JP4471724B2 - モルタル止め部材及び建造物の施工方法 - Google Patents

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Description

この発明は、基礎の上面に基礎パッキンと土台とを載置し、上記基礎の外側面に基礎化粧モルタルを設ける際等において、その上端や厚さを規定する役割を果たすモルタル止め部材と、該モルタル止め部材を用いた建造物の施工方法とに関する。
木造住宅等の建造物を建築する手法としては、例えば、建物を建てるべき部位の外殻部や内殻部にコンクリート製の基礎を作った後、この基礎の上面に木材の土台を固定し、木製土台の上に柱を立て、柱の上に梁を載せるという手法がある。このような手法は、伝統的な日本建築の手法であり、木造住宅の建築において広く採用されている。
コンクリート基礎(布基礎)は、セメント、砂、水を混合して流動状にして予め組み立てた金属製又は木製の型枠に流し込み、数日放置して固化させることにより作られるので、水分を大量に含み、且つ、長期的に水分を排出するコンクリート自体の特性によって、コンクリート基礎が直接接触する木製土台との接触部位で、木製土台がコンクリート基礎の水分を吸って湿り乾燥しにくくなり、湿って乾燥を阻害すると経時的に木製土台の腐朽を招来するという問題があった。
また、コンクリート基礎と木製土台との間には隙間がないので、両者の間から換気するということができないのであるが、木造住宅においては、床下の換気を行う必要があるため、一般的に、コンクリート基礎の適当な部位に、例えば、縦200mm×横400mm程度の換気穴を形成するということが行われていた。しかし、コンクリート基礎には木造住宅の荷重等に耐え得るだけの充分な強度が必要であるため、このような大きな換気穴を多数形成することは困難であり、形成可能な換気穴の数には制限があった。そのため、床下空間の換気穴から遠い隅部には湿気が滞留し易いという問題があった。
このようなことから、長年の間に土台や柱が腐朽してしまったり、シロアリによって土台が喰い荒らされるという問題もあった。また、コンクリート基礎に換気穴を形成すると、木造住宅の荷重等によって、換気穴の隅部からコンクリート基礎に亀裂が入ってしまうという問題もあった。
このような問題を解決するために創案されたものが基礎パッキンである。基礎パッキンは、基礎と土台との間に設けられるものであり、長い実績を保ち現在も数多く木造住宅の建設に用いられている。なお、本出願人の先願である特許文献1〜3に、基礎パッキンの形状や材質が詳しく述べられている。
基礎パッキンの一例について、図面を用いて説明する。
図7は、基礎パッキンの一例を模式的に示す斜視図である。
基礎パッキン100は、前後辺にそれぞれ3つの窪み101を有し、長手方向端辺には突起102と窪み103とを有する。突起102と窪み103とは、雌雄嵌合可能な形状となっている。基礎パッキン100の土台と接触する面には、通気のために長手方向に伸びた溝104が形成されている。また、基礎パッキン100には、上下方向に貫通した穴105が形成されている。穴105は、コンクリート基礎から上方へ突出したアンカーボルトを挿通するためのものである。また、基礎パッキン100は、長さLが200mm、幅Wが100mm、高さHが20mm程度の大きさを有している。
このような基礎パッキンを、アンカーボルトが設けられたコンクリート基礎の上面に載置する。コンクリート基礎の直角の隅部では、2枚の基礎パッキンをT字型又はL字型に組み合わせて載置する。コンクリート基礎の直線部では、基礎パッキンを1枚ずつ載置することもあるが、2枚の基礎パッキンを上述したように長手方向に結合して載置することもある。そして、基礎パッキンの上面に、アンカーボルトの通し穴を穿った土台用木材を載置し、アンカーボルトにナットを螺合させて緊締することにより、コンクリート基礎と基礎パッキンと木製土台とを固定することができる。
従来、コンクリート基礎の上面の全周域に基礎パッキンを載置するのではなく、一定の間隔を空けて載置していた。これにより基礎パッキンが載置されていない部分の隙間(高さ20mm程度)を換気穴として利用することができるので、コンクリート基礎に換気穴を形成する必要がなる。また、基礎と木製土台との間に基礎パッキンを介装することにより、木製土台の横滑りを防止して耐震性の高い構造とすることができる。
この基礎パッキン工法によれば、建造物の換気性を向上させ、木製土台の腐朽やシロアリの喰害を防止することができ、建造物は堅牢となり耐震性を高めることができる。また、施工が簡便となり省略化を図ることができるという利点もある。
図8は、上記基礎パッキン工法を用いて建造した建造物の一例を示す断面図である。
コンクリート基礎200の上面に基礎パッキン100が載置され、さらにその上に木製土台110が載置され、図示しないアンカーボルトにナットを螺合させて緊締されている。
また、基礎パッキン100は、一定の間隔を空けて載置されているため、換気性は向上する。しかしながら、このままでは、この隙間から鼠等の小動物が出入りし、木製土台110等を食い荒らすことがある。
そこで、通常、横長矩板状の鋼板の中央部分に鼠が通らない程度の小さな矩形の穴を、多数長手方向に整列するように形成し、さらにこの鋼板をその断面がZの形状になるように折り曲げ、小さな矩形の穴が斜めの部分に位置するようにした防鼠材240を、基礎パッキン100が複数載置されている部分の外側全面に設け、さらにその外側に水切り230を配置する工法が採用されている。このような工法を採用した場合には、図8に示すように、コンクリート基礎200の外側全体に防鼠材240の下部と同じ厚さ(15〜20mm)でモルタルを塗布して硬化させ、基礎化粧モルタル220を形成していた。
なお、防鼠材240、水切り230は、釘で打ちつけることにより、その上部を木製土台110に固定、その上に外装材210を配置していた。
このように、防鼠材240を設けると、モルタルを塗布する際に、防鼠材240の下部の幅がモルタル層の厚さの基準となるとともに、モルタルの上端が防鼠材240で規制されるため、防鼠材240下部の下面を上端としてモルタルを形成すればよく、容易に基礎化粧モルタル220を形成することができた。
しかし、近年では、図7に示した基礎パッキン100(以下、短尺の基礎パッキンともいう)に比べて、その長さが長く、例えば、長さLが900mm程度ある長尺の基礎パッキンを用いるようになってきた。それは、以下のような理由による。
すなわち、このような長尺の基礎パッキンを用いると、コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように載置しても部品点数が増大せず、コンクリート基礎の上面に一定の間隔を空けて短尺の基礎パッキンを載置する場合と比べて、基礎パッキンの位置合わせが不要となり、施工がより簡便となり、さらなる省力化を図ることができる。
また長尺の基礎パッキンを用いると、位置合わせの作業が不要となるため、施工の質を均一化させることができ、木製土台の荷重が長尺の基礎パッキンの全域に均等に掛かることになるため、木製土台に撓み等が生じるおそれもない。
図9は、コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように長尺の基礎パッキンを載置した様子を模式的に示す斜視図である。図中、200はコンクリート基礎、201及び202は部屋となる領域、203は玄関となる領域、302はアンカーボルトをそれぞれ示している。
図9に示すように、コンクリート基礎200の上面には、その全周域を覆うように長尺の基礎パッキン300、301が載置されている。玄関となる領域203を囲うコンクリート基礎200の上面には、通気用の貫通穴がその側面に形成されていない中実体の基礎パッキン(以下、遮蔽型の基礎パッキンともいう)300が載置されている。
部屋となる領域201、202を囲うコンクリート基礎200の上面には、通気用の貫通孔(通気孔)がその側面に形成されている基礎パッキン(以下、換気型の基礎パッキンともいう)301が載置されている。
図9に示したように、コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように長尺の基礎パッキンを載置する施工方法を用いる場合には、通常、遮蔽型の基礎パッキンと換気型の基礎パッキンとの両方を使用する。これは、以下のような理由による。すなわち、床下がなくて室内空間と外部空間とが土台を介して両側で接する箇所(例えば、玄関、勝手口、土間部等)においては、基礎パッキンから通気させる必要はなく、通気させると却って室内空間の気密性が悪化して冷暖房効率が低下してしまうから、遮蔽型の基礎パッキンを使用しているのである。一方、他の箇所においては、換気型の基礎パッキンを使用することにより、基礎パッキン自体に換気穴としての機能を持たせているのである。
実開昭54−181721号公報 実開昭54−181708号公報 特公昭55−40734号公報
上述したように、コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように長尺の基礎パッキンを略隙間なく載置する施工方法を用いる場合、換気型の基礎パッキンの通気孔は、鼠等の小動物が通過できない大きさに設定されているため、防鼠材240(図8参照)を設ける必要はない。また、遮蔽型の基礎パッキンを用いる部分では、当然ながら、防鼠材240を設ける必要がない。
しかしながら、上述の施行方法では、防鼠材240を設けないため、図8に示すように、コンクリート基礎200の外表面に基礎化粧モルタル220を形成する際、その上端や厚さの基準となるものが存在せず、モルタルを塗布しにくいという問題が生じた。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、基礎の外表面に基礎化粧モルタルを形成する際、その上端や厚さを規定する役割を果たすモルタル止め部材を提供することにある。
また、本発明の目的は、上述のモルタル止め部材を用いた建造物の施工方法を提供することにある。
上述した目的を達成するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1)建造物の基礎の外側面に基礎化粧モルタルを形成するために使用され、上記モルタルの上端を規制するとともに、その厚さの基準となるモルタル止め部材であって、
細長い棒状体の長さ方向全体に延びる一側面に、上記基礎の外側面の上端部に貼り付けるための接着剤層が形成されていることを特徴とするモルタル止め部材。
(1)の発明によれば、基礎の上面に基礎パッキンと土台とを載置した後、基礎の外側面の上端部に、当該モルタル止め部材を貼り付けると、上記基礎の外側面の上端部等からモルタル止め部材が突出した態様で設けられていることとなる。
従って、モルタルを塗布する際には、その上端を上記モルタル止め部材の下面とするとともに、モルタル止め部材の接着剤層が形成された面に垂直な方向の幅がモルタルの幅(厚さ)となるように、モルタルを塗布すればよく、従来の防鼠材等が設けられている場合と同様に、容易かつ迅速に基礎化粧モルタルを形成することができる。
さらに、モルタルをモルタル止め部材より上に形成することはないので、換気型の基礎パッキンを用いた場合、長尺、短尺に限らず、通気孔による通気を確実に確保することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(2)上記(1)記載のモルタル止め部材であって、
上記接着剤層上に保護テープが接着され、上記基礎の上端部に貼り付ける際には、上記保護用テープを剥がした後、使用することを特徴とするモルタル止め部材。
(2)の発明によれば、接着剤層上に保護テープが接着されているので、接着剤層の接着力の低下等を防止することができ、取り扱いが容易であり、実際に貼り付ける際には、保護テープを剥がせばよいので、簡単に使用することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(3)上記(1)記載のモルタル止め部材であって、
細長い棒状体は、弾性部材からなり、
上記接着剤層を介してテープ状に巻き取られていることを特徴とするモルタル止め部材。
(3)の発明によれば、モルタル止め部材は、テープ状になっているので、テープを剥がしながら基礎の外側面等に貼り付けていけばよく、かなり長い距離にわたって1本のテープを用いてモルタル止め部材を貼り付けることができるので、容易かつ効率的にモルタル止め部材を設けることができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(4)基礎と土台との間に基礎パッキンを設けるとともに、モルタル止めを設ける建造物の施工方法であって、
上記基礎パッキンを、その外側面が上記基礎の外側面とほぼ同一面を形成するように基礎上に載置する基礎パッキン載置工程と、
上記土台を上記基礎パッキンの上面に載置する土台載置工程と、
上記モルタル止め部材を、上記基礎の外側面の上端部に貼り付けるモルタル止め部材貼付工程と
を含むことを特徴とする建造物の施工方法。
(4)の発明によれば、基礎の上面に基礎パッキンと土台とを載置した後、基礎の外側面の上端部に、当該モルタル止め部材を貼り付けると、基礎の外側面の上端部等からモルタル止め部材が突出した態様で設けられていることとなる。
従って、モルタルを塗布する際には、その上端を上記モルタル止め部材の下面とするとともに、モルタル止め部材の接着剤層が形成された面に垂直な方向の幅がモルタルの幅(厚さ)となるように、モルタルを塗布すればよく、従来の防鼠材等が設けられている場合と同様に、容易かつ迅速に基礎化粧モルタルを形成することができる。
さらに、モルタルをモルタル止め部材より上に形成することはないので、換気型の基礎パッキンを用いた場合、長尺、短尺に限らず、通気孔による通気を確実に確保することができる。
なお、基礎の外側面にモルタル止め部材を貼り付けた後、基礎の上面に基礎パッキンと土台とを載置してもよい。
本発明によれば、基礎の上面に基礎パッキンと土台とを載置した後、基礎の外側面の上端部及び/又は上記基礎の上面に載置された基礎パッキンの外側面の下部に、当該モルタル止め部材を貼り付けると、基礎の外側面の上端部等からモルタル止め部材が突出した態様で設けられていることとなる。
従って、モルタルを塗布する際には、その上端を上記モルタル止め部材の下面とするとともに、モルタル止め部材の接着剤層が形成された面に垂直な方向の幅がモルタルの幅(厚さ)となるように、モルタルを塗布すればよく、従来の防鼠材等が設けられている場合と同様に、容易かつ迅速に基礎化粧モルタルを形成することができる。
さらに、モルタルをモルタル止め部材より上に形成することはないので、換気型の基礎パッキンを用いた場合、長尺、短尺に限らず、通気孔による通気を確実に確保することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
勿論、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の構成を充足する範囲内で、適宜設計変更を行うことが可能である。
[第1実施形態]
図1(a)は、第1実施形態に係る本発明のモルタル止め部材の一例を模式的に示す斜視図であり、(b)は、図1に示したモルタル止め部材の側面図である。
このモルタル止め部材10は、細長い四角柱形状の本体11とその一側面に形成された接着剤層12と接着剤層12の上に接着させた保護テープ13とから構成されている。
モルタル止め部材10の長辺方向の長さは、特に限定されるものではないが、長尺の基礎パッキンを用いて建造物の施工を行う場合に使用される場合、この長尺の基礎パッキンと同じ長さ(910mm)か、その2倍程度の長さが望ましい。余り長くなりすぎると、取り扱いにくくなるからである。
モルタル止め部10の短辺方向(接着剤層12に垂直な方向)の幅は、15〜20mmが望ましい。基礎の外表面に基礎化粧モルタルを形成する際、その厚さが15〜20mmであり、モルタルをこの厚さとする際に基準となるからである。
また、モルタル止め部10の厚さ(接着剤層の幅)は、10〜30mmが望ましい。基礎の外側面と充分に接着させるためには、ある程度の接着面積を必要とするからである。
本発明のモルタル止め部材の材料としては、特に限定されるものではなく、例えば、金属材料、樹脂材料等を挙げることができる。金属材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、ステンレス、鋳鉄等を挙げることができる。セラミックを用いることとしてもよい。樹脂材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)、ポリ塩化ビニル、ナイロン等を挙げることができる。また、樹脂材料として、例えば、天然ゴム(NR)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)等のゴム材料を挙げることができる。これらの材料は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
モルタル止め部材の材料として、樹脂材料を用いる場合には、無機材料を添加して用いることが望ましい。剛性が高くなり建築材料として好適な硬さとすることができ、光による樹脂材料の脆性化を防止し、さらに、耐水性や耐熱性等を向上させることができるからである。無機材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、炭酸カルシウム、含水珪酸マグネシウム、石粉、コンクリート粉体、高炉スラグ、フライアッシュ等を挙げることができる。樹脂材料と無機材料との配合重量比は、1:0.1〜1:3であることが好ましい。また、例えば、フタル酸エステル、ジブチルフタレート等の可塑剤を添加してもよい。
モルタル止め部材の材料は、ゴム等の弾性体からなることが望ましい。基礎の外側面に貼り付ける場合、上記外側面に多少の凹凸があっても追随することができるからである。
接着剤層12を構成する材料としては特に限定されるものではなく、公知の接着剤を用いることができる。
上記接着剤としては、例えば、天然系接着剤、合成品系の接着剤が挙げられ、上記天然系接着剤としては、例えば、デンプン、デキストリン、植物ガム、動物性蛋白質、アスファルト、セラック、天然ゴム、珪酸ナトリウム等が挙げられ、合成品系としては、例えば、セルロース、アルキド、アクリルエステル、ポリアミド、ポリスチレン、合成ゴム、ポリビニルアルコール等の熱可塑性樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、レゾルシノール樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等の加熱硬化性樹脂等が挙げられる。これらは、単独で使用することができるとともに、2種以上が含有された状態で用いることもできる。これらのなかでは、経時的に変質しにくく、接着力の大きいものが望ましい。
接着剤層12上に貼り付ける保護テープ13の材料も特に限定されるものではなく、公知の保護テープとして用いられている材料を使用することができるが、接着剤層12との接着力が余り大きくなく、容易に剥離可能なものが望ましい。
このモルタル止め部材10の役割については、後述の本発明に係る建造物の施行方法で詳しく説明するが、基礎の上面に基礎パッキン10及び土台を載置し、基礎の外側面にモルタルを形成する際、基礎の外側面の上端等にモルタル止め部材10を貼り付けると、基礎の外側面からモルタル止め部材10が外側に突出した態様となるので、モルタル止め部材10の突出した部分の幅を塗布するモルタルの厚さとし、モルタル止め部材20の下面をモルタルの上端となるようにモルタルを形成すればよく、容易に基礎化粧モルタルを形成することができる。
図1では、本体部が細長い四角柱形状のモルタル止め部材を示したが、本発明に係るモルタル止め部材は、図1に示した形状に限定されない。
図2(a)〜(c)は、他の実施形態に係る本発明に係るモルタル止め部材の例を模式的に示す断面図である。なお、断面は、接着剤層に垂直な縦断面図である。
図2(a)に示したモルタル止め部材50では、本体51の断面がL字形状となっており、図中、本体51の右側の側面に接着剤層52が形成され、保護テープ53により接着剤層52が保護されている。
図2(b)に示したモルタル止め部材60では、本体61の断面が直角三角形の形状となっており、図中、本体61の右側の側面に接着剤層62が形成され、保護テープ63により接着剤層62が保護されている。断面は、どのような形状の三角形でも差し支えない。
図2(c)に示したモルタル止め部材70では、本体71の断面が半円形状となっており、図中、本体71の右側の側面に接着剤層72が形成され、保護テープ73により接着剤層72が保護されている。断面は、四角形に半円を付加した形状でもよい。
次に、上記モルタル止め部材を用いた本発明の建造物の施工方法について説明する。
本発明に係る建造物の施工方法は、基礎と土台との間に基礎パッキンを設けるとともに、モルタル止めを設ける建造物の施工方法であって、
上記基礎パッキンを、その外側面が上記基礎の外側面とほぼ同一面を形成するように基礎上に載置する基礎パッキン載置工程と、上記土台を上記基礎パッキンの上面に載置する土台載置工程と、上記モルタル止め部材を、上記基礎の外側面の上端部及び/又は上記基礎の上面に載置された基礎パッキンの外側面に貼り付けるモルタル止め部材貼付工程とを含むことを特徴とする建造物の施工方法である。
図3は、第1の実施形態に係る基礎パッキンを用いた本発明の建造物の施工方法を説明するための断面図である。なお、この施工法は、比較的簡単に説明することができるので、一の図面を使用して説明することとする。
本施工方法では、まず、基礎パッキン載置工程を行う。
すなわち、コンクリート基礎200の上面に、その外側面が基礎200の外側面とほぼ同一面を形成するように基礎パッキン30を載置する。
用いる基礎パッキンは特に限定されるものではないが、床下がなくて室内空間と外部空間とが土台を介して両側で接する箇所(例えば、玄関、勝手口、土間部等)においては、長尺の遮蔽型基礎パッキンを使用し、その他の部屋等となる領域を囲うコンクリート基礎200の上面には、長尺の換気型基礎パッキンを載置する。短尺の基礎パッキンでもよい。
次に、土台載置工程を行い、土台110を基礎パッキン10の上面に載置し、図示しないアンカーボルトにナットを螺合させて緊締する。
この後、モルタル止め部材貼付工程を行う。すなわち、モルタル止め部材10の保護テープ13を剥がした後、モルタル止め部材10を、接着剤層12を介して基礎200の外側面の上端部及び/又は基礎200の上面に載置された基礎パッキン30の外側面の下部に貼り付ける。
この際、上述したように、モルタル止め部材10は、基礎200の外側面の上端に貼り付けてもよく、基礎パッキン10の外側面に貼り付けてもよく、基礎パッキン10の外側面及び基礎200の外側面の両方にかかるように貼り付けてもよい。
これにより、コンクリート基礎200の上端の外側面等からモルタル止め部材10が水平方向に突出した状態となる。
上記施工方法では、基礎の上面に基礎パッキンを載置し、その上に土台を載置した後、モルタル止め部材を設けていたが、基礎の外側面にモルタル止め部材を設けた後、基礎の上面に基礎パッキンを載置し、その上に土台を載置してもよい。
本実施形態では、長尺の基礎パッキンを用いているが、通気孔が形成された換気型の基礎パッキンは、換気が必要なコンクリート基礎の上面全体を覆うように載置し、通気孔が形成されていない遮蔽型の基礎パッキンを用いる場合には、換気を必要としない玄関、勝手口等のコンクリート基礎の上面全体を覆うように載置する。この場合、防鼠材240(図8参照)を必要としない。
また、本発明では、モルタルをモルタル止め部材より上に形成することはないので、換気型の基礎パッキンを用いた場合、長尺、短尺に限らず、通気孔による通気を確実に確保することができる。
上記工程の後、基礎化粧モルタルを形成するために、モルタルを塗布する。この際、基礎200の上端から外側にモルタル止め部材10が突出し、その幅は、モルタルの厚さと略同じ、15〜20mmであるため、モルタルの表面がモルタル止め部材10の先端部と略同じとなり、その上端がモルタル止め部材10の下面となるようにモルタルを形成すればよい。従って、容易に基礎化粧モルタル220を形成することができる。
本発明の建造物の施工方法で用いられる長尺の基礎パッキンとしては、以下のようなものが挙げられる。
図5は、長尺の換気型基礎パッキンの一例を模式的に示す斜視図である。
この基礎パッキン30は、所定の厚さを有する略矩形板状をなしており、長辺方向に伸びた一対の基体31、32と、一対の基体31、32を短辺方向に接続する4箇所の結合部33とから構成され、これらは一体的に形成されている。
基体31、32は四角柱形状を有しているが、一方の先端の接続部37aには、切り欠き(突起)が形成され、他方の先端の接続部37bには、上下に貫通した溝が形成されており、別の基礎パッキンと接続部37a、37b同士を嵌合させることにより、連結することができるようになっている。
基体31、32の寸法は限定されるものではないが、例えば、長さは500〜2000mm、幅20〜70mm、高さ10〜30mmである。
基礎パッキン30の寸法も特に限定されるものではないが、例えば、長さは500〜2000mm、幅は70〜200mm、高さは10〜30mmである。
基体31、32及び結合部33によって囲まれた空間が、アンカーボルトを挿通するためのボルト挿通孔である。
また、この基礎パッキン30では、水平方向に貫通する側面視矩形状の多数の通気孔35が設けられている。一方、結合部33の近傍では、通気孔35を形成しにくいので、上下に貫通する縦孔36が設けられている。
図6は、長尺の遮蔽型基礎パッキンを模式的に示す斜視図である。
基礎パッキン40は、所定の厚さを有する略矩形板状であり、長辺方向に伸びた一対の基体41、42と、一対の基体41、42を短辺方向に接続する4箇所の結合部43とから構成され、これらは一体的に形成されている。基体41、42は四角柱形状を有しており、その寸法は限定されるものではないが、例えば、長さは500〜2000mm、幅20〜70mm、高さ10〜30mmである。
基礎パッキン40の寸法も特に限定されるものではないが、例えば、長さは500〜2000mm、幅は70〜200mm、高さは10〜30mmである。
基体41、42及び結合部43によって囲まれた空間が、アンカーボルトを挿通するためのボルト挿通孔である。
また、この基礎パッキン40には、軽量化を図るため、基体41、42の長辺内側面に水平方向に多数の有底孔45が設けられている。一方、結合部43の近傍では、通気孔45を形成しにくいので、上下方向に形成された有底縦孔46が設けられている。
基体41、42の長辺外側面41a、42aには、上下方向に貫通した多数の溝44が形成されている。溝44は、深さ6mmの蟻溝形状を有している。溝44を介して、基礎(図示せず)に描かれた墨出し線が視認可能となるため、基礎パッキン40や土台(図示せず)の位置合わせを容易に行うことができる。
上述した基礎パッキン30、40は、充分な軽量化がなされているので、取り扱いの利便性に優れ、材料の使用量を節減してコストダウンを図ることができる。なお、本発明では、本発明の効果を得られるものであれば、上述した基礎パッキン30、40に限らず、種々の基礎パッキンを用いることができる。また、基礎パッキンは、長尺に限られず、短尺でもよい。
[第2実施形態]
図4は、第2実施形態に係る本発明のモルタル止め部材を模式的に示す斜視図である。
このモルタル止め部材20は、ゴム等の弾性体からなる本体21とその内側に形成された接着剤層22とからなり、接着剤層を内側にしてテープ状に巻き取られている。
モルタル止め部材20を構成する本体21と接着剤層22の材料は、第1実施形態に係るモルタル止め部材10と同様であり、本体21の接着剤層22と垂直な方向の幅や、本体21の厚さ(接着剤層22の幅)も、第1実施形態に係るモルタル止め部材と同様である。本体21の長さは特に限定されるものではないが、テープ状に巻き取った形態となっているので、基礎パッキン30の長さより数倍長く設定することができ、一度に、かなりの長さのモルタル止め部材20を設けることができる。
第2実施形態に係る本発明のモルタル止め部材を使用して建造物の施工を行う場合には、以下のような施工方法をとる。なお、基本的な方法は、第1実施形態に係るモルタル止め部材と同様であるので、図3の図面に順じて説明する。
すなわち、まず、基礎200の上面に、その外側面が基礎200の外側面とほぼ同一面を形成するように基礎パッキン30を載置し、その上に土台110を載置して図示しないアンカーボルトにナットを螺合させ、緊締する。
この後、モルタル止め部材貼付工程を行うが、その際には、モルタル止め部材20を構成するテープを剥がしながら基礎200の外側面の上端部及び/又は基礎200の上面に載置された基礎パッキン10の外側面の下部に接着剤層22を介して貼り付ける。
モルタル止め部材20を用いることにより、一度に長い距離のモルタル止め部材20を設けることができるので、モルタル止め部材20を効率よく、基礎200の外側面等に設けることができる。
上述の工程が終了すると、図3に示したように、コンクリート基礎200の上端の外側面等からモルタル止め部材20が水平方向に突出した状態となる。
なお、最初に基礎の外側面にモルタル止め部材を設けてもよい。
上記工程の後、基礎化粧モルタルを形成するために、モルタルを塗布するが、この際、モルタル止め部材10(モルタル止め部材20)の幅は、モルタルの厚さと略同じ、15〜20mmであるため、モルタルの表面をモルタル止め部材20の先端部と略同じとするとともに、その上端がモルタル止め部材10の下面となるようにモルタルを形成すればよい。従って、容易に基礎化粧モルタル220を形成することができる。
上述の第1及び第2の実施形態では、基礎パッキンを用いた建造物の施工方法で、本発明のモルタル止め部材が使用された例を記載したが、本発明のモルタル止め部材は、上記した例に限られず、モルタル止め部材を形成する必要がある場合には、いかなる建造物の施工方法であっても使用することができる。
(a)は、第1実施形態に係るモルタル止め部材の一例を模式的に示す斜視図であり、(b)は、上記モルタル止め部材の短辺側側面図である。 (a)〜(c)は、本発明に係るモルタル止め部材の他の例を模式的に示す断面図である。 第1実施形態に係る建造物の施工方法の一例を模式的に示す断面図である。 第2実施形態に係るモルタル止め部材を模式的に示す斜視図である。 長尺の換気型基礎パッキンの一例を模式的に示す斜視図である。 長尺の遮蔽型基礎パッキンの一例を模式的に示す斜視図である。 従来の基礎パッキンの一例を模式的に示す斜視図である。 従来の建造物の施工方法の一例を模式的に示す断面図である。 コンクリート基礎の上面の全周域を覆うように長尺の基礎パッキンを載置した様子を模式的に示す斜視図である。
符号の説明
10、20 モルタル止め部材
11、21 本体
12、22 接着剤層
13 保護テープ
30、40 基礎パッキン
31、32、41、42 基体
31a、32a、41a、42a 外側面
33、43 結合部
35 通気孔
36 縦孔
37(37a、37b) 接続部
45 有底孔
46 有底縦孔
110 土台
200 コンクリート基礎
220 基礎化粧モルタル

Claims (4)

  1. 建造物の基礎の外側面に基礎化粧モルタルを形成するために使用され、前記モルタルの上端を規制するとともに、その厚さの基準となるモルタル止め部材であって、
    細長い棒状体の長さ方向全体に延びる一側面に、前記基礎の外側面の上端部に貼り付けるための接着剤層が形成されていることを特徴とするモルタル止め部材。
  2. 前記接着剤層上に保護テープが接着され、前記基礎の上端部に貼り付ける際には、前記保護用テープを剥がした後、使用する請求項1に記載のモルタル止め部材。
  3. 細長い棒状体は、弾性部材からなり、
    前記接着剤層を介してテープ状に巻き取られている請求項1に記載のモルタル止め部材。
  4. 基礎と土台との間に基礎パッキンを設けるとともに、モルタル止めを設ける建造物の施工方法であって、
    前記基礎パッキンを、その外側面が前記基礎の外側面とほぼ同一面を形成するように基礎上に載置する基礎パッキン載置工程と、
    前記土台を前記基礎パッキンの上面に載置する土台載置工程と、
    前記モルタル止め部材を、前記基礎の外側面の上端部に貼り付けるモルタル止め部材貼付工程と
    を含むことを特徴とする建造物の施工方法。
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