JP2005337786A - 基板検査装置およびその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 時間的な効率を上げて基板の両面を並列検査できる基板検査装置およびその方法を提供する。
【解決手段】 第1および第2検査ステージ2および3が回転可能に構成され、4つのA面およびB面検査吸着テーブル22および32が設けられている。A面およびB面検査吸着テーブル22および32は、エアーシリンダ23および33の伸縮動作によって、回転軸からの距離が変化する。基板Sは、基板供給部7からA面検査吸着テーブル22に吸着固定され、A面検査ヘッド4でA面が撮像され、第2検査ステージ3に受け渡される。次に、基板Sは、B面検査吸着テーブル32に吸着固定されてB面検査ヘッド5でB面が撮像され、基板収納部8に排出される。基板検査装置1は、これらの処理を並列的に行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基板検査装置およびその方法に関し、より特定的には、被検査体である基板の両面を外観検査する基板検査装置およびその方法に関する。
従来、半導体装置などの電子部品を実装するためのプリント基板などの基板に対する良否を判断するとき、当該基板のパターンを撮像した画像データに基づいて、当該基板に形成されたパターンの良否を判断する外観検査装置が各種開発されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1で開示された検査装置は、検査ステージを複数設け、それぞれのステージを並列的に処理することによって、上記外観検査の時間的な効率の向上および装置の小型化を目的としている。
また、上記基板にはその両面の外観検査が必要なときがあり(両面基板)、この外観検査を効率的に行う外観検査装置も開発されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2で開示された外観検査装置では、1つの両面基板の上面および下面を異なった座標位置から独立して撮像し、両面を別々に外観検査することによって、上面および下面の外観検査における相互干渉を防止している。
特開2000−196223号公報 特開2003−99758号公報
しかしながら、上記特許文献1で開示された外観検査装置を用いて上記両面基板を検査する場合、片面ごとに外観検査を行う必要がある。したがって、両面基板を上面検査後に下面検査をするとき、その間に基板の反転などの処理が必要となり、外観検査に要する時間的な効率が低下する。
また、上記特許文献2で開示された外観検査装置では、特許文献2の図1に示されているように被検査体のみで自立可能な比較的強固な部材を検査対象にしており、被検査体のみで自立できない軟弱な部材を検査対象にできない。なお、他の部材が補助して支持することによって軟弱な部材も検査可能となることが考えられるが、その場合、被検査体の少なくとも一部を支持部材が覆うことになり、両面全ての領域を全面検査することができなくなる。
それ故に、本発明の目的は、時間的な効率を上げて基板の両面を並列検査できる基板検査装置およびその方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、以下に述べるような特徴を有している。
第1の発明は、基板の両面を撮像して検査する基板検査装置である。基板検査装置は、第1検査ステージ、第2検査ステージ、回転駆動部、撮像部、基板供給部、および基板排出部を備える。第1検査ステージは、基板の一方主面と当接してその基板を保持する複数の第1基板保持面が第1回転軸を中心に周設されている。第2検査ステージは、第1検査ステージと並設され、基板の他方主面と当接してその基板を保持する複数の第2基板保持面が第2回転軸を中心に周設されている。回転駆動部は、第1回転軸を中心に第1検査ステージを回転させ、第2回転軸を中心に第2検査ステージを回転させることによって、第1基板保持面および第2基板保持面の向きを切り替える。撮像部は、並列配置された第1基板保持面および第2基板保持面の組にそれぞれ保持された基板の主面を、それぞれ同時に撮像する。基板供給部は、並列配置された第1基板保持面とは別の第1基板保持面に基板を供給する。基板排出部は、並列配置された第2基板保持面とは別の第2基板保持面に保持された基板を排出する。
第2の発明は、上記第1の発明において、第1検査ステージは、第1基板保持面をそれぞれ移動させることによって第1回転軸からの距離を変化させる第1基板保持面駆動部を含む。第2検査ステージは、第2基板保持面をそれぞれ移動させることによって第2回転軸からの距離を変化させる第2基板保持面駆動部を含む。基板検査装置は、第1基板保持面または第2基板保持面に対する基板の着脱を制御する制御部を、さらに備える。相対している第1基板保持面および第2基板保持面の組に対して、第1基板保持面駆動部および第2基板保持面駆動部は、それぞれ第1基板保持面および第2基板保持面を第1回転軸および第2回転軸からの距離が長くなる方向に移動させることによって、その第1基板保持面に保持されている基板の他方主面とその第2基板保持面とを当接させる。そして、制御部は、相対している第1基板保持面による基板の保持を解除して、相対している第2基板保持面にその基板を保持させる。
第3の発明は、上記第1の発明において、撮像部は、第1撮像装置、第2撮像装置、支持部材、および直動駆動部を含む。第1撮像装置は、第1基板保持面に保持された基板の他方主面を撮像する。第2撮像装置は、第2基板保持面に保持された基板の一方主面を撮像する。支持部材は、第1撮像装置および第2撮像装置を支持する。直動駆動部は、支持部材を並列配置された第1基板保持面および第2基板保持面と平行に移動させる。
第4の発明は、上記第1の発明において、第1検査ステージは、第1回転軸の四方にそれぞれ周設された4つの第1基板保持面を有する。第2検査ステージは、第2回転軸の四方にそれぞれ周設された4つの第2基板保持面を有する。
第5の発明は、上記第4の発明において、第1回転軸および第2回転軸は、水平かつ互いに平行に配置される。回転駆動部は、少なくとも第1基板保持面の1つと第2基板保持面の1つとが相対するように第1検査ステージおよび第2検査ステージを回転させて停止させる。撮像部は、上面に並列配置された第1基板保持面および第2基板保持面の組にそれぞれ保持された基板の主面を、それぞれ同時に撮像する。基板供給部は、下面に配置された第1基板保持面に基板を供給する。基板排出部は、下面に配置された第2基板保持面に保持された基板を排出する。そして、相対して配置された第1基板保持面から第2基板保持面へ基板が受け渡される。
第6の発明は、上記第5の発明において、第1検査ステージは、第1基板保持面をそれぞれ移動させることによって第1回転軸からの距離を変化させる第1基板保持面駆動部を含む。第2検査ステージは、第2基板保持面をそれぞれ移動させることによって第2回転軸からの距離を変化させる第2基板保持面駆動部を含む。基板検査装置は、第1基板保持面または第2基板保持面に対する基板の着脱を制御する制御部を、さらに備える。相対して配置された第1基板保持面および第2基板保持面の組に対して、第1基板保持面駆動部および第2基板保持面駆動部が、それぞれ第1基板保持面および第2基板保持面を第1回転軸および第2回転軸からの距離が長くなる方向に移動させることによって、その第1基板保持面に保持されている基板の他方主面とその第2基板保持面とを当接させ、制御部が、相対している第1基板保持面による基板の保持を解除して、相対している第2基板保持面にその基板を保持させることによって、第1基板保持面から第2基板保持面へ基板が受け渡される。
第7の発明は、上記第5の発明において、撮像部の撮像空間に固設された当接部材を、さらに備える。第1検査ステージは、第1基板保持面をそれぞれ移動させることによって第1回転軸からの距離を変化させる第1基板保持面駆動部を含む。第2検査ステージは、第2基板保持面をそれぞれ移動させることによって第2回転軸からの距離を変化させる第2基板保持面駆動部を含む。並列配置された第1基板保持面および第2基板保持面の組に対して、第1基板保持面駆動部および第2基板保持面駆動部が、それぞれ第1基板保持面および第2基板保持面を第1回転軸および第2回転軸からの距離が長くなる方向に移動させることによって、その第1基板保持面および第2基板保持面と当接部材とを当接させて位置決めする。
第8の発明は、上記第5の発明において、基板排出部は、複数の基板ケースおよびターンテーブルを含む。基板ケースは、排出された基板を収納する。ターンテーブルは、所定の垂線を中心に回転する回転平面を有し、その回転平面上に複数の基板ケースが載置される。基板排出部は、下面に配置された第2基板保持面に保持された基板に応じた基板ケースが、その第2基板保持面の直下位置になるようにターンテーブルを回転させる。
第9の発明は、基板の両面を撮像して検査する基板検査方法である。基板検査方法は、複数の第1基板保持面が第1回転軸を中心に周設された第1検査ステージ、および第1検査ステージと並設され、複数の第2基板保持面が第2回転軸を中心に周設された第2検査ステージに対して、基板供給ステップ、撮像ステップ、基板排出ステップ、および回転ステップを行う。基板供給ステップは、少なくとも1つの第1基板保持面と基板の一方主面とを当接させてその基板を保持させ、第1検査ステージにその基板を供給する。撮像ステップと、並列配置された第1基板保持面および第2基板保持面の組にそれぞれ保持された基板の主面を、それぞれ同時に撮像する。基板排出ステップは、少なくとも1つの第2基板保持面に保持された基板を第2検査ステージから排出する。回転ステップは、第1回転軸を中心に第1検査ステージを回転させ、第2回転軸を中心に第2検査ステージを回転させることによって、第1基板保持面および第2基板保持面の向きを切り替える。そして、基板供給ステップ、撮像ステップ、および基板排出ステップは、同時に行われる。
第10の発明は、上記第9の発明において、基板受渡ステップをさらに含む。基板受渡ステップは、相対して配置された第1基板保持面および第2基板保持面に対して、その第1基板保持面に保持された基板をその第2基板保持面に受け渡し、その第2基板保持面と基板の他方主面とを当接させてその基板を保持させる。そして、基板供給ステップ、撮像ステップ、基板排出ステップ、および基板受渡ステップは、同時に行われる。
上記第1の発明によれば、複数の基板保持面に保持された基板に対して、それぞれ異なった処理を行うことが可能であり、それらの処理を並列に同時に進行することができる。したがって、基板の両面を検査するための一連の動作を並列的に処理することによって、スループットよく基板の両面を並列検査することができる。また、軟弱な部材で構成される基板であっても、保持面と当接して主面が支持されるため、安定して基板を固定することができる。さらに、基板は、基板保持面と当接する主面以外の部位について、他の部材によって覆われることがないため、撮像部によって撮像できない領域が存在しない。
上記第2の発明によれば、第1基板保持面に一方主面を当接して保持された基板に対して、当該基板の他方主面を第2基板保持面に当接させて基板が受け渡されるため、基板の表裏を反転させる複雑な機構が不要となり、容易に基板の両面を撮像することができる。
上記第3の発明によれば、撮像部が並列配置された第1および第2基板保持面に対して平行に移動するため、撮像部による撮像範囲が広くなる。また、1つの支持部材に一方主面用の撮像装置と他方主面用の撮像装置とが搭載されているため、駆動源を1つに集約することができる。
上記第4の発明によれば、第1検査ステージおよび第2検査ステージに設けられる基板保持面が、それぞれ回転軸を中心とした直方体形状の側面位置に配置されるため、基板検査装置自体の設計や製造が容易になる。
上記第5の発明によれば、下面に配置された基板保持面が基板の給排位置となるため、検査前の基板を積載して最上位置の基板を順次供給し、検査後の基板を順次積載することができる。また、平行に並列配置された上面の基板保持面にそれぞれ保持された基板の主面を同時に撮像するため、撮像部の焦点調整や走査動作の制御が容易となる。さらに、相対する基板保持面の間で基板が受け渡されるため、当該基板を反転させることなく基板保持面と当接させる主面を変更することが可能となる。
上記第6の発明によれば、第1基板保持面に一方主面を当接して保持された基板に対して、当該基板の他方主面を第2基板保持面に当接させて基板が受け渡されるため、基板の表裏を反転させる複雑な機構が不要となり、容易に基板の両面を撮像することができる。
上記第7の発明によれば、撮像空間に固設された当接部材と当接して撮像対象の基板を保持した基板保持面が位置決めされるため、撮像部に対して安定した位置に被撮像体を位置決めすることができる。
上記第8の発明によれば、検査後の基板が排出される基板ケースが複数設けられ、基板に応じて排出先の基板ケースが変更できるため、例えば、検査結果に応じて基板を分類して排出先をそれぞれ別にすることができる。
また、本発明の基板検査方法によれば、上述した基板検査装置と同様の効果が得られる。
図1〜図5を参照して、本発明の一実施形態に係る基板検査装置について説明する。なお、図1は、当該基板検査装置の概略的な構造を示す正面図である。図2は、当該基板検査装置の概略的な構造を示す上面図である。図3は、エアーシリンダが伸びた状態における基板検査装置の概略的な構造を示す正面図である。図4は、当該基板検査装置の空圧機構の概略的な構造を示す内部側面図である。図5は、当該基板検査装置における回転部材を回転駆動する機構の構造を示す背面図である。なお、各構成部の位置関係を明確にするために、基板検査装置1の構成の全てが、図1〜図5に示されていないことを注釈しておく。
図1において、基板検査装置1は、第1検査ステージ2、第2検査ステージ3、A面検査ヘッド4、B面検査ヘッド5、フレーム6、基板供給部7、基板収納部8、および制御部(図示せず)を備えている。ここで、基板検査装置1の被検査体の一例は、半導体装置などの電子部品を実装するためのプリント基板などの基板であり、当該基板がその両面の外観検査が必要な両面基板である。そして、被検査体である基板の一方の主面をA面とし、他方の主面をB面とする。
第1検査ステージ2は、第1回転部材21、A面検査吸着テーブル22、エアーシリンダ23、第1回転軸24を有している。第1回転部材21は、略直方体形状を有し、第1回転軸24を中心に図示A方向に回転可能である。第1回転軸24に平行な第1回転部材21の4つの側面には、それぞれエアーシリンダ23a〜23dを介して4つのA面検査吸着テーブル22a〜22dが設けられる。図1では第1回転軸24が紙面に対して垂直に配置され、3つのエアーシリンダ23a(図1では、2つのエアーシリンダ23aのみ図示されている)を介して、第1回転軸24に対して直上方向にA面検査吸着テーブル22aが設けられている。3つのエアーシリンダ23b(図1では、2つのエアーシリンダ23bのみ図示されている)を介して、第1回転軸24に対して左方向にA面検査吸着テーブル22bが設けられている。3つのエアーシリンダ23c(図1では、2つのエアーシリンダ23cのみ図示されている)を介して、第1回転軸24に対して下方向にA面検査吸着テーブル22cが設けられ、A面検査吸着テーブル22aおよび22cが互いに平行に配置される。そして、3つのエアーシリンダ23d(図1では、2つのエアーシリンダ23dのみ図示されている)を介して、第1回転軸24に対して右方向にA面検査吸着テーブル22cが設けられ、A面検査吸着テーブル22bおよび22dが互いに平行に配置される。
第2検査ステージ3は、第1検査ステージ2と並設される。第2検査ステージ3は、第2回転部材31、B面検査吸着テーブル32、エアーシリンダ33、第2回転軸34を有している。第2回転部材31は、第1回転部材21と同様の略直方体形状を有し、第1回転軸24と平行な第2回転軸34を中心に図示B方向に回転可能である。第2回転軸34に平行な第2回転部材31の4つの側面には、それぞれエアーシリンダ33a〜33dを介して4つのB面検査吸着テーブル32a〜32dが設けられる。図1では第2回転軸34が紙面に対して垂直に配置され、3つのエアーシリンダ33a(図1では、2つのエアーシリンダ33aのみ図示されている)を介して、第2回転軸34に対して直上方向にB面検査吸着テーブル32aが設けられている。3つのエアーシリンダ33b(図1では、2つのエアーシリンダ33bのみ図示されている)を介して、第2回転軸34に対して左方向にB面検査吸着テーブル32bが設けられ、B面検査吸着テーブル32bとA面検査吸着テーブル22dとが相対するように配置される。3つのエアーシリンダ33c(図1では、2つのエアーシリンダ33cのみ図示されている)を介して、第2回転軸34に対して下方向にB面検査吸着テーブル32cが設けられ、B面検査吸着テーブル32aおよび32cが互いに平行に配置される。そして、3つのエアーシリンダ33d(図1では、2つのエアーシリンダ33dのみ図示されている)を介して、第2回転軸34に対して右方向にB面検査吸着テーブル32cが設けられ、B面検査吸着テーブル32bおよび32dが互いに平行に配置される。
図1および図2に示すように、大略的にフレーム6は、検査ヘッド梁61、3つの直動軸受62a〜62c、本体ベース63、当接部材64、およびボールネジ65で構成されている。本体ベース63は、所定の支持柱によって第1検査ステージ2および第2検査ステージ3の上部に位置する平面に固設されている。直動軸受62a〜62cは、レールとスライドブロック、軸と軸受やスリーブ、ガイドレールとガイドなど様々な組み合わせによって構成可能であるが、一例としてレールとスライドブロックとを用いる。3つの直動軸受62a〜62cは、それぞれレール621a〜621cとスライドブロック622a、622b1、622b2、および622cとを含んでおり、レール621a〜621cが本体ベース63の上面に固設される(なお、図2においては、検査ヘッド梁61下部に設けられたレール621およびスライドブロック622を破線で示している)。レール621a〜621cは、互いに所定の間隔を開けて平行に並設して固設され、レール621bを中心としてその両側にレール621aおよび621cが配置されている。そして、レール621aと621bとの間の下部空間に第1検査ステージ2が配置され、レール621bと621cとの間の下部空間に第2検査ステージ3が配置される。また、本体ベース63には、レール621bの上部空間に、直動モータ651の駆動によって回転するボールネジ65がレール621bと平行に設けられている。ここで、直動モータ651の駆動は、上記制御部によって制御される。なお、図1および図2においては、レール621a〜621cを支持する本体ベース63がそれぞれ分離して記載されているが、これは他の構成部との関係を説明するためであり、それぞれの本体ベース63は、少なくとも第1検査ステージ2および第2検査ステージ3の上部空間にそれぞれ開口部が形成されて互いに連結して固設されている。そして、複数の当接部材64(例えば、上記開口部に対してそれぞれ3箇所)が、それぞれ同一平面上に配置され、上記開口部へ突出して本体ベース63に固設される。
検査ヘッド梁61は、本体ベース63の上面に固設されたレール621a〜621c間に架設される。検査ヘッド梁61の下部には、スライドブロック622a、622b1、622b2、および622cが設けられている。そして、スライドブロック622aがレール621aに沿って移動可能に係合し、スライドブロック622b1および622b2がレール621bに沿って移動可能に係合し、スライドブロック622cがレール621cに沿って移動可能に係合している。また、検査ヘッド梁61は、スライドブロック622b1および622b2の上部でボールネジ65と螺合する。したがって、直動モータ651が駆動するとボールネジ65が回転し、レール621a〜621cが並設された方向(図示C方向)に検査ヘッド梁61が本体ベース63上を移動する。
また、検査ヘッド梁61には、A面検査ヘッド4およびB面検査ヘッド5が配置される。A面検査ヘッド4およびB面検査ヘッド5は、それぞれCCDカメラなどの撮像装置(図示せず)を備えており、撮像装置が下部に向けて開口したスリット41および51(図2の破線で示す)を介してそれぞれ検査ヘッド梁61の下部空間を撮像する。A面検査ヘッド4は、スライドブロック622aとスライドブロック622b1および622b2との間となる検査ヘッド梁61に配置される。具体的には、後述により明らかとなるが、第1検査ステージ2のA面検査吸着テーブル22が当接部材64と当接する位置に固定された場合、検査ヘッド梁61が図示C方向に移動することによってA面検査ヘッド4の撮像装置が当該A面検査吸着テーブル22に吸着した基板Sの撮像が可能となる位置にA面検査ヘッド4が配置される。また、B面検査ヘッド5は、スライドブロック622b1および622b2とスライドブロック622cとの間となる検査ヘッド梁61に配置される。具体的には、第2検査ステージ3のB面検査吸着テーブル32が当接部材64と当接する位置に固定された場合、検査ヘッド梁61が図示C方向に移動することによってB面検査ヘッド5の撮像装置が当該B面検査吸着テーブル32に吸着した基板Sの撮像が可能となる位置にB面検査ヘッド5が配置される。
基板供給部7は、第1検査ステージ2の直下となる空間に配置される。基板供給部7は、上部が開口した基板ケース71および昇降テーブル72を備えている。昇降テーブル72は基板ケース71の内部に設けられ、昇降テーブル72上の基板ケース71内に基板検査装置1による検査前の基板Sが積載される。そして、昇降テーブル72は、最上部に載置された基板Sの上下方向の位置が一定となるように上下動する。なお、基板供給部7に供給される検査前の基板Sは、それぞれ一方の主面であるA面を下に向けて基板ケース71内に積載される。また、後述により明らかとなるが、第1検査ステージ2のA面検査吸着テーブル22が下方向に降下した場合、当該A面検査吸着テーブル22の外縁部と基板ケース71の上端部とが当接し、当該A面検査吸着テーブル22の吸着面が基板ケース71の開口部に配置される。
基板収納部8は、3つの基板ケース81a〜81c、3つの昇降テーブル82a〜82c、ターンテーブル83を備えている。昇降テーブル82a〜82cはそれぞれ基板ケース81a〜81cの内部に設けられ、昇降テーブル82a〜82c上の基板ケース81a〜81c内に基板検査装置1による検査後の基板Sが積載される。そして、昇降テーブル82a〜82cは、それぞれ最上部に載置された基板Sの上下方向の位置が一定となるように上下動する。具体的には、基板ケース81a〜81c内には、基板検査装置1による検査結果に応じた基板Sが積載され、基板ケース81aには基板検査装置1によるA面およびB面の検査が共に合格した基板Sokが、基板ケース81bには基板検査装置1によるA面および/またはB面の検査が不合格となった基板Sngが、基板ケース81cには基板検査装置1によるA面および/またはB面の検査が再検査要となった基板Svfが積載される。これらの基板ケース81a〜81cは、ターンテーブル83の回転平面上に配置される。ターンテーブル83は、上記制御部によって図示D方向の回転および停止位置が制御され、基板ケース81a〜81cのいずれか1つを第2検査ステージ3の直下となる空間に配置する。なお、基板収納部8に収納される検査後の基板Sok、Sng、およびSvfは、それぞれA面を上に向けて基板ケース81a〜81c内に積載される。また、後述により明らかとなるが、第2検査ステージ3のB面検査吸着テーブル32が下方向に降下した場合、当該B面検査吸着テーブル32の外縁部と直下に位置する基板ケース81a〜81cのいずれか1つの上端部とが当接し、当該B面検査吸着テーブル32の吸着面が基板ケース81a〜81cのいずれか1つの開口部に配置される。
次に、図1〜図3を参照して、第1検査ステージ2および第2検査ステージ3にそれぞれ備えられているエアーシリンダ23および33の伸縮動作について説明する。
上述したように、第1回転部材21には、A面検査吸着テーブル22a〜22dをそれぞれ支持するエアーシリンダ23a〜23dが設けられている。エアーシリンダ23a〜23dは上記制御部の制御によって伸縮可能に構成され、伸縮動作によってそれぞれ支持するA面検査吸着テーブル22a〜22dと第1回転軸24との距離を変化させる。図1は、エアーシリンダ23a〜23dが縮んだ状態であり、A面検査吸着テーブル22a〜22dがそれぞれ第1回転部材21の側面近傍に配置される。また、図3は、エアーシリンダ23a〜23dが伸びた状態であり、A面検査吸着テーブル22a〜22dがそれぞれ第1回転部材21から離れた位置に配置される。
図2および図3に示すように、第1回転軸24に対して直上方向に配置されたA面検査吸着テーブル22aは、エアーシリンダ23aが伸びたとき、その外縁部の上面(第1回転軸24に対して外側の面)が当接部材64と当接して位置決めされる。以下、当接部材64と当接して位置決めされたA面検査吸着テーブル22の位置をA面検査位置と記載する。なお、図2に示すように、本実施例では、A面検査吸着テーブル22aをA面検査位置で安定して位置決めするために、当接部材64が固設される箇所(3箇所)にエアーシリンダ23aがA面検査吸着テーブル22aを支持する箇所(3箇所)が含まれるように設定されている。
また、図3に示すように、第1回転軸24に対して下方向に配置されたA面検査吸着テーブル22cは、エアーシリンダ23cが伸びたとき、その外縁部の下面(第1回転軸24に対して外側の面)が基板供給部7の基板ケース71の上端と当接し、A面検査吸着テーブル22cの吸着面が基板ケース71の開口部に配置される。以下、基板ケース71の開口部に配置されたA面検査吸着テーブル22の位置を基板供給位置と記載する。
さらに、図3に示すように、第1回転軸24に対して右方向に配置されたA面検査吸着テーブル22dの吸着面は、エアーシリンダ23dが伸びたとき、同じくエアーシリンダ33bが伸びたB面検査吸着テーブル32bの吸着面と当接する。以下、A面検査吸着テーブル22の吸着面とB面検査吸着テーブル32の吸着面とが当接する位置を基板受渡位置と記載する。
また、第2回転部材31には、B面検査吸着テーブル32a〜32dをそれぞれ支持するエアーシリンダ33a〜33dが設けられている。エアーシリンダ33a〜33dは上記制御部の制御によって伸縮可能に構成され、伸縮動作によってそれぞれ支持するB面検査吸着テーブル32a〜32dと第2回転軸34との距離を変化させる。図1は、エアーシリンダ33a〜33dが縮んだ状態であり、B面検査吸着テーブル32a〜32dがそれぞれ第2回転部材31の側面近傍に配置される。また、図3は、エアーシリンダ33a〜33dが伸びた状態であり、B面検査吸着テーブル32a〜32dがそれぞれ第2回転部材31から離れた位置に配置される。
図2および図3に示すように、第2回転軸34に対して直上方向に配置されたB面検査吸着テーブル32aは、エアーシリンダ33aが伸びたとき、その外縁部の上面(第2回転軸34に対して外側の面)が当接部材64と当接して位置決めされる。以下、当接部材64と当接して位置決めされたB面検査吸着テーブル32の位置をB面検査位置と記載する。なお、図2に示すように、本実施例では、B面検査吸着テーブル32aをB面検査位置で安定して位置決めするために、当接部材64が固設される箇所(3箇所)にエアーシリンダ33aがB面検査吸着テーブル32aを支持する箇所(3箇所)が含まれるように設定されている。
また、図3に示すように、第2回転軸34に対して下方向に配置されたB面検査吸着テーブル32cは、エアーシリンダ33cが伸びたとき、その外縁部の下面(第2回転軸34に対して外側の面)が基板収納部8の基板ケース81a〜81cのいずれか1つの上端と当接し、B面検査吸着テーブル32cの吸着面が基板ケース81a〜81cのいずれか1つの開口部に配置される。以下、基板ケース81の開口部に配置されたB面検査吸着テーブル32の位置を基板排出位置と記載する。
さらに、図3に示すように、第2回転軸34に対して左方向に配置されたB面検査吸着テーブル32bの吸着面は、エアーシリンダ33bが伸びたとき、同じくエアーシリンダ23dが伸びたA面検査吸着テーブル22dの吸着面と当接する。以下、B面検査吸着テーブル32の吸着面とA面検査吸着テーブル22の吸着面とが当接する位置を基板受渡位置と記載する。
次に、図4を参照して、基板検査装置1の空圧機構について説明する。なお、図4は、第1検査ステージ2側の空圧機構のみを示しているが、第2検査ステージ3側も同様に構成され、以下、第1検査ステージ2側の空圧機構を代表的に説明する。また、図4は、第1検査ステージ2側の空圧機構を説明するために、第1検査ステージ2の構成の一部を省略し、A面検査吸着テーブル22を断面で示していることを注釈しておく。
図4において、基板検査装置1の空圧機構は、ブロア90、コンプレッサ95、主配管91a、主配管91b、空圧切替部92、吸着配管93、シリンダ配管94を備えている。第1回転軸24は、第1回転部材21の内部で空圧切替部92を支持している。空圧切替部92は上記制御部によって開閉が制御される複数の切替弁を有しており、第1回転軸24にはその一方端部からそれぞれの切替弁まで貫通する中空経路(図4の破線で示す)が形成されている。また、第1回転軸24の他方端部には、タイミングプーリ25が固設されている。主配管91aは、第1回転軸24の中空経路を通ってブロア90と空圧切替部92とを接続し、空圧制御部92を介してブロア90が生成する空圧をA面検査吸着テーブル22a〜22dに供給する。同様に、主配管91bは、第1回転軸24の中空経路を通ってコンプレッサ95と空圧切替部92とを接続し、空圧制御部92を介してコンプレッサ95が生成する空圧をエアーシリンダ23a〜23dに供給する。
A面検査吸着テーブル22a〜22dの吸着面AFには、それぞれ複数の吸着穴が形成されている(図4では、A面検査吸着テーブル22aおよび22cのみを示している)。また、A面検査吸着テーブル22a〜22dと空圧切替部92の切替弁との間には、それぞれエアーシリンダ23a〜23dの伸縮動作に応じて伸縮可能な吸着配管93a〜93d(図4では、吸着配管93aおよび93cのみを示している)が接続されている。ここで、吸着配管93a〜93dは、それぞれ別の切替弁と接続される。また、吸着配管93a〜93dからA面検査吸着テーブル22a〜22dに供給される空圧(負圧)は、それぞれA面検査吸着テーブル22a〜22dに形成された吸着穴から外部に開放されている。つまり、上記制御部の制御に基づいて、吸着配管93a〜93dを介してA面検査吸着テーブル22a〜22dに負圧が供給された場合、それぞれの吸着穴に負圧が発生して吸着面AFを用いた真空吸着が可能となる。
また、エアーシリンダ23a〜23dと空圧切替部92の切替弁との間には、それぞれシリンダ配管94a〜94d(図4では、シリンダ配管94aおよび94cのみを示している)が接続されている。そして、上記制御部の制御に基づいてシリンダ配管94a〜94dへ上記コンプレッサ95から空圧(正圧)が供給され、エアーシリンダ23a〜23dの伸縮動作が可能となる。なお、第2検査ステージ3側の空圧機構も第1検査ステージ2側と同様であるため、詳細な説明を省略する。なお、第2検査ステージ3の第2回転軸34の他方端部には、タイミングプーリ35が固設されている。なお、上記実施の形態では、空圧切替部92がブロア90およびコンプレッサ95の2系統の空圧を切り替えるようにしているが、各々個別の切替部を備えていてもよい。
次に、図5を参照して、基板検査装置1における第1回転部材21および第2回転部材31を回転駆動する機構について説明する。なお、図5は、基板検査装置1の一部を示す背面図であり、図1および図3で示す第1検査ステージ2および第2検査ステージ3の位置関係や回転方向が左右逆になっていることを注釈しておく。
図5において、第1回転部材21および第2回転部材31を回転駆動する機構は、回転駆動モータ101と、タイミングベルト103と、テンションプーリ104および105とを有している。回転駆動モータ101の回転軸にはプーリ102が固設されており、回転駆動モータ101は、上記制御部の制御に基づいて所定の回転角度だけプーリ102を駆動する。タイミングベルト103は、テンションプーリ104および105を介して、プーリ102とタイミングプーリ25および35とによって回動可能に掛け渡される。テンションプーリ104および105は、掛け渡されたタイミングベルト103の張力を制御する。回転駆動モータ101の駆動力は、タイミングベルト103を介してタイミングプーリ25および35を同期して同じ回転角度で回転させる。そして、タイミングプーリ25および35がそれぞれ固設された第1回転軸24および第2回転軸34も回転し、第1回転軸24および第2回転軸34の回転に応じて、それぞれ第1回転部材21および第2回転部材31も図示A方向およびB方向に回転する。なお、本実施例では、上記制御部による回転指示に応じて、第1回転部材21および第2回転部材31がそれぞれ図示A方向およびB方向に90°毎に回転する。
次に、図6〜図14を参照して、基板検査装置1の動作について説明する。なお、図6は、基板検査装置1において基板Sを検査する動作を示すフローチャートである。
図6において、基板検査装置1の制御部は、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dの全てに対して吸引を開始する(ステップS1)。具体的には、制御部が第1検査ステージ2および第2検査ステージ3にそれぞれ設けられた空圧制御部(図4参照)の切替弁の開閉を制御して、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dに対して負圧を供給する。
次に、基板検査装置1の制御部は、コンプレッサ95からの正圧を供給して全てのエアーシリンダ23a〜23dおよび33a〜33dを伸ばす方向に動作させる(ステップS2;図3の状態)。この動作によって、A面検査吸着テーブル22a〜22dのいずれか3つが、それぞれA面検査位置、基板供給位置、および基板受渡位置に配置される。ここで、基板供給部7に基板Sが積載されている場合、基板供給位置に配置されたA面検査吸着テーブル22の吸着面に、最上位置に積載された基板Sの一方主面(具体的にはB面)が真空吸着固定される。図3の例では、A面検査吸着テーブル22aがA面検査位置に配置され、A面検査吸着テーブル22cが基板供給位置に配置され、A面検査吸着テーブル22dが基板受渡位置に配置されている。また、ステップS2の動作によって、B面検査吸着テーブル32a〜32dのいずれか3つが、それぞれB面検査位置、基板排出位置、および基板受渡位置に配置される。図3の例では、B面検査吸着テーブル32aがB面検査位置に配置され、B面検査吸着テーブル32cが基板排出位置に配置され、B面検査吸着テーブル32bが基板受渡位置に配置されてA面検査吸着テーブル22dと当接している。
次に、基板検査装置1の制御部は、A面検査位置に配置されたA面検査吸着テーブル22およびB面検査位置に配置されたB面検査吸着テーブル32のいずれか一方の吸着面に、基板Sが吸着固定されているか否かを判断する(ステップS3)。この判断は、例えば図示しない光センサで直接基板を検知してもよいし、空圧回路中に設けた図示しない真空センサで基板吸着の有無を検知してもよい。そして、制御部は、いずれか一方の吸着面に基板Sが吸着固定されている場合に処理を次のステップS4に進め、いずれの吸着面にも基板Sが吸着固定されていない場合に処理を次のステップS5に進める。
ステップS4において、基板検査装置1の制御部は、A面検査ヘッド4およびB面検査ヘッド5の撮像装置によって、A面検査位置およびB面検査位置の検査吸着テーブルに吸着固定されたそれぞれの基板Sの主面を全面走査して撮像し、処理を次のステップS5に進める。具体的には、制御部は、直動モータ651を駆動することによって検査ヘッド梁61を所定の速度で移動させ、検査ヘッド梁61に固定されたA面検査ヘッド4およびB面検査ヘッド5をそれぞれA面検査位置およびB面検査位置の検査吸着テーブルに吸着固定された基板S上で通過させる(図2参照)。そして、制御部は、基板S上の通過の際、A面検査ヘッド4の撮像装置によってA面検査位置のA面検査吸着テーブル22に吸着固定された基板SのA面を全面撮像し、同時にB面検査ヘッド5の撮像装置によってB面検査位置のB面検査吸着テーブル32に吸着固定された基板SのB面を全面撮像する。つまり、基板検査装置1は、基板SのA面および異なった基板SのB面に対して、それぞれ並列に走査撮像処理を行う。そして、制御部は、それぞれ撮像した画像データを用いて、それらの検査結果を導出する。例えば、予め設定したパターンの画像データと撮像した画像データとをパターンパッチング処理して、外観検査結果として判定する。本実施例では、制御部は、基板SのA面およびB面それぞれに対して、合格、不合格、および再検査要の3種いずれかの判定を行う。なお、制御部は、A面検査位置およびB面検査位置のいずれか一方のみの吸着面に基板Sが吸着固定されている場合、基板Sが存在する側の撮像装置のみが撮像動作を行い、その検査結果を導出してもかまわない。
ステップS5において、基板検査装置1の制御部は、基板受渡位置に配置されたA面検査吸着テーブル22に対して吸引を停止する。具体的には、制御部が第1検査ステージ2に設けられた空圧制御部の切替弁の開閉を制御して、基板受渡位置に配置されたA面検査吸着テーブル22のみに対して負圧の供給を停止する。図3の例では、A面検査吸着テーブル22dが基板受渡位置に配置されており、制御部は、A面検査吸着テーブル22dに対する吸引を停止する。
ここで、基板受渡位置に配置されたA面検査吸着テーブル22の吸着面が基板Sの一方主面(具体的にはB面)を真空吸着固定している場合、当該基板Sの他方主面(具体的にはA面)が基板受渡位置に配置されたB面検査吸着テーブル32の吸着面と当接する。そして、制御部が基板受渡位置に配置されたA面検査吸着テーブル22に対して吸引を停止すると、基板受渡位置の基板Sの一方主面への吸着が解除される。また、制御部が基板受渡位置に配置されたB面検査吸着テーブル32に対する吸引を継続しているため、上記基板受渡位置の基板Sの他方主面が当該B面検査吸着テーブル32の吸着面に真空吸着固定される。したがって、基板受渡位置の基板Sは、A面検査吸着テーブル22からB面検査吸着テーブル32へ受け渡され、真空吸着固定される主面が一方主面(B面)から他方主面(A面)に反転する。
次に、基板検査装置1の制御部は、基板排出位置に配置されたB面検査吸着テーブル32に対して吸引を停止する(ステップS6)。具体的には、制御部が第2検査ステージ3に設けられた空圧制御部の切替弁の開閉を制御して、基板排出位置に配置されたB面検査吸着テーブル32のみに対して負圧の供給を停止する。図3の例では、B面検査吸着テーブル32cが基板排出位置に配置されており、制御部は、B面検査吸着テーブル32cに対する吸引を停止する。
ここで、基板排出位置に配置されたB面検査吸着テーブル32の吸着面が基板Sの一方主面(具体的にはA面)を真空吸着固定している場合、当該基板Sは、基板収納部8の基板ケース81a〜81cのいずれか1つの開口部に配置されている。そして、制御部が基板排出位置に配置されたB面検査吸着テーブル32に対して吸引を停止すると、基板排出位置の基板Sの一方主面への真空吸着が解除され、当該基板Sが基板収納部8へ排出される。なお、便宜上、ステップS4、S5、およびS6の動作を連続動作として記載したが、同時並行して実施してもかまわない。
次に、基板検査装置1の制御部は、全てのエアーシリンダ23a〜23dおよび33a〜33dを縮める方向に動作させる(ステップS7;図1の状態)。この動作によって、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dが全て第1回転部材21および第2回転部材31の側面近傍に配置される。
次に、基板検査装置1の制御部は、基板Sの検査を終了するか否かを判断する(ステップS8)。検査を終了する場合、制御部は、当該フローチャートに基づいた動作を終了する。一方、検査を継続する場合、制御部は、処理を次のステップS9に進める。
ステップS9において、基板検査装置1の制御部は、検査結果に応じて第2検査ステージ3の直下に配置する基板ケース81a〜81cを選択し、選択された基板ケース81a〜81cのいずれか1つが第2検査ステージ3の直下に配置されるようにターンテーブル83を回転させる。具体的には、制御部は、B面検査吸着テーブル32a〜32dに吸着固定された基板Sのうち、第2回転軸34に対して図1に示す右方向に配置されたB面検査吸着テーブル32(図1ではB面検査吸着テーブル32d)に吸着固定された基板Sの検査結果に基づいて基板ケース81a〜81cを選択する。例えば、制御部は、A面およびB面共に検査結果が合格のとき、検査結果が合格したと判断して基板Sokを収納する基板ケース81aを選択する。また、制御部は、A面およびB面の少なくとも一方の検査結果が不合格のとき、検査結果が不合格と判断して基板Sngを収納する基板ケース81bを選択する。さらに、制御部は、A面およびB面共に再検査要のとき、またはA面およびB面のいずれか一方が合格でいずれか他方が再検査要のとき、検査結果が再検査要と判断して基板Svfを収納する基板ケース81cを選択する。なお、上記ステップS6を実施する直前にステップS9を実施するようにしてもかまわない。
次に、基板検査装置1の制御部は、第1回転部材21および第2回転部材31をそれぞれ図示A方向およびB方向(図1参照)に90°回転させる(ステップS10)。具体的には、制御部は、回転駆動モータ101を駆動させることによって、それぞれ第1回転軸24および第2回転軸34を中心に第1回転部材21および第2回転部材31を回転させる。この動作によって、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dも、全て90°回動する。
次に、基板検査装置1の制御部は、上記ステップS5で吸引を停止しているA面検査吸着テーブル22および上記ステップS6で吸引を停止しているB面検査吸着テーブル32に対して、それぞれ吸引を再開する(ステップS11)。この動作によって、制御部は、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dの全てに対して吸引を行うことになる。そして、制御部は、上記ステップS2に戻って処理を繰り返す。
次に、図7〜図13を参照して、図6で示すフローチャートの動作を繰り返すことによって、基板検査装置1が基板Sを移動させる動作を具体的に説明する。なお、図7〜図13は、それぞれ図6で示すフローチャートの動作を繰り返すことによって、基板検査装置1が動作する状態を段階的に示した模式図である。なお、図中の白抜矢印はエアーシリンダ23および33の伸縮動作によるA面検査吸着テーブル22およびB面検査吸着テーブル32の動作方向を示し、実線矢印は第1回転部材21および第2回転部材31の回転動作を示している。
図7(a)は、基板検査装置1に検査前の基板Sが供給された初期状態を示している。基板供給部7には、B面を上面として複数の基板Sが積載されて収納されている。また、第1検査ステージ2は、4つのA面検査吸着テーブル22a〜22dのうち、A面検査吸着テーブル22aが下方向に向けて配置されている。また、第2検査ステージ3は、4つのB面検査吸着テーブル32a〜32dのうち、B面検査吸着テーブル32aが下方向に向けて配置されている。そして、基板検査装置1の制御部が上記ステップS1を実行することによって、全てのA面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dに対する吸引が開始される。なお、以下の説明を具体的にするために、基板供給部7に積載された複数の基板Sをそれぞれ最上位置から順に基板S1、S2、S3…とする。
次に、制御部が上記ステップS2(1回目)を実行することによって、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dが第1回転部材21および第2回転部材31から離れた位置に移動する。そして、基板供給位置に配置されたA面検査吸着テーブル22aの吸着面に、基板供給部7の最上位置に積載された基板S1のB面が真空吸着固定される(図7(b)の状態)。
次に、制御部が上記ステップS7(1回目)を実行することによって、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dが第1回転部材21および第2回転部材31の側面近傍の位置に移動する。そして、A面検査吸着テーブル22aの吸着面に真空吸着固定された基板S1が、基板供給部7からピックアップされる(図7(c)の状態)。
次に、制御部が上記ステップS10(1回目)を実行することによって、第1回転部材21および第2回転部材31が90°回転する。それに伴って、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dと、A面検査吸着テーブル22aに吸着固定された基板S1とが、全て90°回動する(図8(a)の状態)。なお、図8(a)において、第1回転部材21および第2回転部材31は、それぞれ図示時計方向に90°回転する。
次に、制御部が上記ステップS2(2回目)を実行することによって、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dが第1回転部材21および第2回転部材31から離れた位置に移動する。そして、基板供給位置に配置されたA面検査吸着テーブル22bの吸着面に、基板供給部7の最上位置に積載された基板S2のB面が真空吸着固定される(図8(b)の状態)。
次に、制御部が上記ステップS7(2回目)を実行することによって、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dが第1回転部材21および第2回転部材31の側面近傍の位置に移動する。そして、A面検査吸着テーブル22bの吸着面に真空吸着固定された基板S2が、基板供給部7からピックアップされる(図8(c)の状態)。
次に、制御部が上記ステップS10(2回目)を実行することによって、第1回転部材21および第2回転部材31が90°回転する。それに伴って、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dと、A面検査吸着テーブル22aおよび22bに吸着固定された基板S1およびS2とが、全て90°回動する(図9(a)の状態)。
次に、制御部が上記ステップS2(3回目)を実行することによって、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dが第1回転部材21および第2回転部材31から離れた位置に移動する。そして、基板供給位置に配置されたA面検査吸着テーブル22cの吸着面に、基板供給部7の最上位置に積載された基板S3のB面が真空吸着固定される。さらに、制御部が上記ステップS4を実行することによって、A面検査位置のA面検査吸着テーブル22aに吸着固定された基板S1のA面が、A面検査ヘッド4の撮像装置によって撮像されて検査される(図9(b)の状態)。
次に、制御部が上記ステップS7(3回目)を実行することによって、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dが第1回転部材21および第2回転部材31の側面近傍の位置に移動する。そして、A面検査吸着テーブル22cの吸着面に真空吸着固定された基板S3が、基板供給部7からピックアップされる(図9(c)の状態)。
次に、制御部が上記ステップS10(3回目)を実行することによって、第1回転部材21および第2回転部材31が90°回転する。それに伴って、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dと、A面検査吸着テーブル22a〜22cに吸着固定された基板S1〜S3とが、全て90°回動する(図10(a)の状態)。
次に、制御部が上記ステップS2(4回目)を実行することによって、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dが第1回転部材21および第2回転部材31から離れた位置に移動する。そして、基板供給位置に配置されたA面検査吸着テーブル22dの吸着面に、基板供給部7の最上位置に積載された基板S4のB面が真空吸着固定される。また、基板受渡位置のA面検査吸着テーブル22aに真空吸着固定された基板S1のA面が、基板受渡位置のB面検査吸着テーブル32cの吸着面と当接する。さらに、制御部が上記ステップS4を実行することによって、A面検査位置のA面検査吸着テーブル22bに吸着固定された基板S2のA面が、A面検査ヘッド4の撮像装置によって撮像されて検査される(図10(b)の状態)。次に、制御部が上記ステップS5を実行することによって、基板S1に対する基板受渡位置のA面検査吸着テーブル22aによる真空吸着固定が解除され、基板S1のA面がB面検査吸着テーブル32cの吸着面に真空吸着固定された状態となる。
次に、制御部が上記ステップS7(4回目)を実行することによって、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dが第1回転部材21および第2回転部材31の側面近傍の位置に移動する。そして、A面検査吸着テーブル22dの吸着面に真空吸着固定された基板S4が、基板供給部7からピックアップされる。また、基板受渡位置のB面検査吸着テーブル32cの吸着面に真空吸着固定された基板S1が、第1検査ステージ2から第2検査ステージ3へ受け渡され、基板S1の真空吸着固定される主面がB面からA面に変更される(図10(c)の状態)。なお、基板S1を受け渡したA面検査吸着テーブル22aの吸着面には、基板Sが存在しない状態となる。
次に、制御部が上記ステップS10(4回目)を実行することによって、第1回転部材21および第2回転部材31が90°回転する。それに伴って、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dと、A面検査吸着テーブル22b〜22dに吸着固定された基板S2〜S4と、B面検査吸着テーブル32cに吸着固定された基板S1とが、全て90°回動する(図11(a)の状態)。そして、制御部が上記ステップS11を実行することによって、A面検査吸着テーブル22aに対する吸引が再開される。
次に、制御部が上記ステップS2(5回目)を実行することによって、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dが第1回転部材21および第2回転部材31から離れた位置に移動する。そして、基板供給位置に配置されたA面検査吸着テーブル22aの吸着面に、基板供給部7の最上位置に積載された基板S5のB面が真空吸着固定される。また、基板受渡位置のA面検査吸着テーブル22bに真空吸着固定された基板S2のA面が、基板受渡位置のB面検査吸着テーブル32dの吸着面と当接する。さらに、制御部が上記ステップS4を実行することによって、A面検査位置のA面検査吸着テーブル22cに吸着固定された基板S3のA面がA面検査ヘッド4の撮像装置によって撮像されて検査される動作と並列して、B面検査位置のB面検査吸着テーブル32cに吸着固定された基板S1のB面がB面検査ヘッド5の撮像装置によって撮像されて検査される(図11(b)の状態)。次に、制御部が上記ステップS5を実行することによって、基板S2に対する基板受渡位置のA面検査吸着テーブル22bによる真空吸着固定が解除され、基板S2のA面がB面検査吸着テーブル32dの吸着面に真空吸着固定された状態となる。
次に、制御部が上記ステップS7(5回目)を実行することによって、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dが第1回転部材21および第2回転部材31の側面近傍の位置に移動する。そして、A面検査吸着テーブル22aの吸着面に真空吸着固定された基板S5が、基板供給部7からピックアップされる。また、基板受渡位置のB面検査吸着テーブル32dの吸着面に真空吸着固定された基板S2が、第1検査ステージ2から第2検査ステージ3へ受け渡され、基板S2の真空吸着固定される主面がB面からA面に変更される(図11(c)の状態)。なお、基板S2を受け渡したA面検査吸着テーブル22bの吸着面には、基板Sが存在しない状態となる。
次に、制御部が上記ステップS10(5回目)を実行することによって、第1回転部材21および第2回転部材31が90°回転する。それに伴って、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dと、A面検査吸着テーブル22a、22c、および22dに吸着固定された基板S3〜S5と、B面検査吸着テーブル32cおよび32dに吸着固定された基板S1およびS2とが、全て90°回動する(図12(a)の状態)。そして、制御部が上記ステップS11を実行することによって、A面検査吸着テーブル22bに対する吸引が再開される。
次に、制御部が上記ステップS2(6回目)を実行することによって、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dが第1回転部材21および第2回転部材31から離れた位置に移動する。そして、基板供給位置に配置されたA面検査吸着テーブル22aの吸着面に、基板供給部7の最上位置に積載された基板S6のB面が真空吸着固定される。また、基板受渡位置のA面検査吸着テーブル22cに真空吸着固定された基板S3のA面が、基板受渡位置のB面検査吸着テーブル32aの吸着面と当接する。さらに、制御部が上記ステップS4を実行することによって、A面検査位置のA面検査吸着テーブル22dに吸着固定された基板S4のA面がA面検査ヘッド4の撮像装置によって撮像されて検査される動作と並列して、B面検査位置のB面検査吸着テーブル32dに吸着固定された基板S2のB面がB面検査ヘッド5の撮像装置によって撮像されて検査される(図12(b)の状態)。次に、制御部が上記ステップS5を実行することによって、基板S3に対する基板受渡位置のA面検査吸着テーブル22cによる真空吸着固定が解除され、基板S3のA面がB面検査吸着テーブル32aの吸着面に真空吸着固定された状態となる。
次に、制御部が上記ステップS7(6回目)を実行することによって、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dが第1回転部材21および第2回転部材31の側面近傍の位置に移動する。そして、A面検査吸着テーブル22bの吸着面に真空吸着固定された基板S6が、基板供給部7からピックアップされる。また、基板受渡位置のB面検査吸着テーブル32aの吸着面に真空吸着固定された基板S3が、第1検査ステージ2から第2検査ステージ3へ受け渡され、基板S3の真空吸着固定される主面がB面からA面に変更される(図12(c)の状態)。なお、基板S3を受け渡したA面検査吸着テーブル22cの吸着面には、基板Sが存在しない状態となる。そして、制御部は、上記ステップS9を実行することによって、基板S1のA面検査結果(図9(b)参照)およびB面検査結果(図11(b)参照)に基づいて、基板S1の検査結果に応じた基板収納部8の基板ケースを選択してターンテーブル83を回転させる。
次に、制御部が上記ステップS10(6回目)を実行することによって、第1回転部材21および第2回転部材31が90°回転する。それに伴って、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dと、A面検査吸着テーブル22a、22b、および22dに吸着固定された基板S4〜S6と、B面検査吸着テーブル32a、32cおよび32dに吸着固定された基板S1〜S3とが、全て90°回動する(図13(a)の状態)。そして、制御部が上記ステップS11を実行することによって、A面検査吸着テーブル22cに対する吸引が再開される。
次に、制御部が上記ステップS2(7回目)を実行することによって、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dが第1回転部材21および第2回転部材31から離れた位置に移動する。そして、基板供給位置に配置されたA面検査吸着テーブル22cの吸着面に、基板供給部7の最上位置に積載された基板S7のB面が真空吸着固定される。また、基板受渡位置のA面検査吸着テーブル22dに真空吸着固定された基板S4のA面が、基板受渡位置のB面検査吸着テーブル32bの吸着面と当接する。さらに、基板排出位置のB面検査吸着テーブル32cに真空吸着固定された基板S1が、選択された基板収納部8の基板ケースの開口部に配置される。また、制御部が上記ステップS4を実行することによって、A面検査位置のA面検査吸着テーブル22aに吸着固定された基板S5のA面がA面検査ヘッド4の撮像装置によって撮像されて検査される動作と並列して、B面検査位置のB面検査吸着テーブル32aに吸着固定された基板S3のB面がB面検査ヘッド5の撮像装置によって撮像されて検査される(図13(b)の状態)。次に、制御部が上記ステップS5を実行することによって、基板S4に対する基板受渡位置のA面検査吸着テーブル22dによる真空吸着固定が解除され、基板S4のA面がB面検査吸着テーブル32bの吸着面に真空吸着固定された状態となる。そして、制御部が上記ステップS6を実行することによって、基板S1に対する基板排出位置のB面検査吸着テーブル32cによる真空吸着固定が解除される。
次に、制御部が上記ステップS7(7回目)を実行することによって、A面検査吸着テーブル22a〜22dおよびB面検査吸着テーブル32a〜32dが第1回転部材21および第2回転部材31の側面近傍の位置に移動する。そして、A面検査吸着テーブル22cの吸着面に真空吸着固定された基板S7が、基板供給部7からピックアップされる。また、基板受渡位置のB面検査吸着テーブル32bの吸着面に真空吸着固定された基板S4が、第1検査ステージ2から第2検査ステージ3へ受け渡され、基板S4の真空吸着固定される主面がB面からA面に変更される。そして、B面検査吸着テーブル32cによる真空吸着固定が解除された基板S1が、基板収納部8の基板ケース内に排出される。(図13(c)の状態)。このような動作が繰り返されることによって、基板検査装置1の基板供給部7に積載された複数の基板Sは、それぞれ両面が外観検査されて、順次基板収納部8に排出される。
このように、基板検査装置1では、複数のA面検査吸着テーブル22およびB面検査吸着テーブル32に吸着固定された基板Sに対して、それぞれ異なった処理が行われ、それらの処理が並列で同時に進行する。具体的には、図6に示すフローチャートに基づいた動作を繰り返すことによって、基板検査装置1では、基板SをA面検査吸着テーブル22に吸着する動作、基板SのA面を撮像する動作、基板を第1検査ステージ2から第2検査ステージ3に受け渡して表裏反転する動作、基板のB面を撮像する動作、基板SをB面検査吸着テーブル32から排出する動作などが、各テーブル位置に応じてそれぞれ並列に行われる。したがって、基板検査装置1は、基板Sの両面を検査するための一連の動作を並列的に処理することによって、スループットよく基板の両面を並列検査することができる。また、基板Sが軟弱な部材で構成されるプリント基板などであっても、テーブルと当接して主面が支持されるため、安定して基板Sを固定することができる。さらに、基板Sは、テーブルと当接する主面以外の部位について、他の部材によって覆われることがないため、撮像装置によって撮像できない領域が存在しない。
なお、上述した説明では、基板SをA面検査吸着テーブル22およびB面検査吸着テーブル32に真空吸着によって固定したが、他の方式を用いて基板SをA面検査吸着テーブル22およびB面検査吸着テーブル32に保持してもかまわない。例えば、静電吸着を用いて、A面検査吸着テーブル22およびB面検査吸着テーブル32が基板Sを保持してもかまわない。また、A面検査吸着テーブル22およびB面検査吸着テーブル32と第1回転部材21および第2回転部材31との距離を変化させる機構もエアーシリンダ23および33でなくてもよく、例えば、電気的な駆動源を用いた昇降機構を用いてもかまわない。また、上記実施の形態では、A面検査吸着テーブル22とB面検査吸着テーブル32とを全て吸着動作させているが、特に作業開始等では必要な面のみ吸着動作させるようにしてもよい。また、不要な箇所でのエアーシリンダ23および33の伸縮を行わないようにしてもよい(例えば、図3のエアーシリンダ23bおよび33d)。
また、上述した説明では、全てのエアーシリンダ23および33が伸びた際、A面検査位置、B面検査位置、基板供給位置、基板受渡位置、および基板排出位置のいずれにも属さない位置に配置されるA面検査吸着テーブル22およびB面検査吸着テーブル32がある(具体的には、図3で示すA面検査吸着テーブル22bおよびB面検査吸着テーブル32d)。上述した説明では、上記位置のA面検査吸着テーブル22およびB面検査吸着テーブル32に吸着固定された基板Sに対して何の処理も行っていないが、当該位置で基板SのA面およびB面にそれぞれ新たな処理を行うことができる。これらの位置で基板SのA面およびB面にそれぞれ新たな処理を施しても、基板検査装置1は、基板Sの両面を検査するための一連の動作を並列的に処理できるため、処理時間を増加させることなく一連の動作を行うことができる。
また、上述した説明では、1本の検査ヘッド梁61にA面検査ヘッド4およびB面検査ヘッド5が固設され、1方向に検査ヘッド梁61を移動させることによって走査方向を1方向(図2に示す矢印C方向)にして基板Sの走査撮像処理を行った。これによって、走査撮像に必要な駆動源(直動モータ651)を1つに集約することができる。しかしながら、検査ヘッド梁61に対してA面検査ヘッド4およびB面検査ヘッド5がそれぞれ上記移動方向に対して垂直な方向(図2に示す矢印C方向に対して垂直な図示左右方向)に移動可能に構成してもかまわない。この場合、A面検査ヘッド4およびB面検査ヘッド5を用いて走査撮像可能な領域を、さらに拡大することができる。
なお、上述した基板検査装置1では、第1検査ステージ2および第2検査ステージ3がそれぞれ4面の検査吸着テーブルを有していたが、本発明は、4面に限定されない。本発明は、2つの検査ステージがそれぞれ4面以上または4面未満の検査吸着ステージを有していても適用することができる。
図14は、第1検査ステージ200および第2検査ステージ300が、それぞれ8面の検査吸着テーブルを備えた一例である。なお、図14(a)は、各検査吸着ステージを支持するエアーシリンダが縮んだ状態を示している。図14(b)は、各検査吸着ステージを支持するエアーシリンダが伸びた状態を示している。また、図中の斜線領域は、被検査体となる基板Sを示している。
図14(a)および図14(b)に示すように、第1検査ステージ200および第2検査ステージ300は、それぞれ正八角柱形状の回転部材を有している。そして、正八角柱が有する2つの底面の中心を結ぶ軸を回転軸として、第1検査ステージ200および第2検査ステージ300は、図示矢印方向に45°ずつ回転可能に構成される。正八角柱形状の回転部材の8面には、それぞれエアーシリンダを介して検査吸着テーブルが設けられる。そして、全てのエアーシリンダが縮んだ場合に各検査吸着テーブルが正八角柱形状の回転部材の近傍に配置され(図14(a)の状態)、全てのエアーシリンダが伸びた場合に各検査吸着テーブルが正八角柱形状の回転部材から離れて配置される(図14(b)の状態)。
全てのエアーシリンダが伸びた場合、第1検査ステージ200に設けられた各検査吸着テーブルのうちの1つが基板供給位置に配置され(例えば、下方向のテーブル)、基板供給部7に積載された最上位置の基板Sを吸着固定する。また、第1検査ステージ200に設けられた各検査吸着テーブルのうちの1つがA面検査位置に配置され(例えば、上方向のテーブル)、吸着固定された基板SのA面が走査撮像される。さらに、第1検査ステージ200に設けられた各検査吸着テーブルのうちの1つが基板受渡位置に配置され(例えば、右方向のテーブル)、吸着固定された基板SのA面が第2検査ステージ300の検査吸着テーブルの吸着面と当接する。
全てのエアーシリンダが伸びた場合、第2検査ステージ300に設けられた各検査吸着テーブルのうちの1つが基板受渡位置に配置され(例えば、左方向のテーブル)、第1検査ステージ200から基板Sが受け渡される。また、第2検査ステージ300に設けられた各検査吸着テーブルのうちの1つがB面検査位置に配置され(例えば、上方向のテーブル)、吸着固定された基板SのB面が走査撮像される。さらに、第2検査ステージ300に設けられた各検査吸着テーブルのうちの1つが基板排出位置に配置され(例えば、下方向のテーブル)、基板収納部8に基板Sを排出する。
このように、それぞれ8面の検査吸着テーブルを備えた2つの検査ステージであっても、複数の検査吸着テーブルに吸着固定された基板Sに対して、それぞれ異なった処理が行われ、それらの処理を並列で同時に進行することができる。
図15は、第1検査ステージ250および第2検査ステージ350が、それぞれ2面の検査吸着テーブルを備えた一例である。なお、図15(a)は、上下方向に配置された各検査吸着ステージに対して、それらを支持するエアーシリンダが伸びた状態を示している。図15(b)は、上下方向に配置された各検査吸着ステージに対して、各検査吸着ステージを支持するエアーシリンダが縮んだ状態を示している。図15(c)は、左右方向に配置された各検査吸着ステージに対して、それらを支持するエアーシリンダが縮んだ状態を示している。図15(d)は、左右方向に配置された各検査吸着ステージに対して、各検査吸着ステージを支持するエアーシリンダが伸びた状態を示している。また、図中の斜線領域は、被検査体となる基板Sを示している。
図15(a)〜図15(d)に示すように、第1検査ステージ250および第2検査ステージ350は、それぞれ所定の回転軸を中心に回転する回転部材を有している。そして、第1検査ステージ250および第2検査ステージ350は、図示矢印方向に90°ずつ回転可能に構成される。互いに平行で、かつ上記回転部材を挟む2面には、それぞれエアーシリンダを介しての検査吸着テーブルが設けられる。そして、全てのエアーシリンダが縮んだ場合に各検査吸着テーブルが回転部材の近傍に配置され(図15(b)および図15(c)の状態)、全てのエアーシリンダが伸びた場合に各検査吸着テーブルが回転部材から離れて配置される(図15(a)および図15(d)の状態)。
上下方向に配置された各検査吸着ステージに対してエアーシリンダが伸びた場合(図15(a)の状態)、第1検査ステージ250に設けられた検査吸着テーブルの一方が基板供給位置に配置され(例えば、下方向のテーブル)、基板供給部7に積載された最上位置の基板Sを吸着固定する。また、第1検査ステージ250に設けられた検査吸着テーブルの他方がA面検査位置に配置され(例えば、上方向のテーブル)、吸着固定された基板SのA面が走査撮像される。そして、第2検査ステージ350に設けられた検査吸着テーブルの一方がB面検査位置に配置され(例えば、上方向のテーブル)、吸着固定された基板SのB面が走査撮像される。また、第2検査ステージ350に設けられた検査吸着テーブルの他方が基板排出位置に配置され(例えば、下方向のテーブル)、基板収納部8に基板Sを排出する。
左右方向に配置された各検査吸着ステージに対してエアーシリンダが伸びた場合(図15(d)の状態)、第1検査ステージ250に設けられた検査吸着テーブルの一方が基板受渡位置に配置され(例えば、右方向のテーブル)、吸着固定された基板SのA面が第2検査ステージ350の検査吸着テーブルの吸着面と当接する。そして、第2検査ステージ350に設けられた検査吸着テーブルの一方が基板受渡位置に配置され(例えば、左方向のテーブル)、第1検査ステージ250から基板Sが受け渡される。
このように、それぞれ2面の検査吸着テーブルを備えた2つの検査ステージであっても、2面の検査吸着テーブルに吸着固定された基板Sに対して、それぞれ異なった処理が行われ、それらの処理を並列で同時に進行することができる。
また、それぞれ正三角柱形状の回転部材を有する第1および第2検査ステージを用いてもかまわない。この場合、正三角柱が有する2つの底面の中心を結ぶ軸を回転軸として、第1および第2検査ステージは、120°ずつ回転可能に構成される。正三角柱形状の回転部材の3面には、それぞれエアーシリンダを介して検査吸着テーブルが設けられ、第1検査ステージのいずれか1つの検査吸着テーブルが第2検査ステージのいずれか1つの検査吸着テーブルと対向するように配置される。このような構成であっても、本発明の効果を同様に得られることは言うまでもない。
本発明に係る基板検査装置およびその方法は、一連の動作を並列的に処理することによってスループットよく基板を検査することができ、両面の検査が必要なプリント基板などの基板に対する外観検査などの用途に適用することができる。
本発明の一実施形態に係る基板検査装置1の概略的な構造を示す正面図 図1の基板検査装置1の概略的な構造を示す上面図 図1のエアーシリンダ23および33が伸びた状態における基板検査装置1の概略的な構造を示す正面図 図1の基板検査装置1における空圧機構の概略的な構造を示す内部側面図 図1の基板検査装置1における回転部材を回転駆動する機構の構造を示す背面図 図1の基板検査装置1において基板Sを検査する動作を示すフローチャート 図6のフローチャートの動作を繰り返すことによって、基板検査装置1が動作する状態の第1段階を示した模式図 図6のフローチャートの動作を繰り返すことによって、基板検査装置1が動作する状態の第2段階を示した模式図 図6のフローチャートの動作を繰り返すことによって、基板検査装置1が動作する状態の第3段階を示した模式図 図6のフローチャートの動作を繰り返すことによって、基板検査装置1が動作する状態の第4段階を示した模式図 図6のフローチャートの動作を繰り返すことによって、基板検査装置1が動作する状態の第5段階を示した模式図 図6のフローチャートの動作を繰り返すことによって、基板検査装置1が動作する状態の第6段階を示した模式図 図6のフローチャートの動作を繰り返すことによって、基板検査装置1が動作する状態の第7段階を示した模式図 それぞれ8面の検査吸着テーブルを備えた第1検査ステージ200および第2検査ステージ300の一例を示す図 それぞれ2面の検査吸着テーブルを備えた第1検査ステージ250および第2検査ステージ350の一例を示す図
符号の説明
1…基板検査装置
2、200、250…第1検査ステージ
21…第1回転部材
22…A面検査吸着テーブル
23、33…エアーシリンダ
24…第1回転軸
25、35…タイミングプーリ
3、300、350…第2検査ステージ
31…第2回転部材
32…B面検査吸着テーブル
34…第2回転軸
4…A面検査ヘッド
41、51…スリット
5…B面検査ヘッド
6…フレーム
61…検査ヘッド梁
62…直動軸受
621…レール
622…スライドブロック
63…本体ベース
64…当接部材
65…ボールネジ
651…直動モータ
7…基板供給部
71、81…基板ケース
72、82…昇降テーブル
8…基板収納部
83…ターンテーブル
90…ブロア
91…主配管
92…空圧切替部
93…吸着配管
94…シリンダ配管
95…コンプレッサ
101…回転駆動モータ
102…プーリ
103…タイミングベルト
104、105…テンションプーリ

Claims (10)

  1. 基板の両面を撮像して検査する基板検査装置であって、
    基板の一方主面と当接して当該基板を保持する複数の第1基板保持面が第1回転軸を中心に周設された第1検査ステージと、
    前記第1検査ステージと並設され、基板の他方主面と当接して当該基板を保持する複数の第2基板保持面が第2回転軸を中心に周設された第2検査ステージと、
    前記第1回転軸を中心に前記第1検査ステージを回転させ、前記第2回転軸を中心に前記第2検査ステージを回転させることによって、前記第1基板保持面および第2基板保持面の向きを切り替える回転駆動部と、
    並列配置された前記第1基板保持面および第2基板保持面の組にそれぞれ保持された基板の主面を、それぞれ同時に撮像する撮像部と、
    前記並列配置された第1基板保持面とは別の第1基板保持面に基板を供給する基板供給部と、
    前記並列配置された第2基板保持面とは別の第2基板保持面に保持された基板を排出する基板排出部とを備える、基板検査装置。
  2. 前記第1検査ステージは、前記第1基板保持面をそれぞれ移動させることによって前記第1回転軸からの距離を変化させる第1基板保持面駆動部を含み、
    前記第2検査ステージは、前記第2基板保持面をそれぞれ移動させることによって前記第2回転軸からの距離を変化させる第2基板保持面駆動部を含み、
    前記基板検査装置は、前記第1基板保持面または前記第2基板保持面に対する基板の着脱を制御する制御部を、さらに備え、
    相対している前記第1基板保持面および第2基板保持面の組に対して、
    前記第1基板保持面駆動部および前記第2基板保持面駆動部は、それぞれ前記第1基板保持面および第2基板保持面を前記第1回転軸および第2回転軸からの距離が長くなる方向に移動させることによって、当該第1基板保持面に保持されている基板の他方主面と当該第2基板保持面とを当接させ、
    前記制御部は、相対している前記第1基板保持面による基板の保持を解除して、相対している前記第2基板保持面に当該基板を保持させることを特徴とする、請求項1に記載の基板検査装置。
  3. 前記撮像部は、
    前記第1基板保持面に保持された基板の他方主面を撮像する第1撮像装置と、
    前記第2基板保持面に保持された基板の一方主面を撮像する第2撮像装置と、
    前記第1撮像装置および前記第2撮像装置を支持する支持部材と、
    前記支持部材を前記並列配置された第1基板保持面および第2基板保持面と平行に移動させる直動駆動部とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の基板検査装置。
  4. 前記第1検査ステージは、前記第1回転軸の四方にそれぞれ周設された4つの前記第1基板保持面を有し、
    前記第2検査ステージは、前記第2回転軸の四方にそれぞれ周設された4つの前記第2基板保持面を有することを特徴とする、請求項1に記載の基板検査装置。
  5. 前記第1回転軸および第2回転軸は、水平かつ互いに平行に配置され、
    前記回転駆動部は、少なくとも前記第1基板保持面の1つと前記第2基板保持面の1つとが相対するように前記第1検査ステージおよび第2検査ステージを回転させて停止させ、
    前記撮像部は、上面に並列配置された前記第1基板保持面および第2基板保持面の組にそれぞれ保持された基板の主面を、それぞれ同時に撮像し、
    前記基板供給部は、下面に配置された前記第1基板保持面に基板を供給し、
    前記基板排出部は、下面に配置された前記第2基板保持面に保持された基板を排出し、
    相対して配置された前記第1基板保持面から前記第2基板保持面へ基板が受け渡されることを特徴とする、請求項4に記載の基板検査装置。
  6. 前記第1検査ステージは、前記第1基板保持面をそれぞれ移動させることによって前記第1回転軸からの距離を変化させる第1基板保持面駆動部を含み、
    前記第2検査ステージは、前記第2基板保持面をそれぞれ移動させることによって前記第2回転軸からの距離を変化させる第2基板保持面駆動部を含み、
    前記基板検査装置は、前記第1基板保持面または前記第2基板保持面に対する基板の着脱を制御する制御部を、さらに備え、
    相対して配置された前記第1基板保持面および第2基板保持面の組に対して、
    前記第1基板保持面駆動部および前記第2基板保持面駆動部が、それぞれ前記第1基板保持面および第2基板保持面を前記第1回転軸および第2回転軸からの距離が長くなる方向に移動させることによって、当該第1基板保持面に保持されている基板の他方主面と当該第2基板保持面とを当接させ、
    前記制御部が、相対している前記第1基板保持面による基板の保持を解除して、相対している前記第2基板保持面に当該基板を保持させることによって、前記第1基板保持面から前記第2基板保持面へ基板が受け渡されることを特徴とする、請求項5に記載の基板検査装置。
  7. 前記撮像部の撮像空間に固設された当接部材を、さらに備え、
    前記第1検査ステージは、前記第1基板保持面をそれぞれ移動させることによって前記第1回転軸からの距離を変化させる第1基板保持面駆動部を含み、
    前記第2検査ステージは、前記第2基板保持面をそれぞれ移動させることによって前記第2回転軸からの距離を変化させる第2基板保持面駆動部を含み、
    並列配置された前記第1基板保持面および第2基板保持面の組に対して、
    前記第1基板保持面駆動部および前記第2基板保持面駆動部が、それぞれ前記第1基板保持面および第2基板保持面を前記第1回転軸および第2回転軸からの距離が長くなる方向に移動させることによって、当該第1基板保持面および第2基板保持面と前記当接部材とを当接させて位置決めすることを特徴とする、請求項5に記載の基板検査装置。
  8. 前記基板排出部は、
    排出された基板を収納する複数の基板ケースと、
    所定の垂線を中心に回転する回転平面を有し、当該回転平面上に前記複数の基板ケースが載置されたターンテーブルとを含み、
    前記基板排出部は、下面に配置された前記第2基板保持面に保持された基板に応じた前記基板ケースが、当該第2基板保持面の直下位置になるように前記ターンテーブルを回転させることを特徴とする、請求項5に記載の基板検査装置。
  9. 基板の両面を撮像して検査する基板検査方法であって、
    複数の第1基板保持面が第1回転軸を中心に周設された第1検査ステージ、および
    前記第1検査ステージと並設され、複数の第2基板保持面が第2回転軸を中心に周設された第2検査ステージに対して、
    少なくとも1つの前記第1基板保持面と基板の一方主面とを当接させて当該基板を保持させ、前記第1検査ステージに当該基板を供給する基板供給ステップと、
    並列配置された前記第1基板保持面および第2基板保持面の組にそれぞれ保持された基板の主面を、それぞれ同時に撮像する撮像ステップと、
    少なくとも1つの前記第2基板保持面に保持された基板を前記第2検査ステージから排出する基板排出ステップと、
    前記第1回転軸を中心に前記第1検査ステージを回転させ、前記第2回転軸を中心に前記第2検査ステージを回転させることによって、前記第1基板保持面および第2基板保持面の向きを切り替える回転ステップとを含み、
    前記基板供給ステップ、前記撮像ステップ、および前記基板排出ステップを同時に行うことを特徴とする、基板検査方法。
  10. 相対して配置された前記第1基板保持面および前記第2基板保持面に対して、当該第1基板保持面に保持された基板を当該第2基板保持面に受け渡し、当該第2基板保持面と基板の他方主面とを当接させて当該基板を保持させる基板受渡ステップを、さらに含み、
    前記基板供給ステップ、前記撮像ステップ、前記基板排出ステップ、および前記基板受渡ステップを同時に行うことを特徴とする、請求項1に記載の基板検査方法。
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