JP2987806B2 - ファインダ光学系 - Google Patents

ファインダ光学系

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JP2987806B2
JP2987806B2 JP2205882A JP20588290A JP2987806B2 JP 2987806 B2 JP2987806 B2 JP 2987806B2 JP 2205882 A JP2205882 A JP 2205882A JP 20588290 A JP20588290 A JP 20588290A JP 2987806 B2 JP2987806 B2 JP 2987806B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、撮影者の撮影範囲を決めるために視野範囲
を特定するファインダと、写真フイルムに感光する光を
集光させる撮影レンズとを有する所謂コンパクトカメラ
に適用されるファインダ光学系に関し、特に、フレーム
マークと、該フレームマークからの反射光を瞳側に反射
する凹反射面を有する所謂アルバダ式ファインダに好適
なファインダ光学系に関する。
[従来の技術] 従来、安価なコンパクトカメラにおいては、第5図に
示すように、写真フイルムに感光する光を集光させる撮
影レンズ光学系32と、視野範囲を特定するファインダ光
学系30とが分けられた光学系構成のカメラが一般的であ
る。
このような光学系のカメラにおいては観察者の瞳に入
る光と写真フイルムを感光させる光との入射角度が違う
ために、ファインダから見られる視野範囲のうち、どれ
だけの領域が実際にフイルムに写るかを示すフレームマ
ークがそのファインダ光学系30内に設けられるのが普通
である。そのようなフレームマークをファインダ光学系
30に設ける方法として、アルバダ式ファインダ光学系が
従来から良く知られている。
第6図はアルバダ式ファインダ光学系と撮影レンズ光
学系とを模式的に示した図である。
第6図に示すアルバダ式ファインダ光学系30は、第1
の対物レンズ40、第2の対物レンズ42、フレームガラス
46、接眼レンズ50から構成されている。この内、フレー
ムガラス46の瞳側面にはフレームマーク48が形成されて
いる。また、第2の対物レンズ42の瞳52側のレンズ面44
は凹形とされ、その表面はハーフミラー面とされてい
る。
従って、第1の対物レンズ40、第2の対物レンズ42を
通った光の一部は、フレームマーク48で反射され、その
反射光は、第2対物レンズ42の凹反射面44で反射され、
接眼レンズ50を経て、瞳52に入射する。よって瞳52は、
第1の対物レンズ40、第2の対物レンズ42、フレームガ
ラス46及び接眼レンズ50を反射なく通過した撮影像と、
フレームマーク48の凹反射面44による像(ブライトフレ
ーム)を一緒に見ることになる。
なお、第6図においてl2は撮影レンズ光学系32の光軸
を示し、符号54は撮影レンズ、符号56は写真フィルムで
ある。ここで、従来の構成においては、ファインダ光学
系30の光軸l1と撮影レンズ光学系32の光軸l2は平行とさ
れている。よって、山などの無限遠点を写すときは問題
ないが、人物などの近くの被写体を写すときは、光軸l1
と光軸l2が平行であることによる視野角のずれを補正す
るように、フレームマーク48の位置決めが行なわれてい
る。即ち、従来のアルバダ式ファインダ光学系30におい
ては、ファインダを通して見る画面と、フィルムに写る
画面とのズレを少なくするために、フレームマーク48
(ブライトフレーム)を頻繁に撮影する所定距離に合わ
せるように設けている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記のように、ファインダ光学系30の
光軸l1を無限撮影位置に合わせ、ブライトフレームを頻
繁に撮影する所定距離に合わせて設けると、第7図に示
すように、ブライトフレーム20によって示される撮影範
囲がファインダ視野22において、上下左右のどちらかに
片寄る現像が生じる。そのため撮影の時には、常に撮影
者はファインダ視野22とブライトフレーム20によって示
される撮影範囲の違いを把握していなければならず、写
真の構図が決めにくいという問題があった。
本発明の目的は、所定の被写体距離において、撮影範
囲を示すブライトフレーム20をファインダ視野22の中心
部に位置するように構成できることにより、写真の構図
が決めやすいファインダ光学系を提供することにある。
この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴
については、本明細書の記述および添附図面から明らか
になるであろう。
[課題を解決するための手段] 本願において開示される発明のうち代表的なものの概
要を説明すれば、下記のとおりである。
請求項1記載のファインダ光学系は、感光部材に光を
集光させる撮影レンズ光学系と、撮影の視野範囲を決め
るためのファインダ光学系と、を有する光学機器に使用
されるアルバタ式のファインダ光学系において、前記フ
ァインダ光学系の対物側の光学部材である、カバー部材
および対物レンズの少なくともいずれかについて、それ
らを形成する面を、前記ファインダ光学系の光軸と垂直
な平面に対して傾斜させることによって、前記ファイン
ダ光学系の対物側の光軸を前記撮影レンズ光学系の光軸
側に曲げることを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のファイ
ンダ光学系において、最も頻繁に撮影される所定被写体
距離で前記曲げられたファインダ光学系の光軸と撮影レ
ンズ光学系の光軸とが交わるように、前記光学素子が構
成されている。
[作用] 請求項1記載のファインダ光学系によれば、ファイン
ダ光学系の対物側の光学部材である、カバー部材または
対物レンズによって、ファインダ光学系の対物側の光軸
が撮影レンズ光学系の光軸側に曲られることから、無限
遠点にない被写体からファインダー光学系に入射する被
写体像の範囲が、撮影レンズ光学系に入射する被写体像
の範囲と大きく異なるようなことがなくなる。
また、請求項2記載のファインダ光学系によれば、カ
メラの初期設定のときに決められる最も頻繁に撮影され
る所定被写体距離で、前記曲げられたファインダ光学系
の光軸と撮影レンズ光軸とが交わるように構成されてい
るので、撮影範囲を示すブライトフレームをファインダ
視野の中心部に位置するように構成しても、前記所定被
写体距離の前後の被写体距離においても、実際に写真フ
イルムに写る画像と、ファインダから見れる画像とが大
幅に違うというような問題は生じない。
[実施例] 以下、本発明に係るファインダ光学系の一実施例を図
面により説明する。
第1図は本発明に係るファインダ光学系の一実施例を
示す図である。
このファインダ光学系はカメラの前カバー4に設けら
れたカバーガラス(カバー部材)2、第1の対物レンズ
6、第2の対物レンズ42、フレームガラス46、接眼レン
ズ50とから構成される。なお、第2の対物レンズ42、フ
レームガラス46、接眼レンズ50の構成は第6図に示した
従来のアルバダ式ファインダ光学系と同様であるので、
それらの説明は省略する。
本実施例の特徴は、カバーガラス2が光軸l1に対して
垂直でなく、僅かに傾いて配置されると共に、第1の対
物レンズ6も光軸l1に対して僅かに傾いた面10を有して
いる点である。このように構成されていることにより、
例えば、瞳52から出射し、光軸l1上を進む光は、第1の
対物レンズ6の対物側の面10で曲げられ、撮影レンズ光
学系32(不図示)側に出射する。従って、カバーガラス
2及び第1の対物レンズ6の合成のふれの角度δを撮影
範囲における最も頻繁に撮影する所定被写体距離におい
て、その曲げられたファインダ光軸l1′と撮影レンズ光
軸l2とが交差するように構成することにより、第3図に
示すようにブライトフレーム20で囲まれる撮影範囲をフ
ァインダ視野22の中心部に位置させ、ブライトフレーム
20の周囲の余白を等しくして、撮影の際の構図を決め易
くすることができる。
第4図はそのふれの角度δと所定被写体距離Sとの関
係を示す図であり、図中Pは、ファインダ光学系と撮影
レンズ光学系の主点60から所定被写体距離Sにある被写
体である。
第2図は本発明の第2実施例を示す図である。
このファインダ光学系はカメラの前カバー4に設けら
れたプリズム状のカバーガラス(カバー部材)14、第1
の対物レンズ40、第2の対物レンズ42、フレームガラス
46、接眼レンズ50とから構成される。なお、それら構成
の内、第1の対物レンズ40、第2の対物レンズ42、フレ
ームガラス46、接眼レンズ50は第6図に示す従来のアル
バダ式ファインダ光学系と同様の構成となっている。
本実施例の特徴は、前カバーに設けられたカバーレン
ズ14の形状が光軸l1に対して傾いた面16と垂直な面18と
を有するプリズム形状とされている点である。従って、
第1実施例と同様にそのふれの角δを設定することによ
り、ブライトフレームの周囲の余白を等しくして、撮影
の際の構図を決め易くすることができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき
具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施例においては、それぞれ第1の対物
レンズ6とカバーガラス14を、そのファインダ光学系の
光軸l1を撮影レンズ光学系の光軸l2側に曲げる機能を備
えた光学素子に選んだが、第1の対物レンズ、カバーレ
ンズ以外の光学素子でも実質的にその光軸を曲げる働き
を持たせることができるなら、特に限定されるものでは
ない。
また、本発明の思想はコンパクトカメラのみならず、
8ミリなどのビデオカメラ等の光学機器において使用さ
れるビューファインダにおいても同様に適用できる。
[発明の効果] 本願において開示される発明のうち代表的なものによ
って得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりであ
る。
請求項1記載のファインダ光学系によれば、ファイン
ダ光学系の対物側の光学部材である、カバー部材または
対物レンズによって、ファインダ光学系の対物側の光軸
が撮影レンズ光学系の光軸側に曲られることから、無限
遠点にない被写体からファインダー光学系に入射する被
写体像の範囲が、撮影レンズ光学系に入射する被写体像
の範囲と大きく異なるようなことがなくなる。したがっ
て、ファインダ視野とブライトフレームによって示され
る撮影範囲の違いを小さくすることが可能となる。
加えて、本来光学機器に備えられるカバー部材や対物
レンズそのものを利用していることから、構造も簡単で
部品点数を増やす必要もなく、コンパクトカメラに特に
好適に用いることができる。
更に、ファインダ光学系自体を撮影レンズ光学系に対
して傾ける方法に比べて、ファインダ光学系を備えた光
学機器の大きさを小さくすることが可能である。
また、請求項2記載のファインダ光学系によれば、最
も頻繁に撮影される所定被写体距離で前記曲げられたフ
ァインダ光学系の光軸と撮影レンズ光軸とが交わるよう
に、前記光学素子を構成することで、最も使用頻度の高
い範囲において、最も誤差がない条件で、ファインダ視
野内に設けられたブライトフレームの上下、左右の余白
部を等しくなるようにすることができ、撮影の際、写真
の構図を決めやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のファインダ光学系の第1実施例を示す
図、第2図は本発明のファインダ光学系の第2実施例を
示す図、第3図は本発明により改善されたファインダ視
野を示す図、第4図はふれの角と所定被写体距離の関係
を示す図、第5図はコンパクトカメラの斜視図、第6図
は従来のアルバダ式ファインダ光学系と撮影レンズ光学
系を示す図、第7図は従来のファインダ視野を示す図で
ある。 2,14……カバーレンズ(光学素子)、6……第1の対物
レンズ(光学素子)、30……ファインダ光学系、32……
撮影レンズ光学系、l1……ファインダ光学系の光軸、l2
……撮影レンズ光学系の光軸。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光部材に光を集光させる撮影レンズ光学
    系と、撮影の視野範囲を決めるためのファインダ光学系
    と、を有する光学機器に使用されるアルバダ式のファイ
    ンダ光学系において、 前記ファインダ光学系の対物側の光学部材である、カバ
    ー部材および対物レンズの少なくともいずれかについ
    て、それらを形成する面を、前記ファインダ光学系の光
    軸と垂直な平面に対して傾斜させることによって、前記
    ファインダ光学系の対物側の光軸を前記撮影レンズ光学
    系の光軸側に曲げることを特徴とするファインダ光学
    系。
  2. 【請求項2】最も頻繁に撮影される所定被写体距離にお
    いて、前記曲げられたファインダ光学系の光軸と撮影レ
    ンズ光学系の光軸とが交わるように、前記光学素子を構
    成したことを特徴とする請求項1記載のファインダ光学
    系。
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