JPH06130446A - トリミングカメラ - Google Patents

トリミングカメラ

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Publication number
JPH06130446A
JPH06130446A JP27716792A JP27716792A JPH06130446A JP H06130446 A JPH06130446 A JP H06130446A JP 27716792 A JP27716792 A JP 27716792A JP 27716792 A JP27716792 A JP 27716792A JP H06130446 A JPH06130446 A JP H06130446A
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JP
Japan
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trimming
exposure
camera
unit
signal
Prior art date
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JP27716792A
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Inventor
Yoshiaki Matsuzawa
良紀 松澤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】手ぶれによる視野のずれが生じることなく撮影
者の意図した構図の写真を得るために、トリミング撮影
時にそのトリミングの位置情報をぶれ情報で修正するこ
とで補正して、撮影者の意図した構図の写真を得ること
を特徴とする。 【構成】この発明のトリミングカメラは、手ぶれの量及
び方向の情報を検出する手ぶれ検出部1と、撮影者によ
るフィルムへの被写体像の露光の指示を検出する露光指
示操作検出部2と、実際にフィルムへの露光を行うタイ
ミングで信号を出力する実露光信号出力部3と、該露光
の指示信号の発生から実露光信号の発生までの時間内の
画面上の被写体像の手ぶれによる移動量と方向を求める
画面ずれ量演算部4と、印画する際のフィルム上の部分
的な範囲のサイズと位置を指示するトリミング量設定部
5と、画面ずれ量演算部4の出力に基いてトリミング位
置の指示の修正情報を出力するトリミング位置修正情報
出力部6で構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フィルム上の被写体
像の一部を拡大印画するように撮影の前後にその範囲を
指示、設定できるトリミングカメラに関し、特に撮影装
置の撮影時のいわゆる手ぶれを検出することの可能なト
リミングカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、フィルム上の被写体像の一部をプ
リントするように、撮影時に指示、設定可能なカメラが
種々提案されている。
【0003】このようなカメラに於いて、ファインダと
撮影レンズの視野にパララックスが有る場合に、そのフ
ァインダ内の撮影範囲指示枠と実際の撮影範囲の相違を
補正するために、パララックス情報をフィルムに記録す
るカメラが、特開平1−306821号公報に開示され
ている。ところで、カメラの手ぶれ振動を検出して手ぶ
れによる画像の劣化を防ぐために用いる技術内容の提案
もなされている。
【0004】これらの手ぶれ防止技術とトリミング指示
の技術の融合のカメラとして、特開昭63−95427
号公報には、画像寸法を変化させることが可能なカメラ
に於いて、画面寸法により手ぶれ警告手段の警告レベル
を変化させるようにしたカメラが開示されている。
【0005】手ぶれ防止技術を用いれば、トリミングの
指示の有無に関わらず、撮影される画像のぶれによる画
質の劣化は低減することができる。また、印画倍率が高
いトリミングの設定がある場合に、手ぶれ警告レベルを
厳しくすることで、トリミングの設定がある場合でもよ
り効果的に手ぶれを低減することが可能になる。
【0006】更に、手ぶれの警告以上の手ぶれ防止方
法、例えば露出秒時の短縮、ぶれの無いタイミングでの
露光等、積極的な光軸の移動を行えば、更に効果的に手
ぶれは防ぐことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トリミ
ングを指示して有効画面範囲が狭く制限される場合に
は、カメラのぶれによる画角の変化の影響も見逃せない
ものになる。つまり、手ぶれによって光軸がずれてしま
い、カメラの向いている方向、位置がずれてしまうとい
う現象が生じる。例え手ぶれ防止により画像の劣化が低
減されたとしても、意図した構図からかけ離れた構図に
なっては、折角の写真が台無しになってしまうこともあ
る。
【0008】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、手ぶれによる視野のずれが生じることなく、撮影者
の意図した通りの構図で印画される写真を得ることので
きるトリミングカメラを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、被
写体をフィルム面に露光するための露光指示信号を出力
する露光指示信号出力手段と、上記フィルム面への露光
開始タイミングで露光開始信号を出力する露光開始信号
出力手段と、上記露光指示信号出力手段による露光指示
信号の発生時から上記露光開始信号出力手段による露光
開始信号の発生時までの時間内に起こる手ぶれにより生
じるカメラの移動量及びその方向を検出する手ぶれ情報
検出手段と、この手ぶれ情報検出手段の出力に基いて上
記手ぶれにより生じる移動量及びその方向を修正するた
めのずれ量を算出するずれ量演算手段と、露光されたフ
ィルム面上の印画する範囲を指定するトリミング範囲設
定手段と、上記ずれ量演算手段の出力に基いて、上記ト
リミング範囲設定手段によって設定されたトリミング範
囲を修正するためのトリミング範囲修正情報を出力する
トリミング範囲修正情報出力手段とを具備することを特
徴とする。
【0010】
【作用】この発明のトリミングカメラにあっては、被写
体をフィルム面に露光するための露光指示信号が露光指
示信号出力手段から出力され、上記フィルム面への露光
開始タイミングで、露光開始信号出力手段から露光開始
信号が出力される。また、上記露光指示信号出力手段に
よる露光指示信号の発生時から上記露光開始信号出力手
段による露光開始信号の発生時までの時間内に起こる、
手ぶれにより生じるカメラの移動量及びその方向が手ぶ
れ情報検出手段によって検出される。そして、この手ぶ
れ情報検出手段の出力に基いて、上記手ぶれにより生じ
る移動量及びその方向を修正するためのずれ量が、ずれ
量演算手段で算出される。露光されたフィルム面上の印
画される範囲は、トリミング範囲設定手段で指定され
る。更に、上記ずれ量演算手段の出力に基いて、上記ト
リミング範囲設定手段によって設定されたトリミング範
囲を修正するためのトリミング範囲修正情報が、トリミ
ング範囲修正情報出力手段から出力される。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1は、この発明のトリミングカメラの基本的
な構成を示すブロック図である。
【0012】図1(a)に於いて、この発明によるトリ
ミングカメラは、手ぶれの量及び方向の情報を検出する
手ぶれ検出部1と、撮影者によるフィルムへの被写体像
の露光の指示を検出する露光指示操作検出部2と、実際
にフィルムへの露光が行われるタイミングで信号を出力
する実露光信号出力部3と、上記露光の指示信号の発生
から実露光信号の発生までの時間内の画面上の被写体像
の手ぶれによる移動量と方向を求める画面ずれ量演算部
4と、印画する際のフィルム上の部分的な範囲のサイズ
と位置を指示するトリミング量設定部5と、上記画面ず
れ量演算部4の出力に基いてトリミングの位置の指示の
修正情報を出力するトリミング位置修正情報出力部6と
から構成されている。上記露光指示操作検出部2は、カ
メラ本体やリモコン送信器に設置されている、いわゆる
セカンドレリーズスイッチである。
【0013】また、上記実露光信号出力部3の信号は、
露光開始に同期する信号や露光の中央時間で発する信号
でもよい。或いは、ストロボ同期用の、いわゆるx接点
信号でも良い。
【0014】このような構成のトリミングカメラに於い
て、手ぶれ検出部1にて手ぶれの量及び方向の情報が検
出され、露光指示操作検出部2にて撮影者によるフィル
ムへの被写体像の露光の指示が検出される。そして、こ
れらの検出信号と共に、実露光信号出力部3から実際に
フィルムへの露光が行われるタイミングで信号が、画面
ずれ量演算部4に出力される。
【0015】この画面ずれ量演算部4では、上記露光の
指示信号の発生から実露光信号の発生までの時間内の画
面上の被写体像の手ぶれによる移動量と方向が求められ
る。すなわち、露光指示操作検出部2が露光開始の指示
を検出した時点と、実露光信号出力部段3の信号を検出
した時点での画面のずれが比較され、その差が求められ
る。
【0016】画面のずれは、カメラの横方向、縦方向の
平行移動によるものと、カメラの光軸の上下方向、左右
方向の回転によるものとがあるが、通常の撮影では撮影
倍率が小さいため回転によるぶれ分だけを扱うことでも
そのずれを求めることができる。等倍率のマクロ撮影時
には、平行移動によるぶれも大きくなるため、これも検
出した方がよい。
【0017】トリミング位置修正情報出力部6では、上
記画面ずれ量演算部4の出力に基いて、トリミング量設
定部5にて指示された、印画する際のフィルム上の部分
的な範囲のサイズと位置、すなわちトリミングの位置の
修正情報が出力される。すなわち、トリミング位置修正
情報出力部6では、画面ずれ量演算部4の出力に基い
て、上記トリミングの位置がずれた分トリミングの位置
をどれだけずらせば、露光指示信号の有った時点での画
像位置と一致するかの情報が出力されるものである。こ
うして、トリミング位置修正情報出力部6から出力され
る情報は、トリミングの位置の修正に使われる。
【0018】ここで、トリミング位置の指示が、フィル
ムに写し込む被写体像の範囲の設定そのもので行う場
合、例えば使い捨てカメラのパノラマ撮影で行われてい
る方法の場合には、そのマスクの位置をずらすことで対
応する。この場合、図1(b)に示されるように、同図
(a)の構成に、マスク駆動制御部7と露光範囲制限マ
スク部8とを加えることにより、画面マスクの位置がぶ
れに合わせて修正される。
【0019】また、トリミング位置修正情報出力部6か
ら出力される情報を、トリミング量設定部5で設定され
たトリミング位置情報と共に、記録媒体に記録するよう
にしても良い。この場合、この記録媒体を被写体像の印
画時に読出して、トリミングプリントを行うことで所望
の写真が入手できるわけである。図1(c)は、この構
成例を示したもので、同図(a)のトリミングカメラ
に、記録部9と記録媒体10が追加される。更に、印画
装置11として、記録読出し部12及びトリミングプリ
ント部13が、通常の装置に追加されることになる。
【0020】上記トリミング位置修正情報出力部6から
出力される情報は、トリミング量設定部5で設定された
トリミング位置情報と別個に、記録媒体10に記録して
も良い。また、記録する前に加算して修正し、この修正
されたトリミング位置情報のみを記録媒体10に記録し
ておくことも可能である。
【0021】また、図1(c)の構成に於いて、公知の
磁気記録部を有する銀塩フィルムを用いても良い。この
場合、記録部9、上記記録媒体10及び記録読出し部1
2は、図示されないが、それぞれ磁気データを扱う磁気
記録部、磁気記録部及び磁気記録読出し部に置き換わ
る。
【0022】更に、撮影時のぶれが大きい場合には、自
動的にトリミング撮影モードにし、上述した構図のずれ
を補正するようにこの発明を適用しても良い。この場
合、図1(d)に示されるように構成される。すなわ
ち、手ぶれ検出部1にて検出された手ぶれの量及び方向
の情報に応じて、手ぶれトリミング設定部14でトリミ
ングのサイズ位置が所定値に設定されて撮影が行われ
る。そして、ぶれの量に応じて、トリミングの位置が上
記トリミング位置修正情報出力部6にて修正される。次
に、この発明の第2の実施例として、実際のカメラに適
用した例について説明する。
【0023】図2は、カメラの3軸方向を示した図であ
る。同図に於いて、フィルムの中心を原点として、カメ
ラのフィルムから被写体方向を見たとき、左右の方向を
x軸方向、カメラの上下方向をy軸方向、光軸に沿った
被写体方向をz軸方向と定める。
【0024】同実施例では、フィルム上の上下左右方向
に画像の移動を発生させるカメラの回転を手ぶれとして
検出する。つまり、図2のy軸回りの回転によってx方
向のぶれが、x軸回りの回転によってy軸方向のぶれ
が、それぞれ発生する。また、x、y、z方向の平行移
動とz軸回りの回転によるぶれは、x、y軸回りの回転
による手ぶれに比較して程度が小さいため、無視するこ
とができる。
【0025】このx、y軸の回転を検出するために、同
実施例によるトリミングカメラは、カメラ本体20に、
手ぶれの量及び方向の情報を検出する手ぶれ検出部1と
して、角速度センサ21及び22を設けている。角速度
センサ21及び22は、x及びy軸に平行な所定の方向
感度軸を向くように、カメラ本体20に取付けられる。
【0026】図3は、このトリミングカメラの構成を示
すブロック図である。同図に示されるように、カメラ本
体20内に設けられたマイクロコンピュータであるCP
U23によって、このカメラの動作は制御されている。
【0027】角速度センサ21及び22は、それぞれア
ナログ信号をデジタル信号に変換するための角速度用A
/Dコンバータ24及び25を介してCPU23に接続
されている。
【0028】このCPU23には、撮影者によるフィル
ム15への被写体像の露光の指示を検出する露光指示操
作検出部2としてのレリーズスイッチ26と、シャッタ
の開放動作終了に同期して信号を発生する実露光信号出
力部3としてのシャッタ開放スイッチ27、印画する際
の銀塩フィルム28上の部分的な範囲のサイズと位置を
撮影者の操作により設定可能なトリミング量設定部5と
が接続されている。撮影者が、カメラによる撮影を意図
する場合に、レリーズスイッチ26を操作することで、
カメラ内に露光指示信号が発生するようになっている。
【0029】上記シャッタ開放スイッチ27は、露出時
のフィルム28への露光時間を形成するシャッタ装置2
9に接続されており、このシャッタ装置29による実際
の露光時のシャッタ開放の時点で、実露光信号を発生す
る。
【0030】カメラ本体20内には、このシャッタ装置
29と、焦点調節光学系30aを含む撮影レンズ30
と、上記焦点調節光学系30aを光軸方向に駆動する焦
点調節光学系駆動回路31と、撮影レンズ30を通過す
る被写体像のピント状態を検出する焦点検出回路32
と、露出時の撮影レンズ30の有効口径を変更するため
の絞り装置33とが設けられている。更に、カメラ本体
20内には、フィルム28を1駒ずつ巻上げるフィルム
巻上げ部34と、上記撮影レンズ30の焦点距離を出力
する焦点距離出力部35と、被写体の明るさを測定する
ための測光部36と、トリミングに関する情報をフィル
ム28の磁気記録部28aに磁気情報として記録するた
めの記録部9としての磁気記録部37と、被写体像を観
察するためのファインダ38が設けられている。
【0031】また、上記シャッタ装置29と、焦点調節
光学系駆動回路31と、焦点検出回路32と、絞り装置
33と、フィルム巻上げ部34と、焦点距離出力部35
は、上記CPU23に接続されている。そして、上記測
光部36は、測光部内の測光用A/Dコンバータ36a
を介してCPU23に接続されている。上記測光部36
は、ファインダ38の光路から被写体光を導くための測
光用ハーフミラー36b及び測光用受光素子36cを有
している。
【0032】また、焦点検出回路32は、撮影される被
写体像の光路の撮影レンズ30からシャッタ装置29の
間に被写体光を分割して焦点検出受光センサ32aに導
くための焦点検出用ハーフミラー32bを有している。
【0033】上記ファインダ38は、撮影のための光学
系とは別の光軸を有ししている。そして、その光路中に
は、トリミング位置をファインダ38内に被写体像と重
ねて表示する、公知の透過型液晶パネルを用いたスーパ
ーインポーズ表示部39と、測光部36の測光用ハーフ
ミラー36bが挿入されている。
【0034】一方、CPU23内には、上記画面ずれ量
演算部4と、上記トリミング量設定部5からのトリミン
グ位置情報を画面ずれ量演算部4の出力に基いて修正し
てその情報を出力するトリミング位置修正情報出力部6
が構成されている。画面ずれ量演算部4は、プログラム
として、上記レリーズスイッチ26の撮影者の操作によ
る露光指示信号の発生から、シャッタ開放スイッチ27
による実際の露光が行われるタイミングを示す実露光信
号の発生までの時間内の、画面上の被写体像の手ぶれに
よる移動量と方向を求めるものである。
【0035】また、CPU23内には、プログラムとし
て、焦点検出回路32からの被写体像のピント状態情報
に基いて、合焦に必要な焦点調節光学系30aの光軸方
向への移動量を算出する焦点調節駆動量演算部40と、
測光部36により測定された測光出力から露光時の制御
用の絞り値と露出時間を求める制御露光値演算部41が
構成されている。
【0036】上記トリミング量設定部5は、トリミング
のエリアの大きさを指示するためのトリミングエリア設
定ダイアル42と、トリミング範囲の画面のx方向の位
置を指示するトリミングx位置設定ダイアル43と、ト
リミング範囲の画面y方向の位置を指示するトリミング
y位置設定ダイアル44と、トリミングの範囲の四角形
状の縦横比を指示するためのトリミング縦横比設定ダイ
アル45を有している。更に、トリミング量設定部5
は、スーパーインポーズ表示部39と、このスーパーイ
ンポーズ表示部39及び上記各設定ダイアル42、4
3、44、45とを制御するためのトリミング量設定制
御部46から構成されている。ここで、上記画面ずれ量
演算部4の動作について説明する。
【0037】上記画面ずれ量演算部4は、レリーズスイ
ッチ26による露光指示信号に応じて、手ぶれ検出部1
である角速度センサ21及び22からの角速度信号をそ
れぞれ積分演算する。実際には、角速度信号の検出のサ
ンプル時間間隔を乗じて加算演算する。この積分演算
は、実露光信号出力部3としてのシャッタ開放スイッチ
27からの実際の露光が行われるタイミングを示す実露
光信号の発生まで継続される。式で表すと、角速度セン
サ21、22の出力をvx、vyとして、サンプル時間
間隔をΔtとすると、積分結果の格納される変数をθ
x、θyとすると、 θx=(前回までのθx)+vx・Δt θy=(前回までのθy)+vy・Δt となる。
【0038】この演算により、それぞれの角速度検出時
点でのそれぞれの角速度センサの信号の積分値が、露光
の指示が有った時点と実際の露光の有る時点とのカメラ
のx軸回り、y軸回りの光軸のずれた角度θx、θyを
示すことになる。この後に、更に次の演算が行われる。
【0039】この演算は実露光信号発生まで行われるわ
けであるが、この積分演算の終了時点では、演算結果は
露光の指示のあった時点から実際に露光が行われる時点
までの、カメラの回転した角度を表すことになる。
【0040】ところで、カメラのx、y軸の回転角θと
像の移動量dの関係は、焦点距離fを用いて、近似的
に、 dy=f・tanθx dx=f・tanθy と表される。θがラジアン単位で有れば、 dy=f・θx dx=f・θy と、更に近似することも可能である。
【0041】そこで、焦点距離出力部35から焦点距離
fを読出し、積分演算で求められたx軸、y軸それぞれ
の回転角に、上式の演算を行うことで、y軸方向、x軸
方向の像の移動が求められる。この求められた像移動の
値を、x軸y軸方向についてdx、dyとする。このよ
うにして、画面ずれ量演算部4が画面のずれ量を求め
る。次に、上記トリミング量設定部5について説明す
る。
【0042】図4(a)は、この第2の実施例のトリミ
ングカメラの外観斜視図である。各設定ダイアル42〜
45は、回転操作可能なように、図4(b)に示される
ように、カメラの表面から一部が突出するようにカメラ
本体20に取付けられている。各設定ダイアル42〜4
5は、その回転操作により与えられた位置に応じた信号
を出力する。その信号に応じて、トリミング量設定制御
部46は、画面上の位置の値とその形状を表す値に変換
し、その値を出力すると共に、図5に示されるように、
その位置に応じた位置に指定の縦横比の四角の枠状のト
リミング枠をスーパーインポーズ表示部39に表示す
る。
【0043】画面上の位置の値とその形状を表す値は、
具体的には、例えばトリミング範囲の視野画面全体の左
下と右上の座標でも良い。或いは、トリミング範囲の中
心の位置の座標と四角いトリミング範囲の横の辺の長さ
と、縦の長さ等でも良い。同実施例では、トリミングの
範囲の中心座標(xt,yt)と、横方向の長さtx、
縦方向の長さtyで表すことにする。
【0044】この場合、いま、トリミングエリア設定ダ
イアル42の出力について、トリミング範囲の縦方向の
長さについて設定する値がtyとする。また、その指示
信号の単位をmmとして表す。この場合、tyの取れる
値の範囲は、35mm判フィルムの場合、 1<=ty<=24 である。
【0045】また、トリミングの範囲の四角形状の縦横
比を指示するためのトリミング縦横比設定ダイアル45
の出力をdtrとして、1/4、1/2、3/4、1、
5/4、3/2、7/4、2、5/2、3が取れる範囲
とする。
【0046】この場合、トリミング範囲の横方向の長さ
txは、 tx=dtr・ty (但し、tx<=36) となる。
【0047】また、画面の左下を原点として考えて、ト
リミング範囲の画面のx方向の位置を指示するトリミン
グx位置設定ダイアル43からの信号をdtx、トリミ
ング範囲の画面のy方向の位置を指示するトリミングy
位置設定ダイアル44からの信号をdtyとして、mm
単位で出力されるものとすると、 0<dtx<=(36−tx) 0<dty<=(24−ty) となる。
【0048】更に、トリミング範囲の中央の座標(x
t,yt)は、 xt=dtx+tx/2 xy=dty+ty/2 として表される。トリミング量設定部5は、これらの演
算を行うものである。
【0049】上記トリミング量設定部5から出力される
トリミング範囲の画面上の位置の値と、その形状を表す
値(xt,yt)、tx、tyは、CPU23に送ら
れ、トリミング位置修正情報出力部6により処理され
る。次に、トリミング位置修正情報出力手段6の動作を
説明する。
【0050】トリミング位置修正情報出力部6は、画面
ずれ量演算部4からデータdx、dyを受取り、また、
トリミング量設定部5からデータ(xt,yt)、t
x、tyを受取る。
【0051】ここで、トリミングの位置の情報をぶれに
よる画面の移動で補正するために、補正後のトリミング
位置の中央の座標を(xt′,yt′)とすると、 xt′=xt+dx yt′=yt+dy と演算する。これにより、トリミング位置の修正が行わ
れる。
【0052】この修正されたトリミングの位置の情報
(xt′,yt′)と、トリミング範囲の大きさに関す
る情報tx、tyは、露光後にフィルム巻上げ部34に
よりフィルムが1駒巻上げられる際に、CPU23から
磁気記録部37に送られ、フィルム28の記録部28a
に磁気情報として記録される。次に、図6のフローチャ
ートを参照して、CPU23の動作について説明する
【0053】先ず、ステップS1にて電源が投入され、
プログラムがスタートした後、上記測光部36を起動す
る。次いで、ステップS2にて、角速度センサ21及び
22を起動する。
【0054】そして、ステップS3にて、画面ずれ量演
算部4の動作で説明した角速度センサ21及び22から
の角速度信号をそれぞれ積分演算するための、角速度信
号の検出のサンプル時間間隔を計時するためのオートリ
ロード型のタイマ1を所定値に設定する。この時点で
は、このタイマ1の計時動作は停止しておく。
【0055】続いて、ステップS4でタイマ1のオーバ
ーフローによる割込みを許可する。このオートリロード
型のタイマ1は、オーバーフロー時に、タイマ値が所定
値にリセットされ、繰返し同一時間間隔でオーバーフロ
ーを起こすものであり、オーバーフロー時点で割込みが
なされる。この後、ステップS5に進む。
【0056】ステップS5では、測光部36を用いて被
写体光を測定し、被写体輝度データを測光用A/Dコン
バータ36aを介して読取る。次に、ステップS6に
て、測光部36により測定された測光出力から、露光時
の制御用の絞り値と露出時間を求める制御露出値演算部
41のサブルーチンを実行する。その後、ステップS7
にて、求められた制御露出値を、図示されない表示手段
を用いて表示する。
【0057】次いで、ステップS8に於いて、サブルー
チン<AF>を実行する。このサブルーチンが実行され
たならば、ステップS9に進んで、レリーズスイッチ2
6を読込む。そして、このレリーズスイッチ26を用い
て、ステップS10にて、撮影者によるフィルム28へ
の被写体像の露光の指示を検出する。
【0058】このステップS10に於いて、露光指示信
号が有ればステップS11に進む。一方、露光指示信号
が無ければ、ステップS5へ戻る。上記ステップS11
では、先ず、上記で設定した角速度検出と積分演算を行
う時間の周期の信号を発生するために、タイマ1の計時
をスタートする。これ以降、タイマ1の計時が停止され
るかタイマ1による割込みが禁止されるまで、タイマ1
のオーバーフロー毎に割込みサブルーチン<角速度処理
>が実行される。
【0059】続いて、ステップS12にて、上記画面ず
れ量演算部4での積分演算を行うに先立ち、積分演算の
結果が格納されるレジスタ(θx)、(θy)をクリア
する。そして、ステップS13で、撮影の直前のピント
合わせの動作を先ず行うために、サブルーチン<AF>
を実行する。次に、ステップS14にて、制御露出値演
算部41のサブルーチンで求められた露光のための制御
絞り値になるように、絞り装置33を駆動する。
【0060】ここで、絞り駆動が完了したことを確認す
るために、ステップS15に於いて、絞り装置33の動
作の終了のを問い合わせを、絞り込み完了の信号が送ら
れてくるまで続ける。そして、絞り込みの動作が終了し
た場合、ステップS16に進む。このステップS16で
は、フィルム28に被写体像を露光するために、シャッ
タ装置29にシャッタ開放を指示する。
【0061】次に、ステップS17で、上記シャッタ開
放スイッチ27での実露光信号の発生を検出するため
に、シャッタ開放スイッチ27をモニタする。そして、
ステップS18にて、実露光信号が検出された場合に
は、ステップS19で、上記タイマ1の計時動作を停止
する。これにより、タイマ1のオーバーフロー毎に割込
みサブルーチン<角速度処理>の実行は起きなくなる。
この後、ステップS20に進む。
【0062】また、上記ステップS18で、実露光信号
が検出されなかった場合には、ステップS20にて、制
御露出値演算部41のサブルーチンで求められた露光時
間を再生するため、実行中の露出時間の経過を確認す
る。ここで、露光時間が定められた量に達していない場
合には、ステップS17に戻る。一方、露光時間が定め
られた量に達した場合には、ステップS21に進む。
【0063】このステップS21では、フィルム28へ
の露光を終了するために、シャッタ装置29にシャッタ
閉塞を指示し、露光を終える。次いで、ステップS22
にて、サブルーチン<像移動演算>を実行する。
【0064】次に、ステップS23では、上述したよう
に、トリミング量設定部5からトリミング範囲の画面上
の位置の値と、その形状を表す値(xt,yt)、t
x、tyを受信する。その後、ステップS24にて、ト
リミング位置の修正を行うために、サブルーチン<トリ
ミング位置修正>を実行する。更に、ステップS25で
は、次回の撮影の準備と磁気記録のために、フィルム巻
上げ部34を用いてフィルム28の1駒巻上げを開始す
る。
【0065】続いて、ステップS26で、磁気記録部3
7を用いて、トリミングの範囲の大きさと位置の情報
を、フィルム28の磁気記録部28aに書込む。そし
て、ステップS27に於いて、フィルム28の1駒巻上
げの終了を確認した後、次の撮影のためにステップS5
に戻る。以上の動作は、電源を切断するまで続けられ
る。
【0066】次に、図7(a)を参照して、割込みサブ
ルーチン<角速度処理>を説明する。この割込みサブル
ーチン<角速度処理>が、上記画面ずれ量演算部4の動
作の前半部分である。
【0067】先ず、ステップS31にて、角速度センサ
21に接続された角速度用A/Dコンバータ24の信号
を読出す。これが、x軸回りのカメラのぶれによる角速
度vxである。次に、ステップS32にて、角速度セン
サ22に接続された角速度用A/Dコンバータ25の信
号を読出す。これが、y軸回りのカメラのぶれによる角
速度vyである。これらの角速度vx、vyの単位は、
rad/secであるとする。
【0068】次に、ステップS33で、x軸回りの角速
度信号vxの積分演算を行う。そして、ステップS34
では、y軸回りの角速度信号vyの積分演算を行う。こ
れらの積分演算は、上述した θx=(前回までのθx)+vx・Δt θy=(前回までのθy)+vy・Δt なる演算である。これらの検出と演算の後、この割込み
サブルーチンを終了し、割込みの掛かる以前行っていた
動作を継続実行する。
【0069】次に、図7(b)を参照して、サブルーチ
ン<AF>を説明する。このサブルーチンは、被写体像
のピント状態を検出して、必要が有れば焦点調節を行う
ものである。
【0070】先ず、ステップS41にて、焦点検出回路
32を用いて被写体像のピント状態情報を検出する。次
いで、ステップS42に於いて、撮影レンズ30による
被写体像が合焦状態に有るか否かを判断する。ここで、
合焦状態に有れば、そのままリターンし、このサブルー
チンを終了する。
【0071】一方、合焦状態でない場合には、ステップ
S43に進み、検出した被写体像に基いて合焦に必要な
焦点調節光学系30aの光軸方向への移動量を、焦点調
節駆動量演算部40のサブルーチンを用いて求める。続
いて、ステップS44にて、演算して求めた焦点調節光
学系30aの合焦に必要な移動量分を、焦点調節光学系
駆動回路31を用いて焦点調節光学系30aを駆動す
る。この後、リターンしてサブルーチン<AF>を終了
する。次に、図7(c)を参照して、サブルーチン<像
移動演算>を説明する。このサブルーチンが、上記画面
ずれ量演算部4の演算の後半部分である。
【0072】先ず、ステップS51にて、焦点距離出力
部35から焦点距離fを読出す。この焦点距離fの単位
はmmである。次に、ステップS52及びステップS5
3にて、割込みサブルーチン<角速度処理>の実行によ
り、この時点で求められている積分演算の結果のカメラ
の回転角θx、θyを像移動に変換する。すなわち、 dx=f・θy dy=f・θx の演算を行い、x軸、y軸それぞれの方向の像の移動量
を求める。この演算の後、リターンしてサブルーチン<
像移動演算>を終了する。
【0073】更に、図7(d)を参照して、サブルーチ
ン<トリミング位置修正>を説明する。このサブルーチ
ン<トリミング位置修正>が、トリミング位置修正情報
出力部6の動作である。
【0074】ステップS61及びステップS62では、
画面ずれ量演算部4の一部であるサブルーチン<像移動
演算>で求められた像移動データdx、dyと、トリミ
ング量設定部5からトリミング範囲の画面上の位置の値
とその形状を表す値(xt,yt)とから、像移動を補
正するための演算を行う。
【0075】補正後のトリミング位置の中央の座標(x
t′,yt′)を、 xt′=xt+dx yt′=yt+dy と演算する。この演算の後、リターンしてサブルーチン
<トリミング位置修正>を終了する。
【0076】この発明で用いられる角速度センサは、一
般の手ぶれ補正のために利用するセンサと同一のものを
利用することで、カメラに搭載される部品を有効に活用
することができる。
【0077】もし、カメラのz軸回りの回転を、上述し
た実施例と同様に各速度センサで検出する場合には、x
軸、y軸の場合と同様の処理を行い、回転方向の角度に
直し、その値を同様に磁気記録するようにしても良い。
この場合、印画装置でプリントの回転方向の修正を行え
ば、より精度の高いトリミング位置の修正が可能にな
る。
【0078】ところで、トリミングの位置を修正する場
合に、手ぶれの大きいときには、トリミング範囲がフィ
ルムの有効な画面の範囲を越えてしまう場合も生じる。
この場合は、画面の範囲を逸脱しない範囲でトリミング
情報を修正すれば良い。これによっても、画面のずれは
改善される。
【0079】また、手ぶれの大きい場合に、現在発生し
ている手ぶれの大きさから、レリーズスイッチの操作か
ら実露光までの画面のずれを推定して、フィルム上の有
効な範囲内にトリミング範囲が納まるように、手ぶれの
大きさによりトリミング範囲の大きさを指定することも
可能である。
【0080】この場合、このトリミング範囲の大きさを
決める手ぶれトリミング設定部14(図1(d))が、
指定のトリミングの範囲の大きさを決定する。またこの
場合、トリミングの位置は、画面の中央に設定されるも
のとする。これは、自然な感じでトリミング範囲の設定
を自動的に行うためと、どちらの方向にぶれが発生した
としても、対応できるようにするためである。
【0081】先ず、手ぶれトリミング設定部14は、所
定時間手ぶれを測定して、現在のぶれの大きさの程度を
求める。これにより、例えば像が縦方向に最大2mmず
れることが予測されたとする。この場合、トリミング位
置の変更の可能性が、上下2mmずつ発生することが考
えられる。このため、トリミング範囲に縦方向の大きさ
は、全画面が24mmであるから、20mmに設定すれ
ば良い。横方向についても、同様に求められる。
【0082】このようにして求められた値に、トリミン
グの位置と大きさの値を設定して、トリミング量設定部
を働かせることで、上述した第2の実施例で行ったのと
同様な検出、演算を行うことで、手ぶれに応じたトリミ
ング範囲の設定が可能になり、撮影された写真の構図が
撮影者の意図通りにプリントされる。
【0083】この場合、撮影レンズがズームレンズであ
り、広角側にまだ余裕が有れば、トリミングによりズー
ムアップ効果を受ける被写体に対して、広角側にレンズ
を移動させ、元の全画面範囲上の被写体の割合と同一の
割合にトリミング範囲内の被写体を設定することも可能
である。
【0084】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、露出指
示と実際の露光が行われる時間のずれの間に手ぶれによ
って起きた視野のずれによる構図のずれを、トリミング
撮影時にそのトリミングの位置情報をぶれ情報で修正す
ることで、補正するために、撮影者の意図した通りの構
図で印画される写真を得ることのできるトリミングカメ
ラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例で、トリミングカメラ
の基本的な構成を示すブロック図である。
【図2】カメラの3軸方向を示した斜視図である。
【図3】この発明の第2の実施例で、トリミングカメラ
の構成を示すブロック図である。
【図4】第2の実施例のトリミングカメラの外観斜視図
である。
【図5】第2の実施例によるトリミングカメラのファイ
ンダ内トリミング枠表示の例を示した図である。
【図6】図3のCPU23の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図7】図6のフローチャートに於ける各サブルーチン
の動作を説明するもので、(a)は割込みサブルーチン
<角速度処理>、(b)はサブルーチン<AF>、
(c)はサブルーチン<像移動演算>、(d)はサブル
ーチン<トリミング位置修正>である。
【符号の説明】
1…手ぶれ検出部、2…露光指示操作検出部、3…実露
光信号出力部、4…画面ずれ量演算部、5…トリミング
量設定部、6…トリミング位置修正情報出力部、7…マ
スク駆動制御部、8…露光範囲制限マスク部、9…記録
部、10…記録媒体、11…印画装置、12…記録読出
し部、13…トリミングプリント部、14…手ぶれトリ
ミング設定部、20…カメラ本体、21、22…角速度
センサ、23…CPU、24、25…角速度用A/Dコ
ンバータ、26…レリーズスイッチ、27…シャッタ開
放スイッチ、28…銀塩フィルム、28a…磁気記録
部、29…シャッタ装置、30…撮影レンズ、30a…
焦点調節光学系、31…焦点調節光学系駆動回路、32
…焦点検出回路、32a…焦点検出受光センサ、32b
…焦点検出用ハーフミラー、33…絞り装置、34…フ
ィルム巻上げ部、35…焦点距離出力部、36…測光
部、36a…測光用A/Dコンバータ、36b…測光用
ハーフミラー、36c…測光用受光素子、37…磁気記
録部、38…ファインダ、39…スーパーインポーズ表
示部、40…焦点調節駆動量演算部、41…制御露光値
演算部、42…トリミングエリア設定ダイアル、43…
トリミングx位置設定ダイアル、44…トリミングy位
置設定ダイアル、45…トリミング縦横比設定ダイア
ル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体をフィルム面に露光するための露
    光指示信号を出力する露光指示信号出力手段と、 上記フィルム面への露光開始タイミングで露光開始信号
    を出力する露光開始信号出力手段と、 上記露光指示信号出力手段による露光指示信号の発生時
    から上記露光開始信号出力手段による露光開始信号の発
    生時までの時間内に起こる手ぶれにより生じるカメラの
    移動量及びその方向を検出する手ぶれ情報検出手段と、 この手ぶれ情報検出手段の出力に基いて上記手ぶれによ
    り生じる移動量及びその方向を修正するためのずれ量を
    算出するずれ量演算手段と、 露光されたフィルム面上の印画する範囲を指定するトリ
    ミング範囲設定手段と、 上記ずれ量演算手段の出力に基いて、上記トリミング範
    囲設定手段によって設定されたトリミング範囲を修正す
    るためのトリミング範囲修正情報を出力するトリミング
    範囲修正情報出力手段とを具備することを特徴とするト
    リミングカメラ。
JP27716792A 1992-10-15 1992-10-15 トリミングカメラ Withdrawn JPH06130446A (ja)

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