JP2008088790A - 中低層用家屋の建築工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンクリート製家屋が有する耐震性、耐久性、更には感性の特長を保持しつつ、家屋躯体を構成する四隅の通柱の存在を否定して居住空間のバリエーションの制約ということの課題も解決することとした。
【解決手段】床面部と天井面部との各辺の長さより短い巾の耐力壁を該両面部の上下間に亘たると共に、その四辺側縁の任意の設定位置に少なくとも一壁以上直立させて外壁の一部を担う様、三者を配筋及びコンクリート打設により一体的に形成して家屋躯体を構成し、更に床面部及び天井面部の四辺側縁において相互に隣接する耐力壁間の空間部の一部を、窓、ドアー、出入口等の所望の設定用開所とし、且つ残余の所望空間部を外壁にて閉塞して、コンクリート製家屋の特長を保持しつつ、四隅の通柱の存在を否定して居住空間のバリエーションの制約等の技術的課題を解決した中低層用家屋の建築工法。
【選択図】図4

Description

発明の詳細な説明
本発明は、所定の配筋状態においてコンクリートを打設して建設する戸建、或いは集合住宅等の中低層用家屋の建築工法に関する。
一般的に、中低層用に限らず、コンクリート製の家屋は、予めプランニングされた居住空間の四隅に最下位層から最上段階までの通柱を設定し、且つその四隅の通柱間に床面積に応じ、適宜間柱を付加してこれら通柱、間柱、床面部、天井面一体となる様、配筋、コンクリート打設して家屋躯体を構成している。
従って、これらのコンクリート製の家屋は、そのコンクリートを打設して家屋躯体を構成するも、その通柱は四隅の位置から移動させること、更には本数を削減することは出来ず、居住空間のバリエーションにも限界がある。
特に近時、建設する場所、地域環境への考慮、更には使用目的が、例えば居住専用、或いは店舗、集合住宅等々と多様化しており、上述通りの建築工法では、到底対応することが出来なくなった。
勿論、下記特許文献の如く、コンクリート製基礎に、セメント系、或いは木質系の壁パネルを固定直立させたものが存在する。
これらは、確かにコンクリート製家屋の様に四隅の通柱が不可欠要素とはならないが、居住空間のバリエーションには限界がある。
又、これらはコンクリート製基礎と壁パネルとの別異のものを組合せるものであって、基礎と外壁とをコンクリート打設により一体とするものに比し、耐震性、耐久性、更には感性において異質な存在と言える。
特開2002−357005号・・・・・文献1
本発明は、コンクリート製家屋が有する耐震性、耐久性、更には感性の特長を保持しつつ、家屋躯体を構成する四隅の通柱の存在を否定して居住空間のバリエーションの制約ということの課題も解決しようとするものである。
以上の課題を解決するために本発明は、床面部と天井面部との各辺の長さより短い巾の耐力壁を該両面部の上下間に亘たると共に、その四辺側縁の任意の設定位置に少なくとも一壁以上直立させて外壁の一部を担う様、三者を配筋及びコンクリート打設により一体的に形成して家屋躯体を構成し、更に床面部及び天井面部の四辺側縁において相互に隣接する耐力壁間の空間部の一部を、窓、ドアー、出入口等の所望の設定用開所とし、且つ残余の所望空間部を外壁にて閉塞して、コンクリート製家屋の特長を保持しつつ、四隅の通柱の存在を否定して居住空間のバリエーションの制約等の技術的課題を解決した中低層用家屋の建築工法。
(1)請求項1により、床面部と天井面部、更には耐力壁にてコンクリート打設による家屋躯体を構成するので、家屋躯体を構成する四隅の通柱が不要で、而もその躯体強度上必要とする通柱は、任意の位置に設定できる耐力壁にて対応させているので、この耐力壁の位置変更によって居住空間の多彩なバリエーションが得られる。
(2)請求項2により、最上階の天井面部をコンクリートスラブにより勾配屋根とすれば、陸屋根、寄棟、切妻等の屋根へのバリエーション拡大がより促進できる。
(3)請求項3により、床面部、天井面部及び耐力壁にて構成された基本面積パターンと、同面積或いは異なる面積の連結用面積パターンを併設し、而もその互いに隣接する辺の側縁に位置する耐力壁を共通させたから、居住空間の拡大等、よりバリエーション展開が図れる。
(4)請求項4により、耐力壁を、四辺形床面部及び天井面部の端部に片寄らせて直立位置させることにより、該耐力壁間の設定用開所の巾広が自在に設定でき、一層のバリエーション展開が図れる。
以下本発明を実施形態の図面に基づいて説明する。
図1は本発明中低層用家屋の建築工法に係る寄棟型集合住宅の斜視図を示し、家屋躯体Hと、寄棟屋根Ryタイプとより成る3階建としている。
図2は同様に陸屋根Rrタイプであって、3階建の店舗タイプと成っている。
而して、図3、図4に示す如く、長方形、或いは正方形の四辺形床面部1と、この床面部1と天井面部2と、更に耐力壁3にて居住空間Xを構成しており、天井面部2は中間階居住空間Xbにおける床面部1bとなり、更に最上階居住空間Xcの床面部1cとなり、且つ天井面部2はコンクリートスラブにより陸屋根とする。更に所望の寄棟、切妻の勾配屋根を上乗せしてもよく、又、コンクリートスラブを直接勾配屋根に形成してもよい。
具体的には、耐力壁3の巾の長さSを床面部1及び天井面部2の各辺の長さRより短くし、耐力壁3を床面部1と天井面部2の上下間に亘たると共に、その両者1、2の四辺側縁の任意の設定位置に少なくとも一壁以上直立させ、家屋躯体Hの外壁Haの一部を担う様、該三者1、2、3を配筋及びコンクリート打設により一体的に形成して家屋躯体Hを構成する。
更に床面部1及び天井面部2の四辺側縁において相互に隣接する耐力壁3間の空間部Dの一部Daを、窓4、ドアー5、出入口6、階段7等の所望の設定用開所とし、且つ残余の所望空間部Dbを外壁Haにて閉塞する。
図5は、天井面部2と耐力壁3との配筋状態を示す横断面図で、縦横筋9,10が交差して配筋されている。図6は同上の縦断面図である。
図7は、床面部1の配筋状態を示し、床面部1と基礎部8、更には耐力壁3とが縦横筋9,10が交差して配筋されている。
図7〜9は、床面部1の床面積に対応して、耐力壁3の配置状態を示し、耐力壁3の巾の長さを1.5m、厚み25cmと設定している。
▲1▼図7は、床面部1の床面積を4m×15m=60mの長方形とし、夫々の辺に、2壁を配置する。この場合短辺側はその耐力壁3片寄らせてその空間部Dを狭くして配置する。
▲2▼図8は、床面積を7m×7m=49m/約50mの正方形とし、中央を中庭Hbとしている。
▲3▼図9は、図6を基本面積パターンPとしてを構成し、この基本面積パターンPに該パターンと同面積或いは異なる面積の連結用面積パターンPxを併設し、而もその互いに隣接する辺の側縁に位置する耐力壁3を共通する。
本発明中低層用家屋の建築工法に係る寄棟型住宅の斜視図 本発明中低層用家屋の建築工法に係る陸屋根型集合住宅の斜視図 同上の縦断面図 同上の横断面図 天井面部と耐力壁との配筋状態を示す横断面図 同上の縦断面図 床面部と基礎部及び耐力壁との配筋状態を示す縦断面図 床面部の床面積に対応した耐力壁の配置状態図 同上の異なる配置状態図 同上の異なる配置状態図
符号の説明
H 家屋躯体
Ry 寄棟屋根
Rr 陸屋根
Xb 中間階居住空間
Xc 最上階居住空間
X 居住空間
Ha 外壁
P 基本面積パターン
Px 連結用面積パターン
1 四辺形床面部
2 天井面部
3 耐力壁
4 窓
5 ドアー
6 出入口
7 階段
9 縦筋
10 横筋

Claims (4)

  1. 長方形、或いは正方形の四辺形床面部と、この床面部とで居住空間を構成する天井面部と、この両面部の各辺の長さより短い巾の耐力壁とで成し、この耐力壁を四辺形床面部と天井面部との上下間に亘たると共に、その両者の四辺側縁の任意の設定位置に少なくとも一壁以上直立させて外壁の一部を担う様、該三者を配筋及びコンクリート打設により一体的に形成して家屋躯体を構成し、更に床面部及び天井面部の四辺側縁において相互に隣接する耐力壁間の空間部の一部を、窓、ドアー、出入口等の所望の設定用開所とし、且つ残余の所望空間部を外壁にて閉塞したことを特徴とする中低層用家屋の建築工法。
  2. 床面部と天井面部との複数積層により居住空間を複数階とし、且つ最上階の天井面部をコンクリートスラブにより勾配屋根を形成したことを特徴とする請求項1記載の中低層用家屋の建築工法。
  3. 四辺形床面部と天井面部並びに夫々の四辺側縁の設定位置に直立する複数の耐力壁にて基本面積パターンを構成し、この基本面積パターンに該パターンと同面積或いは異なる面積の連結用面積パターンを併設し、而もその互いに隣接する辺の側縁に位置する耐力壁を共通させたことを特徴とする請求項1記載の中低層用家屋の建築工法。
  4. 耐力壁を、四辺形床面部及び天井面部の端部に片寄らせて該耐力壁間の設定用開所が巾広となる様、直立位置させたことを特徴とする請求項1〜2のいずれか1記載の中低層用家屋の建築工法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011117137A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Misawa Homes Co Ltd 屋根構造

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