JPH09128276A - 計算機システムおよびそのシステムで使用されるファイル管理方法 - Google Patents

計算機システムおよびそのシステムで使用されるファイル管理方法

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JPH09128276A
JPH09128276A JP8191845A JP19184596A JPH09128276A JP H09128276 A JPH09128276 A JP H09128276A JP 8191845 A JP8191845 A JP 8191845A JP 19184596 A JP19184596 A JP 19184596A JP H09128276 A JPH09128276 A JP H09128276A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ファイルを格納するための記憶媒体に自動的に
空き領域を生成できるようにし、限られた物理的な記憶
媒体の利用効率の向上を図る。 【解決手段】ファイルシステム2は、記録媒体3の空き
領域が所定値以下になった時や、書き込み対象のファイ
ルサイズよりも記録媒体3の空き領域が少ない時に、フ
ァイル自動消去が必要であると判断される。ファイル自
動消去が必要であると判断されると、消去ファイル選択
部23は、記録媒体3に格納されている各ファイルの優
先度にしたがって消去対象のファイルを選択する。そし
て、その選択されたファイルを消去するための手続きが
ファイル消去部24によって行われる。従って、ユーザ
が明示的に消去要求を発生しなくともファイルを格納す
る記憶媒体に自動的に空き領域を生成できるようにな
り、物理的な記憶媒体3の限られた記憶容量を効率良く
利用することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、計算機システム
およびそのシステムで使用されるファイル管理方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、計算機システムにて永続的に所
有するデータは、ファイルという論理的な単位でディス
クのような不揮発性記憶媒体に格納される。物理的な不
揮発性記憶媒体の各々の記憶部位にファイルという論理
的なデータ単位を割り当てるソフトウェアをファイルシ
ステムと呼ぶ。
【0003】ファイルシステムは物理的な記憶媒体を活
用してデータを格納しているため、記憶容量には限界が
ある。新たにファイルを作成したいが空き領域がなくな
ったときには、従来では、ユーザ自身が消去すべきファ
イルを明示的に指定してファイル消去のプログラムを実
行することにより空き領域を作る必要があった。プログ
ラムはオペレーティングシステムに対しファイルを指定
して消去要求を出し、オペレーティングシステムはこれ
を受理すると、ファイルシステムに記憶されている該当
ファイルを無効化し、空き領域を作っていた。つまり、
ファイルシステムに格納するファイルのサイズが増え、
空き領域がなくなったり少なくなったりした場合には、
ユーザが消去すべきファイルを選び、プログラムを起動
することにより明示的にオペレーティングシステムに対
して消去要求を行いファイルを消すことにより空き領域
を作らなければならなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来で
は、記憶媒体に十分な空き領域がないときに、ユーザ自
身が明示的に消去要求を発生してファイルの消去を行わ
なければならなかった。
【0005】このため、ユーザが消去すべきファイルを
選択するという操作を行ったり、消去するためのプログ
ラムの使用法を覚えなければならず、計算機の使い勝手
を悪くする一因となっていた。
【0006】また、ネットワークなどを介して外部から
データが転送されてくる場合には、空き領域がなくなっ
たことに使用者が気がつかないと転送データをファイル
システムに格納することができず、結果としてデータの
受信を失敗する原因となっていた。
【0007】この発明はこのような点に鑑みてなされた
ものであり、ユーザが明示的に消去要求などを発生しな
くともファイルを格納する記憶媒体に自動的に必要な空
き領域を確保できるようにし、限られた物理的な記憶媒
体の記憶容量を効率良く利用することができる計算機シ
ステムおよびファイル管理方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数のファ
イルを保存することが可能な記録媒体に対するファイル
入出力を管理する計算機システムにおいて、前記記録媒
体の空き領域に基づいて、前記記録媒体のファイルを消
去または圧縮する必要性があるか否かを判別する手段
と、この判別手段によってファイル消去または圧縮の必
要性があることが判定されたとき、前記記録媒体に格納
されているファイルの中から消去または圧縮対象のファ
イルを自動的に選択してそれを消去または圧縮するため
の手続きを行うファイル自動消去/圧縮手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0009】この計算機システムにおいては、記録媒体
の空き領域の大きさに応じてファイルの自動消去または
圧縮を行うか否かが判断される。この場合、例えば、記
録媒体の空き領域が所定値以下になった時や、書き込み
対象のファイルサイズよりも記録媒体の空き領域が少な
い時などには、ファイル自動消去または圧縮による空き
領域確保処理の実行が必要であると判断される。ファイ
ル自動消去または圧縮による空き領域確保処理が必要で
あると判断されると、記録媒体に格納されているファイ
ルの中から消去または圧縮対象のファイルが自動的に選
択される。そして、その選択されたファイルを消去また
は圧縮するための手続きが行われる。このファイル消去
/圧縮の手続きでは、ファイル自動消去/圧縮手段自ら
によるファイル消去/圧縮、あるいはオペレーティング
システムに対してファイル消去要求またはファイル圧縮
要求を発行することによって、そのオペレーティングシ
ステムによるファイル消去が行われる。従って、ユーザ
が明示的に消去要求や圧縮要求を発生しなくともファイ
ルを格納する記憶媒体に自動的に空き領域を生成できる
ようになり、物理的な記憶媒体の限られた記憶容量を効
率良く利用することが可能となる。よって、ユーザが消
去すべきファイルや圧縮すべきファイルを選択したり、
消去または圧縮するためのプログラムの使用法を覚える
必要がなく、使い勝手の良い計算機システムを実現でき
る。また、ネットワークや他の計算機からデータが転送
されてくる場合に、ユーザが空き領域を作らなくても転
送データを失わず保存することができる。
【0010】ファイル自動消去または圧縮による空き領
域確保処理を行うか否かの判別処理は、ユーザプログラ
ムなどからファイル書き込み要求が発行されたとき、あ
るいは定期的に行うことが好ましい。これにより、常に
最適な空き領域を確保することが可能となり、ユーザプ
ログラムによって書き込み指定された新規ファイルが記
憶容量不足で保存できなかったり、ネットワークなどか
らのファイルのダウンロードに失敗するといった不具合
を防止できる。
【0011】消去または圧縮対象ファイルの選択は、そ
のファイル消去またはファイル圧縮によってユーザに及
ぼす影響の大きさを考慮してファイルの優先度に従って
消去対象ファイル、圧縮対象ファイルを選択することが
望ましい。ここで、ファイルの優先度とは、そのファイ
ル消去または圧縮によってユーザにどの程度の影響を及
ぼすかを示す指標である。どのファイルが重要であるか
はその計算機システムを使用しているユーザ自身の判断
によって決まるものであるので、優先度としては、ユー
ザによってファイル毎に予め指定された優先度情報や、
記録媒体からの各ファイルのファイル読み出しの有無、
読み出し回数、最終読み出し日時などに関する入出力履
歴情報を使用することが好ましい。
【0012】ユーザによる優先度の指定は、新規ファイ
ルの保存時にそのファイルに付与するファイル名そのも
のによって行ってもよいし、ファイル名とは別の専用の
パラメータを優先度としてファイルに付与してもよい。
このようなユーザ指定の優先度情報を使用することによ
り、そのユーザ自身の重要度判断に基づいた消去ファイ
ル選択が可能となる。また、ファイル拡張子を優先度と
して使用することも出来、この場合には、プログラムフ
ァイル、システムファイル、テキストファイル、圧縮フ
ァイル、画像ファイルなどのファイルの種類や、そのフ
ァイルを扱うプログラムとの関係などに応じた優先度付
けができる。
【0013】また、全てのファイルの優先度が消去ファ
イルや圧縮ファイルを選択する基準値よりも高く、該当
する消去対象ファイルまたは圧縮対象ファイルが存在し
ない場合には、その基準値を動的に変更したり、それら
基準値を越えるファイルの中で最も優先度の低いファイ
ルを消去対象ファイルまたは圧縮対象ファイルとして選
択してもよい。
【0014】また、一般には、ユーザによって頻繁に入
出力されるファイル程、あるいは最近参照されたファイ
ル程そのユーザにとって重要度が高いファイルと判断で
きる。一方、ネットワークなどからダウンロードしたニ
ュースや天気予報などのデータファイルなどについて
は、ユーザがすでに一度参照したことがあるファイルは
消しても良いが、まだ参照していないデータは消しては
ならないという用途も考えられる。したがって、ファイ
ルの入出力履歴、特にファイルの読み出しに関するファ
イル参照の履歴に基づいて消去ファイルを選択すること
により、消去によってユーザに与える影響が大きいファ
イル、すなわちこれから読み出されることが予想される
ファイル、をなるべく消去しないようにすることができ
る。
【0015】さらに、優先度としてファイルサイズを用
い、サイズの大きなファイル程優先的に消去してもよ
い。これにより、より少ない個数のファイル消去だけで
必要な空き容量を確保する事ができる。
【0016】また、この発明の計算機システムは、記憶
媒体に格納されているファイルの中で相互に変換可能な
異なる形式を持つファイル同士(例えば、ファイル形式
だけが異なる同一内容のテキストファイルや、データフ
ァイルとその圧縮データファイルなど)の関係を示すフ
ァイル内容対応情報を保持しておき、そのファイル内容
対応情報を参照して復旧可能なファイルを消去対象ファ
イルとして優先して選択することを特徴とする。これに
より、ユーザに何等影響を及ぼさずに、効率的にファイ
ルを消去することができる。なお、この構成は、ファイ
ル消去を行う場合に特に好適であるが、ファイル圧縮を
行う場合についても利用することができる。
【0017】また、ハイパーテキストのように他のファ
イルとの間で参照関係を持つファイルについては、他の
ファイルからの参照数が多いほどそのファイルを消去ま
たは圧縮した時の影響が大きくなるため、記録媒体に格
納されているファイルそれぞれについてそのファイルを
参照している他のファイルの数などの参照数を検出し、
その検出された参照数に従って、前記記録媒体に格納さ
れているファイルの中から消去対象のファイルを選択す
ることが好ましい。
【0018】さらに、この発明の計算機システムは、以
上の手段に加え、消去ファイル選択手段により選択され
たファイルをユーザに通知して、消去許可を得た上でそ
のファイルを消去する手段などを適宜組み合わせて利用
することにより、よりユーザに対する影響の少ない自動
ファイル消去を実現できる。
【0019】また、この発明の計算機システムは、ファ
イル自動消去手段とファイル自動圧縮手段の双方を備
え、それらを選択的に使用することを特徴とする。通
常、ファイル圧縮の方がファイル削除を行う場合よりも
ユーザに及ぼす影響が少ないが、ファイル圧縮よりもフ
ァイル削除の方が容易に多くの空き領域を確保すること
ができる。このため、例えば、ユーザによる明示的な指
定などによって圧縮と消去を選択的に使用したり、ある
いは記録媒体の空き領域サイズなどに基づいて圧縮と消
去を自動的に選択すること等により、より効率的なファ
イル管理が可能となる。
【0020】また、この発明は、ファイル自動消去手段
とファイル自動圧縮手段の双方を備え、圧縮してもよい
ファイルが無くなるまでは(例えば、全てのファイルが
圧縮済みであったり、あるいはディレクトリやファイル
拡張子などによって予め圧縮してはいけないファイルと
して固定的に決められているファイルのようなファイル
しか残っていないときなど)、ファイル自動圧縮を優先
して実行し、圧縮してもよいファイルが無い時にファイ
ル自動圧縮を実行することを特徴とする。このような圧
縮と消去の使い分けにより、ユーザに与える影響をより
少なくすることができる。
【0021】さらに、圧縮対象ファイルと消去対象ファ
イルの双方をそれぞれの基準で選択し、選択されたファ
イルの関係にしたがってファイル消去と圧縮のどちらを
行うかを切り替えるようにすることにより、最適な空き
領域確保が可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態について説明する。
【0023】図1には、この発明の第1実施形態に係る
計算機システムで使用されるファイルシステムの構成が
示されている。このファイルシステム2は、記録媒体の
空き容量を自動的に確保するための機能として、ファイ
ル自動消去およびファイル自動圧縮の何れか一方を実現
するための機能を有している。このファイルシステム2
は、オペレーティングシステムの一部として実現されて
いる。このファイルシステム2が適用される計算機シス
テムは、CPU、メモリ、補助記憶装置、および各種I
/O装置などのハードウェア資源を持つ通常のコンピュ
ータから構成されるものであるが、ファイルシステム2
のファイル自動消去/圧縮機能は、例えば携帯型端末な
ど、ファイル記憶のための補助記憶装置の容量が比較的
少ない電子情報機器に好適であるので、以下では、計算
機システムがPDAやサブノートパソコンなどの携帯型
の電子情報機器である場合を例示して説明する。
【0024】図1に示されているように、この実施形態
1の電子情報機器は、その機器のCPUによって実行さ
れるアプリケーションプログラムなどのユーザプログラ
ム1と、そのプログラム1からファイル操作に関する要
求を受けてファイルの入出力を管理するファイルシステ
ム2と、ファイルを記憶するための補助記憶装置として
使用されるハードディスクやフラッシュメモリカードな
どの不揮発性の記憶媒体3とから構成される。
【0025】ファイルに関する操作はユーザプログラム
1からだけでなく、ユーザからのキー入力操作に応じて
発行されるOSレベルのコマンドによって要求される場
合もあるが、どちらの場合でもファイルシステム2から
見ると他のプログラムから要求される事になる。したが
って、ここでは、ユーザからの要求についてもプログラ
ム1からの要求として扱うことにする。
【0026】ファイルシステム2は、ファイル消去また
はファイル圧縮による自動空き領域確保機能の実現のた
めに、図示のように、要求受理部21、消去/圧縮条件
判別部22、消去/圧縮ファイル選択部23、ファイル
消去部24、およびファイル入出力部25を備えてい
る。
【0027】要求受理部21は、ユーザプログラム1か
らファイル読み出しや書き込みなどの通常のファイル操
作要求を受け付ける。消去/圧縮条件判別部22は、記
録媒体3の空き領域に基づいて、記録媒体3のファイル
を消去または圧縮して空き領域を確保する必要性がある
か否か、つまりファイル消去または圧縮によって空き領
域確保処理を行う条件(消去/圧縮条件)が満たしてい
るかどうかを判別するためのものであり、要求受理部2
1にファイル書き込みなどのファイル操作要求が発行さ
れる度、あるいはある一定の時間間隔で定期的に起動さ
れて、消去/圧縮条件を満たすか否かの判別処理を行
う。
【0028】消去/圧縮ファイル選択部23は、消去/
圧縮条件を満たすと判断された時に起動され、記憶媒体
3に格納されているファイル(データファイル、プログ
ラムファイルを含む)の中から、それらファイルそれぞ
れの優先度などに従って消去または圧縮処理の対象とな
るファイルを選択する。ここで、優先度とは、そのファ
イルに対して消去または圧縮の処理を施したときにユー
ザにどの程度の影響を及ぼすかを示す指標であり、及ぼ
す影響が大きいファイル程、優先度が高いファイルであ
る。
【0029】ファイル消去/圧縮部24は、選択された
ファイルに対して消去または圧縮の何れか一方の処理を
施すものであり、自動消去機能を有する場合には、選択
された消去対象ファイルを記憶媒体3から消去する処理
を行い、自動圧縮機能を有する場合には、選択された圧
縮対象ファイルを圧縮する処理を行う。ここで、ファイ
ルの消去とはファイル削除と同義であり、オペレーティ
ングシステムによっては用語「ファイル消去」の代わり
に「ファイル削除」を使用することもある。
【0030】ファイル消去を行う場合には、消去対象フ
ァイルの実体を記録媒体3から消去(削除)してもよい
が、通常のファイルシステムにおけるファイル消去と同
様に、そのファイルに関するディレクトリエントリなど
の管理データだけを無効化して、ファイルの実体をその
まま残したり、いわゆる「ゴミ箱」と称される専用の記
憶領域に移動させるなどの手法を用いてもよい。もちろ
ん、バックアップ用の外部記憶装置を携帯型端末に接続
して使用できる場合には、その消去対象ファイルを記録
媒体3から消去して外部記憶装置にバックアップファイ
ルとして移してもよい。
【0031】このファイルシステム2で管理されるファ
イル構造を図2に示す。
【0032】この実施形態では、ファイルを木構造で管
理するものとする。すなわち、あるノードの下に複数の
子ノードを持ち、各ノードから見た親ノードは一意に定
まる。子ノードを持たないノードがファイルでありデー
タを所有する。子ノードを持つノードはディレクトリと
呼ばれる。木構造の最も上位のディレクトリはルートと
呼ばれ、親ノードは自分自身である。
【0033】図2においては、“news”ディレクト
リの子ノードとしてファイル名「616.1」〜「61
6.4」の4個のファイルが存在し、“schedul
e”ディレクトリの子ノードとしてファイル名「95.
1」〜「95.3」の3個のファイルが存在している様
子が示されている。
【0034】図3には、図2に対応する実際のファイル
管理構造の一例が示されている。
【0035】図3において、各ノードの第1フィールド
は、ノードの種類を表す。Dはディレクトリ、Fはファ
イルである。第2フィールドは、ファイルまたはディレ
クトリの名前である。ディレクトリの場合、第3フィー
ルド以降は子ノードへのポインタである。また、図中の
斜線は終了を示し、通常はポインタとして使用されない
値が登録される。例えばポインタとしてノードの番地を
使用し、終了の記しとしてマイナス1を使えば良い。
【0036】ファイルの場合、第3フィールドにそのフ
ァイルの重要度を示す値が格納される。この重要度の値
は、前述したファイル優先度として用いられ、消去対象
ファイルまたは圧縮対象ファイルを選択する時に参照さ
れる。図3では、重要度は1から10までの数値で表現
され、数値が大きいほど重要度が大きい。この重要度の
値は、そのファイルの作成/保存時にユーザによって指
定されるものである。また、第4フィールドは実際のデ
ータの大きさを示し、第5フィールドはデータへのポイ
ンタである。
【0037】図4には、ファイルシステム2のファイル
管理処理の手順を示すアルゴリズムが示されている。
【0038】まず、ファイルシステム2の要求受理部1
が、ユーザプログラム1からのファイル操作要求を受け
付ける(ステップS11)。そのファイル操作要求がフ
ァイル書き込み要求でなければ(ステップS12)、そ
のファイル操作要求によって指定されたファイル操作
(ファイル読み出し、ファイル消去、ディレクトリ参照
など)が通常通り行われる(ステップS13)。
【0039】一方、ユーザプログラム1からのファイル
操作要求が書き込み要求であるならば(ステップS1
2)、消去/圧縮条件判別部22は記憶媒体3の空き容
量に従って、所定の消去/圧縮条件が成立しているか否
かを判断する(ステップS14)。この場合、書き込み
要求されたファイルサイズと記憶媒体3の現在の空き容
量とが比較され、空き領域のサイズが書き込み要求され
たファイルサイズよりも小さい時に消去/圧縮条件が成
立すると判別される。また、書き込み要求されたファイ
ルサイズとは無関係に、記憶媒体3の現在の空き容量が
規定値以下であれば消去/圧縮条件が成立すると判別し
てもよい。
【0040】記憶媒体3の現在の空き容量の値はファイ
ルシステム2内で保持されている。すなわち、ファイル
システム2は、そのファイルシステム2に割り当てられ
た記憶媒体3の全記憶容量の値をファイル書き込みを行
う度にそのファイルサイズ分だけ減算して行き、その結
果を記憶媒体3の現在の空き容量として保持している。
【0041】十分な空き容量があって消去または圧縮の
条件が成立しないならば(ステップS15)、要求され
たファイルの書き込みが直ぐに実行される(ステップS
16)。一方、十分な空き容量がなく消去/圧縮条件が
成立したならば(ステップS15)、消去/圧縮ファイ
ル選択部23によってファイル選択処理が実行される
(ステップS17)。
【0042】すなわち、消去/圧縮ファイル選択部23
は、記憶媒体3に格納されているファイルの中で、それ
ら各ファイルに与えられた優先度(図3の重要度)に従
って、重要度の値が基準値以下のファイルを選択する。
そして、その選択されたファイルは、ファイル消去/圧
縮部24によって消去または圧縮される(ステップS1
8)。
【0043】この後、消去/圧縮条件判別部22によっ
て再び消去/圧縮の条件が成立しているかどうかの判別
処理が行われ(ステップS14)、成立しなくなるまで
ステップS17、S18の処理が繰り返し実行される。
そして、消去/圧縮の条件が成立しなくなった時点で、
ステップS16のファイル書き込み処理が実行される。
【0044】図5には、要求受理部21にファイル書き
込み要求を行う場合のユーザプログラム1の例が示され
ている。
【0045】まず、プログラム1にて新規ファイルの生
成(ファイルクリエイト)が要求される。この場合、図
5の(1)のようにファイル名(“/schedule
/95.6”)が指定されて、新たなファイル生成のた
めのシステムコールがファイルシステム2に送られる。
ファイル生成が成功すると、ファイルシステム2からプ
ログラム1にファイル識別子(fd)が返される。つぎ
に、プログラム1によってファイルへの書き込み要求が
行われる。(2)は、ファイル識別子により指定したフ
ァイルfdに対して、変数bufで特定されるプログラ
ム中の位置から始まる256バイトを書き出す要求であ
る。つまり、書き込み要求は、書き込み対象のファイル
と書き込みバイト数を指定して行われる。要求受理部2
1はこの要求を受理し、書き込み対象のファイルと、書
き込みバイト数を得る。
【0046】次に、消去/圧縮条件判別部22があらか
じめ定められた消去/圧縮条件が成立しているかどうか
を判別する。この場合、前述したように、記憶媒体3の
空き領域が書き込み要求されたファイルサイズを下回る
とき、あるいは空き領域があらかじめ定められた大きさ
を下回っているときに消去/圧縮条件が成立したと判断
される。
【0047】図6には、消去/圧縮条件判別部22によ
る後者の判別方式の具体例が示されている。
【0048】この判別処理では、ファイルシステム2に
よる記憶媒体3の使用率が一定値SU を越えている時に
書き込み要求を受理した場合に別の一定値SL を下回る
までファイル消去または圧縮の空き容量確保処理が繰り
返される。記憶媒体3の使用率はファイル書き込みを行
えば増え、消去や部分的な削除、または圧縮を行えば減
る。図6においては、時刻t1,t2にて、書き込み要
求を受理した際にSUを越えているため、消去を行いSL
まで減らした様子が示されている。
【0049】図7に、図6の消去判別処理に対応するア
ルゴリズムを示す。
【0050】消去/圧縮条件判別部22は、記憶媒体3
の現在の使用率SR を計算し(ステップS21)、これ
がSU 以上であるか否かを調べる(ステップS22)。
SR≧SU であれば、消去/圧縮ファイル選択部23が
実行されて、消去または圧縮すべきファイルが選択され
る(ステップS23)。次いで、その選択されたファイ
ルがファイル消去/圧縮部24にて消去または圧縮され
た後、再び使用率SRが消去/圧縮条件判別部22によ
って計算される(ステップS24)。そして、SR ≧S
L であるか否かが消去/圧縮条件判別部22によって調
べられ、SR がSL を下回るまでステップS23,S2
4が繰り返えされる。一般にSL SUである。
【0051】なお、消去/圧縮判別部22が消去/圧縮
条件が成立していないと判別した場合には、書き込み要
求は通常通りに処理される。すなわち、書き込み権限な
どをチェックの上、問題がなければ書き込みを行う。
【0052】消去/圧縮判別部22が消去/圧縮条件が
成立していると判別した場合、消去/圧縮ファイル選択
部23が消去または圧縮すべきファイルを選択するが、
この選択のためにはいくつものアルゴリズムが考えられ
る。
【0053】例えばファイルシステムに存在するファイ
ルのうち最も重要度の低いファイルから一つを選択す
る。重要度が最低のファイルが複数ある場合には、任意
の一つを選んでも良いし、そのなかで最もファイルサイ
ズの大きいファイルを選んでも良いし、ファイルサイズ
最小のファイルを選んでも良い。あるいは書き込み要求
されているファイルサイズを下回らない範囲内で、最小
ファイルサイズのファイルを選んでも良い。
【0054】特定のファイルについては消去または圧縮
の対象にしたくない場合には、消去/圧縮ファイル選択
部23はある値を越える重要度のファイルは消去または
圧縮対象としないことにしておき、消去または圧縮対象
にしたくないファイルには設定した値を越える重要度を
与えればよい。例えば重要度9を越えるファイルは消去
や圧縮の対象としないものとすれば、図3に示すファイ
ルのうち、「95.1」、「95.2」、「95.3」
は消去や圧縮の対象とされない。これにより、特定のフ
ァイルは消去または圧縮対象から除くことができる。な
お、この値は固定的なものでなく、変更できることにし
ても良い。
【0055】消去/圧縮条件判別部22により消去また
は圧縮が必要と判別された場合でも、消去/圧縮ファイ
ル選択部23にて消去または圧縮対象ファイルが選択で
きないこともある。この場合には、例えば次のように対
処することが好ましい。
【0056】(1)消去/圧縮ファイル選択部23は、
該当するファイルがないことをプログラム1に返したり
使用者に通知し、ファイルの消去や圧縮はしない。
【0057】(2)消去/圧縮ファイル選択部23が、
あらかじめ設定した値を越える重要度のファイルは選択
しないという方式をとっている場合に、ファイルが選択
できないならば、その設定値を変更して低くする、ある
いはあらかじめ設定した値を越える重要度のファイルの
中から最も重要度の低いファイルを選ぶ。これらの場合
には、ユーザにその旨を通知し、許諾を得てから行うこ
とが好ましい。
【0058】図8には、この発明の第2の実施形態に係
る電子情報機器のシステム構成が示されている。
【0059】ここでは、ファイルシステム2に消去/圧
縮通知部26が追加されており、これによって消去また
は圧縮対象として選択されたファイルがユーザに通知さ
れるように構成されている。
【0060】すなわち、消去/圧縮ファイル選択部23
にて選択されたファイルは消去/圧縮通知部26により
消去/圧縮通知プログラム4に渡されて、ユーザに通知
される。これにより、ユーザは、ファイルが自動消去ま
たは圧縮されること、及びどのファイルが消去または圧
縮されたかを知ることができる。消去/圧縮通知部26
による通知のタイミングは、ファイル消去/圧縮部24
によるファイル消去または圧縮の前でも、後でも構わな
い。
【0061】図9には、この発明の第3の実施形態に係
る電子情報機器のシステム構成が示されている。
【0062】ここでは、実施形態2の構成に加え、ファ
イルシステム2に諾否受理部27が設けられている。
【0063】すなわち、消去/圧縮ファイル選択部23
にて選択されたファイルは消去/圧縮通知部26により
消去/圧縮通知プログラム4に渡され、使用者に通知さ
れる。使用者は消去/圧縮通知プログラム4に対して消
去または圧縮を認めるか認めないかを入力する。この諾
否は諾否受理部27により受理され、消去/圧縮ファイ
ル選択部24に入力される。もし使用者がそのファイル
の消去または圧縮による空き領域確保処理の実行を認め
れば、このファイルは消去または圧縮される。認めなけ
れば消去/圧縮ファイル選択部23は別のファイルを選
択する。これにより、重要度の低いファイルといえども
使用者の知らない間に消去や圧縮がなされることはな
く、使用者の許可を受けた上で消去や圧縮が行われる。
図10に図9に対応するフローチャートを示す。
【0064】まず、ファイルシステム2の要求受理部1
が、ユーザプログラム1からのファイル操作要求を受け
付ける(ステップS31)。そのファイル操作要求がフ
ァイル書き込み要求でなければ(ステップS32)、そ
のファイル操作要求によって指定されたファイル操作
(ファイル読み出し、ファイル消去、ディレクトリ参照
など)が通常通り行われる(ステップS33)。
【0065】一方、ユーザプログラム1からのファイル
操作要求が書き込み要求であるならば(ステップS3
2)、消去/圧縮条件判別部22は記憶媒体3の空き容
量に従って、所定の消去/圧縮条件が成立しているか否
かを判断する(ステップS34)。この場合、前述した
ように、書き込み要求されたファイルサイズと記憶媒体
3の現在の空き容量とが比較され、空き領域のサイズが
書き込み要求されたファイルサイズよりも小さい時に消
去/圧縮条件が成立すると判別される。また、書き込み
要求されたファイルサイズとは無関係に、記憶媒体3の
現在の空き容量が規定値以下であれば消去/圧縮条件が
成立すると判別してもよい。空き領域としては、前述し
た使用率SR を利用することができる。
【0066】十分な空き容量があって消去/圧縮条件が
成立しないならば(ステップS35)、要求されたファ
イルの書き込みが直ぐに実行される(ステップS3
6)。一方、十分な空き容量がなく消去/圧縮条件が成
立したならば(ステップS35)、消去/圧縮ファイル
選択部23による消去または圧縮対象ファイルの選択処
理が実行される(ステップS37)。すなわち、消去/
圧縮ファイル選択部23は、記憶媒体3に格納されてい
るファイルそれぞれについて順番に優先度(図3の重要
度)を調べ、重要度の値が基準値以下のファイルを選択
する。
【0067】そして、その選択されたファイルは、消去
/圧縮通知部26により消去/圧縮通知プログラム4に
渡され、使用者に通知される(ステップS38,S3
9)。使用者は消去/圧縮通知プログラム4に対してそ
のファイルに消去または圧縮の処理を施すことを認める
か認めないかを入力する。この諾否は諾否受理部27に
より受理され(ステップS40)、消去/圧縮ファイル
選択部24に入力される。もし使用者がファイル消去や
ファイル圧縮を認めれば(ステップS41)、このファ
イルはファイル消去/圧縮部42にて消去または圧縮さ
れる(ステップS42)。認めなければ、再び、ステッ
プS37〜S41が行われ、消去/圧縮ファイル選択部
23は別のファイルを選択する。
【0068】図11には、各ファイルの優先度管理の他
の例が示されている。
【0069】すなわち、図3では各ファイルの中に重要
度のフィールドを設け、その中にファイルの重要度を示
す値を格納したが、ファイルの名前と重要度の対からな
る表を図11のように作成し、それを別個のファイルな
どとして格納してもよい。この表は、ファイルの生成、
削除及び重要度の変更に伴って更新される。
【0070】また、新規ファイルの作成/保存時にその
ファイルにユーザが付与するファイル名そのものによっ
て優先度を管理しても良い。また、ファイル拡張子を優
先度として使用することも出来、この場合には、プログ
ラムファイル、システムファイル、テキストファイル、
圧縮ファイル、画像ファイルなどのファイルの種類や、
そのファイルを扱うプログラムとの関係などに応じた優
先度付けが可能となる。
【0071】以上、ファイルシステム2がオペレーティ
ングシステムにファイル管理部として組み込まれている
場合を想定して実施形態1〜3を説明したが、ファイル
システム2のファイル自動消去/圧縮機能はオペレーテ
ィングシステムの外でユーザレベルで動くプログラムと
して実現することもできる。図12にその場合の携帯型
端末のシステム構成例を示す。
【0072】すなわち、図12においては、実施形態1
〜3で説明したファイルシステム2のファイル自動消去
/圧縮機能がオペレーティングシステム外で動作するフ
ァイル管理プログラム6として実装されており、一般の
ユーザプログラム1と別個に動作し、直接一般のプログ
ラム1からの要求を受理しない。オペレーティングシス
テム5から見ると、ファイル管理プログラム6は一般の
プログラム1と同様のユーザプログラムに見える。
【0073】図13に、ファイル管理プログラム6の機
能構成を示す。
【0074】図13における消去/圧縮条件判別部3
1、消去/圧縮ファイル選択部32、ファイル消去/圧
縮部33は、それぞれ図1の消去/圧縮条件判別部2
2、消去/圧縮ファイル選択部23、ファイル消去/圧
縮部24に相当するが、図13の入出力部34はオペレ
ーティングシステム5とのインタフェースとして機能す
る。
【0075】消去/圧縮条件判別部31により消去/圧
縮条件が成立していると判別されると、消去/圧縮ファ
イル選択部32が実行されて、消去または圧縮すべきフ
ァイルが選択される。選択されたファイルを消去または
圧縮すべく、ファイル消去/圧縮部33が消去要求と圧
縮要求の何れかを発生する。これは入出力部34を介し
て、システムコールとしてオペレーティングシステム5
に対して送られる。オペレーティングシステム5はこれ
を受理し、ファイルを消去あるいは圧縮する。消去/圧
縮条件判別部31および消去/圧縮ファイル選択部32
によって実行される具体的な処理内容は、図6、図7で
説明した処理と同じである。
【0076】以上説明したように、実施形態1〜3の電
子情報機器で使用されるファイルシステム2(ファイル
管理プログラム6を含む)によれば、それにファイル自
動消去機能あるいはファイル自動圧縮機能の何れか一方
を設けることにより、ユーザが明示的に消去要求や圧縮
要求を発生しなくともファイルを格納する記憶媒体3に
自動的に空き領域を生成できるようになり、物理的な記
憶媒体3の限られた記憶容量を効率良く利用することが
可能となる。よって、空き領域が少ない場合でも、ユー
ザが消去すべきファイルを選択したり、消去するための
プログラムの使用法を覚える必要がなく、使い勝手の良
い計算機システムを実現できる。また、ネットワークや
他の計算機からデータが転送されてくる場合に、ユーザ
が空き領域を作らなくても転送データを失わず保存する
ことができる。
【0077】なお、以上の説明では、ユーザプログラム
1からファイル書き込み要求が発行されたときに消去/
圧縮条件の成立の有無を判定したが、この判定処理はあ
る時間間隔で定期的に行ってもよい。これは、ユーザプ
ログラム1と独立している図13の構成に好適である。
【0078】次に、図14乃至図21を参照して、この
発明の第4の実施形態を説明する。
【0079】前述したように実施形態1〜3ではファイ
ルごとに固定的に決められた重要度の値を消去/圧縮フ
ァイル選定のための優先度として使用したが、実施形態
4では、各ファイルの入出力に関する履歴、すなわちユ
ーザによるファイルの使用状況を、消去/圧縮ファイル
選定のための優先度として使用する構成である。このよ
うな優先度を使用するのは、以下の理由によるものであ
る。
【0080】すなわち、通常、計算機システムでは、頻
繁に参照されるファイルとあまり頻繁に参照されないフ
ァイルとが存在する。頻繁に参照されるファイルを消し
てしまうと、ユーザが再びそのファイルを参照しようと
してもファイルが見つからない、という問題が生じる可
能性が高い。同様に、頻繁に参照されるファイルを圧縮
してしまうと、そのファイルの読み出しの度に伸張処理
が必要とされ、ファイル読み出しに要する時間が長くな
るという問題が発生する。
【0081】また、これとは逆に、ネットワークなどか
らダウンロードしたニュースなどの文書ファイルについ
ては一旦読み出されたことがあるものはユーザにとって
重要度が低いファイルであると想定する事ができるの
で、ユーザがすでに一度参照したファイルは消してもよ
いが、まだ参照していないファイルは消してはならな
い、という用途もある。
【0082】したがって、実施形態4では、このような
状況に対応するために、ファイルの読み出しに関する履
歴情報が優先度として使用される。以下、実施形態4の
機能構成を説明する。
【0083】この実施形態4の電子情報機器は、前述し
た実施形態1〜3のシステム構成と同様に、アプリケー
ションプログラムなどのユーザプログラム10と、その
プログラム10からファイル操作に関する要求を受けて
ファイルの入出力を管理するファイルシステム20と、
ファイルを記憶するための補助記憶装置として使用され
るハードディスクやフラッシュメモリカードなどの不揮
発性の記憶媒体30とから構成される。
【0084】ファイルシステム20は、ファイル入出力
部201、ファイル読み出し部202、ファイル読み出
し履歴作成部203、消去/圧縮ファイル選択部20
4、およびファイル消去/圧縮部205から構成されて
いる。
【0085】ファイルの読み出し時には、ファイル読み
出し部202はファイル入出力部201を介して記憶媒
体30のファイル記憶部31からファイルを読み出すほ
か、ファイル読み出し履歴作成部203に該当ファイル
のファイル名とそのファイルの読み出しがあった旨を通
知する。ファイル読み出し履歴作成部203は、ファイ
ル読み出し部202からの通知に従って、ファイル読み
出しの有無、読み出し回数、最終読み出し日時などをフ
ァイル毎に示すファイル読み出し履歴情報を作成する。
このファイル読み出し履歴情報は、ファイル入出力部2
01を介して記憶媒体30のファイル読み出し履歴記憶
部32に格納される。
【0086】消去/圧縮ファイル選択部204は、ファ
イル入出力部201を介してファイル読み出し履歴記憶
部32のファイル読み出し履歴情報を参照し、ファイル
記憶部31に格納されているファイルの中からユーザに
とって重要でないと想定されるファイルを消去または圧
縮対象ファイルとして選択し、そのファイル名をファイ
ル消去/圧縮部205に通知する。この消去/圧縮ファ
イル選択部204の消去/圧縮ファイル選択処理は、実
施形態1〜3と同様に、プログラム10からファイル書
き込みなどのファイル操作要求が発行された時、あるい
は定期的に行われる。
【0087】ファイル消去/圧縮部205は、選択され
たファイルを消去または圧縮する。この場合、ファイル
の消去や圧縮は、実施形態1〜3と同様の方式で行われ
る。
【0088】次に、図15〜図17を参照して、ファイ
ル読み出し履歴情報を具体的に説明する。
【0089】図15の例では、ファイル読み出し履歴情
報はディレクトリ内にファイル管理情報の1つとして保
持されている。ファイル読み出し履歴情報は、“0”ま
たは“1”のフラグによって表され、フラグ“0”は読
み出されたことがないファイルであることを示し、フラ
グ“1”は読み出されたことがあるファイルであること
を示す。
【0090】図16の例では、ファイル読み出し履歴情
報として、ファイル読み出しの有無を示すフラグではな
く、ファイル読み出し回数を示す値が利用されており、
それが図15と同様に各対応するファイルのディレクト
リエントリに保持されている。
【0091】これら図15または図16のファイル読み
出し履歴情報は、図17に示されているように、ディレ
クトリとは別個に、読み出し履歴ファイルとして保存す
ることもできる。ファイルの最終読み出し日時について
も、ファイル読み出しの有無や読み出し回数と同様にし
て管理することができる。また、オペレーティングシス
テムによってはそれ自体にファイル毎の最終読み出し日
時を管理する機能を持つものがあるので、それを利用し
てもよい。
【0092】次に、図18を参照して、ファイル読み出
し履歴を利用したファイル自動消去/圧縮動作を説明す
る。ここでは、参照頻度の低いファイルを優先して削除
あるいは圧縮する場合を想定する。
【0093】まず、実施形態1〜3と同じ手法で記憶媒
体30のファイル記憶部31に十分な空き領域があるか
否か、すなわち消去/圧縮条件が成立しているか否かが
調べられる(ステップS51)。消去/圧縮条件が成立
したならば、消去/圧縮ファイル選択部204の処理が
開始される。すなわち、まず、消去/圧縮ファイル選択
部204は、ファイル読み出し履歴記憶部32から1つ
のファイルに関する読み出し履歴情報を読み出し(ステ
ップS53)、そのファイルが読み出されたことがな
い、あるいは読み出し回数が所定値以下のファイルであ
るか否かを調べる(ステップS54)。読み出されたこ
とがない、あるいは読み出し回数が所定値以下のファイ
ルであれば、消去/圧縮ファイル選択部204は、その
ファイル名をファイル消去/圧縮部205に伝えて消去
または圧縮させる(ステップS55)。
【0094】この後、再度、消去/圧縮条件が成立する
か否かが調べられ(ステップS51)、消去/圧縮条件
が成立しなくなるか、あるいは全てのファイルについて
の読み出し履歴情報の読み出しが終了するまで、ステッ
プS53〜S55が繰り返される。
【0095】このように、読み出し履歴を用いて消去や
圧縮を行うファイルを決定することによって、頻繁に読
み出され、これからも読み出されることが予想されるフ
ァイルをなるべく消去あるいは圧縮しないようにするこ
とができる。よって、ファイル消去/圧縮によってユー
ザに与える影響を大幅に低減する事ができる。
【0096】図19には、ファイル読み出し履歴情報の
他の例が示されている。
【0097】ここでは、ファイル読み出し履歴情報とし
て各ファイルの最終読み出し日時情報が用いられてい
る。この場合、ファイルの読み出し時には、ファイル読
み出し部202はファイル記憶部31からファイルを読
み出すほか、ファイル読み出し履歴作成部203に該当
ファイルのファイル名を通知する。ファイル読み出し履
歴作成部203は、通知されたファイル名と現在の日時
とを対応させてファイル読み出し履歴記憶部32に記憶
する。
【0098】次に、図20を参照して、ファイル読み出
し履歴を利用したファイル自動消去/圧縮動作を説明す
る。ここでは、基本的には、最終読み出し日時が古いフ
ァイル程優先して削除または圧縮される。
【0099】まず、実施形態1〜3と同じ手法で記憶媒
体30のファイル記憶部31に十分な空き領域があるか
否か、すなわち消去/圧縮条件が成立しているか否かが
調べられる(ステップS61)。消去/圧縮条件が成立
したならば、消去/圧縮ファイル選択部204の処理が
開始される。すなわち、まず、消去/圧縮ファイル選択
部204は、ファイル読み出し履歴記憶部32から1つ
のファイルに関する読み出し履歴情報を読み出し(ステ
ップS63)、最終読み出し日時が予め決められた所定
の日時よりも古いファイルであるか否かを調べる(ステ
ップS64)。最終読み出し日時が所定の日時よりも古
いファイルであれば、消去/圧縮ファイル選択部204
は、そのファイル名をファイル消去/圧縮部205に伝
えて消去あるいは圧縮させる(ステップS65)。
【0100】この後、再度、消去/圧縮条件が成立する
か否かが調べられ(ステップS61)、消去/圧縮条件
が成立しなくなるか、あるいは全てのファイルについて
の読み出し履歴情報の読み出しが終了するまで、ステッ
プS63〜S65が繰り返される。
【0101】このように、最終の読み出し日時を記録す
ることによって、より最近に参照されたファイルをなる
べく消去あるいは圧縮しなくすることができるため、効
率的な空き領域確保が行える。また、最終の読み出し日
時を前述した読み出し回数と組み合わせて使用すれば、
読み出し回数か少なくても最終の読み出し日時が新しい
ものについては消去/圧縮対象から除外することかでき
るようになり、さらに効率的な空き領域確保が可能にな
る。
【0102】次に、図21を参照して、図15の読み出
し履歴情報(読み出しの有無)を利用したファイル自動
消去/圧縮動作の別の例を説明する。ここでは、読み出
されたことがあるファイルを優先的に消去あるいは圧縮
するようにしたものである。
【0103】まず、実施形態1〜3と同じ手法で記憶媒
体30のファイル記憶部31に十分な空き領域があるか
否か、すなわち消去/圧縮条件が成立しているか否かが
調べられる(ステップS71)。消去/圧縮条件が成立
したならば、消去/圧縮ファイル選択部204の処理が
開始される。すなわち、まず、消去/圧縮ファイル選択
部204は、ファイル読み出し履歴記憶部32から1つ
のファイルに関する読み出し履歴情報を読み出し(ステ
ップS73)、そのファイルが読み出されたことがある
ファイルであるか否かを調べる(ステップS74)。読
み出されたことがあるファイルであれば、消去/圧縮フ
ァイル選択部204は、そのファイル名をファイル消去
/圧縮部205に伝えて消去あるいは圧縮させる(ステ
ップS75)。
【0104】この後、再度、消去/圧縮条件が成立する
か否かが調べられ(ステップS71)、消去/圧縮条件
が成立しなくなるか、あるいは全てのファイルについて
の読み出し履歴情報の読み出しが終了するまで、ステッ
プS73〜S75が繰り返される。
【0105】このように、ユーザがすでに一度参照した
ことがあるファイルを優先的に消去または圧縮するとい
うアルゴリズムは、電話回線やネットワーク、あるいは
電波などの媒体を通じてニュースや天気予報などの文書
ファイルを携帯型端末などの電子情報機器にダウンロー
ドし、ユーザがそれらダウンロードしたファイルを必要
に応じて参照するという用途において特に有効であり、
記憶容量の少ない電子情報機器の記憶媒体を効率良く利
用することが可能となる。
【0106】図22には、この発明の第5の実施形態に
係る電子情報機器のシステム構成が示されている。
【0107】このシステムは、概略的には実施形態4の
ファイルシステム20に対して、ファイル書き込み時に
ファイル読み出し履歴記憶部32の対応する情報を消去
する機能を追加したものである。すなわち、この実施形
態5で使用されるファイルシステム20は、ファイル読
み出し履歴情報を参照して消去または圧縮の対象となる
ファイルを選択するという点は実施形態4と同じである
が、そのファイル読み出し履歴情報の信頼性を高めるた
めに、ファイル書き込み部206が追加されている。こ
のファイル書き込み部206を利用したファイル読み出
し履歴情報の消去動作を図23に示す。
【0108】図23のフローチャートに示されているよ
うに、ファイル書き込み時においては、ファイル書き込
み部206は、まず、ファイル記憶部31へファイルを
書き込みと共に、ファイル読み出し履歴作成部203に
該当ファイルのファイル名を通知する(ステップS8
1,S82)。ファイル読み出し履歴作成部203は、
そのファイル名で指定されるファイルのファイル読み出
し履歴情報を消去、あるいは初期値にリセットする(ス
テップS83)。
【0109】例えば、図24に示されているように、読
み出しの有無を示すファイル読み出し履歴情報を使用し
ている場合においては、ファイル名f3のファイルにつ
いての書き込みが行われたとき、そのファイル名f3の
ファイルに対応する読み出し履歴情報が“0”にリセッ
トされ、これによってそのファイルは読み出されたこと
がないファイルとして扱われる。
【0110】このようにファイル書き込みに応じて該当
するファイル読み出し履歴情報を初期化する事により、
ユーザがすでに一度参照したデータは消してもよいが、
まだ参照していないデータは消してはならない、という
用途において、更新後のデータをユーザが読み出したか
どうかまでを考慮して消去対象のファイルを選択できる
ようになる。
【0111】図25には、この発明の第6の実施形態に
係る電子情報機器のシステム構成が示されている。
【0112】このシステムで使用されるファイルシステ
ム20は、ファイル自動消去またはファイル自動圧縮に
よる空き領域確保機能の実現のために、図示のように、
ファイル入出力部301、ファイル書き込み部302、
ファイルサイズ情報作成部303、消去/圧縮ファイル
選択部304、およびファイル消去/圧縮部305を備
えている。
【0113】ファイルの書き込み時には、ファイル書き
込み部302は、ファイル入出力部301を通じてファ
イル記憶部31にファイルを書き込むほか、該当ファイ
ルのファイル名およびファイルサイズをファイルサイズ
情報作成部303に通知する。ファイルサイズ情報作成
部303は、ファイル名とファイルサイズとの対応を示
す表を生成し、それをファイル入出力部301を通じて
ファイルサイズ情報記憶部33に記憶する。このファイ
ルサイズ情報は、各ファイルのディレクトリエントリの
一部に格納する事もできる。ファイル消去または圧縮の
際には、消去/圧縮ファイル選択部304が、ファイル
サイズ情報記憶部33を参照して、各ファイルのサイズ
を得る。そして、サイズがある決められた値を超えるフ
ァイルを選択し、それらのファイルのファイル名をファ
イル消去/圧縮部305に伝える。ファイル消去/圧縮
部305は消去/圧縮ファイル選択部304から得たフ
ァイル名のファイルをファイル記憶部31から消去す
る。
【0114】次に、図26を参照して、ファイルサイズ
情報を利用したファイル自動消去/圧縮動作を説明す
る。ここでは、サイズの大きなファイルが優先的に消去
または圧縮される。
【0115】まず、実施形態1〜3と同じ手法で記憶媒
体30のファイル記憶部31に十分な空き領域があるか
否か、すなわち消去/圧縮条件が成立しているか否かが
調べられる(ステップS91)。消去/圧縮条件が成立
したならば、消去/圧縮ファイル選択部304の処理が
開始される。すなわち、まず、消去/圧縮ファイル選択
部304は、ファイルサイズ情報記憶部33から1つの
ファイルに関するサイズ情報を読み出し(ステップS9
3)、そのファイルサイズが予め決められた基準サイズ
を越えているか否かを調べる(ステップS94)。基準
サイズよりもファイルサイズが大きいファイルであれ
ば、消去/圧縮ファイル選択部304は、そのファイル
名をファイル消去/圧縮部305に伝えて消去または圧
縮させる(ステップS95)。
【0116】この後、再度、消去/圧縮条件が成立する
か否かが調べられ(ステップS91)、消去/圧縮条件
が成立しなくなるか、あるいは全てのファイルについて
のサイズ情報の読み出しが終了するまで、ステップS9
3〜S95が繰り返される。
【0117】このように、サイズが大きなファイルを優
先的に消去または圧縮することによって、ファイル記憶
部31の容量を空けるために消去または圧縮するファイ
ルの個数を抑えることができ、ユーザが読もうとしたフ
ァイルがすでに消去されている、あるいは圧縮されてお
りその読み出しに時間がかかる、という問題の発生確率
を低減することができる。
【0118】また、このようにサイズが大きなファイル
を優先的に消去または圧縮するという処理は、実施形態
4および5で説明したファイル読み出し履歴情報と組み
合わせて使用することもできる。この場合には、まず、
ファイル読み出し履歴情報を参照することによって複数
の候補ファイルを選定し、その中でサイズが大きなファ
イルを優先的に消去または圧縮するという方法を採用す
ることが好ましい。
【0119】図27には、この発明の第7の実施形態に
係る電子情報機器のシステム構成が示されている。
【0120】このシステムで使用されるファイルシステ
ム20は、ファイル自動消去または圧縮による空き領域
確保機能の実現のために、図示のように、ファイル入出
力部401、ファイル変換部402、ファイル内容対応
関係部403、消去/圧縮ファイル選択部404、およ
びファイル消去/圧縮部405を備えている。
【0121】ファイル変換部402は、ファイル記憶部
31からあるファイルfaの内容を読み出し、その内容
に変換(ファイルデータの圧縮/伸張、文書ファイル形
式の変換など)を加えた上で変換後のファイルをファイ
ル記憶部31中の別のファイルfbとして格納する。こ
の場合、ファイル変換部402は、ファイルfaとfb
が互いに変換可能な内容を持ちデータ形式だけが異なる
ファイルであることを、ファイル内容対応関係作成部4
03に通知する。
【0122】ファイル内容対応関係作成部403は、フ
ァイル変換部402からの通知に基づき、ファイル記憶
部31に格納されているファイルの中で相互に変換可能
な内容を持つファイル同士の関係を示すファイル内容対
関係応情報を生成し、それをファイル内容対応関係記憶
部34に格納する。
【0123】ファイル内容対関係応情報としては、各フ
ァイルのディレクトリエントリに登録されるファイル拡
張子などを利用する事もできる。すなわち、例えばある
ファイルfaを圧縮する事によって得られた圧縮ファイ
ルfbに対してファイルfaと同じファイル名を付与
し、そのファイルタイプを示す拡張子としてデータ圧縮
形式を示す情報を付与すれば、ファイルfa,fbそれ
ぞれのファイル名と拡張子の関係から、ファイルfa,
fbが相互に変換可能な内容を持つファイルであること
を認識できる。したがって、この方式を採用すれば、フ
ァイル内容対応関係記憶部34をディレクトリの一部と
して実現する事ができる。
【0124】ファイル消去または圧縮の際には、まず、
消去/圧縮ファイル選択部404がファイル内容対応関
係記憶部34を参照して、他のファイルの内容から復元
可能なファイルを選択し、そのファイルのファイル名を
ファイル消去/圧縮部405に伝える。ファイル消去/
圧縮部405は消去/圧縮ファイル選択部404から得
たファイル名のファイルをファイル記憶部31から消去
または圧縮する。
【0125】次に、図28を参照して、ファイル内容対
応関係記憶情報を利用したファイル自動消去/圧縮動作
を説明する。ここでは、他のファイルからの変換によっ
て内容が復旧できるファイルが優先的に消去または圧縮
される。
【0126】まず、実施形態1〜3と同じ手法で記憶媒
体30のファイル記憶部31に十分な空き領域があるか
否か、すなわち消去/圧縮条件が成立しているか否かが
調べられる(ステップS101)。消去/圧縮条件が成
立したならば、消去/圧縮ファイル選択部404の処理
が開始される。すなわち、まず、消去/圧縮ファイル選
択部404は、ファイル内容対応関係記憶部34から1
つのファイルに関する情報を読み出し(ステップS10
3)、そのファイルが他のファイル内容から復元可能な
ファイルであるか否かを調べる(ステップS104)。
復元可能なファイルであれば、消去/圧縮ファイル選択
部404は、そのファイル名をファイル消去/圧縮部4
05に伝えて消去または圧縮させる(ステップS10
5)。
【0127】この後、再度、消去/圧縮条件が成立する
か否かが調べられ(ステップS101)、消去/圧縮条
件が成立しなくなるか、あるいは全てのファイルについ
ての対応関係情報の読み出しが終了するまで、ステップ
S103〜S105が繰り返される。
【0128】このように、他のファイルからの変換によ
って内容が復元できるようなファイルを優先的に消去ま
たは圧縮し、復元ができないファイルに対しては消去や
圧縮の処理を行わないようにする制御は、空き領域確保
のための自動ファイル消去を採用した場合に特に有効で
あり、ユーザが読もうとしたファイルがすでに消去され
ていて読めない、という問題の発生を減らすことができ
る。また、このように復旧可能なファイルを優先的に消
去するという処理は、実施形態4および5で説明したフ
ァイル読み出し履歴情報と組み合わせて使用することも
できる。この場合には、まず、ファイル読み出し履歴情
報を参照することによって複数の消去対象候補を選定
し、その中で復旧可能なファイルを優先的に消去すると
いう方法を採用することが好ましい。
【0129】図29には、この発明の第8の実施形態に
係る電子情報機器のシステム構成が示されている。
【0130】このシステムで使用されるファイルシステ
ム20は、ハイパーテキストのように他のファイルとの
間で参照関係を持つファイルに好適な空き領域自動確保
機能の実現のために、図示のように、ファイル入出力部
501、参照関係読み出し部502、消去/圧縮ファイ
ル選択部503、およびファイル消去/圧縮部504を
備えている。
【0131】ファイル消去または圧縮の際には、まず、
消去/圧縮ファイル選択部503からの指示により参照
関係読み出し部502が動作を開始し、ファイル記憶部
31の各ファイルについて他のファイルからの参照数が
検出される。参照数は、他のファイルそれぞれの内容を
解析して、該当ファイルへのポインタの数を調べる事に
よって検出される。消去/圧縮ファイル選択部503
は、他のファイルからの参照数がある一定数よりも少な
いファイルを選択し、そのファイルのファイル名をファ
イル消去/圧縮部504に伝える。ファイル消去/圧縮
部504は消去/圧縮ファイル選択部503から得たフ
ァイル名のファイルをファイル記憶部31から消去す
る。
【0132】次に、図30を参照して、ファイル参照数
を利用したファイル自動消去/圧縮動作を説明する。こ
こでは、他のファイルからそのファイルへの参照の個数
の少ないファイルが優先的に消去または圧縮される。
【0133】まず、実施形態1〜3と同じ手法で記憶媒
体30のファイル記憶部31に十分な空き領域があるか
否か、すなわち消去/圧縮条件が成立しているか否かが
調べられる(ステップS111)。消去/圧縮条件が成
立したならば、消去/圧縮ファイル選択部503の処理
が開始される。すなわち、まず、消去/圧縮ファイル選
択部503は、ファイル記憶部31から1つのファイル
を読み出し(ステップS113)、そのファイルについ
ての他のファイルからの参照数を参照関係読み出し部5
02に調べさせる。参照関係読み出し部502は、他の
ファイルそれぞれの内容を解析して、該当ファイルへの
ポインタの数を調べる事によって参照数を検出し、その
結果を消去/圧縮ファイル選択部503に渡す。消去/
圧縮ファイル選択部503は、そのファイルに対応する
参照数が予め定められた基準値よりも少ないか否かを調
べる(ステップS114)。他のファイルからの参照数
が基準値よりも少ないファイルであれば、消去/圧縮フ
ァイル選択部503は、そのファイル名をファイル消去
/圧縮部504に伝えて消去または圧縮させる(ステッ
プS115)。
【0134】この後、再度、消去/圧縮条件が成立する
か否かが調べられ(ステップS111)、消去/圧縮条
件が成立しなくなるか、あるいは全てのファイルについ
ての他のファイルからの参照数が調べられるまで、ステ
ップS113〜S115が繰り返される。
【0135】このように、他のファイルからの参照が少
ないファイルを優先的に消去または圧縮し、参照が多い
ファイルをそのままの形で保存することによって、特に
空き領域確保機能のためにファイル消去を採用した場合
には、ユーザが他のファイルからの参照経由で読もうと
したファイルがすでに消去されている、という問題の発
生を減らすことができる。また、このように参照数の少
ないファイルを優先的に消去するという処理は、実施形
態4および5で説明したファイル読み出し履歴情報と組
み合わせて使用することもできる。この場合には、ま
ず、ファイル読み出し履歴情報を参照することによって
複数の消去対象候補を選定し、その中で他のファイルか
らの参照数の少ないファイルを優先的に消去するという
方法を採用することが好ましい。
【0136】なお、実施形態4〜8のファイルシステム
20のファイル自動消去/圧縮機能は、実施形態1〜3
のファイルシステム2の場合と同様に、オペレーティン
グシステムの外でユーザレベルで動くプログラムとして
実現することもできる。この場合、図14、図22、図
25、図27、図29それぞれのファイル入出力部だけ
がオペレーティングシステムにファイル管理部として実
装され、他の部分はオペレーティングシステム外で動作
するファイル管理プログラムとして実装されることにな
る。
【0137】以上説明したように、実施形態4〜8の電
子情報機器によれば、ファイルの参照履歴・大きさ・内
容の対応関係・参照の個数などが消去または圧縮ファイ
ル選定のための優先度として使用されることにより、静
的な優先度だけを使用する場合よりもユーザに与える影
響の少ないファイル自動消去を行う事ができる。
【0138】なお、実施形態4〜8の電子情報機器にお
いても、実施形態2、3で説明したように、消去/圧縮
ファイル選択部により選択されたファイルをユーザに通
知し、消去/圧縮の許可を得た上でそのファイルを消去
または圧縮するという機能を適宜組み合わせて使用する
ことが好ましい。
【0139】次に、この発明の第9の実施形態を説明す
る。
【0140】この実施形態9の電子情報機器は、前述し
た実施形態1〜3のシステム構成と同様に、アプリケー
ションプログラムなどのユーザプログラム100と、そ
のプログラム100からファイル操作に関する要求を受
けてファイルの入出力を管理するファイルシステム20
0と、ファイルを記憶するための補助記憶装置として使
用されるハードディスクやフラッシュメモリカードなど
の不揮発性の記憶媒体300とから構成される。
【0141】ファイルシステム200は、記録媒体30
0の空き容量を自動的に確保するための機能として、フ
ァイル自動消去機能とファイル自動圧縮機能の双方を有
しており、それらファイル自動消去機能とファイル自動
圧縮機能を選択的に使用する構成である。
【0142】ファイルシステム200は、プログラム1
00からの要求を受理する要求受理部601と、消去す
べきファイルを選択する消去ファイル選択部602と、
ファイルを消去するファイル消去部603と、圧縮すべ
きファイルを選択する圧縮ファイル選択部604と、フ
ァイルを圧縮するファイル圧縮部605と、記憶媒体3
00に記憶されるファイルを入出力するファイル入出力
部606と、これらを司る制御部607とからなる。
【0143】図32はファイルシステム200で管理さ
れるファイル構造を示している。
【0144】各々のノードの第1フィールドはノードの
種類を表す。Dはディレクトリ、Fはファイルである。
第2フィールドはファイルまたはディレクトリの名前で
ある。ディレクトリの場合、第3フィールド以降は子ノ
ードへのポインタである。斜め線は終了を示し、ポイン
タとして使用されない値を使えば良い。例えばポインタ
としてノードの番地を格納し、終了の記しとしてマイナ
ス1を使えば良い。ファイルの場合、第3フィールドに
最終更新日時を、第4フィールドに最終参照日時を示
す。/は参照されていないことを示す。第5フィールド
はデータへのポインタである。
【0145】図33はファイル管理方式のアルゴリズム
を示すフローチャートである。本実施形態ではファイル
の最終参照日時を圧縮や消去ファイルを選択するための
属性として使用する。
【0146】まず、ファイルシステム200の要求受理
部601が、ユーザプログラム100からのファイル操
作要求を受け付ける(ステップS201)。そのファイ
ル操作要求がファイル書き込み要求でなければ(ステッ
プS202)、そのファイル操作要求によって指定され
たファイル操作(ファイル読み出し、ファイル消去、デ
ィレクトリ参照など)が通常通り行われる(ステップS
203)。
【0147】一方、ユーザプログラム100からのファ
イル操作要求が書き込み要求であるならば(ステップS
202)、制御部607は記憶媒体300の空き容量に
従って、所定の消去/圧縮条件が成立しているか否かを
判断する(ステップS204)。この場合、書き込み要
求されたファイルサイズと記憶媒体300の現在の空き
容量とが比較され、空き領域のサイズが書き込み要求さ
れたファイルサイズよりも小さい時に消去/圧縮条件が
成立すると判別される。また、書き込み要求されたファ
イルサイズとは無関係に、記憶媒体300の現在の空き
容量が規定値以下であれば消去/圧縮条件が成立すると
判別してもよい。
【0148】十分な空き容量があって消去または圧縮の
条件が成立しないならば(ステップS205)、要求さ
れたファイルの書き込みが直ぐに実行される(ステップ
S206)。一方、十分な空き容量がなく消去/圧縮条
件が成立したならば(ステップS205)、制御部60
7によって、記憶媒体300に圧縮してもよいと判断さ
れる圧縮可能ファイルが存在するか否かが判断される
(ステップS207)。この判断は、例えば、全てのフ
ァイルが圧縮済みか否かを調べることなどによって行う
ことができる。この場合には、非圧縮ファイルが残って
いれば圧縮可能ファイルが存在すると判断され、残って
いなければ圧縮可能ファイルが存在しないと判断され
る。また、ディレクトリやファイル拡張子などによって
予め圧縮してはいけないファイルと圧縮してもよいファ
イルをユーザによる明示的な指定などによって固定的に
決めておき、それに基づいて圧縮可能ファイルが存在す
るか否かを判断する事もできる。
【0149】記憶媒体300に圧縮してもよいと判断さ
れる圧縮可能ファイルが残っているならば、圧縮ファイ
ル選択部604は、圧縮してもよいファイルの中で最終
参照日時の最も古いもの(参照されたことのないファイ
ルの最終参照時刻は最も古いと解釈される)を圧縮対象
ファイルとして選択し、これがファイル圧縮部605に
よって圧縮される(ステップS208,S209)。こ
の後、再び消去/圧縮の条件が成立しているかどうかの
判別処理が行われ(ステップS204,S205)、成
立しなくなるまでは、圧縮してもよいファイルが残って
いる限り、ステップS208,S209が繰り返し実行
される。
【0150】一方、圧縮してもよいファイルが無い場合
には、今度は、空き領域確保のために行われる処理が、
ファイル圧縮からファイル消去に切り替えられる。
【0151】この場合、消去ファイル選択部602は、
全てのファイルの中で最終参照日時の最も古いものを消
去対象ファイルとして選択し、これがファイル消去部6
03によって消去される(ステップS210,S21
1)。
【0152】この後、再び消去/圧縮の条件が成立して
いるかどうかの判別処理が行われ(ステップS204,
S205)、成立しなくなるまで、ステップS210,
S211が繰り返し実行される。
【0153】このように、この実施形態では、ファイル
自動圧縮処理がファイル自動消去処理もよりも優先して
実行するように制御されるので、空き領域の自動確保機
能の実行によってユーザに与える影響をより少なく抑え
ることができる。
【0154】参照されたことのないファイルの最終参照
時刻は最も古いと解釈すればよい。これを繰り返せば、
書き込むファイルに同等以上の空き領域を作ることがで
きる。
【0155】なお、ここでは、圧縮と消去の対象ファイ
ルを選択する際に、どちらも最終参照時刻という同一の
属性を用いたが、必ずしもこの限りではない。圧縮は最
終参照時刻の最も古いものを選択し、消去はファイルサ
イズの大きいものを選択する、というように異なる属性
を使用しても良い。
【0156】図34はファイル管理方式の別のアルゴリ
ズムを示すフローチャートである。図33に示す例で
は、例えば全ての非圧縮ファイルを圧縮してから消去を
するため、引き続いて使用される可能性の高いファイル
も圧縮されてしまう恐れがある。ファイルの圧縮にはC
PU時間や電力を消費すること、また空き領域がない状
態にすぐに戻ってしまうことにより、すぐに使われるフ
ァイルを圧縮するのは得策ではない。これを改善するた
めには、すぐに使用される可能性が高いファイルは非圧
縮状態であっても圧縮せずに、むしろ使用される可能性
の低いファイルを消去した方がよい。一般に使用される
か否かの判定は困難であるため、時間的局所性を仮定
し、最終参照日時が新しいものほど使用される可能性が
高いと判定することが多い。本アルゴリズムでもこれを
利用する。
【0157】まず、ファイルシステム200の要求受理
部601が、ユーザプログラム100からのファイル操
作要求を受け付ける(ステップS301)。そのファイ
ル操作要求がファイル書き込み要求でなければ(ステッ
プS302)、そのファイル操作要求によって指定され
たファイル操作(ファイル読み出し、ファイル消去、デ
ィレクトリ参照など)が通常通り行われる(ステップS
303)。
【0158】一方、ユーザプログラム100からのファ
イル操作要求が書き込み要求であるならば(ステップS
302)、制御部607は記憶媒体300の空き容量に
従って、所定の消去/圧縮条件が成立しているか否かを
判断する(ステップS304)。この場合、書き込み要
求されたファイルサイズと記憶媒体300の現在の空き
容量とが比較され、空き領域のサイズが書き込み要求さ
れたファイルサイズよりも小さい時に消去/圧縮条件が
成立すると判別される。また、書き込み要求されたファ
イルサイズとは無関係に、記憶媒体300の現在の空き
容量が規定値以下であれば消去/圧縮条件が成立すると
判別してもよい。
【0159】十分な空き容量があって消去または圧縮の
条件が成立しないならば(ステップS305)、要求さ
れたファイルの書き込みが直ぐに実行される(ステップ
S306)。一方、十分な空き容量がなく消去/圧縮条
件が成立したならば(ステップS305)、圧縮しても
よいファイルである例えば非圧縮ファイルの中から最も
最終参照日時の古いものを選びFcとし、そのFcの最
終参照日時をt(Fc)とする(ステップS307)。
次に、全ての管理対象ファイルの中から最も最終参照日
時の古いものを選びFdとし、そのFdの最終参照日時
をt(Fd)とする(ステップS307)。
【0160】次に、現在の日時をtとするとき、|t
(Fd)−t|と|t(Fc)−t|の比があらかじめ
定めた定数pを越えるか否か、つまり |t(Fd)−t| / |t(Fc)−t| > p が成立するか否かが調べられる(ステップS309)、
成立しているとき、つまり圧縮対象ファイルFcの最終
参照日時よりもFdが著しく古いファイルであれば、F
dの消去が行われる(ステップS311)。一方、ステ
ップS309の条件が成立していないときは、圧縮対象
ファイルFcの圧縮が行われる(ステップS310)。
【0161】最終変更日時を圧縮や消去の属性として使
用する場合には、圧縮によりできたファイルの最終変更
日時は非圧縮状態の最終変更日時を継承するものとすれ
ばよい。また、最終参照日時を圧縮や消去の属性として
使用する場合には、圧縮や消去の対象とするために行っ
たファイルの属性へのアクセスは参照とはみなさず最終
参照日時は変更されないものとする。
【0162】なお、以上の実施形態1〜9では、ファイ
ル管理の対象を特に記述しなかったが、管理の対象は限
定されても良い。例えばあるドライブのファイルシステ
ムだけが当該ファイルの管理対象になる、あるドライブ
内の特定のファイルシステムだけが当該ファイルの管理
対象になる、あるディレクトリの下だけが当該ファイル
の管理対象になる、あるアプリケーションが使用するフ
ァイルだけが当該ファイルの管理対象になる、などの管
理方法を使用して圧縮または削除対象となりうるファイ
ルを制限してもよい。また、前述したようにファイル管
理は必ずしもOSの一部である必要はない。別のモジュ
ールとして実現されても良い。あるいは、あるアプリケ
ーションの使用するファイルだけが当該ファイルの管理
対象になる場合はそのアプリケーションが当該ファイル
管理を行っても良い。
【0163】また、実施形態1〜9のファイル管理方法
はコンピュータによって実行可能なプログラムとして実
現されているため、フロッピーディスクやCD−ROM
などの記録媒体にそのプログラムを格納して配布するこ
とにより、それら媒体からそのプログラムをコンピュー
タにインストールするだけで、簡単にディスクなどの2
次記憶装置の空き領域を管理することが可能となる。
【0164】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ファイルシステムが管理する記憶媒体の空き領域に
応じてファイル消去あるいは圧縮による空き領域確保処
理が自動的に行われるため、ユーザが消去すべきファイ
ルを選択したり、消去するためのプログラムの使用法を
覚える必要がなく、使い勝手の良い計算機システムを提
供することができる。また、外部からデータが転送され
てくる場合に、ユーザが空き領域を作らなくても転送デ
ータを失わずファイルシステムに格納することができ
る。さらに、ファイルの参照履歴、内容の対応関係、参
照の個数を利用して消去を行うことにより、ユーザが参
照する可能性が低いファイルを消去できるようになり、
自動消去の利便性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る計算機システム
で使用されるファイルシステムの機能構成を示すブロッ
ク図。
【図2】同第1実施形態のシステムで扱われるファイル
の階層構造を示す図。
【図3】同第1実施形態のシステムで扱われるファイル
の内部構成を示す図。
【図4】同第1実施形態のシステムにおけるファイル自
動消去処理の手順を示すフローチャート。
【図5】同第1実施形態のシステムに対して書き込み要
求を行うプログラムの一例を示す図。
【図6】同第1実施形態のシステムにおけるファイル自
動消去処理で用いられる消去条件判定処理を説明するた
めの図。
【図7】同第1実施形態のシステムにおけるファイル自
動消去処理で実行される消去条件判定処理および消去フ
ァイル選択処理の手順を示すフローチャート。
【図8】この発明の第2実施形態に係る計算機システム
で使用されるファイルシステムの機能構成を示すブロッ
ク図。
【図9】この発明の第3実施形態に係る計算機システム
で使用されるファイルシステムの機能構成を示すブロッ
ク図。
【図10】同第3実施形態のシステムにおけるファイル
自動消去処理の手順を示すフローチャート。
【図11】同第3実施形態のシステムにおいて消去対象
ファイルを選択するための参照されるファイルの重要度
の一例を示す図。
【図12】同第1実施形態のファイルシステムをオペレ
ーティングシステムと独立したユーザプログラムとして
実現した様子を示す図。
【図13】同第1実施形態のファイルシステムをユーザ
プログラムとして実現した場合におけるそのファイルシ
ステムの機能構成を示すブロック図。
【図14】この発明の第4実施形態に係る計算機システ
ムで使用されるファイルシステムの機能構成を示すブロ
ック図。
【図15】同第4実施形態のシステムで管理されるファ
イル読み出し履歴情報の一例を示す図。
【図16】同第4実施形態のシステムで管理されるファ
イル読み出し履歴情報の他の例を示す図。
【図17】同第4実施形態のシステムで管理されるファ
イル読み出し履歴情報のさらに他の例を示す図。
【図18】同第4実施形態のシステムにおけるファイル
自動消去処理の手順を示すフローチャート。
【図19】同第4実施形態のシステムで管理されるファ
イル読み出し履歴情報のさらに別の例を示す図。
【図20】同第4実施形態のシステムにおける他のファ
イル自動消去処理の手順を示すフローチャート。
【図21】同第4実施形態のシステムにおけるさらに他
のファイル自動消去処理の手順を示すフローチャート。
【図22】この発明の第5実施形態に係る計算機システ
ムで使用されるファイルシステムの機能構成を示すブロ
ック図。
【図23】同第5実施形態のシステムにおけるファイル
読み出し履歴情報の消去処理の手順を示すフローチャー
ト。
【図24】同第5実施形態のシステムにおいてファイル
読み出し履歴情報が消去される様子を示す図。
【図25】この発明の第6実施形態に係る計算機システ
ムで使用されるファイルシステムの機能構成を示すブロ
ック図。
【図26】同第6実施形態のシステムにおけるファイル
自動消去処理の手順を示すフローチャート。
【図27】この発明の第7実施形態に係る計算機システ
ムで使用されるファイルシステムの機能構成を示すブロ
ック図。
【図28】同第7実施形態のシステムにおけるファイル
自動消去処理の手順を示すフローチャート。
【図29】この発明の第8実施形態に係る計算機システ
ムで使用されるファイルシステムの機能構成を示すブロ
ック図。
【図30】同第8実施形態のシステムにおけるファイル
自動消去処理の手順を示すフローチャート。
【図31】この発明の第9実施形態に係る計算機システ
ムで使用されるファイルシステムの機能構成を示すブロ
ック図。
【図32】同第9実施形態のシステムで使用されるファ
イル管理構造の一例を示す図。
【図33】同第9実施形態のシステムにおいてファイル
自動消去処理とファイル自動圧縮処理とを選択的に使用
した空き領域確保処理の手順を示すフローチャート。
【図34】同第9実施形態のシステムにおいてファイル
自動消去処理とファイル自動圧縮処理とを選択的に使用
した空き領域確保処理の別の手順を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
1,10…ユーザプログラム、2,20…ファイルシス
テム、3,30…記憶媒体、4…許可通知プログラム、
5…オペレーティングシステム、6…ファイル管理プロ
グラム、21…要求受理部、22…消去/圧縮条件判別
部、23…消去/圧縮ファイル選択部、24…ファイル
消去/圧縮部、25…ファイル入出力部、26…消去/
圧縮通知部、27…諾否受理部、32…ファイル読み出
し履歴記憶部、33…ファイルサイズ情報記憶部、34
…ファイル内容対応関係記憶部、201…ファイル入出
力部、202…ファイル読み出し部、203…ファイル
読み出し履歴作成部、204…消去/圧縮ファイル選択
部、205…ファイル消去部、206…ファイル書き込
み部、303…ファイルサイズ情報作成部、403…フ
ァイル内容対応関係作成部、502…参照関係読み出し
部。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のファイルを保存することが可能な
    記録媒体に対するファイル入出力を管理する計算機シス
    テムにおいて、 前記記録媒体の空き領域に基づいて、前記記録媒体のフ
    ァイルを消去または圧縮する必要性があるか否かを判別
    する手段と、 この判別手段によってファイル消去または圧縮の必要性
    があることが判定されたとき、前記記録媒体に格納され
    ているファイルの中から消去または圧縮対象のファイル
    を自動的に選択してそれを消去または圧縮するための手
    続きを行うファイル自動消去/圧縮手段とを具備するこ
    とを特徴とする計算機システム。
  2. 【請求項2】 前記判別手段の判別処理は、前記計算機
    システム上で実行されるプログラムからファイル書き込
    み要求が発行される度、または定期的に実行されること
    を特徴とする請求項1記載の計算機システム。
  3. 【請求項3】 複数のファイルを保存することが可能な
    記録媒体に対するファイル入出力を管理する計算機シス
    テムにおいて、 前記記録媒体の空き領域に基づいて、前記記録媒体のフ
    ァイルを消去または圧縮する必要性があるか否かを判別
    する手段と、 この判別手段によってファイル消去または圧縮の必要性
    があることが判定されたとき、前記記録媒体に格納され
    ているファイルの中から、それら各ファイルの優先度に
    従って消去または圧縮対象のファイルを選択する消去/
    圧縮ファイル選択手段と、 この消去/圧縮ファイル選択手段によって選択されたフ
    ァイルを消去または圧縮するための手続きを行うファイ
    ル消去/圧縮手段とを具備することを特徴とする計算機
    システム。
  4. 【請求項4】 前記各ファイルの優先度は、ユーザによ
    ってファイル毎に予め指定された優先度情報によって規
    定され、 前記消去/圧縮ファイル選択手段は、前記ユーザによっ
    て指定された優先度情報を参照して消去または圧縮対象
    ファイルを選択することを特徴とする請求項3記載の計
    算機システム。
  5. 【請求項5】 前記各ファイルの優先度は、前記記録媒
    体に対する各ファイルの入出力履歴情報によって規定さ
    れ、 前記消去/圧縮ファイル選択手段は、前記入出力履歴情
    報を参照して消去または圧縮対象ファイルを選択するこ
    とを特徴とする請求項3記載の計算機システム。
  6. 【請求項6】 記録媒体を利用して複数のファイルを保
    存および管理する計算機システムにおいて、 前記記録媒体に格納されているファイル毎に前記記録媒
    体からの読み出しの有無、読み出し回数、または最終読
    み出し日時を示すファイル読み出し履歴情報を保持する
    手段と、 前記ファイル読み出し履歴情報を参照して、前記記録媒
    体に格納されているファイルの中から消去または圧縮対
    象のファイルを選択する消去/圧縮ファイル選択手段
    と、 この消去/圧縮ファイル選択手段によって選択されたフ
    ァイルを消去または圧縮するための手続きを行うファイ
    ル消去/圧縮手段とを具備することを特徴とする計算機
    システム。
  7. 【請求項7】 複数のファイルを保存することが可能な
    記録媒体に対するファイル入出力を管理する計算機シス
    テムにおいて、 前記記録媒体に格納されているファイル毎にファイルサ
    イズを示すファイルサイズ情報を保持する手段と、 前記ファイルサイズ情報を参照して、前記記録媒体に格
    納されているファイルの中から消去または圧縮対象のフ
    ァイルを選択する消去/圧縮ファイル選択手段と、 この消去/圧縮ファイル選択手段によって選択されたフ
    ァイルを消去または圧縮するための手続きを行うファイ
    ル消去/圧縮手段とを具備することを特徴とする計算機
    システム。
  8. 【請求項8】 複数のファイルを保存することが可能な
    記録媒体に対するファイル入出力を管理する計算機シス
    テムにおいて、 前記記録媒体に格納されているファイルの中で相互に変
    換可能な内容を持つファイル同士の関係を示すファイル
    内容対応情報を保持する手段と、 前記ファイル内容対応情報を参照して、前記記録媒体に
    格納されているファイルの中から他のファイルの内容か
    ら復元可能なファイルを消去対象ファイルとして選択す
    る消去ファイル選択手段と、 この消去ファイル選択手段によって選択されたファイル
    を消去するための手続きを行うファイル消去手段とを具
    備することを特徴とする計算機システム。
  9. 【請求項9】 複数のファイルを保存することが可能な
    記録媒体に対するファイル入出力を管理する計算機シス
    テムにおいて、 前記記録媒体に格納されているファイルそれぞれについ
    て他のファイルからの参照数を検出する手段と、 その検出された参照数に従って、前記記録媒体に格納さ
    れているファイルの中から消去または圧縮対象のファイ
    ルを選択する消去/圧縮ファイル選択手段と、 この消去/圧縮ファイル選択手段によって選択されたフ
    ァイルを消去または圧縮するための手続きを行うファイ
    ル消去/圧縮手段とを具備することを特徴とする計算機
    システム。
  10. 【請求項10】 計算機システムの記録媒体の空き領域
    を管理するファイル管理方法であって、 前記記録媒体の空き領域に基づいて、前記記録媒体のフ
    ァイルを消去または圧縮する必要性があるか否かを判別
    し、 ファイル消去または圧縮の必要性があることが判別され
    たとき、前記記録媒体に格納されているファイルの中か
    ら消去または圧縮対象のファイルを自動的に選択してそ
    れを消去または圧縮するための手続きを実行し、 前記記録媒体に空き領域を自動的に確保できるようにし
    たことを特徴とするファイル管理方法。
  11. 【請求項11】 計算機システム上で実行され、その計
    算機システムのファイル記憶装置の空き領域を管理する
    ファイル管理プログラムが格納された記録媒体であっ
    て、 前記ファイル管理プログラムには、 前記記録媒体の空き領域に基づいて、前記記録媒体のフ
    ァイルを消去または圧縮する必要性があるか否かを判別
    し、 ファイル消去または圧縮の必要性があることが判別され
    たとき、前記記録媒体に格納されているファイルの中か
    ら消去または圧縮対象のファイルを自動的に選択し、そ
    れを消去または圧縮するための手続きが記述されている
    ことを特徴とする記録媒体。
  12. 【請求項12】 複数のファイルを保存することが可能
    な記録媒体に対するファイル入出力を管理する計算機シ
    ステムにおいて、 前記記録媒体に格納されているファイルの中から消去対
    象のファイルを選択してそれを消去するための手続きを
    行うファイル消去手段と、 前記記録媒体に格納されているファイルの中から圧縮対
    象のファイルを選択してそれを圧縮するための手続きを
    行うファイル圧縮手段と、 前記記録媒体の空き領域に基づいて前記記録媒体のファ
    イルを消去または圧縮する必要性があるか否かを判別
    し、ファイル消去または圧縮の必要性があると判定した
    とき、前記ファイル消去手段および前記ファイル圧縮手
    段の一方を選択して実行させる手段とを具備することを
    特徴とする計算機システム。
  13. 【請求項13】 複数のファイルを保存することが可能
    な記録媒体に対するファイル入出力を管理する計算機シ
    ステムにおいて、 前記記録媒体に格納されているファイルの中から消去対
    象のファイルを選択してそれを消去するための手続きを
    行うファイル消去手段と、 前記記録媒体に格納されているファイルの中から圧縮対
    象のファイルを選択してそれを圧縮するための手続きを
    行うファイル圧縮手段と、 前記記録媒体の空き領域に基づいて前記記録媒体のファ
    イルを消去または圧縮する必要性があるか否かを判別す
    る手段と、 この判別手段によってファイル消去または圧縮の必要性
    があることが判定されたとき、前記記録媒体から圧縮し
    てもよいファイルが無くなるまで、前記ファイル圧縮手
    段の実行を前記ファイル消去手段よりも優先させる手段
    とを具備することを特徴とする計算機システム。
  14. 【請求項14】 複数のファイルを保存することが可能
    な記録媒体に対するファイル入出力を管理する計算機シ
    ステムにおいて、 前記記録媒体の空き領域に基づいて、前記記録媒体のフ
    ァイルを消去または圧縮する必要性があるか否かを判別
    する手段と、 この判別手段によってファイル消去または圧縮の必要性
    があることが判定されたとき、前記記録媒体に格納され
    ているファイルの中から、それら各ファイルの優先度に
    従って消去対象のファイルを選択する消去ファイル選択
    手段と、 この消去ファイル選択手段によって選択されたファイル
    を消去するための手続きを行うファイル消去手段と、 前記判別手段によってファイル消去または圧縮の必要性
    があることが判定されたとき、前記記録媒体に格納され
    ているファイルの中から、それら各ファイルの優先度に
    従って圧縮対象のファイルを選択する圧縮ファイル選択
    手段と、 この圧縮ファイル選択手段によって選択されたファイル
    を圧縮するための手続きを行うファイル圧縮手段と、 前記選択された消去対象ファイルと圧縮対象ファイルと
    の関係に基づいて、前記ファイル消去手段と前記ファイ
    ル圧縮手段を選択的に実行させる手段とを具備すること
    を特徴とする計算機システム。
  15. 【請求項15】 計算機システムの記録媒体の空き領域
    を管理するファイル管理方法であって、 前記記録媒体の空き領域に基づいて、前記記録媒体のフ
    ァイルを消去または圧縮する必要性があるか否かを判別
    し、 ファイル消去または圧縮の必要性があることが判別され
    たとき、前記記録媒体に格納されているファイルの中に
    圧縮してもよいファイルが存在するか否かを判別し、 圧縮してもよいファイルが存在しているとき、その圧縮
    してもよいファイルの中から圧縮対象のファイルを選択
    してそれを圧縮するための手続きを実行し、 圧縮してもよいファイルが存在しないとき、前記記録媒
    体に格納されているファイルの中から消去対象のファイ
    ルを選択してそれを消去するための手続きを実行するこ
    とを特徴とするファイル管理方法。
  16. 【請求項16】 計算機システムの記録媒体の空き領域
    を管理するファイル管理方法であって、 前記記録媒体の空き領域に基づいて、前記記録媒体のフ
    ァイルを消去または圧縮する必要性があるか否かを判別
    し、 ファイル消去または圧縮の必要性があることが判別され
    たとき、前記記録媒体に格納されているファイルの中か
    ら、それら各ファイルの優先度に従って消去対象ファイ
    ルおよび圧縮対象ファイルをそれぞれ選択し、 それら選択された消去対象ファイルと圧縮対象ファイル
    との関係に基づいて、前記消去対象ファイルの消去また
    は前記圧縮対象ファイルの圧縮を行うための手続きを実
    行することを特徴とするファイル管理方法。
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