JP5178130B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
このような遊技機に外力を印加することによる不正遊技を防止するために、振動検出装置を設けた遊技機が開発されている。(特許文献1参照)
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、遊技機への外力の印加による不正遊技を確実に検出および防止することができる技術を提供することを目的とする。
このような遊技機としては、典型的には、電動役物と呼ばれる第2種のパチンコ機が対応する。可変入賞装置は、開口部と、開口部を開閉する開閉部材と、開口部を通過した遊技球が移動する入賞空間および入賞空間に連設された特別領域を有している。典型的には、可変入賞装置は、入賞空間に連設されているV入賞口と一般入賞口を有している。本発明の「特別領域」は、V入賞口に対応する。勿論、可変入賞装置には、入賞空間内における遊技球の移動態様に変化を持たせるための部材(振り分け部材やガイド部材等)を設けることもできる。また、可変入賞装置は、遊技球が特別領域を通過したことを検出する遊技球検出装置を有している。遊技球検出装置は、遊技球が特別領域を通過したこと、例えば、V入賞口に入球したことを検出することができればよく、その検出方法や配置位置等は適宜選択可能である。本発明の可変入賞装置は、開口部、開閉部材、入賞空間、特別領域、遊技球検出装置を有していればよく、各部材が一体に組み付けられている構成のものや別々に配置されている構成のものであってもよい。
このような遊技機では、当たり遊技獲得条件の成立に起因して開閉部材を開制御するとともに有効期間が設定される。そして、有効期間内に、遊技球検出装置によって遊技球が特別領域を通過したことが検出されたことによって、遊技者に有利な大当たり遊技状態が発生する。「当たり遊技獲得条件」は、大当たり遊技を発生させるために必要な条件を意味するが、この当たり遊技獲得条件が満足されると直ちに大当たり遊技が発生する条件を意味するものではない。「当たり遊技獲得条件」としては、典型的には、可変入賞装置の開閉部材を一定期間あるいは一定回数開制御(開閉制御を含む)する条件、例えば、遊技球が始動入賞口に入球した条件が用いられる。「有効期間」は、例えば、開閉部材の開制御(開閉制御を含む)が終了する直前に開口部を通過した遊技球が特別領域を通過するまでの期間等を考慮して適宜設定される。「大当たり遊技」としては、例えば、可変入賞装置の開閉部材を、当たり遊技獲得条件成立時より長い期間開制御して、遊技球が可変入賞装置の開口部をより通過し易くする遊技態様や大入賞口を開閉する開閉部材を開制御して遊技球が大入口に入球し易くする遊技態様が用いられる。
本発明では、さらに、遊技機に外力が加えられたことを検出する外力検出装置を備えている。外力検出装置としては、種々の検出方式の外力検出装置を用いることができ、また、外力検出装置の配置位置は、遊技機に外力が加えられたことを検出することができる適宜の位置を選択することができる。なお、外力検出器は、遊技機の遊技盤に外力が加えられたことを検出するように配置するのが好ましい。
そして、有効期間内に、外力検出装置によって遊技機に外力が加えられたことが検出されるとともに、遊技球検出装置によって遊技球が特別領域を通過したことが検出された場合には、不正が行われたことを示す不正情報を記憶し、不正情報が記憶されている間遊技を中断させる。遊技機に外力が加えられたことが検出されたタイミングと遊技球が特別領域を通過したことが検出されたタイミングは、いずれが先でもよいし、同時でもよい。一般的には、遊技球が特別領域を通過する前に遊技機に外力が加えられるため、外力検出装置によって遊技機に外力が加えられたことが検出された場合に、遊技機に外力が加えられたことを示す外力印加情報を記憶し(例えば、外力検出フラグをセットし)、遊技球が特別領域を通過したことが検出された場合に、外力印加情報が記憶されているか否か(外力検出フラグが設定されているか否か)を判別する方法を用いるのが好ましい。「遊技を中断させる」態様としては、大当たり遊技による特典(典型的には、賞球の払出)を得ることができないようにする態様が用いられる。例えば、賞球の払出を無効にする態様、遊技球を発射させる発射装置の作動を停止させる態様を用いる。
本発明では、さらに、外枠に対する内枠の開閉状態を検出する枠開閉検出装置を備えている。そして、枠開閉検出装置によって内枠が外枠に対して開いていることが検出されている状態で電源が投入された場合に、不正情報を消去する。
本発明では、当たり遊技獲得条件の成立に起因して設定される有効期間内に、遊技機に外力が加えられるとともに、遊技球が可変入賞装置の特別領域を通過した場合には、不正が行われた不正情報を記憶し、不正情報が記憶されている間遊技を中断させるように構成されている。これにより、外力検出装置の検出精度や配置位置等に影響されずに、遊技機への外力の印加による不正遊技を精度よく検出および防止することができる。また、内枠が外枠に対して開いていることが検出されている状態で電源が投入された場合に、不正情報を消去するように構成されている。これにより、RAMを初期化することなく、容易に遊技の中断を復旧させることができる。
図1に示すように、パチンコ機1は、外枠2、内枠(前面枠とも呼ばれる)3、遊技盤7、ガラス扉4等を主体にして構成されている。内枠2は、パチンコ機1の前方側(遊技者側)から見て左側縁部が、ヒンジ機構(図示省略)により外枠2に対して回動可能(開閉可能)に取り付けられている。遊技盤7は、内枠3に取り付けられている。ガラス扉4は、パチンコ機1の前方側から見て左側縁部が、ヒンジ機構により内枠3に対して回動可能(開閉可能)に取り付けられている。
内枠3には、外枠2に対する内枠3の開閉状態を検出し、内枠3の開閉状態を示す枠開閉検出信号を出力する枠開閉検出器8が取り付けられている。また、内枠3には、内枠3に対するガラス扉4の開閉状態を検出し、ガラス扉4の開閉状態を示す扉開閉検出信号を出力する扉開閉検出器9が取り付けられている。本実施の形態では、枠開閉検出器8及び扉開閉検出器9として、固定接点と可動接点を有するスイッチが用いられている。なお、スイッチとしては、外枠2あるいはガラス扉4との当接によって可動接点が移動する機械式スイッチ等の種々のスイッチを用いることができる。
枠開閉検出器8は本発明の「枠開閉検出装置」に対応し、扉開閉検出器9は「扉開閉検出装置」に対応する。
また、内枠3には、遊技盤7にガイドレールによって形成されている遊技領域に遊技球を発射させる発射ハンドル6が設けられている。
遊技領域10の下方には始動入賞口11が設けられている。なお、図示は省略しているが、遊技球が始動入賞口11に入球したことを検出し、遊技球が始動入賞口11に入球したことを示す始動入賞球検出信号を出力する始動入賞球検出器11a(図4参照)が設けられている。
遊技領域10の中央には可変入賞装置20(通常、「電動役物」」と呼ばれている)が設けられている。可変入賞装置20には、遊技球が移動可能な入賞空間21が形成されている。可変入賞装置20の上部には、開口部22aが形成されているとともに、この開口部22aを開閉する開閉部材(可動部材)22が設けられている。開閉部材22は、図2の上下方向に移動可能(スライド可能)であり、上方に移動することによって開口部22aが閉じられ、下方に移動することによって開口部22aが開く。開口部22aは入賞空間21と連通されており、開閉部材22が下方に移動して開口部22aが開いている時に開口部22aを通過した遊技球は、入賞空間21内を移動する。入賞空間21の下部には、V入賞口(「特別入賞口」と呼ばれることもある)24と一般入賞口25が、入賞空間21に連設されている。開口部22aを通過した遊技球は、V入賞口24と一般入賞口25のいずれかに入球する。なお、図示は省略しているが、遊技球がV入賞口24に入球したことを検出し、遊技球がV入賞口24に入球したことを示すV入賞球検出信号を出力するV入賞球検出器24a(図4参照)、遊技球が一般入賞口25に入球したことを検出し、遊技球が一般入賞口25に入球したことを示す一般入賞球検出信号を出力する一般入賞球検出器25a(図4参照)が設けられている。
V入賞口24は本発明の「特別領域」に対応し、V入賞球検出器24aは本発明の「遊技球が特別領域を通過したことを検出する遊技球検出装置(特別球検出装置)」に対応し、「一般入賞口」は本発明の「普通領域」に対応し、一般入賞球検出器25aは本発明の「遊技玉が一般領域を通過したことを検出する一般球検出装置」に対応する。
また、遊技盤12の正面側には、遊技者側から見て右側上方に、異常報知ランプ12が設けられている。本実施の形態では、異常報知ランプ12として、LEDが用いられている。
遊技盤7の背面側(反遊技者側)には、図3に示されているように、各種の基板が基板ボックスに収容された状態で配設されている。例えば、後述する主制御基板110が収容された基板ボックス、副制御基板120が収容された基板ボックス、払出制御基板130が収容された基板ボックス等が配設されている。
また、パチンコ機1に外力が加えられたことを検出する外力検出器15が設けられている。本実施の形態では、外力検出器15として振動検出器が用いられている。なお、外力検出器15は、遊技盤7に加えられた外力を検出するように配置するのが好ましい。
外力検出器(振動検出器)15は、本発明の「遊技機に外力が加えられたことを検出する外力検出装置」に対応する。
なお、図示されていないが、本実施の形態では、磁気を検出する磁気検出器14(図4参照)が設けられている。磁気検出器14は、磁石等から発生する磁気を用いて遊技球の移動方向を不正に変える不正遊技を検出するためのものである。本実施の形態では、磁気検出器14は、遊技盤7に、始動入賞口11の近傍に配置される。
また、図示されていないが、電源投入時にRAMに記憶されている情報をクリアするためのRAMクリアスイッチが設けられている。RAMに記憶されている全情報を消去する場合(RAMを初期化する場合)には、RAMクリアスイッチを操作した状態で電源を投入する。
また、内枠3や遊技盤7には、装飾あるいは遊技演出のためのLED(発光ダイオード)(光発生器)、スピーカ125(音発生器)(図4参照)が設けられている。ランプ126の種類、数や配置位置等は、装飾効果や遊技演出効果等を考慮して適宜選択される。
主制御基板110には、端子110a〜110l等が設けられている。入力端子110d〜110g、110j、110kは、それぞれ、始動入賞球検出信号を出力する始動入賞球検出器11a、V入賞球検出信号を出力するV入賞球検出器24a、一般入賞球検出信号を出力する一般入賞球検出器25a、振動検出器15、磁気検出器14、払出制御基板130の出力端子130i、130jに接続されている。また、出力端子110a〜110c、110h、110lは、それぞれ、特別図柄表示装置13、可変入賞装置20の開閉部材22、異常報知ランプ12、副制御基板120の入力端子120d、払出制御基板130の入力端子130kに接続されている。入出力端子110iは、払出制御基板130の入出力端子130hに接続されている。なお、太線はバスを示している。
主制御回路111は、入力信号と、記憶回路112に書き込まれている情報(例えば、制御プログラムや各種の乱数発生プログラム等のプログラムや制御データ等の記憶情報)に基づいて主制御信号を出力する。例えば、小当たり図柄判定用乱数と変動パターン判定用乱数を含む表示用主コマンド信号、大当たり図柄判定用乱数と変動パターン判定用乱数を含む表示用主コマンド信号、はずれ図柄判定用乱数と変動パターン判定用乱数を含む表示用主コマンド信号を主制御信号として副制御回路121に出力する。
また、可変入賞装置20の開閉部材22を駆動する開閉部材用駆動装置に、開閉部材制御信号を主制御信号として出力する。
また、異常報知ランプ12を駆動する異常報知ランプ用駆動装置に、異常報知ランプ制御信号を主制御信号として出力する。
また、V入賞球検出信号や一般入賞球検出信号の入力に応答して、賞球数を示す払出用主コマンド信号を主制御信号として払出制御回路131に出力する。
また、特別図柄表示装置30を駆動する特別図柄表示装置駆動装置に、特別図柄制御信号を主制御信号として出力する。
勿論、主制御回路111は、これ以外にも種々の制御を行う。
副制御基板120には、端子120a〜120d等が設けられている。入力端子120dは、主制御基板110の出力端子110gに接続されている。また、出力端子130a〜130cは、それぞれ装飾図柄表示装置30、スピーカ125、ランプ126に接続されている。
副制御回路121は、主制御回路111から出力された主コマンド信号と、記憶回路122に書き込まれている情報(例えば、制御プログラムや各種の乱数発生プログラム等のプログラムや制御データ等の記憶情報)に基づいて、副制御信号を出力する。例えば、入力端子120dに入力された表示用主コマンド信号に含まれている小当たり図柄判定用乱数と変動パターン判定用乱数に対応する小当たり図柄と変動パターン、大当たり図柄判定用乱数と変動パターン判定用乱数に対応する大当たり図柄と変動パターン、はずれ図柄判定用乱数と変動パターン判定用乱数に対応するはずれ図柄と変動パターンを判別し、判別した小当たり図柄と変動パターン、大当たり図柄と変動パターン、はずれ図柄と変動パターンを装飾図柄表示装置30に表示させるための表示制御信号を副制御信号としてVDP123に出力する。
VDP133は、入力された表示制御信号に基づいて、記憶回路から装飾図柄画像情報、キャラクタ画像情報や背景画像情報等を読み出し、読み出した各画像情報を、大きさや配置位置を調整しながら合成することによって表示画面に対応するビットマップデータを作成する。そして、作成したビットマップデータに基づいて装飾図柄表示装置30を制御する。
また、変動パターンに応じた光による演出を行うために、変動パターンに応じてランプ126を制御するランプ制御信号を副制御信号として出力する。
なお、図4では、装飾図柄表示装置30を制御する制御回路(例えば、VDP等)を副制御基板120に配設したが、装飾表示装置30を制御する制御回路(例えば、表示制御回路、VDP等)を配設した表示制御基板を設けることもできる。この場合には、副制御回路121から表示制御回路に、図柄や変動パターンを装飾図柄表示装置30に表示させるための画像情報を示す副コマンド信号を副制御信号として出力する。
払出制御基板130には、端子130a〜130k等が設けられている。入力端子130c、130d、130kは、それぞれ枠開閉検出器8、扉開閉検出器9、主制御基板110の入出力端子130kに接続されている。入出力端子130hは、主制御基板110の入出力端子110hに接続されている。出力端子130f、130g、130i、130jは、それぞれ外部端子坂140の入力端子140a、140b、主制御基板110の入力端子110i、110jに接続されている。また、入力端子130c、130dは、それぞれ、配線パターンを介して出力端子130f、130gに接続されているとともに、出力端子130j、130kに接続されている。
払出制御回路131は、入出力端子130hに入力された払出用主コマンド信号と、記憶回路132に書き込まれている情報に基づいて、出力端子130bから払出制御信号を払出装置135に出力し、払出用主コマンド信号で示される数の遊技球を払出装置135から払い出す。また、出力端子130aから、発射ハンドル6の回動量に対応した発射制御信号を発射装置16に出力する。
外部端子板140の出力端子140d、140e、140fから出力される扉開閉検出信号、枠開閉検出信号、異常報知信号は、ホールコンピュータ等の管理装置に出力される。
管理装置は、各遊技機の外部端子板140から出力される扉開閉検出信号、枠開閉検出信号に基づいて、ガラス扉4あるいは内枠3が開いている(開状態にある)遊技機を判別する。また、各遊技機の外部端子板140から出力される異常報知信号に基づいて、不正遊技が行われている遊技機を判別する。
通常状態において、遊技球が始動入賞口11に入球すると(当たり遊技獲得条件が成立すると)、始動入賞球検出器11aから主制御回路111に始動入賞球検出信号が入力される。
主制御回路111は、始動入賞球検出信号が入力されると、当たり判定用乱数、小当たり図柄判定用乱数、大当たり図柄判定用乱数、はずれ図柄判定用乱数、変動パターン判定用乱数を取得する。そして、読み取った当たり判定用乱数が小当たり値(小当たり設定値)あるいは大当たり値(大当たり設定値)と一致するか否かを判定する(抽選手段により抽選を行う)。
当たり判定用乱数が小当たり値および大当たり値と一致しない場合(はずれの場合)には、はずれ図柄判定用乱数と変動パターン判定用乱数を含む表示用主コマンド信号を副制御回路121に出力する。当たり判定用乱数が小当たり値と一致する場合(小当たり時)には、小当たり図柄判定用乱数と変動パターン判定用乱数を含む表示用主コマンド信号を副制御回路121に出力する。当たり判定用乱数が大当たり値と一致する場合(大当たり時)には、大当たり判定用乱数と変動パターン判定用乱数を含む表示用主コマンド信号を副制御回路121に出力する。
また、当たり判定用乱数が大当たり値と一致している場合(大当たり時)には、変動パターンに対応する変動表示時間経過後、大当たり遊技を発生させる。
なお、各遊技状態に対応して音や光による演出を行うために、適宜の副コマンド信号が主制御回路111から副制御回路121に出力される。
ステップA2では、RAMクリアスイッチが操作されているか否かを判定する。RAMクリアスイッチは、RAMに記憶されている情報を消去し、初期値から遊技を開始させる場合に操作される。典型的には、RAMクリアスイッチは営業開始時に操作される。一方、前回の停電時の状態から遊技を再開させる場合には、RAMクリアスイッチは操作されない。RAMクリアスイッチが操作されている場合にはステップA9進み、RAMクリアスイッチが操作されていない場合にはステップA3に進む。このステップA2では、「RAMクリアスイッチが操作されている状態で駆動電力が供給されたか否かを判定する処理」が実行される。
ステップA3では、記憶回路112のRAMに記憶されている遊技情報等が正常であるか否か(RAMに記憶されている遊技情報が停電中に変化しているか否か)を判定するための判定情報を算出する。本実施の形態では、RAMに記憶されている遊技情報等のチェックサム値を判定情報として算出している。
ステップA4では、ステップA3で算出した判定情報を用いて、RAMに記憶されている情報が正常であるか否か(RAMに記憶されている遊技情報等が停電中に変化しているか否か)を判定する。本実施の形態では、ステップA3で算出したチェックサム値とRAMに記憶されているチェックサム値(前回の停電処理時に算出したチェックサム値)が一致しているか否かを判断する。算出したチェックサム値とRAMに記憶されているチェックサム値が一致している場合にはステップA5に進み、一致していない場合にはステップA9に進む。
ステップA6では、RAMクリアスイッチが操作されてない状態で主制御回路111が動作状態となり、また、RAMに記憶されている遊技情報等が正常であり、さらに、前回の停電処理が正常に終了したことを判定し、RAMに記憶されている遊技情報等に基づいて遊技を再開する(停電発生時の遊技状態から遊技を再開する)。すなわち、RAMの作業領域の復電時設定を行う。
ステップA7では、復電時処理を実行する。復電時処理では、例えば、RAMに記憶されている遊技情報等に対応する主制御信号(主コマンド信号や制御信号)をRAMの所定領域に記憶する。
ステップA10では、RAMの作業領域を初期設定する。この初期設定では、ROMに記憶されている初期値を読み出し、読み出した初期値をRAMの作業領域に設定する。また、RAMクリア時処理を実行する。RAMクリア時処理では、例えば、RAMを初期化したことを示すRAMクリア報知コマンド、各制御回路や遊技用機器の検査を行うためのテストコマンドを作成し、RAMの出力領域に記憶する。なお、主制御回路111からRAMクリア報知コマンド信号が出力されると、装飾図柄表示装置30にRAMが初期化されたことを報知する画像情報が表示される。また、主制御回路111からテストコマンドが出力されると、各制御回路や各遊技用機器の検査が行われる。
ステップA11では、割り込み許可設定を行う。割り込み許可設定により、ステップA8で設定したタイマ割り込み周期毎のタイマ割り込み処理が実行される。
ステップA13では、非当落乱数の更新処理を行う。非当落乱数は、当たりであるか否かの判定に直接使用しない乱数を意味する。例えば、下限値と上限値の間で順次加算されるカウント値を当たり判定用乱数として用いるとともに、1周期毎にカウント開始値(初期値)を更新する場合(「初期値更新型乱数」という)に、初期値として用いられる当たり判定用乱数の初期値用乱数が対応する。
ステップA13の処理を終了した後ステップA12に戻る。
なお、メイン処理内においてタイマ割り込み周期(例えば、4ms)毎にタイマ割り込み処理Bが実行される。
ステップA15では、停電クリア信号の出力を開始する。これにより、主制御回路31からの信号の出力が停止され、遊技用機器の駆動が停止する。遊技用機器の駆動が停止されることによって、電力消費が抑制され、主制御回路111による停電処理のための電力が確保される。
ステップA16では、次回の主制御回路111の電源投入時処理を実行する時に、RAMに記憶されている遊技情報等が正常であるか否か(RAM33に記憶されている遊技情報等が停電中に変化しているか否か)を判定するための判定情報を作成する。本実施の形態では、RAMに記憶されている遊技情報等に基づいて判定情報を算出する。本実施の形態では、RAMに記憶されている遊技情報等のチェックサム値を算出している。そして、RAMに記憶されている遊技情報等と算出したチェックサム値をバックアップ情報としてRAMのチェックサム値記憶領域に記憶する。判定情報としては、チェックサム値に限定されず、パリティデータ等の種々の判定情報を用いることができる。
ステップA17では、ステップA16の処理(RAMに記憶されている遊技情報等と算出したチェックサム値をRAMのチェックサム値記憶領域に記憶する処理)を終了した後、バックアップフラグを、停電処理を終了したことを示す「1」に設定する。なお、ステップA16の処理が完了しなかった場合には、バックアップフラグは、停電処理が正常に終了しなかったことを示す「0」の状態(RAM33が初期化された時の状態)に保持される。
ステップB1では、遊技中断フラグがセットされているか否かを判断する。「遊技中断フラグ」については後述する。遊技中断フラグがセットされている場合にはステップB10に進み、セットされていない場合にはステップB2に進む。遊技中断フラグは、本発明の「不正が行われたことを示す不正情報」に対応する。
ステップB2では、振動検出フラグがセットされているか否かを判断する。振動検出フラグは後述する、振動検出フラグがセットされていない場合にはステップB3に進み、セットされている場合にはステップB13に進む。振動検出フラグは、本発明の「遊技機に外力が加えられたことを示す外力印加情報」に対応する。
ステップB3では、各種信号の入力処理を行う。入力された信号は、入力情報としてRAMの入力領域に書き込まれる。入力される信号としては、例えば、遊技球が始動入賞口11に入球したことを示す始動入賞球検出信号、遊技球がV入賞口24に入球したことを示すV入賞球検出信号、遊技球が一般入賞口25に入球したことを示す一般入賞球検出信号等が用いられる。
ステップB4では、タイマ更新処理を行う。例えば、装飾図柄表示装置30に装飾図柄を変動表示させる際に、装飾図柄の変動表示期間を減算する。この場合、変動表示期間が「0」になることによって、装飾図柄表示装置30への装飾図柄の変動表示が終了する時点を判別することができる。あるいは、信号を出力した後のACK信号(応答信号)の入力判定期間を減算する。入力判定期間が「0」に達するまでにACK信号が入力されなかったことにより、異常が発生していることを判別する。なお、本実施の形態では、4ms毎にタイマ割り込み処理を実行しているため、各期間は、4msずつ減算される。
なお、ステップB5では、ステップA13での非当落乱数更新処理と同様の更新処理も行われる。このように、非当落乱数の更新処理を、メイン処理内およびメイン処理内のタイマ割り込み処理内それぞれで行うことにより、当たり初期値用カウント値のランダム性がより高まる。
ステップB7では、不正検出処理を行う。不正検出処理については後述する。不正を検出した場合には、外部に異常報知信号を出力するためにRAMの出力領域に異常報知信号を書き込む。
ステップB8では、当たり遊技発生処理を行う。当たり遊技発生処理については後述する。
ステップB9では、信号出力処理を行う。例えば、RAMの出力領域に書き込まれている出力情報を読み出し、読み出した出力情報に基づいて各種の主制御信号(主コマンド信号や制御信号)を出力する。
ステップB11では、異常報知ランプB11を点灯させる。遊技を中断している場合には、異常報知ランプB11を連続して(遊技中断フラグがセットされている間)点灯させるのが好ましいが、設定期間だけ点灯させるように構成することもできる。
ステップB12では、異常報知信号の出力準備をする。この異常報知信号は、ステップB9において、外部端子坂140からホールコンピュータ等に出力される。
なお、遊技中断を報知する異常報知ランプと外力が加えられたことを報知する異常放報知ランプは、同じランプを用いてもよいし、異なるランプを用いてもよい。また、同じ色のランプを用いてもよいし、異なる色のランプを用いてもよい。また、同じ点灯態様で点灯させてもよいし、異なる点灯態様で点灯させてもよい。
ステップC1では、磁気検出器14によって磁気が検出されたか否かを判断する。磁気が検出された場合にはステップC2に進み、磁気が検出されない場合にはステップC3に進む。
ステップC2では、磁気検出フラグをセットする(磁気を検出したことを示す磁気検出情報を記憶する)。磁石等は通常の遊技で使用しないため、磁気を検出した場合には、直ちに磁気検出フラグをセットする。
ステップC3では、振動検出器15によって遊技機に外力が加えられたことが検出されたか否かを判断する。遊技機に外力が加えられたことが検出された場合にはステップC4に進み、遊技機に外力が加えられていることが検出されない場合には処理を終了する。
ステップC4では、小当たり遊技中であるか否かを判断する、小当たり遊技中であるか否かは、例えば、小当たり遊技が発生されてから前述した有効期間内であるか否かによって判断する。小当たり遊技中である場合にはステップC5に進み、小当たり遊技中でない場合には処理を終了する。
ステップC5では、振動検出フラグをセットする(外力が印加されたことを示す外力印加情報を記憶する)。このステップC5は、外力の印加による不正遊技が行われる可能性が高い小当たり遊技中に、遊技機に外力が印加されたことが検出された場合に振動検出フラグをセットする。これにより、振動検出器の誤動作を防止しながら、不正遊技の検出精度を高めることができる。
ステップD1では、図柄変動表示が開始されたか否かを判断する、図柄変動は、遊技球が始動入賞口11に入球して始動入賞球検出信号が主制御回路111に入力されたこと(当たり遊技獲得条件の成立)に起因して開始される。図柄変動表示が開始された場合にはステップD2に進み、図柄変動表示が開始されていない場合にはステップD14に進む。
ステップD2では、図柄変動表示処理を実行する。例えば、始動入賞球検出信号の入力に起因して取得した変動パターン判定用乱数に対応する変動パターンで装飾図柄を装飾図柄表示装置30に変動表示させる。
ステップD3では、小当たりであるか否かを判断する。小当たりであるか否かは、始動入賞球検出信号の入力に起因して取得した当たり判定用乱数が小当たり値(小当たり設定値)と一致しているか否かによって判断することができる。小当たり遊技である場合にはステップD4に進み、小当たり遊技でない場合にはステップD10に進む。
ステップD5では、小当たり遊技を発生させる。小当たり遊技では、可変入賞装置20の開閉部材22を一定期間開制御(開閉制御を含む)する。
ステップD6では、大当たり遊技移行判定処理を実行する。小当たり遊技中(小当たり遊技を発生させてから有効期間内)に遊技球がV入賞口24に入球すると、小当たり遊技から大当たり遊技に移行するため、不正遊技が行われる虞がある。この大当たり遊技移行判定処理では、小当たり遊技から大当たり遊技への移行が不正遊技によるものか否かを判断する。大当たり遊技移行判定処理については後述する。
ステップD7では、小当たり遊技中(有効期間内)に遊技球がV入賞口24に入球したか否か(V入賞球検出信号が入力されたか否か)を判断する。遊技球がV入賞口24に入球した場合にはステップD9に進み、遊技球がV入賞口24に入球しなかった場合には、処理を終了する。
ステップD8では、大当たり遊技を発生させる。大当たり遊技では、可変入賞装置20の開閉部材22を、小当たり遊技時の一定期間より長い期間開制御(開閉制御を含む)する。
ステップD10では、大当たり図柄停止表示処理を実行する。大当たり停止図柄は、始動入賞球検出信号の入力に起因して取得した大当たり図柄判定用乱数によって決定される。このステップD10は、変動パターンに対応する変動表示時間経過後に実行される。
ステップD11では、大当たり遊技を発生させる。大当たり遊技では、可変入賞装置20の開閉部材22を、小当たり遊技時の一定期間より長い期間開制御(開閉制御を含む)する。大当たり遊技中では、不正遊技の検出は行わない。
ステップD12では、はずれであるため、はずれ図柄を停止表示させる。はずれ図柄は、始動入賞球検出信号の入力に起因して取得したはずれ図柄判定用乱数によって決定される。このステップD12は、変動パターンに対応する変動表示時間経過後に実行される。
ステップD13では、待機処理を実行する。ステップD14の待機処理は後述する。
ステップE1では、磁気検出フラグがセットされているか否か(磁気検出情報が記憶されているか否か)を判断する。磁気検出フラグがセットされている場合にはステップE2に進み、磁気検出フラグがセットされていない場合には処理を終了する。
ステップE2では、遊技中断フラグをセットする。ステップE2の処理によって、装飾図柄表示装置30に装飾図柄の変動処理が開始されていない時(小当たり遊技および大当遊技も発生していない時)に磁気が検出された場合には、直ちに遊技中断フラグをセットする。これにより、図6に示されているタイマ割り込み処理のステップB1、B10によって直ちに遊技が中断される。すなわち、通常の遊技において磁気は使用しないため、磁気が検出された場合には不正遊技が行われる虞が高く、直ちに遊技を中断する。
ステップF1では、小当たり遊技が終了したか否かを判断する。小当たり遊技が終了したか否かは、例えば、小当たり遊技を発生させてから前述した有効期間が経過したか否かによって判断することができる。小当たり遊技が終了した場合にはステップF2に進み、小当たり遊技が終了していない場合には処理を終了する。
ステプF2では、小当たり遊技中(有効期間内)に遊技球がV入賞口24に入球したか否かを判断する。小当たり遊技中に遊技球がV入賞口24に入球した場合にはステップF3に進み、V入賞口24に入球しなかった場合にはステップF5に進む。
ステップF3では、磁気検出フラグあるいは振動検出フラグがセットされているか否かを判断する。このステップF3では、小当たり遊技中(有効期間内)に、遊技球がV入賞口24に入球するとともに、磁気あるいは振動が検出されたか否かを、小当たり遊技が終了した時点で判別する処理である。小当たり遊技中に、遊技球がV入賞口24に入球するとともに、磁気または振動が検出された場合にはステップF4に進み、小当たり遊技中に、遊技球がV入賞口24に入球しなかったか、あるいは、磁気または振動が検出されなかった場合にはステップF5に進む。
ステップF4では、遊技中断フラグをセットする。ステップF4は、小当たり遊技中(有効期間内)に、遊技球がV入賞口24に入球するとともに、磁気あるいは振動が検出された場合に、小当たり遊技が終了した時点で遊技中断フラグをセットし、図6に示すタイマ割り込み処理のステップB1、B10によって遊技中断処理を実行する。
ステップF5では、振動検出フラグをリセットする。ステップF5の処理によって、小当たり遊技中(有効期間内)に、遊技球がV入賞口24に入球しなかった場合、あるいは、遊技球がV入賞口24に入球したが、磁気あるいは振動が検出されなかった場合には、不正遊技によって遊技球がV入賞口24に入球した可能性が低いため、遊技の中断は行わず、振動検出フラグもリセットする。小当たり遊技中に不正遊技が行われても、大当たり遊技が発生するのは小当たり遊技が終了した後であるため、遊技店に不利益は発生しない。また、小当たりが終了した後に遊技を中断させることにより、遊技中断に対するインパクトを抑制することができる。
そこで、遊技中断フラグのみをリセットすることができる遊技中断復旧処理を設けるのが好ましい。遊技中断復旧処理としては、種々の処理方法を用いることができる。本実施の形態では、電源スイッチは遊技機の背面に設けられているため、電源スイッチを操作するためには内枠3を外枠2から開放する必要があることに着目し、内枠3が外枠2に対して開放されている状態で電源を投入する処理を遊技中断復旧処理として用いている。
本実施の形態の遊技中断復旧処理を含む電源投入時処理(メイン処理を含む)の概略を説明するフローチャートが図11に示されている。図11に示すフローチャートのステップG1、G2によって遊技中断復旧処理が実行される。
電源が投入されると、ステップA1で初期設定が行われる。
ステップG1では、内枠3が外枠2に対して開放されているか否かを判断する。内枠3が外枠2に対して開放されているか否かは、枠開閉検出器8からの枠開閉検出信号によって判断することができる。内枠3が外枠2に対して開放されている場合にはステップG2に進み、内枠3が外枠2に対して開放されていない(閉じている)場合にはステップA2に進む。
ステップG2では、遊技中断フラグ、磁気検出フラグ、振動検出フラグをリセットする。
以後のステップA2〜A17は、図5に示したステップA1〜A17と同様の処理を実行するため、説明を省略する。
本実施の形態の遊技中断復旧処理を用いることにより、特別の処理を行うことなく、また、RAMを初期化することなく遊技中断フラグをリセット(不正遊技が行われていることを示す不正情報を消去)することができる。これにより、遊技中断復旧処理を容易に行うことができる。
また、V入賞口24の有効期間内に、遊技機に外力が加えられるとともに、遊技球がV入賞口24に入球した場合には、遊技を中断させるとともに外部(例えば、ホールコンピュータや遊技店の係員等)に出力する。これにより、不正遊技の検出および防止を精度よく行うことができる。
また、小当たり遊技中に不正遊技が検出された場合には、小当たり遊技を終了した後に遊技を中断させることにより、遊技者に遊技の中断によるインパクトを抑制することができる。
実施の形態では、当たり遊技獲得条件が成立すると、先ず、当たり判定用乱数を用いた抽選を行い、抽選結果が大当たりである場合には大当たり遊技を発生させ、抽選結果が小当たりである場合には小当たり遊技を発生させ、小当たり遊技において、遊技球がV入賞口(特別領域)を通過したことにより大当たり遊技を発生させる遊技機について説明したが、本発明は、このような構成の遊技機に限定されない、例えば、当たり遊技獲得条件が成立したことに起因して、可変入賞装置の開閉部材を一定期間開制御し、有効期間内に遊技球がV入賞口(特別領域)を通過すると大当たり遊技を発生させる遊技機として構成することもできる。
当たり遊技中(有効期間内)に遊技機に外力が加えられた場合に、異常報知ランプを設定期間作動させたが、この処理は省略することもできる。
また、異常報知装置として歯、ランプに限定されず、装飾図柄表装置やスピーカ等を用いることもできる。
遊技中断復旧処理としては、実施の形態で説明した処理方法に限定されず種々の処理方法を用いることができる。
実施の形態で説明した各構成は個々に用いることもできるし、適宜選択した複数を組み合わせて用いることもできる。
実施の形態で説明した各フローチャートの各処理や処理手順は、適宜変更、削除、追加することができる。
パチンコ機として構成した場合について説明したが、本発明は、パチンコ機以外の種々の形式の遊技機として構成することができる。
例えば、「(態様1)請求項1の遊技機であって、前記有効期間内に、前記外力検出装置によって遊技機に外力が加えられたことが検出されるとともに、前記遊技球検出装置によって遊技球が前記特別領域を通過したことが検出された場合には、不正が行われたことを示す不正情報を記憶し、前記不正情報を記憶している間遊技を中断させることを特徴とする遊技機。」として構成することができる。
通常、遊技機には、停電復旧時に停電発生時の状態から遊技を再会させるために、停電中にRAMに記憶情報を保持させるバックアップ電源が設けられている。これにより、不正情報を記憶すると、遊技店の係員等が遊技中断復旧処理を実行して不正情報の記憶を解除するまで、遊技の中断処理が継続される。
本態様では、不正遊技を検出して不正情報を記憶した場合には、容易に不正情報の記憶を解除することができないため、不正遊技を確実に防止することができる。
有効期間内に遊技機に外力が加えられたが、当該有効期間内に遊技球が特別領域を通過しなかった場合には、不正遊技を目的としないで遊技機に外力が加えられた可能性がある。このような場合、有効期間が経過した時点で外力印加情報の記憶を消去する必要があるが、本態様では、有効期間が経過すると自動的に外力印加情報の記憶が解除される。このため、外力印加情報の記憶を解除する作業が不要となる。
2 外枠
3 内枠
4 ガラス扉
6 発射ハンドル
7 遊技盤
8 枠開閉検出器
9 扉開閉検出器
10 遊技領域
11 始動入賞口
11a 始動入賞球検出器
12 異常報知ランプ
13 特別図柄表示装置
14 磁気検出器
15 振動検出器
20 可変入賞装置
21 入賞空間
22 開閉部材
22a 開口部
24 V入賞口
24a V入賞球検出器
25 一般入賞口
25a 一般入賞球検出器
30 装飾図柄表示装置
110 主制御基板
111 主制御回路
112 記憶回路(主制御用記憶回路)
120 副制御基板
121 副制御回路
122 記憶回路(副制御用記憶回路)
123 VDP
124 音源IC
125 スピーカ(音発生器)
126 ランプ(光発生器)
130 払出制御基板
131 払出制御回路
132 記憶回路(払出制御用記憶回路)
135 払出装置
140 外部端子板
141、142、143 フォトモスリレー
Claims (1)
- 外枠と、
前記外枠に対して回動可能に設けられ、可変入賞装置が取り付けられている遊技盤を備え、
前記可変入賞装置は、開口部と、前記開口部を開閉する開閉部材と、前記開口部を通過した遊技球が移動する入賞空間、前記入賞空間に連設された特別領域および前記特別領域を遊技球が通過したことを検出する遊技球検出装置を有し、
当たり遊技獲得条件の成立に起因して前記開閉部材を開制御するとともに有効期間を設定し、前記有効期間内に前記遊技球検出装置によって遊技球が前記特別領域を通過したことが検出されたことによって遊技者に有利な大当たり遊技状態を発生させる遊技機であって、
前記外枠に対する前記内枠の開閉状態を検出する枠開閉検出装置と、
遊技機に外力が加えられたことを検出する外力検出装置を備え、
前記有効期間内に、前記外力検出装置によって遊技機に外力が加えられたことが検出されるとともに、前記遊技球検出装置によって遊技球が前記特別領域を通過したことが検出された場合には、不正が行われたことを示す不正情報を記憶し、前記不正情報を記憶している間遊技を中断させ、前記枠開閉検出装置によって前記内枠が前記外枠に対して開いていることが検出されている状態で電源が投入された場合に、前記不正情報を消去することを特徴とする遊技機。
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