JP4476749B2 - 電子装置 - Google Patents

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Description

この発明は、書込可能な無線タグが配置されたサブユニットが脱着可能に格納され、その無線タグに対して電力供給と通信が可能なリーダライタユニットが設けられた電子装置に関する。
従来から、非接触型記憶部である無線タグとそのリーダライタユニットとを用い、リーダライタユニットで発生される交番磁界により、無線タグに電力を供給すると共に、データの書込及び読出(転送)を行う電子装置が知られている。
また、無線タグに転送するデータのシリアル転送速度を向上させるために、コイルの巻数比又は駆動電圧のレベルを変更することで、転送信号の信号レベルを多値化する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、転送速度を早くなり、無線タグとそのリーダライタユニット間の通信距離が変化する状況でも、受信側でデータ読み取りエラーが発生しないように、転送信号を周波数変調あるいは位相変調により多値化する装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−154205号公報 特開2000−276562号公報
書込可能な無線タグにおいては、一般的に、記憶手段として不揮発性メモリが用いられている。不揮発性メモリへデータを書込む場合の手順としては、メモリ内に保存されているデータの中から指定された書込アドレスのデータをクリーニングした後に、新たなデータをその書込アドレスに書き込む手順となる。
ところが、無線タグにデータを書き込む際には、交番磁界を受給することで不揮発性メモリに電源が供給されるため、データ書込中に何らかの理由で交番磁界が受給されなくなった場合には、指定された書込アドレスのデータにクリーニングのみが実施されてその後の書込が実施されず、データが破壊されてしまう場合があった。なお、交番磁界が受給されなくなる場合とは、例えば、無線タグとそのリーダライタユニット間の通信距離が有効通信距離から外れる場合、あるいは、停電した場合である。
このようなデータ書込中における交番磁界の受給停止によりデータが破壊される事態を避けるための従来の方法としては、まず、指定された書込アドレスのデータにクリーニングを実施する前に、そのデータを不揮発性メモリの別アドレスにバックアップコピーすると共に、そのデータの読出時に元データと同一であることを確認できるように元データとハッシュ関数から生成されたハッシュ値も不揮発性メモリの別アドレスに書込んでおく。そして、指定されたアドレスからデータを読出す時には、別アドレスのハッシュ値も読み出して演算によりデータに破損が有るか否かの検査を行い、破損が有った場合には、別アドレスに格納された元データのバックアップコピーにより修復を行う。
しかしながら、上記したデータ書込中の交番磁界の受給停止によるデータ破壊を避けるための従来の方法では、メモリ容量がバックアップメモリ分とハッシュ値を記憶する分だけ余分に必要になることから、無線タグの不揮発性メモリの記憶容量を増大させる必要があるという問題がある。さらに、従来の方法では、指定されたアドレスからデータを読出す時に、別アドレスのハッシュ値も読み出して演算により破損の有無を判定し、破損が有った場合には修復も行うので、データの読み出しに時間が多く必要になるという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、無線タグの不揮発性メモリの容量増加を抑制でき、読み出し時間の増加も抑制できる電子装置を提供すること目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の電子装置は、書込可能な無線タグが配置されたサブユニットが脱着可能に格納される第1部分と、第1部分とは別個に形成される第2部分とが、少なくとも使用可能状態においては第1部分と第2部分とを結合させた状態が維持されるロック機構により結合されて構成され、
第2部分には、無線タグに対して電力を供給すると共に通信に利用するための交番磁界を発生させるアンテナ部が無線タグに対向して設けられると共に、アンテナ部に対して、交番磁界を発生させるための電力を供給すると共に、無線タグに書き込むためのデータを送信し、且つ、無線タグから読み出されたデータを受信するリーダライタユニットと、リーダライタユニットへの電源電圧を供給する電源供給手段とが少なくとも設けられる電子装置であって、
リーダライタユニットと無線タグとが所定時間内に送受信不能になると予想される事象が発生した場合に、その事象の発生を検出して送受信不能の予告信号を出力する予告信号出力手段をさらに備え、
リーダライタユニットは、予告信号を受信した場合に、無線タグに対する次のデータの送信を中止することを特徴とする。
本発明の電子装置では、リーダライタユニットと無線タグとが所定時間内に送受信不能になると予想される事象の発生を検出して送受信不能の予告信号を出力する予告信号出力手段を備えるので、リーダライタユニットは、無線タグに今回送信中のデータアクセスが終了した後には、無線タグへの次回以降のデータアクセスを中止させることができる。つまり、無線タグの不揮発性メモリへのデータ書込中に、指定アドレスのデータをクリーニングした後にそのアドレスに書き込む前に送受信が不能になり、書き込まれたデータが破損する事態を避けることができる。
さらに、本発明の電子装置では、上記したように破損する可能性のあるデータの書き込み処理を、予告信号の受信により事前に中止するので、指定アドレスへのデータ書き込み時に、従来のように、不揮発性メモリの別アドレスにバックアップコピーを作成したり、別アドレスにハッシュ値を格納する必要が無くなり、無線タグの不揮発性メモリの容量増加を抑制することができる。
また、本発明の電子装置では、上記したように破損する可能性のあるデータの書き込み処理を、予告信号の受信により事前に中止するので、従来のように、データの読出時に元データと同一であることを確認する必要が無くなる。つまり、不揮発性メモリの別アドレスにハッシュ値を格納する必要が無くなり、無線タグの不揮発性メモリの容量増加をさらに抑制することができる。さらに、ハッシュ値の読み出し及びハッシュ値による同一性の確認のための演算処理に必要な時間も不要になるので、読み出し時間の増加も抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の電子装置の主要部の概略構成を示すブロック図である。
図1の電子装置200は、書込可能な無線タグ60が配置されたサブユニットが脱着可能に格納される第1部分200bと、その第1部分200bとは別個に形成される第2部分200aとが、少なくとも使用可能状態においては第1部分200bと第2部分200aとを結合させた状態が維持されるロック機構により結合されて構成されている。ロック機構については、図4を用いて後述する。
また、図1の電子装置200には、無線タグ60、その無線タグ60への電力供給のための交番磁界の発生および無線信号を送受信する送受信アンテナ17、送受信アンテナ17に供給する電圧と信号を供給するリーダライタユニット27、リーダライタユニット27にリーダライタ用電源28を供給すると共にリーダライタユニット27を制御コマンド等により制御する制御部1、及び、制御部1経由でリーダライタユニット27に電源電圧を供給する電源供給部36が示されている。なお、本実施の形態の予告信号32の発生部については、図4を用いて後述する。
リーダライタユニット27は、リーダライタ通信信号34により制御部1と接続されると共に、接続部1からリーダライタ電源28の供給を受ける。
制御インターフェース(I/F)部2は、リーダライタユニット27の内部に配置されている後述する各レジスタ及びバッファへの、制御部1によるデータの書き込み及び読み出しを可能にするものである。
第2部分200aには、無線タグ60に対して電力を供給すると共に通信に利用するための交番磁界を発生させる送受信アンテナ部17が無線タグ60に対向して設けられる。
また、第2部分200aには、送受信アンテナ部17に対して、交番磁界を発生させるための電力を供給すると共に、無線タグ60に書き込むためのデータを送信し、及び、無線タグ60から読み出されたデータを受信するリーダライタユニット27と、リーダライタユニット27への電源電圧を供給する電源供給手段36とが少なくとも設けられている。
リーダライタユニット27と無線タグ60とが所定時間内に送受信不能になると予想される事象が発生した場合に、その事象の発生を検出して送受信不能の予告信号を出力する予告信号出力手段については、図4を用いて後述する。
リーダライタユニット27は、予告信号32を受信した場合に、無線タグ60に対する次のデータの送信を中止する。
本実施の形態において、上記したリーダライタユニット27と無線タグ60とが所定時間内に送受信不能になると予想される事象は、ロック機構の解除による第1部分200bと第2部分200aの離間である。
送信バッファ3は、制御部1から、無線タグ60に送信して書き込まれるデータが一時的に書き込まれるバッファであり、そのデータは、制御部1から制御I/F部2を経由して送信バッファデータ4として送信バッファ3に書き込まれる。
送信バッファアドレスポインタ5は、送信バッファ3のアドレスを指定する。送信バッファアドレスポインタ5によりアドレス指定された送信バッファ3のデータは、変調データ生成部9に出力される。送信バッファアドレスポインタ5は、制御部1からのレジスタリード/ライト信号29により、送信バッファ3内の任意のアドレスへの読み出し書き込みが可能である。送信バッファアドレスポインタ5には、送信制御部6から出力される送信バッファアドレスインクリメント信号14が入力される。
送信制御部6は、送信開始レジスタ11、BUSY FLAGレジスタ12及びエラーFLAGレジスタ13の各レジスタに書き込まれた値が入力され、送信バッファアドレスポインタ5に受信バッファアドレスインクリメント信号14を出力すると共に、変調データ生成部9に変調データ生成トリガパルス7を出力する。
変調データ生成部9は、送信するために送信バッファ3から入力するデータから変調データを生成して変調回路部15に出力すると共に、BUSY FLAGセット信号8を生成してBUSY FLAGレジスタ12に出力する。変調データ生成部9は、変調データ生成トリガパルス7が入力することにより、送信バッファ3から入力した送信データを送信フォーマット形式に生成し、2値信号の変調データ10として変調回路部15および受信データ判定部20に出力する。
送信開始レジスタ11は、制御部1から、レジスタリードライト信号29により読み出し/書き込みが可能であり、そのレジスタ値を送信制御部6に出力するが、送信開始レジスタリセット信号31が入力された場合にはリセットされる。
BUSY FLAGレジスタ12は、制御部1から、レジスタリードライト信号29により読み出し/書き込みが可能であり、変調データ生成部9から入力されるBUSY FLAGセット信号8によりセットされ、そのFLAG値を送信制御部6に出力するが、BUSY FLAG リセット信号33が入力された場合にはリセットされる。
エラーFLAGレジスタ13は、制御部1から、レジスタリードライト信号29により読み出し/書き込みが可能であり、受信データ判定部20から入力されるエラーFLAGセット信号21によりセットされ、そのFLAG値を送信制御部6に出力する。
変調回路部15は、変調データ生成部9より入力した変調データ10を、振幅の異なる2種の搬送波を組み合わせて示すASK変調により変調して出力増幅器16に出力する。出力増幅器16は、ASK変調されたデータを増幅し、送受信アンテナ17は、その増幅されたデータを外部に送出する。
受信アンプ18は、送受信アンテナ17の両端入力を増幅して検波回路部19に出力する。検波回路部19は、無線タグ60から入力するロードスイッチング信号を二値信号に復調し、受信データ判定部20に出力する。
受信データ判定部20は、変調データ10及び復調されたロードスイッチング信号が入力され、受信データ23、受信バッファインクリメント信号22、BUSY FLAGリセット信号33、エラーFLAGセット信号21を出力する。受信データ判定部20のデータは、受信バッファアドレスポインタ24によりアドレス指定されて、受信バッファ25に受信データ23として入力される。
受信バッファアドレスポインタ24は、受信バッファ25のアドレスを指定する。受信バッファアドレスポインタ24は、制御部1から、レジスタリード/ライト信号29により読み出し/書き込みが可能である。受信バッファアドレスポインタ24は、受信データ判定部20から出力される受信バッファアドレスインクリメント信号22が入力される。
受信バッファ25は、制御部1から、無線タグ60からの受信データを読み出すためのバッファであり、その受信データは、受信バッファデータ26として読み出され、制御I/F部2を経由して制御部1へ送出される。
予告信号ラッチ30は、外部から入力した予告信号32をラッチし、そのラッチ出力を送信開始レジスタリセット信号31として出力する。予告信号32は、リーダライタユニット27の外部から入力される信号である。予告信号ラッチ30に格納された予告信号32の値は、制御部1から、レジスタリードライト信号29により読み出し/書き込みが可能であり、そのラッチされた値を送信制御部6に出力する。
予告信号32は、本実施の形態では、第1部分200bと第2部分200aとの離間を予告する信号であり、より具体的には、第1部分200bに配置された無線タグ60と、第2部分200aに配置された送受信アンテナ17とが離間することで、無線タグ60への電力供給が停止され、データの送受信が不能になることを予告する信号である。
図2は図1に示した無線タグ60の内部構成を示すブロック図である。
送受信アンテナ50の両端間には、ロードスイッチ51、整流部52、検波回路部53、及び、変調データ生成部58が接続されている。
送受信アンテナ50は、図1の送受信アンテナ17から出力される交番磁界により電流を発生させると共にASK変調されたデータを受信する。
整流部52は、図1の送受信アンテナ17により発生された交番磁界から送受信アンテナ50が発生させた交番電流を整流することにより、無線タグ60の内部に電力を供給する。
検波回路部53は、交番磁界と兼ねて受信されたASK変調されたデータを二値信号に復調し、受信データ判定部54に出力する。
受信データ判定部54は、復調された受信信号から受信データを抽出し、受信データ命令をデコードし、キャリア信号を検出し、受信データ命令に対する応答コード56及びキャリア検出信号55を変調データ生成部58に出力する。また、受信データ判定部54は、受信データ命令のデコード結果がメモリ読み出し/書き込みである場合には、不揮発性メモリアクセス信号59を用いて不揮発性メモリ57にアクセスする。
不揮発性メモリ57は、入力する不揮発性メモリアクセス信号59の指示によりメモリからのデータ読み出し及びデータの書き込みを行い、読み出し(読み出しデータ)/書き込みした結果については、同じく不揮発性メモリアクセス信号59を用いて、受信データ判定部54に出力する。
変調データ生成部58は、キャリア検出信号55が入力されることにより、同様に入力される受信データ命令に対する応答コード56を送信フォーマット形式で生成し、その生成された応答コード56に従ってロードスイッチ51をON/OFFさせることによりデータを送信する。
図3は、図1の電子装置200が電子写真方式のカラー印刷装置である場合の全体の概略構成を示す図である。
装置の下部に記録媒体を収める給紙カセット101を有し、その給紙カセット101から記録媒体を1枚ずつ分離給紙する給紙機構(不図示)内の給紙ローラ102a、給紙ローラ102b、分離ローラ103を用いて、記録媒体が上部の搬送ローラ104へ送出される。
記録媒体は、搬送ローラ104から送出されて搬送ローラ105まで到達し、搬送ローラ105により複数の画像形成部106により画像が形成されるステージの搬送ベルト107に送出される。搬送ベルト107により搬送される記録媒体には、複数の画像形成部106a、106b、106c、106dの順に、各画像形成部により形成された各色の画像が転写されて、定着器108に送出される。
記録媒体上に転写された各色の画像は、定着期108により定着される。その記録媒体は、搬送ローラ109に送出され、さらに、搬送ローラ109以降に設置された搬送ローラ111により装置外に搬出される。
LEDユニット110a、110b、110c、110dは、各々が対応する各画像形成部106a、106b、106c、106dに潜像を形成する。LEDユニット110a、110b、110c、110dは、各々が対応するホルダ112a、112b、112c、112dにより各々が対応する各画像形成部106a、106b、106c、106dに当接するように位置決めされて支持される。各ホルダ112a、112b、112c、112dは、さらに開閉可能な上部フレーム113に保持されている。従って、LEDユニット110a、110b、110c、110dは、上部フレーム113の開閉により移動可能となる。
LEDユニット110a、110b、110c、110dは、電子装置200内部の制御部114と信号ケーブル115により接続されている。各画像形成部106a、106b、106c、106dには、トナーカートリッジ120a、120b、120c、120dが装着されてトナーを供給する。
図3の電子装置200が電子写真方式のカラー印刷装置である場合には、トナーカートリッジ120a、120b、120c、120dの上部には、無線タグ60a、60b、60c、60dが組み込まれる。一方、リーダライタユニット送受信アンテナ17a、17b、17c、17dは、各無線タグに対向する位置となるように上部フレーム113に取り付けられる。上部フレーム113には、カバーが閉状態となったときにベースフレーム117に上部フレーム113をロックするためのカバーロック機構116が設けられている。
図4は、図3の電子装置200におけるカバーロック機構116を拡大して示した図である。
上部フレーム113には、ロックレバーシャフト119及びマイクロスイッチ130が固定されて設けられている。ロックレバー118には、カバーロック解除方向に回動可能であるように軸となるロックレバーシャフト119が貫通される。ロックレバー118のロック部121は、カバーロック状態で、ベースフレーム117の固定部117aを引っかけて固定する。このカバーロック状態では、マイクロスイッチ130のスイッチレバー130aは押し下げされておらず解放されている。
ロックレバー118がカバーロック解除方向に回転されると、まず、マイクロスイッチ130のスイッチレバー130aが、ロックレバー118の押下部122により押し下げられる。この時点では、まだ、カバーロックは解除されていない。その後、さらにロックレバー118がカバーロック解除方向に回転されると、ロックレバー118のロック部121は、ベースフレーム117の固定部117aから外れる。すなわち、引っかけ固定が外れるようになっている。
マイクロスイッチ130は、スイッチレバー118の押下/非押下を、カバーロック解放(200aと200bが離れる)の予備動作として、スイッチレバー130aで検出し、それによる無線タグ60a、60b、60c、60dとリーダライタユニット送受信アンテナ17a、17b、17c、17dが離間することを予告する信号(予告信号32)をリーダライタユニット27に出力する。
図5(a)は、図4のカバーロック機構116におけるロックレバー118が完全にロックされている状態を示し、図5(b)は、電子装置200の第1部分200bに対して第2部分200aがカバーロックされた状態であることを示している。
図5(a)では、完全にカバーロック機構116によりカバーロックされている状態のマイクロスイッチ130からはLレベル(OFF)の予告信号32が出力されている。
図5(b)では、電子装置200がカバーロック機構116によりカバーロックされた状態では、無線タグ60a、60b、60c、60dとリーダライタユニット送受信アンテナ17a、17b、17c、17dとの間の距離がD1となっている。距離D1は、無線タグ60a、60b、60c、60dと対応する各リーダライタユニット送受信アンテナ17a、17b、17c、17dとの間で通信が可能な距離である。
図6(a)は、図4のロックレバー118が少し(ストロークの余裕部分、あるいは、予備動作部分)だけカバーロック解除方向に回動されているが、まだロックされている状態であることを示し、図6(b)は、この状態でもまだ電子装置200の第1部分200bに対して第2部分200aがカバーロックされた状態であることを示している。
図6(a)では、カバーロック機構116におけるロックレバー118が上記したようにストロークの余裕部分、あるいは、予備動作部分だけ回動されることにより、押下部122がマイクロスイッチ130のスイッチレバー130aを押し下げているが、まだカバーロックされている。マイクロスイッチ130からは、スイッチレバー130aが押し下げられることでHレベル(ON)の予告信号32が出力されている。
図6(b)では、電子装置200が、まだカバーロック機構116によりカバーロックされた状態であり、無線タグ60a、60b、60c、60dとリーダライタユニット送受信アンテナ17a、17b、17c、17dとの間の距離は、図5(b)と同様にD1であり通信可能である。
図7(a)は、図4のロックレバー118が図6(a)からさらに(ストロークの余裕部分を超えて、あるいは、予備動作部分より多く)カバーロック解除方向に回動されて、ロックが解除された状態であることを示し、図7(b)は、この状態では、電子装置200の第1部分200bに対してカバー部である第2部分200aのロックが解除されて開いた状態を示している。
図7(a)では、カバーロック機構116におけるロックレバー118が図6(a)からさらにストロークの余裕部分を超えて、あるいは、予備動作部分より多く回動されることにより、押下部122がマイクロスイッチ130のスイッチレバー130aを押し下げた状態で、カバーロックが解除されている。マイクロスイッチ130からは、まだスイッチレバー130aが押し下げられているのでHレベル(ON)の予告信号32が出力されている。
図7(b)では、電子装置200のカバーロック機構116によるカバーロックが解除された状態であり、無線タグ60a、60b、60c、60dとリーダライタユニット送受信アンテナ17a、17b、17c、17dとの間の距離が、図5(b)の距離D1よりも大きい距離D2〜D5となっている。この図7(b)では、電子装置200の左側の面に蝶番(ヒンジ)機構を備えるため、距離D2〜D5は各々異なり、距離D2>距離D3>距離D4>距離D5(>距離D1)である。また、例えば、蝶番(ヒンジ)機構を図7(b)で電子装置200の奥側の面に設けた場合には、距離D2=距離D3=距離D4=距離D5(>距離D1)となる。
図8は、無線タグ60a、60b、60c、60dとリーダライタユニット送受信アンテナ17a、17b、17c、17dとの間の距離の変化に対比させて、マイクロスイッチ130からの予告信号のタイミングを示した図である。
予告信号32は、タイミングT1(例えば、図5の状態)ではLレベルであり、無線タグ60a、60b、60c、60dとリーダライタユニット送受信アンテナ17a、17b、17c、17dとの間の距離Dは、図5のD1である。この状態がC1であり、距離D1は、通信可能距離(限界値)DLよりも短い距離である。
タイミングT2(例えば、図6の状態)になると、予告信号32は、Hレベルになるが、この状態C2では、まだ、電子装置200のカバーロック機構116によるカバーロックが解除されていないので、距離Dは、変化せずD1のままである。
タイミングT3になると、電子装置200のカバーロック機構116によるカバーロックが解除される。電子装置200の予告信号32は、Hレベルのままであるが、この状態C3では、カバーロックが解除されているので、距離Dは、徐々に増加していく。しかし、状態C3では、距離Dは通信可能距離(限界値)DLよりも短い距離である。
つまり、タイミングT2になってマイクロスイッチ130が押されると、予告信号32は、Hレベルになるが、この時の状態C2では、まだカバーロックはロック中であり、距離Dは維持されるが、タイミングC3になると、カバーロックが解除されて距離Dが徐々に増加する。この状態C2〜C3の間は、距離Dは維持されるか徐々に離間し始めるが、通信可能距離DL以内であるので、例えば、この間(状態C2〜C3)に、受信バッファに格納されていたデータを不図示の不揮発性メモリ等に格納することができるが、本実施の形態では送信バッファ3からのデータの送信は中止される。ここで、従来のように、状態C2やC3でもデータを送信してしまうと、応答データを受信する頃には距離Dが通信可能距離DLより離間して処理できなくなり、データが破損する事態が発生する可能性があるためである。
タイミングT4になると、距離Dは通信可能距離(限界値)DLよりも長い距離になる。この状態C4では、もうデータの書き込みは不可能であるので、例えば、データ書込中に、指定アドレスのデータをクリーニングした後に、このタイミングT4を過ぎて状態C4になった場合には、そのアドレスに書き込まれたデータが破損してしまう。
図9は、図1〜図3により示した本実施の形態の電子装置200のリーダライタユニット27における通常時(カバーロック機構116が操作されない場合)の各部の動作と信号のタイミングを示す図である。
また、図9は、カバーロック機構116が操作されない通常時の動作が実施される場合であり、送信バッファ3に格納された送信データが無線タグ60に送信され、無線タグ60からの受信データが取り込まれた場合の各部のタイミングでもある。
送信バッファ3に書き込まれる送信データは、制御部1から制御I/F部2を経由して入力される。また、送信バッファ3のアドレスは、送信バッファアドレスポインタ5を書き込むことによって指定される。送信バッファ3のデータは、送信バッファデータ4が予め書き込まれていることとする。
図9は、カバーロック機構116が操作されない通常時の動作であるので、送信バッファ3の送信データを無線タグ60に送信し、さらに、受信バッファ25に受信データを取り込む間の動作過程において、予告信号ラッチ30では、予告信号32は検出されず、つまり、予告信号32は“L”レベルあるいは、レベル“0”の出力のままとなる。
この場合に、まず、制御部1は、送信開始レジスタ11をLレベルの“0”からHレベルの“1”にセットする。
すると、送信制御部6では、送信開始レジスタ11がHレベルの“1”(11a)、BUSY FLAGレジスタ12が“0”(12a)、エラーFLAGレジスタ13が“0”(13a)である場合、送信バッファアドレスポインタ5を“0H”にセット(14a)し、変調データ生成トリガ7を発生させる(7a)。
変調データ生成部9は、変調データ生成トリガ7のパルスが入力されることにより、送信バッファ3から入力された送信データを送信フォーマット形式に生成し、変調データ10として変調回路部15及び受信データ判定部20に出力すると共に、BUSY FLAGセット信号8を出力する(9a)。変調データ10は、SOF(Start Of Flame)+送信データ+DATA CRC+EOF(End Of Flame)及びキャリアで構成される。
変調回路部15は、変調データ生成部9より入力された二値信号である変調データ10を、振幅の異なる2種の搬送波を組み合わせて示すASK変調により変調し、そのASK変調された信号を出力増幅器16で増幅して送受信アンテナ17から出力する。
一方、無線タグ60では、送受信アンテナ17により生成された交番磁界により送受信アンテナ50の両端に発生する誘導電圧を整流部52で整流し、無線タグ60内の各部に電力を供給すると共に、検波回路部53では、交番磁界と兼ねて受信されるASK変調波を二値信号に復調し、受信データ判定部54に出力する。
受信データ判定部54は、検波回路部53で復調された受信信号から受信データの抽出、受信データ命令のデコード及びキャリア信号の検出を行い、変調データ生成部58に、受信データ命令に対する応答コード56及びキャリア信号55を出力する。それと共に受信データ判定部54は、受信データ命令のデコード結果が、メモリ読み出し/書き込みであった場合には、不揮発性メモリアクセス信号59を用いて不揮発性メモリ57にアクセスする。
不揮発性メモリ57は、不揮発性メモリアクセス信号59の指示に従い、メモリの読み出し及び書き込みを行うと共に、読み出し(読み出しデータ)/書き込み結果を、同様に不揮発性メモリアクセス信号59を用いて受信データ判定部20に出力する。
変調データ生成部58は、キャリア検出信号55が入力されることにより、受信データ命令に対する応答コード56を送信フォーマット形式{(SOF: Start Of Flame)+応答データ+DATA CRC+EOF(End Of Data)}で生成し、ロードスイッチ51をON/OFFさせることによりデータ送信する。
リーダライタユニット27側の受信アンプ18では、受信アンテナ17の両端入力を増幅した後に、検波回路に出力する。検波回路19では、無線タグ60のロードスイッチング信号を二値信号に復調し、受信データ判定部20に出力する。(19a)
受信データ判定部20では、検波回路部19から入力される二値信号(無線タグ60からの応答データ)のデータフォーマットチェック及びCRCチェックを行う。そして、チェック結果が良好であれば、エラーFLAGはセットしないでBUSY FLAGリセット信号33を出力し(33a)、受信バッファアドレスインクリメント22aを出力すると共に、油進データ23として無線タグ60からの応答データを出力すること(23a)により、受信バッファ25に無線タグ60からの応答データを書き込む。
送信制御部6は、BUSY FLAGレジスタ12がリセットされると、送信開始レジスタ11の“1”(11b)、BUSY FLAGレジスタ12の“0”(12b)、エラーFLAGレジスタ13の“0”(13b)が入力されることにより、送信バッファアドレスポインタをインクリメント(14b)し、変調データ生成トリガ7を発生させる(7b)。
以降の動作については、上記と同様な送受信制御動作を行い、送信バッファ3に予め書き込まれた送信データを無線タグ60に送信すると共に、受信バッファ25に無線タグ60からの応答データを書き込むことができる。
図10は、図1〜図3により示した本実施の形態の電子装置200のリーダライタユニット27において、送信バッファ3の送信データを無線タグ60に送信し、無線タグ60からの受信データを受信バッファ25に取り込むまでの間の過程において、離間予告信号32が検出された(“1”出力)場合の各部の動作と信号のタイミングを示す図である。
制御部1は、送信開始レジスタ11をセット(“1”)する。送信制御部6は、送信開始レジスタ11が“1”(11c)、BUSY FRAGレジスタ12が“0”(12c)、エラーFLAGレジスタ13が“0”(13c)が入力されることにより、送信バッファアドレスポインタ5を“0H”にセット(14c)し、変調データ生成トリガ7を発生させる(7c)。
変調データ生成部9は、変調データ生成トリガ7のパルスが入力されることにより、送信バッファ3から入力された送信データを送信フォーマット形式に生成し、変調データ10として変調回路部15及び受信データ判定部20に出力すると共に、BUSY FLAGセット信号8を出力する(8c)。変調データ10は、SOF(Start Of Flame)+送信データ+DATA CRC+EOF(End Of Flame)及びキャリアで構成されている。
変調回路部15は、変調データ生成部9より入力された二値信号である変調データ10を、振幅の異なる2種の搬送波を組み合わせて示すASK変調により変調し、そのASK変調された信号を出力増幅器16で増幅して送受信アンテナ17から出力する。
予告信号32が入力(“1”レベル)されると、予告信号ラッチ30は、送信開始レジスタリセット信号31を出力し、送信開始レジスタ11はリセットされる(31c)。
一方、無線タグ60では、送受信アンテナ17により生成された交番磁界により送受信アンテナ50の両端に発生する誘導電圧を整流部52で整流し、無線タグ60内の各部に電力を供給すると共に、検波回路部53では、交番磁界と兼ねて受信されるASK変調波を二値信号に復調し、受信データ判定部54に出力する。
受信データ判定部54は、検波回路部53で復調された受信信号から受信データの抽出、受信データ命令のデコード及びキャリア信号の検出を行い、変調データ生成部58に、受信データ命令に対する応答コード56及びキャリア信号55を出力する。それと共に受信データ判定部54は、受信データ命令のデコード結果が、メモリ読み出し/書き込みであった場合には、不揮発性メモリアクセス信号59を用いて不揮発性メモリ57にアクセスする。
不揮発性メモリ57は、不揮発性メモリアクセス信号59の指示に従い、メモリの読み出し及び書き込みを行うと共に、読み出し(読み出しデータ)/書き込み結果を、同様に不揮発性メモリアクセス信号59を用いて受信データ判定部20に出力する。
変調データ生成部58は、キャリア検出信号55が入力されることにより、受信データ命令に対する応答コード56を送信フォーマット形式{(SOF: Start Of Flame)+応答データ+DATA CRC+EOF(End Of Data)}で生成し、ロードスイッチ51をON/OFFさせることによりデータ送信する。
リーダライタユニット27側の受信アンプ18では、受信アンテナ17の両端入力を増幅した後に、検波回路に出力する。検波回路19では、無線タグ60のロードスイッチング信号を二値信号に復調し、受信データ判定部20に出力する。(19c)
受信データ判定部20では、検波回路部19から入力される二値信号(無線タグ60からの応答データ)のデータフォーマットチェック及びCRCチェックを行う。そして、チェック結果が良好であれば、エラーFLAGはセットしないでBUSY FLAGリセット信号33を出力し(33c)、受信バッファアドレスインクリメント22cを出力すると共に、油進データ23として無線タグ60からの応答データを出力すること(23c)により、受信バッファ25に無線タグ60からの応答データを書き込む。
送信制御部6は、BUSY FLAGレジスタ12がリセットされると、送信開始レジスタ11の“0”(11d)、BUSY FLAGレジスタ12の“0”(12d)、エラーFLAGレジスタ13の“0”(13d)が入力されることにより、送信バッファアドレスポインタをインクリメントしないで(14d)、変調データ生成トリガ7を発生させない(7d)。従って、無線タグ60への送信は中断される。
上記のように本実施の形態の予告信号出力手段であるマイクロスイッチ130は、ロック機構116におけるロックを解除するための操作部分(スイッチレバー118)に連動して、実際にロックが解除される前の予備操作、または、操作部分のストロークにおける余裕部分により予告信号を出力する。また、マイクロスイッチ130は、スイッチレバー118に連動して、無線タグ60と送受信アンテナ部17との間の距離が送受信可能な有効距離よりも長くなる前か、あるいは、無線タグ60と送受信アンテナ部17との間の距離が送受信可能な有効距離よりも長くなる前から、少なくともリーダライタユニット27が書込を予定しているデータの書込処理を開始する前までの間に予告信号32を出力する。
このように、本実施の形態の電子装置200では、リーダライタユニット27と無線タグ60とが、所定時間(例えば、ロック機構におけるロックを解除するための操作部分と連動する、実際にロックが解除される前の予備操作時間、あるいは、実際にロックが解除される前の操作部分のストロークにおける余裕部分の操作時間等)内に、送受信不能になると予想されるほど離間すること(事象の発生)を検出して送受信不能の予告信号を出力する予告信号出力手段(マイクロスイッチ130)をカバーロック機構116に備えるので、リーダライタユニット27は、無線タグ60に今回送信中のデータアクセスが終了した後には、無線タグ60への次回以降のデータアクセスを中止させることができる。つまり、無線タグ60の不揮発性メモリ57へのデータ書込中に、指定アドレスのデータをクリーニングした後にそのアドレスに書き込む前に送受信が不能になり、書き込まれたデータが破損する事態を避けることができる。
さらに、本実施の形態の電子装置200では、上記したように破損する可能性のあるデータの書き込み処理を、予告信号の受信により事前に中止するので、指定アドレスへのデータ書き込み時に、従来のように、不揮発性メモリ57の別アドレスにバックアップコピーを作成したり、別アドレスにハッシュ値を格納する必要が無くなり、無線タグ60の不揮発性メモリ57の容量増加を抑制することができる。
また、本実施の形態の電子装置200では、上記したように破損する可能性のあるデータの書き込み処理を、予告信号の受信により事前に中止するので、従来のように、データの読出時に元データと同一であることを確認する必要が無くなる。つまり、不揮発性メモリ57の別アドレスにハッシュ値を格納する必要が無くなり、無線タグ60の不揮発性メモリ57の容量増加をさらに抑制することができる。さらに、ハッシュ値の読み出し及びハッシュ値による同一性の確認のための演算処理に必要な時間も不要になるので、読み出し時間の増加も抑制することができる。
実施の形態2.
図11は、本発明の実施の形態2の電子装置における電源供給部の概略構成を示すブロック図である。
実施の形態2の電子装置では、電子装置200における予告信号を発生させる部位が、実施の形態1のマイクロスイッチ130ではなく電源供給部36に変更されている。本実施の形態のその他の構成は、実施の形態1と同様であるので、重複する説明を省略する。
図11の電源供給部36は、商用電源の電圧低下を検出することで停電を検出する検出部71と、検出部71の検出結果に基づいてリーダライタユニット27に対して、所定時間内に停電することの予告信号32aを出力する予告信号出力部72を備えている。
また、電源供給部36は、外部から入力される商用電源をリーダライタユニット27に適した電圧にして出力する電源電圧出力部73、および、例えば、大容量のコンデンサや電池により、商用電源側に停電が発生した時であっても、少なくとも処理中のデータを不揮発性のメモリに格納する時間分以上は動作可能な電源電圧(供給電圧)を維持できるように出力電力を一時的に蓄積(保持)する出力エネルギ蓄積部74を有している。つまり、電源供給部36は、電力供給(入力)側が急に停電により電圧降下しても、出力側は急に電圧が降下せず、徐々に電圧降下する電源であり、電源電圧の供給停止からタイムラグを有してリーダライタユニット27への供給電圧が停止される。
従って、本実施の形態では、検出対象となる事象は、商用電源等の供給側で発生した停電であり、送受信が不能になると予想される所定時間は、停電(事象の発生)により動作が可能な下限の動作可能電圧VLよりも電圧が低下する時間である。
図12は、電源供給部36からリーダライタユニット27に供給されるリーダライタ電源28の電圧変化と予告信号32aのタイミングを示した図である。
予告信号32aは、タイミングT5(例えば、停電の発生前の状態)ではLレベルであり、この状態がC5であり、リーダライタ電源28の電圧V1は、動作可能電圧VLよりも高い値である。
タイミングT6になって停電が発生すると、予告信号32aは、Hレベルになるが、この時の状態C6では、まだ、リーダライタ電源28の電圧V1は、徐々に電圧降下し始めるが、動作可能電圧VLよりも高い値である。従って、例えば、この間(状態C6)に、受信バッファに格納されていたデータを不図示の不揮発性メモリ等に格納することができるが、本実施の形態では、送信バッファ3からのデータの送信は中止される。ここで、従来のように、この状態C6でもデータを送信してしまうと、応答データを受信する頃には電圧低下により処理できなくなり、データが破損する事態が発生するためである。
タイミングT7になると、リーダライタ電源28の電圧V1は、動作可能電圧VLよりも低い値になるので、この状態C7ではリーダライタユニット27は動作不能である。しかし、タイミングT6の予告信号32aにより新たなデータは送信されていないため、この時点以降に新たなデータは受信しないので、データの破損は発生しない。
タイミングT8になると、リーダライタ電源28の電圧V1は、動作可能電圧VLよりも低い値でてのままになる。この状態C8では、もうデータの書き込みは不可能であるが、状態C7の場合と同様に、新たなデータは受信しないので、データの破損は発生しない。
その他の動作は、実施の形態1の離間を予告する信号を、本実施の形態の停電を予告する信号に読み替えるのみであるので、重複する説明を省略する。
このように本実施の形態では、電源供給部36における供給側の電圧低下により停電を検出することで予告信号をリーダライタユニット27に出力するので、リーダライタユニット27は、無線タグ60に今回送信中のデータアクセスが終了した後には、無線タグ60への次回以降のデータアクセスを中止させることができる。つまり、無線タグ60の不揮発性メモリ57へのデータ書込中に、指定アドレスのデータをクリーニングした後にそのアドレスに書き込む前に送受信が不能になり、書き込まれたデータが破損する事態を避けることができる。
さらに、本実施の形態でも、上記したように破損する可能性のあるデータの書き込み処理を、予告信号の受信により事前に中止するので、指定アドレスへのデータ書き込み時に、従来のように、不揮発性メモリ57の別アドレスにバックアップコピーを作成したり、別アドレスにハッシュ値を格納する必要が無くなり、無線タグ60の不揮発性メモリ57の容量増加を抑制することができる。
また、本実施の形態でも、上記したように破損する可能性のあるデータの書き込み処理を、予告信号の受信により事前に中止するので、従来のように、データの読出時に元データと同一であることを確認する必要が無くなる。つまり、不揮発性メモリ57の別アドレスにハッシュ値を格納する必要が無くなり、無線タグ60の不揮発性メモリ57の容量増加をさらに抑制することができる。さらに、ハッシュ値の読み出し及びハッシュ値による同一性の確認のための演算処理に必要な時間も不要になるので、読み出し時間の増加も抑制することができる。
本発明の実施の形態1の電子装置の主要部の概略構成を示すブロック図である。 図1に示した無線タグの内部構成を示すブロック図である。 図1の電子装置が電子写真方式のカラー印刷装置である場合の全体の概略構成を示す図である。 図3の電子装置におけるカバーロック機構を拡大して示した図である。 (a)は図4のカバーロック機構におけるロックレバーが完全にロックされている状態を示す図であり、(b)は電子装置の第1部分に対して第2部分がカバーロックされた状態であることを示す図である。 (a)は図4のロックレバーが少しだけカバーロック解除方向に回動されているがまだロックされている状態を示す図であり、(b)は(a)の状態でもまだ電子装置の第1部分に対して第2部分がカバーロックされた状態であることを示す図である。 (a)は図4のロックレバーが図6(a)からさらにカバーロック解除方向に回動されてロックが解除された状態を示す図であり、(b)は(a)の状態では電子装置の第1部分に対してカバー部である第2部分のロックが解除されて開いた状態を示す図である。 無線タグとリーダライタユニット送受信アンテナとの間の距離の変化に対比させてマイクロスイッチからの予告信号のタイミングを示した図である。 図1〜図3により示した実施の形態1の電子装置のリーダライタユニットにおける通常時(カバーロック機構が操作されない場合)の各部の動作と信号のタイミングを示す図である。 図1〜図3により示した実施の形態1の電子装置のリーダライタユニットにおいて送信バッファの送信データを無線タグに送信して無線タグからの受信データを受信バッファに取り込むまでの間に離間予告信号が検出された場合の各部の動作と信号のタイミングを示す図である。 本発明の実施の形態2の電子装置における電源供給部の概略構成を示すブロック図である。 電源供給部からリーダライタユニットに供給されるリーダライタ電源の電圧変化と予告信号のタイミングを示した図である。
符号の説明
1 制御部、 2 制御インターフェース(I/F)部、 3 送信バッファ、 4 送信バッファデータ、 5 送信バッファアドレスポインタ、 6 送信制御部、 7 変調データ生成トリガパルス、 8 BUSY FLAGセット信号、 9 変調データ生成部、 10 変調データ、 11 送信開始レジスタ、 12 BUSY FLAG、 13 エラーFLAG、 14 送信バッファアドレスインクリメント信号、 15 変調回路部、 16 出力増幅器、 17 送受信アンテナ、 18 受信アンプ、 19 検波回路部、 20 受信データ判定部、 21 エラーFLAGセット信号、 22 受信バッファアドレスインクリメント信号、 23 受信データ、 24 受信バッファアドレスポインタ、 25 受信バッファ、 26 受信バッファデータ、 27 リーダライタユニット、 28 リーダライタ電源、 29 レジスタリード/ライト信号、 30 予告信号ラッチ、 31 送信開始レジスタリセット信号、 32 (離間)予告信号、 32a (停電)予告信号、 33 BUSY FLAGリセット信号、 34 リーダライタ通信信号、 36 電源供給部、 50 送受信アンテナ、 51 ロードスイッチ、 52 整流部、 53 検波回路部、 54 受信データ判定部、 55 キャリア検出信号、 56 応答コード、 57 不揮発性メモリ、 58 変調データ生成部、 59 不揮発性メモリアクセス信号、 60 無線タグ、 71 検出部、 72 予告信号出力部、 73 電源電圧出力部、 74 出力エネルギ蓄積部、 101 給紙カセット、 102a、102b 給紙ローラ、 103 分離ローラ、 104、105、109、111 搬送ローラ、 106 画像形成部、 107 搬送ベルト、 108 定着器、 110a、110b、110c、110d LEDユニット、 112a、112b、112c、112d ホルダ、 113 上部フレーム、 114 制御部、 115 信号ケーブル、 116 カバーロック機構、 117 ベースフレーム、 117a 固定部、 118 ロックレバー、 119 ロックレバーシャフト、 121 ロック部、 122 押下部、 130 マイクロスイッチ、 130a スイッチレバー、 200 電子装置、 200a 第2部分、 200b 第1部分。

Claims (6)

  1. 書込可能な無線タグが配置されたサブユニットが脱着可能に格納される第1部分と、
    前記第1部分とは別個に形成される第2部分とが、
    少なくとも使用可能状態においては前記第1部分と前記第2部分とを結合させた状態が維持されるロック機構により結合されて構成され、
    前記第2部分には、前記無線タグに対して電力を供給すると共に通信に利用するための交番磁界を発生させるアンテナ部が前記無線タグに対向して設けられると共に、前記アンテナ部に対して、交番磁界を発生させるための電力を供給すると共に、前記無線タグに書き込むためのデータを送信し、及び、前記無線タグから読み出されたデータを受信するリーダライタユニットと、
    前記リーダライタユニットへの電源電圧を供給する電源供給手段と
    が少なくとも設けられる電子装置であって、
    前記リーダライタユニットと前記無線タグとが所定時間内に送受信不能になると予想される事象が発生した場合に、その事象の発生を検出して送受信不能の予告信号を出力する予告信号出力手段をさらに備え、
    前記リーダライタユニットは、前記予告信号を受信した場合に、前記無線タグに対する次のデータの送信を中止する
    ことを特徴とする電子装置。
  2. 前記事象は、前記ロック機構の解除による前記第1部分と前記第2部分の離間であり、
    前記予告信号出力手段は、前記ロック機構におけるロックを解除するための操作部分に連動して、実際にロックが解除される前の予備操作により前記予告信号を出力するスイッチ部を備えるものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記事象は、前記ロック機構の解除による前記第1部分と前記第2部分の離間であり、
    前記予告信号出力手段は、前記ロック機構におけるロックを解除するための操作部分に連動して、実際にロックが解除される前の、前記操作部分のストロークにおける余裕部分で前記予告信号を出力するスイッチ部を備えるものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  4. 前記事象は、前記ロック機構の解除による前記第1部分と前記第2部分の離間であり、
    前記予告信号出力手段は、前記ロック機構おけるロックを解除するための操作部分に連動して、前記無線タグと前記アンテナ部との間の距離が送受信可能な有効距離よりも長くなる前に前記予告信号を出力するスイッチ部を備えるものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  5. 前記事象は、前記ロック機構の解除による前記第1部分と前記第2部分の離間であり、
    前記予告信号出力手段は、前記ロック機構おけるロックを解除するための操作部分に連動して、前記無線タグと前記アンテナ部との間の距離が送受信可能な有効距離よりも長くなる前から、少なくとも前記リーダライタユニットが書込を予定しているデータの書込処理を開始する前までの間に、前記予告信号を出力するスイッチ部を備えるものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  6. 前記事象は、前記リーダライタユニットへの電源電圧の供給停止であり、
    前記予告信号出力手段は、前記電源供給手段への電源電圧の供給停止を検出する検出部
    と、その供給停止からタイムラグを有して前記リーダライタユニットへの供給電圧が停止
    されるように出力電力を一時的に保持する出力エネルギ蓄積部と、前記検出部の検出結果
    により前記予告信号を出力する予告信号出力部を備える前記電源供給手段である
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
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