JP4545358B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カード装置との間で情報をやりとりしながら貸玉動作を行う遊技機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9、図10、図11を参照して従来技術について説明する。貸玉払出を制御する払出し制御部700が、遊技機と別対のプリペードカードユニット500に対してハイレベルのPレディ信号を出力している状態で、上皿部600の貸玉スイッチ601を押すと貸玉レディ信号がハイレベルとなる。この状態でプリペードカードユニット500からの貸玉要求信号が立ち上がる毎に、これに応答して貸玉了解信号がハイレベル(アクティブ)となり、貸出玉払出装置800が所定数例えば25個払出しされるようにしてカードでの貸玉払出しが行われていた。
【0003】
そして、払出制御部700は、図10の縦線Aで示す時点で停電等によって電源供給が行われなくなると払出しすべき残数をバックアップする。そして、図11に示すように、電源供給が再開されると、払出制御部700は電断復旧処理を行って貸出玉払出装置800による残数の払出しを行うようにしていた。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図11の符号Xで示すように、この時、貸出要求信号が出力されていないにも係わらず、貸出了解信号がハイレベルのアクティブ状態となってしまう。このため、遊技機が異常状態にあるか、または、何らかの不正が行われたと判断して遊技機の動作が止まってしまうという問題があった。また、遊技機の動作が止まらない場合であっても、バックアップ機能を有しないプリペードユニット500には誤信号が供給されることによって異常または不正状態と判断されてしまっていたといった問題があった。
【0004】
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、電断復旧処理が行われても正常に貸出玉を払出し可能とする遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、有価価値情報を記録したカードを受け付けるカード装置からの貸出要求信号がアクティブとなるのに応答して、前記カード装置への貸出了解信号をアクティブにして出力し貸玉払出動作を行うように構成され、かつ、電源供給が途絶えた時(電断時)に払出中の貸玉残数データをバックアップする一方、電源供給が開始される時(復旧時)にこのバックアップデータに基づいて残数の払出し動作を行うように構成された払出制御手段を備えた遊技機において、
電断状態にあることを検出してこれに対応する信号を出力する検出手段と、
この信号出力に応答して前記払出制御手段が電断状態にあることを示す電断情報を格納する電断情報格納手段と、を備え、
前記払出制御手段は、
前記復旧時において前記電断情報格納手段によって電断情報が格納されている場合には、前記貸出了解信号の出力を行わずにバックアップデータに基づいた残数の払出動作を行うことを特徴とするようにした。
【0005】
この発明によれば、払出制御手段は、復旧時において電断情報が格納されている場合には、電断からの復旧であるとして貸出了解信号の出力を行わずにバックアップデータに基づいた残数の払出動作を行うので、電断復旧処理が行われても正常に貸出玉を払出し可能とすることができる。
【0006】
以上のような動作は、プログラム化して記録した記録媒体のプログラムをコンピュータが読み取り実行することによって実現することができる。このような記録媒体としては、ROM、半導体IC等の半導体記録媒体、DVDROM、CDROM等の光記録媒体、フレキシブルディスク等の磁気記録媒体、光磁気記録媒体等のデジタルコンテンツの記録、読み出しが可能な記録媒体が挙げられる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施の形態である遊技機(パチンコ機)の一部を構成する遊技盤100の模式的な説明図である。
【0008】
(遊技機側構成)
遊技盤100には、略円形状の外側ガイドレール101とこれより半径の小さな略円形状の内側ガイドレール102とによって包囲された円形状の遊技領域103が形成されいて、遊技者の操作によって図示しない発射装置から発射された遊技球が遊技領域103内を転動することによって遊技が行なわれるようになっている。なお、遊技領域103には、遊技球が当接されてこれらを複数の方向へと転動させるための遊技釘が多数配設されるが、図示簡略化のために遊技釘を図示省略している。
【0009】
遊技盤100の略中央位置には、独立して、数字やキャラクタによる図柄で構成される識別情報を横一列や縦一列等の配列パターンで停止表示および変動表示可能である表示エリアを備える特別図柄表示装置104が配設されている。特別図柄表示装置104の真上には、普通図柄表示装置107が配設されている。特別図柄表示装置104の真下には特別図柄始動口105が配設されると共に、特別図柄表示装置104の両側方には普通図柄作動ゲート106、106が配設されている。
【0010】
特別図柄始動口105の下方には変動入賞装置108が配設されていて、この変動入賞装置108は、大当り期間中に幅広な可動部材116が図面手前側に回動し、この可動部材116が元に戻る方向に回動するまでの間に遊技球が入賞可能となる大入賞口109と、小当り中に幅狭な可動部材117が図面手前側に回動し、この可動部材117が元に戻る方向に回動するまでの間に遊技球が入賞可能な状態となる普通電動役物110とを有して構成される。
【0011】
また、遊技領域103には、図示しない遊技釘と共に遊技球の転動方向を変化させるための4つの風車111、2つのランプ付風車112、遊技機の遊技状態に応じて点灯制御されるランプ表示装置114、115、入賞されない遊技球を遊技盤100の裏側へと排出させるためのアウト口113等が配設されている。
【0012】
そして、特別図柄始動口105に遊技球が入賞されて、大当り乱数生成用のループカウンタで生成される乱数の抽選が行なわれ、この抽選された乱数が大当り値である場合には、表示エリアの識別情報が変動表示状態となった後、所定パターン(例えば「7、7、7」)の表示が特別図柄表示装置104によって行なわれ、大入賞口109が所定開閉パターンで開閉制御されて、変動入賞装置108を遊技者にとって不利な状態から有利な状態にする。
【0013】
また、普通図柄作動ゲート106が遊技球の通過を検出すると、小当り乱数生成用のループカウンタで生成される乱数の抽選が行なわれ、この抽選された乱数が小当り値である場合には、普通図柄表示装置107の表示を所定のもの(例えば「7」や「3」)として、普通電動役物110を開放し(小当り状態)、この開放期間中に遊技球が入賞されると大当り抽選が行なわれる。
【0014】
この抽選の結果、大当りとなれば、上記説明と同様にして、表示エリア内で識別情報を変動表示させ、所定パターンでの表示が特別図柄表示装置104によって行なわれ、大入賞口109が所定開閉パターンで開閉制御されて、変動入賞装置108を遊技者にとって不利な状態から有利な状態にする。なお、入賞されない遊技球はアウト口113を介して排出される。また、この遊技機は、特定の図柄が出目となって大当りとなった場合には、次回の大当り確率が向上する確率変動機能を有するように構成されている。
【0015】
以上、遊技盤100に配設される各装置について説明してきたが、これらの装置のうちの主要なものはマイクロコンピュータシステムによって動作制御されており、これらについて制御ブロック図を参照して説明する。図2は、遊技盤100に配設された主要な装置の制御ブロック図である。なお、実際には、図示しない発射装置や賞球排出装置等の制御部が備えられている。
【0016】
主制御部200はCPUを内蔵したマイクロプロセッサを搭載していて、後述するテーブル領域215が形成されると共に一連の制御手順を記述した制御プログラムや制御データを記憶するROM201と、後述するカウンタ領域216や各種のワークエリアが形成されるRAM202とが設けられていて、一体型のワンチップマイコンとなっている。また、主制御部200や後に説明する払出制御部701には、バックアップ電源300からの電源供給が行われて、電源供給が行われなくなってもデータバックアップ動作やその読み出し動作が可能である。
【0017】
また、主制御部200は貸玉払出し動作を制御する払出制御部701に所要のコマンドを送信して制御可能に構成されている。更に、主制御部200や払出制御部700には、電源供給状態検出部310からの検出信号が送られ、電源供給が行われなくなった時(電断時)や、この電断時から電源供給が再開された時(復旧時)を検出可能となっている。
【0018】
主制御部200には、入力ポート203を介して、特別図柄始動口105の内部に配置され遊技球の特別図柄始動口105への入賞を検出する特別図柄始動スイッチ204、普通図柄作動ゲート106の内部に配置され遊技球のゲート通過を検出する普通図柄作動スイッチ205、大入賞口109の内部に配置され遊技球の大入賞口109への入賞を検出する大入賞口スイッチ206、および、普通電動役物110の内部に配置され遊技球の普通電動役物110への入賞を検出する普通電動役物スイッチ207が接続され、主制御部200は各検出信号を受信可能になっている。
【0019】
また、主制御部200には、出力ポート208を介して、数字やキャラクタによる図柄で構成される識別情報を変動表示や停止表示可能で、LCD等の表示デバイスを有して構成される特別図柄表示装置104、例えば7セグメント表示デバイスで実現される普通図柄表示装置107、大入賞口109の幅広な可動部材116を回動制御して大入賞口109を開放制御するための大入賞口作動ソレノイド209、普通電動役物110の可動部材117を回動制御して普通電動役物110を開放制御するための普通電動役物作動ソレノイド210、ランプやLEDを点灯制御するランプ表示装置114(115)、および、効果音を出力させるスピーカー211が接続され、主制御部200はこれら各装置を制御するための制御信号を送信可能となっている。
【0020】
また、主制御部200には、電源供給を行なうための電源回路212と所定時間毎にリセット信号を出力するリセット回路213とが接続されていて、さらに、リセット回路213には、主制御部200から周期的タイマカウンタによって生成されたパルス信号が入力されると共に、電源回路212からの電流供給状態を監視するモニタ信号が入力される。
【0021】
次に、図4を参照して本発明の実施の形態である遊技機が用いる主要な乱数生成用カウンタについて説明する。各種の乱数は、値「0」から始まって上限値となるまで、所定周期(例えば4msec)で順次1ずつカウントアップ動作を行っていくと共に、カウント値が上限値を越えた場合に初期値「0」でクリアされカウント動作が繰返される、いわゆる無限ループカウンタを用いて生成され、これら無限ループカウンタはRAM202内に形成されて、主制御部200がそのカウント動作を制御している。
【0022】
主なカウントとしては、図4に示すように、大当り判定用乱数カウンタ(カウント値:0から239)401、リーチ選定用カウンタ(カウント値:0から99)402、大当り図柄選定用乱数カウンタ(カウント値:0から8)403、外れ左図柄選定用乱数カウンタ(カウンタ値:0から8)404、外れ中図柄選定用乱数カウンタ(カウンタ値:0から8)405、および、外れ右図柄選定用乱数カウンタ(カウンタ値:0から8)406がある。
【0023】
大当り状態判定用カウンタ401は、大当り状態を生起させるか否かを判定するために用いられるカウンタである。通常遊技状態時(通常確率状態時)にあっては、カウンタ値が「7」で大当り状態を生起させ、これ以外の場合には大当り状態を生起させない。また、高確率状態時にあっては、カウンタ値「7」、「39」、「139」で大当り状態を生起させ、これ以外の場合には大当り状態を生起させない。かくして、総カウント値を「240」とすると、通常遊技状態にあっては240分の1の確率で大当り状態を生起させると共に、高確率状態時にあっては80分の1の確率で大当り状態を生起させることができる。
【0024】
リーチ選定用乱数カウンタ402は、特別図柄の変動パターンを選定するために用いられるカウンタであり、このカウンタ値を抽選すると抽選されたカウンタ値に対応する図柄変動パターンが選定される。大当り図柄選定用乱数カウンタ403は、大当り状態生起時に、特別図柄表示装置104の表示エリアに同一の図柄が例えば3個横一列に揃うように停止表示させる際に用いる特別図柄を選定するために用いるカウンタであり、このカウンタ値を抽選すると、抽選されたカウンタ値に対応する図柄パターンで特別図柄表示装置104の各表示部が表示される。
【0025】
カウンタ値が「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」の場合にそれぞれ、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」の数字図柄が選定され表示される。外れ左図柄選定用乱数カウンタ404、外れ中図柄選定用乱数カウンタ405、および、外れ右図柄選定用乱数カウンタ406は、大当り状態が生起されない場合に、特別図柄表示装置104の表示エリアに停止表示させる特別図柄を選定するために用いられるカウンタであり、これらのカウンタ値を抽選すると抽選されたカウンタ値に対応する左、中、右図柄が特別図柄表示装置104に表示される。なお、カウンタはこれら以外にも普通図柄表示等に関連したもの等があり、カウンタ領域216に格納されている。
【0026】
(貸玉払出し関連部の構成)
図6は貸玉払出しに関連する部分のブロック構成図である。主制御部200からのコマンドを受信可能で貸玉払出し動作を制御する払出制御部701と、実際に貸玉の払出しを行う貸出玉払出装置800と、貸出スイッチ601が設けられた上皿部600と、貸出し可能な遊技球残数等の有価価値情報が記録されたプリペードカードをそのカード挿入口501から受け付けて払出制御部701との間で所要の信号を送受信するプリペードカードユニット500とを備えている。なお、プリペードカードユニット500はバックアップ機能を有していないが、主制御200や払出制御部710はバックアップ電源300によって電断時に所要のデータをバックアップされるように構成されている。
【0027】
なお、上皿部600には、図示しないカード度数の表示部やカード返却を指示するための返却スイッチや払出動作中にチャイム等を鳴らす音出力部とが備えられている。
【0028】
図5はプリペードカードユニット500の主要部のブロック構成図である。このプリペードカードユニット500は、動作プログラムを記録したROM520と、この動作プログラムにしたがった動作を行うCPU510と、ワークエリアとして機能するRAM530と、カード挿入排出部540とを備えている。カードがカード挿入口501から挿入されると、カード挿入排出部540がこれを自身の中まで引き込ませ、CPU510がその残数を読みとってRAM530に記憶する。また、図示しない返却ボタンを押すとカード挿入排出部540は、引き込んでいたカードを排出し、そのカード先端をカード挿入口501から突出させる。
【0029】
(遊技機側一般動作)
次に、図3のフローチャート等を参照して主制御部200が行なう一般的な制御動作を説明し、その後、本発明の主要部を説明して本発明の理解容易化を図る。図3は、遊技機の遊技動作を説明するためのフローチャートである。なお、図3に示す一連の処理は主制御部200が実行するが、リセット回路213から所定時間(例えば4msec)毎に供給されるリセット信号をトリガとして先頭のステップであるステップS100から実行する。
【0030】
まず、図示しない電源スイッチによって電源回路212を起動状態とすると主制御部200が起動状態となるが、この電源投入が行なわれてから初めての処理が実行されるのであるか否かを判定する(ステップS100)。電源投入後、初めての処理の場合には(Yes)ステップS102に移行し、一方、これ以外の場合には(No)ステップS108に移行する。
【0031】
ステップS102では、RAM202のクリア処理を実行し、少なくともカウンタ領域216を含む所定エリアのクリアを行ない、次いで、ステップS104では、初期制御処理を行なうためのデータをRAM202の所定エリアにセットしてステップS106に移行する。
【0032】
一方、ステップS108では、上述した各種乱数カウンタ401〜407等のカウンタ値を1だけカウントアップしてカウンタ値を更新する。次に、ステップS110では、特別図柄始動スイッチ204、普通図柄作動スイッチ205、大入賞口スイッチ206、普通電動役物スイッチ207が出力した検出信号を入力ポート203を介して図示しない自身内のレジスタに読み込み格納するポート入力処理、特別図柄表示装置104、普通図柄表示装置107、大入賞口作動ソレノイド209、普通電動役物作動ソレノイド210、ランプ表示装置114(115)、スピーカー211を動作制御するために、後述する各ステップでの制御処理においてRAM202の出力バッファ(図示せず)に格納されていた制御データを出力ポート208を介して対応する装置に対して出力するポート出力処理、このポート出力処理によって出力された制御データを格納していた前記出力バッファをクリアする出力バッファクリア処理、および、遊技機動作制御に用いる図示しない各種のタイマのタイマ値を更新する各種タイマ処理を含む「共通処理1」を実行する。
【0033】
次に、ステップS112において、各スイッチ204、205、206,207等の断線や短絡の有無のチェックを行い、これらの障害が発生していると判定された場合には(Yes)ステップS116に移行して、エラーフラグをRAM202の所定エリアに格納して異常状態にあることを通知するために必要な制御等を行うエラー処理を実行してステップS126に移行し、一方、これらの障害が発生していないと判定された場合には(No)、ステップS118に移行する(ステップS114)。
【0034】
次に、ステップS118において、特別図柄始動スイッチ204、普通図柄作動スイッチ205、大入賞口スイッチ206、普通電動役物スイッチ207が入賞球を検出した検出信号を出力した場合に、ステップS108にて更新されている各種乱数カウンタから、出力された検出信号に対応する乱数値を抽選し、RAM202の所定エリアに格納し、格納した乱数値を参照して当り判定や図柄決定等を行う。
【0035】
具体的には、特別図柄始動スイッチ204または普通図柄電動役物スイッチ207が入賞球の検出信号を出力した場合には、先に説明したテーブル領域215に格納されている情報を参照して、抽出した乱数値(大当り状態判定用乱数カウンタ401)が大当りを生起させるものか否かの判定や、大当り状態図柄選定用乱数カウンタ403やはずれ図柄選定用乱数カウンタ404〜406とテーブル領域215に格納されている情報を参照して表示すべき特別図柄の決定等の処理を行い、必要な制御データを出力バッファの所定位置に格納する。
【0036】
また、大当り状態図柄選定用乱数カウンタ403とテーブル領域215に格納されている情報を参照して、特定遊技状態移行図柄が表示されるべきか否かを判定しておく。さらに、普通図柄作動スイッチ205が検出信号を出力した場合には、図示しない乱数カウンタによって生成された乱数と予め定めてROM201に格納されていた小当り値とを参照して、小当り状態を生起させるか否かを決定すると共に、表示すべき普通図柄を決定して必要な制御データを出力バッファの所定エリアに格納する。
【0037】
次に、ステップS120において、特別図柄表示装置104、普通図柄表示装置107に対して図柄変動、停止等の図柄表示制御を行い、ステップS118にて選定された図柄を表示させるための制御や大当り期間中にアニメーション画像を表示させるための制御を行うのに必要な制御データを出力バッファの所定エリアに格納する。
【0038】
次に、ステップS122において、大当り状態または小当り状態期間中において、大入賞口109や普通電動役物110を所定開放パターンで開閉制御するための制御データを出力バッファの所定エリアに格納する。以上のようにして出力バッファに格納された各種の制御データは、ステップS110のポート出力処理によって対応する装置に送信され、制御データを受信した装置は、受信した制御データに基づく動作制御を行う。
【0039】
次に、ステップS126に移行して、図示しない遊技機用情報処理装置に各種の遊技データを出力バッファの所定エリアに格納する外部情報出力セット処理、図示しない賞球排出装置に賞球指令データを出力する賞球制御処理、ランプ装置114(115)を点灯制御するために必要な制御データを出力バッファの所定エリアに格納するランプ表示制御処理、スピーカー211を駆動制御するために必要な制御データを出力バッファの所定エリアに格納する効果音制御処理を含む「共通処理2」を実行する。
【0040】
そして、ステップS106では、リセット回路213からリセット信号が入力されるまでリセット待機処理を実行すると共に、リセット信号が入力された場合にはステップS100に移行して、遊技機の動作制御を継続する。なお、このリセット待機処理としては、先に述べた各種乱数の乱数生成用のカウンタ値の更新等が挙げられる。
【0041】
(動作)
次に本発明の主要部の動作について説明する。理解の容易化のため再度通常の動作から説明する。なお、各信号はハイレベルがアクティブでローレベルが非アクティブであるものとする。
【0042】
貸玉払出を制御する払出し制御部701が、遊技機と別体のプリペードカードユニット500に対してハイレベルのPレディ信号を出力している状態で、上皿部600の貸玉スイッチ601を押すと、貸玉レディ信号がハイレベルとなる。
この状態でプリペードカードユニット500のCPU510からの貸玉要求信号が立ち上がる毎に、これに応答して払出制御部701から出力される貸玉了解信号がハイレベルとなり、貸出玉払出装置800が所定数例えば25個払出しされるようにしてカードでの貸玉払出しが行われる。
【0043】
そして、図7のステップS700に示すように、停電等によって電源供給が行われなくなることを電源供給状態検出部310から送られる検出信号で把握すると(Yes)、払出制御部701は払出しすべき残数を示すデータをバックアップエリア720にバックバックアップすると共に、自身に対する電源供給が途絶えた電断が発生したとしてこれを示す1ビットデータ「1」であるフラグをフラグエリア710に格納する(ステップS710)。なおステップS700において、検出信号を受信しない場合(No)にはステップS700においてウエイト状態となる。
【0044】
次に、電源供給状態検出部310から送られる検出信号で電源供給が再開されることを把握すると、電断復旧処理を行って払出しすべき残数がある場合には、払出制御部701によって貸出玉払出装置800による残数の払出しを行う。図8に示すように、払出制御部701はフラグエリア710にフラグが立っているか否かを判定する。そして、フラグが立っていると判定した場合には、従来ではこの状態でアクティブのままであった貸出了解信号を出力せずに(図8の符号Y)、バックアップエリア720に格納されているバックアップデータに基づいて電断復旧時の残数払出動作を完了させて、フラグを下げ(フラグ「0」とする)、以後、通常動作に戻る。
【0045】
したがって本発明の実施形態によれば、払出制御部701は、復旧時においてフラグが立っている場合には、電断からの復旧であるとして貸出了解信号の出力を行わずにバックアップデータに基づいた残数の払出動作を行うので、電断復旧処理が行われても正常に貸出玉を払出し可能とすることができる。また、電断情報は1ビットのデジタル情報であるフラグを使用しているため構成が複雑にならないようにすることができる。もちろん、電断情報を1バイト等の他のデータ長のデータとしても良い。
【0046】
また、払出制御部701が、復旧時に貸玉了解信号を出力せずに残数払出動作を行う場合に図示しないLEDを点灯するようにしてこの旨を通知するようにすれば、復旧時に貸玉了解信号を出力せずに残数払出動作を行うことを把握できる。
【0047】
以上本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、上記各実施の形態に対して種々の変形や変更を施すことが可能である。
例えば、各信号をアクティブローとすること等が挙げられる。また、以上の実施形態の説明においては、遊技機の例としてパチンコ機を例にとって説明したが、本発明はパチスロ機やTVゲーム等の他の遊技機に適用しうる。
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、電断復旧処理が行われても正常に貸出玉を払出し可能となるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機正面の模式的説明図である。
【図2】遊技機の制御ブロック図である。
【図3】遊技機の動作制御を説明するためのフローチャートである。
【図4】各種カウンタの説明図である。
【図5】プリペードカードユニット500の構成図である。
【図6】払出動作の関連部のブロック構成図である。
【図7】本発明の実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態の動作を説明するタイミングチャートである。
【図9】従来技術の説明図である。
【図10】従来技術の説明図である。
【図11】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
100 遊技盤
104 特別図柄表示装置
200 主制御部
201 ROM
202 RAM
212 電源回路
213 リセット回路
300 バックアップ電源
310 電源供給状態検出部
500 プリペードカードユニット
501 カード挿入口
600 上皿部
601 貸玉スイッチ
701 払出制御部
800 貸出玉払出装置

Claims (1)

  1. 有価価値情報を記録したカードを受け付けるカード装置からの貸出要求信号がアクティブとなるのに応答して、前記カード装置への貸出了解信号をアクティブにして出力し貸玉払出動作を行うように構成され、かつ、電源供給が途絶えた時(電断時)に払出中の貸玉残数データをバックアップする一方、電源供給が開始される時(復旧時)にこのバックアップデータに基づいて残数の払出し動作を行うように構成された払出制御手段を備えた遊技機において、
    電断状態にあることを検出してこれに対応する信号を出力する検出手段と、
    この信号出力に応答して前記払出制御手段が電断状態にあることを示す電断情報を格納する電断情報格納手段と、を備え、
    前記払出制御手段は、
    前記復旧時において前記電断情報格納手段によって電断情報が格納されている場合には、前記貸出了解信号の出力を行わずにバックアップデータに基づいた残数の払出動作を行うことを特徴とする遊技機。
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