JP4626949B2 - 基礎パッキン - Google Patents

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Description

この発明は、基礎と土台との間に設けられる基礎パッキンに関する。特に、布基礎と木製土台との間に設けられる基礎パッキンに関する。
木造住宅等の建造物を建築する手法としては、例えば、建物を建てるべき部位の外殻部や内殻部にコンクリート製の基礎を作った後、この基礎の上面に木材の土台を固定し、木製土台の上に柱を立て、柱の上に梁を載せるという手法がある。このような手法は、伝統的な日本建築の手法であり、木造住宅の建築において広く採用されている。
コンクリート基礎(布基礎)は、セメント、砂、水を混合して流動状にして予め組み立てた金属製又は木製の型枠に流し込み、数日放置して固化させることにより作られるので、水分を大量に含み、且つ、長期的に水分を排出するコンクリート自体の特性によって、コンクリート基礎が直接接触する木製土台との接触部位で、木製土台がコンクリート基礎の水分を吸って湿り乾燥しにくくなり、湿って乾燥を阻害すると経時的に木製土台の腐朽を招来するという問題があった。
また、コンクリート基礎と木製土台との間には隙間がないので、両者の間から換気するということができないのであるが、木造住宅においては、床下の換気を行う必要があるため、一般的に、コンクリート基礎の適当な部位に、例えば、縦200mm×横400mm程度の換気穴を形成するということが行われていた。しかし、コンクリート基礎には木造住宅の荷重等に耐え得るだけの充分な強度が必要であるため、このような大きな換気穴を多数形成することは困難であり、形成可能な換気穴の数には制限があった。そのため、床下空間の換気穴から遠い隅部には湿気が滞留し易いという問題があった。
このようなことから、長年の間に土台や柱が腐朽してしまったり、シロアリによって土台が喰い荒らされるという問題もあった。また、コンクリート基礎に換気穴を形成すると、木造住宅の荷重等によって、換気穴の隅部からコンクリート基礎に亀裂が入ってしまうという問題もあった。
このような問題を解決するために創案されたものが基礎パッキンである。基礎パッキンは、基礎と土台との間に設けられるものであり、長い実績を保ち現在も数多く木造住宅の建設に用いられている。なお、本出願人の先願である特許文献1〜3に、基礎パッキンの形状や材質が詳しく述べられている。
基礎パッキンの一例について、図面を用いて説明する。
図10は、基礎パッキンの一例を模式的に示す斜視図である。
基礎パッキン100は、前後辺にそれぞれ3つの窪み101を有し、長手方向端辺には突起102と窪み103とを有する。突起102と窪み103とは、雌雄嵌合可能な形状となっている。基礎パッキン100の土台と接触する面には、通気のために長手方向に伸びた溝104が形成されている。また、基礎パッキン100には、上下方向に貫通した穴105が形成されている。穴105は、コンクリート基礎から上方へ突出したアンカーボルトを挿通するためのものである。また、基礎パッキン100は、長さLが200mm、幅Wが100mm、高さHが20mm程度の大きさを有している。
このような基礎パッキンを、アンカーボルトが設けられたコンクリート基礎の上面に載置する。コンクリート基礎の直角の隅部では、2枚の基礎パッキンをT字型又はL字型に組み合わせて載置する。コンクリート基礎の直線部では、基礎パッキンを1枚ずつ載置することもあるが、2枚の基礎パッキンを上述したように長手方向に結合して載置することもある。そして、基礎パッキンの上面に、アンカーボルトの通し穴を穿った土台用木材を載置し、アンカーボルトにナットを螺合させて緊締することにより、コンクリート基礎と基礎パッキンと木製土台とを固定することができる。
従来、コンクリート基礎の上面の全周域に基礎パッキンを載置するのではなく、一定の間隔を空けて載置していた。これにより基礎パッキンが載置されていない部分の隙間(高さ20mm程度)を換気穴として利用することができるので、コンクリート基礎に換気穴を形成する必要がない。また、基礎と木製土台との間に基礎パッキンを介装することにより、木製土台の横滑りを防止して耐震性の高い構造とすることができる。
この基礎パッキン工法によれば、建造物の換気性を向上させ、木製土台の腐朽やシロアリの喰害を防止することができ、建造物は堅牢となり耐震性を高めることができる。また、施工が簡便となり省略化を図ることができるという利点もある。
しかし、近年では、図10に示した基礎パッキン100(以下、短尺の基礎パッキンともいう)に比べて、その長さが長く、例えば、長さLが900mm程度ある長尺の基礎パッキンを用いるようになってきた。それは、以下のような理由による。
すなわち、このような長尺の基礎パッキンを用いると、コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように載置しても部品点数が増大せず、コンクリート基礎の上面に一定の間隔を空けて短尺の基礎パッキンを載置する場合と比べて、基礎パッキンの位置合わせが不要となり、施工がより簡便となり、さらなる省力化を図ることができる。
また長尺の基礎パッキンを用いると、位置合わせの作業が不要となるため、施工の質を均一化させることができ、木製土台の荷重が長尺の基礎パッキンの全域に均等に掛かることになるため、木製土台に撓み等が生じるおそれもない。
図11は、コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように長尺の基礎パッキンを載置した様子を模式的に示す斜視図である。図中、200はコンクリート基礎、201及び202は部屋となる領域、203は玄関となる領域、302はアンカーボルトをそれぞれ示している。
図11に示すように、コンクリート基礎200の上面には、その全周域を覆うように長尺の基礎パッキン300、301が載置されている。玄関となる領域203を囲うコンクリート基礎200の上面には、通気用の貫通穴がその側面に形成されていない中実体の基礎パッキン(以下、遮蔽型の基礎パッキンともいう)300が載置されている。
部屋となる領域201、202を囲うコンクリート基礎200の上面には、通気用の貫通孔がその側面に形成されている基礎パッキン(以下、換気型の基礎パッキンともいう)301が載置されている。
図11に示したように、コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように長尺の基礎パッキンを載置する施工方法を用いる場合には、通常、遮蔽型の基礎パッキンと換気型の基礎パッキンとの両方を使用する。これは、以下のような理由による。すなわち、床下がなくて室内空間と外部空間とが土台を介して両側で接する箇所(例えば、玄関、勝手口、土間部等)においては、基礎パッキンから通気させる必要はなく、通気させると却って室内空間の気密性が悪化して冷暖房効率が低下してしまうから、遮蔽型の基礎パッキンを使用しているのである。一方、他の箇所においては、換気型の基礎パッキンを使用することにより、基礎パッキン自体に換気穴としての機能を持たせているのである。
以上のように、基礎パッキンを用いる場合、建築のコストや建物の種類等に応じて、長尺や短尺の基礎パッキンを使い分けることとなるが、実際には、建物の種類や施工者等によりコンクリート基礎の幅も異なってくる場合がある。そのため、基礎パッキンもコンクリート基礎の幅に応じて幅の異なる基礎パッキンを用意することが望ましい。
施工者が基礎パッキンの幅を選択する場合、一般的に、コンクリート基礎の幅と同等かそれよりも狭く、かつ、基礎パッキンの上に載置される土台のより僅かに狭いかそれよりも幅の広いものを選択する。一方、土台の幅は、コンクリート基礎の幅よりも狭いものを選択する。
このようなことから、基礎パッキンの幅としては、コンクリート基礎の上面を全て覆うような幅に設定されていることが望ましい。すなわち、土台の配置に関しては、土台の外側面がコンクリート基礎の外側面と同一面を形成するように配置する場合、土台の中心がコンクリート基礎の中心に一致するように配置する場合、土台の内側面がコンクリート基礎の内側面と同一面を形成するように配置する場合の3通りが考えられるが、基礎パッキンがコンクリート基礎の上面の幅とほぼ同じ幅に設定され、コンクリート基礎の上面と一致するように基礎パッキンが配置されていれば、土台の配置が上述したいずれの場合であっても、問題は発生しない。
実開昭54−181721号公報 実開昭54−181708号公報 特公昭55−40734号公報
しかしながら、現状の基礎パッキンは、その幅が、100mmならば100mmに固定されているため、それぞれのコンクリート基礎に応じた多数の基礎パッキンを製造して用意しておく必要があり、施工者は、コンクリート基礎の幅に応じた基礎パッキンを新たに購入する必要があり、不便であった。
また、コンクリート基礎の幅が、製品にないような幅であった場合には、そのコンクリート基礎に好適に用いられる基礎パッキンが存在しないという問題もあった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、その幅を調節することが可能であり、様々な幅を有する基礎に用いることができる基礎パッキンを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1)基礎と土台との間に設けられ、所定の厚さを有する矩形板状の基礎パッキンであって、
長辺方向に伸びた一対の基体と、上記一対の基体を短辺方向に接続するとともに、上記一対の基体間の距離を所定値に保つ接続部とから構成され、
上記接続部には、上記基体間の距離を調節可能とする基体距離調節機構が設けられていることを特徴とする基礎パッキン。
(1)の発明によれば、基体距離調節機構が設けられており、基礎の幅に応じて基礎パッキンの幅を調節することができるため、様々な幅を有する基礎に容易に適応することができるとともに、基礎に最も適した幅とすることが可能な基礎パッキンを提供することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(2) 上記(1)記載の基礎パッキンであって、
上記基体距離調節機構は、貫通孔と該貫通孔に嵌挿可能な接続突部とから構成され、
上記接続突部を上記貫通孔に嵌挿した際の嵌挿深さを調節することにより、
上記基体間の距離を調節可能としていることを特徴とする。
(2)の発明によれば、基体距離調節機構が設けられており、基礎の幅に応じて基礎パッキンの幅を調節することができるため、様々な幅を有する基礎に容易に適応することができるとともに、基礎に最も適した幅とすることが可能な基礎パッキンを提供することができる。
また、接続突部を貫通孔に嵌挿した際の嵌挿深さを調節することにより、上記基体間の距離を調節可能としているので、容易に基礎パッキンの幅を調節することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(3) 上記(1)記載の基礎パッキンであって、
上記基体距離調節機構は、一方の基体の長辺内側面から他方の基体の長辺内側面へ向けて突出するように形成された接続突部と、他方の基体の接続部に形成された貫通孔とから構成されていることを特徴とする。
(3)の発明によれば、上記接続突部を貫通孔に嵌挿した後、その挿入深さを調節することにより容易に基礎パッキンの幅を調節することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(4) 上記(2)記載の基礎パッキンであって、
上記接続部には、基体とは別体で形成された接続部材が配設され、
上記基体距離調節機構は、一対の基体の接続部に形成された貫通孔と、
上記接続部材に形成された貫通孔に嵌挿が可能な2つの接続突部とから構成されていることを特徴とする。
(4)の発明によれば、一対の基体に形成された貫通孔に、上記接続部材の2つの接続突部を嵌挿した後、その挿入深さを調節することにより容易に基礎パッキンの幅を調節することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(5) 上記(4)に記載の基礎パッキンであって、
上記接続部には、基体とは別体で形成された接続部材が配設され、
上記基体距離調節機構は、上記接続部材に形成された貫通孔と、
一対の基体の長辺内側面から他方の基体の長辺内側面へ向けて突出するように形成された接続突部とから構成されていることを特徴とする。
(5)の発明によれば、上記接続部材に形成された貫通孔に、上記一対の接続突部を嵌挿した後、その挿入深さを調節することにより容易に基礎パッキンの幅を調節することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(6) 上記(1)〜(5)のいずれかに記載の基礎パッキンであって、
その長辺外側面には、水平方向に突出したモルタル止め部が設けられていることを特徴とする。
(6)の発明によれば、基礎上に載置される基礎パッキンに水平方向に突出した板状のモルタル止め部が設けられているので、モルタルを塗布する際には、その上端を上記モルタル止め部の位置とするとともに、その幅(厚さ)が略モルタル止め部の幅となるようにモルタルを塗布すればよく、容易かつ迅速に基礎化粧モルタルを形成することができる。
さらに、モルタルをモルタル止め部材より上に形成することはないので、換気型の基礎パッキンを用いた場合、長尺、短尺に限らず、通気孔による通気を確実に確保することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(7) 上記(1)〜(6)のいずれかに記載の基礎パッキンであって、
上記基体の下面には、下方に突出するパッキン位置決め用突出部が設けられていることを特徴とする。
(7)の発明によれば、パッキン位置決め用突出部が設けられているので、基礎上に基礎パッキンを配置する際、上記基礎の外側面にパッキン位置決め用突出部の内側面が接触するように載置すればよく、より容易かつ正確に基礎上に基礎パッキンを載置することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(8) 上記(1)〜(6)のいずれかに記載の基礎パッキンであって、
上記基体の上面には、上方に突出する木製土台位置決め用突出部が設けられていることを特徴とする。
(8)の発明によれば、上方に突出する木製土台位置決め用突出部が設けられているので、上記基礎パッキン上に木製土台を載置する際、木製土台位置決め用突出部の内側面に木製土台の外側面が接触するように木製土台を載置すればよく、容易かつ正確に基礎パッキン上に木製土台を載置することができる。
本発明によれば、基体距離調節機構が設けられており、基礎の幅に応じて基礎パッキンの幅を調節することができるため、様々な幅を有する基礎に容易に適応することができるとともに、基礎に最も適した幅とすることが可能な基礎パッキンを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
勿論、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の構成を充足する範囲内で、適宜設計変更を行うことが可能である。
[第1実施形態]
図1(a)は、第1実施形態に係る本発明の基礎パッキンの一例を模式的に示す斜視図であり、(b)は、(a)に示した基礎パッキンの平面図であり、(c)は、上記基礎パッキンの長手方向に垂直な断面を示す断面図である。
この基礎パッキン10は、いわゆる長尺の換気型基礎パッキンと言われるものである。この基礎パッキン10は、所定の厚さを有する略矩形板状をなしており、長辺方向に伸びた一対の基体11、12と、一対の基体11、12を短辺方向に接続するとともに、一対の基体11、12間の距離を所定値に保つ接続部13a、13bとから構成されている。なお、接続部13a、13bは、4箇所に限られず、3箇所でも、5箇所以上でもよい。
基体11、12は四角柱形状を有しているが、一方の先端の連結部17aには、切り欠き(突起)が形成され、他方の先端の連結部17bには、上下に貫通した溝が形成されており、別の基礎パッキンと連結部17a、17b同士を嵌合させることにより、連結することができるようになっている。
基体11、12の寸法は限定されるものではないが、例えば、長さは500〜2000mm、幅20〜70mm、高さ10〜30mmである。なお、連結部17a、17bに相当する部分は、切り欠きや溝が形成されておらず、平坦であってよい。
基礎パッキン10の寸法も特に限定されるものではないが、例えば、長さは500〜2000mm、高さ(厚さ)は10〜30mmである。
基体11、12及び接続部13a、13bによって囲まれた空間が、アンカーボルトを挿通するためのボルト挿通孔である。
接続部13a、13bには、基体11、12間の距離を調節可能とする基体距離調節機構が設けられている。すなわち、基体11、12には、それぞれ長辺内側面に他の基体の長辺内側面へ向けて突出するように接続突部13a、13bが形成されているが、基体11に形成された接続突部13aは、基体12に形成された接続突部13bに比べて小さく、一方、接続突部13bには、内側面に貫通孔16が形成されており、接続突部13aを貫通孔16に嵌挿することができるようになっている。
この基礎パッキン10では、接続突部13aを貫通孔16に嵌挿した際の嵌挿深さを調節することにより、基体11、12間の距離(基礎パッキン10の幅)を調節することができるようになっている。
基礎パッキン10の幅の調節範囲は特に限定されるものではないが、例えば、100〜180mmである。
また、図1(b)に示すように、接続突部13aには、基体11、12間の距離(基礎パッキン10の幅)を正確に調節することができるように、目盛が形成されている。従って、目盛に合わせて嵌挿深さを調節することにより、基礎パッキン10の幅を調節することができる。目盛の部分に、100mm、120mm、・・・というように、基礎パッキン10の幅を記載しておけば、容易に基礎パッキン10の幅を調節することができる。
上記実施形態では、接続突部13aを貫通孔16に嵌挿するようにしており、接続突部13aを貫通孔16の大きさとほぼ同じか、若干大きめにして、接続突部13aを貫通孔16に挿入して、一旦、基礎パッキン10の幅を調節すると、両者の距離(基礎パッキン10の幅)が容易に変わらないようにしているが、接続突部13aを貫通孔16の大きさより小さくして、接続突部13aを貫通孔16に遊挿するようにしてもよい。基礎パッキンの上に木製土台を載置してしまえば、基礎パッキンは完全に固定されるから、特に問題は発生しないからである。
接続突部と貫通孔16との関係は、以下に記載する他の実施形態に係る基礎パッキンにおいても同様である。
この基礎パッキン10では、床下の換気を行うとともに、軽量化を図るため、短辺方向に貫通する側面視矩形状の多数の通気孔15が設けられている。
第1実施形態に係る基礎パッキン10では、充分な軽量化がなされているので、取り扱いの利便性に優れ、材料の使用量を節減してコストダウンを図ることができる。なお、基礎パッキンは、長尺に限られず、長さLが200mm、高さHが20mm程度の短尺の基礎パッキンであってもよい。
本発明においては、基礎パッキンは、通気孔が設けられていない遮蔽型の基礎パッキンでもよい。図11に示したように、床下がなくて室内空間と外部空間とが土台を介して両側で接する箇所(例えば、玄関、勝手口、土間部等)においては、基礎パッキンを換気型の基礎パッキンとする必要はないからである。
以下に記載する他の実施形態に係る基礎パッキンにおいても同様に、通気型の基礎パッキンであっても、遮蔽型の基礎パッキンであってもよく、長尺の基礎パッキンであっても、短尺の基礎パッキンであってもよい。
基体11、12の長辺外側面11a、12aには、上下方向に貫通した多数の溝が形成されていてもよい。溝の深さは、例えば、6mm程度の蟻溝形状を有していることが望ましい。基体11、12の長辺外側面11a、12aにこのような溝が形成されていると、溝を介して、基礎に描かれた墨出し線が視認可能となるため、基礎パッキンや土台(図示せず)の位置合わせを容易に行うことができる。
次に、第1の実施形態に係る基礎パッキンの材料について説明する。なお、基礎パッキンの材料に関しては、下記するいずれの実施形態に係る基礎パッキンも同じであるので基礎パッキンの材料の説明は、後述する他の実施形態では省略する。
本発明の基礎パッキンの材料としては、特に限定されるものではなく、例えば、金属材料、樹脂材料等を挙げることができる。金属材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、ステンレス、鋳鉄等を挙げることができる。セラミックを用いることとしてもよい。樹脂材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)、ポリ塩化ビニル、ナイロン等を挙げることができる。また、樹脂材料として、例えば、天然ゴム(NR)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)等のゴム材料を挙げることができる。これらの材料は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
基礎パッキンの材料として、樹脂材料を用いる場合には、無機材料を添加して用いることが望ましい。剛性が高くなり建築材料として好適な硬さとすることができ、光による樹脂材料の脆性化を防止し、さらに、耐水性や耐熱性等を向上させることができるからである。無機材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、炭酸カルシウム、含水珪酸マグネシウム、石粉、コンクリート粉体、高炉スラグ、フライアッシュ等を挙げることができる。樹脂材料と無機材料との配合重量比は、1:0.1〜1:3であることが好ましい。また、例えば、フタル酸エステル、ジブチルフタレート等の可塑剤を添加してもよい。
なお、図2に示すように、基礎パッキン20の貫通孔16を有する接続部13b′の高さ(厚さ)は、基体12の高さ(厚さ)よりも薄いものであってもよい。接続部13b′の厚さを薄くすることにより、軽量化を測ることができる。
この基礎パッキン10、20を用いて建造物の施工を行う際には、コンクリート基礎を形成した後、このコンクリート基礎の上面と同じ幅になるように基礎パッキン10、20の幅を調節した後、コンクリート基礎の上面と基礎パッキン10、20とが重なるように、コンクリート基礎の上面に基礎パッキン10、20を載置すればよい。その後、この基礎パッキン10、20の上に木製土台を載置する。
[第2実施形態]
本発明の基礎パッキンには、モルタル止め部が形成されていてもよい。
図3(a)は、モルタル止め部を有する第2実施形態に係る基礎パッキンを模式的に示した斜視図であり、(b)は、そのA−A線断面図である。
この基礎パッキン30では、基体11の長辺外側面11aの下部に、水平方向に突出したモルタル止め部14が形成されており、そのほかは、図1に示した基礎パッキン10と同様に構成されている。
このモルタル止め部14の幅は、15〜20mmが望ましい。基礎の外表面に基礎化粧モルタルを形成する際、その厚さが15〜20mmであり、モルタルをこの厚みとする際に基準となるからである。
建造物の施工工程におけるモルタル止め部14の役割に関し、図4に基づいて説明すると、以下のようになる。
すなわち、建造物の施工工程においては、図4に示すように、モルタル止め部材14を有する基礎パッキン30を、コンクリート基礎200の上端の外側面からモルタル止め部14が水平に突出した状態となるように載置する。
次に、この基礎パッキン10の上に木製土台110を載置し、図示しないアンカーボルトにナットを螺合させて緊締する。
上記工程の後、基礎化粧モルタル220を形成するために、モルタルを塗布する。この際、基礎200の上端から基礎パッキン30のモルタル止め部14が突出し、その幅は、モルタルの厚さと略同じ、15〜20mmであるため、モルタルの表面がモルタル止め部14の先端部と略同じとなり、その上端がモルタル止め部14の下面となるようにモルタルを形成すればよい。従って、容易に基礎化粧モルタル220を形成することができる。
[第3実施形態]
本発明の基礎パッキンには、モルタル止め部及びパッキン位置決め用突出部が形成されていてもよい。
図5は、モルタル止め部及びパッキン位置決め用突出部を有する第3実施形態に係る基礎パッキンを用いた建造物の基礎の施工の様子を示す断面図である。
この基礎パッキン40では、パッキン位置決め用突出部18、19が設けられているほかは、第2の実施形態に係る基礎パッキン30と同様に構成されているので、ここでは、パッキン位置決め用突出部18について説明することとする。
図5に示すように、基礎パッキン40を構成する基体11の長辺外側面11aの下部に、水平方向に突出したモルタル止め部14が形成されており、一方、モルタル止め部14の下面に、その内側面18aが基体11の長辺外側面11aとほぼ同一面を形成するように下方に突出する矩形板形状のパッキン位置決め用突出部18が設けられている。
さらに、基体11とは異なる基体12の下面にも、その外側面19aが基体12の長辺外側面12aとほぼ同一面を形成するように下方に突出する矩形板形状のパッキン位置決め用突出部19が設けられている。
このパッキン位置決め用突出部18、19は、基体11、12の長さ方向の全体にわたって設けられていてもよく、基体11、12の長辺方向の両端部と中央の3箇所のみに、矩形板形状のパッキン位置決め用突出部が所定長さで設けられていてもよく、所定長さのパッキン位置決め用突出部が4箇所以上にわたって設けられていてもよい。
図5に示すように、このパッキン位置決め用突出部18、19は、基礎200の上面に基礎パッキン40を載置する際に、簡単に位置決めを行うことができるように形成されたものである。
すなわち、コンクリート基礎200の上面に基礎パッキン40を載置する際、基礎200の外側面及び内側面に、パッキン位置決め用突出部18、19の内側面が接触するように、基礎パッキン40の幅を調節し、基礎200の上に基礎パッキン40を載置すればよい。従って、コンクリート基礎200の上に基礎パッキン40を載置する際、ごく簡単に基礎パッキン40を載置することができる。
基礎パッキン40は、パッキン位置決め用突出部18のみが形成されたものであってもよく、パッキン位置決め用突出部19のみが形成されたものであってもよい。
[第4実施形態]
本発明の基礎パッキンには、木製土台位置決め用突出部が形成されていてもよい。
図6は、木製土台位置決め用突出部を有する第4実施形態に係る基礎パッキンを用いた建造物の基礎の施工の様子を示す断面図である。
この基礎パッキン50では、木製土台位置決め用突出部58、59が設けられているほかは、第2の実施形態に係る基礎パッキン30と同様に構成されているので、ここでは、木製土台位置決め用突出部58、59について説明することとする。
図6に示すように、基礎パッキン50を構成する基体11の長辺外側面11aの下部に、水平方向に突出したモルタル止め部14が形成されており、一方、基体11の上面の外側に、矩形板形状の木製土台位置決め用突出部58が上方に突出するように設けられている。さらに、基体11と異なる基体12の上面の外側にも、矩形板形状の木製土台位置決め用突出部59が上方に突出するように設けられている。
この木製土台位置決め用突出部58、59は、基体11、12の長さ方向の全体にわたって設けられていてもよく、基体11、12の長辺方向の両端部と中央の3箇所のみに、矩形板形状の木製土台位置決め用突出部が所定長さで設けられていてもよく、所定長さの該木製土台位置決め用突出部が4箇所以上にわたって設けられていてもよい。
図6に示すように、この木製土台位置決め用突出部58、59は、基礎200の上面に基礎パッキン50を載置した後、木製土台110を載置する際に、簡単に位置決めを行うことができるように形成されたものである。
すなわち、コンクリート基礎200の上面に基礎パッキン50を載置した後、木製土台110を載置する際、木製土台位置決め用突出部58、59の間に木製土台110を嵌め込むように木製土台110を載置すればよい。簡単に木製土台110を載置することができる。
この場合、基礎パッキン50の幅を、木製土台位置決め用突出部58、59の間に木製土台110を嵌め込むことができるように設定しておく必要がある。従って、本実施形態に係る基礎パッキン50は、木製土台110の幅とコンクリート基礎200の幅とが同じか、木製土台110が若干小さい場合に特に有効である。
基礎パッキン50は、木製土台位置決め用突出部58のみが形成されたものであってもよく、木製土台位置決め用突出部59のみが形成されたものであってもよい。
[第5実施形態]
図7(a)は、第5実施形態に係る本発明の基礎パッキンの一例を模式的に示す斜視図であり、(b)は、(a)に示した基礎パッキンの平面図であり、(c)は、上記基礎パッキンの長手方向に垂直な断面を示すA−A線断面図である。
この基礎パッキン60は、いわゆる長尺の換気型基礎パッキンと言われるものである。この基礎パッキン60は、所定の厚さを有する略矩形板状をなしており、長辺方向に伸びた一対の基体61、62と、一対の基体61、62を短辺方向に接続する接続部材63とから構成されているが、基体61、62と接続部材63とは、それぞれ別体である。
なお、接続部材63による接続部分は、4箇所に限られず、3箇所でも、5箇所以上でもよい。
基体61、62は略四角柱形状を有しているが、基体61、62の長辺外側面61a、62aには、上下方向に貫通した多数の溝が形成されている。溝の深さは、例えば、6mm程度の蟻溝形状を有していることが望ましい。基体61、62の長辺外側面61a、62aにこのような溝が形成されていると、溝を介して、基礎に描かれた墨出し線が視認可能となるため、基礎パッキンや土台(図示せず)の位置合わせを容易に行うことができる。
基体61、62の一方の先端の連結部67aには、切り欠き(突起)が形成され、他方の先端の連結部67bには、上下に貫通した溝が形成されており、別の基礎パッキンと連結部67a、67b同士を嵌合させることにより、連結することができるようになっている。
基体61、62の寸法は限定されるものではないが、例えば、長さは500〜2000mm、幅20〜70mm、高さ10〜30mmである。なお、連結部67a、67bに相当する部分は、切り欠きや溝が形成されておらず、平坦であってよい。
基礎パッキン60の寸法も特に限定されるものではないが、例えば、長さは500〜2000mm、高さ(厚さ)は10〜30mmである。
基体61、62及び接続部材63によって囲まれた空間が、アンカーボルトを挿通するためのボルト挿通孔である。
基体61、62には、それぞれ長辺内側面に有底孔64、65、66が形成されており、四角柱状の接続部材63を基体61、62の有底孔64、66に嵌挿することにより、基体61、62を接続する。有底孔65は軽量化のために設けられている。
この基礎パッキン60には、基体61、62間の距離を調節可能とする基体距離調節機構が設けられている。すなわち、この基礎パッキン60では、接続部材63を有底孔64、66に嵌挿した際の嵌挿深さを調節することにより、基体61、62間の距離(基礎パッキン60の幅)を調節することができるようになっている。また、基体61、62には、有底孔64、66と連通する貫通孔68、69が上下方向に形成されており、接続部材63を有底孔64、66に嵌挿した際、有底孔64、66の空気が抜けるようになっている。
基礎パッキン60の幅の調節範囲は特に限定されるものではないが、例えば、100〜180mmである。
この基礎パッキン60を用いて建造物の施工を行う際には、第1実施形態に係る基礎パッキン10と同様に、コンクリート基礎の上面と同じ幅になるように基礎パッキン60の幅を調節し、コンクリート基礎の上面に基礎パッキン10、20を載置すればよい。
[第6実施形態]
図8(a)は、第6実施形態に係る本発明の基礎パッキンの一例を模式的に示す平面図であり、(b)は、上記基礎パッキンの長手方向に垂直な断面を示す断面図である。
この基礎パッキン70は、いわゆる長尺の換気型基礎パッキンと言われるものである。この基礎パッキン70は、所定の厚さを有する略矩形板状をなしており、接続突部73a、73bを有する一対の基体71、72と、小さな矩形板状で貫通孔73cを有する接続部材73とから構成されているが、基体71、72と接続部材73とは、それぞれ別体である。なお、接続部材73による接続部分は、4箇所に限られず、3箇所でも、5箇所以上でもよい。
基体71、72は四角柱形状を有しているが、一方の先端の連結部77aには、切り欠き(突起)が形成され、他方の先端の連結部77bには、上下に貫通した溝が形成されており、別の基礎パッキンと連結部77a、77b同士を嵌合させることにより、連結することができるようになっている。
基体71、72の寸法は限定されるものではないが、例えば、長さは500〜2000mm、幅20〜70mm、高さ10〜30mmである。なお、連結部77a、77bに相当する部分は、切り欠きや溝が形成されておらず、平坦であってよい。
基礎パッキン70の寸法も特に限定されるものではないが、例えば、長さは500〜2000mm、高さ(厚さ)は10〜30mmである。
基体71、72及び接続部材73によって囲まれた空間が、アンカーボルトを挿通するためのボルト挿通孔である。
基体71、72には、それぞれ長辺内側面に他の基体の長辺内側面へ向けて突出するように四角柱状の接続突部73a、73bが形成されており、接続部材73には、貫通孔73cが形成されている。そして、基体71、72の接続部材73a、73bを接続部材73の貫通孔73cに両側から嵌挿することにより、基体71、72を接続部材73で接続する。
この基礎パッキン70では、基体71、72間の距離を調節可能とする基体距離調節機構が設けられている。すなわち、基体71、72の接続突部73a、73bを接続部材73の貫通孔73cに嵌挿した際の嵌挿深さを調節することにより、基体71、72間の距離(基礎パッキン70の幅)を調節することができるようになっている。
基礎パッキン70の幅の調節範囲は特に限定されるものではないが、例えば、100〜180mmである。
[第7実施形態]
本発明の第7実施形態に係る基礎パッキン80では、第6実施形態に係る本発明の基礎パッキン70とは逆に、図8(c)に示すように、接続部材83の両側に四角柱状の接続突部83a、83bが形成されており、基体81、82に接続突部83a、83bを嵌挿させるための貫通孔86が形成されている。このような構成でも、第6実施形態に係る本発明の基礎パッキン70と同様に、接続部材83の接続突部83a、83bを基体81、82の貫通孔86に嵌挿した際の嵌挿深さを調節することにより、基体81、82間の距離(基礎パッキン80の幅)を調節することができる。
この基礎パッキン70、80を用いて建造物の施工を行う際には、第1実施形態に係る基礎パッキン10と同様に、コンクリート基礎の上面と同じ幅になるように基礎パッキン70、80の幅を調節し、コンクリート基礎の上面に基礎パッキン70、80を載置すればよい。
[第8実施形態]
図9(a)は、第8実施形態に係る本発明の基礎パッキンを構成する各部品を模式的に示す斜視図であり、(b)は、(a)に示した各部品を用いて組み立てられた基礎パッキンを示す平面図であり、(c)、(d)は、この基礎パッキンの組み立て方法を示した断面図である。
この基礎パッキン90は、いわゆる長尺の換気型基礎パッキンと言われるものであり、基体91、92に多数の貫通孔95が形成されており、端部97a、97bには、連結用の溝部が形成されている。また、基礎パッキン90は、(b)に示すように、所定の厚さを有する略矩形板状をなしており、それぞれ4箇所に接続部93、94を有する一対の基体91、92と、断面視コの字形状の接続部材98とから構成されているが、基体91、92と接続部材98とは、それぞれ別体である。なお、基体91、92の接続部93、94は、4箇所に限られず、3箇所でも、5箇所以上でもよい。
また、この基礎パッキン90には基体91、92間の距離を調節可能とする基体距離調節機構が設けられている。すなわち、基体91、92は四角柱形状を有しており、上述したように、ほぼ等間隔で4箇所に矩形状に陥没した接続部93、94が形成され、この接続部93、94の内部には、直方体形状の嵌合用有底孔93a、93b、94a、94bが形成され、これら嵌合用有底孔93a、93b、94a、94bに、接続部材98の両方に形成された接続部98aを嵌合、固定することより、基礎パッキン90となる。そして、その際、どの嵌合用有底孔に接続部98aを嵌合するかにより、基礎パッキン90の幅を調節することができるようになっている。
例えば、(c)に示すように、接続部98aを基体91、92の外側に形成された嵌合用有底孔93a、94aに嵌合することにより、基礎パッキン90の幅は、lと最も狭くなり、一方、(d)に示すように、接続部98aを基体91、92の内側に形成された嵌合用有底孔93b、94bに嵌合することにより、基礎パッキン90の幅は、lと最も広くなる。また、図示はしていないが、接続部98aを嵌合用有底孔93a、94b又は嵌合用有底孔93b、94aに嵌合することにより、基礎パッキン90は、lとlの中間の幅となる。
なお、接続部材98の中央部分の厚さは、接続部93、94の有底孔93a、93b、94a、94bが形成されていない部分の深さと同様であるので、接続部材98の接続部98aが嵌合用有底孔93a、93b、94a、94bに嵌合、固定されると、接続部材98の上面と基体91、92の上面とは同一面を構成するようになり、その上に容易に木製土台を載置することができる。
基体91、92の寸法や基礎パッキン90の寸法は限定されるものではないが、例えば、第1実施形態に係る基礎パッキンと同じ寸法であればよい。
なお、基体91、92及び接続部材98によって囲まれた空間が、アンカーボルトを挿通するためのボルト挿通孔である。
基礎パッキン90の幅の調節範囲は特に限定されるものではないが、例えば、100〜180mmである。
(a)は、第1実施形態に係る基礎パッキンの一例を模式的に示す斜視図であり、(b)は、(a)に示した基礎パッキンの平面図であり、(c)は、上記基礎パッキンの長手方向に垂直な断面を示す断面図である。 第1実施形態に係る基礎パッキンの別の実施形態を模式的に示す断面図である。 (a)は、モルタル止め部を有する第2実施形態にかかる基礎パッキンを模式的に示した斜視図であり、(b)は、そのA−A線断面図である 第2実施形態にかかる基礎パッキンを用いた建造物の基礎の施工の様子を示す断面図である。 モルタル止め部及びパッキン位置決め用突出部を有する第3実施形態に係る基礎パッキンを用いた建造物の基礎の施工の様子を示す断面図である。 木製土台位置決め用突出部を有する第4実施形態に係る基礎パッキンを用いた建造物の基礎の施工の様子を示す断面図である。 (a)は、第5実施形態に係る本発明の基礎パッキンの一例を模式的に示す斜視図であり、(b)は、(a)に示した基礎パッキンの平面図であり、(c)は、上記基礎パッキンの長手方向に垂直な断面を示す断面図である。 (a)は、第6実施形態に係る本発明の基礎パッキンの一例を模式的に示す平面図であり、(b)は、上記基礎パッキンの長手方向に垂直な断面を示す断面図であり、(c)は、第7実施形態に係る本発明の基礎パッキンの一例を模式的に示す断面図である。 (a)は、第8実施形態に係る本発明の基礎パッキンを構成する各部品を模式的に示す斜視図であり、(b)は、(a)に示した各部品を用いて組み立てられた基礎パッキンを示す平面図であり、(c)、(d)は、この基礎パッキンの組み立て方法を示した断面図である。 従来の基礎パッキンの一例を模式的に示す斜視図である。 コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように長尺の基礎パッキンを載置した様子を模式的に示す斜視図である。
符号の説明
10、20、30、40、50、60、70、80、90 基礎パッキン
11、12、61、62、71、72、81、82、91、92 基体
11a、12a、61a、62a、71a、72a 外側面
13 接続部
13a、13b、71c、72c、73a、73b、83a、83b 接続突部
14 モルタル止め部
15、65、75 通気孔
16、56、68、69、86 貫通孔
17(17a:17b)、67(67a:67b) 結合部
18、19 パッキン位置決め用突出部
58、59 木製土台位置決め用突出部
63、73、83、98 接続部材
64、66、83a、83b、84a、84b 有底孔
73c 貫通孔
88a 接続部
110 土台
130 目盛り
200 コンクリート基礎
220 基礎化粧モルタル

Claims (8)

  1. 基礎と土台との間に設けられ、所定の厚さを有する矩形板状の基礎パッキンであって、
    長辺方向に伸びた一対の基体と、
    前記一対の基体を短辺方向に接続するとともに、前記一対の基体間の距離を所定値に保つ接続部とから構成され、
    前記接続部は、前記基体間の距離を調節可能とする基体距離調節機構を備えていることを特徴とする基礎パッキン。
  2. 前記基体距離調節機構は、貫通孔と該貫通孔に嵌挿可能な接続突部とから構成され、
    前記接続突部を前記貫通孔に嵌挿した際の嵌挿深さを調節することにより、
    前記基体間の距離を調節可能としている請求項1記載の基礎パッキン。
  3. 前記基体距離調節機構は、一方の基体の長辺内側面から他方の基体の長辺内側面へ向けて突出するように形成された接続突部と、他方の基体の接続部に形成された貫通孔とから構成されている請求項2記載の基礎パッキン。
  4. 前記接続部には、基体とは別体で形成された接続部材が配設され、
    前記基体距離調節機構は、一対の基体の接続部に形成された貫通孔と、
    前記接続部材に形成された貫通孔に嵌挿が可能な2つの接続突部とから構成されている請求項2記載の基礎パッキン。
  5. 前記接続部には、基体とは別体で形成された接続部材が配設され、
    前記基体距離調節機構は、前記接続部材に形成された貫通孔と、
    一対の基体の長辺内側面から他方の基体の長辺内側面へ向けて突出するように形成された接続突部とから構成されている請求項2記載の基礎パッキン。
  6. 長辺外側面には、水平方向に突出したモルタル止め部が設けられている請求項1〜5のいずれかに記載の基礎パッキン。
  7. 前記基体の下面には、下方に突出するパッキン位置決め用突出部が設けられている請求項1〜6のいずれかに記載の基礎パッキン。
  8. 前記基体の上面には、上方に突出する木製土台位置決め用突出部が設けられている請求項1〜7のいずれかに記載の基礎パッキン。
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