JP2005351069A - 複合建物ユニット及びユニット建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】建物の外壁面や開口部を装飾する化粧部材を連結する際に、連結部分が大きく膨らむことなく、連続した化粧部材を構成でき、出隅や入隅部に専用の化粧部材を必要としない連結構造を提供することである。
【解決の手段】化粧部材1に外壁面又は開口部側に折り曲げた折り曲げ部1bを有するものとして、連結金具2は、化粧部材1の連結面1fより大きな平面部2aと、その平面部2aの両面より一定角度で伸びた取着部2bを有するものとし、化粧部材1と化粧部材1の間に連結金物2の平面部2aを挟み込み、連結金具2の取着部2bと化粧部材1の折り曲げ部1bが取着することにより化粧部材1が連結される構造。
【選択図】 図1

Description

本発明は、標準建物ユニットより小さい小形建物ユニットを連結した複合建物ユニットと、この複合建物ユニットと建物ユニットとを組み立てたユニット建物に関する。
ユニット建物は、運搬可能な一定の大きさの箱形の、且つ、内部、外部の仕上げられた建物ユニットを予め工場で生産し、この建物ユニットの複数個を施工現場に運搬し、施工現場で積み立てて建物になしたものであって、現場施工期間が短く、且つ、寸法精度のよい標準化された建物となる特徴があるために、近年、多く建てられている。
このユニット建物に使用される建物ユニットとしては、従来、多くの種類が知られている。
例えば、特許文献1に記載されているように、直方体の四隅に立設した4本の鋼製の柱と、この4本の柱の上端部を直方体の上面の辺に沿って連結した鋼製の上梁と、この4本の柱の下端部を直方体の下面辺に沿って連結した下梁とからなる骨格を有する建物ユニットが知られている。
この建物ユニットは、骨格の相対する上梁に野縁を差し渡し、この野縁の下面に面材を取り付けて上面を形成し、相対する下梁に小梁を差し渡し、この小梁の上に根太を取り付け、この根太の上に面材を取り付けて下面を形成するものであり、更に、側面に外壁を設ける場合には、上梁と下梁との間に間柱を取り付け、この間柱に外壁パネルや内壁パネルを取り付けて外壁を形成する。
この建物ユニットの大きさには種々ある。
最も一般的な標準建物ユニットは、トラックに積んで運搬できるように、直方体の短辺方向の長さをトラックの積んで運ぶことのできる幅、例えば、略2.5mとし、長さ方向を建物のモジュール寸法(0.9m)の倍数の長さ、例えば、略3.6m、略4.5m、5.4mとしている。
その他に、種々な大きさの敷地等に適応させるために、水平断面の短辺方向の長さや長辺方向の長さを小さくした小形建物ユニットがある。最も一般的な小形建物ユニットは、長辺方向の長さを標準建物ユニットと略同じにし、短辺方向の長さを2.5mの略半分に相当する大きさにした建物ユニットである。そして、この小形建物ユニットは、通常、標準建物ユニットの側面に向かい合わせにして据え付ける。
これ等の建物ユニットは、据え付ける位置によって要求される機械的強度が異なる。
例えば、下階に使用される建物ユニットは、上階の建物ユニットの荷重に耐えるために、上階の使用される建物ユニットより機械的強度を大きくしているし、上階の居住面積を増加させたり、上階の下方に駐車用スペースを設ける等のために、上階の建物ユニットの一部分を突出させたユニット建物があるが、かかるユニット建物では、突出した部分を支える必要から突出している部分近傍の上階の建物ユニットの機械的強度を大きくしている。
この機械的強度を大きくする方法としては、例えば、鋼製の骨格を有する建物ユニットでは、鋼材の厚みを大きくするし、木製の骨格を有する建物ユニットでは、柱や梁に大きな断面を有する木材を使用する等して、柱や梁等の骨格に使用される材料の機械的強度を大きくする方法や、特許文献1に記載されているように、直方体の上面の対角線状に線状のブレースを設けて上面を補強する方法がある。
更に、側面にブレースを設けたり、側面に縦材や横材や斜材等の補強枠を設けて補強する方法もある。
また、上階の建物ユニットの一部分を突出させたユニット建物では、特許文献2に記載されているように、下階の建物ユニットの上に張出材を取り付けて、この張出材の上に上階の建物ユニットの一部分を屋外方向に突出させて据え付けたり、特許文献3に記載されているように、第1小形建物ユニットと第2小形建物ユニットの側面を向かい合わせに連結した複合建物ユニトを製造し、この複合建物ユニットの第1小形建物ユニットを屋外方向に突出させて、第3小形建物ユニットの上に据え付けたりしている。
一方、敷地の境界近傍に建てる建物では、建築基準法の道路傾斜線制限や隣地傾斜線制限や北側傾斜線制限等の斜線制限に抵触しないように敷地の境界からの後退距離を大きくする必要があり、土地を有効に利用することができなかった。
かかる問題を解決して土地を高度利用するためには、ユニット建物の境界側にある上階の建物ユニットの屋根を傾斜させた建物がある。このように屋根を傾斜させるためには、この屋根の下の上面を傾斜させる必要がある。
また、意匠上から上面を傾斜させた所謂舟底天井にすることがある。
かかる上面を傾斜させるユニット建物に使用する建物ユニットとして、特許文献4や特許文献5に記載されているように、上梁をく字形に折曲し、且つ、一方の柱を短くし、く字形の上梁を柱と短い柱に差し渡した特殊な建物ユニットが知られている。
特公昭61−42061号公報 特開2003−64774号公報 特開2003−105863号公報 特公平7−30590号公報 特開平2−311636号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3に記載されている建物ユニットでは、上面が略水平であるので、建築基準法に抵触する敷地の境界近傍に建てる建物や舟底天井の建物には、この建物ユニットを使用することができない。
また、く字形に折曲された上梁を有する特許文献4や特許文献5に記載されている建物ユニットでは、この折曲されている部分の機械的強度が小さく、この部分が破損し易いという問題がある。
特に、く字形に折曲された上梁を有する建物ユニットを突出させて下階の建物ユニットの上に据え付けたユニット建物では、突出した部分の荷重が、このく字形に折曲された部分に集中し、この部分が特に破損し易い。
尚、特許文献5に記載されている間柱は、単に、外壁パネルと内壁パネルを取り付けるためにあるので、強度がそれ程大きくなく、く字形の折曲した部分を支えるにはまだ不十分で、上梁の破損を防ぐことができない。
そのために、現在では、この建物ユニットの機械的強度を大きくするために、上梁の鋼材の厚みを大きくしたり、く字形に折曲している部分に補強材を取り付けて補強しているが、このく字形の上梁を有する建物ユニットは数が少なく、そのために、大量生産できず、このく字形の上梁を有する特殊な建物ユニットは高価であるという問題がある。
そこで、本発明は、上梁で囲まれている上面が傾斜していて、しかも、機械的強度が大きく安価な複合建物ユニット、および、この複合建物ユニットを使用したユニット建物を提供することである。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであって、請求項1記載の発明は、直方体の四隅に立設した4本の柱とこの4本の柱の上端部を直方体の上面の辺に沿って連結した上梁とを有する第1小形建物ユニットと第2小形建物ユニットが側面を向かい合わせて連結された複合建物ユニットであって、前記第1小形建物ユニットの短辺方向の長さと第2小形建物ユニットの短辺方向の長さの合計が標準建物ユニットの短辺方向の長さと略等しく、且つ、前記第1小形建物ユニットの上梁で構成される上面、または、第1小形建物ユニットと第2小形建物ユニットの上梁で構成される上面が傾斜面になされていることを特徴とする複合建物ユニットである。
この請求項1に記載されている発明における第1小形建物ユニットと第2小形建物ユニットは、柱や梁が鋼製であってもよいし、木製であってもよい。また、大きさが略同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、必要があれば、ブレースを設けたり、補強材を取り付ける等して補強してもよい。
この第1小形建物ユニットと第2小形建物ユニットの大きさについて更に詳細に説明すると、この第1小形建物ユニットの短辺方向の長さと第2小形建物ユニットの短辺方向の長さの合計が標準建物ユニットの短辺方向の長さと略等しくなっていればよく、第1小形建物ユニットの短辺方向の長さと第2小形建物ユニットの短辺方向の長さの割合は適宜でよい。例えば、第1小形建物ユニットの短辺方向の長さと第2小形建物ユニットの短辺方向の長さがそれぞれ標準建物ユニットの短辺方向の長さの略1/3と略2/3であってもよいし、略1/2と略1/2であってもよい。特に、略1/2と略1/2にすると、第1小形建物ユニットと第2小形建物ユニットの上梁や下梁が略同じとなり製造し易いし、従来、大量に製造されている小形建物ユニットを改造して使用することができるので好ましい。
また、長辺方向の長さは適宜でよいが、略同じ大きさであると、第1小形建物ユニットと第2小形建物ユニットの側面を完全に合わせて連結した複合建物ユニットにすることができるので好ましい。
また、請求項1に記載されている発明では、第1小形建物ユニットと第2建物ユニットの上梁で構成される上面が傾斜面となっているが、この傾斜面は、第1小形建物ユニットの上梁で構成される上面と第2小形建物ユニットの上梁で構成される上面の勾配が異なっていて、この両方の上面が境界部分で折曲された傾斜面であってもよいし、上面の勾配が略同じで、全体が1つの連続した傾斜面であってもよい。
また、この請求項1に記載されている発明における複合建物ユニットは、第1小形建物ユニットと第2小形建物ユニットとを側面を向かい合わせて連結したものであるが、この連結手段は適宜でよい。例えば、向かい合っている上梁同士や下梁同士をボルト・ナットや溶接等で連結してもよいし、向かい合っている柱同士をボルト・ナットや溶接等で連結してもよい。また、第1小形建物ユニットの上梁と第2小形建物ユニットの上梁とで構成される上面が連続した傾斜面である場合には、第1小形建物ユニットの上梁と第2小形建物ユニットの上梁とを一体にした連続した1本の上梁にして連結してもよい。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の複合建物ユニットであって、第1小型建物ユニット内にはバルコニー部が形成され、前記バルコニー部の天井面は第1小型建物ユニットの上梁で構成される傾斜した上面がバルコニー床面全体を覆う構成とされ、第2小型ユニット内には居室部が形成され、第1小型建物ユニット及び第2小型建物ユニットの向かい合わせて連結されたいずれかの側面には外壁部が形成されていることを特徴とする。
バルコニー部は、床面、手摺り、天井面などで構成される。バルコニー床面はバルコニー床小梁、バルコニー床根太、バルコニー床板、バルコニー床仕上げ材、防水シート、排水溝などにより構成される。バルコニー手摺りは、間柱、手摺梁、外壁パネル、内壁パネル、手摺笠木などにより構成される。バルコニー天井面は、バルコニー天井野縁、バルコニー天井板、野地板、屋根仕上げ材、防水シートなどにより構成される。なお、バルコニー天井面は第1小型建物ユニットの上梁に構成される傾斜した上面で構成され、バルコニー床面の全体を覆う構成であるが、バルコニー天井面をガラスやアクリルなどの透明部材を使用し、上方から太陽光が入射する構成としてもよい。
居室部は、床面、天井、間仕切などで構成される。居室床面は床小梁、床根太、床板、床仕上げ材により構成される。居室天井は野縁、天井板などにより構成される。間仕切は木桟と石膏ボードなどで構成される。
外壁は、間柱、外壁パネル、内壁パネル、開口窓(引き違いサッシ等)などで構成される。また、外壁は該小型建物ユニットの向かい合わせて連結された側面に形成され、その両側にバルコニー部と居室部が形成される。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の複合建物ユニットが標準建物ユニットの上に据え付けられているユニット建物を特徴とするものである。
この請求項3に記載されているユニット建物では、複合建物ユニットが標準建物ユニットの上に据え付けられているが、この際、この上階の複合建物ユニットと下階の標準建物ユニットの組が1組であってもよいし複数組であってもよい。特に、建築基準法に抵触しないようにして境界近傍に建てるユニット建物の場合には、境界に沿った部分の建物ユニットの全てを複合建物ユニットと標準建物ユニットの組にする必要がある。
この請求項3に記載されている発明では、請求項1に記載の複合建物ユニットが標準建物ユニットの上に据え付けられているが、この際、複合建物ユニットの長辺方向の長さと標準建物ユニットの長辺方向の長さは適宜でよいが、複合建物ユニットの長辺方向の長さを下階の標準建物ユニットの長辺方向の長さと略同じにすると、複合建物ユニットを構成する第1小形建物ユニットの短辺方向の長さと第2小形建物ユニットの短辺方向の長さの合計が標準建物ユニットの短辺方向の長さと略等しいので、複合建物ユニットの水平断面が建物ユニットの水平断面と略等しくなり、標準建物ユニットの上に複合建物ユニットを据え付けたときに、複合建物ユニットの隅部に設けられている4本の柱を下階の標準建物ユニットの柱の上に載置させることができ、据え付け易いし、複合建物ユニットの荷重を下階の建物ユニットの柱で支持することができ、好ましい。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の複合建物ユニットが、第1建物ユニットを屋外方向に突出させて、第3小形建物ユニットの上に据え付けられているユニット建物を特徴とするものである。
この請求項4記載の発明では、請求項1に記載されている複合建物ユニットが、第1小形建物ユニットを屋外方向に突出させて、第3小形建物ユニットの上に据え付けられているが、この第3小形建物ユニットの水平断面の大きさは、適宜でよい。例えば、第1小形建物ユニットや第2小形建物ユニットと略同じであってもよいし、異なった大きさでもよいが、第3小形建物ユニットの水平断面が第2小形建物ユニットと略同じ大きさであると、複合建物ユニットを据え付けたときに、第2小形建物ユニットの柱を第3建物ユニットの柱の上に載置させることができ、据え付け易いし、複合建物ユニットの荷重を第2小形建物ユニットの柱を通して、第3小形建物ユニットの柱で支持することができるので好ましい。
この請求項4に記載されているユニット建物における第1小形建物ユニットは下階の第3小形建物ユニットより屋外方向に突出していて、この複合建物ユニットには、重力で第1小形建物ユニットを下方に回動させようとする力が加わるが、一般にユニット建物は据え付けられた隣接する複数の建物ユニットを、風圧や地震等でも移動しないように、ボルト・ナット等で強固に固定しているので、第1小形建物ユニットが下方に回動しない。
(作用)
請求項1に記載の発明では、第1小形建物ユニットの短辺方向の長さと第2小形建物ユニットの短辺方向の長さの合計が標準建物ユニットの短辺方向の長さと略等しいので、この第1小形建物ユニットと第2建物ユニットが側面を合わせて連結された複合建物ユニットの短辺方向の長さは標準建物ユニットと略同となり、トラックで運搬できる。従って、複合建物ユニットを標準建物ユニットと同様に設備の整った工場で製造してもトラックで施工現場に運搬することができ、寸法精度のよい複合建物ユニットを製造できるし、施工現場では主に据え付けるだけとなり、現場施工期間の短いというユニット建物の特徴を発揮させることができる。
また、第1小形建物ユニットの上梁で構成される上面、または、第1小形建物ユニットと第2小形建物ユニットの上梁で構成される上面が傾斜面になされているので、この複合建物ユニットを使用することにより、舟底天井にすることができ、意匠のよいユニット建物とすることもできるし、この傾斜している上面の上方に設ける屋根を傾斜させることができ、敷地の境界近傍に建てても建築基準法に抵触しないようにすることができる。
また、この複合建物ユニットは、柱が8本あり、機械的強度が極めて大きい。従って、上階の建物ユニットの一部分を突出させるユニット建物にも使用することができる。
また、第1小形建物ユニットや第2小形建物ユニットは、従来の大量生産している小形建物ユニットを若干改造して製造することができ、従って、この第1小形建物ユニットと第2小形建物ユニットを連結した複合建物ユニットを安価に製造することができる。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の複合建物ユニットにバルコニー部と居室部が形成されるため、敷地の境界近傍に建てても建築基準法に抵触せず、更に、上梁で構成される上面がバルコニー床面全体を覆うため、雨天の際でも雨に濡れずに使用できるバルコニー部となる。
請求項3記載の発明では、請求項1記載の複合建物ユニットが標準建物ユニットの上に据え付けられているユニット建物であるので、傾斜面になっている複合建物ユニットの第1小形建物ユニットの上梁で構成される上面、または、第1小形建物ユニットと第2小形建物ユニットの上梁で構成される上面を舟底天井にすることができ、意匠のよいユニット建物とすることができるし、この上面の上方に設ける屋根を傾斜させることができ、敷地の境界近傍に建てても建築基準法に抵触しないようにすることができる。
特に、複合建物ユニットの長辺を下階の標準建物ユニットの長辺と略同じにし、この標準建物ユニットの上に複合建物ユニットを据え付けると、複合建物ユニットの隅部に設けられている柱を標準の建物ユニットの柱の上に載置することができ、据え付け易いし、機械的強度の大きなユニット建物にすることができる。
請求項4記載の発明では、請求項1記載の複合建物ユニットが、第1小形建物ユニットを屋外方向に突出させて、第3小形建物ユニットの上に据え付けられているユニット建物であるので、この複合建物ユニットの機械的強度が極めて大きく、第1小形建物ユニットを突出させても、破損しない。
即ち、複合建物ユニットの第1小形建物ユニットを突出させていると、重力で第1小形建物ユニットを下方に回動させようとする力がかかるが、複合建物ユニットは隣接する建物ユニットに強固に連結されているので、この複合建物ユニットは回動しない。しかも、第1小形建物ユニットが突出していると、第1小形建物ユニットと第2小形建物ユニットの境界部分に、この回動させようとする力が集中するが、第1小形建物ユニットと第2小形建物ユニットとの境界部分には2本の柱が存在し、極めて機械的強度が大きく、この部分が破損しない。
このように、上階の第1小形建物ユニットが突出しているので、この突出した第1小形建物ユニットの下方を駐車用のスペースや玄関ポーチ等に使用したり、上階の居住面積を突出している第1小形建物ユニットだけ大きくすることができる。
また、傾斜面になっている複合建物ユニットの第1小形建物ユニットの上梁で構成される上面、または、第1小形建物ユニットと第2小形建物ユニットの上梁で構成される上面が傾斜面であるので、この複合建物ユニットの上面を請求項2記載の発明と同様に、舟底天井にすることができ、意匠のよいユニット建物とすることができし、この上面の上に設ける屋根を傾斜させることができ、敷地の境界近傍に建てても建築基準法に抵触しないようにすることができる。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、直方体の四隅に立設した4本の柱とこの4本の柱の上端部を直方体の上面の辺に沿って連結した上梁とを有する第1小形建物ユニットと第2小形建物ユニットが側面を向かい合わせて連結された複合建物ユニットであって、前記第1小形建物ユニットの短辺方向の長さと第2小形建物ユニットの短辺方向の長さの合計が標準建物ユニットの短辺方向の長さと略等しく、且つ、前記第1小形建物ユニットの上梁で構成される上面、または、第1小形建物ユニットと第2小形建物ユニットの上梁で構成される上面が傾斜面になされている複合建物ユニットを特徴とするから、この複合建物ユニットを建物ユニットと同様に工場で製造し、トラックで運搬することができ、寸法精度のよい複合建物ユニットを製造することができるし、この複合建物ユニットを使用することにより、現場施工期間を短いというユニット建物の特徴を発揮させることができるし、また、舟底天井にすることができ意匠のよいユニット建物とすることができるし、敷地の境界近傍に建てても建築基準法に抵触しないようにすることができ、土地を有効に利用することができる。
また、機械的強度が極めて大きく、上階の建物ユニットの一部分を突出させるユニット建物にも使用することができるし、従来、大量生産されている小形建物ユニットの上梁や柱を改造するだけでこの第1小形建物ユニットや第2小形建物ユニットを製造することができ、その結果、複合建物ユニットを安価に製造することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の複合建物ユニットであって、第1小型建物ユニット内にはバルコニー部が形成され、前記バルコニー部の天井は第1小型建物ユニットの上梁で構成される傾斜した上面がバルコニー床面全体を覆う構成とされ、第2小型ユニット内には居室部が形成され、第1小型建物ユニット及び第2小型建物ユニットの向かい合わせて連結されたいずれかの側面には外壁部が形成されていることを特徴とするから、敷地の境界近傍に建てても建築基準法に抵触せず、更に、雨天の際でも雨に濡れずに使用できるバルコニー部として使用できる。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の複合建物ユニットが標準建物ユニットの上に据え付けられているユニット建物であるから、傾斜面になっている複合建物ユニットの第1小形建物ユニットの上梁で構成される上面、または、第1小形建物ユニットと第2小形建物ユニットの上梁で構成される上面を舟底天井にすることができ、意匠のよいユニット建物とすることができるし、この上面の上に設ける屋根を傾斜させることができ、敷地の境界近傍に建てても建築基準法に抵触しないようにすることができ、土地を有効に利用することができる。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の複合建物ユニットが、第1小形建物ユニットを屋外方向に突出させて、第3小形建物ユニットの上に据え付けられているユニット建物であるから、この複合建物ユニットの機械的強度が極めて大きく、第1小形建物ユニットを突出させても、破損することがないし、この突出した第1小形建物ユニットの下方を駐車用スペースに使用したり、突出している第1小形建物ユニットの広さだけ上階の居住面積等を大きくすることができ、便利である。
また、複合建物ユニットの第1小形建物ユニットの上梁で構成される上面、または、第1小形建物ユニットと第2小形建物ユニットの上梁で構成される上面が傾斜面であるので、請求項3記載の発明と同様に、舟底天井にすることができ意匠のよいユニット建物とすることができ、この上面の上の屋根を傾斜させることができ、敷地の境界近傍に建てても建築基準法に抵触しないようにすることができ、土地を有効に利用することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を実施例で説明する。
図1〜図5は本発明の一実施例であって、図1はユニット建物を示す斜視図、図2は標準建物ユニットを示す一部切欠斜視図、図3は複合建物ユニットを示す一部切欠斜視部、図4は図3のA−A線における水平断面図、図5は第3小形建物ユニットを示す一部切欠斜視図である。
図1〜図5において、Vはユニット建物であり、このユニット建物Vは、図1に示すように、基礎9の上に6個の標準建物ユニット1と3個の第3小形建物ユニット3が据え付けられて1階が構成され、この1階の標準建物ユニット1の上に6個の標準建物ユニット1が据え付けられ、更に、第3小形建物ユニット3の上に3個の複合建物ユニット2が据え付けられて2階が形成され、この標準建物ユニット1と複合建物ユニット2の第2小形建物ユニット4の上に屋根パネル6が取り付けられ、更に、第1小形建物ユニット5の上に傾斜屋根7が取り付けられたものである。
なお、3個の第3小形建物ユニット3の中の1個には玄関8が設けられている。
標準建物ユニット1は、図2に示すように、直方体の四隅に立設した4本の鋼製の四角筒状の柱11と、この柱11の下端部を直方体の下面の辺に沿って連結した鋼製の断面コ字形長尺体の下梁12と、この柱11の上端部を直方体の上面の辺に沿って連結した鋼製の断面コ字形長尺体の上梁13とからなる骨格を有する。
そして、この標準建物ユニット1は、この骨格の相対する下梁12に鋼製の四角筒状の小梁14を差し渡し、この小梁14の上に木製の根太15を取り付け、この根太15の上にパーチクルボードの面材16を取り付けて床面を構成し、骨格の相対する上梁13に木製の野縁17を差し渡し、この野縁17の下面に石膏ボードの面材18を取り付けて上面天井面を構成したものである。
なお、側面に外壁を設ける場合には、下梁12と上梁13に鋼製の断面コ字形長尺体の間柱19を差し渡し、この間柱19の屋外側に図示しない外壁パネルを、また、間柱19の屋内側に図示しない内壁パネルを取り付け、この外壁パネルと内壁パネルの間に図示しない断熱材を取り付けて外壁を構成する。
この標準建物ユニット1の短辺方向の長さは略2464mmで、高さが略2830mmである。
複合建物ユニット2は、図3に示すように、第2小形建物ユニット4と第1小形建物ユニット5とからなる。
第2小形建物ユニット4の骨格は、標準建物ユニット1の直方体の短辺方向の長さが略1/2より若干長く(略1339mm)、長辺の下梁の一本を省略しているだけであり、その他は標準建物ユニット1と略同じである。
即ち、第2小形建物ユニット4は、直方体の四隅に立設した4本の鋼製の四角筒状の柱41と、この柱41の下端部を直方体の下面の辺に沿って連結した鋼製の断面コ字形長尺体の下梁42と、この柱41の上端部を直方体の上面の短辺に沿って連結した鋼製の断面コ字形長尺体の上梁43とからなる骨格を有する。
また、第1小形建物ユニット5の骨格は、標準建物ユニット1の直方体の短辺方向の長さが1/2より若干短く(略1114mm)、しかも、屋外側の柱51−1が短く(略1566mm)、屋内側の柱51−2と屋外側の柱51−1の上端部に上梁53−1を斜めに差し渡し、長辺の下梁52の1本を省略しているだけであり、その他は標準建物ユニット1と略同じである。
即ち、第1小形建物ユニット5は、直方体の四隅に立設した2本の鋼製の四角筒状の屋外側の柱51−1と、2本の鋼製の四角筒状の屋内側の柱51−2と、この柱51の下端部を直方体の下面の辺に沿って連結した鋼製の断面コ字形長尺体の下梁52と、この柱51の上端部を直方体の上面の辺に沿って連結した鋼製の断面コ字形長尺体の上梁53とからなる骨格を有する。この際、屋外側の柱51−1は、屋内側5の柱51−2より短くなっている。従って、短辺の上梁53−1は斜め(勾配が1.25/1)に傾斜している。
複合建物ユニット2は、図3に示すように、この第1小形建物ユニット5の長辺の下梁52を省略している面と第2小形建物ユニット4の長辺の下梁42を省略している面とを向かい合わせて、図4に示すように、第1小形建物ユニット5と第2小形建物ユニット4の柱51、41の間の隙間(略11mm)にスペーサーSを挿入し、上梁53の間に裏当て金Kを挿入して溶接し、向かい合っている柱51、41の上端部と下端部を連結したものである。従って、この両者を連結した複合建物ユニット2の短辺方向の長さは略2464mmとなり、標準建物ユニット1の短辺方向の長さと略等しくなっている。
そして、複合建物ユニット2は、連結している第2小形建物ユニット4と第1小形建物ユニット5の長辺の下梁42、52に鋼製の四角筒状の小梁24を差し渡し、この小梁24の上に木製の根太25を取り付け、この根太25の上にパーチクルボードの面材26を取り付けて床面を構成する。また、第2小形建物ユニット4の骨格の相対する長辺の上梁43に木製の野縁47を差し渡し、この野縁47の下面に石膏ボードの面材48を取り付けて天井面を構成し、第1小形建物ユニット5の骨格の相対する長辺の上梁53−2に木製の野縁57を差し渡し、この野縁57の下面に石膏ボードの面材58を取り付けて天井面を構成したものである。なお、この第1小形建物ユニット5の野縁57や面材58は、上梁53−1と同様に、斜めに傾斜している。従って、この天井面は舟底天井となっている。
なお、側面に外壁を設ける場合には、下梁42(52)と上梁43(53)に鋼製の断面コ字形長尺体の間柱29を差し渡し、この間柱の屋外側に図示しない外壁パネルを、また、屋内側に図示しない内壁パネルを取り付け、この外壁パネルと内壁パネルの間に図示しない断熱材を取り付けて外壁を構成する。
このようにして製造された複合建物ユニット2は、第1小型建物ユニット4の上梁で構成される上面の勾配が1.25/1となっていて、建築基準法の北側斜線制限に抵触するような境界近傍に建てるのに適した構造をしている。
第3小形建物ユニット3は、水平断面が第2小形建物ユニット4と略同じ大きさの従来の小形建物ユニットである。
即ち、第3小形建物ユニット3は、図5に示すように、直方体の四隅に立設した4本の鋼製の四角筒状の柱31と、この柱31の下端部を直方体の下面の辺に沿って連結した鋼製の断面コ字形長尺体の下梁32と、この柱31の上端部を直方体の上面の辺に沿って連結した鋼製の断面コ字形長尺体の上梁33とからなる骨格を有する。
そして、この第3小形建物ユニット3は、この骨格の相対する長辺の下梁32に鋼製の四角筒状の小梁34を差し渡し、この小梁34の上に木製の根太35を取り付け、この根太35の上にパーチクルボードの面材36を取り付けて床面を構成し、骨格の相対する長辺の上梁33に木製の野縁37を差し渡し、この野縁37の下面に石膏ボードの面材38を取り付けて天井面を構成したものである。
なお、側面に外壁を設ける場合には、下梁32と上梁33に鋼製の断面コ字形長尺体の間柱39を差し渡し、この間柱39の屋外側に図示しない外壁パネルを、また、間柱39の屋内側に図示しない内壁パネルを取り付け、この外壁パネルと内壁パネルの間に図示しない断熱材を取り付けて外壁を構成する。
屋根パネル6と傾斜屋根7とは従来の屋根パネルや傾斜屋根と略同じであるので説明を省略する。
次に、このユニット建物Vの施工方法及び作用について説明する。
工場で標準建物ユニット1、複合建物ユニット2、屋根パネル6、傾斜屋根7を製造する。
この際、複合建物ユニット2に使用される第1小形建物ユニット5の骨格は、従来の大量生産されている小形建物ユニットの柱を短くし、この柱の上端部に従来の上梁を長さを変えて差し渡し、下梁を一本省略しただけで製造することができるし、第2小形建物ユニット4の骨格は、従来の小形建物ユニットを下梁を一本省略して使用することができる。従って、この第1小形建物ユニッ5と第2建物ユニット4を連結した複合建物ユニット2の骨格を安価に製造することができ、その結果、これに小梁24や根太25等を取り付けた複合建物ユニット2を安価に製造することができる。
この標準建物ユニット1、複合建物ユニット2、屋根パネル6、傾斜屋根7をトラックで施工現場に運搬する。
施工現場では、予め設けられている基礎9の上に6個の標準建物ユニット1と3個の第3小形建物ユニット3を据え付けて1階を構成し、この1階の標準建物ユニット1の上に6個の標準建物ユニット1を据え付け、更に、第3小形建物ユニット3の上に3個の複合建物ユニット2を、第1小形建物ユニット5を屋外方向に突出させて据え付けて2階を形成し、隣接する建物ユニットの相対する上梁同士や下梁同士をボルト・ナットで強固に連結する。
このようにすると、複合建物ユニット2の短辺方向の長さが標準建物ユニット1の短辺方向の長さに略等しいので、複合建物ユニット2を標準建物ユニット1と同様にトラックで運搬することができるし、設備の整った工場で建物ユニットと同様に寸法精度がよく製造できるし、施工現場では主に据え付けるだけにすることができ、現場施工期間を短いといユニット建物の特徴を発揮させることができる。
更に、この標準建物ユニット1と複合建物ユニット2の第2小形建物ユニット4の上に屋根パネル6を取り付けたり、第1小形建物ユニット5の上に傾斜屋根7を取り付けたり、その他、種々な仕上げを行うとユニット建物Vが完成する。
このようにして完成したユニット建物Vでは、この複合建物ユニットの柱が8本あり、機械的強度が極めて大きく、第1小形建物ユニット5を突出させるユニット建物にも使用しても支障がない。
例えば、複合建物ユニット2の第1小形建物ユニット5を突出させていると、重力で複合建物ユニット2を回動させようとする力がかかるが、複合建物ユニット5は隣接する建物ユニットにボルト・ナットで強固に連結されているので、複合建物ユニット2が回動しない。この際、第1小形建物ユニット5と第2小形建物ユニット4の境界部分に回転させようとする力が集中するが、第1小形建物ユニットと第2小形建物ユニットとの境界部分には2本の柱が存在し、極めて機械的強度が大きく、この部分が破損しない。
また、第2小形建物ユニット4は第3小形建物ユニット3と略同じ大きさであり、この第3小形建物ユニット3の上に第2建物ユニット4を据え付けるので、第3建物ユニット3の柱の上に第2建物ユニット4の柱が載置され、施工し易いし、複合建物ユニット2等の荷重が第2建物ユニット4の柱を経て第3建物ユニット3の柱に伝わり、このユニット建物Vのこの部分の機械的強度が大きい。
また、第1小形建物ユニット5の上梁53で構成される上面が傾斜面であるので、舟底天井にすることができ意匠のよいユニット建物Vとすることができるし、この上面の上の屋根を傾斜させることができ、従来、建てることができなかった敷地の境界近傍にも建築基準法に抵触しないようにして建てることができ、土地を有効に利用することができる。
更に、この突出した第1小形建物ユニット5の下方を玄関ポーチにしたり、駐車用スペースにすることができるし、上階の居住面積が突出している第1小形建物ユニット5だけ大きくなり、便利である。
図6及び図7は本発明の他の実施例であって、図6はユニット建物を示す斜視図、図7は複合建物ユニットの骨格を示す側面図である。
この図6及び図7に示す実施例2を図1〜図5に示す実施例1と比較すると、複合建物ユニット2aが異なる。従って、この異なる部分を中心にして説明する。
即ち、図6及び図7において、Vaはユニット建物であり、このユニット建物Vaは、図6に示すように、基礎9aの上に6個の標準建物ユニット1aと第3小形建物ユニット3aが据え付けられて1階が構成され、この1階の標準建物ユニット1aの上に6個の標準建物ユニット1aが据え付けられ、第3小形建物ユニット3aの上に3個の複合建物ユニット2aが、第1小形建物ユニット5aを突出させて据え付けられて2階が形成され、この標準建物ユニット2aの上に屋根パネル6aが取り付けられ、更に、複合建物ユニット2aの上に傾斜屋根7aが取り付けられたものである。
標準建物ユニット1aは実施例1と略同じであるので説明を省略する。
複合建物ユニット2aは、図7に示すように、第2小形建物ユニット4aと第1小形建物ユニット5aとからなる。
第2小形建物ユニット4aの骨格は、標準建物ユニット1aの直方体の短辺方向の長さが略1/2より若干長く(略1339mm)、屋外側の柱41a−1が短く、長辺の下梁の1本を省略し、短辺の上梁43aは、第1小形建物ユニット5aの上梁53aと一体になっているだけであり、その他の構造は実施例1の第2小形建物ユニットと略同じであり、詳細を省略する。
第1小形建物ユニット5aの骨格は、標準建物ユニット1aの直方体の短辺方向の長さが1/2より若干短く(略1114mm)、しかも、屋内側の柱51a−2が短いし、屋外側の柱51a−1が更に短い(略1566mm)。そして、長辺の下梁の1本を省略し、短方向の上梁53aは、第2小形建物ユニット4aの上梁43aと一体になっているだけで、その他の構造は実施例1の第1小形建物ユニットと略同じであり、詳細を省略する。
そして、複合建物ユニット2aは、この第1小形建物ユニット5aの下梁を省略した長辺側の面と第2小形建物ユニット4aの下梁を省略した長辺側の面とを、隙間(略11mm)を設けて、向かい合わせ、柱41a−1と柱51a−2の下端部の間にある隙間にスペーサーSを挿入し溶接して連結し、上梁43aと上梁53aが一体となった上梁を第1小形建物ユニット5aの屋外側の柱51a−1の先端から第2小形建物ユニットト4aの屋内側の柱41a−2に差し渡し、柱51a−1、51a−2、41a−1、41a−2の先端と上梁とを溶接して連結し、実施例1と同様にして、小梁や根太や面材を取り付けて床面を形成したり、野縁や面材を取り付けて天井面を形成したものである。従って、この複合建物ユニット2aの短辺方向の長さは略2464mmとなり、標準建物ユニット1aの短辺方向の長さと略等しく、この複合建物ユニット2aの上面の勾配は1/0.6となっていて、高度地区の斜線制限に抵触するような境界近傍に建てるのに適した構造になっている。
第3小形建物ユニット3aは、実施例1と略同じであるので、説明を省略する。
次に、このユニット建物Vaの施工方法及び作用について説明する。
工場で標準建物ユニット1a、複合建物ユニット2a、屋根パネル6a、傾斜屋根7aを製造する。
この際、複合建物ユニット2aに使用される第1小形建物ユニット5aや第2小形建物ユニット4aは、大量生産している従来の小形建物ユニットの一部を改造して製造できるし、複合建物ユニット2aは、この柱の上端部に従来の上梁を長さを変えて差し渡すだけで製造することができる。従って、この複合建物ユニット2aを安価に製造することができる。
この標準建物ユニット1a、複合建物ユニット2a、屋根パネル6a、傾斜屋根7aをトラックで施工現場に運搬する。
施工現場では、予め設けられている基礎9aの上に6a個の標準建物ユニット1aと3個の第3小形建物ユニット3aを据え付けて1階を構成し、この1階標準建物ユニット1aの上に6個の標準建物ユニット1aを据え付け、更に、第3小形建物ユニット3の上に3個の複合建物ユニット2aを、第1小形建物ユニット5aを屋外方向に突出させて据え付けて2階を形成し、隣接する建物ユニットの相対する上梁同士や下梁同士をボルト・ナットで強固に連結する。
このようにすると、複合建物ユニット2aの短辺方向の長さが標準建物ユニット1aの短辺方向の長さに略等しいので、複合建物ユニット2aを標準建物ユニット1aと同様にトラックで運搬することができる。
従って、建物ユニットと同様に設備の整った工場で製造することができるので寸法精度がよく製造できるし、施工現場では、主に据え付けるだけであるので、現場施工期間が短いというユニット建物の特徴を発揮させることができる。
更に、この標準建物ユニット2aと複合建物ユニット2aの上に屋根パネル6aを取り付けたり、第1小形建物ユニット5aの上に傾斜屋根7aを取り付けたり、その他種々な仕上げを行うとユニット建物Vaが完成する。
このようにして完成したユニット建物Vaでは、この複合建物ユニット2aの柱が8本あり、機械的強度が極めて大きく、第1小形建物ユニット5aを突出させていても、支障がない。
即ち、複合建物ユニット2aの第1小形建物ユニット5aが突出していると、重力で複合建物ユニット2aを回動させようとする力がかかるが、複合建物ユニット2aは隣接する建物ユニットに強固に連結されているので、複合建物ユニット2aが回転しない。この際、第1小形建物ユニット5aが突出していて、第2小形建物ユニット5aと第2小形建物ユニット4aの境界部分に回転させようとする力が集中するが、第1小形建物ユニット5aと第2小形建物ユニット4aとの境界部分には2本の柱が存在し、極めて機械的強度が大きく、この部分が破損しない。
また、第2小形建物ユニット4aは第3小形建物ユニット3aと略同じ大きさであり、この第3小形建物ユニット3aの上に第2建物ユニット4aを据え付けるので、第3建物ユニット3aの柱の上に第2建物ユニット4aの柱が載置され、施工し易いし、複合建物ユニット2a等の荷重が第2建物ユニット4aの柱を経て第3建物ユニット3aの柱に伝わり、このユニット建物Vaのこの部分の機械的強度が大きい。
また、傾斜面になっている複合建物ユニット2aの第1小形建物ユニット5aの上梁53aと第2小形建物ユニット4aの上梁43aで構成される上面が傾斜面であるので、舟底天井にすることができ意匠のよいユニット建物Vaであるし、この上面の上に設ける屋根を傾斜させることができ、建築基準法に抵触するような敷地の境界近傍にも建てることができ、土地を有効に利用することができる。
そして、この突出した第1小形建物ユニット5aの下方を駐車用のスペースに使用することができるし、上階の居住面積が突出している第1小形建物ユニット5aだけ大きなり、便利である。
図8は本発明の別の実施例であって、ユニット建物を示す斜視図である。
この図8に示す実施例3を図1〜図5に示す実施例1と比較すると、第3小形建物ユニットの替わりに標準建物ユニット1bが据え付けられ、この標準建物ユニット1bの上に複合建物ユニット2bが据え付けられていて、複合建物ユニット2bの第1小形建物ユニット5bが突出してないことが異なる。
従って、この異なる部分を中心にして説明する。
即ち、図において、Vbはユニット建物であり、このユニット建物Vbは、図8に示すように、基礎9bの上に9個の標準建物ユニット1bが据え付けられて1階が構成され、この1階の標準建物ユニット1bの上に6個の標準建物ユニット1bと3個の複合建物ユニット2bが据え付けられて2階が形成され、この標準建物ユニット1bと複合建物ユニット2bの第2小型建物ユニット4bの上に屋根パネル6bが取り付けられ、更に、複合建物ユニット2bの第1小形建物ユニット4bの上に傾斜屋根7bが取り付けられたものである。
標準建物ユニット1b及び複合建物ユニト2bは実施例1と略同じであるので説明を省略する。
次に、このユニット建物Vbの施工方法及び作用について説明する。
工場で標準建物ユニット1b、複合建物ユニット2b、屋根パネル6b、傾斜屋根7bを製造する。
この際、複合建物ユニット2bに使用される第1小形建物ユニット5bは、従来の大量生産している小形建物ユニットの柱を短くし、この柱の上端部に従来の上梁を長さを変えて差し渡し、下梁の1本を省略するだけで製造することができるし、第2小形建物ユニット4bは、従来の小形建物ユニットの下梁の1本を省略して使用することができる。従って、この第1小形建物ユニッ5bと第2建物ユニット4bを連結した複合建物ユニット2bを安価に製造することができる。
この標準建物ユニット1b、複合建物ユニット2b、屋根パネル6b、傾斜屋根7bをトラックで施工現場に運搬する。
施工現場では、予め設けられている基礎9bの上に9個の標準建物ユニット1bを据え付けて1階を構成し、この1階の標準建物ユニット1bの上に6個の標準建物ユニット1bと3個の複合建物ユニット2bを据え付けて2階を形成し、隣接する建物ユニットの相対する上梁同士や下梁同士をボルト・ナットで強固に連結する。
このようにすると、複合建物ユニット2bの短辺方向の長さが標準建物ユニット1bの短辺方向の長さに略等しいので、複合建物ユニット2bを標準建物ユニット1bと同様にトラックで運搬することができる。
従って、設備の整った工場で標準建物ユニット1bと同様に寸法精度がよく製造できるし、施工現場では据え付けるだけであるので、現場施工期間を短いといユニット建物の特徴を発揮させることができる。
更に、この標準建物ユニット1bと複合建物ユニット2bの第2小形建物ユニット5bの上に屋根パネル6bを取り付けたり、第1小形建物ユニット4bの上に傾斜屋根7bを取り付けたり、その他、種々な仕上げを行うとユニット建物Vbが完成する。
このようにして完成したユニット建物Vbでは、この複合建物ユニット2bの柱が8本あり、機械的強度が極めて大きい。
また、複合建物ユニット2bの第1小形建物ユニット5bの上梁で構成される上面が傾斜面であり、舟底天井にすることができ意匠のよいユニット建物とすることができし、この上面の上に設ける屋根を傾斜させることができ、建築基準法に抵触するような敷地の境界近傍にも建てることができ、土地を有効に利用することができる。
図9及び図10は本発明の他の実施例であって、図9はユニット建物を示す斜視図、図10は複合建物ユニットを示す一部切欠斜視図である。
この図9及び図10に示す実施例3を図1〜図5に示す実施例1と比較すると、複合建物ユニット2cが異なる。従って、この異なる部分を中心にして説明する。
即ち、図9及び図10において、Vcはユニット建物であり、このユニット建物Vcは、図9に示すように、基礎9cの上に6個の標準建物ユニット1cと第3小形建物ユニット3cが据え付けられて1階が構成され、この1階の標準建物ユニット1cの上に6個の標準建物ユニット1cが据え付けられ、第3小形建物ユニット3cの上に3個の複合建物ユニット2cが、第1小形建物ユニット5cを突出させて据え付けられて2階が形成され、この標準建物ユニット2cの上に屋根パネル6cが取り付けられ、更に複合建物ユニット2cの上に傾斜屋根7cが取り付けられたものである。
標準建物ユニット1cは実施例1と略同じであるので説明を省略する。
複合建物ユニット2cは、図9に示すように、第1小形建物ユニット5cと第2小形建物ユニット4cとから構成されている。
第2小形建物ユニット4cの骨格は、標準建物ユニット1aの直方体の短辺方向の長さが略1/2より若干長く(略1339mm)、実施例1で省略していた長辺の下梁の1本を省略していないものである。
第1小形建物ユニット5cの骨格は、標準建物ユニット1aの直方体の短辺方向の長さが1/2より若干短く(略1114mm)、しかも、屋外側の柱51c−1が短く(略1566mm)、屋内側の柱51c−2と屋外側の柱51c−1の上端部に上梁53c−1を斜めに差し渡し、実施例1で省略していた長辺の下梁の1本を省略していないものである。
また、複合建物ユニット2cは、図10に示すように、この第1小形建物ユニット5cの屋内側の長辺面と第2小形建物ユニット4cの屋外側の長辺面とを向かい合わせて、第1小形建物ユニット5cの柱51c―2と第2小形建物ユニット4cの柱41c−1との間の隙間(略11mm)にスペーサーSが挿入され、上梁及び下梁同士の間に裏当て金Kを挿入して溶接され、向かい合っている柱51c−2,41c−1の上端部と下端部を連結したものである。従って、この両者を連結した複合建物ユニット2の短辺方向の長さは略2464mmとなり、標準建物ユニット1の短辺方向の長さと略等しくなっている。
第3小形建物ユニット3cは、実施例1と略同じであるので、説明を省略する。
第2小形建物ユニット4cには、居室部が形成されている。構成としては、長辺の床梁42cに鋼製の四角筒状の床小梁24cを差し渡し、この床小梁24cの上に木製の床根太25cが取り付けられ、この床根太25cの上にパーチクルボードの床板26cが取り付けられ、床仕上げ材で仕上げられ床面が構成される。
また、第2小形建物ユニット4cの骨格の相対する長辺の上梁43cに木製の野縁47cが差し渡され、この野縁47cの下面に石膏ボードの天井板48cが取り付けられ、天井仕上げ材で仕上げられて天井面が構成される。
また、木桟が格子状に組まれ石膏ボードでサンドイッチ状に挟み込まれた間仕切材が、部屋を区画する位置に設置され、壁クロス等で仕上げられ間仕切壁が構成される。以上の床面、天井面、間仕切壁の構成により居室部が構成される。
第1小形建物ユニット5cには、バルコニー部が形成されている。構成としては、長辺のバルコニー床梁52cに鋼製の四角筒状のバルコニー床小梁24dが差し渡され、このバルコニー床小梁24dの上に木製のバルコニー床根太25dが取り付けられている。このバルコニー床根太25dの上にパーチクルボードのバルコニー床板26dが取り付けられている。このバルコニー床板の上にアスファルトルーフィングの防水シート27d、排水溝が取り付けられ、更にその上にバルコニー床仕上げ材が敷かれバルコニー床面が構成されている。
また、長辺の上梁53cに木製のバルコニー天井野縁57cが差し渡され、このバルコニー天井野縁57cの下面に石膏ボードのバルコニー天井板58cが、上面に野地板及び屋根仕上げ材からなる傾斜屋根7cが取り付けられてバルコニー天井面が構成されている。なお、このこの第1小型建物ユニットの上面で構成されているバルコニー天井面は、上梁53c−1と同様に、斜めに傾斜している。また、バルコニー天井面はバルコニー床面全体を覆う構成になっている。
また、第1小形建物ユニット5cの屋外側の側面には略1100mm程度の高さのバルコニー手摺外壁が設けられている。下梁52−cに鋼製の断面コ字形長尺体の間柱29c−2が立ち上げられ、その上部に手摺り梁29c−3が架け渡されている。間柱29c−2の屋外側に図示しない外壁パネルが、屋内側に図示しないバルコニー内壁パネルが取り付けられてバルコニー手摺外壁が構成されている。更にその上部に手摺笠木が設けられている。
なお、小型建物ユニットの向かい合わせて結合された側面である、第2小形建物ユニット4cの屋外側の側面には外壁部材として、外壁及び開口(引き違いサッシ等)が設けられている。構成としては、下梁42c−2と上梁43c−2に鋼製の断面コ字形長尺体の間柱29c−1が差し渡され、この間柱29c−1間に開口(引き違いサッシ等)が構成され、間柱29c−1の屋外側に図示しない外壁パネルが、また、屋内側に図示しない内壁パネルが取り付けられ、この外壁パネルと内壁パネルの間に図示しない断熱材が取り付けられて外壁が構成される。
次に、このユニット建物Vcの施工方法及び作用について説明する。
工場で標準建物ユニット1c、複合建物ユニット2c、屋根パネル6c、傾斜屋根7cを製造する。なお、複合建物ユニット内の居室部、バルコニー部、外壁部についても工場にて製造する。
この際、複合建物ユニット2cに使用される第1小形建物ユニット5cや第2小形建物ユニット4cは、大量生産している従来の小形建物ユニットの一部を改造して製造できる。また、複合建物ユニット5cの床面にバルコニー用部材を用いることで製造することができる。従って、この複合建物ユニット2cを安価に製造することができる。
この標準建物ユニット1c、複合建物ユニット2c、屋根パネル6c、傾斜屋根7cをトラックで施工現場に運搬する。
施工現場では、予め施工した基礎9cの上に6個の標準建物ユニット1cと3個の第2小形建物ユニット3cを据え付けて1階を構成する。この1階標準建物ユニット1cの上に6個の標準建物ユニット1cを据え付けて、1階の第3小形建物ユニット3cの上には3個の複合建物ユニット2cを、第1小形建物ユニット5cを屋外方向に突出させて据え付けて2階を形成する。なお、隣接する建物ユニットの相対する上梁同士や下梁同士をボルト・ナットで強固に連結する。
このようにすると、複合建物ユニット2cの短辺方向の長さが標準建物ユニット1cの短辺方向の長さに略等しいので、複合建物ユニット2cを標準建物ユニット1cと同様にトラックで運搬することができる。
従って、建物ユニットと同様に設備の整った工場で製造することができるので寸法精度がよく製造できるし、施工現場では、主に据え付けるだけであるので、現場施工期間が短いというユニット建物の特徴を発揮させることができる。
更に、この標準建物ユニット2cと複合建物ユニット2cの上に屋根パネル6cを取り付けたり、第1小形建物ユニット5cの上に傾斜屋根7cを取り付けたり、その他種々な仕上げを行うとユニット建物Vcが完成する。
このようにして完成したユニット建物Vcでは、この複合建物ユニット2cの柱が8本あり、機械的強度が極めて大きく、第1小形建物ユニット5cを突出させていても、支障がない。
即ち、複合建物ユニット2cの第1小形建物ユニット5cが突出していると、重力で複合建物ユニット2cを回動させようとする力がかかるが、複合建物ユニット2cは隣接する建物ユニットに強固に連結されているので、複合建物ユニット2cが回転しない。この際、第1小形建物ユニット5cが突出していて、第2小形建物ユニット4cと第2小形建物ユニット4cの境界部分に回転させようとする力が集中するが、第1小形建物ユニット5cと第2小形建物ユニット4cとの境界部分には2本の柱が存在し、極めて機械的強度が大きく、この部分が破損しない。
また、第2小形建物ユニット4cは第3小形建物ユニット3cと略同じ大きさであり、この第3小形建物ユニット3cの上に第2建物ユニット4aを据え付けるので、第3建物ユニット3cの柱の上に第2建物ユニット4cの柱が載置され、施工し易いし、複合建物ユニット2c等の荷重が第2建物ユニット4cの柱を経て第3建物ユニット3cの柱に伝わり、このユニット建物Vcのこの部分の機械的強度が大きい。
また、傾斜面になっている複合建物ユニット2cの第1小形建物ユニット5cの上梁53cで構成される上面(バルコニー天井面)が傾斜面であるので、敷地の境界近傍に建てても建築基準法に抵触しない。更に、このバルコニー天井面がバルコニー床面全体を覆おうので雨天の際でも雨に濡れずに使用できるバルコニー部として使用でき便利である。
以上実施例1乃至実施例4では、鋼製の骨格を有する建物ユニットの一種について説明したが、その他の鋼製の骨格を有する建物ユニットであってもよいし、また、木製の骨格を有する建物ユニットでもよい。
また、第1小形建物ユニット、第2小形建物ユニットは従来の小形建物ユニットを若干改良して使用しているが、この改良した構造は実施例に示されている構造と異なってもよい。
例えば、ブレースを設けたり、補強板を取り付けたりして、この第1小形建物ユニット、第2小形建物ユニットを補強してもよいし、この第1小形建物ユニットと第2小形建物ユニットを柱同士を溶接して連結しているが、ボルト・ナットで連結してもよいし、柱以外の場所で連結してもよい。
機械的強度が大きく、敷地の境界近傍に建てても建築基準法に抵触せず、更に雨天の際でも雨に濡れずに使用できるバルコニー部を設けることができ、更に屋外に第1小型建物ユニットを突出した構成にできる複合建物ユニット又は、ユニット建物として使用できる。
実施例1のユニット建物を示す斜視図である。 実施例1の標準建物ユニットを示す一部切欠斜視図である。 実施例1の複合建物ユニットを示す一部切欠斜視部である。 図3のA−A線における水平断面図である。 実施例1の第3小形建物ユニットを示す一部切欠斜視図である。 実施例2のユニット建物を示す斜視図である。 実施例2の複合建物ユニットの骨格を示す側面図である。 実施例3のユニット建物を示す斜視図である。 実施例4のユニット建物を示す斜視図である。 実施例4の複合建物ユニットを示す一部切欠斜視部である。
符号の説明
V、Va、Vb ユニット建物
1、1a、1b 標準建物ユニット
2、2a、2b 複合建物ユニット
3、3a、3b 第3小形建物ユニット
4、4a、4b 第2小形建物ユニット
5、5a、5b 第1小形建物ユニット

Claims (4)

  1. 直方体の四隅に立設した4本の柱とこの4本の柱の上端部を直方体の上面の辺に沿って連結した上梁とを有する第1小形建物ユニットと第2小形建物ユニットが側面を向かい合わせて連結された複合建物ユニットであって、前記第1小形建物ユニットの短辺方向の長さと第2小形建物ユニットの短辺方向の長さの合計が標準建物ユニットの短辺方向の長さと略等しく、且つ、前記第1小形建物ユニットの上梁で構成される上面、または、第1小形建物ユニットと第2小形建物ユニットの上梁で構成される上面が傾斜面になされていることを特徴とする複合建物ユニット。
  2. 第1小型建物ユニット内にはバルコニー部が形成され、前記バルコニー部の天井面は第1小型建物ユニットの上梁で構成される傾斜した上面がバルコニー床面全体を覆う構成とされ、第2小型ユニット内には居室部が形成され、第1小型建物ユニット及び第2小型建物ユニットの向かい合わせて連結されたいずれかの側面には外壁部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の複合建物ユニット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載されている複合建物ユニットが標準建物ユニットの上に据え付けられていることを特徴とするユニット建物。
  4. 請求項1又は請求項2に記載されている複合建物ユニットが、第1小形建物ユニットを屋外方向に突出させて、第3小形建物ユニットの上に据え付けられていることを特徴とするユニット建物。
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