JPH10186491A - 光学機器 - Google Patents
光学機器Info
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- JPH10186491A JPH10186491A JP35064696A JP35064696A JPH10186491A JP H10186491 A JPH10186491 A JP H10186491A JP 35064696 A JP35064696 A JP 35064696A JP 35064696 A JP35064696 A JP 35064696A JP H10186491 A JPH10186491 A JP H10186491A
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Abstract
し、使用者がファインダーを覗きながら手振れ補正効果
が良く分かる光学機器を提供する。 【解決手段】 撮像面上の被写体像の振れを補正する像
振れ補正手段(4、15、18)を有する光学機器にお
いて、被写体像を観察するファインダーと、ファインダ
ー内の振れ表示手段10と、機器の振れを検出する振れ
検出手段15と、前記振れ検出手段15の出力に応じて
機器の振れを相殺する方向に前記振れ表示手段10を移
動させる駆動制御手段4とを有する。
Description
正可能な防振機構を有する光学機器、特にフィルムなど
へ撮像する撮影光学系とは別に、ファインダー系で振れ
補正の表示が可能な写真用カメラや固体撮像素子を用い
たビデオカメラ等の光学機器に関するものである。
ラの交換レンズ、ビデオカメラなどに種々のものが商品
化されている。一眼レフカメラや多くのビデオカメラの
場合は、ファインダーから見える被写体像は撮影レンズ
を通して見ているものである。一眼レフカメラの場合
は、撮影レンズを通ってきた光をミラーでフィルムまた
はファインダーへ切り替え、被写体観察時にはファイン
ダーへ、実際の露光時にはフィルムへと導いている。
た光が撮像素子上に結像しその像を記録すると同時に電
子ビューファインダーで使用者は撮影像を見ている。
みに設ければよく、ファインダー用に専用の防振装置を
別途設ける必要はない。
が大きく特に望遠系では撮影レンズを通して見ている被
写体像の振れが容易に観察できるので防振装置が作動し
たときの効果が、ファインダーを覗いているユーザーに
分かりやすい。
クトカメラにおいては撮影光学系とファインダー光学系
とは独立しており、撮影光軸の補正機構では撮影中の像
の振れ補正は出来るが、撮影者が被写体をフレーミング
中のファインダー内での振れ補正は出来ない。そのた
め、ファインダー機構内にも別個に像振れ補正手段が必
要となる。
は、撮影光軸と同様にファインダー光軸を偏心させる補
正機構が考えられるが、そのような機構はコスト高にな
ると共に機構が複雑になりスペース上も不利である。
先に作られるのでファインダー倍率が一眼レフカメラに
比べて一般的に小さいため、この方式だと振れ補正の効
果が分かりにくい。この理由を図5及び図6を用いて説
明する。
ー像の移動量を説明するための図であり、50は被写
体、51はカメラが振れた後の被写体のファインダー
像、52はファインダー光軸、47はファインダー視野
枠、67は接眼レンズである。図は被写体50をファイ
ンダー光軸中心に捉えた後、カメラがα度下に振れた状
態を横から示したものであり、この時ファインダー像5
1はファインダー光軸52に対しβ度上に移動するとす
ると、次のような関係が成り立つ。
nβ/tanα≒β/αで与えられる。なお、α、βと
もに小さいときである。
率の違いによるファインダー像の移動量を示したもので
あり、図6において、(a)はファインダー視野の初期
状態、(b)はファインダー倍率が1倍よりも大きい場
合のファインダー視野(β>α)、(c)はファインダ
ー倍率が1倍の場合のファインダー視野、(d)はファ
インダー倍率が1倍よりも小さい場合のファインダー視
野であり(β<α)、47’は視野枠、51’は被写体
のファインダー像、47”はカメラが振れる前(初期状
態)の視野枠である。なお、図ではファインダー倍率が
異なってもファインダー像が同じ大きさになるように、
撮影距離を変えたものとする。
位置(a),手振れ後(b)} 上記関係式より、カメラの振れ量α<ファインダー像の
移動量β、となるため、図(b)のようにカメラを下に
振ることで視野枠47’は下に移動するが、ファインダ
ー像51’は初期位置に対して、β−α≒mα−α=α
(m−1)、の角度分上(振れ方向とは逆)に移動して
見える。
もかなり大きい一眼レフの望遠レンズなどでは、ファイ
ンダー像の振れ量が大きいため、ファインダー像が初期
位置に対して静止して見えるようにファインダー光軸を
偏心させてファインダー像自体を安定化する“像防振”
が有効となる。
位置(a),手振れ後(c)} 上記関係式より、α=β、となるため、図(c)のよう
にカメラを振ってもファインダー像51’自体は止まっ
て見え、視野枠47’だけが振れて見える。
よりファインダー表示は変化しないため防振効果は分か
らない。
動)に合わせてファインダー像51’を同方向に同量移
動すると、視野枠47’とファインダー像51’との相
対位置は変化しないが、ファインダー像自体は初期位置
に対して動くことになるので防振表示としては逆効果と
なる。
が主流であるコンパクトカメラの望遠側などでは“像防
振”ではその効果は分からない。
位置(a),手振れ後(d)} 上記関係式より、α>β、となるため、図(d)のよう
にカメラを下に振ると視野枠47’は下に移動し、ファ
インダー像51’も初期位置に対して、α−β≒α−m
α=α(1−m)の角度分下に移動して見える。
さいコンパクトカメラの標準や広角側では、ファインダ
ー像は少ししか振れない。実際にはファインダー倍率が
小さい場合には被写体像の大きさは小さいこととも相ま
って“像防振”ではその効果は分かりにくい。
おいて撮影者に振れ補正の効果を示す場合 1.撮影光学系とは別個にファインダー系にも振れ補正
手段が必要である。
構ではコスト的にもスペース的にも難しい。
は一般的に小さいので“像防振”ではその効果は分かに
くい。
ァインダー系に備えるカメラとして、特開平5−204
021号公報では振れ量及び振れ補正量をファインダー
視野の周囲をLCD等で制限することにより表示するカ
メラが開示されている。
5−204021号公報ではファインダー視野の周囲を
LCD等で制限することにより振れ量及び振れ補正量を
表示する構成のため、以下のような欠点があった。
トの分割ピッチで決まってしまうため、振れ表示がかな
り粗い動きとなり手振れにリニアに応答して動く感じは
つかめない。
む必要があるため、LCDの透過率や偏光板の影響によ
りファインダーが著しく暗くなる。
シャッターが開いているわずかな時間に対応した角度分
補正可能であればよいが、ファインダー系ではフレーミ
ングに時間がかかることや撮影者が振れ補正効果を知ろ
うとして故意にカメラを振ることもあるので大きな角度
が必要である。
は、ファインダー内での効果が分かりにくい。
と撮影系の振れ補正角度とを同じにすると、撮影系では
必要以上の角度動くことになりスペース上もコスト上も
無駄となる。
学系とファインダー光学系とが独立し、使用者がファイ
ンダーを覗きながら手振れ補正効果が良く分かる光学機
器を提供することにある。
振表示装置の表示と測距範囲を示す表示とを使用者に分
かりやすく表示することができる光学機器を提供するこ
とにある。
ンダー系で表示される像振れ防止効果を明確化できる光
学機器を提供することにある。
クトカメラ等において使用者がファインダーを覗きなが
ら振れ補正の効果を直感的に認識できるとともに、視認
性が良い光学機器を提供することにある。
とファインダー系とでそれぞれ最適な振れ補正ができる
角度を設定してファインダー系で表示される像振れ防止
効果を明確化できる光学機器を提供することにある。
は、撮像面上の被写体像の振れを補正する像振れ補正手
段を有する光学機器において、被写体像を観察するファ
インダーと、ファインダー内の振れ表示手段と、機器の
振れを検出する振れ検出手段と、前記振れ検出手段の出
力に応じて機器の振れを相殺する方向に前記振れ表示手
段を移動させる駆動制御手段とを有するものである。
メラ等の光学機器が振れても静止した状態に見えるの
で、カメラの手振れ補正効果を分かりやすく使用者に示
すことができる。
定装置を有し、前記駆動制御手段は、前記振れ表示手段
を先ず測距範囲を示す定位置に表示するものである。
F測距範囲を示す測距マークとして機能し、測距完了後
は手振れ補正効果を示す防振表示として機能する。指標
を測距マークと防振表示に兼用することで、ファインダ
ー内の表示が簡素化し使用者に分かりやすい表示とな
る。また使用者はファインダーを覗いたとき通常先ず測
距マークを見るので、測距マークがそのまま防振表示に
なることが自然でわかりやすい。
手段は、前記振れ表示手段により表示可能なファインダ
ーでの振れ補正角度を、前記像振れ補正手段により補正
可能な振れ補正角度より大きくしたものである。
々に最適なカメラ振れ補正角が設定でき、使用者は振れ
補正が実行されていることを明確に知ることができる。
写体像の振れを補正する像振れ補正手段を有する光学機
器において、視野枠を通して被写体像を観察するファイ
ンダーと、機器の振れを検出する振れ検出手段と、前記
振れ検出手段の出力に応じて前記視野枠を機器の振れを
相殺する方向に動かす視野枠駆動手段とを有するもので
ある。
動かすことでファインダーに表示できる。
動手段は、前記視野枠で表示可能な振れ補正角度を前記
像振れ補正手段により補正可能な振れ補正角度よりも大
きくしたものである。
々に最適なカメラ振れ補正角度が設定でき、使用者は振
れ補正が実行されていることを明確に知ることができ
る。
の形態を示す。
のブロック図である。4はマイクロコンピューターを含
む制御手段、5は被写体の明るさを測る測光手段、6は
被写体の距離を測る測距手段、7はカメラのレリーズス
イッチの第1ストローク(いわゆる半押し)で入る第1
ストロークスイッチ(SW1)、8は第2ストロークで
はいる第2ストロークスイッチ(SW2)、9はカメラ
のファインダー光学系の表示配置面に設けられた指標1
0をピッチ方向(上下方向)とヨー方向(左右方向)に
動かすことができる指標駆動手段、10は指標で透明部
材の中央部に特定の形状を描いてオートフォーカスの測
距範囲などを表わすと共に、カメラ振れ補正効果を表わ
す目印になる。
レクターなどの位置検出素子で、12はこれらの素子か
らの信号により指標の位置を検出する指標位置検出手段
である。13、14は回転角速度を検出するセンサー
で、13はカメラのピッチ方向回転(上下振れ)を検出
するピッチセンサー、14はヨー方向回転(左右振れ)
を検出するヨーセンサーで、カメラ内で互いに直角に配
置される。15は両センサーからの信号によりカメラぶ
れを検出して制御手段に伝える振れ検出手段である。
を光軸方向に動かしてピントを合わせるフォーカスレン
ズ駆動手段である。17はシャッターを開閉してフィル
ムへの露出を行うシャッター(SH)駆動手段である。
18は撮影レンズの中で撮影光を上下左右に偏向させる
ことができるシフトレンズあるいはVAP(可変頂角プ
リズム)などを振れ検出手段からの出力に応じてカメラ
ぶれを相殺する方向に動かすことができる補正光学系駆
動手段である。
した斜視図で、19は対物レンズで焦点面に被写体像を
結ぶ。20はポロプリズムで入射面20aにファインダ
ー視野枠20bを有する。10は前記した指標で、図2
では便宜上離れて示しているが、実際はファインダー視
野枠と近接しており共に対物レンズのほぼ焦点面に配置
される。21は接眼レンズで焦点面上の被写体像を使用
者が拡大して観察可能としている。
これに基づいて動作を順を追って説明する。
と#102へ進み、指標位置検出手段12により先ず指
標10の位置を確認する。指標は最初オートフォーカス
の測距範囲を示す測距マークとして機能するので先ず所
定の位置に配置する。通常は前回の撮影後に所定位置に
戻っているが、何かの理由により動いている場合もある
ので初期位置の確認をして、正しい位置にいなければ#
103に進んで指標駆動手段9により所定位置に移動さ
せる。
#104に進み、レリーズスイッチが入るまで待機す
る。レリーズスイッチの第1ストロークスイッチ(SW
1)7が押されると#105に進み、測光手段5により
被写体の明るさを測定する。
写体の距離を測定する。この際の測距範囲は使用者がフ
ァインダーを覗いたときにファインダー視野のほぼ中央
に表示される前記指標10が示す範囲である。
カスレンズ駆動手段16によりフォーカスレンズを被写
体像のピントがフィルム面上で合うように光軸方向に動
かす。
ッチ(SW1)7が押され続けているか否かを確認す
る。離れていれば#104に戻り、再度スイッチが入る
のを待って、第1ストロークスイッチ(SW1)7がオ
ンになれば、測光、測距、フォーカスレンズ駆動をやり
直す。第1ストロークスイッチ(SW1)7がオンし続
けていれば#109へ進み、振れ検出手段15によりカ
メラ振れの検出を開始する。
に基づいて指標駆動手段9により指標10をカメラ振れ
を相殺する方向に動かす。このように、指標を動かすこ
とで使用者にカメラぶれ補正機能が働いていることが分
かりやすい表示となる。この間、撮影系の補正光学系は
動いていない。この時のファインダーからの被写体の見
えかたを図4を用いて説明する。
のファインダーからの被写体像の見えかたを示し、
(1)は防振表示を行わない場合、(2)はファインダ
ー光学系(ファインダーレンズ)で振れ補正を行った場
合である被写体像防振表示、(3)はファインダー内の
指標をカメラぶれを相殺する方向に動かしてカメラ振れ
補正効果の表示を行った場合、の夫々について表わして
いる。
せて測距を行った状態を表わし、B、B′、B″および
C、C′、C″は夫々カメラ振れが起きた場合を表わし
ている。この例では上下方向のぶれのみで表わしている
が、実際には上下、左右双方向を含む。
れると前述の通りファインダー倍率1倍程度では被写体
像は動かないで静止して見え、指標は周りの視野枠と共
に振れてみえる(B,C)。
レンズ)で振れ補正を行った場合 被写体に指標を合わせて測距(A)した後、カメラが振
れると被写体像の振れ補正が行われるので、被写体像は
視野枠、指標と共に振れてみえる(B′、C′)。
みえるが、実際は視野枠と像が一体で動いているという
ことは、フィルム上での像が振れ補正されている状態を
表わしている。
ーには直感的に振れ補正が行われていることが分かり難
い。
ンズも振れ補正を行うことは機構的に複雑になりコスト
がかかると同時にスペース上も不利でカメラが大きくな
ってしまう。
てカメラ振れ補正効果の表示を行った場合 被写体に指標を合わせて測距(A)した後、カメラが振
れると指標がカメラぶれを相殺するように動くので
(B″、C″)、カメラぶれと共に視野枠は振れてみえ
るが被写体像と指標は振れないように見える。
るので、その指標が続いて振れ補正を表示することは自
然な流れであり分かりやすい表示となる。この状態は、
フィルム上での撮影像の振れ補正をそのまま表わしては
おらず、視野枠内で被写体像が振れているので、厳密に
はファインダー像と撮影像とがずれているが、実際には
その量はわずかなので、コンパクトカメラはファインダ
ー視野率が比較的小さいこともあり問題とはならない。
進み第1ストロークスイッチ(SW1)7が押され続け
ているかを確認し、離れていれば #112に進み指標
を停止させた後、#113に進み振れ検知も停止し、#
114に進んで指標位置を初期位置に戻した後#104
に戻る。第1ストロークスイッチ(SW1)7が入いっ
ていれば#115へ進みSW2が入るのを待つ。
ると#116へ進み、補正光学系駆動手段18により撮
影レンズ内の補正レンズを振れ検出手段15の出力に基
づいて像ぶれを補正するように動かす。撮影系の補正光
学系が動きはじめると#117に進みシャッター駆動手
段17により、測光手段5の出力に基づいてシャッター
の開閉を行い、フィルム上に振れのない被写体像を適正
な時間露光する。シャッター開閉が終わると#118に
進み補正光学系の駆動を停止する。
#120へ進み振れ検出を停止する。つぎに#121へ
進み周知の駆動手段によりフィルムを1コマ分送る。つ
ぎに#122で指標を初期位置に戻してリセットした後
#123で第1ストロークスイッチ(SW1)7が押さ
れ続けているかを確認し、離れていれば一連の動作は終
了する。連写などで第1ストロークスイッチ(SW1)
7が押され続けているときは#105に戻り次のコマの
測光に進む。
角度について説明する使用者が撮影する際は、まずファ
インダーを覗いてフレーミングを行って構図を決めた後
シャッターチャンスを狙ってレリーズするというのが一
般的な手順である。
ルムに露光する時間はシャッターを開閉する短い時間だ
けであるが、ファインダーを覗いている時間は、比較的
長い時間になる。
中より、ファインダーを覗いている間の方が大きいこと
になる。
いる間、使用者はできるだけカメラぶれしないように注
意することが多いが、ファインダーを覗いている間は、
振れ補正の効果を確かめようとして故意にカメラを振る
ことも多く、カメラぶれの角度も比較的大きくなる。さ
らに、撮影系のレンズには厳しい精度が要求されるの
で、補正角度を大きくすることはコスト的にも、スペー
ス的にも難しい問題が多い。
ァインダーレンズに比べれば動かすことが容易で、スペ
ース的にも補正角に対する移動量が小さく有利である。
ぶれ補正表示角度は、撮影系のぶれ補正角度より大きく
設定される。
明の第2の実施の形態を示す。
で、図1と異なる箇所のみを説明する。
駆動手段はそれぞれ制御手段4に接続され制御される。
視野枠位置検出手段76はフォトリフレクター等の位置
センサー79により視野枠77の位置を検出して、視野
枠位置情報を制御手段4に送る。視野枠駆動手段78は
振れ検出手段15による角変位情報および視野枠位置検
出手段76による視野枠位置情報をもとにファインダー
光学系内の視野枠77を像振れを補正する方向に駆動さ
せる。なお、視野枠駆動手段78により表示可能な像振
れ補正角度は、像振れ補正手段18により補正可能な角
度よりも大きく設定されている。
ー光学系斜視図であり、図7と同一のものには同一符号
を付して重複説明を省略する。
物レンズ19、接眼レンズ21、プリズム20から成る
実像式ファインダーであり、視野枠77はファインダー
光学系の1次結像面近傍に配置されて、図中矢印方向に
移動可能となっている。
ーター等のアクチュエーターを用いて駆動する方法など
が考えられる。
ー視野を表す図であり、図において(a),(b),
(c)はファインダー倍率が1倍よりも大きい場合であ
り、(a)はカメラが振れる前の初期状態、(b)はカ
メラが図中下方向に振れたときに防振を行う前の状態、
(c)は(b)の状態から視野枠防振を行ったときの状
態である。
率が1倍の場合であり、(d)はカメラが振れる前の初
期状態、(e)はカメラが図中下方向に振れたときに防
振を行う前の状態、(f)は(e)の状態から視野枠防
振を行ったときの状態である。
率が1倍よりも小さい場合であり、(g)はカメラが振
れる前の初期状態、(h)はカメラが図中下方向に振れ
たときに防振を行う前の状態、(i)は(h)の状態か
ら視野枠防振を行ったときの状態である。夫々の図にお
いて、99は被写体のファインダー像、77’は視野枠
である。
合、視野枠防振を行う前(b)と、行ったとき(c)と
を比較すると、防振効果はあるもののファインダー像自
体は初期位置に対してかなり動いてしまう。
振を行う前(e)と、行ったとき(f)とを比較する
と、ファインダー像自体は全く動かないため、防振効果
が完璧に確認できる。
合、視野枠防振を行う前(h)と行ったとき(i)とを
比較すると、ファインダー像自体は初期位置に対してわ
ずかに動いてしまうが、防振効果は一部認識できる。
般的には望遠側で1倍強、広角側で0.4倍くらいであ
るため視野枠防振の効果が発揮でき、特に望遠側ではそ
の効果は著しい。通常手振れの影響は望遠側のほうが大
きく、またコンパクトカメラは一眼レフカメラに比べて
初心者ユーザーが多いために手振れしやすいことも相ま
って、視野枠防振はコンパクトカメラにとてもマッチン
グがよいと言える。
形態におけるカメラの動作の一部を図10のフローチャ
ートを用いて説明する。
ると、ステップ(以下、ステップの表記は省略する)#
201で視野枠位置検出手段76により視野枠77の位
置を検出し、視野枠77の位置が初期位置にあるかどう
かを判別する。
3へと進み、視野枠77が初期位置にないならば#20
2へと進んで視野枠駆動手段78により視野枠77の位
置を初期位置に戻す。
W1)7の待機状態となる。不図示のレリーズボタンの
半押しにより第1ストロークスイッチ(SW1)7がO
Nされたなら#204へと進む。#204では測光手段
5により被写体の輝度を測光する。#205では測距手
段6により被写体までの距離を測定する。#206では
フォーカスレンズ駆動手段16により#205での測距
情報を基にフォーカスレンズを駆動して焦点調節を行
う。
(SW1)7の状態を判別し、第1ストロークスイッチ
(SW1)7がONであれば#208へと進み、第1ス
トロークスイッチ(SW1)7がOFFであれば#20
3へと戻る。よって再測距を行う場合は一旦レリーズボ
タンから指を離して第1ストロークスイッチ(SW1)
7をOFFにし、再び#203からの動作を繰り返せば
よい。
者の手振れ検出を開始する。#209では視野枠駆動手
段78により#208での手振れ情報および視野枠位置
検出手段76での視野枠位置情報を基に視野枠77を像
振れを補正する方向に駆動開始する。
(SW1)7の状態を判別し、第1ストロークスイッチ
(SW1)7がONであれば#214へと進み、第1ス
トロークスイッチ(SW1)7がOFFであれば#21
1へと進んで視野枠駆動手段78による視野枠77の駆
動を停止するとともに、振れ検出手段15による撮影者
の手振れの検出を停止し(#212)、視野枠駆動手段
78により視野枠77の位置を初期位置に戻して(#2
13)#203へと戻る。よって撮影せずに再測距を行
う場合は、一旦レリーズボタンから指を離して第1スト
ロークスイッチ(SW1)7をOFFにし、再び#20
3からの動作を繰り返せばよい。
W2)8の待機状態となる。不図示のレリーズボタンの
全押しにより第2ストロークスイッチ(SW2)8がO
Nされたなら#215へと進む。
れ検出手段15の手振れ情報を基に撮影レンズ内の補正
光学系の駆動を開始して像振れ抑制を行う。
04での被写体輝度情報を基にシャッター機構を駆動し
てフィルムに露光を行う。
学系の駆動を停止する。すなわち撮影レンズ系の像振れ
抑制はシャッター駆動時のみ行われる。このため撮影レ
ンズ系の振れ補正角度は実際にシャッターが開いている
わずかな時間に対応した角度分補正可能であればよい。
77の駆動を停止する。すなわちファインダー系の防振
表示は第1ストロークスイッチ(SW1)7がONされ
てからシャッター駆動が終了するか第1ストロークスイ
ッチ(SW1)7がOFFされるまで行われる。
時間は撮影レンズ系の振れ補正の駆動時間よりも明らか
に長く、フレーミングにかかる時間や撮影者が振れ補正
効果を知ろうとして故意にカメラを振ることなどを考え
ると、ファインダー系により表示可能な振れ補正角度は
撮影レンズ系により補正可能な振れ補正角度よりも大き
くする必要がある。
の手振れ検出を停止する。すなわち振れ検出は第1スト
ロークスイッチ(SW1)7がONされてからシャッタ
ー駆動が終了するか第1ストロークスイッチ(SW1)
7がOFFされるまで行われる。#220では不図示の
フィルム給送手段によりフィルム巻き上げが行われる。
#221では視野枠駆動手段78により視野枠77を初
期位置に戻す。
(SW1)7の状態を判別し、第1ストロークスイッチ
(SW1)7がONであれば#204へと戻って再び上
述の動作を繰り返し、第1ストロークスイッチ(SW
1)7がOFFであれば終了する。よって連写をする場
合はレリーズボタンを押し続けて、再び#204からの
動作を繰り返せばよい。
系とファインダー光学系とが独立しているコンパクトカ
メラにおいて、撮影光学系とは別個に、ファインダー系
内にある視野枠を振れを補正する方向に駆動することに
より、振れ補正の効果がファインダー内で確認可能とな
る。
れ補正角度は撮影レンズ系により補正可能な振れ補正角
度よりも大きく設定されており、少ないスペースでより
大きな振れ補正の効果をファインダー表示することがで
きる。
トカメラのように、撮影系とは別にファインダー系を有
する光学機器において、ファインダー上での振れ補正表
示が可能となる。また、ファインダーの略中央部に表示
される指標等の振れ表示手段が、振れ検出手段の出力に
応じてカメラの振れを相殺して移動するので、被写体像
と共に指標が静止してみえ、カメラの手振れ補正効果を
分かりやすく使用者に示すことができる。さらに、指標
を動かすのでファインダーレンズを動かすのに比べて簡
素な構造で実現可能でコスト的、スペース的に有利であ
る。
は、先ず測距範囲を示す定位置に表示され、被写体距離
測定後前記振れ検出手段の出力に応じてカメラの振れを
相殺して移動するので、測距マークと振れ補正表示とが
兼用でき、使用者に分かりやすい表示が可能となる。ま
た、使用者は最初測距マークを見るので、そのマークが
その後振れ補正表示になるのは自然で分かりやすい。
開閉中のみ振れ補正すればよい撮影系と、フレーミング
中や故意にカメラを振ったときにも補正する必要のある
ファインダー系とで夫々最適な補正角が設定でき、コス
ト的、スペース的に有利になり、明確に振れ補正が行わ
れていることを知ることができる。
効果を視野枠を動かすことでファインダー表示できるた
め、撮影者がファインダーを覗きながら振れ補正の効果
を直感的に認識でき、且つ視認性が良い防振表示装置を
提供できる。
ー系、撮影系それぞれに最適なカメラ振れ補正角度が設
定でき、明確に振れ補正が行われていることを知ること
ができる。
図
部の斜視図
えかたの違いを示した図
の関係を示した図
インダー倍率による相違として示した図
系斜視図。
を表す図。
すフローチャート。
Claims (5)
- 【請求項1】 撮像面上の被写体像の振れを補正する像
振れ補正手段を有する光学機器において、被写体像を観
察するファインダーと、ファインダー内の振れ表示手段
と、機器の振れを検出する振れ検出手段と、前記振れ検
出手段の出力に応じて機器の振れを相殺する方向に前記
振れ表示手段を移動させる駆動制御手段とを有すること
を特徴とする光学機器。 - 【請求項2】 被写体距離測定装置を有し、前記駆動制
御手段は、前記振れ表示手段を先ず測距範囲を示す定位
置に表示することを特徴とする請求項1に記載の光学機
器。 - 【請求項3】 前記駆動制御手段は、前記振れ表示手段
により表示可能なファインダーでの振れ補正角度を、前
記像振れ補正手段により補正可能な振れ補正角度より大
きくしたことを特徴とする請求項1または2に記載の光
学機器。 - 【請求項4】 撮像面上の被写体像の振れを補正する像
振れ補正手段を有する光学機器において、視野枠を通し
て被写体像を観察するファインダーと、機器の振れを検
出する振れ検出手段と、前記振れ検出手段の出力に応じ
て前記視野枠を機器の振れを相殺する方向に動かす視野
枠駆動手段とを有することを特徴とする光学機器。 - 【請求項5】 前記視野枠駆動手段は、前記視野枠で表
示可能な振れ補正角度を前記像振れ補正手段により補正
可能な振れ補正角度よりも大きくしたことを特徴とする
請求項4に記載の光学機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35064696A JPH10186491A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 光学機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35064696A JPH10186491A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 光学機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10186491A true JPH10186491A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18411901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35064696A Pending JPH10186491A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 光学機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10186491A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005109992A3 (ja) * | 2004-04-30 | 2006-04-06 | Olympus Corp | 撮影装置及び一眼レフカメラ |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP35064696A patent/JPH10186491A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005109992A3 (ja) * | 2004-04-30 | 2006-04-06 | Olympus Corp | 撮影装置及び一眼レフカメラ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20031217 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050726 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050809 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051011 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051227 |