JP2005017386A - 平板状ワークの検査、修正装置 - Google Patents

平板状ワークの検査、修正装置 Download PDF

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芳紀 加藤
Manabu Mochizuki
望月  学
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康一 梶山
Shigeto Sugimoto
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Abstract

【課題】設備の構造が簡単であり、その所要設置面積を小さくすることができ、かつ検査、修正作業におけるタクトタイムを短縮する。
【解決手段】検査テーブル7上の平板状ワークWをY軸方向yに移動させ、その欠陥を検出カメラで検出する欠陥検査装置2と、修正テーブル上の欠陥部を有する平板状ワークWを、加工ヘッドをX軸方向とY軸方向yに移動させて、平板状ワークWの欠陥部を修正加工する欠陥修正装置3とを備え、欠陥修正装置3を欠陥検査装置2の上方に配置すると共に、欠陥検査装置2の検査テーブル7から検査済みの平板状ワークWを搬出して、欠陥部を有する平板状ワークWを欠陥修正装置3の修正テーブルに搬入し、修正加工された平板状ワークWを修正テーブルから搬出する搬送装置4を、欠陥検査装置2に対する平板状ワークWの搬送方向イの下流側に配置した構成とされている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー液晶表示装置に使用するカラーフィルター基板等の平板状ワークを検査し、その検査によって検出された欠陥部を修正するための平板状ワークの検査、修正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カラー液晶表示装置に使用するカラーフィルター基板の欠陥検査装置として、定盤上にころ搬送部を設置し、該ころ搬送部に搬入、載置されたカラーフィルター基板を、Y軸テーブル(Y軸移動機構)に位置決め、把持してY軸方向へ移動させながら、前記定盤に固定した支持部材を介して前記ころ搬送部の上方に配置された検出カメラにより、カラーフィルター基板の欠陥部の検査を行うようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、前記のような欠陥検査装置によって検出されたカラーフィルター基板の表面に付着した金属粉等の異物(欠陥部)を除去する異物修正装置(欠陥修正装置)として、ベース台(定盤)上にカラーフィルター基板を固定し、前記ベース台に設置された案内レールによってY軸方向に移動する門型のステージに、X軸方向に移動する研磨ヘッドを支持し、前記ステージをY軸方向に、研磨ヘッドをX軸方向に移動させることにより、該研磨ヘッドをカラーフィルター基板の異物の位置まで移動させ、研磨ヘッドに設けた研磨テープで前記異物を除去する修正を行うようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
従来、前記欠陥検査装置と欠陥修正装置を工場に設備する場合、カラーフィルター基板の搬送方向をY軸方向に沿った直線状ラインに一致させて、その上流側に前記欠陥検査装置を位置させ、下流側に前記欠陥修正装置を位置させて直列に配し、かつ、前記欠陥検査装置のころ搬送部の上面と前記欠陥修正装置のベース台の上面を略同一水平面になるように設置している。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−9661号公報
【特許文献2】
特開平9−309057号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記のように欠陥検査装置と欠陥修正装置の両者のカラーフィルター基板の搬送面を平面的に略同一にして直列に接続した設備では、その設備の所要設置面積が大きくなる問題がある。近年、カラーフィルター基板が大型化されてきており、それに伴って前記各装置も大型化され、上記問題が一層顕著になっている。また、前記欠陥検査装置による検査作業時間と前記欠陥修正装置による修正作業時間とは同一ではなく、特に、欠陥検査装置によって先に検査されたカラーフィルター基板に欠陥部が多く検出された場合には、その欠陥を欠陥修正装置で修正するのに多くの時間がかかり、次のカラーフィルター基板の欠陥検査装置による検査が終了しても、該検査済みのカラーフィルター基板を欠陥修正装置に送り出すことができず、欠陥検査装置での時間待ちが生じて検査、修正作業におけるタクトタイムが長くなる問題がある。前記時間待ちを無くすために、検査済みのカラーフィルター基板を蓄積するバッファ装置を設けたり、前記欠陥修正装置を迂回させるパスラインを設備することもできるが、この場合には設備の所要設置面積が一層大きくなると共に、その設備が複雑となって設備費が増す問題がある。
【0005】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、設備の構造が簡単であり、その所要設置面積を小さくすることができ、かつ検査、修正作業におけるタクトタイムを短縮することができる平板状ワークの検査、修正装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、以下の点を特徴としている。
すなわち、請求項1に係る平板状ワークの検査、修正装置は、検査テーブルに載置された平板状ワークとその上方に配置された検出カメラとを相対的にY軸方向に移動させて、前記平板状ワークの欠陥を前記検出カメラで検出する欠陥検査装置と、修正テーブルに載置された欠陥部を有する平板状ワークとその上方に配置された修正ヘッドとを相対的にX軸方向とY軸方向に移動させて、平板状ワークの欠陥部を前記修正ヘッドで修正する欠陥修正装置とを備え、かつ欠陥検査装置と欠陥修正装置のうちの一方を他方の上方に配置すると共に、前記欠陥検査装置の検査テーブルから検査済みの平板状ワークを搬出して、欠陥部を有する平板状ワークを前記欠陥修正装置の修正テーブルに搬入し、修正された平板状ワークを前記修正テーブルから搬出する搬送装置を、前記欠陥検査装置に対する平板状ワークの搬送方向の下流側に配置したことを特徴としている。
【0007】
この平板状ワークの検査、修正装置では、前記欠陥検査装置において検出カメラにより平板状ワークの欠陥の有無が検査され、欠陥が検出された平板状ワークは前記搬送装置によって欠陥修正装置に搬入されてその修正ヘッドにより修正される。欠陥修正装置で欠陥部を有する平板状ワークが修正されている間、欠陥検査装置で検査が継続的に行われ、欠陥部の無い平板状ワークは前記欠陥修正装置を経ることなく搬送装置によって次工程に搬送されるので、平板状ワークの検査、修正作業が円滑に、かつ能率的に行われる。
【0008】
また、請求項2に係る平板状ワークの検査、修正装置は、請求項1に記載の検査、修正装置において、前記欠陥修正装置を前記欠陥検査装置の上方に配置したことを特徴としている。
【0009】
また、請求項3に係る平板状ワークの検査、修正装置は、請求項1または2に記載の検査、修正装置において、前記欠陥検査装置と前記欠陥修正装置とをそれらのY軸方向が前記平板状ワークの搬送方向に沿うように配置したことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態に係る平板状ワークの検査、修正装置について図1〜図3を参照して説明する。
図1〜図3において、1は本発明の一実施の形態に係る平板状ワークの検査、修正装置である。該検査、修正装置1は、カラー液晶表示装置に使用するカラーフィルター基板等の平板状ワークWの欠陥を検出する欠陥検査装置2と、該欠陥検査装置2で検出された平板状ワークWの欠陥部を修正する欠陥修正装置3と、前記欠陥検査装置2から検査済みの平板状ワークWを搬出して、欠陥部を有する平板状ワークWを前記欠陥修正装置3に搬入し、修正加工された平板状ワークWを前記欠陥修正装置3から搬出する搬送装置4とを備えている。
そして、前記欠陥修正装置3は前記欠陥検査装置2の上方に配置され、前記搬送装置4は前記欠陥検査装置2に対する平板状ワークWの搬送方向イの下流側に配置されている。
【0011】
前記欠陥検査装置2は、脚部5aによって床面Fに水平に設置されたY軸方向yに長い定盤5を備えており、該定盤5上には、Y軸方向yに沿った平板状ワークWの搬送方向イの上流側に搬入テーブル6が、下流側に検査テーブル7がそれぞれ配置されている。前記搬入テーブル6と検査テーブル7は、それぞれ前記定盤5に固定された矩形状の枠部材に、複数のローラ8aをY軸方向yに直角なX軸方向xに所定間隔をあけて回転自在に支持してなる案内ローラ群8を、Y軸方向に所定間隔をあけて複数群配置して構成され、各ローラ8aの頂部(上面)が同一の水平面上に位置されており、各ローラ8aの上面に前記平板状ワークWが載置されてY軸方向yに案内移送されるようになっている。なお、前記各ローラ群8をそれぞれX軸方向xに連続した一本のローラに代えてもよい。
【0012】
また、前記搬入テーブル6と検査テーブル7の両側(図2で上下側、図3で左右側)には、平板状ワークWをY軸方向yに移動させるワーク移動機構9,9が設けられている。該ワーク移動機構9,9は、前記平板状ワークWの4のX,Y軸方向の位置決めをして、その4隅部を把持するための位置決めクランパー10,10を有するY軸方向yに延長された一対のシャトル部材11,11と、該シャトル部材11,11をY軸方向yに移動させるリニアモータ(Y軸駆動手段)12,12とを備えている。該リニアモータ12,12は、前記シャトル部材11,11の下に固定した支持部材13,13に設けたリニアモータコイル12a,12aと、前記定盤5上に固定されY軸方向に延長されたリニアモータマグネット12b,12bとからなり、該リニアモータマグネット12b,12bは前記支持部材13,13のY軸方向の移動を案内する案内レールを兼ねている。
【0013】
前記リニアモータ12に代えて、前記定盤5上に水平方向に間隔をあけて配置した一対のプーリに無端状のベルトを巻き掛けて、該ベルトの水平移動部分に前記支持部材13を連結し、一方のプーリをモータで回転させて前記ベルトの移動で前記支持部材13をY軸方向に移動させるようにしてもよい。また、前記定盤5にY軸方向に沿ってボールねじを配置し、該ボールねじに螺合させたボールナットを前記支持部材13に固定し、前記ボールねじをモータで回転させることにより、前記支持部材13をY軸方向に移動させるようにしてもよい。
前記検査テーブル7の内側には、水平状の平板からなる取付板14aに複数のピン14bをX軸方向xとY軸方向yに間隔をあけて垂直に固定して設けてなる押上部材14が設けられ、該押上部材14は、前記取付板14aがシリンダ等(図示せず)により上昇されると、検査テーブル6のローラ8a上の平板状ワークWを、前記ピン14bを介して上方に押し上げるようになっている。
【0014】
また、前記定盤5には、そのY軸方向yの中央における前記ワーク移動機構9,9の外側の位置である両側端部(図2で上下端部、図3で左右端部)に立設された支柱15,15と、該支柱15,15の頂部にX軸方向xに向けて水平に固定して設けたX軸ビーム16とからなる門型の支持フレーム17が固定されている。該支持フレーム17のX軸ビーム16には、前記検査テーブル7に載置した平板状ワークWの上方に配置されて、その上面を検査するCCDカメラ(検出カメラ)18が設けられている。該CCDカメラ18は、その光学系の対物レンズの光軸を前記検査テーブル7上の平板状ワークWの上面に垂直または略垂直になるようにして、前記X軸ビーム16の前面(図1,2で左側面)に固定した支持板16aに複数個支持されて設けられている。
【0015】
各CCDカメラ18は、前記光軸の位置が平面視(図2)でX軸方向xに一直線状に整列(光軸がX軸方向xに沿う平板状ワークWに垂直または略垂直な平面上に整列)され、それらの撮像範囲がX軸方向xに不連続とならないように、相互に近接して等間隔をあけて配置されている。また、各CCDカメラ18は、上下調整機構によって前記支持板16aに対して上下に移動調節可能に支持されており、前記平板状ワークWの上面に対する光学系の焦点位置を個々に上下に移動調節できるようになっている。なお、図示しないが、前記支持板16aには前記平板状ワークWの上面を上方から照明する照明器が前記各CCDカメラ18に対応して複数個設けられている。
なお、前記CCDカメラ5と前記照明器は、複数個設けずに、一組だけをX軸ビーム4bにX軸方向xに移動自在に支持して設けてもよく、それらをX軸駆動手段によって一緒にX軸方向xに移動させることにより、平板状ワークWの上面のX軸方向xにおける全領域を撮像することができる。この場合には、高価なCCDカメラ5と照明器の個数を減らして装置を安価に構成することができる。
【0016】
前記欠陥修正装置3は、前記欠陥検査装置2の定盤5の両外側(図2で上下の外側、図3で左右の外側)においてY軸方向yに沿って床面Fに設置された基台19,19に垂直に立設された複数本(図1の例では3本)のコラム20と、該コラム20の上端にダンパ21を介して固定した矩形状の定盤22とを有し、該定盤22は、前記欠陥検査装置2における検査テーブル7(前記定盤5の下流側部)の上方であって、前記支持フレーム17のX軸ビーム16より高い位置に水平に配置されている。そして、前記定盤22上には平面視で矩形状をなす修正テーブル23が上面を水平にして固定されており、該修正テーブル23の4隅部には、修正テーブル23上に載置された平板状ワークWをX、Y軸方向に位置決め、固定するための位置決めクランパー24が設けられている。
前記修正テーブル23には、前記取付板14aとピン14bからなる押上部材14が設けられている。
また、修正テーブル23には、上面にワーク吸着保持機構(図示せず)を有する平板状のガラス板が設けられており、平板状ワークWが当該ガラス板に吸着保持される構成とされている。この場合は、前記ガラス板には前記ピン14bを通す孔が設けられる。
【0017】
前記定盤22には、前記修正テーブル23を跨ぐようようにして門型の支持フレーム25が支持されている。該支持フレーム25は、前記修正テーブル23のX軸方向xの両外側に位置して前記定盤22上にリニアモータ(Y軸駆動手段)26,26を介して支持された一対の支柱27,27と、該支柱27,27の頂部間に掛け渡して両端部を支柱27,27に固定してX軸方向xに水平に設けたX軸ビーム28とから構成されている。そして、前記リニアモータ26は、前記定盤22上に固定され、そのY軸方向yの略全長に沿って延長しているリニアモータマグネット26a,26aと、前記支柱27,27の下部に設けたリニアモータコイル26b,26bとからなり、前記支持フレーム25をY軸方向yに移動させるようになっている。前記リニアモータマグネット26a,26aは前記支持フレーム25のY軸方向yの移動を案内する案内レールを兼ねている。
【0018】
前記支持フレーム25のX軸ビーム28にはX軸方向xに移動自在にサドル29が支持され、該サドル29にはX,Y軸方向に直角なZ軸方向zに高さをZ軸駆動手段(図示せず)によって移動調節可能にされたレーザ加工ヘッド(修正ヘッド)30が取り付けられており、該レーザ加工ヘッド30は、前記サドル29がX軸駆動手段(図示せず)により移動されると、前記修正テーブル23に対して相対的にX軸方向xに水平移動するようになっている。また、前記レーザ加工ヘッド30には、そのレーザビームを平板状ワークWに照射する光学系のうちの対物レンズを共用して、顕微鏡付きのCCDカメラ(位置検出カメラ)31が設けられている。
なお、前記レーザ加工ヘッド30の対物レンズに対向する位置には、前記修正テーブル23に支持された平板状ワークWを下方から照明する透過照明器(図示せず)が設けられている。
【0019】
前記搬送装置4は、クリーンルームで使用可能な3軸円筒座標型の搬送ロボットであって、ロボット本体32に昇降自在に支軸33を設け、該支軸33の上端に旋回自在に設けたヘッド34に水平方向に伸縮自在なアーム35を備えており、前記支軸33の中心を、平面視(図2の図示状態)で、前記検査テーブル7(修正テーブル23)のX軸方向における中心の、前記平板状ワークWの搬送方向イにおける延長線上に略一致させて床面F上に設置されている。前記搬送ロボット33の昇降、旋回、伸縮の3軸はACサーボモータで駆動される構成とされている。なお、前記搬送装置4は、搬送用ロボットに限らず、専用の搬送機構であってもよく、前記検査テーブル7と修正テーブル23との間と、それらと下流側の設備との間で平板状ワークWを搬送し得るものであれば、特に構造、形式は問わない。
【0020】
なお、図中36は平板状ワークWを前記欠陥検査装置2で検査する前段の工程を実施する設備、例えば、平板状ワークWを洗浄し後に、それに付着した洗浄水を乾燥させるオーブンであり、平板状ワークWの搬送方向イの上流側に設置されている。該オーブン36には、平板状ワークWを載置して搬送方向イに移動させるローラコンベア等の搬送機構37が、その高さを前記欠陥検査装置2の搬入テーブル6の高さに一致させて設けられると共に、前記搬入テーブル6上に平板状ワークWを送り出すプッシャー機構等(図示せず)が設けられている。
【0021】
次に、前記一実施の形態に係る平板状ワークの検査、修正装置1の作用について説明する。
前記オーブン36で乾燥された平板状ワークWが、前記搬送機構37とプッシャー機構によってオーブン36から押し出されて、欠陥検査装置2の搬入テーブル6上に移載されると、予め搬入テーブル6側に後退移動されていた前記シャトル部材11が、その位置決めクランパー10,10で平板状ワークWをX,Y軸方向の位置決めをした後にその4隅部を把持する。この後、前記リニアモータ12が作動されて前記支持部材13介してシャトル部材11がY軸方向yの下流側(図1、図2で左方側)に前進移動すると、該シャトル部材11に把持された平板状ワークWが、前記検査テーブル7のローラ8aに下面を支持されながら、前記支持フレーム17に支持されたCCDカメラ18に対して相対的にY軸方向yに移動される。その際、前記CCDカメラ18によって平板状ワークWが上方から撮像されて、欠陥の有無と欠陥部が有る場合にその欠陥の位置と状態が検出され、その検出データが制御装置(図示せず)に記憶される。
【0022】
前記シャトル部材11によって平板状ワークWがY軸方向yの前進移動端に達して前記CCDカメラ18による欠陥の検出動作が終了すると、前記位置決めクランパー10,10による平板状ワークWの位置決め把持状態が解除されて前記検査テーブル7の押上部材14が上昇作動されて、そのピン14bによって検査済みの平板状ワークWが、図3で2点差線で示すように、検査テーブル7のローラ8aの上面から所定高さだけZ軸方向zへ押し上げられる。このとき、前記搬送装置4が作動を開始し、その支軸33を縮小した状態で、アーム35が、検査テーブル7側に向けて伸長され、押し上げられた平板状ワークWの下面に差し込まれる。この状態で前記押上部材14が下降されることにより、平板状ワークWが前記アーム35上に載置される。
【0023】
前記アーム35上に平板状ワークWが載置されると、該アーム35は縮小されて平板状ワークWが前記検査テーブル7からY軸方向yの下流側へ搬出され、その際、前記CCDカメラ18による検査結果が前記制御装置によって平板状ワークWに欠陥部が無いと判定されている場合には、前記アーム35が180°旋回されて平板状ワークWが次工程の設備等へ送り出される。また、前記アーム35で検査テーブル7から搬出された平板状ワークWに欠陥部があると前記制御装置で判定されている場合には、前記アーム35は、前記支軸33の上昇によって平板状ワークWを支えたまま、前記欠陥修正装置3の修正テーブル23の上方の高さ位置(図3の2点鎖線で示す位置)まで上昇される。そして、前記アーム35が伸長して平板状ワークWが修正テーブル23の上方へ搬入されると、前記修正テーブル23の前記押上部材14が上昇され、そのピン14bが、先端を修正テーブル23の上面から上方に突き出して、前記アーム35に支えられている平板状ワークWの下面に当接して、該平板状ワークWをやや押し上げることによりアーム35からそれらを受け取る。
【0024】
この後、前記アーム35はその高さ位置で収縮されて待機されると共に、前記押上部材14が下降されることにより、欠陥部を有する平板状ワークWが修正テーブル23上に載置されて、前記位置決めクランパー24、24によりX,Y軸方向yに位置決めされた後に修正テーブル23に固定される。次に、前記リニアモータ26が作動されて、前記支持フレーム25が修正テーブル23に対して相対的にY軸方向yへ移動されると共に、前記サドル29を介してレーザ加工ヘッド30が修正テーブル23に対して相対的にX軸方向xに移動されて、前記制御装置に記憶されている平板状ワークWの欠陥部のある位置へレーザ加工ヘッド30が移動され、その移動位置を前記CCDカメラ31で確認した後、その欠陥部のレーザ加工ヘッド30による修正加工(修正処理)が行われる。
【0025】
前記平板状ワークWのレーザ加工ヘッド30による修正加工が終了すると、前記位置決めクランパ24による平板状ワークWの位置決め固定状態が解除されて、前記押上部材14がピン14bで修正加工済みの平板状ワークWを押し上げるので、搬送装置4のアーム35が伸長されて、修正テーブル23の上方に押し上げられた平板状ワークWの下に差し入れられる。このとき、前記押上部材14が下降してアーム35に平板状ワークWが載置されるので、前記アーム35が収縮することにより、平板状ワークWが修正テーブル23からそのY軸方向yの外側へ搬出される。この後に、前記平板状ワークWは、前記アーム35の180°の旋回と支軸33の収縮により、ハ矢方向に移動して、前記検査テーブル7から欠陥部のない平板状ワークWを搬出するときと同様な高さに位置されて、次工程の設備等へ送り出される。
【0026】
前記実施の形態に係る平板状ワークの検査、修正装置1によれば、定盤5に固定した検査テーブル7に載置された平板状ワークWを、前記定盤5に固定した支持フレーム17に支持して平板状ワークWの上方に配置された検出カメラ18に対して、相対的にY軸方向yに移動させて、平板状ワークWの欠陥を前記検出カメラ18で検出する欠陥検査装置2と、修正テーブル23に載置された欠陥部を有する平板状ワークWに対して、前記支持フレーム25に支持して平板状ワークWの上方に配置された前記レーザ加工ヘッド30を、相対的にX軸方向xとY軸方向yに移動させて、平板状ワークWの欠陥部を前記レーザ加工ヘッド30で修正加工する欠陥修正装置3とを備え、かつ該欠陥修正装置3を前記欠陥検査装置2の上方に配置すると共に、前記欠陥検査装置2の検査テーブル7から検査済みの平板状ワークwを搬出して、欠陥部を有する平板状ワークWを前記欠陥修正装置3の修正テーブル23に搬入し、修正加工された平板状ワークWを前記修正テーブル23から搬出する搬送装置4を、前記欠陥検査装置2に対する平板状ワークWの搬送方向イの下流側に配置した構成となっているので、前記欠陥検査装置2と欠陥修正装置3とが平面的に重なっているため、従来装置のように、前記欠陥検査装置2と欠陥修正装置3とが平面的に直列に接続されたものと比較して、設備の所要設置面積を大幅に小さくすることができる。
【0027】
また、前記欠陥検査装置2によって検査が終了した平板状ワークWは、欠陥があるものだけが搬送装置4により欠陥修正装置3に搬送され、欠陥の無いものは欠陥修正装置3を経ることなく、搬送装置4によって次工程の設備に搬送されるので、従来のように、検査済みで欠陥の無い平板状ワークWを、前記欠陥修正装置3による修正作業が終了するまで、欠陥検査装置2やバッファ装置で待機させる必要がない。したがって、平板状ワークWの検査、修正作業が円滑に、かつ能率的に行えて、その検査、修正作業におけるタクトタイムの短縮を図ることができると共に、付加設備を省略することができて、この面からも設備の所要設置面積を小さくすることができ、その設備が複雑化するのを抑えて設備費を低廉にすることができる。
なお、前記欠陥修正装置3は、前記欠陥検査装置2と分離されて床面に前記コラム20を介して設置され、かつ前記コラム20にダンパ21を介して前記定盤22が固定されているので、修正作業中に欠陥検査装置2や搬送装置4からの振動、衝撃等が遮断されるため、その修正作業を正確に行うことができる。
【0028】
なお、前記実施の形態に係る平板状ワークの検査、修正装置1においては、前記平板状ワークWとCCDカメラ18との間のY軸方向yへの相対移動を、定盤5に固定された支持フレーム17に支持されたCCDカメラ18に対して、ワーク移動機構9によって平板状ワークWを検査テーブル7上でY軸方向yに移動させて行ったが、これとは逆に、平板状ワークWを検査テーブル7に固定し、前記支持フレーム17をY軸方向yに移動させて、平板状ワークWに対してCCDカメラ18をY軸方向yへ移動させるようにしてもよい。
また、前記平板状ワークWと前記レーザ加工ヘッド30との間のY軸方向yの相対移動を、前記定盤に固定した修正テーブル23に固定した平板状ワークWに対して、前記支持フレーム25に支持したレーザ加工ヘッド30をY軸方向yに移動させて行ったが、これとは逆に、前記支持フレーム25を定盤22に固定し、平板状ワークWを修正テーブル23上で移動させて、レーザ加工ヘッド30に対して平板状ワークWがY軸方向yに移動するようにしてもよい。
【0029】
また、前記欠陥修正装置3を欠陥検査装置2の上方に設けたので、上流側から搬送されたきた平板状ワークを、昇降機能を有する格別の搬送設備を設けることなく、欠陥検査装置に円滑、容易に搬入することができ、設備の簡略化を図り、設備費の増大化を抑えることができて好ましいが、これに限らず、これとは逆の配置をした構成にすることもできる。この場合には、上流側から搬送されてきた平板状ワークを、上方の欠陥検査装置まで上昇させる搬送設備が必要となる。
また、前記欠陥修正装置3においては、平板状ワークWの欠陥部を修正する修正ヘッドとして、レーザ加工ヘッド30を例示したが、該修正ヘッドはこれに限らず、研磨テープを有し平板状ワークWの突起異物を研磨する研磨ヘッドや、欠陥部を前記レーザ加工ヘッド30で加工した部分にカラーフィルタの着色層に対応した修正インクを滴下させて修正する修正ヘッド等のいずれか1つまたは複数個を備えたものとしてもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば以下の優れた効果を奏する。
すなわち、請求項1に係る平板状ワークの検査、修正装置によれば、欠陥検査装置と欠陥修正装置とが平面的に重なっているため、従来のように、前記欠陥検査装置と欠陥修正装置とが平面的に直列に接続されたものと比較して、設備の所要設置面積を大幅に小さくすることができる。
また、前記欠陥検査装置によって検査が終了した平板状ワークは、欠陥があるものだけが搬送装置により欠陥修正装置に搬送され、欠陥の無いものは欠陥修正装置を経ることなく、搬送装置によって次工程の設備に搬送されるので、従来のように、検査済みで欠陥の無い平板状ワークを、前記欠陥修正装置による修正作業が終了するまで、欠陥検査装置やバッファ装置で待機させる必要がない。
したがって、平板状ワークの検査、修正作業が円滑にかつ能率的に行えて、その検査、修正作業におけるタクトタイムの短縮を図ることができると共に、付加設備を省略することができて、この面からも設備の所要設置面積を小さくすることができ、その設備が複雑化するのを抑えて設備費を低廉にすことができる。
【0031】
請求項2に係る平板状ワークの検査、修正装置によれば、欠陥修正装置を欠陥検査装置の上方に配置したので、上流側から搬送されたきた平板状ワークを、昇降機能を有する格別の搬送設備を設けることなく、欠陥検査装置に円滑、容易に搬入することができ、設備の簡略化を図り、設備費の増大化を抑えることができる。
【0032】
請求項3に係る平板状ワークの検査、修正装置によれば、欠陥検査装置と欠陥修正装置とをそれらのY軸方向が平板状ワークの搬送方向に沿うように配置したので、前記欠陥検査装置から欠陥修正装置に前記平板状ワークを搬送するにあたり、その方向を変換する必要がないため、搬送装置に方向変換機能を付加しなくて済み、該搬送装置の構造が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る平板状ワークの検査、修正装置を示す側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく正面図である。
【符号の説明】
1 平板状ワークの検査、修正装置
2 欠陥検査装置
3 欠陥修正装置
4 搬送装置
5,22 定盤
7 検査テーブル
9 ワーク移動機構
11 シャトル部材
12,26 リニアモータ(Y軸駆動手段)
14 押し上げ部材
17,25 支持部材
18 CCDカメラ(検出カメラ)
20 コラム
23 修正テーブル
30 レーザ加工ヘッド(加工ヘッド)
W 平板状ワーク

Claims (3)

  1. 検査テーブルに載置された平板状ワークとその上方に配置された検出カメラとを相対的にY軸方向に移動させて、前記平板状ワークの欠陥を前記検出カメラで検出する欠陥検査装置と、修正テーブルに載置された欠陥部を有する平板状ワークとその上方に配置された修正ヘッドとを相対的にX軸方向とY軸方向に移動させて、平板状ワークの欠陥部を前記修正ヘッドで修正する欠陥修正装置とを備え、かつ欠陥検査装置と欠陥修正装置のうちの一方を他方の上方に配置すると共に、前記欠陥検査装置の検査テーブルから検査済みの平板状ワークを搬出して、欠陥部を有する平板状ワークを前記欠陥修正装置の修正テーブルに搬入し、修正された平板状ワークを前記修正テーブルから搬出する搬送装置を、前記欠陥検査装置に対する平板状ワークの搬送方向の下流側に配置したことを特徴とする平板状ワークの検査、修正装置。
  2. 前記欠陥修正装置を前記欠陥検査装置の上方に配置したことを特徴とする請求項1に記載の平板状ワークの検査、修正装置。
  3. 前記欠陥検査装置と前記欠陥修正装置とをそれらのY軸方向が前記平板状ワークの搬送方向に沿うように配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の平板状ワークの検査、修正装置。
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