JP2009199578A - 通信装置、通信方法、通信プログラム - Google Patents

通信装置、通信方法、通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】専用のリーダライタを用いずにタグに書き込まれた情報の移行を行うこと可能な通信装置、通信方法、通信プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】リーダライタ部140及びタグ部150に対するメモリ120へのアクセス制御と、アンテナ部160の共振周波数の補正により、メモリ120とアンテナコイル161を共有させつつ、RFIDリーダライタ機能とRFIDタグ機能とを実現する。
【選択図】図5

Description

本発明は、当該通信装置に係るデータが記憶された記憶装置を有する通信装置、通信方法、通信プログラムに関する。
近年では、装置本体にRFID(Radio Frequency Identification)タグが内蔵されており、RFIDシステムを用いて通信を行う装置がある。RFIDシステムは、非接触で情報を送受可能な自動認識システムである。RFIDシステムは、RFIDタグとRFIDリーダライタにより構成され、無線通信を行う。RFIDタグは、アンテナと情報を保持するメモリとを備え、RFIDリーダライタにより制御される。RFIDタグは、RFIDリーダライタとの無線通信により電力が供給されるため、電源が不要である。
RFIDタグが内蔵された装置の例として、例えば画像形成装置がある。画像形成装置では、画像形成装置固有の情報等がRFIDタグの有するメモリに格納されている。
このような画像形成装置では、例えばRFIDタグが実装された基板が故障した際に、RFIDリーダライタを用いてRFIDタグに書き込まれた情報を読み取り、新しい基板に実装されたRFIDタグに書き込むことができる。よって基板が故障した場合にも画像形成装置固有の情報を新たな基板へ移行することができる。
例えば特許文献1には、RFIDタグを内蔵して無線通信による制御プログラムの更新が可能な画像形成装置が記載されている。
特開2006−85637号公報
しかしながら、上記従来の技術においてRFIDタグに書き込まれた情報を別のRFIDタグに移行する場合、RFIDリーダライタを別途用意する必要があり、利便性が悪い。
本発明は、上記事情を鑑みてこれを解決すべくなされたものであり、別途リーダライタを用意せずにタグに書き込まれた情報の移行を行うこと可能な通信装置、通信方法、通信プログラムを提供することを目的とするものである。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の如き構成を採用した。
本発明の通信装置は、外部装置の有する記憶装置に記憶されたデータの読み取り及び前記外部装置の有する記憶装置へのデータの書き込みを行う第一の通信手段と、前記外部装置との間でデータの送受信を行う第二の通信手段と、前記第一の通信手段と前記第二の通信手段との何れか一方を動作させる動作制御手段と、を有し、前記動作制御手段は、当該通信装置に電源が供給されているとき前記第一の通信手段を動作させ、当該通信装置に電源が供給されていないとき前記第二の通信手段を動作させる構成とした。
係る構成によれば、別途リーダライタを用意せずにタグに書き込まれた情報の移行を行うことができる。
また本発明の通信装置は、前記第一の通信手段と前記第二の通信手段とに共通して使用される共有アンテナと、当該通信装置に係るデータが記憶された共有記憶装置とを有し、前記動作制御手段は、前記第一の通信手段又は第二の通信手段のうち、動作させる方の通信手段に合わせて前記共有アンテナの共振周波数を補正する補正手段と、前記第一の通信手段又は第二の通信手段のうち、動作させる方の通信手段を前記共有記憶装置にアクセスする通信手段として選択する選択手段とを有する構成としても良い。
また本発明の通信装置において、前記選択手段は、当該通信装置に電源が供給されているとき前記第一の通信手段を前記共有記憶装置とアクセスする通信手段として選択し、当該通信装置に電源が供給されていないとき前記第二の通信手段を前記共有記憶装置とアクセスする通信手段として選択する構成としても良い。
また本発明の通信装置において、前記共有アンテナは、アンテナコイルと共振コンデンサとが直列に接続されて構成され、前記補正手段は、前記アンテナコイルと並列に接続されたコンデンサにより構成されても良い。
また本発明の通信装置において、前記共有アンテナは、アンテナコイルと共振コンデンサとスイッチ部材とが並列に接続されて構成され、前記補正手段は、前記アンテナコイルと直列に接続されたコンデンサにより構成されても良い。
また本発明の通信装置において、前記第一の通信手段は、前記外部装置の有する記憶装置の認証を行う認証手段を有する構成としても良い。
また本発明の通信装置において、前記第一の通信手段は、前記認証手段による認証結果を当該通信装置の有する表示手段に表示させる構成としても良い。
また本発明の通信装置は、前記共有記憶装置に記憶されるデータを、当該通信装置の使用履歴に係る履歴データと、当該通信装置のユーザに係るユーザデータと、に分けて管理するデータ管理手段を有する構成としても良い。
また本発明の通信装置は、前記共有記憶装置へのデータの書き込みを制御する書込制御手段と、前記外部装置の機種を判別する機種判別手段と、を有し、前記書込制御手段は、前記機種判別手段により、前記外部装置の機種が当該通信装置の機種と同一であると判別されたとき、前記履歴データと前記ユーザデータとを前記共有記憶装置へ書き込み、前記機種判別手段により、前記外部装置の機種が当該通信装置の機種と同一でないと判別されたとき、前記ユーザデータのみを前記共有記憶装置へ書き込む構成としても良い。
また本発明の通信装置は、前記共有記憶装置に記憶された前記履歴データの更新の可否を判定する更新可否判定手段を有し、前記書込制御手段は、前記更新可否判定手段により前記履歴データの更新が可能と判定されたとき、前記外部装置の有する記憶装置から読み取ったデータを全て前記共有記憶装置へ書き込み、前記更新可否判定手段により前記履歴データの更新が不可能と判定されたとき、前記外部装置の有する記憶装置から読み取ったデータのうち、ユーザデータのみを前記共有記憶装置へ書き込む構成としても良い。
また本発明の通信装置は、前記共有記憶装置に対するデータの書込履歴の有無を判定する履歴有無判定手段を有し、前記書込制御手段は、前記履歴有無判定手段により、前記データの書込履歴が有ると判定されたとき、前記ユーザデータのみを前記共有記憶装置に書き込み、前記履歴有無判定手段により、前記データの書込履歴が無いと判定されたとき、前記外部装置の有する記憶装置から読み取ったデータを全て前記共有記憶装置へ書き込む構成としても良い。
また本発明の通信装置は、前記書込制御手段によるデータの書き込みが完了したか否かを判定する書込完了判定手段を有し、前記書込完了判定手段による判定結果を前記表示手段に表示させる構成としても良い。
本発明の通信方法は、データの送受信を行う通信装置による通信方法であって、外部装置の有する記憶装置に記憶されたデータの読み取り及び前記外部装置の有する記憶装置へのデータの書き込みを行う第一の通信手順と、前記外部装置との間でデータの送受信を行う第二の通信手順と、前記第一の通信手順と前記第二の通信手順との何れか一方を動作させる動作制御手順と、を有し、前記動作制御手順は、当該通信装置に電源が供給されているとき前記第一の通信手順を実行させ、当該通信装置に電源が供給されていないとき前記第二の通信手順を実行させる方法とした。
係る方法によれば、別途リーダライタを用意せずにタグに書き込まれた情報の移行を行うことができる。
本発明の通信プログラムは、演算処理装置と記憶装置とを有し、データの送受信を行う通信装置において実行される通信プログラムであって、前記演算処理装置に、外部装置の有する記憶装置に記憶されたデータの読み取り及び前記外部装置の有する記憶装置へのデータの書き込みを行う第一の通信ステップと、前記外部装置との間でデータの送受信を行う第二の通信ステップと、前記第一の通信ステップと前記第二の通信ステップとの何れか一方を動作させる動作制御ステップと、を実行させ、前記動作制御ステップは、当該通信装置に電源が供給されているとき前記第一の通信ステップを実行させ、当該通信装置に電源が供給されていないとき前記第二の通信ステップを実行させるプログラムとした。
係るプログラムによれば、別途リーダライタを用意せずにタグに書き込まれた情報の移行を行うことができる。
本発明によれば、別途リーダライタを用意せずにタグに書き込まれた情報の移行や更新を行うことができる。
本発明の通信装置は、RFIDタグの有する機能と、RFIDリーダライタの有する機能とを備えることにより、専用のリーダライタを用いずにRFIDタグに書き込まれた情報の移行や更新を行う。本発明の通信装置は、RFIDリーダライタの機能を実現可能な全ての装置に適用することができる。以下の本発明の実施形態の説明では、本発明の通信装置を、FAX機能、コピー機能、印刷機能等の複数の機能を有する画像形成装置に適用した場合について説明する。
(第一の実施形態)
以下に本発明の実施形態に先立ち、従来のRFIDリーダライタとRFIDタグについて説明する。図1は、従来のRFIDリーダライタの構成の一例を示す図である。
RFIDリーダライタ10は、アンテナ部11、メモリ12、主制御部13、リーダライタ制御部14、切換部15、位相検出部16、変調部17を有する。アンテナ部11は、RFIDリーダライタ10がRFIDタグと通信するためのアンテナコイル11aと共振コンデンサ11bから構成される。アンテナ部11は、アンテナコイル11aと共振コンデンサ11bとから決定される共振周波数を用いて通信を行う。メモリ12は、RFIDタグから読み取った情報やRFIDタグに書き込むための情報が記憶される。主制御部13は、RFIDリーダライタ10全体の動作を制御する。リーダライタ制御部14は、アンテナ部11からの情報の送受信を制御し、リーダライタ機能の制御を行う。
切換部15は、主制御部13とリーダライタ制御部14の何れか一方をメモリ12へアクセスさせるように切換を行う。位相検出部16は、アンテナ部11で受信したRFIDタグからの応答波と、アンテナ部11から送信される搬送波との位相のずれに基づきRFIDタグからの応答信号を検出する。変調部17は、RFIDタグへ送信する情報をアンテナ部11から送信される搬送波へ乗せて、被変調波を生成する。
RFIDリーダライタ10において、例えばRFIDタグへ送信する情報等をメモリ12に格納する場合は、切換部15により主制御部13がメモリ12にアクセス可能とされる。またRFIDリーダライタ10において、例えばメモリ12の格納された情報をRFIDタグへ送信する場合やRFIDタグから読み取った情報をメモリ12へ格納する場合、切換部15によりリーダライタ制御部14がメモリ12にアクセス可能とされる。
次に図2を参照して従来のRFIDタグについて説明する。図2は、従来のRFIDタグの構成の一例を示す図である。
RFIDタグ20は、アンテナ部21、メモリ22、タグ制御部24、負荷変調部26、パワー変換部27、復調部28を有する。アンテナ部21は、共振コンデンサ21bとスイッチ21cとがアンテナコイル21aと並列に接続されて構成される。アンテナ部21では、スイッチ21cのオン/オフにより共振コンデンサ21bとアンテナコイル21aによる共振状態を崩し、アンテナコイル21aと共振コンデンサ21bとによる共振周波数を変化させ、RFIDリーダライタ10への応答信号を生成する。
メモリ22は、RFIDリーダライタ10から受信した情報等が格納されている。タグ制御部24は、アンテナ部21からの情報の送受信を制御する。負荷変調部26は、スイッチ21cにより共振コンデンサ21bの接続を制御し、共振周波数を変調してRFIDリーダライタ10への応答信号を生成する。パワー変換部27は、RFIDリーダライタ10から受信した搬送波を誘導磁束による誘起電圧へ変換することで電力へ変換し、電源としてRFIDタグ20内部に供給する。復調部28は、RFIDリーダライタ10から受信した被変調波の復調を行う。
本発明の第一の実施形態の画像形成装置100では、上述のRFIDリーダライタ10の有する機能と、RFIDタグ20の有する機能とを有するものである。以下に図3を参照して本発明の第一の実施形態の画像形成装置100について説明する。図3は、第一の実施形態の画像形成装置100を説明する図である。
本実施形態の画像形成装置100では、画像形成装置100の有する基板30AにRFIDリーダ10Aと、RFIDタグ20Aとを実装し、RFIDタグ20Aの有するメモリ22Aに画像形成装置100固有の情報(以下、固有情報)を格納する。尚固有情報とは、例えばユーザにより画像形成装置100に登録されたアドレスデータや、ユーザ固有の設定情報等である。
本実施形態の画像形成装置100では、上記構成の基板30Aにおいて、基板30Aに電源が供給されている場合にはRFIDリーダライタ20Aを動作させ、基板30Aに電源が供給されていない場合にはRFIDタグ10Aとし動作させる構成とした。本実施形態の画像形成装置100では、上記構成により、例えば基板30Aが故障して電源の供給が不可能となった場合にもRFIDタグ20Aに格納された固有情報を別の基板30Bへ移行させることができる。
例えば基板30Aが故障して画像形成装置100から取り外された場合、基板30Aには電源は供給されないため、基板30AはRFIDタグ20Aとして動作する。よって基板30Aに、電源が供給されてRFIDリーダライタ10Bとして動作する基板30Bを接近させれば、基板30BのRFIDリーダライタ10Bにより基板30AのRFIDタグ20Aのメモリ22Aに格納された固有情報を読み出すことができる。そして基板30Bにおいて、RFIDリーダライタ10Bにより、メモリ22Aから読み出した固有情報をRFIDタグ20Bの有するメモリ22Bに書き込むことで、固有情報を基板30Aから基板30Bへ移行することができる。よって本実施形態の画像形成装置100によれば、別途リーダライタを必要せずにタグに書き込まれた情報の移行を行うことができる。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第二の実施形態について説明する。本実施形態では、第一の実施形態で述べたように、単に画像形成装置にRFIDリーダライタとRFIDタグの両方を同一基板に実装しただけでなく、両者を同一基板上に実装した場合に生じる問題点を解決している。以下に、上記問題点について説明する。
第一の問題点として、第一の実施形態で説明したように、図1に示すRFIDリーダライタ10と図2に示すRFIDタグ20を単に同一基板上に実装した場合、回路規模が拡大する。そこで本実施形態では、回路規模の拡大を抑えるために、RFIDリーダライタ10とRFIDタグ20において同様の構成を有する部分を共有とすることで、回路規模の拡大を抑制する。具体的には本実施形態では、メモリとアンテナ部を共有部分とすることで回路規模の拡大を抑制する。
第二の問題点として、共有部分を有する構成では、共有部分を従来のRFIDリーダライタ10又はRFIDタグ20の何れか一方として動作させるための動作制御が必要となる。そこで本実施形態では、共有部分の動作制御手段を設けた。具体的には本実施形態では、メモリを共有するためにメモリへのアクセスする部分を選択する選択手段(後述する選択部130)と、アンテナ部を共有するためにアンテナ部の共振周波数を補正する補正手段(後述する直列回路163)とを設け、用途に合わせてメモリとアンテナ部を制御する。
第三の問題点として、電源供給時に動作するRFIDリーダライタ10と、電源が供給されないときに動作するRFIDタグ20とが同一基板上に実装されることになるため、電源供給時にRFIDタグ20が破損する虞がある。そこで本実施形態では、電源供給時にはRFIDリーダライタ10のみを機能させるように選択する選択制御を行う。
以下に図面を参照して本実施形態の画像形成装置について説明する。図4は、本発明の画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
本発明の画像形成装置は、それぞれバスBで相互に接続されているスキャン装置31、プロッタ装置32、ドライブ装置33、補助記憶装置34、メモリ装置35、演算処理装置36、インターフェース装置37、操作パネル38、RFID通信装置39で構成される。
スキャン装置31は、スキャナエンジンと、スキャナエンジンを制御するエンジン制御部などから構成されており、紙原稿を画像データとするために用いられる。プロッタ装置32はプロッタエンジンとプロッタエンジンを制御するエンジン制御部などから構成され、画像データを出力するために用いられる。インターフェース装置37は、モデム、LANカードなどで構成されており、ネットワークに接続する為に用いられる。本発明の画像形成装置は、インターフェース装置37を介してネットワーク上の他の装置との情報の送受信を行う。操作パネル38は、タッチパネルなどで構成され、画像形成装置の操作キーや処理の進捗状況などが表示される。RFID通信装置39は、後述するRFIDリーダライタ機能及びRFIDタグ機能を実現する。
本発明の通信プログラムは、本発明の画像形成装置を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。通信プログラムは例えば記録媒体40の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。通信プログラムを記録した記録媒体40は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、通信プログラムを記録した記録媒体40がドライブ装置33にセットされると、通信プログラムは記録媒体40からドライブ装置33を介して補助記憶装置34にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた通信プログラムは、インターフェース装置37を介して補助記憶装置34にインストールされる。
補助記憶装置34は、インストールされた通信プログラムを格納すると共に、必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置35は、コンピュータの起動時に補助記憶装置34から通信プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置36はメモリ装置35に格納された通信プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
図5は、本発明の第二の実施形態の画像形成装置100Aの機能構成を説明するブロック図である。
画像形成装置100Aは、主制御部110、メモリ120、選択部130、リーダライタ部140、タグ部150、アンテナ部160を有し、各部は基板200上に実装されている。
主制御部110は、画像形成装置100Aの動作全体の制御を行うものであり、メモリ制御部111、認証部112を有する。メモリ制御部111は、後述する選択部130を介してメモリ120に対するデータの読み書きを制御する。認証部112は、基板200がリーダライタとして機能する場合に、通信相手となるRFIDタグの認証を行う。
メモリ120は、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)やFRAM(Fe Random Access Memory)等の不揮発性メモリである。メモリ120は、リーダライタ部140とタグ部150とに共通して使用される共有メモリである。メモリ120は、例えばメモリ装置35に含まれても良く、画像形成装置100Aの固有情報等が格納されている。
選択部130は、基板200に対する電源の供給状態に合わせて、リーダライタ部140かタグ部150かの何れか一方を選択し、選択した一方をメモリ120とアクセス可能にする。選択部130は、電源が供給されているとき、リーダライタ部140を選択し、リーダライタ部140からのメモリ120へのアクセスを可能にする。また選択部130は、電源が供給されていないとき、タグ部150を選択し、タグ部150からのメモリ120へのアクセスを可能にする。
選択部130の構成は、基板200に電源が供給されているときメモリ120とリーダライタ部140とのアクセスを可能とし、基板200に電源が供給されていないときメモリ120とタグ部150とのアクセスを可能とする構成であれば、どのような構成であっても良い。本実施形態では、選択部130を上記のように構成にすることにより、メモリ120は、電源が供給されている場合にはリーダライタ部140のメモリとして使用される。またメモリ120は、電源が供給されていない場合にはタグ部150のメモリとして使用される。よって本実施形態では、メモリ120をリーダライタ部140とタグ部150とで共有することができる。
具体的には例えば、選択部130はダイオードにより構成されても良い。この場合基板200に電源が供給されたとき、タグ部150に流れる電流を遮断するように、選択部130を構成しても良い。また選択部130は、バッファ等の電源電圧がオフのときにバッファ等の入力端子に電圧印加が可能な汎用バッファにより構成されても良い。
また選択部130は、電源の供給に合わせてオン/オフされる機械式リレー又は半導体リレー等により構成されても良い。この場合選択部130は、基板200に電源が供給されたとき、メモリ120とタグ部150とを接続する機械式リレー又は半導体リレーをオフする構成とすれば良い。尚半導体リレーを用いる場合は、双方向通電可能な半導体リレーであることが好ましい。
また選択部130は、I2Cバスにより、オープンドレイン又はオープンコレクタ接続で選択部130とメモリ制御部111、後述するメモリ制御部143、155とが接続される構成でも良い。この場合選択部130は、同時に複数のメモリ制御部との通信を行わず、メモリ制御部111、143、155何れか一つのメモリ制御部としか通信を行わない。またオープンドレイン又はオープンコレクタ接続とすることで、メモリ120は、基板200に対して電源が供給されている場合にはリーダライタ部140と接続され、基板200に電源が供給されていない場合にはタグ部150と接続されるように構成できる。
本実施形態の選択部130は、以上のように構成することで、基板200に電源が供給されている場合にはメモリ120をリーダライタ部140のメモリとして動作させ、且つタグ部150への電源供給を遮断できる。よって本実施形態の選択部130では、メモリ120をリーダライタ部140とタグ部150とに共有させることができ、且つ電源供給時のタグ部150の破損を防止することができる。
リーダライタ部140は、基板200をリーダライタとして機能させるものであり、外部のRFIDタグと無線通信を行うことが可能な第一の通信手段である。リーダライタ部140は、リーダライタ(RW)制御部141、位相検出部142、変調部143を有する。リーダライタ制御部141は、リーダライタ部140の動作を制御する。またリーダライタ制御部141は、メモリ制御部144を有する。メモリ制御部144は、選択部130を介してメモリ120へアクセスする。位相検出部142、変調部143は、図1で説明した従来のRFIDリーダライタ10の有する位相検出部16、変調部17と同様であるから説明を省略する。
タグ部150は、基板200をRFIDタグとして機能させるものであり、外部のRFIDリーダライタと無線通信を行うことが可能な第二の通信手段である。タグ部150は、タグ制御部151、負荷変調部152、パワー変換部153、復調部154を有する。タグ制御部151は、タグ部150の動作を制御する。またタグ制御部151はメモリ制御部155を有する。メモリ制御部155は、選択部130を介してメモリ120へアクセスする。負荷変調部152、パワー変換部153、復調部154は、図2で説明した従来のRFIDタグ20の有する負荷変調部26、パワー変換部27、復調部28と同様であるから説明を省略する。
アンテナ部160は、リーダライタ部140とタグ部150とに共通して使用される共有アンテナである。アンテナ部160は、アンテナコイル161、コンデンサC1、コンデンサC2、スイッチ部SW1、スイッチ部SW2、スイッチ部SW3を有する。コンデンサC1とスイッチ部SW3とは並列に接続されており、この並列回路がアンテナコイル161と直列に接続されている。スイッチ部SW1はアンテナコイル161と並列に接続されている。コンデンサC2とスイッチ部SW2とは直列に接続されており、この直列回路がアンテナコイル161と並列に接続されている。
ここでアンテナ部160をリーダライタ部140とタグ部150とで共有する場合の問題点を説明する。通常RFIDリーダライタとRFIDタグとが通信を行う場合、RFIDリーダライタ側に要求される共振周波数と、RFIDタグ側に要求される共振周波数とは必ずしも同一ではない。よって本実施形態において、リーダライタ部140とタグ部150とにより単純にアンテナ部160を共有した場合、共振周波数の違いにより通信の不具合が発生する虞がある。例えばアンテナ部160のアンテナコイル161とコンデンサC1とを、リーダライタ部140側で要求される共振周波数に合わせて設計した場合、アンテナ部160をタグ部150のアンテナ部として使用した場合に通信が正常に行われない。
通常共振周波数fは、f=1/(2π√(LC))により決定される。そこで本実施形態では、アンテナ部160に共振周波数を補正する補正手段を設け、アンテナ部160の用途に合わせてアンテナコイル161と接続されるコンデンサの容量Cを変化させて共振周波数を補正する。
本実施形態のアンテナ部160では、アンテナコイル161とコンデンサC1は、リーダライタ部140側で要求される共振周波数に合わせて設計されている。よってアンテナ部160が、タグ部150のアンテナ部として使用される場合には、共振周波数の補正が必要となる。そこで本実施形態では、スイッチ部SW2、SW3によりアンテナコイル161に接続されるコンデンサを切り換えてコンデンサの容量Cを変化させ、共振周波数を補正する。具体的には、本実施形態では、アンテナコイル161と接続されるコンデンサを、コンデンサC1からコンデンサC2へ切り換えて共振回路の構成及び共振周波数を補正する。よって本実施形態では、スイッチ部SW2、SW3が切換回路として機能と、コンデンサC2が補正手段として機能する。
アンテナコイル161と並列に接続されたコンデンサC2とスイッチ部SW1は、図2で説明した従来のRFIDタグ20の有する共振コンデンサ21bとスイッチ部21cと同様である。尚スイッチ部SW1は、基板200に電源が供給されている場合には常にオフである。
スイッチ部SW2は、基板200に電源が供給されている場合は常にオフ(オープン)である。スイッチ部SW3は、基板200に電源が供給されている場合は常にオフ(オープン)である。
アンテナ部160において、基板200に電源が供給されているとき、スイッチ部SW1、SW2、SW3はオフ(オープン)である。よってアンテナ部160はアンテナコイル161とコンデンサC1から構成される共振回路により生成される共振周波数を用いてリーダライタとして通信を行うことができる。
またアンテナ部160において、基板200に電源が供給されていないとき、スイッチ部SW2、SW3がオン(ショート)される。よってアンテナコイル161はコンデンサC2と並列に接続される。このときアンテナコイル161に接続されるコンデンサの容量CはコンデンサC2の容量となり、共振周波数はコンデンサC2の容量により決定される周波数へ補正される。よってアンテナ部160は、アンテナコイル161とコンデンサC2により構成される共振回路により生成される共振周波数を用いてタグとして通信を行うことができる。
尚コンデンサC1とコンデンサC2の容量は、それぞれリーダライタ部140側で要求される共振周波数と、タグ部150側で要求される共振周波数に合わせて決定されていることが前提である。
以上のように、本実施形態では、基板200に対する電源の供給に合わせて、リーダライタ部140がアンテナ部160を使用する場合と、タグ部150がアンテナ部160を使用する場合の共振周波数の差を補正することができる。よって本実施形態では、アンテナ部160をリーダライタ部140とタグ部150とで共有することができる。
尚本実施形態では、アンテナ部160をリーダライタ部140側で要求される共振周波数に合わせたものとしたが、これに限定されない。アンテナ部160は、タグ部150側で要求される共振周波数に合わせて設計されても良い。この場合、スイッチ部SW2、SW3は、電源が供給されているときオフ(オープン)となり、電源が供給されないときオン(ショート)となるように制御される。またこの場合コンデンサC1が補正手段となる。尚スイッチ部SW1ないしSW3は、例えば半導体リレー等で構成されるものとした。
以上に説明したように、本実施形態の画像形成装置100Aでは、選択部130と補正出手段を有する構成により、メモリ120とアンテナ部160とをリーダライタ部140とタグ部150とで共有することができる。また本実施形態の画像形成装置100Aでは、メモリ120とアンテナ部160をリーダライタ部140とタグ部150とに共有させることができるため、回路規模を抑え、且つ基板200上でリーダライタ機能とタグ機能の両者を実現することができる。
以下に、本実施形態の画像形成装置100Aの動作について説明する。始めに、基板200に電源が供給されている場合について説明する。図6は、第二の実施形態の基板200に電源が供給されている場合の動作を説明するフローチャートである。
本実施形態において基板200に電源が供給されている場合(S71)、リーダライタ部140が選択されて動作する(S72)。具体的には、選択部130によりリーダライタ部140にのみ電源が供給されて、リーダライタ部140とメモリ120とがアクセス可能とされる。また電源の供給により、アンテナ部160においてスイッチ部SW1、SW2、SW3がオフ(オープン)とされ、アンテナ部160の共振周波数がリーダライタ部140に合わせた共振周波数に決定される。以上により基板200においてリーダライタ部140の機能が実現可能となる。
次に、基板200とRFIDタグ機能を有する装置(基板)とが、アンテナ部160による通信可能距離まで接近した場合、リーダライタ部140は位相検出部142によりRFIDタグの存在を検出する(S73)。RFIDタグの存在を検出すると、リーダライタ制御部141は、主制御部110にRFIDタグの検出を通知する。
主制御部110は、RFIDタグの検出通知を受けて、認証部112により検出したRFIDタグが通信可能なRFIDタグであるか否かを判定するための認証を行う(S74)。認証部112は、リーダライタ制御部141により、変調部143を介してアンテナ部160からRFIDタグに対して認証するための問い合わせ信号を送信させる。位相検出部142は、アンテナ部160が受信した応答信号を検出し、応答信号をリーダライタ制御部141へ渡す。リーダライタ制御部141は応答信号を主制御部110へ渡す。
主制御部110において、応答信号が認証された場合(S75)、主制御部110は通信を開始する(S76)。また応答信号が認証されない場合(S75)、主制御部110は通信を中止する(S77)。尚応答信号が認証されない場合とは、例えば通信相手となるRFIDタグが、画像形成装置以外に実装される基板である場合等である。尚本実施形態の画像形成装置100Aでは、認証部112による認証結果を操作パネル38に表示させても良い。
主制御部110において通信が開始されると、主制御部110のメモリ制御部111と、リーダライタ制御部141のメモリ制御部144は、選択部130を介してメモリ120にアクセス可能となる。よってリーダライタ制御部141は、アンテナ部160が受信した応答信号をメモリ120に格納することができ、主制御部110はメモリ120に格納された応答信号を用いて各種処理を実行することができる。またリーダライタ制御部141は、メモリ120に格納された情報を変調部143を介してアンテナ部160から送信することができ、外部のRFIDタグに対して情報の書き込みを行うことができる。
次に基板200に電源が供給されていない場合について説明する。図7は、第二の実施形態の基板200に電源が供給されている場合の動作を説明するフローチャートである。
基板200に電源が供給されていない場合(図6のS71)、タグ部150が選択されて動作する(S81)。具体的には、選択部130により、タグ部150とメモリ120とが接続されてアクセス可能とされる。またアンテナ部160において、スイッチ部SW2、SW3がオン(ショート)とされ、アンテナ部160の共振周波数がタグ部150に合わせた共振周波数に決定される。以上により基板200においタグ部150の機能が実現可能となる。
次に、基板200とRFIDリーダライタ機能を有する装置(基板)とが、アンテナ部160による通信可能距離まで接近した場合、タグ部150は、パワー変換部153によりアンテナ部160の誘導磁束により発生した起電力を電源として利用する。またタグ部150は、RFIDリーダライタ側からの問い合わせがあるか否かを検出する(S82)。具体的にはタグ部150は、アンテナ部160で受信したRFIDリーダライタ側からの被変調波を復調部154により復調し、復調された復調信号をタグ制御部151に渡す。
タグ部150は、RFIDリーダライタ側からの問い合わせを受けると、通信を開始する(S83)。具体的にはタグ部150は、問い合わせを受けてタグ制御部151のメモリ制御部155により、メモリ120へアクセスする。メモリ制御部155、メモリ120に格納された情報を読み出し、読み出した情報を負荷変調部153によりアンテナ部160から送信可能な信号へ変調する。アンテナ部160は、変調された信号を応答信号としてRFIDリーダライタへ送信する。尚タグ部150は、RFIDリーダライタ側からの問い合わせを受けない場合は通信を行わない。
以上に説明したように、本実施形態では、リーダライタ部140及びタグ部150に対するメモリ120へのアクセス制御と、アンテナ部160の共振周波数の補正により、メモリ120とアンテナコイル161を共有させることができる。よって本実施形態によれば、回路規模を拡大することなく、RFIDリーダライタ機能とRFIDタグ機能とを実現することができ、専用のリーダライタを用いずにタグに書き込まれた情報の移行を行うこと可能となる。
(変形例)
以下に本実施形態におけるアンテナ部160の変形例を示す。上記実施形態の説明では、コンデンサC1の容量はリーダライタ部140側で要求される共振周波数に合わせて決定され、コンデンサC2の容量はタグ部150側で要求される共振周波数に合わせて決定されるものとしたが、これに限定されない。例えばアンテナ部160において、共振周波数を決定するコンデンサの容量Cを変化させるための回路が別途設けられていても良い。アンテナ部160にコンデンサの容量を変化させるための回路が設けられた例を説明する。
図8は、アンテナ部160の変形例を示す第一の図である。図8に示す変形例は、アンテナ部160がリーダライタ部140側の要求する共振周波数に合わせて設計された場合の変形例である。図8(A)は、補正により共振周波数を低くする場合の例を示し、図8(B)は、補正により共振周波数を高くする場合の例を示している。
図8(A)に示すアンテナ部160Aでは、コンデンサC2と並列にコンデンサC3を接続した。アンテナ部160Aでは、基板200に電源が供給されているとき、スイッチ部SW1、SW2、SW3はオフ(オープン)となる。よってアンテナコイル161はコンデンサC1と接続される。
ここでアンテナ部160Aの共振周波数を決定するパラメータであるコンデンサの容量Cは、コンデンサC1の容量(以下、コンデンサC1の容量をCaとする)である。従ってアンテナ部160Aは、容量Caにより決定される共振周波数を用いてリーダライタとしての通信を行う。
基板200に電源が供給されていないとき、アンテナ部160Aでは、スイッチ部SW2、SW3はオン(ショート)される。ここでアンテナ部160Aの共振周波数を決定するパラメータであるコンデンサの容量Cは、コンデンサC2の容量(以下、コンデンサC2の容量をCbとする)とコンデンサC3の容量(以下、コンデンサC3の容量をCcとする)との合成の容量(Cb+Cc)である。従ってアンテナ部160Aは、容量(Cb+Cc)により決定される共振周波数を用いてタグとしての通信を行う。
図8(B)に示すアンテナ部160Bは、コンデンサC2と直列にコンデンサC3を接続した。そしてコンデンサC3と並列にスイッチ部SW4を接続した。アンテナ部160Bでは、基板200に電源が供給されているとき、スイッチ部SW1、SW2、SW3、SW4はオフ(オープン)となる。
ここでアンテナ部160Bの共振周波数を決定するパラメータであるコンデンサの容量Cは、コンデンサC1の容量Caである。従ってアンテナ部160Aは、容量Caにより決定される共振周波数を用いてリーダライタとしての通信を行う。
基板200に電源が供給されていないとき、アンテナ部160Bでは、スイッチ部SW2、SW3、SW4はオン(ショート)される。よってアンテナコイル161はコンデンサC2とコンデンサC3との直列回路に接続される。
ここでアンテナ部160Bの共振周波数を決定するパラメータであるコンデンサの容量は、コンデンサC2とコンデンサC3との合計の容量((Cb*Cc)/(Cb+Cc))である。従ってアンテナ部160Bは、容量((Cb*Cc)/(Cb+Cc))により決定される共振周波数を用いてタグとしての通信を行う。
図8に示すようにアンテナ部160を構成した場合、例えばコンデンサC1の容量とコンデンサC2の容量とが同一であっても、コンデンサC3により共振周波数の補正を行うことができる。尚コンテンツC3の容量は、リーダライタ部140及びタグ部150で要求される共振周波数に合わせて決められる。
次に図9を参照してアンテナ部160がタグ部150側の要求する共振周波数に合わせて設計された場合の変形例について説明する。図9は、アンテナ部160の変形例を示す第二の図である。図9(A)は、補正により共振周波数を低くする場合の例を示し、図9(B)は、補正により共振周波数を高くする場合の例を示している。
図9(A)に示すアンテナ部160Cでは、コンデンサC4とスイッチ部SW4とから構成する直列回路をコンデンサC1と並列に接続した。アンテナ部160Cでは、基板200に電源が供給されているとき、スイッチ部SW1、SW2、SW3はオフ(オープン)となる。またスイッチ部SW4は、オン(ショート)となる。
ここでアンテナ部160Cの共振周波数を決定するパラメータであるコンデンサの容量は、コンデンサC1とコンデンサC4(以下、コンデンサC4の容量をCdとする)との合計の容量(Ca+Cd)である。従ってアンテナ部160Cは、容量(Ca+Cd)により決定される共振周波数を用いてリーダライタとしての通信を行う。
基板200に電源が供給されていないとき、アンテナ部160Cでは、スイッチ部SW2、SW3はオン(ショート)とされる。またスイッチ部SW4はオフ(オープン)とされる。よってアンテナコイル161はコンデンサC2に並列に接続される。
従ってアンテナ部160Cは、コンデンサC2の容量Cbにより決定される共振周波数を用いてタグとしての通信を行う。
図9(B)に示すアンテナ部160Dは、コンデンサC1と直列に接続されたコンデンサC4、コンデンサC1とコンデンサC4とから構成される直列回路と並列に接続されたスイッチ部SW4とを有する。
アンテナ部160Dでは、基板200に電源が供給されているとき、スイッチ部SW1、SW2、SW3、SW4はオフ(オープン)となる。よってアンテナコイル161はコンデンサC1とコンデンサC4とから構成される直列回路と接続される。このためアンテナ部160Dは、コンデンサC1とコンデンサC4との合計の容量((Ca*Cd)/(Ca+Cd))により決定される共振周波数を用いてリーダライタとしての通信を行うことができる。
基板200に電源が供給されていないとき、アンテナ部160Dでは、スイッチ部SW2、SW3、SW4はオン(ショート)される。よってアンテナ部160Dは、コンデンサC2の容量Cbで決定される共振周波数を用いてタグとして通信を行うことができる。
(第三の実施形態)
以下に図面を参照して本発明の第三の実施形態について説明する。本発明の第三の実施形態は、本発明の第二の実施形態も主制御部110にさらなる機能を追加した実施形態である。よって以下の第三の実施形態の説明では、第二の実施形態との相違点についてのみ説明し、第二の実施形態と同様の機能構成を有するものには第二の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図10は、第三の実施形態の画像形成装置100Bの機能構成を説明する図である。
本実施形態の画像形成装置100Bは、主制御部110A、メモリ120、選択部130、リーダライタ部140、タグ部150、アンテナ部160を有し、各部は基板200A上に実装されている。本実施形態の画像形成装置100Bの主制御部110Aは、メモリ120に対するデータの記録制御及びメモリ120に記録されたデータの管理を行う。
以下に本実施形態の主制御部110Aの機能の詳細を説明する。図11は、第三の実施形態の主制御部110Aの機能構成を説明する図である。
本実施形態の主制御部110Aは、メモリ制御部111A、認証部112Aを有する。メモリ制御部111Aは、選択部130を介してメモリ120に対するデータの読み書きを制御する。また本実施形態のメモリ制御部111Aは、データ管理部171、書込制御部172、書込完了判定部173を有する。
データ管理部171は、メモリ120に記録されたデータの管理を行う。具体的には本実施形態のデータ管理部171は、メモリ120に記憶されたデータを、画像形成装置100Bの稼働に関する履歴データと、画像形成装置100Bを利用するユーザに関するユーザデータとに分けて管理する。本実施形態では、上記データの管理を行うことにより、不正な情報の移行や、誤った情報の移行を行うことを防止できる。
尚本実施形態の履歴データとは、具体的には、画像形成装置100Bのスキャン装置31によりスキャンされた原稿の枚数、プロッタ装置32により出力された用紙の枚数、インクカートリッジ等の消耗品の交換履歴等が含まれる。また本実施形態のユーザデータは、画像形成装置100Bを利用するユーザが登録した宛先リストや、操作パネル38の表示設定に関する情報等、ユーザインターフェースに関わる情報を含む。
書込制御部172は、メモリ120に対する履歴データ、ユーザデータの書き込みの制御を行う。書込制御部172によるデータの書き込みの制御の詳細は後述する。書込完了判定部173は、書込制御部172によりメモリ120により適正にデータの書き込みが行われたか否かを判定する。書込完了判定部173は、書込制御部172により適正にデータの書き込みが行われた場合に、データの書き込みが完了したものと判定する。
本実施形態の認証部112Aは、基板200Aがリーダライタとして機能する場合に、通信相手となるRFIDタグの認証を行う。また本実施形態の認証部112Aは、更新可否判定部174、機種判別部175、履歴有無判定部176を有する。
更新可否判定部174は、メモリ120に記録されたデータの更新が可能か否かを判定する。本実施形態では、例えばメモリ120等にデータの更新履歴を示す更新データが記憶されている。更新可否判定部174は、記憶された更新データを参照し、一度でもデータを更新した履歴がある場合、データの更新を不可と判定する。またデータの更新履歴がない場合にはデータの更新が可能と判定する。
機種判別部175は、リーダライタ部140の位相検出部142によりRFIDタグの存在が検出されたとき、検出されたRFIDタグが搭載された装置の機種を判別する。本実施形態の機種判別部175は、具体的には例えば、検出されたRFIDタグからの応答波を解析し、この応答波に含まれる機種識別データに基づきRFIDタグが搭載された装置の機種の判別を行う。
履歴有無判定部176は、メモリ120に対するデータの書き込みの履歴があるか否かを判定する。本実施形態の履歴有無判定部176は、具体的には、メモリ120を参照し、リーダライタ部140によるメモリ120に対するデータの書き込みの履歴があるか否かを判定する。
次に、本実施形態の基板200Aの動作を説明する。図12は、基板200Aの動作を説明するフローチャートである。
図12のS1201からS1206までの処理は、図7のS71からS76までの処理と同様であるから説明を省略する。また図12のS1207からS1209までの処理は、図8のS81からS83までの処理と同様であるから説明を省略する。
図12のS1206において通信が開始されると、主制御部110Aは、S1207、S1208、S1209の処理を実行する。尚本実施形態では、主制御部110Aは、S1207、S1208、S1209の処理を平行して実行して良い。以下に、S1207、S1208、S1209の各処理の詳細を図13ないし15を参照して説明する。
始めに図13を参照してS1207の処理を説明する。S1206において通信が開始されると、主制御部110Aは、処理Aを開始する(S1207)。図13は、処理Aを説明するフローチャートである。
通信が開始されると、主制御部110Aの認証部112Aでは、機種判別部175により、受信した応答波に含まれる機種識別データを参照し、RFIDタグが搭載された装置(以下、装置A)の機種を判別する(S1301)。認証部112Aは、判別結果に基づき、装置Aの機種が、画像形成装置100Bと同機種か否かを判断する(S1302)。尚画像形成装置100Bの機種を識別するための機種識別データは、メモリ120に記録されていても良い。例えば本実施形態の認証部112Aは、メモリ120に記憶された機種識別データと、応答波に含まれる機種識別データとを照合して、同機種か否かを判断する。
S1302において、装置Aが画像形成装置100Bと同機種であった場合、メモリ制御部111Aの書込制御部172は、リーダライタ部140により装置Aから読み取ったデータをメモリ120へ書き込む(S1303)。
尚装置Aから読み取られたデータは、画像形成装置100Bのメモリ120に記憶されたデータと同様に、履歴データとユーザデータとを含む。本実施形態の書込制御部172は、画像形成装置100Bと装置Aとが同一機種であった場合は、履歴データとユーザデータとを含む全てのデータをメモリ120へ書き込む。
またS1302において、装置Aが画像形成装置100Bと同機種でない場合、メモリ制御部111Aの書込制御部172は、装置Aから読み取ったデータのうち、ユーザデータのみをメモリ120へ書き込む。
S1303、S1304においてデータの書き込みが完了すると、図12のS1210へ進む。S1210の詳細は後述する。
本実施形態では、以上のように、装置Aが画像形成装置100Bと同機種でない場合は、画像形成装置100Bの履歴データをメモリ120に書き込まない。したがって本実施形態では、異なる機種の履歴データがメモリ120に記憶されることがなく、異なる機種の履歴データが画像形成装置100Bに移行されることを防止できる。
次に、図14を参照してS1208の処理を説明する。S1206において通信が開始されると、主制御部110Aは、処理Bを開始する(S1208)。図14は、処理Bを説明するフローチャートである。
通信が開始されると、主制御部110Aの認証部112Aでは、履歴有無判定部176により、メモリ120を参照し、装置Aから読み取ったデータがメモリ120に書き込まれた履歴があるか否かを判定する(S1401)。S1401において、履歴があると判定された場合、メモリ制御部111Aの書込制御部172は、装置Aから読み取ったデータのうち、ユーザデータのみをメモリ120へ書き込む(S1403)。
またS1402において、履歴がないと判定された場合、メモリ制御部111Aの書込制御部172は、装置Aから読み取った履歴データ、ユーザデータを含む全てのデータをメモリ120へ書き込む(S1404)。S1403、S1404においてデータの書き込みが完了すると、図12のS1210へ進む。S1210の詳細は後述する。
本実施形態では、以上のように、メモリ120にデータの書き込み履歴がある場合、履歴データをメモリ120へ書き込まない。本実施形態では、誤って重複した履歴データがメモリ120に記憶されることを防止できる。
次に、図15を参照してS1209の処理を説明する。S1206において通信が開始されると、主制御部110Aは、処理Cを開始する(S1209)。図15は、処理Cを説明するフローチャートである。
通信が開始されると、主制御部110Aの認証部112Aでは、更新可否判定部174により、メモリ120を参照し、メモリ120に記憶された更新データを参照する(S1501)。そして更新可否判定部174は、参照した更新データに基づき、メモリ120に記憶された履歴データを更新することが可能か否かを判定する(S1502)。
S1502において、履歴データの更新が可能と判定された場合、メモリ制御部111Aの書込制御部172は、装置Aから読み取った履歴データ、ユーザデータを含む全てのデータをメモリ120へ書き込む(S1503)。またS1502において、履歴データの更新が不可能と判定された場合、メモリ制御部111Aの書込制御部172は、装置Aから読み取ったデータのうち、ユーザデータのみをメモリ120へ書き込む(S1504)。S1503、S1504においてデータの書き込みが完了すると、図12のS1210へ進む。S1210の詳細は後述する。
本実施形態では、このように履歴データの更新が可能な場合のみ履歴データをメモリ120へ書き込むため、例えば画像形成装置100Bの処理に対する課金情報やカウンタ情報等が不正に移行されることを防止できる。
図12に戻って、以下にS1210の処理について説明する。本実施形態の主制御部110Aは、S1207、S1208、S1209の処理が完了すると、処理Dを実行する(S1210)。
以下に処理Dを説明する。本実施形態の処理Dは、主制御部110Aの書込完了判定部173による判定処理である。書込完了判定部173は、処理A、処理B、処理Cにおいて履歴データ、ユーザデータがメモリ120に適切に記録されたか否かを判定する。具体的には書込完了判定部173は、メモリ120を参照し、処理A、処理B、処理Cの結果と対応したデータが書き込まれているか否かを判定する。書込完了判定部173は、処理A、処理B、処理Cの結果と対応したデータがメモリ120に記録されていた場合にデータが適切に書き込まれたものと判定し、データの書込完了と判定する。
処理Dの実行が完了すると、主制御部110Aは、判定結果を表示手段に表示させる。尚表示手段とは、例えば表示機能を有する操作パネル38等である。
以上に説明したように、本実施形態によれば、情報の移行の際に、通信相手となる装置の機種を識別、記録履歴の有無の判定、履歴データの更新の可否を確認することにより、カウンタ情報や課金情報等の改竄や、誤った情報の移行等を防止することができる。
尚本実施形態では、処理A、処理B、処理Cの何れか一つの処理のみが実行されても良い。また本実施形態では、処理A、処理B、処理Cのうちの複数の処理が組み合わされて実行されても良い。この場合実行される処理や、実行される処理の組み合わせは、予め画像形成装置100Bに設定されていることが好ましい。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
従来のRFIDリーダライタの構成の一例を示す図である。 従来のRFIDタグの構成の一例を示す図である。 本発明の画像形成装置の概略を説明する図である。 本発明の画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 画像形成装置100Aの機能構成を説明するブロック図である。 基板200に電源が供給されている場合の動作を説明するフローチャートである。 基板200に電源が供給されている場合の動作を説明するフローチャートである。 アンテナ部160の変形例を示す第一の図である。 アンテナ部160の変形例を示す第二の図である。 画像形成装置100Bの機能構成を説明する図である。 主制御部110Aの機能構成を説明する図である。 基板200Aの動作を説明するフローチャートである。 処理Aを説明するフローチャートである。 処理Bを説明するフローチャートである。 処理Cを説明するフローチャートである。
符号の説明
100 画像処理装置
110 主制御部
111、144、155 メモリ制御部
120 メモリ
130 選択部
140 リーダライタ部
141 RW制御部
142 位相検出部
143 変調部
150 タグ部
151 タグ制御部
152 負荷変調部
153 パワー変換部
154 復調部
160 アンテナ部
161 アンテナコイル
C1、C2 コンデンサ

Claims (14)

  1. 外部装置の有する記憶装置に記憶されたデータの読み取り及び前記外部装置の有する記憶装置へのデータの書き込みを行う第一の通信手段と、
    前記外部装置との間でデータの送受信を行う第二の通信手段と、
    前記第一の通信手段と前記第二の通信手段との何れか一方を動作させる動作制御手段と、を有し、
    前記動作制御手段は、当該通信装置に電源が供給されているとき前記第一の通信手段を動作させ、当該通信装置に電源が供給されていないとき前記第二の通信手段を動作させることを特徴とする通信装置。
  2. 前記第一の通信手段と前記第二の通信手段とに共通して使用される共有アンテナと、当該通信装置に係るデータが記憶された共有記憶装置とを有し、
    前記動作制御手段は、
    前記第一の通信手段又は第二の通信手段のうち、動作させる方の通信手段に合わせて前記共有アンテナの共振周波数を補正する補正手段と、
    前記第一の通信手段又は第二の通信手段のうち、動作させる方の通信手段を前記共有記憶装置にアクセスする通信手段として選択する選択手段とを有することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記選択手段は、
    当該通信装置に電源が供給されているとき前記第一の通信手段を前記共有記憶装置とアクセスする通信手段として選択し、
    当該通信装置に電源が供給されていないとき前記第二の通信手段を前記共有記憶装置とアクセスする通信手段として選択することを特徴とする請求項2記載の通信装置。
  4. 前記共有アンテナは、
    アンテナコイルと共振コンデンサとが直列に接続されて構成され、
    前記補正手段は、
    前記アンテナコイルと並列に接続されたコンデンサにより構成されることを特徴とする請求項2又は3記載の通信装置。
  5. 前記共有アンテナは、
    アンテナコイルと共振コンデンサとスイッチ部材とが並列に接続されて構成され、
    前記補正手段は、
    前記アンテナコイルと直列に接続されたコンデンサにより構成されることを特徴とする請求項2又は3記載の通信装置。
  6. 前記第一の通信手段は、
    前記外部装置の認証を行う認証手段を有することを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載の通信装置。
  7. 前記第一の通信手段は、
    前記認証手段による認証結果を当該通信装置の有する表示手段に表示させることを特徴とする請求項6記載の通信装置。
  8. 前記共有記憶装置に記憶されるデータを、当該通信装置の使用履歴に係る履歴データと、当該通信装置のユーザに係るユーザデータと、に分けて管理するデータ管理手段を有する請求項2ないし7の何れか一項に記載の通信装置。
  9. 前記共有記憶装置へのデータの書き込みを制御する書込制御手段と、前記外部装置の機種を判別する機種判別手段と、を有し、
    前記書込制御手段は、
    前記機種判別手段により、前記外部装置の機種が当該通信装置の機種と同一であると判別されたとき、前記履歴データと前記ユーザデータとを前記共有記憶装置へ書き込み、
    前記機種判別手段により、前記外部装置の機種が当該通信装置の機種と同一でないと判別されたとき、前記ユーザデータのみを前記共有記憶装置へ書き込む請求項8記載の通信装置。
  10. 前記共有記憶装置に記憶された前記履歴データの更新の可否を判定する更新可否判定手段を有し、
    前記書込制御手段は、
    前記更新可否判定手段により前記履歴データの更新が可能と判定されたとき、前記外部装置の有する記憶装置から読み取ったデータを全て前記共有記憶装置へ書き込み、
    前記更新可否判定手段により前記履歴データの更新が不可能と判定されたとき、前記外部装置の有する記憶装置から読み取ったデータのうち、ユーザデータのみを前記共有記憶装置へ書き込む請求項8又は9記載の通信装置。
  11. 前記共有記憶装置に対するデータの書込履歴の有無を判定する履歴有無判定手段を有し、
    前記書込制御手段は、
    前記履歴有無判定手段により、前記データの書込履歴が有ると判定されたとき、前記ユーザデータのみを前記共有記憶装置に書き込み、
    前記履歴有無判定手段により、前記データの書込履歴が無いと判定されたとき、前記外部装置の有する記憶装置から読み取ったデータを全て前記共有記憶装置へ書き込む請求項8ないし10の何れか一項に記載の通信装置。
  12. 前記書込制御手段によるデータの書き込みが完了したか否かを判定する書込完了判定手段を有し、
    前記書込完了判定手段による判定結果を前記表示手段に表示させる請求項7ないし11記載の何れか一項に記載の通信装置。
  13. データの送受信を行う通信装置による通信方法であって、
    外部装置の有する記憶装置に記憶されたデータの読み取り及び前記外部装置の有する記憶装置へのデータの書き込みを行う第一の通信手順と、
    前記外部装置との間でデータの送受信を行う第二の通信手順と、
    前記第一の通信手順と前記第二の通信手順との何れか一方を動作させる動作制御手順と、を有し、
    前記動作制御手順は、当該通信装置に電源が供給されているとき前記第一の通信手順を実行させ、当該通信装置に電源が供給されていないとき前記第二の通信手順を実行させることを特徴とする通信方法。
  14. 演算処理装置と記憶装置とを有し、データの送受信を行う通信装置において実行される通信プログラムであって、
    前記演算処理装置に、
    外部装置の有する記憶装置に記憶されたデータの読み取り及び前記外部装置の有する記憶装置へのデータの書き込みを行う第一の通信ステップと、
    前記外部装置との間でデータの送受信を行う第二の通信ステップと、
    前記第一の通信ステップと前記第二の通信ステップとの何れか一方を動作させる動作制御ステップと、を実行させ、
    前記動作制御ステップは、当該通信装置に電源が供給されているとき前記第一の通信ステップを実行させ、当該通信装置に電源が供給されていないとき前記第二の通信ステップを実行させることを特徴とする通信プログラム
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