[実施例1]
以下、本発明の実施例1について、図面を参照して詳細に説明する。実施例1に係る充電システムは、図1に示すように給電装置300、電子機器100及び外部装置200を有する。
実施例1における充電システムにおいて、例えば、図1の(a)のように電子機器100が給電装置300の上に置かれた場合、給電装置300は、給電アンテナ305を介して電子機器100に無線給電を行う。また、給電装置300と電子機器100との距離が所定の範囲内に存在する場合において、受電アンテナ118を有する電子機器100は、受電アンテナ118を介して給電装置300から出力される電力を無線により受電する。さらに、電子機器100は、受電アンテナ118を介して給電装置300から受電した電力によって、電子機器100に装着されている電池119の充電を行う。また、給電装置300と電子機器100との距離が所定の範囲内に存在しない場合、電子機器100は、受電アンテナ118を有している場合であっても、給電装置300から電力を受電することができない。
図1の(b)では、外部装置200が装着されている電子機器100が給電装置300の上に置かれている。このような充電システムにおいて、給電装置300は、給電アンテナ305を介して電子機器100及び外部装置200に無線給電を行う。また、給電装置300と電子機器100との距離が所定の範囲内に存在する場合において、受電アンテナ118を有する電子機器100は、受電アンテナ118を介して給電装置300から出力される電力を無線により受電する。さらに、電子機器100は、受電アンテナ118を介して給電装置300から受電した電力によって、電子機器100に装着された電池119及び外部装置200に装着された電池203の少なくとも一つの充電を行う。また、給電装置300と電子機器100との距離が所定の範囲内に存在しない場合、電子機器100は、受電アンテナ118を有している場合であっても、給電装置300から電力を受電することができない。
また、図1の(b)のような充電システムにおいて、給電装置300と外部装置200との距離が所定の範囲内に存在する場合、受電アンテナ202を有する外部装置200は、給電装置300から供給される電力を受電アンテナ202を介して無線により受電する。さらに、受電アンテナ202を有する外部装置200は、受電アンテナ202を介して無線で給電装置300から受電した電力により電池203の充電を行い、受電アンテナ202を介して給電装置300から受電した電力を電子機器100に供給することができる。また、給電装置300と外部装置200との距離が所定の範囲内に存在しない場合、外部装置200は、受電アンテナ202を有していたとしても、給電装置300から電力を受電することができない。
また、外部装置200が受電アンテナ202を有していない場合、外部装置200は、給電装置300から送信される電力を受電できない。そのため、外部装置200は、給電装置300から電子機器100が受電した電力が供給された場合に、外部装置200に含まれている電池203を充電する。
なお、所定の範囲とは、電子機器100や外部装置200が給電装置300から電力を受電することができる範囲である。
なお、給電装置300は、電子機器100及び外部装置200に対して、並行して電力を無線で供給することができるものとする。なお、給電装置300の上に電子機器100及び外部装置200の少なくとも一つが置かれた場合、給電装置300は、電子機器100及び外部装置200の少なくとも一つに給電するようにしたが、これに限られないものとする。例えば、給電装置300に電子機器100及び外部装置200の少なくとも一つが立て掛けられている場合に、給電装置300が電子機器100及び外部装置200の少なくとも一つに給電を行うようにしてもよい。
次に、図2を参照して、電子機器100の構成の一例について説明を行う。
なお、電子機器100の一例として、デジタルスチルカメラを挙げ、以下、説明を行う。
電子機器100は、接続部101、接続部102、接続部103、接続部104、接続部105、システム制御部106、撮像回路107、AD変換回路108、測距回路109、測光回路110及びフラッシュ調光回路111を有する。さらに、電子機器100は、オーディオ回路112、ビデオ回路113、記録部114、表示部115及び不揮発性メモリ116を有する。さらに、電子機器100は、地磁気センサ117、受電アンテナ118、電池119、電源制御回路120、通信回路121、駆動回路122、切替回路123及び操作部124を有する。
接続部101は、外部装置200を接続するための端子を有する。電子機器100と外部装置200とが接続されている場合、接続部101は、外部装置200を制御するための制御信号及び電力を電子機器100から外部装置200に供給するために用いられる。さらに、電子機器100と外部装置200とが接続されている場合、接続部101は、電子機器100を制御するための制御信号及び電力を外部装置200から電子機器100に供給するために用いられる。
接続部102は、縦位置撮影用アダプタを接続するための端子を有する。
接続部103は、外付けフラッシュを接続するための端子を有する。
接続部104は、無線LAN通信を行う機能を電子機器100に実現させるための無線LANユニットを接続するための端子を有する。
接続部105は、GPS通信を行う機能を電子機器100に実現させるためのGPSユニットを接続するための端子を有する。
システム制御部106は、不揮発性メモリ116に格納されているコンピュータプログラムに応じて、電子機器100を制御する。また、システム制御部106は、操作部124から入力されるユーザの指示に応じて、電子機器100を制御する。
撮像回路107は、被写体の光学像からアナログデータを生成するための回路である。撮像回路107は、不図示の光学レンズによって結像された被写体の光学像からアナログデータを生成する撮像素子等を有する。撮像回路107によって生成されたアナログデータは、AD変換回路108に供給される。
AD変換回路108は、AD変換を行うことよって、撮像回路107から供給されるアナログデータをデジタルデータに変換する。AD変換回路108によって生成されたデジタルデータは、システム制御部106に含まれる不図示の画像処理部に供給され、デジタルデータは画像処理部によって画像処理が行われる。画像処理部によって画像処理が行われたデジタルデータは、記録部114に供給され、記録部114によって、記録媒体114aに記録される。
測距回路109は、被写体までの距離を測定する回路である。システム制御部106は、測距回路109によって測定された被写体までの距離に応じて、測距演算処理を行い、不図示の光学レンズの位置を制御する。測距回路109は、電子機器100に合焦(Auto Focus)処理を行わせるために用いられる。
測光回路110は、被写体の照度を測定する回路である。システム制御部106は、測光回路110によって測定された被写体の照度に応じて、測光演算処理を行い、被写体の明るさやシャッタースピードを制御する。測光回路110は、電子機器100に自動露出(Auto Exposure)処理を行わせるために用いられる。
フラッシュ調光回路111は、不図示のフラッシュ装置による発光量を計測する回路である。システム制御部106は、フラッシュ調光回路111によって計測されたフラッシュの発光量に応じて、フラッシュ調光演算処理を行う。
オーディオ回路112は、音声データを入出力するための回路である。オーディオ回路112は、例えば、マイクやスピーカなどから構成される。オーディオ回路112は、記録媒体114aから記録部114によって読み出された音声データをスピーカから出力することができる。また、オーディオ回路112は、マイクを介して入力されたアナログの音声から音声データを生成し、記録部114に供給する。記録部114は、オーディオ回路112から供給される音声データを記録媒体114aに記録する。
ビデオ回路113は、記録媒体114aから記録部114によって読み出された映像データ及びシステム制御部106の画像処理部によって画像処理が行われた映像データのいずれか一つから表示部115に表示させるための表示データを生成する。また、ビデオ回路113は、あらかじめ不揮発性メモリ116に記録されている映像データから表示部115や外部のディスプレイに表示させるための表示データを生成する。ビデオ回路113で生成された表示データは、表示部115や電子機器100に接続される外部のディスプレイに供給される。
記録部114は、オーディオ回路112から供給される音声データを記録媒体114aに記録する。また、記録部114は、システム制御部106の画像処理部から供給される映像データを記録媒体114aに記録する。また、記録部114は、記録媒体114aに記録されている映像データをビデオ回路113に供給する。また、記録部114は、記録媒体114aに記録されている音声データをオーディオ回路112に供給する。
記録媒体114aは、電子機器100に着脱可能な外部のメモリであっても、電子機器100に内蔵されたメモリであっても良いものとする。また、記録媒体114aは、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード(CFカード)であっても、SDカードであってもよく、ハードディスクデバイスであっても良いものとする。
表示部115は、ビデオ回路113から供給される表示データを表示する。表示部115は、例えば、液晶ディスプレイである。
不揮発性メモリ116は、システム制御部106によって実行されるコンピュータプログラムやシステム制御部106によって行われる演算のためのパラメータ等を格納する。また、不揮発性メモリ116は、電子機器100によって行われる動作のためのフラグ等を格納する。また、不揮発性メモリ116は、電子機器100のIDなどの識別情報や電子機器100が給電装置300から受電することができる電力を示す情報等を格納するものとする。また、不揮発性メモリ116には、図4に示される選択テーブル、図5に示される第1のパラメータ選択テーブル及び図6に示される第2のパラメータ選択テーブルが記録される。なお、図4の選択テーブル、図5の第1のパラメータ選択テーブル及び図6の第2のパラメータ選択テーブルについては後述する。また、不揮発性メモリ116には、接続部101、接続部102、接続部103、接続部104及び接続部105の少なくとも一つに接続される外部装置に関するデバイス情報が記録される。
地磁気センサ117は、地磁気を検出することによって方位を検出するためのセンサである。地磁気センサ117によって検出された方位を示す方位情報は、システム制御部106に供給される。システム制御部106は、地磁気センサ117から供給される方位情報を用いて、方位を示すアイコンや映像データを表示部115に表示される映像データに重畳させて表示するようにしてもよい。また、システム制御部106は、地磁気センサ117から供給される方位情報と、記録媒体114aに記録される映像データや音声データとを関連付けるようにしてもよいものとする。
受電アンテナ118は、給電装置300から供給される電力を受電するためのアンテナである。電子機器100は、受電アンテナ118を介して、給電装置300から供給される電力を受電する。受電アンテナ118によって給電装置300から受電される電力は、駆動回路122に供給される。なお、受電アンテナ118は、ヘリカルアンテナであっても、ループアンテナであってもよく、メアンダラインアンテナ等の平面状のアンテナであってもよいものとする。システム制御部106は、受電アンテナ118に流れる電流を調整することによって、受電アンテナ118と給電アンテナ305との間の磁界による結合や電界による結合を制御することができる。
電池119は、電子機器100に着脱可能な電池である。また、電池119は、充電可能な二次電池であり、例えば、リチウムイオン電池等である。電池119は、電子機器100全体に電力を供給することができる。
電源制御回路120は、電子機器100が充電モードである場合、駆動回路122から切替回路123を介して供給される直流電力から所望の電圧を生成する回路である。この場合、さらに、電源制御回路120は、生成した所望の電圧を電子機器100に供給する。なお、電源制御回路120は、電子機器100の動作モードに応じて、所望の電圧を電子機器100に供給する。電源制御回路120は、例えば、スイッチングレギュレータまたは、リニアレギュレータを有するものであるものとする。
また、電源制御回路120は、電子機器100が充電モードである場合、駆動回路122から切替回路123を介して供給される直流電力を用いて、電池119の充電を行う。さらに、電源制御回路120は、電子機器100が充電モードである場合、駆動回路122から切替回路123を介して供給される直流電力を用いて、外部装置200に含まれる電池203の充電を行うことができる。なお、電源制御回路120は、定電圧定電流方式により電池119及び電池203の少なくとも一つの充電を行う。また、電源制御回路120は、電子機器100に装着される電池119の残容量を示す情報を定期的に検出し、システム制御部106に通知し、外部装置200に装着される電池203の残容量を示す情報を定期的に検出し、システム制御部106に通知する。また、電源制御回路120は、電池119の充電を行っている場合に、電池119が満充電になった場合、システム制御部106に通知し、電池203の充電を行っている場合に、電池203が満充電になった場合、システム制御部106に通知する。
また、電源制御回路120は、電子機器100が充電モード以外のモードである場合、電池119から供給される電力及び外部装置200から接続部101を介して供給される電力の少なくとも一つから所望の電圧を生成し、電子機器100に供給する。
通信回路121は、受電アンテナ118及び駆動回路122を介して給電装置300と通信を行うための回路である。なお、通信回路121は、受電アンテナ118及び駆動回路122を介して給電装置300に情報やコマンドを送信する。また通信回路121は、受電アンテナ118及び駆動回路122を介して給電装置300から送信された情報やコマンドを受信する。通信回路121によって受信された情報やコマンドは、システム制御部106に供給され、システム制御部106は、通信回路121から供給される情報やコマンドに応じて、電子機器100を制御する。なお、通信回路121は、給電装置300と予め定められた通信プロトコルに応じて、通信を行う。なお、予め定められた通信プロトコルとは、例えば、RFID(Radio Frequency IDentification)等のISO/IEC 18092規格に準拠した通信プロトコルである。また、予め定められた通信プロトコルは、Felica(登録商標)やMIFARE(登録商標)等のようなICタグとタグリーダとによる通信プロトコルであってもよい。また、予め定められた通信プロトコルは、負荷変調を用いる通信プロトコルであってもよい。
駆動回路122は、受電アンテナ118から供給される電力を直流電力を生成し、生成した直流電力を切替回路123を介して電源制御回路120に供給する。さらに、駆動回路122は、生成した直流電力を接続部101を介して外部装置200に供給することもできる。なお、駆動回路122は、受電アンテナ118から供給される電力から直流電力を生成するための整流用のダイオードを有するものとする。
また、駆動回路122は、インピーダンスマッチングを行う整合回路及び給電装置300の共振周波数と同じ周波数で受電アンテナ118を共振させるための共振回路を有する。システム制御部106は、駆動回路122を制御することによって、給電装置300と電子機器100とを共振させることができる。なお、システム制御部106は、駆動回路122に含まれるコイル、コンデンサ及び抵抗などの素子を制御することによって、給電装置300の共振周波数と同じ周波数で受電アンテナ118が共振するように制御する。また、システム制御部106は、受電アンテナ118の周波数を制御することによって、受電アンテナ118と給電アンテナ305との間の磁界による結合や電界による結合を制御することができる。
切替回路123は、駆動回路122と電源制御回路120とを接続するためのスイッチである。さらに、切替回路123は、駆動回路122と接続部101とを接続するためのスイッチである。
システム制御部106は、切替回路123をオンにすることによって、駆動回路122と電源制御回路120とを接続するように制御し、切替回路123をオフにすることによって、駆動回路122と電源制御回路120とを切断するように制御する。切替回路123がオンである場合、電源制御回路120には、給電装置300から受電アンテナ118によって受電された電力が供給される。切替回路123がオフである場合、電源制御回路120には、給電装置300から受電アンテナ118によって受電された電力は、供給されない。
また、接続部101を介して外部装置200と電子機器100とが接続されている場合、システム制御部106は、切替回路123をオンにすることによって、駆動回路122と外部装置200とを接続するように制御する。接続部101を介して外部装置200と電子機器100とが接続されている場合、切替回路123をオフにすることによって、駆動回路122と外部装置200とを切断するように制御する。
切替回路123は、リレースイッチでもよく、電子機器100にあらかじめ含まれているスイッチを利用するものであってもよい。
操作部124は、電子機器100を操作するためのユーザインターフェースを提供する。操作部124は、電子機器100を操作するための電源ボタン及び電子機器100の動作モードを切り換えるモード切換ボタン等を有し、各ボタンはスイッチ、タッチパネル等により構成される。システム制御部106は、操作部124を介して入力されたユーザの指示に従って電子機器100を制御する。なお、操作部124は、不図示のリモートコントローラから受信したリモコン信号に応じて電子機器100を制御するものであってもよい。
電子機器100は、電池119から供給される電力によって動作する電子機器であれば、デジタルスチルカメラ、カメラ付き携帯電話、デジタルビデオカメラやスマートフォン等のモバイル機器であってもよい。また、電子機器100は、音声データや映像データの再生を行うプレイヤ等の再生装置やテレビのような表示装置であってもよい。また、電子機器100は、電池119から供給される電力によって駆動する車のような移動装置であってもよい。
また、電子機器100は、電池119が装着されていない場合に、給電装置300から供給される電力によって動作する電子機器であってもよいものとする。
次に、図2を参照して、外部装置200の構成の一例について説明を行う。
なお、外部装置200の一例として、電子機器100のアクセサリを挙げ、以下、説明を行う。
外部装置200は、接続部201、受電アンテナ202、電池203、通信回路204、駆動回路205及び切替回路206を有する。
接続部201は、電子機器100を接続するための端子を有する。電子機器100と外部装置200とが接続されている場合、接続部201は、電子機器100を制御するための制御信号及び電力を外部装置200から電子機器100に供給するために用いられる。さらに、電子機器100と外部装置200とが接続されている場合、接続部201は、外部装置200を制御するための制御信号及び電力を電子機器100から外部装置200に供給するために用いられる。
受電アンテナ202は、給電装置300から供給される電力を受電するためのアンテナである。外部装置200は、受電アンテナ202を介して、給電装置300から供給される電力を受電する。受電アンテナ202によって給電装置300から受電される電力は、駆動回路205に供給される。なお、受電アンテナ202は、ヘリカルアンテナであっても、ループアンテナであってもよく、メアンダラインアンテナ等の平面状のアンテナであってもよいものとする。システム制御部106は、受電アンテナ202に流れる電流を調整することによって、受電アンテナ202と給電アンテナ305との間の磁界による結合や電界による結合を制御することができる。
電池203は、外部装置200に着脱可能な電池である。また、電池203は、充電可能な二次電池であり、例えばリチウムイオン電池等である。電池203は、電子機器100に電力を供給することができる。
通信回路204は、受電アンテナ202及び駆動回路205を介して給電装置300と通信を行うための回路である。なお、通信回路204は、受電アンテナ202及び駆動回路205を介して給電装置300に情報やコマンドを送信する。また、通信回路204は、受電アンテナ202及び駆動回路205を介して給電装置300から送信された情報やコマンドを受信する。通信回路204によって受信された情報やコマンドは、システム制御部106に供給され、システム制御部106は、通信回路204から供給される情報やコマンドに応じて、電子機器100を制御する。なお、通信回路204は、通信回路121と同様に、給電装置300と予め定められた通信プロトコルに応じて、通信を行う。
駆動回路205は、受電アンテナ202から供給される電力に応じて直流電力を生成し、生成した直流電力を切替回路206及び接続部201を介して電源制御回路120に供給する。なお、駆動回路205は、受電アンテナ202から供給される電力から直流電力を生成するための整流用のダイオードを有するものとする。
また、駆動回路205は、インピーダンスマッチングを行う整合回路及び給電装置300の共振周波数と同じ周波数で受電アンテナ202を共振させるための共振回路を有する。システム制御部106は、駆動回路205を制御することによって、給電装置300と外部装置200とを共振させることができる。なお、システム制御部106は、駆動回路205に含まれるコイル、コンデンサ及び抵抗などの素子を制御することによって、給電装置300の共振周波数と同じ周波数で受電アンテナ202が共振するように制御する。また、システム制御部106は、受電アンテナ202の周波数を制御することによって、受電アンテナ202と給電アンテナ305との間の磁界による結合や電界による結合を制御することができる。
切替回路206は、駆動回路205と電源制御回路120とを接続するためのスイッチである。
システム制御部106は、切替回路206をオンにすることによって、駆動回路205と電源制御回路120とを接続するように制御し、切替回路206をオフにすることによって、駆動回路205と電源制御回路120とを切断するように制御する。接続部101を介して外部装置200と電子機器100とが接続されている場合において、切替回路123がオンである場合、電源制御回路120には、給電装置300から受電アンテナ202によって受電された電力が供給される。接続部101を介して外部装置200と電子機器100とが接続されている場合において、切替回路123がオフである場合、電源制御回路120には、給電装置300から受電アンテナ202によって受電された電力は供給されない。なお、接続部101を介して外部装置200と電子機器100とが接続されていない場合、切替回路206がオンである場合であっても、給電装置300から受電アンテナ202によって受電された電力は供給されない。
なお、外部装置200は、電子機器100のアクセサリ以外のものであっても良いものとする。また、外部装置200は、電子機器100によって行われる撮影に用いられるものであってもよい。また、外部装置200は、電子機器100によって行われる動作に関連するものであってもよい。
次に、図2を参照して、給電装置300の構成の一例について説明を行う。
給電装置300は、システム制御部301、変換回路302、給電回路303、通信回路304及び給電アンテナ305を有する。
システム制御部301は、不図示の不揮発性メモリに格納されているコンピュータプログラムに応じて、給電装置300を制御する。
変換回路302は、不図示のAC電源から供給されるAC電源を直流電源に変換する回路である。変換回路302によってAC電源から変換された直流電源は、給電装置300に供給される。
給電回路303は、給電アンテナ305を介して外部に出力するための電力を生成し、生成した電力を給電アンテナ305に供給する。また、給電回路303は、インピーダンスマッチングを行う整合回路を有する。さらに、給電回路303は、電子機器100の受電アンテナ118及び外部装置200の受電アンテナ202の少なくとも一つ共振周波数と同じ周波数で給電アンテナ305を共振させるための共振回路を有する。システム制御部301は、給電回路303を制御することによって、給電装置300と、電子機器100及び外部装置200のいずれか一つとを共振させることができる。なお、システム制御部301は、給電回路303に含まれるコイル、コンデンサ及び抵抗などの素子を制御することによって、電子機器100及び外部装置200の少なくとも一つの共振周波数と同じ周波数で給電アンテナ305が共振するように制御する。また、システム制御部301は、給電アンテナ305の周波数を制御することによって、受電アンテナ118と給電アンテナ305との間の磁界による結合や電界による結合を制御することができる。また、システム制御部301は、給電アンテナ305の周波数を制御することによって、受電アンテナ202と給電アンテナ305との間の磁界による結合や電界による結合を制御することができる。
このため、システム制御部301は、給電アンテナ305の周波数を制御することで、受電アンテナ118を介して電子機器100に電力を供給させるようにするが、受電アンテナ202を介して電子機器100に電力を供給させないようにすることもできる。また、システム制御部301は、給電アンテナ305の周波数を制御することで、受電アンテナ118を介して電子機器100に電力を供給させないようにするが、受電アンテナ202を介して電子機器100に電力を供給させるようにすることもできる。また、システム制御部301は、給電アンテナ305の周波数を制御することで、受電アンテナ118を介して電子機器100に電力を供給させるようにし、受電アンテナ202を介して電子機器100に電力を供給させるようにすることもできる。また、システム制御部301は、給電アンテナ305の周波数を制御することで、受電アンテナ118を介して電子機器100に電力を供給させないようにし、受電アンテナ202を介して電子機器100に電力を供給させないようにすることもできる。
通信回路304は、給電アンテナ305及び給電回路303を介して電子機器100及び外部装置200の少なくとも一つと通信を行うための回路である。なお、通信回路304は、給電アンテナ305及び給電回路303を介して電子機器100及び外部装置200の少なくとも一つに情報やコマンドを送信する。また、通信回路304は、給電アンテナ305及び給電回路303を介して電子機器100及び外部装置200の少なくとも一つから送信された情報やコマンドを受信する。通信回路304によって受信された情報やコマンドは、システム制御部301に供給される。システム制御部301は、通信回路304から供給される情報やコマンドに応じて、給電装置300を制御する。なお、通信回路304は、電子機器100及び外部装置200の少なくとも一つと予め定められた通信プロトコルに応じて、通信を行う。なお、予め定められた通信プロトコルとは、例えば、RFID等のISO/IEC 18092規格に準拠した通信プロトコルである。また、予め定められた通信プロトコルは、Felica(登録商標)やMIFARE(登録商標)等のようなICタグとタグリーダとによる通信プロトコルであってもよい。また、予め定められた通信プロトコルは、負荷変調を用いる通信プロトコルであってもよい。
給電アンテナ305は、外部に電力を出力するためのアンテナである。なお、給電アンテナ305は、ヘリカルアンテナであっても、ループアンテナであってもよく、メアンダラインアンテナ等の平面状のアンテナであってもよいものとする。システム制御部301は、給電アンテナ305に流れる電流を調整することによって、受電アンテナ118と給電アンテナ305との間の磁界による結合や電界による結合を制御することができる。また、システム制御部301は、給電アンテナ305に流れる電流を調整することによって、受電アンテナ202と給電アンテナ305との間の磁界による結合や電界による結合を制御することができる。
電子機器100と給電装置300との距離が所定の範囲内に存在する場合、給電装置300は、給電アンテナ305を介して、電子機器100に電力を供給する。電子機器100と給電装置300との距離が所定の範囲内に存在しない場合、給電装置300は、給電アンテナ305を介して、電子機器100に電力を供給できない。
また、外部装置200と給電装置300との距離が所定の範囲内に存在する場合、給電装置300は、給電アンテナ305を介して、外部装置200に電力を供給する。外部装置200と給電装置300との距離が所定の範囲内に存在しない場合、給電装置300は、給電アンテナ305を介して、外部装置200に電力を供給できない。
実施例1において、電子機器100によって行われる処理は、給電装置300が電磁界結合によって電子機器100及び外部装置200の少なくとも一つに対して無線給電を行うシステムにおいても適用できるものとする。
また、実施例1において、電子機器100によって行われる処理は、給電装置300が電磁誘導によって電子機器100及び外部装置200の少なくとも一つに対して無線給電を行うシステムにおいても適用できるものとする。
また、実施例1において、電子機器100によって行われる処理は、給電装置300が電界結合により電子機器100及び外部装置200の少なくとも一つに対して無線給電を行うシステムにおいても適用できるものとする。この場合、給電アンテナ305の代わりに給電のための電極を給電装置300に設け、受電アンテナ118の代わりに受電のための電極を電子機器100に設け、受電アンテナ202の代わりに受電のための電極を外部装置200に設けるものとする。
また、実施例1において、給電装置300は、電子機器100及び外部装置200の少なくとも一つに対して無線で電力を供給し、電子機器100及び外部装置200の少なくとも一つは、給電装置300から無線で電力を受電するものとした。しかし、「無線」を「非接触」、「無接点」や「近接」と言い換えてもよいものとする。
(受電処理)
次に、実施例1において、電子機器100によって行われる受電処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。受電処理は、システム制御部106が不揮発性メモリ116に格納されているコンピュータプログラムを実行することにより実現することができる。図3に示す受電処理は、電子機器100が受電を行えるようになった場合に電子機器100で行われる処理である。なお、操作部124を介して電子機器100に受電を行わせるための指示がシステム制御部106に入力された場合に、システム制御部106は、図3の受電処理を行うものとする。また、電池119の残容量が特定の残容量以下であることが検出された場合、システム制御部106は、図3の受電処理を行ってもよい。
S101において、システム制御部106は、電子機器100と給電装置300との距離が所定の範囲内に存在するか否かを判定する。例えば、システム制御部106は、受電アンテナ118が所定の電力を給電装置300から受電したか否かに応じて、電子機器100と給電装置300との距離が所定の範囲内に存在するか否かを判定する。この場合、受電アンテナ118が所定の電力を給電装置300から受電した場合、システム制御部106は、電子機器100と給電装置300との距離が所定の範囲内に存在すると判定する。この場合、受電アンテナ118が所定の電力を給電装置300から受電していない場合、システム制御部106は、電子機器100と給電装置300との距離が所定の範囲内に存在しないと判定する。なお、システム制御部106は、電子機器100が給電装置300の上に置かれたか否かに応じて、電子機器100と給電装置300との距離が所定の範囲内に存在するか否かを判定してもよいものとする。
システム制御部106によって、電子機器100と給電装置300との距離が所定の範囲内に存在すると判定された場合(S101でYES)、本フローチャートは、S101からS102に進む。システム制御部106によって、電子機器100と給電装置300との距離が所定の範囲内に存在しないと判定された場合(S101でNO)、本フローチャートは終了する。
S102において、システム制御部106は、接続部101、接続部102、接続部103、接続部104及び接続部105の少なくとも一つに装置が接続されているか否かを判定する。システム制御部106によって、接続部101、接続部102、接続部103、接続部104及び接続部105の少なくとも一つに装置が接続されていると判定された場合(S102でYES)、本フローチャートは、S102からS103に進む。システム制御部106によって、接続部101、接続部102、接続部103、接続部104及び接続部105に装置が接続されていないと判定された場合(S102でNO)、本フローチャートは、S102からS115に進む。
S103において、システム制御部106は、システム制御部106内のメモリに記録されている変数Paccの値を「1」に設定する。変数Paccは、電子機器100に装置が接続されているか否かを示す値である。変数Paccが「1」に設定されている場合、システム制御部106は、電子機器100に装置が接続されていることを検出する。また、変数Paccが「0」に設定されている場合、システム制御部106は、電子機器100に装置が接続されていないことを検出する。変数Paccが「1」に設定された場合、本フローチャートは、S103からS104に進む。
S104において、システム制御部106は、S102において電子機器100に接続されていると判定された装置が、給電装置300から電力を受電するための手段を有するか否かを判定する。
給電装置300から電力を受電するための手段とは、例えば、給電装置300から電力を受電するための受電アンテナである。この場合、システム制御部106は、電子機器100に接続された装置に問い合わせることによって、電子機器100に接続された装置が受電アンテナを有するか否かを判定するものとする。電子機器100に接続された装置が受電アンテナを有する場合、システム制御部106は、S102において電子機器100に接続されていると判定された装置が、給電装置300から電力を受電するための手段を有すると判定する。また、電子機器100に接続された装置が受電アンテナを有していない場合、システム制御部106は、S102において電子機器100に接続されていると判定された装置が、給電装置300から電力を受電するための手段を有していないと判定する。なお、システム制御部106は、電子機器100に接続された装置が、図2に示されている外部装置200であるか否かに応じて、S102において電子機器100に接続されていると判定された装置が受電アンテナを有するか否かを判定してもよい。
システム制御部106によって、S102において電子機器100に接続されていると判定された装置が、給電装置300から電力を受電するための手段を有すると判定された場合(S104でYES)、本フローチャートは、S104からS105に進む。システム制御部106によって、S102において電子機器100に接続されていると判定された装置が、給電装置300から電力を受電するための手段を有していないと判定された場合(S104でNO)、本フローチャートはS104からS113に進む。
S105において、システム制御部106は、システム制御部106内のメモリに記録されている変数Pchgの値を「1」に設定する。変数Pchgは、電子機器100に接続されている装置が給電装置300から電力を受電することができるか否かを示す値である。変数Pchgが「1」に設定されている場合、システム制御部106は、電子機器100に接続されている装置が給電装置300から電力を受電することができることを検出する。また、変数Pchgが「0」に設定されている場合、システム制御部106は、電子機器100に接続されている装置が給電装置300から電力を受電することができないことを検出する。変数Pchgが「1」に設定された場合、本フローチャートは、S105からS106に進む。
S106において、システム制御部106は、電子機器100の動作モードが所定のモードであるか否かを判定する。所定のモードとは、例えば、撮像回路107を用いて静止画を撮影する静止画撮影モード、撮像回路107を用いて動画を記録する動画記録モード及び地磁気センサ117を用いて電子機器100に関する方位を検出する方位検出モードの少なくとも一つである。
なお、所定のモードは、あらかじめ、システム制御部106によって設定されるものであってもよく、操作部124を操作することでユーザによって設定可能なものであってもよい。なお、所定のモードは、受電アンテナ118が給電装置300から電力を受電する場合、給電装置300からの電力の供給による電子機器100の動作や回路への影響を少なくするために設定されるものであればよいものとする。このため、所定のモードは、上述の静止画撮影モードや方位検出モード以外のモードであってもよい。また、所定のモードは、ライブビュー撮影モード、測距回路109を用いた測距モード、測光回路110を用いた測光モード及びフラッシュ調光回路111を用いたフラッシュ調光モードの少なくとも一つであってもよいものとする。また、所定のモードは、オーディオ回路112を用いた音声入力モード、オーディオ回路112を用いた音声出力モード及びビデオ回路113を用いて動画を記録するビデオモードの少なくとも一つであっても良いものとする。
システム制御部106によって、電子機器100の動作モードが所定のモードであると判定された場合(S106でYES)、本フローチャートは、S106からS107に進む。システム制御部106によって、電子機器100の動作モードが所定のモードでないと判定された場合(S106でNO)、本フローチャートは、S106からS116に進む。
S107において、システム制御部106は、システム制御部106内のメモリに記録されている変数Pmodeの値を「1」に設定する。変数Pmodeは、電子機器100が所定のモードであるか否かを示す値である。変数Pmodeが「1」に設定されている場合、システム制御部106は、電子機器100の動作モードが所定のモードであることを検出する。また、変数Pmodeが「0」に設定されている場合、システム制御部106は、電子機器100の動作モードが所定のモードでないことを検出する。変数Pmodeが「1」に設定された場合、本フローチャートは、S107からS108に進む。
S108において、システム制御部106は、給電装置300から無線により供給される電力を受電するために用いる受電アンテナの選択を行う。システム制御部106は、システム制御部106内のメモリに記録されている変数Pacc及び変数Pchgに応じて、不揮発性メモリ116に記録されている図4の選択テーブルを参照することによって、受電アンテナの選択を行う。なお、図4の選択テーブルは、変数Paccと、変数Pchgと、選択する受電アンテナとを関連させたテーブルである。
例えば、変数Paccが「0」に設定され、かつ、変数Pchgが「0」に設定されている場合、システム制御部106は、給電装置300から供給される電力を受電するために電子機器100の受電アンテナ118を選択する。このとき、システム制御部106は、外部装置200の受電アンテナ202を選択しない。この場合、システム制御部106は、切替回路123をオンにすることによって、受電アンテナ118を介して給電装置300から供給される電力が電源制御回路120に供給されるようにする。さらに、システム制御部106は、切替回路206をオフにすることによって、外部装置200の受電アンテナ202を介して給電装置300から供給される電力が電源制御回路120に供給されないようにしてもよい。
また、例えば、変数Paccが「0」に設定され、かつ、変数Pchgが「1」に設定されている場合、システム制御部106は、給電装置300から供給される電力を受電するために電子機器100の受電アンテナ118を選択する。このとき、システム制御部106は、外部装置200の受電アンテナ202を選択しない。この場合、システム制御部106は、切替回路123をオンにすることによって、受電アンテナ118を介して給電装置300から供給される電力が電源制御回路120に供給されるようにする。さらに、システム制御部106は、切替回路206をオフにすることによって、外部装置200の受電アンテナ202を介して給電装置300から供給される電力が電源制御回路120に供給されないようにしてもよい。
また、例えば、変数Paccが「1」に設定され、かつ、変数Pchgが「0」に設定されている場合、システム制御部106は、給電装置300から供給される電力を受電するために電子機器100の受電アンテナ118を選択する。このとき、システム制御部106は、電子機器100に接続されている外部装置200の受電アンテナ202を選択しない。この場合、システム制御部106は、切替回路123をオンにすることによって、受電アンテナ118を介して給電装置300から供給される電力が電源制御回路120に供給されるようにする。さらに、システム制御部106は、切替回路206をオフにすることによって、外部装置200の受電アンテナ202を介して給電装置300から供給される電力が電源制御回路120に供給されないようにする。
また、例えば、変数Paccが「1」に設定され、かつ、変数Pchgが「1」に設定されている場合、システム制御部106は、給電装置300から供給される電力を受電するために外部装置200の受電アンテナ202を選択する。このとき、システム制御部106は、電子機器100の受電アンテナ118を選択しない。この場合、システム制御部106は、切替回路206をオンにすることによって、外部装置200の受電アンテナ202を介して給電装置300から供給される電力が電源制御回路120に供給されるようにする。さらに、システム制御部106は、切替回路123をオフにすることによって、受電アンテナ118を介して給電装置300から供給される電力が電源制御回路120に供給されないようにする。
受電アンテナ118及び受電アンテナ202の少なくとも一つがシステム制御部106によって選択された場合、本フローチャートは、S108からS109に進む。
S109において、システム制御部106は、給電装置300を制御するための制御パラメータの選択を行う。なお、制御パラメータとは、例えば、給電アンテナ305の駆動を制御するためのパラメータであり、給電アンテナ305の駆動電流を示す情報と、給電アンテナ305の駆動周波数を示す情報とが含まれる。
例えば、システム制御部106は、システム制御部106内のメモリに記録されている変数Pmodeに応じて、不揮発性メモリ116内の図5の第1のパラメータ選択テーブルを参照することによって、制御パラメータの選択を行う。なお、図5の第1のパラメータ選択テーブルは、変数Pmodeと、制御パラメータとを関連させたテーブルである。
変数Pmodeが「0」に設定されている場合、システム制御部106は、給電装置300の給電による電子機器100の回路や動作への影響よりも、給電装置300から電子機器100への給電が優先されるようにするための第1の制御パラメータを選択する。この場合、システム制御部106は、駆動電流が「1.0[A]」であり、かつ、駆動周波数が「200[kHz]」である第1の制御パラメータを選択する。なお、第1の制御パラメータは、S108において選択された受電アンテナ118及び受電アンテナ202のいずれか一つによって給電装置300から受電される電力が最大になるように給電装置300を制御するためのパラメータである。
また、変数Pmodeが「1」に設定されている場合、システム制御部106は、給電装置300の給電を停止させるための第2の制御パラメータを選択する。なお、第2の制御パラメータは、給電を停止させるように給電装置300を制御するためのパラメータである。これは、電子機器100の回路や電子機器100によって行われる動作に対して、給電装置300から電子機器100への電力供給による影響を与えないようにするためである。そのため、電子機器100は、電子機器100の動作モードが所定のモードである場合、給電装置300からの給電によって電子機器100の動作は阻害されないようにすることができる。
給電装置300が第2の制御パラメータを取得した場合、給電装置300は、電子機器100への給電を停止する。なお、第2の制御パラメータは、給電アンテナ305の駆動周波数を電子機器100の動作を阻害しない周波数に変更し、給電アンテナ305により生成される電磁界の強度が小さくなるようにするものであってもよいものとする。
また、例えば、システム制御部106は、システム制御部106内のメモリに記録されている変数Pchg及び変数Pmodeに応じて、不揮発性メモリ116内の図6の第2のパラメータ選択テーブルを参照することにより、制御パラメータの選択を行ってもよい。なお、図6の第2のパラメータ選択テーブルは、変数Pchgと、変数Pmodeと、制御パラメータとを関連させたテーブルである。
変数Pchgが「0」に設定され、かつ、変数Pmodeが「0」に設定されている場合、給電装置300から電子機器100への給電が優先されるようにするための第3の制御パラメータを選択する。この場合、システム制御部106は、給電装置300の給電による電子機器100の回路や動作への影響よりも、給電装置300から電子機器100への給電が優先されるようにする。そのため、システム制御部106は、駆動電流が「1.5[A]」であり、かつ、駆動周波数が「200[kHz]」である第3の制御パラメータを選択する。第3の制御パラメータは、電子機器100に装置が接続された場合に受電アンテナ118が給電装置300から受電する電力が、電子機器100に装置が接続されていない場合よりも低下しないようにするためのパラメータである。
電子機器100に装置が接続される場合、電子機器100と給電装置300との距離は、電子機器100に装置が接続されていない場合における電子機器100と給電装置300との距離よりも大きくなる場合がある。電子機器100と給電装置300との距離が大きくなれば大きくなるほど、外部装置200から受電アンテナ118が受電する電力は少なくなり、受電アンテナ118を介して給電装置300から電子機器100に供給される電力は低下する。このため、システム制御部106は、第3の制御パラメータを用いることによって、給電アンテナ305により生成される電磁界の強度を大きくする。これにより、電子機器100に装置が接続されている場合に受電アンテナ118が給電装置300から受電する電力が、電子機器100に装置が接続されていない場合に受電アンテナ118が給電装置300から受電する電力よりも低下しないようにする。したがって、システム制御部106は、電子機器100に装置が接続されている場合であっても、受電アンテナ118が給電装置300から受電する電力を低下させないようにする。そのため、装置と電子機器100とが接続されている場合(S102でYES)であっても、電子機器100は、給電装置300から供給される電力によって電子機器100の動作に必要な電力を電子機器100の内部の回路に供給することができる。また、装置と電子機器100とが接続されている場合(S102でYES)であっても、電子機器100は、給電装置300から供給される電力によって電池119の充電を行うことができる。
また、変数Pchgが「0」に設定され、かつ、変数Pmodeが「1」に設定されている場合、システム制御部106は、電子機器100の回路や動作に給電装置300からの給電による影響を与えないようにするための第4の制御パラメータを選択する。この場合、システム制御部106は、駆動電流が「1.5[A]」であり、かつ、駆動周波数が「300[kHz]」である第4の制御パラメータを選択する。第4の制御パラメータは、給電装置300からの給電によって電子機器100の動作を阻害しないようにするためのパラメータである。
電子機器100が所定のモードである場合、給電アンテナ305が所定の周波数で駆動するとき、電子機器100に含まれる回路やユニットは、給電アンテナ305の駆動周波数や給電アンテナ305によって生成される電磁界によって影響を受ける場合がある。この場合、電子機器100の回路やユニットは、正常に動作しなくなったり、電子機器100によって行われている動作が阻害される場合がある。このため、システム制御部106は、第4の制御パラメータを用いることによって、給電アンテナ305の駆動周波数を電子機器100の動作を妨げない周波数に変更し、給電アンテナ305により生成される電磁界の強度が大きくならないようにする。これにより、電子機器100は、電子機器100によって行われている動作を給電装置300からの給電によって妨げないようにすることができる。なお、第4の制御パラメータに含まれる駆動周波数は「300[kHz]」であるが、電子機器100の動作に影響を与える可能性がある周波数と異なる駆動周波数であれば、「300[kHz]」以外の周波数であっても良いものとする。
また、変数Pchgが「1」に設定され、かつ、変数Pmodeが「0」に設定されている場合、システム制御部106は、給電装置300から電子機器100への給電が優先されるようにするための第5の制御パラメータを選択する。この場合、システム制御部106は、給電装置300から電子機器100への給電が優先されるようにする。この場合、システム制御部106は、駆動電流が「1.0[A]」であり、かつ、駆動周波数が「400[kHz]」である第5の制御パラメータを選択する。なお、第5の制御パラメータは、S108において選択された受電アンテナ202によって給電装置300から受電される電力が最大になるようにするためのパラメータである。変数Pchgが「1」に設定され、かつ、変数Pmodeが「0」に設定されている場合、電子機器100は、電子機器100に接続される外部装置200の受電アンテナ202を用いて給電装置300から供給される電力を受電する。電子機器100が受電アンテナ202を用いて給電装置300から電力を受電する場合、電子機器100の内部の回路やユニットは、給電装置300からの電力供給による影響を受けにくい。このため、給電装置300から受電アンテナ202を介して電子機器100が電力供給される場合、電子機器100によって行われる動作は、給電装置300からの給電により阻害されない。
また、変数Pchgが「1」に設定され、かつ、変数Pmodeが「1」に設定されている場合、システム制御部106は、変数Pchgが「1」に設定され、かつ、変数Pmodeが「0」に設定されている場合と同様に、第5の制御パラメータを選択する。変数Pchgが「1」に設定され、かつ、変数Pmodeが「1」に設定されている場合も、電子機器100は、電子機器100に接続される外部装置200の受電アンテナ202を用いて給電装置300から供給される電力を受電する。このため、給電装置300から受電アンテナ202を介して電子機器100が電力供給される場合であっても、電子機器100の内部の回路やユニットは、給電装置300からの電力供給による影響を受けにくい。これにより、給電装置300から受電アンテナ202を介して電子機器100が電力供給される場合、電子機器100の動作モードが所定のモードであっても、電子機器100によって行われる動作は、給電装置300からの給電により阻害されない。
S109において、システム制御部106によって選択された制御パラメータがシステム制御部106内のメモリに記録された場合、本フローチャートは、S109からS110に進む。
S110において、システム制御部106は、S109において選択された制御パラメータを給電装置300に送信するように通信回路121を制御する。通信回路121によって、制御パラメータが給電装置300に送信された場合、本フローチャートは、S110からS111に進む。
給電装置300は、電子機器100から送信される制御パラメータを受信した場合、制御パラメータに応じて、給電アンテナ305から出力する電力を制御する。例えば、給電装置300が第2の制御パラメータを受信した場合、給電装置300は、給電を停止する。例えば、給電装置300が、第1の制御パラメータを受信した場合、給電装置300は、給電アンテナ305により生成される電磁界の強度及び給電アンテナ305の共振周波数を第1の制御パラメータに応じて、制御する。この場合、給電装置300のシステム制御部301は、給電アンテナ305に流れる電流が駆動電流「1.0[A]」になるように制御し、給電アンテナ305の共振周波数が駆動周波数「200[kHz]」になるように制御する。
S111において、システム制御部106は、S109において選択された受電アンテナを介して給電装置300から受電される電力を用いて充電を行うように電源制御回路120を制御する。
例えば、電子機器100と外部装置200とが接続されている場合、電源制御回路120は、電池119及び電池203の少なくとも一つを充電し、電池119の残容量及び電池203の残容量を検出する。この場合、電源制御回路120は、電池119及び電池203のうち、電池119を優先して充電を行ってもよく、電池119及び電池203に対して並行して充電してもよい。また、電源制御回路120は、電池119及び電池203のうち残容量の少ない方を優先して充電を行ってもよく、電池119及び電池203のうち残容量の多い方を優先して充電を行ってもよい。
また、例えば、電子機器100と外部装置200とが接続されていない場合、電源制御回路120は、電池119を充電し、電池119の残容量を検出する。
電子機器100の動作モードが電源オフモード以外のモードである場合、システム制御部106は、さらに、S109において選択された受電アンテナを介して給電装置300から受電される電力を電子機器100に供給するように電源制御回路120を制御する。
例えば、電子機器100が再生モードである場合、システム制御部106は、S109において選択された受電アンテナを介して給電装置300から受電される電力を記録部114、記録媒体114a及び表示部115に供給するよう電源制御回路120を制御する。
また、電子機器100が撮影モードである場合、システム制御部106は、S109において選択された受電アンテナを介して給電装置300から受電される電力を撮像回路107及びAD変換回路108に供給するように電源制御回路120を制御する。さらに、この場合、システム制御部106は、S109において選択された受電アンテナを介して給電装置300から受電される電力を測距回路109、測光回路110及びフラッシュ調光回路111に供給するように電源制御回路120を制御する。さらに、この場合、システム制御部106は、S109において選択された受電アンテナを介して給電装置300から受電される電力をオーディオ回路112、ビデオ回路113、記録部114及び記録媒体114aに供給するように電源制御回路120を制御する。
また、電子機器100が方位検出モードである場合、システム制御部106は、S109において選択された受電アンテナを介して給電装置300から受電される電力を地磁気センサ117に供給するように電源制御回路120を制御する。
電源制御回路120によって充電が開始された場合、本フローチャートは、S111からS112に進む。
S112において、システム制御部106は、電源制御回路120による充電が完了したか否かを検出する。
例えば、電源制御回路120によって、電池119及び電池203の充電が行われている場合、システム制御部106は、電池119及び電池203が満充電であるか否かを検出する。この場合、電池119及び電池203が満充電であると検出された場合、システム制御部106は、電源制御回路120による充電が完了したことを検出する。また、電池119及び電池203の少なくとも一つが満充電でないと検出された場合、システム制御部106は、電源制御回路120による充電が完了していないことを検出する。
また、例えば、電源制御回路120によって、電池119の充電が行われている場合、システム制御部106は、電池119が満充電であるか否かを検出する。この場合、電池119が満充電であると検出された場合、システム制御部106は、電源制御回路120による充電が完了したことを検出する。また、電池119が満充電でないと検出された場合、システム制御部106は、電源制御回路120による充電が完了していないことを検出する。
システム制御部106によって、電源制御回路120による充電が完了したことが検出された場合(S112でYES)、システム制御部106は、充電を停止するように電源制御回路120を制御し、本フローチャートは終了する。
システム制御部106によって、電源制御回路120による充電が完了していないことが検出された場合(S102でNO)、本フローチャートは、S102からS117に進む。
S113において、システム制御部106は、システム制御部106内のメモリに記録されている変数Pchgの値を「0」に設定する。変数Pchgが「0」に設定された場合、本フローチャートは、S113からS114に進む。
S114において、システム制御部106は、電子機器100に接続された装置により、給電装置300から受電アンテナ118を介して電子機器100に供給される電力が所定値以上低下するか否かを検出する。この場合、システム制御部106は、電子機器100に接続されている装置に関するデバイス情報を不揮発性メモリ116から読み出す。さらに、システム制御部106は、読み出されたデバイス情報を用いて、受電アンテナ118を用いて給電装置300から受電される電力が電子機器100に接続された装置によって影響を受けるか否かを検出する。
例えば、電子機器100に接続されている装置に関するデバイス情報には、装置の形状を示す情報や、装置の機能を示す情報等が記録される。また、電子機器100に接続されている装置に関するデバイス情報には、電子機器100に装置が接続された場合に優先的に受電アンテナ118を用いて給電装置300からの受電を行うか否かを指示する情報が含まれていてもよい。
電子機器100に接続された装置によって、給電装置300から受電アンテナ118を介して電子機器100に供給される電力が所定値以上低下すると検出された場合(S114でYES)、本フローチャートは、S114からS106に進む。
電子機器100に接続された装置によって、給電装置300から受電アンテナ118を介して電子機器100に供給される電力が所定値以上低下しないと検出された場合(S114でNO)、本フローチャートは、S114からS115に進む。
S115において、システム制御部106は、システム制御部106内のメモリに記録されている変数Paccの値を「0」に設定する。変数Paccが「0」に設定された場合、本フローチャートは、S115からS105に進む。
S116において、システム制御部106は、システム制御部106内のメモリに記録されている変数Pmodeの値を「0」に設定する。変数Pmodeが「0」に設定された場合、本フローチャートは、S116からS108に進む。
S117において、システム制御部106は、S102において接続部101、接続部102、接続部103、接続部104及び接続部105の少なくとも一つに接続されたと判定された装置が電子機器100から取り外されたか否かを検出する。接続部101、接続部102、接続部103、接続部104及び接続部105の少なくとも一つに接続された装置が電子機器100から取り外された場合(S117でYES)、本フローチャートは、S117からS101に戻る。接続部101、接続部102、接続部103、接続部104及び接続部105のいずれか一つに接続された装置が電子機器100から取り外されていない場合(S117でNO)、本フローチャートは、S117からS118に進む。
S118において、システム制御部106は、電子機器100の動作モードが変更されたか否かを検出する。システム制御部106によって、電子機器100の動作モードが変更されていないと検出された場合(S118でNO)、本フローチャートは、S118からS111に戻る。この場合、システム制御部106は、継続して充電を行うように電源制御回路120を制御する。システム制御部106によって、電子機器100の動作モードが変更されたと検出された場合(S118でYES)、本フローチャートは、S118からS106に戻る。この場合、システム制御部106は、再び、変更された後の電子機器100の動作モードに応じて、受電アンテナ202及び受電アンテナ118のいずれか一つを選択するようにする。さらに、システム制御部106は、給電装置300に送信するための制御パラメータを選択する。
このように実施例1に係る電子機器100は、電子機器100の動作モードに応じて、制御パラメータを選択するようにした。
電子機器100の動作モードが所定のモードである場合(S106でYES)、電子機器100は、電子機器100の回路や電子機器100によって行われる動作が阻害されることなく、給電装置300から電子機器100に電力供給されるようにすることができる。
この場合に、電子機器100は、第2の制御パラメータ及び第4の制御パラメータのいずれか一つを用いて、給電装置300からの給電を制御することができる。電子機器100が第2の制御パラメータを用いて給電装置300を制御した場合、電子機器100は、電子機器100に含まれる回路や電子機器100によって行われる動作を妨げないようにするために給電装置300の給電を停止することができる。電子機器100が第4の制御パラメータを用いて給電装置300を制御した場合、電子機器100は、電子機器100に含まれる回路や電子機器100によって行われる動作を妨げないようにしながら、給電装置300から電力が供給されるようにすることができる。
電子機器100の動作モードが所定のモードでない場合(S106でNO)、電子機器100は、第1の制御パラメータ及び第3の制御パラメータのいずれか一つを用いて、給電装置300からの給電を制御することができる。電子機器100が第1の制御パラメータを用いて給電装置300を制御した場合、電子機器100は、所定の動作や充電を行うための電力を電子機器100に供給するように給電装置300の給電を制御することができる。
また、実施例1に係る電子機器100は、電子機器100に接続された装置が給電装置300から供給される電力を受電する手段を有するか否かに応じて、制御パラメータを選択するようにした。
電子機器100に接続されている装置が、給電装置300から電力を受電する手段を有する場合(S104でYES)、電子機器100は、給電装置300から電力を受電するために電子機器100に接続された装置の受電アンテナを選択する。この場合、電子機器100は、第5の制御パラメータを用いて、給電装置300の給電を制御することができる。電子機器100が第5の制御パラメータを用いて給電装置300を制御した場合、電子機器100は、電子機器100に含まれる回路や電子機器100によって行われる動作を妨げないようにしながら、給電装置300から電力が供給されるようにすることができる。この場合、電子機器100が所定のモードであっても、電子機器100は、電子機器100の回路や電子機器100によって行われる動作を妨げないようにしながら、電子機器100に必要な電力を供給するように給電装置300の給電を制御することができる。
電子機器100に接続されている装置が、給電装置300から電力を受電する手段を有していない場合(S104でNO)、電子機器100は、給電装置300から電力を受電するために受電アンテナ118を選択する。この場合、電子機器100は、電子機器100の動作モードに応じて、第1の制御パラメータ、第2の制御パラメータ、第3の制御パラメータ及び第4の制御パラメータのいずれか一つを用いて、給電装置300の給電を制御することができる。
したがって、実施例1に係る電子機器100は、電子機器100の動作モードや電子機器100に接続される装置に応じて、給電装置300から電子機器100への電力供給を制御することができる。
電子機器100が電話による通話手段を有する場合、所定のモードは、通信回線を用いる通話モードであってもよい。また、電子機器100が通信回路121以外の通信手段を有する場合、所定のモードは、通信回路121以外の通信手段を用いた通信モードであってもよい。
また、操作部124がタッチパネルを有する場合、所定のモードは、操作部124のタッチパネルを用いて電子機器100を操作するための操作モードであってもよい。この場合、操作部124のタッチパネルは、静電容量方式に対応するものであってもよく、電磁誘導方式に対応するものであってもよい。また、この場合、操作部124のタッチパネルは、静電容量方式や電磁誘導方式以外の方式に対応するものであってもよい。
また、実施例1における充電システムにおける外部装置200は、図2のような構成を有するものとして説明を行った。しかし、実施例1に係る充電システムにおける外部装置200は、図7に示すような構成を有するものであっても良いものとする。図7に示すような構成を持つ外部装置200が電子機器100に接続された場合であっても、システム制御部106によって図3に示される受電処理は行われるものとする。図7に示される外部装置200は、給電装置から供給される電力を受電する手段を有していない装置である。図7に示される外部装置200が電子機器100に接続された場合にシステム制御部106によって図3の受電処理が行われた場合、受電アンテナ118が給電装置300から供給される電力を受電するために選択される。さらに、図7に示される外部装置200が電子機器100に接続された場合にシステム制御部106によって図3の受電処理が行われた場合、システム制御部106は、第5の制御パラメータを給電装置300に送信しないようにする。
実施例1における電子機器100は、電子機器100の動作や回路を保護するための第1のモードに設定された場合、S109において、図5に示される第1のパラメータ選択テーブルを用いて制御パラメータを選択する処理を行うようにしてもよい。なお、電子機器100が第1のモードである場合、電子機器100は、図6に示される第2のパラメータ選択テーブルを用いて制御パラメータを選択する処理を行わないようにする。また、電子機器100は、給電装置300から電子機器100への給電を優先するための第2のモードに設定された場合、S109において、図6に示される第2のパラメータ選択テーブルを用いて制御パラメータを選択する処理を行うようにしてもよい。なお、電子機器100が第2のモードである場合、電子機器100は、図5に示される第1のパラメータ選択テーブルを用いて制御パラメータを選択する処理を行わないようにする。
この場合、実施例1における電子機器100は、電子機器100に接続される電池119及び電池203のいずれか一つの残容量に応じて、電子機器100を第1の受電モードに設定するか、第2の受電モードに設定するかを制御するようにしてもよい。そのため、電池119の残容量と電池203の残容量との和が、所定の残容量以上でないことを検出した場合、システム制御部106は、電子機器100を第2のモードに設定する。この場合、システム制御部106は、S109において、図6に示される第2のパラメータ選択テーブルを用いて制御パラメータを選択する処理を行うようにする。また、電池119の残容量と電池203の残容量との和が、所定の残容量以上であることを検出した場合、システム制御部106は、電子機器100を第1のモードに設定する。この場合、システム制御部106は、S109において、図5に示される第2のパラメータ選択テーブルを用いて制御パラメータを選択する処理を行うようにする。
なお、外部装置200と電子機器100とが接続されていない場合、電子機器100は、電池119の残容量が、所定の残容量以上であることを検出した場合、電子機器100を第1のモードに設定する。また、外部装置200と電子機器100とが接続されていない場合、電子機器100は、電池119の残容量が、所定の残容量以上でないことを検出した場合、電子機器100を第2のモードに設定する。
また、S111において、システム制御部106は、給電装置300から受電される電力を用いて充電を行うように電源制御回路120を制御するようにした。しかし、S111において、システム制御部106は、給電装置300から受電される電力を用いて、充電を行うことなく電子機器100の動作モードに応じた動作を行うようにしてもよい。この場合、S112において、システム制御部106は、電子機器100の動作が完了したか否かを検出し、電子機器100の動作が完了した場合、図3の受電処理を終了するようにする。また、電子機器100の動作が完了していない場合、システム制御部106は、S117の処理を行うようにする。
(他の実施例)
本発明に係る電子機器は、実施例1で説明した電子機器に限定されるものではない。また、本発明に係る給電装置も実施例1で説明した給電装置に限定されるものではない。また、本発明に係る外部装置も実施例1で説明した外部に限定されるものではない。例えば、本発明に係る電子機器、給電装置及び外部装置は、複数の装置から構成されるシステムにより実現することも可能である。
また、実施例1で説明した電子機器によって行われる処理及び電子機器の機能は、コンピュータプログラムにより実現することも可能である。また、実施例1で説明した電子機器によって行われる処理及び電子機器の機能は、コンピュータプログラムにより実現することも可能である。この場合、本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータ(CPU等を含む)で実行可能であり、実施例1で説明した様々な機能を実現することになる。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータ上で稼動しているOS(Operating System)などを利用して、実施例1で説明した様々な処理及び機能を実現してもよいことは言うまでもない。
また、実施例1で説明した給電装置によって行われる処理及び給電装置の機能は、コンピュータプログラムにより実現することも可能である。また、実施例1で説明した給電装置によって行われる処理及び給電装置の機能は、コンピュータプログラムにより実現することも可能である。この場合、本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータで実行可能であり、実施例1で説明した様々な機能を実現することになる。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータ上で稼動しているOS(Operating System)などを利用して、実施例1で説明した様々な処理及び機能を実現してもよいことは言うまでもない。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体から読み出され、コンピュータで実行されることになる。コンピュータ読取可能な記録媒体には、ハードディスク装置、光ディスク、CD−ROM、CD−R、メモリカード、ROM等を用いることができる。また、本発明に係るコンピュータプログラムは、通信インターフェースを介して外部装置からコンピュータに提供され、当該コンピュータで実行されるようにしてもよい。