JP2005307570A - 基礎パッキン、モルタル止め部材及び建造物の施工方法 - Google Patents

基礎パッキン、モルタル止め部材及び建造物の施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基礎の外表面に基礎化粧モルタルを形成する際、その上端や厚さを規定する役割を果たすモルタル止め部材を提供する。
【解決手段】基礎と土台との間に基礎パッキン10を設ける建造物に用いられるモルタル止め部材20であって、前記基礎パッキン10よりも厚さが薄い略矩形板状の本体部21に、前記基礎パッキン10に形成された切り欠け部に挿入するための挿入部22が付設されているモルタル止め部材。
【選択図】図2

Description

この発明は、基礎パッキンと、建造物の施工の際に該基礎パッキンと基礎との間に挿入するか、又は、介装するためのモルタル止め部材と、該モルタル止め部材を備えた基礎パッキンを基礎と土台との間に設ける建造物の施工方法とに関する。
木造住宅等の建造物を建築する手法としては、例えば、建物を建てるべき部位の外殻部や内殻部にコンクリート製の基礎を作った後、この基礎の上面に木材の土台を固定し、木製土台の上に柱を立て、柱の上に梁を載せるという手法がある。このような手法は、伝統的な日本建築の手法であり、木造住宅の建築において広く採用されている。
コンクリート基礎(布基礎)は、セメント、砂、水を混合して流動状にして予め組み立てた金属製又は木製の型枠に流し込み、数日放置して固化させることにより作られるので、水分を大量に含み、且つ、長期的に水分を排出するコンクリート自体の特性によって、コンクリート基礎が直接接触する木製土台との接触部位で、木製土台がコンクリート基礎の水分を吸って湿り乾燥しにくくなり、湿って乾燥を阻害すると経時的に木製土台の腐朽を招来するという問題があった。
また、コンクリート基礎と木製土台との間には隙間がないので、両者の間から換気するということができないのであるが、木造住宅においては、床下の換気を行う必要があるため、一般的に、コンクリート基礎の適当な部位に、例えば、縦200mm×横400mm程度の換気穴を形成するということが行われていた。しかし、コンクリート基礎には木造住宅の荷重等に耐え得るだけの充分な強度が必要であるため、このような大きな換気穴を多数形成することは困難であり、形成可能な換気穴の数には制限があった。そのため、床下空間の換気穴から遠い隅部には湿気が滞留し易いという問題があった。
このようなことから、長年の間に土台や柱が腐朽してしまったり、シロアリによって土台が喰い荒らされるという問題もあった。また、コンクリート基礎に換気穴を形成すると、木造住宅の荷重等によって、換気穴の隅部からコンクリート基礎に亀裂が入ってしまうという問題もあった。
このような問題を解決するために創案されたものが基礎パッキンである。この基礎パッキンは、基礎と土台との間に設けられるものであり、長い実績を保ち現在も数多く木造住宅の建設に用いられている。なお、本出願人の先願である特許文献1〜3に、基礎パッキンの形状や材質が詳しく述べられている。
基礎パッキンの一例について、図面を用いて説明する。
図5は、基礎パッキンの一例を模式的に示す斜視図である。
基礎パッキン100は、前後辺にそれぞれ3つの窪み101を有し、長手方向端辺には突起102と窪み103とを有する。突起102と窪み103とは、雌雄嵌合可能な形状となっている。基礎パッキン100の土台と接触する面には、通気のために長手方向に伸びた溝104が形成されている。また、基礎パッキン100には、上下方向に貫通した穴105が形成されている。穴105は、コンクリート基礎から上方へ突出したアンカーボルトを挿通するためのものである。また、基礎パッキン100は、長さLが200mm、幅Wが100mm、高さHが20mm程度の大きさを有している。
このような基礎パッキンを、アンカーボルトが設けられたコンクリート基礎の上面に載置する。コンクリート基礎の直角の隅部では、2枚の基礎パッキンをT字型又はL字型に組み合わせて載置する。コンクリート基礎の直線部では、基礎パッキンを1枚ずつ載置することもあるが、2枚の基礎パッキンを上述したように長手方向に結合して載置することもある。そして、基礎パッキンの上面に、アンカーボルトの通し穴を穿った土台用木材を載置し、アンカーボルトにナットを螺合させて緊締することにより、コンクリート基礎と基礎パッキンと木製土台とを固定することができる。
従来、コンクリート基礎の上面の全周域に基礎パッキンを載置するのではなく、一定の間隔を空けて載置していた。これにより基礎パッキンが載置されていない部分の隙間(高さ20mm程度)を換気穴として利用することができるので、コンクリート基礎に換気穴を形成する必要がなる。また、基礎と木製土台との間に基礎パッキンを介装することにより、木製土台の横滑りを防止して耐震性の高い構造とすることができる。
この基礎パッキン工法によれば、建造物の換気性を向上させ、木製土台の腐朽やシロアリの喰害を防止することができ、建造物は堅牢となり耐震性を高めることができる。また、施工が簡便となり省略化を図ることができるという利点もある。
図6は、上記基礎パッキン工法を用いて建造した建造物の一例を示す断面図である。
コンクリート基礎200の上面に基礎パッキン100が載置され、さらにその上に木製土台110が載置され、図示しないアンカーボルトにナットを螺合させて緊締されている。
また、基礎パッキン100は、一定の間隔を空けて載置されているため、換気性は向上する。しかしながら、このままでは、この隙間から鼠等の小動物が出入りし、木製土台110等を食い荒らすことがある。
そこで、通常、横長の鋼板の中央部分に鼠が通らない程度の小さな矩形の穴を多数、長手方向に整列するように形成し、さらにこの鋼板をその断面がZの形状になるように折り曲げ、穴が斜めの部分に位置するようにした防鼠材240を、基礎パッキン100が複数載置されている部分の外側全面に設け、さらにその外側に水切り230を配置する工法が採用されている。このような工法を採用した場合には、図6に示すように、コンクリート基礎200の外側全体に防鼠材240の下部と同じ厚さ(15〜20mm)でモルタルを塗布して硬化させ、基礎化粧モルタル220を形成していた。
なお、防鼠材240、水切り230は、釘で打ちつけることにより、その上部を木製土台110に固定、その上に外装材210を配置していた。
このように、防鼠材240を設けると、モルタルを塗布する際に、防鼠材240の幅がモルタル層の厚さの基準となるとともに、上端が防鼠材240で規制されるため、防鼠材240を上端としてモルタルを形成すればよく、容易に基礎化粧モルタル220を形成することができた。
しかし、近年では、図5に示した基礎パッキン100(以下、短尺の基礎パッキンともいう)に比べて、その長さが長く、例えば、長さLが900mm程度ある長尺の基礎パッキンを用いるようになってきた。それは、以下のような理由による。
すなわち、このような長尺の基礎パッキンを用いると、コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように載置しても部品点数が増大せず、コンクリート基礎の上面に一定の間隔を空けて短尺の基礎パッキンを載置する場合と比べて、基礎パッキンの位置合わせが不要となり、施工がより簡便となり、さらなる省力化を図ることができる。
また長尺の基礎パッキンを用いると、位置合わせの作業が不要となるため、施工の質を均一化させることができ、木製土台の荷重が長尺の基礎パッキンの全域に均等に掛かることになるため、木製土台に撓み等が生じるおそれもない。
図7は、コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように長尺の基礎パッキンを載置した様子を模式的に示す斜視図である。図中、200はコンクリート基礎、201及び202は部屋となる領域、203は玄関となる領域、302はアンカーボルトをそれぞれ示している。
図7に示すように、コンクリート基礎200の上面には、その全周域を覆うように長尺の基礎パッキン300、301が載置されている。玄関となる領域203を囲うコンクリート基礎200の上面には、通気用の貫通穴がその側面に形成されていない中実体の基礎パッキン(以下、遮蔽型の基礎パッキンともいう)300が載置されている。
部屋となる領域201、202を囲うコンクリート基礎200の上面には、通気用の貫通孔がその側面に形成されている基礎パッキン(以下、換気型の基礎パッキンともいう)301が載置されている。
図7に示したように、コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように長尺の基礎パッキンを載置する施工方法を用いる場合には、通常、遮蔽型の基礎パッキンと換気型の基礎パッキンとの両方を使用する。これは、以下のような理由による。すなわち、床下がなくて室内空間と外部空間とが土台を介して両側で接する箇所(例えば、玄関、勝手口、土間部等)においては、基礎パッキンから通気させる必要はなく、通気させると却って室内空間の気密性が悪化して冷暖房効率が低下してしまうから、遮蔽型の基礎パッキンを使用しているのである。一方、他の箇所においては、換気型の基礎パッキンを使用することにより、基礎パッキン自体に換気穴としての機能を持たせているのである。
実開昭54−181721号公報 実開昭54−181708号公報 特公昭55−40734号公報
上述したように、コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように長尺の基礎パッキンを略隙間なく載置する施工方法を用いる場合、換気型の基礎パッキンの貫通孔は、鼠等の小動物が通過できない大きさに設定されているため、防鼠材240(図6参照)を設ける必要はない。
しかしながら、上述の施行方法では、防鼠材240を設けないため、図6に示すように、コンクリート基礎200の外表面に基礎化粧モルタル220を形成する際、その上端や厚さを規定するものが存在せず、モルタルを塗布しにくいという問題が生じた。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、基礎の外表面に基礎化粧モルタルを形成する際、その上端や厚さを規定する役割を果たすモルタル止め部材、及び、該モルタル止め部材を基礎と当該基礎パッキンとの間に挿入可能なように構成された基礎パッキンを提供することにある。
また、本発明の目的は、上述のモルタル止め部材と基礎パッキンとを用いた建造物の施工方法を提供することにある。
上述した目的を達成するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1)基礎と土台との間に設けられ、所定の厚さを有する矩形板状の基礎パッキンであって、
ボルトを通すための穴が上下方向に穿ってあり、下面には、上記基礎の上面に載置した際、当該基礎パッキンと上記基礎の上面との間にモルタル止め部材を挿入するための切り欠け部が形成されていることを特徴とする基礎パッキン。
(1)の発明によれば、当該基礎パッキンに切り欠け部が形成されているので、上記基礎の上面に当該基礎パッキンと土台とを載置した際、下記の(2)に記載のモルタル止め部材の挿入部を、上記切り欠け部に挿入、固定することができ、これにより当該基礎パッキンと基礎との間からモルタル止め部材が突出した態様で設けられていることとなる。従って、モルタルを塗布する際には、その上端を上記モルタル止め部材の下面とするとともに、その幅(厚さ)が基礎の外側面から突出しているモルタル止め部材の幅となるように、モルタルを塗布すればよく、従来の防鼠材等が設けられている場合と同様に、容易かつ迅速に基礎化粧モルタルを形成することができる。
さらに、モルタルをモルタル止め部材より上に形成することはないので、換気型の基礎パッキンを用いた場合、長尺、短尺に限らず、通気孔による通気を確実に確保することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(2)基礎と土台との間に基礎パッキンを設ける建造物に用いられるモルタル止め部材であって、
上記基礎パッキンよりも厚さが薄い略矩形板状の本体部に、上記基礎パッキンに形成された切り欠け部に挿入するための挿入部が付設されていることを特徴とするモルタル止め部材。
(2)の発明によれば、上記基礎の上面に当該基礎パッキンと土台とを載置した際、モルタル止め部材の挿入部を(1)記載の基礎パッキンの切り欠け部に挿入、固定することにより、基礎パッキンと基礎との間から当該モルタル止め部材が突出した態様で設けられていることとなる。
従って、モルタルを塗布する際には、その上端を上記モルタル止め部材の下面とするとともに、その幅(厚さ)が基礎の外側面から突出しているモルタル止め部材の幅となるように、モルタルを塗布すればよく、従来の防鼠材等が設けられている場合と同様に、容易かつ迅速に基礎化粧モルタルを形成することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(3)基礎と土台との間に基礎パッキンを設ける建造物の施工方法であって、
上記基礎の上面に、その下面にモルタル止め部材を挿入するための切り欠け部が形成された基礎パッキンを、その外側面が上記基礎の外側面とほぼ同一面を形成するように載置する基礎パッキン載置工程と、
上記土台を上記基礎パッキンの上面に載置する土台載置工程と
上記(2)又は(3)に記載のモルタル止め部材の挿入部を上記基礎パッキンの上記切り欠け部に挿入するモルタル止め部材取付工程と
を含むことを特徴とする建造物の施工方法。
(3)の発明によれば、従来と同様に基礎の外側面と基礎パッキンの長辺外側面とが、ほぼ同一の面を形成するように基礎上に基礎パッキンを載置すればよいので、容易に基礎上に基礎パッキンを載置することができる。
また、上記基礎の上面に当該基礎パッキンと土台とを載置した際、モルタル止め部材の挿入部を(1)記載の基礎パッキンの切り欠け部に挿入、固定することにより、基礎パッキンと基礎との間から上記モルタル止め部材が突出した態様となる。
従って、モルタルを塗布する際には、その上端を上記モルタル止め部材の下面とするとともに、その幅(厚さ)が基礎の外側面から突出しているモルタル止め部材の幅となるように、モルタルを塗布すればよく、従来の防鼠材等が設けられている場合と同様に、容易かつ迅速に基礎化粧モルタルを形成することができる。
さらに、モルタルをモルタル止め部材より上に形成することはないので、換気型の基礎パッキンを用いた場合、長尺、短尺に限らず、通気孔による通気を確実に確保することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(4)基礎と土台との間に基礎パッキンを設ける建造物の施工方法であって、
前記基礎の上面に、請求項2に記載のモルタル止め部材を載置するモルタル止め部材載置工程と、
下面にモルタル止め部材を挿入するための切り欠け部が形成された基礎パッキンを、前記切り欠け部にモルタル止め部材の挿入部が挿入された態様となるように載置する基礎パッキン載置工程と、
前記土台を前記基礎パッキンの上面に載置する土台載置工程と
を含むことを特徴とする建造物の施工方法。
(4)の発明によれば、従来と同様に基礎の外側面と基礎パッキンの長辺外側面とが、ほぼ同一の面を形成するように基礎上に基礎パッキンを載置すればよいので、容易に基礎上に基礎パッキンを載置することができる。
また、上記工程を行うことにより、基礎パッキンと基礎との間から上記モルタル止め部材が突出した態様となる。
従って、モルタルを塗布する際には、その上端を上記モルタル止め部材の下面とするとともに、その幅(厚さ)が基礎の外側面から突出しているモルタル止め部材の幅となるように、モルタルを塗布すればよく、従来の防鼠材等が設けられている場合と同様に、容易かつ迅速に基礎化粧モルタルを形成することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(5)基礎と土台との間に基礎パッキンを設ける建造物に用いられ、
上記基礎パッキンと上記基礎の上面との間に介装するモルタル止め部材であって、
上記基礎パッキンよりも厚さが薄い略矩形板状の本体部に、上記基礎パッキンと上記基礎との間に介装するための介装部が付設されていることを特徴とするモルタル止め部材。
(5)の発明によれば、上記基礎の上面にモルタル止め部材の介装部を載置した後、基礎パッキンを載置し、続いて基礎パッキンの上に土台を載置することにより、基礎パッキンと基礎との間から介装されたモルタル止め部材が突出した態様となる。
従って、モルタルを塗布する際には、その上端を上記モルタル止め部材の下面とするとともに、その幅(厚さ)が基礎の外側面から突出しているモルタル止め部材の幅となるように、モルタルを塗布すればよく、従来の防鼠材等が設けられている場合と同様に、容易かつ迅速に基礎化粧モルタルを形成することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(6)上記(2)又は(5)記載のモルタル止め部材であって、
上記基礎パッキンの長辺と略同じ長さの長辺を有することを特徴とするモルタル止め部材。
(6)の発明によれば、モルタル止め部材の長辺の長さが基礎パッキンの長辺の長さと同じであるので、1個の基礎パッキンにつき1個のモルタル止め部材を用いればよく、容易にモルタル止め部材を取り付けることができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(7)基礎と土台との間に基礎パッキンを設ける建造物の施工方法であって、
上記基礎の上面に、上記(5)又は(6)記載の介装部が配置されるようにモルタル止め部材を載置するモルタル止め部材載置工程と、
上記モルタル止め部材の介装部の上に、その外側面が上記基礎の外側面とほぼ同一面を形成するように上記基礎パッキンを載置する基礎パッキン載置工程と、
上記土台を上記基礎パッキンの上面に載置する土台。
(7)の発明によれば、上記基礎の上面にモルタル止め部材の介装部を載置した後、基礎パッキンを載置し、続いて基礎パッキンの上に土台を載置することにより、基礎パッキンと基礎との間から介装されたモルタル止め部材が突出した態様となる。
従って、モルタルを塗布する際には、その上端を上記モルタル止め部材の下面とするとともに、その幅(厚さ)が基礎の外側面から突出しているモルタル止め部材の幅となるように、モルタルを塗布すればよく、従来の防鼠材等が設けられている場合と同様に、容易かつ迅速に基礎化粧モルタルを形成することができる。
さらに、モルタルをモルタル止め部材より上に形成することはないので、換気型の基礎パッキンを用いた場合、長尺、短尺に限らず、通気孔による通気を確実に確保することができる。
本発明によれば、上記基礎の上面に当該基礎パッキンが載置され、モルタル止め部材の挿入部が基礎パッキンの切り欠け部に挿入、固定された状態とするか、又は、モルタル止め部材の介装部を基礎の上面に載置し、その上に基礎パッキンと土台とを載置することにより、基礎パッキンと基礎との間からモルタル止め部材が突出した態様で設けられていることとなる。従って、モルタルを塗布する際には、その上端を上記モルタル止め部材の下面とするとともに、その幅(厚さ)が基礎の外側面から突出しているモルタル止め部材の幅となるように、モルタルを塗布すればよく、従来の防鼠材等が設けられている場合と同様に、容易かつ迅速に基礎化粧モルタルを形成することができる。
さらに、モルタルをモルタル止め部材より上に形成することはないので、換気型の基礎パッキンを用いた場合、長尺、短尺に限らず、通気孔による通気を確実に確保することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
勿論、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の構成を充足する範囲内で、適宜設計変更を行うことが可能である。
[第1実施形態]
図1(a)は、第1実施形態に係る本発明の基礎パッキン及びモルタル止め部材の一例を模式的に示す斜視図であり、(b)は、図1に示した基礎パッキンの底面図であり、(c)は、(a)に示したモルタル止め部材の挿入部を基礎パッキンの切り欠け部に挿入した様子を示すA−A線断面図である。
基礎パッキン10は、いわゆる長尺の換気型基礎パッキンと言われるものである。この基礎パッキン10は、所定の厚さを有する略矩形板状をなしており、長辺方向に伸びた一対の基体11、12と、一対の基体11、12を短辺方向に接続する4箇所の結合部13とから構成され、これらは一体的に形成されている。
基体11、12は四角柱形状を有しているが、一方の先端の接続部17aには、切り欠き(突起)が形成され、他方の先端の接続部17bには、上下に貫通した溝が形成されており、別の基礎パッキンと接続部17a、17b同士を嵌合させることにより、連結することができるようになっている。
基体11、12の寸法は限定されるものではないが、例えば、長さは500〜2000mm、幅20〜70mm、高さ10〜30mmである。なお、接続部17a、17bに相当する部分は、切り欠きや溝が形成されておらず、平坦であってよい。
基礎パッキン10の寸法も特に限定されるものではないが、例えば、長さは500〜2000mm、幅は70〜200mm、高さは10〜30mmである。
基体11、12及び結合部13によって囲まれた空間が、アンカーボルトを挿通するためのボルト挿通孔である。
また、この基礎パッキン10では、床下の換気を行うとともに、軽量化を図るため、短辺方向に貫通する側面視矩形状の多数の通気孔15が設けられている。一方、結合部13の近傍では、通気孔15を形成しにくいので、上下に貫通する縦孔16が設けられている。
なお、結合部13が設けられている部分にも、結合部13を貫通するように、通気孔が設けられていてもよい。
この基礎パッキン10では、基体12の底面に図1(a)、(b)に示すように、モルタル止め部材20に付設された挿入部22がちょうど収まる形状の切り欠け部14が形成されている点に特徴を有する。
なお、第1実施形態に係る基礎パッキン10では、充分な軽量化がなされているので、取り扱いの利便性に優れ、材料の使用量を節減してコストダウンを図ることができる。なお、基礎パッキンは、長尺に限られず、短尺でもよい。
第1実施形態に係るモルタル止め部材20は、上述した基礎パッキン10の切り欠け部14に挿入が可能な挿入部が付設された部材である。
すなわち、このモルタル止め部材20は、長辺方向が非常に長い、矩形板状の本体部21に基礎パッキン10の切り欠け部14に挿入するための挿入部22が等間隔で3箇所付設されている。なお、挿入部22の個数は、3個に限定されるものではなく、2個でも、4個以上であってもよい。
また、基礎パッキン10の切り欠け部14が基体11、12の両方に形成され、モルタル止め部材20の挿入部22は、それら切り欠け部14に挿入されるように長くてもよい。
このモルタル止め部20を構成する本体部21の短辺方向の幅は、15〜20mmが望ましい。基礎の外表面に基礎化粧モルタルを形成する際、その厚さが15〜20mmであり、モルタルをこの厚みとする際に基準となるからである。
このモルタル止め部材20の役割については、本発明に係る建造物の施行方法で詳しく説明するが、基礎の上面に基礎パッキン10及び土台を載置し、基礎の外側面にモルタルを形成する際、この基礎パッキン10の切り欠け部14に挿入部22を挿入することにより基礎の外側面から突出した状態でモルタル止め部材20を設けることができるので、モルタル止め部材20の突出した部分の幅を塗布するモルタルの厚さとし、モルタル止め部材20の下面をモルタルの上端となるようにモルタルを形成すればよく、容易に基礎化粧モルタルを形成することができる。
上述したモルタル止め部材20は、1個の基礎パッキン10に1個の割合でモルタル止め部材20を配置するようになっているが、1個の基礎パッキン10に長さが半分のモルタル止め部材を2個配置するようにしてもよく、2個又は3個の基礎パッキン10に長さが2倍、又は、3倍のモルタル止め部材を1個配置するようにしてもよい。以下に説明するモルタル止め部材においても同様である。
次に、第1の実施形態に係る基礎パッキン及びモルタル止め部材の材料について説明する。モルタル止め部材の材料に関しては、下記するいずれの実施形態に係るモルタル止め部材も同じであるのでモルタル止め部材の材料の説明は、後述する他の実施形態では省略する。なお、モルタル止め部材を取り付ける基礎パッキンの材料も、モルタル止め部材の材料と同じものを使用する。
本発明の基礎パッキン及びモルタル止め部材の材料としては、特に限定されるものではなく、例えば、金属材料、樹脂材料等を挙げることができる。金属材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、ステンレス、鋳鉄等を挙げることができる。セラミックを用いることとしてもよい。樹脂材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)、ポリ塩化ビニル、ナイロン等を挙げることができる。また、樹脂材料として、例えば、天然ゴム(NR)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)等のゴム材料を挙げることができる。これらの材料は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。

基礎パッキン及びモルタル止め部材の材料として、樹脂材料を用いる場合には、無機材料を添加して用いることが望ましい。剛性が高くなり建築材料として好適な硬さとすることができ、光による樹脂材料の脆性化を防止し、さらに、耐水性や耐熱性等を向上させることができるからである。無機材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、炭酸カルシウム、含水珪酸マグネシウム、石粉、コンクリート粉体、高炉スラグ、フライアッシュ等を挙げることができる。樹脂材料と無機材料との配合重量比は、1:0.1〜1:3であることが好ましい。また、例えば、フタル酸エステル、ジブチルフタレート等の可塑剤を添加してもよい。
次に、第1の実施形態に係るモルタル止め部材を用いた本発明の建造物の施工方法について説明する。
本発明に係る施工方法は、基礎と土台との間に基礎パッキンを設ける建造物の施工方法であって、
上記基礎の上面に、その下面にモルタル止め部材を挿入するための切り欠け部が形成された基礎パッキンを、その外側面が上記基礎の外側面とほぼ同一面を形成するように載置する基礎パッキン載置工程と、上記土台を上記基礎パッキンの上面に載置する土台載置工程と、上記モルタル止め部材の挿入部を上記基礎パッキンの上記切り欠け部に挿入するモルタル止め部材取付工程とを含むことを特徴とする建造物の施工方法である。
図2は、第1の実施形態に係る基礎パッキンを用いた本発明の建造物の施工方法を説明するための断面図である。なお、この施工法は、比較的簡単に説明することができるので、一の図面を使用して説明することとする。
本施工方法では、まず、基礎パッキン載置工程を行う。すなわち、コンクリート基礎200の上面に、その下面にモルタル止め部材20の挿入部22を挿入するための切り欠け部14が形成された基礎パッキン10を、その外側面が基礎200の外側面とほぼ同一面を形成するように載置する。
次に、土台載置工程を行い、土台110を基礎パッキン10の上面に載置し、図示しないアンカーボルトにナットを螺合させて緊締する。
続いて、モルタル止め部材挿入工程を行い、モルタル止め部材20の挿入部22を基礎パッキン10の切り欠け部14に挿入する。
なお、上記施工方法においては、コンクリート基礎200の上面にモルタル止め部材20の挿入部22を載置し、その上に切り欠け部14が形成された基礎パッキン10を、挿入部22が切り欠け部14に挿入された態様となるように載置してもよい。
これにより、コンクリート基礎200の上端の外側面からモルタル止め部材20が水平に突出した状態となる。
本実施形態に係る基礎パッキン10は、長尺の基礎パッキンであり、外側面に換気孔15が形成されているので、図7に示すように、換気が必要なコンクリート基礎の上面全体を覆うように載置する。この場合、防鼠材240(図6参照)を必要としない。
上記工程の後、基礎化粧モルタルを形成するために、モルタルを塗布する。この際、基礎200の上端からモルタル止め部材20が突出し、その幅は、モルタルの厚さと略同じ、15〜20mmであるため、モルタルの表面がモルタル止め部材20の先端部と略同じとなり、その上端がモルタル止め部材20の下面となるようにモルタルを形成すればよい。
従って、容易に基礎化粧モルタル220を形成することができる。
[第2実施形態]
図3(a)は、第2実施形態に係る本発明のモルタル止め部材と、該モルタル止め部材と組み合わせる基礎パッキンとの一例を模式的に示す斜視図であり、(b)は、(a)に示したモルタル止め部材を基礎パッキンの下に介装した様子を示す短辺側側面図である。
基礎パッキン30は、いわゆる長尺の遮蔽型基礎パッキンと言われるものである。基礎パッキン30は、所定の厚さを有する略矩形板状であり、長辺方向に伸びた一対の基体31、32と、一対の基体31、32を短辺方向に接続する4箇所の結合部33とから構成され、これらは一体的に形成されている。基体31、32は四角柱形状を有しており、その寸法は限定されるものではないが、例えば、長さは500〜2000mm、幅20〜70mm、高さ10〜30mmである。
基礎パッキン30の寸法も特に限定されるものではないが、例えば、長さは500〜2000mm、幅は70〜200mm、高さは10〜30mmである。
基体31、32及び接続突部33によって囲まれた空間が、アンカーボルトを挿通するためのボルト挿通孔である。
また、この基礎パッキン30には、軽量化を図るため、基体31、32の長辺内側面に水平方向に多数の有底孔35が設けられている。一方、結合部33の近傍では、通気孔35を形成しにくいので、上下方向に形成された有底縦孔36が設けられている。
基体31、32に設けられた有底孔35は、貫通していないため、この基礎パッキン30を用いた場合には、床下の換気を行うことができない。従って、この基礎パッキンは、換気をしない部分、すなわち、床下がなくて室内空間と外部空間とが土台を介して両側で接する箇所(例えば、玄関、勝手口、土間部等)に用いられる。
基体31、32の長辺外側面31a、32aには、上下方向に貫通した多数の溝34が形成されている。溝34は、深さ6mmの蟻溝形状を有している。溝34を介して、基礎(図示せず)に描かれた墨出し線が視認可能となるため、基礎パッキン30や土台(図示せず)の位置合わせを容易に行うことができる。
第2実施形態に係る基礎パッキン30では、充分な軽量化がなされているので、取り扱いの利便性に優れ、材料の使用量を節減してコストダウンを図ることができる。なお、基礎パッキンは、長尺に限られず、短尺でもよい。
第2実施形態に係るモルタル止め部材40は、基礎の上面に基礎パッキン30を載置する際、基礎と基礎パッキン30との間に介装するための部材である。
このモルタル止め部材40は、長辺方向が非常に長い、矩形板状の本体部41に基礎と基礎パッキン30との間に介装するための介装部42が等間隔で4箇所付設されている。なお、嵌合部42の個数は、4個に限定されるものではなく、2個でも3個でもよく、5個以上であってもよい。
モルタル止め部材40の介装部42を基礎と基礎パッキン30との間に介装することにより、図3(b)に示すように、本体部41が基礎パッキン30の外側面32a下方より水平方向に突出した形状となる。
このモルタル止め部40を構成する挿入部41の幅は、15〜20mmが望ましい。基礎の外表面に基礎化粧モルタルを形成する際、その厚さが15〜20mmであり、モルタルをこの厚みとする際に基準となるからである。
このモルタル止め部材40の役割は、第1実施形態に係るモルタル止め部材20と同様であり、基礎の上面に基礎パッキン30及び土台を載置し、基礎の外側面にモルタルを形成する際、この基礎パッキン30と基礎との間に介装したモルタル止め部材40が基礎の上面から突出するように形成されているので、その幅を塗布するモルタルの厚さとし、モルタル止め部材40の下面をモルタルの上端となるようにモルタルを形成すればよく、容易に基礎化粧モルタルを形成することができる。
次に、第2の実施形態に係るモルタル止め部材を用いた本発明の建造物の施工方法について説明する。
本発明に係る建造物の施工方法は、基礎と土台との間に基礎パッキンを設ける建造物の施工方法であって、
上記基礎の上面に介装部が配置されるようにモルタル止め部材を載置するモルタル止め部材載置工程と、上記モルタル止め部材の介装部の上に、その外側面が上記基礎の外側面とほぼ同一面を形成するように上記基礎パッキンを載置する基礎パッキン載置工程と、上記土台を上記基礎パッキンの上面に載置する土台載置工程とを含むことを特徴とする建造物の施工方法である。
図4は、第2の実施形態に係るモルタル止め部材を用いた本発明の建造物の施工方法を説明するための断面図である。なお、この施工法は、比較的簡単に説明することができるので、一の図面を使用して説明することとする。
本施工方法では、まず、モルタル止め部材載置工程を行う。すなわち、基礎200の上面に介装部42が配置されるようにモルタル止め部材40を載置する。この際、図4に示すように、介装部42のみが基礎200の上面に配置されるように載置する。
次に、基礎パッキン載置工程を行い、モルタル止め部材40の介装部42の上に、その外側面が基礎200の外側面とほぼ同一面を形成するように基礎パッキン30を載置する。
続いて、土台載置工程を行い、土台110を基礎パッキン200の上面に載置し、図示しないアンカーボルトにナットを螺合させて緊締する。
これにより、コンクリート基礎200の上端の外側面からモルタル止め部材40が水平に突出した状態となる。
本実施形態に係る基礎パッキン30は、長尺の基礎パッキンであり、第1の実施形態に係る基礎パッキン10と異なり、遮蔽型であるので、床下がなくて室内空間と外部空間とが土台を介して両側で接する箇所(例えば、玄関、勝手口、土間部等)に用いられ、長尺であるので、その全体を覆うように載置する。この場合、防鼠材240(図6参照)を必要としない。
上記工程の後、基礎化粧モルタルを形成するために、モルタルを塗布する。この際、基礎200の上端からモルタル止め部材40が突出し、その幅は、モルタルの厚さと略同じ、15〜20mmであるため、モルタルの表面がモルタル止め部材40の先端部と略同じとなり、その上端がモルタル止め部材40の下面となるようにモルタルを形成すればよい。
従って、容易に基礎化粧モルタル220を形成することができる。
(a)は、第1実施形態に係るモルタル止め部材及び基礎パッキンの一例を模式的に示す斜視図であり、(b)は、基礎パッキンの底面図であり、(c)は、モルタル止め部材を基礎パッキンに取り付けた様子を示すA−A線断面図である。 第1実施形態に係る建造物の施工方法の一例を模式的に示す断面図である。 (a)は、第2実施形態に係るモルタル止め部材及び基礎パッキンの一例を模式的に示す斜視図であり、(b)は、モルタル止め部材を基礎パッキンの下に配置した(基礎と基礎パッキンとの間に介装した)様子を示す短辺側側面図である。 第2実施形態に係る建造物の施工方法の一例を模式的に示す断面図である。 従来の基礎パッキンの一例を模式的に示す斜視図である。 従来の建造物の施工方法の一例を模式的に示す断面図である。 コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように長尺の基礎パッキンを載置した様子を模式的に示す斜視図である。
符号の説明
10、30 基礎パッキン
11、12、31、32 基体
11a、12a、31a、32a 外側面
13、33 結合部
15 通気孔
16 縦孔
17(17a、17b) 結合部
20、40 モルタル止め部材
21、41 本体部
22 挿入部
35 有底孔
36 有底縦孔
34 溝
42 介装部
110 土台
200 コンクリート基礎
220 基礎化粧モルタル

Claims (7)

  1. 基礎と土台との間に設けられ、所定の厚さを有する矩形板状の基礎パッキンであって、
    ボルトを通すための穴が上下方向に穿ってあり、下面には、前記基礎の上面に載置した際、当該基礎パッキンと前記基礎の上面との間にモルタル止め部材を挿入するための切り欠け部が形成されていることを特徴とする基礎パッキン。
  2. 基礎と土台との間に基礎パッキンを設ける建造物に用いられるモルタル止め部材であって、
    前記基礎パッキンよりも厚さが薄い略矩形板状の本体部に、前記基礎パッキンに形成された切り欠け部に挿入するための挿入部が付設されていることを特徴とするモルタル止め部材。
  3. 基礎と土台との間に基礎パッキンを設ける建造物の施工方法であって、
    前記基礎の上面に、下面にモルタル止め部材を挿入するための切り欠け部が形成された基礎パッキンを、その外側面が前記基礎の外側面とほぼ同一面を形成するように載置する基礎パッキン載置工程と、
    前記土台を前記基礎パッキンの上面に載置する土台載置工程と、
    請求項2に記載のモルタル止め部材の挿入部を前記基礎パッキンの前記切り欠け部に挿入するモルタル止め部材挿入工程と
    を含むことを特徴とする建造物の施工方法。
  4. 基礎と土台との間に基礎パッキンを設ける建造物の施工方法であって、
    前記基礎の上面に、請求項2に記載のモルタル止め部材を載置するモルタル止め部材載置工程と、
    下面にモルタル止め部材を挿入するための切り欠け部が形成された基礎パッキンを、前記切り欠け部にモルタル止め部材の挿入部が挿入された態様となるように載置する基礎パッキン載置工程と、
    前記土台を前記基礎パッキンの上面に載置する土台載置工程と
    を含むことを特徴とする建造物の施工方法。
  5. 基礎と土台との間に基礎パッキンを設ける建造物に用いられ、
    前記基礎パッキンと前記基礎の上面との間に介装するモルタル止め部材であって、
    前記基礎パッキンよりも厚さが薄い略矩形板状の本体部に、前記基礎パッキンと前記基礎との間に介装するための介装部が付設されていることを特徴とするモルタル止め部材。
  6. 前記基礎パッキンの長辺と略同じ長さの長辺を有する請求項2又は5記載のモルタル止め部材。
  7. 基礎と土台との間に基礎パッキンを設ける建造物の施工方法であって、
    前記基礎の上面に、請求項5又は6記載の介装部が配置されるようにモルタル止め部材を載置するモルタル止め部材載置工程と、
    前記モルタル止め部材の介装部の上に、その外側面が前記基礎の外側面とほぼ同一面を形成するように前記基礎パッキンを載置する基礎パッキン載置工程と、
    前記土台を前記基礎パッキンの上面に載置する土台載置工程と
    を含むことを特徴とする建造物の施工方法。
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