JP2005309505A - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】記録媒体に記録されたデータの消去や更新等の安全性を向上させ、記録媒体の利便性を向上させる。
【解決手段】 書き込み制御部63は、コンテンツデータをメモリ42のデータ記録領域に書き込む。履歴情報管理部65は、メモリ42に記録されるコンテンツデータの読み出しの履歴を管理するための履歴情報を作成し、書き込み制御部63は、作成された履歴情報を、メモリ42の履歴情報記録領域に書き込む。読み出し部64により、メモリ42に記録されているコンテンツデータが読み出されると、書き込み制御部63は、読み出されたコンテンツデータの履歴情報を更新する。本発明は、例えば、データ入出力装置に適用できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、例えば、記録媒体に記録されたデータの消去や更新等の安全性を向上させ、記録媒体の利便性を向上させることができるようにする情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
従来、撮影等により取得された画像データや音声データは、例えば、テープデバイス等の記録媒体に記録される。例えば、カムコーダ(登録商標)等の撮像記録装置は、撮像により得られた画像データ(および音声データ)に画像処理等の信号処理を施した後、それをテープデバイスや書き換え可能な光ディスクに記録する。また、近年においては、フラッシュメモリ等の半導体メモリに画像データや音声データを記録させるものもある(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。このような半導体メモリとしては、予め装置内に組み込まれている内蔵型の半導体メモリや、プラスチック製等のカード型の筐体に半導体メモリが格納され、装置より脱着が可能なメモリカードがある。
内蔵型の半導体メモリに、撮像して得られた画像データを記録する場合、カムコーダは、半導体メモリの空き容量が無くなると、一度記録されているデータを消去するか、例えば、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等で接続された他の装置の記録媒体に退避させる等して、空き容量を確保しなければ、新たな画像データを記録することができない。従って、このような記録媒体を利用する場合、ユーザは、記録媒体に記録されている、不要になったデータを消去する必要がある。
これに対してメモリカードに画像データを記録する場合、メモリの空き容量が無くなると、カムコーダのユーザはカムコーダに装着していたメモリカードを新たな(空き容量のある)メモリカードと交換することによって、空き容量を確保することができる。すなわち、従来の光ディスクやテープデバイスと同様に、使用するメディア(それらの記録媒体の筐体)を交換することにより、空き容量を確保することができる。
しかしながら、実際には、このようなメディアの数は無限ではなく、メディア単位の交換可能な記録媒体を利用する場合であっても、ユーザは、記録媒体に記録されている不要になったデータを消去する必要がある。
また、例えば、同じ画像データに対して複数回編集作業をやり直し、それらの編集結果を全て記録するような場合、記録媒体に記録されている1つの画像データ(ファイル)が何度も上書き記録される。このような場合、元の画像データ(記録媒体に記録されていたデータ)の内容は消去され、そこに、上書き書き込みを指示された新たな画像データの内容が記録される。
さらに、記録媒体に記録されているデータを削除するとともに、新たなデータを削除した領域に記録するように記録を制御する方法もある(例えば、特許文献3参照)。
特開2003−189147号公報 特開2003−333521号公報 特開2004−7501号公報
しかしながら、例えば、記録媒体に記録されているデータを消去する場合、ユーザは、消去対象となるデータの消去の妥当性を判断することが困難であるという課題があった。すなわち、ユーザは、データ名(ファイル名)を用いて、目的のデータを記録媒体より検索し、そのデータを消去するように指示するだけである。従って、ユーザは、消去作業中に、目的のデータについて、消去の妥当性を判断することはできなかった。例えば、消去するデータが一度も再生されておらず、ユーザが内容を確認していない画像データ(未読の画像データ)であっても、既に再生され、ユーザが内容を確認済みの画像データ(既読の画像データ)であっても、ユーザは、同様に作業を行う。
通常、ユーザは、記録された画像データを、少なくとも一度再生させ、内容を確認してから必要であるか不要であるかを判断する。従って、通常、未読の画像データを消去することは好ましくない。しかしながら、ユーザは、消去指示の際に、その目的の画像データが未読であるか否かを確認することができず、消去の妥当性を判断することが困難であるため、誤って未読の画像データの消去を指示してしまう恐れがあった。
また、画像データの複製が存在するか否かによっても消去の妥当性は変化する。すなわち、複製が存在する画像データの場合、ユーザは、消去後にその複製を利用することが可能であるが、複製が存在しない画像データの場合、ユーザは、通常、消去後にその画像データを復元させることが困難である。従って、他の条件が同じである場合、通常、複製の存在する画像データは、複製の存在しない画像データと比較して、その消去の妥当性が高くなる。しかしながら、ユーザは、消去指示の際に、その消去の妥当性を判断することが困難であるため、誤って複製の存在しない画像データの消去を指示してしまう恐れがあった。
なお、更新時においても同様であり、更新の妥当性が低い場合であっても、ユーザが更新を指示してしまう恐れがあるという課題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、記録媒体に記録されたデータの消去や更新等の安全性を向上させ、記録媒体の利便性を向上させることができるようにするものである。
本発明の情報処理装置は、記録媒体を有し、記録媒体に記録されるコンテンツデータを処理する情報処理装置であって、コンテンツデータを記録媒体に記録するコンテンツデータ記録手段と、コンテンツデータ記録手段により記録されるコンテンツデータの読み出しの履歴を管理するための情報である履歴情報を作成する履歴情報作成手段と、履歴情報作成手段により作成された履歴情報を、コンテンツデータに関連付けて、記録媒体に記録する履歴情報記録手段と、コンテンツデータ記録手段により記録媒体に記録されたコンテンツデータを読み出すコンテンツデータ読み出し手段と、コンテンツデータ読み出し手段によるコンテンツデータの読み出し処理に基づいて、履歴情報記録手段により記録媒体に記録されている履歴情報を更新する履歴情報更新手段とを備えることを特徴とする。
記録媒体は、半導体メモリを内蔵する、情報処理装置より着脱可能なカード型メモリであるものとすることができる。
記録媒体の記録領域内にコンテンツデータを記録するための第1の記録領域を生成する第1の記録領域生成手段と、記録媒体の記録領域内に履歴情報を記録するための第2の記録領域を生成する第2の記録領域生成手段とをさらに含み、コンテンツデータ記録手段は、コンテンツデータを、第1の記録領域生成手段により生成された第1の記録領域に記録し、履歴情報記録手段は、履歴情報を、第2の記録領域生成手段により生成された第2の記録領域に記録するものとすることができる。
履歴情報は、履歴情報を識別するための情報である履歴情報識別情報と、履歴情報に関連付けられているコンテンツデータのステータスが未読であるか否かを示すステータスフラグを含み、履歴情報更新手段は、コンテンツデータ読み出し手段によるコンテンツデータの読み出し処理が行われたか否かに基づいて、ステータスフラグの値を更新するものとすることができる。
履歴情報は、コンテンツデータの出力先に関する情報である出力先情報、および、コンテンツデータが読み出された時刻を示す出力時刻情報をさらに含み、履歴情報更新手段は、コンテンツデータ読み出し手段により読み出されたコンテンツデータの出力先に関する情報に基づいて出力先情報を更新するとともに、コンテンツデータ読み出し手段によりコンテンツデータが読み出されたときの時刻情報に基づいて出力時刻情報を更新するものとすることができる。
ステータスフラグは、コンテンツデータ読み出し手段により読み出されたコンテンツデータの複製が生成されたか否かをさらに示し、履歴情報更新手段は、コンテンツデータ読み出し手段により読み出されたコンテンツデータの出力先における、コンテンツデータに対する処理内容に関する情報に基づいて、コンテンツデータの複製が生成されたか否かを判定し、その判定結果に基づいてステータスフラグの値を更新するものとすることができる。
消去処理の対象であるコンテンツデータに対応する履歴情報を読み出す履歴情報読み出し手段と、履歴情報読み出し手段により読み出された履歴情報のステータスフラグの値を確認するステータス確認手段と、ステータス確認手段により確認されたコンテンツデータのステータスに応じて、コンテンツデータを消去するコンテンツデータ消去手段と、コンテンツデータ消去手段により消去されたコンテンツデータに対応する履歴情報を消去する履歴情報消去手段とをさらに含むものとすることができる。
ステータス確認手段により確認されたコンテンツデータのステータスに応じて、コンテンツデータの消去に関する警告をユーザに提示する警告提示手段をさらに含むものとすることができる。
警告提示手段により警告が提示されたコンテンツデータの消去を行うか否かの、ユーザからの指示を受け付ける指示受付手段をさらに含むものとすることができる。
本発明の情報処理方法は、記録媒体を有し、記録媒体に記録されるコンテンツデータを処理する情報処理装置の情報処理方法であって、コンテンツデータを記録媒体に記録するように制御するコンテンツデータ記録制御ステップと、コンテンツデータ記録制御ステップの処理により制御されて記録されるコンテンツデータの読み出しの履歴を管理するための情報である履歴情報を作成する履歴情報作成ステップと、履歴情報作成ステップの処理により作成された履歴情報を、コンテンツデータに関連付けて、記録媒体に記録するように制御する履歴情報記録制御ステップと、コンテンツデータ記録制御ステップの処理により制御されて記録媒体に記録されたコンテンツデータを読み出すように制御するコンテンツデータ読み出し制御ステップと、コンテンツデータ読み出し制御ステップの処理により制御されたコンテンツデータの読み出し処理に基づいて、履歴情報記録制御ステップの処理により制御されて記録媒体に記録されている履歴情報を更新するように制御する履歴情報更新制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、記録媒体に記録されるコンテンツデータの処理を、コンピュータに行わせるプログラムであって、コンテンツデータを記録媒体に記録するように制御するコンテンツデータ記録制御ステップと、コンテンツデータ記録制御ステップの処理により制御されて記録されるコンテンツデータの読み出しの履歴を管理するための情報である履歴情報を作成する履歴情報作成ステップと、履歴情報作成ステップの処理により作成された履歴情報を、コンテンツデータに関連付けて、記録媒体に記録するように制御する履歴情報記録制御ステップと、コンテンツデータ記録制御ステップの処理により制御されて記録媒体に記録されたコンテンツデータを読み出すように制御するコンテンツデータ読み出し制御ステップと、コンテンツデータ読み出し制御ステップの処理により制御されたコンテンツデータの読み出し処理に基づいて、履歴情報記録制御ステップの処理により制御されて記録媒体に記録されている履歴情報を更新するように制御する履歴情報更新制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、コンテンツデータが記録媒体に記録され、記録されるコンテンツデータの読み出しの履歴を管理するための情報である履歴情報が作成され、作成された履歴情報が、コンテンツデータに関連付けられて、記録媒体に記録される。また、記録媒体に記録されたコンテンツデータが読み出され、コンテンツデータの読み出し処理に基づいて、記録媒体に記録されている履歴情報が更新される。
本発明によれば、記録媒体に記録されたデータの消去や更新等の安全性を向上させ、記録媒体の利便性を向上させることができるようにデータを記録媒体に記録することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定したりするものではない。
請求項1に記載の情報処理装置は、記録媒体(例えば、図1のメモリ42)を有し、前記記録媒体に記録されるコンテンツデータを処理する情報処理装置(例えば、図1の撮像装置1)であって、前記コンテンツデータ(例えば、図3のコンテンツデータ111)を前記記録媒体に記録するコンテンツデータ記録手段(例えば、図6のステップS11の処理を実行する図2の書き込み制御部63)と、前記コンテンツデータ記録手段により記録される前記コンテンツデータの読み出しの履歴を管理するための情報である履歴情報(例えば、図3の履歴情報121)を作成する履歴情報作成手段(例えば、図6のステップS12の処理を実行する図2の履歴情報管理部65)と、前記履歴情報作成手段により作成された前記履歴情報を、前記コンテンツデータに関連付けて、前記記録媒体に記録する履歴情報記録手段(例えば、図6のステップS13の処理を実行する図2の書き込み制御部63)と、前記コンテンツデータ記録手段により前記記録媒体に記録された前記コンテンツデータを読み出すコンテンツデータ読み出し手段(例えば、図7のステップS22の処理を実行する図2の読み出し制御部64)と、前記コンテンツデータ読み出し手段による前記コンテンツデータの読み出し処理に基づいて、前記履歴情報記録手段により前記記録媒体に記録されている前記履歴情報を更新する履歴情報更新手段(例えば、図7のステップS32の処理を実行する図2の書き込み制御部63)とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の情報処理装置の前記記録媒体は、半導体メモリを内蔵する、前記情報処理装置より着脱可能なカード型メモリ(例えば、図26のメモリカード411)であることを特徴とする。
請求項3に記載の情報処理装置は、前記記録媒体の記録領域内(例えば、図3の記録領域100)に前記コンテンツデータを記録するための第1の記録領域(例えば、図3のデータ記録領域101)を生成する第1の記録領域生成手段(例えば、図5のステップS2の処理を実行する図2の書き込み制御部63)と、前記記録媒体の前記記録領域内に前記履歴情報を記録するための第2の記録領域(例えば、図3の履歴情報記録領域102)を生成する第2の記録領域生成手段(例えば、図5のステップS3の処理を実行する図2の書き込み制御部63)とをさらに備え、前記コンテンツデータ記録手段は、前記コンテンツデータを、前記第1の記録領域生成手段により生成された前記第1の記録領域に記録し(例えば、図6のステップS11)、前記履歴情報記録手段は、前記履歴情報を、前記第2の記録領域生成手段により生成された前記第2の記録領域に記録する(例えば、図6のステップS13)ことを特徴とする。
請求項4に記載の情報処理装置の前記履歴情報は、前記履歴情報を識別するための情報である履歴情報識別情報(例えば、図4の履歴情報識別番号131)と、前記履歴情報に関連付けられている前記コンテンツデータのステータスが未読であるか否かを示すステータスフラグ(例えば、図4のステータスフラグ132)を含み、前記履歴情報更新手段は、前記コンテンツデータ読み出し手段による前記コンテンツデータの読み出し処理が行われたか否かに基づいて、前記ステータスフラグの値を更新する(例えば、図7のステップS30の判定結果に基づいて、ステップS31の処理を実行する)ことを特徴とする。
請求項5に記載の情報処理装置の前記履歴情報は、前記コンテンツデータの出力先に関する情報である出力先情報(例えば、図4の出力先情報133)、および、前記コンテンツデータが読み出された時刻を示す出力時刻情報(例えば、図4の出力時刻情報134)をさらに含み、前記履歴情報更新手段は、前記コンテンツデータ読み出し手段により読み出された前記コンテンツデータの出力先に関する情報に基づいて前記出力先情報を更新するとともに、前記コンテンツデータ読み出し手段により前記コンテンツデータが読み出されたときの時刻情報に基づいて前記出力時刻情報を更新する(例えば、図7のステップS28)ことを特徴とする。
請求項6に記載の情報処理装置の前記ステータスフラグは、前記コンテンツデータ読み出し手段により読み出された前記コンテンツデータの複製が生成されたか否かをさらに示し(例えば、図15のステータスフラグ231)、前記履歴情報更新手段は、前記コンテンツデータ読み出し手段により読み出された前記コンテンツデータの出力先における、前記コンテンツデータに対する処理内容に関する情報に基づいて、前記コンテンツデータの複製が生成されたか否かを判定し(例えば、図17のステップS134)、その判定結果に基づいて前記ステータスフラグの値を更新する(例えば、図17のステップS140またはステップS154)ことを特徴とする。
請求項7に記載の情報処理装置は、消去処理の対象であるコンテンツデータに対応する履歴情報を読み出す履歴情報読み出し手段(例えば、図8のステップS41の処理を実行する図2の読み出し制御部64)と、前記履歴情報読み出し手段により読み出された前記履歴情報の前記ステータスフラグの値を確認するステータス確認手段(例えば、図8のステップS42の処理を実行する図2の履歴情報管理部65)と、前記ステータス確認手段により確認された前記コンテンツデータのステータスに応じて、前記コンテンツデータを消去するコンテンツデータ消去手段(例えば、図8のステップS43、ステップS46の判定結果に応じて、ステップS47の処理を実行する図2の書き込み制御部63)と、前記コンテンツデータ消去手段により消去された前記コンテンツデータに対応する履歴情報を消去する履歴情報消去手段(例えば、図8のステップS48の処理を実行する図2の書き込み制御部63)とをさらに備えることを特徴とする。
請求項8に記載の情報処理装置は、前記ステータス確認手段により確認された前記コンテンツデータのステータスに応じて、前記コンテンツデータの消去に関する警告をユーザに提示する警告提示手段(例えば、図8のステップS43の判定結果に応じて、ステップS44の処理を実行する図1のCPU21)をさらに備えることを特徴とする。
請求項9に記載の情報処理装置は、前記警告提示手段により前記警告が提示された前記コンテンツデータの消去を行うか否かの、前記ユーザからの指示を受け付ける指示受付手段(例えば、図8のステップS45の処理を実行する図1のCPU21)をさらに備えることを特徴とする。
請求項10に記載の情報処理方法は、記録媒体(例えば、図1のメモリ42)を有し、前記記録媒体に記録されるコンテンツデータを処理する情報処理装置(例えば、図1の撮像装置1)の情報処理方法であって、前記コンテンツデータ(例えば、図3のコンテンツデータ111)を前記記録媒体に記録するように制御するコンテンツデータ記録制御ステップ(例えば、図6のステップS11)と、前記コンテンツデータ記録制御ステップの処理により制御されて記録される前記コンテンツデータの読み出しの履歴を管理するための情報である履歴情報(例えば、図3の履歴情報121)を作成する履歴情報作成ステップ(例えば、図6のステップS12)と、前記履歴情報作成ステップの処理により作成された前記履歴情報を、前記コンテンツデータに関連付けて、前記記録媒体に記録するように制御する履歴情報記録制御ステップ(例えば、図6のステップS13)と、前記コンテンツデータ記録制御ステップの処理により制御されて前記記録媒体に記録された前記コンテンツデータを読み出すように制御するコンテンツデータ読み出し制御ステップ(例えば、図7のステップS22)と、前記コンテンツデータ読み出し制御ステップの処理により制御された前記コンテンツデータの読み出し処理に基づいて、前記履歴情報記録制御ステップの処理により制御されて前記記録媒体に記録されている前記履歴情報を更新するように制御する履歴情報更新制御ステップ(例えば、図7のステップS32)とを含むことを特徴とする。
請求項11に記載のプログラムは、記録媒体(例えば、図1のメモリ42)に記録されるコンテンツデータの処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、前記コンテンツデータ(例えば、図3のコンテンツデータ111)を前記記録媒体に記録するように制御するコンテンツデータ記録制御ステップ(例えば、図6のステップS11)と、前記コンテンツデータ記録制御ステップの処理により制御されて記録される前記コンテンツデータの読み出しの履歴を管理するための情報である履歴情報(例えば、図3の履歴情報121)を作成する履歴情報作成ステップ(例えば、図6のステップS12)と、前記履歴情報作成ステップの処理により作成された前記履歴情報を、前記コンテンツデータに関連付けて、前記記録媒体に記録するように制御する履歴情報記録制御ステップ(例えば、図6のステップS13)と、前記コンテンツデータ記録制御ステップの処理により制御されて前記記録媒体に記録された前記コンテンツデータを読み出すように制御するコンテンツデータ読み出し制御ステップ(例えば、図7のステップS22)と、前記コンテンツデータ読み出し制御ステップの処理により制御された前記コンテンツデータの読み出し処理に基づいて、前記履歴情報記録制御ステップの処理により制御されて前記記録媒体に記録されている前記履歴情報を更新するように制御する履歴情報更新制御ステップ(例えば、図7のステップS32)とを含むことを特徴とする。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用した、撮像装置1の一実施の形態の構成例を示している。
この撮像装置1は、制御部11、入力部12、記憶部13、および出力部14により構成される。入力部12において被写体が撮像され、得られた画像データは、記憶部13に記憶される。制御部11は、必要に応じて各部を制御する。例えば、制御部11は、記憶部12と出力部14を制御し、出力部14に画像データを供給させ、出力(再生表示)させる。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、入力部24、および出力部25により構成される。CPU21は、ROM22に格納されているプログラムを実行し、実行するプログラムや、ROM22またはRAM23に格納されているデータ等に基づいて、撮像装置1の各部を制御する処理を行う。RAM23にはまた、CPU21が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
入力部24は、各種のボタンやジョグダイヤル(登録商標)等よりなり、ユーザからの入力情報を受け付け、その受け付けた入力情報をCPU21に供給する。CPU21は、そのユーザからの指示に基づいて、撮像装置1の各部を制御するためのプログラムを実行する。例えば、入力部24は、ユーザからの消去指示を受け付け、それをCPU21に供給する。CPU21は、その消去指示に基づいて、画像データの消去指示を行う。出力部25は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)よりなるディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)や蛍光灯のような発光部、または、スピーカ等の音声出力部等よりなり、CPU21より供給される情報を、その情報について予め定められた所定の方法により出力する。出力部25は、後述するように、例えば、消去に関する警告情報の出力処理を行う。
入力部12は、コンテンツデータの入力に関する処理を行う。入力部12は、レンズ部31、CCD(Charge Coupled Device)32、および信号処理部33により構成される。レンズ部31は、CPU21に制御されて、入射光の焦点をCCD32に合わせるように調整する。CCD32は、撮像素子であり、CPU21に制御され、レンズ部31を介して入射される入射光を光電変換し、電気信号の画像データをコンテンツデータとして信号処理部33に供給する。信号処理部33は、CPU21に制御され、CCD32より供給された画像データに対して所定の信号処理を施し、それを記憶部13のメモリコントローラ41を介してメモリ42に供給して記録させる。
なお、ここでは、音声データに関する説明は、基本的に、画像データの場合と同様であるので省略する。すなわち、コンテンツデータには、画像データだけでなく音声データや各種のメタデータ等も含まれる。
記憶部13は、コンテンツデータ(画像データや音声データ等)を保存(記憶)するための処理部である。記憶部13は、メモリコントローラ41およびメモリ42により構成される。メモリコントローラ41は、CPU21に制御されて、メモリ42が記録するデータの入出力を制御する。例えば、メモリコントローラ41は、入力部12の信号処理部33より供給されたコンテンツデータをメモリ42の指定されたアドレスに供給して記録させる。また、メモリコントローラ41は、例えば、CPU21より要求されたアドレスのデータをメモリ42より読み出し、それを出力部14の表示プロセッサ51に供給する。メモリ42は、例えば、フラッシュメモリ等の半導体メモリよりなり、予め定められた所定の量の記憶領域を有する。
出力部14は、コンテンツデータの出力に関する処理を行う処理部であり、表示プロセッサ51およびモニタ52よりなる。表示プロセッサ51は、CPU21に制御されて、メモリコントローラ41より供給された画像データを処理し、モニタ52に最適な表示用画像データを生成し、それをモニタ52に供給する。モニタ52は、例えば、CRTやLCDよりなり、表示プロセッサ51より供給された表示用画像データに対応する画像を表示する。
すなわち、図1の撮像装置1においては、例えば、ユーザが入力部24を操作して、撮像開始の指示を入力すると、CPU21は、その指示を受け付け、入力部12のレンズ部31、CCD32、および信号処理部33を制御して、撮像処理を開始させる。この指示に基づいて、入力部12のレンズ部31は焦点を調整し、CCD32は光電変換を行い、信号処理部33は、CCD32より供給される画像データに処理を施し、それを記憶部13のメモリコントローラ41に供給する。記憶部13のメモリコントローラ41は、その供給された画像データをメモリ42に供給して記録させる。
また、ユーザが例えば、入力部24を操作して、撮像終了の指示を入力すると、入力部12の各部は、上述した処理を終了し、記憶部13のメモリコントローラは、記録処理を終了する。
さらに、ユーザが例えば、入力部24を制御して、メモリ42に記録されているデータの読み出し(再生出力)を指示した場合、CPU21は、メモリコントローラ41を制御して、メモリ42に記録されているデータの中から、ユーザが指示したデータを読み出させ、それを表示プロセッサ51に供給する。表示プロセッサ51は、供給された画像データを最適化し、表示用画像データを生成すると、それをモニタ52に供給し、その表示用画像データに対応する画像を表示させる。
図2は、図1のメモリコントローラの詳細な構成例を示す図である。
図2において、メモリコントローラ41は、データインタフェース処理部61、制御情報インタフェース処理部62、書き込み制御部63、読み出し制御部64、および履歴情報管理部65により構成される。
データインタフェース処理部61は、メモリ42のデータの入出力に関するインタフェース処理を行う処理部である。すなわち、データインタフェース処理部61は、データバス71(白抜き矢印)により入力部12や出力部14と接続されている。また、データインタフェース処理部61は、データバス72により書き込み制御部63と接続されており、入力部12または出力部14から供給されたデータを書き込み制御部63に供給する。さらに、データインタフェース処理部61は、データバス75により読み出し制御部64と接続されており、読み出し制御部64から供給されたデータを入力部12または出力部14に供給する。
制御情報インタフェース処理部62は、メモリ42のデータ入出力に関する処理を制御する制御情報のインタフェース処理を行う処理部である。すなわち、制御情報インタフェース処理部62は、制御バス81(黒矢印)により制御部11と接続されている。また、制御情報インタフェース処理部62は、制御バス82により書き込み制御部63と接続されており、制御部11から供給された制御情報を書き込み制御部63に供給したり、書き込み制御部63からの制御情報を制御部11に供給したりする。さらに、制御情報インタフェース処理部62は、制御バス83により読み出し制御部64と接続されており、制御部11から供給された制御情報を読み出し制御部64に供給したり、読み出し制御部64からの制御情報を制御部11に供給したりする。また、制御情報インタフェース処理部62は、制御バス84により履歴情報管理部65と接続されており、制御部11から供給された制御情報を履歴情報管理部65に供給したり、履歴情報管理部65からの制御情報を制御部11に供給したりする。
書き込み制御部63は、メモリ42に対するデータの書き込みに関する処理を制御する処理部である。書き込み制御部63は、制御情報インタフェース処理部62を介して制御部11に制御され、データインタフェース処理部61よりデータバス72を介して供給されるデータを、データバス73を介してメモリ42に供給する。また、書き込み制御部63は、必要に応じて、制御バス85を介して制御情報をメモリ42に供給する。さらに、例えば、消去処理等のように書き込み(消去も含む)と同時に読み出し処理を行うような場合、書き込み制御部63は、制御バス87を介して読み出し制御部64に制御情報を供給する。また、書き込み制御部63は、例えば、履歴情報に関する処理の際に、制御バス88を介して履歴情報管理部65と制御情報の授受を行う。
読み出し制御部64は、メモリ42に記録されているデータの読み出しに関する処理を制御する処理部である。読み出し制御部64は、制御情報インタフェース処理部62を介して制御部11に制御され、メモリ42よりデータバス74を介して供給されるデータを、データバス75を介してデータインタフェース処理部61に供給する。また、読み出し制御部63は、必要に応じて、制御バス86を介して制御情報をメモリ42に供給する。さらに、読み出し制御部64は、例えば、履歴情報に関する処理の際に、制御バス89を介して履歴情報管理部65と制御情報の授受を行う。
履歴情報管理部65は、メモリ42に記録されたコンテンツデータの読み出しに関する情報であり、各コンテンツデータに対するアクセスの履歴情報の生成・消去・更新等の、履歴情報の管理に関する処理を行う。履歴情報管理部65は、制御バス84により、制御情報インタフェース処理部62と接続されており、制御情報インタフェース処理部62を介して制御部11に制御される。
図3は、図1のメモリ42の内部の構成例を示す模式図である。
図3において、メモリ42が有する記録領域100は、コンテンツデータ等のデータを記録するデータ記録領域101と、データ記録領域101に記録されているコンテンツデータの履歴情報を記録する履歴情報記録領域102により構成されている。
すなわち、データ記録領域101には、例えば、図3に示されるコンテンツデータ111乃至コンテンツデータ113が記録され、履歴情報記録領域102には、図3に示される履歴情報121乃至履歴情報123のように、コンテンツデータに対する履歴情報が格納される。なお、図3においては、コンテンツデータ111に対応する履歴情報が履歴情報121とされ、コンテンツデータ112に対応する履歴情報が履歴情報122とされ、コンテンツデータ113に対応する履歴情報が履歴情報123とされる。これらの履歴情報とコンテンツデータの対応関係は、テーブル化され、管理テーブル120として、履歴情報記憶領域に記録される。
なお、管理テーブル120は、例えば、データ記録領域101において管理されるようにしてもよい。また、管理テーブル120は、メモリコントローラ41が内蔵するRAM(図示せず)において管理されるようにしてもよい。さらに、管理テーブル120は、メモリコントローラ41以外において管理されるようにしてもよく、例えば、RAM23等に記録され、そこで管理されるようにしてもよい。その場合、管理テーブル120は、メモリコントローラ41により管理されるのではなく、CPU21により管理されるようにしてもよい。また、上述した以外の処理部により管理されるようにしてもよい。
図3に示されるように、メモリ42の記録領域内において、コンテンツデータを記録するデータ記録領域101と、その履歴情報を記録する履歴情報記録領域102とを予め分けて(互いに異なる領域として)確保することにより、メモリコントローラ41による、履歴情報記録領域の確保が容易になる。すなわち、予め履歴情報用の記録領域(履歴情報記録領域102)を確保することにより、メモリコントローラ41は、例えば、メモリ42に記録するコンテンツデータ111の容量がメモリ42の記録領域100に対して大きすぎて記録領域100の空き領域が不足し、履歴情報121を記録することができないような事態の発生を抑制することができる。
また、このように、メモリコントローラ41は、コンテンツデータ(図3の場合、コンテンツデータ111乃至コンテンツデータ113)とそれに対する履歴情報(図3の場合、履歴情報121乃至履歴情報123)を分けて管理することができるので、例えば、それぞれに、互いに物理的に異なるメモリを割り当て、管理するようにしてもよい。例えば、履歴情報記録領域102をRAM23の記録領域に確保するようにしてもよい。その場合、例えば、CPU21が、履歴情報管理部65(またはそれに相当する処理部)を有し、コンテンツデータの履歴情報を管理する。すなわち、履歴情報は、それを管理可能な状態であれば、コンテンツデータが記録される記録領域の場所とは独立して、撮像装置1の任意の記録領域に記録させることができる。
図4は、図3の履歴情報121の内部の構成例を示す模式図である。
履歴情報121は、それが対応するコンテンツデータの出力処理(読み出しや複製等)の履歴に関する情報であり、履歴情報識別番号131、ステータスフラグ132、出力先情報133、および出力先時刻情報134を少なくとも含む情報である。
履歴情報識別番号131は、例えば、図3の履歴情報121乃至123のように、履歴情報が複数存在する場合(コンテンツデータがメモリ42に複数記録されている場合)、履歴情報を処理する各処理部が、各履歴情報を識別するための識別情報である。各履歴情報を識別可能であれば(実際の処理に支障が生じない程度に識別可能であれば)、履歴情報識別番号131は、どのような情報であってもよい。なお、この履歴情報識別番号131の内容に、この履歴情報121が対応するコンテンツデータ111の識別情報が含まれるようにしてももちろんよい。
ステータスフラグ132は、この履歴情報が対応するコンテンツデータのステータス(すなわち、未読であるか既読であるか)を示す情報である。例えば、図4に示されるように、ステータスフラグの値が「0」である場合、この履歴情報に対応するコンテンツデータが、まだ1度も再生出力されていない(未読である)ことが示され、ステータスフラグの値が「1」である場合、この履歴情報に対応するコンテンツデータが、既に再生出力されたことがある(既読である)ことが示される。すなわち、このステータスフラグの値によって、図1の撮像装置1は、各コンテンツデータが未読であるか既読であるかを識別することができる。
出力先情報133は、例えば、コンテンツデータ111を再生表示させたディスプレイや、出力先の装置の個体識別番号情報(MAC(Media Access Control)アドレス等)等を含む情報であり、コンテンツデータ111を何処に出力したかを示す情報である。出力時刻情報134は、出力した日時を特定する情報であり、年、月、日、時、分、秒等の情報により構成される。
なお、履歴情報121は、上述した以外の情報を含んでいてももちろんよい。また、上述した情報の内、ステータスフラグ132以外の履歴情報識別番号131、出力先情報133、および出力時刻情報134が含まれなくてもよい。すなわち、履歴情報121には、少なくともステータスフラグ132が含まれるようにすればよい。
なお、図3の履歴情報122および履歴情報123の内部の構成も、基本的に、図4に示される履歴情報121と同様であるので、その説明を省略する。以下においては、特に説明の必要がない限り、履歴情報121についてのみ説明し、それらの説明は全て履歴情報122および履歴情報123にも適用できるものとする。すなわち、以下において、特に限定する必要の無い場合、データ記録領域101に記録されているデータについての説明は、画像データ111を用いて説明し、履歴情報記録領域の履歴情報についての説明は、履歴情報121を用いて説明する。
次に、上述したような、図1の撮像装置1によるコンテンツデータの入出力の履歴管理に関する具体的な処理の流れの例について説明する。
最初に、図1のメモリコントローラ41によるメモリ42の記録領域100のフォーマット処理の例を、図5のフローチャートを参照して説明する。
制御部11のCPU21は、例えば、入力部24を介してユーザからメモリ42の記録領域100についてフォーマット処理の実行を指示されると、その指示に基づいて、フォーマット処理の開始を指示する制御情報をメモリコントローラ41に供給する。メモリコントローラ41の制御情報インタフェース処理部62は、その制御情報を取得すると、それを、フォーマット処理を行う書き込み制御部63に供給する。
書き込み制御部63は、その制御情報を取得すると、図5のフローチャートに示されるようなフォーマット処理を開始し、最初に、ステップS1において、メモリ42の記録領域100に記録されている全てのデータを消去する等して(実際には、データの管理情報を削除し、新たな初期状態の管理情報を再作成する等して)、記録領域100を初期化する。
そして、書き込み制御部63は、ステップS2において、初期化された記録領域100内にデータ記録領域101を作成し、コンテンツデータを記録可能な領域を確保する。同様に、書き込み制御部63は、ステップS3において、残りの記録領域100内に履歴情報記録領域102を作成し、履歴情報を記録可能な領域を確保し、フォーマット処理を終了する。
以上のように、フォーマット処理を行うことにより、メモリコントローラ41は、メモリ42の記録領域100に履歴情報を記録する専用の領域(履歴情報記録領域102)を、データを記録する領域(データ記録領域101)と独立して確保することができる。これにより、メモリコントローラ41は、データの履歴情報をよりフレキシブルに管理することができる。
なお、このステップS2およびステップS3において、書き込み制御部63が確保する各記録領域の大きさがそれぞれ予め定められているようにしてもよいし、記録領域100の全体の容量に対する各記録領域の比率が予め定められているようにしてもよい。
次に、以上のようにメモリ42に確保された記録領域に対するデータ書き込み処理の例を図6のフローチャートを参照して説明する。
データインタフェース処理部61は、入力部12よりコンテンツデータ111が供給され、制御情報インタフェース処理部62を介して、制御部11のCPU21より制御情報が供給されると、供給されたコンテンツデータ111を、バス72を介して書き込み制御部63に供給する。
書き込み制御部63は、データインタフェース処理部61よりデータが供給され、制御情報インタフェース処理部62を介して制御部11のCPU21よりデータ書き込み指示と書き込み先のアドレス指定を含む制御情報が供給されると、図6に示されるようなデータ書き込み処理を開始し、ステップS11において、データ記録領域101の指定されたアドレスに供給されたコンテンツデータ111を書き込む。そして、書き込み制御部63は、その書き込み処理に関する情報を、制御バス88を介して履歴情報管理部65に供給する。
書き込み処理に関する情報を取得した履歴情報管理部65は、ステップS12において、書き込まれたコンテンツデータ111に対する履歴情報121を作成する。履歴情報121を作成した履歴情報管理部65は、その履歴情報121を書き込み制御部63に供給する。
書き込み制御部63は、履歴情報121を取得すると、ステップS13において、その履歴情報121を、ステップS11において書き込んだコンテンツデータ121に関連付けて(管理テーブル120を更新して)、メモリ42の履歴情報記録領域102に書き込む(記録する)。
すなわち、メモリコントローラ41は、コンテンツデータ111をメモリ42に書き込む場合、そのコンテンツデータ111に対応する履歴情報121を作成し、その履歴情報121も、データと関連付けてメモリ42に書き込む。
履歴情報121を書き込んだ書き込み処理部63は、データ書き込み処理を終了する。このようにコンテンツデータ111とともに履歴情報121を書き込むことにより、メモリコントローラ41は、後述するように、データの読み出し等に関する履歴を管理することができる。これにより、メモリコントローラ41は、メモリ42に記録されたデータの消去や更新等の安全性を向上させ、メモリ42の利便性を向上させることができる。
次に、以上のように書き込まれたデータの読み出し処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。
制御部11のCPU21は、例えば、ユーザから入力部24を介してコンテンツデータ111の読み出しを指示されると、データ読み出しを指示する制御情報をメモリコントローラ41の制御情報インタフェース処理部62に供給する。制御情報インタフェース処理部62は、供給された制御情報をまず履歴情報管理部65に供給する。
履歴情報管理部65は、供給された制御情報に基づいて、データ読み出し処理を開始し、ステップS21において、例えば、CPU21に時刻情報を要求し、取得する。CPU21は、図示せぬ時計部より時刻情報を取得すると、それを履歴情報管理部65に供給する。時刻情報を取得すると履歴情報管理部65は、読み出し制御部64にデータの読み出しに関する制御情報を供給する。
読み出し制御部64は、供給された制御情報に基づいて、ステップS22において、データ記録領域101から、指定されたデータの読み出しを開始し、その読み出した部分を、データインタフェース処理部61に供給する。すなわち、読み出し制御部64は、メモリ42のコンテンツデータを読み出しながら、読み出したデータを順次データインタフェース処理部61に供給する。データインタフェース処理部61は、ステップS23において、そのデータバス75を介して供給されたコンテンツデータ111(読み出し制御部64が読み出し中のコンテンツデータ111)の出力先への供給を開始する。すなわち、データインタフェース処理部61は、読み出し制御部64より供給されるコンテンツデータ111を順次出力先に供給する。データインタフェース処理部61は、コンテンツデータ111を、例えば、出力部14(制御情報により指定された読み出し先の処理部)に供給する。
データの供給を開始したデータインタフェース処理部61は、ステップS24において、例えばCPU21より供給される制御情報等に基づいて、コンテンツデータの読み出し(ステップS22およびステップS23において開始した処理)を中止するか否かを判定し、中止指示を示す制御情報を取得しておらず、中止しないと判定した場合、処理をステップS25に進める。
ステップS25において、データインタフェース処理部61は、ステップS25において、例えばCPU21より供給される制御情報等に基づいて、コンテンツデータの読み出し(ステップS22およびステップS23において開始した処理)が終了したか否かを判定し、まだそれらの読み出し・供給処理が終了していないと判定した場合、処理をステップS24に戻し、コンテンツデータの読み出しや供給が終了するまで、それ以降の処理を繰り返す。
ステップS25において、コンテンツデータの読み出し(供給)が終了したと判定した場合、データインタフェース処理部61は、履歴情報管理部65にデータの供給先に関する情報を供給し、処理をステップS26に進める。
履歴情報管理部65は、ステップS26においてそのデータの供給先に関する情報を取得すると、次に、読み出し制御部64に制御情報を供給し、読み出したコンテンツデータ111に対応する履歴情報の読み出しを要求する。
その要求を取得すると読み出し制御部64は、ステップS27において、履歴情報記録領域102に記録されている管理テーブル120に基づいて、履歴情報記録領域102より読み出したコンテンツデータ111の履歴情報121を読み出し、それを履歴情報管理部65に供給する。
履歴情報121を取得した履歴情報管理部65は、ステップS28において、その履歴情報121の出力先情報133と出力時刻情報134を更新する。すなわち、履歴情報管理部65は、ステップS21において取得した時刻情報を用いて出力時刻情報134を更新し、ステップS26において取得したデータの供給先に関する情報を用いて出力先情報133を更新する。
履歴情報121を更新した履歴情報管理部65は、ステップS29に処理を進め、履歴情報121のステータスフラグ132を参照し、読み出したコンテンツデータ111のステータスを確認する。そして、ステップS30において、履歴情報管理部65は、その確認結果に基づいて、ステータスが未読であるか否かを判定し、未読である(ステータスフラグ132が0である)と判定した場合、処理をステップS31に進め、そのステータスを「既読」に変更し(ステータスフラグの値を変更し)、その履歴情報121を書き込み制御部63に供給してステップS32に処理を進める。なお、ステップS30において、ステータスが既読である(ステータスフラグ132が1である)と判定した場合、履歴情報管理部65は、ステップS31の処理を省略し、履歴情報121をそのまま書き込み制御部63に供給してステップS32に処理を進める。
書き込み制御部63は、履歴情報管理部65より供給された履歴情報121(更新された履歴情報)を取得すると、ステップS32において、それを履歴情報記録領域102に記録されている同じ履歴情報121に対して上書き書き込みし、データ読み出し処理を終了する。
なお、ステップS24において、例えばCPU21等より中止指示を示す制御情報を取得する等して、コンテンツデータの読み出し(供給)を中止すると判定した場合、データインタフェース処理部61は、各部に実行中の処理を中止させ、データ読み出し処理を終了する。
このように、コンテンツデータ111を読み出す際に、履歴情報管理部65が必要に応じて履歴情報121を更新することにより、メモリコントローラ41は、メモリ42に記録されているデータの読み出し等の履歴を管理することができる。これにより、メモリコントローラ41は、メモリ42に記録されたデータの消去や更新等の際に妥当性を判断することができるので、メモリ42に記録されたデータの消去や更新等の安全性を向上させ、メモリ42の利便性を向上させることができる。
次に、以上のように管理されるメモリ42内のデータの消去に関する処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。必要に応じて図9を参照して説明する。
制御部11のCPU21は、例えば、ユーザから入力部24を介してコンテンツデータ111の消去を指示されると、データ消去を指示する制御情報をメモリコントローラ41の制御情報インタフェース処理部62に供給する。制御情報インタフェース処理部62は、供給された制御情報を読み出し制御部64に供給する。
読み出し制御部64は、制御情報インタフェース処理部62よりデータ消去指示と消去するコンテンツデータ111(ファイル)指定を含む制御情報が供給されると、その制御情報に基づいて、図8に示されるようなデータ消去処理を開始する。最初に、読み出し制御部64は、ステップS41において、消去を指定されたデータに対応する履歴情報121を、メモリ42の履歴情報記録領域102より読み出し、それを履歴情報管理部65に供給する。
履歴情報管理部65は、ステップS42において、供給された履歴情報121のステータスフラグ131を参照し、読み出したコンテンツデータ111のステータスを確認する。そして、履歴情報管理部65は、ステップS43において、その確認結果に基づいて、ステータスが未読であるか否かを判定し、未読である(ステータスフラグ132が0である)と判定した場合、制御情報インタフェース処理部62を介してCPU21に警告出力処理を実行させる制御情報を供給する。警告出力処理の実行を指示する制御情報を取得したCPU21は、ステップS44に処理を進め、その制御情報に基づいて、出力部25を制御して警告出力処理を実行する。
例えば、CPU21は、出力部25に含まれるディスプレイに図9に示されるような警告情報提示画面140を表示させる。
図9の場合、警告情報提示画面140は、この画面が警告情報を提示する画面であることを示すメッセージ141、警告の内容を示すメッセージ142、対処を促すメッセージ143、並びに、ユーザが対処の方法を選択するために操作するためのGUI(Graphical User Interface)ボタンである選択ボタン145および選択ボタン146により構成される。
図9において、警告情報提示画面140には、メッセージ141として「警告!!」が四角枠に囲まれて表示されており、メッセージ142として「未読データです。」という文章が表示されており、メッセージ143として「消去しても良いですか?」という文章が表示されている。また、選択ボタン145には「YES」と表示されており、ユーザが操作することによりコンテンツデータの消去指示が入力されることが示されている。さらに、選択ボタン146には「NO」と表示されており、ユーザが操作することによりコンテンツデータの消去中止指示が入力されることが示されている。
このような警告出力処理を行ったCPU21は、次に、ステップS45において、ユーザからの指示を受け付ける指示受付処理を行う。ユーザは、例えば、図9のような警告情報提示画面140がディスプレイ等に表示されると、その画面に基づいて、例えば、入力部24の各種のボタン、キーボード、マウス、タッチペン、またはタッチパネル等を操作することにより、選択ボタン145または選択ボタン146を選択する等して、警告に対する指示を入力する。CPU21は、ステップS45において、このように入力される指示を受け付ける指示受付処理を実行する。
そして、ステップS46において、CPU21は、その処理結果に基づいて、指定されたデータを消去するか否かを判定し、消去すると判定した場合(すなわち、選択ボタン145(YES)が選択された場合)、メモリコントローラ41に対して、指定されたデータを消去するように制御情報を供給する。メモリコントローラ41の書き込み制御部63は、制御情報インタフェース処理部62を介してその制御情報を取得すると、その制御情報に基づいて、ステップS47において、メモリ42に記録されている目的のコンテンツデータ111(消去を指定されたデータ)を消去し、ステップS48において、さらに、その消去したコンテンツデータ111に対応する履歴情報121も消去し、CPU21に消去完了を通知する。CPU21は、その通知を取得すると、ステップS49において、出力部25のディスプレイ等に、消去完了をユーザに通知するための消去完了メッセージ(例えば、「消去しました」)を表示させる。そして、CPU21は、データ消去処理を終了する。
なお、ステップS43において、消去するコンテンツデータ111のステータスが既読である(ステータスフラグ132が1である)と判定した場合、履歴情報管理部65は、書き込み制御部63に、データ消去を指示する制御情報を供給し、CPU21に履歴情報を供給し、処理をステップS50に進める。CPU21は、ステップS50において、出力部25を制御して、供給された履歴情報の内、例えば、出力先情報133および出力時刻情報134等を含む情報を表示する。ステップS50の処理が終了するとCPU21は、指定されたデータの消去を指示する制御情報を書き込み制御部63に供給し、処理をステップS47に進める。
また、ステップS46において、ステップS45の処理結果に基づいて、指定されたデータを消去しないと判定した場合(すなわち、選択ボタン146(NO)が選択された場合)、CPU21は、例えば、メモリコントローラ41に対して、指定されたデータの消去中止を指示する制御情報を供給する等して、消去中止の指示を行い、さらにステップS51において、消去処理の中止をユーザに通知する消去中止メッセージ(例えば、「消去しませんでした」)を出力部25のディスプレイに表示させ、データ消去処理を終了する。消去中止を指示されたメモリコントローラ41の各部は、データ消去処理を終了する。
以上のように、データ消去処理を行うことにより、メモリコントローラ41は、未読データの消去指示に対して警告を出力することができ、ユーザに確認を促すことができる。これにより、撮像装置1は、メモリ42に記録されたデータの消去や更新等の際に妥当性を判断することができるので、記録媒体に記録されたデータの消去や更新等の安全性を向上させ、記録媒体の利便性を向上させることができる。
また、CPU21が、出力部25のディスプレイに、警告内容等を示すメッセージを表示させるので、ユーザは、容易に警告内容等を把握することができる。このとき、CPU21がその警告内容を示すメッセージとともにユーザの指示を受け付けるために選択ボタンのGUIを表示させるので、ユーザは、選択的に指示を入力することができ、容易に警告に対する指示を行うことができる。
さらに、書き込み制御部63が、指定されたコンテンツデータ111を消去するとともに、そのコンテンツデータ111に対応する履歴情報121を消去するので、メモリ42内の不要な履歴情報を削減することができ、メモリ42の記憶領域100を有効に利用することができる。
以上においては、CPU21が、警告、履歴情報、および各種のメッセージなどを出力部25のディスプレイに表示させるように説明したが、これに限らず、例えば、音声として出力部25に含まれるスピーカ等より出力するようにしてもよい。また、以上において、ステータスが既読のデータについては無条件で消去されるように説明したが、例えば、ステップS50において、CPU21が、履歴情報121とともに、データ消去を続行するか否かを示す確認画面を表示するようにしてもよい。その場合、ステップS50の処理を終了したCPU21は、処理をステップS46に戻し、それ以降の処理を行う。
次に、メモリコントローラ41が、メモリ42に記録されているデータに、新たなデータを上書き記録する場合の処理について図10のフローチャートを参照して説明する。
例えば、入力部12よりデータが供給され、制御部11のCPU21よりデータ上書きを指示する制御情報が供給されると、メモリコントローラ41の各部は、例えば、図10に示されるフローチャートのようなデータ上書き処理を開始する。具体的には、例えば、データ上書きを指示する制御情報を取得した制御情報インタフェース処理部62は、読み出し制御部64にその制御情報を供給する。読み出し制御部64は、ステップS61において、管理情報120を参照して、上書きするデータに対応する履歴情報121を検索し、それを読み出す。そして、読み出した履歴情報121を履歴情報管理部65に供給する。
履歴情報121を取得した履歴情報管理部65は、ステップS62において、その履歴情報のステータスフラグ132を参照し、上書きするデータのステータスを確認する。そして、ステップS63において、履歴情報管理部65は、その確認結果に基づいて、上書きするデータのステータスが未読であるか否かを判定する。ステータスが未読であると判定した場合、履歴情報管理部65は、警告出力処理を行うように指示する制御情報を、制御情報インタフェース処理部62を介してCPU21に供給する。CPU21は、その制御情報を取得すると、ステップS64において出力部25を制御し、図8のステップS44の場合と同様の警告出力処理を行い、ステップS65において、図8のステップS45の場合と同様の指示受付処理を行う。ただし、この場合、図9に示される警告情報提示画面140のメッセージ143は、「上書きしても良いですか?」という文章になる。ユーザは、この警告情報提示画面143に表示された上書きの要否を確認するメッセージ143に基づいて、上書きをするか否かを選択ボタン145または選択ボタン146を選択する。
そして、ステップS66において、CPU21は、ユーザによる選択結果(上書きするか否かの選択結果)の操作入力に基づいて、指定されたデータを上書きするか否かを判定し、上書きすると判定した場合、メモリコントローラ41に対して、指定されたデータを上書きするように制御情報を供給する。メモリコントローラ41の書き込み制御部63は、制御情報インタフェース処理部62を介してその制御情報を取得すると、その制御情報に基づいて、ステップS67において、メモリ42に記録されている目的のコンテンツデータ111(古いデータ)を消去し、ステップS68において、さらに、その消去したコンテンツデータ111に対応する履歴情報121(古い履歴情報)も消去する。
そして、書き込み制御部63は、ステップS69において、データインタフェース処理部61を介して供給された新しいデータ(上書きするように指定されたデータ)を、コンテンツデータ111として、同じ場所に書き込む(記録させる)。履歴情報管理部65は、ステップS70において、その記録した新しいデータに対する新しい履歴情報121を作成し、それを書き込み制御部63に供給する。書き込み制御部63は、ステップS71において、供給された新しい履歴情報121を記録した新しいデータ(コンテンツデータ111)に関連付けて書き込む(管理テーブル120に反映させてから履歴情報121を記録させる)。
このようにしてデータを上書きしたメモリコントローラ41の各部は、データ上書き処理を終了する。また、ステップS63において、ステータスが既読である(ステータスフラグ132が1である)と判定した場合、履歴情報管理部65は、ステップS64乃至ステップS66の処理を省略し、ステップS67に処理を進める。
また、ステップS66において、データを上書きしない(上書き処理を中止する)と判定した場合、CPU21は、ステップS72に処理を進め、例えば、上書きをしないことを示すメッセージを表示するなどのエラー処理を行い、データ上書き処理を終了する。
以上のように、データ上書き処理を行うことにより、メモリコントローラ41は、未読データの上書き指示に対して警告を出力することができ、ユーザに確認を促すことができる。これにより、撮像装置1は、メモリ42に記録されたデータの消去や更新等の際に妥当性を判断することができるので、記録媒体に記録されたデータの消去や更新等の安全性を向上させ、記録媒体の利便性を向上させることができる。
また、CPU21が、出力部25のディスプレイに、警告内容等を示すメッセージを表示させるので、ユーザは、容易に警告内容等を把握することができる。このとき、CPU21がその警告内容を示すメッセージとともにユーザの指示を受け付けるために選択ボタンのGUIを表示させるので、ユーザは、選択的に指示を入力することができ、容易に警告に対する指示を行うことができる。
さらに、書き込み制御部63が指定されたコンテンツデータを消去するとともに、そのコンテンツデータに対応する履歴情報を消去するので、メモリ42内の不要な履歴情報を削減することができ、メモリ42の記憶領域100を有効に利用することができる。
以上においては、CPU21が、警告などを出力部25のディスプレイに表示させるように説明したが、これに限らず、例えば、音声として出力部25に含まれるスピーカ等より出力するようにしてもよい。また、以上において、ステータスが既読のデータについては無条件で上書きされるように説明したが、例えば、CPU21が、ディスプレイにデータ上書きを続行するか否かを示す確認画面を出力部25のディスプレイに表示させるようにしてもよい。その場合、確認画面を表示した後、CPU21は、処理をステップS66に戻し、それ以降の処理を行う。
また、例えば、CPU21が、図8のデータ消去処理の場合と同様に、データ上書きの終了や中止を示すメッセージをディスプレイに表示させるようにしたり、処理の対象となるコンテンツデータの履歴情報をディスプレイに表示させるようにしたりしてももちろんよい。
次に、以上のような各種の処理を行う制御部11および記憶部13を有する図1の撮像装置1において実行される処理について説明する。
図1の撮像装置1において、例えば、電源が投入されるなどすると、CPU21は、各部を制御し、ユーザが、入力部24の動作制御ボタン等を操作して入力する、録画の開始やデータの再生等の指示に応じるための記録再生処理を開始する。
図11および図12のフローチャートを参照して、記録再生処理の例を説明する。
ステップS91において、CPU21は、例えば入力部24を制御して、ユーザ等により撮像開始が指示されたか否かを判定する。例えば、ユーザが入力部24の録画ボタン(図示せず)を操作して撮像開始を指示したり、タイマ機能等により予約された時間に実行されたプログラムが撮像開始を指示したりする等して、撮像開始が指示されたと判定した場合、CPU21は、撮像開始指示に対する処理として、入力部12のレンズ部31およびCCD32を制御して撮像を開始させる。CPU21に制御されたレンズ部31およびCCD32は、ステップS92において、撮像画角内の被写体の撮像に関する処理を行い、撮像した被写体の画像に対応する画像データを生成する。生成された画像データは、信号処理部33に供給される。
CCD32から画像データを供給された信号処理部33は、CPU21に制御され、ステップS93において信号処理を行い、処理後の画像データを記憶部13に供給する。記憶部13のメモリコントローラ41は、ステップS94において、CPU21に制御され、上述したデータ書き込み処理(図6のデータ書き込み処理)を実行し、供給された画像データをメモリ42に記録させる。CPU21は、ステップS95において、ステップS91の場合と同様に、ユーザやプログラム等により撮像終了が指示されたか否かを判定する。
撮像終了が指示されていないと判定した場合、CPU21は、処理をステップS92に戻し、それ以降の処理を繰り返す。すなわち、撮像を開始したCPU21は、撮像終了が指示されたと判定するまで、ステップS92乃至ステップS95の処理を繰り返しながら待機する。
そしてステップS95において、撮像終了が指示されたと判定した場合、CPU21は、処理をステップS96に進め、各部を制御し、上述したような撮像や記録に関する処理である撮像記録処理を終了する。すなわち、CPU21は、入力部12の各部を制御して撮像に関する処理を終了させ、記憶部13の各部を制御して記録に関する処理(例えば、図6のデータ書き込み処理)を終了させる。
ステップS96の処理を完了したCPU21は、次に、図12のステップS101に処理を進める。なお、図11のステップS91において、撮像開始が指示されていないと判定した場合、CPU21は、図12のステップS101に処理を進める。
図12のステップS101において、CPU21は、図11のステップS91の場合と同様に、ユーザまたはプログラム等により表示開始が指示されたか否かを判定する。そして、表示開始が指示されたと判定した場合、CPU21は、記憶部13を制御して、指定された画像データを読み出させる。記憶部13のメモリコントローラ41は、ステップS102において、CPU21に制御され、上述したデータ読み出し処理(図7のデータ読み出し処理)を実行し、指定された画像データを読み出し、それを出力部14に供給する。出力部14の表示プロセッサ51は、その画像データを取得すると、CPU21に制御され、ステップS103において取得した画像データに対して再生処理を行って表示用の画像データを生成すると、それをモニタ52に供給する。モニタ52は、CPU21に制御され、ステップS104において、供給された表示用画像データに対応する動画像を表示する。
モニタ52に動画像を表示させると、CPU21は、ステップS105に処理を進め、ステップS101の場合と同様に、ユーザやプログラム等により表示終了が指示されたか否かを判定し、表示終了が指示されていないと判定した場合、CPU21は、処理をステップS102に戻し、それ以降の処理を繰り返す。すなわち、表示を開始させたCPU21は、表示終了が指示されたと判定するまで、ステップS102乃至ステップS105の処理を繰り返しながら待機する。
そしてステップS105において、表示終了が指示されたと判定した場合、CPU21は、処理をステップS106に進め、出力部14を制御し、上述したような再生や表示に関する処理である再生表示処理を終了する。すなわち、CPU21は、記憶部13および出力部14の各部を制御して再生表示に関する処理(例えば、図7のデータ読み出し処理)を終了させる。
ステップS106の処理を完了したCPU21は、次に、ステップS107に処理を進める。なお、ステップS101において、表示開始が指示されていないと判定した場合、CPU21は、ステップS107に処理を進める。
ステップS107において、CPU21は、図11のステップS91の場合と同様に、ユーザまたはプログラム等により画像データ消去が指示されたか否かを判定する。そして、画像データの消去が指示されたと判定した場合、CPU21は、記憶部13を制御して、指定された画像データに対してデータ消去処理を実行させる。記憶部13のメモリコントローラ41は、ステップS108において、CPU21に制御され、上述したデータ消去処理(図8のデータ消去処理)を実行し、指定された画像データを消去する。ステップS108の処理が完了すると、CPU21は、処理をステップS109に進める。また、ステップS107において、画像データ消去が指示されていないと判定した場合、CPU21は、ステップS108の処理を省略し、ステップS109に処理を進める。
ステップS109において、CPU21は、記録再生処理を終了するか否かを判定し、記録再生処理を終了しないと判定した場合、図11のステップS91に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS109において、例えば、ユーザからの指示等に基づいて、記録再生処理を終了すると判定した場合、CPU21は、ステップS110に処理を進め、終了処理を行った後、記録再生処理を終了する。
以上のようにして、CPU21は、記録再生処理を実行する。従って、撮像記録装置1は、撮像し記録した画像データの読み出しや複製に関する処理の履歴を管理することができ、メモリ42に記録されたデータの消去や更新等の際に妥当性を判断することができるので、記録媒体に記録されたデータの消去や更新等の安全性を向上させ、記録媒体の利便性を向上させることができる。
なお、図1において、入力部12は、被写体を撮像し、画像データを生成する処理を行うように説明したが、これに限らず、画像データ等のコンテンツデータを生成または取得し、それを記憶部13に供給する(入力する)ことができるのであれば、どのような構成であってもよい。また、出力部14も同様であり、記憶部13に記憶されるコンテンツデータを読み出し、撮像装置1の外部に出力することができるのであれば、どのような構成であってもよい。すなわち、図1においては、撮像装置1を用いて説明したが、本発明は、例えば、図13や図14に示されるように、撮像装置1以外にも適用することができる。
図13は、本発明を適用したデータ入出力装置の内部の構成例を示すブロック図である。
図13において、データ入出力装置151は、図1の撮像装置1と基本的に同様の構成であり、制御部11、入力部12、記憶部13、および出力部14により構成されるが、入力部12および出力部14の内部の構成が撮像装置1の場合と異なる。具体的には、入力部12は、通信インタフェース部(通信I/F部)161および通信制御部162により構成され、出力部14は、通信インタフェース部(通信I/F部)171と通信制御部172により構成される。
入力部12の通信インタフェース部161は、例えば、USB(Universal Serial Bus)、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394、またはイーサネット(登録商標)等の所定の規格に基づいて、データ入出力装置151の外部の装置に接続され、接続先の装置とのデータの入出力に関する処理を行う。通信制御部162は、通信インタフェース部161の動作を制御し、接続先の装置と上述したような所定の規格に基づいて通信を行い、通信インタフェース処理部161を介して、通信先の装置より画像データ等のコンテンツデータ111を取得する。そして、通信制御部162は、CPU21に制御され、取得したコンテンツデータ111を記憶部13に供給する。
同様に、出力部14の通信制御部172は、入力部12の場合と同様に、通信インタフェース部171を介して接続された、データ入出力装置151の外部の装置と通信を行い、CPU21に制御されて、記憶部13より供給されるコンテンツデータ111を通信先の装置に供給(出力)する。
すなわち、データ入出力装置151の入力部12は、撮像装置1のように被写体を撮像してコンテンツデータ111を生成する代わりに、外部の装置と通信を行うことによりコンテンツデータ111を取得し、記憶部13に供給する。そして、データ入出力装置151の出力部14は、撮像装置1のようにコンテンツデータ111を再生して表示する代わりに、外部の装置と通信を行うことによりコンテンツデータ111を、その外部の装置に供給する。
このようなデータ入出力装置151においても、制御部11および記憶部13の各部は、図5乃至図10を参照して説明した各処理を上述した撮像装置1の場合と同様に実行する。従って、データ入出力装置151は、撮像装置1の場合と同様に、記録した画像データの読み出しや複製に関する処理の履歴を管理することができ、データ消去や上書きの際に、確認を行うことができるので、記録媒体に記録されたデータの消去や更新等の安全性を向上させ、記録媒体の利便性を向上させることができる。
図14は、本発明を適用したメモリカードリーダ・ライタの内部の構成例を示すブロック図である。
図14において、メモリカードリーダ・ライタ181は、図1の撮像装置1と基本的に同様の構成であり、制御部11、入力部12、記憶部13、および出力部14により構成されるが、入力部12および出力部14の内部の構成が撮像装置1の場合と異なる。具体的には、入力部12は、メモリカードリーダ・ライタ181より着脱可能なメモリカード191と、メモリカード191が装着されるカードスロット192とにより構成され、出力部14は、メモリカード211とカードスロット212とにより構成される。すなわち、出力部14は、入力部12と基本的に同様に構成されている。
入力部12のメモリカード191は、例えばフラッシュメモリ等の書き換え可能な半導体メモリ等を内蔵するカード型の記録媒体メディアであり、カードスロット192に脱着可能な形状のメディアである。メモリ191の内部は、メモリコントローラ201およびメモリ202により構成される。メモリコントローラ201は、例えばフラッシュメモリ等により構成されるメモリ201に記録されるデータの入出力に関する制御処理を行う。メモリコントローラ201は、メモリカード191の外部端子(図示せず)を介してカードスロット192と接続される。
カードスロット192は、メモリカード192が接続されるスロットであるとともに、メモリカード191と通信行い、メモリカード191(メモリ202)に記録されているコンテンツデータ111を読み出し(メモリカード191よりコンテンツデータ111を入力し)、それを記憶部13に供給する。
出力部14のメモリカード211は、メモリコントローラ221およびメモリ222により構成される。つまり、カードスロット212は、記憶部13より供給されたコンテンツデータ111を、メモリコントローラ221を介してメモリ222に供給して記憶させることにより、メモリカード211に出力する。
すなわち、メモリカードリーダ・ライタ181の入力部12は、撮像装置1のように被写体を撮像してコンテンツデータ111を生成する代わりに、メモリカード191からコンテンツデータ111を取得し、記憶部13に供給する。そして、メモリカードリーダ・ライタ181の出力部14は、撮像装置1のようにコンテンツデータ111を再生して表示する代わりに、メモリカード211にコンテンツデータ111を記憶させる。
このようなメモリカードリーダ・ライタ181においても、制御部11および記憶部13の各部は、図5乃至図10を参照して説明した各処理を上述した撮像装置1の場合と同様に実行する。従って、メモリカードリーダ・ライタ181は、撮像装置1の場合と同様に、記録した画像データの読み出しや複製に関する処理の履歴を管理することができ、データ消去や上書きの際に、確認を行うことができるので、記録媒体に記録されたデータの消去や更新等の安全性を向上させ、記録媒体の利便性を向上させることができる。
なお、入力部12と出力部14の構成は、上述した以外のものでももちろんよく、例えば、以上の撮像装置1、データ入出力装置151、または、メモリカードリーダ・ライタ181の入力部12と出力部14を適宜自由に組み合わせたものであってもよい。
以上においては、読み出しに関する履歴についてのみ説明したが、履歴情報121は、読み出し処理以外にも、例えば、データの複製に関する履歴を含むようにしてももちろんよい。
図15は、履歴情報121が、読み出しの履歴だけでなく複製の履歴の情報も含む場合の履歴情報121の構成例を示す模式図である。
図15Aの例の場合、履歴情報121は、履歴情報識別番号131、ステータスフラグ231、および複製先ID情報232により構成される。
ステータスフラグ231は、履歴情報121が対応するコンテンツデータのステータスを示す情報であり、「未読」、「既読」、および「既複製」の3つのステータスを識別するための2ビットのフラグである。例えば、ステータスが未読(読み出されても複製されてもいない)の場合、ステータスフラグの値は「00」で示され、ステータスが既読(読み出されているが複製は生成されてない)の場合、ステータスフラグの値は「01」で示され、ステータスが既複製(複製も既に存在する)の場合、ステータスフラグの値は「10」で示される。複製先ID情報232は、複製先の装置や機器に予め割り当てられているID情報(例えば、MACアドレス等)に関する情報であり、少なくとも他のデバイスと識別可能な情報が含まれている情報である。
なお、ステータスフラグ231は、例えば、図15Bに示されるように、読み出しに関するステータスフラグである読み出しステータスフラグ233と、複製に関するステータスフラグである複製ステータスフラグ234の2つのステータスフラグに分けるようにしてもよい。
図15Bの例の場合、読み出しステータスフラグ233と複製ステータスフラグ234は、それぞれ、1ビットのフラグにより構成される。すなわち、読み出しステータスフラグ233は、その値によって「未読」と「既読」を区別し、複製ステータスフラグ234は、その値によって「未複製」と「既複製」を区別するように構成される。
以上のような履歴情報121を適用する場合について説明する。
図16は、本発明を適用したデータ入出力装置の構成例を示すブロック図である。図16に示されるデータ入出力装置241も、図1の撮像装置1と同様に、制御部11、入力部12、記憶部13、および出力部14により構成される。制御部11、入力部12、および記憶部13の構成は、撮像装置1と同様であるのでその説明を省略する。
出力部14は、図1の撮像装置1の出力部14の構成と、図14のメモリカードリーダ・ライタ181の構成とを統合した構成となっている。すなわち、図16の出力部14は、メモリカード211およびカードスロット212、表示プロセッサ51およびモニタ52、並びに、ID情報保持部252により構成される。記憶部13のメモリコントローラ41は、出力部14のカードスロット212および表示プロセッサ51のそれぞれとバスにより接続されており、カードスロット212と表示プロセッサ51のいずれにもコンテンツデータを供給することができる。
なお、メモリカード211は、メモリコントローラ221およびメモリ222の他に、ID情報保持部251を有している。ID情報保持部251は、メモリカード211の個体識別用ID情報を保持しており、メモリコントローラ221の要求に応じて、そのID情報をメモリコントローラ221に供給する。メモリコントローラ221は、メモリコントローラ41からのカードスロット212を介する要求に基づいて、ID情報保持部251より取得したID情報をメモリコントローラ41に供給する。メモリコントローラ41は、このID情報によりコンテンツデータ111の複製先のメモリカード211を識別し、図15(図15Aまたは図15B)に示されるような履歴情報121を生成する。
同様に、表示プロセッサ51には、ID情報保持部252が接続されている。ID情報保持部252は、表示プロセッサ51(またはモニタ52)の個体識別用ID情報を保持しており、表示プロセッサ51の要求に応じて、そのID情報を表示プロセッサ51に供給する。メモリコントローラ41は、表示プロセッサ51よりこのID情報を取得することにより、コンテンツデータ111の供給先が表示プロセッサであることを識別する。
次に、このデータ入出力装置241が実行する具体的な処理について説明する。
初めにデータ読み出し処理について、図17のフローチャートを参照して説明する。
例えば、入力部24を介してユーザからデータの読み出し指示が受け付けられたり、実行中のプログラムがデータの読み出しを指示したりするとCPU21は、データ読み出し処理を実行する。最初に、CPU21は、メモリコントローラ41に制御信号を供給し、指定されたコンテンツデータ111をメモリ42より読み出させる。この要求に基づいて、メモリコントローラ41の読み出し制御部64(図2)は、ステップS131において、指定されたコンテンツデータ111を読み出し、データインタフェース処理部61に供給する。データインタフェース処理部61は、ステップS132において、読み出したコンテンツデータ111を指定された供給先に供給する。
コンテンツデータ111を供給すると、メモリコントローラ41の制御情報インタフェース処理部62は、ステップS133において、コンテンツデータ111の供給先より、コンテンツデータ111の処理内容(例えば、再生、複製、出力等)を示す処理情報を取得する。制御情報インタフェース処理部62は、処理情報を取得するとそれを履歴情報管理部65に供給する。
ステップS134において、履歴情報管理部65は、処理内容が複製であるか否かを判定し、複製であると判定した場合、処理をステップS135に進める。履歴情報管理部65は、ステップS135において、制御情報インタフェース処理部62を介して、コンテンツデータ111の供給先よりID情報を取得する。ステップS136において、読み出し制御部64は、読み出したコンテンツデータ111に対応する履歴情報121を読み出し、それを履歴情報管理部65に供給する。履歴情報管理部65は、ステップS137において、供給された履歴情報121の複製先ID情報232(図15)を更新し、ステップS138において、ステータスフラグ231(図15Aの場合)を参照し、コンテンツデータ111のステータスを確認する。そして、履歴情報管理部65は、ステップS139において、その確認結果に基づいて、ステータスが既複製であるか否かを判定し、既複製でない(これまでに複製されたことがない)(例えば、図15Aのステータスフラグ231が00または01である)と判定した場合、処理をステップS140に進め、読み出したデータのステータスを更新して既複製にし(例えば、図15Aのステータスフラグ231を10とし)、その履歴情報121を書き込み制御部63に供給する。ステップS141において、書き込み制御部63は、供給された履歴情報121をメモリ42の古い履歴情報121(同じ履歴情報)に上書き書き込みし、データ読み出し処理を終了する。
また、ステップS139において、ステータスが既複製である(例えば、図15Aのステータスフラグ231が10である)と判定した場合、履歴情報管理部65は、ステップS140およびステップS141の処理を省略し、データ読み出し処理を終了する。
また、ステップS134において、処理内容が複製でないと判定した場合、履歴情報管理部65は、処理をステップS151に進める。ステップS151において、読み出し制御部64は、読み出したコンテンツデータ111に対応する履歴情報121を読み出し、それを履歴情報管理部65に供給する。履歴情報管理部65は、ステップS152において、ステータスフラグ231(図15Aの場合)を参照し、コンテンツデータ111のステータスを確認する。そして、履歴情報管理部65は、ステップS153において、その確認結果に基づいて、ステータスが未読であるか否かを判定し、未読である(これまでに読み出されたことがない)(例えば、図15Aのステータスフラグ231が00である)と判定した場合、処理をステップS154に進め、読み出したデータのステータスを更新して既読にし(例えば、図15Aのステータスフラグ231を01とし)、その履歴情報121を書き込み制御部63に供給する。ステップS155において、書き込み制御部63は、供給された履歴情報121をメモリ42の古い履歴情報121(同じ履歴情報)に上書き書き込みし、データ読み出し処理を終了する。
また、ステップS153において、ステータスが未読でないと判定した場合、履歴情報管理部65は、ステップS154およびステップS155の処理を省略し、データ読み出し処理を終了する。
以上のように、履歴情報管理部65は、コンテンツデータ111の供給先より処理情報とID情報を取得し、それらに基づいて、履歴情報121を更新するので、読み出されたデータが単に再生されて表示されたりする場合(単なる読み出しの場合)と、読み出されたデータが複製される場合(複製のための読み出しの場合)とを区別することができる。従って、履歴情報管理部65は、読み出し先の処理内容やID情報に応じた履歴情報121の更新を行うことができる。これにより、履歴情報管理部65は、メモリコントローラ41が読み出し処理の際に、同じ既読のデータであっても、その処理内容に応じて、例えば、警告のレベルを変化させる等、実行する処理を変更させるようにすることができる。つまり、履歴情報管理部65は、記録媒体に記録されたデータの消去や更新等の安全性を向上させ、記録媒体の利便性を向上させるようにすることができる。
次に、データ消去処理について、図18のフローチャートを参照して説明する。
ユーザの指示等に基づいてCPU21に制御され、データ消去処理が開始されると、最初に、読み出し制御部64は、ステップS171において、消去を指定されたコンテンツデータ111に対応する履歴情報121を読み出し、それを履歴情報管理部65に供給する。履歴情報管理部65は、ステップS172において、ステータスフラグ231(図15Aの場合)を参照し、コンテンツデータ111のステータスを確認する。そして、履歴情報管理部65は、ステップS173において、その確認結果に基づいて、ステータスが未読であるか否かを判定し、未読でない(これまでに読み出されたことがある)(例えば、図15Aのステータスフラグ231が01または10である)と判定した場合、処理をステップS174に進める。
ステップS174において、履歴情報管理部65は、確認結果に基づいて、ステータスが既複製であるか否かを判定し、既複製でない(これまでに複製されたことが無い)(例えば、図15Aのステータスフラグ231が01である)と判定した場合、処理をステップS175に進める。
ステップS175において、制御部11のCPU21は、出力部25を制御して、上述したような警告出力処理を実行する。そして、ステップS176において、CPU21は、入力部24を制御して、上述したようなユーザからの指示を受け付ける指示受付処理を実行し、受け付けた指示に基づいて、ステップS177において指定されたコンテンツデータ111を消去するか否かを判定する。消去すると判定した場合、履歴情報管理部65は、処理をステップS178に進め消去処理を続行する。ステップS178において、書き込み制御部63は、指定されたコンテンツデータ111を消去し、ステップS179において消去したコンテンツデータ111に対応する履歴情報121を消去し、データ消去処理を終了する。
ステップS177において、指定されたコンテンツデータ111を消去しない(データ消去処理を中止する)と判定した場合、履歴情報管理部65は、データ消去処理を終了(中止)する。また、ステップS173において、ステータスが未読である(例えば、図15Aのステータスフラグ231が00である)と判定した場合、履歴情報管理部65は、警告出力処理を行わずにデータ消去処理を終了する。
また、ステップS174において、ステータスが既複製である(例えば、図15Aのステータスフラグ231が10である)と判定した場合、履歴情報管理部65は、処理をステップS180に進め、履歴情報121の複製先ID情報232の内容を確認し、ステップS181において、その確認結果に基づいて、複製先が信頼できるか否かを判定する。例えば、履歴情報管理部65に信頼できない装置のIDのリストが予め用意され、そのリストに履歴情報の複製先ID情報232のIDが含まれている等して、その装置が複製先として信頼できないと判定した場合、履歴情報管理部65は、処理をステップS175に戻し、警告出力処理等のそれ以降の処理を繰り返す。
また、ステップS181において、例えば、履歴情報管理部65に信頼できる装置のIDのリストが予め用意され、そのリストに履歴情報の複製先ID情報232のIDが含まれている等して、その装置が複製先として信頼できると判定した場合、履歴情報管理部65は、処理をステップS178に進め、それ以降の処理を繰り返すことで、警告出力処理を行わずに、コンテンツデータの消去処理を行う。
すなわち、データ入出力装置241の各部は、消去を指示されたコンテンツデータ111に対応する履歴情報121のステータスが未読である場合、無条件でデータ消去処理を中止し、ステータスが既読である場合、警告出力処理を行いユーザに確認してからデータ消去処理を行い、ステータスが既複製である場合、その複製先が信頼できないときは、警告出力処理を行いユーザに確認してからデータ消去処理を行い、複製先が信頼できるときは、警告出力処理を行わずにデータ消去処理を行う。
このように、各部が、コンテンツデータ111のステータスが既読であってもその読み出し先の処理内容に応じてデータ消去処理の処理を変更するようにしたので、履歴情報管理部65は、条件に応じてより柔軟に対応することができ、記録媒体に記録されたデータの消去や更新等の安全性を向上させ、記録媒体の利便性を向上させることができる。
次に、データ上書き処理について、図19のフローチャートを参照して説明する。
ユーザの指示等に基づいてCPU21に制御され、データ上書き処理が開始されると、最初に、読み出し制御部64は、ステップS201において、上書きを指定されたコンテンツデータ111に対応する履歴情報121を読み出し、それを履歴情報管理部65に供給する。履歴情報管理部65は、ステップS202において、ステータスフラグ231(図15Aの場合)を参照し、コンテンツデータ111のステータスを確認する。そして、履歴情報管理部65は、ステップS203において、その確認結果に基づいて、ステータスが未読であるか否かを判定し、未読でない(これまでに読み出されたことがある)(例えば、図15Aのステータスフラグ231が01または10である)と判定した場合、処理をステップS204に進める。
ステップS204において、履歴情報管理部65は、確認結果に基づいて、ステータスが既複製であるか否かを判定し、既複製でない(これまでに複製されたことが無い)(例えば、図15Aのステータスフラグ231が01である)と判定した場合、処理をステップS205に進める。
ステップS205において、制御部11のCPU21は、出力部25を制御して、上述したような警告出力処理を実行する。そして、ステップS206において、CPU21は、入力部24を制御して、ユーザからの指示を受け付ける指示受付処理を実行する。ここでは、ユーザによりデータの上書きをするか否かが指示される。そして、CPU21は、受け付けた指示に基づいて、ステップS207において指定されたコンテンツデータ111を上書きするか否かを判定する。上書きすると判定した場合、CPU21は、処理をステップS208に進め上書き処理を続行する。すなわち、ステップS208において、書き込み制御部63は、指定されたコンテンツデータ111(古いコンテンツデータ)を消去し、ステップS209において、消去したコンテンツデータ111に対応する履歴情報121(古い履歴情報121)を消去し、ステップS210において、新しいコンテンツデータ111を、古いコンテンツデータ111が記録されていた位置と同じ位置に書き込む(上書きを行う)。
ステップS211において、履歴情報管理部65は、新しいコンテンツデータ111に対応する履歴情報121(新しい履歴情報)を作成し、それを書き込み制御部63供給する。ステップS212において、書き込み制御部63は、その新しい履歴情報121を、新しいコンテンツデータ111に関連付けて履歴情報記録領域102の古い履歴情報121が記録されていた位置と同じ位置に書き込み(上書きを行い)、データ上書き処理を終了する。
また、ステップS204において、ステータスが既複製である(例えば、図15Aのステータスフラグ231が10である)と判定した場合、履歴情報管理部65は、処理をステップS213に進め、履歴情報121の複製先ID情報232の内容を確認し、ステップS214において、その確認結果に基づいて、複製先が信頼できるか否かを判定する。例えば、履歴情報管理部65に信頼できない装置のIDのリストが予め用意され、そのリストに履歴情報の複製先ID情報232のIDが含まれている等して、その装置が複製先として信頼できないと判定した場合、履歴情報管理部65は、処理をステップS205に戻し、警告出力処理等のそれ以降の処理を繰り返す。
さらに、ステップS214において、例えば、履歴情報管理部65に信頼できる装置のIDのリストが予め用意され、そのリストに履歴情報の複製先ID情報232のIDが含まれている等して、その装置が複製先として信頼できると判定した場合、履歴情報管理部65は、処理をステップS208に戻し、それ以降の処理を繰り返すことで、警告出力処理を行わずに、コンテンツデータの上書き処理を行う。
また、ステップS207において、指定されたコンテンツデータ111を上書きしない(データ上書き処理を中止する)と判定した場合、履歴情報管理部65は、処理をステップS215に進め、エラー処理を行った後、データ上書き処理を終了(中止)する。また、ステップS203において、ステータスが未読であると判定した場合、履歴情報管理部65は、警告出力処理を行わずに処理をステップS215に進め、エラー処理を行った後、データ上書き処理を終了する。
すなわち、データ入出力装置241の各部は、上書きを指示されたコンテンツデータ111に対応する履歴情報121のステータスが未読である場合、無条件でデータ上書き処理を中止し、ステータスが既読である場合、警告出力処理を行いユーザに確認してからデータ上書き処理を行い、ステータスが既複製である場合、その複製先が信頼できないときは、警告出力処理を行いユーザに確認してからデータ上書き処理を行い、複製先が信頼できるときは、警告出力処理を行わずにデータ上書き処理を行う。
このように、各部が、コンテンツデータ111のステータスが既読であってもその読み出し先の処理内容に応じてデータ上書き処理の処理を変更するようにしたので、履歴情報管理部65は、条件に応じてより柔軟に対応することができ、記録媒体に記録されたデータの消去や更新等の安全性を向上させ、記録媒体の利便性を向上させることができる。
次に、図16に示されるデータ入出力装置241の各部が実行する画像データの入出力処理について、図20および図21のフローチャートを参照して説明する。
ステップS231において、CPU21は、例えば入力部24を制御して、ユーザ等により画像データの記録開始が指示されたか否かを判定する。例えば、ユーザが入力部24の記録ボタン(図示せず)を操作して画像データの記録開始を指示したり、タイマ機能等により予約された時間に実行されたプログラムが画像データの記録開始を指示したりする等して、記録開始が指示されたと判定した場合、CPU21は、入力部12および記憶部13の各部を制御して、画像データの記録を開始させる。CPU21に制御された入力部12は、ステップS232において、例えば、メモリカードや他の装置等より、画像データ(記録を指示された画像データ)を読み出し、それを記憶部13に供給する。記憶部13のメモリコントローラ41の書き込み制御部63は、ステップS233において、供給された画像データをメモリ42のデータ記録領域101に記録する。その際、書き込み制御部63は、履歴情報管理部65より供給される履歴情報121もメモリ42に供給し記録させる。
CPU21は、ステップS234において、ステップS231の場合と同様に、ユーザやプログラム等により記録終了が指示されたか否かを判定する。
記録終了が指示されていないと判定した場合、CPU21は、処理をステップS232に戻し、それ以降の処理を繰り返す。すなわち、記録を開始したCPU21は、記録終了が指示されたと判定するまで、ステップS232乃至ステップS234の処理を繰り返しながら待機する。
そしてステップS234において、記録終了が指示されたと判定した場合、CPU21は、処理をステップS235に進め、各部を制御し、上述したような記録に関する処理を終了させる。すなわち、CPU21は、入力部12の各部を制御して画像データの読み出しに関する処理を終了させ、記憶部13の各部を制御して画像データの記録に関する処理(例えば、図6のデータ書き込み処理)を終了させる。
ステップS235の処理を完了したCPU21は、次に、ステップS236に処理を進める。なお、ステップS231において、記録開始が指示されていないと判定した場合、CPU21は、ステップS232乃至ステップS235の処理を省略し、ステップS236に処理を進める。
ステップS236において、CPU21は、ステップS231の場合と同様に、ユーザまたはプログラム等により表示開始が指示されたか否かを判定する。そして、表示開始が指示されたと判定した場合、CPU21は、記憶部13を制御して、指定された画像データを読み出させる。記憶部13のメモリコントローラ41は、ステップS237において、CPU21に制御され、上述したデータ読み出し処理(図7のデータ読み出し処理)を実行し、指定された画像データを読み出し、それを出力部14に供給する。出力部14の表示プロセッサ51は、その画像データを取得すると、CPU21に制御され、ステップS238において取得した画像データに対して再生処理を行って表示用の画像データを生成すると、それをモニタ52に供給する。モニタ52は、CPU21に制御され、ステップS239において、供給された表示用画像データに対応する動画像を表示する。
モニタ52に動画像を表示させると、CPU21は、ステップS240に処理を進め、ステップS101の場合と同様に、ユーザやプログラム等により表示終了が指示されたか否かを判定し、表示終了が指示されていないと判定した場合、CPU21は、処理をステップS237に戻し、それ以降の処理を繰り返す。すなわち、表示を開始させたCPU21は、表示終了が指示されたと判定するまで、ステップS237乃至ステップS240の処理を繰り返しながら待機する。
そしてステップS240において、表示終了が指示されたと判定した場合、CPU21は、処理をステップS241に進め、出力部14を制御し、上述したような再生や表示に関する処理である再生表示処理を終了する。すなわち、CPU21は、記憶部13および出力部14の各部を制御して再生表示に関する処理(例えば、図17のデータ読み出し処理)を終了させる。
ステップS241の処理を完了したCPU21は、次に、図21のステップS251に処理を進める。なお、ステップS236において、表示開始が指示されていないと判定した場合、CPU21は、図21のステップS251に処理を進める。
ステップS251において、CPU21は、ステップS231の場合と同様に、ユーザまたはプログラム等により複製開始が指示されたか否かを判定する。そして、複製開始が指示されたと判定した場合、CPU21は、記憶部13を制御して、指定された画像データを読み出させる。記憶部13のメモリコントローラ41は、ステップS252において、CPU21に制御され、上述したデータ読み出し処理(図17のデータ読み出し処理)を実行し、指定された画像データを読み出し、それを出力部14に供給する。出力部14のカードスロット212は、その画像データを取得すると、CPU21に制御され、それをメモリカード211のメモリコントローラ221に供給する。メモリコントローラ221は、CPU21に制御され、ステップS253において、供給された画像データをメモリ222に記録する。
メモリカード211に画像データを記録させると、CPU21は、ステップS254に処理を進め、ステップS240の場合と同様に、ユーザやプログラム等により複製を終了するか否かを判定し、複製を終了しないと判定した場合、CPU21は、処理をステップS252に戻し、それ以降の処理を繰り返す。すなわち、複製を開始させたCPU21は、複製を終了すると判定するまで、ステップS252乃至ステップS254の処理を繰り返しながら待機する。
そしてステップS254において、複製を終了すると判定した場合、CPU21は、処理をステップS255に進め、記憶部13および出力部14を制御し、上述したような読み出しや記録に関する処理(複製処理)を終了する。すなわち、CPU21は、記憶部13および出力部14の各部を制御して複製に関する処理(例えば、図17のデータ読み出し処理)を終了させる。
ステップS255の処理を完了したCPU21は、ステップS256に処理を進める。なお、ステップS251において、複製開始が指示されていないと判定した場合、CPU21は、ステップS256に処理を進める。
ステップS256において、CPU21は、図20のステップS231の場合と同様に、ユーザまたはプログラム等により画像データ消去が指示されたか否かを判定する。そして、画像データの消去が指示されたと判定した場合、CPU21は、記憶部13を制御して、指定された画像データに対してデータ消去処理を実行させる。記憶部13のメモリコントローラ41は、ステップS257において、CPU21に制御され、上述したデータ消去処理(図18のデータ消去処理)を実行し、指定された画像データを消去する。ステップS257の処理が完了すると、CPU21は、処理をステップS258に進める。また、ステップS256において、画像データ消去が指示されていないと判定した場合、CPU21は、ステップS257の処理を省略し、ステップS258に処理を進める。
ステップS258において、CPU21は、入出力処理を終了するか否かをユーザからの指示等に基づいて判定し、入出力処理を終了しないと判定した場合、図20のステップS231に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS258において、例えば、ユーザからの指示等に基づいて、入出力処理を終了すると判定した場合、CPU21は、ステップS259に処理を進め、終了処理を行った後、入出力処理を終了する。
以上のようにして、CPU21は、入出力処理を実行する。従って、データ入出力装置241は、入力し記録した画像データの読み出しや複製に関する処理の履歴を管理することができ、データ消去や上書きの際に、確認を行うことができるので、記録媒体に記録されたデータの消去や更新等の安全性を向上させ、記録媒体の利便性を向上させることができる。
以上においては、図16に示されるように、複数の出力方法を有する出力部14を有する場合について説明したが、例えば、図13に示されるデータ入出力装置151のように、出力部14が通信インタフェース部171および通信制御部172により構成される場合、例えば、通信インタフェース部171が、図22に示されるようにネットワーク301を介して複数の装置と接続されることも考えられる。このように複数の装置からなるシステムの場合、複製先の識別情報として、各装置の識別情報を用いるようにしてもよい。
図22は、本発明を適用したネットワークシステムの構成例を示す図である。図22において、ネットワークシステム300は、図13に示されるデータ入出力装置151、ネットワーク301、記録再生装置311、記録再生装置312、およびコンテンツサーバ313により構成される。データ入出力装置151、記録再生装置311、記録再生装置312、およびコンテンツサーバ313は、それぞれ、ネットワーク301に接続されている。すなわち、データ入出力装置151、記録再生装置311、記録再生装置312、およびコンテンツサーバ313は、ネットワーク301を介して互いに接続されており、互いに通信可能である。
このようなネットワークシステム300において、データ入出力装置151が有するコンテンツデータを記録再生装置311や記録再生装置312に供給し、記録させる場合、データ入出力装置151のメモリコントローラ41は、各装置をID情報により識別する。例えば、図22に示されるように、記録再生装置311はID情報321を有している。データ入出力装置151が記録再生装置311にデータを供給すると、記録再生装置311は、そのID情報321と、データの処理内容を示す情報をデータ入出力装置151に供給する。記録再生装置312も同様にして、ID情報322と処理内容を示す情報を供給する。
データ入出力装置151は、そのID情報や処理内容を示す情報に基づいて、上述した場合と同様に、データの複製先が信頼できるか否かを判断する。例えば、履歴情報管理部65は、取得したID情報に基づいて、ID情報321に対応する記録再生装置311は信頼できると判定し、ID情報322に対応する記録再生装置312は信頼できないと判定することが可能になる。
また、例えば、コンテンツサーバ313は、サーバ用のID情報323を有しており、そのコンテンツサーバ313の端末装置Aとして構成される記録再生装置311と、コンテンツサーバ313の端末装置Bとして構成される記録再生装置312は、端末装置用のID情報321およびID情報322をそれぞれ有している。
従って、データ入出力装置151は、それらのID情報に基づいて、サーバ用のID情報に対応するコンテンツサーバ313のみを信頼できる複製先とし、端末装置用のID情報に対応する記録再生装置311と記録再生装置312は、信頼できない複製先とすることも可能である。
なお、例えば、図22のデータ入出力装置151もコンテンツサーバ313の端末装置(端末装置C)として動作するものとしてもよい。
図23は、図22の記録再生装置311の内部の構成例を示すブロック図である。
図23において、記録再生装置311は、制御部331、通信部332、記憶部333、および再生表示部334により構成される。
制御部331は、上述した制御部11と同様に、CPU341、ROM342、RAM343、入力部344、および出力部345を有するとともに、記録再生装置311のID情報を保持し、必要に応じてCPU341に提供するID情報提供部351を有する。
通信部332は、ネットワーク301に接続され、他の装置と通信を行う。例えば、通信部332は、他の装置より供給されたデータを記憶部333に供給し、記憶させたり、再生表示部334に供給し、再生表示させたりする。
なお、図22のネットワークシステム300において、全ての端末装置(例えば、端末装置A,端末装置B、および端末装置C)が図23に示されるような記録再生装置により構成されるようにしてももちろんよい。
図22のネットワークシステム300において、各端末装置(またはサーバ)間において行われるコンテンツデータ111の転送処理について、図24のフローチャートを参照して説明する。図24は、端末装置である記録再生装置間のコンテンツデータ転送処理を説明するフローチャートである。
最初に、受信側の記録再生装置は、ステップS271において、送信側の記録再生装置に対してコンテンツデータ111を要求する。送信側の記録再生装置は、ステップS281において、この要求を取得すると、ステップS282に処理を進め、要求されたコンテンツデータ111を、要求元である受信側の記録再生装置に供給する。受信側の記録再生装置は、ステップS272において、このコンテンツデータ111を取得すると、ステップS273において、取得したコンテンツデータ111に対して処理を行い、ステップS274において、その処理内容を示す処理情報を送信側の記録再生装置に供給する。送信側の記録再生装置は、ステップS283においてその処理情報を取得する。また、受信側の記録再生装置は、ステップS275において、自分自身のID情報を送信側の記録再生装置に供給する。送信側の記録再生装置は、ステップS284においてその処理情報を取得する。そして、送信側の記録再生装置は、ステップS285において、取得した処理情報およびID情報に基づいて、転送したコンテンツデータ111に対応する履歴情報121を更新し、データ転送処理を終了する。
なお、以上においては、ネットワーク301を介して各装置がコンテンツデータ(画像データ)を転送するネットワークシステム300について説明したが、これに限らず、例えば、図25に示されるように、コンテンツデータ(画像データ)がメモリカード411を介して他の装置に転送されるようにしてももちろんよい。
図25の場合、記録再生装置401と記録再生装置402は、メモリカード411を介してコンテンツデータ111の転送処理を行う。その場合、メモリカード411には、転送するコンテンツデータ111とともに、コンテンツデータ111に対応する履歴情報121も記録されるようにしてもよい。このようにすることにより、コンテンツデータ111だけでなく、コンテンツデータ111に対応する履歴情報121も共有することができる。すなわち、この場合、記録再生装置401、記録再生装置402、およびメモリカード411が全て互いに異なる装置として扱われる。
図26は、図25の記録再生装置401の内部の構成例を示すブロック図である。なお、記録再生装置402は、記録再生装置401と同様に構成されるので、その説明は省略する。
図26に示されるように、記録再生装置401は、制御部431、入力部432、記憶部433、記憶部434、および再生表示部435により構成される。すなわち、記録再生装置401は、図16のデータ入出力装置241と基本的に同様の構成であり、制御部431は制御部11に対応し、入力部432は入力部12に対応し、記憶部433は記憶部13に対応し、記憶部434および再生表示部435は、出力部14に対応する。
制御部431は、図23の記録再生装置311と同様に、CPU441、ROM442、RAM443、入力部444、および出力部445の他に、記録再生装置401のID情報をCPU441に提供するID情報提供部451を有している。
また、記憶部433は、図25に示される着脱可能なメモリカード411を記録媒体(図16のメモリ42に対応する記録媒体)としている。従って、記憶部433は、メモリコントローラ41と同様のメモリコントローラ461、図14のカードスロット192または212と同様のメモリスロット462、並びに図14のメモリカード191または212と同様のメモリカード411により構成される。
すなわち、この図26に示されるように、記録媒体が着脱可能である場合においても、本発明を適用することができる。
なお、履歴情報121には、様々な情報を含めるようにしてもよい。その一例を、図27を参照して説明する。
図27は、履歴情報121の他の構成例を示す模式図である。
図27の履歴情報121は、履歴情報識別番号131、ステータスフラグ231、および複製先ID情報232の他に、ユーザID情報471、複製時刻情報472、複製回数情報473、消去・更新許可情報(保護指定情報)474、部分指定情報475、並びに、コメント情報476が含まれる。
ユーザID情報471は、読み出し処理等を行ったユーザを識別するID情報である。この情報を用いることにより、履歴情報管理部65は、例えば、読み出し処理を行ったユーザがデータの削除を指示した場合のみ、削除を許可する等のように、処理を指示したユーザに応じた処理を行うように制御することができる。
複製時刻情報472は、データを複製した日時を示す時刻情報である。この情報を用いることにより、履歴情報管理部65は、例えば、データが複製されてから一定期間のみ、そのデータの削除を許可することができるようにする等、日時に応じた処理を行うように制御することができる。
複製回数情報473は、データを複製した回数を示す情報である。この情報を用いることにより、履歴情報管理部65は、例えば、データが3回以上複製されないと、そのデータの削除を許可しないようにする等、複製の回数に応じた処理を行うように制御することができる。
消去・更新許可情報(保護指定情報)474は、データの消去や更新を、処理の履歴に関わらず許可(または保護)することを示す情報である。この情報を用いることにより、履歴情報管理部65は、例えば、データのステータスに関わらず、そのデータの削除や更新を許可(保護)するようにする等、強制的な制御を行うことができる。
部分指定情報475は、上述したようなデータの消去や更新に関する条件等がデータのどの部分に対応するのかを示す情報である。この情報を用いることにより、履歴情報管理部65は、例えば、コンテンツデータの一部に対して、消去や更新の許可を与えることができる。すなわち、この情報を用いることにより、履歴情報管理部65は、データ単位よりも細かい単位で条件等を設定することができる。
コメント情報476は、例えば、履歴情報121が表示される場合等において、ユーザが参照する文字情報である。ユーザは、コメント情報476として、任意の文字列を設定することができる。
なお、図27においては、ステータスフラグとして図15Aのステータスフラグ231を用いるようにしたが、もちろん、図15Bのように、ステータスフラグとして、読み出しステータスフラグ233と複製ステータスフラグ234とを用いるようにしてもよい。
また、図28に示されるように、1つのコンテンツデータに対して複数の履歴情報が割り当てられるようにしてもよい。図28において、履歴情報121には、履歴情報識別番号131の他に、最新の履歴情報だけでなく、過去数回の処理に関する履歴情報がテーブル化され、履歴情報テーブル481として含まれている。
履歴情報テーブル481の各履歴情報は、履歴番号491、日時492、処理装置ID493、処理内容494、開始TC(タイムコード)495、および終了TC496等の複数の項目により構成される。例えば、履歴番号491の値が「1」の行の履歴情報は、日時492が「2004/01/01 01:01:01」であり、処理装置ID493が「A1234」であり、処理内容494が「再生」であり、開始TC495が「00:00:00:00」であり、終了TC496が「00:00:11:11」である。この履歴情報は、日時「2004/01/01 01:01:01」に、装置「A1234」により、タイムコード「00:00:00:00」からタイムコード「00:00:11:11」までのデータが「再生」されたことを示している。
このように様々な情報を履歴情報121に含めることにより、履歴情報管理部65は、さらに多くの場合に応じた処理を行うことができ、記録媒体に記録されたデータの消去や更新等の安全性を向上させ、記録媒体の利便性を向上させるようにすることができる。
なお、例えば、図27を参照して説明したコメント情報476のように、ユーザが直接履歴情報を編集(更新)することができるようにしてももちろんよい。この場合の処理の例を、図29を参照して説明する。
図29は、図26の記録再生装置401による履歴情報更新処理を説明するフローチャートである。
例えば、入力部444を介してユーザ等により履歴情報の更新を指示されたCPU441は、メモリコントローラ461を制御し、履歴情報更新処理を実行させる。CPU441に制御され、履歴情報更新処理を開始したメモリコントローラ461は、最初にステップS301において、指定された履歴情報121をメモリカード411より読み出し、ステップS302において、その読出した履歴情報121を再生表示部435に出力する。
再生表示部435に表示された履歴情報121を見たユーザは、その情報に基づいて、入力部444を操作し、履歴情報121の更新情報を入力する。CPU441は、その更新情報が入力されると、それをメモリコントローラ461に供給する。メモリコントローラ461は、ステップS303において、更新情報をCPU441より取得したか否かを判定し、取得したと判定した場合、処理をステップS304に進め、取得した更新情報を用いてメモリカード411の履歴情報121を更新し、処理をステップS305に進める。また、ステップS303において、更新情報を取得していないと判定した場合、メモリコントローラ461は、ステップS304の処理を省略し、ステップS305に処理を進める。
ステップS305において、メモリコントローラ461は、例えば、ユーザからの指示に基づいて更新処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合、ステップS303に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS305において、更新処理を終了すると判定した場合、メモリコントローラ461は、ステップS306において、終了処理を行った後、履歴情報更新処理を終了する。
以上のように処理することにより、ユーザは履歴情報121を編集し更新させることができる。
以上においては、履歴情報管理部65は、装置内のメモリコントローラ65に設けられるように説明したが、これに限らず、例えば、図30に示されるように、着脱可能なメモリカード511内のメモリコントローラ521に履歴情報管理部65が設けられるようにしてももちろんよい。
図30の場合、記録再生装置401のメモリスロット462にはメモリカード511が装着されている。メモリカード511は、メモリコントローラ521およびメモリ522により構成されている。メモリコントローラ521は、履歴情報管理部65を有し、メモリ522に記録されているコンテンツデータ111に対応する履歴情報121を管理する。
このように、装置より着脱可能なメモリカード511に履歴情報管理部65を設けることにより、メモリカード511は、履歴情報管理部65を有していない装置に装着された場合において、メモリ522に格納されているコンテンツデータ111の履歴情報121を管理することができる。これにより、メモリカード511は、自分自身に記録されたデータの消去や更新等の安全性を向上させることができ、自分自身の利便性を向上させるようにすることができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。この場合、例えば、図1の撮像装置1は、図31に示されるようなパーソナルコンピュータとして構成されるようにしてもよい。
図31において、パーソナルコンピュータ600のCPU(Central Processing Unit)611は、ROM(Read Only Memory)612に記憶されているプログラム、または記憶部623からRAM(Random Access Memory)613にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM613にはまた、CPU611が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU611、ROM612、およびRAM613は、バス614を介して相互に接続されている。このバス614にはまた、入出力インタフェース620も接続されている。
入出力インタフェース620には、キーボード、マウスなどよりなる入力部621、CRT、LCDなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部622、ハードディスクなどより構成される記憶部623、モデムなどより構成される通信部624が接続されている。通信部624は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。
入出力インタフェース620にはまた、必要に応じてドライブ625が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア631が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部623にインストールされる。
上述した一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、例えば、図31に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア631により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM612や、記憶部623に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
本発明を適用した撮像装置の構成例を示すブロック図である。 図1の記憶部13の構成例を示すブロック図である。 図1のメモリ42の記録領域の構成例を示す図である。 図3の履歴情報の構成例を示す模式図である。 フォーマット処理を説明するフローチャートである。 データ書き込み処理を説明するフローチャートである。 データ読み出し処理を説明するフローチャートである。 データ消去処理を説明するフローチャートである。 警告情報提示画面の表示例を説明する図である。 データ上書き処理を説明するフローチャートである。 記録再生処理を説明するフローチャートである。 記録再生処理を説明する、図11に続くフローチャートである。 本発明を適用したデータ入出力装置の構成例を示すブロック図である。 本発明を適用したメモリカードリーダ・ライタの構成例を示すブロック図である。 履歴情報の他の構成例を示す模式図である。 本発明を適用したデータ入出力装置の、他の構成例を示すブロック図である。 データ読み出し処理の他の例を説明するフローチャートである。 データ消去処理の他の例を説明するフローチャートである。 データ上書き処理の他の例を説明するフローチャートである。 入出力処理の例を説明するフローチャートである。 入出力処理の例を説明する、図20に続くフローチャートである。 本発明を適用したネットワークシステムの構成例を示す図である。 図22の記録再生装置の構成例を示すブロック図である。 コンテンツデータの転送処理を説明するフローチャートである。 本発明を適用した記録再生システムの構成例を説明する図である。 図25の記録再生装置の構成例を説明するブロック図である。 履歴情報の、さらに他の構成例を示す模式図である。 履歴情報の、さらに他の構成例を示す模式図である。 履歴情報更新処理を説明するフローチャートである。 図22の記録再生装置の他の構成例を示すブロック図である。 本発明を適用したパーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 撮像装置, 11 制御部, 12 入力部, 13 記憶部, 14 出力部, 41 メモリコントローラ, 42 メモリ, 61 データインタフェース処理部, 62 制御情報インタフェース処理部, 63 書き込み制御部, 64 読み出し制御部, 65 履歴情報管理部, 101 データ記録領域, 102 履歴情報記録領域, 111乃至113 コンテンツデータ, 120 管理テーブル, 121乃至123 履歴情報, 131 履歴情報識別番号, 132 ステータスフラグ, 133 出力先情報, 134 出力時刻情報, 140 警告情報提示画面, 151 データ入出力装置, 181 メモリカードリーダ・ライタ, 231 ステータスフラグ, 232 複製先ID情報, 233 読み出しステータスフラグ, 234 複製ステータスフラグ, 241 データ入出力装置, 251 ID情報保持部, 300 ネットワークシステム, 321乃至323 ID情報, 351 ID情報提供部, 401 記録再生装置, 471 ユーザID情報, 472 複製時刻情報, 473 複製回数情報, 474 消去・更新許可情報, 475 部分指定情報, 476 コメント情報, 481 履歴情報テーブル, 521 メモリコントローラ

Claims (11)

  1. 記録媒体を有し、前記記録媒体に記録されるコンテンツデータを処理する情報処理装置において、
    前記コンテンツデータを前記記録媒体に記録するコンテンツデータ記録手段と、
    前記コンテンツデータ記録手段により記録される前記コンテンツデータの読み出しの履歴を管理するための情報である履歴情報を作成する履歴情報作成手段と、
    前記履歴情報作成手段により作成された前記履歴情報を、前記コンテンツデータに関連付けて、前記記録媒体に記録する履歴情報記録手段と、
    前記コンテンツデータ記録手段により前記記録媒体に記録された前記コンテンツデータを読み出すコンテンツデータ読み出し手段と、
    前記コンテンツデータ読み出し手段による前記コンテンツデータの読み出し処理に基づいて、前記履歴情報記録手段により前記記録媒体に記録されている前記履歴情報を更新する履歴情報更新手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記記録媒体は、半導体メモリを内蔵する、前記情報処理装置より着脱可能なカード型メモリである
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記記録媒体の記録領域内に前記コンテンツデータを記録するための第1の記録領域を生成する第1の記録領域生成手段と、
    前記記録媒体の前記記録領域内に前記履歴情報を記録するための第2の記録領域を生成する第2の記録領域生成手段と
    をさらに備え、
    前記コンテンツデータ記録手段は、前記コンテンツデータを、前記第1の記録領域生成手段により生成された前記第1の記録領域に記録し、
    前記履歴情報記録手段は、前記履歴情報を、前記第2の記録領域生成手段により生成された前記第2の記録領域に記録する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記履歴情報は、前記履歴情報を識別するための情報である履歴情報識別情報と、前記履歴情報に関連付けられている前記コンテンツデータのステータスが未読であるか否かを示すステータスフラグを含み、
    前記履歴情報更新手段は、前記コンテンツデータ読み出し手段による前記コンテンツデータの読み出し処理が行われたか否かに基づいて、前記ステータスフラグの値を更新する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記履歴情報は、前記コンテンツデータの出力先に関する情報である出力先情報、および、前記コンテンツデータが読み出された時刻を示す出力時刻情報をさらに含み、
    前記履歴情報更新手段は、前記コンテンツデータ読み出し手段により読み出された前記コンテンツデータの出力先に関する情報に基づいて前記出力先情報を更新するとともに、前記コンテンツデータ読み出し手段により前記コンテンツデータが読み出されたときの時刻情報に基づいて前記出力時刻情報を更新する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記ステータスフラグは、前記コンテンツデータ読み出し手段により読み出された前記コンテンツデータの複製が生成されたか否かをさらに示し、
    前記履歴情報更新手段は、前記コンテンツデータ読み出し手段により読み出された前記コンテンツデータの出力先における、前記コンテンツデータに対する処理内容に関する情報に基づいて、前記コンテンツデータの複製が生成されたか否かを判定し、その判定結果に基づいて前記ステータスフラグの値を更新する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 消去処理の対象であるコンテンツデータに対応する履歴情報を読み出す履歴情報読み出し手段と、
    前記履歴情報読み出し手段により読み出された前記履歴情報の前記ステータスフラグの値を確認するステータス確認手段と、
    前記ステータス確認手段により確認された前記コンテンツデータのステータスに応じて、前記コンテンツデータを消去するコンテンツデータ消去手段と、
    前記コンテンツデータ消去手段により消去された前記コンテンツデータに対応する履歴情報を消去する履歴情報消去手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  8. 前記ステータス確認手段により確認された前記コンテンツデータのステータスに応じて、前記コンテンツデータの消去に関する警告をユーザに提示する警告提示手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記警告提示手段により前記警告が提示された前記コンテンツデータの消去を行うか否かの、前記ユーザからの指示を受け付ける指示受付手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 記録媒体を有し、前記記録媒体に記録されるコンテンツデータを処理する情報処理装置の情報処理方法であって、
    前記コンテンツデータを前記記録媒体に記録するように制御するコンテンツデータ記録制御ステップと、
    前記コンテンツデータ記録制御ステップの処理により制御されて記録される前記コンテンツデータの読み出しの履歴を管理するための情報である履歴情報を作成する履歴情報作成ステップと、
    前記履歴情報作成ステップの処理により作成された前記履歴情報を、前記コンテンツデータに関連付けて、前記記録媒体に記録するように制御する履歴情報記録制御ステップと、
    前記コンテンツデータ記録制御ステップの処理により制御されて前記記録媒体に記録された前記コンテンツデータを読み出すように制御するコンテンツデータ読み出し制御ステップと、
    前記コンテンツデータ読み出し制御ステップの処理により制御された前記コンテンツデータの読み出し処理に基づいて、前記履歴情報記録制御ステップの処理により制御されて前記記録媒体に記録されている前記履歴情報を更新するように制御する履歴情報更新制御ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  11. 記録媒体に記録されるコンテンツデータの処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、
    前記コンテンツデータを前記記録媒体に記録するように制御するコンテンツデータ記録制御ステップと、
    前記コンテンツデータ記録制御ステップの処理により制御されて記録される前記コンテンツデータの読み出しの履歴を管理するための情報である履歴情報を作成する履歴情報作成ステップと、
    前記履歴情報作成ステップの処理により作成された前記履歴情報を、前記コンテンツデータに関連付けて、前記記録媒体に記録するように制御する履歴情報記録制御ステップと、
    前記コンテンツデータ記録制御ステップの処理により制御されて前記記録媒体に記録された前記コンテンツデータを読み出すように制御するコンテンツデータ読み出し制御ステップと、
    前記コンテンツデータ読み出し制御ステップの処理により制御された前記コンテンツデータの読み出し処理に基づいて、前記履歴情報記録制御ステップの処理により制御されて前記記録媒体に記録されている前記履歴情報を更新するように制御する履歴情報更新制御ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
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