JP2002000819A - 遊技機および遊技機用情報処理装置 - Google Patents

遊技機および遊技機用情報処理装置

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JP2002000819A
JP2002000819A JP2000188304A JP2000188304A JP2002000819A JP 2002000819 A JP2002000819 A JP 2002000819A JP 2000188304 A JP2000188304 A JP 2000188304A JP 2000188304 A JP2000188304 A JP 2000188304A JP 2002000819 A JP2002000819 A JP 2002000819A
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Tomokazu Sakai
智一 酒井
Michihiro Yamagishi
通浩 山岸
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電断復旧処理が行われて再出力されるデータと
新たに出力されるデータとを判別可能とする。 【解決手段】主制御部200は、出力途中でバックアッ
プされたデータに、電断時から復旧した旨を示す電断復
旧信号を付加して復旧時に外部に出力するので(ステッ
プS502)、電断復旧処理が行われて再出力されるデ
ータと新たに出力されるデータとを判別できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電断時に外部へ出
力途中のデータをバックアップすると共に、復旧時にこ
のバックアップデータを再出力するように構成された遊
技機および遊技機からの情報を処理する遊技機用情報処
理装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ホールに配設された各パチンコ機の状態
を管理するため、遊技機から送信された各種の遊技デー
タを管理する遊技機用情報処理装置(ホールコンピュー
タと広く称されている)がホールには配設されている。
そして、昨今のパチンコ機にはいわゆるバックアップ機
能を有するものが多く、遊技機用情報処理装置にデータ
を出力中に、電源供給がされない電源断状態となると遊
技機はこのデータをバックアップし、電源供給が開始さ
れた時点でこのバックアップされていたデータを再出力
するようになっている。
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような電
断復旧処理を行う場合、出力されるデータが新たなデー
タであるのか、または、電断復旧処理が行われて再出力
されるデータであるのかの区別がつかないため、遊技機
用情報処理装置側では1回分余計なデータカウント等を
してしまう場合があった。
【0003】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、電断復旧処理が行われて再出
力されるデータと新たに出力されるデータとを判別可能
とするための遊技機および遊技機用情報処理装置を提供
することを目的とする。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電源供給が途絶えた時(電断時)に外部
へ出力途中のデータをバックアップすると共に、電源供
給が開始される時(復旧時)にこのバックアップデータ
を再出力するように構成された遊技機において、前記出
力途中でバックアップされたデータに、電断時から復旧
した旨を示す電断復旧情報を付加して復旧時に外部に出
力する制御手段を備えたことを特徴としている。
【0004】この発明によれば、出力途中でバックアッ
プされたデータに、電断時から復旧した旨を示す電断復
旧情報を付加して復旧時に外部に出力するので、電断復
旧処理が行われて再出力されるデータと新たに出力され
るデータとを判別できる。
【0005】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載の遊技機において、前記電断復旧情報は、単数また
は複数のビットでなるデジタル情報を前記データのヘッ
ダまたはテェイラーとして付加するものであることを特
徴としているので、電断復旧情報を簡素なデータ構造と
することができる。
【0006】また、請求項3に係る発明は、電源供給が
途絶えた時(電断時)に外部へ出力途中のデータをバッ
クアップすると共に、電源供給が開始される時(復旧
時)にこのバックアップデータを再出力するように構成
された遊技機からの情報を処理する遊技機用情報処理装
置であって、前記遊技機は、前記出力途中でバックアッ
プされたデータに、電断時から復旧した旨を示す電断復
旧情報を付加して復旧時に外部に出力する制御手段を備
え、前記装置は、前記遊技機から送信されるデータに前
記電断復旧情報が付加されている場合、これを考慮した
処理を実行する処理実行手段を備えた、ことを特徴とす
るようにした。
【0007】この発明によれば、遊技機から送信される
データに電断復旧情報が付加されている場合、これを考
慮した処理を実行するので、電断復旧処理が行われて再
出力されるデータと新たに出力されるデータとを判別で
きる。
【0008】また、請求項4に係る発明は、請求項3に
記載の遊技機用情報処理装置において、前記処理実行手
段は、前記電断復旧情報が付加されているデータを無視
するか、または、このデータで示される事象の発生回数
に1を加算した後に1を減じる手段であることを特徴と
しているので、これらの処理によって電断復旧処理が行
われて再出力されるデータに対しても正確なデータ管理
が行える。
【0009】また、本発明は(請求項5)、電源供給が
途絶えた時(電断時)に電断時の各種のデータをバック
アップするように構成された遊技機において、電断時か
ら復旧した旨を示す電断復旧信号を外部に出力する制御
手段を備えたことを特徴とするようにしたので、外部装
置は、電断復旧信号を得て電断時からの復旧が行われた
ことを把握して各種の処理を行うことができる。
【0010】以上のような動作は、プログラム化して記
録した記録媒体のプログラムをコンピュータが読み取り
実行することによって実現でき、このような記録媒体と
しては、ROM、半導体IC等の半導体記録媒体、DV
DROM、CDROM等の光記録媒体、フレキシブルデ
ィスク等の磁気記録媒体、MO等の光磁気記録媒体等の
デジタルコンテンツの記録、読み出しが可能な記録媒体
が挙げられる
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施の形態で
ある遊技機(パチンコ機)の一部を構成する遊技盤10
0の模式的な説明図である。
【0011】(遊技機側構成)遊技盤100には、略円
形状の外側ガイドレール101とこれより半径の小さな
略円形状の内側ガイドレール102とによって包囲され
た円形状の遊技領域103が形成されいて、遊技者の操
作によって図示しない発射装置から発射された遊技球が
遊技領域103内を転動することによって遊技が行なわ
れるようになっている。なお、遊技領域103には、遊
技球が当接されてこれらを複数の方向へと転動させるた
めの遊技釘が多数配設されるが、図示簡略化のために遊
技釘を図示省略している。
【0012】遊技盤100の略中央位置には、独立し
て、数字やキャラクタによる図柄で構成される識別情報
を横一列や縦一列等の配列パターンで停止表示および変
動表示可能である表示エリアを備える特別図柄表示装置
104が配設されている。特別図柄表示装置104の真
上には、普通図柄表示装置107が配設されている。特
別図柄表示装置104の真下には特別図柄始動口105
が配設されると共に、特別図柄表示装置104の両側方
には普通図柄作動ゲート106、106が配設されてい
る。
【0013】特別図柄始動口105の下方には変動入賞
装置108が配設されていて、この変動入賞装置108
は、特賞中つまり大当り期間中に幅広な可動部材116
が図面手前側に回動し、この可動部材116が元に戻る
方向に回動するまでの間に遊技球が入賞可能となる大入
賞口109と、小当り中に幅狭な可動部材117が図面
手前側に回動し、この可動部材117が元に戻る方向に
回動するまでの間に遊技球が入賞可能な状態となる普通
電動役物110とを有して構成される。
【0014】また、遊技領域103には、図示しない遊
技釘と共に遊技球の転動方向を変化させるための4つの
風車111、2つのランプ付風車112、遊技機の遊技
状態に応じて点灯制御されるランプ表示装置114、1
15、入賞されない遊技球を遊技盤100の裏側へと排
出させるためのアウト口113等が配設されている。
【0015】そして、特別図柄始動口105に遊技球が
入賞されて、大当り乱数生成用のループカウンタで生成
される乱数の抽選が行なわれ、この抽選された乱数が大
当り値である場合には、表示エリアの識別情報が変動表
示状態となった後、所定パターン(例えば「7、7、
7」)の表示が特別図柄表示装置104によって行なわ
れ、大入賞口109が所定開閉パターンで開閉制御され
て、変動入賞装置108を遊技者にとって不利な状態か
ら有利な状態(特賞)にする。
【0016】また、普通図柄作動ゲート106が遊技球
の通過を検出すると、小当り乱数生成用のループカウン
タで生成される乱数の抽選が行なわれ、この抽選された
乱数が小当り値である場合には、普通図柄表示装置10
7の表示を所定のもの(例えば「7」や「3」)とし
て、普通電動役物110を開放し(小当り状態)、この
開放期間中に遊技球が入賞されると大当り抽選が行なわ
れる。
【0017】この抽選の結果、大当りとなれば、上記説
明と同様にして、表示エリア内で識別情報を変動表示さ
せ、所定パターンでの表示が特別図柄表示装置104に
よって行なわれ、大入賞口109が所定開閉パターンで
開閉制御されて、変動入賞装置108を遊技者にとって
不利な状態から有利な状態にする。なお、入賞されない
遊技球はアウト口113を介して排出される。また、こ
の遊技機は、特定の図柄が出目となって大当りとなった
場合には、次回の大当り確率が向上する確率変動機能を
有するように構成されている。
【0018】以上、遊技盤100に配設される各装置に
ついて説明してきたが、これらの装置のうちの主要なも
のはマイクロコンピュータシステムによって動作制御さ
れており、これらについて制御ブロック図を参照して説
明する。図2は、遊技盤100に配設された主要な装置
の制御ブロック図である。なお、実際には、図示しない
発射装置や賞球排出装置等の制御部が備えられている。
【0019】主制御部200は、CPUを内蔵したマイ
クロプロセッサを搭載していて、後述するテーブル領域
215が形成されると共に一連の制御手順を記述した制
御プログラムや制御データを記憶するROM201と、
後述するカウンタ領域216や各種のワークエリアが形
成されるRAM202とが設けられていて、一体型のワ
ンチップマイコンとなっている。また、主制御部200
には、バックアップ電源300から電源供給が行われて
電源供給が行われなくなってもデータバックアップ動作
やその読み出し動作が可能である。また、主制御部20
0には電源供給状態検出部310からの検出信号が送ら
れ、電源供給が行われなくなった時(電断時)や、この
電断時から電源供給が再開された時(復旧時)を検出可
能となっている。
【0020】主制御部200には、入力ポート203を
介して、特別図柄始動口105の内部に配置され遊技球
の特別図柄始動口105への入賞を検出する特別図柄始
動スイッチ204、普通図柄作動ゲート106の内部に
配置され遊技球のゲート通過を検出する普通図柄作動ス
イッチ205、大入賞口109の内部に配置され遊技球
の大入賞口109への入賞を検出する大入賞口スイッチ
206、および、普通電動役物110の内部に配置され
遊技球の普通電動役物110への入賞を検出する普通電
動役物スイッチ207が接続され、主制御部200は各
検出信号を受信可能になっている。
【0021】なお、これらの各スイッチは、遊技球の通
過を検出する遊技球検出手段となっており、また、図示
しない賞球排出装置において排出玉を検出するセンサも
遊技球検出手段となっている。さらに、主制御部200
は、後に説明する遊技機用情報処理装置2000と相互
に所要の情報を通信可能に接続されている。
【0022】また、主制御部200には、出力ポート2
08を介して、数字やキャラクタによる図柄で構成され
る識別情報を変動表示や停止表示可能で、LCD等の表
示デバイスを有して構成される特別図柄表示装置10
4、例えば7セグメント表示デバイスで実現される普通
図柄表示装置107、大入賞口109の幅広な可動部材
116を回動制御して大入賞口109を開放制御するた
めの大入賞口作動ソレノイド209、普通電動役物11
0の可動部材117を回動制御して普通電動役物110
を開放制御するための普通電動役物作動ソレノイド21
0、ランプやLEDを点灯制御するランプ表示装置11
4(115)、および、効果音を出力させるスピーカー
211が接続され、主制御部200はこれら各装置を制
御するための制御信号を送信可能となっている。
【0023】また、主制御部200には、電源供給を行
なうための電源回路212と所定時間毎にリセット信号
を出力するリセット回路213とが接続されていて、さ
らに、リセット回路213には、主制御部200から周
期的タイマカウンタによって生成されたパルス信号が入
力されると共に、電源回路212からの電流供給状態を
監視するモニタ信号が入力される。
【0024】次に、図4を参照して本発明の実施の形態
である遊技機が用いる主要な乱数生成用カウンタについ
て説明しておく。各種の乱数は、値「0」から始まって
上限値となるまで、所定周期(例えば4msec)で順
次1ずつカウントアップ動作を行っていくと共に、カウ
ント値が上限値を越えた場合に初期値「0」でクリアさ
れカウント動作が繰返される、いわゆる無限ループカウ
ンタを用いて生成され、これら無限ループカウンタはR
AM202内に形成されて、主制御部200がそのカウ
ント動作を制御している。
【0025】主なカウントとしては、図4に示すよう
に、大当り判定用乱数カウンタ(カウント値:0から2
39)401、リーチ選定用カウンタ(カウント値:0
から99)402、大当り図柄選定用乱数カウンタ(カ
ウント値:0から8)403、外れ左図柄選定用乱数カ
ウンタ(カウンタ値:0から8)404、外れ中図柄選
定用乱数カウンタ(カウンタ値:0から8)405、お
よび、外れ右図柄選定用乱数カウンタ(カウンタ値:0
から8)406がある。
【0026】大当り状態判定用カウンタ401は、大当
り状態を生起させるか否かを判定するために用いられる
カウンタである。通常遊技状態時(通常確率状態時)に
あっては、カウンタ値が「7」で大当り状態を生起さ
せ、これ以外の場合には大当り状態を生起させない。ま
た、高確率状態時にあっては、カウンタ値「7」、「3
9」、「139」で大当り状態を生起させ、これ以外の
場合には大当り状態を生起させない。かくして、総カウ
ント値を「240」とすると、通常遊技状態にあっては
240分の1の確率で大当り状態を生起させると共に、
高確率状態時にあっては80分の1の確率で大当り状態
を生起させることができる。
【0027】リーチ選定用乱数カウンタ402は、特別
図柄の変動パターンを選定するために用いられるカウン
タであり、このカウンタ値を抽選すると抽選されたカウ
ンタ値に対応する図柄変動パターンが選定される。大当
り図柄選定用乱数カウンタ403は、大当り状態生起時
に、特別図柄表示装置104の表示エリアに同一の図柄
が例えば3個横一列に揃うように停止表示させる際に用
いる特別図柄を選定するために用いるカウンタであり、
このカウンタ値を抽選すると、抽選されたカウンタ値に
対応する図柄パターンで特別図柄表示装置104の各表
示部が表示される。
【0028】カウンタ値が「0」、「1」、「2」、
「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」の場
合にそれぞれ、「1」、「2」、「3」、「4」、
「5」、「6」、「7」、「8」、「9」の数字図柄が
選定され表示される。外れ左図柄選定用乱数カウンタ4
04、外れ中図柄選定用乱数カウンタ405、および、
外れ右図柄選定用乱数カウンタ406は、大当り状態が
生起されない場合に、特別図柄表示装置104の表示エ
リアに停止表示させる特別図柄を選定するために用いら
れるカウンタであり、これらのカウンタ値を抽選すると
抽選されたカウンタ値に対応する左、中、右図柄が特別
図柄表示装置104に表示される。なお、カウンタはこ
れら以外にも普通図柄表示等に関連したもの等があり、
カウンタ領域216に格納されている。
【0029】(遊技機用情報処理装置側構成)図8は、
遊技機1000と所要の情報を相互に通信可能に伝送路
1500を介して接続される遊技機用情報処理装置20
00のブロック構成図を示している。この遊技機用情報
処理装置2000は、I/F(インターフェイス)22
40と、CPU2230と、HD(ハードディスク)2
210と、キーボードやマウス等の入力デバイス225
0と、CRT2260と、CDROMドライブ2270
と、FDドライブ2280とを備えており、各構成要素
は相互に所要の情報を通信可能にバス2290で接続さ
れている。
【0030】また、後に説明するような処理を行うため
の情報処理用プログラム2281を記録した記録媒体と
してのCDROM2271をCDROMドライブ227
0に装着すると、CDROMドライブ2270が駆動し
CPU2230が情報処理用プログラム2281を読み
取ってHD2210の空エリアに展開し、以降、CPU
2230は、このプログラムにしたがった動作を行う。
【0031】HD2210には、データ蓄積用テーブル
2211が格納されている。このデータ蓄積用テーブル
2211は、遊技機の識別子である遊技機ID毎にその
遊技機の遊技情報が対応付けて記憶可能となっている。
図9に示す例では、遊技情報の一例である特賞回数が遊
技機IDに対応付けて記憶されていて、現在、遊技機I
D「00000001」の遊技機の特賞回数は「a回」
に設定されている。
【0032】(遊技機側一般動作)次に、図3のフロー
チャート等を参照して主制御部200が行なう一般的な
制御動作を説明し、その後、本発明の主要部を説明して
本発明の理解容易化を図る。図3は、遊技機の遊技動作
を説明するためのフローチャートである。なお、図3に
示す一連の処理は主制御部200が実行するが、リセッ
ト回路213から所定時間(例えば4msec)毎に供
給されるリセット信号をトリガとして先頭のステップで
あるステップS100から実行する。
【0033】まず、図示しない電源スイッチによって電
源回路212を起動状態とすると主制御部200が起動
状態となるが、この電源投入が行なわれてから初めての
処理が実行されるのであるか否かを判定する(ステップ
S100)。電源投入後、初めての処理の場合には(Y
es)ステップS102に移行し、一方、これ以外の場
合には(No)ステップS108に移行する。
【0034】ステップS102では、RAM202のク
リア処理を実行し、少なくともカウンタ領域216を含
む所定エリアのクリアを行ない、次いで、ステップS1
04では、初期制御処理を行なうためのデータをRAM
202の所定エリアにセットしてステップS106に移
行する。
【0035】一方、ステップS108では、上述した各
種乱数カウンタ401〜407等のカウンタ値を1だけ
カウントアップしてカウンタ値を更新する。次に、ステ
ップS110では、特別図柄始動スイッチ204、普通
図柄作動スイッチ205、大入賞口スイッチ206、普
通電動役物スイッチ207が出力した検出信号を入力ポ
ート203を介して図示しない自身内のレジスタに読み
込み格納するポート入力処理、特別図柄表示装置10
4、普通図柄表示装置107、大入賞口作動ソレノイド
209、普通電動役物作動ソレノイド210、ランプ表
示装置114(115)、スピーカー211を動作制御
するために、後述する各ステップでの制御処理において
RAM202の出力バッファ(図示せず)に格納されて
いた制御データを出力ポート208を介して対応する装
置に対して出力するポート出力処理、このポート出力処
理によって出力された制御データを格納していた前記出
力バッファをクリアする出力バッファクリア処理、およ
び、遊技機動作制御に用いる図示しない各種のタイマの
タイマ値を更新する各種タイマ処理を含む「共通処理
1」を実行する。
【0036】次に、ステップS112において、各スイ
ッチ204、205、206,207等の断線や短絡の
有無のチェックを行い、これらの障害が発生していると
判定された場合には(Yes)ステップS116に移行
して、エラーフラグをRAM202の所定エリアに格納
して異常状態にあることを通知するために必要な制御等
を行うエラー処理を実行してステップS126に移行
し、一方、これらの障害が発生していないと判定された
場合には(No)、ステップS118に移行する(ステ
ップS114)。
【0037】次に、ステップS118において、特別図
柄始動スイッチ204、普通図柄作動スイッチ205、
大入賞口スイッチ206、普通電動役物スイッチ207
が入賞球を検出した検出信号を出力した場合に、ステッ
プS108にて更新されている各種乱数カウンタから、
出力された検出信号に対応する乱数値を抽選し、RAM
202の所定エリアに格納し、格納した乱数値を参照し
て当り判定や図柄決定等を行う。
【0038】具体的には、特別図柄始動スイッチ204
または普通図柄電動役物スイッチ207が入賞球の検出
信号を出力した場合には、先に説明したテーブル領域2
15に格納されている情報を参照して、抽出した乱数値
(大当り状態判定用乱数カウンタ401)が大当りを生
起させるものか否かの判定や、大当り状態図柄選定用乱
数カウンタ403やはずれ図柄選定用乱数カウンタ40
4〜406とテーブル領域215に格納されている情報
を参照して表示すべき特別図柄の決定等の処理を行い、
必要な制御データを出力バッファの所定位置に格納す
る。
【0039】また、大当り状態図柄選定用乱数カウンタ
403とテーブル領域215に格納されている情報を参
照して、特定遊技状態移行図柄が表示されるべきか否か
を判定しておく。さらに、普通図柄作動スイッチ205
が検出信号を出力した場合には、図示しない乱数カウン
タによって生成された乱数と予め定めてROM201に
格納されていた小当り値とを参照して、小当り状態を生
起させるか否かを決定すると共に、表示すべき普通図柄
を決定して必要な制御データを出力バッファの所定エリ
アに格納する。
【0040】次に、ステップS120において、特別図
柄表示装置104、普通図柄表示装置107に対して図
柄変動、停止等の図柄表示制御を行い、ステップS11
8にて選定された図柄を表示させるための制御や大当り
期間中にアニメーション画像を表示させるための制御を
行うのに必要な制御データを出力バッファの所定エリア
に格納する。
【0041】次に、ステップS122において、大当り
状態または小当り状態期間中において、大入賞口109
や普通電動役物110を所定開放パターンで開閉制御す
るための制御データを出力バッファの所定エリアに格納
する。以上のようにして出力バッファに格納された各種
の制御データは、ステップS110のポート出力処理に
よって対応する装置に送信され、制御データを受信した
装置は、受信した制御データに基づく動作制御を行う。
【0042】次に、ステップS126に移行して、遊技
機用情報処理装置2000に各種の遊技データを出力バ
ッファの所定エリアに格納する外部情報出力セット処
理、図示しない賞球排出装置に賞球指令データを出力す
る賞球制御処理、ランプ装置114(115)を点灯制
御するために必要な制御データを出力バッファの所定エ
リアに格納するランプ表示制御処理、スピーカー211
を駆動制御するために必要な制御データを出力バッファ
の所定エリアに格納する効果音制御処理を含む「共通処
理2」を実行する。そして、ステップS106では、リ
セット回路213からリセット信号が入力されるまでリ
セット待機処理を実行すると共に、リセット信号が入力
された場合にはステップS100に移行して、遊技機の
動作制御を継続する。なお、このリセット待機処理とし
ては、先に述べた各種乱数の乱数生成用のカウンタ値の
更新等が挙げられる。
【0043】(動作例1)次に本発明の主要部の動作に
ついて説明する。主制御部200は、電源供給状態検出
部310から電断時である旨の情報の送信を受けると、
図5のステップS500のバックアップ処理を行う。図
6(a)、(b)を参照してこの時の処理を詳細に説明
すると、主制御部200は入賞信号を外部出力中に停電
状態となったと把握するので、この入賞信号をRAM2
02の所定エリアにバックアップすべく格納する。
【0044】次いで、電源供給状態検出部310から電
源復旧された復旧時である旨の情報の送信を受けると、
図5のステップS502に示す復旧処理を行う。図6
(c)に示すように、電源復旧が行われると、主制御部
200はRAM202にバックアップされていた入賞信
号を読み出して、これに電断時に出力中のバックアップ
データを再出力することを示す電断復旧信号を付加して
遊技機用情報処理装置2000に送信する。
【0045】この電断復旧信号は、図7に示すように例
えば8ビットのデータでも良いし、単数ビットのデータ
でも良い。この電断復旧信号を送信し連続して入賞信号
を送信するようにしても良いし、この電断復旧信号を入
賞信号のヘッダまたはテイラーとしても良い。このよう
にして、電断復旧信号は、単数または複数のビットでな
るデジタル情報を入賞信号のヘッダまたはテェイラーと
して付加するので、電断復旧信号を簡素なデータ構造と
することができる。
【0046】このようにして、主制御部200は、出力
途中でバックアップされたデータに、電断時から復旧し
た旨を示す電断復旧信号を付加して復旧時に外部に出力
するので、電断復旧処理が行われて再出力されるデータ
と新たに出力されるデータとを判別できる。
【0047】(動作例2)次に、遊技機情報処理装置2
000側の処理動作について説明する。遊技機1000
から送信される遊技情報に電断復旧信号が付加されてい
ない場合には、通常の処理を行う。一方、遊技情報に電
断復旧信号が付加されている場合には、図10に示す電
断復旧信号参照処理を実行する。
【0048】CPU2230は、例えば、特賞中に停電
が発生し、その後に、この電断復旧信号が付加された特
賞信号が送信されてきた場合、これを無視して図9に示
す特賞回数「a」の更新は一切行わないように動作す
る。または、特賞回数「a」に1を加算して「a+1」
とし、この後これから1を減じて「a」とする処理を行
う。
【0049】したがって、遊技機1000から送信され
る遊技情報に電断復旧信号が付加されている場合、この
遊技情報を無視するか、または、この遊技情報で示され
る事象(特賞)の発生回数「a」に1を加算した後
(「a+1」)に1を減じて「a」とするようにしてい
るので、これらの処理によって電断復旧処理が行われて
再出力されるデータに対しても正確なデータ管理が行え
る。
【0050】以上説明してきたように、主制御部200
は、電源供給が途絶えた時(電断時)に電断時の各種の
データをバックアップするように構成された遊技機にお
いて、電断時から復旧した旨を示す電断復旧信号を外部
に出力するので、遊技機外部の装置は、電断復旧信号を
得て電断時からの復旧が行われたことを把握して各種の
処理を正確に行うことができる。
【0051】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、上記各実
施の形態に対して種々の変形や変更を施すことが可能で
ある。例えば、入賞信号以外の各種の遊技情報に電断復
旧信号を付加するようにすること、その時遊技情報の種
類別に電断復旧信号のビットパターンを変更すること、
電断復旧信号を単独で外部に出力すること等が挙げられ
る。また、以上の実施の形態の説明においては、遊技機
の例としてパチンコ機を例にとって説明したが、本発明
は、パチスロ機やTVゲーム等の他の遊技機に適用しう
る。
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、出力途中でバックアップされたデータに、電断時か
ら復旧した旨を示す電断復旧情報を付加して復旧時に外
部に出力するので、電断復旧処理が行われて再出力され
るデータと新たに出力されるデータとを判別できるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機正面の模式的説明図である。
【図2】遊技機の制御ブロック図である。
【図3】遊技機の動作制御を説明するためのフローチャ
ートである。
【図4】各種カウンタの説明図である。
【図5】本発明の実施形態の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の実施形態の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図7】電断復旧信号のデータフォーマットの説明図で
ある。
【図8】遊技機1000と接続された遊技機用情報処理
装置2000のブロック構成図である。
【図9】データ蓄積用テーブル2211の説明図であ
る。
【図10】遊技機用情報処理装置2000による電断復
旧信号参照処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
100 遊技盤 101 外側ガイドレール 102 内側ガイドレール 103 遊技領域 104 特別図柄表示装置 105 特別図柄始動口 106 普通図柄作動ゲート 107 普通図柄表示装置 108 変動入賞装置 109 大入賞口 110 普通電動役物 111 風車 112 ランプ付風車 113 アウト口 114、115 ランプ表示装置 116 可動部材 117 可動部材 200 主制御部 201 ROM 202 RAM 203 入力ポート 204 特別図柄始動スイッチ 205 普通図柄作動スイッチ 206 大入賞口スイッチ 207 普通電動役物スイッチ 208 出力ポート 209 大入賞口作動ソレノイド 210 普通電動役物作動ソレノイド 211 スピーカー 212 電源回路 213 リセット回路 300 バックアップ電源 310 電源供給状態検出部 401 大当り状態判定用乱数カウンタ 402 リーチ選定用乱数カウンタ 403 大当り状態図柄選定用乱数カウンタ 404 外れ左図柄選定用カウンタ 405 外れ中図柄選定用カウンタ 406 外れ右図柄選定用カウンタ 2000 遊技機用情報処理装置 2210 HD(ハードディスク) 2211 データ蓄積用テーブル 2230 CPU 2240 I/F(インターフェイス) 2250 入力デバイス 2260 CRT 2270 CDROMドライブ 2280 FDドライブ 2290 バス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源供給が途絶えた時(電断時)に外部
    へ出力途中のデータをバックアップすると共に、電源供
    給が開始される時(復旧時)にこのバックアップデータ
    を再出力するように構成された遊技機において、 前記出力途中でバックアップされたデータに、電断時か
    ら復旧した旨を示す電断復旧情報を付加して復旧時に外
    部に出力する制御手段を備えたことを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機において、 前記電断復旧情報は、単数または複数のビットでなるデ
    ジタル情報を前記データのヘッダまたはテェイラーとし
    て付加するものであることを特徴とする遊技機、
  3. 【請求項3】 電源供給が途絶えた時(電断時)に外部
    へ出力途中のデータをバックアップすると共に、電源供
    給が開始される時(復旧時)にこのバックアップデータ
    を再出力するように構成された遊技機からの情報を処理
    する遊技機用情報処理装置であって、 前記遊技機は、 前記出力途中でバックアップされたデータに、電断時か
    ら復旧した旨を示す電断復旧情報を付加して復旧時に外
    部に出力する制御手段を備え、 前記装置は、 前記遊技機から送信されるデータに前記電断復旧情報が
    付加されている場合、これを考慮した処理を実行する処
    理実行手段を備えた、ことを特徴とする遊技機用情報処
    理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の遊技機用情報処理装置
    において、 前記処理実行手段は、 前記電断復旧情報が付加されているデータを無視する
    か、または、このデータで示される事象の発生回数に1
    を加算した後に1を減じる手段であることを特徴とする
    遊技機用情報処置装置。
  5. 【請求項5】 電源供給が途絶えた時(電断時)に電断
    時の各種のデータをバックアップするように構成された
    遊技機において、 電断時から復旧した旨を示す電断復旧信号を外部に出力
    する制御手段を備えたことを特徴とする遊技機。
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