JP2005316294A - 撮影装置及び一眼レフカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、撮像系及び光学系の何れも補正可能で一眼レフカメラに好適な撮影装置及び一眼レフカメラを提供することである。
【解決手段】鏡枠モジュール12を介して、被写体とデジタル一眼レフカメラ10との間の相対的な振れが、カメラ本体11内の角速度センサ25a及び25bで検出される。これらの角速度センサ25a及び25bからの信号を基に、撮像系の振れ補正が撮像部位置駆動ユニットによって行われる。また、角速度センサ25a及び25bからの信号を基に、観察系の振れ補正が可変ミラー65によって行われる。
【選択図】 図1
【解決手段】鏡枠モジュール12を介して、被写体とデジタル一眼レフカメラ10との間の相対的な振れが、カメラ本体11内の角速度センサ25a及び25bで検出される。これらの角速度センサ25a及び25bからの信号を基に、撮像系の振れ補正が撮像部位置駆動ユニットによって行われる。また、角速度センサ25a及び25bからの信号を基に、観察系の振れ補正が可変ミラー65によって行われる。
【選択図】 図1
Description
本発明は撮影装置及び一眼レフカメラに関し、特に該撮影装置及び一眼レフカメラに適用される像振れ補正技術に関するものである。
撮影装置に於ける像振れ(手振れ)補正装置としては、角速度センサを用いて撮影装置の揺動に関する情報を検出し、その情報に基いて、光学系の一部を移動させることで光軸をずらし、像振れ補正を行うものが知られている。
像振れ補正機能の最も重要な目的は、露光時の像振れを抑制することであるが、ファインダ光学系に於いても振れ補正を行う構成が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
また、2種類の手振れ補正手段を搭載し、撮影時期に応じて2つの作動部の一方のみ作動させて、撮影レンズの補正を行う一眼レフカメラの構成が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開平9−329820号公報
特開2003−91027号公報
特開平10−319457号公報
上述した特許文献1及び2に記載されているものは、レンズシャッタ系のカメラに適した技術である。しかしながら、一眼レフカメラへの適用に関しては、何ら示唆もされていないものであった。
また、上述した特許文献3に記載されている技術では、撮像系の補正が不要なライブビュー表示時にも撮影レンズでの補正が必要な構成となっており、露光時にカメラボディ側の補正装置による充分な補正を行うため、露光開始時には交換レンズ側の補正装置をセンター位置へ移動させる必要があり、その結果タイムラグを生じてしまうという不具合があった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、撮像系及び光学系の何れも補正可能で一眼レフカメラに好適な撮影装置及び一眼レフカメラを提供することを目的とする。
すなわち請求項1に記載の発明は、被写体と撮像装置との間の相対的な振れを検出する振れ検出手段と、当該振れ検出手段からの信号を基に、撮像系の振れ補正を行う第1の補正手段と、上記振れ検出手段からの信号を基に、観察系の振れ補正を行う第2の補正手段と、を具備し、上記撮像系を構成する光学要素と、上記観察系を構成する光学要素とは、少なくとも一部の光学要素を共用して像振れを補正する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に於いて、上記第1の補正手段と、上記第2の補正手段とは、それぞれ独立して制御可能であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1及び2に記載の発明に於いて、上記観察系と上記撮像系とを構成する光学要素は可動ミラーを含み、当該可動ミラーによって光路を選択的に切り替えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか1に記載の発明に於いて、上記第1の補正手段と、上記第2の補正手段は、上記可動ミラーによって選択的に切り替え可能な光路上に配置されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか1に記載の発明に於いて、上記第1の補正手段と、上記第2の補正手段は、上記選択的に切り替え可能な光路上の、それぞれ異なる光路上に配置されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか1に記載の発明に於いて、上記第2の補正手段は、ミラー面の角度を可変とした可変ミラーであることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1及び2に記載の発明に於いて、上記観察系と上記撮像系とを構成する光学要素はハーフミラーを含み、当該ハーフミラーによって上記観察系と上記撮像系とに光路が分岐されることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明に於いて、上記第1の補正手段と、上記第2の補正手段は、上記ハーフミラーによって分岐された光路上にそれぞれ配置されていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項7及び8の何れか1に記載の発明に於いて、上記第1の補正手段と、上記第2の補正手段は、上記分岐された光路上の、それぞれ異なる光路上に配置されていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項6に記載の発明に於いて、上記可変ミラーは、上記可動ミラーと一体的に構成されていることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項6及び10の何れか1に記載の発明に於いて、上記観察系はペンタミラーを含む光学部材によって構成され、当該観察系を構成するミラーの少なくとも一枚が上記可変ミラーで構成されていることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項6及び10の何れか1に記載の発明に於いて、上記観察系はダハミラーを含む光学部材によって構成され、当該観察系を構成するミラーの少なくとも一枚が上記可変ミラーで構成されていることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項1乃至4及び7、8の何れか1に記載の発明に於いて、上記第2の補正手段はリレーレンズで構成されることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項11及び12の何れか1に記載の発明に於いて、上記第2の補正手段は、上記リレーレンズの光軸に対するシフトによって、像振れ補正を行うことを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項11に記載の発明に於いて、上記第2の補正手段は、上記リレーレンズの光軸に対するティルトによって像振れ補正を行うことを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項1乃至16の何れか1に記載の発明に於いて、上記第1の補正手段は、撮像素子の移動によって像振れ補正を行うことを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、請求項1乃至16の何れか1に記載の発明に於いて、上記第1の補正手段は、撮像素子の読み出し位置の変更によって像振れ補正を行うことを特徴とする。
請求項18に記載の発明は、請求項1乃至6及び10乃至17の何れか1に記載の発明に於いて、上記可動ミラーは、当該可動ミラーのミラー面に、角度を自在に変更可能な可変ミラーを設けたことを特徴とする。
請求項19に記載の発明は、被写体からの撮影光束を第1の光路と第2の光路に選択的に切り替え可能な可動ミラーと、上記第1の光路を通って上記被写体の像を結像する撮像素子と、上記第2の光路を通って得られた被写体の像を観察する観察手段と、を備える一眼レフカメラに於いて、被写体と撮影装置との間の相対的な振れを検出する振れ検出手段と、上記振れ検出手段からの信号に基づいて上記撮像素子の位置を移動させて撮像系の振れ補正を行う第1の補正手段と、上記振れ検出手段からの信号に基づいて観察系の振れ補正を行うもので、上記第2の光路中に設けられた第2の補正手段と、を具備することを特徴とする。
請求項20に記載の発明は、請求項19に記載の発明に於いて、上記第1の補正手段と、上記第2の補正手段とは、それぞれ独立して制御可能であることを特徴とする。
請求項21に記載の発明は、請求項19若しくは20に記載の発明に於いて、上記第2の補正手段は、ミラー面の角度を可変とした可変ミラーで構成されることを特徴とする。
請求項22に記載の発明は、請求項21に記載の発明に於いて、上記第2の光路内に設けられるペンタミラーを更に具備し、該ペンタミラーを構成するミラーの少なくとも一枚が上記可変ミラーで構成されていることを特徴とする。
請求項23に記載の発明は、請求項21に記載の発明に於いて、上記第2の光路内に設けられるダハミラーを更に具備し、該ダハミラーを構成するミラーの少なくとも一枚が上記可変ミラーで構成されていることを特徴とする。
請求項24に記載の発明は、請求項19若しくは20に記載の発明に於いて、上記第2の補正手段はリレーレンズであることを特徴とする。
請求項25に記載の発明は、請求項22及び23の何れか1に記載の発明に於いて、上記第2の補正手段は、上記第2のリレーレンズの光軸に対するシフトによって、像振れ補正を行うことを特徴とする。
請求項26に記載の発明は、請求項22及び23の何れか1に記載の発明に於いて、上記第2の補正手段は、上記第2のリレーレンズの光軸に対するティルトによって、像振れ補正を行うことを特徴とする。
請求項27に記載の発明は、請求項19乃至26の何れか1に記載の発明に於いて、上記第1の補正手段は、撮像素子の読み出し位置の変更によって像振れ補正を行うことを特徴とする。
請求項28に記載の発明は、被写体からの撮影光束を第1の光路と第2の光路に分岐するハーフミラーと、上記第1の光路を通って上記被写体の像を結像する撮像素子と、上記第2の光路を通って得られた被写体の像を観察する観察手段と、を備える一眼レフカメラに於いて、被写体と撮影装置との間の相対的な振れを検出する振れ検出手段と、上記振れ検出手段からの信号に基づいて上記撮像素子の位置を移動させて撮像系の振れ補正を行う第1の補正手段と、上記振れ検出手段からの信号に基づいて観察系の振れ補正を行うもので、上記第2の光路中に設けられた第2の補正手段と、を具備することを特徴とする。
請求項29に記載の発明は、請求項28に記載の発明に於いて、上記第1の補正手段と、上記第2の補正手段とは、それぞれ独立して制御可能であることを特徴とする。
請求項30に記載の発明は、請求項28若しくは29に記載の発明に於いて、上記第2の補正手段は、ミラー面の角度を可変とした可変ミラーで構成されることを特徴とする。
請求項31に記載の発明は、請求項30に記載の発明に於いて、上記第2の光路内に設けられるペンタミラーを更に具備し、該ペンタミラーを構成するミラーの少なくとも一枚が上記可変ミラーで構成されていることを特徴とする。
請求項32に記載の発明は、請求項30に記載の発明に於いて、上記第2の光路内に設けられるダハミラーを更に具備し、該ダハミラーを構成するミラーの少なくとも一枚が上記可変ミラーで構成されていることを特徴とする。
請求項33に記載の発明は、請求項28若しくは29に記載の発明に於いて、上記第2の補正手段はリレーレンズであることを特徴とする。
請求項34に記載の発明は、請求項31及び32の何れか1に記載の発明に於いて、上記第2の補正手段は、上記第2のリレーレンズの光軸に対するシフトによって、像振れ補正を行うことを特徴とする。
請求項35に記載の発明は、請求項31及び32の何れか1に記載の発明に於いて、上記第2の補正手段は、上記第2のリレーレンズの光軸に対するティルトによって、像振れ補正を行うことを特徴とする。
請求項36に記載の発明は、請求項28乃至35の何れか1に記載の発明に於いて、上記第1の補正手段は、撮像素子の読み出し位置の変更によって像振れ補正を行うことを特徴とする。
本発明によれば、撮像系及び光学系の何れも補正可能で一眼レフカメラに好適な撮影装置及び一眼レフカメラを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの外観構成を、一部を透視して模式的に示した斜視図である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの外観構成を、一部を透視して模式的に示した斜視図である。
図1に於いて、このデジタル一眼レフカメラ10は、カメラ本体11と、鏡枠モジュール12とを有して構成される。
上記鏡枠モジュール12は、カメラ本体11の前面部に着脱可能に装着されるもので、後述するズーム機能を有した1群レンズ14乃至4群レンズ17等を有して構成される。この鏡枠モジュール12は、図示されない被写体からの撮影光束を撮像装置であるCCD22に導くためのものである。
カメラ本体11の上面部には、シャッタレリーズスイッチに対応したシャッタ釦21が設けられている。
そして、カメラ本体11の内部には、上記鏡枠モジュール12の光軸の延長上に、可動ミラー41とCCD22とが配置されている。
尚、鏡枠モジュール12からCCD22の撮像面中央に向かう光軸は、図1に示されるY軸に対応し、この光軸中心とCCD22との交点を通り、鉛直上方に向かう方向にZ軸、光軸中心とCCD22との交点を通り上記Y軸、Z軸のそれぞれに垂直な方向にX軸が、それぞれ定められる。
また、カメラ本体11内には、該カメラ本体11に生じる振動を検出するためのブレ検出手段である角速度センサ25a及び25bが配置されている。更に、カメラ本体11の背面部には、液晶モニタ28が設けられている。
上記可動ミラー41が、図1に示されるように撮影光路内に下降している場合には、可動ミラー41によって反射された光束は、フォーカシングスクリーン42上に結像される。そして、このフォーカシングスクリーン42上に結像された被写体像は、ダハミラー43によって反射され、可変ミラー65で更に反射された後に接眼レンズ45に到達する。これにより、撮影者は被写体像を確認することができる。
尚、可変ミラー65の詳細な構成については後述する。
一方、図示されないが、可動ミラー41が上昇して撮影光路より退避している場合には、鏡枠モジュール12を透過した光束はCCD22上に結像される。
図2は、図1のカメラの概略構成を示すブロック図である。
図2に於いて、上述した鏡枠モジュール12は、1群レンズ14、2群レンズ15、3群レンズ16、4群レンズ17及び絞り18とを有して構成される。そして、この鏡枠モジュール12の後方でカメラ本体11内には、シャッタ20が設けられている。上記1群レンズ14及び2群レンズ15を透過した光束は、絞り18を通った後に3群レンズ16及び4群レンズ17を透過し、シャッタ20を通って撮像手段であるCCD(Charge Coupled Device:撮像素子)22に導かれる。
CCD22は、第1の補正手段である撮像部位置駆動ユニット23に固着されている。コントローラ30の指示により、撮像部位置制御部37が撮像部位置駆動ユニット23を制御して、図1に示されるX方向及びZ方向に対する位置制御を行う。
コントローラ30は、このカメラ全体の制御動作を司るものである。このコントローラ30には、上述した角速度センサ25a及び25bと、ズーム制御部A31、ズーム制御部B32と、絞り制御部33と、フォーカス制御部34と、シャッタ制御部36と、撮像位置制御部37と、メモリ39と、ミラー角度制御部40と、制御回路50と、信号処理部52と、メモリ58と、I/F(Interface:インターフェース)部61を介して外部のパーソナルコンピュータ(PC)62とが接続されている。
ズーム制御部A31は、コントローラ30からの指示に基づいて、上記2群レンズ15を制御するものであり、ズーム制御部B32はコントローラ30からの指示に基づいて3群レンズ16及び4群レンズ17を制御するものである。これらの制御によって、画角調節が行われる。
絞り制御部33は、コントローラ30の指示に基づいて絞り18を制御するものである。フォーカス制御部34は、コントローラ30からの指示に基づいて4群レンズ17を駆動し、焦点調節を行うものである。
また、シャッタ制御部36は、コントローラ30からの指示に基づいてシャッタ20のタイミングを制御するものである。撮像部位置制御部37は、上述したように、コントローラ30からの指示に基づいてCCD22の位置制御をシフトさせる。このシフト量は、角速度センサ25a及び25bからの出力信号、焦点距離及び被写体までの距離情報等を基に制御されるもので、CCD22の現在位置から移動目標位置が演算され、この移動目標位置がCCD22の可動領域内か、或いは可動領域外かが判定された上で、各別の制御がなされる。
具体的には、移動目標位置が上記可動領域内の場合には、CCD22は、後述するボイスコイルモータ(VCM)100、106に供給する電流の上限を電源部(図示せず)の能力等によって決定される電流量Iとした通常駆動によって、移動目標位置に向けて移動される。
一方、移動目標位置が可動領域外の場合には、CCD22は、VCM100、106に供給する電流の上限をI′(=I/2)に制限した低推力駆動によって、移動目標位置に向けて移動される。
メモリ39には、デジタルカメラ全体の制御を行うための制御プログラムが、その内部のROMに予め記憶されている。また、メモリ39内にはRAMも含まれており、コントローラ30が制御プログラムを実行するときの作業用記憶領域として使用される。
ミラー角度制御部40は、後述する可変ミラー65の角度を制御するためのものである。
制御回路50は、コントローラ33の指示によってCCD22及び撮像処理部51の制御を行うためのものである。撮像処理部51は、図示されないがCDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング回路)、AGC(Automatic Gain Control:オートゲインコントロール回路)、ADC(Analog to Digital Converter:アナログ−デジタル変換器)等を含んで構成される。そして、この撮像処理部51では、CCD22から出力されたアナログ信号に対して所定の処理が行われ、処理後のアナログ信号がデジタル信号に変換される。
信号処理部52は、撮像処理部51から出力される撮影画像データや、圧縮/伸張処理部53から出力される画像データに対して、ホワイトバランスやγ補正等の処理を施すものである。また、AE(Automatic Exposure:自動露光)検波回路やAF(Automatic Focus:自動合焦)検波回路も、信号処理部52に含まれる。
圧縮/伸張処理部53は、画像データの圧縮処理及び伸張処理を行うものであり、信号処理部52から出力された画像データに対する圧縮処理、カードI/F54から出力された画像データに対する伸張処理を行う。画像データの圧縮処理及び伸張処理には、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式が用いられる。
カードI/F54は、本デジタルカメラ10とメモリカード55との間でデータの送受を行うためのものであり、画像データの書き込みや読み出しの処理を行う。メモリカード55は、データの記録用の半導体記録媒体であり、本デジタル一眼レフカメラ10に対して着脱可能である。
メモリ58には、信号処理部52から出力されたデジタル信号(画像データ)が記録され、DAC(Digital to Analog converter:デジタル−アナログ変換器)59では、信号処理部52から出力されたデジタル信号をアナログ信号に変換する。
液晶表示モニタ28は、上記DAC59から出力されたアナログ信号に基づいて画像表示を行うものである。この液晶表示モニタ28は、上述したように、カメラ本体11の背面側に設けられており、撮影者はこの液晶表示モニタ28を見ながら撮影を行うことが可能である。
インターフェース(I/F)部61は、コントローラ30とパーソナルコンピュータ(PC)62との間でデータの送受を行うためのものであり、例えばUSB(UniversalSerial Bus(登録商標))用のインターフェース回路が用いられる。
パーソナルコンピュータ62は、本デジタルカメラの製造段階に於ける、CCD22のフォーカス感度補正用データのメモリ39への書き込み等に使用されるものであり、本デジタルカメラ10を構成するものではない。
次に、図3及び図4を参照して、可変ミラー65の構成について説明する。
図3は可変ミラー65の構成の一例を示した断面図、図4は可変ミラー65の電極配置の一例を示したもので、(a)はミラー67側の電極配置を示した図、(b)は下部基板68側の電極配置を示した図である。尚、図3及び図4に示された可変ミラー65は、いわゆるMEMS(Micro Electro−Mechanical System)技術を用いて作製される。
図3及び図4に示されるように、第2の補正手段である可変ミラー65は、ミラー67と、該ミラー67に対向して配置された下部基板68と、その両端がそれぞれミラー67と下部基板68に接続されたバネ69〜72と、ミラー67の略中央を支持するピボット73とを備えている。上記ミラー67は、上部電極75及び外部リード電極76を有している。そして、上記ミラー67の表面には、反射部(ミラー面)77が設けられている。
上部電極75は、薄膜78、78に挟まれており、上記反射部77の反射面に平行に設けられている。また、上部電極75は、図4(a)に示されるように、ほぼ矩形状に形成されている。外部リード電極76は、上部電極75と外部との電気的接続に用いられるものであり、その表面は露出されている。
上記下部基板68に設けられた下部電極81〜84は、薄膜91に挟まれるもので、上部電極75に対向する位置に設けられている。すなわち、下部基板68は、半導体基板90上に、4つの下部電極81〜84及び4つの外部リード電極85〜88が設けられたものである。外部リード電極85〜88は、下部電極81〜84と外部との電気的接続に用いられるものであり、その表面は露出している。
上記ミラー67と下部基板68との間には、上述した4つのバネ69〜72が配置されている。ミラー67と下部基板68とは、これらのバネ69〜72を介して連結されている。
また、4つのバネ69〜72の中心位置、すなわち4つの下部電極81〜84の中心位置に対応して、ピボット73が形成されている。つまり、バネ69〜72の引張力によって、ミラー67の重心位置が押圧されている。これにより、ピボット73を中心にミラー67を傾ける(ティルト)ことが可能となる。
以上のような構成の可変ミラー65に於いて、上部電極75と下部電極81〜84との間に与えられる各電位差が変化されることにより、静電気力によって下部基板68に対するミラー67の傾きを変化させることができる。
上述したように、可動ミラー41によって反射された光束は、フォーカシングスクリーン42、ダハミラー43を介し、可変ミラー65で反射された後に接眼レンズ45に到達する。したがって、ミラー67の傾きを変化させることによって、接眼レンズ45を通して見た被写体像を移動させることが可能となり、ファインダでの像振れ補正を実現することができる。
図5は、上述した撮像部位置駆動ユニット23の構成を示した斜視図である。
図5に於いて、ベース95上には、シャフト96、シャフト97にガイドされたZスライダ99が、Z方向に摺動自在に支持されており、VCM(Voice Coil Motor)100の発生する推力によって駆動できるよう構成されている。
また、Zスライダ99上には、シャフト102、シャフト103にガイドされたXスライダ105が、X方向に摺動自在に支持されており、VCM106の発生する推力によって駆動できるよう構成されている。
このXスライダ105上にはCCD22が載置されており、該CCD22はX方向、Z方向の2方向に移動が可能な構成となっている。
次に、第1の実施形態に於けるカメラのフレーミングから撮像に至る処理について、図6を参照して説明する。
尚、図6に於いて示されるD1、D2、D3、D4は同期バーを表しており、これらの同期バーに挟まれた複数系統の動作が並行処理されることを示している。
カメラの像振れ補正機能がオン(ON)にされると(S1)、直ちに同期バーD1、D2に挟まれた動作が開始される。
先ず、フラグBに“0”がセットされ(Sa1)、次に角速度センサ25a及び25bからの出力信号がサンプリングされる(Sa2)。そして、角速度センサ25a及び25bからの出力信号、焦点距離、被写体までの距離情報を基に、目標となる移動量が演算される(Sa3)。更に、可変ミラー65のミラー67が、上記Sa3にて演算された角度だけティルトされる(Sa4)。
ここで、ファーストレリーズ(シャッタ釦21の半押し)が実行されているか否かが判定される(Sa5)。その結果、実行されていない場合には、上記Sa2からの処理が繰り返される。
一方、ファーストレリーズが実行されている場合は、次にフラグBにセットされた内容の判定が行われる(Sa6)。ここで、フラグBに“0”がセットされている場合は、AE、AF動作が実行される(Sa7)。次いで、フラグBに“1”がセット(Sa8)された上で、セカンドレリーズ(シャッタ釦21の全押し)の判定が行われる(Sa9)。
一方、上記Sa6にて、フラグBに“0”がセットされていない場合には、直接、セカンドレリーズ(シャッタ釦21の全押し)の判定に移行する(Sa9)。ここで、セカンドレリーズが実行されていない場合は上記Sa2からの処理が繰り返され、セカンドレリーズが実行されている場合には、同期バーD1、D2によって挟まれた動作が完了する。
次に、上記Sa1〜Sa9に至る一連の動作と並行処理される動作について説明する。
先ず、撮像部位置駆動ユニット23に搭載されたCCD22が、中央の初期位置に存在するか否かが判定される(Sb1)。ここで、上記CCD22が中央の初期位置に存在しないと判定された場合には、CCD22がセンタリング(中央の初期位置まで移動動作)された(Sb2)後、上記Sb1に移行して、再度上記CCD22の位置が判定される。
そして、上記CCD22が中央の初期位置に存在すると判定されたならば、同期バーD1、D2によって挟まれた動作が完了する。
一方、上記Sb1にて、中央の初期位置に存在すると判定された場合には、CCD22が移動されること無しに、同期バーD1、D2によって挟まれた動作が完了する。
次に、可動ミラー41が撮影光路より退避させるべく上昇される(S2)。すると、直ちに同期バーD3、D4に挟まれた動作が開始される。
先ず、シャッタ20が開放(Sb10)される。次いで、角速度センサ25a及び25bからの出力信号がサンプリングされる(Sb11)。更に、角速度センサ25a及び25bからの出力信号、焦点距離、被写体までの距離情報を基に、目標となる移動量が演算される(Sb12)。そして、この移動量だけCCD22が駆動(シフト)される(Sb13)。
その後、所望の露光時間が完了したか否かが判定される(Sb14)。ここで、露光時間が完了していないと判定された場合には、上記Sb11からの処理が繰り返される。一方、Sb14にて露光時間が完了したと判定された場合には、続けてシャッタ20が遮蔽された(Sb15)後、同期バーD3、D4によって挟まれた動作が完了する。
次に、上記Sb10〜Sb15に至る一連の動作と並行処理される動作について説明する。
先ず、可変ミラー65のミラー67が、中央の初期位置に存在するか否かが判定される(Sa10)。ここで、中央の初期位置に存在しないと判定された場合には、ミラー67のセンタリング動作が実行された(Sa11)後、上記Sa10に移行して、再度ミラー67の位置が判定される。
一方、上記Sa10にて、中央の初期位置に存在すると判定された場合には、ミラー67が駆動されること無しに、それぞれ同期バーD3、D4によって挟まれた動作が完了する。
そして、可動ミラー41が撮影光路内に下降された(S3)後に、撮影動作が完了する。
実際の撮影シーンに於いては、フレーミングやシャッタチャンスの待ち時間等に多くの時間が費やされ、実際に露光が行われる時間は微々たるものである。そのため、本実施形態のように、静電気力を利用した省消費電力アクチュエータが、観察系に用いられることにより、電池寿命の飛躍的な向上を期待することができる。
また、本構成によれば、観察動作を行っている際に撮像系の補正開始準備が行われ、また撮像中に観察系の補正開始準備が行われるため、動作開始の遅延や動作開始時の違和感を、大幅に軽減することができるという利点がある。
更に、本実施形態では、可動ミラーによる光路切り替えにより、ファインダへの光路が遮蔽されている状態で観察系のセンタリング動作が実行されるため、センタリング動作による違和感を撮影者に与えることが無い。
尚、本実施形態のように、可動ミラーによる光路切り替えを行う構成では、観察と撮像の切り替えに要する時間が必然的に発生するため、この時間内にセンタリング動作を実行させても良い。
また、上述した実施形態では、可動ミラーにより光路切り替えを行っていたが、これに限られるものではなく、例えばハーフミラーにより光路を分岐して、観察系及び撮像系に光束を導くようにした構成としても良い。
図7は、第1の実施形態の変形例に於けるカメラのフレーミングから撮像に至る処理について説明する図である。
上述した第1の実施形態では、可動ミラー上昇から下降までの処理を、観察補正系と撮像補正系で並行に行っていたが、撮像補正系の処理が行われた後に観察補正系の処理を行うようにすることも可能である。
カメラの像振れ補正機能がオン(ON)にされると(S11)、直ちに同期バーD1、D2に挟まれた動作が開始される。この同期バーD1、D2に挟まれた処理動作Sa1〜Sa9とSb1〜Sb2は、図7に同一の番号で示された処理動作と同じであるので、説明は省略する。
同期バーD1、D2によって挟まれた動作が完了すると、可動ミラー41が撮影光路より退避させるべく上昇され(S12)、シャッタ20が開放される(S13)。次いで、角速度センサ25a及び25bからの出力信号がサンプリングされ(S14)、該角速度センサ25a及び25bからの出力信号、焦点距離、被写体までの距離情報を基に、目標となる移動量が演算される(S15)。そして、この移動量だけCCD22が駆動される(S16)。
その後、所望の露光時間が完了したか否かが判定される(S17)。ここで、露光時間が完了していないと判定された場合には、上記S14からの処理が繰り返される。一方、S17にて露光時間が完了したと判定されたならば、次に可変ミラー65のミラー67が、中央の初期位置に存在するか否かが判定される(S18)。ここで、中央の初期位置に存在しないと判定された場合には、ミラー67のセンタリング動作が実行された(S19)後、上記S18に移行して、再度ミラー67の位置が判定される。
一方、上記S18にて、中央の初期位置に存在すると判定された場合には、シャッタ20が遮蔽された(S20)後、可動ミラー41が撮影光路内に下降されて(S21)、撮影動作が完了する。
このように動作することにより、観察補正系の動作が撮像補正系の動作の後に行われるため、処理動作の時間は上述した第1の実施形態の場合よりも長くなるものの、観察補正系の影響を受けなくなる。したがって、長秒時のシヤッタの場合等、僅かな振動も与えたくない場合に有効である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの光学要素の模式図である。以下、図8を参照して第2の実施形態を説明する。
尚、この第2の実施形態に於けるカメラの構成は、基本的に図1乃至図5に示されたものと同様であるので、異なる構成についてのみ説明し、その他の同一の部分には同一の参照番号を付して、その図示及び説明は省略する。
図8に於いて、デジタル一眼レフカメラ110は、カメラ本体111と、このカメラ本体111の前面部に着脱可能に装着された鏡枠モジュール112とから構成されている。
鏡枠モジュール112は、撮影レンズ113を有している。この撮影レンズ113を透過した光束は、カメラ本体111内の可動ミラー115へ導かれる。
カメラ本体111内の可動ミラー115は、撮影光路内と撮影光路外に移動可能に設けられている。可動ミラー115が、図示されるように撮影光路内に下降している場合には、撮影レンズ113からの撮影光束は可動ミラー115によって反射されて、フォーカシングスクリーン116上に結像される。
そして、第1フィールドレンズ117と一体的に構成されたプリズム118を経て、ミラーA119によって反射された後、リレーレンズ120を透過する。更に、ミラーB123で反射された後に第2フィールドレンズ124を透過し、ミラーC125で反射されて接眼レンズ126に到達する。
一方、図示されないが、可動ミラー115が撮影光路外に退避している場合は、撮影レンズ113を透過した撮影光束は、CCD128に取り込まれる。
観察系の手振れ補正を行うには、リレーレンズ120を光軸に対して垂直な平面内で偏心(シフト)させるか、或いはリレーレンズ120を光軸に対して傾ける(ティルト)等の方法をとれば良い。これらのリレーレンズ120のシフト、或いはティルトは、一般的な駆動手段によって実現可能であるので、ここでは説明を省略する。
また、撮像系の手振れ補正は、図8には示されないがCCD128を固着した撮像部位置駆動ユニットにより行われる。
この第2の実施形態に於ける動作の流れに関しては、上述した第1の実施形態と同じであるので、説明は省略する。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図9は、本発明の第3の実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの光学要素の模式図である。以下、図9を参照して第3の実施形態を説明する。
尚、この第3の実施形態に於けるカメラの構成は、基本的に図1乃至図5及び図8に示されたものと同様であるので、異なる構成についてのみ説明し、その他の同一の部分には同一の参照番号を付して、その図示及び説明は省略する。
図9に於いて、デジタル一眼レフカメラ130のカメラ本体131内には、軸132を中心に回動可能な可変ミラー65が設けられている。この可変ミラー65は、観察時は図9(a)に示されるように、撮影光路内に下降された位置に配置される。そして、撮影レンズ113を透過した光束が、可変ミラー65のミラー67によって反射されて、フォーカシングスクリーン116、ペンタプリズム132を介して接眼レンズ126に到達する。
一方、撮像時は、図9(b)に示されるように、撮影光路外に退避されて、撮影レンズ113を透過した撮影光束が、CCD128に取り込まれる。
観察系の手振れ補正を行うには、上述した第1の実施形態と同様に可変ミラー65によって行われる。また、撮像系の手振れ補正は、図9には示されないがCCD128を固着した撮像部位置駆動ユニットにより行われる。
この第3の実施形態に於ける動作の流れに関しては、上述した第1の実施形態と同じであるので、説明は省略する。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能であるのは勿論である。
10…デジタル一眼レフカメラ、11…カメラ本体、12…鏡枠モジュール、20…シャッタ、21…シャッタ釦、22…CCD、23…撮像部位置駆動ユニット、25a、25b…角速度センサ、28…液晶モニタ、30…コントローラ、31…ズーム制御部A、32…ズーム制御部B、33…絞り制御部、34…フォーカス制御部、36…シャッタ制御部、37…撮像位置制御部、39、58…メモリ、40…ミラー角度制御部、41…可動ミラー、50…制御回路、51…撮像処理部、52…信号処理部、53…圧縮/伸長処理部、61…I/F(インターフェース)部、62…パーソナルコンピュータ(PC)、65…可変ミラー、67…ミラー、68…下部基板、69〜72…バネ、73…ピボット、75…上部電極、76…外部リード電極、77…反射部、78…薄膜、81〜84…下部電極、85〜88…外部リード電極、90…半導体基板、91…薄膜。
Claims (36)
- 被写体と撮像装置との間の相対的な振れを検出する振れ検出手段と、
当該振れ検出手段からの信号を基に、撮像系の振れ補正を行う第1の補正手段と、
上記振れ検出手段からの信号を基に、観察系の振れ補正を行う第2の補正手段と、
を具備し、
上記撮像系を構成する光学要素と、上記観察系を構成する光学要素とは、少なくとも一部の光学要素を共用して像振れを補正する撮影装置。 - 上記第1の補正手段と、上記第2の補正手段とは、それぞれ独立して制御可能であることを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
- 上記観察系と上記撮像系とを構成する光学要素は可動ミラーを含み、当該可動ミラーによって光路を選択的に切り替えることを特徴とする請求項1及び2に記載の撮影装置。
- 上記第1の補正手段と、上記第2の補正手段は、上記可動ミラーによって選択的に切り替え可能な光路上に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1に記載の撮影装置。
- 上記第1の補正手段と、上記第2の補正手段は、上記選択的に切り替え可能な光路上の、それぞれ異なる光路上に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1に記載の撮影装置。
- 上記第2の補正手段は、ミラー面の角度を可変とした可変ミラーであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1に記載の撮影装置。
- 上記観察系と上記撮像系とを構成する光学要素はハーフミラーを含み、当該ハーフミラーによって上記観察系と上記撮像系とに光路が分岐されることを特徴とする請求項1及び2に記載の撮影装置。
- 上記第1の補正手段と、上記第2の補正手段は、上記ハーフミラーによって分岐された光路上にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項7に記載の撮影装置。
- 上記第1の補正手段と、上記第2の補正手段は、上記分岐された光路上の、それぞれ異なる光路上に配置されていることを特徴とする請求項7及び8の何れか1に記載の撮影装置。
- 上記可変ミラーは、上記可動ミラーと一体的に構成されていることを特徴とする請求項6に記載の撮影装置。
- 上記観察系はペンタミラーを含む光学部材によって構成され、当該観察系を構成するミラーの少なくとも一枚が上記可変ミラーで構成されていることを特徴とする請求項6及び10の何れか1に記載の撮影装置。
- 上記観察系はダハミラーを含む光学部材によって構成され、当該観察系を構成するミラーの少なくとも一枚が上記可変ミラーで構成されていることを特徴とする請求項6及び10の何れか1に記載の撮影装置。
- 上記第2の補正手段はリレーレンズで構成されることを特徴とする請求項1乃至4及び7、8の何れか1に記載の撮影装置。
- 上記第2の補正手段は、上記リレーレンズの光軸に対するシフトによって、像振れ補正を行うことを特徴とする請求項11及び12の何れか1に記載の撮影装置。
- 上記第2の補正手段は、上記リレーレンズの光軸に対するティルトによって像振れ補正を行うことを特徴とする請求項11に記載の撮影装置。
- 上記第1の補正手段は、撮像素子の移動によって像振れ補正を行うことを特徴とする請求項1乃至16の何れか1に記載の撮影装置。
- 上記第1の補正手段は、撮像素子の読み出し位置の変更によって像振れ補正を行うことを特徴とする請求項1乃至16の何れか1に記載の撮影装置。
- 上記可動ミラーは、当該可動ミラーのミラー面に、角度を自在に変更可能な可変ミラーを設けたことを特徴とする請求項1乃至6及び10乃至17の何れか1に記載の撮影装置。
- 被写体からの撮影光束を第1の光路と第2の光路に選択的に切り替え可能な可動ミラーと、上記第1の光路を通って上記被写体の像を結像する撮像素子と、上記第2の光路を通って得られた被写体の像を観察する観察手段と、を備える一眼レフカメラに於いて、
被写体と撮影装置との間の相対的な振れを検出する振れ検出手段と、
上記振れ検出手段からの信号に基づいて上記撮像素子の位置を移動させて撮像系の振れ補正を行う第1の補正手段と、
上記振れ検出手段からの信号に基づいて観察系の振れ補正を行うもので、上記第2の光路中に設けられた第2の補正手段と、
を具備することを特徴とする一眼レフカメラ。 - 上記第1の補正手段と、上記第2の補正手段とは、それぞれ独立して制御可能であることを特徴とする請求項19に記載の一眼レフカメラ。
- 上記第2の補正手段は、ミラー面の角度を可変とした可変ミラーで構成されることを特徴とする請求項19若しくは20に記載の一眼レフカメラ。
- 上記第2の光路内に設けられるペンタミラーを更に具備し、該ペンタミラーを構成するミラーの少なくとも一枚が上記可変ミラーで構成されていることを特徴とする請求項21に記載の一眼レフカメラ。
- 上記第2の光路内に設けられるダハミラーを更に具備し、該ダハミラーを構成するミラーの少なくとも一枚が上記可変ミラーで構成されていることを特徴とする請求項21に記載の一眼レフカメラ。
- 上記第2の補正手段はリレーレンズであることを特徴とする請求項19若しくは20に記載の一眼レフカメラ。
- 上記第2の補正手段は、上記第2のリレーレンズの光軸に対するシフトによって、像振れ補正を行うことを特徴とする請求項22及び23の何れか1に記載の一眼レフカメラ。
- 上記第2の補正手段は、上記第2のリレーレンズの光軸に対するティルトによって、像振れ補正を行うことを特徴とする請求項22及び23の何れか1に記載の一眼レフカメラ。
- 上記第1の補正手段は、撮像素子の読み出し位置の変更によって像振れ補正を行うことを特徴とする請求項19乃至26の何れか1に記載の一眼レフカメラ。
- 被写体からの撮影光束を第1の光路と第2の光路に分岐するハーフミラーと、上記第1の光路を通って上記被写体の像を結像する撮像素子と、上記第2の光路を通って得られた被写体の像を観察する観察手段と、を備える一眼レフカメラに於いて、
被写体と撮影装置との間の相対的な振れを検出する振れ検出手段と、
上記振れ検出手段からの信号に基づいて上記撮像素子の位置を移動させて撮像系の振れ補正を行う第1の補正手段と、
上記振れ検出手段からの信号に基づいて観察系の振れ補正を行うもので、上記第2の光路中に設けられた第2の補正手段と、
を具備することを特徴とする一眼レフカメラ。 - 上記第1の補正手段と、上記第2の補正手段とは、それぞれ独立して制御可能であることを特徴とする請求項28に記載の一眼レフカメラ。
- 上記第2の補正手段は、ミラー面の角度を可変とした可変ミラーで構成されることを特徴とする請求項28若しくは29に記載の一眼レフカメラ。
- 上記第2の光路内に設けられるペンタミラーを更に具備し、該ペンタミラーを構成するミラーの少なくとも一枚が上記可変ミラーで構成されていることを特徴とする請求項30に記載の一眼レフカメラ。
- 上記第2の光路内に設けられるダハミラーを更に具備し、該ダハミラーを構成するミラーの少なくとも一枚が上記可変ミラーで構成されていることを特徴とする請求項30に記載の一眼レフカメラ。
- 上記第2の補正手段はリレーレンズであることを特徴とする請求項28若しくは29に記載の一眼レフカメラ。
- 上記第2の補正手段は、上記第2のリレーレンズの光軸に対するシフトによって、像振れ補正を行うことを特徴とする請求項31及び32の何れか1に記載の一眼レフカメラ。
- 上記第2の補正手段は、上記第2のリレーレンズの光軸に対するティルトによって、像振れ補正を行うことを特徴とする請求項31及び32の何れか1に記載の一眼レフカメラ。
- 上記第1の補正手段は、撮像素子の読み出し位置の変更によって像振れ補正を行うことを特徴とする請求項28乃至35の何れか1に記載の一眼レフカメラ。
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