JP2019064682A - 無菌充填機における殺菌方法 - Google Patents
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Abstract
Description
実施の形態1は、プリフォーム1及び容器2を殺菌する無菌充填機における殺菌方法である。プリフォーム1の供給からプリフォーム殺菌部6、加熱部12、成形部17、検査装置24、容器殺菌部30、充填部37、密封部43及び排出部46からなる無菌充填機の概要を図1により説明し、プリフォーム殺菌部6におけるプリフォーム殺菌工程を図3により、プリフォーム1の加熱及びブロー成形工程を図5及び図6により、容器2の殺菌工程を図8により、充填工程及び密封工程を図9及び図10により説明する。この実施の形態に係る無菌充填機における殺菌方法によれば、過酸化水素のガス等による殺菌に比べ容器に残留する過酸化水素を低減し、過酢酸系殺菌剤による殺菌に比べ、短時間に殺菌でき、さらに殺菌剤の洗浄を少ない無菌水により行うことができる。結果として、信頼性の高い無菌充填製品を得ることができ、特に過酸化水素の残留が少ないことから、ミネラルウォーターを内容物とする無菌製品を得る無菌充填機における殺菌方法として有効である。
図1に示すように、本実施の形態1に係る無菌充填機は、プリフォーム1を供給するプリフォーム供給装置3、プリフォームを殺菌するプリフォーム殺菌部6、プリフォーム1を容器2に成形する温度に加熱する加熱部12、加熱されたプリフォーム1を容器2に成形する成形部17、成形された容器2を殺菌する容器殺菌部30、殺菌された容器2を無菌水リンスする無菌水リンス部32及び無菌水リンスされた容器2に殺菌された内容物を充填する充填部37、内容物が充填された容器2を殺菌されたキャップ41により密封する密封部43を備えている。さらに、密封された容器2が排出コンベヤ47に載置され、非無菌ゾーンに排出される排出部46を備える。
図2に示すプリフォーム1が、図1に示すプリフォーム供給装置3から、プリフォーム供給コンベヤ4により所望の速度で連続的にプリフォーム殺菌部6に搬送される。
実施の形態2は、容器2を殺菌する無菌充填機における殺菌方法である。プリフォーム1の供給から加熱部12、成形部17、検査装置24、容器殺菌部30、充填部37、密封部43及び排出部46からなる無菌充填機の概要を図12に示す。プリフォーム1を殺菌しないで、容器2のみを殺菌する無菌充填機の形態であり、容器2の殺菌工程より下流の装置及び工程は実施の形態1と同様である。容器2のみを殺菌する実施の形態2においても、過酸化水素のガス等による殺菌に比べ容器に残留する過酸化水素を低減し、過酢酸系殺菌剤による殺菌に比べ、短時間に殺菌でき、さらに殺菌剤の洗浄を少ない無菌水により行うことができる。結果として、信頼性の高い無菌充填製品を得ることができ、特に過酸化水素の残留が少ないことから、ミネラルウォーターを内容物とする無菌製品を得る無菌充填機における殺菌方法として有効であえる。
図12に示すように、本実施形態2に係る無菌充填機は、プリフォーム1を供給するプリフォーム供給装置3、プリフォーム1を容器2に成形する温度に加熱する加熱部12、加熱されたプリフォーム1を容器2に成形する成形部17、成形された容器2を殺菌する容器殺菌部30、殺菌された容器2を無菌水リンスする無菌水リンス部32及び無菌水リンスされた容器2に殺菌された内容物を充填する充填部37、内容物が充填された容器2を殺菌されたキャップ41により密封する密封部43を備えている。さらに、密封された容器2が排出コンベヤ47に載置され、非無菌ゾーンに排出される排出部46を備える。
図12に示すプリフォーム供給装置3から、プリフォーム供給コンベヤ4により所望の速度で連続的にプリフォーム1が加熱部12のホイール9に搬送される。供給されるプリフォーム1は実施の形態1と同様である。供給されたプリフォーム1はサポートリング1bを把持されて、ホイール9を経て加熱部搬送ホイール10に搬送される。搬送されたプリフォーム1は実施の形態1と同様に加熱部12において成形温度まで加熱され、成形部17に搬送される。プリフォーム1は殺菌されていないため、実施の形態1のように、ホイール10及びホイール16においてプリフォーム1に無菌エアを吹き付ける必要はない。
実施の形態3は、プリフォーム1を殺菌する無菌充填機における殺菌方法である。プリフォーム1の供給からプリフォーム殺菌部6、加熱部12、成形部17、検査装置24、充填部37、密封部43及び排出部46からなる無菌充填機の概要を図13に示す。プリフォーム1のみを殺菌し、容器2を殺菌しない形態である。プリフォーム1の殺菌から容器2の成形まで、及び容器2への充填以降の工程は実施の形態1と同様である。プリフォーム1のみを殺菌する実施の形態であり、本実施形態3に係る無菌充填機における殺菌方法によれば、過酸化水素のガス等による殺菌に比べ容器に残留する過酸化水素を低減し、過酢酸系殺菌剤による殺菌に比べ、短時間に殺菌でき、さらに殺菌剤の洗浄を少ない無菌水により行うことができる。結果として、信頼性の高い無菌充填製品を得ることができ、特に過酸化水素の残留が少ないことから、ミネラルウォーターを内容物とする無菌製品を得る無菌充填機における殺菌方法として有効であえる。
図13に示すように、本実施形態3に係る無菌充填機は、プリフォーム1を供給するプリフォーム供給装置3、プリフォーム1を殺菌するプリフォーム殺菌部6、殺菌されたプリフォーム1を容器2に成形する温度に加熱する加熱部12、加熱されたプリフォーム1を容器2に成形する成形部17、成形された容器2に殺菌された内容物を充填する充填部37、内容物が充填された容器2を殺菌されたキャップ41により密封する密封部43を備えている。さらに、密封された容器2が排出コンベヤ47に載置され、非無菌ゾーンに排出される排出部46を備える。
図13に示すプリフォーム供給装置3から、プリフォーム供給コンベヤ4により所望の速度で連続的にプリフォーム1がプリフォーム殺菌部6に供給される。供給されるプリフォーム1は実施の形態1と同様である。
2…容器
6…プリフォーム殺菌部
8…プリフォーム殺菌部チャンバー
12…加熱部
17…成形部
18…成形部チャンバー
30…容器殺菌部
31…容器殺菌部チャンバー
32…エアリンス部
37…充填部
43…密封部
46…排出部
49…液状殺菌剤吹き付けノズル
54…液状殺菌剤貯留タンク
Claims (5)
- プリフォーム及び容器を連続走行させる搬送路、前記プリフォームを成形温度まで加熱するプリフォーム加熱部、加熱された前記プリフォームを前記容器にブロー成形する成形部、成形された前記容器に無菌雰囲気で殺菌された内容物を充填する充填部、及び前記内容物が充填された前記容器を殺菌された蓋材により密封する密封部を備える無菌充填機において、前記プリフォーム若しくは前記容器又は前記プリフォーム及び前記容器を、少なくとも過酢酸1000ppm〜2000ppm及び過酸化水素10000ppm〜50000ppmを含み、過酢酸と過酸化水素の比が1/7〜1/20である液状殺菌剤に接触させることにより殺菌することを特徴とする無菌充填機における殺菌方法。
- 請求項1に記載の無菌充填機における殺菌方法において、
前記液状殺菌剤を30℃〜50℃に加温して、前記プリフォーム若しくは前記容器又は前記プリフォーム及び前記容器に接触させることを特徴とする無菌充填機における殺菌方法。 - 請求項1及び請求項2に記載の無菌充填機における殺菌方法において、
前記液状殺菌剤に気体を混合してプリフォーム若しくは前記容器又は前記プリフォーム及び前記容器に前記液状殺菌剤を接触させることを特徴とする無菌充填機における殺菌方法。 - 請求項1乃至請求項3に記載の無菌充填機における殺菌方法において、
前記プリフォーム若しくは前記容器又は前記プリフォーム及び前記容器に前記液状殺菌剤を接触させた後に、前記液状殺菌剤を無菌水により洗浄することを特徴とする無菌充填機における殺菌方法。 - 請求項1乃至請求項4に記載の無菌充填機における殺菌方法において、
前記プリフォーム若しくは前記容器又は前記プリフォーム及び前記容器に接触させた前記液状殺菌剤を回収し、繰り返し使用することを特徴とする無菌充填機における殺菌方法。
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