JPH1157186A - 遊技店におけるゲーム機の防護管理システム及び該システムに用いられるゲーム機の呼出表示装置 - Google Patents

遊技店におけるゲーム機の防護管理システム及び該システムに用いられるゲーム機の呼出表示装置

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JPH1157186A
JPH1157186A JP22843197A JP22843197A JPH1157186A JP H1157186 A JPH1157186 A JP H1157186A JP 22843197 A JP22843197 A JP 22843197A JP 22843197 A JP22843197 A JP 22843197A JP H1157186 A JPH1157186 A JP H1157186A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技店において、改造等が行われた可能性のあ
るゲーム機を爾後的に特定することのできる防護管理シ
ステム、及び該システムに用いられるゲーム機の呼出表
示装置を提供する。 【解決手段】主電源31と、電池32と、ゲーム機1の
異常信号を出力する手段13と、異常信号を保持する手
段14と、異常があったことを表示する手段16とを備
える。異常信号出力手段13及び保持手段14は、主電
源31によって動作し、主電源31の遮断状態にあって
は電池32によって動作する。主電源31の遮断状態に
おいて、保持手段14に異常信号が保持された場合に
は、主電源31の再作動によって、異常表示手段16に
該当のゲーム機1に異常があったことを表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技店における
ゲーム機の防護管理システムに関し、特に閉店後の無人
店内においてゲーム機の改造等の行為が行われた可能性
のある場合に、これを爾後的に表示できるゲーム機の防
護管理システム、及び該システムに用いられるゲーム機
の呼出表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】昨今、
閉店後における遊技店の無人店内に侵入して、パチンコ
機等のゲーム機を改造する事件が続発している。このよ
うな改造はもとより不法行為であるとともに、改造が行
われたパチンコ機は、特定の遊技者に不法な利益をもた
らす一方、店側に多大な損害を与える。のみならず、一
般遊技客の遊技店への足を遠ざけ、健全な娯楽産業の発
展を妨げる。
【0003】そこで、上記のような行為に対して種々の
対策が講じられており、例えば店舗を侵入困難な構造に
するとか、監視を強化するとか、店内への侵入を検知し
て警報する等の対策が講じられている。
【0004】しかしながら、これらはいずれも侵入防止
の強化を図るものであり、一旦侵入されて改造等が行わ
れた場合には、どのパチンコ機が改造されているのかを
特定することができなかった。
【0005】この発明は、上記のような技術的背景に鑑
みてなされたものであって、遊技店において、改造等が
行われた可能性のあるゲーム機を爾後的に特定すること
のできる防護管理システム、及び該システムに用いられ
るゲーム機の呼出表示装置の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、主電源と、
電池と、ゲーム機の異常を検知して異常信号を出力する
異常信号出力手段と、前記異常信号を保持する保持手段
と、該当のゲーム機に異常があったことを表示する異常
表示手段とを備え、前記異常信号出力手段及び保持手段
は、前記主電源によって動作し、主電源の遮断状態にあ
っては電池によって動作するものとなされ、かつ、前記
主電源の遮断状態において、前記保持手段に異常信号が
保持された場合には、主電源の再作動によって、前記異
常表示手段に該当のゲーム機に異常があったことを表示
させるものとなされていることを特徴とする遊技店にお
けるゲーム機の防護管理システムによって解決される。
【0007】上記の防護管理システムによれば、主電源
遮断後は、異常信号出力手段及び保持手段は電池によっ
て作動し、この間に、保持手段に異常信号が保持された
場合には、主電源が再作動されると、該当のゲーム機に
異常があったことが異常表示手段に表示される。従っ
て、例えば主電源を遮断して帰宅した場合であっても、
ゲーム機に異常が発生していれば、次の日に主電源を投
入した段階で異常の発生しているゲーム機を知ることが
でき、スムーズに点検、確認することができる。
【0008】また、望ましくは、前記保持手段をリセッ
トするリセット手段と、前記主電源が遮断状態にある場
合には、前記リセット手段による保持手段のリセットを
不可能とするリセット制限手段とを備えたものとするの
が良い。
【0009】このような構成とすることにより、主電源
が遮断状態のときに、侵入者等によりリセットスイッチ
が操作されても、保持手段には何の影響もなくそのまま
異常信号が保持され、次の主電源の再作動時に異常の発
生しているゲーム機が確実に表示される。
【0010】なお、検知すべきゲーム機の異常として、
ゲーム機が支持部から離間され開口されたことや、ゲー
ム機の内蔵制御基板が取り外されたこと等を設定するこ
とができる。
【0011】また、前記課題は、ゲーム機本体の近傍に
設けられ、かつゲーム機の状態を表示するランプや呼出
用スイッチを備えた呼出表示装置であって、前記の防護
管理システムにおける電池、異常信号出力手段、保持手
段、異常表示手段を備え、あるいはさらにリセット手
段、リセット制限手段を備えているゲーム機の呼出表示
装置によっても達成される。
【0012】この呼出表示装置によれば、ゲーム機本体
側等との配線接続が極めて簡単であり、容易に防護管理
システムを構築できるとともに、配線類をすっきりとま
とめることができ、商品価値の高い呼出表示装置とな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】次にこの発明を、遊技店がパチン
コ点でありゲーム機がパチンコ機である実施形態に基い
て説明する。
【0014】図1において、1はパチンコ機、2はパチ
ンコ機本体、3は各パチンコ機本体に対応してその上方
位置にそれぞれ設けられた呼出表示装置である。
【0015】前記パチンコ機本体2は、その裏面にパチ
ンコ機の大当たり等を電気的に制御する制御基板(図示
せず)を備えている。また、パチンコ機本体2は、図示
しない支持枠に嵌め込まれて固定されるとともに、左側
端部を回動軸として図1の紙面厚さ方向に回動可能に構
成されている。そして、パチンコ機本体2を支持枠から
引出す方向へ回動させることによりパチンコ機本体2が
支持枠から離間して開口し、パチンコ機本体2の裏面の
前記制御基板を操作しうるものとなされるとともに、逆
方向に回動させてパチンコ機本体2を支持枠に押し込
み、通常の遊技可能状態に復帰させるものとなされてい
る。
【0016】図1の具体的図示は省略したが、前記パチ
ンコ機本体2の裏面所定部位には、パチンコ機が開口さ
れる前後でON、OFFが切り替わるリミットスイッチ
からなる開口検知センサが設けられている。さらには、
パチンコ機本体2の裏面の前記制御基板にも、振動セン
サからなる基板取外し検知センサが設けられており、制
御基板を取外そうとして基板が振動したときに該センサ
のON、OFFが切り替わるものとなされている。
【0017】前記呼出表示装置3は、1個または複数個
のランプ4を備えるとともに、呼出スイッチ5を備えて
いる。そして、パチンコ機1が大当たりになったとき、
あるいは大当たり確率の増大している確率変動中の状態
にあるとき等に、所定の態様でランプ4が点滅するもの
となされている。また、呼出スイッチ5が操作されたと
きや、後述するようにパチンコ機1が不本意に開口され
たときや制御基板が取外されたときにも、所定の態様で
ランプ4が点灯するものとなされている。
【0018】図2はこの発明の一実施形態に係る防護管
理システムのブロック図である。
【0019】同図において、11はパチンコ機本体2が
開口されたか否かを検知する前述の開口検知センサ、1
2はパチンコ機本体2の裏側に装着されている前記制御
基板が取り外されたか否かを検出する、前述の基板取外
し検知センサである。
【0020】13は前記開口検知センサ11によってパ
チンコ機本体2の開口が検知された場合、または基板取
外し検知センサ12により制御基板の取外しが検知され
た場合に、異常信号を出力する異常信号出力回路であ
る。また、14は前記の異常信号が出力された場合にこ
れを保持する保持回路、15は該保持回路14によって
保持された信号に基いて異常表示ランプ16を駆動して
これを点灯ないし点滅させるランプ駆動回路である。な
お、この実施形態では、異常表示ランプ16として前記
呼出表示装置3のランプ4を兼用している。
【0021】また、前記異常信号出力回路13の出力側
には、ブザー駆動回路17及びコンピュータ入力回路1
8もまた接続されている。このブザー駆動回路17は、
異常信号が出力されたときに、店内に配備された警報ブ
ザー19を駆動して警報を鳴らす役割を果たし、コンピ
ュータ入力回路18は、異常信号が出力されたときに、
これをメインコンピュータ20に入力して記録させる役
割を果たす。
【0022】21は前記保持回路14をリセットするリ
セットスイッチであり、22はリセット信号を選択的に
保持回路14に送出するリセット制限回路である。リセ
ットスイッチ21は、パチンコ機本体2の裏面に設けら
れ、パチンコ機1の点検、確認後において従業員等によ
って操作されるものである。
【0023】図2において、31は遊技店の通常の開店
状態において作動する主電源であり、パチンコ機1や照
明等を含む店内の機械設備41を稼働させている商用電
源42を、降圧回路43により降圧して5V程度の直流
電源としたものである。また、32は電池であり、その
電圧は前記主電源31の電圧よりも小さいものが用いら
れている。なお、図2において、44は閉店後等におい
て商用電源42を遮断するためのメインスイッチであ
る。
【0024】而して、主電源31と電池32とはダイオ
ード33、34を介して並列的に接続されており、その
接続点P1(図2に○で示す)が前記異常信号出力回路
13、保持回路14、ブザー駆動回路17、コンピュー
タ入力回路18の電源ラインにそれぞれ接続されてい
る。従って、これらの各回路は主電源31及び電池32
の両方から電力供給を受け得るが、主電源31の作動状
態では、主電源31の電圧の方が電池32の電圧よりも
高いから主電源31から優先的に電力供給を受ける。一
方、主電源31が遮断状態にある場合には、電池32か
ら電力供給を受けて作動を継続するものとなされてい
る。なお、主電源31からの電力供給を優先させること
によって、電池32の無駄な電力消費がなく、電池寿命
が長くなる。
【0025】一方また、前記のランプ駆動回路15、リ
セット制限回路22は、主電源31の端子P2(図2に
□で示す)に直接接続されており、電池32には接続さ
れていない。従って、これらランプ駆動回路15、リセ
ット制限回路22は主電源31のみによって電力供給を
受ける結果、主電源31の作動状態においてのみ作動
し、主電源31の遮断状態では作動を停止するものとな
されている。
【0026】上記のようなシステムにおいて、鎖線で囲
ってあるように、異常信号出力回路13、保持回路1
4、ランプ駆動回路15、ブザー駆動回路17、コンピ
ュータ入力回路18、リセット制限回路22、異常表示
ランプ16及び電池32は、呼出表示装置3に一体に組
み込まれてコンパクト化が図られている。従って、シス
テムの構築にあたっては、呼出表示装置3に設けられた
コネクタ端子に、開口検知センサ11、基板取外し検知
センサ12、リセットスイッチ21、主電源31、警報
ブザー19、コンピュータ20の各端子を接続するだけ
で済み、極めて簡単である。
【0027】次に、図2に示した防護管理システムの動
作を説明する。
【0028】遊技店の通常の開店状態では、メインスイ
ッチ44はオンであり、商用電源42が店内機械設備4
1に供給され、これら機械設備41が稼働している。ま
た、主電源31も作動しており、主電源31から各回路
に電力が供給され、これら回路は作動状態となってい
る。
【0029】閉店後においては、通常、従業員等がメイ
ンスイッチ44をオフにして帰宅する。メインスイッチ
44のオフにより、主電源31が遮断状態となる。この
ため、ランプ駆動回路15、リセット制限回路22は電
力供給が停止され、作動を停止する。一方、異常信号出
力回路13、保持回路14、ブザー駆動回路17、コン
ピュータ入力回路18は、電池32からの電力供給を受
け、継続作動している。
【0030】この状態で、店内への侵入者により、特定
のパチンコ機1が開口され、または制御基板の取り外し
が行われた場合には、これが開口検知センサ11や基板
取外し検知センサ12によって検知されるとともに、異
常信号出力回路13から異常信号が出力される。そし
て、この異常信号は保持回路14に保持されるが、ラン
プ駆動回路15は作動を停止しているから、異常表示ラ
ンプ16が点灯ないし点滅することはない。
【0031】異常信号出力回路13から出力された異常
信号は、同時にブザー駆動回路17及びコンピュータ入
力回路18に入力され、警報ブザー19を鳴らすととも
に、メインコンピュータ20に記録される。
【0032】また、このとき、侵入者がリセットスイッ
チ21を操作しても、リセット制限回路22は上述した
ように動作を停止しているから、保持回路14がリセッ
トされて異常信号が消滅することはない。
【0033】翌朝、開店のためにメインスイッチ44が
投入されると、主電源31が再作動し、ランプ駆動回路
15及びリセット制限回路22に電力が供給され、これ
ら両回路も再作動する。保持回路14には、異常信号が
保持されているから、作動したランプ駆動回路15はこ
の異常信号に基づいて異常表示ランプ16(ランプ4)
を駆動し、該ランプが点灯ないし点滅する。これによ
り、開口されまたは制御基板の取り外しが行われたパチ
ンコ機1を直ちに特定することができ、不正改造がなさ
れたか否か等の確認を行うことができる。
【0034】また、リセット制限回路22も再作動して
いるから、その後リセットスイッチ21を操作して保持
回路14をリセットし、次の異常検知に備える。
【0035】なお、主電源31が作動している開店中に
パチンコ機1が開口されまたは制御基板が取り外された
ような場合には、ランプ駆動回路15も作動しているか
ら、直ちに異常表示ランプ16が点灯ないし点滅する。
【0036】以上、この発明の実施形態を説明したが、
この発明は上記実施形態に限定されることはない。例え
ば、パチンコ機1の異常の検知として、パチンコ機本体
2の開口や制御基板の取外しを検知する場合を示した
が、制御基板の配線の切断、異物の存在その他任意の事
項を検知するものとしても良い。
【0037】また、異常表示ランプ16を呼出表示装置
3のランプ4と兼用した例を示したが、呼出表示装置の
ランプとは別のものとして設けても良い。
【0038】また、異常表示手段16もランプに限定さ
れることはないし、また各ゲーム機1に対応して異常表
示手段16を設けるのではなく、1個ないし複数個の表
示パネルを設けて、異常のあったパチンコ機の番号を一
括表示させるようにしても良い。
【0039】
【発明の効果】上述の次第で、この発明に係る防護管理
システムによれば、遊技店において、改造等が行われた
可能性のあるゲーム機を、表示手段によって爾後的に特
定表示することができる。従って、その後の点検、確認
等の対応を極めて簡素化、迅速化することができ、効率
的な防護管理が可能となる。
【0040】また、保持手段をリセットするリセット手
段と、前記主電源が遮断状態にある場合には、前記リセ
ット手段による保持手段のリセットを不可能とするリセ
ット制限手段とを備えている場合には、上記に加えて、
主電源が遮断状態のときに、侵入者等によりリセットス
イッチが操作されても、保持手段には何の影響もなくそ
のまま異常検知信号が保持されされるから、次の主電源
の再作動時に異常の発生しているゲーム機を確実に特定
表示することができる。
【0041】また、この発明に係るゲーム機の呼出表示
装置によれば、防護管理システムの構築に際して、ゲー
ム機本体側等との配線接続が極めて簡単であり、前記シ
ステムを容易に構築できるとともに、配線類をすっきり
とまとめることができ、商品価値の高い入賞表示装置と
なしうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の適用例であるパチンコ機の正面図で
ある。
【図2】この発明の一実施形態に係る防護管理システム
のブロック図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主電源と、電池と、ゲーム機の異常に対
    して異常信号を出力する異常信号出力手段と、前記異常
    信号を保持する保持手段と、該当のゲーム機に異常があ
    ったことを表示する異常表示手段とを備え、 前記異常信号出力手段及び保持手段は、前記主電源によ
    って動作し、主電源の遮断状態にあっては電池によって
    動作するものとなされ、 かつ、前記主電源の遮断状態において、前記保持手段に
    異常信号が保持された場合には、主電源の再作動によっ
    て、前記異常表示手段に該当のゲーム機に異常があった
    ことを表示させるものとなされていることを特徴とする
    遊技店におけるゲーム機の防護管理システム。
  2. 【請求項2】 前記保持手段をリセットするリセット手
    段と、 前記主電源が遮断状態にある場合には、前記リセット手
    段による保持手段のリセットを不可能とするリセット制
    限手段とを備えている請求項1に記載の遊技店における
    ゲーム機の防護管理システム。
  3. 【請求項3】 ゲーム機本体の近傍に設けられ、かつゲ
    ーム機の状態を表示するランプや呼出用スイッチを備え
    た呼出表示装置であって、 請求項1に記載の防護管理システムにおける電池、異常
    信号出力手段、保持手段、異常表示手段を備えているこ
    とを特徴とするゲーム機の呼出表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の防護管理システムにお
    けるリセット手段、リセット制限手段を備えている請求
    項3に記載のゲーム機の呼出表示装置。
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