JP2005502357A5

JP2005502357A5 -

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Publication number: JP2005502357A5
Application number: JP2003527090A
Authority: JP
Filing date: 2002-09-11
Publication date: 2006-01-05

Claims

細胞培養におけるウイルスの増殖のための方法であって、該方法は、以下の工程：
（ａ）細胞をウイルスに感染させる工程；
（ｂ）感染後に、該ウイルスの増殖を可能にし、かつ同時に、さらに少なくとも２倍の該細胞の増殖を目的とした条件下で、該細胞を細胞培養において培養する工程、
を包含する、方法。
感染後に、少なくとも５倍の前記細胞の増殖を引き起こす条件下で、該細胞が培養されることで特徴付けられる、請求項１に記載の方法。
感染後に、少なくとも７日間、細胞培養において前記細胞が培養されることで特徴付けられる、請求項２に記載の方法。
請求項１に記載の方法であって、前記ウイルスの増殖および細胞の増殖の間に、新鮮な培地、培地濃縮物または培地成分が少なくとも１回添加されるか、あるいは該ウイルスおよび細胞の少なくとも一部分が、新鮮な培地、培地濃縮物または培地成分を含む培養容器に移されることで特徴付けられる、方法。
請求項４に記載の方法であって、前記培地、培地濃縮物もしくは培地成分の添加、または前記細胞およびウイルスの、別の培養容器への移転が少なくとも１回繰り返されることで特徴付けられる、方法。
請求項４に記載の方法であって、前記培地、培地濃縮物もしくは培地成分の添加、または前記細胞およびウイルスの、別の培養容器への移転が数回繰り返されることで特徴付けられる、方法。
前記培地が、前記ウイルスおよび細胞の増殖の際に取り除かれることで特徴付けられる、請求項４に記載の方法。
前記ウイルスおよび細胞の増殖の間に、培地が連続的に取り除かれ、そして新鮮な培地、培地濃縮物または培地成分が添加されることで特徴付けられる、請求項１に記載の方法。
前記細胞がＭＤＣＫ細胞であることで特徴付けられる、請求項１〜８のいずれか１項に記載の方法。
感染前に、前記細胞が、接着培養されるか、または懸濁培養物として培養されることで特徴付けられる、請求項１に記載の方法。
感染後に、前記細胞が、接着培養されるか、または懸濁培養物として培養されることで特徴付けられる、請求項１に記載の方法。
前記ＭＤＣＫ細胞が、細胞株ＭＤＣＫ３３０１６に由来することで特徴付けられる、請求項９に記載の方法。
前記ウイルスが、ｓｓＤＮＡウイルス、ｄｓＤＮＡウイルス、ＲＮＡ（＋）ウイルス、ＲＮＡ（−）ウイルスまたはｄｓＲＮＡウイルスであることで特徴付けられる、請求項１に記載の方法。
請求項１に記載の方法であって、前記ウイルスが、アデノウイルス、オルトミクソウイルスもしくはパラミクソウイルス、レオウイルス、ピコルナウイルス、エンテロウイルス、フラビウイルス、アレナウイルス、ヘルペスウイルスまたはポックスウイルスから選択されることで特徴付けられる、方法。
請求項１４に記載の方法であって、ここで、前記細胞が、アデノウイルス、ポリオウイルス、Ａ型肝炎ウイルス、日本脳炎ウイルス、中央ヨーロッパ脳炎ウイルスおよび関連する東部（ロシアまたは他の）形態、デングウイルス、黄熱病ウイルス、Ｃ型肝炎ウイルス、風疹ウイルス、流行性耳下腺炎ウイルス、麻疹ウイルス、ＲＳウイルス、ワクシニアウイルス、インフルエンザウイルス、ロタウイルス、ラブドウイルス、肺炎ウイルス、レオウイルス、１型ヘルペス単純ウイルスまたは２型ヘルペス単純ウイルス、サイトメガロウイルス、水痘‐帯状疱疹ウイルス、イヌアデノウイルス、エプスタイン−バーウイルス、ウシヘルペスウイルスもしくはブタヘルペスウイルス、ＢＨＶ−１ウイルス、または仮性狂犬病ウイルスまたは狂犬病ウイルスで感染される、方法。
請求項１に記載の方法であって、前記ウイルスが、少なくとも１０ｋｄのサイズの異種機能性タンパク質をコードする配列を含むウイルスゲノムを有することで特徴付けられる、方法。
前記培地が、血清を含まないことで特徴付けられる、請求項４に記載の方法。
前記培地が、化学的に規定された培地であることで特徴付けられる、請求項４に記載の方法。
前記培地が、タンパク質を含まないことで特徴付けられる、請求項４に記載の方法。
前記ウイルスの増殖が、灌流システムにおいて行なわれることで特徴付けられる、請求項１に記載の方法。
前記ウイルスの増殖が、バッチシステムにおいて行なわれることで特徴付けられる、請求項１に記載の方法。
前記ＭＤＣＫ細胞が、前記ウイルスの増殖のために３０℃と４０℃との間の温度で培養されることで特徴付けられる、請求項９に記載の方法。
前記ＭＤＣＫ細胞が、前記ウイルスの増殖のために３５％と６０％との間の酸素分圧で培養されることで特徴付けられる、請求項９に記載の方法。
前記培地のｐＨ値が、前記ウイルスの増殖のためにｐＨ６．８とｐＨ７．８との間であることで特徴付けられる、請求項４に記載の方法。
前記ウイルスが、１０^−８と１０との間のＭＯＩ値での感染によって前記ＭＤＣＫ細胞に導入されることで特徴付けられる、請求項９に記載の方法。
前記ウイルスまたはそれらによって発現されるタンパク質が、前記培養物の上清または回収された細胞から精製されることで特徴付けられる、請求項１項に記載の方法。
前記細胞が、ＭＤＣＫ細胞であり、かつ、前記培養培地の少なくとも１部分が、前記ウイルスまたはタンパク質の単離のために、前記ＭＤＣＫ細胞の少なくとも一部分から分離されることで特徴付けられる、請求項２６に記載の方法。
前記分離が、ディープベッドフィルタまたは分離器によって起こることで特徴付けられる、請求項２７に記載の方法。
前記精製が、前記ウイルスの濃縮のための超遠心分離法を包含することで特徴付けられる、請求項２６に記載の方法。
前記精製が、クロマトグラフィーを包含することで特徴付けられる、請求項２６に記載の方法。
前記ウイルスが精製の間、不活性であることで特徴付けられる、請求項２６に記載の方法。
請求項１に記載の方法を包含することで特徴付けられる、薬物または診断剤の製造方法。
単離されたウイルスまたはタンパク質が、適切なアジュバント、補助剤、緩衝剤、希釈剤または薬物キャリアと混合されることで特徴付けられる、請求項３２に記載の薬物または診断剤の製造方法。
請求項２に記載の方法であって、感染後に、前記細胞が、少なくとも１０倍の細胞の増殖を起こす条件で培養される方法。
請求項３に記載の方法であって、感染後に、前記細胞が、細胞培養で少なくとも２１日間培養されることで特徴付けられる、方法。
請求項３５に記載の方法であって、感染後に、前記細胞が、細胞培養で少なくとも２８日間培養されることで特徴付けられる、方法。
請求項３６に記載の方法であって、感染後に、前記細胞が、細胞培養で少なくとも３５日間培養されることで特徴付けられる、方法。