[実施例1]
以下、本発明の実施例1について、図面を参照して詳細に説明する。実施例1に係る給電システムは、図1に示すように給電装置100、電子機器200、第1の外部装置300及び第2の外部装置500を有する。
実施例1における給電システムにおいて、給電装置100と電子機器200との距離が所定の範囲内に存在する場合、給電装置100は、電子機器200に無線給電を行う。また、給電装置100と電子機器200との距離が所定の範囲内に存在する場合、電子機器200は、給電装置100から出力される電力を無線により受け付ける。また、給電装置100と電子機器200との距離が所定の範囲内に存在しない場合、電子機器200は、給電装置100から電力を受け付けることができない。なお、所定の範囲とは、給電装置100と電子機器200とが通信を行うことができる範囲であるものとする。
さらに、電子機器200は、第1の外部装置300から電力が供給され、ケーブル400を介して第2の外部装置500から電力が供給される。
電子機器200は、カメラ等の撮像装置であってもよく、音声データや映像データの再生を行う再生装置であってもよい。また、電子機器200、携帯電話やスマートフォンのようなモバイル機器であってもよいものとする。また、電子機器200は、電池を含む電池パックであってもよい。
また、電子機器200は、給電装置100から供給される電力によって駆動する車のような装置であってもよい。また、電子機器200は、テレビジョン放送を受信する装置、映像データを表示するディスプレイ、またはパーソナルコンピュータであってもよいものとする。また、電子機器200は、電池215が装着されていない場合であっても、給電装置100から供給される電力を用いて動作する装置であってもよい。
第1の外部装置300は、商用電力を直流電力に変換するための電力変換デバイスである。なお、第1の外部装置300は、例えば、ACアダプタである。
第2の外部装置500は、例えば、パーソナルコンピュータやテレビである。ケーブル400は、USB(Universal Serial Bus)規格に対応する所定のインターフェースである。第2の外部装置500は、ケーブル400を介して電子機器200に電力を供給することができるデバイスである。また、第2の外部装置500は、USB規格におけるホストの機能を有するデバイスであってもよい。
図2は、実施例1に係る給電システムにおける給電装置100は、共鳴方式によって、電子機器200に電力を供給する。共鳴方式とは、給電装置100と電子機器200とが共振している状態において、給電装置100が電力を電子機器200に供給する給電方式である。なお、給電装置100の共振周波数と電子機器200の共振周波数とを一致させるようにすることによって、給電装置100と電子機器200とが共振している状態になるようにすることができる。なお、共鳴方式は、共振方式と言い換えてもよいものとする。給電装置100の共振周波数と電子機器200の共振周波数とは、商用周波数である50/60Hzであってもよく、10〜数十MHzであってもよく、13.56MHzの周波数であってもよいものとする。
給電装置100は、NFC(Near Field Communication)規格に対応する通信を電子機器200と行うことができる。このため、給電装置100は、NFC規格に対応する通信によって、電子機器200を制御するためのデータを送信したり、電子機器200から給電を制御するためのデータを取得する。
なお、給電装置100は、第1の電力及び第2の電力のいずれか一つを出力する。第1の電力は、給電装置100が電子機器200とNFC規格に対応する通信を行うために電子機器200に供給するための電力である。第2の電力は、給電装置100が電子機器200に給電を行う場合に電子機器200に供給するための電力である。例えば、第1の電力は、1W以下の電力であり、第2の電力は、2W〜10Wまでの電力である。なお、第2の電力は、10W以上の電力であってもよい。なお、第1の電力は、第2の電力よりも低い電力であるものとする。また、第1の電力は、給電装置100がNFC規格に対応する通信を行うために用いられる電力であれば、1W以下の電力に限られないものとする。給電装置100が第2の電力を電子機器200に供給している場合、給電装置100は、電子機器200とNFC規格に対応する通信を行うことができないものとする。
給電装置100は、第1の電力を出力しながらNFC規格に対応する通信を行う処理と、第2の電力を出力して電子機器200に給電を行う処理とを交互に行ってもよい。これによって、給電装置100は、電子機器200からNFC規格に対応する通信により電子機器200から取得したデータに応じて、電子機器200に適切な給電を行うことができる。
次に、図2を参照して、電子機器200の構成の一例について説明を行う。電子機器200は、受電アンテナ201、整合回路202、整流平滑回路203、第1の通信部204、CPU205、電流・電圧検出部206、切換部207、第1のコネクタ208、第2のコネクタ209及び検出部210を含む。さらに、電子機器200は、電流制限部211、第2の通信部212、レギュレータ213、充電制御部214、電池215及び補助電源216、システム制御部217、ROM218、RAM219及び操作部220を含む。さらに、電子機器200は、第3の通信部221、撮像部222、記録部223及び記録媒体224を含む。
なお、システム制御部217、ROM218、RAM219、操作部220、第3の通信部221、撮像部222、記録部223及び記録媒体224を含むシステムを所定のシステム225と呼ぶ。
受電アンテナ201は、給電装置100から供給される電力を受電するためのアンテナである。電子機器200は、受電アンテナ201を介して、給電装置100から電力を受電したり、給電装置100とNFC規格に対応する通信を行う。なお、受電アンテナ201は、ヘリカルアンテナであっても、ループアンテナであってもよく、メアンダラインアンテナ等の平面状のアンテナであってもよいものとする。
整合回路202は、給電装置100の共振周波数と電子機器200の共振周波数fとが一致するようにするための共振回路である。整合回路202には、可変コンデンサや可変コイル等が含まれる。CPU205は、給電装置100と電子機器200とが共振するように整合回路202に含まれる可変コンデンサや可変コイルを制御する。整合回路202は、受電アンテナ201によって受電される電力を整流平滑回路203に供給する。
整流平滑回路203は、受電アンテナ201によって受電された電力からコマンドを取り除き、直流電力を生成する。さらに、整流平滑回路203は、生成した直流電力を電流・電圧検出部206及び切換部207を介してレギュレータ213に供給する。整流平滑回路203は、受電アンテナ201によって受電される電力から取り除いたコマンドを第1の通信部204に供給する。
第1の通信部204は、整流平滑回路203から供給されるコマンドを取得し、NFC規格に対応するプロトコルに応じて解析する。さらに、第1の通信部204は、コマンドの解析結果をCPU205に供給する。また、第1の通信部204は、給電装置100から電子機器200に第1の電力が供給されている場合、CPU205は、給電装置100から受信したコマンドに対する応答データを給電装置100に送信するための負荷変調を行う。
CPU205は、ROM205a及びRAM205bを有する。CPU205は、第1の通信部204から供給されたコマンドの解析結果に応じて、電子機器200を制御する。また、CPU205は、ROM205aに記憶されているコンピュータプログラムに応じて、電子機器200を制御する。また、CPU205は、システム制御部217を制御するための指示をシステム制御部217に供給することもできる。
ROM205aは、電子機器200を制御するコンピュータプログラムを記憶する。また、ROM205aには、電子機器200に関する情報や電子機器200によって行われる処理に関するパラメータ等が記録される。RAM205bは、書き換え可能なメモリであり、電子機器200を制御するコンピュータプログラムや給電装置100から受信されたデータ等を記録する。また、RAM205bは、電子機器200に関するフラグ等を記録する。
なお、RAM205bには、第1のフラグf1、第2のフラグf2、第3のフラグf3及び第4のフラグf4が記録されているものとする。なお、第1のフラグf1、第2のフラグf2、第3のフラグf3及び第4のフラグf4については後述する。
電流・電圧検出部206は、整流平滑回路203から供給される電力の電圧と、整流平滑回路203から供給される電力の電流とを検出する。電流・電圧検出部206は、検出された電流を示す電流情報と、検出された電圧を示す電圧情報とをCPU205に供給する。
切換部207は、給電装置100、第1の外部装置300及び第2の外部装置500のいずれか一つから供給される電力をレギュレータ213に供給するためのスイッチである。CPU205は、給電装置100、第1の外部装置300及び第2の外部装置500の中からレギュレータ213に電力を供給する装置を選択し、選択した装置からレギュレータ213に電力が供給されるように切換部207を制御する。また、CPU205は、給電装置100、第1の外部装置300及び第2の外部装置500からレギュレータ213に電力が供給されないように切換部207を制御することもできる。
第1のコネクタ208は、第1の外部装置300を接続するための接続端子を含む。第1の外部装置300と電子機器200とが第1のコネクタ208を介して接続された場合、第1の外部装置300から供給される電力は、切換部207及び第1のコネクタ208を介してレギュレータ213に供給される。
第2のコネクタ209は、ケーブル400を介して第2の外部装置500を接続するための接続端子を含む。第2の外部装置500と電子機器200とが第2のコネクタ209を介して接続された場合、第2の外部装置500から供給される電力は、切換部207及び第2のコネクタ209を介してレギュレータ213に供給される。第2のコネクタ209には、VBUS端子、GND端子、D+端子及びD−端子が含まれる。
検出部210は、第2のコネクタ209に含まれるD+端子の電位及びD−端子の電位を検出し、第2の外部装置500の電源の種類を検出する。
USB規格のバッテリ充電規格(Battery Charging Specification)に規定されている電源の種類には、スタンダードダウンストリームポート、チャージングダウンストリームポート及びデディケーテッドチャージングポートがある。検出部210は、第2の外部装置500が、スタンダードダウンストリームポート、チャージングダウンストリームポート及びデディケーテッドチャージングポートのいずれか一つに対応するか否かを検出する。
スタンダードダウンストリームポート(Standard downstream port)は、最大500mAの電流を電子機器200に供給することができる。なお、スタンダードダウンストリームポートを以下「SDP」と呼ぶ。チャージングダウンストリームポート(Charging downstream port)は、最大1500mAの電流を電子機器200に供給することができる。なお、スタンダードダウンストリームポートを以下「CDP」と呼ぶ。デディケーテッドチャージングポート(Dedicated charging port)は、最大1500mAの電流を電子機器200に供給することができる。なお、デディケーテッドチャージングポートを以下「DCP」と呼ぶ。
検出部210は、第2の外部装置500の電源の種類を検出した場合、第2の外部装置500の電源の種類をCPU205に通知する。なお、検出部210は、第2の外部装置500がどれくらいの電流を電子機器200に供給することができるかを検出することによって、第2の外部装置500の電源の種類を検出してもよい。なお、CPU205は、検出部210により検出された第2の外部装置500の電源の種類に応じて、第2の外部装置500が給電できる能力を検出することができる。
電流制限部211は、ケーブル400を介して、第2の外部装置500と第2のコネクタ209とが接続された場合、検出部210によって検出された電源の種類に応じて、VBUS端子を介して第2の外部装置500から供給される電流を制限する。なお、例えば、第2の外部装置500がSDPに対応する場合、電流制限部211は、VBUS端子を介して第2の外部装置500から供給される電流が500mA以下になるように制限する。また、例えば、第2の外部装置500がCDPに対応する場合、電流制限部211は、VBUS端子を介して第2の外部装置500から供給される電流が1500mA以下になるように制限する。また、例えば、第2の外部装置500がDCPに対応する場合、電流制限部211は、VBUS端子を介して第2の外部装置500から供給される電流が1500mA以下になるように制限する。また、第2の外部装置500の電源の種類によっては、電流制限部211は、VBUS端子を介して第2の外部装置500から供給される電流が100mA以下になるように制限してもよいものとする。電流制限部211によって制限された電流は、切換部207を介してレギュレータ213に供給される。
第2の通信部212は、第2のコネクタ209のD+端子及びD−端子と、第2の通信部212とが接続されている場合、ケーブル400を介して、第2の外部装置500と通信を行う。第2の通信部212は、第2の外部装置500にケーブル400を介して、記録部223から供給されるデータを送信したり、第2の外部装置500からケーブル400を介して、データを受信することができる。なお、第2の通信部212が第2の外部装置500からデータを受信した場合、第2の通信部212は、受信したデータを記録部223に供給する。
レギュレータ213は、切換部207から供給される電力をCPU205及び第1の通信部204に供給する。また、電池215が満充電でない場合、レギュレータ213は、切換部207から供給される電力を充電制御部214及び電池215に供給する。また、電池215と電子機器200とが接続されていない場合、レギュレータ213は、切換部207から供給される電力を補助電源216に供給する。また、電子機器200の電源をオンにするための指示が操作部220を介して入力された場合、レギュレータ213は、切換部207から供給される電力を所定のシステム225に供給する。
また、電池215と電子機器200とが接続されている場合、電池215の充電が行われていない場合、レギュレータ213は、電池215から電力が供給される。この場合、レギュレータ213は、電池215から供給される電力をCPU205及び第1の通信部204に供給する。また、電子機器200の電源をオンにするための指示が操作部220を介して入力された場合、レギュレータ213は、電池215から供給される電力を所定のシステム225に供給することもできる。
また、電池215と電子機器200とが接続されていない場合、レギュレータ213は、補助電源216から電力が供給される。この場合、レギュレータ213は、補助電源216から供給される電力をCPU205及び第1の通信部204に供給する。また、電池215と電子機器200とが接続されていない場合、電子機器200の電源をオンにするための指示が操作部220を介して入力された場合、レギュレータ213は、補助電源216から供給される電力を所定のシステム225に供給することもできる。
なお、レギュレータ213は、DCコンバータであってもよく、スイッチングレギュレータであってもよく、シリーズレギュレータであってもよく、リニアレギュレータであってもよいものとする。なお、レギュレータ213は、CPU205からの指示に応じて、電力の供給を行う。
充電制御部214は、レギュレータ213から供給される電力を用いて、電池215の充電を行う。さらに、充電制御部214は、電池215の電圧を検出し、検出した電池215の電圧をCPU205に通知する。また、充電制御部214は、電池215の残容量を検出し、検出した電池215の残容量をCPU205に通知する。電池215は、電子機器200に着脱可能な電池である。また、電池215は、充電可能な二次電池であり、例えば、リチウムイオン電池等である。また、電池215は、リチウムイオン電池以外のものであっても良いものとする。
補助電源216は、電池215と電子機器200との接続が切断された場合、電池215の代わりに電子機器200に電力を供給するための電源である。なお、補助電源216は、大きい静電容量を有するコンデンサを含む。
システム制御部217は、ROM218に記憶されているコンピュータプログラムに応じて、所定のシステム225を制御する。また、CPU205からの指示に応じて、所定のシステム225を制御する。また、システム制御部217は、CPU205を制御することもできる。
ROM218は、電子機器200を制御するコンピュータプログラムを記憶する。また、ROM218には、電子機器200に関する情報等が記録される。RAM219は、書き換え可能なメモリであり、電子機器200を制御するコンピュータプログラム、給電装置100から送信されたデータ等を記録する。
操作部220は、電子機器200を操作するためのユーザインターフェースを提供する。操作部220は、電子機器200の電源ボタン及び電子機器200のモード切換ボタン等を有し、各ボタンはスイッチ、タッチパネル等により構成される。操作部220がユーザによって操作された場合、操作部220は、ユーザの操作に応じた信号をCPU205及びシステム制御部217に入力する。CPU205及びシステム制御部217は、操作部220を介して入力されたユーザの指示に従って電子機器200を制御する。
第3の通信部221は、無線LAN(Local Area Network)規格に応じて、給電装置100と無線通信を行う。第3の通信部221は、無線LAN規格に応じて、給電装置100から映像データ、音声データ及びコマンドの少なくとも一つを含むデータを受信する。また、第3の通信部221は、無線LAN規格に応じて、給電装置100に映像データ、音声データ及びコマンドの少なくとも一つを含むデータを送信する。第3の通信部221が給電装置100から受信した映像データや音声データは、記録部223に供給される。なお、第3の通信部221によって、給電装置100に送信される映像データや音声データは、記録部223によって記録媒体224にから読み出されたデータである。第3の通信部221が給電装置100から受信したコマンドは、システム制御部217に供給される。
撮像部222は、被写体の光学像から映像データを生成するための撮像素子、撮像素子で生成された映像データに対して画像処理を行う画像処理回路及び映像データを圧縮したり、圧縮された映像データを伸長したりするための圧縮伸長回路等を有する。撮像部222は、被写体の撮影を行い、撮影の結果により得られた静止画像や動画像等の映像データを記録部223に供給する。
記録部223は、撮像部222、第2の通信部212及び第3の通信部221のいずれか一つから供給されたデータを記録媒体224に記録する。また、記録部223は、データを記録媒体224から読み出し、第2の通信部212及び第3の通信部221のいずれか一つに供給する。記録媒体224は、ハードディスクやメモリカード等であってもよい。また、記録媒体224は、電子機器200に内蔵されていてもよく、電子機器200に着脱可能な外部の記録媒体であってもよい。
所定のシステム225は、上述した構成に限られないものとする。所定のシステム225は、上述した構成以外の手段をさらに有していてもよいものとする。また、所定のシステム225は、上述した構成よりも少ない構成であってもよいものとする。所定のシステム225は、電子機器200の電源がオンである場合に電力の供給を必要とする手段を含むものであればよいものとする。
なお、電子機器200の電源がオンである状態とは、所定のシステム225の起動が完了した状態である。また、電子機器200の電源がオフである状態とは、所定のシステム225の起動が完了していない状態である。また、電子機器200の電源がオフである状態とは、所定のシステム225に電力が供給されていない状態である。
また、実施例1における給電システムは、給電装置100が電磁界結合によって電子機器200に対して無線給電を行うシステムにおいても適用できるものとする。また、実施例1における給電システムは、電極を給電装置100に設け、かつ、電極を電子機器200に設けた場合に、給電装置100が電界結合によって電子機器200に対して無線給電を行うシステムにおいても、適用できるものとする。また、実施例1における給電システムは、給電装置100が電磁誘導によって電子機器200に対して無線給電を行うシステムにおいても、適用できるものとする。
なお、無線給電を「非接触給電」、「無接点間給電」や「ワイヤレス給電」と言い換えてもよいものとする。
(第1の起動処理)
次に、実施例1において、電子機器200によって行われる第1の起動処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。第1の起動処理は、CPU205がROM205aに格納されているコンピュータプログラムを実行することにより実現することができる。
なお、第1の起動処理は、第1の外部装置300と電子機器200とが接続される場合に、電池215と電子機器200が接続されている状態において、電子機器200の電源をオフからオンに変更するための指示が操作部220を介して入力された場合に行われる。
S301において、CPU205は、第1のコネクタ208と第1の外部装置300とが接続されているか否かを判定する。CPU205によって、第1のコネクタ208と第1の外部装置300とが接続されている場合(S301でYes)、本フローチャートはS301からS305に進む。CPU205によって、第1のコネクタ208と第1の外部装置300とが接続されていない場合(S301でNo)、本フローチャートはS301からS302に進む。
S302において、CPU205は、RAM205bに格納されている第1のフラグf1をオフにする。この場合、本フローチャートはS303に進む。なお、RAM205bに第1の外部装置300が選択されたていることを示す情報が格納されている場合、第1の外部装置300が選択されたていることを示す情報をRAM205bから消去する。
第1のフラグf1は、第1の外部装置300から電子機器200が電力を受け取ることができるか否かを示す情報である。第1のフラグf1がオンである場合、CPU205は、第1の外部装置300から電子機器200が電力を受け取ることができると判定する。第1のフラグf1がオフである場合、CPU205は、第1の外部装置300から電子機器200が電力を受け取ることができないと判定する。
S303において、CPU205は、所定のシステム225によって行われる処理を停止し、所定のシステム225に電力を供給しないようにレギュレータ213を制御する。この場合、本フローチャートはS304に進む。
S304において、CPU205は、第1の外部装置300から所定のシステム225への電力供給が停止された状態であることを示すステータスデータを給電装置100に通知するためにNFC規格に対応する通信を行う。この場合、本フローチャートは終了する。
S305において、CPU205は、RAM205bに格納されている第1のフラグf1をオンにする。この場合、本フローチャートはS306に進む。
S306において、CPU205は、電子機器200に電力供給を行う装置に第1の外部装置300を選択する。この場合、CPU205は、第1の外部装置300から供給される電力がレギュレータ213に供給されるように切換部207を制御する。第1の外部装置が選択されたことを示す情報をRAM205bに記録する。この場合、本フローチャートは、S307に進む。
S307において、CPU205は、第1の外部装置300からレギュレータ213を介して充電制御部214及び電池215に供給される電力を用いて、電池215の充電を行うように充電制御部214を制御する。この場合、本フローチャートはS308に進む。
S308において、CPU205は、第1の外部装置300から供給される電力がレギュレータ213を介して所定のシステム225に供給されるようにレギュレータ213を制御する。さらに、CPU205は、所定のシステム225を起動させるための起動信号をシステム制御部217に入力する。これによって、システム制御部217は、第1の外部装置300から供給される電力を用いて、所定のシステム225を起動するための処理を開始する。この場合、本フローチャートは、S309に進む。
なお、所定のシステム225の起動が完了した後、操作部220から所定の処理を行わせるための所定の指示がシステム制御部217に入力される場合、システム制御部217は、第1の外部装置300から供給される電力を用いて所定の処理を行う。所定の処理は、所定のシステム225に関連する処理である。例えば、所定の処理には、撮影に関する処理、記録に関する処理、再生に関する処理、第3の通信部221に関する処理及び第2の通信部212に関する処理の少なくとも一つが含まれるものとする。なお、所定の処理は、所定のシステム225に関連する処理であれば、他の処理であってもよい。
S309において、CPU205は、第1の外部装置300から所定のシステム225に電力が供給されている状態であることを示すステータスデータを給電装置100に通知するためにNFC規格に対応する通信を行う。この場合、本フローチャートはS310に進む。
S310において、CPU205は、電子機器200と電池215とが接続されているか否かを判定する。CPU205によって、電子機器200と電池215とが接続されていると判定された場合(S310でYes)、本フローチャートは終了する。CPU205によって、電子機器200と電池215とが接続されていないと判定された場合(S310でNo)、本フローチャートはS310からS311に進む。この場合(S310でNo)、CPU205は、電池215が電子機器200から取り外されたとしても、第1の外部装置300から所定のシステム225に電力が継続して供給されるようにし、所定のシステム225で行われている処理を停止しないようにする。さらに、この場合(S310でNo)、CPU205は、第1の外部装置300から供給される電力が補助電源216に供給されるようにする。
S311において、CPU205は、電池215が電子機器200から取り外されたことを示すデータを給電装置100に通知するためにNFC規格に対応する通信を行う。この場合、本フローチャートは終了する。
なお、S307において、CPU205は、第1の外部装置300から供給される電力を用いて、電池215の充電を行うようにした。しかし、S306において、CPU205によって、第1の外部装置300が選択された後、S307の処理を省略し、S308の処理を行うようにしてもよい。この場合、CPU205は、第1の外部装置300から供給される電力を用いて電池215の充電を行わないが、第1の外部装置300から供給される電力が所定のシステム225に供給されるようにし、所定のシステム225を起動させる。
(第2の起動処理)
次に、実施例1において、電子機器200によって行われる第2の起動処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。第2の起動処理は、CPU205がROM205aに格納されているコンピュータプログラムを実行することにより実現することができる。
なお、第2の起動処理は、第2の外部装置500と電子機器200とが接続される場合に、電池215と電子機器200が接続されている状態において、電子機器200の電源をオフからオンに変更するための指示が操作部220を介して入力された場合に行われる。
S401において、CPU205は、第2のコネクタ208と第2の外部装置500とがケーブル400を介して接続されているか否かを判定する。CPU205によって、第2のコネクタ208と第2の外部装置500とがケーブル400を介して接続されていると判定された場合(S401でYes)、本フローチャートはS401からS405に進む。CPU205によって、第2のコネクタ208と第2の外部装置500とがケーブル400を介して接続されていない場合(S401でNo)、本フローチャートはS401からS402に進む。
S402において、CPU205は、RAM205bに格納されている第2のフラグf2及び第3のフラグf3をオフにする。この場合、本フローチャートはS403に進む。なお、RAM205bに第2の外部装置500が選択されていることを示す情報が格納されている場合、第2の外部装置500が選択されていることを示す情報をRAM205bから消去する。
第2のフラグf2は、検出部210によってSPDに対応すると検出された第2の外部装置500から電子機器200が電力を受け取ることができるか否かを示す情報である。第2のフラグf2がオンである場合、CPU205は、検出部210によってSPDに対応すると検出された第2の外部装置500から電子機器200が電力を受け取ることができると判定する。第2のフラグf2がオフである場合、CPU205は、検出部210によってSPDに対応すると検出された第2の外部装置500から電子機器200が電力を受け取ることができないと判定する。
第3のフラグf3は、検出部210によってCDP及びDCPのいずれか一つに対応すると検出された第2の外部装置500から電子機器200が電力を受け取ることができるか否かを示す情報である。第3のフラグf3がオンである場合、CPU205は、検出部210によって検出部210によってCDP及びDCPのいずれか一つに対応すると検出された第2の外部装置500から電子機器200が電力を受け取ることができると判定する。第3のフラグf3がオフである場合、CPU205は、検出部210によってCDP及びDCPのいずれか一つに対応すると検出された第2の外部装置500から電子機器200が電力を受け取ることができないと判定する。
S403において、CPU205は、所定のシステム225によって行われる処理を停止し、所定のシステム225に電力を供給しないようにレギュレータ213を制御する。この場合、本フローチャートはS404に進む。
S404において、CPU205は、第2の外部装置500から所定のシステム225への電力供給が停止された状態であることを示すステータスデータを給電装置100に通知するためにNFC規格に対応する通信を行う。この場合、本フローチャートは終了する。
S405において、CPU205は、電子機器200に電力供給を行う装置に第2の外部装置500を選択する。この場合、CPU205は、第2の外部装置500から供給される電力がレギュレータ213に供給されるように切換部207を制御する。第2の外部装置500が選択されていることを示す情報をRAM205bに記録する。この場合、本フローチャートは、S406に進む。
S406において、CPU205は、検出部210によって検出される第2の外部装置500の電源の種類に応じて、第2の外部装置500がCDP及びDCPのいずれか一つに対応しているか否かを判定する。CPU205によって、第2の外部装置500がCDP及びDCPのいずれか一つに対応していると判定された場合(S406でYes)、本フローチャートは、S406からS414に進む。CPU205によって、第2の外部装置500がCDP及びDCPに対応していないと判定された場合(S406でNo)、CPU205は、第2の外部装置500がSDPに対応していると判定する。CPU205によって、第2の外部装置500がCDP及びDCPに対応していないと判定された場合(S406でNo)、本フローチャートは、S406からS407に進む。
なお、CPU205は、第2の外部装置500が電子機器200に供給することができる電流が所定の電流よりも大きいか否かを判定することによって、第2の外部装置500がCDP及びDCPのいずれか一つに対応しているか否かを判定してもよい。なお、この場合、所定の電流は、例えば、500mAであるものとする。
CPU205は、第2の外部装置500が電子機器200に供給することができる電流が所定の電流よりも大きい場合、第2の外部装置500がCDP及びDCPのいずれか一つに対応していると判定する。CPU205によって、第2の外部装置500が電子機器200に供給することができる電流が所定の電流よりも大きい場合、本フローチャートは、S406からS414に進む。CPU205は、第2の外部装置500が電子機器200に供給することができる電流が所定の電流よりも大きくない場合、第2の外部装置500がSDPに対応すると判定する。CPU205によって、第2の外部装置500が電子機器200に供給することができる電流が所定の電流よりも大きくない場合、本フローチャートは、S406からS407に進む。
S407において、CPU205は、RAM205bに格納されている第2のフラグf2をオンにする。この場合、本フローチャートはS408に進む。
S408において、CPU205は、第2の外部装置500からレギュレータ213を介して充電制御部214及び電池215に供給される電力を用いて、電池215の充電を行うように充電制御部214を制御する。この場合、本フローチャートはS409に進む。
S409において、CPU205は、電池215の電圧が第1の所定値以上であるか否かを判定する。CPU205によって、電池215の電圧が第1の所定値以上であると判定された場合(S409でYes)、本フローチャートは、S409からS410に進む。CPU205によって、電池215の電圧が第1の所定値以上でないと判定された場合(S409でNo)、本フローチャートは、S409からS409に戻る。
なお、第1の所定値は、電圧値を示す。なお、第1の所定値は、例えば、3.2Vである。CPU205によって、電池215の電圧が第1の所定値以上でないと判定された場合(S409でNo)、充電制御部214は、第2の外部装置500から供給される100mAの電流を用いて、電池215の充電を行う。
S410において、CPU205は、第2の外部装置500から供給される電力がレギュレータ213を介して所定のシステム225に供給されるようにレギュレータ213を制御する。さらに、CPU205は、起動信号をシステム制御部217に入力する。これによって、システム制御部217は、第2の外部装置500から供給される電力を用いて、所定のシステム225を起動するための処理を開始する。さらに、CPU205は、USB規格に応じて、第2の外部装置500とエニュメレーションを行うようにする。第2の外部装置500とエニュメレーションが行われる場合、CPU205は、第2の外部装置500から電子機器200に500mAの電流が供給されるように制御することができる。この場合、本フローチャートは、S411に進む。
S411において、CPU205は、第2の外部装置500から所定のシステム225に電力が供給されている状態であることを示すステータスデータを給電装置100に通知するためにNFC規格に対応する通信を行う。なお、この場合、ステータスデータには、第2の外部装置500がSDPに対応していることを示すデータが含まれていても良いものとする。この場合、本フローチャートはS412に進む。
S412において、CPU205は、電子機器200と電池215とが接続されているか否かを判定する。CPU205によって、電子機器200と電池215とが接続されていると判定された場合(S412でYes)、本フローチャートは終了する。CPU205によって、電子機器200と電池215とが接続されていないと判定された場合(S412でNo)、本フローチャートはS412からS413に進む。
S413において、CPU205は、電池215が電子機器200から取り外されたことを示すデータを給電装置100に通知するためにNFC規格に対応する通信を行う。この場合、本フローチャートは、S413からS402に進む。
S414において、CPU205は、RAM205bに格納されている第3のフラグf3をオンにする。この場合、本フローチャートはS415に進む。
S415において、CPU205は、第2の外部装置500からレギュレータ213を介して充電制御部214及び電池215に供給される電力を用いて、電池215の充電を行うように充電制御部214を制御する。この場合、本フローチャートはS416に進む。
S416において、CPU205は、第2の外部装置500から供給される電力がレギュレータ213を介して所定のシステム225に供給されるようにレギュレータ213を制御する。さらに、CPU205は、起動信号をシステム制御部217に入力する。これによって、システム制御部217は、第2の外部装置500から供給される電力を用いて、所定のシステム225を起動するための処理を開始する。この場合、本フローチャートは、S417に進む。
S417において、CPU205は、第2の外部装置500から所定のシステム225に電力が供給されている状態であることを示すステータスデータを給電装置100に通知するためにNFC規格に対応する通信を行う。なお、この場合、ステータスデータに、第2の外部装置500がCDP及びDCPのいずれか一つに対応することを示すデータが含まれていても良いものとする。この場合、本フローチャートはS418に進む。
S418において、CPU205は、電子機器200と電池215とが接続されているか否かを判定する。CPU205によって、電子機器200と電池215とが接続されていると判定された場合(S418でYes)、本フローチャートは終了する。CPU205によって、電子機器200と電池215とが接続されていないと判定された場合(S418でNo)、本フローチャートはS418からS419に進む。この場合(S418でNo)、CPU205は、電池215が電子機器200から取り外されたとしても、第2の外部装置500から所定のシステム225に電力が継続して供給されるようにし、所定のシステム225で行われている処理を停止しないようにする。さらに、この場合(S418でNo)、CPU205は、第2の外部装置500から供給される電力が補助電源216に供給されるようにする。
S419において、CPU205は、電池215が電子機器200から取り外されたことを示すデータを給電装置100に通知するためにNFC規格に対応する通信を行う。この場合、本フローチャートは、終了する。
なお、S409において、CPU205は、電池215の電圧が第1の所定値以上であるか否かを判定するようにした。しかし、S409において、CPU205は、電池215の残容量が第1の残容量以上であるか否かを判定するようにしてもよい。この場合、CPU205によって、電池215の残容量が第1の残容量以上であると判定された場合(S409でYes)、本フローチャートは、S409からS410に進む。CPU205によって、電池215の残容量が第1の残容量以上でないと判定された場合(S409でNo)、本フローチャートは、S409からS409に戻る。なお、第1の残容量は、SDPに対応している第2の外部装置500が所定のシステム225を起動させるために用いられる電力に対応する残容量であるものとする。
なお、S408において、CPU205は、第2の外部装置500から供給される電力を用いて、電池215の充電を行うようにした。しかし、S407において、CPU205によって、第2のフラグf2がオンにされた後、S408の処理を省略し、S409の処理を行うようにしてもよい。この場合、CPU205は、第2の外部装置500から供給される電力を用いて電池215の充電を行わないが、第2の外部装置500から供給される電力が所定のシステム225に供給されるようにし、所定のシステム225を起動させる。
また、S415についても同様である。この場合、S414において、CPU205によって、第3のフラグf3がオンにされた後、S415の処理を省略し、S416の処理を行うようにしてもよい。この場合、CPU205は、第2の外部装置500から供給される電力を用いて電池215の充電を行わないが、第2の外部装置500から供給される電力が所定のシステム225に供給されるようにし、所定のシステム225を起動させる。
(第3の起動処理)
次に、実施例1において、電子機器200によって行われる第3の起動処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。第3の起動処理は、CPU205がROM205aに格納されているコンピュータプログラムを実行することにより実現することができる。
第3の起動処理は、給電装置100と電子機器200との距離が所定の範囲に存在する場合、電池215と電子機器200が接続されている状態で、電子機器200の電源をオフからオンに変更するための指示が操作部220を介して入力された場合に行われる。
S501において、CPU205は、電子機器200が受電アンテナ201を介して給電装置100から電力を受け取ることができる否かを判定する。
例えば、CPU205は、電子機器200と給電装置100との間で、無線給電のための認証が完了したか否かを判定する。この場合、電子機器200と給電装置100との間で、無線給電のための認証が完了している場合、CPU205は、受電アンテナ201を介して給電装置100から電力を受け取ることができると判定する。また、電子機器200と給電装置100との間で、無線給電のための認証が完了していない場合、CPU205は、受電アンテナ201を介して給電装置100から電力を受け取ることができないと判定する。CPU205によって、電子機器200が受電アンテナ201を介して給電装置100から電力を受け取ることができると判定された場合(S501でYes)、本フローチャートはS501からS505に進む。CPU205によって、電子機器200が受電アンテナ201を介して給電装置100から電力を受け取ることができない場合(S501でNo)、本フローチャートはS501からS502に進む。
S502において、CPU205は、RAM205bに格納されている第4のフラグf4をオフにする。この場合、本フローチャートはS503に進む。なお、RAM205bに給電装置100が選択されていることを示す情報が格納されている場合、給電装置100が選択されていることを示す情報をRAM205bから消去する。
第4のフラグf4は、給電装置100から電子機器200が電力を受け取ることができるか否かを示す情報である。第4のフラグf4がオンである場合、CPU205は、給電装置100から電子機器200が電力を受け取ることができると判定する。第4のフラグf4がオフである場合、CPU205は、給電装置100から電子機器200が電力を受け取ることができないと判定する。
S503において、CPU205は、所定のシステム225によって行われる処理を停止し、所定のシステム225に電力を供給しないようにレギュレータ213を制御する。この場合、本フローチャートはS504に進む。
S504において、CPU205は、給電装置100から所定のシステム225への電力供給が停止された状態であることを示すステータスデータを給電装置100に通知するためにNFC規格に対応する通信を行う。この場合、本フローチャートは終了する。
S505において、CPU205は、RAM205bに格納されている第4のフラグf1をオンにする。この場合、本フローチャートはS506に進む。
S506において、CPU205は、電子機器200に電力供給を行う装置に給電装置100を選択する。この場合、CPU205は、給電装置100から供給される電力がレギュレータ213に供給されるように切換部207を制御する。給電装置100が選択されたことを示す情報をRAM205bに記録する。この場合、本フローチャートは、S507に進む。
S507において、CPU205は、給電装置100からレギュレータ213を介して充電制御部214及び電池215に供給される電力を用いて、電池215の充電を行うように充電制御部214を制御する。この場合、本フローチャートはS508に進む。
S508において、CPU205は、電池215の電圧が第2の所定値以上であるか否かを判定する。CPU205によって、電池215の電圧が第2の所定値以上であると判定された場合(S508でYes)、本フローチャートは、S508からS509に進む。CPU205によって、電池215の電圧が第2の所定値以上でないと判定された場合(S508でNo)、本フローチャートは、S508からS508に戻る。なお、第2の所定値は、電圧値を示す。第2の所定値は、第1の所定値よりも大きい値であるものとする。なお、例えば、第2の所定値は、3.5Vである。
S509において、CPU205は、給電装置100から供給される電力がレギュレータ213を介して所定のシステム225に供給されるようにレギュレータ213を制御する。さらに、CPU205は、起動信号をシステム制御部217に入力する。これによって、システム制御部217は、給電装置100から供給される電力を用いて、所定のシステム225を起動するための処理を開始する。この場合、本フローチャートは、S510に進む。
S510において、CPU205は、給電装置100から所定のシステム225に電力が供給されている状態であることを示すステータスデータを給電装置100に通知するためにNFC規格に対応する通信を行う。この場合、本フローチャートはS511に進む。
S511において、CPU205は、電子機器200と電池215とが接続されているか否かを判定する。CPU205によって、電子機器200と電池215とが接続されていると判定された場合(S511でYes)、本フローチャートは終了する。CPU205によって、電子機器200と電池215とが接続されていないと判定された場合(S511でNo)、本フローチャートはS511からS512に進む。
S512において、CPU205は、電池215が電子機器200から取り外されたことを示すデータを給電装置100に通知するためにNFC規格に対応する通信を行う。この場合、本フローチャートは、S512からS502に進む。
なお、S508において、CPU205は、電池215の電圧が第2の所定値以上であるか否かを判定するようにした。しかし、S508において、CPU205は、電池215の残容量が第2の残容量以上であるか否かを判定するようにしてもよい。この場合、CPU205によって、電池215の残容量が第2の残容量以上であると判定された場合(S508でYes)、本フローチャートは、S508からS509に進む。CPU205によって、電池215の残容量が第2の残容量以上でないと判定された場合(S508でNo)、本フローチャートは、S508からS508に戻る。なお、第2の残容量は、給電装置100が所定のシステム225を起動させるために用いられる電力に対応する残容量であるものとする。なお、第2の残容量は、第1の残容量よりも大きい値であるものとする。
なお、S507において、CPU205は、給電装置100から供給される電力を用いて、電池215の充電を行うようにした。しかし、S506において、CPU205によって、給電装置100が選択された後、S507の処理を省略し、S508の処理を行うようにしてもよい。この場合、CPU205は、給電装置100から供給される電力を用いて電池215の充電を行わないが、給電装置100から供給される電力が所定のシステム225に供給されるようにし、所定のシステム225を起動させる。
(第1の選択処理)
次に、実施例1において、電子機器200によって行われる第1の選択処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。第1の選択処理は、CPU205がROM205aに格納されているコンピュータプログラムを実行することにより実現することができる。
第1の選択処理は、第1の起動処理、第2の起動処理及び第3の起動処理のいずれか一つがCPU205によって行われた後に、CPU205によって行われるものとする。
S601において、CPU205は、電子機器200に電力供給を行う装置に給電装置100が選択されているか否かを判定する。CPU205によって、電子機器200に電力供給を行う装置に給電装置100が選択されていると判定された場合(S601でYes)、本フローチャートは、S601からS603に進む。CPU205によって、電子機器200に電力供給を行う装置に給電装置100が選択されていないと判定された場合(S601でNo)、本フローチャートは、S601からS602に進む。
S602において、CPU205は、第2の選択処理を行う。なお、第2の選択処理は、後述する。第2の選択処理が行われた場合、本フローチャートは終了する。
S603において、CPU205は、RAM205bに格納されている第1のフラグf1がオンであるか否かを判定する。CPU205によって、第1のフラグf1がオンであると判定された場合(S603でYes)、本フローチャートは、S603からS604に進む。CPU205によって、第1のフラグf1がオンでないと判定された場合(S603でNo)、本フローチャートは、S603からS607に進む。
S604において、CPU205は、電子機器200に電力供給を行う装置に第1の外部装置300を選択する。この場合、CPU205は、第1の外部装置300から供給される電力がレギュレータ213に供給されるように切換部207を制御する。さらに、CPU205は、給電装置100が選択されていることを示す情報をRAM205bから消去し、第1の外部装置300が選択されていることを示す情報をRAM205bに記録する。この場合、本フローチャートは、S605に進む。
S605において、CPU205は、第1の外部装置300から供給される電力がレギュレータ213を介して所定のシステム225に供給されるようにレギュレータ213を制御する。なお、所定のシステム225が起動のための処理を行っていない場合、CPU205は、起動信号をシステム制御部217に入力する。この場合、本フローチャートは、S606に進む。
S606において、CPU205は、第1の外部装置300から所定のシステム225に電力が供給されている状態であることを示すステータスデータを給電装置100に通知するためにNFC規格に対応する通信を行う。この場合、本フローチャートは終了する。
S607において、CPU205は、RAM205bに格納されている第3のフラグf3がオンであるか否かを判定する。CPU205によって、第3のフラグf3がオンであると判定された場合(S607でYes)、本フローチャートは、S607からS608に進む。CPU205によって、第3のフラグf3がオンでないと判定された場合(S607でNo)、本フローチャートは、S607からS611に進む。
S608において、CPU205は、電子機器200に電力供給を行う装置に第2の外部装置500を選択する。この場合、CPU205は、第2の外部装置500から供給される電力がレギュレータ213に供給されるように切換部207を制御する。さらに、CPU205は、給電装置100が選択されていることを示す情報をRAM205bから消去し、第2の外部装置500が選択されていることを示す情報をRAM205bに記録する。この場合、本フローチャートは、S609に進む。
S609において、CPU205は、第2の外部装置300から供給される電力がレギュレータ213を介して所定のシステム225に供給されるようにレギュレータ213を制御する。なお、所定のシステム225が起動のための処理を行っていない場合、CPU205は、起動信号をシステム制御部217に入力する。この場合、本フローチャートは、S610に進む。
S610において、CPU205は、第2の外部装置500から所定のシステム225に電力が供給されている状態であることを示すステータスデータを給電装置100に通知するためにNFC規格に対応する通信を行う。この場合、本フローチャートは終了する。
S611において、CPU205は、RAM205bに格納されている第2のフラグf2がオンであるか否かを判定する。CPU205によって、第2のフラグf2がオンであると判定された場合(S611でYes)、本フローチャートは、S611からS612に進む。CPU205によって、第2のフラグf2がオンでないと判定された場合(S611でNo)、本フローチャートは、終了する。
S612において、CPU205は、電池215の電圧が第2の所定値以上であるか否かを判定する。CPU205によって、電池215の電圧が第2の所定値以上であると判定された場合(S612でYes)、本フローチャートは、終了する。CPU205によって、電池215の電圧が第2の所定値以上でないと判定された場合(S612でNo)、本フローチャートは、S612からS613に進む。
S613において、CPU205は、電子機器200に電力供給を行う装置に第2の外部装置500を選択する。この場合、CPU205は、第2の外部装置500から供給される電力がレギュレータ213に供給されるように切換部207を制御する。さらに、CPU205は、給電装置100が選択されていることを示す情報をRAM205bから消去し、第2の外部装置500が選択されていることを示す情報をRAM205bに記録する。この場合、本フローチャートは、S614に進む。
S614において、CPU205は、第2の外部装置500からレギュレータ213を介して充電制御部214及び電池215に供給される電力を用いて、電池215の充電を行うように充電制御部214を制御する。この場合、本フローチャートは、S615に進む。
S615において、CPU205は、電池215の電圧が第1の所定値以上であるか否かを判定する。CPU205によって、電池215の電圧が第1の所定値以上であると判定された場合(S615でYes)、本フローチャートは、S615からS616に進む。CPU205によって、電池215の電圧が第1の所定値以上でないと判定された場合(S615でNo)、本フローチャートは、S615からS614に戻る。
S616において、CPU205は、第2の外部装置300から供給される電力がレギュレータ213を介して所定のシステム225に供給されるようにレギュレータ213を制御する。なお、所定のシステム225が起動のための処理を行っていない場合、CPU205は、起動信号をシステム制御部217に入力する。この場合、本フローチャートは、S617に進む。
S617において、CPU205は、第2の外部装置500から所定のシステム225に電力が供給されている状態であることを示すステータスデータを給電装置100に通知するためにNFC規格に対応する通信を行う。この場合、本フローチャートは終了する。
なお、S615において、CPU205は、電池215の電圧が第1の所定値以上であるか否かを判定するようにした。しかし、S615において、CPU205は、電池215の残容量が第1の残容量以上であるか否かを判定するようにしてもよい。この場合、CPU205によって、電池215の残容量が第1の残容量以上であると判定された場合(S615でYes)、本フローチャートは、S615からS616に進む。CPU205によって、電池215の残容量が第1の残容量以上でないと判定された場合(S615でNo)、本フローチャートは、S615からS614に戻る。
なお、S614において、CPU205は、第2の外部装置500から供給される電力を用いて、電池215の充電を行うようにした。しかし、S613において、CPU205によって、第2の外部装置500が選択された後、S614の処理を省略し、S615の処理を行うようにしてもよい。
(第2の選択処理)
次に、実施例1において、電子機器200によって図6のS602において行われる第2の選択処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。第2の選択処理は、CPU205がROM205aに格納されているコンピュータプログラムを実行することにより実現することができる。
第2の選択処理は、第1の起動処理、第2の起動処理及び第3の起動処理のいずれか一つがCPU205によって行われた後に、CPU205によって行われてもよいものとする。なお、S704、S705及びS706は、S604、S605及びS606と共通する処理であるため、説明を省略する。
S701において、CPU205は、電子機器200に電力供給を行う装置に第1の外部装置300が選択されているか否かを判定する。CPU205によって、電子機器200に電力供給を行う装置に第1の外部装置300が選択されていると判定された場合(S701でYes)、本フローチャートは、終了する。CPU205によって、電子機器200に電力供給を行う装置に第1の外部装置300が選択されていないと判定された場合(S701でNo)、本フローチャートは、S701からS702に進む。
S702において、CPU205は、電子機器200に電力供給を行う装置に第2の外部装置500が選択されているか否かを判定する。CPU205によって、電子機器200に電力供給を行う装置に第2の外部装置500が選択されていると判定された場合(S702でYes)、本フローチャートは、S702からS703に進む。CPU205によって、電子機器200に電力供給を行う装置に第2の外部装置500が選択されていないと判定された場合(S701でNo)、本フローチャートは、終了する。
S703において、CPU205は、RAM205bに格納されている第1のフラグf1がオンであるか否かを判定する。CPU205によって、第1のフラグf1がオンであると判定された場合(S703でYes)、本フローチャートは、S703からS704に進む。CPU205によって、第1のフラグf1がオンでないと判定された場合(S703でNo)、本フローチャートは、S703からS707に進む。
S707において、CPU205は、第2の外部装置500がCDP及びDCPのいずれか一つに対応しているか否かを判定する。CPU205によって、第2の外部装置500がCDP及びDCPのいずれか一つに対応していると判定された場合(S707でYes)、本フローチャートは、終了する。CPU205によって、第2の外部装置500がCDP及びDCPに対応していないと判定された場合(S707でNo)、本フローチャートは、S707からS708に進む。 S708において、CPU205は、RAM205bに格納されている第4のフラグf4がオンであるか否かを判定する。CPU205によって、第4のフラグf4がオンであると判定された場合(S708でYes)、本フローチャートは、S708からS709に進む。CPU205によって、第4のフラグf4がオンでないと判定された場合(S708でNo)、本フローチャートは、終了する。
S709において、CPU205は、電子機器200に電力供給を行う装置に給電装置100を選択する。この場合、CPU205は、給電装置100から供給される電力がレギュレータ213に供給されるように切換部207を制御する。さらに、CPU205は、第2の外部装置500が選択されていることを示す情報をRAM205bから消去し、給電装置100が選択されていることを示す情報をRAM205bに記録する。この場合、本フローチャートは、S710に進む。
710において、CPU205は、給電装置100からレギュレータ213を介して充電制御部214及び電池215に供給される電力を用いて、電池215の充電を行うように充電制御部214を制御する。この場合、本フローチャートはS711に進む。
S711において、CPU205は、電池215の電圧が第1の所定値以上であるか否かを判定する。CPU205によって、電池215の電圧が第1の所定値以上であると判定された場合(S711でYes)、本フローチャートは、S711からS712に進む。CPU205によって、電池215の電圧が第1の所定値以上でないと判定された場合(S711でNo)、本フローチャートは、S711からS710に戻る。
S712において、CPU205は、給電装置100から供給される電力がレギュレータ213を介して所定のシステム225に供給されるようにレギュレータ213を制御する。なお、所定のシステム225が起動のための処理を行っていない場合、CPU205は、起動信号をシステム制御部217に入力する。この場合、本フローチャートは、S713に進む。
S713において、CPU205は、電池215の電圧が第2の所定値以上であるか否かを判定する。CPU205によって、電池215の電圧が第2の所定値以上であると判定された場合(S713でYes)、本フローチャートは、S713からS714に進む。CPU205によって、電池215の電圧が第2の所定値以上でないと判定された場合(S713でNo)、本フローチャートは、S713からS713に戻る。
S714において、CPU205は、給電装置100から所定のシステム225に電力が供給されている状態であることを示すステータスデータを給電装置100に通知するためにNFC規格に対応する通信を行う。この場合、本フローチャートは終了する。
なお、S711において、CPU205は、電池215の電圧が第1の所定値以上であるか否かを判定するようにした。しかし、S711において、CPU205は、電池215の残容量が第1の残容量以上であるか否かを判定するようにしてもよい。この場合、CPU205によって、電池215の残容量が第1の残容量以上であると判定された場合(S711でYes)、本フローチャートは、S711からS712に進む。CPU205によって、電池215の残容量が第1の残容量以上でないと判定された場合(S711でNo)、本フローチャートは、S711からS710に戻る。
なお、S713において、CPU205は、電池215の電圧が第2の所定値以上であるか否かを判定するようにした。しかし、S713において、CPU205は、電池215の残容量が第2の残容量以上であるか否かを判定するようにしてもよい。この場合、CPU205によって、電池215の残容量が第2の残容量以上であると判定された場合(S713でYes)、本フローチャートは、S713からS714に進む。CPU205によって、電池215の残容量が第2の残容量以上でないと判定された場合(S713でNo)、本フローチャートは、S713からS713に戻る。
なお、S710において、CPU205は、給電装置100から供給される電力を用いて、電池215の充電を行うようにした。しかし、S709において、CPU205によって、給電装置100が選択された後、S710の処理を省略し、S711の処理を行うようにしてもよい。
このように実施例1に係る電子機器200は、電子機器200に電力を供給可能な外部装置の種類と、電子機器200に接続される電池215の電圧とに応じて、電子機器に電力を供給する装置を選択するようにした。さらに、電子機器200は、選択された装置から所定のシステム225に電力が供給されるようにし、選択されていない装置から所定のシステム225に電力が供給されないようにした。このため、電子機器200は、所定のシステム225に電力を供給するために適正な装置を選択することができる。これにより、電子機器200が複数の外部装置から電力供給される場合、複数の外部装置からいずれか一つを選択するため、過剰な電力が電子機器200に供給されることを防ぐことができる。
第1の外部装置300が電子機器200に電力を供給できる場合、電子機器200は、第2の外部装置500及び給電装置100のいずれか一つを選択していたとしても、第1の外部装置300を選択するようにした。この場合、電子機器200は、電池215の電圧がどのような値であっても、第1の外部装置300から所定のシステム225に電力が供給されるようにし、所定のシステム225を起動させることができる。
また、CDP及びDCPのいずれか一つに対応している第2の外部装置500が電子機器200に電力を供給できる場合、電子機器200は、給電装置100を選択していたとしても、第2の外部装置500を選択するようにした。この場合、電子機器200は、電池215の電圧がどのような値であっても、第2の外部装置500から所定のシステム225に電力が供給されるようにし、所定のシステム225を起動させることができる。
また、SDPに対応している第2の外部装置500が電子機器200に電力を供給できる場合で、電池215の電圧が第2の所定値以上でない場合、電子機器200は、給電装置100を選択していたとしても、第2の外部装置500を選択するようにした。この場合、電子機器200は、電池215の電圧が第1の所定値以上であることが検出された後、第2の外部装置500から所定のシステム225に電力が供給されるようにし、所定のシステム225を起動させることができる。なお、この場合、電子機器200は、電池215の電圧が第1の所定値以上になるまで、電池215の充電を行う。これは、電池215の電圧が第2の所定値以上でない場合に、給電装置100からの電力が所定のシステム225に供給されるようにしたとき、給電装置100から所定のシステム225に供給される電力が不安定になる可能性があるためである。そのため、電子機器200は、SDPに対応している第2の外部装置500が電子機器200に電力を供給できる場合、少なくとも電池215の電圧が第2の所定値以上になるまで、第2の外部装置500からの電力が所定のシステム225に供給されるようにする。
また、給電装置100が電子機器200に電力を供給できる場合、SDPに対応している第2の外部装置500が選択されている場合、電子機器200は、給電装置100を選択するようにした。この場合、電子機器200は、電池215の電圧が第1の所定値以上であることが検出された後、給電装置100から所定のシステム225に電力が供給されるようにし、所定のシステム225を起動させることができる。なお、この場合、給電装置100は、電池215の電圧が第1の所定値以上になるまで、電池215の充電を行う。この場合、電子機器200は、給電装置100からの電力供給が不安定になったとしても、SDPに対応している第2の外部装置500からの電力が所定のシステム225に供給することもできる。そのため、電子機器200は、電池215の電圧が第1の所定値以上であることが検出された後、給電装置100から所定のシステム225に電力が供給されるようにし、所定のシステム225を起動させる。
なお、実施例1において、所定のシステム225は、電子機器200に含まれるものとして説明を行ったが、これに限られないものとする。例えば、図8に示すように、電子機器200に所定のシステム225が含まれていないが、電子機器200とインターフェース600を介して接続される第3の外部装置700に所定のシステム225が含まれるような構成であってもよい。図8に示すようなシステムであっても、電子機器200は、図3の第1の起動処理、図4の第2の起動処理、図5の第3の起動処理、図6の第1の選択処理及び図7の第2の選択処理を行うことができるものとする。
実施例1において、電子機器200は、NFC規格に対応する通信を行うものとしたが、これに限られないものとする。例えば、電子機器200がRFID(Radio Frequency IDentification)等のISO/IEC 18092規格やTransfer Jet(登録商標)の規格に対応する無線通信を行っても良いものとする。また、例えば、電子機器200がMIFARE(登録商標)の規格やFelica(登録商標)の規格に対応する無線通信を行っても良いものとする。
なお、ケーブル400は、USB規格以外の規格に対応するものであってもよい。
(他の実施例)
本発明に係る電子機器200は、実施例1で説明した電子機器200に限定されるものではない。例えば、本発明に係る電子機器200は、複数の装置から構成されるシステムにより実現することも可能である。
また、実施例1で説明した様々な電子機器200によって行われる処理及び電子機器200の機能は、コンピュータプログラムにより実現することも可能である。この場合、本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータ(CPU等を含む)で実行可能であり、実施例1、2及び3で説明した様々な機能を実現することになる。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータ上で稼動しているOS(Operating System)などを利用して、実施例1で説明した様々な処理及び機能を実現してもよいことは言うまでもない。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体から読み出され、コンピュータで実行されることになる。コンピュータ読取可能な記録媒体には、ハードディスク装置、光ディスク、CD−ROM、CD−R、メモリカード、ROM等を用いることができる。また、本発明に係るコンピュータプログラムは、通信インターフェースを介して外部装置からコンピュータに提供され、当該コンピュータで実行されるようにしてもよい。