JP4453360B2 - 画像処理装置、画像処理装置の機能管理方法、機能管理プログラム、及び媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置の機能管理方法、機能管理プログラム、及び媒体 Download PDF

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Description

本発明は、多色画像や単色画像を読み取って画像を形成する複写機等、画像データに対する処理をするための画像処理装置、画像処理装置の機能管理方法、機能管理プログラム、及び媒体に関する。
複写機などの画像処理装置では、原稿に記録されたカラー画像やモノクロ画像を読み取って、デジタル画像データ(画像データ)を生成し、生成した画像データを用いて記録紙などに画像を形成することができる。また、カラー画像やモノクロ画像の画像データを受信し、この画像データに基づいた画像を記録紙に形成するプリンタ等の画像処理装置も知られている。最近では、1台の画像処理装置として、画像読取ユニット(スキャナユニット)を備えて画像読み取りを行うスキャナ機能、印刷ユニット(プリンタユニット)を備えて画像を印刷出力する印刷機能、電送ユニット(FAXユニット)を備えて通信回線を介して画像を電送するFAX機能など、複数の機能を備えた複合機が実用化されている。
画像処理装置では、画像や画像に関係するデータを扱う処理として、上記のスキャナ機能、印刷機能、及びFAX機能等のように多数の機能を有することが一般的である。このため、画像処理装置に備えられた各種ユニットを有効に使用する各種の機能を実行するための基本となるソフトウェアが予め記憶されている。また、各種ユニットを有効に使用するものとして基本機能から応用機能を実行するための拡張ソフトウェアや、オプション機構等のハードウェアを追加してそのオプション機構を利用して実行可能となる拡張ソフトウェアによって実行されるオプション機能を、追加機能として提供することを可能として装置構成をする場合が多い。
上記のように、拡張機能を実行するためには少なくとも各種ユニットを制御するための拡張ソフトウェアが必要である。この拡張ソフトウェアは、画像処理装置と別個に提供されて画像処理装置へ導入する場合があるが、その拡張ソフトウェアの正当性を管理する必要がある。例えば、各種のオプション機能を実行するためのソフトウェアは、ライセンス利用を要求する場合が多く、オプション機能を使用するためには、ソフトウエアのライセンス(利用許諾)契約が必要となっている。
そこで、一例としては、ソフトウェアの不正利用等を防止するために、オプションソフトウェア専用のコード(パスワード)による利用許諾または利用拒否を判定可能とする方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。この技術では、予めオプションソフトウェアにオプションコードを付与しておき、対応するパスワードの入力によりオプションソフトウェアの利用を可能としている。
USP5933087号
しかしながら、近年の画像処理装置は多機能化が進んでおり、多数のオプション(拡張機能)を実装可能になっている。このような多数の拡張機能を全て搭載した画像処理装置を提供したのでは、ユーザが必要としない拡張機能までをも含むものとなる。そこで、低コストでかつ汎用的な画像処理装置をユーザへ提供するためには、必要最小限の機能(基本機能)を有する画像処理装置が望まれる。ユーザは必要に応じて、拡張ソフトウェアを追加したりオプション機構等のハードウェアを追加したりするオプション機能を追加すればよい。
ところが、最近では画像処理装置は、1つの機種に複数のモデルが設定されている場合が多い。これは、所謂グレードと呼ばれ、上位機種である高級モデルから下位機種である汎用モデルが予め設定されているものである。このために、同一の機種であっても異なるグレードでは、基本となるハードウェア構成が異なる場合がある。従って、上記のようにソフトウェアのみの許諾または拒否では、画像処理装置で実行する機能を拡張することが困難な場合がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、簡単かつ確実に各種の拡張機能を実行できる画像処理装置、画像処理装置の機能管理方法、機能管理プログラム、及び媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、予め定めた構成要素の基本構成に構成要素を追加して拡張構成に構築可能なハードウェア資源を有して画像データに基づく処理をすると共に、同一機種であっても異なるグレートをもつ画像処理装置において、画像データに対する処理として前記基本構成のハードウェア資源を用いて装置の動作について基本機能の処理を実行させるための基本プログラム及び前記拡張構成に属するハードウェア資源を用いて装置の動作について拡張機能の処理を実行させるための拡張プログラムを含むソフトウェア資源を記憶するプログラムメモリと、前記拡張機能の拡張プログラムと、前記拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素と、同一機種であっても異なるグレードを表すための情報であるグレードデータと、前記拡張機能に対応して予め定められたソフトキーとの対応関係を表す機能リストと、自己の装置に接続されたハードウェア資源の構成要素を読み取る構成要素読取手段と、自己の装置内に予め記憶された自己の装置のグレードデータを読み取るグレードデータ読取手段と、前記拡張機能の処理について実行可能状態への移行の許諾を表すソフトキーを入力する入力手段と、前記入力手段により入力された前記ソフトキーが正規のソフトキーの場合に当該ソフトキーをソフトキーリストに登録する登録手段と、前記ソフトキーリストに登録されたソフトキーに対応する拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素を前記機能リストから読み出し、該読み出した拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素と前記構成要素読取手段から得られたハードウェア資源の構成要素と比較した結果、拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素が自己の装置に接続されていると判断する場合であって、かつ前記ソフトキーリストに登録されたソフトキーに対応するグレードデータを前記機能リストから読み出し、該読み出したグレードデータと前記グレードデータ読取手段により読み取られたグレードデータとが一致する場合に、前記プログラムメモリから前記拡張機能に属する拡張プログラムを読み出しかつ該拡張プログラムによる処理を実行可能状態にし、前記拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素が自己の装置に接続されていていないと判断した場合又は前記グレートデータが一致しないと判断した場合に、前記拡張機能に必要な構成要素が欠けていることを通知するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、ソフトキーが登録された拡張機能に属する構成要素及びモデルを調査して構成要素及びモデルを満たす場合に拡張機能の処理を実行可能状態に移行するので、ソフトウェア資源とハードウェア資源との連携が容易となり、簡単かつ確実にモデルに合致した各種の拡張機能を追加することができる、という効果を得ることができる。
まず、本発明を実施するための最良の形態を説明するのに先立ち、本発明の態様を説明する。また、各種の技術事項の実施態様を含む態様も共に説明する。
〔態様〕
<第1の態様>は、予め定めた構成要素の基本構成に構成要素を追加して拡張構成に構築可能なハードウェア資源を有して画像データに基づく処理をすると共に、同一機種であっても異なるグレートをもつ画像処理装置において、画像データに対する処理として前記基本構成のハードウェア資源を用いて装置の動作について基本機能の処理を実行させるための基本プログラム及び前記拡張構成に属するハードウェア資源を用いて装置の動作について拡張機能の処理を実行させるための拡張プログラムを含むソフトウェア資源を記憶するプログラムメモリと、前記拡張機能の拡張プログラムと、前記拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素と、同一機種であっても異なるグレードを表すための情報であるグレードデータと、前記拡張機能に対応して予め定められたソフトキーとの対応関係を表す機能リストと、自己の装置に接続されたハードウェア資源の構成要素を読み取る構成要素読取手段と、自己の装置内に予め記憶された自己の装置のグレードデータを読み取るグレードデータ読取手段と、前記拡張機能の処理について実行可能状態への移行の許諾を表すソフトキーを入力する入力手段と、前記入力手段により入力された前記ソフトキーが正規のソフトキーの場合に当該ソフトキーをソフトキーリストに登録する登録手段と、前記ソフトキーリストに登録されたソフトキーに対応する拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素を前記機能リストから読み出し、該読み出した拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素と前記構成要素読取手段から得られたハードウェア資源の構成要素と比較した結果、拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素が自己の装置に接続されていると判断する場合であって、かつ前記ソフトキーリストに登録されたソフトキーに対応するグレードデータを前記機能リストから読み出し、該読み出したグレードデータと前記グレードデータ読取手段により読み取られたグレードデータとが一致する場合に、前記プログラムメモリから前記拡張機能に属する拡張プログラムを読み出しかつ該拡張プログラムによる処理を実行可能状態にし、前記拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素が自己の装置に接続されていていないと判断した場合又は前記グレートデータが一致しないと判断した場合に、前記拡張機能に必要な構成要素が欠けていることを通知するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
前記画像処理装置の制御手段は、前記拡張機能について属する構成要素及びモデルの少なくとも一方が満されない場合に、該拡張機能の処理について実行可能状態へ移行できないことを表すエラー情報を報知する報知手段を含むことができる。
画像処理装置では、拡張機能を機能させる制御を実行しているとき、その実行可能状態へ移行できない場合に、その移行できないことを認知している。そこで、報知手段が拡張機能について属する構成要素及びモデルの少なくとも一方が満されない場合に実行可能状態へ移行できないことを表すエラー情報を報知することにより、拡張機能を機能させることができなかったことを外部へ知らせることができる。これによって、ユーザは早期に対処することが可能となる。
この場合、前記報知手段は、前記エラー情報として、前記拡張機能に属する満されない構成要素及びモデルのうちの該当するデータを報知することができる。
画像処理装置では、拡張機能を機能させる制御を実行しているとき、その実行可能状態へ移行できない場合には原因がある。そこで、エラー情報として、前記拡張機能に属する満されない構成要素を報知することで、実行可能状態へ移行できない原因を外部へ知らせることができる。これによって、ユーザは、その対処として構成要素を調査するなどの原因究明を容易に行うことができる。
また、前記ソフトキーは、対象とする拡張機能及び装置を特定するための識別データを含んで構成することができる。この場合、前記登録手段は、前記識別データに該当する拡張機能及び装置を許容する場合に、前記ソフトキーを前記ソフトキーリストに登録することを特徴とする。
ソフトキーは、拡張機能の処理について実行可能状態への移行の許諾を表すものであるが、拡張機能は画像処理装置に個別に設定される場合がある。そこで、ソフトキーを対象とするモデルについてより詳細に拡張機能及び装置を特定するための識別データで構成して、登録手段において識別データに該当する拡張機能及び装置を許容する場合にソフトキーをソフトキーリストに登録するようにすれば、画像処理装置に個別に設定されるべき拡張機能で対象以外の装置への誤登録を回避することができる。
また、前記ソフトキーは、予め定めた暗号化処理によって暗号化したものを用いることができる。この場合、前記登録手段は、暗号化されたソフトキーを復号化するキー復号手段を含むことを特徴とする。
ソフトキーにより拡張機能の処理について実行可能状態への移行が許諾されるが、ソフトキーの内容を第三者が容易に解析できるものであるとき、正規に入手することなくソフトキーを入手可能になる場合がある。そこで、ソフトキーを予め定めた暗号化処理によって暗号化したものを用いて、登録手段のキー復号手段によりソフトキーを復号化した後に登録するようにすれば、ソフトキーの意図しない(例えば不正な)流通を回避することができる。
また、前記拡張プログラムは、前記ソフトキーを鍵とした予め定めた暗号化処理によって暗号化されたものを記憶することができる。この場合、前記制御手段は、前記ソフトキーを用いて復号化するプログラム復号化手段を含むことを特徴とする。
上記ソフトキーと同様に、拡張プログラムの内容を第三者が容易に解析できるものであるとき、拡張プログラムを取り出して利用することが可能になる場合がある。そこで、拡張プログラムをソフトキーを鍵とした予め定めた暗号化処理によって暗号化したものを用いて、制御手段のプログラム復号手段により拡張プログラムを復号化して用いるようにすれば、拡張プログラムの意図しない(例えば不正な)流通を回避することができる。
また、前記拡張プログラムは、機能制限状態に設定されて記憶することができる。この場合、前記制御手段は、前記機能制限状態を解除する解除手段を含み、前記解除手段による前記機能制限状態の解除によって前記実行可能状態に移行制御することを特徴とする。
拡張プログラムは、その内容を第三者が容易に解析できるものであるとき、拡張プログラムを取り出して利用することが可能になる場合がある。そこで、拡張プログラムを予め機能制限状態に設定し、制御手段の解除手段によって機能制限状態を解除した後に実行可能状態に移行制御するようにすれば、拡張プログラムの意図しない(例えば不正な)利用を回避することができる。
なお、前記ソフトキーリストを記憶するメモリは、不揮発性メモリを採用することができる。
ソフトキーリストには、少なくともソフトキーが登録されるが、その登録内容が画像処理装置の電源投入及び遮断などの通電状態に影響されると、再登録が必要となる。このため、テーブルメモリに不揮発性メモリを採用することで、通電状態に影響されることなく、登録内容を保持することが可能となる。
前記画像処理装置では、前記ハードウェア資源を構成する構成要素としてシート状記録媒体に画像情報を印刷出力する印刷出力手段を少なくとも含み、シート状記録媒体に記録された画像情報を読み取る画像読取手段及び画像情報を通信回線を介して送受信する画像電送手段の少なくとも一方をさらに含むことができる。
画像処理装置では、処理対象とする画像及び画像に関係するデータを入出力することが好ましい。そこで、ハードウェア資源を構成する構成要素としてシート状記録媒体に画像情報を印刷出力する印刷出力手段を含むことで、装置外部へ画像を提供する所謂プリント処理が可能となる。また、シート状記録媒体に記録された画像情報を読み取る画像読取手段を含むことで、原稿などのシート状記録媒体に記録された画像情報を直接入力することが可能となる。さらに、画像情報を通信回線を介して送受信する画像電送手段を含むことで、装置外部との間で電気通信的に画像データ等を提供する所謂ファクシミリ処理や電子メール送受信等が可能となる。
また、前記制御手段は、機能リストから読み出したグレードデータが前記グレードデータ読取手段により読み取られたグレードデータより下位のグレードを示すグレードデータの場合に、前記プログラムメモリから前記拡張機能に属する拡張プログラムを読み出しかつ該拡張プログラムによる処理を実行可能状態するようにしても良い。
<第2の態様>は、予め定めた構成要素の基本構成に構成要素を追加して拡張構成に構築可能なハードウェア資源と、画像データに対する処理として前記基本構成のハードウェア資源を用いて装置の動作について基本機能の処理を実行させるための基本プログラム及び前記拡張構成に属するハードウェア資源を用いて装置の動作について拡張機能の処理を実行させるための拡張プログラムを含むソフトウェア資源とを有し、かつ画像データに基づく処理をすると共に、複数のモデルが予め定められた画像処理装置の動作についての機能を管理する画像処理装置の機能管理方法であって、前記拡張機能の拡張プログラムと、前記拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素と、同一機種であっても異なるグレードを表すための情報であるグレードデータと、前記拡張機能に対応して予め定められたソフトキーとの対応関係を表す機能リストを設け、自己の装置に接続されたハードウェア資源の構成要素を読み取り、自己の装置内に予め記憶された自己の装置のグレードデータを読み取り、前記拡張機能の処理について実行可能状態への移行の許諾を表すソフトキーを入力させ、入力された前記ソフトキーが正規のソフトキーの場合に当該ソフトキーをソフトキーリストに登録させ、前記ソフトキーリストに登録されたソフトキーに対応する拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素を前記機能リストから読み出し、該読み出した拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素と自己の装置に接続されたハードウェア資源の構成要素を読み取ることから得られたハードウェア資源の構成要素と比較した結果、拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素が自己の装置に接続されていると判断する場合であって、かつ前記ソフトキーリストに登録されたソフトキーに対応するグレードデータを前記機能リストから読み出し、該読み出したグレードデータと自己の装置内に予め記憶された自己の装置のグレードデータとが一致する場合に、前記プログラムメモリから前記拡張機能に属する拡張プログラムを読み出しかつ該拡張プログラムによる処理を実行可能状態にし、前記拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素が自己の装置に接続されていていないと判断した場合又は前記グレートデータが一致しないと判断した場合に、前記拡張機能に必要な構成要素が欠けていることを通知するように制御する、工程を含むことを特徴とする。
<第3の態様>は、予め定めた構成要素の基本構成に構成要素を追加して拡張構成に構築可能なハードウェア資源と、画像データに対する処理として前記基本構成のハードウェア資源を用いて装置の動作について基本機能の処理を実行させるための基本プログラム及び前記拡張構成に属するハードウェア資源を用いて装置の動作について拡張機能の処理を実行させるための拡張プログラムを含むソフトウェア資源とを有し、かつ画像データに基づく処理をすると共に、複数のモデルが予め定められた画像処理装置の動作についての機能を管理する画像処理装置の機能管理プログラムであって、前記拡張機能の拡張プログラムと、前記拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素と、同一機種であっても異なるグレードを表すための情報であるグレードデータと、前記拡張機能に対応して予め定められたソフトキーとの対応関係を表す機能リストを設け、自己の装置に接続されたハードウェア資源の構成要素を読み取り、自己の装置内に予め記憶された自己の装置のグレードデータを読み取り、前記拡張機能の処理について実行可能状態への移行の許諾を表すソフトキーを入力させ、入力された前記ソフトキーが正規のソフトキーの場合に当該ソフトキーをソフトキーリストに登録させ、前記ソフトキーリストに登録されたソフトキーに対応する拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素を前記機能リストから読み出し、該読み出した拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素と自己の装置に接続されたハードウェア資源の構成要素を読み取ることから得られたハードウェア資源の構成要素と比較した結果、拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素が自己の装置に接続されていると判断する場合であって、かつ前記ソフトキーリストに登録されたソフトキーに対応するグレードデータを前記機能リストから読み出し、該読み出したグレードデータと自己の装置内に予め記憶された自己の装置のグレードデータとが一致する場合に、前記プログラムメモリから前記拡張機能に属する拡張プログラムを読み出しかつ該拡張プログラムによる処理を実行可能状態にし、前記拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素が自己の装置に接続されていていないと判断した場合又は前記グレートデータが一致しないと判断した場合に、前記拡張機能に必要な構成要素が欠けていることを通知するように制御する、工程を含むことを特徴とする画像処理装置の機能管理プログラムである
<第4の態様>は、予め定めた構成要素の基本構成に構成要素を追加して拡張構成に構築可能なハードウェア資源と、画像データに対する処理として前記基本構成のハードウェア資源を用いて装置の動作について基本機能の処理を実行させるための基本プログラム及び前記拡張構成に属するハードウェア資源を用いて装置の動作について拡張機能の処理を実行させるための拡張プログラムを含むソフトウェア資源とを有し、かつ画像データに基づく処理をすると共に、複数のモデルが予め定められた画像処理装置の動作についての機能を管理する画像処理装置の機能管理プログラムを記憶したプログラム記憶媒体であって、前記拡張機能の拡張プログラムと、前記拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素と、同一機種であっても異なるグレードを表すための情報であるグレードデータと、前記拡張機能に対応して予め定められたソフトキーとの対応関係を表す機能リストを設け、自己の装置に接続されたハードウェア資源の構成要素を読み取り、自己の装置内に予め記憶された自己の装置のグレードデータを読み取り、前記拡張機能の処理について実行可能状態への移行の許諾を表すソフトキーを入力させ、入力された前記ソフトキーが正規のソフトキーの場合に当該ソフトキーをソフトキーリストに登録させ、前記ソフトキーリストに登録されたソフトキーに対応する拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素を前記機能リストから読み出し、該読み出した拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素と自己の装置に接続されたハードウェア資源の構成要素を読み取ることから得られたハードウェア資源の構成要素と比較した結果、拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素が自己の装置に接続されていると判断する場合であって、かつ前記ソフトキーリストに登録されたソフトキーに対応するグレードデータを前記機能リストから読み出し、該読み出したグレードデータと自己の装置内に予め記憶された自己の装置のグレードデータとが一致する場合に、前記プログラムメモリから前記拡張機能に属する拡張プログラムを読み出しかつ該拡張プログラムによる処理を実行可能状態にし、前記拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素が自己の装置に接続されていていないと判断した場合又は前記グレートデータが一致しないと判断した場合に、前記拡張機能に必要な構成要素が欠けていることを通知するように制御する、工程を含むことを特徴とする画像処理装置の機能管理プログラムを記憶したプログラム記憶媒体である
〔実施の形態〕
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1及び図2には、本発明の実施形態に係る複写機能を主要機能とする画像形成装置10の概略構成を示している。この画像形成装置10は、印刷出力装置(プリンタ)12と画像読取装置(スキャナ)14とが連結されて形成されている。なお、本実施形態の印刷出力装置12は、本発明の画像処理装置の一態様として構成されている。すなわち、印刷出力装置12は、画像データを扱う画像処理装置16を含んで構成されている(後述)。また、本実施の形態に係る画像形成装置10は、同一機種内で「midle」のグレードに設定されているものである。
図2に示すように、本発明が適用された印刷出力装置12は、プリンタ機構18をハードウェア資源の構成要素として追加された画像処理装置16として構成される。すなわち、画像処理装置16の基本構成は、CPU20、ROM22,RAM24が相互にコマンドやデータを入出力インタフェース25を介して授受可能なコンピュータ構成による制御部と、入出力インタフェース25に接続された入力装置26,表示装置28,及びテーブルメモリ30とから構成されている。この画像処理装置16の基本構成に、ハードウェア資源の構成要素としてプリンタ機構18が追加されて印刷出力装置12を構成している。従って、印刷出力装置12のみの構成から本発明は実現可能となる。また、本発明の主要な機能は、基本構成の画像処理装置16からでも実現することができる。
印刷出力装置12すなわち画像処理装置16の入出力インタフェース25には、画像形成装置10のハードウェア資源の構成要素として、画像読取装置14、HDD(ハードディスクドライブ)32,画像読取装置14の読み取り時に原稿などのシート状記録媒体(例えば用紙)を搬送する搬送装置34、通信回線を介して電子画像データを送受信するファックス装置36,両面印刷機能実現のため等のオプション機構38,RAM24の記憶容量を拡張するための増設メモリ40が接続されて、本実施の形態の画像形成装置10を構成している。
なお、上記画像形成装置10のハードウェア資源の構成要素は、信号授受のためのインタフェース部(例えば基盤)を備えており、自己の装置やユニットを識別するための識別データを記憶している。
画像読取装置14は、原稿に記録された画像を読み取って生成したデジタル画像データ(以下、「画像データ」という)を出力する。また、プリンタ機構18は、図示しない記録紙に画像を形成する印字機構である。これによって、画像読取装置14は、生成した画像データを画像処理装置16へ出力し、プリンタ機構18は、画像処理装置16からの画像データに基づいて印刷処理を行う。従って、画像形成装置10では、画像読取装置14によって生成した画像データに応じた画像を記録紙に形成して出力可能となっている。なお、このような画像形成装置10としては、従来公知の一般的構成を適用でき、本実施の形態では詳細な説明を省略する。
画像処理装置16のROM22には、少なくともプリンタ機構18による印刷機能を実行させるための基本機能プログラム、基本機能を拡張する拡張機能プログラム、及びこれらのプログラムを管理する管理プログラムが記憶されている。このROM22に記録されたプログラムを実行することにより、各種の画像処理が可能となっている。また、テーブルメモリ30には、画像形成装置10のハードウェア資源の構成要素に関する情報や拡張プログラムを機能させるときに用いる各種テーブル、各種の設定や画像形成装置10の使用状態を示す各種のデータが記憶される。このテーブルメモリ30は、電源が遮断されてもデータを保持する不揮発性メモリが採用される。
なお、入力装置26は各種のキーから構成される装置であり、表示装置28は入力及び表示部(ディスプレイ)を備えたコントロールパネルとして機能するように構成されている。これにより、画像形成装置10では、表示装置28のユーザーインターフェイス(GUI)による入力表示や入力装置26によるキー操作を行うことにより、各種の処理設定が可能である。
また、画像処理装置16には、図示を省略した通信インターフェイス回路を入出力インタフェース25に接続することが可能であり、この図示しない通信インタフェース回路を介して、パーソナルコンピュータなどの図示しない情報処理端末が接続可能である。
本実施の形態の画像形成装置10は、上述のハードウェア資源による基本構成(印刷出力装置12のみ)によって無条件で使用可能な各種の機能(基本機能)に加え、増加する構成要素に伴って各種の機能(拡張機能)を設定することが可能である。このために、画像処理装置16に設けられているROM22には、各種の機能を利用するための基本機能プログラム及び拡張機能プログラムが予め記録されている。また、テーブルメモリ30には、拡張機能プログラムを実行するときに必要とするハードウェア資源などの条件が記憶される。
図3に示すように、ROM22には、OS(オペレーティング・システム)22A、基本機能プログラム22B及び拡張機能プログラム22Cが記憶されている。OS22Aは、所謂ファームウェアとして知られる基本ソフトウェアであり、さらに、本実施の形態では、画像形成装置10のグレードを表すIDとして「midle」のデータが記憶される。なお、この画像形成装置10のグレードを表すIDは、OS22Aに記憶されることに限定されない。例えば、後述するテーブルメモリ30や装置固有のIDを表す装置IDと共に別個のメモリに記憶しても良い。
基本機能プログラム22Bは、画像形成装置10のハードウェア資源について基本構成(例えば画像処理装置16のみやプリンタ機構18のみ追加した構成)の基本的動作の制御を司ると共に、各種データの入出力制御が可能となっている。拡張機能プログラム22Cは、基本機能から機能を拡張するためのソフトウェアであり、既存の構成要素を用いて新規な処理を実行可能なソフトウェアや増加する構成要素に伴って実行可能なソフトウェアが対応される。すなわち、拡張機能プログラム22Cには、画像形成装置10のハードウェア資源について、装備可能な構成要素が装備されることを前提として新規な処理を実行可能なソフトウェアである。
従って、ROM22には、画像形成装置10が基本構成のハードウェア資源で構築された場合であっても、OS22A,基本機能プログラム22B,拡張機能プログラム22Cの全てが記憶されている。ただし、拡張機能プログラム22Cの利用は、対価が要求される場合があるので、詳細を後述する有効化の処理が必要となる。
また、拡張機能プログラム22Cは、拡張機能毎に複数記憶される(図では、OP機能ソフト1〜n、と表記)。この拡張機能毎の個別の拡張機能プログラムを識別するために、各拡張機能プログラム22CはプログラムID等の識別データ22Dを含んでいる。この識別データ22Dにより、拡張機能プログラム22Cの個別の拡張機能を指定することが可能となる。この識別データ22Dには、拡張機能プログラムの個別に設定される拡張機能名やソフトウェア名称などがある。
なお、拡張機能プログラム22Cは、所定の暗号化アルゴリズムによって暗号化した後に格納することが好ましい。これは、拡張機能プログラム22Cの利用を不正に利用しようとする第三者が、リバースエンジニアリングなどのように任意の方法で拡張機能プログラム22Cからソフトウェアを取り出して利用可能にすることを回避するための機能制限の一例である。暗号化は、認証鍵方式など一般的な公知の方法によって実現可能である。
図4には、テーブルメモリ30に記録される、拡張機能プログラム22Cの実行条件を表す機能リスト42を示した。機能リスト42は、画像形成装置10において実行可能な拡張機能のリストであり、拡張機能について実行可能状態へ移行するための各種条件を格納したテーブルが記録される。機能リスト42は、個別の拡張機能毎に、拡張機能名称42A,ソフトキー42B,デバイス条件42C画像形成装置10のグレードを表すグレードID42Dが対応されて構成される。
拡張機能名称42Aは、拡張機能を一意に識別するための略号を格納する領域である。ソフトキー42Bは、拡張機能を実行可能状態へ移行するときに用いられる認証用鍵のキー名称を格納する領域である。このソフトキー42Bの欄が空欄の場合(図では「×」)には、認証用鍵は不要で後述するデバイス条件に合致すると拡張機能が実行可能状態へ移行される。デバイス条件42Cは、該当する拡張機能に必須なハードウェアの構成要素の条件を格納する領域である。すなわち、デバイス条件42Cは、画像形成装置10に装備可能な画像読取装置14,プリンタ機構18,HDD32,搬送装置34,ファックス装置36,オプション機構38,増設メモリ40等の構成要素毎に項目分けされており(図では第1デバイス条件〜第mデバイス条件、m>2)、該当欄には個別の装備状態(有/無や型番、容量など)の少なくとも1つのデータが記録される。グレードID42Dは、画像形成装置10のグレードを表すIDを格納する領域である。これにより、機能リスト42を参照することで、拡張機能を実行可能状態へ移行するときに必要な、認証用鍵の必要性、及びハードウェア資源の構成要素を把握することができ、さらに、その拡張機能を実行可能なグレードを把握することができる。
図5には、テーブルメモリ30に記録されるソフトキーリスト44を示した。図5(A)に示すように、ソフトキーリスト44は、画像形成装置10において実行可能な拡張機能に用いられるソフトキーのリストであり、拡張機能を実行可能状態へ移行するときに用いられる認証用鍵を格納したテーブルが記録される。ソフトキーリスト44では、個別の拡張機能毎に、拡張機能名称44A,ソフトキー名44B,ソフトキー・データ44Cが対応されて構成されている。
拡張機能名称44Aは、拡張機能名称42Aと同様に拡張機能を一意に識別するための略号を格納する領域である。ソフトキー名44Bは、ソフトキー42Bと同様に拡張機能を実行可能状態へ移行するときに用いられる認証用鍵のキー名称を格納する領域である。データ44Cは、認証用の鍵としてソフトキーが入力されたときの実データ(入力データ)を記録する領域である。従って、画像形成装置10の基本構成時点では、データ44Cの欄は空欄である。
図5(B)に示すように、ソフトキーのデータ45は画像形成装置10のグレードを表すIDのデータ45Aと拡張機能プログラム22Cを利用することを許諾する解除データ45Bとから構成される。なお、ソフトキーのデータには、提供する拡張機能、画像形成装置10を特定できるデータが含まれることが好ましい。また、ソフトキーのデータは、所定の暗号化アルゴリズムによって暗号化した後に格納することが好ましい。これは、拡張機能プログラム22Cと同様に、不正利用を回避するための一例である。暗号化は、認証鍵方式など一般的な公知の方法によって実現可能である。
〔作用〕
次に、本実施の形態の画像形成装置10の登録処理の概略を説明する。ここでは、画像形成装置10に、拡張機能を登録し、その登録した拡張機能を実行可能状態へ移行する処理の概略を説明する。なお、一般的な画像形成装置10の処理は詳細な説明を省略する。
まず、画像形成装置10に拡張機能を設定するユーザは、図示を省略した他の方法によって拡張機能を実行可能状態へ移行するためのソフトキーを予め入手しておく。この他の方法には、ユーザの要求に対して画像形成装置10のメーカより、ソフトキーであるコードが記述された文書を受け取ることやそのコードを電話回線などで通知されることが相当する。
図6には、画像形成装置10における電源投入時からの処理の流れを示した。画像形成装置10に電源が投入されるとステップ100へ進み、起動処理がなされる。この起動処理は、画像形成装置10のハードウェア資源の構成要素の各々を初期化する処理やソフトウェア資源のうち基本機能を実行可能にする処理が行われる。なお、この起動処理では、後述する拡張機能を有効化する処理がなされる(図7)。
起動処理が終了すると、次のステップ102において拡張機能の利用について登録処理を実行するか否かを判断する。この判断は、拡張機能登録について表示装置28や入力装置26によってユーザによる入力指示がなされたか否かによって判別することができる。ステップ102で否定された場合には、ステップ104へ進み、画像形成装置10の通常動作を行い、電源が遮断されるまで(ステップ106で肯定)、登録処理実行の判断(ステップ102)及び通常動作(ステップ104)を繰り返し実行する。
ステップ102で肯定の場合、登録処理を実行するために、ステップ108へ進み、画像形成装置10の機種についてのグレードを取得する。このグレードの取得は、ROM22に記憶されている画像形成装置10のグレードを表すIDのデータを読み取ることにより実現できる。本実施の形態では、「midle」のデータが所得される。なお、このステップ108の処理は、上記ステップ100の起動処理時に取得済みの場合には、不要である。次のステップ110では、機能リスト42をテーブルメモリ30から読み取ると共に表示装置28へ表示し、次のステップ112においてソフトキーリスト44をテーブルメモリ30から読み取る。
次のステップ114では、実行可能状態へ移行(有効化)する拡張機能を指定する。この指定は、表示装置28や入力装置26によってユーザによる入力指示されたデータを読み取り読み取ったデータに対応する拡張機能を入力する。次のステップ116では、表示装置28へソフトキーの入力を促す表示を行うと共に、ユーザにより入力されるソフトキーのデータを読み取る。
なお、このステップ116は、ステップ114で指定した拡張機能がソフトキーを要求する場合に、実行される。すなわち、機能リスト42のソフトキー42Bの欄が空欄であるときはソフトキの登録は不要である。
次のステップ118は、上記ステップ116で読み取ったソフトキーを正規のソフトキーであることを検証処理する。この検証処理は、ソフトキーを構成するデータに含まれるコード(文字データ)が予め定めたコードの許容されることや、予め定めた桁数であること、予め定めた文字種であること等を検証することで実行可能である。これによって、誤入力を喚起できる。
本実施の形態では、ソフトキーリスト44に記録されるソフトキー(図5)が、画像形成装置10のグレードを表すIDのデータ45Aと拡張機能プログラム22Cを利用することを許諾する解除データ45Bから構成されている。このため、ステップ118の検証では、上記ステップ108で取得した画像形成装置10の機種についてのグレード(ここでは「midle」)と、ソフトキーのデータ45Aとを比較参照することによって検証する。すなわち一致すれば正規のソフトキーであり、不一致である場合には、入力ミスやグレード錯誤、そして供給元よりの入手ミスが考えられる。
なお、ソフトキーに、提供する拡張機能、ソフトキーの名称、画像形成装置10を特定できるデータが含まれる場合には、画像形成装置10の装置構成等を取得し、取得したデータに、ソフトキーが含んだ拡張機能、ソフトキーの名称、画像形成装置10の特定データが該当することを検証することで実行可能である。また、ステップ118の検証処理では、ソフトキーが暗号化されている場合、それを復号化する処理を行う。この復号化の結果、例えば復号化が成功した場合をさらに検証結果に追加することができる。
次のステップ120では、上記ステップ118で検証したソフトキーの検証結果が正規のソフトキーであるか否かが判断され、否定された場合には、ステップ126へ進む。一方、ステップ120で肯定された場合、機種グレードが一致する正規のソフトキーであるので、次のステップ122において、正規のものであると検証されたソフトキーをソフトキーリスト44の該当する拡張機能についてのデータ44C欄に記録することによってソフトキーを登録する。次のステップ124では、上記ステップ122で登録したソフトキーによる拡張機能を有効化するために、画像形成装置10を再起動(リブート)して本ルーチンを終了する。
一方、ステップ120で否定されると、ステップ126において検証不良の通知処理がなされる。この通知処理は、表示装置28にソフトキーにより指定される機種グレードに差異があることを表すメッセージを表示することによりなされる。このステップ126では、ユーザに対し処理継続の可否を選択させるための入力を促す表示も行う。次のステップ128では、ステップ126におけるユーザの入力による処理継続の可否を判断する。処理継続が指示入力された場合には、ステップ114へ戻り上記処理を再度実行する。一方、ステップ128で否定され、処理を継続しない指示入力がなされた場合には、一旦初期化するために、ステップ124へ進み、再起動処理を実行する。
このように、図6の処理を実行することにより拡張機能を有効化するためのソフトキーの登録処理を完了することができる。
図7には、図6のステップ100(起動処理)の詳細を示した。まず、ステップ150において画像形成装置10のハードウェア資源の構成(ハードウェア構成)を読み取る。この処理は、入出力インタフェース25に接続された各種装置を把握することで実行可能である。また、増設メモリ40やHDD32が接続されるときはその容量を検出することができる。これにより、画像形成装置10として利用可能な容量を把握することができる。さらに、ステップ150では、画像形成装置10の機種についてのグレードを取得する。このグレードの取得は、上述のように(ステップ108)ROM22に記憶されている画像形成装置10のグレードを表すIDのデータを読み取ることにより実現できる。
次のステップ152では、テーブルメモリ30から機能リスト42を読み取り、次のステップ154でソフトキーリスト44を読み取る。次のステップ156では、機能リスト42中の1つの拡張機能を選択し、次のステップ158において上記選択した拡張機能ではソフトキーが必須か否かを判断する。この判断は、機能リスト42のソフトキー42Bの欄にデータが記録されているか否かを判別することによって可能である。なお、ステップ158の判断は、拡張機能がライセンスを必要とするか否かの判断に相当する。
ステップ158で否定された場合、拡張機能はそのまま実行可能のはずであるが、拡張機能がハードウェア資源の構成要素を必要とする場合がある。このため、ステップ160では、選択した拡張機能についてハードウェア資源の構成要素を画像形成装置10が全て満たしているか否かが判断される。この判断には、上記ステップ150で読み取った現在のハードウェア資源の構成(ハードウェア構成)すなわち構成要素が、機能リスト42で取得したデバイス条件42Cに、該当するか否かを判別することによって判断可能である。
ステップ160で肯定された場合には、上記指定した拡張機能については、ハードウェア資源の条件を満たし(構成要素は全て揃っている)、ソフトウェア資源の条件を満たして(拡張機能プログラム22Cを利用可能)いるので、画像形成装置10における状態値を実行可能(ACTIVE)に設定する。この状態値は、画像形成装置10で実行可能な機能について現在の状態を表すものであり、実行可能(ACTIVE)、構成不全、要ライセンス、等がある(後述)。なお、ここでは、画像形成装置10の機能に関する状態値を設定した場合を説明するが、この設定は、装置内で把握するときにのみ必要であるので、特に処理として実行することに限定されない。
ステップ174で状態値が設定されると、次のステップ176において指定した拡張機能を有効化し、ステップ186へ進む。この有効化処理は、ROM22から拡張機能プログラム22Cを読み取って利用可能の状態にするものである。なお、拡張機能プログラム22Cが暗号化されてROM22に記録されている場合には、ステップ176で復号化処理も併せて実行される。
ステップ186では、機能リスト42に記録された拡張機能の全ての選択が終了したか否かを判断し、肯定されると本ルーチンを終了し、否定されると、ステップ156へ戻る。
一方、ステップ160で否定された場合には、上記指定した拡張機能については、ハードウェア資源の条件を満たした場合にのみ拡張機能プログラム22Cを利用可能であるので、ステップ162へ進み、画像形成装置10における状態値を構成不全に設定し、ステップ186へ進む。
上記ステップ158で肯定された場合、ライセンス使用などを伴う拡張機能であるため、ステップ164へ進み、上記ステップ156で選択した拡張機能が機能するグレードが本画像形成装置10のグレードに該当するか否かを判断する。この判断は、上記ステップ152で読み取った機能リスト42のステップ156で選択した拡張機能について、グレードID42Dと、上記ステップ150による画像形成装置10のグレード(ここでは「midle」)とを比較参照することによって判断する。すなわち一致すれば選択した拡張機能は、画像形成装置10のグレードに合致する機能であり、不一致である場合には、対象外の拡張機能である。なお、この比較判断は、一致または不一致に限定されない。すなわち、上位機種については下位機種の機能を網羅することが一般的である。このため、自己の装置(画像形成装置10)のグレードより下位グレードの機能は該当すると判断してもよい。また、グレード限定の機能の場合には、これを判別するために、グレードID42Dに差異を設けることが好ましい。
ステップ164で肯定された場合には、上記指定した拡張機能については、グレード該当の条件を満たしているので、ステップ166へ進み、ソフトキーが登録済みであるか否かを判断する。この判断は、ソフトキーリスト44に上記指定した拡張機能に対応するデータ44Cの欄にデータが登録されているか否かを判別することによって判断可能である。
ステップ166で否定されると、ステップ178へ進み、上記指定した拡張機能については、ソフトウェア資源の条件を満たしていない(ソフトキー無:拡張機能プログラム22Cの利用許諾がない)ので、画像形成装置10における状態値を要ライセンスに設定し、次のステップ180で機能を無効化し、ステップ186へ進む。この機能の無効化処理は、ROM22から拡張機能プログラム22Cを読み取ることなく次の処理へ移行することで、拡張機能を利用不可能の状態にするものである。
一方、ステップ166で肯定されると、上記指定した拡張機能についてはソフトウェア資源の条件を満たしている(ソフトキー有:拡張機能プログラム22Cの利用を許諾)ので、次のステップ168で上記選択した拡張機能についてハードウェア資源の構成要素を画像形成装置10が全て満たしているか否かが判断される。この判断は、上記ステップ160と同様に、現在のハードウェア資源の構成(ハードウェア構成)が、機能リスト42で取得したデバイス条件42Cに、該当するか否かによって判断可能である。
ステップ168で肯定された場合には、上記指定した拡張機能については、画像形成装置10のグレードを含むハードウェア資源の条件を満たし(構成要素は全て揃っている)、ソフトウェア資源の条件を満たして(ソフトキー有で、拡張機能プログラム22Cを利用可能)いるので、状態値を実行可能に設定し(ステップ174)、拡張機能を有効化する(ステップ176)。
ステップ168で否定された場合、上記指定した拡張機能については、ソフトウェア資源の条件は満たされているが(ソフトキー有で、拡張機能プログラム22Cを利用可能)、拡張機能プログラム22Cを実行するためのハードウェア資源の条件が満たされていない(構成要素が欠けている)ものである。そこで、ステップ170において、画像形成装置10における状態値を構成不全に設定し、次のステップ172でエラー処理が実行されたのちに、ステップ168へ戻る。
このステップ172のエラー処理は、現在構成要素が欠けていることを把握しているので、その欠けている構成要素を表示装置28に表示することによって、ユーザに構成要素の追加を促す処理がある。また、他の処理としては、欠けている構成要素をデータとしてプリンタ機構18で印字し出力する処理がある。
このエラー処理では、エラー対処がなされるまで、繰り返しエラー処理がなされるものとしたが、一旦再起動を行って、最初の処理からやり直すようにしてもよい。
上記ステップ164において否定された場合には、選択した拡張機能が本画像形成装置10のグレードで機能しないので、ステップ182へ進み、状態値をグレード不全に設定し、次のステップ184でグレード不全のエラー処理が実行されたのちに、ステップ186へ進む。このステップ184のエラー処理は、表示装置28にグレードが違うことを明示的に表示してもよいが、上述のようにソフトキーの登録時にグレード検証がなされているので、特に処理をすることなくそのままステップ186へ進んでも良い。
以上説明したように本実施の形態では、ソフトウェア資源として基本機能プログラム及び拡張機能プログラムを備えており、拡張機能プログラムに利用を制限する設定がなされているものがある。すなわち、拡張機能プログラムを利用するためにソフトキーの登録を要件としている拡張プログラムそして画像形成装置10のグレードを規定する拡張プログラムがある。また、拡張機能プログラムは、その機能を有効化するために、必要とするハードウェア資源の構成要素及び画像形成装置10のグレードをリスト化(機能リスト42)している。これを参照することで、拡張機能を利用するために必要な構成要素及び画像形成装置10のグレードを容易に把握することができる。また、拡張機能プログラムを利用するためにソフトキーの登録もリスト化(ソフトキーリスト44)されている。このソフトキーリスト44には画像形成装置10のグレードを表すデータを含んでいる。そして、これらのリストは、共に参照することで、拡張機能を実行可能状態へ移行するときの有効性を判別している。
このように、本実施の形態では、基本機能から拡張した機能である拡張機能を追加する場合、画像形成装置10のグレード、ハードウェア資源(特に構成要素単位)及びソフトウェア資源を判断対象としているので、ソフトキーを登録済みだが機能実行できないという状態になることはない。また、グレードに該当しない拡張機能が設定されることもない。
また、予めソフトウェア資源として基本機能プログラム及び拡張機能プログラムを備えて、ソフトキーの登録のみの簡単な処理により、必要に応じてグレードに対応した拡張機能を追加することができるため、単純作業による機能追加を達成することができる。
さらに、拡張機能の利用を設定する場合、ソフトキーの登録によりグレードに対応したソフトウェア資源の利用許諾は容易に行え、これと共に、拡張機能に必要とするハードウェア資源(特に構成要素単位)を評価することができるので、拡張機能を導入するとき、グレードに対応して必要とする資源を不足なく提供することができる。
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の構成を限定するものではない。本実施の形態では、画像処理装置として画像形成装置10を用いて説明したが、本発明が適用される画像処理装置は、これに限らず、画像処理に対する基本機能に加えて、有償で使用可能となる拡張機能を備えた任意の構成の画像処理装置に適用することができる。
本実施の形態に適用した画像形成装置の概略斜視図である。 画像形成装置の概略構成図である。 ROMの内容を示すイメージ図である。 機能リストのイメージ図である。 ソフトキーリストのイメージ図である。 画像形成装置における電源投入時からの処理の流れを示すフローチャートである。 起動処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10…画像形成装置
12…印刷出力装置
14…画像読取装置
16…画像処理装置
18…プリンタ機構
20…CPU
22…ROM
22A…OS
22B…基本機能プログラム
22C…拡張機能プログラム
24…RAM
25…入出力インタフェース
26…入力装置
28…表示装置
30…テーブルメモリ
32…HDD
36…ファックス装置
38…オプション機構
40…増設メモリ
42…機能リスト
42D…グレードID
44…ソフトキーリスト
45A…データ
45B…解除データ

Claims (13)

  1. 予め定めた構成要素の基本構成に構成要素を追加して拡張構成に構築可能なハードウェア資源を有して画像データに基づく処理をすると共に、同一機種であっても異なるグレートをもつ画像処理装置において、
    画像データに対する処理として前記基本構成のハードウェア資源を用いて装置の動作について基本機能の処理を実行させるための基本プログラム及び前記拡張構成に属するハードウェア資源を用いて装置の動作について拡張機能の処理を実行させるための拡張プログラムを含むソフトウェア資源を記憶するプログラムメモリと、
    前記拡張機能の拡張プログラムと、前記拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素と、同一機種であっても異なるグレードを表すための情報であるグレードデータと、前記拡張機能に対応して予め定められたソフトキーとの対応関係を表す機能リストと、
    自己の装置に接続されたハードウェア資源の構成要素を読み取る構成要素読取手段と、
    自己の装置内に予め記憶された自己の装置のグレードデータを読み取るグレードデータ読取手段と、
    前記拡張機能の処理について実行可能状態への移行の許諾を表すソフトキーを入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された前記ソフトキーが正規のソフトキーの場合に当該ソフトキーをソフトキーリストに登録する登録手段と、
    前記ソフトキーリストに登録されたソフトキーに対応する拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素を前記機能リストから読み出し、該読み出した拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素と前記構成要素読取手段から得られたハードウェア資源の構成要素と比較した結果、拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素が自己の装置に接続されていると判断する場合であって、かつ前記ソフトキーリストに登録されたソフトキーに対応するグレードデータを前記機能リストから読み出し、該読み出したグレードデータと前記グレードデータ読取手段により読み取られたグレードデータとが一致する場合に、前記プログラムメモリから前記拡張機能に属する拡張プログラムを読み出しかつ該拡張プログラムによる処理を実行可能状態にし、前記拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素が自己の装置に接続されていていないと判断した場合又は前記グレートデータが一致しないと判断した場合に、前記拡張機能に必要な構成要素が欠けていることを通知するように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記拡張機能について属する構成要素及びモデルの少なくとも一方が満されない場合に、該拡張機能の処理について実行可能状態へ移行できないことを表すエラー情報を報知する報知手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記報知手段は、前記エラー情報として、前記拡張機能に属する満されない構成要素及びモデルのうちの該当するデータを報知することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記ソフトキーは、対象とする拡張機能及び装置を特定するための識別データを含んで構成され、
    前記登録手段は、前記識別データに該当する拡張機能及び装置を許容する場合に、前記ソフトキーを前記ソフトキーリストに登録することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記ソフトキーは、予め定めた暗号化処理によって暗号化され、
    前記登録手段は、暗号化されたソフトキーを復号化するキー復号手段を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記拡張プログラムは、前記ソフトキーを鍵とした予め定めた暗号化処理によって暗号化されて記憶され、
    前記制御手段は、前記ソフトキーを用いて復号化するプログラム復号化手段を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記拡張プログラムは、機能制限状態に設定されて記憶され、
    前記制御手段は、前記機能制限状態を解除する解除手段を含み、前記解除手段による前記機能制限状態の解除によって前記実行可能状態に移行制御することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記ソフトキーリストを記憶するメモリは、不揮発性メモリであることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記ハードウェア資源は、前記構成要素としてシート状記録媒体に画像情報を印刷出力する印刷出力手段を少なくとも含み、シート状記録媒体に記録された画像情報を読み取る画像読取手段及び画像情報を通信回線を介して送受信する画像電送手段の少なくとも一方をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記制御手段は、機能リストから読み出したグレードデータが前記グレードデータ読取手段により読み取られたグレードデータより下位のグレードを示すグレードデータの場合に、前記プログラムメモリから前記拡張機能に属する拡張プログラムを読み出しかつ該拡張プログラムによる処理を実行可能状態する請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 予め定めた構成要素の基本構成に構成要素を追加して拡張構成に構築可能なハードウェア資源と、画像データに対する処理として前記基本構成のハードウェア資源を用いて装置の動作について基本機能の処理を実行させるための基本プログラム及び前記拡張構成に属するハードウェア資源を用いて装置の動作について拡張機能の処理を実行させるための拡張プログラムを含むソフトウェア資源とを有し、かつ画像データに基づく処理をすると共に、複数のモデルが予め定められた画像処理装置の動作についての機能を管理する画像処理装置の機能管理方法であって、
    前記拡張機能の拡張プログラムと、前記拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素と、同一機種であっても異なるグレードを表すための情報であるグレードデータと、前記拡張機能に対応して予め定められたソフトキーとの対応関係を表す機能リストを設け、
    自己の装置に接続されたハードウェア資源の構成要素を読み取り、
    自己の装置内に予め記憶された自己の装置のグレードデータを読み取り、
    前記拡張機能の処理について実行可能状態への移行の許諾を表すソフトキーを入力させ、
    入力された前記ソフトキーが正規のソフトキーの場合に当該ソフトキーをソフトキーリストに登録させ、
    前記ソフトキーリストに登録されたソフトキーに対応する拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素を前記機能リストから読み出し、該読み出した拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素と自己の装置に接続されたハードウェア資源の構成要素を読み取ることから得られたハードウェア資源の構成要素と比較した結果、拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素が自己の装置に接続されていると判断する場合であって、かつ前記ソフトキーリストに登録されたソフトキーに対応するグレードデータを前記機能リストから読み出し、該読み出したグレードデータと自己の装置内に予め記憶された自己の装置のグレードデータとが一致する場合に、前記プログラムメモリから前記拡張機能に属する拡張プログラムを読み出しかつ該拡張プログラムによる処理を実行可能状態にし、前記拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素が自己の装置に接続されていていないと判断した場合又は前記グレートデータが一致しないと判断した場合に、前記拡張機能に必要な構成要素が欠けていることを通知するように制御する、
    工程を含むことを特徴とする画像処理装置の機能管理方法。
  12. 予め定めた構成要素の基本構成に構成要素を追加して拡張構成に構築可能なハードウェア資源と、画像データに対する処理として前記基本構成のハードウェア資源を用いて装置の動作について基本機能の処理を実行させるための基本プログラム及び前記拡張構成に属するハードウェア資源を用いて装置の動作について拡張機能の処理を実行させるための拡張プログラムを含むソフトウェア資源とを有し、かつ画像データに基づく処理をすると共に、複数のモデルが予め定められた画像処理装置の動作についての機能を管理する画像処理装置の機能管理プログラムであって、
    前記拡張機能の拡張プログラムと、前記拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素と、同一機種であっても異なるグレードを表すための情報であるグレードデータと、前記拡張機能に対応して予め定められたソフトキーとの対応関係を表す機能リストを設け、
    自己の装置に接続されたハードウェア資源の構成要素を読み取り、
    自己の装置内に予め記憶された自己の装置のグレードデータを読み取り、
    前記拡張機能の処理について実行可能状態への移行の許諾を表すソフトキーを入力させ、
    入力された前記ソフトキーが正規のソフトキーの場合に当該ソフトキーをソフトキーリストに登録させ、
    前記ソフトキーリストに登録されたソフトキーに対応する拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素を前記機能リストから読み出し、該読み出した拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素と自己の装置に接続されたハードウェア資源の構成要素を読み取ることから得られたハードウェア資源の構成要素と比較した結果、拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素が自己の装置に接続されていると判断する場合であって、かつ前記ソフトキーリストに登録されたソフトキーに対応するグレードデータを前記機能リストから読み出し、該読み出したグレードデータと自己の装置内に予め記憶された自己の装置のグレードデータとが一致する場合に、前記プログラムメモリから前記拡張機能に属する拡張プログラムを読み出しかつ該拡張プログラムによる処理を実行可能状態にし、前記拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素が自己の装置に接続されていていないと判断した場合又は前記グレートデータが一致しないと判断した場合に、前記拡張機能に必要な構成要素が欠けていることを通知するように制御する、
    工程を含むことを特徴とする画像処理装置の機能管理プログラム。
  13. 予め定めた構成要素の基本構成に構成要素を追加して拡張構成に構築可能なハードウェア資源と、画像データに対する処理として前記基本構成のハードウェア資源を用いて装置の動作について基本機能の処理を実行させるための基本プログラム及び前記拡張構成に属するハードウェア資源を用いて装置の動作について拡張機能の処理を実行させるための拡張プログラムを含むソフトウェア資源とを有し、かつ画像データに基づく処理をすると共に、複数のモデルが予め定められた画像処理装置の動作についての機能を管理する画像処理装置の機能管理プログラムを記憶したプログラム記憶媒体であって、
    前記拡張機能の拡張プログラムと、前記拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素と、同一機種であっても異なるグレードを表すための情報であるグレードデータと、前記拡張機能に対応して予め定められたソフトキーとの対応関係を表す機能リストを設け、
    自己の装置に接続されたハードウェア資源の構成要素を読み取り、
    自己の装置内に予め記憶された自己の装置のグレードデータを読み取り、
    前記拡張機能の処理について実行可能状態への移行の許諾を表すソフトキーを入力させ、
    入力された前記ソフトキーが正規のソフトキーの場合に当該ソフトキーをソフトキーリストに登録させ、
    前記ソフトキーリストに登録されたソフトキーに対応する拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素を前記機能リストから読み出し、該読み出した拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素と自己の装置に接続されたハードウェア資源の構成要素を読み取ることから得られたハードウェア資源の構成要素と比較した結果、拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素が自己の装置に接続されていると判断する場合であって、かつ前記ソフトキーリストに登録されたソフトキーに対応するグレードデータを前記機能リストから読み出し、該読み出したグレードデータと自己の装置内に予め記憶された自己の装置のグレードデータとが一致する場合に、前記プログラムメモリから前記拡張機能に属する拡張プログラムを読み出しかつ該拡張プログラムによる処理を実行可能状態にし、前記拡張機能に必要なハードウェア資源の構成要素が自己の装置に接続されていていないと判断した場合又は前記グレートデータが一致しないと判断した場合に、前記拡張機能に必要な構成要素が欠けていることを通知するように制御する、
    工程を含むことを特徴とする画像処理装置の機能管理プログラムを記憶したプログラム記憶媒体。
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