JP2005315132A - 内燃機関の吸気系異常検出装置 - Google Patents

内燃機関の吸気系異常検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 吸気系の異常検出の実行頻度を高め、迅速に異常を検出することができる内燃機関の吸気系異常検出装置を提供する。
【解決手段】 検出される吸気管内絶対圧PBAに応じて推定質量吸入空気量GAPB109を算出し、推定体積吸入空気量QAPB109に変換する(S13,S15,S19)。吸入空気量センサ17により検出される検出質量吸入空気量GAIRTHが検出体積吸入空気量QATH109に変換される(S16,S20)。推定体積吸入空気量QAPB109と検出体積吸入空気量QATH109との偏差として、異常流入空気量QSALKが算出され(S23)、異常流入空気量QSALKが、判定閾値QSALKFSXより大きいとき、吸気系に異常が発生したと判定される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、内燃機関の吸気系における空気漏れが大きくなる異常を検出する吸気系異常検出装置に関する。
内燃機関の燃焼室からクランクケースに漏れ出すブローバイガスを吸気系に環流するブローバイガス通路の破れや外れに起因する漏れを検出する手法は、例えば特許文献1に示されたものが知られている。
この手法は、スロットル弁をバイパスするバイパス通路及び該バイパス通路に設けられたアイドル制御弁を備える機関に適用される。この手法によれば、機関に供給される総吸入空気量が、機関回転数及び吸気圧に応じて算出されるとともに、アイドル制御弁の開弁制御量に基づいてバイパス通路を介して供給される吸入空気量とが算出され、総吸入空気量と、バイパス通路を介して供給される吸入空気量との比較結果に応じて吸気系のリーク空気量に関するパラメータが算出される。そして、スロットル弁がほぼ全閉である機関運転状態において、リーク空気量に関するパラメータが判定閾値より大きいとき、吸気系に異常が発生したと判定される。
特開2002−130035号公報
上記従来の手法は、スロットル弁がほぼ全閉であること、すなわち機関がアイドル運転中であることを条件として行われるため、異常検出処理の実行頻度が比較的小さい。特に、アイドル停止を行う機関では、実行頻度が大きく低下し、異常の検出が遅れる可能性が高いという課題があった。
本発明はこの点に着目してなされたものであり、吸気系の異常検出の実行頻度を高め、迅速に異常を検出することができる内燃機関の吸気系異常検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、内燃機関(1)の吸気系(2,18,19)の異常を検出する吸気系異常検出装置において、前記機関の吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段(17)と、前記機関の吸気圧力(PBA)を検出する吸気圧力検出手段(7)と、該吸気圧力検出手段(7)により検出される吸気圧力(PBA)に応じて前記機関の吸入空気量を推定する吸入空気量推定手段と、前記吸入空気量検出手段により検出される吸入空気量(QATH109)と前記吸入空気量推定手段により推定される吸入空気量(QAPB109)との偏差(QSALK)が、判定閾値(QSALKFSX)より大きいとき、前記吸気系(2,18,19)に異常が発生したと判定する異常判定手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の吸気系異常検出装置において、前記異常判定手段は、前記機関(1)が安定した低負荷運転状態にあるとき(S65,S68〜S71)、前記異常判定を実行することを特徴とする。
前記異常判定手段は、前記偏差(QSALK)が前記判定閾値(QSALKFSX)以下である期間を計測する正常判定タイマ(TOKF109I)と、前記偏差(QSALK)が前記判定閾値(QSALKFSX)より大きい期間を計測する異常判定タイマ(TFSF109I)とを備え、前記正常判定タイマ(TOKF109I)の計測時間が所定判定時間(TMF109)に達すると、前記吸気系は正常であると判定し、前記異常判定タイマ(TFSF109I)の計測時間が前記所定判定時間(TMF109)に達すると、前記吸気系は異常であると判定することが望ましい。
前記異常判定手段による異常判定の実施条件を判定する実施条件判定手段を備え、前記異常判定手段は、前記実施条件が成立しているとき、前記異常判定を実行し、前記実施条件が不成立であるときは、前記正常判定タイマ(TOKF109I)及び異常判定タイマ(TFSF109I)の計測時間を保持することが望ましい。実施条件が成立する期間が短時間であっても判定処理が進行し、実施条件が不成立となる度にタイマの計測時間をリセットする場合に比べて、異常判定の実行頻度を高めることができる。
前記判定閾値(QSALKFSX)は、前記機関の回転速度(NE)及び吸気圧力と大気圧の差圧(PBGA)に応じて設定されることが望ましい。また、前記機関に燃料を供給する燃料タンクで発生する蒸発燃料を貯蔵し、前記吸気系に供給する蒸発燃料処理装置が前記吸気系に接続されている場合には、前記偏差(QSALK)は、前記蒸発燃料処理装置から前記吸気系に流入するガスの流量(IQPGC)により修正することが望ましい。これにより正確な異常判定が可能となる。
前記吸入空気量推定手段は、所定平均化期間(1TDC期間)内における前記吸気圧力の平均値(PBAVE0)を用いて前記吸入空気量の推定を行うことが望ましく、さらに排気還流量及び大気圧に応じた補正(KEGR,KPA)を行って、前記吸入空気量の推定を行うことが望ましい。これにより、吸入空気量を正確に推定することできる。
請求項1に記載の発明によれば、検出された吸入空気量と、吸気圧力に応じて推定された吸入空気量との偏差が、判定閾値より大きいとき、機関吸気系に異常が発生したと判定される。検出された吸入空気量は、吸入空気量検出手段より下流側に流入する空気量を示す一方、吸気圧力に応じて算出される推定吸入空気量は、吸気系に孔があいていて空気がそこから流入している場合、検出吸入空気量より大きくなる。したがって、推定吸入空気量から検出吸入空気量を減算することにより得られる偏差を用いることにより、吸気系の孔あきを正確に検出することができる。しかも、スロットル弁が全閉状態であることは必要としないので、機関のアイドル状態だけでなく他の運転状態においても、異常判定を行うことができ、異常判定の実行頻度を高めて異常を迅速に検出することができる。
請求項2に記載の発明によれば、機関が安定した低負荷運転状態にあるとき、異常判定が実行される。機関が低負荷運転状態にあれば、吸入空気量は比較的小さいので、孔がある場合の偏差が、吸入空気量に対して相対的に大きくなり、孔が小さい場合でも正確に検出することができる。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる内燃機関(以下「エンジン」という)及びその制御装置の構成を示す図である。V型6気筒の内燃機関(以下単に「エンジン」という)1は、#1,#2及び#3気筒が設けられた右バンクと、#4,#5及び#6気筒が設けられた左バンクとを備え、右バンクには#1〜#3気筒を一時的に休止させるための気筒休止機構30が設けられている。図2は、気筒休止機構30を油圧駆動するための油圧回路とその制御系を示す図であり、この図も図1と合わせて参照する。
エンジン1の吸気管2の途中にはスロットル弁3が配されている。スロットル弁3にはスロットル弁開度(TH)センサ4が連結されており、当該スロットル弁3の開度に応じた電気信号を出力して電子コントロールユニット(以下「ECU」という)5に供給する。スロットル弁3には、アクチュエータ3aが接続されており、スロットル弁3は、アクチュエータ3aにより駆動される。アクチュエータ3aは、ECU5に接続されており、ECU5は、スロットル弁開度THが最終目標スロットル弁開度THOMIと一致するようにアクチュエータ3aを駆動する。最終目標スロットル弁開度THOMIは、エンジン1により駆動される車両のアクセルペダルの操作量に応じて算出される目標開度THOからアイドル補正値THICMDを減算することにより算出される。
吸気管2のスロットル弁3の上流側には、吸入空気量(単位時間当たりに吸入される空気質量)GAIRを検出する吸入空気量センサ17が設けられており、吸入空気量センサ17の検出信号は、ECU5に供給される。
エンジン1のクランクケース(図示せず)と吸気管2の間には、ブローバイガス通路18が設けられており、このブローバイガス通路18は、エンジン1のクランクケースに漏れ出すブローバイガスを吸気管2に還流する。ブローバイガス通路18がクランクケースに接続される部分には、PCV(Positive Crankcase Ventilation)弁19が設けられている。
燃料噴射弁6は吸気管2内に燃料を噴射するように各気筒毎に設けられており、各噴射弁は図示しない燃料ポンプに接続されていると共にECU5に電気的に接続されてECU5からの信号により燃料噴射弁6の開弁時間が制御される。
一方、スロットル弁3の直ぐ下流には吸気管内絶対圧(PBA)センサ7が設けられており、この絶対圧センサ7により電気信号に変換された絶対圧信号はECU5に供給される。また、その下流には吸気温(TA)センサ8が取付けられており、吸気温TAを検出して対応する電気信号を出力してECU5に供給する。
エンジン1の本体に装着されたエンジン水温(TW)センサ9はサーミスタ等から成り、エンジン水温(冷却水温)TWを検出して対応する温度信号を出力してECU5に供給する。
ECU5には、エンジン1のクランク軸(図示せず)の回転角度を検出するクランク角度位置センサ10が接続されており、クランク軸の回転角度に応じた信号がECU5に供給される。クランク角度位置センサ10は、エンジン1の特定の気筒の所定クランク角度位置でパルス(以下「CYLパルス」という)を出力する気筒判別センサ、各気筒の吸入行程開始時の上死点(TDC)に関し所定クランク角度前のクランク角度位置で(6気筒エンジンではクランク角120度毎に)TDCパルスを出力するTDCセンサ及びTDCパルスより短い一定クランク角周期(例えば30度周期)で1パルス(以下「CRKパルス」という)を発生するCRKセンサから成り、CYLパルス、TDCパルス及びCRKパルスがECU5に供給される。これらのパルスは、燃料噴射時期、点火時期等の各種タイミング制御及びエンジン回転数(エンジン回転速度)NEの検出に使用される。
気筒休止機構30は、エンジン1の潤滑油を作動油として使用し、油圧駆動される。オイルポンプ31により加圧された作動油は、油路32及び吸気側油路33i,排気側油路33eを介して、気筒休止機構30に供給される。油路32と、油路33i及び33eとの間に、吸気側電磁弁35i及び排気側電磁弁35eが設けられており、これらの電磁弁35i,35eはECU5に接続されてその作動がECU5により制御される。
油路33i,33eには、作動油圧が所定閾値より低下するとオンする油圧スイッチ34i,34eが設けられており、その検出信号は、ECU5に供給される。また、油路32の途中には、作動油温TOILを検出する作動油温センサ36が設けられており、その検出信号がECU5に供給される。
気筒休止機構30の具体的な構成例は、例えば特開平10−103097号公報に示されており、本実施形態でも同様の機構を用いている。この機構によれば、電磁弁35i,35eが閉弁され、油路33i,33e内の作動油圧が低いときは、各気筒(#1〜#3)の吸気弁及び排気弁が通常の開閉作動を行う一方、電磁弁35i,35eが開弁され、油路33i,33e内の作動油圧が高くなると、各気筒(#1〜#3)の吸気弁及び排気弁が閉弁状態を維持する。すなわち、電磁弁35i,35eの閉弁中は、全ての気筒を作動させる全気筒運転が行われ、電磁弁35i,35eを開弁させると、#1〜#3気筒を休止させ、#4〜#6気筒のみ作動させる一部気筒運転が行われる。
吸気管2のスロットル弁3の下流側と、排気管12との間には、排気還流通路21が設けられており、排気還流通路21の途中には排気還流量を制御する排気還流弁(以下「EGR弁」という)22が設けられている。EGR弁22は、ソレノイドを有する電磁弁であり、その弁開度はECU5により制御される。EGR弁22には、その弁開度(弁リフト量)LACTを検出するリフトセンサ23が設けられており、その検出信号はECU5に供給される。排気還流通路21及びEGR弁22より、排気還流機構が構成される。
吸気管2には、パージ通路24が接続されており、パージ通路24にはパージ制御弁25が設けられている。パージ通路24は、エンジン1に燃料を供給する燃料タンクで発生する蒸発燃料を貯蔵するキャニスタ(図示せず)に接続されている。パージ制御弁25の作動は、ECU5により制御され、キャニスタに貯蔵された蒸発燃料が、エンジン運転状態に応じて適時吸気管2に供給される。パージ通路24,パージ制御弁25,キャニスタなどにより、蒸発燃料処理装置が構成される。
三元触媒15はエンジン1の排気管12に配置されており、排気ガス中のHC,CO,NOx等の成分の浄化を行う。排気管12の三元触媒15の上流側には、酸素濃度センサ14(以下「LAFセンサ14」という)が装着されており、このLAFセンサ14は排気中の酸素濃度(空燃比)にほぼ比例する検出信号を出力しECU5に供給する。
ECU5には、大気圧PAを検出する大気圧センサ27、及びECU5や各種電磁弁などに電力を供給するバッテリ(図示せず)の電圧を検出するバッテリ電圧センサ28が接続されており、これらのセンサの検出信号がECU5に供給される。
ECU5は、各種センサからの入力信号波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入力回路、中央演算処理ユニット(以下「CPU」という)、該CPUで実行される各種演算プログラム及び演算結果等を記憶するメモリ、燃料噴射弁6、気筒休止機構の電磁弁35i,35eなどに駆動信号を供給する出力回路等から構成される。
ECU5のCPUは、上述の各種エンジンパラメータ信号に基づいて、種々のエンジン運転状態を判別するとともに、該判別されたエンジン運転状態に応じて、次式(1)に基づき、TDC信号パルスに同期して開弁作動する燃料噴射弁6による燃料噴射時間TOUTを演算する。
TOUT=TIM×KAF×KEGR×KPA×K1+K2…(1)
ここに、TIMは燃料噴射弁6の基本燃料噴射時間であり、エンジン回転数NE及び吸気管内絶対圧PBAに応じて設定されたTIマップを検索して決定される。TIマップは、マップ上のエンジン回転数NE及び吸気管内絶対圧PBAに対応する運転状態において、エンジン1に供給される混合気の空燃比がほぼ理論空燃比になるように設定されている。
KAFは、LAFセンサ14の検出値に応じて算出され、検出空燃比が目標空燃比と一致するように設定される空燃比補正係数である。ただし、始動直後のように、LAFセンサ14の出力に応じた空燃比フィードバック制御を実行しない運転状態では、1.0(無補正値)に設定される。
KEGRは、排気還流量に応じて設定される排気還流補正係数であり、排気還流を実行しないとき「1.0」(無補正値)に設定され、排気還流を行うときは「1.0」より小さい値に設定される。
KPAは、大気圧に応じて設定される大気圧補正係数であり、大気圧PAが、101.3kPa近傍にあるときは、「1.0」(無補正値)に設定され、大気圧PAが低下すると、1.0より大きな値に設定され、燃料供給量が増加方向に補正される。大気圧補正係数KPAは、大気圧PAが低下するほど増加するように設定される。
K1及びK2は夫々各種エンジンパラメータ信号に応じて演算される他の補正係数および補正変数であり、エンジン運転状態に応じた燃費特性、エンジン加速特性等の諸特性の最適化が図れるような所定値に決定される。
ECU5のCPUは、エンジン運転状態に応じて気筒休止機構30を制御し、、一部気筒運転と全筒運転の切換制御を行う。
ECU5のCPUは、図3及び図4に示す異常判定処理を実行し、エンジン1の吸気系(吸気管2、ブローバイガス通路18、及びPCV弁19)の異常検出を行う。より具体的には、ブローバイガス通路18の配管外れなどに起因する孔から空気が吸入される異常の検出が行われる。図3及び図4に示す異常判定処理は、ECU5のCPUで、TDCパルスの発生に同期して実行される。
ステップS11では、判定終了フラグFDONEF109が「1」であるか否かを判別する。判定終了フラグFDONEF109は、吸気系が異常であるとの判定がなされたとき、「1」に設定される(ステップS40参照)。ステップS11でFDONEF109=1であるときは、正常タイマ記憶値STROK109及び異常タイマ記憶値STRFS109を、ともに所定判定時間TMF109(例えば20秒)に設定する(ステップS26)。次いでダウンカウントタイマである正常判定タイマTOKF109Iを、正常タイマ記憶値STROK109にセットしてスタートさせるとともに、ダウンカウントタイマである異常判定タイマTFSF109Iを、異常タイマ記憶値STRFS109にセットしてスタートさせる(ステップS28)。
ステップS11でFDONEF109=0であるときは、エンジン回転数NEに応じて、図5(a)に示すKETC109テーブルを検索し、吸入効率修正係数KETC109を算出する(ステップS12)。KETC109テーブルは、大まかにはエンジン回転数NEが高くなるほど、吸入効率修正係数KETC109が大きくなるように設定されている。
ステップS13では、下記式(2)に、上記吸気温TA、排気還流補正係数KEGR、大気圧補正係数KPA、及び吸入効率修正係数KETC109を適用し、推定質量吸入空気量GAPB109(1TDC期間当たりに吸入される空気質量[g/TDC])を算出する。
Figure 2005315132
ここで、PBAVE0は、吸気管内絶対圧PBAの1TDC期間内の平均値であり、以下「平均吸気圧PBAVE0」という。TDC期間は、TDCパルスの発生時間間隔である。VCYLは、燃焼室の容積であり、KCNVは所定変換係数である。
ステップS14では、気筒休止フラグFCSTPが「1」であるか否かを判別する。気筒休止フラグFCSTPは、一部気筒運転が実行されるとき「1」に設定される。FCSTP=0であって全筒運転中であるときは、下記式(3)により、推定質量吸入空気量GAPB109を、推定体積吸入空気量QAPB109(単位時間当たりに吸入される空気体積[リットル/min])に変換する(ステップS15)とともに、下記式(4)により、吸入空気量センサ17により検出される吸入空気量GAIRTH(質量流量[g/TDC])を、検出体積吸入空気量QATH109[リットル/min]に変換する(ステップS16)。
QAPB109=GAPB109×KCX1 (3)
QATH109=GATH109×KCX1 (4)
ここで、KCX1は、下記式(5)で与えられる第1変換係数である。
KCX1=SPECVOL×NE×NOFCYL/2 (5)
式(5)のSPECVOLは、下記式(5a)により算出される比容積、NEはエンジン回転数、NOFCYLは、気筒数(本実施形態では「6」)である。
SPECVOL=(1+0.00367×(TA+273))
×101.3/1.293PA (5a)
ここで、PAは大気圧[kPa]であり、TAは吸気温[℃]である。
ステップS17では、エンジン回転数NE及びゲージ圧PBGA(=PBA−PA)に応じて、図5(b)に示すQSALKAFMFSマップを検索し、第1閾値QSALKAFMFSを算出する。QSALKAFMFSマップは、エンジン回転数NE高くなるほど、第1閾値QSALKAFMFSが増加するように設定されている。また、ゲージ圧PBGAが比較的高い領域(高負荷領域)では、ゲージ圧PBGAが高くなるほど、第1閾値QSALKAFMFSが減少するように設定され、ゲージ圧PBGAが比較的低い範囲(低負荷領域)では、ゲージ圧PBGAの変化に対する第1閾値QSALKAFMFSの変化率が、高負荷領域より小さくなるように設定されている。
ステップS18では、判定閾値QSALKFSXをその第1閾値QSALKAFMFSに設定し、ステップS23に進む。
一方ステップS14でFCSTP=1であって一部気筒運転中であるときは、下記式(6)により、推定質量吸入空気量GAPB109を、推定体積吸入空気量QAPB109に変換する(ステップS19)とともに、下記式(7)により、吸入空気量センサ17により検出される吸入空気量GAIRTHを、検出体積吸入空気量QATH109に変換する(ステップS20)。
QAPB109=GAPB109×KCX2 (6)
QATH109=GATH109×KCX2 (7)
式(6)及び式(7)は、それぞれ式(3)及び(4)の第1変換係数KCX1を第2変換係数KCX2に置き換えたものである。第2変換係数KCX2は、下記式(8)で与えられる。すなわち、第2変換係数KCX2は、第1変換係数KCX2の1/2である。
KCX1=SPECVOL×NE×NOFCYL/4 (8)
ステップS21では、エンジン回転数NE及びゲージ圧PBGAに応じて、QSALKAFMFSCSマップを検索し、第2閾値QSALKAFMFSCSを算出する。本実施形態では、QSALKAFMFSCSマップは、図5(b)に示すQSALKAFMFSマップと同一のマップを使用している。
次いで、判定閾値QSALKFSXをその第2閾値QSALKAFMFSCSに設定し(ステップS22)、ステップS23に進む。
ステップS23では、下記式(9)に推定体積吸入空気量QAPB109及び検出体積吸入空気量QATH109を適用し、ブローバイガス通路18の配管外れなどがある場合に流入する空気量に対応する異常流入空気量QSALKを算出する。
QSALK=QAPB109−QATH109−IQPGC (9)
ここで、IQPGCは、パージ通路24を介して流入するガス流量であり、以下「パージガス流量」という。パージガス流量IQPGCは、パージ制御弁25の開度に応じて算出される。
ステップS24では、図6及び図7に示す実施条件判定処理を実行する。実施条件判定処理において、吸気系異常判定の実施条件が成立している判定されると、実施条件フラグFMCNDF109及び履歴フラグFMCHISTF109が「1」に設定される。実施条件フラグFMCNDF109は、実施条件が不成立となると「0」に戻されるが、履歴フラグFMCHISTRF109は、一度「1」に設定されると、エンジン1が停止し、次に始動されるまでその値が維持される。
ステップS25(図4)では、履歴フラグFMCHISTF109が「1」であるか否かを判別し、FMCHISTRF109が「0」であるときは、前記ステップS26に進む。FMCHISTRF109が「1」であるときは、さらに実施条件フラグFMCNDF109が「1」であるか否かを判別する(ステップS27)。FMCNDF109=0であって異常判定の実施条件が不成立であるときは、前記ステップS28に進む。ステップS27で、FMCNDF109=1であって、実施条件が成立しているときは、異常流入空気量QSALKが、判定閾値QSALKFSX以下であるか否かを判別する(ステップS29)。QSALK≦QSALKFSXであるときは、正常判定タイマTOKF109Iの値が「0」であるか否かを判別する(ステップS30)。TOKF109I>0である間は、正常タイマ記憶値STROK109をその正常判定タイマTOKF109Iの値に設定する(ステップS31)とともに、異常判定タイマTFSF109Iを異常タイマ記憶値STRFS109にセットしてスタートさせる(ステップS32)。
ステップS30でTOKF109I=0となると、吸気系は正常と判定し、正常フラグFOKF109を「1」に設定する(ステップS33)。ステップS34では、ステップS26と同様に、正常タイマ記憶値STROK109及び異常タイマ記憶値STRFS109を、ともに所定判定時間TMF109に設定する。ステップS35では、ステップS28と同様に、正常判定タイマTOKF109Iを、正常タイマ記憶値STROK109にセットしてスタートさせるとともに、異常判定タイマTFSF109Iを、異常タイマ記憶値STRFS109にセットしてスタートさせる。正常判定がなされたときは、異常判定の実行条件が成立している限り、繰り返して異常判定が実行される。
ステップS29でQSALK>QSALKFXSであるときは、異常判定タイマTFSF109Iの値が「0」であるか否かを判別する(ステップS36)。TFSF109I>0である間は、異常タイマ記憶値STRFS109をその異常判定タイマTFSF109Iの値に設定する(ステップS37)とともに、正常判定タイマTOKF109Iを正常タイマ記憶値STROK109にセットしてスタートさせる(ステップS38)。
ステップS36でTFSF109Iの値が「0」となると、吸気系が異常であると判定し、異常フラグFFSDF109を「1」に設定する(ステップS39)とともに、判定終了フラグFDONEF109を「1」に設定する(ステップS40)。
図6及び図7は、図3のステップS24で実行される実施条件判定処理のフローチャートである。
ステップS51では、検出体積吸入空気量QATH109に応じて、図8(a)に示すDPBF109Hテーブルを検索し、吸気圧変化量閾値DPBF109Hを算出する。DPBF109Hテーブルは、検出体積吸入空気量QATH109が増加するほど、吸気圧変化量閾値DPBF109Hが減少するように設定されている。
ステップS52では、検出体積吸入空気量QATH109に応じて、図8(b)に示すDNE109Hテーブルを検索し、回転数変化量閾値DNE109Hを算出する。DNE109Hテーブルは、検出体積吸入空気量QATH109が増加するほど、回転数変化量閾値DNE109Hが減少するように設定されている。
ステップS53では、検出体積吸入空気量QATH109の記憶値QATHBUF(i)を、記憶値QATHBUF(i−1)に設定し、さらに記憶値QATHBUF(0)を最新の検出体積吸入空気量QATH109に設定する(ステップS54)。このように更新される記憶値QATHBUF(i)は、iTDC期間前の記憶値を示す。
ステップS55では、下記式(10)により、1サイクル当たりの吸入空気量変化量DQATHCYLを算出する。
DQATHCYL=QATH109−QATHBUF(NOFCYL)
(10)
ここで、NOFCYLは気筒数であり、本実施形態では「6」である。
ステップS56では、検出体積吸入空気量QATH109に応じて、図8(c)に示すDQATH109テーブルを検索し、吸入空気量変化量閾値DQATH109を算出する。DQATH109テーブルは、検出体積吸入空気量QATH109が増加するほど、吸入空気量変化量閾値DQATH109が減少するように設定されている。
ステップS57では、エンジン回転数NEに応じて、図8(d)に示すPBGF109テーブルを検索し、ゲージ圧閾値PBGF109を算出する。PBGF109テーブルは、エンジン回転数NEが高くなるほど、ゲージ圧閾値PBGF109が減少するように設定されている。
ステップS58では、エンジン始動時に、エンジン回転数NEが始動判定回転数NESTを超えた時点からの経過時間をカウントするアップカウントタイマT10MSASTの値が、第1待機時間TM109AST(例えば5秒)を超えたか否かを判別し、その答が否定(NO)であるときは、履歴フラグFMCHISTF109を「0」に設定し(ステップS59)、ダウンカウントタイマTMCNDF109を所定時間TMMCNDF109(例えば2秒)に設定してスタートさせ(ステップS73)、実施条件フラグFMCNDF109を「0」に設定する(ステップS75)。
ステップS58で、タイマT10MSASTの値が第1待機時間TM109ASTを超えたときは、ステップS60に進み、エンジン1の始動後の経過時間をカウントするアップカウントタイマT10MSACRの値が第2待機時間TM109ACR(例えば15秒)を超えたか否かを判別する。その答が否定(NO)であるときは、前記ステップS73に進み、肯定(YES)となると、ステップS61(図7)に進む。
ステップS61では、エンジン水温TWが所定水温TWF109L(例えば70℃)より高いか否かを判別する。その答が肯定(YES)であるときは、吸気温TAが所定吸気温TAF109L(例えば−7℃)より高いか否かを判別する(ステップS62)。その答が肯定(YES)であるときは、空燃比ずれフラグFKALMTHが「1」であるか否かを判別する(ステップS63)。空燃比ずれフラグFKALMTHは、図示しない処理において、空燃比補正係数KAFの値がリミット値に所定時間以上停滞すると「1」に設定される。
空燃比ずれフラグFKALMTHが「0」であって空燃比フィードバック制御が正常に実行されているときは、バッテリ電圧VBが所定下限電圧VBF109(例えば10.5V)より高いか否かを判別する(ステップS64)。その答が肯定(YES)であるときは、最終目標スロットル弁開度THOMIが所定開度THF109(例えば10度)より大きいか否かを判別する(ステップS65)。その答が肯定(YES)であるときは、スロットル弁開度THの変化量DTH(=TH(n)−TH(n−1)、「n」はTDC期間で離散化したサンプリングリング時刻)が、所定弁開度変化量DTHF109(例えば10度/TDC)より小さいか否かを判別する(ステップS66)。その答が肯定(YES)であるときは、作動気筒数の切換(一部気筒運転から全筒運転への切換、またはその逆の切換)時点からの経過時間TCSCHGが、第3待機時間TMCSCHG109(例えば、5秒)以上であるか否かを判別する(ステップS67)。その答が肯定(YES)であるときは、吸気圧変化量DPBACYL(=PBA(n)−PBA(n−1))の絶対値が、ステップS51で算出された吸気圧変化量閾値DPBF109Hより大きいか否かを判別する(ステップS68)。その答が否定(NO)であるときは、回転数変化量DNECYL(=NE(n)−NE(n−1))が、ステップS52で算出された回転数変化量閾値DNE109Hより大きいか否かを判別する(ステップS69)。その答が否定(NO)であるときは、吸入空気量変化量DQATHCYL(=QATH109(n)−QATH109(n−1))が、ステップS56で算出された吸入空気量変化量閾値DQATH109より大きいか否かを判別する(ステップS70)。その答が否定(NO)であるときは、ゲージ圧PBGAがステップS57で算出されたゲージ圧閾値PBGF109(例えば−26.7kPa)より大きいか否かを判別する(ステップS71)。その答が否定(NO)であるときは、エンジン回転数NEが所定上限回転数NEF109H(例えば1500rpm)より高いか否かを判別する(ステップS72)。
ステップS61,S62,若しくはS64〜S67の何れかの答が否定(NO)であるとき、またはステップS63,若しくはS68〜S72の何れかの答が肯定(YES)であるときは、異常判定の実施条件不成立と判定して前記ステップS73に進む。一方、ステップS72の答が否定(NO)であるときは、ステップS73でスタートしたタイマTMCNDF109の値が「0」であるか否かを判別する(ステップS74)。TMCNDF109>0である間は前記ステップS75に進む。TMCNDF109=0となると、異常判定の実施条件成立と判定して、実施条件フラグFMCNDF109を「1」に設定する(ステップS76)とともに、履歴フラグFMCHISTF109を「1」に設定する(ステップS77)。
図9は、図3及び図4の異常判定処理を説明するためのタイムチャートである。図9(a)に示すように、時刻t0に異常判定を開始し、異常流入空気量QSALKが判定閾値QSALKFSX以下である状態が、所定時間TMF109に亘って継続すると、正常判定タイマTOKF109Iの値が「0」となり(時刻t1)、正常判定がなされる(ステップS30,S31)。
また同図(b)に示すように、時刻t0に異常判定を開始し、異常流入空気量QSALKが判定閾値QSALKFSXより大きい状態が、所定時間TMF109に亘って継続すると、異常判定タイマTFSF109Iの値が「0」となり(時刻t2)、吸気系が異常であるとの判定がなされる(ステップS36,S39)。
また同図(c)に示すように、異常流入空気量QSALKが判定閾値QSALKFSXより大きい状態の期間(t0〜t11,t12〜t13,t14以後)においては、異常判定タイマTFSF109Iがダウンカウントされる一方、正常判定タイマTOKF109Iの値が保持され、また異常流入空気量QSALKが判定閾値QSALKFSX以下である状態の期間(t11〜t12,t13〜14)においては、正常判定タイマTOKF109Iがダウンカウントされる一方、異常判定タイマTFSF109Iの値が保持される。そして、異常判定タイマTFSF109Iの値が「0」となる時刻t15において、吸気系が異常であるとの判定がなされる。
また同図(d)に示すように、異常判定の実施条件が不成立となっている期間(t21〜t22,t24〜t25)においては、正常判定タイマTOKF109I及び異常判定タイマTFSF109Iはいずれもその値が保持される。また実施条件が成立している期間(t0〜t21,t22〜t24,t25以後)においては、同図(c)に示す例と同様に、異常流入空気量QSALKと判定閾値QSALKFSXの大小関係に応じて、正常判定タイマTOKF109Iまたは異常判定タイマTFSF109Iのいずれかが、ダウンカウントされる。図示例では、時刻t27において、異常判定タイマTFSF109Iの値が「0」となり、吸気系が異常であるとの判定がなされる。
以上のように本実施形態では、吸気管内絶対圧PBAに応じて推定された推定吸入空気量QAPB109と、検出吸入空気量QATH109との偏差(ただし、パージガス流量IQPGCの分だけ修正されている)として算出される異常流入空気量QSALKが、判定閾値QSALKFSXより大きいとき、吸気系で異常が発生したと判定される。検出吸入空気量QATH109は、吸入空気量センサ17より下流側に流入する空気量を示す一方、吸気管内絶対圧PBAに応じて算出される推定吸入空気量QAPB109は、吸気系に孔があいていて空気がそこから流入している場合、検出吸入空気量QATH109より大きくなる。したがって、推定吸入空気量QAPB109から検出吸入空気量QATH109を減算することにより得られる異常流入空気量QSALKを用いることにより、吸気系の孔あきを正確に検出することができる。しかも、スロットル弁3が全閉状態であることは必要としないので、エンジン1のアイドル状態だけでなく他の運転状態においても、異常判定を行うことができ、異常判定の実行頻度を高めて異常を迅速に検出することができる。
また、図6及び図7の処理により、スロットル弁開度TH、吸気管内絶対圧PBA、エンジン回転数NE及び吸入空気量QATH109の変化量が小さく(ステップS66,S68〜S79)、かつゲージ圧PBGAが比較的低い(ステップS71)とき、すなわちエンジン1が安定した低負荷運転状態にあるとき、異常判定の実行条件が成立していると判定される。エンジン1が低負荷運転状態にあれば、吸入空気量QATH109は比較的小さいので、孔がある場合の異常流入空気量QSALKが、吸入空気量QATH109に対して相対的に大きくなり、孔が小さい場合でも正確に検出することができる。
本実施形態では、吸入空気量センサ17が吸入空気量検出手段に相当し、吸気管内絶対圧センサ7が吸気圧力検出手段に相当する。またECU5が、吸入空気量推定手段及び異常判定手段を構成する。具体的には、図3のステップS12,S13,S15,及びS19が吸入空気量推定手段に相当し、図3のステップS16〜S18,S20〜S24及び図4のステップS25〜S40が、異常判定手段に相当する。
なお本発明は上述した実施形態に限るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した実施形態では、図7のステップS71で参照されるゲージ圧閾値PBGF109を一定値としたが、エンジン回転数NEに応じて図10に示すPBGF109テーブルを検索して、ゲージ圧閾値PBGF109を設定するようにしてもよい。PBGF109テーブルは、エンジン回転数NEが高くなるほど、ゲージ圧閾値PBGF109が低下するように設定されている。ゲージ圧閾値PBGF109をエンジン回転数NEに応じて設定することにより、エンジン回転数NEが変化しても、異常判定の実行条件の正確な判定が可能となり、誤判定を防止することができる。
また上述した実施形態では、気筒休止機構30を備えるエンジンに本発明を適用したが、気筒休止機構を備えていないエンジンにも適用可能である。
また本発明は、クランク軸を鉛直方向とした船外機などのような船舶推進機用エンジンなどの吸気系の異常検出にも適用が可能である。
本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置の構成を示す図である。 気筒休止機構の油圧制御系の構成を示す図である。 吸気系の異常判定を行う処理のフローチャートである。 吸気系の異常判定を行う処理のフローチャートである。 図3の処理で使用されるテーブル及びマップを示す図である。 図3の処理で実行される実施条件判定処理のフローチャートである。 図3の処理で実行される実施条件判定処理のフローチャートである。 図6の処理で使用されるテーブルを示す図である。 図3及び図4の処理による異常判定を説明するためのタイムチャートである。 図7の処理で参照されるゲージ圧閾値(PBGF109)を算出するためのテーブルを示す図である。
符号の説明
1 内燃機関
2 吸気管(吸気系)
3 スロットル弁
5 電子制御ユニット(吸入空気量推定手段、異常判定手段)
7 吸気管内絶対圧センサ(吸気圧検出手段)
17 吸入空気量センサ(吸入空気量検出手段)
18 ブローバイガス通路(吸気系)
19 PCV(Positive Crankcase Ventilation)弁(吸気系)
21 排気還流通路
24 パージ通路

Claims (2)

  1. 内燃機関の吸気系の異常を検出する吸気系異常検出装置において、
    前記機関の吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、
    前記機関の吸気圧力を検出する吸気圧力検出手段と、
    該吸気圧力検出手段により検出される吸気圧力に応じて前記機関の吸入空気量を推定する吸入空気量推定手段と、
    前記吸入空気量検出手段により検出される吸入空気量と前記吸入空気量推定手段により推定される吸入空気量との偏差が、判定閾値より大きいとき、前記吸気系に異常が発生したと判定する異常判定手段とを備えることを特徴とする内燃機関の吸気系異常検出装置。
  2. 前記異常判定手段は、前記機関が安定した低負荷運転状態にあるとき、前記異常判定を実行することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸気系異常検出装置。
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