JP2010286721A - 光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 マクロ撮影時の目標値演算精度を劣化させる撮影条件がある。
【解決手段】 カメラが連続撮影状態の時には角速度計と加速度計との比較演算を行わず、それまでの平均演算値などを用いて平行ブレの補正を行う。
角速度計と加速度計との比較結果を平均化するときにはカメラが連続撮影の2枚目以降の演算値は平均化演算に含めない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、手振れを補正することで手ぶれによる撮影画像の劣化を防止する防振システムに関し、特に撮影倍率の大きな撮影条件においても良好な手ぶれ補正を行える光学機器に関するものである。本発明の光学機器は、フィルムカメラ、デジタルカメラ、及び、スチルカメラ、ビデオカメラに適用できる。
現在のカメラは、露出決定やピント合わせ等の撮影にとって重要な作業は全て自動化され、カメラ操作に未熟な撮影者でも撮影失敗を起こす可能性は非常に少なくなっている。また、最近では、手振れを防ぐシステムを備えたカメラも製品化されてきており、撮影者の撮影ミスを誘発する要因は、殆ど無くなってきている。
ここで、手振れを防ぐシステムについて簡単に説明する。撮影時のカメラの手振れは、周波数として通常1Hzないし10Hzの振動である。そして、シャッターのレリーズ時点において、このような手振れを起こしていても像振れの無い写真を撮影可能とする為には、上記手振れによるカメラの振動を検出し、その検出値に応じてブレ補正レンズを変位させなければならない。従って、カメラ振れが生じても像振れが生じない写真を撮影するためには、第1にカメラの振動を正確に検出し、第2に手振れによる光軸変化を補正することが必要となる。この振動(カメラ振れ)の検出は、原理的にいえば、加速度、角加速度、角速度、角変位等を検出し、カメラブレ補正の為にその出力を適宜演算処理するブレ検出手段をカメラに搭載することによって行うことができる。
そして、この検出情報に基づき撮影光軸を偏心させるブレ補正装置を駆動させて像振れ抑制が行われる。特許文献1では、加速度を検出する加速度計を設け、加速度計出力の二階積分から平行ブレを、別に設けた角速度計出力の積分から角度ブレを求め、それらの合成信号でブレ補正装置を駆動する開示が有る。
ここで、平行ブレの検出に用いる加速度計出力は、外乱ノイズや温度などの環境変化でその信号が変化する恐れがあり、二階積分することでそれらの不安定要因が拡大され、平行ぶれの高精度な補正が難しいという問題がある。また、特許文献2では、平行ブレをカメラから離れた場所に回転中心がある時の角度ブレから求める方法が開示されている。この方法は、角速度計と加速度計を設け、それらの出力から角度ブレの回転半径を求め、求めた回転半径に基づいて角速度計の出力を補正してブレ補正装置を駆動するため、上記のような加速度計の不安定要因を軽減することができる。
特開平7−225405号公報 特開2005−114845号公報
角度ブレの回転半径から平行ブレを求める方法においては、回転半径を正確に求める必要がある。しかしながら、カメラ本体のシャッターやミラー等の駆動に伴う振動によって、加速度計の出力が飽和してしまう場合があり、正確な回転半径を求められないことがある。
更に、カメラの連続撮影モード時には、カメラ本体のシャッターやミラー等の振動が次の撮影時まで続くこともあり、安定した回転半径を求めるのは困難である。本発明の目的は、連続撮影時の至近距離での撮影(撮影倍率の高い撮影条件)において、適切にブレ補正を行える防振システムを実現することである。
上記目的を達成するために、本発明の光学機器は、機器に加わるブレを互いに異なる方式で検出する第1のブレ検出手段及び第2のブレ検出手段と、前記第1のブレ検出手段から出力される信号と前記第2のブレ検出手段から出力される信号との比較結果を比較信号として出力する比較手段と、前記機器が1駒撮影なのか連続撮影なのかを判別するドライブモード判別手段と、前記ドライブモード判別手段から出力される信号に基づいて前記比較手段の演算状態を制御する比較演算制御手段と、前記比較手段から出力される比較信号に基き前記機器に加わるブレを補正するブレ補正目標信号を算出するブレ補正目標信号算出手段と、前記機器に加わるブレを補正するブレ補正手段と、前記ブレ補正目標信号算出手段で算出されたブレ補正目標信号に基づいて前記ブレ補正手段を駆動するブレ補正駆動手段と、を有する光学機器であって、
前記比較演算制御手段は、前記ドライブモード判別手段が連続撮影であると判別した時、連続撮影中に検出された前記第1のブレ検出手段から出力される信号と連続撮影中に検出された前記第2のブレ検出手段から出力される信号との比較結果を前記比較手段から出力される比較信号として用いずに連続撮影前に検出された前記第1のブレ検出手段から出力される信号と連続撮影前に検出された前記第2のブレ検出手段から出力される信号との比較結果を前記比較手段から出力される比較信号として用いることを特徴とする。
また、本発明の光学機器は、機器に加わるブレの角速度を検出する第1のブレ検出手段と、前記機器に加わるブレの加速度を検出する第2のブレ検出手段と、前記第2のブレ検出手段で検出されたブレの加速度からブレの速度を求める演算手段と、前記第1のブレ検出手段で検出された振れの加速度と前記演算手段で求められた振れの速度の比から前記機器に加わるブレ補正に用いる回転半径を算出する回転半径算出手段と、前記機器が1駒撮影なのか連続撮影なのかを判別するドライブモード判別手段と、前記ドライブモード判別手段から出力される信号に基づいて前記回転半径算出手段の演算状態を制御する比較演算制御手段と、前記回転半径算出手段から出力される信号に基き前記機器に加わるブレを補正するブレ補正目標信号を算出するブレ補正目標信号算出手段と、前記機器に加わるブレを補正するブレ補正手段と、前記ブレ補正目標信号算出手段で算出されたブレ補正目標信号に基づいて前記ブレ補正手段を駆動するブレ補正駆動手段と、を有する光学機器であって、
前記比較演算制御手段は、前記ドライブモード判別手段が連続撮影であると判別した時、連続撮影中に検出された前記第1のブレ検出手段から出力される信号と連続撮影中に検出された前記第2のブレ検出手段から出力される信号との比較結果を前記回転半径算出手段から出力される信号として用いずに連続撮影前に検出された前記第1のブレ検出手段から出力される信号と連続撮影前に検出された前記第2のブレ検出手段から出力される信号との比較結果を前記回転半径算出手段から出力される信号を用いることを特徴とする。
本発明によれば、連続撮影時の至近距離での撮影(撮影倍率の高い撮影条件)において、適切にブレ補正を行える光学機器を提供することができる。
本発明の第1実施形態であるカメラの上面図。 本発明の第1実施形態であるカメラの側面図。 本発明の第1実施形態である光学機器ブロック図。 本発明の第1実施形態であるカメラのブレ状態説明図。 本発明の第1実施形態である加速度計のブロック図。 本発明の第2実施形態である光学機器のブロック図。 本発明の第1実施形態であるカメラのブレ状態説明図。 本発明の第1実施形態である光学機器のフォローチャート。 本発明の第1実施形態である光学機器のブロック図。 本発明の第1実施形態であるブレ補正手段の駆動説明図。 本発明の第1実施形態である加速度計の波形説明図。 本発明の第1実施形態であるカメラのブレ状態説明図。 本発明の第1実施形態であるカメラのブレ状態説明図。 本発明の第1実施形態である光学機器のブロック図。
(実施例1)
図1、図2は、本発明の光学機器の上面図及び側面図である。
従来例と異なるのは、第2のブレ検出手段である加速度検出手段(以下加速度計)101p、101yが設けられている点である。加速度計101p、101y各々の加速度検出軸は矢印101pa、101yaである。そして、角速度計4807p、4807yおよび加速度計101p、101yの出力はともにレンズCPU4808に入力され、それら出力の関連によりブレ補正手段4806を駆動する。図3は、光学機器としての防振システムのブロック図である。尚、このブロック図では、カメラの鉛直方向に生じるブレ(ピッチ方向)の構成を示しており、同様なブロックはカメラの水平方向に生じるブレ(ヨー方向)にも設けられている。この2つのブロックは、基本的には同じ構成になっているので、ここでは、1つのブロックについてのみ説明する。
先ず、図3を用いて先行技術にも開示がある角度ブレの補正の説明を行う。角速度計4807pの出力は、レンズCPU4808に取り込まれる。そして、その出力はHPF、積分フィルタ301に入力し、HPF(ハイパスフィルタ或いは高域透過フィルタ)でDC成分をカットされた後に積分されて角速度出力ωは角度出力θに変換される。尚、これらHPFや積分処理は量子化された角速度信号をレンズCPU4808内で演算処理することで得られ、公知の差分方程式などで実現可能である。又、レンズCPU4808に入力される前にコンデンサや抵抗を利用してアナログ回路で実現する事も可能である。
ここで、手ぶれの周波数帯域は、1Hz〜10Hzの間であるため、HPFとしては例えば手ぶれの周波数帯域から十分離れた、例えば、0.1Hz以下の周波数成分をカットする1次のHPF特性になっている。HPF、積分フィルタ301の出力は敏感度調整手段303に入力される。敏感度調整手段303は、フォーカスエンコーダーやズームエンコーダーよりレンズCPU4808に入力されるズーム情報、フォーカス情報302およびそれらより求まる撮影倍率に基づいてHPF、積分フィルタ301の出力を増幅して角度ブレ補正目標値にする。これは、レンズのフォーカスやズームなどの光学状態の変化によりブレ補正手段4806のブレ補正ストロークに対するカメラ像面でのブレ補正敏感度が変化する事を補正するためである。レンズCPU4808は、求まった角度ブレ補正目標値をブレ補正駆動手段4809に出力し、ブレ補正手段4806を駆動する事でブレ補正を行う。以上が従来より行われている角度ブレ補正の概略ブロックである。尚、本実施例においては、角度ぶれ補正目標値に後述する平行ブレ補正目標値を加算してブレ補正手段4806を駆動している。レンズCPU4808は、比較演算制御手段(補正信頼性判定手段)としての役割を担っている。
次に平行ブレ補正のブロックについて説明する。
角速度計4807pの出力は、レンズCPU4808に取り込まれる。そして、その出力は、HPF、積分フィルタ310に入力し、HPF(ハイパスフィルタ或いは高域透過フィルタ)でDC成分をカットされた後に積分されて角速度出力ωは角度出力θに変換される。尚、HPF、積分フィルタ310における積分折点は、HPF、積分フィルタ301とは異なっており、その理由は後述する。HPF、積分フィルタ310の出力は、利得調整フィルタ311に入力される。利得調整フィルタ311の役割についても後述する。利得調整フィルタ311の出力は、後述するブレ補正目標信号算出手段309により補正され、平行ブレ補正目標値とされて、前述した角度ブレ補正目標値と加算される。又、上記処理と同時に角速度計4807pの出力は、HPF、位相調整フィルタ304に入力され、角速度計4807pに重畳するDC成分をカットすると共にその信号の位相調整を行う。この時のHPF折点および位相調整に関する詳細は後述する。HPF、位相調整フィルタ304出力は帯域透過手段である角速度計BPF(バンドパスフィルタ或いは帯域透過フィルタ)306で所定帯域の周波数成分のみ抽出される。加速度計11pの出力は、HPF、積分フィルタ305に入力され、加速度計101pに重畳するDC成分をカットすると共に1階積分して速度に変換される。
この時のHPFおよび積分折点に関する詳細は後述する。HPF、積分フィルタ305出力は帯域透過手段である加速度BPF(バンドパスフィルタ或いは帯域透過フィルタ)307で所定帯域の周波数成分のみ抽出される。
角速度計BPF306及び加速度計BPF307の出力は、回転半径算出手段としての比較手段308で比較され、利得調整フィルタ311出力を補正する補正値を算出する。ブレ補正目標信号算出手段309には、ズーム、フォーカス情報302も入力されており、ズーム、フォーカス情報302より撮影倍率を演算し、求められた撮影倍率及び前述した補正値に基づいて利得調整フィルタ311の出力を補正して平行ブレ補正目標値にする。そして、求められた平行ブレ補正目標値は前述した角度ブレ補正目標値に加算されてブレ補正駆動手段4809に出力され、ブレ補正手段4806を駆動して角度ぶれと平行ブレの両者のブレ補正を行っている。
以上において、先ず、回転半径算出手段としての比較手段308が出力する補正値について説明する。図4は、カメラに加わる角度ぶれ92pと平行ブレ101pbを示した図であり、撮影光学系の主点位置における平行ブレY(101pb)と角度ぶれθ(92p)と回転中心O(1102p)を定めた場合の回転半径L(1101P)の関係は下の式に表せる。尚、回転半径L(1101P)は回転中心から加速度計11pまでの距離である。
L=Yθ・・・(1)
L=Vω・・・(2)
ここで、(1)式は加速度計11pの出力を2階積分して変位Yを求め、又角速度計出力を1階積分して角度θを求めた場合の回転半径Lである。(2)式は加速度計101pの出力を1階積分して速度Vを求め、又角速度計出力より角速度ωを求めた場合の回転半径Lであるが、式(1)、(2)いずれの方法でも回転半径を求める事ができる。撮影光学系の主点の位置における平行ブレYと撮影光学系の角度ブレθ及び撮影光学系の焦点距離fと撮影倍率βより撮像面に生ずるブレδは式(3)で求められる。
δ=(1+β)fθ+βY・・・(3)
ここで、右辺第1項のf、βは撮影光学系のズーム、フォーカス、及びそれにより得られる撮影倍率βや焦点距離情報fより求まる。角度θは角速度計の積分結果より求まる。その情報に応じて、図3のブロック図の様に角度ブレ補正を行う事が出来、右辺第2項に関しては、加速度計の2階積分値Yとズーム、フォーカス、及びそれにより得られる撮影倍率βにより求まる。よって、その情報に応じて図3のブロック図の様に平行ブレ補正を行う事が出来る。しかし、本発明においては、式(3)を式(4)の様に書き直したブレδに対してブレ補正を行っている。
δ=(1+β)fθ+βLθ・・・(4)
即ち、平行ぶれに関しては加速度計より直接求まる平行ブレ変位Yを用いるのではなく、一旦式(1)或いは式(2)で求まる回転半径Lを求め、回転半径Lと角速度計積分結果θとズーム、フォーカス、及びそれにより得られる撮影倍率βにより補正している。ここで、加速度計は、撮影光学系のレンズ主点位置に配置されており、回転半径L(1101P)は回転中心1102pから撮影光学系のレンズ主点位置までの距離に等しい。加速度計出力を2階積分すれば値Yが求まるので、式(3)を利用して平行ブレ補正を行えば良いのに式(4)を用いて平行ブレ補正を行う理由を以下に説明する。
図5は、加速度計の信号検出ブロック図であり、図4の様に回転中心1102Pを中心としたブレ角度θ入力時におけるレンズ主点位置の平行ブレ変位Y(101pb)の関係を示している。今、ブレ角度θが入力されるとその傾きによる重力成分の変動も加速度計は検出し、ブレ角度θが大きくない範囲では重力変動により出力される重力加速度α1(ブロック1201)はブレ角度θに比例する。又、このブレ角度θに図4の回転半径L(1101p)を乗じた結果が平行ブレ変位Y(101pb)Y‘であり(ブロック1202)、この平行ブレ変位Y’を2階微分(ブロック1203)した平行ブレ加速度α2を加速度計は出力する。更に加速度計出力にはノイズも重畳している。
ノイズの種類は、周波数によらず一定のノイズや周波数に関係するノイズなどがあるが、ここでは、周波数に依存しないノイズであり、且つブレ角度に比例するノイズとして取り扱うとするとノイズブロック1204としてノイズ加速度α3を出力する。得られる加速度α1、α2、α3の合計が加速度計の加速度出力となり、これを2階積分して平行ブレ変位Yが得られる。いま重力加速度比例項をG、回転半径をL、ノイズ比例項をk、角周波数をωとすると図5のブロックは式(5)として表せる。
ここで、右辺の第1項は加速度出力と重力加速度出力の項であり、第2項はノイズ項である。ここで、加速度出力と重力加速度出力は共にブレ各θの位相と関連しており、ノイズに関してはブレ角θの位相と関連していないので、式(5)の右辺は2つの項に分けて示しているが、簡略化の為に各項の位相を無視すると式(6)となる。
即ち、平行ブレの変位は式(7)の等式(式(6)の結果がゼロになる各周波数)が成り立つ各周波数を境に低周波側は重力加速度とノイズが支配的になり、高周波側でのみ正確な平行ブレの変位が計測できる。手ぶれの帯域は1Hzから10Hzであり、重力加速度やノイズの影響がある帯域になっている為に加速度計を用いて平行ブレを検出する事が出来ない。そこで、加速度計の信頼できる帯域を用いて平行ブレを検出する事を考えると式(3)の代わりに式(4)を用い、加速度計出力と角速度計出力より回転半径を求め、その回転半径と角速度計出力より平行ブレ成分を求める計算式を採用している。回転半径を求める時には、加速度計の出力と角速度計の出力を比較(加速度計出力を角速度計出力で割る)してゆく訳である。ここで、加速度計出力、角速度計出力は信頼できる帯域のみ抽出して比較する事で上述した重力加速度やノイズの影響を緩和している。
図3のブロック図に戻り角速度計BPF306および加速度計BPF307はともに5Hzのみ抽出する同一の帯域透過フィルタである。このフィルタ特性は5Hzの信号は透過(0デシベルなので入力信号がそのまま出力される)0.5Hzの信号や50Hzの信号は減衰(−20デシベルなので10分の1に減衰)する特性になっている。HPF、積分フィルタ305のフィルタ処理により加速度計の加速度出力はHPFでDC成分がカットされ、積分されて速度に変換される。HPF、位相調整フィルタ304のフィルタ処理により角速度計の角速度出力はHPFでDC成分がカットされる。
以上の構成にて、手振れ補正系の周波数域よりも狭い周波数域で角速度計と加速度計を比較している。このため、加速度計出力に重畳する重力成分やノイズなどの誤差を減衰させた状態で角速度計出力と精度よく比較できる。図3の回転半径算出手段としての比較手段308は、角速度計BPF306出力ωと加速度計BPF307出力Vとの比較して式(8)に示す様に回転半径Lを求める。
そして、求めたLを利用して式(4)で示した計算式でブレ補正を行う。そのために、比較手段308で求めた回転半径Lを利得調整311の出力に乗じて平行ブレ補正目標値とする。利得調整311の役割を説明する。式(8)により、回転半径Lは求まるのであるが、厳密には抽出する周波数毎に回転半径Lは異なってくる。回転半径Lの変化は、周波数に比例して減少する。
これは高周波のぶれはカメラと被写体の接点が中心になっており、(例えば顔)周波数が低くなる程に回転中心が肘、腰と遠ざかってゆく事を示している。その為に、回転半径Lは周波数ごとに用意する必要がでてくる。しかしながら、ブレ補正目標信号算出手段309にて角速度積分出力に乗じる事が出来る補正値は複数用意できない。よって、利得調整311ではHPF、積分フィルタ310の角速度計積分出力(ブレ角度θ)側に周波数に応じた特性を持たせ、一定の補正値を乗じても周波数ごとに最適な平行ブレ目標値が得られる様にしている。
即ち、補正値として乗じる回転半径Lの変化を、乗じられる角速度計積分出力側で調整している。この様に一定の補正値として5Hz抽出時の回転半径Lを利得調整フィルタ出力にブレ補正目標信号算出手段309が乗じた結果は、HPF、積分フィルタ310に対して各周波数毎に図20で示すような異なる回転半径Lを乗じた場合に近い結果を得る事ができる。図3で示された角速度計BPF306、加速度計BPF307を設ける事で前述した様にブレ補正の為の周波数域よりも狭い周波数域で角速度計と加速度計を比較する。そのために、加速度計出力に重畳する重力成分やノイズなどの誤差を減衰させた状態で角速度計出力と精度よく比較できる。又、角速度計4807pの出力に基づいて角度ブレ補正目標値と平行ブレ補正目標値を演算する。図3で示した様に角度ぶれ補正目標値はHPF、積分フィルタ301を用いて演算し、平行ぶれ補正目標値はHPF、積分フィルタ3101を用いて演算している。
即ち、角度ブレと平行ブレで夫々異なる周波数帯域となっており、又、平行ブレ補正目標値の演算は利得調整フィルタ311を用いる事で角度ブレ補正目標値の演算とは異なる周波数特性を設定している。これにより、角度ブレと平行ブレの夫々を精度よく補正できる様になっている。
図8および図9は以上の構成を説明するフローチャートである。先ず、図8は、カメラCPU8404dのドライブモ−ドをチェックするドライブモード判別手段のフロ−チャ−トである。単写モ−ドとは、1駒撮影を意味している。連写モードとは、2駒撮影以上の連続撮影を意味している。カメラCPU8404dは、定期的(例えば、100msec間隔)に周辺のスイッチに変化がないかどうかをチェックする。または、スイッチが切り換わったときにカメラCPU8404dに割り込みが掛かり、割り込み発生時にスイッチのチェックを行うという構成でも良い。
以下、図8にしたがってドライブモ−ドをチェックする手順について説明する。一定時間間隔毎、又は割り込み動作などにより、前述のようにドライブモ−ドチェック動作が起動されることにより、カメラCPU8404dはステップ#3200より動作を開始する。ドライブモード判別手段にてステップ#3200 不図示のドライブモ−ド切り換えスイッチの状態を判別し、ステップ#3201へ進む。ステップ#3201 内部に記憶しているドライブモ−ドの状態と前記ステップ#3200において読み込んだドライブモ−ドの状態との比較を行い、変化が起こったかどうかをチェックする。この結果、もし変化がない場合はここでチェック動作を終了し、他の動作に移行する。
また、変化があった場合はステップ#3202へ進む。ステップ#3202 単写モ−ドになったか連写モ−ドになったかの判別を行い、単写モ−ドになった場合はステップ#3203へ進み、連写モ−ドになった場合はステップ#3205へ進む。ステップ#3203 単写モ−ドになったことを内部に記憶し、ステップ#3204へ進む。ステップ#3204 前述のカメラの状態を交換レンズ4801側に知らせる通信ラインを用い、交換レンズ本体4801に対しカメラ本体4804側が単写モ−ドになったことを通信する。
ステップ#3202において連写モ−ドと判別した場合には、前述したようにステップ#3205へ進む。ステップ#3205 連写モ−ドになったことを内部に記憶し、ステップ#3206へ進む。ステップ#3206 ステップ#3204と同様、交換レンズ本体4801に対しカメラ本体4804側が連写モ−ドになったことを通信する。図9は交換レンズ4801内の構成を説明するフローチャートであり、このフローはカメラの主電源オンでスタートする。尚、本発明の主要な構成を分かり易く説明する為にカメラに設けられる多用な制御ステップ(例えばバッテリチェックや測光、測距、AFの為のレンズ駆動、ストロボ充電、そして撮影の為の操作、動作など)は省いている。
また、以下のフローにおいてはカメラの角度ブレ92p、平行ブレ101pbを角速度計4807p、加速度計101pで検出する事を例に説明を進めるが、カメラの角度ブレ92y、平行ブレ101ybを角速度計4807y、加速度計101yで検出する場合も同様のフローになる。更に、このフローはいかなるステップに進んでいようとカメラの主電源オフで終了する。ステップ#3301では図8のステップ#3204、#3206の通信を行い、カメラ本体4804のドライブモードの状態を受信する。ステップ#3302ではレリーズ手段4804aの半押しS1を待機しており、半押しされるとステップ#3303に進む。ステップ#3303では角速度計4807p、加速度計101pを作動させてブレ検出を始める。又、同時にAFセンサを作動させて焦点状態の検出を始める。
ここで、レリーズボタン4804aの半押しS1動作後に上記作動を行うのは、レリーズボタン4804aの半押しS1動作時には撮影者はカメラを被写体に向かって構え、カメラが安定状態にある為である。ステップ#3304では、角速度計93pの角度ブレ補正目標値がほぼ得られた場合にはステップ#3305に進み、そうでない場合にはステップ#3327に進む。これは、角速度計93pの積分出力(図3のHPF積分フィルタ301)が安定するのに多少の時間(例えば0.5秒)が必要な為に、それ迄は角度ブレ補正を行わないようするステップである。ステップ#3305では、ブレ補正手段4806を駆動して角度ブレのみ補正を行う。(ここでは平行ブレの補正は行わない。)ステップ#3306では、AFが完了しているか否かを判定し、完了している場合はステップ#3307に進み、未完了の場合はステップ#3327に進む。先ずAFが未完了の場合を説明する。
ステップ#3327では、今まで述べてきた様に角速度計4807p、加速度計101pの出力より所望の周波数成分を抽出して比較して回転半径を求める。更に、定期的に求めた回転半径を累積してゆく。ステップ#3328では、AFセンサが焦点状態の検出を完了したか否かを判定しており、焦点状態の検出を完了している場合はステップ#3329に進み、そうでない時はステップ#3333に進む。先ず、焦点状態の検出が完了していない場合を説明する。
ステップ#3333ではレリーズボタン4804aの半押しが解除されたか否かを判定しており、レリーズボタン4804aの半押しが解除された場合はステップ#3301に戻りカメラとの通信を行った後ステップ#3302でレリーズボタン4804aの半押しを待機する。レリーズボタン4804aの半押しが解除されていない場合はステップ#3304に戻り、角度ブレ補正可能であるか否かを再度判定する。
ここで、角度ブレ補正が可能でない場合は、ステップ#3327にフローが進むのでステップ#3328で再び焦点状態の検出完了判定を行う。角度ブレ補正準備が整った時は、ステップ#3304からステップ#3305に進み角度ブレ補正を開始すると共にステップ#3306ではAF完了判定を行う。上記の様にフローが流れる場合には、AFは未完了なのでステップ#3327にフローが進むのでステップ#3328で再び焦点状態の検出完了判定を行う。ステップ#3328で焦点状態の検出が完了したときにはステップ#3329に進む。ステップ#3329では、回転半径の検出を中止する。
これは、これ以降のステップで合焦の為のレンズ駆動を行うので、その駆動ノイズが加速度計出力に重畳して不正確な回転半径が求まる事を防ぐ為である。ステップ#3330では、合焦の為のレンズ駆動を行う。ステップ#3331では、レンズ駆動が完了したか否かを判定しており、完了した場合はステップ#3332に進み、そうでない場合はステップ#3333に進む。
ステップ#3332では、レンズの駆動を停止する。ステップ#3331でレンズ駆動が完了していない場合はステップ#3333、#3304を介してステップ#3327に戻る。或いはステップ#3333、#3304、#3305、#3306を介してステップ#3327に戻りステップ#3331で再びレンズ駆動が完了したかを判定する。即ちレリーズボタン4804aの半押しが解除されない限りは各ステップを循環してレンズ駆動完了まで待機する。ステップ#3332でレンズ駆動が停止された後もステップ#3304に戻り、ステップ#3306でAFが完了したか否かを判定する。
このステップでは再度AFセンサで焦点状態を検出しており、合焦状態の場合はステップ#3307に進み、そうで無い時は再びステップ#3327に戻り焦点調節を再開する。ステップ#3307ではステップ#3327と同様に定期的に求めた回転半径を累積してゆく訳であるが、フローがステップ#3327を流れてきた場合には、既に回転半径の検出を始めている訳であり、このステップでの動作は無い。
ステップ#3309では、レリーズボタン4804aの半押し解除か否かを判定しており、半押し解除の場合はステップ#3325に進み。解除されていない場合はステップ#3310に進む。ステップ#3325では回転半径の検出を中止すると共に、今迄蓄積してきた回転半径をリセットしステップ#3322に進む。これはレリーズボタン4804aの半押しを解除したことで、新たな被写体の撮影に移る、或いは撮影を終了するなど撮影条件が変更される事を予測している為である。
但し、再度、レリーズボタン4804aの半押し操作が直ぐに行われた場合には(例えば半押し解除から1秒後に再操作)は回転半径情報のリセットを行わない様にしても良い。ステップ#3322では所定時間(例えば4秒)待機する。この間は角度ブレ補正は継続しており、角速度計、加速度計も作動している。この様にレリーズボタン4804aの半押しが解除されてからも暫く角度ブレ補正を継続するのは、再度レリーズボタン4804aを半押しされた時に備えている為である。
そして、所定時間経過後に、ステップ#3324で角度ブレ補正を停止する。ステップ#3324では角速度計4807p、加速度計101pの作動を停止すると共にステップ#3301に戻る。ステップ#3308でレリーズボタン4804aが継続して半押しされている場合にはステップ#3309に進む。ステップ#3309ではレリーズボタン4804aの押し切り動作をステップ#3308を循環して待機する。撮影動作のためにレリーズボタン4804aの押し切り操作が行われたらステップ#3310に進む。ステップ#3310では現在の撮影が連写モードの2駒目以降か否かの判定をおこなう。2駒目以降と判定された場合にはステップ#3326へ進む。この場合は連続撮影の2駒目以降なので、クイックリターンミラー、シャッタ、絞りが連続的に動作している状態であるため、加速度計101pの出力が不安定となる。そのため、ステップ#3326へ進み回転半径の初期値を使用し、平行ブレの補正は行わないようにする。2駒目以降でない場合にはステップ#3311へ進み、平行ブレ補正を行う。ステップ#3311では回転検出の平均化を中止する。
これは、この後にクイックリターンミラーや絞り、シャッタなどの振動発生動作があり、これにより加速度計101pに外乱が加わり回転半径の検出精度が劣化する為である。又、いままで求めてきた各期間(期間2703、2704など)の平均を求める。ステップ#3312では求められた回転半径が妥当であるか否かを判定し、妥当な場合はステップ#3313に進み、そうでない場合はステップ#3326に進む。
このステップ#3312は、比較演算制御手段(補正信頼性判定手段)としてのレンズCPU4808を用いて求められた回転半径が妥当であるか否かを判定している。比較演算制御手段は、回転半径算出手段の演算状態を制御する手段である。ここで検出される回転半径が妥当であるか、否かの判定は以下の3点である。
1.回転半径の検出期間が短い。
2.求まった回転半径が所定値より大きい。
3.角速度が所定以下の状態が長く継続した。
1は例えばステップ#3302でレリーズボタン4804a半押しからステップ#3310でレリーズボタン4804a押し切りまでの期間が短く、回転半径計算の時間が足りない場合であり、このような時は正しい回転半径が求められていないと判定する。2は外乱などの要因で回転半径が予測しうる上限(例えば撮影レンズ主点位置から撮影者の腰相当までの距離)を超えた場合には正しい回転半径が求められていないと判定する。3はカメラが三脚などに固定され静止状態にある為に角速度出力(或いはそれを積分した角度出力)が所定より小さい場合である。
比較演算制御手段は、ドライブモード判別手段が連続撮影であると判別した時、連続撮影前に検出された第1のブレ検出手段306から出力される信号と連続撮影前に検出された第2のブレ検出手段101pから出力される信号との比較結果を前記回転半径算出手段から出力される信号を用いる。
比較演算制御手段は、連続撮影であると判別した時、連続撮影中に検出された第1のブレ検出手段から出力される信号と連続撮影中に検出された第2のブレ検出手段から出力される信号との比較結果を比較手段から出力される比較信号として用いない。比較演算制御手段は、連続撮影であると判別した時の2駒目以降の撮影時において第1のブレ検出手段(角速度計BPF306)から出力される信号と第2のブレ検出手段(加速度計101p)から出力される信号との比較結果は比較信号として用いない。
本実施例において、連続撮影と検出した時の2駒目以降の撮影時において、比較手段は、第1のブレ検出手段から出力される信号と第2のブレ検出手段から出力される信号との比較結果を平均値演算に含めない。連続撮影と検出した時の2駒目以降の撮影時において、比較手段は、第1のブレ検出手段から出力される信号と第2のブレ検出手段から出力される信号との比較結果を更新しない。この様な時に式(8)で回転半径を求めると、計算誤差により極めて大きな回転半径が計算されてしまう為に正しい回転半径が求められていないと判定する。ステップ#3326では上記状態になった時には初期値として与えられている回転半径(図7に示す様にカメラの接眼部から撮影光学系の主点位置までの距離)を用いる。
上記初期値の回転半径は図7の様にカメラの接眼部から撮影光学系の主点位置迄の距離に限られず、例えばゼロとしても良い。この場合には平行ブレの補正は行われない事になる。尚、本実施例では撮影に先立って回転半径を求め、平均化した回転半径Lに基づいてブレ補正目標信号算出手段309が角速度計出力を補正する方式にポイントを絞って説明している。但し、回転半径Lを算出し逐次ブレ補正目標信号算出手段309で角速度計出力を補正するリアルタイム補正方法の場合においても上記1、2、3の条件に当てはまる場合には回転半径Lとして初期値を求めても良い。更に、本方式の様に事前に回転半径を求める方法や、上述したリアルタイム補正方法において本実施例ではカメラに具備されるレンズ駆動手段や絞り、ミラー、シャッタ駆動し談などの駆動機構が駆動されるときには比較手段は回転半径Lの算出を行わない様にしているが、駆動機構が駆動中でも回転半径Lの算出を継続している。上記2に当てはまる(回転半径Lが所定値より大きい)場合や、或いは駆動機構が駆動中には比較演算制御手段4808は比較手段出力の信頼性が低いと判定して回転半径Lとして初期値を用いる様にしても良い。
ステップ#3313では、ステップ#3311で求めた回転半径に基づいて平行ブレの補正を開始する。ステップ#3314では撮像素子4805は蓄積動作を開始する。但し未だシャッタが開いていないので実際の被写体光束は撮像素子4805に入射していない。ステップ#3315ではクイックリターンミラーをアップし、レンズの絞りを駆動してシャッタを開く。これにより撮像素子4805に結像する被写体光束の蓄積を開始する。ステップ#3316では露光に適した撮影期間まで待機する。
ステップ#3317では露光終了後シフトブレ補正を停止する。ステップ#3318ではシャッタを閉じ、レンズの絞りを元に戻すと共にクイックリターンミラーをダウンさせる。ステップ#3319では撮像素子4805で得られた情報をカメラ背面の液晶モニターなどに表示すると共に記録媒体にその情報を記録する。ステップ#3320ではレリーズボタン4804a押し切りが解除されているかを判断する。
解除されていなければステップ#3310へ戻り、回転半径には初期値を使用した平行ブレ補正を行いつつ所謂レリーズ動作を続ける。ステップ#3321ではレリーズボタン4804a半押し解除までステップ#3307を循環して待機する。即ちレリーズボタン4804aの半押しが解除されるまでは回転半径を検出しつつレリーズボタン4804aの押し切りを待機する事になる。ステップ#3326以降は前述したとおりである。ここでステップ#3304での角度ブレ補正とステップ#3317での平行ブレ補正の始め方について説明する。図10は上記を説明する為に角度ブレ補正目標値および平行ブレ補正目標値がブレ補正手段4806を駆動するブレ補正駆動手段4809に入力するまでを更に詳細に示したブロック図であり、角度ブレ補正目標値を出力する敏感度調整手段303および平行ブレ補正目標値を出力するブレ補正目標信号算出手段309より以前のブロックは省略して図示している。尚、実際には全て演算処理で行われるわけであるが、図示化するためにサンプルホールド(以下S/H)3302や差動器3303をアナログ系のブロックで示している。
敏感度調整手段303より出力される角度ブレ補正目標値は可変ゲイン3301に入力している。可変ゲイン3301にはレリーズボタン4804aの半押しS1信号の入力により角度ブレ補正目標値のゲインをゼロから1に例えば0.5秒かけて変更してゆく。これによりレリーズボタン4804a半押しS1信号入力より0.5秒後には精度より角度ブレ補正が行われる。この様にゲインを少しずつ変更しているのは、レリーズボタン4804a半押しS1で急激に手ブレ補正を開始すると、その時の手ぶれの状態によりファインダー画面が大きく変動し、撮影者に違和感を与えるためである。これについては、後ほど図10を用いて再度説明する。又、可変ゲイン3301はレリーズボタン4804a半押しS1解除より所定時間(例えば4秒)後に角度ブレ補正目標値のゲインを1から例えば0.5秒かけてゼロに変更してゆく。これも急激に手ブレ補正を停止する事による画面変動を避けるためである。
尚、レリーズボタン4804a半押しから所定時間後に手ブレ補正を中止するのは図8のステップ#3326で述べた様に再度レリーズボタン4804aを半押しされた時に継続して手ぶれ補正が行える様に備えている為である。ブレ補正目標信号算出手段309より出力される平行ブレ補正目標値はS/H3302に入力されると共に差動器3303に入力されており、差動器3303ではS/Hの出力と平行ぶれ補正目標値の差動出力を行う。即ちS/H3302がサンプリング中の時は差動器3303に入力する2つの信号は等しい為に、その出力はゼロである。S/H3302にはレリーズボタン4804aの押し切りS2信号も入力しており、その信号入力により平行ブレ補正目標値をホールドする。そのため、その時点でS/H3302の出力は固定される事になり、差動器3303の出力はレリーズボタン4804a押し切りS2入力に同期してゼロから連続的に出力する。これについても後ほど図10で波形を用いて説明する。又、S/H3302には露光完了信号3306も入力しており、露光完了信号3306の入力でS/H3302は平行ブレ補正目標値を再度サンプリングする。そのため、露光完了に同期して差動器3303の出力はゼロになる。
図11は以上を手ブレ波形で説明する図であり、横軸は経過時間、縦軸は手ブレ量或いはその補正量を像面ズレに換算した量である。又、横軸におけるタイミングt2、t6、t8、t9、t16、t17は図6で示したタイミングチャートのタイミングと同じタイミングを同じ部番で示している。波形3401は角度ブレ及び平行ブレにより生じる像面でのズレ量であり、ここでは説明のために余弦波で示している。波形3402は波形3401の中で角度ブレにより生じる像面でのズレ量成分を抜き出して示している。波形3403は波形3401の中で平行ブレにより生じる像面でのズレ量成分を抜き出して示している。波形3404は図10の可変ゲイン3301で出力される角度ブレ補正目標値の像面での換算値であり、波形3402のブレを補正する目標値である。
波形3404はレリーズボタン4804a半押しS1時刻t2より所定時間(例えば0.5秒)を費やして角度ブレ補正目標値を適正ゲインにしている。波形3302では時刻tでは所定のブレ量3307を生じており、このままブレ補正を開始すると手ブレ補正手段がゼロ位置より急激に駆動され、ファインダ画面が大きく揺れてしまう。それを避ける為に波形3404で示す様に角度ブレ補正目標値ゲインを時刻t2で徐々に適正値にしている。又時刻t16でレリーズボタン4804a半押しS1が解除されると、それより4秒後の時刻t17で角度ブレ補正目標値ゲインを徐々に小さくし、ゼロに収束させる。時刻t17で波形3302では所定のブレ量3308を生じており、突然ブレ補正を止めると手ブレ補正手段がその補正位置より急激にゼロ位置に駆動され、ファインダ画面が大きく揺れてしまう。その為に時刻t17よりここでゲインを徐々に小さくしてゆく事で画面の急激な変化を防止している。
波形3405は図10の差動器可変ゲイン3303で出力される平行ブレ補正目標値の像面での換算値であり、波形3403のブレを補正する目標値である。前述した様に差動器3303の出力はゼロより連続的に出力されるので波形3405は時刻t6よりゼロより連続的に出力しており、波形3403の時刻t6での出力3309とは異なっている。これは時刻t6時点で出力3309の様に急激にブレ補正を始めると露光開始までにブレ補正手段が応答できず十分な平行ブレ補正が行われない事の対策である。平行ブレ補正目標値は露光完了時刻t8でその出力がゼロになる。
これは、図10で説明した様に露光完了に伴い、S/H3302をサンプリング状態に戻し、差動器3303出力がゼロになる為である。そのため、ブレ補正手段は平行ブレの補正を止めるが、既に露光は完了しているために画像への影響は生じず、また、ミラーアップ中である為に平行ブレ補正を急に停止した事が画面で見えてしまうことは無い。画面揺れによる違和感防止の為にはブレ補正の開始、停止は連続的に行う事が好ましいが、上記の様に画面を確認できない場合に限っては急激な平行ブレ補正停止により、早期に次の動作に備えるようにしている。
時刻t9ではクイックリターンミラーダウンが完了(シャッタ閉は時刻t8で完了)する訳であるが、この時点では既に平行ブレ補正停止より所定時間(例えば100ms)経過しているので平行ブレ補正停止による画面の変動がファインダーを通して見える事は無い。波形3406はブレ補正手段の駆動量の像面での換算値であり、波形3404と波形3405の合成波形とほぼ同じである。ブレ補正手段の駆動量を見ると時刻t2より徐々に角度ブレ補正を開始し、時刻t6より角度ブレ補正と共に平行ブレ補正を連続的に開始し、時刻t8で平行ブレ補正を停止し時刻t9でクイックリターンミラーがダウンし、時刻t16ではレリーズボタン4804aの半押しS1が解除され、その4秒後の時刻t17より角度ブレ補正の停止を始める。
以上の様に、角度ブレ補正、平行ブレ補正ともその補正開始は連続的に行われる様に制御されており、ブレ補正手段は常に安定してブレ補正を行う事ができる。前述した様にステップ#3311では回転検出の平均化を中止しており、これは、この後にクイックリターンミラーや絞り、シャッタなどの振動発生動作があり、これにより加速度計101pに外乱が加わり回転半径の検出精度が劣化する為である。この現象について図12を用いて説明する。図12はミラーやシャッタ駆動時の加速度計の波形を示しており、横軸は経過時間、縦軸は加速度計の出力電圧である。この加速度計は5V駆動であり基準電圧3502に対して出力波形3501はバイアス電圧3505が重畳している。
このバイアス電圧は加速度計に1Gの重力が加わった状態である事を示している。平行ブレの検出(或いは回転半径の検出)の為に図7に示したような加速度計感度101pbでは常に1Gの重力が加わっている為にその分の加速度出力がバイアス電圧3505として出力する。この加速度計の加速度出力可能電圧は0.5vから4.5Vの間であり、この範囲外では出力が飽和する。いま加速度計の出力波形3501はミラー駆動やシャッタ駆動のタイミングで波形3501a、3501b、3501cの様に出力が飽和している区間がある。
これは、既に重力分のバイアス電圧が加わっているので、その分加速度検出範囲が狭くなっている事に加え、ミラーやシャッタ、絞りの駆動による大きな振動加速度が加速度計に加わる為である。この問題は検出範囲の広い加速度計を用いる事で解決できるが、検出レンジが広い加速度計は微小加速度の検出精度が低くなる為に高精度の平行ぶれ加速度を検出できなくなる。そのような精度の低い加速度計を使用するよりは、ミラーやシャッタ駆動、絞り、レンズ駆動時は加速度検出を行わず、それ以外の区間で求めた回転半径を平均化して利用した方が精度よい平行ぶれ補正が行われる。連続撮影と検出した時の2駒目以降の撮影時において、比較手段は、第1のブレ検出手段から出力される信号と第2のブレ検出手段から出力される信号との比較結果を平均値演算に含めない。連続撮影と検出した時の2駒目以降の撮影時において、比較手段は、第1のブレ検出手段から出力される信号と第2のブレ検出手段から出力される信号との比較結果を更新しない。そのためにミラーやシャッタ、絞り、レンズ駆動時の加速度出力の飽和が生じる(その区間の加速度出力は使わない)検出レンジが限定された加速度計でも、高精度な平行ぶれ検出が可能な加速度計を用いている。
図4で説明した様に回転半径Lは回転中心1102Pから加速度計101pまでの長さであり、加速度計101pは撮影光学系の主点位置に配置されているのでこの長さは回転中心1102pから撮影光学系の主点位置の長さに等しい。平行ぶれは撮影光学系の主点位置の位置ズレにより発生するので回転半径Lと角速度計4807pを積分した角度出力の積によ撮影光学系の主点位置ズレを求める事が出来、平行ぶれ補正目標値を得る事が出来る。ところで、今までの説明では省略していたが、実際には被写体の位置にあわせた焦点調節によりレンズの光軸上の位置が変化し、それに伴い加速度計の設置位置と撮影光学系の主点位置にズレが生じる。そのため、正確に撮影光学系の主点位置のズレを求める為には回転半径Lを撮影光学系の主点位置と加速度計設置位置のズレに合わせて補正する必要がある。
図13は、上記を説明するカメラのぶれ状態説明図であり、図13と図14はレンズと被写体3601、3701の距離が異なる。図13の被写体位置において、撮影光学系を合焦位置に調整した時の撮影光学系全体の主点位置A3602は加速度計101pの配置と光軸方向で同位置にある。そのため、加速度計101pの出力と角速度計4807pの出力に基づいて回転半径L1101pを求め、その回転半径L1101pと角速度計4807p出力により式(4)の右辺第2項でレンズ主点位置における平行ぶれ量3603が求まる。
図13では、被写体3701が図13の被写体3601よりもレンズから離れており、撮影光学系を合焦位置に調整した時の撮影光学系全体の主点位置B3702は加速度計101pの配置と光軸方向でズレが生じてくる。(ズレ量3704)そのため、加速度計101pの出力と角速度計4807pの出力に基づいて回転半径L1101pを求めても図14のレンズ主点位置における平行ぶれ量3703は求まらない。
そこで、加速度計101pの出力と角速度計4807pの出力に基づいて求まる回転半径L1101pよりズレ量3704を差し引いた修正回転半径3705を求め、その修正回転半径L3705と角速度計4807p出力により式(4)の右辺第2項により、レンズ主点位置B3702における平行ぶれ量3703を求めている。即ち被写体距離により回転半径Lを補正している。撮影レンズの主点位置における平行ブレを求めるにはその主点位置に加速度計を配置する必要があり、焦点調節により撮影レンズの主点位置が変化しても、それに伴って加速度計の取り付け位置も変化する構成にすれば上記補正処理は不要になる。例えば、焦点調節の為に繰出すレンズ上に加速度計を取り付けることで主点位置の移動と加速度計の移動を揃える事も可能であるが、そのような構造は複雑になり、レンズ全体が大型化してしまう。しかし、図14で説明した様な補正を行う事で加速度計を固定したままで変化する主点位置での平行ぶれ量を求める事ができる。
この補正は焦点調節の為のレンズの位置をフォーカスエンコーダーで検出し、その結果で撮影光学系の主点位置を求めて加速度計設置位置とのズレを計算する事で行える。図3で説明したブレ補正目標信号算出手段309は利得調整した角度出力に回転半径および撮影倍率を乗じて平行ぶれ補正目標値を求めるが、上記説明した様な回転半径の補正も行っている。図6は、ブレ補正目標信号算出手段309内部の拡大ブロック図であり、ズーム、フォーカス情報302のレンズエンコーダからのレンズズーム位置、フォーカス位置に基づいて撮影倍率演算309bは撮影倍率を求める。又、同時に上記ズーム、フォーカス位置に基づいて撮影光学系の主点位置と加速度計設置位置のズレを主点移動検出手段であるズレ演算手段309dで求める。比較手段308で求まった回転半径情報はブレ補正目標信号算出手段309内でズレ演算309dの出力に基づいて比較信号補正手段である回転半径補正309cで補正される。これにより、加速度計設置位置から回転中心までの回転半径ではなく、その時点の撮影光学系の主点位置から回転中心までの回転半径に補正される。補正された回転半径と撮影倍率が利得調整311の出力と乗算され平行ぶれ補正目標値が求められる。
この回転半径の補正タイミングは図9におけるステップ#3311で行う。ステップ#3311では加速度計設置位置から回転中心までの回転半径の平均値から加速度計設置位置とその撮影条件での撮影光学系の主点位置間の長さを引いた、撮影光学系主点位置から回転中心までの補正回転半径を求める。そして、その値をステップ#3312で信頼性を評価し、ステップ#3313で平行ぶれ補正に用いる。図6のブロックに示した構成の為に撮影光学系の主点位置近傍に限定されず加速度計の設置位置の自由度が高くなると共に、撮影光学系の主点位置の変動が起きた場合でも簡単な補正で対応できる様になっている。第1実施例においては、撮影前までに角速度計補正値を求めている場合においてカメラのドライブモードが連写モードの場合、2駒目以降の連続撮影においては平行ブレの補正は初期値を用いることにより、安定した高精度な平行ブレ補正が可能になった。
101p 加速度計(第2のブレ検出手段)
101y 加速度計(第2のブレ検出手段)
306 角速度計BPF手段(帯域透過手段)
307 加速度計BPF手段(帯域透過手段)
308 比較手段
309 ブレ補正目標信号算出手段
6401 撮像素子(撮像手段)
4806 ブレ補正手段
4807p 角速度計(第1のブレ検出手段)
4807y 角速度計(第1のブレ検出手段)
4809 駆動手段(ブレ補正駆動手段)

Claims (4)

  1. 機器に加わるブレを互いに異なる方式で検出する第1のブレ検出手段及び第2のブレ検出手段と、前記第1のブレ検出手段から出力される信号と前記第2のブレ検出手段から出力される信号との比較結果を比較信号として出力する比較手段と、前記機器が1駒撮影なのか連続撮影なのかを判別するドライブモード判別手段と、前記ドライブモード判別手段から出力される信号に基づいて前記比較手段の演算状態を制御する比較演算制御手段と、前記比較手段から出力される比較信号に基き前記機器に加わるブレを補正するブレ補正目標信号を算出するブレ補正目標信号算出手段と、前記機器に加わるブレを補正するブレ補正手段と、前記ブレ補正目標信号算出手段で算出されたブレ補正目標信号に基づいて前記ブレ補正手段を駆動するブレ補正駆動手段と、を有する光学機器であって、
    前記比較演算制御手段は、前記ドライブモード判別手段が連続撮影であると判別した時、連続撮影中に検出された前記第1のブレ検出手段から出力される信号と連続撮影中に検出された前記第2のブレ検出手段から出力される信号との比較結果を前記比較手段から出力される比較信号として用いずに連続撮影前に検出された前記第1のブレ検出手段から出力される信号と連続撮影前に検出された前記第2のブレ検出手段から出力される信号との比較結果を前記比較手段から出力される比較信号として用いることを特徴とする光学機器。
  2. 前記比較手段は、前記第1のブレ検出手段から出力される信号と前記第2のブレ検出手段から出力される信号との比較結果の平均値を比較信号として前記ブレ補正目標信号算出手段に出力しており、
    前記ドライブモード判別手段が前記機器が連続撮影であると判別した時、前記比較手段は、連続撮影中に検出された前記第1のブレ検出手段から出力される信号と連続撮影中に検出された前記第2のブレ検出手段から出力される信号との比較結果を前記平均値の演算に含めない請求項1に記載の光学機器。
  3. 前記比較手段は、前記第1のブレ検出手段から出力される信号と前記第2のブレ検出手段から出力される信号との比較結果を更新して比較信号としており、
    前記ドライブモード判別手段が前記機器が連続撮影であると判別した時、前記比較手段は、連続撮影中に検出された前記第1のブレ検出手段から出力される信号と連続撮影中に検出された第2のブレ検出手段から出力される信号との比較結果を更新しない請求項1に記載の光学機器。
  4. 機器に加わるブレの角速度を検出する第1のブレ検出手段と、前記機器に加わるブレの加速度を検出する第2のブレ検出手段と、前記第2のブレ検出手段で検出されたブレの加速度からブレの速度を求める演算手段と、前記第1のブレ検出手段で検出された振れの加速度と前記演算手段で求められた振れの速度の比から前記機器に加わるブレ補正に用いる回転半径を算出する回転半径算出手段と、前記機器が1駒撮影なのか連続撮影なのかを判別するドライブモード判別手段と、前記ドライブモード判別手段から出力される信号に基づいて前記回転半径算出手段の演算状態を制御する比較演算制御手段と、前記回転半径算出手段から出力される信号に基き前記機器に加わるブレを補正するブレ補正目標信号を算出するブレ補正目標信号算出手段と、前記機器に加わるブレを補正するブレ補正手段と、前記ブレ補正目標信号算出手段で算出されたブレ補正目標信号に基づいて前記ブレ補正手段を駆動するブレ補正駆動手段と、を有する光学機器であって、
    前記比較演算制御手段は、前記ドライブモード判別手段が連続撮影であると判別した時、連続撮影中に検出された前記第1のブレ検出手段から出力される信号と連続撮影中に検出された前記第2のブレ検出手段から出力される信号との比較結果を前記回転半径算出手段から出力される信号として用いずに連続撮影前に検出された前記第1のブレ検出手段から出力される信号と連続撮影前に検出された前記第2のブレ検出手段から出力される信号との比較結果を前記回転半径算出手段から出力される信号を用いることを特徴とする光学機器。
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