JP2005329041A - 胃瘻形成管用伸展具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ガイドワイヤを用いて胃瘻形成管の挿入や抜去を行うときの操作を容易にすることができる胃瘻形成管用伸展具を提供すること。
【解決手段】 患者に形成された穴部33の胃壁32の内面側に設置される胃内固定部材10cと、胃内固定部材10cに連結され穴部33を通って外部に延びるチューブ部材10bとを備えた胃瘻形成管10を、穴部33に挿入または抜去する際に用いられる胃瘻形成管用伸展具20を、エクステンダー21を備えた構成にした。そして、エクステンダー21を、チューブ部材10bを挿通でき、ガイドワイヤGWを通すガイド穴23を備えたエクステンダー本体21aと、エクステンダー本体21aに連結され、指当て部25bを備えた指操作部21bと、ガイド穴23を通るガイドワイヤGWを、指当て部25bを回避させるように撓ませた状態で通すことのできる回避穴23aとを備えた構成にした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、患者の胃内に流動食等の流体物を供給するための胃瘻形成管を患者の体に挿入したり抜去したりする際に用いられる胃瘻形成管用伸展具に関する。
従来から、高齢や疾病により自力で口から食べ物を摂取する機能が低下した人(以下、患者と記す。)に対して、胃瘻形成管を用いて流動食や栄養剤等の流体物を供給することが行われている。この胃瘻形成管の中に、患者の体に設けられた摂取用の穴部(瘻孔)に設置されるチューブ部材と、チューブ部材の先端部に取り付けられて胃壁の内部側に設置される胃内固定部材と、チューブ部材の基端部に取り付けられて体の皮膚面側に設置される外部固定部材とで構成されたものがある。そして、このような胃瘻形成管を、患者の体に形成した穴部に挿入したり、抜去したりするときには、胃瘻形成管用伸展具を用いてその挿入および抜去のための操作が行われる(例えば、特許文献1参照)。
この胃瘻形成管用伸展具は、胃瘻形成管に設けられた流体物供給孔に出し入れ可能なエクステンダーと、胃瘻形成管の外部固定部材に係合可能な外部固定部材係合部と指を引っ掛けることのできる指掛け部とを備えた係合部材とで構成されている。そして、胃内固定部材の先端中央部には、エクステンダーの先端部が係合可能なエクステンダー係合部が形成されており、エクステンダーを流体物供給孔内に入れてエクステンダー係合部を先端側方向に向けて押し込むことにより胃部固定部材は細長く伸びるように構成されている。
このため、エクステンダーを胃瘻形成管の流体物供給孔内に通して、係合部材の外部固定部材係合部を外部固定部材に係合させた状態で、指で係合部材の指掛け部を外側(胃瘻形成管の基端側方向)に向けて引っ張りながらエクステンダーを流体物供給孔内に押し込むことにより、胃内固定部材を細長く伸ばすことができる。その細くなった状態の胃内固定部材は患者の腹部に設けた穴部を通過できるため、胃瘻形成管の穴部への留置または抜去が可能になる。
そして、胃内固定部材が胃壁の内部側に挿入されたときに、胃瘻形成管からエクステンダーを抜くと、胃内固定部材は、エクステンダーの押圧力から解放されて、弾性によって膨らんだ状態になり、患者の体から外れなくなる。また、このような胃瘻形成管のなかには、患者の体内にガイドワイヤを通した状態で、挿入や抜去の操作を行うものがある。この場合には、エクステンダーをパイプ状に形成してその内部にガイドワイヤを通せるようにしている。
特表2000−507134号公報
しかしながら、従来のガイドワイヤを用いて胃瘻形成管の挿入や抜去を行うための胃瘻形成管用伸展具を構成するエクステンダーでは、エクステンダーを胃瘻形成管の流体物供給孔内に押し込んで胃内固定部材を細長く伸ばす際に、ガイドワイヤが邪魔になって操作がし難いという問題がある。すなわち、ガイドワイヤを避けながらエクステンダーを押そうとすると力が入り難くなって操作がし難く、ガイドワイヤと一緒にエクステンダーを押そうとするとガイドワイヤにキンクや形くずれが生じる場合がある。
本発明は、前述した問題に対処するためになされたもので、その目的は、ガイドワイヤを用いて胃瘻形成管の挿入や抜去を行うときの操作を容易にすることができる胃瘻形成管用伸展具を提供することである。
前述した目的を達成するため、本発明に係る胃瘻形成管用伸展具の構成上の特徴は、患者の皮膚表面と胃壁の内面との間に形成された穴部における胃壁の内面側に設置される胃内固定部材と、胃内固定部材に連結され穴部を通って患者の体外に延びるチューブ部材とを備えた胃瘻形成管を、患者の穴部に挿入または抜去する際に用いられる胃瘻形成管用伸展具であって、外径がチューブ部材の内部を通過することができる大きさに設定され、内部にガイドワイヤを通すためのガイド穴が形成されたパイプ状のエクステンダー本体と、エクステンダー本体の基端部に連結され、エクステンダー本体との連結部と反対側の面に指を当てて操作するための指当て部が形成された指操作部と、指操作部、または指操作部とエクステンダー本体とに形成され、ガイド穴を通過するガイドワイヤを、指当て部を回避させるように撓ませた状態で通すことのできる回避穴とを有するエクステンダーを備えたことにある。
前述したように構成した本発明に係る胃瘻形成管用伸展具では、パイプ状のエクステンダー本体の基端部に、指を当てて操作するための指当て部が形成された指操作部を連結して、エクステンダーを胃瘻形成管内に押し込むための操作がし易くなるようにしている。そして、ガイド穴を通ってエクステンダー本体から延びてくるガイドワイヤを、指当て部を回避させるように撓ませて通過させることのできる回避穴を指操作部、または指操作部とエクステンダー本体とに形成している。したがって、指当て部に指を当ててエクステンダーを胃瘻形成管内に押し込むための操作を行う際には、ガイドワイヤにおける回避穴に位置する部分を撓ませて操作の邪魔にならないようにすることができる。これによって、操作がし難くなったり、ガイドワイヤにキンクや形くずれが生じたりすることを防止できる。
また、ガイドワイヤは、曲げることによって撓むが、曲げる力から解放されると直線状に復元する弾性を備えた材料で構成することが好ましい。この発明では、回避穴全体の上下方向(エクステンダー本体を下側、指操作部を上側とする。)の長さを、ガイドワイヤを無理なく撓ませることができる程度まで長く設定する。そして、指操作部の幅方向の長さは指の太さよりもやや長めに設定し、回避穴におけるガイドワイヤが回避する側の端部が、指を当てた状態の指当て部における指の外側まで延びるようにする。また、回避穴の指当て部側部分は、ガイド穴から延長した部分を中心として、一方側のみに広がるように形成してもよいし、両側に向けて広がるように形成してもよい。
また、本発明に係る胃瘻形成管用伸展具の他の構成上の特徴は、回避穴とガイド穴との連通部側部分を細くするとともに、連通部から指当て部が形成された面に近づくにしたがって徐々に幅広になるようにして、回避穴を指操作部に形成したことにある。この場合、指操作部の上下方向の長さを、ガイドワイヤを無理なく撓ませることができる程度まで長く設定する。これによると、回避穴を指操作部に形成した穴だけで構成できるため、簡単な構造で、胃瘻形成管用伸展具の操作を容易にすることができる。
また、本発明に係る胃瘻形成管用伸展具のさらに他の構成上の特徴は、回避穴を、エクステンダー本体における基端部から先端部側に向けて所定長さ形成されガイドワイヤを通すことのできる切欠き穴と、指操作部におけるガイド穴の延長部分から切欠き穴が形成された方向に延びるようにして指操作部に形成された細長の幅広穴とで構成したことにある。
この場合、指操作部としては、幅方向の長さが指の太さよりも大きければどのようなものを用いてもよい。例えば、上下方向の長さが短い板状に形成することもできる。これによると、エクステンダー本体のガイド穴から回避穴に延びるガイドワイヤは、通常の状態では直線状になって、幅広穴の一方の端部側に位置している。そして操作の際に、ガイドワイヤが邪魔になれば、指でガイドワイヤを他方の回避側に押すことにより、ガイドワイヤにおける回避穴に位置する部分の近傍部分は撓んで回避穴の他方の端部側に位置するようになる。また、その際、ガイドワイヤにおけるエクステンダー本体の基端部側に位置する部分は、切欠き穴から外部に突出するため、ガイドワイヤは無理なく撓むことができる。これによって、ガイドワイヤにキンクや形くずれが生じることを防止できる。
また、本発明に係る胃瘻形成管用伸展具のさらに他の構成上の特徴は、回避穴の内側面または、回避穴の開口縁部近傍に、ガイドワイヤを撓ませた状態を維持させるための突起を設け、ガイドワイヤを撓ませる際には、突起による抵抗に抗してガイドワイヤを回避穴の所定位置に押し込むようにしたことにある。これによると、ガイドワイヤを回避穴における突起が設けられた位置よりも奥の端部側まで撓ませると、ガイドワイヤから手を離してもガイドワイヤは突起によって、もとの状態に復元することを防止される。このため、ガイドワイヤから手を離した状態で胃瘻形成管用伸展具の操作を行うことができ、操作がさらに容易になる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る胃瘻形成管用伸展具を図面を用いて説明する。図1は、胃瘻形成管10に、本発明に係る胃瘻形成管用伸展具20を取り付け、その胃瘻形成管用伸展具20内にガイドワイヤGWを通した状態を示している。胃瘻形成管10は、図2に示したように、それぞれポリウレタンからなる外部固定部材10aと、外部固定部材10aの下端面中央に連結されたチューブ部材10bと、チューブ部材10bの下端部に連結された胃内固定部材10cとで構成されている。以下、外部固定部材10a側を上側、胃内固定部材10c側を下側として説明する。
外部固定部材10aは、上下に貫通する穴部11が中央部に設けられた肉厚のリング状体からなる本体部12と、本体部12の下面中央から下方に突出した円筒状の連結部12aと、本体部12の外周面における下端部の両側からそれぞれ突出した外部保持片13a,13bと、一方の外部保持片13aの先端部に連結された蓋部材14とで構成されている。そして、本体部12に形成された穴部11の内周面における上部側部分には、係合用の溝部11aが円周に沿って形成されている。また、外部保持片13a,13bは、それぞれ本体部12の外周面から水平方向に向って延びた平面視が略四角形(外部保持片13aと蓋部材14との境界線は直線とする。)の薄板状に形成されている。
蓋部材14は、外部保持片13aの先端部に連結された外部保持片13aよりも幅の狭い帯状連結部14aと帯状連結部14aの先端側部分に設けられた栓部15とで構成されている。帯状連結部14aは可撓性を有しており、外部保持片13aとの連結部を中心として、上下方向に回転するように曲がったり、急な角度で屈曲したりすることができる。また、帯状連結部14aの先端部は基端側(外部保持片13a側)部分よりも幅が広くなった幅広部14bに形成されており、その幅広部14bに栓部15が設けられている。栓部15は、帯状連結部14aを折り曲げてその幅広部14bを本体部12の上面に位置させたときに、穴部11と対向するようにして幅広部14bに設けられている。
また、栓部15は、穴部11に挿入できる軸方向の長さが短い円柱状に形成されその外周面には、穴部11の溝部11aと着脱可能に係合できる突部15aが円周に沿って設けられている。したがって、帯状連結部14aを折り曲げて栓部15を穴部11に押し付けることにより溝部11aと突部15aとを係合させることができ、これによって、本体部12の穴部11を閉塞できる。また、その状態から、帯状連結部14aの幅広部14bを上方に引っ張って栓部15と穴部11との係合を解除することにより本体部12の穴部11を開くことができる。このように構成された外部固定部材10aは、患者の皮膚表面側に固定されて胃内に胃瘻形成管10が引き込まれることを防止する。
チューブ部材10bの上端部は、連結部12a内に差し込まれた状態で外部固定部材10aに固定されており、チューブ部材10bの内部は、流動食等の流体物を通過させるための供給路16に形成されている。この供給路16の上端は外部固定部材10aの穴部11と連通している。また、チューブ部材10bは、伸縮性を備えており、引っ張ることにより伸張し、引っ張る力から開放されると元の状態に復元する。このチューブ部材10bは、胃瘻形成管10を患者の腹部に形成した穴部に留置した際に、穴部内に位置して、胃内から液体等が漏れ出ることを防止する。
胃内固定部材10cは、チューブ部材10bの下端部に連結された円筒状の連結部17と、連結部17の下端開口縁部に連結された内部保持片18とを備えている。連結部17は、チューブ部材10bの外周面下端部を覆うことのできる筒状に形成され、内部にチューブ部材10bの下端部を挿入させた状態でチューブ部材10bに固定されている。また、内部保持片18の上部側部分は、連結部17の下端周縁部に連結され、胃内固定部材10cが胃内に位置するときに胃壁に接触する略ドーム状の接触部18aで構成されている。そして、内部保持片18の下部側部分は、接触部18aの下端縁部に連結された4個の帯状の連結部18bと、各連結部18bの先端部を結合する結合部18cとで構成されている。
接触部18aの上面中央部には、チューブ部材10bの供給路16に連通する穴部が形成されており、この穴部は、外部固定部材10aの穴部11および供給路16とともに、流体物を供給するための供給孔を構成する。また、胃壁が接触する接触部18aの上面中央部は平面状に形成されている。4個の連結部18bは、接触部18aの下端部に、円周方向に一定間隔を保って設けられており、接触部18aの下端縁部から四方に別れてそれぞれ下方に延びたのちにチューブ部材10bの中心軸の下方に集まって結合部18cを形成して固定されている。
すなわち、結合部18cは、各連結部18bの下端部を結合させることによって、各連結部18bどうしを連結させるとともに、各連結部18bによってその位置をチューブ部材10bの中心軸の下方に位置決めされている。このため、内部保持片18は、対向する一対の連結部18b,18bと接触部18aの外郭とでそれぞれ円を描くようにして全体形状が略球形になるように形成されている。
接触部18aおよび各連結部18bは、可撓性を有する軟質の弾性材料で構成されており、通常は、弾性によって、図2に示したように全体形状が略球形になる形状を維持しているが、結合部18cを下方に向けて押し込むことにより真っ直ぐな細長い状態に伸張する。また、接触部18aにおける各連結部18bに対応する下端部から上端部までの部分と比較して、接触部18aにおけるそれ以外の部分は薄肉に形成されている。
このため、接触部18aは連結部18bから延長された部分と、その間に掛け渡された薄肉部分とで構成された状態になり、結合部18cを下方に向けて引っ張った際に、一定の形状に折り畳まれて、より細長い形状に萎み易くなっている。また、結合部18cの中央には穴部が形成されており、この穴部に短筒状の係合部19が固定されている。この係合部19の中央部には、後述するエクステンダー(図3参照)21の先端部を位置決めするための穴部19aが形成されている。このように構成された胃内固定部材10cは、患者の胃壁内面に固定されて胃瘻形成管10が患者の体から外れることを防止する。
胃瘻形成管用伸展具20は、図3に示したように、エクステンダー21と係合部材22とで構成されている。エクステンダー21は、細径のステンレス製パイプからなるエクステンダー本体21aとプラスチック製の指操作部21bとを備えている。そして、エクステンダー本体21aの内部は、図1に示したガイドワイヤGWを通すためのガイド穴23に形成され、エクステンダー本体21aの先端には、プラスチック製の押し込み部24が取り付けられている。この押し込み部24は、エクステンダー本体21aの下端部の周面を覆った状態でエクステンダー本体21aに固定された固着部24aと、固着部24aの下端から下方に延びた筒状の押し込み片24bとで構成されている。
そして、固着部24aの外径は、係合部19の穴部19aの直径よりも大きく設定され、押し込み片24bの直径は、穴部19aの直径よりも小さく設定されている。したがって、胃瘻形成管10の穴部11から下方に向けてエクステンダー21を挿し込んでいくと、押し込み片24bは穴部19a内に入り、固着部24aは、下面を係合部19の上面に位置させた状態になる。このため、さらにエクステンダー21を胃瘻形成管10内の下方に向けて押し込んでいくと、胃内固定部材10cは、細長くなって伸びていく。
また、指操作部21bは、エクステンダー本体21aの上端部(基端部)に連結されており、固定部25aと、指当て部25bと、一対の補強部25c,25dとで構成されている。固定部25aは、エクステンダー本体21aの上端側部分を覆った状態でエクステンダー本体21aに固定された筒状体で構成されている。指当て部25bは、固定部25aの上端部からそれぞれ左右に延びるように長く形成され、その長手方向に沿って上面中央部が凹部になるように湾曲した板状体で構成されている。このように、指当て部25bの上面を、窪んだ曲面に形成したため、エクステンダー21の操作の際に、手や指、特に親指を当て易くなる。
また、補強部25c,25dは、それぞれ固定部25aの左右両側とその側部に対応する指当て部25bの各下面部分とに沿って左右対称に設けられた三角形の板状体で構成されている。そして、一対の補強部25c,25dのうちの補強部25cにスリット状の回避穴23aが形成されている。この回避穴23aは、エクステンダー本体21aのガイド穴23に連通しており、図4に示したように、下端部がガイド穴23の穴径と等しい細径に形成され、下部側から上部側に向うほど徐々に幅が広くなるように形成されている。また、図4に示したように、回避穴23aの前後方向の長さは、ガイド穴23の穴径と等しい長さに設定されている。このため、ガイド穴23を通って指操作部21bの上方に延びるガイドワイヤGWにおける指操作部21bに位置する部分は、回避穴23aの上端開口部における左右両端部の間で撓むことができる。
また、エクステンダー本体21aの上部側部分における指操作部21bの下側部分には、指操作部21bと一体的に構成された円筒部26が、エクステンダー本体21aの周面を被覆して形成され、その外周面に、係合段部26aが複数個形成されている。係合段部26aは、円筒部26の周面に円周に沿って形成され、縦断面形状が左右対称の半円状になるリング状の突起からなっており、円筒部26の軸方向に沿って一定間隔を保って5個形成されている。
係合部材22は、ステンレス板を加工することにより、図3に示した形状に形成されており、下部係合部27と、上部係合部28とを備えている。下部係合部27と上部係合部28とは、上下方向に長くなった四角板状の連結片29によって連結されている。下部係合部27は、連結片29の下端部から、連結片29と直交して図示の手前側の水平方向に向かって形成された平面視が略U形の保持片27aと、連結片29の下端側部分の両側部から、連結片29と直交し、かつ保持片27aと間隔を保って保持片27aと平行して設けられた一対の爪部27bとで構成されている。
また、保持片27aの略U形の内側部分は、外部固定部材10aの連結部12aが入り込める大きさの凹部に形成され、保持片27aと爪部27bとの間隔は、外部保持片13a,13bを挟み込める大きさに設定されている。上部係合部28は、連結片29の上端部から、連結片29と直交して図示の手前側の水平方向に向かって形成されており、連結片29の左右両側方向に延びる横長の板状体で構成されている。また、上部係合部28の前後方向の長さは短く設定され、その中央前部に、各係合段部26aと係合可能な係合凹部28aが形成されている。さらに、上部係合部28の前部における係合凹部28aの両側部分には、係合段部26aとの係合が解除されることを防止するための一対の突起28bが下方に向って突出している。
また、上部係合部28の左右方向の両側部分は、手を引っ掛けて行う操作をし易くするために下方に向って湾曲されており、保持片27aの先端部は、外部保持片13a,13bとの係合が解除されることを防止するために上方に向かって湾曲されている。また、ガイドワイヤGWは、ステンレスからなっており、芯金の周囲に極細のワイヤをばね状に巻いて1本の線状に形成して構成されている。そして、芯金の先端部は、他の部分よりも細く形成されており、このためガイドワイヤGWの先端部は、他の部分より柔らかく形成されて、患者の胃壁(図5参照)32を傷付けないようになっている。
つぎに、図5に示したように、腹壁31と胃壁32とに形成された穴部33に所定期間留置された胃瘻形成管10が劣化する等して、これを新たな胃瘻形成管10と取り換える場合の操作について説明する。胃瘻形成管10の挿入方法については種々の方法があるが、ここではその方法の説明は省略する。この場合、まず、図5の状態の胃瘻形成管10の幅広部14bを引っ張って外部固定部材10aの穴部11を開き、穴部11からチューブ部材10bの下方に向ってエクステンダー21を挿入する。そして、エクステンダー21の押し込み片24bを胃内固定部材10cの係合部19に合わせて穴部19a内に挿し込む。
ついで、その状態の胃瘻形成管10の外部保持片13a,13bを、保持片27aと爪部27bとで挟ませるとともに、エクステンダー本体21aを係合凹部28a内に位置させた状態で、係合部材22を胃瘻形成管10とエクステンダー21とに組み付ける。そして、エクステンダー21の指当て部25b側から回避穴23a内にガイドワイヤGWを挿入し、その先端部をガイド穴23を通過させて患者の胃内に到達させる。これによって、図1または図6(図1とは、胃瘻形成管10の向きが異なっている。また、図1および図6では、患者の体は省略している。)の状態になる。
つぎに、ガイドワイヤGWを指当て部25bにおける回避穴23aが形成された端部側に撓ませる。そして、指当て部25bを指で押さえて、押し込み片24bが穴部19aから外れないようにした状態で、上部係合部28の下面に指を掛けて係合部材22を上方に引っ張り、所定の係合段部26a、例えば、中央に位置する係合段部26aに係合凹部28aの縁部を係合させる。これによって、図7に示したように、胃内固定部材10cは真っ直ぐに伸びて細くなり、チューブ部材10bと胃内固定部材10cとは1本の棒に近い状態になる。
この際、胃内固定部材10cだけでなくチューブ部材10bも伸張した状態になる。また、外部保持片13a,13bは、保持片27aの先端の湾曲部によって保持片27aから外れることを防止され、エクステンダー21の係合段部26aは、突起28bによって係合凹部28aから外れることを防止された状態で、胃瘻形成管10と胃瘻形成管用伸展具20とは組み付けられている。つぎに、ガイドワイヤGWを患者の体に残したまま、その状態の胃瘻形成管10と胃瘻形成管用伸展具20とを、ガイドワイヤGWに沿わせて患者の体から引っ張って、胃瘻形成管10を患者の穴部33から抜き取る。これによって、ガイドワイヤGWが、穴部33を通って胃内に延びた状態で残るようになり、腹壁31と胃壁32とに形成された穴部33の位置ずれが防止される。
つぎに、取り出した胃瘻形成管10と胃瘻形成管用伸展具20をガイドワイヤGWから取り外す。そして、エクステンダー21の指当て部25bを押さえた状態で、上部係合部28の下面に指を掛けて係合部材22を上方に引っ張り、係合段部26aから、係合凹部28aを取り外すとともに、外部保持片13a,13bから保持片27aと爪部27bとを取り外して、係合部材22を胃瘻形成管10から外す。さらに、胃瘻形成管10からエクステンダー21を抜き取って、使用済みの胃瘻形成管10は廃棄する。
つぎに、新しい胃瘻形成管10を準備して、この胃瘻形成管10に、前述した操作により、胃瘻形成管用伸展具20を組み付けて、胃内固定部材10cを細長く伸ばした状態にする。ついで、押し込み片24b側からエクステンダー21内にガイドワイヤGWを通し、その上端部を指当て部25bの上方に突出させる。そして、エクステンダー21を患者の体に押し付けることにより、胃瘻形成管10を穴部33内に押し込む。その際、ガイドワイヤGWは、撓ませずに真っ直ぐになった状態を維持させるとともに、その位置が変更しないようにして、胃瘻形成管10と胃瘻形成管用伸展具20とをガイドワイヤGWに沿って移動させる。
そして、胃内固定部材10cが患者の胃内に入ったところで、上部係合部28の下面に指を掛けて係合部材22を上方に引っ張り、係合段部26aから、係合凹部28aを取り外すとともに、外部保持片13a,13bから保持片27aと爪部27bとを取り外して、係合部材22を胃瘻形成管10から外す。さらに、胃瘻形成管10からエクステンダー21を抜き取り、胃内固定部材10cが弾性によって膨らむと、ガイドワイヤGWを患者の体から抜き取る。そして、帯状連結部14aを折り曲げて栓部15を穴部11に押し付けて本体部12の穴部11を閉塞する。
これによって、図5に示したように、チューブ部材10bが元の状態に復元して、胃内固定部材10cの接触部18aが胃壁32の内面に接触する。この結果、胃瘻形成管10は穴部33から抜け出ることを防止されて患者の腹部に取り付けられた状態を維持する。また、腹壁31と胃壁32とにおける穴部33近傍部分は固定されて、互いの位置がずれないようになる。この際、腹壁31の表面と外部固定部材10aの下面との間には多少の隙間を設けておき、胃瘻形成管10と穴部33との間に多少の自由度を持たせておくことが好ましい。
そして、患者が流動食や栄養剤等の流体物を摂取する際には、外部固定部材10aの穴部11を開き、穴部11に流体供給用チューブ(図示せず)を接続する。その状態で、流体供給用チューブの端部開口から流体供給用チューブ内に流体物を入れる。この結果、流体物は流体供給用チューブから穴部11および供給路16を介して患者の胃内に供給される。この際、チューブ部材10bの下端開口から出た流体物は、胃内固定部材10c内から各連結部18bの間を通過して胃内に入る。また、使用後は、外部固定部材10aから流体供給用チューブを外し、穴部11を閉じておく。
このように、本実施形態による胃瘻形成管用伸展具20では、エクステンダー21の上端部に、上面が指に沿うように湾曲した指当て部25bを形成している。このため、エクステンダー21を胃瘻形成管10内に押し込んだり、胃瘻形成管用伸展具20が取り付けられた胃瘻形成管10を患者の穴部33に押し込んだりする際の操作が容易になる。また、その際、ガイド穴23を通ってエクステンダー本体21aから指操作部21bに延びてくるガイドワイヤGWを、回避穴23aの部分で指当て部25bを回避させるように撓ませることができるため、指当て部25bに指を当ててエクステンダー21を操作する際に、ガイドワイヤGWが操作の邪魔にならない。これによって、エクステンダー21の操作がし難くなったり、ガイドワイヤGWにキンクや形くずれが生じたりすることを防止できる。
また、本実施形態では、胃瘻形成管用伸展具20を、エクステンダー21と係合部材22とで構成して、エクステンダー21の上部側部分の周面には、係合段部26aを設け、係合部材22には、エクステンダー21の係合段部26aに係合可能な上部係合部28を設けている。さらに、係合部材22には、胃瘻形成管10の外部保持片13a,13bに係合可能な下部係合部27を設けている。
このため、胃瘻形成管10内にエクステンダー21を挿入し、外部保持片13a,13bに下部係合部27を係合させた状態で、係合部材22を上方に引っ張って上部係合部28を所定の係合段部26aに係合させることにより、胃内固定部材10cは、細長くなった状態に維持される。このため、手術を行う術者は、胃瘻形成管10の伸展状態を気にすることなく、挿入や抜去の操作だけに集中して処理を行うことができる。この結果、胃瘻形成管10の患者の穴部33への挿入や穴部33からの抜去の操作が容易になる。
(第2実施形態)
図8は、本発明の第2実施形態に係る胃瘻形成管用伸展具が備えるエクステンダー41を示している。このエクステンダー41では、エクステンダー本体41aの上端部に連結された指操作部41bが、指当て部45bと補強部45cとで構成されている。指当て部45bは、エクステンダー本体41aの上端部を中心として左右に延びた長円形の平板状に形成されており、平面視は図4に示した指当て部25bと同様に表れる。
また、補強部45cは、エクステンダー本体41aの上端側部分の周面から指当て部45bの一方側の下面にわたって形成された正面視が略三角形の板状体で構成されている。そして、補強部45cに回避穴23aと同形の回避穴43aが形成されている。このエクステンダー41には、エクステンダー21が備える円筒部26や係合段部26aは設けられてない。この胃瘻形成管用伸展具のそれ以外の部分の構成については、前述した胃瘻形成管用伸展具20と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。なお、係合部材22は、図示していないが、この場合、突起28bは省略してもよい。
このように構成された胃瘻形成管用伸展具を用いて、胃瘻形成管10の挿入や抜去の操作を行う際には、指当て部45bに、例えば、親指を当てるとともに、係合部材22の上部係合部28に他の指を引っ掛けて、指当て部45bを押す力と上部係合部28を引っ張る力とのバランスを取りながら操作を行う。これによると、エクステンダー41の構造が単純になって製造が容易になり、製造コストも低下する。この胃瘻形成管用伸展具のそれ以外の作用効果については、前述した胃瘻形成管用伸展具20と同様である。
(第3実施形態)
図9は、本発明の第3実施形態に係る胃瘻形成管用伸展具が備えるエクステンダー51を示している。このエクステンダー51では、エクステンダー本体51aの上端側部分の側部にスリット状の切欠き穴52が所定長さ形成されている。また、指操作部51bは、指当て部45bと同形に形成された平板状の指当て部だけで構成されており、その指操作部51bの中心部から切欠き穴52の開口方向に向けて細長い長円形の幅広穴53aが形成されている。この胃瘻形成管用伸展具においては、切欠き穴52と幅広穴53aとで本発明に係る回避穴が構成される。この胃瘻形成管用伸展具のそれ以外の部分の構成については、前述した第2実施形態に係る胃瘻形成管用伸展具と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。
このように構成された胃瘻形成管用伸展具を用いて、胃瘻形成管10の挿入や抜去の操作を行う際には、エクステンダー本体51aの上端側部分に位置するガイドワイヤGWは、切欠き穴52から外部に突出し、指操作部51bに位置するガイドワイヤGWは、幅広穴53aの端部側に移動するため、ガイドワイヤGWは無理なく撓んで操作の邪魔になることがない。これによると、エクステンダー51の構造がさらに単純になって製造が容易になるとともに製造コストが低下する。この胃瘻形成管用伸展具のそれ以外の作用効果については、前述した第2実施形態に係る胃瘻形成管用伸展具と同様である。
(第4実施形態)
図10および図11は、本発明の第4実施形態に係る胃瘻形成管用伸展具が備えるエクステンダー61を示している。このエクステンダー61では、指操作部61bが、第1実施形態における指操作部21bと同様、固定部65aと、指当て部65bと、一対の補強部65c,65dとで構成されている。そして、指当て部65bと補強部65cとには、回避穴23aと同形の回避穴63aが形成され、その上端部における固定部65aから離れた端部側部分に一対の突起66a,66b対向して形成されている。
回避穴63aにおける突起66a,66bが形成された部分は、幅が狭くなっているが、手で押し込むことにより、ガイドワイヤGWを回避穴63aの突起66a,66bよりも奥側に位置させることができる。そして、その状態では、ガイドワイヤGWから手を離しても、ガイドワイヤGWは、突起66a,66bに引っ掛かるため、回避穴63aにおける突起66a,66bよりも奥側から固定部65a側に復帰することはできない。また、手で操作することにより、ガイドワイヤGWを、回避穴63aにおける突起66a,66bよりも奥側から固定部65a側に復帰させることができる。
この胃瘻形成管用伸展具のそれ以外の部分の構成については、前述した第1実施形態に係る胃瘻形成管用伸展具と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記している。これによると、ガイドワイヤGWを回避穴63aにおける突起66a,66bの位置よりも奥側まで撓ませると、突起66a,66bによって、ガイドワイヤGWは、その撓んだ状態に維持されるため、ガイドワイヤGWから手を離した状態で胃瘻形成管用伸展具の操作を行うことができ、操作がさらに容易になる。この胃瘻形成管用伸展具のそれ以外の作用効果については、前述した第1実施形態に係る胃瘻形成管用伸展具と同様である。
また、本発明にかかる胃瘻形成管用伸展具は、前述した各実施形態に限定するものでなく、本発明の技術的範囲内で適宜変更実施が可能である。例えば、前述した各実施形態では、エクステンダー21等と係合部材22とでそれぞれの胃瘻形成管用伸展具を構成しているが、係合部材22は省略して、エクステンダー21等だけで胃瘻形成管用伸展具を構成することもできる。その場合、外部保持部13a,13bを直接手で持って操作できる構造にする。または、胃瘻形成管に、手で持って操作するための把持部や突起等を設けたり、把持部や突起等を備えた部材を取り付けたりして、把持部等を手で持って胃瘻形成管の操作ができるようにする。
また、前述した各実施形態では、胃瘻形成管を、外部固定部材10a、チューブ部材10bおよび胃内固定部材10cを備えた胃瘻形成管10としているが、この胃瘻形成管としては、チューブ部材と胃内固定部材だけで構成されるものを用いてもよい。この場合、チューブ部材の上端部に、係合部材22と係合可能な係合部を備えた部材を取り付けたり、手で持って操作することのできる把持部等を備えた部材を取り付けたりする。
また、エクステンダー21等が備えるガイド穴23の穴形状は、ガイドワイヤGWを通すことのできる形状であればどのようなものでもよく、円形の外、三角形、四角形等の多角形でもよい。さらに、回避穴63aに設ける突起も一対の突起66a,66bに限らず、1個の突起で構成することができ、その設置位置や形状についても適宜変更することができる。要は、ガイドワイヤGWを撓ませた状態に維持できるものであればよい。また、それ以外の胃瘻形成管10および胃瘻形成管用伸展具20を構成する各部分の形状や材料等についても適宜変更することができる。
胃瘻形成管に本発明の第1実施形態による胃瘻形成管用伸展具を取り付けた状態を示した斜視図である。 胃瘻形成管の斜視図である。 胃瘻形成管用伸展具の斜視図である。 エクステンダーの平面図である。 胃瘻形成管を患者の体に留置した状態を示した断面図である。 胃瘻形成管に胃瘻形成管用伸展具を取り付けた状態を示した正面図である。 胃瘻形成管用伸展具で胃瘻形成管を伸張させた状態を示した正面図である。 第2実施形態に係る胃瘻形成管用伸展具が備えるエクステンダーを示しており、(a)は正面図、(b)は側面図である。 第3実施形態に係る胃瘻形成管用伸展具が備えるエクステンダーを示しており、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 第4実施形態に係る胃瘻形成管用伸展具が備えるエクステンダーの平面図である。 図10に示したエクステンダーにガイドワイヤを撓ませて通した状態を示した斜視図である。
符号の説明
10…胃瘻形成管、10b…チューブ部材、10c…胃内固定部材、16…供給路、20…胃瘻形成管用伸展具、21,41,51,61…エクステンダー、21a,41a,51a…エクステンダー本体、21b,41b,51b,61b…指操作部、23…ガイド穴、23a,43a,63a…回避穴、25c,45c,65c…補強部、25b,45b,65b…指当て部、31…腹壁、32…胃壁、33…穴部、52…切欠き穴、53a…幅広穴、66a,66b…突起、GW…ガイドワイヤ。

Claims (4)

  1. 患者の皮膚表面と胃壁の内面との間に形成された穴部における前記胃壁の内面側に設置される胃内固定部材と、前記胃内固定部材に連結され前記穴部を通って患者の体外に延びるチューブ部材とを備えた胃瘻形成管を、前記患者の穴部に挿入または抜去する際に用いられる胃瘻形成管用伸展具であって、
    外径が前記チューブ部材の内部を通過することができる大きさに設定され、内部にガイドワイヤを通すためのガイド穴が形成されたパイプ状のエクステンダー本体と、
    前記エクステンダー本体の基端部に連結され、前記エクステンダー本体との連結部と反対側の面に指を当てて操作するための指当て部が形成された指操作部と、
    前記指操作部、または前記指操作部と前記エクステンダー本体とに形成され、前記ガイド穴を通過するガイドワイヤを、前記指当て部を回避させるように撓ませた状態で通すことのできる回避穴と
    を有するエクステンダーを備えたことを特徴とする胃瘻形成管用伸展具。
  2. 前記回避穴と前記ガイド穴との連通部側部分を細くするとともに、前記連通部から前記指当て部が形成された面に近づくにしたがって徐々に幅広になるようにして、前記回避穴を前記指操作部に形成した請求項1に記載の胃瘻形成管用伸展具。
  3. 前記回避穴を、前記エクステンダー本体における基端部から先端部側に向けて所定長さ形成され前記ガイドワイヤを通すことのできる切欠き穴と、前記指操作部における前記ガイド穴の延長部分から前記切欠き穴が形成された方向に延びるようにして前記指操作部に形成された細長の幅広穴とで構成した請求項1に記載の胃瘻形成管用伸展具。
  4. 前記回避穴の内側面または、前記回避穴の開口縁部近傍に、前記ガイドワイヤを撓ませた状態を維持させるための突起を設け、前記ガイドワイヤを撓ませる際には、前記突起による抵抗に抗して前記ガイドワイヤを前記回避穴の所定位置に押し込むようにした請求項1ないし3のうちのいずれか一つに記載の胃瘻形成管用伸展具。
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