JP2016039690A - 端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ポート及びスイッチが破損することを抑制することができる技術を提供する。
【解決手段】第2ポート20にコネクタが接続されているときに、第1ポート18に新たにコネクタが接続される第1の場合に、第2スイッチ52がオン状態からオフ状態に切り替わり、第1スイッチ32がオフ状態からオン状態に切り替わる。第1スイッチ32がオン状態に切り替わる際の立ち上がり時間は、第2スイッチ52がオフ状態に切り替わる際の立ち下がり時間よりも長い。第1ポート18にコネクタが接続され、第2ポート20にコネクタが接続されているときに、コネクタが第1ポート18から取り外される第2の場合に、第1スイッチ32がオン状態からオフ状態に切り替わり、第2スイッチ52がオフ状態からオン状態に切り替わる。第2スイッチ52がオン状態に切り替わる際の立ち上がり時間は、第1スイッチ32がオフ状態に切り替わる際の立ち下がり時間よりも長い。
【選択図】図2
【解決手段】第2ポート20にコネクタが接続されているときに、第1ポート18に新たにコネクタが接続される第1の場合に、第2スイッチ52がオン状態からオフ状態に切り替わり、第1スイッチ32がオフ状態からオン状態に切り替わる。第1スイッチ32がオン状態に切り替わる際の立ち上がり時間は、第2スイッチ52がオフ状態に切り替わる際の立ち下がり時間よりも長い。第1ポート18にコネクタが接続され、第2ポート20にコネクタが接続されているときに、コネクタが第1ポート18から取り外される第2の場合に、第1スイッチ32がオン状態からオフ状態に切り替わり、第2スイッチ52がオフ状態からオン状態に切り替わる。第2スイッチ52がオン状態に切り替わる際の立ち上がり時間は、第1スイッチ32がオフ状態に切り替わる際の立ち下がり時間よりも長い。
【選択図】図2
Description
本明細書で開示する技術は、二次電池を備える端末装置に関する。
特許文献1には、二次電池と、二次電池を充電するための電源のコネクタを接続可能なポートと、を備える携帯端末が開示されている。
このような携帯端末において、ユーザの利便性を考慮して、2個のポート(それぞれ、第1ポート、第2ポートと呼ぶ)を設ける場合がある。その場合、どちらかのポートに電源のコネクタが接続される場合、接続された側のポートから供給される電流が二次電池に供給される(即ち、二次電池が充電される)。ただし、2個のポートのそれぞれに別の電源のコネクタが同時に接続される場合には、一方のポートから供給される電流が、他方のポート側に流れる(即ち、逆流する)ことを防ぐために、第1ポートから供給される電流のみを二次電池に供給させ、第2ポートから供給される電流を二次電池に供給させないように構成されている。
この構成の具体例の一つとして、第1ポートと二次電池の間に第1スイッチを設け、第2ポートと二次電池の間に第2スイッチを設ける構成が知られている。第1スイッチがオン状態の場合には、第1ポートと二次電池とが電気的に接続され、第1ポートに接続されている電源(以下、第1電源と呼ぶ)によって二次電池を充電可能となる。一方、第2スイッチがオン状態の場合には、第2ポートと二次電池とが電気的に接続され、第2ポートに接続されている電源(以下、第2電源と呼ぶ)によって二次電池を充電可能となる。
このような構成を有する携帯端末は、例えば、以下のように動作する。例えば、(A)第2ポートに第2電源のコネクタ(以下、第2コネクタと呼ぶ)が接続されているときに、第1ポートに新たに第1電源のコネクタ(以下、第1コネクタと呼ぶ)が接続される場合がある。この場合には、第2スイッチがオン状態からオフ状態に切り替わり、同時に、第1スイッチがオフ状態からオン状態に切り替わる。また、(B)第1ポートに第1コネクタが接続され、かつ、第2ポートに第2コネクタが接続されているときに、第1コネクタが第1ポートから取り外される場合もある。この場合には、第1スイッチがオン状態からオフ状態に切り替わり、同時に、第2スイッチがオフ状態からオン状態に切り替わる。
しかしながら、上記の(A)(B)の各場合では、第1及び第2スイッチのオン/オフ状態の切り替えが同時に行われるため、第1スイッチと第2スイッチがともにオン状態になってしまう期間が発生するおそれがある。第1スイッチと第2スイッチがともにオン状態になると、一方のポートから供給される電流が、他方のポート側に流れる(即ち、逆流する)おそれがあり、当該他方のポート及び他方のポート側のスイッチが破損する可能性がある。
本明細書では、ポート及びスイッチが破損することを抑制することができる技術を提供する。
本明細書が開示する端末装置は、二次電池と、第1電源の第1コネクタを接続可能な第1ポートと、第1ポートとは異なるポートであり、第2電源の第2コネクタを接続可能な第2ポートと、第1ポートと二次電池の間に接続されている第1スイッチと、第2ポートと二次電池の間に接続されている第2スイッチとを備える。第1スイッチがオン状態の場合には、第1ポートと二次電池とが電気的に接続され、第2スイッチがオン状態の場合には、第2ポートと二次電池とが電気的に接続される。(I)第2ポートに第2コネクタが接続されているときに、第1ポートに新たに第1コネクタが接続される第1の場合に、第2スイッチは、オン状態からオフ状態に切り替わり、第1スイッチは、オフ状態からオン状態に切り替わる。第1スイッチがオフ状態からオン状態に切り替わる際の立ち上がり時間は、第2スイッチがオン状態からオフ状態に切り替わる際の立ち下がり時間よりも長い。(II)第1ポートに第1コネクタが接続され、かつ、第2ポートに第2コネクタが接続されているときに、第1コネクタが第1ポートから取り外される第2の場合に、第1スイッチは、オン状態からオフ状態に切り替わり、第2スイッチは、オフ状態からオン状態に切り替わる。第2スイッチがオフ状態からオン状態に切り替わる際の立ち上がり時間は、第1スイッチがオン状態からオフ状態に切り替わる際の立ち下がり時間よりも長い。
この構成によると、上記第1の場合において、第2スイッチがオフ状態に移行した後で、第1スイッチをオン状態にすることができる。そのため、第1の場合において、一方のポートから供給される電流が他方のポート側に逆流することを抑制することができる。また、第2の場合においても、第1スイッチがオフ状態に移行した後で、第2スイッチをオン状態にすることができる。そのため、第2の場合においても、一方のポートから供給される電流が、他方のポート側に逆流することを抑制することができる。従って、この構成によると、電流の逆流によって、各ポート及び各スイッチが破損することを抑制することができる。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に示す技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。
(特徴1)第1スイッチが、第1抵抗及び第1コンデンサを備えていてもよい。第2スイッチが、第1抵抗及び第1コンデンサとは異なる第2抵抗及び第2コンデンサを備えていてもよい。第1抵抗と第1コンデンサが、第1の場合における第1スイッチがオフ状態からオン状態に切り替わる際の立ち上がり時間を、第2スイッチがオン状態からオフ状態に切り替わる際の立ち下がり時間よりも長くなるように調整してもよい。第2抵抗と第2コンデンサが、第2の場合における第2スイッチがオフ状態からオン状態に切り替わる際の立ち上がり時間を、第1スイッチがオン状態からオフ状態に切り替わる際の立ち下がり時間よりも長くなるように調整してもよい。
この構成によると、比較的簡易な回路構成を備えることで、電流の逆流によって各ポート及び各スイッチが破損することを適切に抑制することができる。
(システムの構成;図1)
図1に示すように、本実施例の充電システム2は、端末装置10と、充電台100と、を備えている。
図1に示すように、本実施例の充電システム2は、端末装置10と、充電台100と、を備えている。
図1の例における端末装置10は、携帯用の情報タグリーダ端末である。変形例では、端末装置10は、携帯電話端末等、任意の端末装置であってもよい。端末装置10は、筐体12と、表示部14と、操作部16と、第1ポート18と、第2ポート20と、を有する。また、筐体12には、二次電池24と、二次電池24を充電するための充電回路30と、図示しない各種回路等が内蔵されている。
筐体12は、端末装置10の本体を構成する部品である。表示部14は、筐体12の前面に設けられている。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。操作部16は、筐体12の側面に設けられている。操作部16は、情報タグの読み取り指示を入力するための操作ボタンである。第1ポート18は、充電台100に設けられた第1コネクタ106を接続可能なポートである。第1ポート18は、筐体12の底面に設けられている。第1ポート18は、いわゆる規格コネクタではない第1コネクタ106を接続するための専用のポートである。第2ポート20は、規格コネクタ(本実施例では、USBコネクタ)である第2コネクタ120を接続可能なポートである。第2ポート20は、筐体12の側面に設けられている。
二次電池24は、端末装置10の各部に電力を供給する電源として機能する。本実施例の二次電池24は、リチウムイオン二次電池である。変形例では、二次電池24は他の種類の二次電池であってもよい。充電回路30は、第1ポート18と、第2ポート20と、二次電池24とに接続されており、第1ポート18又は第2ポート20から供給される電流を二次電池24に供給することにより、二次電池24を充電するための回路である。本実施例では、第1ポート18に第1コネクタ106(即ち、第1電源)が接続され、同時に、第2ポート20に第2コネクタ120(即ち、第2電源)が接続されると、第1ポート18から供給される電流を、第2ポート20から供給される電流よりも優先して二次電池24に供給する。即ち、第2電源からの電流を遮断し、第1電源からの電流を二次電池24に供給する。充電回路30の詳しい回路構成及び動作は後で説明する。
充電台100は、端末装置10を据え置いて充電を行うための台である。充電台100は、台座102と、第1コネクタ106と、ポート108と、を有する。
台座102は、充電台100の本体を構成する部品である。台座102の上面には、凹部104が形成されている。凹部104は、端末装置10の底部を収容可能な凹部である。凹部104内に端末装置10の底部を収容させることにより、端末装置10を台座102に据え置くことができる。
第1コネクタ106は、凹部104内に配置されており、凹部104の底面から上方に突出している。第1コネクタ106は、上記の通り、規格コネクタではないコネクタであり、端末装置10の第1のポート18に接続するための専用のコネクタである。端末装置10の底部を凹部104に収容させる(即ち、着座させる)と、端末装置10の第1ポート18に第1コネクタ106が接続される。
ポート108は、規格コネクタである第2コネクタ120を接続可能なポートである。ポート108は、台座102の側面に設けられている。ポート108は、第1コネクタ106と電気的に接続されている。
(充電回路30の回路構成;図2)
図2に示す充電回路30は、第1入力端子26と、第2入力端子28と、第1スイッチ32と、第1AND回路34と、抵抗40aと、抵抗40bと、第1コンデンサ42と、第1MOSFET44と、第2スイッチ52と、第2AND回路54と、抵抗60aと、抵抗60bと、第2コンデンサ62と、第2MOSFET64と、出力端子70と、を有している。抵抗40a、40bと、第1コンデンサ42と、第1MOSFET44とによって第1遅延回路36が形成されている。また、抵抗60a、60bと、第2コンデンサ62と、第2MOSFET64とによって第2遅延回路56が形成されている。
図2に示す充電回路30は、第1入力端子26と、第2入力端子28と、第1スイッチ32と、第1AND回路34と、抵抗40aと、抵抗40bと、第1コンデンサ42と、第1MOSFET44と、第2スイッチ52と、第2AND回路54と、抵抗60aと、抵抗60bと、第2コンデンサ62と、第2MOSFET64と、出力端子70と、を有している。抵抗40a、40bと、第1コンデンサ42と、第1MOSFET44とによって第1遅延回路36が形成されている。また、抵抗60a、60bと、第2コンデンサ62と、第2MOSFET64とによって第2遅延回路56が形成されている。
第1入力端子26は、第1ポート18と電気的に接続されている。同様に、第2入力端子28は、第2ポート20と電気的に接続されている。また、出力端子70は、二次電池24と電気的に接続されている。従って、以下では、第1入力端子26、第2入力端子28、出力端子70のことを、それぞれ、第1ポート18、第2ポート20、二次電池24と呼んで説明する場合がある。
第1ポート18に第1コネクタ106(即ち、第1電源)が接続されると、第1ポート18はハイ信号を出力する。また、第2ポート20に第2コネクタ120(即ち、第2電源)が接続されると、第2ポート20はハイ信号を出力する。
第1スイッチ32は、第1ポート18と二次電池24との間に接続されているロードスイッチである。第1スイッチ32は、2つの入力端子VIN,ONと、出力端子VOUTと、接地端子GNDとを備えている。第1スイッチ32の一方の入力端子VINは、第1入力端子26に接続されており、第1入力端子26からの信号が入力される。第1スイッチ32の他方の入力端子ONは第1AND回路34の出力端子に接続され、第1AND回路34から出力される信号(Aout)が入力される。第1スイッチ32の出力端子VOUTは出力端子70に接続され、第1スイッチ32の接地端子GNDはグランドに接続されている。第1スイッチ32は、第1ポート18から出力された信号と、第1AND回路34から出力された信号とがともにハイ信号である場合にオン状態となり、それ以外の場合にオフ状態となる。第1スイッチ32は、オン状態になると、出力端子VOUTから出力端子70にハイ信号を出力する。即ち、第1スイッチ32がオンされることにより、第1入力端子26(第1ポート18)からの信号(電流)は、第1スイッチ32を介して出力端子70に出力され、出力端子70を介して二次電池24への電流の供給が行われる。
第1AND回路34は、2つの入力端子と、1つの出力端子を備えている。また、第1AND回路34は、第1ポート18と出力端子70とを接続する電源ラインとグランドに接続されている。第1AND回路34の一方の入力端子は、第1入力端子26(第1ポート18)に接続されている。具体的には、第1入力端子26と第1スイッチ32の一方の入力端子VINを接続する配線上の分岐点aが、2つの抵抗R1,R2を介してグランドに接続されており、それら2つの抵抗R1,R2の接続点が第1AND回路34の一方の入力端子に接続されている。従って、第1ポート18に入力される電圧が抵抗R1,R2で分圧された電圧(信号Ain1)が、第1AND回路34の一方の入力端子に入力される。第1AND回路34の他方の入力端子も、一方の入力端子と同様に、第1入力端子26(第1ポート18)に接続されている。具体的には、第1入力端子26と第1スイッチ32の一方の入力端子VINを接続する配線上の分岐点cが、2つの抵抗R3,R4を介してグランドに接続されており、それら2つの抵抗R3,R4の接続点が第1AND回路34の他方の入力端子に接続されている。なお、2つの抵抗R3,R4の接続点と第1AND回路34とを接続する配線上の点は、第1MOSFET44を介してグランドに接続されている。従って、第1MOSFET44がオフしているときは、第1ポート18に入力される電圧を抵抗R3,R4で分圧された電圧が、第1AND回路34の他方の入力端子に入力される(即ち、信号Ain2がハイ信号になる)。一方、第1MOSFET44がオンすると、グランド電圧が第1AND回路34の他方の入力端子に入力される(即ち、信号Ain2がロー信号になる)。第1AND回路34は、第1AND回路34に入力される2つの信号(Ain1,Ain2)が共にハイ信号である場合にハイ信号を出力し、それ以外の場合にオフ信号を出力する(Aout)。
第1MOSFET44は、nチャネル型のMOSFETである。第1MOSFET44のゲートには、第2AND回路54から出力された信号(Bout)が、抵抗40a、40b、及び、第1コンデンサ42によって遅延されて入力される(Ain2 Gate)。具体的に言うと、第2AND回路54からハイ信号が出力される場合、第1コンデンサ42の一端には抵抗40a,40bで分圧された電圧が印加される。このため、第1コンデンサ42に電荷が蓄積されるまで電圧の上昇が抑えられる。これによって、信号の立ち上がりが遅延される。一方、第2AND回路54から出力される信号がハイ信号からロー信号に切り替わる場合、第1コンデンサ42に蓄積された電荷は、抵抗40bを介してグランドに流れる。これによって、信号の立ち下がりが遅延される。第1MOSFET44のゲートにハイ信号が入力されると第1MOSFET44がオンし、第1AND回路34の他方の入力端子がグランドに接続される。その結果、第1AND回路34の他方の入力端子に電圧が入力されない(即ち信号Ain2がロー信号になる)。一方、第1MOSFET44のゲートにロー信号が入力されると第1MOSFET44がオフし、第1ポート18に入力される電圧が抵抗R3,R4で分圧された電圧が、第1AND回路34の他方の入力端子に入力される(即ち信号Ain2がハイ信号になる)。抵抗40a、抵抗40b、及び、第1コンデンサ42によって、第1MOSFET44のゲートに入力されるハイ信号及びロー信号(Ain2 Gate)の立ち上がり/立ち下がり時間は、第2AND回路54から出力されるハイ信号及びロー信号(Bout)の立ち上がり/立ち下がり時間より長くなるように調整されている。
第2スイッチ52は、第2ポート20と二次電池24との間に接続されているロードスイッチである。第2スイッチ52も、2つの入力端子VIN,ONと、出力端子VOUTと、設置端子GNDとを備えている。第2スイッチ52の一方の入力端子VINは、第2入力端子28に接続されており、第2入力端子28からの信号が入力される。第2スイッチ52の他方の入力端子ONは第2AND回路54に接続され、第2AND回路54から出力される信号(Bout)が入力される。第2スイッチ52の出力端子VOUTは出力端子70に接続され、第2スイッチ52の接地端子GNDはグランドに接続されている。第2スイッチ52は、第2ポート20から出力された信号と、第2AND回路54から出力された信号とがともにハイ信号である場合にオン状態となり、それ以外の場合にオフ状態となる。第2スイッチ52は、オン状態になると、出力端子VOUTから出力端子70にハイ信号を出力する。即ち、第2スイッチ52がオンされることにより、第2出力端子28(第2ポート20)からの信号(電流)は、第2スイッチ52を介して出力端子70に出力され、出力端子70を介して二次電池24への電流の供給が行われる。
第2AND回路54は、2つの入力端子と、1つの出力端子を備えている。また、第2AND回路54は、第2ポート20と出力端子70とを接続する電源ラインとグランドに接続されている。第2AND回路54の一方の入力端子は、第2入力端子28(第2ポート20)に接続されている。具体的には、第2入力端子28と第2スイッチ52の一方の入力端子VINとを接続する配線上の分岐点dが、2つの抵抗R5,R6を介してグランドに接続されており、それら2つの抵抗R5,R6の接続点が第2AND回路54の一方の入力端子に接続されている。従って、第2ポート20に入力される電圧を抵抗R5,R6で分圧された電圧(信号Bin1)が、第2AND回路54の一方の入力端子に入力される。第2AND回路54の他方の入力端子も、一方の入力端子と同様、第2入力端子28(第2ポート20)に接続されている。具体的には、第2入力端子28と第2スイッチ52の一方の入力端子VINを接続する配線上の分岐点eが、2つの抵抗R7,R8を介してグランドに接続されており、それら2つの抵抗R7,R8の接続点が第2AND回路54の他方の入力端子に接続されている。なお、2つの抵抗R7,R8の接続点は、第2MOSFET64を介してグランドに接続されている。従って、第2MOSFET64がオフしているときは、第2ポート20に入力される電圧を抵抗R7,R8で分圧された電圧が、第2AND回路54の他方の入力端子に入力される(即ち、信号Bin2がハイ信号になる)。一方、第2MOSFET64がオンすると、グランド電圧が第2AND回路54の他方の入力端子に入力される(即ち、信号Bin2がロー信号になる)。第2AND回路54は、第2AND回路54に入力される2つの信号(Bin1,Bin2)が共にハイ信号である場合にハイ信号を出力し、それ以外の場合にオフ信号を出力する(Aout)。
第2MOSFET64は、nチャネル型のMOSFETである。第1入力端子26と第1スイッチ32の一方の入力端子VINを接続する配線上の分岐点bが、2つの抵抗60a,60bを介してグランドに接続されており、それら2つの抵抗60a,60bの接続点が第2コンデンサ62の一端に接続されている。従って、第2MOSFET64のゲートには、第1入力端子26(第1ポート18)から出力された信号が、抵抗60a,60b、及び、第2コンデンサ62によって遅延されて入力される。具体的に言うと、第1入力端子26からハイ信号が出力される場合、第2コンデンサ64の一端には抵抗60a,60bで分圧された電圧が印加される。このため、第2コンデンサ62に電荷が蓄積されるまで電圧の上昇が抑えられる。これによって、信号の立ち上がりが遅延される。一方、第1入力端子26から出力される信号がハイ信号からロー信号に切り替わる場合、第2コンデンサ62に蓄積された電荷は、抵抗60bを介してグランドに流れる。これによって、信号の立ち下がりが遅延される。第2MOSFET64のゲートにハイ信号が入力されると第2MOSFET64がオンし、第2AND回路54の他方の入力端子がグランドに接続される。その結果、第2AND回路54の他方の入力端子に電圧が入力されない(即ち、信号Bin2がロー信号になる)。一方、第2MOSFET64のゲートにロー信号が入力されると第2MOSFET64がオフし、第2ポート20に入力される電圧が抵抗R7,R8で分圧された電圧が、第2AND回路54の他方の入力端子に入力される(即ち、信号Bin2がハイ信号になる)。抵抗60a、抵抗60b、及び、第2コンデンサ62によって、第2MOSFET64のゲートに入力されるハイ信号及びロー信号(Bin2 Gate)の立ち上がり/立ち下がり時間は、第1入力端子26から出力されるハイ信号及びロー信号(即ちAin1)の立ち上がり/立ち下がり時間より長くなるように調整されている。
(充電回路30の動作;図3)
図3を参照して、充電回路30の動作について説明する。図3の例では、T1〜T8の順に沿って、第1ポート18に対して第1コネクタ106が接続(ON)又は取外され(OFF)、第2ポート20に対して第2コネクタ120が接続(ON)又は取外される(OFF)。T1より前の初期状態では、第1ポート18、第2ポート20のいずれにも第1コネクタ106、120が接続されていない(即ち、第1ポート18、第2ポート20はともにOFF)。
図3を参照して、充電回路30の動作について説明する。図3の例では、T1〜T8の順に沿って、第1ポート18に対して第1コネクタ106が接続(ON)又は取外され(OFF)、第2ポート20に対して第2コネクタ120が接続(ON)又は取外される(OFF)。T1より前の初期状態では、第1ポート18、第2ポート20のいずれにも第1コネクタ106、120が接続されていない(即ち、第1ポート18、第2ポート20はともにOFF)。
(T1)
T1では、第1ポート18に第1コネクタ106が接続される。これにより、第1ポート18から出力される信号がロー信号からハイ信号に変わる。また、第1AND回路34に入力される信号(Ain1、Ain2)が、ともにロー信号からハイ信号に変わる。そのため、第1AND回路34から出力される信号(Aout)も、ロー信号からハイ信号に変わる。
T1では、第1ポート18に第1コネクタ106が接続される。これにより、第1ポート18から出力される信号がロー信号からハイ信号に変わる。また、第1AND回路34に入力される信号(Ain1、Ain2)が、ともにロー信号からハイ信号に変わる。そのため、第1AND回路34から出力される信号(Aout)も、ロー信号からハイ信号に変わる。
この結果、第1スイッチ32の2つの入力端子VIN,ONに入力される信号(第1ポート18、Aout)がいずれもハイ信号に変わる。そのため、第1スイッチ32がオフ状態からオン状態に切り替わる。その結果、第1ポート18に接続された第1コネクタ106から供給される電流が、第1ポート18を介して二次電池24に供給され、二次電池24が充電される。
さらに、第1ポート18から出力される信号はロー信号からハイ信号に変わるため、第2MOSFET64のゲートに入力される信号もロー信号からハイ信号に変わる。上記の通り、抵抗60a,60b、及び、第2コンデンサ62によって、第2MOSFET64のゲートに入力される信号(Bin2 Gate)の立ち上がり時間が、第1ポート18から第1AND回路34に入力される信号(Ain1,Ain2)の立ち上がり時間より長くなるように調整されている。このため、第1AND回路34がオンとなってから(即ち出力信号Aoutがハイ信号に変わってから)所定時間後に第2MOSFET64がオンするようになっている。
ただし、T1の時点では、第2ポート20には第2コネクタ120が接続されていない。そのため、第2ポート20から第2AND回路54に入力される信号(Bin1,Bin2)はいずれもロー信号となっている。そのため、第2AND回路54が出力する信号(Bout)もロー信号のまま変化しない。そのため、第1MOSFET44のゲートに入力される信号(Ain2 Gate)もロー信号のまま変化しない。
(T2)
続くT2では、さらに第2ポート20に第2コネクタ120が接続される。これにより、第2ポート20から出力される信号がロー信号からハイ信号に変わる。ただし、第2MOSFET64がオンしているため、第2AND回路54の他方の入力端子は第2MOSFET64を介してグランドされており、第2AND回路54の他方の入力端子に入力される信号はロー信号のままである。このため、第2AND回路54から出力される信号(Bout)はロー信号のまま変化しない。即ち、第1ポート18に第1コネクタ106が接続され、第2ポート20に第2コネクタ120が接続されている状態では、第1ポート18に接続されている第1コネクタ106(即ち、第1電源)から供給される電流が二次電池24に供給され、第2ポート20に接続されている第2コネクタ120(即ち、第2電源)から供給される電流は二次電池24に供給されない。
続くT2では、さらに第2ポート20に第2コネクタ120が接続される。これにより、第2ポート20から出力される信号がロー信号からハイ信号に変わる。ただし、第2MOSFET64がオンしているため、第2AND回路54の他方の入力端子は第2MOSFET64を介してグランドされており、第2AND回路54の他方の入力端子に入力される信号はロー信号のままである。このため、第2AND回路54から出力される信号(Bout)はロー信号のまま変化しない。即ち、第1ポート18に第1コネクタ106が接続され、第2ポート20に第2コネクタ120が接続されている状態では、第1ポート18に接続されている第1コネクタ106(即ち、第1電源)から供給される電流が二次電池24に供給され、第2ポート20に接続されている第2コネクタ120(即ち、第2電源)から供給される電流は二次電池24に供給されない。
(T3)
続くT3では、第1ポート18から第1コネクタ106が取り外される。これにより、第1ポート18から出力される信号がハイ信号からロー信号に変わる。その結果、第1AND回路34に入力される信号(Ain1、Ain2)は、ともにハイ信号からロー信号に変わる。そのため、第1AND回路34から出力される信号(Aout)も、ハイ信号からロー信号に変わり、第1スイッチ32の2つの入力端子VIN,ONに入力される信号(第1ポート18、Aout)がいずれもハイ信号からロー信号に変わる。そのため、第1スイッチ32がオン状態からオフ状態に切り替わる。
続くT3では、第1ポート18から第1コネクタ106が取り外される。これにより、第1ポート18から出力される信号がハイ信号からロー信号に変わる。その結果、第1AND回路34に入力される信号(Ain1、Ain2)は、ともにハイ信号からロー信号に変わる。そのため、第1AND回路34から出力される信号(Aout)も、ハイ信号からロー信号に変わり、第1スイッチ32の2つの入力端子VIN,ONに入力される信号(第1ポート18、Aout)がいずれもハイ信号からロー信号に変わる。そのため、第1スイッチ32がオン状態からオフ状態に切り替わる。
さらに、第1ポート18から出力される信号がハイ信号からロー信号に変わるため、第2MOSFET64のゲートに入力される信号もハイ信号からロー信号に変わる。ただし、抵抗60a,60b、及び、第2コンデンサ62が備えられているため、第2MOSFET64のゲートに入力される信号(Bin2 Gate)の立ち下がり時間は、第1ポート18から出力される信号(Ain1,Ain2)の立ち下がり時間よりも長くなる。言い換えると、第2MOSFET64のゲートに入力される信号(Bin2 Gate)の立ち下がり時間は、第1スイッチ32がオン状態からオフ状態に切り替わる時間より長い。
図3のP1に示すように、第2MOSFET64のゲートに入力される信号が完全にロー信号に切り替わると、第2MOSFET64がオフされ、第2AND回路54の他方の入力端子とグランドとの接続が遮断され、第2AND回路54の他方の入力端子に、第2ポート20の電圧を抵抗R7,R8で分圧された電圧が入力される(即ち、信号Bin2がハイ信号に変わる)。これにより、第2AND回路54に入力される信号(Bin1、Bin2)は、いずれもハイ信号に変わる。その結果、第2AND回路54から出力される信号(Bout)は、ロー信号からハイ信号に変わる。
この結果、第2スイッチ52の2つの入力端子VIN,ONに入力される信号(第2ポート20、Bout)がいずれもハイ信号に変わる。そのため、第2スイッチ52がオフ状態からオン状態に切り替わる。その結果、第2ポート20に接続された第2コネクタ120から供給される電流が、第1ポート20を介して二次電池24に供給され、二次電池24が充電される。
上記の通り、第2MOSFET64のゲートに入力される信号(Bin2 Gate)の立ち下がり時間は、第1スイッチ32がオン状態からオフ状態に切り替わる時間より長い。このため、第1スイッチ32がオフ状態に移行してから所定時間後に第2スイッチ52がオン状態となる。
また、第2AND回路54から出力される信号(Bout)がロー信号からハイ信号に変わるため、第1MOSFET44のゲートに入力される信号(Ain2 Gate)もロー信号からハイ信号に変わる。上記の通り、第1MOSFET44のゲートには抵抗40a,40b、及び、第1コンデンサ42が接続されているため、第2AND回路54から出力される信号(Bout)がオンとなってから(即ちBoutがハイ信号に変わってから)所定時間後に第1MOSFET44のゲートに入力される信号(Ain2 Gate)がロー信号からハイ信号に変わる。
(T4)
続くT4では、さらに第2ポート20から第2コネクタ120が取り外される。これにより、第2ポート20から出力される信号がハイ信号からロー信号に変わる。これにより、第2AND回路54に入力される信号(Bin1、Bin2)も、ともにハイ信号からロー信号に変わる。そのため、第2AND回路54から出力される信号(Bout)も、ハイ信号からロー信号に変わる。この結果、第2スイッチ52の2つの入力端子VIN,ONに入力される信号(第1ポート20、Bout)がいずれもハイ信号からロー信号に変わる。そのため、第2スイッチ52がオン状態からオフ状態に切り替わる。
続くT4では、さらに第2ポート20から第2コネクタ120が取り外される。これにより、第2ポート20から出力される信号がハイ信号からロー信号に変わる。これにより、第2AND回路54に入力される信号(Bin1、Bin2)も、ともにハイ信号からロー信号に変わる。そのため、第2AND回路54から出力される信号(Bout)も、ハイ信号からロー信号に変わる。この結果、第2スイッチ52の2つの入力端子VIN,ONに入力される信号(第1ポート20、Bout)がいずれもハイ信号からロー信号に変わる。そのため、第2スイッチ52がオン状態からオフ状態に切り替わる。
さらに、第2AND回路54から出力される信号がハイ信号からロー信号に変わるため、第1MOSFET44のゲートに入力される信号(Ain2 Gate)もハイ信号からロー信号に変わる。ただし、抵抗40a,40b、及び、第1コンデンサ42が備えられているため、第1MOSFET44のゲートに入力される信号(Ain2 Gate)の立ち下がり時間は、第2ポート20から出力される信号(Bin1)であるロー信号の立ち下がり時間よりも長くなる。従って、第2AND回路54がオフしてから所定時間後に第1MOSFET44がオフする。
(T5)
続くT5では、第2ポート20に第2コネクタ120が接続される。これにより、第2ポート20から出力される信号がロー信号からハイ信号に代わり、第2AND回路54に入力される信号(Bin1、Bin2)も、ともにロー信号からハイ信号に変わる。そのため、第2AND回路54から出力される信号(Bout)も、ロー信号からハイ信号に変わる。この結果、第2スイッチ52に入力される信号(第1ポート20、Bout)がいずれもロー信号からハイ信号に変わる。そのため、第2スイッチ52がオフ状態からオン状態に切り替わる。その結果、第2ポート20に接続された第2コネクタ120から供給される電流が、第1ポート20を介して二次電池24に供給され、二次電池24が充電される。
続くT5では、第2ポート20に第2コネクタ120が接続される。これにより、第2ポート20から出力される信号がロー信号からハイ信号に代わり、第2AND回路54に入力される信号(Bin1、Bin2)も、ともにロー信号からハイ信号に変わる。そのため、第2AND回路54から出力される信号(Bout)も、ロー信号からハイ信号に変わる。この結果、第2スイッチ52に入力される信号(第1ポート20、Bout)がいずれもロー信号からハイ信号に変わる。そのため、第2スイッチ52がオフ状態からオン状態に切り替わる。その結果、第2ポート20に接続された第2コネクタ120から供給される電流が、第1ポート20を介して二次電池24に供給され、二次電池24が充電される。
さらに、第2AND回路54から出力される信号がロー信号からハイ信号に変わるため、第1MOSFET44のゲートに入力される信号(Ain2 Gate)もロー信号からハイ信号に変わる。上記の通り、第1MOSFET44のゲートには抵抗40a,40b、及び、第1コンデンサ42が接続されているため、第2AND回路54から出力される信号(Bout)がオンとなってから(即ちBoutがハイ信号に変わってから)所定時間後に第1MOSFET44のゲートに入力される信号(Ain2 Gate)がロー信号からハイ信号に変わる。
(T6)
続くT6では、さらに、第1ポート18に第1コネクタ106が接続される。これにより、第1ポート18から出力される信号がロー信号からハイ信号に変わる。これにより、第1AND回路34の一方の入力端に入力される信号(Ain1)がロー信号からハイ信号に変わる。
続くT6では、さらに、第1ポート18に第1コネクタ106が接続される。これにより、第1ポート18から出力される信号がロー信号からハイ信号に変わる。これにより、第1AND回路34の一方の入力端に入力される信号(Ain1)がロー信号からハイ信号に変わる。
また、第1ポート18から出力される信号がロー信号からハイ信号に変わることにより、第2MOSFET64のゲートに入力される信号もロー信号からハイ信号に変わる。上記の通り、抵抗60a,60b、及び、第2コンデンサ62が存在するため、第2MOSFET64のゲートに入力される信号(Bin2 Gate)の立ち上がり時間が、第1ポート18から出力される信号(Ain1)の立ち上がり時間より長くなる。即ち、第1ポート18に第1コネクタ106が接続されてから所定時間が経過してから、第2MOSFET64がオンすることとなる。
第2MOSFET64のゲートに入力される信号(Bin2 Gate)がロー信号からハイ信号に代わると、第2MOSFET64から出力される信号(Bin2)はロー信号に変わる。そのため、第2AND回路54から出力される信号(Bout)もハイ信号からロー信号に変わる。
この結果、第2スイッチ52の入力端子ONに入力される信号(Bout)がロー信号に代わり、第2スイッチ52がオン状態からオフ状態に切り替わる。
第2AND回路54から出力される信号(Bout)がハイ信号からロー信号に変わることにより、第1MOSFET44のゲートに入力される信号(Ain2 Gate)もハイ信号からロー信号に変わる。ただし、抵抗40a,40b、及び、第1コンデンサ42が備えられているため、第1MOSFET44は、第2AND回路54がオフ(即ち、Boutがロー信号に変わる)してから所定時間後にオフする。言い換えると、第2スイッチ52がオン状態からオフ状態に切り替わってから所定時間後に、第1MOSFET44がオン状態からオフ状態に切り替わる。
図3のP2に示すように、第1MOSFET44のゲートに入力される信号(Ain2Gate)が完全にロー信号に切り替わると、第1MOSFET44がオフされ、その結果、第1AND回路34に入力される信号(Ain2)がハイ信号に変わる。その結果、第1AND回路34から出力される信号(Aout)も、ロー信号からハイ信号に変わる。
この結果、第1スイッチ32に入力される信号(第1ポート18、Aout)がいずれもハイ信号に変わる。そのため、第1スイッチ32がオフ状態からオン状態に切り替わる。その結果、第1ポート18に接続された第1コネクタ106から供給される電流が、第1ポート18を介して二次電池24に供給され、二次電池24が充電される。
上記の通り、第1MOSFET44のゲートに入力される信号(Ain2 Gate)の立ち下がり時間は、第2スイッチ52がオン状態からオフ状態に切り替わる際の立ち下がり時間より長い。即ち、第1スイッチ32がオフ状態からオン状態に切り替わる際の時間は、第2スイッチ52がオン状態からオフ状態に切り替わる際の時間より長い。このため、第2スイッチ52がオフ状態に移行してから所定時間後に、第1スイッチ32をオン状態にすることができる。
(T7)
続くT7では、第2ポート20から第2コネクタ120が取り外される。これにより、第2ポート20から出力される信号がハイ信号からロー信号に変わる。第2AND回路54に入力される信号(Bin1)も、ハイ信号からロー信号に変わる。
続くT7では、第2ポート20から第2コネクタ120が取り外される。これにより、第2ポート20から出力される信号がハイ信号からロー信号に変わる。第2AND回路54に入力される信号(Bin1)も、ハイ信号からロー信号に変わる。
この場合も、第1ポート18には引き続き第1コネクタ106が接続されているため、第1ポート18に接続された第1コネクタ106から供給される電流が、第1ポート18を介して二次電池24に供給され、二次電池24が充電される。
(T8)
続くT8では、第1ポート18からも第1コネクタ106が取り外される。これにより、充電回路30が初期状態に戻る。
続くT8では、第1ポート18からも第1コネクタ106が取り外される。これにより、充電回路30が初期状態に戻る。
図3のT6に示すように、本実施例では、第2ポート20に第2コネクタ120が接続されているときに、第1ポート18に第1コネクタ106が接続される場合(以下、第1の場合と呼ぶ)に、第2スイッチ52がオン状態からオフ状態に切り替わり、第1スイッチ32がオフ状態からオン状態に切り替わる。本実施例の充電回路30では、上記の通り、抵抗40a,40b、及び、第1コンデンサ42が備えられていることにより、第1スイッチ32がオフ状態からオン状態に切り替わる際の時間は、第2スイッチ52がオン状態からオフ状態に切り替わる際の時間よりも長くなる。そのため、第1の場合において、第2スイッチ52がオフ状態に移行した後で、第1スイッチ32をオン状態にすることができる。その結果、第1ポート18から供給される電流が第2ポート20側に逆流することを抑制することができる。
また、図3のT3に示すように、本実施例では、第1ポート18に第1コネクタ106が接続され、かつ、第2ポート20に第2コネクタ120が接続されているときに、第1コネクタ106が第1ポート18から取り外される場合(以下、第2の場合と呼ぶ)に、第1スイッチ32は、オン状態からオフ状態に切り替わり、第2スイッチ52は、オフ状態からオン状態に切り替わる。上記の通り、抵抗60a,60b及び第2コンデンサ62が備えられていることにより、第2スイッチ52がオフ状態からオン状態に切り替わる際の時間は、第1スイッチ32がオン状態からオフ状態に切り替わる際の時間よりも長くなる。そのため、第2の場合において、第1スイッチ32をオフ状態に移行した後で、第2スイッチ52をオン状態にすることができる。その結果、第2ポート20から供給される電流が第1ポート18側に逆流することを抑制することができる。
従って、本実施例の充電システム2では、抵抗40a,40b、第1コンデンサ42、抵抗60a,60b、第2コンデンサ62の各部品を備える比較的簡易な充電回路30を備えることにより、電流の逆流によって、各ポート及び各スイッチが破損することを適切に抑制することができる。
以上、本発明の各実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:充電システム
10:端末装置
12:筐体
14:表示部
16:操作部
18:第1ポート
20:第2ポート
24:二次電池
26:第1入力端子
28:第2入力端子
30:充電回路
32:第1スイッチ
34:第1AND回路
36:第1遅延回路
40a、40b:抵抗
42:第1コンデンサ
52:第2スイッチ
54:第2AND回路
56:第2遅延回路
60a、60b:抵抗
62:第2コンデンサ
70:出力端子
100:充電台
102:台座
104:凹部
106:第1コネクタ
108:ポート
120:第2コネクタ
10:端末装置
12:筐体
14:表示部
16:操作部
18:第1ポート
20:第2ポート
24:二次電池
26:第1入力端子
28:第2入力端子
30:充電回路
32:第1スイッチ
34:第1AND回路
36:第1遅延回路
40a、40b:抵抗
42:第1コンデンサ
52:第2スイッチ
54:第2AND回路
56:第2遅延回路
60a、60b:抵抗
62:第2コンデンサ
70:出力端子
100:充電台
102:台座
104:凹部
106:第1コネクタ
108:ポート
120:第2コネクタ
Claims (2)
- 端末装置であって、
二次電池と、
第1電源の第1コネクタを接続可能な第1ポートと、
第1ポートとは異なるポートであり、第2電源の第2コネクタを接続可能な第2ポートと、
第1ポートと二次電池の間に接続されている第1スイッチと、
第2ポートと二次電池の間に接続されている第2スイッチと、
を備え、
第1スイッチがオン状態の場合には、第1ポートと二次電池とが電気的に接続され、
第2スイッチがオン状態の場合には、第2ポートと二次電池とが電気的に接続され、
(I)第2ポートに第2コネクタが接続されているときに、第1ポートに新たに第1コネクタが接続される第1の場合に、
第2スイッチは、オン状態からオフ状態に切り替わり、
第1スイッチは、オフ状態からオン状態に切り替わり、
第1スイッチがオフ状態からオン状態に切り替わる際の立ち上がり時間は、第2スイッチがオン状態からオフ状態に切り替わる際の立ち下がり時間よりも長く、
(II)第1ポートに第1コネクタが接続され、かつ、第2ポートに第2コネクタが接続されているときに、第1コネクタが第1ポートから取り外される第2の場合に、
第1スイッチは、オン状態からオフ状態に切り替わり、
第2スイッチは、オフ状態からオン状態に切り替わり、
第2スイッチがオフ状態からオン状態に切り替わる際の立ち上がり時間は、第1スイッチがオン状態からオフ状態に切り替わる際の立ち下がり時間よりも長い、
端末装置。 - 第1スイッチが、第1抵抗及び第1コンデンサを備えており、
第2スイッチが、第1抵抗及び第1コンデンサとは異なる第2抵抗及び第2コンデンサを備えており、
第1抵抗と第1コンデンサが、第1の場合における第1スイッチがオフ状態からオン状態に切り替わる際の立ち上がり時間を、第2スイッチがオン状態からオフ状態に切り替わる際の立ち下がり時間よりも長くなるように調整し、
第2抵抗と第2コンデンサが、第2の場合における第2スイッチがオフ状態からオン状態に切り替わる際の立ち上がり時間を、第1スイッチがオン状態からオフ状態に切り替わる際の立ち下がり時間よりも長くなるように調整する、
請求項1の端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014161139A JP2016039690A (ja) | 2014-08-07 | 2014-08-07 | 端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014161139A JP2016039690A (ja) | 2014-08-07 | 2014-08-07 | 端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016039690A true JP2016039690A (ja) | 2016-03-22 |
Family
ID=55530395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014161139A Pending JP2016039690A (ja) | 2014-08-07 | 2014-08-07 | 端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016039690A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110277700A (zh) * | 2019-06-18 | 2019-09-24 | 维沃移动通信有限公司 | 一种连接器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH03207226A (ja) * | 1989-12-29 | 1991-09-10 | Toshiba Corp | 電池切換方式 |
JP2011221588A (ja) * | 2010-04-02 | 2011-11-04 | Keyence Corp | 電子機器 |
JP2013165584A (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-22 | Canon Inc | 電子機器 |
-
2014
- 2014-08-07 JP JP2014161139A patent/JP2016039690A/ja active Pending
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US12015225B2 (en) | 2019-06-18 | 2024-06-18 | Vivo Mobile Communication Co., Ltd. | Connector |
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