JP5121490B2 - 通信装置、通信の制御方法、および、プログラム - Google Patents

通信装置、通信の制御方法、および、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、非接触方式の近距離無線通信機能を内蔵する通信装置に関する。
近年、ICカードなどにより構成された定期券による自動改札処理や、IDカードによる入退出処理を行う際に、カードとゲートとの間を非接触型の近距離無線通信方式により通信を行う無線システムが提案されている。近距離無線通信方式は、NFC(Near Field Communication)と呼ばれる。
当該無線システムにおいては、通信を起動する側の機器(イニシエータ)が呼ばれる側の機器(ターゲット)に対して、電力搬送波の電磁誘導により電力供給を行う。即ち上記の自動改札処理や入退出処理の例では、電源を持たないカードに対し、ゲート側から電磁誘導により電力が供給される。ゲート上にカードをかざすとカード内に電力が励起され、カードが動作状態となり、データの送受信がなされる。
また、近年は、パーソナルコンピュータなどに接続したリーダライタを用いて、NFCによりICカードに電子マネーをチャージできる環境が整備されており、さらに、リーダライタ機能が携帯型の機器にも内蔵されるなど小型化技術が進展している。
また、近年は無線LANなどの高速無線通信が一般化しており、PCやプリンタなどの機器に当該高速無線通信機能が内蔵されている。無線LANではセキュリティ確保のために通信相手を限定する必要が生じている。そのため、通信しようとする機器同士では同一の無線パラメータ(具体的には、ESSID(Extended Service Set Identifier)、暗号キーなどがある)を有している必要がある。GUIを持たない機器に対する当該パラメータの設定には、従来、ターミナルを接続して入力を行うなどの手法がとられていた。
また、このような操作の煩雑さを解消するため、NFCを用いて機器同士でパラメータの受け渡しを簡単に行う手法が提案されている。
また、セキュリティレベルの向上のために、パラメータ設定が可能となる動作モード(管理者モード)を置き、複数回かざすなど特殊な操作により当該管理者モードへ移行する等の手法が提案されている(特許文献1)。
特開平10−124634号
しかしながら、上記の手法では、パラメータの設定中に第三者が近づくと、当該パラメータデータがNFC経由で第三者に渡ってしまい、意図しない相手への高速無線通信が可能となり、データが漏洩してしまう可能性がある。
また、特許文献1に記載の方法を用いても、管理者モードへ移行するための操作を第三者に見られてしまうと、当該操作を模倣され、同様にデータが漏洩してしまうという課題が依然としてある。
本発明は、このような従来の構成が有していた課題を解決しようとするものであり、簡単な操作により通信相手の特定を行うことを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の一態様による通信装置は以下の構成を備える。すなわち、
複数の場所において非接触な通信が可能な第1の通信手段と、
外部装置との、前記第1の通信手段による通信において用いられた場所の順番に基づいて前記外部装置の正当性を判断する判断手段とを備える。
本発明によれば、簡単な操作により通信相手の特定を行うことが可能となる。
(第1実施形態)
本実施形態では、図3の形態の通信システムにおいて、でデジタルカメラ2からプリンタ1へ画像データを送信して印刷を行う例を適用する。
ここでは、プリンタ1は、公衆無線LANスポットに設置された共有プリンタであるとし、デジタルカメラ2は当該公衆無線LANスポットの加入者であるとする。
また、NFCの動作について、通信を開始する側をイニシエータ、着信側をターゲットと定義する。
本実施形態では、例えば図1に示すようなプリンタ1に本発明を適用した場合を説明する。このプリンタ1は図1に示すように、アンテナ回路101、キャリア発生回路102、電源回路103、変復調回路104、CPU105、不揮発メモリ106、RAM(Random Access Memory)107を有する。またプリンタ1は、更に操作部108、印刷ヘッド109、制御バス110、メインCPU111、通信バス112、高速無線通信部113を備えている。プリンタ1はこれらの構成により、非接触型無線通信方式であるNFC(Near Field Communication)通信と、印刷データの送受信用の高速無線通信を実現する。
次にプリンタ1が備える各部について詳細に説明する。
アンテナ回路101は、図5に示すようにコイルLとコンデンサCが並列接続された共振回路により構成されており、デジタルカメラ2へ電波を送信するとともに電磁結合によりデジタルカメラ2からデータを受信する。コイルLは一般に渦巻状のプリントパターンにより構成される。
また、アンテナ回路101と変復調回路104は図6の詳細図に示す構成となっている。すなわち、アンテナ回路101と変復調回路104は、図3に示したプリンタ1のA、B、C、Dの各部に各々配置されている。各変復調回路104へは、各々異なる周波数f1、2、3、のキャリアがキャリア発生回路102より入力される。このようにアンテナ回路101はプリンタの複数の場所に設けられ、複数の場所のそれぞれにおいて異なるキャリアで、外部装置との非接触な通信が可能な第1の通信部として機能する。
電源回路103はプリンタ1の各部へ電源を供給する。キャリア発生回路102はデジタルカメラ2への電力供給用、およびデジタルカメラ2とのデータ送受信用のキャリアを生成する。変復調回路104は、CPU105から出力される送信データに対して、
データ‘1’⇒最大振幅、
データ‘0’⇒最小振幅、
最大振幅:最小振幅=10:9
となる振幅変調を生成キャリアに施す。また、自己が生成し送信したキャリアの反射波を受信してインピーダンスの変化を検出することでデータを復調してCPU105へ出力する。
CPU105は、NFC各部の制御を司る。NFCの動作を規定するプログラムはファームウエアとして不揮発メモリ106に格納されている。RAM107はCPU105の作業領域を提供する。不揮発メモリ106、RAM107は、制御バス110によりCPU105に接続されている。
メインCPU111は、図示しない印刷データ生成部、給紙制御部など印刷部各部の制御および高速無線通信部113の制御を司る。プリンタとしてのアプリケーションプログラムおよび通信プロトコルプログラムは図示しない不揮発メモリに格納されている。受信したデータは印刷形式に変換された後、印刷ヘッド109により印刷される。メインCPU111とCPU105は通信バス112により接続されている。
また、本実施形態では、例えば図2に示すようなデジタルカメラ2に本発明を適用した例を説明する。このデジタルカメラ2は図2に示すように、アンテナ回路201、キャリア発生回路202、電源回路203、変復調回路204、CPU205、不揮発メモリ206、RAM207を有する。更に、デジタルカメラ2は、制御バス210、画像メモリ211、操作部212、メインCPU213、通信バス214、高速無線通信部215を備えている。デジタルカメラ2はこれらの構成により、非接触型無線通信方式であるNFC(Near Field Communication)通信と、画像データの送受信用の高速無線通信を実現する。
次にデジタルカメラ2が備える各部について詳細に説明する。
アンテナ回路201は、図5に示すようにコイルLとコンデンサCが並列接続された共振回路により構成されており、プリンタ1から送信される電波を受信するとともに電磁結合によりプリンタ1側へデータを送信する。コイルLは一般に渦巻状のプリントパターンにより構成される。
電源回路203はデジタルカメラ2の各部へ電源を供給する。キャリア発生回路202は、イニシエータとして動作する場合にターゲット機器への電力供給用、およびデータ送受信用のキャリアを生成する。
変復調回路204は、アンテナ回路201に励起したキャリア(電波)を包絡線検波し、キャリアの包絡線に重畳されているデータをCPU205へ出力する。また、CPU205から出力される送信データに対して、
データ‘1’⇒インピーダンス大、
データ‘0’⇒インピーダンス小、
となる負荷変調を施す。データの送信は、プリンタ1から受信したキャリアを折り返し、このときにデータの値に応じて負荷を切り替えることで実現される。
CPU205は、NFC各部の制御を司る。NFCの動作を規定するプログラムはファームウエアとして不揮発メモリ206に格納されている。RAM207はCPU205の作業領域を提供する。不揮発メモリ206、RAM207は、制御バス210によりCPU205に接続されている。
メインCPU213は、図示しない光学系、CCD、画像処理部、LCDなど撮像部各部の制御および高速無線通信部215の制御を司る。なお、デジタルカメラとしてのアプリケーションプログラムおよび通信プロトコルプログラムは図示しない不揮発メモリに格納されている。
撮像部において、撮像された画像は画像メモリ211に格納される。メインCPU213とCPU205は通信バス214により接続されている。
次に、図7A,図7Bのシーケンス図に従い、第1の実施形態によるプリンタ1及びデジタルカメラ2の動作の流れを説明する。
デジタルカメラ2からプリンタ1への画像データの送信のためには、予め高速無線通信部113、215に同一の無線パラメータが設定されている必要がある。ここでは、プリンタ1は、公衆無線LANスポットの共有プリンタであるとして、デジタルカメラ2が正規ユーザであるかの特定を行い、その後にプリンタ1の無線パラメータをデジタルカメラ2へ設定する。このように、高速無線通信部113は、上記アンテナ回路101を含んで構成される第1の通信部とは異なる通信形態で通信を行う第2の通信部構成する。
デジタルカメラ2は本公衆無線LANスポットの加入者であるため、後述するプリンタ使用のための操作方法があらかじめ通知されている。
プリンタ1では、f1、2、3、のキャリアがキャリア発生回路102から生成される。各キャリアは、A、B、C、Dに対応する変復調回路104a、104b、104c、104dにより、送信データに応じて振幅変調される。そして、対応するアンテナ回路101a、101b、101c、101dから変調キャリアf’、f’、f’、f’として送出される(ステップS701)。
ここで、デジタルカメラ2をプリンタ1のAの位置にかざしたとする(ステップS702)。すると、デジタルカメラ2がプリンタ1のAに近接することになり、デジタルカメラ2に変調キャリアf’が入力され、電磁誘導によりアンテナ回路201に交流電圧が発生する(ステップS703)。本交流電圧はさらに変復調回路204に入力されてデータ復調が施され、復調されたデータがCPU205に入力され、CPU205によりデータが受信される(ステップS704)。当該データには、プリンタ1のIDが内包されている。CPU205は本情報を不揮発メモリ206に格納するとともに、プリンタ1への応答データを送信する(ステップS705)。当該応答データは変復調回路204で変調されてアンテナ回路201より送出される。具体的には、プリンタ1から無変調で送出されたキャリアfに対するインピーダンスを変化させる負荷変調により送信される(ステップS706)。
プリンタ1では変復調回路104aにより、自身が送出したキャリアfを折り返し受信する形で当該応答データが復調され、CPU105に入力される(ステップS707)。こうしてCPU105は応答データを受信する。当該応答データには、デジタルカメラ2のID(本例では、26142とする)が内包されており、CPU105は不揮発メモリ106に当該情報を格納する。このとき、CPU105は図4に示すような交信履歴テーブルに、時刻:12:30:10とともに交信箇所:A、端末ID:26142を不揮発メモリ106或いはRAM107に登録する(ステップS708)。
次に、デジタルカメラ2をプリンタ1のBの位置にかざすと(ステップS709)、デジタルカメラ2に変調キャリアf’が入力され、電磁誘導によりアンテナ回路201に交流電圧が発生する(ステップS710)。以下上述と同様に交信が実行されて、プリンタ1においてデジタルカメラ2からの応答データが復調される(ステップS714)。このとき、キャリアfを折り返し受信することになるので、Bにおける交信の応答であることがわかる。
そして同様に、プリンタ1のCPU105は図4の交信履歴テーブルに交信箇所:B、端末ID:26142、時刻:12:30:12を登録する(ステップS715)。
次に、デジタルカメラ2をプリンタ1のCの位置にかざすと(ステップS716)、デジタルカメラ2に変調キャリアf’が入力され(ステップS717)る。以下同様に交信が実行されて、プリンタ1のCPU105は図4の交信履歴テーブルに交信箇所:C、端末ID:26142、時刻:12:30:15を登録する(ステップS722)。
さらに、デジタルカメラ2をプリンタ1のDの位置にかざすと(ステップS723)、デジタルカメラ2に変調キャリアf’が入力され(ステップS724)る。そして、以下同様に交信が実行されて、プリンタ1のCPU105は図4の交信履歴テーブルに交信箇所:D、端末ID:26142、時刻:12:30:18を登録する(ステップS729)。
次に、プリンタ1のCPU105は交信履歴テーブルを参照して、交信箇所A、B、C、Dに同一の端末が所定の順番で交信したかを判定する(ステップS730)。ここでは、ID:26142が連続した時刻にA、B、C、Dの順で交信しているので、正規のユーザであると認識する。このように、CPU105は、外部装置(デジタルカメラ2)との、上記第1の通信部による通信において用いられた場所の順番に基づいて、外部装置の正当性を判断する。
この後、メインCPU111は、高速無線通信部113の無線パラメータをデジタルカメラ2へ送信するべく、当該パラメータデータを通信バス112を介してCPU105へ入力する(ステップS731)。CPU105は、当該パラメータデータを変復調回路104dに入力して変調した後、アンテナ回路101dより変調キャリアf’として送出する(ステップS732)。以上のように、第1の通信部を用いてなされた複数の場所での通信を用いた判断の結果、正当であると判断された場合に、第1の通信部を用いて第2の通信部の通信パラメータが送信される。
デジタルカメラ2では変調キャリアf’が入力され、電磁誘導によりアンテナ回路201に交流電圧が発生する。本交流電圧はさらに変復調回路204に入力されてデータ復調が施され、復調された当該パラメータデータがCPU205に入力され、さらに通信バス214を介してメインCPU213へ入力される。
この後、メインCPU213は受信した当該パラメータデータに基づき、高速無線通信部215に対して無線パラメータの設定を行う(ステップS733)。即ち、第1の通信部を用いた通信の結果に基づいて、外部装置が正当であると判定されると、プリンタ1は、第2の通信部のための通信パラメータを外部装置に通知し、第2の通信部による通信を確立する。
次にデジタルカメラ2において画像印刷の操作が行われると、メインCPU213は送信すべき画像を画像メモリ211から読み出し、高速無線通信部215へ転送する。CPU213は、高速無線通信部215を制御して、先刻設定された無線パラメータに基づきプリンタ1の高速無線通信部113との無線通信回線を確立する。その後、画像が高速無線通信部215→高速無線通信部113→メインCPU111→印刷ヘッド109の経路で転送されて印刷が実行される(ステップS734)。
以上のようにして、プリンタ1の各部A、B、C、Dに所定の順番で交信することにより、デジタルカメラ2がプリンタ1の正規ユーザであると認識されて、高速無線通信により画像印刷が実行される。なお、交信する場所と順番はアクセス毎に変えるようにしてもよい。また、ステップS708で、ユーザであるデジタルカメラの識別情報を取得してIDを判定し、判定されたIDに応じて場所の(上記例ではA〜Dの順番)を変えるようにしてもよい。
上述の第1実施形態では、アンテナ回路と変復調回路を複数有する構成としたが、アンテナ回路のみをプリンタ各部に複数配置し、変復調回路は共通とし、キャリアf〜fを時分割で変復調回路に供給するようにしても同様の効果を有する。
また、上述の第1実施形態では、共有プリンタへの接続相手を特殊な操作により特定する例であったが、これに限られるものではない。例えばサーバに対して保守モードを起動する場合の管理者の特定のような場合にも適用可能である。
(第2実施形態)
第2実施形態では、次に交信すべき場所をプリンタ1からデジタルカメラ2へ通知する例を適用する。なお、プリンタ1、デジタルカメラ2の構成は第1実施形態と同様である。図8は、第2実施形態によるプリンタ1とデジタルカメラ2の動作を示すシーケンス図である。
図中ステップS801〜S808は上述の第1実施形態(図7A)のステップS701〜S708と同様である。
また、交信場所の順序は、加入者ID毎にプリンタ1が不揮発メモリ106に保有しているものとする。
プリンタ1の場所Aにおける交信が完了後、CPU105は、次に交信すべき場所「B」の情報を不揮発メモリ106から読み出し、場所指定データとして変復調回路104aに入力して変調する(ステップS809)。そして、変調された場所指定データは、アンテナ回路101aより変調キャリアf’として送出される(ステップS810)。
Aに近接したままの状態であるデジタルカメラ2では変調キャリアf’が入力され、電磁誘導によりアンテナ回路201に交流電圧が発生する。この交流電圧はさらに変復調回路204に入力されてデータ復調が施され、復調された当該場所指定データがCPU205に入力され、さらに通信バス214を介してメインCPU213へ入力される(ステップS811)。
この後、メインCPU213は受信した当該場所指定データに基づき、操作部212が有する表示部に対して図10に示されるような表示を行う(ステップS812)。このように、第2実施形態では、CPU105は、外部装置(デジタルカメラ2)との、上記第1の通信部による通信において用いられた場所の順番を外部装置に通知する。
この表示を見たデジタルカメラ2の操作者は、デジタルカメラ本体を次の交信場所Bへかざす(ステップS813)。
以下同様にして、場所Dまでの交信が実行されると、正規ユーザであると認識されて実施形態1と同様に無線パラメータが設定される。
なお、デジタルカメラ2は本公衆無線LANスポットの加入者であるため、最初に交信すべき場所「A」はあらかじめ通知されている。
以上のようにして、最初にAにおける交信が終了すると、次に交信すべき場所がデジタルカメラの表示器に表示される。順次表示に従い交信していくことで正規ユーザの特定がなされる。順序はIDにより決定されているため、他人の操作を模倣しても無効となる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、一箇所で交信するたびに無線パラメータ設定を順次行っていく例を適用する。動作の流れは、図9のシーケンス図の通りである。
図9においてステップS901〜S908は上述の第1実施形態(図7)のステップS701〜S708と同様である。
場所Aにおける交信が完了後、メインCPU111は、高速無線通信部113の無線パラメータの一部をデジタルカメラ2へ送信するべく、当該パラメータデータを通信バス112を介してCPU105へ入力する(ステップS909)。CPU105は、当該パラメータデータを変復調回路104aに入力して変調した後、アンテナ回路101aより変調キャリアf’として送出する(ステップS910)。
デジタルカメラ2では変調キャリアf’が入力され、電磁誘導によりアンテナ回路201に交流電圧が発生する。本交流電圧はさらに変復調回路204に入力されてデータ復調が施され、復調された当該パラメータデータがCPU205に入力され、さらに通信バス214を介してメインCPU213へ入力される。
この後、メインCPU213は受信した当該パラメータデータに基づき、高速無線通信部215に対して無線パラメータの設定を行う(ステップS911)。
また、CPU105は、次に交信すべき場所「B」の情報を不揮発メモリ106から読み出し、場所指定データとして変復調回路104aに入力する。変復調回路104aは、場所指定データを変調した後(ステップS912)、アンテナ回路101aより変調キャリアf’として送出する(ステップS913)。
Aに近接したままの状態であるデジタルカメラ2では変調キャリアf’が入力され、電磁誘導によりアンテナ回路201に交流電圧が発生する。本交流電圧はさらに変復調回路204に入力されてデータ復調が施され、復調された当該場所指定データがCPU205に入力され、さらに通信バス214を介してメインCPU213へ入力される(ステップS914)。
この後、メインCPU213は受信した当該場所指定データに基づき、操作部212が有する表示部に対して図10の表示を行う(ステップS915)。この表示を見たデジタルカメラ2の操作者は、デジタルカメラ本体を次の交信場所Bへかざす(ステップS916)。
以下同様にして、場所Dまでの交信が実行されると、順次無線パラメータが設定され、無線パラメータの設定を完了することになる。
以上のようにして、最初に場所「A」における交信が終了すると、無線パラメータの一部が転送・設定され、同時に次に交信すべき場所がデジタルカメラの表示器に表示される。そして、順次表示に従い、デジタルカメラ2とプリンタ1の交信をしていくことで全ての無線パラメータ設定がなされる。
このため、第1、第2実施形態における所定の順序での交信が完了した時点で、第三者が近接した場合でも、無線パラメータが漏洩することはない。
なお、上記、第3実施形態では、一箇所交信するごとに無線パラメータを高速無線通信部215へ設定したが、一箇所交信終了で一時保存しておき、最後の交信が完了した時点で設定するようにしても良い。
(第4実施形態)
ユーザのIDによりセキュリティレベルを設定し、このセキュリティレベルに応じて上記の第1〜第3実施形態を使い分けるようにしても良い。
例えば、図7のステップS708で、ユーザであるデジタルカメラのIDが判明するので、IDに応じて第1〜第3実施形態における無線パラメータ設定方式を選択することが可能となる。即ち、第1の通信部により取得した外部装置の識別情報に応じて、第1の通信部を用いた通信における場所の順番及び第2の通信部による通信のためのパラメータの送信手順を変更するようにすることもできる。
以上説明したように、各実施形態の無線通信装置によれば、パスワード入力などの煩雑な操作なしに通信相手の特定、認証が可能である、という効果を有する。
また、第2実施形態によれば、交信の順番を他人に見られて模倣されても、当該通信を無効とすることができる。
更に、第3実施形態によれば、最後の交信の瞬間に他人が近づいても無線パラメータを盗まれることがないという効果を有する。
尚、本発明は、ソフトウェアのプログラムをシステム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによって前述した実施形態の機能が達成される場合を含む。この場合、供給されるプログラムは実施形態で図に示したフローチャートに対応したコンピュータプログラムである。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
コンピュータプログラムを供給するためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体としては以下が挙げられる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などである。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることが挙げられる。この場合、ダウンロードされるプログラムは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルであってもよい。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布するという形態をとることもできる。この場合、所定の条件をクリアしたユーザに、インターネットを介してホームページから暗号を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用して暗号化されたプログラムを実行し、プログラムをコンピュータにインストールさせるようにもできる。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどとの協働で実施形態の機能が実現されてもよい。この場合、OSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれて前述の実施形態の機能の一部或いは全てが実現されてもよい。この場合、機能拡張ボードや機能拡張ユニットにプログラムが書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行なう。
実施形態によるプリンタの構成例を示すブロック図である。 実施形態によるデジタルカメラの構成例を示すブロック図である。 実施形態によるシステムの接続形態を示す図である。 実施形態による交信記録のためのテーブルのデータ構成例を示す図である。 アンテナ回路の詳細な構成例を示す図である。 アンテナ回路および変復調回路の詳細な構成例を示す図である。 第1実施形態によるプリンタとデジタルカメラの動作を示すシーケンス図である。 第1実施形態によるプリンタとデジタルカメラの動作を示すシーケンス図である。 第2実施形態によるプリンタとデジタルカメラの動作を示すシーケンス図である。 第3実施形態によるプリンタとデジタルカメラの動作を示すシーケンス図である。 第2実施形態のデジタルカメラにおける通信場所の表示例を示す図である。

Claims (9)

  1. 複数の場所において非接触な通信が可能な第1の通信手段と、
    外部装置との、前記第1の通信手段による通信において用いられた場所の順番に基づいて前記外部装置の正当性を判断する判断手段とを備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記第1の通信手段は、前記複数の場所において異なる周波数キャリアを用いて非接触な通信が可能であることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記正当性の判断に用いられる通信の場所と順番アクセス毎に変えることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記複数の場所のうち、次に通信する場所を前記外部装置に通知する通知手段を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  5. 前記第1の通信手段とは異なる通信形態で通信を行う第2の通信手段と、
    前記判断手段で正当であると判断された前記外部装置に、前記第1の通信手段を用いて前記第2の通信手段の通信パラメータを送信する送信手段とを更に備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記第1の通信手段とは異なる通信形態で通信を行う第2の通信手段と、
    前記第1の通信手段を用いた、前記複数の場所のうちの1つにおいて通信が完了する毎に、前記外部装置に前記第2の通信手段を用いた通信のためのパラメータの一部を送信する送信手段とを更に備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記第1の通信手段とは異なる通信形態で通信を行う第2の通信手段と、
    前記判断手段による判断の結果に基づいて、前記外部装置に前記第2の通信手段を用いた通信のためのパラメータを送信する送信手段と、
    前記第1の通信手段により前記外部装置の識別情報を取得し、前記識別情報に基づいて前記判断手段における場所の順番及び前記送信手段によるパラメータの送信手順を変更する変更手段とを更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  8. 通信装置の制御方法であって、
    通信手段が、複数の場所において外部装置と順次に非接触な通信を行う通信工程と、
    判断手段が、外部装置との、前記通信工程による通信において用いられた場所の順番に基づいて前記外部装置の正当性を判断する判断工程と、を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  9. 請求項8に記載された通信装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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