JP2011130846A - 医療用シース - Google Patents

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Abstract

【課題】 カテーテル等の挿入物をスムーズに挿通でき、血液等の出入りを確実に防止し、簡単に引裂くことができる医療用シースを提供する。
【解決手段】この医療用シース10は、シース本体11と把持部15とを備え、把持部15を所定の引裂き方向で引裂くことにより、シース本体11を軸方向に沿って引裂き可能とされ、把持部15は、基部20と蓋体30とそれらの間に狭着される弁体40とを有し、弁体40は、第1弁体41,第2弁体42を有し、第1弁体41には第1スリットS1が形成され、第2弁体42には孔48及びこれに連結した第2スリットS2が形成され、第2スリットS2は把持部15の引裂き方向に沿って配置されていると共に、第1スリットS1はそれに直交配置され、第2弁体42には、引裂き方向に沿った第2スリットS2に直交する方向に孔48に至らない切込みC,Cが形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、血管、尿管、胆管、気管等の人体の管状器官内や、胸腔や腹腔等の体腔内に、カテーテル等の医療用具を挿入する際に用いられる医療用シースに関する。
近年、血管、尿管、胆管、気管等の人体の管状器官や、胸腔や腹腔等の体腔内にカテーテルを挿入して、制癌剤や栄養剤等の薬液を投与したり、或いは、カテーテルを通してコイル等の血管閉塞具を留置したりすることが行われている。
管状器官内にカテーテルを挿入する際には、周知のセルディンガー法により、経皮的に管状器官内に挿入されることが多い。すなわち、中空の穿刺針を皮膚に穿刺し、同穿刺針内にガイドワイヤを導入して血管内に挿入後、穿刺針を引き抜く。次に、鞘状のシース及びその内周に挿入されたダイレータからなるシースダイレータを、ガイドワイヤの基端側から挿入していき、穿刺針による孔を拡径しつつ、シースを管状器官内に挿入する。次に、シースからダイレータを引き抜いてシース内腔を拡径すると共に、ガイドワイヤの基端をカテーテル内に導入して、カテーテルをシースを通して管状器官の目的箇所まで挿入する。その後、ガイドワイヤ及びシースを取り除き、カテーテルのみを管状器官内に留置し、薬液等の投与が行われる。
ところで上記操作において、シースからダイレータを引き抜くと、シース内腔が拡径すると共にシース基端が開口するため、シース基端から血液が流出したり、空気がシース内に流入したりすることがあった。血液の流出等はシース内にカテーテルが挿入されるまで続くため、これを防止するため、シース内へのカテーテル等の挿入を許容しつつ血液の流出等を防ぐ弁体を設けた構造が種々提案されている。
例えば、下記特許文献1には、従来技術として、本体と、本体の一端開口に装着されるキャップと、本体とキャップとの間に挟持され、本体内の通路途中に配置された弾性材からなる第1、第2弁体とからなる医療用管体導入具が記載されている。前記第1弁体の中央には、カテーテル外周に適合する円形開口が形成され、第2弁体にはY字状のスリットが形成されている。前記スリットはカテーテルが挿入されたときに開き、挿入されていないときは閉じて、第1弁体の円形開口を閉塞し、血液の流出を防止している。
また、同特許文献1には、カテーテル等の管体を挿通可能とする通路を有する本体と、同本体の通路に設けられ、管体との液密状態を維持すると共に、管体の非挿通時に通路を閉鎖する、シリコンゴム等の弾性材からなる弁体とを有し、該弁体は通路方向に2つの端面を有し、該弁体には、その一方の端面にのみ開口する第1の切り込みと、他方の端面にのみ開口する第2の切り込みが形成され、第1の切り込みと第2の切り込みは弁体内部において交差している医療用管体導入具が開示されている。
特公平2−948号公報
しかし、上記特許文献1の従来技術に記載の医療用管体導入具では、第1弁体の円形開口よりも拡径したカテーテルを挿入した場合に、カテーテルにより円形開口が押し広げられて、亀裂が生じ切れてしまうことがあった。また、第1弁体の円形開口を押し広げつつカテーテルが挿入されるので、挿入抵抗が高くなるという不都合も生じる。
ところで、カテーテルを目的箇所に挿入した後は、ガイドワイヤを引き抜くと共に、シースを取外す必要がある。このとき、カテーテルの基端や軸方向途中に、シリンジとの接続管や、薬液注入ポートとの接続コネクタ等が装着されている場合、それらがシースにぶつかるため、シースを引き抜くことができない。そのため、シースを軸方向に沿って引裂いて取り除くことができる、いわゆるピールアウェイシースが用いられている。
しかしながら、上記特許文献1の医療用シースは、引裂いて取り除くことを考慮した構造とはなっておらず、また、弁体には、第1の切り込み及び第2の切り込みの両者が形成されていることから肉厚であるうえ、シリコンゴム等の弾性材で形成されていることにより、弁体を引き裂くことは困難となっている。
したがって、本発明の目的は、ガイドワイヤやカテーテル等の挿入物をスムーズに挿通できると共に、血液や空気等の出入りを確実に防止でき、更に、簡単に引裂くことができて管状器官からスムーズに取り除くことができる医療用シースを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の医療用シースは、チューブ状のシース本体と、このシース本体の基端部に取付けられると共に、前記シース本体内に連通して、挿入物を前記シース本体内に挿入可能とする挿入孔を有する把持部とを備え、この把持部の両側部を把持して、それらが互いに離れるように所定の引裂き方向で引裂くことにより、前記シース本体を軸方向に沿って引裂くことができる医療用シースにおいて、前記把持部は、前記シース本体に固着された基部と、この基部に装着される蓋体と、前記基部と前記蓋体との間に狭着されると共に、前記挿入物が前記シース本体内に挿入されたときに開き挿入されてないときは閉じる弁体とを有し、前記弁体は互いに密着して配置される少なくとも2枚以上のものからなり、同弁体の少なくとも1枚には、常時は閉じると共に前記挿入物の通過時に開く第1スリットが形成され、前記第1スリットが形成された弁体以外の少なくとも1枚の弁体には、前記挿入物の外周に適合して密着可能な内径で形成された孔が設けられていると共に、同孔に連結した第2スリットが形成されており、前記第1スリット又は前記第2スリットの一方は、前記把持部の引裂き方向に沿って配置されていると共に、他方はそれに直交して配置されていて、前記把持部の引裂き方向に沿って配置された第1スリット又は第2スリットが形成された前記弁体には、これらの第1スリット又は第2スリットに直交する方向に、前記第1スリット又は前記孔に至らない切込みが形成されていることを特徴とする。
本発明の医療用シースにおいては、前記弁体の、前記把持部の引裂き方向の両端部には、貫通孔がそれぞれ形成されており、前記把持部の基部及び/又は蓋体には、前記貫通孔に嵌合する突部が形成されていることが好ましい。
本発明の医療用シースにおいては、前記孔は、複数の弁体に対して互いに異なる内径で形成されており、前記孔のない弁体を前記把持部の基部上に配置すると共に、その上に、前記孔を設けた複数の弁体を、前記孔の内径が小さい順に重ねて配置するように構成されていることが好ましい。
本発明によれば、ガイドワイヤ等の挿入物を把持部の挿入孔に挿入すると、弁体の孔に挿入されると共に第1スリットが開いて、シース本体内に挿入物を挿入することができる。
このとき、弁体には孔が設けられているので、挿入抵抗を小さくして挿入物をスムーズに挿入することができる。また、上記孔には第2スリットが連結しているので、孔内径よりも挿入物外径が大きい場合でも、この第2スリットを中心に孔を押し広げつつ挿入物を挿入することができるので、挿入作業性がよい。更に、上記第2スリットによって孔の開き方向を予め設定しておくことができるので、太い挿入物により無理に孔が押し広げられて、孔周縁に亀裂等が発生してしまうのを確実に防止することができる。
また、上記孔の内径は挿入物の外周に適合して密着可能に形成されていることにより、シース本体内に挿入物が挿入された状態では、挿入物が孔内周に密着して、シール性を高めることができ、例えば、把持部の挿入孔からの血液の逆流や、空気の流入等を効果的に防止することができる。また、孔内径よりも挿入物外径が大きく、第2スリットを中心に孔が押し広げた状態となっても、この第2スリットは第1スリットと直交して配置されているので、第2スリットにより生じた微細な隙間が、第1スリットを設けた他の弁体により確実に閉塞されるので、シール性を維持することができる。
なお、挿入物が引き抜かれた状態では、第1スリットが常時閉じるようになっているので、孔からの流体の出入りを確実に防止することができる。
そして、シース本体を引裂きたい場合には、把持部の両側部を把持して、それらが互いに離れるように所定の引裂き方向で引裂くことにより、シース本体を軸方向に沿って引裂くことができる。このとき、前記第1スリット又は前記第2スリットの一方は、前記把持部の引裂き方向に沿って配置されていると共に、他方はそれに直交して配置されていて、前記把持部の引裂き方向に沿って配置された第1スリット又は第2スリットが形成された前記弁体には、これらの第1スリット又は第2スリットに直交する方向に、前記第1スリット又は前記孔に至らない切込みが形成されていることにより、引裂き方向に直交する方向に位置するスリットや切込みに引裂き力が集中し、それを起点として弁体が引裂かれるようになるので、柔軟で引裂きにくい材質で弁体が形成されていたとしても、スムーズに引裂くことができる。
本発明の医療用シースの一実施形態を示しており、ダイレータと組み合わせてシースダイレータとして用いる場合の斜視図である。 同医療用シースの分解斜視図である。 同医療用シースの分解断面図である。 同医療用シースの把持部を構成する蓋体の底面図である。 同医療用シースの断面図である。 同医療用シースの弁体の動作を示しており、(a)は細径の挿入物が孔に挿入された場合の説明図、(b)は(a)よりも太径の挿入物が孔に挿入された場合の説明図である。 同医療用シースに用いられる弁体に形成された孔の、他形状を示す説明図である。 同医療用シースの使用方法を示しており、(a)は第1手順を示す説明図、(b)は第2手順を示す説明図、(c)は第3手順を示す説明図である。 同医療用シースの使用方法を示しており、(a)は第4手順を示す説明図、(b)は第5手順を示す説明図、(c)は第6手順を示す説明図である。 同医療用シースの使用方法を示しており、(a)は第7手順を示す説明図、(b)は第8手順を示す説明図、(c)は第9手順を示す説明図である。 同医療用シースの引裂き方法を示しており、把持部の引裂き前の状態を示す斜視図である。 同医療用シースの引裂き方法を示しており、把持部を引裂く状態を示す斜視図である。 本発明の医療用シースの他の実施形態を示しており、(a)はその要部となる弁体の斜視図、(b)は同弁体の平面図である。 本発明の医療用シースの更に他の実施形態を示す要部拡大断面図である。
以下、図1〜12を参照して、本発明の医療用シースの一実施形態について説明する。
図1に示すように、この実施形態における医療用シース10(以下、「シース10」という)は、チューブ状のシース本体11と、このシース本体11の基端部に取付けられる把持部15とを備えている。
図2,3を併せて参照すると、前記把持部15は、シース本体11に固着された基部20と、この基部20に装着される蓋体30と、両者の間に挟着される弁体40とを有している。
前記基部20は、一方向に長く伸びる形状をなすと共に、その長手方向中央には円形状の挿入孔22が形成されている。同挿入孔22の表側周縁からは、先端外周が縮径した筒状突部23が突設されており、この筒状突部23の先端に、前記シース本体11の基端部が一体的に固着されている。そして、基部20の長手方向中央の両側部には、前記筒状突部23に至るように、シース本体11の軸方向に沿ってノッチ24,24が形成されており、基部20を引裂き可能となっている。
基部20裏側の長手方向両端には、後述する蓋体30の周壁36内周に係止する係止突起26,26がそれぞれ突設されており、両係止突起26,26よりもやや内側には、同じく後述する蓋体30の円筒壁37に嵌合する、円柱状の係合ピン27,27が突設されている。
一方、蓋体30は、前記基部20に適合する大きさで一方向に長く伸びる形状をなし、その長手方向中央に前記基部20の挿入孔22に整合する円形状の挿入孔32が形成されていると共に、長手方向中央両側に切欠き34,34が形成されている。また、前記挿入孔32の表側周縁からは、一対の円弧状壁35,35が突設されており、両者は前記切欠き34,34に整合配置された薄肉片35a,35aにより連結されている。
また、図4に示すように、蓋体30の裏側周縁から突設した周壁36の内側には、前記基部20の係合ピン27が嵌合する円筒壁37,37がそれぞれ形成されている。これらの円筒壁37,37の内側には、蓋体30の長手方向に直交配置され、前記周壁36に連結した一対の仕切り壁38,38が突設されており、弁体40を囲む四角枠状の保持枠Wが形成されている。更に、一対の仕切り壁38,38の内側であって前記挿入孔32の近傍には、後述する弁体40の貫通孔47に嵌合する、円柱状をなした一対の突部39,39が突設されている。
この実施形態では、基部20と蓋体30とは次のように装着される。まず、蓋体30裏側の保持枠W内に、後述の第1弁体41,第2弁体42を嵌入し、両弁体41,42の貫通孔47,47(後述)に、蓋体30の突部39,39をそれぞれ挿入し嵌合させて、両弁体41,42を位置決めして配置する。
その状態で、蓋体30の周壁36の長手方向両側の内周縁に、基部20の係止突起26,26をそれぞれ係止させると共に、蓋体30の円筒壁37,37に、基部20の係合ピン27,27を嵌合させ、基部20及び蓋体30の周縁部どうしを熱溶着や接着剤等により固着することにより、図5に示すように、基部20に蓋体30が装着されて、把持部15が構成される。
この状態では、基部20のノッチ24と蓋体30の切欠き34とが整合した位置となり、把持部15の長手方向両側部を把持して(図11参照)、それらが互いに離れるように引っ張ることにより、前記ノッチ24及び切欠き34を基点として把持部15を引裂くことができると共に、基部20に固着されたシース本体11を軸方向に沿って引裂くことができる(図10(c)及び図12参照)。すなわち、把持部15の長手方向両側部を互いに離れるように引っ張る方向が、把持部15の引裂き方向(図1の矢印P参照)をなしている。
この実施形態における基部20及びシース本体11は、例えば、ナイロンエラストマー、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリエーテルブロックアミド、ポリ塩化ビニル、酢酸ビニルや、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パーフルオロアルコキシ樹脂(PFA)等のフッ素系樹脂等の合成樹脂により一体形成されており、また、蓋体30も上記と同様の合成樹脂により形成されている。
次に、上記の基部20及び蓋体30の間に挟着される弁体40について説明する。この弁体40は、ガイドワイヤ1やカテーテル3(図8〜10参照)、ダイレータ50のダイレータ本体51(図1参照)等の挿入物が、前記シース本体11内に挿入されたときに開き、同挿入物が挿入されていないときには閉じるようになっており、互いに密着されて配置される少なくとも2枚以上のものからなっている。この弁体40は、例えば、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ポリウレタンゴム等の弾性エラストマー、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、ニトリルブタジエンゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、アクリルゴム等の弾性材料から形成されており、その中でも、JIS K 6253に規定される、デュロメータ タイプA(ショアA)で計測した硬度が、40〜50度のものを好適に用いることができる。
この実施形態における弁体40は、図2に示すように、第1弁体41及び第2弁体42の2枚から構成されている。第1弁体41及び第2弁体42は、矩形状(長方形状)の細長帯状をなしており、前記蓋体30の保持枠Wに適合するか、それよりもやや大きな形状で形成されている。また、第1弁体41,42の長手方向両端部、すなわち、把持部15の引裂き方向P(図1参照)の両端部には、前記蓋体30の突部39,39が嵌入する、貫通孔47,47がそれぞれ形成されている(図2,3参照)。これにより、把持部15が引裂き方向Pに沿って引裂かれたときに、それと共に弁体40が引裂かれるようになっている(図11,12参照)。
図2に示すように、前記第1弁体41の長手方向中央には、その幅方向に沿って第1スリットS1が形成されている。すなわち、この第1弁体41には、把持部15の引裂き方向Pに直交して第1スリットS1が形成されている。この第1スリットS1は、常時は閉じると共に、図6(a),(b)に示すように、ガイドワイヤ1やカテーテル3等の挿入物が通過するときに、同挿入物により弾性的に押し広げられて開くようになっている。また、第1スリットS1が常時閉じるようになっているため、挿入物がシース10内に挿入されていない状態で、第2弁体42の孔48(後述)から流体が出入りすることを確実に防止できるようになっている。更に、この第1スリットS1は、把持部15が引裂き方向Pに沿って引裂かれるときに、その引裂き力が集中する部分で、これにより第1弁体41の引裂きが可能となっている。
一方、前記第2弁体42の長手方向中央には、挿入物の外周に適合して密着可能な内径で形成された円形状の孔48が形成されている。前記挿入物は、シース10を管状器官7内に導入する際に用いるガイドワイヤ1(図8〜10参照)や、シース10内に挿入されるカテーテル3(図9,10参照)、更にはダイレータ50のダイレータ本体51であるが、これらが弁体40を通過するときのシール性を確保すべく、この実施形態での前記孔48は、カテーテル3及びダイレータ本体51よりも細いガイドワイヤ1の外径に適合する内径で形成されており、ガイドワイヤ1が通過する際に、その外周に密着すると共に、カテーテル3やダイレータ本体51が通過する際には弾性的に押し広げられるようになっている。
また、この実施形態での孔48は、図3,4に示すように、第2弁体42の表面から裏面にかけて一定径の円形状をなしているが、例えば、図7(a)に示す孔48eのように、その表裏内周縁が面取りされて拡径した形状をなしていてもよく、図7(b)に示す孔48fのように、一側面から他側面に向けテーパ状に縮径した形状をなしていてもよい。
更に、第2弁体41には、前記孔48に連結して、第2スリットS2が形成されている。この第2スリットS2は、孔48周縁の対向する2箇所から、第2弁体42の長手方向に沿ってそれぞれ所定長さで伸びている。すなわち、この第2スリットS2は、把持部15の引裂き方向Pに沿って形成されており、前記第1弁体41に形成された第1スリットS1に対して直交するように配置されている。この第2スリットS2により、前記孔48に、カテーテル3やダイレータ本体51等の外径の大きな挿入物が挿入されて弾性的に押し広げられたときに、図6(b)に示すように、第2スリットS2を中心として、孔48が把持部15の引裂き方向Pに沿って開くようになっており、孔48の開き方向を予め設定できるようになっている。
また、第2弁体42の対向する両長辺の長手方向中央からは、第2弁体42の幅方向に沿って切込みC,Cが、孔48に至らない長さでそれぞれ形成されている。すなわち、把持部15の引裂き方向Pに沿って配置された第2スリットS2に直交する方向に、孔48に至らない切込みC,Cが形成されている。この切込みC,Cは、把持部15が引裂き方向Pに沿って引裂かれるときに、その引裂き力が集中する部分で、第2弁体42を引裂きやすくさせる役割をなしている。
そして、第1弁体41及び第2弁体42からなる弁体40は、上述したように、蓋体30の保持枠W内に配置されると共に、貫通孔47,47に蓋体30の突部39,39が嵌合して位置決めされ、挿入孔22,32及び弁体40の孔48が整合した状態で、基部20及び蓋体30で挟み込まれて保持されて、両弁体41,42が互いに密着して配置されるようになっている。この実施形態では、第1弁体41が基部20側に配置され、第2弁体42を蓋体30側に配置されるが、逆でも構わない。
また、この実施形態では、第1弁体41,42の両者を合わせた厚さ(弁体40の厚さ)が、基部20及び蓋体30が組み付けられたときの、基部20裏面及び蓋体30裏面の間隔にほぼ適合するか、或いは、それよりもやや大きく形成されており、両弁体41,42が基部20及び蓋体30に当接又は押圧されて、両弁体41,42が互いに密着するようになっている。
なお、第1弁体41及び第2弁体42の厚さは、好ましくは0.5〜2mmとされ、両者の合計厚さ(弁体40の厚さ)が1〜4mmであることが好ましい。また、基部20及び蓋体30の間隔が、弁体40の厚さよりも小さく、基部20及び蓋体30で挟み込まれたときの圧縮量は15〜75%であることが好ましい。15%未満であると圧縮量が小さいため、挿入物が挿入されたとき、締付け力が足りずに第1スリットS1が必要以上に開いてしまうことがある。一方、75%を超えると、挟み込まれた弁体が圧縮されすぎて、第1スリットS1を変形させ押し広げてしまうことがある。
また、この実施形態における弁体40は、前記蓋体30の保持枠Wに適合するか、それよりもやや大きく形成されているが、保持枠Wよりも大きく形成されている場合は、保持枠W内に挿入配置されたときに、弁体40外周が保持枠W内周に押圧されるため、その押圧力が弁体40内方に向けて作用し、その結果、両弁体41,42の中央部近辺がやや撓み変形するので、両弁体41,42の中央部近辺での密着性を高めて、シール性をより向上させることができるようになっている。
そして、この実施形態では、第1弁体41の第1スリットS1に対して、直交配置された第2弁体42の第2スリットS2に連結した孔48が、把持部15の引裂き方向Pに沿って拡開し(図6(b)参照)、第1スリットS1の開き方向と、孔48の開き方向とが直交するようになっている。その結果、第1弁体41の第1スリットS1が開くことにより生じる隙間G1(図6(a),(b)参照)が第2弁体42により閉塞されると共に、第2弁体42の孔48及び第2スリットS2が開くことにより生じる隙間G2(図6(b)参照)が第1弁体41により閉塞され、一方の弁体に生じた隙間が、他方の弁体によりカバーし合って、弁体40のシール性が維持されるようになっている。
また、この実施形態におけるシース10は、図1に示すように、ダイレータ50と組み合わされて、図8〜10に示されるように、カテーテル3を管状器官7内に挿入するために用いられる、いわゆるシースダイレータを構成する。前記ダイレータ50は、シース10のシース本体11内に収容配置されると共に、先端部が先細テーパ状をなしたチューブ状のダイレータ本体51と、その基端部に連結された摘み部53とから構成されている。摘み部53の先端部は、シース10の蓋体30の円弧状壁35,35の内周に収容されるようになっている。同先端部の外周には、カギ溝状のロック溝55が形成されており、このロック溝55の軸方向に伸びる溝に、シース10の円弧状壁35内周に突設されたロック突部35b(図1〜3参照)を整合させて、把持部15に対して摘み部53を回転させることにより、ロック溝55の周方向溝にロック突部35bが係合して、シース10にダイレータ50が抜け止めされて装着されるようになっている。
次に、上記構造からなるシース10の使用方法及び作用効果について説明する。まず、シース10にダイレータ50を組み付ける。すなわち、ダイレータ本体51の先端部を、シース10の蓋体30の挿入孔32に挿入し、第2弁体42の孔48を通過させると共に、第1弁体41の第1スリットS1を押し広げて、シース本体11内にダイレータ本体51を挿入し、同シース本体11の先端からダイレータ本体51の先細状の先端部を所定長さ突出させる。それと共に、円弧状壁35,35内に摘み部53の先端部を挿入し、把持部15に対して摘み部53を回転させ、ロック溝55にロック突部35bを係合させて回転ロックし、シース10にダイレータ50を抜け止めして装着する。
このように、ダイレータ本体51のような挿入物を、把持部15の挿入孔22,32に挿入すると、弁体40の孔48に挿入されると共に、第1スリットS1が開いて、シース本体11内にダイレータ本体51を挿入することができる。
このとき、弁体40には、挿入物により押し広げられる第1スリットS1のみならず、挿入物の通過を許容する孔48が設けられているので、挿入抵抗を小さくしてダイレータ本体51等の挿入物をスムーズに挿入することができる。
また、孔48には第2スリットS2が連結されていることにより、孔48内径よりも大きなダイレータ本体51のような挿入物が挿入されても、第2スリットS2を中心に孔48を押し広げつつ挿入することができ(図6(b)参照)、挿入作業性を向上させることができる。更に、第2スリットS2によって、孔48の開き方向を予め設定しておくことができるので(ここでは把持部15の引裂き方向Pに沿って孔48が拡開する)、太い挿入物により無理に孔48が押し広げられて、孔48の周縁に亀裂等が発生してしまうのを確実に防止することができ、管状器官7内に挿入したときに要求される弁体40のシール性能が低下する虞れがない。
更に、弁体40の孔48の内径は、ガイドワイヤ1の外径に適合する内径で形成されているが、それよりも太いダイレータ本体51等の挿入物がシース本体11内に挿入された状態では、挿入物に孔48が弾性的に押し広げられて、挿入物外周に孔48内周が密着して、シール性を高めることができる(図6(b)参照)。
また、上記のように挿入物が孔48に挿入されて押し広げられると、図6(b)に示すように微細な隙間G2が生じるようになっているが、このとき、第2スリットS2により設定された孔48の開き方向と、第1スリットS1の開き方向とが直交するため、前記隙間G2は、第1弁体41により閉塞されることとなり、シール性を維持することができる。
以上のように、シース10にダイレータ50を組み付けてシースダイレータを準備した後、図8(a)に示すように、外筒61及びその内周に挿入される内筒63からなる周知の穿刺針60を皮膚5に突き刺して、内筒63の尖った先端部を管状器官7内に配置する。その後、外筒61から内筒針63を引き抜くと、図8(b)に示すように、外筒61の基端開口から血液が流出するので、これにより外筒61の先端が管状器官7内に配置されたことを確認する。
次いで、外筒61の基端部側からガイドワイヤ1を挿入していき、その先端部を目的箇所まで到達させた後(図8(c)参照)、外筒61を管状器官7から引き抜いて、ガイドワイヤ1のみを残す(図9(a)参照)。その後、ガイドワイヤ1の基端部を、シース本体11先端から突出したダイレータ本体51の先端開口から導入し、摘み部53の基端開口から抜き出して、ダイレータ50内にガイドワイヤ1を挿入する。そして、シースダイレータをガイドワイヤ1外周に沿って移動させ、穿刺針60により形成された孔を拡径させつつ、管状器官7内に所定深さ挿入する(図9(b)参照)。
その後、ダイレータ50の摘み部53を把持して、回転ロック時の回転方向とは反対方向に回転させて、把持部15と摘み部53とのロックを解除して、シース本体11からダイレータ本体51を引き抜く(図9(c)参照)。すると、ダイレータ本体51の分だけシース本体11内腔が拡径すると共に、第1弁体41の第1スリットS1、及び、第2弁体42の孔48からダイレータ本体51が取り除かれてガイドワイヤ1のみとなり、図6(a)に示すように、大きく拡開した第1スリットS1が弾性的に閉じてガイドワイヤ1外周に密接し、かつ、第2スリットS2を介して拡開した孔48も弾性的に閉じてガイドワイヤ1外周に密接する。その結果、挿入物と弁体40とのシール性が高められることとなり、血液が逆流して、把持部15の挿入孔22,32を通してシース10の外部へ流出したり、空気が挿入孔22,32からシース10内に入って管状器官7内に流入したりすることを効果的に防止することができる。
上記のようにシース10からダイレータ50を引き抜いた後、ガイドワイヤ1の基端部をカテーテル3の先端開口から導入して、ガイドワイヤ1外周に沿ってカテーテル3を移動させる。そして、カテーテル3を、把持部15の挿入孔32を通して、第2弁体42の孔48を押し広げつつ通過させると共に、第1弁体41の第1スリットS1を押し広げて挿入し、把持部15の挿入孔22及びシース本体11内を通して管状器官7内に挿入し、その先端部を管状器官7の目的箇所まで移動させる(図10(a)参照)。
このとき、前述したシース10に対するダイレータ50の組み付け作業と同様に、カテーテル3がシース本体11内に挿入された状態では、カテーテル3に孔48が弾性的に押し広げられて、カテーテル3外周に孔48内周が密着すると共に、孔48の開きにより生じる微細な隙間G2は、第1弁体41により閉塞されるようになっているので(図6(b)参照)、シール性が高められて、血液がシース10外へ流出したり、空気が管状器官7内に流入したりすることを効果的に防止することができる。
その後、図10(b)に示すように、カテーテル3を固定した状態で、シース10を手元側へと引き戻して管状器官7内から抜き出す。そして、図11に示すように、把持部15の両側部を把持して、それらが互いに離れるように引裂き方向P(図1参照)で引っ張ることにより、ノッチ24及び切欠き34を基点として把持部15を引裂くことができると共に、基部20に固着されたシース本体11を軸方向に沿って引裂くことができる(図10(c)及び図12参照)。
このとき、第1弁体41においては、把持部15の引裂き方向Pに直交する方向に形成された第1スリットS1に引裂き力が集中し、第2弁体42においては、同じく把持部15の引裂き方向Pに直交する方向に形成された切込みC,Cに引裂き力が集中して、これらの第1スリットS1及び切込みC,Cを基点として、第1弁体41及び第2弁体42がそれぞれ引裂かれるようになっている。そのため、弁体40がシリコーンゴム等の弾性材料から形成され、柔軟で引裂きにくい場合であっても、両弁体41,42を確実かつスムーズに引裂くことができ、シース10の管状器官7からの取外し作業を効率的に行うことができる。
また、この実施形態では、弁体40の、把持部15の引裂き方向の両端部に、貫通孔47,47がそれぞれ形成され、これに把持部15に設けた突部39が嵌合するように構成されていることにより、把持部15の両側部を把持して引裂くとき、貫通孔47と突部39との嵌合によって、弁体40が把持部15と一緒に引っ張られるので、把持部15と共に弁体40を確実に引裂くことができ、引裂き時の作業効率を向上させることができる。
こうして、シース10を管状器官7から取り除いた後、ガイドワイヤ1をカテーテル3から引き抜くことにより、カテーテル3内が空洞となるので、制癌剤や栄養剤等の薬液や造影剤等を、カテーテル3を通して管状器官7の目的箇所に投与することができる。
なお、この実施形態におけるシース10は、ダイレータ50と組み合わせてシースダイレータとして用いたが、ダイレータ50を用いずに単にカテーテル挿入用のシース等としてしてもよく、特に限定されるものではない。
図13には、本発明の医療用シースの他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の医療用シースは、前記実施形態と比べて、スリットS1,S2、及び、切込みCの配置が異なっている。
すなわち、図13(a),(b)に示すように、第1弁体41の幅方向中央に、把持部15の引裂き方向Pに沿って第1スリットS1が形成されていると共に、同第1弁体41の対向する両長辺の長手方向中央から、第1スリットS1に直交する方向に、第1スリットS1に至らない長さで、切込みC,Cが形成されている。一方、第2弁体42に形成された孔48周縁の対向する2箇所から、把持部15の引裂き方向Pに直交して第2スリットS2が形成されている。
このようなスリットS1,S2、及び、切込みCの配置の場合でも、前記実施形態と同様の作用効果が得られる。また、把持部15の引裂き時には、第2弁体42の第2スリットS2に引裂き力が集中すると共に、第1弁体41の切込みC,Cに引裂き力が集中し、両弁体41,42をそれぞれ引裂くことができる。
図14には、本発明の医療用シースの更に他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態では、弁体40の枚数が増えており、第1弁体41,第2弁体42,第3弁体43,第4弁体44,第5弁体45の5枚の弁体が積層されて構成されている。第1弁体41は、孔48が設けられておらず、把持部15の引裂き方向Pに直交配置された第1スリットS1が形成されており、これが前記把持部15の基部20上に配置されるようになっている。
この第1弁体41上には、孔48aを中央に有する第2弁体42が配置され、この第2弁体42上には、孔48aよりも大径の孔48bを中央に有する第3弁体43が配置され、この第3弁体43上には、孔48bよりも大径の孔48cを中央に有する第4弁体44が配置され、この第4弁体42上には、孔48cよりも大径の孔48dを中央に有する第5弁体45が配置されており、孔の内径が小さい順に複数の弁体が密着して配置されるようになっている。
この実施形態によれば、外径の異なる挿入物を把持部15の挿入孔22,32に挿入するときでも、同挿入物を、いずれかの弁体42〜45の、孔48a〜48dの内周に密着させることができるので、シール性を維持することができる。また、孔の内径が小さい順に重ねて配置したので、挿入物を挿入しやすくすることができる。
10 医療用シース(シース)
11 シース本体
15 把持部
20 基部
22,32 挿入孔
30 蓋体
39,39 突部
40 弁体
47 貫通孔
48,48a,48b,48c,48d,48e,48f 孔
P 引裂き方向
S1 第1スリット
S2 第2スリット
C 切込み

Claims (3)

  1. チューブ状のシース本体と、このシース本体の基端部に取付けられると共に、前記シース本体内に連通して、挿入物を前記シース本体内に挿入可能とする挿入孔を有する把持部とを備え、この把持部の両側部を把持して、それらが互いに離れるように所定の引裂き方向で引裂くことにより、前記シース本体を軸方向に沿って引裂くことができる医療用シースにおいて、
    前記把持部は、前記シース本体に固着された基部と、この基部に装着される蓋体と、前記基部と前記蓋体との間に狭着されると共に、前記挿入物が前記シース本体内に挿入されたときに開き挿入されてないときは閉じる弁体とを有し、
    前記弁体は互いに密着して配置される少なくとも2枚以上のものからなり、
    同弁体の少なくとも1枚には、常時は閉じると共に前記挿入物の通過時に開く第1スリットが形成され、
    前記第1スリットが形成された弁体以外の少なくとも1枚の弁体には、前記挿入物の外周に適合して密着可能な内径で形成された孔が設けられていると共に、同孔に連結した第2スリットが形成されており、
    前記第1スリット又は前記第2スリットの一方は、前記把持部の引裂き方向に沿って配置されていると共に、他方はそれに直交して配置されていて、
    前記把持部の引裂き方向に沿って配置された第1スリット又は第2スリットが形成された前記弁体には、これらの第1スリット又は第2スリットに直交する方向に、前記第1スリット又は前記孔に至らない切込みが形成されていることを特徴とする医療用シース。
  2. 前記弁体の、前記把持部の引裂き方向の両端部には、貫通孔がそれぞれ形成されており、
    前記把持部の基部及び/又は蓋体には、前記貫通孔に嵌合する突部が形成されている請求項1記載の医療用シース。
  3. 前記孔は、複数の弁体に対して互いに異なる内径で形成されており、
    前記孔のない弁体を前記把持部の基部上に配置すると共に、その上に、前記孔を設けた複数の弁体を、前記孔の内径が小さい順に重ねて配置するように構成されている請求項1又は2記載の医療用シース。
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