を殺菌する殺菌方法を提供するものであり、当該殺菌方法は従来の過酢酸系殺菌剤による殺菌に比べ、殺菌剤をプリフォーム又は容器に短時間接触させることで殺菌できるため、生産性を上げ、しかも少量の無菌水により殺菌剤を洗浄できることが特徴である。また、過酸化水素の残留が少ないことから、ミネラルウォーターの無菌充填機において有効な殺菌方法である。
本発明に係る無菌充填機における殺菌方法は、プリフォーム及び容器を連続走行させる搬送路、前記プリフォームを成形温度まで加熱するプリフォーム加熱部、加熱された前記プリフォームを前記容器にブロー成形する成形部、成形された前記容器に無菌雰囲気で殺菌された内容物を充填する充填部、及び前記内容物が充填された前記容器を殺菌された蓋材により密封する密封部を備える無菌充填機において、前記プリフォーム若しくは前記容器又は前記プリフォーム及び前記容器を、少なくとも過酢酸1000ppm〜2000ppm及び過酸化水素10000ppm〜50000ppmを含み、過酢酸と過酸化水素の比が1/7〜1/20である液状殺菌剤に接触させることにより殺菌することを特徴とする。
また、本発明に係る無菌充填機における殺菌方法は、前記液状殺菌剤を30℃〜50℃に加温して、前記プリフォーム若しくは前記容器又は前記プリフォーム及び前記容器に接触させると好適である。
また、本発明に係る無菌充填機における殺菌方法は、前記液状殺菌剤に気体を混合してプリフォーム若しくは前記容器又は前記プリフォーム及び前記容器に前記液状殺菌剤を接触させると好適である。
また、本発明に係る無菌充填機における殺菌方法は、前記プリフォーム若しくは前記容器又は前記プリフォーム及び前記容器に前記液状殺菌剤を接触させた後に、前記液状殺菌剤を無菌水により洗浄すると好適である。
また、本発明に係る無菌充填機における殺菌方法は、前記プリフォーム若しくは前記容器又は前記プリフォーム及び前記容器に接触させた前記液状殺菌剤を回収し、繰り返し使用すると好適である。
本発明の無菌充填機における殺菌方法によれば、従来の過酸化水素のガス若しくはミスト又はこれらの混合物をプリフォーム又は容器に接触させて殺菌するよりも、過酸化水素の残留が少ない。また、従来の過酢酸系殺菌剤によるプリフォーム又は容器の殺菌に比べ、殺菌効果が高いことから短時間でプリフォーム又は容器を殺菌することができ、殺菌後の殺菌剤の洗浄も少ない無菌水で行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る無菌充填機の一例の概略を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係るプリフォーム供給工程を示す。 本発明の実施の形態に係るプリフォームへの液状殺菌剤吹き付け工程を示す。 本発明の実施の形態に係るプリフォームへの無菌エアの供給工程を示す。 本発明の実施の形態に係るプリフォームの加熱工程を示す。 本発明の実施の形態に係るプリフォームのブロー成形工程を示す。 本発明の実施の形態に係る容器への無菌エア供給工程を示す。 本発明の実施の形態に係る容器への液状殺菌剤の吹き付け工程を示す。 本発明の実施の形態に係る容器への内容物の充填工程を示す。 本発明の実施の形態に係る容器の密封工程を示す。 本発明の実施の形態に係る液状殺菌剤回収循環工程を示す。 本発明の実施の形態2に係る無菌充填機の一例の概略を示す平面図である。 本発明の実施の形態3に係る無菌充填機の一例の概略を示す平面図である。
以下に本発明を実施するための形態について説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1は、プリフォーム1及び容器2を殺菌する無菌充填機における殺菌方法である。プリフォーム1の供給からプリフォーム殺菌部6、加熱部12、成形部17、検査装置24、容器殺菌部30、充填部37、密封部43及び排出部46からなる無菌充填機の概要を図1により説明し、プリフォーム殺菌部6におけるプリフォーム殺菌工程を図3により、プリフォーム1の加熱及びブロー成形工程を図5及び図6により、容器2の殺菌工程を図8により、充填工程及び密封工程を図9及び図10により説明する。この実施の形態に係る無菌充填機における殺菌方法によれば、過酸化水素のガス等による殺菌に比べ容器に残留する過酸化水素を低減し、過酢酸系殺菌剤による殺菌に比べ、短時間に殺菌でき、さらに殺菌剤の洗浄を少ない無菌水により行うことができる。結果として、信頼性の高い無菌充填製品を得ることができ、特に過酸化水素の残留が少ないことから、ミネラルウォーターを内容物とする無菌製品を得る無菌充填機における殺菌方法として有効である。
(実施の形態1の概要)
図1に示すように、本実施の形態1に係る無菌充填機は、プリフォーム1を供給するプリフォーム供給装置3、プリフォームを殺菌するプリフォーム殺菌部6、プリフォーム1を容器2に成形する温度に加熱する加熱部12、加熱されたプリフォーム1を容器2に成形する成形部17、成形された容器2を殺菌する容器殺菌部30、殺菌された容器2を無菌水リンスする無菌水リンス部32及び無菌水リンスされた容器2に殺菌された内容物を充填する充填部37、内容物が充填された容器2を殺菌されたキャップ41により密封する密封部43を備えている。さらに、密封された容器2が排出コンベヤ47に載置され、非無菌ゾーンに排出される排出部46を備える。
プリフォーム殺菌部6及び容器殺菌部30において、プリフォーム1若しくは容器2又はプリフォーム1及び容器が、少なくとも過酢酸1000ppm〜2000ppm及び過酸化水素10000ppm〜50000ppmを含み、過酢酸と過酸化水素の比が1/7〜1/20である液状殺菌剤に接触されることにより殺菌される。
プリフォーム殺菌部6はプリフォーム殺菌部チャンバー8、加熱部12及び成形部17は成形部チャンバー18、容器殺菌部30は容器殺菌部チャンバー31、無菌水リンス部32は無菌水リンス部チャンバー33、充填部37、密封部43及び排出部46は充填部チャンバー38により各々遮蔽されている。容器殺菌部30では容器殺菌部チャンバー31内に液状殺菌剤から、過酢酸や過酸化水素のガス若しくはミストが発生する。これらが成形部17に流入しないように、成形部17と容器殺菌部30の間には雰囲気遮断チャンバー27が設けられても構わない。容器殺菌部30で発生する過酢酸や過酸化水素のガス若しくはミストは、雰囲気遮断チャンバー27が排気されることで、成形部17に流入することはない。プリフォーム殺菌部6においても、過酢酸や過酸化水素のガス若しくはミストが発生するため、これらは無害化する処理装置を経て排気されても構わない。このような処理装置は雰囲気遮断チャンバー27内の排気においても使用される。
無菌充填機の運転開始前に、容器殺菌部チャンバー31、無菌水リンス部チャンバー33及び充填部チャンバー38の各チャンバー内は殺菌される。各チャンバー内には、一流体スプレーまたは殺菌剤を圧縮エアと混合して噴霧する二流体スプレーが殺菌剤吹き付けノズルとして設けられる。殺菌剤吹き付けノズルは、殺菌剤を殺菌が必要な各チャンバー内の全域に付着するように吹き付ける。吹き付けられた殺菌剤により、各チャンバー内が殺菌される。殺菌剤吹き付けノズルは各チャンバー内の全域に殺菌剤が付着するように配置される。殺菌剤が吹き付けられた後に各チャンバー内には常温又は加熱された無菌エアが吹き付けられ、各チャンバー内に残存する殺菌剤を活性化させ、さらに排除する。無菌エアの吹き付け前に無菌水を各チャンバー内に吹き付けることにより殺菌剤を排除しても構わない。また、加熱部12、成形部17及び検査装置24を遮蔽する成形部チャンバー18内及びプリフォーム殺菌部チャンバー8内にも殺菌剤吹き付けノズルを設け、成形部チャンバー18内及びプリフォーム殺菌部チャンバー8内を殺菌しても構わない。
容器殺菌部チャンバー31、無菌水リンス部チャンバー33及び充填部チャンバー38内には、殺菌された後に、除菌フィルタにより無菌化された無菌エアが供給され、各チャンバーの内部が陽圧に保持される。各チャンバー内が無菌エアにより陽圧に保持されることにより、容器殺菌部チャンバー31より下流の無菌充填機内の無菌性が維持される。各チャンバー内を陽圧に保持する圧力は、充填部チャンバー38内が最も高く、無菌水リンス部チャンバー33、容器殺菌部チャンバー31と上流ほど低く設定される。雰囲気遮断チャンバー27は排気されることで、その内部は大気圧とほぼ同一の圧力に保持される。
成形部チャンバー18及びプリフォーム殺菌部チャンバー8にも無菌エアが供給され、各チャンバー内が陽圧に保持されることが好ましい。
(実施の形態1の詳細)
図2に示すプリフォーム1が、図1に示すプリフォーム供給装置3から、プリフォーム供給コンベヤ4により所望の速度で連続的にプリフォーム殺菌部6に搬送される。
本発明の実施の形態1におけるプリフォーム1は試験管状の有底筒状体であり図2に示す。プリフォーム1は図7に示す容器2と同様な口部1aがその成形当初に付与される。この口部1aにはプリフォーム1の成形と同時に雄ネジが形成される。また、プリフォーム1には口部1aの下部に搬送のためのサポートリング1bが形成される。プリフォーム1又は容器2はこのサポートリング1bを介してグリッパ5により把持され、無菌充填機内を走行する。プリフォーム1は射出成形、圧縮成形等によって成形される。プリフォーム1の材質はポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂からなり、これらの樹脂単体又は混合物であっても構わないし、リサイクルされた熱可塑性樹脂を含んでも構わない。また、バリア性を付与するために、エチレン−ビニルアルコール共重合体、メタキシリレンジアミンのような芳香族アミンをモノマーとするポリアミド等の熱可塑性樹脂を層として、又は混合物として含んでも構わない。
プリフォーム殺菌部6に搬送されたプリフォーム1は、多数のグリッパ5が一定ピッチで設けられたプリフォーム殺菌ホイール7aに搬送され、ここで殺菌される。プリフォーム1の殺菌は、液状殺菌剤の接触により行われる。プリフォーム1は殺菌される前にホットエアにより予熱されても構わない。プリフォーム1を予熱するために、プリフォーム殺菌ホイール7aの前に予熱のためのホイールを設けても構わない。プリフォーム1を予熱することで殺菌効果が向上する。
本発明の実施の形態1に係るプリフォーム1への液状殺菌剤の接触は、図3に示すように、倒立させたプリフォーム1に液状の殺菌剤を吹き付けることにより行われる。倒立させたプリフォーム1への液状殺菌剤の吹き付けは、プリフォーム1の内面全域に液状殺菌剤が接触するように、倒立したプリフォーム1のサポートリング1bをグリッパ5により把持し、上向きの殺菌剤吹き付けノズル49aにより、口部1aからプリフォーム1の内面に液状殺菌剤を吹き付ける。また、プリフォーム1の外面には、その全域に液状殺菌剤が接触するように、下向きの殺菌剤吹き付けノズル49bにより液状殺菌剤をプリフォーム1の外面に吹き付ける。殺菌剤吹き付けノズル49aはプリフォーム1の口部1aに対向させて設けても、プリフォーム1の搬送速度に追従するノズル49aを設け、プリフォーム1の内部に挿入させても構わない。また、殺菌剤吹き付けノズル49bは複数本としても構わない。さらに、プリフォーム1の内外面に液状殺菌剤が接触することができれば、方法はノズルにより液状殺菌剤を吹き付けるのではなく、プリフォーム1を液状殺菌剤に浸漬しても構わない。
液状殺菌剤は、少なくとも過酢酸1000ppm〜2000ppm及び過酸化水素10000ppm〜50000ppmを含み、過酢酸と過酸化水素の比が1/7〜1/20である。過酢酸が1000ppm未満では殺菌力が不十分であり、2000ppmを超えると酢酸臭が強くなる。また、過酸化水素が10000ppm未満では殺菌力が不十分であり、50000ppmを超えると容器2への過酸化水素の残留が多くなる。さらに過酢酸と過酸化水素の比が1/7を超えると殺菌力が不十分であり、1/20未満では過酸化水素の容器2への残留が多くなる。過酢酸と過酸化水素の濃度が上記の範囲にあり、その比が1/7〜1/20であることにより、従来の過酢酸と過酸化水素との比が1/0.7〜1/5である過酢酸系殺菌による殺菌に比べ、短時間で殺菌でき、短時間で殺菌できることにより過酸化水素の残留も少ないということを見出した。
液状殺菌剤は過酢酸と過酸化水素の他に、次亜塩素酸ナトリウム、二酸化塩素、オゾン等の殺菌成分を含んでも構わない。また、液状殺菌剤は水を含んでなるが、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ノルマルプロピルアルコール、ブチルアルコールなどのアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、アセチルアセトンなどのケトン類、グリコールエーテル類等の1種又は2種以上を含んでも構わない。さらに、硝酸等の無機酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の塩基性化合物、陽イオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤、リン酸化合物等の添加剤を含んでも構わない。
液状殺菌剤は30℃〜50℃に加温されることが好ましい。加温されると液状殺菌剤の殺菌効果が向上する。殺菌剤吹き付けノズル49a及び49bの1本当たりの流量は、1L/min.〜15L/min.が好ましく、さらに3L/min.〜10L/min.がより好ましい。また、吹き付け時間は0.2秒〜5秒が適当である。従来の過酢酸系殺菌剤では5秒〜10秒を要していた。プリフォーム1への液状殺菌剤の吹き付け量は殺菌剤吹き付けノズル49a及び49bの流量と吹き付け時間によって決定されるが、プリフォーム1の表面積に対して、0.05ml/cm2〜20ml/cm2であることが好ましい。0.05ml/cm2未満では殺菌が不十分となり、20ml/cm2を超えると過大であり、エネルギー及び液状殺菌剤の浪費となる。
また、液状殺菌剤をプリフォーム1に吹き付ける際に、液状殺菌剤に空気や炭酸ガスなどの気体を混合することが好ましい。混合する気体に圧力を加えても構わない。液状殺菌剤に気体を混合することで液状殺菌剤の使用量を低減することができる。液状殺菌剤と気体の混合は、二流体ノズルを使用したり、液状殺菌剤の流動負圧により気体を吸い込みノズル内で混合したりする方法がある。
液状殺菌剤を接触させたプリフォーム1は、付着した殺菌剤を除去するためにプリフォームリンスホイール7bにおいて、無菌水によりリンスされる。無菌水は水を121℃以上で4分以上加熱することや除菌フィルタを通すことによって製造される。無菌水によるプリフォーム1のリンスは、図3に示す殺菌剤の吹き付けと同様の工程及び装置により行われる。プリフォーム1の内面全域が無菌水によりリンスされるように、倒立したプリフォーム1のサポートリング1bをグリッパ5により把持し、上向きのノズルにより口部1aからプリフォーム1の内面に無菌水を吹き付ける。また、プリフォーム1の外面には、その全域が無菌水によりリンスされるように、下向きのノズルにより無菌水をプリフォームの外面に吹き付ける。上向きのノズルはプリフォーム1の口部1aに対向させて設けても、プリフォーム1の搬送速度に追従するノズルを設け、プリフォーム1の内部に挿入させても構わない。また、下向きのノズルは複数本としても構わない。
無菌水は10℃〜80℃、好ましくは30℃〜70℃に調温される。無菌水を吹き付けるノズルの1本当たりの流量は、1L/min.〜15L/min.であり、好ましく3L/min.〜10L/min.が適当である。また、吹き付け時間は0.1秒〜15秒が適当である。プリフォーム1への無菌水の吹き付け量は、ノズルの流量と吹き付け時間によって決定されるが、プリフォーム1の表面積に対して、0.05ml/cm2〜20ml/cm2であることが好ましい。0.05ml/cm2未満ではリンスが不十分となり、20ml/cm2を超えると過大であり、エネルギーの浪費となる。
液状殺菌剤が吹き付けられたプリフォーム1は無菌水によるリンスではなく、無菌エアをプリフォーム1の内外面に吹き付けて、プリフォーム1の表面に付着している液状殺菌剤を除去しても構わない。
殺菌されたプリフォーム1をブロー成形して得られる容器2に対しても殺菌を行うため、プリフォーム1に付着した液状殺菌剤を除去するには、無菌水ではなく飲料用として適合する水(純水等)を使用しても構わない。また、水によるリンスではなく、プリフォーム1に異物やほこりを除去するフィルタを通したエアを吹き付けて、プリフォーム1に付着する液状殺菌剤を除去しても構わない。ただし、無菌水および無菌エア以外を使用する場合、プリフォーム1が菌等により汚染されるおそれがあり、容器2の殺菌時に汚染された菌等は殺菌されなければならない。
無菌水によりリンスされたプリフォーム1に付着した無菌水は、無菌エアをプリフォーム1の内外面に吹き付けることにより除去することが好ましい。プリフォーム1は加熱部12で成形温度に加熱されるが、無菌水が付着した部分に加熱ムラが発生し、成形される容器2に白化、偏肉等の成形不良を発生するおそれがあるためである。
プリフォーム殺菌部6で殺菌されたプリフォーム1はサポートリング1bを把持されて、ホイール9を経て加熱部搬送ホイール10に搬送される。ホイール9及び加熱部搬送ホイール10におけるプリフォーム1には、図4に示すようにプリフォーム1の搬送路を囲むようにプリフォームトンネル50を設けても構わない。プリフォームトンネル50はプリフォーム1の口部1aをその上方から覆い、天井部分は、傾斜面を有する屋根状に形成される。また、天井部分には、無菌エアをプリフォーム1の口部1aの方に向かって吹き出すプリフォーム無菌エア供給ノズル51が、パイプの列状又はスリット状に設けられる。これにより、無菌エアがプリフォーム1へと効率的に供給され、プリフォーム1は成形部チャンバー18内にあって無菌性を維持しつつ走行することができる。無菌エアはブロワによるエアを除菌フィルタに通している。また、推進力の高い圧縮空気を除菌フィルタで無菌化したものであっても構わない。
加熱部搬送ホイール10に搬送されたプリフォーム1は、図5に示すようにグリッパ5から解放され、プリフォーム1の口部1aにスピンドル14が挿入され、加熱部12に搬送される。加熱部12に導入されたプリフォーム1は、図5に示すように、赤外線ヒータ15又はその他の加熱手段によって、後のブロー成形に適した温度まで加熱される。この温度は90℃から130℃であると好適である。なお、プリフォーム1の口部1aの温度は、変形等を防止するため70℃以下の温度に抑えられる。
プリフォーム1は図5に示すように、口部1aにスピンドル14が挿入され、回転しながら、加熱部12内を搬送される。スピンドル14は無端チェーン13に一定間隔で設けられている。無端チェーン13はプーリ11により回転する。スピンドル14に代えてマンドレルをプリフォーム1に挿入することによって、プリフォーム1を倒立状態で回転させつつ搬送することも可能である。
加熱されたプリフォーム1は、スピンドル14から解放され、グリッパ5に把持されて、ホイール16を経て成形部17の成形ホイール19に搬送される。ホイール16もホイール9及び加熱部搬送ホイール10と同様に、図4に示すようなプリフォーム1の搬送路を囲むようにプリフォームトンネル50を設け、プリフォーム1に無菌エアを吹き付けても構わない。
加熱されたプリフォーム1はホイール16から成形ホイール19に受け渡される。成形ホイール19に受け渡されたプリフォーム1は、成形ホイール19に備えられた金型20により、図6に示すように、容器2にブロー成形される。金型20及びブローノズル21は、成形ホイール19の回りに複数個配置され、成形ホイール19の回転とともに成形ホイール19の周りを一定速度で旋回する。加熱されたプリフォーム1が到来すると、金型20はプリフォーム1を挟み込む。続いてブローノズル21がプリフォーム1に接合され、延伸ロッド22がブローノズル21に設けられた孔に導かれ、プリフォーム1内に挿入され、ブローノズル21からプリフォーム1内に空気等の高圧の気体が吹きこまれることにより、金型20内で容器2が成形される。成形された容器2は、金型20から取り出され、検査ホイール23に設けられたグリッパ5によりサポートリング1bを把持され、検査ホイール23に受け渡される。
成形された容器2は検査ホイール23に設けられた検査装置24により検査されるが、検査装置24まで、図7に示すように容器2の搬送路を囲むように容器トンネル52を設けても構わない。容器トンネル52は容器2の口部1aをその上方から覆い、天井部分は、傾斜面を有する屋根状に形成される。また、天井部分には、無菌エアを容器2の口部1aの方に向かって吹き出す容器無菌エア供給ノズル53が、パイプの列状又はスリット状に設けられる。これにより、無菌エアがプリフォーム1へと効率的に供給され、プリフォーム1は無菌性を維持しつつ、検査ホイール23の回りを走行することができる。無菌エアは、ブロワによるエアを除菌フィルタに通している。推進力の高い圧縮空気を除菌フィルタで無菌化したものであっても構わない。検査されたプリフォーム1は雰囲気遮断チャンバー27内のホイール25及び26を経て容器殺菌部30に搬送される。この時、ホイール25及び26においても、容器2は容器トンネル52により囲まれ、無菌エアを容器無菌エア供給ノズル53から容器トンネル52内に供給されながら搬送されても構わない。プリフォーム1は容器トンネル52内を搬送されることで、菌等による汚染を抑制することができる。
成形された容器2は、検査ホイール23の周辺に備えられた検査装置24により、容器胴部、サポートリング1b、容器口部天面、容器底部等が検査され、異常と判断された場合は、図示しない排出装置により、無菌充填機の外部に排出される。
容器胴部、サポートリング1b、容器口部天面、容器底部はカメラにより撮像され、各箇所の状態が検査される。撮像された画像は画像処理装置により処理され、傷、異物、変形、変色等の異常の存否について判断される。許容範囲を超えた容器2は異常と判断される。異常と判断された容器2は図示しない排出装置により、無菌充填機の外部に排出される。
検査装置24による検査により異常と判断されなかった容器2は、容器殺菌部30で少なくとも過酢酸1000ppm〜2000ppm及び過酸化水素10000ppm〜50000ppmを含み、過酢酸と過酸化水素の比が1/7〜1/20である液状殺菌剤に接触されることにより殺菌される。
プリフォーム1及び容器2は、プリフォーム殺菌部6のプリフォーム殺菌部チャンバー8を出て、容器殺菌部30の容器殺菌部チャンバー内に搬送されるまで、加熱部12、成形部17、検査ホイール23、雰囲気遮断チャンバー27内を搬送される間に、菌等により汚染される可能性がある。それを防止するために無菌充填機運転前に、成形部チャンバー18内は過酸化水素や次亜塩素酸、オゾン等の殺菌効果を有する成分を低濃度に含む殺菌剤をガス化して吹き付けること、又は殺菌剤をプリフォーム1に充填して、成形部17でプリフォーム1を容器2に成形することにより殺菌しても構わない。
本発明の実施の形態1に係る容器2への液状殺菌剤の接触は、図8に示すように倒立させた容器2に液状殺菌剤を吹き付けることである。液状殺菌剤を接触させる容器2は、プリフォーム1の成形時の余熱が残存し、一部が40℃以上であることが好ましい。容器2に残存する余熱により液状殺菌剤の殺菌効果が向上するからである。
倒立させた容器2への液状殺菌剤の吹き付けとは、図8に示すように行う。容器2の内面全域に液状殺菌剤が接触するように、倒立した容器2のサポートリング1bをグリッパ5により把持し、口部1aから、上向きの殺菌剤吹き付けノズル49aにより容器2の内面に液状殺菌剤を吹き付ける。また、容器2の外面には、その全域に液状殺菌剤が接触するように、下向きの殺菌剤吹き付けノズル49bにより液状殺菌剤を容器2の外面に吹き付ける。殺菌剤吹き付けノズル49aは容器2の口部1aに対向させて設けても、容器2の搬送速度に追従するノズルを設け、容器2の内部に挿入させても構わない。また、殺菌剤吹き付けノズル49bは複数本としても構わない。また、正立させた容器2に液状殺菌剤を充填し、容器2を反転させることで、容器2に液状殺菌剤を接触させても構わない。
液状殺菌剤は、プリフォーム1の場合と同様のものが使用できる。また、液状殺菌剤は30℃〜50℃に加温されることが好ましい。加温されると液状殺菌剤の殺菌効果が向上する。殺菌剤吹き付けノズル49a及び49bの1本当たりの流量は、4L/min.〜15L/min.が好ましく、さらに7L/min.〜10L/min.がより好ましい。また、吹き付け時間は0.2秒〜5秒が適当である。従来の過酢酸系殺菌剤では5秒〜10秒を要していた。容器2への液状殺菌剤の吹き付け量は、殺菌剤吹き付けノズル49a及び49bの流量と吹き付け時間によって決定されるが、容器2の表面積に対して、0.15ml/cm2〜1.25ml/cm2であることが好ましい。0.15ml/cm2未満では殺菌が不十分となり、1.25ml/cm2を超えると過大であり、エネルギー及び液状殺菌剤の浪費となる。
また、液状殺菌剤を容器2に吹き付ける際に、液状殺菌剤に空気や炭酸ガスなどの気体を混合しても構わない。混合する気体に圧力を加えても構わない。液状殺菌剤に気体を混合することで液状殺菌剤の使用量を低減することができる。液状殺菌剤と気体の混合は、二流体ノズルを使用したり、液状殺菌剤の流動負圧により気体を吸い込みノズル内で混合したりする方法がある。
プリフォーム1及び容器2に吹き付けられる液状殺菌剤は、図11の液状殺菌剤回収循環工程のように、プリフォーム殺菌部チャンバー8及び容器殺菌部チャンバー31の底部に設けられた溝に集められ、図示しないフィルタにより固形物が除去され、ポンプにより液状殺菌剤貯留タンク54に貯留される。液状殺菌剤貯留タンク54には過酢酸濃度センサー及び過酸化水素濃度センサーが設けられ、過酢酸及び過酸化水素の濃度を測定し、測定された濃度が適正範囲を逸脱する可能性がある場合は、液状殺菌剤貯留タンク54内の液状殺菌剤の適量を排出し、過酢酸液タンク55又は過酸化水素水タンク56から適量を液状殺菌剤貯留タンク54に注入し、過酢酸及び過酸化水素濃度を適正に保持する。液状殺菌剤貯留タンク54内の液状殺菌剤は、プリフォーム殺菌部チャンバー8内及び容器殺菌部チャンバー31内の殺菌剤吹き付けノズル49a及び49bに供給され、プリフォーム1及び容器2に吹き付けられる。このように、プリフォーム1及び容器2に接触させた液状殺菌剤は回収され、繰り返し使用される。
液状殺菌剤を接触させた容器2は、付着した液状殺菌剤を除去するためにホイール29を経て、無菌水リンスホイール34に受け渡され、無菌水によりリンスされる。無菌水による容器2のリンスは、図1の無菌水リンス部32の無菌水リンスホイール34にノズルを設けて行う。無菌水はプリフォーム1の場合と同様に、水を121.1℃以上で4分以上加熱することや除菌フィルタを通すことによって製造される。無菌水による容器2のリンスは、図8に示す容器2への液状殺菌剤の吹き付けと同様の工程により行われる。容器2の内面全域が無菌水によりリンスされるように、倒立した容器2のサポートリング1bをグリッパ5により把持し、口部1aから、上向きのノズルにより容器2の内面に無菌水を吹き付ける。また、容器2の外面には、その全域が無菌水によりリンスされるように、下向きのノズルにより無菌水を容器2の外面に吹き付ける。上向きのノズルは容器2の口部1aに対向させて設けても、容器2の搬送速度に追従するノズルを設け、容器2の内部に挿入させても構わない。また、下向きのノズルは複数本としても構わない。
無菌水は50℃〜80℃、好ましくは60℃〜70℃に調温される。無菌水を吹き付けるノズルの1本当たりの流量は、好ましくは4L/min.〜15L/min.であり、より好ましくは7L/min.〜10L/min.である。また、吹き付け時間は0.2秒〜5秒が適当である。容器2への無菌水の吹き付け量は、ノズルの流量と吹き付け時間によって決定されるが、容器2の表面積に対して、0.15ml/cm2〜1.25ml/cm2であることが好ましい。0.15ml/cm2未満ではリンスが不十分となり、1.25ml/cm2を超えると過大であり、エネルギーの浪費となる。無菌水が吹き付けられた容器2は、無菌エアを吹き付けて無菌水を除去することが好ましい。容器2の内面に付着した無菌水が内容物に混入するおそれがあるからである。
容器殺菌部チャンバー31、無菌水リンス部チャンバー33及び充填部チャンバー38は無菌充填機を運転する前に殺菌され、無菌充填機稼働時には各チャンバー内には無菌エアが供給され、陽圧に保持されることから、これらの各チャンバー内での菌等による汚染はない。
無菌水リンス部32で無菌水リンスされた容器2は図1に示すように、ホイール36を経て、充填部37に搬送される。充填部37では、図1に示す充填ホイール40において、図9に示す充填工程のように、充填ノズル39により容器2に殺菌された内容物が充填される。充填ノズル39は容器2と同期的に走行することにより、容器2内に一定量の飲料等の内容物を充填する。
内容物が充填された容器2は、図1に示すホイール42を経て密封部43に搬送される。密封部43に設けられた密封ホイール44では、図10に示す密封工程のように、あらかじめキャプ殺菌装置35で殺菌されたキャップ41が密封ホイール44に供給され、密封ホイール44に設けられた図示しないキャッパーにより、容器2の口部1aに巻き締められ、容器2は密封される。
密封された容器2は、密封ホイール44のグリッパ5から排出部46の排出ホイール45のグリッパ5に受け渡される。排出ホイール45に受け渡された容器2は排出コンベヤ47に載置される。排出コンベヤ47に載置された容器2は充填部チャンバー38内から無菌充填機の外部に排出される。
(実施の形態2)
実施の形態2は、容器2を殺菌する無菌充填機における殺菌方法である。プリフォーム1の供給から加熱部12、成形部17、検査装置24、容器殺菌部30、充填部37、密封部43及び排出部46からなる無菌充填機の概要を図12に示す。プリフォーム1を殺菌しないで、容器2のみを殺菌する無菌充填機の形態であり、容器2の殺菌工程より下流の装置及び工程は実施の形態1と同様である。容器2のみを殺菌する実施の形態2においても、過酸化水素のガス等による殺菌に比べ容器に残留する過酸化水素を低減し、過酢酸系殺菌剤による殺菌に比べ、短時間に殺菌でき、さらに殺菌剤の洗浄を少ない無菌水により行うことができる。結果として、信頼性の高い無菌充填製品を得ることができ、特に過酸化水素の残留が少ないことから、ミネラルウォーターを内容物とする無菌製品を得る無菌充填機における殺菌方法として有効であえる。
(実施の形態2の概要)
図12に示すように、本実施形態2に係る無菌充填機は、プリフォーム1を供給するプリフォーム供給装置3、プリフォーム1を容器2に成形する温度に加熱する加熱部12、加熱されたプリフォーム1を容器2に成形する成形部17、成形された容器2を殺菌する容器殺菌部30、殺菌された容器2を無菌水リンスする無菌水リンス部32及び無菌水リンスされた容器2に殺菌された内容物を充填する充填部37、内容物が充填された容器2を殺菌されたキャップ41により密封する密封部43を備えている。さらに、密封された容器2が排出コンベヤ47に載置され、非無菌ゾーンに排出される排出部46を備える。
容器2が、少なくとも過酢酸1000ppm〜2000ppm及び過酸化水素10000ppm〜50000ppmを含み、過酢酸と過酸化水素の比が1/7〜1/20である液状殺菌剤に接触されることにより殺菌される。
加熱部12及び成形部17は成形部チャンバー18、容器殺菌部30は容器殺菌部チャンバー31、無菌水リンス部32は無菌水リンス部チャンバー33、充填部37、密封部43及び排出部46は充填部チャンバー38により各々遮蔽されている。容器殺菌部30では容器殺菌部チャンバー31内に液状殺菌剤から、過酢酸や過酸化水素のガス若しくはミストが発生する。これらが成形部17に流入しないように、成形部17と容器殺菌部30の間には雰囲気遮断チャンバー27が設けられても構わない。容器殺菌部30で発生する過酢酸や過酸化水素のガス若しくはミストは、雰囲気遮断チャンバー27が排気されることで、成形部17に流入することはない。
無菌充填機の運転開始前に、容器殺菌部チャンバー31、無菌水リンス部チャンバー33及び充填部チャンバー38の各チャンバー内は実施の形態1と同様に殺菌される。
容器殺菌部チャンバー31、無菌水リンス部チャンバー33及び充填部チャンバー38内には、殺菌された後に、除菌フィルタにより無菌化された無菌エアが供給され、各チャンバーの内部が陽圧に保持される。各チャンバー内が無菌エアにより陽圧に保持されることにより、容器殺菌部チャンバー31より下流の無菌充填機内の無菌性が維持される。各チャンバー内を陽圧に保持する圧力は、充填部チャンバー38内が最も高く、無菌水リンス部チャンバー33、容器殺菌部チャンバー31と上流ほど低く設定される。雰囲気遮断チャンバー27は排気されることで、その内部は大気圧とほぼ同一の圧力に保持される。
(実施の形態2の詳細)
図12に示すプリフォーム供給装置3から、プリフォーム供給コンベヤ4により所望の速度で連続的にプリフォーム1が加熱部12のホイール9に搬送される。供給されるプリフォーム1は実施の形態1と同様である。供給されたプリフォーム1はサポートリング1bを把持されて、ホイール9を経て加熱部搬送ホイール10に搬送される。搬送されたプリフォーム1は実施の形態1と同様に加熱部12において成形温度まで加熱され、成形部17に搬送される。プリフォーム1は殺菌されていないため、実施の形態1のように、ホイール10及びホイール16においてプリフォーム1に無菌エアを吹き付ける必要はない。
加熱されたプリフォーム1はホイール16から成形ホイール19に受け渡される。成形ホイール19に受け渡されたプリフォーム1は、実施の形態1と同様に容器にブロー成形される。成形された容器2は、金型20から取り出され、検査ホイール23に設けられたグリッパ5によりサポートリング1bを把持され、検査ホイール23に受け渡される。
成形された容器2は検査ホイール23に設けられた検査装置24により検査されるが、検査装置24まで、実施の形態1のように容器トンネル52を設けて容器2に無菌エアを吹き付ける必要はない。検査されたプリフォーム1は雰囲気遮断チャンバー27内のホイール25及び26を経て容器殺菌部30に搬送される。成形された容器2は、検査ホイール23の周辺に備えられた検査装置24により、容器胴部、サポートリング1b、容器口部天面、容器底部等が検査され、異常と判断された場合は、図示しない排出装置により、無菌充填機の外部に排出される。検査は実施の形態1と同様に行われる。
検査装置24による検査により異常と判断されなかった容器2は、殺菌部30で、少なくとも過酢酸1000ppm〜2000ppm及び過酸化水素10000ppm〜50000ppmを含み、過酢酸と過酸化水素の比が1/7〜1/20である液状殺菌剤に接触されることにより殺菌される。
本発明の実施の形態2に係る液状殺菌剤及び容器2への液状殺菌剤の接触は、実施の形態1と同様である。
液状殺菌剤を接触させた容器2は、付着した液状殺菌剤を除去するためにホイール29を経て、無菌水リンスホイール34に受け渡され、無菌水によりリンスされる。無菌水による容器2のリンスは、実施の形態1と同様である。
容器殺菌部チャンバー31、無菌水リンス部チャンバー33及び充填部チャンバー38は無菌充填機を運転する前に殺菌され、無菌充填機稼働時には各チャンバー内には無菌エアが供給され、陽圧に保持されることから、これらの各チャンバー内での菌等による汚染はない。
無菌水リンス部32で無菌水リンスされた容器2は図12に示すように、ホイール36を経て、充填部37に搬送される。充填部37では、図12に示す充填ホイール40における充填工程及び密封部43における密封工程も実施の形態1と同様である。密封された容器2は、実施の形態1と同様に無菌充填機の外部に排出される。
容器2に吹き付けられる液状殺菌剤は、図11に示すように、容器殺菌部チャンバー31の底部に設けられた溝に集められ、フィルタにより固形物が除去され、ポンプにより液状殺菌剤貯留タンク54に貯留される。液状殺菌剤貯留タンク54に回収された液状殺菌剤は実施の形態1と同様に過酢酸及び過酸化水素が適正な濃度に保持され、繰り返し使用される。
(実施の形態3)
実施の形態3は、プリフォーム1を殺菌する無菌充填機における殺菌方法である。プリフォーム1の供給からプリフォーム殺菌部6、加熱部12、成形部17、検査装置24、充填部37、密封部43及び排出部46からなる無菌充填機の概要を図13に示す。プリフォーム1のみを殺菌し、容器2を殺菌しない形態である。プリフォーム1の殺菌から容器2の成形まで、及び容器2への充填以降の工程は実施の形態1と同様である。プリフォーム1のみを殺菌する実施の形態であり、本実施形態3に係る無菌充填機における殺菌方法によれば、過酸化水素のガス等による殺菌に比べ容器に残留する過酸化水素を低減し、過酢酸系殺菌剤による殺菌に比べ、短時間に殺菌でき、さらに殺菌剤の洗浄を少ない無菌水により行うことができる。結果として、信頼性の高い無菌充填製品を得ることができ、特に過酸化水素の残留が少ないことから、ミネラルウォーターを内容物とする無菌製品を得る無菌充填機における殺菌方法として有効であえる。
(実施の形態3の概要)
図13に示すように、本実施形態3に係る無菌充填機は、プリフォーム1を供給するプリフォーム供給装置3、プリフォーム1を殺菌するプリフォーム殺菌部6、殺菌されたプリフォーム1を容器2に成形する温度に加熱する加熱部12、加熱されたプリフォーム1を容器2に成形する成形部17、成形された容器2に殺菌された内容物を充填する充填部37、内容物が充填された容器2を殺菌されたキャップ41により密封する密封部43を備えている。さらに、密封された容器2が排出コンベヤ47に載置され、非無菌ゾーンに排出される排出部46を備える。
プリフォーム殺菌部6において、プリフォーム1は少なくとも過酢酸1000ppm〜2000ppm及び過酸化水素10000ppm〜50000ppmを含み、過酢酸と過酸化水素の比が1/7〜1/20である液状殺菌剤に接触されることにより殺菌される。
プリフォーム殺菌部6はプリフォーム殺菌部チャンバー8、加熱部12及び成形部17は成形部チャンバー18、充填部37、密封部43及び排出部46は充填部チャンバー38により各々遮蔽されている。
無菌充填機の運転開始前に、プリフォーム殺菌部チャンバー8、成形部チャンバー18及び充填部チャンバー38の各チャンバー内は殺菌される。各チャンバー内には、一流体スプレーまたは殺菌剤を圧縮エアと混合して噴霧する二流体スプレーが殺菌剤吹き付けノズルとして設けられる。殺菌剤吹き付けノズルは、殺菌剤を殺菌が必要な各チャンバー内の全域に付着するように吹き付ける。吹き付けられた殺菌剤により、各チャンバー内が殺菌される。殺菌剤吹き付けノズルは各チャンバー内の全域に殺菌剤が付着するように配置される。殺菌剤が吹き付けられた後に各チャンバー内には常温又は加熱された無菌エアが吹き付けられ、各チャンバー内に残存する殺菌剤を活性化させ、さらに排除する。無菌エアの吹き付け前に無菌水を各チャンバー内に吹き付けることにより殺菌剤を排除しても構わない。成形部チャンバー18内は殺菌剤により劣化するパッキン類が使用されているため、殺菌剤を噴霧するのではなく、殺菌剤のガスの吹き付けと無菌エアの吹き付けにより殺菌しても構わない。
各チャンバー内は殺菌された後に、除菌フィルタにより無菌化された無菌エアが供給され、各チャンバーの内部が陽圧に保持される。各チャンバー内が無菌エアにより陽圧に保持されることにより、無菌充填機内の無菌性が維持される。各チャンバー内を陽圧に保持する圧力は、充填部チャンバー38内が最も高く、成形部チャンバー18、プリフォーム殺菌部チャンバー8と上流ほど低く設定される。
(実施の形態3の詳細)
図13に示すプリフォーム供給装置3から、プリフォーム供給コンベヤ4により所望の速度で連続的にプリフォーム1がプリフォーム殺菌部6に供給される。供給されるプリフォーム1は実施の形態1と同様である。
プリフォーム殺菌部6に搬送されたプリフォーム1は、実施の形態1と同様に液状殺菌剤が吹き付けられ殺菌される。液状殺菌剤は実施の形態1と同様である。殺菌されたプリフォーム1には実施の形態1と同様に無菌水が吹き付けられ、リンスされる。液状殺菌剤が吹き付けられたプリフォーム1は無菌水によるリンスではなく、無菌エアをプリフォーム1の内外面に吹き付けて、プリフォーム1の表面に付着している液状殺菌剤を除去しても構わない。
プリフォーム1に吹き付けられる液状殺菌剤は、図11に示すように、プリフォーム殺菌部チャンバー8の底部に設けられた溝に集められ、フィルタにより固形物が除去され、ポンプにより液状殺菌剤貯留タンク54に貯留される。液状殺菌剤貯留タンク54に回収された液状殺菌剤は実施の形態1と同様に過酢酸及び過酸化水素が適正な濃度に保持され、繰り返し使用される。
無菌水によりリンスされたプリフォーム1に付着した無菌水は、無菌エアをプリフォーム1の内外面に吹き付けることにより除去することが好ましい。プリフォーム1は加熱部12で成形温度に加熱されるが、無菌水が付着した部分に加熱ムラが発生し、成形される容器2に白化、偏肉等の成形不良を発生するおそれがあるためである。
プリフォーム殺菌部6で殺菌されたプリフォーム1はサポートリング1bをグリッパ5により把持されて、ホイール9を経て加熱部搬送ホイール10に搬送される。ホイール9及び加熱部搬送ホイール10におけるプリフォーム1には、図4に示すように実施の形態1と同様に無菌エアが吹き付けられても構わない。加熱部搬送ホイール10に搬送されたプリフォーム1は実施の形態1と同様に加熱部12において成形温度まで加熱され、成形部17に搬送される。
加熱されたプリフォーム1はホイール16から成形ホイール19に受け渡される。ホイール16においても、ホイール9及び加熱部搬送ホイール10と同様に無菌エアが吹き付けられても構わない。成形ホイール19に受け渡されたプリフォーム1は、実施の形態1と同様に容器にブロー成形される。成形された容器2は、金型20から取り出され、検査ホイール23に設けられたグリッパ5によりサポートリング1bを把持され、検査ホイール23に受け渡される。
成形された容器2は検査ホイール23に設けられた検査装置24により検査されるが、検査装置24まで、実施の形態1の図7のように容器トンネル52を設けて容器2に無菌エアを吹き付けることが好ましい。検査されたプリフォーム1は充填部チャンバー38内のホイール36を経て充填部37に搬送される。成形された容器2は、検査ホイール23の周辺に備えられた検査装置24により、容器胴部、サポートリング1b、容器口部天面、容器底部等が検査され、異常と判断された場合は、図示しない排出装置により、無菌充填機の外部に排出される。検査は実施の形態1と同様に行われる。
プリフォーム殺菌部チャンバー8、成形部チャンバー18及び充填部チャンバー38内は無菌充填機を運転する前に殺菌され、無菌充填機稼働時には各チャンバー内には無菌エアが供給され、陽圧に保持されることから、これらの各チャンバー内での菌等による汚染はない。
成形された容器2は図13に示すように、ホイール36を経て、充填部37に搬送される。充填部37では、図1に示す充填ホイール40における充填工程及び密封部43における密封工程が実施の形態1と同様に行われる。密封された容器2は、実施の形態1と同様に無菌充填機の外部に排出される。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されることなく種々の形態にて実施可能である。
1…プリフォーム
2…容器
6…プリフォーム殺菌部
8…プリフォーム殺菌部チャンバー
12…加熱部
17…成形部
18…成形部チャンバー
30…容器殺菌部
31…容器殺菌部チャンバー
32…エアリンス部
37…充填部
43…密封部
46…排出部
49…液状殺菌剤吹き付けノズル
54…液状殺菌剤貯留タンク

Claims (5)

  1. プリフォーム及び容器を連続走行させる搬送路、前記プリフォームを成形温度まで加熱するプリフォーム加熱部、加熱された前記プリフォームを前記容器にブロー成形する成形部、成形された前記容器に無菌雰囲気で殺菌された内容物を充填する充填部、及び前記内容物が充填された前記容器を殺菌された蓋材により密封する密封部を備える無菌充填機において、前記プリフォーム若しくは前記容器又は前記プリフォーム及び前記容器を、少なくとも過酢酸1000ppm〜2000ppm及び過酸化水素10000ppm〜50000ppmを含み、過酢酸と過酸化水素の比が1/7〜1/20である液状殺菌剤に接触させることにより殺菌することを特徴とする無菌充填機における殺菌方法。
  2. 請求項1に記載の無菌充填機における殺菌方法において、
    前記液状殺菌剤を30℃〜50℃に加温して、前記プリフォーム若しくは前記容器又は前記プリフォーム及び前記容器に接触させることを特徴とする無菌充填機における殺菌方法。
  3. 請求項1及び請求項2に記載の無菌充填機における殺菌方法において、
    前記液状殺菌剤に気体を混合してプリフォーム若しくは前記容器又は前記プリフォーム及び前記容器に前記液状殺菌剤を接触させることを特徴とする無菌充填機における殺菌方法。
  4. 請求項1乃至請求項3に記載の無菌充填機における殺菌方法において、
    前記プリフォーム若しくは前記容器又は前記プリフォーム及び前記容器に前記液状殺菌剤を接触させた後に、前記液状殺菌剤を無菌水により洗浄することを特徴とする無菌充填機における殺菌方法。
  5. 請求項1乃至請求項4に記載の無菌充填機における殺菌方法において、
    前記プリフォーム若しくは前記容器又は前記プリフォーム及び前記容器に接触させた前記液状殺菌剤を回収し、繰り返し使用することを特徴とする無菌充填機における殺菌方法。
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