JP2005350575A - 感圧接着型情報担持シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 基材上に、トナー定着性の悪いUVまたはEB硬化型インキの感圧接着型の接着剤層を設けた情報担持シートにおいて、その接着剤層の上に、トナーによる記録を行い、接着剤層同士を重ね合わせて接合し、取扱いで、その接合面が剥がれずに、かつ宛先本人が開封する際、トナーによる記録部に異常が生じることがなく、その後に廃棄する前にトナーの記録部は簡単に除去でき、廃棄時の秘密保持性を高く保ったものを提供する。
【解決手段】 接着剤層の面同士が剥離可能に接着される感圧接着型情報担持シートにおいて、該接着剤層上に、トナーによる情報記録が可能であり、接着剤層による接着面を剥がす時に、該情報記録部が脱落又は対向面へ転写しないように、該接着面におけるJIS K6854−3:1999にて規定されるT形接着力が0.25N/25mm以下であり、かつ手指によるスクラッチによりトナーの情報記録部を脱落させることができた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、親展ハガキ、ダイレクトメール、通知書、パンフレット、クジ等に使用され、一時的に接合した接合面を剥離することで情報を記載した面に記録された情報を見た後に、爪などで擦って簡単にその記録された情報を消去することができ、接合面を剥離する前は、情報を記載した面が接着されているので、その情報が隠蔽され保護されている感圧接着型情報担持シートに関するものである。
従来の親展ハガキのような感圧接着型情報担持シートは、特許文献1に示されるように、ゴム系をはじめとする熱可塑性樹脂を主成分とする再剥離接着剤を使用している。そして、その再剥離接着剤の塗工された面上に、個人情報等の情報を記録する手段として、トナーを使用した電子写真方式を利用して、記録紙に静電的にトナーを付着させ、その後にトナーを熱定着、またはフラッシュ定着させることが多く行われている。
特開平9−52478号公報
しかしながら、UV(Ultra Violet、紫外線)硬化型の接着剤(インキ)を用いた新しいタイプの再剥離型情報担持シートは、UV硬化型インキとトナーの接着性が悪いことから、仮にトナーが同インキ上に形成できたとしても、擦られれば脱落してしまうために、本来の通知業務では使用しにくかった。そして、何よりも郵便配達工程で不具合が発生しないように、再剥離接着剤同士の接着力を0.3N/25mm以上にするのが通常であり、その条件では特に接合面を剥離する段階で、対向面へ記録したトナーが転写してしまい、記録情報として判読できなくなる、という課題があった。したがって、UV硬化型インキの接着剤による接着剤層の上へのデータ印字は行われてこなかった。
一方、IT(Information Technology)の進展に伴って、個人情報保護の機運が高まり、一般家庭にも小型のシュレッダーが普及されつつある。各種通知業務に使用される親展ハガキは、「費用」対「効果」の観点から、事業者からの支持が高いが、廃棄することを前提とした設計ではなく、逆に改竄されたり、脱落しないことを前提に、トナー定着性は高いほど良いとされてきたという背景から、容易にはトナーが脱落できないように創意工夫を加えてきたからである。
かくしてシュレッダーが、一般家庭にも浸透してきている訳であるが、シュレッダーは(機種にもよるが)せいぜい2mm幅×5mm幅程度までのカットであり、物理的に目視可能なサイズとなっている。換言すれば、「その気」さえあれば、セロハンテープ等でカットされたものを、つなぎあわせれば、データを目視可能なレベルまで復元することが可能となる。つまり、事業者が送って宛先本人に届くまでの親展性は保たれるものの、宛先本人が開封して廃棄する際には、その親展性はきわめて脆弱なシステムとなっている。
したがって、上記のような課題を解決するために、本発明は、基材上に、トナー定着性の悪いUV硬化型インキまたはEB硬化型インキの感圧接着型の接着剤層を設けた情報担持シートにおいて、その接着剤層の上に、トナーによる記録を行い、接着剤層同士を重ね合わせて接合し、ハガキであれば郵送時の取扱いで、その接合面が剥がれずに、かつ宛先本人が開封する際に、トナーによる記録部に異常が生じることがなく、その後に廃棄する前にトナーの記録部は簡単に除去でき、廃棄時の秘密保持性を高く保った感圧接着型情報担持シートを提供することを目的とする。
以上の状況を鑑み、鋭意研究開発を進め、前述した通りトナー定着性の悪いUV硬化型インキの感圧接着剤層の上に、あえてトナーによる情報記録を行い、かつ感圧接着型情報担持シートの開封時の接着力を、郵送等の取扱いでは剥がれないレベルに最適化することで、上記課題を解決できる発明を完成させたものである。すなわち、請求項1の発明は、基材の少なくとも一方の面に、UV硬化型インキ及び/又はEB硬化型インキを硬化させた感圧接着型の接着剤層が設けられ、該接着剤層の面同士が剥離可能に接着される感圧接着型情報担持シートにおいて、該接着剤層上に、トナーによる情報記録が可能であり、接着剤層による接着面を剥がす時に、該情報記録部が脱落又は対向面へ転写しないように、該接着面におけるJIS K6854−3:1999にて規定されるT形接着力が0.25N/25mm以下であり、かつ手指によるスクラッチによりトナーの情報記録部を脱落させることができることを特徴とする感圧接着型情報担持シートとした。
請求項2の発明は、基材の少なくとも一方の面に、UV硬化型インキ及び/又はEB硬化型インキを硬化させた感圧接着型の接着剤層が設けられ、該接着剤層の面同士が剥離可能に接着される感圧接着型情報担持シートを使用して、該接着剤層上に、トナーによる情報記録を行い、その後に接着剤層の面同士が接着するように折り返して、加圧し、該情報記録部が隠蔽された形態となり、その後に該接着剤層の接着面を剥がして、該情報記録部を判読可能にして、その後に手指により擦って該情報記録部を脱落させる感圧接着型情報担持シートの使用方法において、前記の接着剤層同士を接着させる加圧条件が、接着剤層の接着面におけるJIS K6854−3:1999にて規定されるT形接着力が0.25N/25mm以下になるようにしたことを特徴とする感圧接着型情報担持シートの使用方法である。
本発明の感圧接着型情報担持シートは、基材の少なくとも一方の面に、UV硬化型インキ及び/又はEB硬化型インキを硬化させた感圧接着型の接着剤層が設けられ、該接着剤層の面同士が剥離可能に接着されるもので、該接着剤層上に、トナーによる情報記録が可能であり、接着剤層による接着面を剥がす時に、該情報記録部が脱落又は対向面へ転写しないように、該接着面におけるJIS K6854−3:1999にて規定されるT形接着力が0.25N/25mm以下であり、かつ手指によるスクラッチによりトナーの情報記録部を脱落させることができる。これにより、感圧接着型情報担持シートは、郵送時の取扱いで、その接合面が剥がれずに、かつ宛先本人が開封する際に、トナーによる記録部に異常が生じることがなく、その後に廃棄する前にトナーの記録部を簡単に除去でき、廃棄時の秘密保持性を高く保つことができた。
図1は、本発明の感圧接着型情報担持シート1の一つの実施形態を示す2つ折り葉書の概略図であり、まず図1(a)は基材2上に、絵柄印刷5が施され、さらに絵柄印刷5の上に、UV硬化型インキ及び/又はEB硬化型インキを塗工して硬化させた感圧接着型の接着剤層3が設けられ、またその接着剤層3の上に、可変データとしてトナーによる情報記録4がされていて、基材2の中央部には接着剤層3のある側と反対側から、折り込むためのミシン目6が設けられている。図1(a)は、ミシン目6で2つ折りする前の状態を示すものである。
図1(b)は、図1(a)に示す2つ折り葉書をミシン目6にて折り返して、2つ折りにした時の状態を示すものである。接着剤層3上に記録されたトナーによる情報記録部4は、折り返した対向面の接着剤層3と接して接着されるので、宛先本人以外の第3者に見られることなく、その情報記録を隠蔽した状態である。この2つ折りの状態で、他人が中の記録された情報4を判読しようと、葉書1を透かして見たりしても、基材2上に形成した絵柄印刷5の模様や色彩を適宜工夫することで、例えば模様を緻密なものとし、色彩はトナーの色と同じではないが、比較的濃い目に色彩にして、絵柄印刷5の模様と情報記録部4のパターンが重なって情報記録部4を読み取ることを困難にすることができる。
図1(c)は、図1(b)に示した2つ折りになった状態から、接着剤層3による接着面を剥がして、見開きの状態にした時のものを示す。接着剤層同士を接着させる加圧条件が、接着剤層の接着面におけるJIS K6854−3:1999にて規定されるT形接着力が0.25N/25mm以下になるように調整しているので、接着剤層の接着面を剥がす時に、トナーの情報記録部4が脱落又は対向面へ転写せずに、情報記録部が正常に判読できる。また、図1には図示していないが、図1(c)の見開きの状態の葉書に対して、トナーの情報記録部4を手指により擦ることで、簡単に脱落させることができ、その葉書をシュレッダー等で裁断せずに廃棄しても、重要な情報であるトナーの情報記録部4が葉書1には存在しないので、他人にその記録情報を知られることを防止でき、秘密保持性の高いものである。
本発明の感圧接着型情報担持シートを構成する各層について、以下に詳細に説明する。
(基材)
基材2としては、情報を印刷等により形成できる従来公知の、NIP(ノンインパクトプリンタ)用紙、NIP上質紙、NIPコート紙、コート紙等の紙類の他、合成紙、ポリプロピレン樹脂、セルロース系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂等の樹脂フィルム類、及びこれらの複合体等が使用できる。そして、特に感圧接着型の接着剤層の上にトナーによる情報記録を行うため、接着剤層の表面の平滑度を所望のものとするには、該接着剤層が形成される基材の表面は平滑であることが望ましい。但し基材表面の平滑性は、たとえそれが劣っていても接着剤層の形成によって該接着剤層面の平滑性を得やすいので、基材表面の平滑性は必ずしも必要ではない。しかし、接着剤層を形成する塗工液を吸収するような吸収性の高い基材の場合には、基材の平滑性を接着剤層によってカバーすることができず、好ましくない。このような点で、上記列記した基材のなかでも、例えばNIPコート紙等の塗工紙のような平滑性が高いものが好ましい。また、基材の坪量は、通常40〜150g/m2程度で使用される。
(接着剤層)
本発明の感圧接着型情報担持シートを構成する接着剤層3は、UV(Ultra Violet、紫外線)硬化型インキ及び/又はEB(Electronic Beam、電子線)硬化型インキを基材上に塗工あるいは印刷し、硬化させて形成される感圧接着型の接着剤である。また、この接着剤は、層として接着剤層同士が対接した状態で、所定の圧力が加えられると剥離可能ではあるが、確実に接着可能となり、接着剤層の設けられていないシート面と接着剤層とが対接した状態では、前記所定圧と同様あるいはそれ以上の圧力が加えられても確実には接着せず容易に剥離可能に接着するよう設定されている。
接着剤層を形成するためのUV硬化型インキ及び/又はEB硬化型インキについて、以下に詳述する。このインキはUVやEB硬化後に通常状態では接着せず、インキによる皮膜同士を対接させ所定の圧力を付与することにより接着するが、接着後に接着面を剥離することができるものである。UV硬化型インキ及び/又はEB硬化型インキは、アクリル系光重合性オリゴマー及び/又はアクリル系光重合性モノマーが、UVやEBの照射により重合して硬化したものが用いられる。尚、UV硬化型インキの場合は、上記のオリゴマー及び/又はモノマーと光重合開始剤が添加され、また必要に応じて、増感剤も添加される。
上記のアクリル系光重合性オリゴマーは、末端にアクリロイル基、メタクリロイル基を有するオリゴマーであり、そのオリゴマーとしては、エポキシ系アクリレート、ポリエステル系アクリレート、ポリビニルアルコール系オリゴマー、ポリアクリル酸系オリゴマー、ウレタン系アクリレート等であり、具体的には、エポキシ樹脂のアクリル酸エステル、例えばビスフェノールAのジグリシジルエーテルジアクリレート、エポキシ樹脂とアクリル酸とメチルテトラヒドロフタル酸無水物との反応生成物等のエポキシ系アクリレート、グリシジルジアクリレートと無水フタル酸との開環共重合エステル、アクリル酸と無水フタル酸とプロピレンオキシドから得られるポリエステル、メタクリル酸二量体とポリオールとのエステル、ポリエチレングリコールと無水マレイン酸とグリシジルメタクリレートとの反応生成物等のポリエステル系オリゴマー、ポリビニルアルコールとN−メチロールアクリルアミドとの反応生成物、ポリビニルアルコールを無水コハク酸でエステル化した後、グリシジルメタクリレートを付加させたもの等のポリビニルアルコール系オリゴマー、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体と2−ヒドロキシエチルアクリレートとの反応生成物、又はこれにさらにグリシジルメタクリレートを反応させたもの等のポリアクリル酸系オリゴマー、飽和ポリエステルセグメント、又はウレタン結合を介してポリオキシアルキレンセグメント、あるいはその両方が連結し、両末端にアクリロイル基又はメタクロイル基を有するウレタン系オリゴマー等を挙げることができる。
アクリル系光重合性モノマーとしては、具体的には、例えばアクリル酸やメタクリル酸などの不飽和カルボン酸又はそのエステル、例えばハロゲン化アルキル−、アルキル−、シクロアルキル−、アルコキシアルキル−、ヒドロキシアルキル−、アミノアルキル−、テトラヒドロフルフリル−、アリル−、グリシジル−、ベンジル−、フェノキシ−アクリレート及びメタクリレート、低級アルキレングリコール、アクリルアミド、メタクリルアミド又はその誘導体、例えばアルキル基やヒドロキシアルキル基でモノ置換、又はジ置換されたアクリルアミド及びメタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド及びメタクリルアミド、N,N´−アルキレンビスアクリルアミド及びメタクリルアミド等を挙げることができる。これらは単独で用いてもよいし、また2種以上を混合して使用してもよい。
光重合開始剤としては、公知の光重合開始剤の中から任意のものを選んで用いることができる。その光重合開始剤としては、例えばベンゾインやベンゾインエチルエーテル、ベンゾイン−n−プロピルエーテル、ベンゾイン−イソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチル−エーテルなどのベンゾインアルキルエーテル類、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、ベンゾフェノン、9,10−アントラキノン、2−エチル−9,10−アントラキノン、ベンジル、ジアセチル、ジフェニルスルフィド、エオシン、チオニン等を挙げることができる。これらの光重合開始剤は、それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。この光重合開始剤は、接着剤層全体の固形分に対して、約0.1%〜10%(質量基準)の範囲で添加する。
また、増感剤としては、例えばn−ブチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−ブチルホスフィンなどを用いることができる。本発明で用いる感圧接着型接着剤は、UV硬化型インキやEB硬化型インキにより、グラビアコーター、フレキソ、エアナイフコーター、バーコーター等の塗布手段により、基材上に塗布され、2つ折り、3つ折り、4つ折り、切り重ね、あるいは別体同士の重ね合わせ等、各種の重ね合わせの形態で、接着剤層同士の接合で一時的には接着するが、必要に応じて容易に剥離できる見開き面を有するハガキ、ダイレクトメール、通知書、パンフレット、クジ、各種帳票、各種カード等などに好ましく使用される。接着剤層は、基材の一方の面、あるいは両面に、そして基材の全面、あるいは基材の一部分の表面に塗布して形成する。接着剤層は、接着性、剥離性等を考慮して、その厚さとして乾燥状態で0.5〜20g/m2、好ましくは3〜10g/m2程度で形成される。
(絵柄印刷)
本発明の感圧接着型情報担持シートは、基材と接着剤層との間に絵柄印刷5を施して、情報等を多く盛り込むことができる。この絵柄印刷は、グラビア印刷、活版印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷、電子写真印刷、インクジェット印刷等の印刷手段で形成することができる。用いる印刷インキは、通常のオフセットインキ、グラビアインキ、紫外線硬化型のオフセット用等のインキでも良い。
絵柄印刷は文字、記号、図形、絵柄、写真調画像等の各種パターンで形成できる。また、絵柄印刷は、接着剤層やトナーによる情報記録の形成前に基材に設けるので、商品説明等の固定情報を設けることが好ましく行われる。各情報担持シートに応じた可変情報として記録するトナーの情報記録とは異なったものとして、決められた固定情報を提供するからである。但し、絵柄印刷は、単なる文字、絵柄等をプリンタで形成した印字画像であってもよい。基材2上に形成した絵柄印刷5の模様や色彩を適宜工夫することで、例えば模様を緻密なものとし、色彩はトナーの色と同じではないが、比較的濃い目の色彩にして、絵柄印刷5の模様と情報記録部4のパターンが重なって情報記録部4を読み取ることを困難にすることができる。
(トナーによる情報記録)
本発明の感圧接着型情報担持シートは、感圧接着剤層の上に、トナーによる情報記録4を施すものである。このトナーによる情報記録は、電子写真方式の記録装置で記録される。この電子写真記録法は、ドラム状あるいはベルト状の感光体の周囲に、帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、クリーニング手段、除電手段、定着手段等を配置し、帯電、露光、現像、転写、定着のプロセスを経て、被転写体(本発明では感圧接着型情報担持シートの接着剤層の上に)に記録画像を形成するものである。
つまり、コロナ帯電器等の帯電手段より感光体表面を均一に帯電させ、次に露光を行なって静電潜像を形成する。次いで、現像手段によって現像剤からなる磁気ブラシ等で感光体表面を摺擦することにより、静電潜像の静電気力によって感光体上にトナー像を形成する。このトナー画像は、被転写体を介したコロナ転写器等の転写手段により、被転写体に転写され、定着手段により定着されて、情報記録となる。一方、転写後に感光体上に残留したトナーは、クリーニング手段により除去され、除電手段により静電潜像が除電された後、上記の同じプロセスが繰り返される。
このトナーによる情報記録は、乾式現像法と湿式現像法の現像方式のいずれの方式でも適用できる。尚、乾式現像法は、粉体状のトナー粒子に摩擦帯電等の方法により電荷を付与し、これにより現像するもので、一方の湿式現像法は、高抵抗で低誘電率の液体中に分散させた荷電トナー粒子により現像する方式である。
(ミシン目)
本発明の感圧接着型情報担持シートに設けられた接着剤同士を対向させて接着させるために、折り込み用のミシン目6を設けることが好ましい。特に、感圧接着型情報担持シートの使用する形態が、長尺の連続シートで、トナーによる情報記録、接着剤層同士を接着させる加工等を行うことにより、効率的に大量の処理が行うことができるが、その連続シートで接着剤層同士を接着させる加工の際に、ミシン目を形成しておけば、そのミシン目に沿って、メールシーラー等の後処理機により、決められた位置で安定して折り込みの加工ができる。
そのミシン目の加工方法は、ミシン刃(カッター刃)を取り付けた上型と台座の間に、情報担持シートを挿入して、上型を上下動させる方法や、円形状の外周にミシン目に合わせたカット部とアンカット部を形成したミシン刃(タテミシン刃)と圧胴との間に情報担持シートを挟み、ミシン刃と圧胴とを圧接し、回転、連動させて、加工する方法、レーザー加工手段により熱処理加工方法等、ミシン目の加工できる方法であれば特に制限はない。尚、連続状の形態で、感圧接着型情報担持シートを使用する場合は、上記の加工方法の中でも、タテミシン刃による加工方法が好ましく行われる。
(感圧接着型情報担持シートの使用方法)
本発明の感圧接着型情報担持シートの使用方法は、上記に説明した基材の少なくとも一方の面に、UV硬化型インキ及び/又はEB硬化型インキを硬化させた感圧接着型の接着剤層が設けられ、該接着剤層の面同士が剥離可能に接着される感圧接着型情報担持シートを使用して、該接着剤層上に、トナーによる情報記録を行い、その後に接着剤層の面同士が接着するように折り返して、加圧し、該情報記録部が隠蔽された形態となり、その後に該接着剤層の接着面を剥がして、該情報記録部を判読可能にして、その後に手指により擦って該情報記録部を脱落させるもので、前記の接着剤層同士を接着させる加圧条件が、接着剤層の接着面におけるJIS K6854−3:1999にて規定されるT形接着力が0.25N/25mm以下になるようにした。
上記の使用方法において、接着剤層の接着面におけるJIS K6854−3:1999にて規定されるT形接着力が0.25N/25mm以下になるように、メールシーラー等で使用されている後処理機により、ミシン目加工された部分にて折り返して、接着剤層の面同士が接着するように、加圧する。その際の加圧条件が、接着剤層の厚さや樹脂の種類等によって変動はするが、100N/cm2〜400N/cm2程度に調整することにより、接着剤層の接着面におけるJIS K6854−3:1999にて規定されるT形接着力が0.25N/25mm以下にする。そのT形接着力の上限は、接着剤層の接着面を剥がした時に、対向面へ記録したトナーが転写してしまい、記録情報として判読できなくなることを防止するために設定したものである。一方で、そのT形接着力の下限値としては0.05N/25mm程度であり、それよりも低い数値であると、接着剤層同士の接着後の郵送時等の取扱いで、不用意に剥がれてしまう。
また本発明の感圧接着型情報担持シートの使用方法においては、接着剤層の面同士を接着させた後に、該接着剤層の接着面を剥がして、情報記録部が隠蔽された形態から解除して、該情報記録部を判読できるようにする。上記の接着剤層の接着面におけるJIS K6854−3:1999にて規定されるT形接着力を0.25N/25mm以下に設定しても、宛先本人が接着剤層同士の接着面を剥がす際に、乱暴に剥がして、感圧接着剤層上に記録されたトナーの情報記録部が、対向面の感圧接着剤層へ転移して、記録情報として判読できなくなる恐れがあるので、接着剤層の接着面を剥がす際に、例えば感圧接着型情報担持シートの一部分に(例えば、接着剤層の面同士が接着した状態になった時に、その情報担持シートの四隅のうちの接着面を剥がし始める箇所となる位置に)「ここからゆっくりと剥がして、開封して下さい。」というような注意書きをしておくことが望ましい。
そして、宛先本人が接着剤層の接着面を剥がして、開封して、上記のトナーによる情報記録部を判読した後に、その感圧接着型情報担持シートを廃棄したり、保管したりする前に、そのトナーの記録部を手指により擦って該情報記録部を脱落させる。その情報記録部は手指により、簡単に除去でき、また爪を利用すればより簡単に除去でき、廃棄時や放置時の秘密保持性を高く保つことができる。接着剤層が、UV硬化型インキ及び/又はEB硬化型インキで硬化された皮膜で形成されているので、その接着剤層の上に付着したトナーによる情報記録部は接着剤層から分離して、上記のように除去しやすくなっている。
本発明の感圧接着型情報担持シートは、図1に示したような2つ折りの形態に限らず、3つ折り、4つ折り、一つの情報担持シートを切って重ねた形態、あるいは別体同士の重ね合わせ等、各種の重ね合わせの形態で使用でき、また接着剤層同士の接合で一時的には接着するが、必要に応じて容易に剥離できる見開き面を有するハガキ、ダイレクトメール、通知書、パンフレット、クジ、各種帳票、各種カード等の様々な用途に使用できる。
2つ折り葉書を作製するために、葉書の基材として、NIP用グロス系コート紙(日本製紙(株)製、MC−G<90>、紙厚は約100μm)(連量、四六版の大きさで1000枚分の質量が90kg)を用い、この基材の仮接着予定面となる表面側の面の略全面にUV硬化型インキのプロセスカラーインキ(ザ・インクテック(株)製、BOF−AZ)で写真調の画像をオフセット印刷で形成し、印刷直後に紫外線を照射して硬化処理して、絵柄印刷部を形成した。また、その絵柄印刷を形成した面と反対面に、赤のUV硬化型インキにより、接着剤層の面同士が接着した状態になった時に、その2つ折り葉書の四隅のうちの接着面を剥がし始める箇所となる位置に、「ここからゆっくりと剥がして、開封して下さい。」の文言と、郵便番号の7桁が記載される枠を含めたオフセット印刷をインラインで行い、その印刷直後に紫外線を照射して硬化処理した。上記のオフセット印刷の際に、同じ印刷機にて、インラインで2つ折りの折り込み用のミシン目加工として、タテミシン刃を使用して、連続的にミシン目6の加工と、さらに連続の長尺シートの感圧接着型情報担持シートの左右両端にマージナルパンチ7を0.5インチの間隔で連続的に形成した。(図2参照)
次いで、上記仮接着予定面の全面に、つまり上記の絵柄印刷部の上で、該印刷部を覆うように、ポリエステル系アクリレートと光重合開始剤のベンゾインを用いた組成(光重合開始剤が接着剤層全体の固形分に対して、2%(質量基準)の割合で添加されている)の感圧型接着剤を、線数150線でセル深さ50μmのコンベンショナルグラビア版によるダイレクトグラビアコーターにて塗工し、塗工直後に紫外線を照射して硬化処理を行い、塗布量2g/m2(乾燥時、以下同様)の接着剤層を形成した。
次に、上記の接着剤層の上に、フラッシュ定着式連続帳票用のノンインパクトプリンタ(昭和情報機器(株)製、SX7300)で可変データとして個人情報の記録をトナーにより行った。但し、この情報記録は、予め形成した絵柄印刷部及びミシン目との相互の位置が合うように位置合わせして記録される。さらに、上記の情報記録された感圧接着型情報担持シートを、中央のミシン目に沿って、折り込んで二つ折りにし、接着予定面である接着剤層同士を対向させ、メールシーラー(大日本印刷(株)製、MS−9000)で、連続の長尺シートを単票化するようにシートカットして、次いで圧着ローラのローラギャップ80μmの圧力条件で、接着し、枚葉状の2つ折りの親展葉書を作製した。尚、実施例1における作製した2つ折りの葉書における接着剤層の接着面におけるJIS K6854−3:1999にて規定されるT形接着力は0.05〜0.25N/25mmの範囲であった。
(比較例1)
上記の実施例1で作製した2つ折りの親展葉書において、接着剤層の条件を以下のように変更し、その他は実施例1と同様にしてトナーによる情報記録された2つ折りに接着された親展葉書を作製した。粘着主剤としてスチレン−ブタジエンゴム(日本ゼオン(株)製、商品名SX1107、固形分45%(質量基準))を20質量部と、充填剤としてポリスチレン粒子(日本ゼオン(株)製、商品名SX1302、固形分50%(質量基準)、ソープフリー乳化重合による樹脂粒子、平均粒径0.12μm)を10質量部を混合した塗工液を調整し、実施例1と同様のダイレクトグラビアコーターにて塗工し、塗布量3g/m2の接着剤層を形成した。
上記の得られた実施例1における接着剤層同士が接着された2つ折り葉書は、2つ折りされ、また絵柄印刷も施されているので、透かして見ても、トナーによる情報記録部は隠蔽された形態である。また、その感圧接着型情報担持シートは、郵送時等の取扱いで、その接合面が剥がれずに、異常は生じない。その後に該接着剤層の接着面を手でゆっくりと剥がすと、対向面へ記録したトナーが転写することもなく、記録情報として判読できた。また、その後にトナーによる情報記録部を爪により擦ると、簡単にその情報記録部が削り取ることができ、葉書の廃棄や保管する際の秘密保持性を高く保つことができた。
上記の得られた比較例1における接着剤層同士が接着された2つ折り葉書は、2つ折りされ、また絵柄印刷も施されているので、透かして見ても、トナーによる情報記録部は隠蔽された形態であり、また、その感圧接着型情報担持シートは、郵送時等の取扱いで、その接合面が剥がれずに、異常は生じない。その後に該接着剤層の接着面を手でゆっくりと剥がすと、対向面へ記録したトナーが転写することもなく、記録情報として判読できた。しかし、その後にトナーによる情報記録部を爪により擦っても、簡単にはその情報記録部が削り取ることができないので、葉書の廃棄時にはシュレッダーによる裁断処理を行った。そのため高価なシュレッダーの機械が必要であり、さらに裁断処理された廃棄物は、セロハンテープ等で裁断されたものを、つなぎあわせれば、そのトナーによる情報記録部を目視可能なレベルまで復元することが可能であった。よって、廃棄時の秘密保持性は低く、つまりその葉書の親展性はきわめて脆弱なものであった。
本発明の感圧接着型情報担持シートの一つの実施形態を示す2つ折り葉書の概略図である。 連続の長尺シートの形態を示す感圧接着型情報担持シートの概略図である。
符号の説明
1 感圧接着型情報担持シート
2 基材
3 接着剤層
4 トナーによる情報記録(部)
5 絵柄印刷
6 ミシン目
7 マージナルパンチ

Claims (2)

  1. 基材の少なくとも一方の面に、UV硬化型インキ及び/又はEB硬化型インキを硬化させた感圧接着型の接着剤層が設けられ、該接着剤層の面同士が剥離可能に接着される感圧接着型情報担持シートにおいて、該接着剤層上に、トナーによる情報記録が可能であり、接着剤層による接着面を剥がす時に、該情報記録部が脱落又は対向面へ転写しないように、該接着面におけるJIS K6854−3:1999にて規定されるT形接着力が0.25N/25mm以下であり、かつ手指によるスクラッチによりトナーの情報記録部を脱落させることができることを特徴とする感圧接着型情報担持シート。
  2. 基材の少なくとも一方の面に、UV硬化型インキ及び/又はEB硬化型インキを硬化させた感圧接着型の接着剤層が設けられ、該接着剤層の面同士が剥離可能に接着される感圧接着型情報担持シートを使用して、該接着剤層上に、トナーによる情報記録を行い、その後に接着剤層の面同士が接着するように折り返して、加圧し、該情報記録部が隠蔽された形態となり、その後に該接着剤層の接着面を剥がして、該情報記録部を判読可能にして、その後に手指により擦って該情報記録部を脱落させる感圧接着型情報担持シートの使用方法において、前記の接着剤層同士を接着させる加圧条件が、接着剤層の接着面におけるJIS K6854−3:1999にて規定されるT形接着力が0.25N/25mm以下になるようにしたことを特徴とする感圧接着型情報担持シートの使用方法。
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