JP2005348811A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 異常検知手段(センサ51)は、主電源331もしくは予備電源332による電力供給を受け、制御基板にCPUが装着されているか否かを常に監視する。制御基板からCPUが取り外された状態を検出すると、異常検知手段(センサ51)が異常検知信号を報知手段(LED53)へ出力して異常を報知する。また、予備電源332で駆動されるトレース回路334を備えることで、遊技開始前に異常の履歴を調べ、その内容によっては遊技を禁止する。
【選択図】 図7
Description
このような不正行為を防止する対策としては、例えば遊技機の扉が開放されるとそのホールの管理人へ異常を報知する検知装置を遊技機に取り付けることで、管理人以外の者による不当な設定変更を防止する方策が提案されている。
また、放音部212a,212bの間には、透明な硬質プラスチック板等が嵌め込まれて形成された表示窓214に面して液晶表示部213が配置されている。液晶表示部213は、ゲームの演出に係る映像を表示し表示窓214を通して目視される。
中部パネル部22の側部には、蛍光灯や高輝度発光ダイオードで形成された演出用ランプ226a,226bが設けられている。ゲームの進行に応じて上述した複数の演出用ランプ211,226a,226bが点滅等することで、ゲームの演出効果を高めるようになっている。
ベットボタン242,243,244はスロットマシンの1ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するためのボタンスイッチである。ゲームを開始する際に、ベットボタン242が押圧操作されることで、貯留されているメダルから1枚のメダルがゲームに対して賭けられる。同様に、ベットボタン243又は244が押圧操作されることで、それぞれ2枚又は3枚のメダルが賭けられる。なお、ベットボタン244は、1回のゲームに賭けることができる最多枚数のメダルを提示するために設けられていることから、特に「マックスベットボタン」と呼ばれている。
スタートレバー245は、先端に球形の操作ノブを有する揺動可能な操作旱を備え、操作旱が傾倒操作されるとオン、操作旱から手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ状態となるスイッチユニットで形成されている。ストップボタン246a,246b,246cは、押圧操作することで回転中のリール311a,311b,311cをそれぞれ独立して停止させるためのスイッチである。
各リール311a,311b,311cが所定の回転数に達すると、ストップボタン246a,246b,246cによるリール停止操作が準備完了の状態となる。この状態で、遊技者がストップボタン246a,246b,246cを任意の順序で押圧操作することにより、対応するリールが停止制御される。そして、停止した3個のリール311a,311b,311cにより表示される図柄が上述の内部抽選で当選した役に対応する組合せで有効なライン上に揃うと入賞となり、その入賞役の種類に応じた枚数のメダルが遊技者に配当されるようになっている。
なお、詳細は後述するが、スロットマシン1全体の動作は、筐体3側に設けられている主制御基板100によって統括制御されており、サブ制御基板200は、液晶表示部213の表示制御、及び演出用ランプ213,226a,226b、スピーカ252a,252bの制御等、ゲームの演出に係る制御を主に行っている。
回胴装置31の上方には、スロットマシン1の全体動作を集中制御する主制御基板100が取り付けられている。回胴装置31の下方には、ホッパ装置321と、ホッパ装置321から溢れたメダルを収容するための補助貯留部322と、主電源装置331が設けられている。主電源装置331の側面には、いわゆる配電盤に相当する電源装置基板330が設けられている。更に、筐体3の上部右側の内壁に、遊技場に設置されている「ホールコンピュータ」と呼ばれる管理用コンピュータと接続可能な外部集中端子基板390が取り付けられている。
中央表示基板240は、ベットボタン242,243,244と、スタートレバー245及びストップボタン246a,246b,246cが接続され、これらスイッチから出力される出力信号を主制御基板100へ転送する中継基板として機能する。また、中央表示基板240は、セレクト機構261に設けられている遊技メダル検出センサから出力される出力信号を主制御基板100へ転送し、メダル投入部241に投入されたメダル枚数を知らせると共に、異物の投入や目詰まりの発生等を知らせる。また、中央表示基板240には、モニタLED248が接続されており、スロットマシン1が異常の場合にそのエラー情報等を表示する。
外部集中端子基板390は、主制御基板100から出力されるスロットマシン1の状態信号又はゲームの進行状況等を示す信号を、上述のホールコンピュータへ送出するための端子基板である。
遊技者がメダル投入部241にメダルを投入し、ベットボタン242,243,244の何れかによって当該ゲームに賭けるメダル数を提示した後、スタートレバー245をオン操作すると、主制御基板100は、3個のリール311a,311b,311cを一斉に回転させ始める。同時に入賞役を内部抽選し、その結果当選した役がある場合、その当選役に対応するフラグを記憶する。
すなわち、表示窓222に面して停止した9個の図柄のうち、上中下段の横3列の線上に並んだ3組の図柄と、右斜めと左斜めの2本の対角線上に並んだ2組の図柄を調べ、何れか1つの組の図柄が当選役の条件を満足して揃うと、上述のフラグに対応する役に入賞したと判定する。役への入賞が確定すると、当該役の種類に応じて予め決められた配当数のメダルが遊技者に払い出される。
再び図3において、本異常検知装置は、CPUの主制御基板100への取り付け状態を検出するCPUセンサ50と、予備電源としてのバッテリ51と、報知手段53と、電源装置基板330が異常検知部52に配線接続されている。
図4において、主制御基板100には、その基板にハンダ付けされた樹脂製のソケット101を介してCPUが実装されている。ソケット101にはCPUを嵌合するための溝部が形成されており、この溝部の底面に、CPUに向けてセンシング光を発光する発光素子50aと、CPUの裏面で反射したセンシング光を受光する受光素子50bとから構成された反射型のフォトセンサであるCPUセンサ50が埋め込まれている。
なお、上述のCPUセンサ50は、マイクロスイッチであって、CPUがソケット101に取り付けられている状態にあるときにオン動作し、ソケット101から外された状態にオフ動作するスイッチでもよい。また、CPUセンサ50はサブ制御基板200にも設置され、サブ制御基板200に装着されるCPUの取り付け状態を監視するものでもよい。
異常検知部52の出力手段として接続されている報知手段53は、複数の発光ダイオードLED1を備えている。発光ダイオードLED1は、例えばスロットマシン1の前面パネルに設けられ、これらが発光することで、スロットマシン1の周辺に異常を報知する。また、報知手段53の発光ダイオードLED1は、上述した演出用ランプ211,226a,226bに内蔵されるものであって、異常検知部52が検知したスロットマシン1の異常を演出用ランプ211,226a,226bが報知するものでもよい。
また、報知手段53は、ホール(遊技場)の管理人室に設置されたモニタシステムであって、配線ケーブルを介してスロットマシン1と接続され、遠隔動作するものでもよい。また、報知手段53は、ホールの管理人室に設置されたホールコンピュータを含むネットワークシステムに接続可能な通信制御基板であって、スロットマシン1の異常を当該ネットワークシステムを介してホールコンピュータに報知するものでもよい。
また、異常検知部52は、上述した電源装置基板330と接続されており、スロットマシン1の主電源がオン又はオフ状態であることを示すオンオフ信号が接続端子M1を介して供給されるものでもよい。この場合、異常検知部52とバッテリ51とは例えばB接点リレーSW1を介して接続され、リレーSW1の制御入力端子に電源装置基板330からの上記オンオフ信号が供給される。そして、スロットマシン1の主電源がオンのときにリレーSW1を遮断して、本異常検知装置を動作させないようにすることもできる。
ステップS101において、例えばホールへ不正に侵入した者によってCPUが主制御基板100から抜き取られるとCPUセンサ50がオフ動作し、異常検知部52のトランジスタQ2がオン動作して報知手段53へ電流を供給する。ステップS102において、報知手段53はこれを受け発光ダイオードLED1を発光させ又はスピーカ等を鳴らすことでスロットマシン1の周辺又は管理者等に異常を報知する。
ここで、主電源331と、予備電源332は、電源供給回路333内でダイオード(D)により結合されており、このダイオードの働きにより、主電源331が投入されている場合は、主電源331により供給される電力が内部で5V〜24Vの必要な電圧に変換され負荷回路200に供給される。このとき、同時に予備電源332を充電する。
一方、ホールにおける閉店時、あるいは運搬時等において、主電源331が遮断された場合は、ダイオードの働きにより予備電源332による電力の供給が有効となり、予備電源332により供給される電力が電源供給回路333内部で5V〜24Vの必要な電圧に変換され、負荷回路200への継続した電源供給が可能になる。なお、センサ50、LED53の動作については上記説明と重複するため、ここでは説明を省略する。
このことにより、不正行為者は不正な改造を施した当該スロットマシン1を使って、例えば高配当で不当にゲームをすることができなくなり、ホール側の被害が抑えられる。上記した履歴を保持する手段は、図7において単にトレース回路334として示されている。
なお、上記した本発明実施形態によればスロットマシンについてのみ説明したが、パチンコ機についても同様に応用が可能である。また、予備電源332として、バッテリのみ示したが、蓄電池や無停電電源(UPS)等の使用も可能である。
54... LED駆動&保持回路
100... 主制御基板、 330... 電源装置基板
331... 主電源、 332... 予備電源
334... トレース回路
Claims (3)
- 主電源によって電力が供給され、CPUを実装する制御基板によって動作制御される遊技機であって、
前記制御基板に前記CPUが装着されていない状態をセンサが検出したときに異常検知信号を出力する異常検知手段と、
前記異常検知信号がリセットされるまでその履歴を継続的に保持する履歴保持手段と、
前記主電源が遮断されたときに、前記センサと前記異常検知手段と前記履歴保存手段に電力を供給する予備電源と、
を具備することを特徴とする遊技機。 - 遊技開始前に前記履歴保存手段に保存された履歴を参照し、前記異常があったことを示す履歴を得たときに遊技を禁止する制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記予備電源は、
前記制御基板に主電源が供給されているときに充電され、前記主電源が遮断されたときに前記制御基板に前記充電された電力を供給することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
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